ひとりドラムの軌跡
ドラムセットと伴奏をPA設備さえあれば全世界どこにでも行きます!!
呼んで下さい!!こちら


ファンキー末吉BLOG モバイル版はこちら
最新のひとりごと
古琴との戦い(後編)
古琴との戦い(前編)
カテゴリー
JASRACとの戦い
Live Bar X.Y.Z.→A
Pさんの話
おもろい話
おもろい話(中国のその他の地方)
おもろい話(北京)
おもろい話(日本)
おもろい話(最優秀作品)
おもろい話(香港とその他の外国)
アウェーインザライフの素敵な仲間たち
カンボジア希望の星プロジェクト
キャンピングカーにて国内ツアー!!
クメール語講座
デブが来りてピアノ弾く
ドラムの叩き方
ファンキースタジオ八王子
全中国Pairのツアー
全中国ドラムクリニックツアー
北朝鮮ロックプロジェクト
布衣全中国ツアー
日本人なのに教育を受けられない問題について
李漠(LiMo)の話
筋肉少女帯
重慶雑技団
零点(ゼロポイント)復活計画
バックナンバー
バックナンバーを表示

このブログのフィードを取得

powered by ウィズダム

X.Y.Z.→A オフィシャルサイト 爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump
今回新録された楽曲のみを
おまけComplete」
としてCD化しました。
OmakeCompleteJacket.jpeg 爆風スランプトリビュート盤を既にご購入されている方は、このCDを買えば「完全版」となり、更には他のCDには収録されていないファンキー末吉の「坂出マイラブ」も収録されてます。
「完全版」としてセットで買うと500円お得な2枚で3500円のセット販売もあります!!
ファンキー末吉関連グッズ
(書籍)











ファンキー末吉関連グッズ
(CD、DVD)


















ファンキー末吉関連グッズ
(その他)

ファンキー末吉楽曲配信サイト

2023年4月19日

布衣2023年週末プチツアー杭州

週末プチツアーもいよいよ最終日!!・・・って2本しかないから初日と最終日だけなんですけど(笑)

今回は対バンのセッティングでドラムが端っこに〜!!

20230416HangZhou15.jpg

20230416HangZhou14.jpg

位置は譲歩して、セッティングはワガママに自分のセッティング!!(笑)

20230416HangZhou13.jpg

実はこの日にやってみたいアイデアがあったのでPAエンジニアと一緒に試してみた・・・

このDelayを使ってドラムソロをやるというのは爆風の時にもやったことがある。
まあ時代も違うので、当時は色々大変だったのでツアーで数回やってやめた(>_<)

何が大変かと言うと、まずモニター!!
Delayの音を自分でちゃんと聞いてソロをせねばならんのだが、当時はイヤモニというのがなかったので転がしのモニターからDelay音を返すのだが、その音がまたドラムのマイクで拾われてハウリングを起こしてしまう。

あと当時はクリックを聞きながらソロをやるという考えがなかったので、モニターが小さければテンポに合わせてソロを叩くのが難しい・・・

「そう言えば布衣では绿韭菜という曲でシーケンサーに合わせてソロを叩いとるやないの!!」
ということで試してみることにした。

このシーケンサーのテンポは104。
1拍のDelayの長さは577msなのでそれをPAエンジニアに伝える。

いつも聞いているクリックを一度PA卓に送り、そこからイヤホンにクリックを返してもらうようにして、そのチャンネルにドラムにかけたDelayも一緒に返してもらう。

おお、ちゃんと聞こえるからDelayと一緒にセッション出来るではないか!!!

というわけでドラムソロ!!

ステージ写真!!

20230416HangZhou12.JPG

20230416HangZhou11.JPG

20230416HangZhou10.JPG

20230416HangZhou9.JPG

20230416HangZhou8.JPG

20230416HangZhou7.JPG

20230416HangZhou6.JPG

20230416HangZhou5.JPG

20230416HangZhou4.JPG

20230416HangZhou2.JPG

20230416HangZhou3.JPG

お疲れ様でした〜!!またやろう!!!

20230416HangZhou1.JPG

Posted by ファンキー末吉 at:11:50 | 固定リンク

2023年4月16日

布衣2023年週末プチツアー南京

劇場ツアーが終わって、4月はこのようなイベントだとかドラムクリニックだとかが入って「コロナが終わった」という実感ひとしおである・・・

いつも南京は「欧拉」というライブハウスで演ってたのだが、前回そこは私たちがラストライブで閉まってしまったとか・・・

そして満を持してオープンしたのがこの小屋・・・デカい!(◎_◎;)

20230414NanJing20.jpg

さてドラムのセッティングなのだが、今回はイベント形式で対バンと一緒に廻るのだが、出番はワシらが後で対バンが先。
リハはよくある「逆リハ」というやつで、後で演るバンドが先にリハをやる。

今回シンバルは対バンが持ち込むということで、うちのマネージャーが預かって持って来たのだけれども、その対バンのドラマーがどのようにセッティングするのかわからない。
出来ればあまりセッティングを変えないようにしないと、ワシがセッティングした後でそれを全取っ替えしたりなんかしたら、本番でまたワシが全取っ替えせねばならんので困る・・・

ところが当のそのドラマーがワシらの入り時間に来とらん(>_<)
まあ自分らのリハが数時間後なんだからそうやわのう・・・

「ほなシンバルのセッティング送ってもろたら大体そのようにセッティングしとくわ〜」
ということで届いた写真がこれ!(◎_◎;)

20230414NanJing1.JPG

ハイハットを含めてこの4つを持ち込むのはいいのだが、この人1タムのセッティングではないか!!(>_<)

こりゃ全取っ替えやな、というわけで「来ないのが悪い」とばかり自分のセッティング!!

20230414NanJing19.jpg

全然違う!(笑)・・・というわけでセッティング完了〜!!

20230414NanJing21.jpg

ワシらのリハの途中に対バンのメンバーがやって来たようなのだが、可愛い女の子がワシに向かって挨拶をする・・・!(◎_◎;)
リハが終わって彼女が「私、2012年にあなたのクリニックに参加しました」と!(◎_◎;)

こんだけ中国でドラムクリニックやってたら、そこに来てたドラマーがプロになるっつうのも珍しくはないわのう・・・

ブログ記事:教え子・・・

というわけで本番!!

20230414NanJing4.JPG

20230414NanJing5.JPG

同じ動員数でも劇場だとほんのパラパラやけど、ライブハウスだとこんな感じでやっぱ楽しい〜!!

20230414NanJing3.JPG

こんな感じも久しぶりよなぁ〜

20230414NanJing17.JPG

20230414NanJing16.JPG

20230414NanJing15.JPG

20230414NanJing14.JPG

20230414NanJing13.JPG

20230414NanJing12.JPG

20230414NanJing11.JPG

20230414NanJing10.JPG

20230414NanJing9.JPG

20230414NanJing8.JPG

20230414NanJing7.JPG

ドラムソロ!!

次の街〜杭州へ〜!!!

20230414NanJing6.JPG

Posted by ファンキー末吉 at:12:04 | 固定リンク

2023年4月14日

2023年布衣劇場ツアーまとめ

長いようで短かった2ヶ月28本のツアー。
ちょっと振り返ってみたいと思います。

初日:2月3日海南省海口

20230203HaiKou43.jpeg

Posted by ファンキー末吉 at:08:57 | 固定リンク

2023年4月 8日

布衣劇場ツアー2023広西チワン族自治区南寧广西文化艺术中心

2ヶ月間続いた劇場ツアーもついに最終日!!
初日の海南省の対岸に当たる広西チワン族自治区南寧!!

20230403NanNing1.PNG

暖かい!!(涙)

思えば今回のツアー、初日の海南省、次の広東省以外ずーっと寒かったのよね〜(>_<)
特に内モンゴルは寒かった〜(涙)

布衣劇場ツアー2023内モンゴル自治区フフホト呼和浩特乌兰恰特大剧院
布衣劇場ツアー2023内モンゴル自治区オルドス鄂尔多斯大剧院

着いたらすぐファンミーティング!!
今回は会場の中の小劇場で行いました〜

20230403NanNing17.JPG

私にも質問が来るのよねぇ〜実は苦手(>_<)

20230403NanNing16.JPG

ボーカルは必ず1曲歌わされる・・・

20230403NanNing15.JPG

集合写真〜

20230403NanNing14.JPG

ホテルに帰ってメシ〜・・・ここのビールが初めての味!(◎_◎;)

20230403NanNing19.jpg

これ何て読むん?・・・芥末(わさび)の芥(Jie)?
いや、Qiao(チャオ)と読むらしいが?・・・

飲んでみると麦茶がビールになってるような味・・・

どうやらこれは蕎麦から作っているビールらしく、蕎麦の中国語「荞麦(QiaoMai)」の「荞(Qiao)」らしい・・・

美味しかったのだけれども、味の濃いビールはお腹いっぱいになるので1本でちょっとパス(>_<)

翌日は私以外のメンバーはラジオの生放送〜

20230403NanNing12.JPG

20230403NanNing11.JPG

20230403NanNing13.JPG

何故に私は呼ばれてないのか・・・
インタビュー嫌いの私に気を遣ってなのかな、とも思ったけど、
集合時間に「身份证(ID)を忘れないでね」とグループチャットに書かれていたので、きっとこのラジオ局は入館が厳しく、外国人の入館はいろいろめんどくさいのだろうと思われる・・・

私だけゆっくり休んで本番!!

20230403NanNing4.JPG

20230403NanNing5.JPG

20230403NanNing6.JPG

20230403NanNing7.JPG

20230403NanNing8.JPG

20230403NanNing9.JPG

ドラムソロ!!

ツアースタッフ全員と記念撮影〜!!!

20230403NanNing2.JPG

いや〜いろいろ不満もあったけど、やっぱ楽しかったぞ〜
動員悪くて主催者さん怒ってるかも知れんが、また機会があったらやりたいぞ〜

こぼれ話

そのまま銀川に帰るわけだが・・・

20230403NanNing18.PNG

もうね・・・(>_<)・・・寒いのイヤ〜〜〜〜〜〜〜(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:04:09 | 固定リンク

2023年4月 2日

布衣劇場ツアー2023雲南省昆明云南省大剧院

どの土地にも友達はいるが、昆明は前回会った曾(Zeng)老师が待ち構えていた・・・

20230401KunMing1.jpg

気になるのはこの「全是大美女」ということである!(◎_◎;)

とても美女を侍らせて遊ぶような人には見えなかったが、何やら事情があって周りは全部美女!!しかも大美女!!むっちゃ美人だと言うのだからおのずと期待に胸が膨らむ・・・

指定された場所にやって来たら、これがむっちゃ高級なリゾートレストラン!(◎_◎;)
敷地内に池があり・・・

20230401KunMing10.jpg

白鳥や黒鳥・・・

20230401KunMing12.jpg

カルガモなどがいる・・・

曾(Zeng)老师と1年ぶりに再会〜!!

20230401KunMing15.jpg

昆明は年中気候が春で、どこに行っても寒かった今回のツアーの中で、久しぶりにこうして野外でくつろぐことが出来た(涙)

20230401KunMing23.jpg

大美女登場!!

20230401KunMing17.jpg

年齢が大きな美女だったわけね(>_<)
おひとりがこののリゾートホテルのオーナーと知り合いとかで、今日の食事がここになったんだと・・・

「何を飲む?」と言うので「ワイン」と言うと、もうひとりの大美女は昔ワイン庫を持ってたらしく、生半可なワインじゃ満足できないということで却下!(◎_◎;)

結局地元雲南の名物「三七(SanQi)」という植物を漬け込んだ酒を飲むことになった。

20230401KunMing16.jpg

「三七(SanQi)」という植物はこれ!!

20230401KunMing2.PNG

まあ朝鮮人参の一種ですな・・・
そのエキスを抽出するためには当然ながら度数の高い酒に漬け込まなければならないわけで、高粱から作ったむっちゃキツい白酒(>_<)

料理が並ぶ・・・

20230401KunMing9.jpg

まず真っ先に出て来たのが米線といういわゆる米粉で作ったヌードルですな・・・
最初に野菜ではなく炭水化物(>_<)

そして雲南名物の植物の根みたいなむっちゃ独特の味がする植物・・・

20230401KunMing11.jpg

酒に入ってるのと植物の種類としては似てるのかな、よく合う・・・

そして羊の乳から作ったチーズ!!

20230401KunMing21.jpg

雲南名物ビーフジャーキー炒め!!
カンボジアにもあるな・・・

20230401KunMing5.jpg

レンコンの挟み揚げ・・・日本にもあるな・・・

20230401KunMing14.jpg

魚の酸っぱいスープ・・・中国にもあるな・・・って中国やがな!!(笑)

20230401KunMing18.jpg

そして特筆すべきはこの生ハム!!

20230401KunMing8.jpg

こんな脂肉の多い生ハム初めて食べた!(◎_◎;)
どうやらここで熟成させているようだ・・・

20230401KunMing29.jpg

満腹のベロンベロンでその日はバタンQ(死語)
翌日は名物の「过桥米线」を食べに行く・・・

雲南省に伝わる良妻の物語・・・
旦那が橋の向こうの勉強部屋で科挙に受かるための猛勉強をしている時、嫁が夜食にと雲南名物の米粉のヌードル米线を作って持ってゆく・・・
橋を越えて持ってゆくので、少しでも暖かく食べてもらおうと、スープを土鍋に入れて、鶏の脂の浮いたスープで作ったこの料理のおかげで旦那は科挙に受かったという・・・

20230401KunMing6.jpg

ぐつぐつと煮立ったスープに、薄切りにしたこの生の具と米粉で作ったヌードルを入れて食す・・・
皿の下には更に具が・・・

20230401KunMing13.jpg

さすが専門店!!さすがさすがに美味でした〜(涙)

20230401KunMing7.jpg

というわけで本番!!

20230401KunMing40.JPG

20230401KunMing41.JPG

20230401KunMing42.JPG

20230401KunMing43.JPG

20230401KunMing44.JPG

20230401KunMing45.JPG

20230401KunMing46.JPG

ドラムソロ!!

ツアーも残すところあと1本!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:14 | 固定リンク

2023年4月 1日

布衣劇場ツアー2023重慶大剧院

重慶と言えば火鍋!!!・・・ホテルの近所によさげな火鍋屋がありました!!

20230330ChongQing11.jpg

今まで寒かったからこんな露天の雰囲気が懐かしい〜(涙)
外で食べたかったのだがあいにく外は満席で、店の中で食べることに〜

頼んだ鍋は鸳鸯(YuanYang)という、辛いスープと辛くないスープ両方がある鍋!!

20230330ChongQing16.jpg

もともと鸳鸯(YuanYang)というのは「おしどり」という意味で、辛いのと辛くないのが半分ずつ仲良く同居しているところからつけられた名前だが、それだと辛くない方に座った人が辛いスープにつけて食べると、具を自分の方に持って来る時に辛くないスープを跨ぐ形になり、具についた辛いスープが辛くないスープに落ちてしまう現象が生まれる。

それでこの店では真ん中に辛くないスープを置いて、これだと辛くないスープをつけて辛いスープを跨いでも別にそのスープが辛い方に落ちても問題ない。

タレは基本的に自分で調合する・・・

20230330ChongQing22.jpg

まあ人それぞれなのだが、私の場合は、ごま油にニンニクと刻みネギや刻み香菜入れて、ちょびっとオイスターソースを垂らすのが好みである。

香油(ごま油)は有料のところもあるが、ここでは無料!!

20230330ChongQing23.jpg

食材がずらりと並ぶ!!

20230330ChongQing14.jpg

まずメインどころとして、牛肉の唐辛子まぶし!!

20230330ChongQing19.jpg

またこれがどういう風にしているのか、スープに入れてもまぶした唐辛子があまり取れないように工夫されている・・・
ただでさえ辛いスープに、このまぶした唐辛子も一緒に食べるのだからそれはそれは辛い!!(>_<)

そしてだいたい食べた後に下痢をする(>_<)・・・それでもみんなこれ食べるのよねぇ〜下痢が怖くて重慶火鍋を食えるか!!(笑)

そしてこれも定番!!牛の胃!!これはあまり茹ですぎると固くなってしまうので、さっとしゃぶしゃぶして食べます〜

20230330ChongQing13.jpg

さてこれも定番なのだが日本人には馴染みの薄い鴨の腸!!

20230330ChongQing17.jpg

鴨はあんな小さな身体で腸は長いのよねぇ〜・・・

そしてこれは定番ではないが、今回むっちゃ美味しかった牛レバー!!

20230330ChongQing20.jpg

卵を溶かして衣状にまぶして辛いスープをくぐらして・・・
この唐辛子の粉につけて食べる!!

20230330ChongQing21.jpg

この唐辛子が辛さの中にも旨みと甘みもあって絶品!!
最後の方は自分で作ったタレなど使わず、全品この唐辛子につけて食べることとなります・・・

インスタントラーメンもこれにつけると絶品!!

20230330ChongQing18.jpg

あと同じく中国では定番なのだが日本人には馴染みの薄い鴨の血!!
これを鍋に入れると煮凝りみたいになる・・・

20230330ChongQing8.jpg

死ぬほと食ってバタンQ(死語)

20230330ChongQing4.JPG

次の日はラジオの生放送があるということでバスに乗せられ・・・

20230330ChongQing15.jpg

67階て!(◎_◎;)・・・高層ビル・・・と言っても重慶にはいっぱいあるのですが、その最上階のサテライトスタジオ!!

20230330ChongQing12.jpg

布衣の生放送という告知が〜

20230330ChongQing10.jpg

放送開始!!

20230330ChongQing2.JPG

終了後には屋上の展望フロアへ〜四方八方高層ビルだらけ!(◎_◎;)

20230330ChongQing1.JPG

20230330ChongQing3.JPG

20230330ChongQing5.jpg

20230330ChongQing7.jpg

20230330ChongQing9.jpg

さすがにこの突き出た展望フロアはちょっと怖かった・・・

20230330ChongQing6.jpg

会場入りして本番〜!!

20230330ChongQing30.JPG

20230330ChongQing31.JPG

20230330ChongQing32.JPG

20230330ChongQing33.JPG

20230330ChongQing34.JPG

20230330ChongQing35.JPG

20230330ChongQing36.JPG

20230330ChongQing37.JPG

20230330ChongQing38.JPG

20230330ChongQing41.JPG

20230330ChongQing39.JPG

20230330ChongQing40.JPG

ドラムソロ!!

ツアーも残すところあと2本!!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:25 | 固定リンク

2023年3月29日

布衣劇場ツアー2023江西省吉安市保利大剧院

実はこのあと、ケンタッキーのフライドチキンを買って、列車の中でもビールを飲んだ・・・

そして着いたらメシ!!

20230328JiAn12.jpg

蒸気石鍋魚って聞いたことないのう〜
開店したばかりでビールがタダだと言うので入店!!

20230328JiAn13.jpg

20230328JiAn14.jpg

20230328JiAn16.jpg

20230328JiAn19.jpg

おお・・・なかなか良さげではないか!!

満席の中、テーブルはゲット出来たのだがいっこうに料理が出て来ない(>_<)
待つこと1時間、タダのビールを飲みながらひたすら待つ!!!

つまみとタダのビールで既に満腹!(>_<)
もうええやん!!タダで酔っ払ったしもう帰ろう〜・・・という頃にやっと店長がやって来て、蒸気で石鍋を洗う!(◎_◎;)

おお、テーブルに備え付けのこの石鍋の下にあるのはバーナーではなく、鍋の底から蒸気を吹き出させるコンプレッサーみたいなもんだったのね・・・

魚が出て来る

スープを入れる

そのまま待つ・・・ってこれバーナーで熱するわけでもないのにどうやって沸かすん?・・・

蒸気コンプレッサーからの蒸気か?ぽつぽつと・・・

動画

ひたすら待つ・・・

20230328JiAn10.jpg

蒸気も多くなって来て・・・

20230328JiAn17.jpg

20230328JiAn11.jpg

オーナーがやって来て蓋を開ける

出来上がり!!

20230328JiAn18.jpg

いやね、味とかの問題ではなく、テーブルに座って既に90分以上経ってるわけで、タダのビールもいっぱい飲んだわけで満腹(>_<)

そのまま酔い潰れてホテルでバタンQ(死語)
例によって年寄りなので夜中にトイレで目が覚めたら・・・

何やらぽつぽつが!(◎_◎;)

20230328JiAn15.jpg

朝になったら唇が腫れている!(◎_◎;)

20230328JiAn20.jpg

これね、3年ぶりにまたアレルギー(>_<)

これに関しては漢方薬と食事制限で完璧に治したと思っていたのだが・・・
(ブログ記事:2ヶ月で10kg近く痩せたワケ:東洋医学は凄いのう〜

暴飲暴食を控えなさいということやな・・・

まあドラム叩くのに何の支障があるワケちゃうしな(笑)
気にせず本番!!

20230328JiAn1.JPG

20230328JiAn2.JPG

20230328JiAn3.JPG

20230328JiAn4.JPG

20230328JiAn5.JPG

20230328JiAn6.JPG

20230328JiAn8.JPG

20230328JiAn7.JPG

20230328JiAn9.JPG

ドラムソロ!!

ツアーも残すところあと3本!!健康に気をつけて頑張りましょう〜!!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:02 | 固定リンク

2023年3月26日

布衣劇場ツアー2023湖南省长沙梅溪湖国际文化艺术中心大剧院

今回のツアーでは「移動オフ」というのはないが、お隣の株洲から長沙まではバス移動で1.5時間ぐらいなので、久しぶりのゆったりとした一日である。

風邪のため4日ほど酒を飲んでなかったので今日は飲む気まんまん!!
ホテル近所で湖南料理を探す〜

長沙の名物は「臭豆腐(ChouDouFu)」という、納豆のような原理で豆腐を発酵させた食べ物。
街角に数多くの臭豆腐屋台が並ぶ〜

20240326ChangSha6.jpg

基本的にはそれを揚げている。
揚げてない生のも食ったことあるけど、臭くて臭くて食えたもんではなかった(>_<)

20240326ChangSha2.jpg

銀川とか他の地方では真っ黒に揚げたバージョンと白いバージョンがあるが、本場では黒いのばっかな印象〜
そしてあまり見ないような具が載っているバージョンも〜

20240326ChangSha13.jpg

LaoWuがレストラン発見!!

20240326ChangSha7.jpg

人数が多いので個室を頼むのだが、たったひとつの個室はテーブルの修理をしている・・・
料理を注文してしばらく待ったのだがなかなか終わらないので、もう修理してる横で食う(笑)

20240326ChangSha14.jpg

屋台ではない店で出て来る臭豆腐!!

20240326ChangSha9.jpg

見た目は豪華だが味は屋台と同じ(笑)

湖南料理が出て来る・・・基本的に辛い!!

20240326ChangSha8.jpg

20240326ChangSha4.jpg

例えば日本人が中華料理で「辛い」と聞くと思い浮かべるのが四川料理であろうが、日本語の「辛い」にも中国語にはいくつかの種類があって、いわゆる唐辛子で脳天にズキューンと来るのが「辣(La)」に対して、小粒でピリリと辛い山椒がどかーんと来ると、舌が痺れる「麻(Ma)」、これが四川料理。
対して湖南料理には山椒は入っておらず、ただひたすら「辣(La)」!!

例えばこの料理・・・

20240326ChangSha11.jpg

単なる肉ピーマン炒めなのだが、中国語には「ピーマン」と「青唐辛子」の区別がない!(◎_◎;)

まあ圆青椒というのは丸いのでピーマン、尖椒というのは尖っているので大きな青唐辛子みたいな大雑把な分類はあるものの、青椒肉丝を頼んだ時に、辛くないピーマンで作るか、辛い尖椒で作るかは料理人のセンスに委ねられている。

そしてこの肉ピーマン炒めのピーマンは当然ながら青唐辛子である(笑)

20240326ChangSha15.jpg

我々外省人だと肉だけ食べてこれは残すが、現地人は当然全部食べる!(◎_◎;)
こんな料理とかがあるぐらいである!!

もうね、この辺の人にとっては「唐辛子」はピーマンなのね(>_<)

またあらゆる料理にこの辛い唐辛子の小さな破片が入っているので、完全に避けて食べるの無理(>_<)
・・・なのでいくつかの破片は当然食べてしまうので(美味しいけど)・・・

翌朝2回目辛い(涙)

というわけでちょっと辛いお尻と共に会場入り〜
なんと素敵な会場!(◎_◎;)

20240326ChangSha20.jpg

宇宙船みたいやな・・・

20240326ChangSha23.jpg

私たちの小劇場の建物はこちら〜

20240326ChangSha24.jpg

今回の会場は东莞の時と同じく、椅子を取っ払って立ち見・・・すなわちライブハウスと同じ!!

20240326ChangSha22.jpg

これねぇ〜実は小屋にはハコがあるだけで照明やPAも何もなく、前日長沙に着いてから夜中までかかってスタッフがゼロから組んだんですと!(◎_◎;)

ライブハウスと同じならライブハウスの方が元々全部あるから楽なんですけど〜(>_<)

スタッフに感謝しつつ本番!!

20240326ChangSha30.JPG

20240326ChangSha31.JPG

20240326ChangSha32.JPG

20240326ChangSha33.JPG

20240326ChangSha34.JPG

20240326ChangSha35.JPG

20240326ChangSha36.JPG

20240326ChangSha37.JPG

20240326ChangSha39.JPG

20240326ChangSha40.JPG

20240326ChangSha38.JPG

20240326ChangSha41.JPG

20240326ChangSha42.JPG

ドラムソロ!!

会場は夜も綺麗でした〜

20240326ChangSha21.jpg

ところで!!

温州での動画ですが、ワシはひとりVIPルームの楽屋なので知らんかったが、本社から派遣された3人の研修生おもろ過ぎるやん(笑)
中でもドラムソロの真似が特におもろかったぞ・・・って働けよ(>_<)

旅のこぼれ話

Posted by ファンキー末吉 at:11:30 | 固定リンク

2023年3月25日

布衣劇場ツアー2023湖南省株洲神农大剧院

浙江省温州から湖南省株洲までは、まず飛行機で西へ760hm〜まずは湖南省の省都である長沙まで飛んでそこからバス〜

20230324ZhuZhou15.png

空港の荷物レーンには熊さんが「荷物取り間違えに注意」と〜

20230324ZhuZhou11.jpg

バスで1.5時間ほど揺られて株洲へ〜株洲にはこんなマスコットが〜!(◎_◎;)

20230324ZhuZhou14.jpeg

なんかいつぞやのオリンピックのマスコットみたいやなぁ〜(笑)
左から時計回りに「株株-州州-文文-明明」、続けて読むと「株洲文明」

実はこれゴミの分別を促進するためのマスコットなのよ〜・・・
でも中国には分別ゴミ箱はいっぱい見るけど分別してる人見たことないし(笑)

まあね、「スローガン」っつうのは今やれてないことを目標として掲げるもんやからな、よく見る「民主、公正、平等、法治とかいうのと一緒やな(笑)

せっかくの移動日、風邪もよくなったので久しぶりに街を散歩してみた・・・

20230324ZhuZhou6.jpg

ホテルの近所の何するタワーかわからんやつと観覧車(笑)
そして良さげなデザインのショッピングモール!!

20230324ZhuZhou9.jpg

そしてその中にあったサラダ専門店!!(◎_◎;)

20230324ZhuZhou10.jpg

生野菜を食わなかったはずの中国人相手に今ではこんな商売も!(◎_◎;)

20230324ZhuZhou4.jpg

湖南省に10の支店があるらしい・・・

20230324ZhuZhou13.jpg

昔新宿の高層ビルの中に「赤ひょうたん」っつうサラダ専門店があって、そこの「レバーステーキ」が好きでよく通ってたのよねぇ〜
今は全国閉店してしまったという噂・・・(>_<)

メニューを見てみると・・・

20230324ZhuZhou8.jpg

20230324ZhuZhou1.jpg

レバーステーキがあるわきゃないのでペッパーチキンサラダを頼んでみた・・・

20230324ZhuZhou2.jpg

35元っつうたら日本円で700円?!(◎_◎;)・・・高っ!(>_<)

「あんな店高いだけでお腹いっぱいにならないしキー!!!」
とマネージャーは言ってたが、ワシは好きやったぞ〜(笑)

翌日会場入り!!会場がオシャレ!(◎_◎;)

20230324ZhuZhou7.jpg

20230324ZhuZhou5.jpg

会場入ったらファンミーティング!!

20230324ZhuZhou41.JPG

20230324ZhuZhou42.JPG

司会は、いつ出社してどこに詰めているのかわからない小屋のスタッフのひとり・・・

20230324ZhuZhou43.JPG

本番!!なんと幕開けたら満席!(◎_◎;)

20230324ZhuZhou27.JPG

20230324ZhuZhou20.JPG

大歓声の中ライブ!!

20230324ZhuZhou39.JPG

20230324ZhuZhou21.JPG

20230324ZhuZhou22.JPG

20230324ZhuZhou23.JPG

20230324ZhuZhou24.JPG

20230324ZhuZhou25.JPG

20230324ZhuZhou26.JPG

20230324ZhuZhou37.JPG

20230324ZhuZhou38.JPG

20230324ZhuZhou28.JPG

20230324ZhuZhou29.JPG

20230324ZhuZhou30.JPG

20230324ZhuZhou31.JPG

20230324ZhuZhou32.JPG

20230324ZhuZhou33.JPG

20230324ZhuZhou34.JPG

20230324ZhuZhou35.JPG

20230324ZhuZhou36.JPG

ドラムソロ!!

毎回のライブ後のサイン即売会の最後に、小屋のスタッフが笑顔で集まって来て記念撮影!!

20230324ZhuZhou40.JPG

毎回いつ出社してどこに詰めてるのかわからない数多くの小屋のスタッフ・・・
小屋によっては威張っているだけのようなスタッフもいたけれども、今回のこのスタッフ達を見ていると、きっとこの人たちが頑張ってプロモーションしてくれて、ファンミーティングまでブッキングしてくれて、一緒にライブを楽しんで、そして大喜びで一緒に記念撮影をしている彼らのおかげで今回満席になったんだなと実感した。

どうもありがとう。
また次もここで演れるといいなm(_ _)m

Posted by ファンキー末吉 at:17:41 | 固定リンク

2023年3月24日

布衣劇場ツアー2023浙江省温州大剧院

久しぶりの移動日!!

今週は移動日毎に他の土地で別の仕事してたからのう・・・移動だけで終わりなんてなんと幸せな〜(笑)

温州は南方なのでかなり暖かいと思ってたら、雨が降っててさほどでもない(>_<)

20230322WenZhou2.PNG

まあ今までは零下だとか10度未満ばっかだったのでよしとするか・・・
というわけでホテルの近所を探索してメシ!!

LaoWuが見つけてきたのがこの店!!

20230322WenZhou19.jpg

固始って先日ドラムクリニックで行ったあの場所やないの〜(笑)

というわけで先日出てきた料理とはまた違う「固始鹅の鍋」!!!

20230322WenZhou20.jpg

帰りには不思議な日本語教室の看板発見!!

20230322WenZhou22.jpg

教室の名前の「初音日語」っつうのが日本語フォントで、下の「兴趣日语」つうのが中国語フォントなのが気になる〜(笑)

ホテルに帰って、次のドラムスクールとかの件でヤオヤオ君に連絡したら、
「Funkyさん何ともないですか?僕は帰り着いたら風邪で熱が出て寝込んでるんです」

ヤワなやっちゃなぁ〜ワシなんかピンピンしてるがな〜!!

と返事をしていたのですが、翌日見事に風邪!(>_<)
きっと河南省で悪い風邪もらって来たんやなぁ・・・

とは言っても彼ほど熱も出ず、喉がちょっと痛いだけ・・・
まるであの時のコロナ感染のような症状である・・・

風邪の時は体力つけるためにいっぱい食う方がいいと言う人と、ウィルスも元気になるから食わない方がいいと言う人がいるが、この日は腹が減ったのでいっぱい食った。

20230322WenZhou1.JPG

何とワシの座ったテーブルには、おそらく前の人が忘れていったと思われるiPadが!(◎_◎;)

20230322WenZhou21.jpg

昔の中国なら一瞬で盗まれそうなもんじゃが、今の中国でたかだかiPadで人生を棒に振ろうというのはあまりに割に合わない。
何せ街中に監視カメラがあるし、列車や飛行機に乗る時、ホテルに泊まる時、全てにIDの提示が必要で、犯罪歴など残そうものならそれこそ行動が出来ない、生きてゆけないほど不便な生活を強いられるのは目に見えている・・・

今の中国・・・世界で一番安全な国なのかも知れない・・・
北朝鮮に行った時に、ガイドが
「我が国には泥棒がいません!!」
と胸を張って言ってたのを思い出す・・・

そのくせ「身の回りの荷物にはご注意下さい」とも言ってたが(笑)

というわけで風邪なんぞ何するもんぞとライブ!!

20230322WenZhou3.JPG

20230322WenZhou4.JPG

20230322WenZhou5.JPG

20230322WenZhou6.JPG

20230322WenZhou7.JPG

20230322WenZhou8.JPG

20230322WenZhou9.JPG

20230322WenZhou10.JPG

20230322WenZhou12.JPG

20230322WenZhou13.JPG

20230322WenZhou14.JPG

20230322WenZhou11.JPG

ドラムソロ!!

ところでこの日は客席から撮った映像でこんなのが送られて来た・・・

やるのう〜新スタッフの翼飞(YiFei)君(一番左っ側)
ヤオヤオ君の代わりに入ったスタッフなのだが、同じと言うかもっとデブ(笑)・・・というか巨漢やな・・・

上記ドラムソロの時にもワシと一緒にカメラ持って全速力で走っているし、その他ライブ映像を下からのアングルで撮りたい時はステージに寝転がって撮る(笑)

20230322WenZhou18.JPG

いやいいのよ、おもろければ(笑)

ハウンドドッグなんかローディーが一緒にステージに出て来てギターなんかと振り付け踊ってから引っ込んでたりしたもんな・・・

ローディーと言えどカメラマンと言えど、ステージに上がったら演者じゃ!!
恥ずかしそうにコソコソ出入りするぐらいなら出るな!!
出るなら堂々とカッコつけて出ろ!!

当時のプロデューサー新田さんがよう言うてたなぁ〜(懐かしい)・・・

うちのスタッフにはハウンドドッグほど(っつうか楽器担当はひとりも)おらんし、各人が自分の持ち場を離れてそれぞれ助け合ってやっている現状で、それでもやってる人が楽しんでる姿は是非お客さんに見てほしいな・・・

ツアーもあと6本!!!

Posted by ファンキー末吉 at:12:16 | 固定リンク

2023年3月23日

布衣劇場ツアー2023江蘇省常州大剧院

2日おきに移動日と本番を繰り返す布衣ツアーの中で、その移動日に別の街でのクリニックが入っているという今週のスケジュール!!(◎_◎;)

前回に続いて会場直入り〜

楽屋入り口ではなく正面門でタクシー下されたのでぼちぼち歩いていると・・・

20230320ChangZhou19.jpg

劇場でウルトラマン?!!!円谷プロ公認?!!!
ウルトラマンショーなんか?・・・気になるのう・・・

そして!!

20230320ChangZhou15.jpg

これって「パラサイト半地下の家族」の劇場版なんか?!(◎_◎;)・・・気になるのう・・・

そして会場入って、いつものようにサウンドチェックしていつものようにライブ!!

20230320ChangZhou1.JPG

20230320ChangZhou2.JPG

20230320ChangZhou3.JPG

20230320ChangZhou5.JPG

20230320ChangZhou6.JPG

20230320ChangZhou7.JPG

20230320ChangZhou8.JPG

20230320ChangZhou9.JPG

20230320ChangZhou10.JPG

20230320ChangZhou11.JPG

20230320ChangZhou12.JPG

20230320ChangZhou13.JPG

20230320ChangZhou4.JPG

ドラムソロ!!

さて、今回は終わってのホテルの話・・・

今回のツアーは、会場はとても辺鄙なところにあり(こんな大きな劇場を密集地に作るのは難しいので必然的に辺鄙なところになるらしいが)、ホテルも提携ホテルなのか大体辺鄙なところにある。

よく「色んな土地に行くけど会場とホテル以外知らないなぁ」と言うが、それでもライブハウスの場合は会場の近くや、飲みに行った時の繁華街や、その他行くところも必然的にあるのだが、今回は本当に「会場とホテル以外知らない」ということは多々ある・・・

メンバーがグループチャットに「こんなとこ行ってきた」とかアップしてるが、

20230320ChangZhou14.JPG

私だけ「移動日」がないのだから行けるわけがない(>_<)

最近は打ち上げにも行かない・・・
LaoWuの性格で、頼むもんいつも一緒やし(笑)、何より一生懸命ドラム叩いて疲れてるんだから、飲まずにそのまま寝た方が身体にもええじゃろ(>_<)

そうするとますますホテルから出なくなるのだが、幸いなことに今回のホテルは高級なものが多い!!
バンド手打ちのライブハウスツアーだと、大体は会場近くの一番安いホテルと相場が決まっているのだが・・・

20230320ChangZhou20.jpg

ホテルの部屋に浴槽がある!!!!(◎_◎;)

いや〜いくら高級ホテルと言えど、浴槽に浸かる文化のない中国ではなかなかこのような部屋に当たることはない。
(中国人はそれでも浴槽になど浸からないゆえ)
このツアーでも初日の海口とここのみである!!

せっかくだから湯を張る!!

20230320ChangZhou18.jpg

私の朝の日課は、日本のテレビで録画したWBSという経済ニュース番組をiPadで見ながら漢方薬を飲む、というところから始まるが、この日は入浴しながらテレビ〜!!!

20230320ChangZhou16.jpg

その後はホテルのバイキングで朝メシ〜!!

20230320ChangZhou34.jpg

ホテルによるが、生サラダがあるのが嬉しい〜(涙)
中国人は昔は生の野菜など食わなかったのよ〜・・・

20230320ChangZhou31.jpg

そして中国ならではなのだが、中国のホテルのバイキングだとだいたい麺を茹でてくれるサービスがある。

20230320ChangZhou30.jpg

麺をビーフンとかに変更したりも出来るし、手前の壺は麺の上に乗っけるトマト卵炒めとかの「具」である。
自由に選べる!!

そして野菜を一緒に茹でてもらうことも出来て、アレルギーが出てからめっきり野菜食いの私には助かる〜

20230320ChangZhou33.jpg

いっぱい食べるね!(◎_◎;)と言われるが、サラダは「空気」ですから・・・空気食べてるようなもんですし〜(笑)

というわけで久しぶりに移動日!!温州へ向かふ〜!!!
ツアーもあと7本!!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:03 | 固定リンク

2023年3月20日

布衣劇場ツアー2023浙江省杭州临平大剧院

ブログを書くヒマがないのでまだレポート追いついてないが、2日に一度移動して次の日本番というスケジュールの移動日に、他の地方でのドラムクリニックが入っている・・・(>_<)

20230318LinPing2.jpg

その合間に上海で人と会わねばならなかったのだが、上海まで行ってドタキャン(涙)

しゃーないなぁ〜・・・暴飲暴食!!(笑)

スケジュールに「杭州临平大剧院」と書いてあるので、上海から杭州東駅への切符を買っていたら、「杭州東駅じゃないのよ!!そこだと遠いわよ!!临平駅よ!キー!!!」とマネージャー(>_<)

临平って小屋の名前じゃなく街の名前だったのね・・・

なんと会場駅前の公園の中!!(◎_◎;)

20230318LinPing16.jpg

綺麗な会場である・・・

20230318LinPing1.JPG

素敵なオブジェ!(◎_◎;)

20230318LinPing19.jpg

こうして移動日移動日に他の街に行って別の仕事をしているのを「大変だね」と言われるのだが、実のところ・・・楽しい(笑)

「明日が今日と同じじゃない」のが好きでこんなミュージシャン家業をしているのだが、ツアーに出て「毎日ツアー」というのも、「今日も次の街に行って同じ仕事・・・」というのも飽きてしまうのだ・・・

ずっと外も寒かったし、会場の周りを散歩するなんてこともなかったのう・・・(シミジミ)

会場入り口には「今日の公演」・・・今日の演奏を楽しみに客がここから入って来るのかと思ったらまたシミジミ・・・

20230318LinPing14.jpg

この会場の楽屋は小さいのがたくさんあって大部屋がない(もしくは舞台から遠い)ので、この一番歳上であるワシにはひとり部屋が割り当てられる・・・

20230318LinPing21.jpg

なんか今までも、大部屋とVIPルームというのを二つ使えるよ、ということで「Funkyさんはこちらに」と言われるのだが、なんかひとりだけ阻害されてるような気がしていつも大部屋に行ってたのよね〜・・・

しかし今回は自分の荷物が全部ある!!

20230318LinPing20.jpg

ホテルに着いた時みたいに必要なもの全部取り出して並べたら「自分の部屋」みたいで心地良い・・・

20230318LinPing25.jpg

「会場は飲食禁止よ!!持ち込み飲食は食堂行って食べなきゃなんないのよ!キー!!」とマネージャーは言うが、楽屋にはちゃんとミネラルウォーターが置いてあるのだから、飲食の「食」はともかく、飲み物はいいのではないか・・・

20230318LinPing23.jpg

というわけでコーヒーメーカーを取り出してコーヒーを淹れる〜
これが最高!!

20230318LinPing22.jpg

別にコーヒー通でもなんでもないが、この部屋じゅうにコーヒーの香りが充満して・・・っていいよねぇ〜
日本のミュージシャンはスタジオとかで頻繁にコーヒーを飲む機会が多いが、お茶文化の中国ではみんなお茶である。
給湯器がどこにでもあって、自分の水筒をみんな持っててそこに自分のお茶っぱ入れてて、かなり頻繁にお茶を飲んでいる・・・

まあコーヒーよりは健康にいいのかも知れないが、こうして中国の異文化の中にいて、コーヒーの香りが自分を包み込むことによってそこが異文化ではなく自分の空間になるってむっちゃリラックスするよねぇ・・・

このような楽屋には目の前に鏡があって、電気をつけると自分の顔をイヤと言うほど鮮明に映し出すのだが、見れば髭の剃り残しとかあるし、もう電気カミソリではダメなんだな、とカミソリ買ってちゃんと剃り落としたり、洗面道具は荷物に入っているわけで、ちゃんと歯磨きしてからステージに上がったり・・・

整ってステージ!!(笑)

20230318LinPing3.JPG

20230318LinPing4.JPG

20230318LinPing5.JPG

20230318LinPing6.JPG

20230318LinPing7.JPG

20230318LinPing9.JPG

20230318LinPing10.JPG

20230318LinPing11.JPG

ライブでは毎回マルチを回して(デジタル時代にこの表現も変だが笑)ライブを録音しているのだが、この日はうっかり前のデータをバックアップして消すのを忘れてて、容量オーバーで終了してしまった(涙)

20230318LinPing18.jpg

ので今回のドラムソロ、その1の部分はiPhoneの音と観客の音を混ぜたもの・・・
その2とその3はマルチで録ってミックスしたもの・・・

まあなんとか頑張っとるな(笑)

終了後はサイン即売会やって・・・ってよく見たらその時だけ現れてワシらをロビーまで案内する会場のスタッフはおるし、

20230318LinPing24.jpg

楽屋に戻ったら、こうしてワシらが出て行った後掃除をするのを待ってるスタッフがいる・・・

この人たち、それ以外って何の仕事やっとるん?(笑)・・・

まあよい、泣いても笑っても(別に泣いたことはないが)ツアーもあと8本!!
このツアーが終わる頃には春が来とるかのう・・・

ちなみにこれは桜ではなく梅だそうです〜(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:05:56 | 固定リンク

2023年3月18日

布衣劇場ツアー2023江蘇省蘇州张家港保利大剧院

前回のロードムービー

この中にスタッフの舞台設営や撤収の模様が映されているが、いや〜ほんとに頭の下がる思いである。

みんな朝9時半に会場に入り、マネージャーの小文はドラムのセッティングどころか、もうドラムマイクのセッティングや角度調整まで出来るようになっている!(◎_◎;)

照明の丁哥も、照明のセッティングや撤収だけでなく、ドラムや音響機器の撤収まで手伝ってくれている・・・

ところで、この中にはあまり見かけないようなスタッフも多数映っている・・・

ヘルメットを被っている人隊は、おそらく臨時雇いの人達であろう・・・
そしてヘルメットを被ってない人達は、おそらく小屋のスタッフ・・・

そう、片付けの時間になると、いきなり小屋のスタッフがわさわさと現れて来る!(◎_◎;)
この会場、こんなに人が働いてるんや・・・ってな感じである。

まあ小屋を貸すだけだとは言っても、この巨大な小屋を毎日掃除したり、ライブ中に客が前に押し寄せて来たりすると、どこから湧いて来たのか背広姿、女性スーツ姿のスタッフが現れて(一応)制止する・・・

軽く見積もっても20人以上、ひょっとしたら50人近くの人がここで働いているのだと思う・・・

そうそう、そもそもがこのアンダーグラウンドバンドの劇場ツアーをブッキングした保利という親会社、こんなに客も入っとらんのにええんか?と毎回思うのだが、この地方の劇場にスケジュールが埋まってないとすると、このたくさんのスタッフが毎日遊んでいることになってしまう・・・

だから今回のツアーは小都市が多い。
大都市はスケジュールを埋めるのが容易なのだろう、この地方都市を廻る演目をブッキングすることは、親会社としては必要なことなのであろうと想像している・・・

専用のバスで駅まで迎えに来てくれたり、かなり大名ツアーのイメージがあるが、劇団とかになるともっと大人数の移動になるのだ。会場がバスを持ってるとしたら、それもスケジュールが埋まってないと毎日遊ばせることになってしまうのだ・・・
だんだんカラクリが読めて来たぞ・・・(笑)

ちなみにこの会社が持っている劇場の数たるや・・・!(◎_◎;)

20230316ZhangJiaGang14.jpg

そしてこの親会社の保利という会社はとてつもなく大きな会社であった!(◎_◎;)

Wikipedia保利集団

世界500強の中で191位の会社らしい!(◎_◎;)

20230316ZhangJiaGang12.JPG

今回のツアーには、その親会社から派遣されて来た4人の若いスタッフが同行している。

リーダー格の男性、これはどうやら親会社が発注した、関連会社である設備会社、つまり楽器とかを手配した会社の人間であるらしい・・・が、ドラムにクレーム入れても全く聞く耳を持ってくれない(>_<)

まあ機材を積んだトラックが無事に着いて搬入が始まり、終わったら全部積み終えるのを見て・・・って見てるだけ?(>_<)

残りの3人は・・・若いなと思ったら学生さんが研修に来ているそうな!(◎_◎;)・・・なるほどそれで、ね・・・(笑)

男性ひとりと女性ふたりなのだが、男性はよく消えてしまうのでようわからん(>_<)

女性ふたりは最近になって終演後のサイン即売会をよく手伝ってくれている・・・それはそれで助かるのよ〜
そしてそれが終わったら一緒にステージ上の片付けを手伝ってくれている・・・ってその他の時間は?(笑)

女の子のうちひとりはこの前客席の一番前でペンライト振ってたし(>_<)

そしてその女の子がなんと!!「Funky老師〜」と言ってこんなプレゼントをくれた!(◎_◎;)

20230316ZhangJiaGang13.jpg

若い娘の目には、このおじさんがこんな風に見えるんか?・・・ってかこんなん作ってるヒマあったら仕事せぃよ(笑)

そしてこの日は開演前にロビーでこんなイベントをやっていたらしい・・・

地元のドラム教室の生徒募集イベント・・・関連性がようわからん(>_<)

まあその代わりきっとチケット売ってくれるんやろうな・・・というわけで本番開始!!

20230316ZhangJiaGang1.JPG

20230316ZhangJiaGang2.JPG

20230316ZhangJiaGang3.JPG

20230316ZhangJiaGang4.JPG

20230316ZhangJiaGang5.JPG

20230316ZhangJiaGang8.JPG

20230316ZhangJiaGang9.JPG

20230316ZhangJiaGang11.JPG

20230316ZhangJiaGang10.JPG

20230316ZhangJiaGang6.JPG

ドラムソロ!!

ロビーで演奏してたドラム教室の生徒なのだろう、この子がちゃんとドラムを聞いて「ニュービー」と言っている!(◎_◎;)

20230316ZhangJiaGang7.JPG

というわけで泣いても笑ってもツアーはあと9本!!!

Posted by ファンキー末吉 at:12:29 | 固定リンク

2023年3月14日

布衣劇場ツアー2023山東省聊城保利大剧院

バスで3時間かけて山東省最西端の街「聊城(LiaoCheng)」にやって来た。
ここは初めての場所なのだが、夜飲みに行くBarを探していると・・・

20230314LiaoCheng1.PNG

街の中心に湖があって、そこに正方形の島がっ!(◎_◎;)
調べてみると、どうやら人工湖らしい・・・
(そうじゃなきゃ正方形の島は自然には出来んわのう・・・)

この正方形の島がそのまま城門に囲まれた古い街並みなんだからなんと素敵な街なんじゃ!(◎_◎;)

20230314LiaoCheng21.jpg

20230314LiaoCheng22.jpg

20230314LiaoCheng25.jpg

20230314LiaoCheng23.jpg

20230314LiaoCheng24.jpg

人工湖言うてもむっちゃ大きいでぇ〜ようこんなもん作ったなぁ〜・・・

20230314LiaoCheng26.jpg

この城壁の中に色々Barがあるのだが・・・

20230314LiaoCheng3.jpg

ワシが選んだのはこのBar!!・・・大正解!!

20230314LiaoCheng11.jpg

外の看板ほど大きな店ではなく、こじんまりとしていて居心地が良い・・・
アコースティックのライブもやっている・・・

20230314LiaoCheng4.jpg

スタッフがワシが誰だか気付いたのか、ツマミをご馳走してくれた\(^o^)/

20230314LiaoCheng9.jpg

幸い今回この街には、移動日、会場入りしてセッティング、本番、という3日間の滞在なので、時間があればまたこの店に来ようと誓うワシであった(笑)

翌日会場入り!!

20230314LiaoCheng12.jpg

会場はドーム型の素敵なホール!!

20230314LiaoCheng7.jpg

セッティング〜・・・の前に実は今回は大きなミッションがっ!!!

20230314LiaoCheng5.jpg

前回淄博のライブ前に気づいたのだが、スネアのネジがひとつなくなっている(>_<)

これは実はよくある現象で、特に下のヘッドを緩くチューニングした場合、叩いてるうちに緩んで来てそのうち落ちてしまうということは多々ある。
問題はこの絨毯である・・・

20230314LiaoCheng13.jpg

ドラムマットに毛がもふもふの絨毯をあてがわれたのは初めてなのだが、使ってみると、逆にガッチリと動かないし、マーキングのガムテも逆にもふもふにくっついて容易に外れない!(◎_◎;)

ただ、この色合いなのでモノを落としたら非常に探しにくい(>_<)
先日もイヤホンの耳に入れる本体を落としてしまい、結局探し当てられずになくなってしまった(涙)

そんなこんなで、こんなスネアのネジなどが落ちてしまったらもう見つけることは至難の技であろう・・・

今回の劇場ツアーでは、おそらく親会社の関連会社なのであろう「設備会社」が楽器などを手配して、それらをトラックに積んで全国走って持って来てくれてるのだが、その「担当者」とやらが現場にいないのでクレームも入れようがない(>_<)

本社からは4人のスタッフがついて来てるのだが、誰がどんな仕事をしているのやらさっぱりわからない(>_<)・・・っつうか4人とも仕事をしているように見えない(笑)

以前一番リーダー格の人に楽器のことについて質問したが、首を横に振ってめんどくさそうに逃げて行ったのみである(>_<)

人に頼ることは出来ない!!マネージャーの小文がネットでネジを探す・・・

日本だったら各地の楽器屋さんに行けば、スネアのネジぐらいはどこにでも置いてあるのですぐにゲット出来るのであるが、この国はある種ITが進み過ぎたのもあり、もう誰も店舗でなんかモノを買わない!(◎_◎;)
全部ネットで注文するのである・・・なので今日言って今日は間に合わない(>_<)

全く便利になったのやら不便になったのやら・・・(笑)

楽器屋が当てにならないとしたら「金物屋」である!!
所詮は「ネジ」なのである。

前回北京でレコーディングの時に、ドライバーを使ってチューニングしたのを思い出す・・・
不便な中で何とか工夫をしながら生きて来たのが中国人!!
それは便利な世の中になった現在でも同じことである!!(笑)

金物屋のことを中国語で「五金(WuJin)」と言う。
会場近くの「五金(WuJin)」を調べて、このネジをひとつ外して持って一軒一軒全部廻る・・・

20230314LiaoCheng2.PNG

いやね、金物屋と言ってもホームセンターみたいなのはなくて、ちょっと物置みたいな小さな店が多いので、「すみません〜ネジありますか?」と聞いても
「没有(MeiYou)!!」
とぶっきらぼうに言われてそれでおしまいである(>_<)

ワシは「客」やぞ!!
なんでモノを買いに行ってこんなにつっけんどんにされないかん!!(怒)
日本やったら「すみません〜うち置いてないんですよねぇ〜」とかもっと別の対応するやろ!!!!

全くこの国の接客状況は、「働いても働かなくても給料が同じだった社会主義真っ只中の状態」と全く変わっていない(>_<)

まあ何度かイヤな思いをしながら金物屋を廻るのだが・・・

20230314LiaoCheng20.JPG

ネジっつうのは太さや長さだけでなく、ねじ山の切り方から全部違うのな!(◎_◎;)

20230314LiaoCheng8.jpg

それをこの中から選ぶのん無理!!(>_<)

「砂漠の中からダイヤモンドを探すような」とか言うが・・・
砂漠にダイヤモンドはない!!!キッパリ

つまり「五金(WuJin)」にこのネジはない!!!キッパリ

しかしこの国にはほんま「プロフェッショナル」がおらんと思う・・・
「プロフェッショナル」とは何か、によるが、ワシは「その道を極めること」だと思っている。

「五金(WuJin)」に人たちも「接客」という点では全くプロじゃないし、
色んなネジを整理もせずに置いてあるだけって商売としてどうなの?

この大会社の関連会社である「設備会社」もどうなの?
楽器手配するんがあんたらの仕事やろ?
ネジぐらい用意しとくんが「プロ」なんちゃうん!!

「もうええわ!!とりあえず前回の録音聞いたら音は何とかなってるからこのまま最後までやろう!!」
・・・とそう言うのだが、マネージャーがびっくりして、
「何言ってんの!!ネジ無くしたんだからこちらが探して用意して返却しなきゃダメでしょ、キー!!」

!(◎_◎;)・・・それ設備会社がやることなんちゃうん!!楽器のメンテやろ!!

そう言えばシンバルスタンドのフェルトももういくつもなくなってて、担当者(?)に言うのだが逃げられた・・・
「機材を用意するのは仕事やけど、その機材に落ち度があってもわしゃ知らん」
っつうんか?この人たち!(◎_◎;)

「親会社の保利傘下の国家企業だから仕方ないでしょ、お借りしたんだからその状態でお返ししないと・・・」

あのね・・・
「この偉大な国家であらせられるこの中国の、偉大なる国家企業であらせられるその会社がこんなネジひとつよう用意出来んの!!!(怒)」

マネージャーが慌てて周りの様子を見ながらワシの口を塞ぐ(笑)
いやいや、ワシとてこの偉大なる国家に住まわせてもらってるんですからちゃんとわきまえてますよ・・・(>_<)

もうね、この国・・・ほんま「プロ」がおらん!!(怒)

まあワシらのスタッフの中にも「楽器のプロ」はおらん。
X.Y.Z.→Aのツアーだと、音響照明スタッフを連れてゆく予算はなくても楽器のスタッフは連れてゆく。

みーやん・・・名実共にその道の「プロ」である・・・

ところが中国では優先順位が違う。
まず「カメラマン」を連れてゆく・・・
ネット社会の中国では、いいステージ写真を撮ってそれをプロモーションすることが、ライブを続けてゆくには一番大切なことなのだ・・・

だから楽器のことなどプレイヤー本人しかわからん(>_<)
こうしてドラムのネジひとつでマネージャーが大騒ぎするのも、「中国でのマネージャーのスキル」を磨いてあげてるに過ぎない・・・

ドラムのメーカーも色々あるのだが、もしPearlのメーカーだったら、全国どこにでもあるPearl倶楽部に行ってネジもらってくれば良い。
その後ひと晩酒を付き合わなければならないが、なんとか出来ないことはない。

ところがこのドラムのメーカーはDW、アメリカの有名メーカーなのであるが、実は他のメーカーのネジと違って特殊なネジを使っているので代替えが効かない(>_<)

「このドラムを輸入して売ってる会社があるんやから、その会社にネジぐらいあるやろ!!」

ないのである!(◎_◎;)・・・なんでスネア買う時にそのパーツぐらい仕入れとかんの?!(◎_◎;)

仕入れないのである!!(>_<)・・・壊れたとか失くした時のことなど全く考えておらん(>_<)・・・その時ドラムを仕入れて売れればそれでいいのである!!(涙)

「宣艺宾とこならあるかも知れんぞ!!」
昔馴染みで今は楽器レンタル会社として大成功してる人間である・・・

この世界第二の経済大国で、今だにネジひとつゲットするのに「友達を頼る」しか方法がないん?!!(◎_◎;)

30年前と全く変わっとらん(>_<)・・・そしてそこに連絡を取ったら見事にネジがあるのである!(◎_◎;)
しかもそれは、昔彼が日本に行った時に買っておいたものであると言う・・・(>_<)

この国が名実共に先進国になるのはまだまだ先やと思うぞ・・・

というわけでネジが届くまでまたこの状態のまま本番!!(笑)

20230314LiaoCheng30.JPG

20230314LiaoCheng31.JPG

20230314LiaoCheng32.JPG

20230314LiaoCheng33.JPG

20230314LiaoCheng34.JPG

20230314LiaoCheng35.JPG

20230314LiaoCheng36.JPG

20230314LiaoCheng37.JPG

20230314LiaoCheng38.JPG

20230314LiaoCheng39.JPG

20230314LiaoCheng40.JPG

20230314LiaoCheng41.JPG

20230314LiaoCheng42.JPG

20230314LiaoCheng43.JPG

20230314LiaoCheng44.JPG

ドラムソロ!!

うん、ネジが一本なくてもそこそこいい音で鳴ってるぞ!!(笑)
ツアーもあと10本!!頑張れ!!!

Posted by ファンキー末吉 at:14:25 | 固定リンク

2023年3月13日

布衣劇場ツアー2023山東省淄博大剧场

若い頃は音楽が「趣味」で、バイトして音楽やって、それ以外何もない毎日だった・・・

それが音楽が「仕事」になっちまったもんで、もう「趣味」というものが何もない(>_<)
まあ強いて言えば「旅行」と「美食」ぐらいだろうか・・・それに命かけてる他の人に比べればささやかな趣味なのだが・・・

というわけで、この「音楽」という「仕事」の中で一番好きなのは、旅をしながら各地の美食を堪能出来るこの「ツアー」という仕事である。

ところが今回は、会場やホテルが毎回とても辺鄙なところにあるので、なかなか美食にありつけない(>_<)

しまいにはマネージャーも食事をブッキングするのに疲れて、
「昼ご飯は各自デリバリーでも探して勝手にやってちょうだい!キー!!」
となったので、私としては美食というものにありつけるチャンスが全くなくなった。

以前はマネージャーが食事をブッキングしてくれてても、日本食だの焼肉だの、自分が食べたいモノを勝手に食べに行ってたりしてたのだが、もうそんな体力もないし、何よりも今回のツアー・・・寒い(涙)

若いスタッフとかはそれでもレンタルバイクとかに乗って探検に行ったりしてるのだが、とあるスタッフが学食で食っている写真をチャットグループにアップして来た!(◎_◎;)

学校で部外者入れんのとちゃうん!!
「いや、このホテルは大学の敷地ん中にあるんです」・・・!(◎_◎;)

というわけで学食とやらに行ってきた!!!

20230311ZiBo1.JPG

学食なんて半年間だけ行ってた大学時代に行ったっきりじゃのう・・・もう45年前になるか・・・

20230311ZiBo2.JPG

近頃の学食ってフードコートになっとるんか!(◎_◎;)

布衣のファンは学生に多く、先に行った連中は捕まって写真攻めにあったりしたと言うので遅れて行ったのがまずかった・・・ほとんどの店が閉まっていた(>_<)

数少ない開いてる店で「照り焼きチキンご飯」っつうのを頼んでみたら・・・

20230311ZiBo5.jpg

さすが「学生のための学食」!!山盛りでこれで10元(200円)っちゃ安い!!

安くて満腹にということなのだろう、照り焼きチキンよりもほとんど焼飯なので、ケンタッキーフライドチキンもどきでチキンも買った!!

20230311ZiBo6.jpg

これが17元(340円)・・・高く感じる(笑)
それでも布衣から支給される食事代は50元(1000円)なのだから十分すぎるぐらい安い!!

食い切れんかったし(>_<)

周りにスーパーとか何もないのだが、地下にあると言うので行ってみた・・・

20230311ZiBo3.JPG

携帯ショップみたいのもある!(◎_◎;)

20230311ZiBo4.jpg

学内で全て解決するためには中国では携帯ショップは必須やわのう・・・

この日は全くと言っていいほど野菜というものを摂取してなかったので、次の日はビュッフェ形式のんを頼んでみた。

20230311ZiBo7.jpg

通常このテのビュッフェ形式は、肉料理いくら野菜料理いくらみたいな計算方法なのだが、ここは一律「500gで14.8元(300円ほど)」!!
まあ学生さん達、肉とか山盛りにして300円で満腹なら安いわのう・・・

老人はそんなに量食べれんし、野菜ちょびっととご飯でなんと・・・

20230311ZiBo11.jpg

8.75元って・・・170円?!(◎_◎;)

安いわのう・・・ここで住みたいのう・・・って考えてたら学生時代が懐かしくなって来た。

半年しか通ってなかったけど、あれはあれで楽しかったのう・・・

別に大学に行きたくて行ったのではない。
進路指導の時に「僕は大阪行ってブルースやるんです!!」
と言ってたぐらいだから別に進学になど全く興味などない。
当時付き合ってた彼女が、それでは世間の笑い物になるからどうしても大学には行ってくれと言うから行っただけのことである。

その彼女と別れたから大学もやめた(笑)

別に勉強が嫌いなわけではない。
どちらかと言うと勉学は好きな方であろう。

北京に通い始めた時、義劇学院という学校の寮に宿泊して、学生さん達と一緒に中国語を勉強したのは楽しかった。

高老師という厳しい女性の先生から「一番熱心な生徒」と言って褒められたこともある。

しかし結局授業を受けたのも数回だけのことで、基本的に中国語も、そして音楽もその専門教育を受けてないところにコンプレックスがある。

まあドラムでも何でも、人生はコンプレックスとの戦いだと思っているので、カンボジアで一年暮らした時に、学校行ってクメール語を勉強したのもそのコンプレックスの裏返しである。

カンボジアにいるクメール語を話せる日本人のほとんどは、話は出来るけど文字は読めない人がほとんどだったので文字から勉強した。

3ヶ月の間だったけどいっぱい勉強したなぁ・・・
朝9時から授業が始まるのだけれども、朝5時に起きて予習をして、終わったら夕方まで復習をしなければ授業についていけん(>_<)

まあそんなに勉強が好きだったら、大学やめずにそのまま通ってれば・・・みたいなことを考えたりもした。

小学校の頃の「夢」は、数学の先生かコンピューター技師になることだった。
家が商売をしてて家庭らしいものがなかったので、大人になったらちゃんと定時に帰って家庭を持つような仕事に就きたいと思っていたのだ。

それが今や・・・(笑)

「Funkyさんはもしサラリーマンやってたって、どんな職業やってたってそこそこ成功してますよ」
と言われるが、思えば私が通った大学は神戸商科大学(今の兵庫県立大学)管理科学科、つまりコンピューター学科である。
あのまま大学をやめなければ、小学校の夢のままコンピューター技師になってちゃんと家庭を持ってたかも知れない・・・

大学のキャンパスでこうしてメシを食ってると、ついそんなことを考えてしまう・・・

いや、結局はそれを選択せずに、今はミュージシャンとして生きているのだから、やるべきことを頑張ってやるのみである!!

というわけで本番!!(前置き長っ!笑)

20230311ZiBo20.JPG

20230311ZiBo21.JPG

20230311ZiBo22.JPG

20230311ZiBo23.JPG

20230311ZiBo24.JPG

20230311ZiBo25.JPG

20230311ZiBo26.JPG

20230311ZiBo27.JPG

20230311ZiBo28.JPG

ドラムソロ!!

実はこの日、スネアのネジがなくなってるのを発見したのよねぇ〜
今日の今日ではどうにもならん(>_<)

次の聊城で何とか出来るか!!・・・中国こういうのってむっちゃ大変(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:12:28 | 固定リンク

2023年3月11日

布衣劇場ツアー2023山東省煙台大剧场

山東省の東っ側の港町「煙台」にやって来た〜

20230309YanTai46.png

決してこの街に少数民族である朝鮮族が多いわけではないが、看板にはハングルが〜
きっと韓国との船の貿易が盛んなのね・・・

20230309YanTai45.jpgと韓国との船の貿易が盛んなのね・・・

ホテルに着いたら布衣の看板が〜

20230309YanTai31.jpg

ホテルはおそらく今回ツアーの親会社と提携しているのだろうからわかるが、街中にポスターが貼られているという話である!(◎_◎;)

20230309YanTai3.JPG

20230309YanTai1.JPG

20230309YanTai2.JPG

20230309YanTai4.JPG

20230309YanTai5.JPG

20230309YanTai6.JPG

いや〜この街がまた寒かった(>_<)
山東省を西から東に移動しただけなのだが、やっぱ春は天候が変わりやすいのね。
中国では「春はまだしばらく冬のままの服で、秋はまだ夏のままの服で」と言われたりする・・・

晩飯で外に出るのは寒いなと思っていたらホテルのレストランで食事ですと!!\(^o^)/

ワシはね、煙台着く前からずーっと言ってたのよね、「煙台着いたら海鮮食べたい海鮮食べたい」と・・・

そいでね、白ワイン頼んで海鮮食って酔っ払うのよ〜
・・・と思って恐る恐る「白ワイン頼んでいい?」と聞いて承諾をもらってた。
何せ4000円もすんのよ〜

20230309YanTai30.jpg

まいどの如く冷えてないというので、氷とバケツもらってそこで白ワイン冷やしてる間に食前酒!!

20230309YanTai41.jpg

これ最近のマイブーム!!
フルーツ味眞露の甘いバージョンをウォッカで割る!!

ちなみに料理を頼むのはいつもLaoWu。
貧乏暮らしが長いので、ちょうど人数分食べ切れるだけ頼むのの名手である(笑)

ところが待てど暮らせど海鮮が出て来ない・・・
忘れてた!!こいつ、言わなきゃどこでもいつも同じものを頼むのだ(>_<)

「海鮮は?頼んだ?」
と聞くと、「あ」という顔をして、「魚は頼んだけど」と言うのだが・・・

20230309YanTai47.jpg

これ白ワインの味とちゃうやろ!(涙)
というわけでビールや赤ワインが合う料理で白ワインを飲んで酔っ払って寝る(>_<)

20230309YanTai28.jpg

翌日はちょっと暖かくなったので散歩に出た・・・

20230309YanTai29.jpg

近所に古い城壁の街があるし!(◎_◎;)

20230309YanTai33.jpg

20230309YanTai32.jpg

20230309YanTai34.jpg

20230309YanTai35.jpg

20230309YanTai39.jpg

20230309YanTai25.jpg

清朝や民国の時代の街並みだそうなのだが、ここってまだ人が住んで生活してるのな!(◎_◎;)

20230309YanTai24.jpg

昼メシはホテルの前のラーメン屋!!
きっと日本人も多いのな、日式ラーメンなんて久しぶり!!

20230309YanTai23.jpg

店主は日本でもラーメン屋やってたのか?!(◎_◎;)

20230309YanTai37.jpg

メニューにラーメンの種類がいっぱいあるのが逆に気になったのだが、日本みたいに「一種類で勝負!!」っつうのは中国では難しいのかのう・・・

とりあえず豚骨!!

20230309YanTai21.jpg

お味のほどは・・・まあまあかな、そんなに悪くない!!

腹ごなしにまた散歩して海辺に〜

20230309YanTai22.jpg

20230309YanTai27.jpg

20230309YanTai40.jpg

海はいいなぁ〜・・・生まれ育った坂出の坂出港を思い出す・・・

というわけで久しぶりにリフレッシュして本番!!
客がいっぱい入った〜!!!

20230309YanTai7.JPG

20230309YanTai8.JPG

20230309YanTai10.JPG

20230309YanTai11.JPG

20230309YanTai12.JPG

20230309YanTai13.JPG

20230309YanTai14.JPG

20230309YanTai15.JPG

20230309YanTai16.JPG

20230309YanTai17.JPG

20230309YanTai18.JPG

20230309YanTai19.JPG

20230309YanTai20.JPG

20230309YanTai9.JPG

ドラムソロ!!ニュービーコールが凄かった〜!!

実はこの最後のドラムソロの時に、ステージ裏ではベースがトラブってたような〜
そやから最後のジャミジャミでベースがおらんかったんやな・・・(笑)

昨日海鮮を食べられなかったので今日こそはと思っていたのだが、地元のドラムスクールの老師が訪ねて来て、誘われたのでそちらに行くことにした。

「何が食べたい?」と言うので「海鮮!!」と答えていたのだが・・・

20230309YanTai42.jpg

ここは海鮮ちゃうやろ!!串焼きやろ!!
海鮮言うたらな、水槽に魚が泳いでて、そこから選んで料理の仕方も指定して・・・みたいな(>_<)

「じゃあ海鮮選んで焼いてもらいましょう」

20230309YanTai26.jpg

まあ海鮮は海鮮やけどな(>_<)

20230309YanTai44.jpg

その中でも一番想像した海鮮っぽいのがこれかな・・・

20230309YanTai43.jpg

宗老師〜ご馳走様〜!!!・・・言うたらどこやらバンドの入ってる店に連れて行ってくれると言うので・・・

20230309YanTai38.jpg

どこの街でもあるなぁ〜こんな店(笑)

20230309YanTai36.jpg

またバブリーなビールタワー!!

ビールも1ダースごと頼まないかんし、頼んだら全部蓋開けて、飲みきれなくても捨てる(>_<)・・・なんとバブリーな・・・

やっぱステージ上がって叩かされるし〜(笑)

聞いたらこの店は歌手が8人にミュージシャン5人雇ってて、それぞれに300元(日本円で6000円ほど)日給を払ってるらしい・・・

ひと晩にバンドだけで8万円近く?!(◎_◎;)
月に200万円の出費?!(◎_◎;)

儲かるんやのう〜この商売(>_<)

ミュージシャンもひと月18万円もろたら日本の箱バンより割がええんとちゃうん?
中国の曲いっぱい覚えないかんけど・・・

ドラマーに聞いたら1000曲ぐらい譜面にしたらしいのう・・・
その譜面見せてくれたらワシでも出来るかも(笑)

まあそのうち日本のミュージシャンが中国で出稼ぎに来る時代が来るかのう・・・

Posted by ファンキー末吉 at:12:04 | 固定リンク

2023年3月 9日

布衣劇場ツアー2023山東省泰山大剧院

春だ〜!!!春が来た〜!!!・・・って春が来た街にワシらがやって来ただけなんでしょうが(笑)

初日の海南省海口、次の広東省东莞を過ぎた辺りから寒かったのよねぇ〜

特にモンゴルは寒かった〜(>_<)・・・河がまだ凍ってたもんねぇ・・・

ところが山東省は暖かかった〜(涙)

20220817ShenYang30.PNG

カンボジアにいる頃は20度とか言うと「寒ぅ〜」とか言うてたけど、中国に帰って来て零下じゃなければまだマシとか思ってたら20度超えなんか夢のようである(涙)

というわけで、街中にはレンタルバイクがあったので久しぶりに外に繰り出した〜\(^o^)/

大都市は自転車しかなかったりするが、銀川を含む小都市にはこのように電動バイクがあったりするのがとても助かる〜!!

tempImage6Ga8kD.jpg

電動バイク市場にはいろんな会社が参入しており、地方地方にも独自の会社があったりするが、やはり全国規模で便利なのが、デリバリーの最大手「美団」が手掛けるこの黄色のバイクと、配車アプリの最大手「滴滴」が手掛ける淡い青色のバイク。
あとスマホ決済の最大手のひとつ「支付宝」が手掛ける濃い青色のバイクもあるのだが、この街ではあまり見かけなかった・・・

日本では新しいものを導入しようという時に保守的な動きが大きいのかなかなか普及しないが、中国の便利なところはまさにこれ!!

自転車の時代にはofoという黄色の自転車がパイオニアとなっていたが、その後破綻。
その自転車の破棄で自転車墓場が出来ていたというのも記憶に新しい・・・

人民網記事

電動バイクに乗ってどこに行くかと言うとスタバ!!

言わずと知れた中国はお茶文化で、スタバが初めて中国に進出した時には「あかんやろ〜」と思ってたが意に反して大成功!!(◎_◎;)
今では大都市でなくても、我々の行く中国のほとんどの街にはスタバがある・・・

とりあえずはスタバでパソコン仕事〜!!

tempImageJ8v29u.jpg

いや〜確かにホテルは2日おきに変わっているのだが、「ホテルで仕事」というのは変わらないわけで、「今日が昨日と同じ生活はイヤだ!!」というわけで長年ミュージシャン稼業をやっている私には、もうこの1ヶ月近い生活にはほとほと嫌気がさしていた・・・

ホテルがスタバに変わるだけでもありがたいのよ〜(涙)

というわけでスタバで豆を買って帰る!!
どれだけスタバがたくさん進出していると言ってもやはりはお茶文化の国である。
突然美味しいコーヒーを飲みたいと思ってもそうはなかなか見つからなかったりするので、私は中国で買った電動コーヒーミルを持ち歩いている!!

tempImageCvEhVG.jpg

tempImageXoZ9wH.jpg

tempImagee0JilV.jpg

朝などはこれが助かるのよ〜・・・

というわけで電動バイクで会場入り〜!!

20230307TaiAn4.JPG

会場横のディスプレイには昔バックをやったり曲提供した黄绮珊のライブ告知が〜・・・
(彼女との思い出話はこちら

tempImageJObn5K.jpg

布衣のも流れると言うので、カメラを構えて10分ほど待ってたが流れないので諦めた(>_<)

その向こう側にあるのが、歴代皇帝(天命を受けた天子の中でも功と徳がある者のみが執り行う資格を持つらしい)がここに登って「封禅の儀」というのをやったという泰山らしい・・・

tempImageDUVrVF.jpg

富士山に比べたらあまり・・・(笑)

会場内にもでかでかと黄绮珊の告知が〜
布衣より全然デカい!!・・・当たり前か(笑)

さて会場入ってサウンドチェックして、いざお茶を飲もうとして非常に助かるのが、さすがお茶文化の中国、列車内から飛行場に至るまで至る所に給湯器があることである・・・

tempImagenP835k.jpg

そして中国のいい部分だけでなく悪い部分・・・

20230307TaiAn11.PNG

20230307TaiAn12.JPG

お役所仕事と言うか、偉い人がやって来て、スタッフに「ステージに上がるな!!」と言うらしい!(◎_◎;)

そもそも会場には何の仕事やっとるかわからんスタッフがいっぱいいるのよね〜
今まで偉い人はこうして出て来たことがなかったけど、困るのよねぇ〜たまに仕事されると(笑)

と思ったら・・・

20230307TaiAn13.PNG

寝たらしい(笑)

20230307TaiAn14.JPG

ほんま、ね。中国はどれだけ世界の大国になってもこれ(笑)
まあここが憎めないとこでもあるけど、この国が名実ともに世界の先進国になるのはいつの日やら・・・

というわけで本番!!

20230307TaiAnStage1.JPG

20230307TaiAnStage2.JPG

20230307TaiAnStage3.JPG

20230307TaiAnStage4.JPG

20230307TaiAnStage5.JPG

20230307TaiAnStage6.JPG

20230307TaiAnStage7.JPG

20230307TaiAnStage8.JPG

20230307TaiAnStage9.JPG

20230307TaiAnStage10.JPG

ドラムソロ!!

中国が・・・ということはアジアが、ひいては世界が平和でありますように(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:06:23 | 固定リンク

2023年3月 7日

布衣劇場ツアー2023遼寧省瀋陽盛京大剧院

突然ですが、皆さんはうんこを漏らしたことはありますか?
はい、「クソチビリ」とかいうものです。

私は過去に2回大きなものがあります。
ひとつは香港で(記事はこちら)、ひとつはカンボジアで・・・

いやね、どちらも私にとっては大きな事件だったのですが、今回はまた全く違う!!
この2回とも、「もう我慢出来ずについつい漏らしてもーた(>_<)」という状況だったのですが、今回はなんと・・・

話は前回の内モンゴル自治区オルドスでのライブが終わって、ここ瀋陽への移動日の朝のこと・・・

老人は朝が早いので(笑)、朝早く起きてこんなブログなどを書いていた時の話・・・
ふと気づくと尻たぼの辺りにちょっと冷たいものが・・・

まあさっき食べたヨーグルトか牛乳を椅子の上にでも溢してて、その上に座ったからちょびっと濡れてるのかな、と思ってそのまま気にせず執筆・・・

便通を気にする私は、毎朝ヨーグルトや牛乳などを飲んで、過去2回のような事故が起こらぬよう(笑)、午前中は基本的にホテルで書き物やパソコン仕事をして過ごす・・・

毎度の通り何回目かの波が来て、余裕でトイレに行ってパンツを下ろした途端・・・
何これ?むっちゃ臭いやん!!・・・見ればパンツにちょびっとうんこがついている!(◎_◎;)

それが座り直した途端に尻たぼの辺りに移動したのだろう、結構尻たぼはうんこでびちびちである!(◎_◎;)

そのままパンツは脱ぎ捨ててシャワーを浴びたのだが、問題はそのパンツをどうするかということである。
それと尻たぼ部分にちょびっとうんこが湧き出てついているだろうジャージ・・・

今から洗って干しても移動の飛行機までは間に合わん(>_<)
しかもこのホテルは洗濯室が設置されとらん・・・

そうそう、中国でツアー廻る一番の問題は洗濯なのよ〜

今回は会場がむっちゃ寒く(中国ってコンサートホールに暖房入れんのな!(◎_◎;)ワシらのライブだけか?笑)、一生懸命ドラム叩いても汗かかんのでよいが、ライブハウスなどだとぐっしゃぐっしゃに汗かいたそのTシャツを、ひと晩寝かせようものならば、もうその後どれだけ綺麗に洗ったとて雑菌が繁殖してて、「洗った時は臭くないが体温で温められるとすぐに匂いが戻って来る」という状況になる。

日本のようにどこにでも洗濯機があるわけではなく、今回のツアーは幸いランクの高いホテルをブッキングしてくれてるので、「洗濯室」みたいなのがあってそこで洗えるが、ないホテルでは自分で洗うしかない・・・

パンツはそのまま念入りに洗い、ジャージは汚れた部分だけ洗ってそのまま履く!!
そう、同じ生乾きだったら、そのまま体温で乾かす方が早いのよ〜

というわけで瀋陽に着いてからが大作戦!!

幸い瀋陽には「洗濯室」なるものがあった!!\(^o^)/

20230305ShenYang16.jpg

しかしこれって10元コインを入れないかんの?!(◎_◎;)
ただでさえもう現金など一切持ち歩かない中国で、しかもコインなんて誰も持ってるわけないやん(>_<)

20230305ShenYang20.jpg

フロントに行って相談したら、そのまま10元コインをくれた!(◎_◎;)
本物の現金を洗濯用コイン代わりに使っとるんやな(笑)

というわけで洗濯は無事終了したが、問題は乾燥である。
旅の達人は「旅での問題は洗濯ではない、乾燥である」と断言するがその通り!!

そこで秘密兵器!!ハンディーセコ!!

20230305ShenYang15.png

昔は違うのん使ってたのよ〜でも壊れてしまって、中国では売ってないし、日本で探して送ってもろた〜

今は日本でもこの機種しかないみたいで、でもこの機種って「スマホも充電出来ます」って余計な機能が付いとる・・・
洗濯物を乾かすにあたっては、昔の機種だとモバイルバッテリーに繋いで回してたのだから便利は便利だが、中国の航空会社ってモバイルバッテリーに厳しいのよねぇ〜
ひとり2個までやし、容量によっては没収、その容量表記が曖昧だと没収!!(>_<)

まあ現状パソコンのハードディスクなどに混ぜて、「これ何や」と言われたら取り出して回してやると「ふーん」と言ってお咎めなし(十分めんどくさいやん笑)。

この日は移動日なので、翌日の会場入りまでに乾けばよい!!

ジャージは無事に乾燥終了!!問題のパンツはこれ!!

20230305ShenYang18.jpg

うん、全く何事もなかったのように綺麗になっとるぞ〜・・・
というわけで会場入り!!(笑)

20230305ShenYang17.jpg

なんと立派なデザインの会場!!!(◎_◎;)
3階席まであるし〜

20230305ShenYang19.jpg

サウンドチェック!!

20230305ShenYang1.JPG

本番!!

20230305ShenYang2.JPG

20230305ShenYang7.JPG

20230305ShenYang8.JPG

20230305ShenYang10.JPG

20230305ShenYang11.JPG

20230305ShenYang12.JPG

20230305ShenYang13.JPG

20230305ShenYang14.JPG

普段は2階席はチケットを売らないのだが、今回は売ってて、なんと2階席3階席には客がいっぱい入ってて、1階席はガラガラやったのよね〜・・・
みんな1階席に集まってくれたら何とかカッコがついたのに・・・
ってきっと2階席3階席の方がチケット代が安いのよね〜しゃーないなぁ〜・・・

ペンライト振ると綺麗〜

20230305ShenYang4.JPG

ドラムソロ!!

打ち上げ!!
今回はいつもご馳走してくれる瀋陽のライブハウスのオーナーと、お隣(言うても200km以上あるけどな)の鞍山から駆けつけてくれたライブハウスのオーナーが奢ってくれると言うので久々に大打ち上げ!!
(Facebookマークか日付の部分をクリックすると別ウィンドウで開きます)

ツアー始まってちょうど1ヶ月、ちょうど半分終わったところなので中締めやな〜
あと半分頑張ろう!!


Posted by ファンキー末吉 at:12:29 | 固定リンク

2023年3月 5日

布衣劇場ツアー2023内モンゴル自治区オルドス鄂尔多斯大剧院

オルドスという地名は、聞いたことはあるが行くのは初めて!!
どうやらチンギスハンの墓があるそうな〜・・・って行く時間ないけど(>_<)

フフホトからはバス移動〜・・・

昔、草原のモンゴルパオで飲もうということになり、草原の中の真っ暗闇の一本道をずーっと走って、並走してた前の車がいきなり止まって、
「道間違えた」
と言って引き返して、何にも標識のないところで道を降りてデコボコの草原の中を走って行ったのだが、あの時は夜だったので何も見えなかったが、昼間走るとこんな感じだったのかも知れない・・・

その時のむっちゃおもろい話はこちら

その日はもう早く寝て先日の連チャンの疲れを癒し、次の日は早く起きて散歩〜・・・と思ったがやはり寒い!!!

20230303Ordos1.PNG

道端の雪もまで溶けてまへんがな(>_<)

20230303Ordos9.jpg

20230303Ordos14.jpg

会場はチンギスハン博物館の隣らしい・・・行く時間ないけど(>_<)

20230303Ordos10.jpg

さすがモンゴル!!馬のモニュメント!!(笑)

20230303Ordos12.jpg

セッティングしてサウンドチェックして本番〜
(もう毎回同じセットやし会場もほぼ同じような感じなので写真は撮らん!笑)

20230303Ordos7.JPG

20230303Ordos4.JPG

20230303Ordos5.JPG

20230303Ordos6.JPG

20230303Ordos2.JPG

ドラムソロ!!

この日はもう寒いのでメシにも行かず〜
ホテル帰ったらよく見たらこんなもん売っとるやないの!!(◎_◎;)

20230303Ordos13.jpg

驼奶(TuoNai)っつうことは牛乳ならぬラクダ乳?!(◎_◎;)

20230303Ordos11.jpg

薬用アンプルみたいな小さな瓶で700円?!(◎_◎;)
・・・うーむ・・・まあ話のタネに勝ってみますか!!!

お味のほどは・・・牛乳とほぼ変わらん(笑)

まあ慌ただしく過ぎたオルドスの日々でしたが、空港の天井の絵が物凄かった!!

Mongol Ordos Airport !(◎_◎;) - Spherical Image - RICOH THETA

オルドス・・・もっと時間があったらもっと好きになってたかも〜

20230303Ordos8.jpg

Posted by ファンキー末吉 at:13:44 | 固定リンク

布衣劇場ツアー2023内モンゴル自治区フフホト呼和浩特乌兰恰特大剧院

今回のツアー初の2本連続ライブ!!
5時起きで北京北駅へ〜

20230301HohHot1.JPG

北京北駅ってワシ初めてなんか?!(◎_◎;)あまり見覚えがないが・・・
始発駅なのでこんな感じ〜

20230301HohHot4.jpg

列車に乗り込む〜

20230301HohHot6.jpg

内モンゴル自治区の省都(?)のフフホトまでは高速鉄道で2時間半〜
モンゴル自治区に入ると景色がこんなん〜

20230301HohHot7.jpg

モンゴルっつうとこの曲を思い出すのよねぇ〜

この曲のレコーディングエピソードはこちら

着いたら軽くメシ入れて会場行ってセッティングしてサウンドチェックしてそのままライブ〜(笑)

20230301HohHotStage3.JPG

20230301HohHotStage4.JPG

20230301HohHotStage5.JPG

20230301HohHotStage6.JPG

20230301HohHotStage7.JPG

20230301HohHotStage1.JPG

20230301HohHotStage2.JPG

20230301HohHotStage8.JPG

ドラムソロ!!

さすがに疲れて打ち上げもせず〜翌朝はやっぱり寒い(>_<)

20230301HohHot15.PNG

外にモンゴル特色の地元料理でも食べに行きたかったのだが寒すぎて断念(>_<)
ホテルのバイキング〜・・・なんと!!ちゃんとモンゴルミルクティーが〜!!!

20230301HohHot2.jpg

寒い日にはこれがいいのよ〜
ほんま食文化ってその土地土地によく合ってるよねぇ〜・・・

20230301HohHot12.jpg

モンゴルミルクティーには砂糖の入った甘いバージョンと、塩味のバージョンがあるが、ここではより多く親しまれている塩味バージョン!!
そして雑穀やらチーズやらをお好みでトッピング!!

モンゴル人はヨーグルトも必ず飲みます!!

20230301HohHot8.jpg

ちなみに左側の鍋は、羊の内臓を辛く煮詰めたもの(羊杂碎)!!
朝からこれは・・・(>_<)

昼メシはこれまた名物のシューマイ!!

20230301HohHot10.jpg

広東料理のシューマイとは全く違う!!

20230301HohHot11.jpg

焼き餃子のように、これを多めの油で炒めたやつもある!!

20230301HohHot14.jpg

食後の散歩〜街角の看板にはだいたいモンゴル文字でも表記されている・・・

20230301HohHot9.jpg

20230301HohHot3.jpg

20230301HohHot5.jpg

20230301HohHot13.jpg

ちょうどネットで「中国政府がモンゴル文字を禁止に」というニュースを見たが、このむっちゃ広い内モンゴル自治区の全ての看板からモンゴル文字を全部削除するって現実無理やろ〜(笑)

日本人はとかくステレオタイプの考えをする人が多く、「ゼロか全てか」のように考えてる人が多いように見える・・・

「少数民族を弾圧している」・・・そりゃそういう部分もあるのかも知れないが、全てがそうであるわけではない!!

私の家族のような友人であるLaoLuanは漢族だが、奥さんが回族という少数民族である。
生まれた子供は漢族か回族かを選べるそうで、彼らは子供の民族に回族を選んだ。
少数民族の方が色々優遇政策の恩恵を受けれていいと言うのだ。

「宗教を弾圧している!!」・・・
例えば中国政府は「法輪教」という宗教は徹底的に弾圧している。

聞けば天安門広場で何万人も集まった集会を行い、中止命令を出した瞬間に潮が引くようにいなくなり広場にはゴミひとつ落ちてなかったという状況に、時の指導者「江沢民」が激怒したという噂もある・・・

中国政府にとって、中国共産党の言うことを聞かないもの、そして中国共産党以外で大きなリーダーシップを取るような人間は絶対に許せないのだ。

ヤクザ映画に出て来る
「ヤクザはね、ナメられちゃぁ生きてゆけないんですよ」
という台詞を思い出す・・・

ただその宗教弾圧は、中国全土の全ての宗教において行われているわけではない。
街中には至る所にイスラム寺院があるし、キリスト教の教会もよく見る。

ところが日本のマスコミや、それを見る人たちは全くそのような事実は知らないか、もしくはそういうものから目を背けようとしている。

反日デモの時にも書いたが、日本人を殴っている映像を撮ったカメラマンがそれを日本のニュース番組で流す、しかしそれを止めようとしている中国人の映像は決して撮らない。
例え撮ったとしてもテレビ局は決してそれを流さない。

「わかりにくいから」である。

その昔、女子十二楽坊が日本で流行っている時に、中国でNHKの電話インタビューを受けた。

「中国では今や大人気なんでしょ?」
「いや、まだまだ知ってる人は少ないですねぇ〜現在では日本だけで売れてる状況でしょう」
「あの人たちは中国では第一線の一流ミュージシャンなんでしょ?」
「いや、学生に毛が生えたような程度ですよ」

そのインタビュアーは最後には怒ってこう言った。
「それじゃあ番組にならないんですよ!!」

知るかそんなこと!!!アホか!!!

私は全てのマスコミがそうだと思ってるし(それもある種のステレオタイプか?)、そのマスコミやSNSを鵜呑みにしてそう考えてる日本人の全ても私はアホだと思う。

そしてそういう人たちは、そのように発言する私を「中国共産党寄りの人間」として叩いて来るのだ・・・
ほんま「アホか!!」である。

誰だって(私は中国人だってそう感じてると思っているが)中国共産党なんて嫌いである。
でも私は(彼らは)その中国共産党が事実上の一党独裁のこの国で暮らしている。

先日のゼロコロナ政策で嫌気をさした多くの日本人が中国を見限って帰国したが、私はまだこの国に残っている。

同じように中国共産党に嫌気がさした中国人はどうする?
1、同じように嫌気がさして祖国を後にする?
2、革命を起こして自分の理想の国を作る?
3、少々のことは我慢して祖国で暮らす?

人によって違うだろう、外国人だってそうである。

私はまだここにいる・・・
イヤな思いをすることも多いけど、まだ中国ロックのために少しでもと貢献している。
日本のロックに貢献した時代もあったけど(笑)、今となってはもう30年以上もこれをやり続けているのだ。・・・

中国共産党が嫌いなら出てゆけ!!出て行かないんだからきっと中国共産党寄りの人間なんだろ!!・・・そんなアホな考え方はこの広い大陸では通用しない!!
いや世界に出たら、そんな考え方など全く通用しないことを知るべきである。

日本人が「少数民族を弾圧している国」と思っている少数民族自治区で、その少数民族の文字だらけの街中で、その少数民族ならではの食い物を食っている・・・

美味いのよ〜これが・・・

あ、そう言えば中国人はこのモンゴル料理を「中華料理の一種」と思っているなぁ(笑)
モンゴルの文化も「中国の文化のひとつ」だと思っている!(◎_◎;)

そう言えば「亜州鼓魂」というソロアルバムを出した時に、私はこのアルバムでは日本のマーケットなど全く気にしてなかったので(だから日本では全く売れてない)、日本語の曲こそ1曲も収録されてないが、中国語とモンゴル語と韓国語で歌う楽曲を収録した。

その時の中国のインタビューで、インタビュアーがこんな発言をしたなぁ・・・
「日本人なのにどうして全て我が国の言語でアルバムを作ったんですか?」

あ、そうかぁ〜モンゴル語もモンゴル共和国(この国では「外モンゴル」と言う)ではなく、中国の内モンゴル自治区の「方言」だし、韓国語(在日韓国人に歌ってもらったので、ここではそう言うが)も、中国の朝鮮族自治区の「方言」なのな・・・

だからそのうち「外モンゴルも中国!!」とか「朝鮮半島も中国!!」とか言い出さんかのう((((;゚Д゚)))))))

世界平和を祈るぞ〜・・・

Posted by ファンキー末吉 at:05:55 | 固定リンク

2023年3月 3日

布衣劇場ツアー2023番外編BlueNote北京

ツアーの合間に飛び込んで来たこのスケジュール、楽器と照明スタッフはそのままの行程で舞台設置をやり、メンバーと数名スタッフで手持ち楽器で北京に行く・・・

ドラムはと言うと、小屋にはツインペダルはあるがシンバルはないと言うが、持って行くスタッフもいないので何とか北京で借りられないか、と・・・
ついでにギターアンプも1台しかないのでどっかで借りられないか、と・・・

ちょうどいい、Wingのドラムスクールにファンキースタジオのマーシャルもあったはずなので、そこでシンバルも借りれば一番手っ取り早い・・・

ってスケジュールがスケジュールなのでそれでも大変なのよ〜
北京着いたら布衣の親会社んとこ行ってアンプが積めるジープに乗ってWingさんのドラムスクールへ〜
そしてその後飲み会へ〜

翌日は朝から取材〜

そしてやっと会場入り〜!!!

20230228BeijingBlueNote20.jpg

Blue Noteと言えばJazz界で一番老舗のライブハウスで、Jazzを志す全てのミュージシャンの憧れの店である。

私はNew Yorkの本店のJamセッションは行ったことあるが、もちろんJazzミュージシャンとして出演したことはない・・・

ここ北京のBlue Noteには歌手のバックで出演したことがある。
店に出演するアーティストは、本店と同じく世界レベルのアーティストであるべきというお達しは来ているだろうが、いかんせん中国でJazzだけで小屋が埋まるほどまだまだ世界的なJazzアーティストは育っとらん・・・

というわけでJazzの小屋なのにまあ「ポップスもOK」ということだろう。
ここ北京のBlue Noteには歌手のバックで出演したことがある。

まるでディナーショーのように全席着席の豪華な食事のライブだった・・・

中に入ってみると、何とドラムが隅っこに置かれてる〜!(◎_◎;)

20230228BeijingBlueNote14.jpg

まあステージの横幅はそこそこあるけれども、奥行きがないので、ドラムを真ん中に置くとボーカルやギターのスペースがかなり限られてしまうわけね、ええよ〜

というわけでセッティング完了!!

20230228BeijingBlueNote13.jpg

タムもあるだけ全部並べてロック的な音にチューニングしました〜
あとはプログラムを出すRoland SPD Oneをセッティングすれば〜・・・ってそれ置いて来たツインペダルのケースの中やん!!!(>_<)

どうする?・・・いや、機械に強いドラマーとしては何か方法があるはず・・・
そや!!パソコンにデータが残ってるから、左クリック右プログラムのデータを新たに作ってやればパソコンからモノ出力で出せるぞ!!

・・・ってパソコンも卓で録音出来るから持って来てないやん!!!(>_<)

うーむ・・・ほなiPadならあるからこれで作れんか?・・・
GarageBandを開いてみる・・・

Roland SPD Oneのデータは、古いのんがまだDropboxに入ってるやろ〜
クリックとプログラムがそれぞれ別のフォルダにステレオで入ってるから、それを読み込んでLRに振ったらそれで作成出来るやろ〜・・・

20230228BeijingBlueNote22.PNG

ってこれ二つの速度が同期しまへんがな!!!'(>_<)
きっと音質優先で何やらの変換が掛けられてるんやな・・・(涙)

途方に暮れてたら思い出した!!
確かAURAというソフトが入ってたはず!!・・・それを使ってみよう!!!

20230228BeijingBlueNote21.PNG

見事同期!!そして古いデータなので二胡ソロが入っているのをカット!!
これで無事にプログラムデータ完了!!

あとはこれをモニター卓に出力して、そこからイヤホンでモニターって・・・イヤホンも忘れてますがな!!(涙)

しゃーないなぁ〜モニターエンジニアが使ってる大きなヘッドホンなら使えるか〜・・・
レコーディングやないんやからステージで大きなヘッドホンって(>_<)

まあちゃんと演奏出来たらカッコはどうでもええわ〜そこだけヘッドホン被ろう〜
というわけでメンバー来てセッティング!!

20230228BeijingBlueNote15.jpg

リハーサル〜!!

20230228BeijingBlueNote1.JPG

リハ終わったら楽屋へ〜・・・みんな疲れてるのよ(笑)

20230228BeijingBlueNote12.jpg

20230228BeijingBlueNote19.jpg

他の国のBlue Noteには出たことないから知らんけど、Blue Noteって賄いがつくのね!!(◎_◎;)

しかもステーキ!!(◎_◎;)!(◎_◎;)

20230228BeijingBlueNote18.jpg

しかも中国ではライブハウスの楽屋には必ずと言っていいほどビールが振る舞われる!!

20230228BeijingBlueNote17.jpg

やる前に酔い潰れてまうやん!!(>_<)

あと、どこの国でも花束は届いたりするけど、中国では稲穂を贈るんか?(笑)

20230228BeijingBlueNote16.jpg

なんやかんやで本番!!

20230228BeijingBlueNote3.JPG

こんなに客入ってええんか?!(◎_◎;)・・・Jazzクラブやろ・・・

20230228BeijingBlueNote8.JPG

椅子テーブル全部取っ払ってオールスタンディングやし!(◎_◎;)

20230228BeijingBlueNote5.JPG

20230228BeijingBlueNote7.JPG

20230228BeijingBlueNote9.JPG

ダイブまでやっとるし・・・Blue Note本社からクレーム来んのか!(◎_◎;)

20230228BeijingBlueNote11.JPG

ヘッドホンを被っているのはこの曲だけプログラムを出しているからです・・・

20230228BeijingBlueNote10.JPG

大盛り上がりで終了!!

20230228BeijingBlueNote2.JPG

20230228BeijingBlueNote6.JPG

ドラムソロは歴代「牛逼コール」が一番強烈なソロでした〜(1'43"辺りから)

ロードムービー

心配なのはBlue Note北京がNew Yorkの本社から「老舗のJazzクラブでこんなライブやりよって!!」と怒られないかどうかということである(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:14:26 | 固定リンク

2023年2月28日

布衣劇場ツアー2023河南省鄭州河南艺术中心

一日移動日次の日ライブというスケジュールで組まれている今回のツアー、時々間に2日空く時がある。
移動して次の日セッティング、その次の日ライブのみというスケジュールで、今回の鄭州がそれ!!

ところで、河南省に来たら待ち構えているおっさんがいる!!
(最初はこの時、次はこの時・・・など(>_<))

こう言うと人にびっくりされるが、実はこう見えても人見知りなのである(>_<)

でもまあ今ではマネージャーと繋がっててくれて、私ではなくマネージャーに直接連絡が行くので楽である。
向こうは好意であっても、毎回私のところに連絡が来て、私からマネージャーに食事のセッティングとかを相談するってのは実は非常に手間なのである・・・

ツアーで一番大変なのは、駅とか空港に着いてからタクシーなどに分乗して機材持っての移動なのだが、今回は大型バスが待ち構えているし、機材もトラックに積んで運んでいるので楽である。

ホテルに着いてがら連絡が回る・・・
「ご飯行く人は降りて来てね〜ご馳走が待ってるわよ〜」

連れて行かれたところがまた高級なレストラン!(◎_◎;)

20220226ZhengZhou12.jpg

店の名前が「杜康なんたら」という店で、この杜康酒っつうのが実はこの辺の名物で、中国最古の酒と言われてる銘酒らしい!(◎_◎;)

元々は人の名前で、日本でも酒を作る人のことを杜氏と言ったりするのはここから来ているということだ!(◎_◎;)

また、田中角栄が最初に中国に来て国公正常化を成し遂げた時にこの酒を求めたという都市伝説もある!(◎_◎;)

これ!!

20220226ZhengZhou4.jpg

20220226ZhengZhou8.jpg

非売品を売っているところが中国らしい(笑)

20220226ZhengZhou3.jpg

料理もずらりと並ぶ・・・

20220226ZhengZhou14.jpg

20220226ZhengZhou15.jpg

20220226ZhengZhou11.jpg

20220226ZhengZhou10.jpg

20220226ZhengZhou9.jpg

20220226ZhengZhou7.jpg

20220226ZhengZhou6.jpg

20220226ZhengZhou5.jpg

20220226ZhengZhou2.jpg

エビチリって中華やったんや!(◎_◎;)
こっちで見たことなかったから、天津飯みたいなジャパニーズ中華かと思ってた・・・

20220226ZhengZhou13.jpg

そしてシメのスープ!!・・・やはり味が薄い(>_<)
(なぜ中国のスープは味が薄いのかの考察はこちら

20220226ZhengZhou1.jpg

実は今回はおっさん頭(笑)の大刚(DaGang)は来ておらず、いつものその子分みたいな(笑)坤(Kun)が色々取り仕切ってくれてたのだが、この食事は実は彼のお兄さんの奢りだそうである!(◎_◎;)

20220226ZhengZhou18.JPG

まあ手を変え人を変えありがたい話である・・・

鄭州にはJazzクラブがあると言うのでその後に行ってみた・・・
なんとピアニストはオーストリアのウィーン音楽学院でJazzを学んだと言う!(◎_◎;)

さっそく混じってセッション!!

2曲目はswingや言うてたのにevenで弾いとるん?ソロからまたswingなん?
16-16-8-8の変則A-A-B-A形式なんや〜まだまだ知らん曲多いのう(>_<)

ここでもオーナーにしこたま酒を奢ってもらって、明日また来ることを約束してその日はこてん・・・

次の日は会場に入ってセッティングして、そのまままた接待を受ける〜

また手を変え人を変えて、今度は有名な役者さんの自宅やと!!!(◎_◎;)

20220226ZhengZhou17.JPG

前菜の鶏の足でロックピース!!(笑)

20220226ZhengZhou16.JPG

そしてまたJazsクラブ!!
キーボードの順治も混じってセッション!!

オーストリア帰りのピアニストともセッションしたかったので呼び出してセッション!!

この日もオーナーにまたしこたま奢ってもらって次の日は二日酔い(>_<)
まあライブ当日ではあるけど、前日にセッティングとサウンドチェックは全部終わらせているので夕方まで寝るだけ!!ゆっくり休めるわぁ・・・

と思っていたら!(◎_◎;)

20220226ZhengZhou34.PNG

今まで現れてなかった大親分の大刚(DaGang)が今晩来れないんで食べ物持って訪ねて来るって・・・(>_<)

困るのよねぇ〜部屋まで押しかけてこ来られちゃ(涙)

20220226ZhengZhou21.jpg

後には坤(Kun)までやって来て(涙)
LaoWu達が助けに来てくれてダベってくれてるのが非常に助かる・・・(>_<)

でもね、それやったらみんなLaoWuの部屋でダベってくれたら助かるんですけど・・・(涙)

というわけで差し入れられた地元の名物・・・これってツアー中には荷物になるから実は困るのよねぇ・・・(>_<)

というわけでやっと帰ったのでゆっくり休んでライブ!!

20220226ZhengZhou30.JPG

20220226ZhengZhou32.JPG

20220226ZhengZhou33.JPG

20220226ZhengZhou31.JPG

20220226ZhengZhou24.JPG

20220226ZhengZhou25.JPG

20220226ZhengZhou26.JPG

20220226ZhengZhou27.JPG

ドラムソロ!!

20220226ZhengZhou28.JPG

20220226ZhengZhou29.JPG

打ち上げは去年と同じくラーメン屋さんを貸し切り〜

20220721ZhengZhou7.jpg

ということはこのラーメン屋さんが我々を接待!!(◎_◎;)
まあ手を変え人を変えて色んな人にご馳走になりました〜!!!


ところで今回の酒の席で坤(Kun)がこんなことを言っていた・・・

「僕と大纲(DaGang)はね、北京に行くとLuanShuにいつもご馳走してもらうんだよ。だからね、LuanShuにFunkyさんを紹介してもらって、そしてFunkyさんに布衣を紹介してもらって、だから僕らはあなた達が来たら絶対もてなさなければならないんです!!この縁に本当に感謝してます!!」

奢られてばかりで感謝されてもなんなのだが(笑)、このLuanShuという人間も、まだ彼がペーペーだった頃、私が彼をいっぱい助けてやった。

回り回ってLuanShuから受けた恩を彼らは私に返しているというわけだ・・・

実際のところ中国社会はいくら経済大国になったと言っても、基本的にはこれで回っている・・・
中国は4000年の歴史の中で、徳川幕府のように何百年も国が平定されたことがない。
常に戦乱があり、血で血を洗うような戦いの中で生き抜いて来た。
「中国人は地縁、血縁、金しか信じない」と言われるのはこのためである。

ITがこれだけ進化した国でも「友達がいなければ生きてゆけない」というのは、私がこの国に来て30年間まるで変わってはいない。


ツアーの合間にぽっこり入ったBlueNote北京でのライブの為にそのまま北京に着いたら、王晓旭(WangXiaoXu)という男が私を待ち構えていた。

好久没见的老朋友喝酒!! - Spherical Image - RICOH THETA

何のことはない、「久しぶりだから飲もうぜ」というだけの話である・・・

こいつと最初に会った時はこいつもまだペーペーだった。
それでも彼はなけなしの金で私に「豆豉鲮鱼油麦菜(DouChiLingYuYouMaiCai)」という安い野菜炒めみたいな料理を奢ってくれた。

その時の話:豆豉鲮鱼油麦菜(DouChiLingYuYouMaiCai)と涮羊肉

その代わり(笑)私も彼から来る金にもならない仕事を一生懸命やってやった。

今ではこんな豪勢な料理を私に奢ってくれるぐらいにはなっているようだ。
私も遠慮なく色んなことを頼む。

今ではとても難しいこの国の労働ビザのこと、今度ドラムの教材を出すに当たっての「
版号」という国家の出版許諾・・・とか、私が「これ何とか出来る?」と言うと、彼はすぐさま知り合いに電話をかけて調べてくれるのだ。

ちょっとニュアンスは違うが「コネ」という日本語は中国語で「関係(GuanXi)」と言う。
関係が変わればその周りの人間も変わるので、こちら側から叩いても響かなかったものが、あちら側から叩いたら響いたりするので、実際こういう食事会は私にとってもありがたいのである。

しかも奢ってもらって・・・(笑)

・・・とここまで書いてふと思い出した。
中国人は食事を奢ってもらっても「ごちそうさま」とは言わないのだ。
「ありがとう」も言わない。

言うと「何言ってんだ、おかしいぞ!!」と逆に恐縮される。
私も気がつけばこの時、「ごちそうさま」の一言も言わなかった。

日本人だと何と失礼なことだろう・・・もう日本では暮らせないかも知れない(笑)

でも中国はこれで回っている。

世話になったんだから奢るのは当たり前、また次に末吉が奢ってくれるならそれはまたありがたくご馳走になる。

「持ちつ持たれつ」・・・「ああ美味かった」それでいいのである。

あの鄭州の人たち、そしてこの王晓旭(WangXiaoXu)、今の関係では私が一方的にご馳走になってばかりだが、彼らがもし何か困ったことがあった時、もしそれが私の力で解決するものであれば(これ中国ではむっちゃ大事!!)私は喜んでそれをするだろう。

昔、NHKが中国で私のドキュメンタリー番組を制作した時に、そのスタッフの中に中国人女性がいた。
撮影が終わって彼女が私にこう言った。
「Funkyさん、疲れませんか?昼には誰々夜には誰々、四六時中誰かと会ってお酒飲んだり・・・」
「え?だってそれやらないとこの国で生きてゆけないでしょ?」
「私はそれが出来ないからこうやって日本に来たんです。日本は私にとって天国です。あのめんどくさいことをやらなくたって仕事が出来るんですから・・・」

私はきっとそれが「好き」なのだろう・・・だからこの国でこうして生きてゆけている・・・

Posted by ファンキー末吉 at:06:31 | 固定リンク

2023年2月25日

布衣劇場ツアー2023江蘇省蘇州保利大剧院

泰州から蘇州までは同じ江蘇省なのでバス移動〜・・・だけど3時間以上かかって遠い〜(>_<)

昔から、ツアーに来たらホテルの近所を散歩したりするのが常だったが、今回はホテルが辺鄙なところにあるのと、何よりも寒い!(>_<)

20220223SuZhou1.PNG

だから、今回のツアーではとにかくずーっとホテルの部屋から出ない!!
でもこれってホテルが高級だからというのもあるかも知れない・・・

ライブハウスツアーの時にはバンドが自分で金出してホテルを取るので、必然的に会場に近くて一番安いホテルを取る(笑)

今回は主催元が取るので、まあ大会社なんできっと提携しているホテルなんだろうけど、今まで泊まっていたホテルなんかより数段いいホテルを取ってくれている。

「金持ちはいいホテル泊まってもガツガツ遊びに出かけたりせずに、基本的にはホテルから出ないんだよ」
という話を聞いたことがある。

そりゃいいホテルほど居住性がいいのだから、出ずにホテルでぐっすり休みたい気持ちもよくわかる・・・

いいホテルってベッドや枕も違うのか?・・・
あると思います!!・・・睡眠の質もちょっとよくなったような気もする・・・

というわけで、メシ以外全く出歩くことなく次の日本番!!(笑)

20220223SuZhou3.JPG

20220223SuZhou4.JPG

20220223SuZhou5.JPG

20220223SuZhou6.JPG

20220223SuZhou7.JPG

20220223SuZhou2.JPG

20220223SuZhou8.JPG

ドラムソロ!!

蘇州に住む日本人には知り合いが多いので、ライブに招待させて頂いた方々と日本食街で打ち上げ!!

20220223SuZhou19.jpg

久しぶりの刺身!!!

20220223SuZhou16.jpg

大好物のエイヒレ!!!

20220223SuZhou17.jpg

そしてこの日はどうしてもこのカマが食いたかった〜(涙)

20220223SuZhou25.jpg

何より久しぶりに日本語話しながら酒飲むっつうのが楽しいのよ〜(涙)
SNSとかで日本語には毎日触れてるけど、中国人ばかりとツアー廻ってると、日本語を喋るっつうことが全くないからなぁ〜・・・(>_<)

ところで日本食を食べながらふと考えた・・・
日本料理ってあんまし取り皿が汚れんよねぇ・・・

刺身は(コロナを気にしなければ)直箸で醤油皿に取ってそのまま食べるし、マグロのカマも基本そんな感じやし、冷奴はおひとり様用のが出てくるし、この日はサラダを小皿に取り分けて食ったぐらいかな・・・

まあ取り皿が汚れても、居酒屋によってはテーブルに取り皿が積まれているところもある。

ところが中華と来たら・・・

20220223SuZhou13.jpg

この状態で料理が並ぶわけで・・・
そうすると取り皿はあっという間にこんなんなる・・・

20220223SuZhou23.jpg

それに対して取り皿というのは・・・

20220223SuZhou24.jpg

これは泊まっている高級ホテルのレストランのVIPルームなのだが、実は取り皿は2枚重ねで汚れたら自分で勝手に取り替えて下さいというもの。
それでも中国で数多く食事をしてるが、こんなのは非常に珍しい。
(てかこのテーブルで2枚目の皿を使った人間はひとりもいなかった(笑))

むっちゃ高級なレストランでは、スタッフが廻って来て汚れた皿を取り替えてくれることもあるが、基本中国人は「皿が汚れる=料理の味が混ざる」ということをあまり気にしない・・・どころか「美味しいものと美味しいものが混ざるんだからもっと美味しいだろ」と思っているような節がある・・・

特に味の濃いこのような料理・・・东波肉(日本語でトンポーロー)

20220223SuZhou26.jpg

の後に味の薄いこんな料理を食べたら・・・

20220223SuZhou28.jpg

全部「东波肉(トンポーロー)」の味になってしまうやん!!(>_<)

日本では例えば食べる前から胡椒など調味料を振りかけてると「味を勝手に変えるな!!」と料理人に怒られたりする・・・

別に中国の料理人は、この薄味の料理が东波肉(日本語でトンポーロー)味になったところであまり気にしてないのではないかと思われる・・・

美味しければいいのよ(笑)

ところで美味しいと言えば、この东波肉(日本語でトンポーロー)を白ごはんに乗せて食うのがむっちゃ美味い!!

20220223SuZhou18.jpg

うちの仲間だけかも知れんが、料理が食べ終わった皿に白ごはんを乗っけて食うのもむっちゃ美味!!

20220223SuZhou20.jpg

20220223SuZhou10.jpg

何でも白ごはんにぶっかける!!

20220223SuZhou11.jpg

見た目なんかどうでも良い!!美味ければそれでいいのだ!!
しまいには大皿で出て来て取り分けて食べていた白ごはんの、その大皿のまま料理の汁をぶっかける(笑)

20220223SuZhou21.jpg

ところでお気づきであろうか・・・日本だとお茶碗のご飯とお椀の味噌汁、みたいにご飯を食べるお茶碗とは別に汁用のお椀が必ず出て来るが、中国には基本それがない!(◎_◎;)

じゃあスープはどうやって飲むの?・・・
このご飯を食った後のお椀で飲むのである!!

その頃にはこのお椀にはあらゆる料理の汁が乗ってぐちゃぐちゃになってしまっているので、スープの味はまたそのぐしゃぐしゃの味が混ざってしまうことになる!(◎_◎;)

日本の料理人だと、「一生懸命作った味を変えずに食べて下さい」と怒るかも知れない。
でも中国では「美味ければそれでいいのだ!!」なのである!!(あろう)・・・

私個人の感想であるが、中国のスープの味は日本の味噌汁なんかに比べると薄味のように感じる。
それはひょっとしたらこのように「味が混ざる」ことを前提で味付けしてるのではないだろうか・・・

あくまでの個人の見解である。
ほんまかどうか知らんけど・・・

Posted by ファンキー末吉 at:14:25 | 固定リンク

2023年2月23日

布衣劇場ツアー2023江蘇省泰州大剧院

泰州(TaiZhou)って来たことあるよなぁ〜・・・確か海沿いで海鮮をご馳走になったのう
とか言ってたら「いや、初めてよ¥!!」とぴしゃり!(◎_◎;)

いや、バンドで一回来てなんか音楽学校の中のステージでライブやって・・・
その前にワシはドラムクリニックで来て、そこでX.Y.Z.→AのWonderful Lifeのメロディー思い付いたから覚えてる〜・・・

て思ったら、それは台州(Tai 2Zhou1)で泰州は『Tai 4Zhou1」・・・って四声が違うのね(>_<)

というわけで初めての街「泰州(Tai 4Zhou1)」は江蘇省の真ん中ちょい下、揚州の東側に位置する街ですな・・・

街中には至る所に布衣のポスターが〜

20230221TaiZhou18.jpg

20230221TaiZhou20.jpg

20230221TaiZhou17.jpg

・・・ってきっと会場の周りだけなんでしょうが(笑)

ありがたいことにホテルから歩いて行ける距離にショッピングモールが〜!!

20230221TaiZhou21.jpg

都会に出て来たばかりの田舎もんのように(その通りなんですが笑)ウィンドウショッピングは散歩にもなるし楽しい〜

20230221TaiZhou15.jpg

何よりもこういうショッピングモールには大きなスーパーマーケットがあるのが嬉しい!!

20230221TaiZhou19.jpg

何を買うかと言うと、ショ糖ゼロのヨーグルト!!
小さなコンビニとかだと全部砂糖が入ってるのよね〜

20230221TaiZhou16.jpg

いつも2日おきに移動日と本番というスケジュールで廻っていたが、今回は間2日空いているので、移動日、そして次の日は会場入りしてセッティングとリハのみ、次の日はゆっくり夕方会場入りしてライブというのんびりしたスケジュール!!

しかも、もうマーキングを見てマネージャーの小文がちゃんとドラムをセッティング出来るので、私はもうスタッフ入り時間に入らなくても良い\(^o^)/

20230221TaiZhou1.JPG

本番開始!!

20230221TaiZhou3.JPG

20230221TaiZhou8.JPG

20230221TaiZhou9.JPG

20230221TaiZhou10.JPG

20230221TaiZhou11.JPG

20230221TaiZhou12.JPG

20230221TaiZhou13.JPG

20230221TaiZhou14.JPG

20230221TaiZhou7.JPG

ドラムソロ!!

ところでこの日は、ライブハウスよろしく客が会場狭しと暴れ回る!(◎_◎;)

日本のコンサート会場なんかだと警備員がいて座らせたりするけど、ここはクラシックとか演劇とか見る会場やからなぁ・・・警備員おらんし〜

旗振ってる人もおるし〜いや中国人ほんまに旗好きやなぁ〜・・・ロックライブには必ず旗振る人がおる(笑)

そして今日はボーカルのLaoWuの誕生日!!
「喝也喝不完的酒」という「飲んでも飲み切れない酒」という歌の途中では、誰から贈られたのかむっちゃ高い白酒がフロント3人に振る舞われる〜

ええんか?飲食物持ち込み禁止のステージ上に酒持ち込んでも!(◎_◎;)
まあこの会場の系列本社から派遣されてツアー廻っているスタッフが振る舞うんだからええんでしょう(笑)

終わったらいつものようにロビーに出てサイン即売会!!

20230221TaiZhou5.JPG

後に何やら小さなステージがあってドラムセットも置かれていると思ったら、開演前にはここでミニライブが行われていたのだとか〜・・・

20230221TaiZhou4.JPG

いや見たかったのう〜布衣の曲やるんかのう〜・・・

そして旗振ってたグループとも記念撮影〜

20230221TaiZhou6.JPG

また次はライブハウス廻ると思うんで旗持ってまたおいでや〜!!!

Posted by ファンキー末吉 at:06:06 | 固定リンク

2023年2月20日

布衣劇場ツアー2023福建省福州海峡文化艺术中心

ツアーももう8本目!!

初日の海南省海口や次の広東省东莞は暖かかったが、そこから湖北省の武漢黄冈、江西省の赣州や宜春、江蘇省の常熟とずーっと寒かった〜(涙)

今回は親会社の都合で(笑)この江蘇省辺りを廻るのが多いのだが、間にぽこんと入っているこの福建省!!
福建省と言うと台湾の対岸よ〜やっと暖かい(涙)

またすぐこの江蘇省まで戻って来るので、移動は飛行機で往復みたいな〜

20230218FuZhou20.jpg

中国の飛行場や駅には必ずマッサージ機がある〜

20230218FuZhou16.jpg

登場して〜

20230218FuZhou18.jpg

800kmぐらい2時間のフライト〜到着したらまたバスに乗り込む〜

20230218FuZhou17.jpg

暖かい(涙)

20230218FuZhou15.PNG

ホテルの周りはまた何もない(>_<)
中国全土どこにでもある蘭州ラーメン食って翌日会場入り〜

小文と音響照明スタッフは朝から入ってセッティング〜

20230218FuZhou1.JPG

もう今ではマーキングによってマネージャーの小文がセッティング出来るのでワシは午後入り〜

20230218FuZhou3.JPG

照明は会場によって毎回セッティングが違うというので大変である・・・

20230218FuZhou2.JPG

ワシらステージ上の人間は生で自分のステージを見ることは出来んが、ワシは毎回全てのライブをマルチトラックレコーディングして、会場一番後とドラムのところからiPhoneでライブを録画、ライブ終わってミックスした音源を会場カメラの映像に入れて毎回みんなに送る。
こんなプロデューサーおらんでぇ〜(笑)

ライブハウスツアーでは照明は小屋の人間に任せっきりで、まあダメ出ししたところで翌日は違う人間が照明をやることになるので仕方ないのだが、今回初めてツアーに専属の照明がついて来てるというわけで、プロデューサーとしてはそのライブ映像を見ながらどんどんダメ出しをする(笑)

前述の通り、ワシらは自分のライブの照明を生で見ることが出来ないので照明についてはそんなに詳しくはないのだが、ワシ自身中国の照明について思うことは多々ある。

まあ照明という職業を選ぶ人なのだからビジュアルで表現しようという人なのはよくわかるが、往々にしてステージ全体を見て全体で絵を描くと言うか、そんな感覚の人が多いように思える。

人のライブを見てその小屋の照明にダメ出ししたこともあるのだが、ギターソロなのに全体が暗くてギタリストの指が見えん(>_<)

ライブ見に来てる客なんて、ステージ全体が綺麗かどうかなんて(それも必要ではあるが)よりも、ステージ上で演奏してる人を見たいのんとちゃうん!!

爆風のツアーの時に、当時は携帯で映像撮るなんてことは出来ん時代なのでビデオ回して見せてもらったことがあるが、ステージ最後には客電まで全部つけてむっちゃ明るい・・・
「客電までつけると、客は隣の人とか盛り上がってるのを見て更に盛り上がるんだ」
と言ってたのも覚えている・・・

ところが中国では何かと言うと幻想的にしたがるのでアンコールなんかでも全体的に暗い(>_<)

うちの照明にも「前半はいいけど後半一番盛り上がってる時に暗くすんな!」というのは毎回口を酸っぱくして言っている。

「客電まで全部つけて」
と言うとまた中国では事情が違うらしく、
「客電は小屋のもんだからうちらが勝手につけたり消したり出来ない」
と(>_<)

それである日は客電つけたままリハーサルしてたのね・・・
小屋は中国共産党のもんやからなぁ〜しゃーないなぁ〜・・・(涙)

まあお国柄(笑)もあるので、出来ることで頑張ってゆくしかない!!
ワシが照明スタッフに見せたのは爆風のある時のライブ映像・・・

ワシがビデオを見せてもらった時には、この美人天国という曲では、ドラムのフィルインまで全部照明が同期してた・・・
サビに入る前のたかだか一小節のドラムフィルのその瞬間に全体照明が真っ暗になって、全てのピンスポがドラムだけに当たるのだ・・・

まだコンピューター照明などがなかった時代に、当日会ったばかりの現地照明と一緒にそれを手動でやるんだからもの凄い!(◎_◎;)

残念ながらその映像は見つからなかったが、この映像でも曲に入る直前のドラムフィルの時にちゃんとドラムがフィーチャリングされとるし、歌が入る瞬間も8分で喰って入るならピンスポもちゃんと8分で喰って入っている・・・

「お前の要求はわかるけど、今回は予算がないんで銀川の照明しか雇えなかったんだよ」
と悪そうにLaoWuは言うけど、別に「腕」とかはワシは気にしない。
そんなこと言ったら布衣のプレイヤーだって中国最高峰のプレイヤーではないが、「バンド」として一緒にひとつの音楽を作り上げているところが大事なのだ!!
その「音楽」に完璧に同期する照明を作ってくれたらそれでいい!!
それこそが「バンドの照明」ではないか・・・

というわけで、もうかれこれ8本のダメ出し(笑)を経て、照明スタッフもやっと色々わかって来てくれたようだ・・・

爆風の時も
「お前らちゃんとリハーサルしてんだから今さら練習は要らんだろ?サウンドチェック終わったらあとは照明のために何度でもリハーサルしてやれ」
と言われてたが、今回のツアーも機材は同じ機材だし、サウンド的なものは別に毎回同じだから、照明のためにリハーサルしてあげられる時間はたっぷりある。

「Funkyさん、じゃあアンコールのドラムソロんとこちょっとやらせて下さい」
と前向きな姿勢も見せてくれる(笑)

「イエィー!!ってとこ、手を振り上げたらそのまますぐに次のフレーズ叩き始めるんじゃなく、ちょっと時間置いてから叩いてもらえませんか?その間に客に目潰し当てますんで、あまり速いと間に合わないんです」
と、照明のためなら音楽(ドラムソロも一応音楽(笑))を変えたってやぶさかではない。
音楽も照明も含めた「総合芸術」なんだからね・・・

というわけで、今回からこんな感じになるらしい(毎回のダメ出し映像より(笑))

こういう積み重ねでライブの質が上がってゆくんだと思うぞ〜
というわけで本番!!

20230218FuZhou10.JPG

20230218FuZhou4.JPG

20230218FuZhou5.JPG

20230218FuZhou6.JPG

20230218FuZhou7.JPG

20230218FuZhou8.JPG

20230218FuZhou9.JPG

20230218FuZhou11.JPG

20230218FuZhou12.JPG

20230218FuZhou13.JPG

20230218FuZhou14.JPG

ドラムソロ!!

このドラムソロも毎回ちょっとずつ新しいフレーズ入れながらもう100回以上やっとるけど、初っ端でコケたんは初めてやなぁ〜(>_<)
でもまあ意気消沈することなく頑張りました〜・・・

ちなみに日本ではコンサートなどで「1ベル、2ベル(本ベル)」とか言って、5分前と本番直前にベルが鳴っていたが、中国ではそれが鐘の音である!(◎_◎;)

こっちの方が風情があってええぞ〜(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:04:52 | 固定リンク

2023年2月18日

布衣劇場ツアー2023江蘇省常熟大剧院

「江西省宜春(YiChun)」から、初めての街「江蘇省常熟(ChangShu)」までは高速鉄道を乗り継いで6時間足らず!!

20230216  ChangShu20.png

今回は中国の列車移動について触れておきましょう・・・

まず日本と一番違うのは、デジタル大国の中国にはもう「切符」というものがない!!
乗車情報は中国人の場合はIDカード、外国人の場合はパスポートに紐付けされているので、それを機械にかざすだけで乗ることが出来る!!

と言っても外国人の場合はこのパスポートスキャンがうまくいかなかったり、トラブルもないことはない。

人がブッキングしたチケット(とは言わんか、乗車情報?)であろうと、通常は「鉄道12306」というアプリにすぐさま反映される(冒頭のスクショはこのアプリのもの)が、私の場合は何故か「本人認証」に失敗してしまい、前回の宜春(YiChun)に行く乗車情報が反映されてなかった。

ところが同じく紐付けされている電話番号にはショートメッセージが来ていて、そこで座席番号もわかるし、大元のデータベースにはその情報が入っているので無事に乗車出来た。


また大きく違うのは、改札の前に、駅に入るための本人認証が必要。
見送りの人は駅には入れないわけね・・・
まあ報道こそされてないけど、テロの多い国やからなぁ〜しゃーないなぁ〜・・・

そして列車が入るホームには列車が当直する直前にしか入れない。
ここにも改札があり、ホームにはその列車の乗客しか降りられないようになっており、日本の新幹線駅のようにホームに売店などもない。

この改札は列車発車の5分前には閉まっていまい、遅れて到着した人には容赦がない。
あと、列車のドアが閉まるのも容赦がないようだ・・・
一度私たちが降車する時に、その駅でタバコを吸うために外に出ていた乗客が、容赦無くドアが閉まってホームに置き去りにされたのを目撃した。

もうドアを叩こうが何しようが全く容赦無く列車が発車してしまい、見るにタバコ以外持って出てないこの人は、このデジタル社会でスマホもIDカードもなくってどうやってこの問題を解決したのかが、他人事ながら気になって仕方がない(笑)


あと違うのは値段!!
中国の高速鉄道を利用していると、日本の新幹線ってどうしてあんなに高いんだと思ってしまう。

この記事によると、中国黒龍江省のハルビン(哈爾浜)から遼寧省大連までの約900kmを結ぶ「哈大」高速鉄道と、日本の東京-広島間に相当するハルビン-大連間900kmを比較して、中国は403.5元(円安で約8000円)で日本は1万9280円。

まあ日本はバス代から地下鉄までやっぱ高いよね。
タクシーに至ってはもう庶民の乗り物ではない(>_<)


さて今回の移動は実は全部一等車!!\(^o^)/
それでも値段は二等車の1.5倍ぐらいなのだからやはり日本より安い!!

こんなん・・・

20230216 ChangShu8.jpg

一列に4席ね、ちなみに前回まで乗っていた二等車はこんなん・・・

20230216 ChangShu14.jpg

一列に5席ね、そして実は特等席っつうのもあるようだ!(◎_◎;)

20230216 ChangShu13.jpg

これね、フラットシートで寝れるっつうのがええよねぇ〜・・・

20230216 ChangShu22.jpg

ちなみに一等車の上曲にはもれなくこんなんが配られます〜

20230216  ChangShu30.jpeg


常熟(ChangShu)駅に着いた〜
「明日の会場はホテルからはむっちゃ遠いから、また入り時間に会場入りしてもホテルには戻らないからね」
と業務連絡・・・

今までは「遠い」と言ったって数kmぐらいの距離だったが、今回は20kmもあると言う!(◎_◎;)

そうかぁ〜昨日みたいにじゃあ駅の近くなんだな・・・と思ってたらいつものようにちゃんとバスが迎えに来ている・・・なんで???

布衣は、ライブハウスツアーの時は基本的に会場近くの一番安いホテルを取っていた。
近くに安いホテルがない場合は少々離れている場合もあったが、20kmも離れているホテルを取る必要があるのか???


そこでまた今回のツアーのからくりが見えて来た・・・

この時にも大体の流れは見えて来たのだが、
親会社が巨大な国家企業、そこの系列の劇場を廻る・・・
布衣はライブハウスはいっぱいにはなるが、まだこの劇場を満杯にする力はない。
ところが一等車で移動しぃの〜ホテルも高級なとこ取りぃの〜

・・・ってそのホテルも系列やったら、そりゃ少々遠いところでもそこ取るやろ〜

「今回は田舎の小さな会場だけど、主催者が喜んでくれたら次は都会の大きな会場を廻れるかもよ」
とボーカルのLaoWuが言ってたけど、そもそも今私たちが廻っている田舎の小さな会場って、もともとそんなにスケジュールが埋まってないんとちゃうん?・・・

ホテルも提携だとしたら、周りに何もないホテルが多かったけど、そこももともとそんなに埋まってないとちゃうん?・・・

そう考えると今回のツアー、主催者からするとそんなに赤字ではないのかも知れない・・・
スケジュールが埋まってなくてもスタッフには給料を出しているわけだから、布衣ぐらいのバンドでもそこを使ってくれれば遊ばしているよりは良い・・・


そうかぁ・・・そんなからくりもあるのね・・・というわけで本番!!

20230216 ChangShu7.JPG

20230216 ChangShu6.JPG

うん、動員も少しずつ増えて来たような気もするぞ・・・

20230216 ChangShu5.JPG

20230216 ChangShu2.JPG

20230216 ChangShu3.JPG

20230216 ChangShu4.JPG

20230216 ChangShu1.JPG

ドラムソロ!!

ちなみに今回のホテルは近所にちょっと賑やかなところがあったのでそこで打ち上げ〜

20230216 ChangShu10.jpg

中国西北から中国南方まで来たバンドが、中国最西北の料理(>_<)
でもやっぱ羊肉は北方の羊肉ですな!!

20230216 ChangShu17.jpg

20230216 ChangShu21.jpg

20230216 ChangShu16.jpg

ちなみに北方人は肉を食う時に生ニンニクを齧ります。

20230216 ChangShu15.jpg

・・・てワシは北方で暮らしてはいるけど日本人(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:04:12 | 固定リンク

2023年2月16日

布衣劇場ツアー2023江西省宜春文化艺术中心大剧院

同じ江西省の赣州から宜春までは高速鉄道で2時間ほど。

20230216ChangShu19.jpg

20230216ChangShu14.jpg

20230216ChangShu16.jpg

着いたら小雨でギターの小龍が滑って遊ぶ〜(笑)

いつもは駅にバスが迎えに来てて、14人の大所帯がそれに乗ってホテルまで向かうのだが、この日は駅の向かいのホテルにそのまま歩いてチェックイン!(◎_◎;)

まあホテルによっては会場から遠かったりして、会場までバスで送迎だったりするのだが、同じ遠いならこのように駅前のホテルの方がバス料金が倹約できて良い・・・

・・・って主催者の懐の心配をしたって、こんな大会社なんだから心配ご無用という話であるが・・・(>_<)

いろいろ疑問に思ってたことが解けたブログ:布衣劇場ツアー2023湖北省武漢

ところがこの街がとても寒かった(>_<)

20230216ChangShu1.PNG

銀川で5度とかって暖かいイメージがあるのだが、ここでは何故か底冷えする・・・
「銀川で5度って太陽が出てるからね、あと銀川は乾いているので底冷えしないけど、ここは湿度が高いからよけいに寒く感じるんだよ」
とのこと・・・

いや、それより何より、ホテルのドアは開けっぱなし、廊下の窓も換気のためか開けっぱなし、室内が室外と同じ温度なので寒いのよ〜(涙)

日本のコンサートホールでライブをやったのはもう遥か昔なので忘れたが、日本って確か会場に暖房入ってたよね?

こちらは何故か暖房が入ってない!(◎_◎;)

楽屋も暖房が入ってなかったりするので外気とほぼ同じ温度(涙)
だからステージで一生懸命ドラム叩いても寒すぎて汗かかん(>_<)

そんな中で一生懸命ライブ!!!

20230216ChangShu3.JPG

20230216ChangShu4.JPG

20230216ChangShu5.JPG

20230216ChangShu6.JPG

20230216ChangShu7.JPG

20230216ChangShu10.JPG

20230216ChangShu11.JPG

20230216ChangShu12.JPG

20230216ChangShu8.JPG

20230216ChangShu9.JPG

ドラムソロ!!

この日は物販のサイン即売会なし!!
何故なら・・・「寒いから」(>_<)

ホテルに帰っても寒いし、暖房つけて布団でくるまってメシの集合通知を待つ・・・

今回のツアーで一番困るのがメシ!!
親会社の保利の持っている地方都市の劇場を廻っているだが、どの劇場も繁華街からかなり遠く、周りには何もない!(>_<)

ホテルも大体その近くに取ってくれるのだが、だいたい周りに何もない(>_<)
今回は駅前のホテルではあるが、高速鉄道の駅って新開発地区だったりするので(日本で言うと新神戸駅みたいなもんやね)繁華街からまた遠く、周りに全く何もない(>_<)

また例によってデリバリーを頼んで部屋飲み!!

20230216ChangShu22.jpg

近所に何もないのでデリバリーしか選択肢なし!! - Spherical Image - RICOH THETA

次の日の昼飯はどうするか・・・

着いてすぐのメシはホテルのレストランで食ったが、それがまた外気と同じ温度でむっちゃ寒い上に、料理が出て来るのに1時間もかかったのでパス!(>_<)

近所に蘭州ラーメンがあると言うのでそこでメシ!!
西北の蘭州すぐ近くの銀川からツアーに来て、全く関係ない内陸地で蘭州ラーメン(>_<)

20230216ChangShu17.jpg

刀削麺もあるよ

スープ麺ではなく麺に具材を乗っけて食べる食べ方もポピュラー〜

20230216ChangShu20.jpg

20230216ChangShu23.jpg

デブのスタッフは近所に15元(円安で300円ほど)で食い放題の店を見つけて来た!!(◎_◎;)

20230216ChangShu18.jpg

鳥のもも肉は5元(円安で100円ほど)で追加出来るが、基本的に他の料理はご飯もスープも含めて食べ放題!(◎_◎;)

20230216ChangShu13.jpg

20230216ChangShu15.jpg

彼はもうこのお皿に3杯目食ってるし〜!(◎_◎;)

20230216ChangShu21.jpg

20230216ChangShu2.JPG

いやね、日本の皆さんはこの写真見ると汚くて不味そうに見えるかも知れんが、オカズ乗せご飯(彼の場合はオカズの上にご飯を乗せてるが笑)はこのオカズのスープとご飯をぐちゃぐちゃに混ぜて食うのが一番美味しいのよ〜

というわけで今回の劇場ツアー、各地各地の美味しいものを食べながら・・・というのは無理なような気がします(>_<)

どうでもええけどバレンタインデーなのでスタッフが花束くれた〜

可愛いかしら(笑)

20230216ChangShu24.JPG

Posted by ファンキー末吉 at:11:23 | 固定リンク

2023年2月14日

布衣劇場ツアー2023江西省赣州大剧院

赣州ってどう読むの?・・・って一度来たことがあった(>_<)

ブログ記事:布衣2019年春のツアー江西省

「Gan4Zhou1」と読むのね・・・

江西省と言えばメシが辛い!!(>_<)

ブログ記事:布衣2021年ツアー江西省南昌

こっちの料理って、色んな肉とか野菜を唐辛子と一緒にそぼろ状に炒めるのな・・・

20230212GanZhou6.jpg

20230212GanZhou9.jpg

20230212GanZhou10.jpg

20230212GanZhou17.jpg

20230212GanZhou22.jpg

ご飯が進む〜・・・ご飯は炊飯器で出て来て、このテーブルは炊飯器3杯食った(笑)

20230212GanZhou15.jpg

20230212GanZhou12.jpg

20230212GanZhou8.jpg

20230212GanZhou19.jpg

メシの後はJazzクラブに繰り出す〜
今回のサポートメンバーのキーボード順治は私のJazzの生徒なので、彼に
「地元でJazzクラブ見つけとけ!!」
と言ってたら本当に見つけて来たのである!(◎_◎;)

20230212GanZhou7.jpg

ドラムもあるし、ウッドベースまであるんだからセッション出来るそ〜\(^o^)/・・・と思ってら・・・

20230212GanZhou20.jpg

歌手がカラオケ(>_<)
・・・Jazzクラブでカラオケはあかんやろ〜・・・そして2ndステージは・・・

20230212GanZhou21.jpg

サックスがカラオケ(>_<)

あかんやろ〜・・・とオーナーに言うと、
「この街でミュージシャンを見つけるのはとても難しいんです」
と・・・そやろなぁ〜・・・

「もう少ししたらベーシストが来ますんでよろしかったら」
というわけで順治も引っ張り上げてセッション!!

ドラムは叩くもんである!!
ここの支払いはオーナーが全部奢ってくれた〜\(^o^)/

オーナーは階下の流行歌バンドが入る店も経営してて、そこでまた奢ってもらう〜!!

20230212GanZhou1.JPG

食い意地が張っている・・・と言うか、飲み意地が張っているので(笑)タダだとしこたま飲ませて頂いて、翌日は二日酔いで会場入り〜!!

日曜日なので会場にてファンミーティング〜

20230212GanZhou3.JPG

20230212GanZhou4.JPG

20230212GanZhou5.JPG

終わってセッティング〜!!

20230212GanZhou13.jpg

ところでふと気づいたのだが・・・

20230212GanZhou11.jpg

20230212GanZhou16.jpg

これって日本で言う「上手(かみて)」や「下手(しもて)」の意味だろうか・・・

ちなみに笑い話だが、ギターが2本いるバンドの機材に、どちらが「上手(かみて)」に位置するかを示すために、「上手ギター」と「下手ギター」と書いていたところ、
「俺は下手(ヘタ)であいつは上手(じょうず)なんかい!!」
と下手(しもて)ギターの人が怒ったという話がある(笑)

冗談はさておき、このステージのどちらが「上手(かみて)」でどちらが「下手(しもて)」なのかは、「ステージに向かって右左」とか「ステージから客席に向かって右左」とか言われるのだがすぐに忘れてしまうので、私はドラムのタムが高いタムから低いタムに流れるように、「上手(かみて)」から「下手(しもて)」に流れる、と覚えている。

つまり高いタムがセッティングされている方が「上手(かみて)」であり、低いタムがセッティングされている方が「下手(しもて)」

ところが中国ではそれが逆なのである!(◎_◎;)

日本で言う「上手(かみて)」が「下场口」、「下手(しもて)」が「上场口」である。
つまり中国では日本の「下手(しもて)」から舞台に上がって、「上手(かみて)」から舞台を降りるのである!(◎_◎;)

ちなみにこの看板を見るに、日本で言う「舞台上手(かみて)」は「下测台」、「舞台下手(しもて)」は「上侧台」というらしい・・・

20230212GanZhou18.jpg

図解するとこういうことになる・・・

20230212GanZhou14.jpg

というわけで本番開始!!

20230212GanZhou31.JPG

20230212GanZhou32.JPG

20230212GanZhou33.JPG

20230212GanZhou30.JPG

ドラムソロ!!

客席の後の方では、ライブハウスのように立って暴れるファン達も〜

それを真似する子供(笑)

平和じゃ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:04:58 | 固定リンク

2023年2月12日

布衣劇場ツアー2023湖北省黄冈黄梅戏大剧院

武漢からバスで1時間ちょい、「黄冈(HuangGang)」という街に着いたら、WeChatに友達申請が来た。

20230210HuangGang31.PNG

「失礼ですがどなた様ですか?」と聞いてみる・・・

20230210HuangGang32.PNG

一緒に写っている写真を送って来られても全く思い出さん(>_<)
武漢だと言うので自分のブログを検索してみたらこんな記事が・・・

ブログん中の写真を送りつけてみた・・・

20230210HuangGang33.PNG

なんとその写真に自分が写っていると言う!(◎_◎;)

というわけで晩飯を奢ってもらう〜(笑)

20230210HuangGang45.jpg

聞けばドラム教室を開いてるだけでなく、地元の音楽家協会の偉いさんらしい!(◎_◎;)
せっかくなので次の朝はそのドラム教室の表敬訪問〜

20230210HuangGang4.JPG

今年バークリーに留学するというそこの生徒にも稽古をつけてやった・・・

20230210HuangGang5.JPG

ちなみに前回の武漢の時には彼は小学生だったらしい・・・

提携している音楽学校へも表敬訪問〜

20230210HuangGang2.JPG

こうやって地元のドラム教室とかには必ず表敬訪問して写真を撮って帰る。
別に何かいいことがあると思ってやってるのではなく、この活動はワシの中国でのライフワークなので、なんかついついそうやってしまうのよねぇ〜・・・

ところがここではそれがとてもいいことに繋がった・・・
このドラム教室とかの生徒にいっぱいチケットを売ってくれたのだろう、何とこの日は満席でソールドアウト!!!(◎_◎;)

20230210HuangGang20.JPG

20230210HuangGang16.JPG

子供ばっか!!(笑)

実はこれには理由がある。
ドラムを習うということに関して、中国と日本では大きな違いがあるのだ。

日本ではピアノやバイオリンは「習い事」、ドラムとかギターは所詮は「趣味」である。
「エレキが不良」だった時代から変わってないのか?・・・

ところが中国ではドラムも立派な「習い事」、いやもっとランクの高い「教育」というところにまで行っている。

子供に何か習い事をさせようと思って
「何を習いたい?」
と聞いたとしたら、子供の自然な反応として「バイオリン」とか言うか?

見た目の派手さとかかっこ良さとかで、やはり「ドラム」を選ぶ子供は多い。
それでこのように地方地方にドラム教室があり、多いところでは生徒数が1000人を超える教室も珍しくはないのだ。

また、子供にチケットを売ったとしたら、その子供がひとりでコンサートに来るわけにもいかないので、必ず親がついて来る。
だからチケットは倍売れるということなのだろう・・・とにかく満席!!(笑)

まあライブハウスとかにも子供を連れて来るご両親もいたりするが、中国ではライブハウスのことを「酒吧(JiuBa)」つまり「酒場」と言うので、子供を酒場に連れてゆくというよりは、劇場で着席して見れるコンサートに連れてゆく方がチケットを売る方としては売りやすいというのもあるだろう・・・

というわけで本番!!

20230210HuangGang9.JPG

20230210HuangGang10.JPG

20230210HuangGang11.JPG

20230210HuangGang12.JPG

20230210HuangGang13.JPG

20230210HuangGang15.JPG

20230210HuangGang17.JPG

20230210HuangGang18.JPG

20230210HuangGang19.JPG

20230210HuangGang14.JPG

ドラムソロ!!

黄色い声援のように聞こえるが、決して若い娘ではない!!子供(笑)

その後のサイン即売会もむっちゃ盛況!(◎_◎;)

20230210HuangGang23.JPG

20230210HuangGang24.JPG

横断幕まで作ってくれてありがとう!!

20230210HuangGang25.JPG

熊老師、今度は是非クリニックとかでお邪魔したい!!
またよろしくお願い致しますm(_ _)m

Posted by ファンキー末吉 at:14:27 | 固定リンク

2023年2月 9日

布衣劇場ツアー2023湖北省武漢临空港大剧院

今回のツアーは2日おき、つまり移動して次の日セッティングしてそのままライブというスケジュールが多いのだが、たまにイレギュラーで今回のようにライブとライブの間に2日空いている場合もある。

通常だと一日現地オフで、となるのだろうが、会場が前の日も使える場合は前の日にセッティングをして次の日はライブだけというスケジューリングになる。

セッティングだけで夜にライブがない場合はケツカッチンではないので、スタッフも午前中はゆっくりして昼過ぎから会場入り〜

私はと言えば、「だいたいドラムが組み終わってから見に来てちょうだい」と言われるが、素人があーでもないこーでもないと言いながら大雑把に組んで、それを後から全部やり直すぐらいだったら最初から自分で組む方が早い!!
スタンドを広げてマーキングのところに置いてくれるだけでいいのだ!!

と思って、大きなツアー用ドラムケースからスタンドを取り出しているお兄ちゃんに
「それ取り出したら広げてマーキングのところに置いて!!」
と指示するのだが、マネージャーの小文(XiaoWen)に
「あの人はそんなこと出来ないわよ」
とたしなめられる!(◎_◎;)

バイトにしては動きが鈍く、イヤイヤやってる感も感じてちょっとカチンと来たので、

「出来んことあらへんがな!!昨日マーキングしたアホでも出来るがな!!」
と言ってやろうと思ったのだが、大人気ないので言わずに飲み込んだ(>_<)

ところがマネージャーの小文(XiaoWen)は
「いいわよいいわよ、私がやるから」
と一向に彼を働かせようとしない!(◎_◎;)

まあええわ、動かんやつのケツ叩いて動かすよりは、動くヤツ使ってさっさとセッティングした方が早い!!
何せ昨日いっぱいマーキングしたんだからあっという間に組み上がるに違いない・・・

20230205DongGuan12.jpeg

と思ってたら、しまう時にご丁寧にスタンドの上下を全部バラバラにしてしまっとるし(>_<)

これやとせっかくマーキングしたスタンドの上下がどれとどれが組み合わさるのかわからんやろ〜(涙)

パズルのように組み合わせてやっとのことで組み終わり、もう外さなくていい部分はテープで目止めして外れんようにしたった!!!(笑)

20230208WuHan6.jpg

もうね、セッティングよりも手間がかかるマーキング!!(>_<)
というわけでセッティング完了!!

20230208WuHan13.jpg

20230208WuHan14.jpg

それにしてもデカい会場である!(◎_◎;)

今日の会場も広いなぁ〜・・・ 武汉临空港大剧院 - Spherical Image - RICOH THETA

20230208WuHan1.JPG

20230208WuHan2.JPG

20230208WuHan4.JPG

遅れてメンバーもやって来てリハーサル!!

20230208WuHan9.JPG

20230208WuHan5.JPG

20230208WuHan3.JPG

照明も綺麗・・・

20230208WuHan8.JPG

まあドラマー兼プロデューサーとしてバンドに参加しているワシとしては、前の日の録音を聞いて思ったことや変更点などをボーカルのLaoWuに進言する・・・

20230208WuHan7.JPG

翌日はのんびりして夕方入りで本番!!

20230208WuHan21.JPG

20230208WuHan22.JPG

20230208WuHan23.JPG

20230208WuHan24.JPG

20230208WuHan29.JPG

20230208WuHan35.JPG

20230208WuHan25.JPG

20230208WuHan26.JPG

20230208WuHan27.JPG

20230208WuHan28.JPG

20230208WuHan32.JPG

20230208WuHan33.JPG

20230208WuHan34.JPG

20230208WuHan31.JPG

ドラムソロ!!

ところで今回のツアーで色々と疑問に思うことがあったのだが、今日それがやっと解明出来た・・・

まず去年までライブハウスを廻っていたアンダーグラウンドバンドである布衣が、どうして今回こんな馬鹿デカいコンサートホールをツアーで廻っているのか・・・

そう言えば去年なにやら「大きな会社と契約が成立して劇場をツアーで廻るんだ」と言ってたのだが、それが今回のツアーの大元締め「保利集团(Polyグループ)というとてつもない大きな国営企業である。

保利と言えば、布衣はほぼ10年前の2014年に「北京保利劇院」というでっかい小屋でライブをやったことがある。

その時の話:ファンキー末吉ブログ「布衣@保利剧场

ひょっとしたらその時のライブが認められていて、今回やっと契約となったのかも知れない・・・

いやそれはいいのだが、いくらライブハウスで満員酸欠ライブをやってるからと言って、そのバンドをそのままその何倍ものキャパの劇場に持って来たって客席が埋まるわけがない(>_<)

しかし客席がちょっとスカスカだったとしても、バンドも関係者も誰も頭を抱えている様子がいない。
言ったら心配しているのはワシひとりぐらいである・・・(笑)

バンドに関してはきっと、これはライブハウスのようにチケットの売り上げの何パーセントをチャージバックというのではなく「ギャラ売り」なのだろう。

予めギャラが決まってそれが契約書に書かれているだろうから、バンドとしては別に客が多かろうが少なかろうが関係ないということなのだろう・・・

しかし主催者側、つまり保利としてはどうなん?・・・

担当者としては真っ青になってるんちゃうん?
・・・ってか担当者誰なん?(笑)

そもそも初日から旅について来てる4人の若者って誰なん?(>_<)
見れば、彼らは旅について来てるだけで働いているような姿を見たことがないので何をやってる人たちなのかさっぱりわからん(>_<)

マネージャーの小文に聞くと、彼らの仕事というのはひとつにはホテルのブッキング。
これはいつもバスがホテルに着く頃になると、女の子がチェックインのためにIDや私のパスポートを集めに来るので、彼女がそれ担当なのかも知れない。

一日に仕事ってそれだけ?!(◎_◎;)

あと彼らの誰か、おそらくはリーダーらしき男の人が機材を発注したようだが、彼自身は楽器のことがよくわからないように見受けられ、用意された楽器に対してクレームなどを入れても糠に釘である。

あとこの大所帯の飛行機や高速鉄道のブッキング、そしてそもそものこの小屋のブッキングから政府の許可、これがまた小屋ごとに、そして自治体ごとによって全部違うので大変だったという話は聞いたが、その大仕事を終えたからといってツアーに一緒について来る必要があるかどうかは私にはわからない(>_<)

私は言うならば彼らの会社からしたら「部外者」なので詳しくはわからんが、どう見ても「これ4人も必要なん?」という感じである。

そしてその4人が現場で一生懸命動いているという感じは一才見受けられない。
別に怠けているというわけではない。するべき仕事がないという感じなのである・・・

これが私自身が自費でブッキングしたツアーだったとしたら、
「働いてないなら経費が勿体無いから人数減らせ」
とかブーブー言いたいところなのだが、
まあきっとギャラ売りなんだろうから、あちらの会社がどれだけ無駄遣いをしてようが私には何も関係ない。

そもそもその無駄遣いのおかげで今回のツアーは移動のバスまで用意してくれて豪勢なホテルにまで泊まれているのだ。
手打ちのライブハウスツアーだといつも安宿なのだから雲泥の差ではある。

ではそんな無駄遣いしてこの動員数では赤字なんちゃうん?
・・・という心配はおそらく杞憂に終わることだろう。

何せこの会社は「国営企業」!!

そしてこの「国営企業」というのは日本の「国家公務員」とはニュアンスが全く違う!!
何せ「中国共産党が運営する会社」なのだ!!

この国で「中国共産党」と言うと憲法より上の存在なのだ!!
日本のように公務員試験に受かれば誰でも公務員になれるというようなもんではない。

若い頃からむっちゃくちゃ激しい競争を勝ち抜いた者だけが、中国共産主義青年団を経てやっと共産党員になることが出来る。

おそらくこお4人の若者スタッフも共産党員なのであろう・・・

イデオロギーとしては資本家に搾取されない労働者のための平等な社会を謳ってはいるが、共産党員とそうでない人民とは明らかに「階級」が違う。

言うならばそこまで登り詰めた人間が、少々働かないとか「あの人何の仕事してんの?」とか全く関係ない!!

例えこのツアーが赤字に終わろうが、それを咎められる人間がいるとしたら、それはより階級の高い共産党員だけなのである。

まあ次の会場では800枚のチケットが売り切れていると言うのだから最終的に赤字かどうかはまだわからんが・・・
それにこのツアーの会場全てはこの全国保利の会場やからなぁ〜
採算のほどはわからん(>_<)

機材会社というのもおそらくこの機関の下部組織、つまり国営企業なのであろう。
そこの機材がどうしたとか、誰も楽器のことわかる人間がおらんとか、この国の中でそんなことって一体何だと言うのだ?!!(笑)

組織が国家の企業なら、小屋ももちろん国家の持ち物で(当たり前だ!!この国がこんな大人数が集まって集会が出来る場所を民間に運営させるわけがない!!)、そこで働く人たちも「国家公務員」、おそらく共産党員だったりするのだろう・・・

あのシンバルスタンドを取り出していた人は、きっとその「小屋の人」が手伝ってくれてたんだと思う。

それに対して
「そんなことも出来んのか!!そんなんアホでも出来るがな!!」
とか言おうものなら、それはすなわち共産党員に「アホや」と言うようなもんで、そりゃヘタしたら大問題になってた可能性もある・・・ガクブル・・・

すんでのところで飲み込んでよかったぁ〜(笑)

まあ偉大なる中国共産党さまがやることである。
少々経費に無駄遣いがあったって、少々働かない人がいたって、それが一体何だと言うのだ?!(笑)

ワシらの仕事は、与えられたこの場所で、今日も最高の演奏をするだけである!!
次のライブも頑張ろう!!!

Posted by ファンキー末吉 at:17:40 | 固定リンク

2023年2月 8日

布衣劇場ツアー2023広東省东莞玉兰大剧院

中国の最南端の島、海南島から本土まではまだ橋が繋がっていない。

我々は飛行機で深圳まで飛び、そこからバスで1時間ほどかけて东莞(DongGuan)まで行くのだが、機材を乗せたトラックはきっとフェリーかなんかで行くのだろう・・・

ワシらは深圳からバス〜

20230205DongGuan17.jpeg

今回のツアーはブッキング会社がブッキングしたもので、時々2日空いて本番というのがあるものの、基本的に移動日と本番が交互にあるというスケジュールである。

この日も海口から东莞(DongGuan)までの移動日である。
着いて次の日にセッティングしてそのまま本番というスケジュール・・・

チーフマネージャーの小文(XiaoWen)は、
「スタッフは朝9時に入ってセッティングするから、メンバーは夕方、Funkyは午後ちょっと早めにドラムのセッティング直しに来て〜」
と言うが、実のところいくらマーキングしているとは言え、全くのドラムの素人にちゃんとドラムがセッティング出来ているかどうか不安である・・・

20230205DongGuan13.jpeg

お言葉に甘えてゆっくり休んで会場入り〜
隣に大ホールもあるのだが、私たちは小ホール、しかも椅子も全部取っ払ってくれてライブハウスと全く同じ!(笑)

20230205DongGuan9.jpeg

ドラムのセッティングは・・・と言えばやっぱりちゃんと出来ているはずもなく、まあ「微調整」と言うよりは最初っからやり直す感じ(>_<)

セッティング完了〜!!

20230205DongGuan11.jpeg

20230205DongGuan10.jpeg

次のライブのことを考えると、やっぱ誰でもセッティング出来るように細かいマーキングが必要かな、とばかり絨毯にもちゃんとマーキングを〜

20230205DongGuan12.jpeg

これでちゃんと出来るかしら・・・(不安)

兎にも角にも本番!!

20230205DongGuan2.jpeg

20230205DongGuan3.jpeg

20230205DongGuan8.jpeg

20230205DongGuan6.jpeg

20230205DongGuan7.jpeg

20230205DongGuan5.jpeg

20230205DongGuan1.jpeg

ドラムソロ!!

ライブ終わって火鍋!!

20230205DongGuan15.jpeg

20230205DongGuan14.jpeg

20230205DongGuan16.jpeg

結局広東料理は全く食べられずに湖北省武漢へ〜・・・


Posted by ファンキー末吉 at:17:19 | 固定リンク

布衣劇場ツアー2023海南省海口海口湾演艺中心

ついに春のツアーが始まった!!布衣としては初めての劇場ばかりを廻る大ツアーである!!

初日は中国最南端、海南省の省都「海口」である。
機材を持って飛行機に乗り込む〜

初日の海口からはトラックがツアーについて廻り、機材類はそこに積んでおけばいいということで、初日だけは自ら運ばなければならないということだ・・・

20230203HaiKou42.jpeg

空港に着いたら移動用のバスが待ち構えている!(◎_◎;)
この空港や鉄道駅から機材持って何台ものタクシーに分譲するのが大変だったのよ〜(涙)

20230203HaiKou43.jpeg

ホテルに着いた〜これがまたなんと高級なホテル!!(◎_◎;)

20230203HaiKou44.jpeg

20230203HaiKou45.jpeg

高級ホテルだとよく眠れるのはベットとか枕とかがやっぱり良かったりするのか?
・・・というわけでぐっすり寝て翌日会場入り!!
ってか会場がデカい!(◎_◎;)

20230203HaiKou46.jpeg

20230203HaiKou47.jpeg

会場に入るにはパスが絶対に必要という厳しさ!(◎_◎;)

20230203HaiKou48.jpeg

ちなみに中国の座席は、このようにたがい違いに番号が割り当てられるので、連番買ったら離れた席になります〜(笑)

20230203HaiKou49.jpeg

トラックが横付けしてバイト(?)が機材を運び入れる〜

20230203HaiKou2.JPG

20230203HaiKou3.JPG

20230203HaiKou50.jpeg

20230203HaiKou51.jpeg

ホールなのでライブハウスと違って舞台設営からやらねばならない・・・

20230203HaiKou52.jpeg

20230203HaiKou42.jpg

機材の会社も入っており、そこからドラムセットが届く。
今回のツアーは全部このドラム、つまり同じドラムセットでツアーを廻るというわけだ。

20230203HaiKou53.jpeg

20230203HaiKou4.JPG

セッティング!!

20230203HaiKou40.jpg

20230203HaiKou54.JPG

この日はセッティングとサウンドチェックのみで翌日本番!!!
会場にはこんな垂れ幕も〜

20230203HaiKou1.JPG

ライブハウスと違って客は着席〜

20230203HaiKou7.JPG

去年までライブハウスを廻っていたバンドがこの小屋を満員に出来るわけもなく〜

20230203HaiKou8.JPG

まあどこでやっても客がどうであってもやることは同じ!!

20230203HaiKou63.JPG

20230203HaiKou64.JPG

20230203HaiKou65.JPG

20230203HaiKou66.JPG

20230203HaiKou13.JPG

20230203HaiKou11.JPG

20230203HaiKou12.JPG

20230203HaiKou14.JPG

20230203HaiKou15.JPG

20230203HaiKou16.JPG

20230203HaiKou62.JPG

ドラムソロ!!

やり終えました〜

20230203HaiKou10.JPG

20230203HaiKou9.JPG

Posted by ファンキー末吉 at:08:46 | 固定リンク

2023年2月 5日

布衣初五ライブ

初五とは旧正月から数えて5日目のことである。
25年間基本的に毎年この日に銀川でライブをやっていたと言うが、実は参加したのは初めて(笑)
毎年旧正月の頃は中国で仕事がないから日本でツアー組んでたもんなぁ・・・

昔は布衣も北京を拠点にしていて、他のメンバーは銀川出身ではなかったりしたので、このライブは布衣Ver1.0とか称して結成当時のオリジナルメンバーでライブをやったりしてたようだ・・・
ところは今は私も銀川で住んでいるメンバーだし、基本的に他のメンバーも全員銀川で住んでいるメンバーである。

布衣は銀川に自分のライブハウスを持っていたが、残念ながらコロナの煽りを受けて閉店(>_<)
昔エンジニアの海龍(HaiLong)がやっていて今では人に譲ったと言うライブハウス「銅管」でやることになった。

(初めてそこに行った時の話:https://www.funkyblog.jp/2015/04/post_1041.html

20230125BuYi-23.jpeg

ところがこの日が(というより冬はいつもだが)寒い!!(>_<)

20230125BuYi-19.jpeg

最低気温ではなく最高気温で零下なのだから底冷えする(>_<)

ところが開けたばかりのライブハウスって基本的に外気温と同じなので会場も寒いのよねぇ〜・・・

20230125BuYi-20.jpeg

寒さに負けずにセッティング〜!!

20230125BuYi-21.jpeg

20230125BuYi-22.jpeg

楽屋はステージ横の、薄っぺらいドア(しかも密閉されてない(>_<))の横にある寒い寒い部屋(涙)
本番には500人ぐらい観客が来るというので震えながら待つ・・・

本番開始!!

いっぱい入った〜\(^o^)/

盛り上がってます!!

ステージ写真!!

20230125BuYi-18.jpeg

20230125BuYi-17.jpeg

20230125BuYi-16.jpeg

20230125BuYi-13.jpeg

20230125BuYi-12.jpeg

20230125BuYi-10.jpeg

20230125BuYi-9.jpeg

20230125BuYi-4.jpeg

20230125BuYi-3.jpeg

20230125BuYi-1.jpeg

20230125BuYi-15.jpeg

20230125BuYi-11.jpeg

20230125BuYi-8.jpeg

20230125BuYi-5.jpeg

20230125BuYi-2.jpeg

20230125BuYi-6.jpeg

ドラムソロ!!

この日は旧正月の煽りでどこも店がやってないということで打ち上げはナシ!!
そのまま家に帰って暖を取る〜・・・

1週間後にはツアーが始まります〜

1 海口 海口湾演艺中心 2023年2月3日 20:00
2 东莞 东莞玉兰大剧院 2023年2月5日 20:00
3 武汉东西湖 武汉临空港大剧院 2023年2月8日 19:30
4 黄冈 黄冈黄梅戏大剧院 2023年2月10日 19:30
5 赣州 赣州大剧院 2023年2月12日 19:30
6 宜春 宜春文化艺术中心大剧院 2023年2月14日 19:30
7 常熟 常熟大剧院 2023年2月16日 19:30
8 福州 福州海峡文化艺术中心 2023年2月18日 20:00
9 泰州 泰州大剧院 2023年2月21日 19:30
10 苏州 苏州保利大剧院 2023年2月23日 19:30
11 河南 河南艺术中心 2022年2月26日 19:30
12 呼和浩特 呼和浩特乌兰恰特大剧院 2023年3月1日 20:00
13 鄂尔多斯 鄂尔多斯大剧院 2023年3月3日 19:30
14 沈阳 沈阳盛京大剧院 2023年3月5日 19:00
15 泰安 泰山大剧院 2023年3月7日 19:00
16 烟台 烟台大剧院 2023年3月9日 19:30
17 淄博 淄博大剧院 2023年3月11日 19:30
18 聊城 聊城保利大剧院 2023年3月14日 19:30
19 张家港 张家港保利大剧院 2023年3月16日 19:30
20 余杭 杭州临平大剧院 2023年3月18日 19:30
21 常州 常州大剧院 2023年3月20日 19:30
22 温州 温州大剧院 2023年3月22日 19:30
23 株洲 株洲神农大剧院 2023年3月24日 19:30
24 长沙 长沙梅溪湖国际文化艺术中心大剧院 2023年3月26日 19:30
25 吉安 吉安市保利大剧院 2023年3月28日 19:30
26 重庆 重庆大剧院 2023年3月30日 19:30
27 云南 云南省大剧院 2023年4月1日 20:00
28 广西 广西文化艺术中心 2023年4月3日 20:00

Posted by ファンキー末吉 at:11:49 | 固定リンク

2022年12月18日

バンドで集団免疫獲得大作戦!!

この記事はこの続きになります。

ブログ記事:急激なゼロコロナ緩和で混乱の北京へ

私がコロナに感染したとしたら、一番疑わしきは土曜日のレコーディング後の飲み会である。
感染してたとしてどのぐらいで反応が出るのか・・・人間というのは不思議なもので、そう言われれば何かしら喉などが痛い気がする(笑)

「Funky、どうだ?反応は出たか?」
いや〜そう言われてみればちょっと喉が痛い気も・・・

「よっしゃー!!」

よっしゃーってあーた(>_<)・・・もう感染したくてしたくて仕方がないのか(笑)

「じゃあみんな明日はいつもより遅めの3時にリハ始めて、終わったらFunkyとメシ行くぞ〜おー!!」

(>_<)

ご丁寧に「家族にはちゃんと事情を説明して、帰ったらちゃんと自宅内で非接触状況を作るように」との手の混みよう(笑)

私はと言えばリハ当日の朝から何やら身体がだるい・・・
熱こそないがリハ休めるなら休みたいぐらいである・・・

まあツアーのためにリハをやるというよりは「感染するためにリハをやる(笑)」みたいなもんなので、マスク着用でリハに行く〜

マスクのままセッティングしてたら、「Funky、マスクは取れよ」とまさに感染目的のリハやん(>_<)

20221218_1.jpeg

というわけでリハ開始〜!!
そしてメシ!!

20221218_2.jpeg

感染者と同じ皿つついてりゃ感染するのはわかるが、ぐつぐつ煮立った火鍋つついて感染するんか?(笑)

私はと言えばまだ熱はないが、風邪の初期症状と同じく喉は痛いし関節は痛いし、ちょっとしんどいのでそこそこに先に帰らせて頂いた。

20221218_3.jpeg

帰りに解熱剤と抗原検査キットを持たされた。
タイミングを見て自分で検査するわけだが、そのタイミングがなかなか難しい・・・

熱などの反応が出てから調べたのでは陰性のままということも多いと言う・・・

WeChatのモーメントを見てみると、日曜日北京から出発する前にちょっとだけ一緒に飲んだ、日本居酒屋の太猫さんがどうやら感染らしき症状が・・・しかし検査キットでは陽性になってないらしい・・・

20221218_4.jpeg

まあ感染者爆発している北京で客商売をしているのだから、私から感染したのかどうかはわからんが、私の手元には検査キットはひとつしかないので、もう少し待ってから検査してみようと思う・・・

結局熱も出ず〜喉の痛みも治って来たので〜ぼちぼち抗原検査キットを開けて〜綿棒で鼻をぐりぐり!!付属のミニ試験管に浸けてチャプチャプ!!検査キットに4滴垂らして15分待つ〜・・・って1分で結果出ましたがな!(◎_◎;) 陽性確定!!\(^o^...

末吉覚さんの投稿 2022年12月14日水曜日

というわけでめでたく感染!!\(^o^)/

病気なので喜んでいるわけにもいかないが、バンドのグループチャットは大喜び・・・
まず最初にマネージャーの小文が高熱を出した。
ボーカルのLaoWuとは夫婦なのでここは確実に感染しているとみてよかろう。

一緒にメシを食ったメンバーは私も含めて全部で8人、左隣に座っていたのが小文で、右隣に座っていたエンジニアの海龍が次に発熱!!
あとは喉の痛み程度である・・・

私はと言えば結局熱も出ず、どんどん快方に向かっている。
無症状に近い軽い症状の感染者なのだろう。

次の日には右側ふたつ目に座っていたキーボードが、正面左側に座っていたベーシストが発熱!!
ボーカルのLaoWuも発熱したので、これでギタリスト以外は全員発熱したことになる!(◎_◎;)

検査キットが各地で売り切れて入手困難なので、陽性かどうかは断言出来んが、それぞれの奥さんも次々と感染してゆくのを見るに、これは検査しなくても確実に感染していると言えるだろう・・・

それにしても凄まじい感染力である。
一緒に食事した7人が確実に全員感染!!

そして北京西駅まで車で送ってくれたWingバンドのドラマーからも連絡があった。
「僕も感染しました」

!(◎_◎;)

私を中心に接触した人接触した人全員がバタバタとドミノ倒しのように感染してゆく様を見て、やはり世界をパンデミックに陥れたこのウィルスは物凄いのだなと実感した。

それにしても私は運が良い。
熱でうなされることもなく、少々喉が痛いぐらいで人生7度目の隔離(今回に限り自主隔離)を楽しんでいる。

今までの隔離と違うのは一応病気なので酒が飲めないということである。

商魂逞しい中国人がネットでウィルスを2万円で売っている。

20221218_5.jpeg

症状が軽い優良株だと言うが、例え私が感染したのが優良株だとしても、他の人はほとんど発熱している。
株には関係なく本人の体質とコンディションによると思うぞ〜・・・

今回の壮大なる実験(笑)でわかったこと。

1、同じ人から感染しても、人によって病状は違う
2、潜伏期間は2日から4日ぐらいでこれも人によって違う
3、同じ部屋で鍋を食っただけでほぼ全員感染する

日本でこのような集団免疫をバンドで獲得しようなどと思ったバンドはあるまい。
また、思ったとしてもやれないだろう。

これには中国ならではの状況があってのことである。

まずゼロコロナ政策により、いきなり隔離されることが度々あったので、病気をもらって自主隔離することに大きな抵抗がない。

バンドのメンバーは基本バンドしかやってないので、ツアーが始まる前は基本リハーサル以外の仕事がない。

ツアーが何度も中止や延期になっているので、1月からのツアーは中止にしたくない。
ゼロコロナ緩和されたと言っても感染者が出たら中止なので、出来ればツアー出発前に全員感染しておきたい。

サポートメンバーのキーボードは、夜は飲み屋でキーボードを弾いているが、ゼロコロナで店は封鎖、再開しても客足が戻ってないのでその仕事はない。
どうせ仕事がないなら、ただ寝てるより感染して寝てる方が良い。

ただサポートメンバーの中国琴奏者だけは違った。
夜は生徒に教えてるのでメシを食わずに帰ったが、見事に彼女だけは感染していない。
「早くうち来いよ〜キスしてやるから〜」
とみんな言うが(笑)、彼女はきっと感染する気がないのだろう。

日本のバンドだと通常こうなる。
「ツアー前に全員感染して集団免疫を獲得するぞー!!おー!!」
と言ったところで誰も「おー!!」とは言うまい。
みんなそれぞれ自分の「生活」があり、自分の「他の仕事」もある。

だが中国のバンドは(全部が全部そうとは言わないが)「一緒に暮らしている」感覚である。
原始共産制まではいかないが、「運命共同体」として「一緒に頑張って一緒に稼ぐ」・・・
「生活」を共にしているからこそこういうことが出来るのだ。

共産主義を目標としながら「中国独自の社会主義」という超資本主義な現実を突き進むこの中国で、ロックバンドだけが共産的に運営されているというのが面白い・・・


Posted by ファンキー末吉 at:14:50 | 固定リンク

2022年10月 2日

布衣2022年ツアー陝西省西安

ツアー40本目!!実はこれがツアー最終日の予定だった・・・
・・・っつうことは58本のツアーだったので18本キャンセルになってるわけだ!(◎_◎;)

まあこのコロナ禍のゼロコロナ政策の国でこんだけツアー廻ってるのは布衣だけなので、それを考えるとよくやってると言わざるを得ないだろう・・・

この後、11月からは冬のツアー、民族楽器を入れた劇場ツアーが始まるのだが、そのリハーサルをやりながら何本かの振替公演をやることになる・・・


さて西安!!中国の古い都、隋や唐の都として、当時世界でも最も栄えた都市のひとつである。

観光地としては兵馬俑が有名で、こんな像が街中にたくさんある・・・

20221002_1.jpeg

20221002_2.jpeg

20221002_3.jpeg

あと、香川県人として忘れてはいけないものがこのビャンビャン麺!!

20221002_4.jpeg

中国で一番難しい漢字と言われているが、弘法大師がこれを香川県に持ち帰って讃岐うどんの元になったという説がある・・・

20221002_5.jpeg

20221002_6.jpeg

麺も名物のひとつであり、前回の重慶に続いて街中にこんなオブジェが〜(笑)

20221002_7.jpeg

子供が遊んでいてよくわからんかも知れんが、麺を食べてる老人の像(笑)
そしてこれも〜

20221002_8.jpeg
中国人オブジェ作るん好きやな(笑)

というわけで会場入り〜

20221002_9.jpeg

この会場はちょっと小ぶりのロック的な小屋で、個人営業のライブハウスにはあるあるで、機材がそんなに充実してなかったりする・・・
まあ最近のセッティングでシンバルスタンド6本も使うのだから無理もないが・・・

6本目はフェルト台もネジもないスタンドをガムテープで何とか使えるように工夫している(笑)

20221002_10.jpeg

セッティング完了〜!!

20221002_11.jpeg

本番!!

20221002_12.jpeg

20221002_16.jpeg

20221002_17.jpeg

20221002_19.jpeg

20221002_20.jpeg

20221002_15.jpeg

20221002_14.jpeg

20221002_13.jpeg

ドラムソロ〜!!

この日のニュービー(牛のオマ○コの意)コールも凄かったなぁ〜
私はファンキー末吉、コロナ禍でおそらく世界で一番ツアーを廻り、一番多くのドラムソロを叩き、「牛のオマ○コ」というコールを受けるドラマー(笑)

実はこの小屋に集まるロックファンは一番熱く、ボーカルのLaoWuは感激してミディアムのナンバーを1曲飛ばした・・・アップテンポのんやりたかったんやな(笑)

そんな熱いライブを終え、私は地元のドラム教室の沈老師と飲む!!

20221002_21.jpeg

20221002_22.jpeg

最初に出会ったのは、私がとある歌手のイベント出演のバックで西安に行って、他のメンバーが先に帰ってしまって寂しかったので「誰か一緒に飲みませんか?」と呟いたらこんな豪勢な料理を奢ってくれてからの付き合いである。

2018年にはこのドラムスクール主催で日本からマッド大内さんや佐々木隆さんなどを呼んでドラムキャンプを行った。

その時の話:2018年サマードラムスクール西安

それ以来別に頻繁に連絡は取り合ってないのだが、西安に来る度に美味しいものをご馳走してくれたりする。

今回も「西安に住めばいいよ。うちで暮らせばいいから」と言ってくれた。
中国人も「社交辞令」は言うが、この人は私が本当に住むところがなくなったら本気で助けてくれるだろう・・・

こういう朋友が中国じゅうにいるということが私が長年中国の数多くの都市を廻って来て一番の財産だと思う。

一応これが当初のツアー最終日ではあるけど、ツアー自体はまだまだ続く〜

Posted by ファンキー末吉 at:18:36 | 固定リンク

2022年9月28日

布衣2022年ツアー重慶

重慶・・・火鍋の街・・・

20220928_2.jpeg

街中にこんなオブジェがあるって凄いわぁ〜(笑)

20220928_1.jpeg

でも実際の火鍋はもっと赤い〜!!

20220928_3.jpeg

つぶつぶは山椒!!
「山椒は小粒でピリリと辛い」という言葉があるけれど、こんだけ入れるとピリリどころか殺人的な辛さです(笑)

日本語で「辛い」というのは中国語では2種類あって、「辣(La)」というのは唐辛子の辛さで脳天にズキュンと来る辛さ。
それに対して「麻(Ma)」というのはこの山椒の辛さで、舌にピリリと来ます。

その上に肉もむっちゃ辛いのを頼むと間違いなく昇天できます(笑)

20220928_4.jpeg

定番のぐりぐり羊肉・・・と思ったら牛肉でした〜

20220928_5.jpeg

牛の内臓も定番です〜

20220928_6.jpeg

鴨の腸〜鸭肠(YaChang)

20220928_7.jpeg

というわけで全く音楽とは関係ない話から会場入り〜(笑)

20220928_8.jpeg

ここは老舗の大きな会場ではあるのだが、チェーン店展開をしているライブハウスではなく個人営業なので、機材に色々支障がある・・・

まずタム類の裏側に打面のヘッドを貼ってある(>_<)

20220928_9.jpeg

タムホルダーに取り付けるタム側のネジがもう締まらなくなっている(>_<)

20220928_10.jpeg

だらりと落ちてくるのでタムの間にスポンジを入れた当たらないようにしている(笑)

20220928_11.jpeg

ええのよ〜ちゃんと叩ければそれで〜・・・セッティング完了!!

20220928_13.jpeg

20220928_12.jpeg

本番!!

20220928_14.jpeg

20220928_15.jpeg

20220928_16.jpeg

20220928_17.jpeg

20220928_18.jpeg

20220928_19.jpeg

ドラムソロ!!

後ろの方はもう固定やけど、最初のソロちょっと間が空くとどんなん叩いてたか忘れてしまう〜
突然出て来たのがトリロクトゥルク〜の5拍フレーズ〜もっと色々やってたと思うんやけど・・・時々引き出しの中から出して温め直しとかないかんな・・・

というわけで39本目終了〜本当は次の西安で58本目最終日だった予定が、っつうことは19本もキャンセルになってるんか?!(◎_◎;)

そのうち何本かは「中止」やけど何本かは「延期」やからな、引き続き振替公演を廻る〜

Posted by ファンキー末吉 at:10:19 | 固定リンク

2022年9月20日

布衣2022年ツアー雲南省昆明

広東省中山から雲南省昆明までは、中国南部をひたすら西へ進む・・・

220920_1.jpeg

時速300km以上出る高速鉄道で、一回乗り換えて9時間(>_<)

スタッフから「Funkyさん、お昼は何食べますか?」と外食チェーンの真功夫のメニューを見せられる・・・・

列車の中で真功夫が食えるのか?!(◎_◎;)・・・日本で言うと新幹線の中で吉野家が食えるようなもんである・・・

「1時過ぎには配達してくれるそうです」・・・って高速鉄道の中まで配達してくれるんか?!(◎_◎;)

されたし!(◎_◎;)!(◎_◎;)

220920_2.jpeg

220920_3.jpeg

仕組みとしてはこういうことらしい・・・

列車の会社と真功夫が提携していて、列車の中で注文→ちょうどいい駅の近くの真功夫に連絡→そこで作ったものを列車がその駅に停車する時間にホームまで届ける→客室乗務員が受け取る→ドアが閉まる→客室乗務員が座席まで配達→メンバー一同食べる

220920_4.jpeg

220920_5.jpeg

220920_6.jpeg

内容は列車の中で買うお弁当より豪勢じゃぞ!!

日本の新幹線でもこんなサービスないか?・・・ないわのう〜そもそも9時間も乗らん(笑)

実はツアーと並行して映画(っつうかネットの連続ドラマらしいか)の音楽をやっているのだが、ネットで連絡取りながらホテルにこもってやってたら、相手方のLaoLuanから「今昆明にいるのか?」と・・・

こりゃまた北京に来てやれとか色々言われるのかなと思ったら、「友達が酒奢るっつうから」と(笑)

220920_7.jpeg

まあバンドのみんなにも奢ってくれると言うならええではないか、とみんなを誘うと・・・

「行かない」
「行かない」
「行かない」
「だって知らない人だもん」

ってワシにとっても知らない人!!!(>_<)

ひとりで行かすなよ〜会話続けるのも大変なんやから(涙)・・・というわけで、スタッフの中から若い順にふたり人身御供となって連れて行かれる〜(笑)

220920_8.jpeg

これは西双版纳という雲南の街の串焼きだそうである・・・

220920_9.jpeg

220920_10.jpeg

220920_11.jpeg

220920_12.jpeg

よくよく話してみると初対面でもなく、北京でレコーディングとかをやったこの歌手の事務所の人だったらしい・・・

雲南に帰ってまだプロデューサーとか音楽の仕事やってるらしいから、ここでまた何か一緒に仕事出来たらええのう・・・どうもご馳走様でした!!m(_ _)m

というわけで翌日本番!!

220920_13.jpeg

会場はいつものModernLaB!!
全国チェーンのライブハウスで、機材やスタッフのレベルなども高い・・・

セッティング〜

220920_15.jpeg

220920_14.jpeg

何故かタムのヘッドの種類が違うが・・・まあええか(>_<)

珍しくチャイナシンバルがあったので左右共に対称でチャイナ並べてみたけど、やっぱ左側は普通のクラッシュの方がよかったかな・・・カップ部分が叩けん(>_<)

本番開始!!

220920_16.jpeg

220920_17.jpeg

220920_21.jpeg

220920_22.jpeg

220920_20.jpeg

ドラムソロ!!

いや〜しんどかった〜(>_<)・・・なんで?・・・

いきなり全速力で走ったら横っ腹が痛くなったりするが、なんかこの日はずーっと横っ腹が痛く、なんでかなと思ってたら・・・

ここ・・・海抜1,892 mやった・・・富士山の半分ぐらいの高さでライブやっとったんや(>_<)

ちなみに今調べてわかったのだが、富士山の5合目というのは別に半分の高さという意味ではないらしい!(◎_◎;)・・・まあええけど(笑)

つうことでツアー38本目終了!!・・・本来の55本目に当たるはずが、コロナで中止がいっぱい出たのであと重慶と西安でツアー終了予定ではあるが、その後に振替公演が続くのよねぇ・・・

11月からは民族楽器入れて劇場ツアーが始まる予定なのに、その合間に振替公演やるんか?・・・・やるけど(笑)

まあそういうわけでツアーは続く・・・永遠に(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:13:50 | 固定リンク

2022年9月19日

布衣2022年ツアー広東省中山

広東省広州から中山までは車が便利ということで車移動〜!!

20220919_1.jpeg

そもそも広東省に中山という街があることなど全く知らなかったのだが、ここに奥野龍太郎という友人が住んでいることで初めて知った。

ここには日本人が多く住むということで日本料理屋が充実しているという・・・

その時に食ったマグロ!(◎_◎;)

20220919_2.jpeg

20220919_3.jpeg

ここ来たらマグロ食わないかんやろ〜
というわけで連絡取ってみたら、「今日は中秋節なので家族と食事」ということで日本料理屋はパス!!いつものようにメンバーと飲む〜

おお〜満月・・・・これこそ中秋の名月や〜・・・・

20220919_4.jpeg

さて次の日は本番〜!!

20220919_6.jpeg

20220919_5.jpeg

あれ?いつもは会場入ったらその会場の写真とドラムセットの写真とを撮っているのだが、この日は何故に撮ってない?・・・

思い出したら、この日はまた中央電視台の同行取材が入ってたのよねぇ〜(>_<)
前回杭州の会場で密着してたけど、そのドラムのチューニングのシーンが良かったので、掘り下げてもう一度詳しく撮りたいと(>_<)

密着されながら本番!!(>_<)

20220919_9.jpeg

20220919_10.jpeg

20220919_11.jpeg

20220919_12.jpeg

20220919_13.jpeg

20220919_14.jpeg

20220919_7.jpeg

20220919_8.jpeg

ドラムソロ!!

もうね、カメラがずーっと密着してたら気が散って何叩いてたか全く覚えとらん(>_<)

20220919_15.jpeg

次の日は最後の取材〜午前中は近所の民俗村みたいなところの日本街っつうとこで歩いてるとこ撮影〜・・・歩いてるとこって(笑)

物思いに耽って下さいとか(笑)

語って下さいとか(>_<)

そうなのよ〜数時間インタビューを数本、会って取材を2時間、そこで喋ったことを今日全部カメラの前でもう一度喋らないかんのよ〜(涙)

午後はスタジオ(言うても昨日のライブハウスに照明仕込んでですが)数時間取材で喋った内容をカメラの前で自ら語り、最後に海辺で「雨ニモマケズ」を朗読・・・

って明日のライブが中止になった珠海まで来てますがな(>_<)

20220919_16.jpeg

20220919_17.jpeg

「雨ニモマケズ」はまあ日本人なら知らない人はいないだろう有名な詩であるが、小さい頃学校で習った時には何の感激もなかったが、この歳になって詠んでみるとむっちゃ感激する。

原文はカタカナなのだがひらがなバージョンでここにアップしましょう。

雨にもまけず

風にもまけず

雪にも夏の暑さにもまけぬ

丈夫なからだをもち
欲はなく
決して怒らず

いつもしずかにわらっている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜をたべ

あらゆることを
じぶんをかんじょうに入れずに

よくみききしわかり

そしてわすれず

野原の松の林の蔭の

小さな萓ぶきの小屋にいて

東に病気のこどもあれば

行って看病してやり

西につかれた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北にけんかやそしょうがあれば

つまらないからやめろといい

ひでりのときはなみだをながし

さむさのなつはオロオロあるき

みんなにデクノボーとよばれ

ほめられもせず

くにもされず

さういうものに

わたしはなりたい

これで全ての撮影が終了!!
車の中では頭ん中はマグロでいっぱい!!!

さすがに「
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜をたべ
」というわけにはいかん煩悩の塊!!(>_<)

店に着いた〜!!!

20220919_18.jpeg

マグロ!!

20220919_19.jpeg

もうね、中トロとかが美味いのはわかるけど、マグロの赤身がこんだけ美味いのって日本でもなかなか食べられんよ(涙)

末吉さん、ラッキーですねぇ〜前回に続き今回もマグロの解体ショーがあったばかりなので美味しい部位が残ってて食べられます。

というわけでマグロのカマ!!

20220919_20.jpeg

ついでに他の刺身も盛り合わせ〜!!

20220919_21.jpeg

天ぷら〜

20220919_22.jpeg

頼みすぎやろ〜(>_<)

20220919_23.jpeg

メニューの中には「もつ鍋」もあって、これも銀川なんかでは絶対に食べられないので食いたかったのだが残念ながら満腹なので翌日に回す(笑)

二次会は彼の奥さんの店で高級ウィスキー!!

20220919_24.jpeg

日本ではこのテの日本産高級ウィスキーは手に入りにくいということだが、一説には中国人が全部買い占めたからと言われている・・・ワシもそう思う(笑)

中山には美味しいラーメン屋があるということで翌日の昼にも出かけて来た(笑)

20220919_25.jpeg

ゴテゴテと人目を引く看板の店が多い中で、ひっそりと目立たず営業してるこの店は、香港で開業して大成功したこだわりの店らしい・・・

オフなので昼からビール〜!!

20220919_26.jpeg

乾杯!!

20220919_27.jpeg

オーナーは日本人ではなく香港人で、中国の日式ラーメンと、この横浜家系ラーメンのどこが違うかを力説している(写真右側)

20220919_28.jpeg

ここで地獄ラーメンなど頼むのは勿体無いので、奥野くんには彼オススメの味噌ラーメン、私はこの店オススメの家系ラーメンを頼んだ。

トッピングも選べるのだが、バターがバッターになっているのはご愛嬌〜(笑)

20220919_29.jpeg

味噌ラーメン

20220919_30.jpeg
家系ラーメン!!

20220919_31.jpeg
完食!!

20220919_32.jpeg

いや〜外国で暮らしてて、美味しいラーメンほど切望するものはない!!
カンボジアでは翁さんラーメンがあったが銀川ではない(>_<)

中山まで通うか・・・(笑)

一年前から野菜中心の糖質制限生活なので、こんなに炭水化物食ったのは一年ぶりである・・・

夕方になっても腹が減らん(>_<)

しかしもつ鍋がワシを呼んでいるのでまた昨日の店に集合!!

20220919_33.jpeg

ぷるんぷるん!!

もうね、これも銀川では絶対に食えん(涙)

「隣にノドグロの美味しい店があるんですよ」
というわけで日本料理屋ハシゴ!!

20220919_34.jpeg

ノドグロ!!

20220919_35.jpeg

もうね、値段なんか気にしてない!!数年日本に帰ってないのだ!!胃袋だけでも帰国を楽しむのよ〜

・・・という日本食の日々でした〜・・・ツアーは続く・・・

Posted by ファンキー末吉 at:11:24 | 固定リンク

2022年9月16日

布衣2022年ツアー広東省広州

9月にもなると気温が20度を下回って「もう夏は終わったな」という銀川から南下して、まだまだ夏のど真ん中の広州へ〜

広東料理久しぶり〜(涙)

20220916-9.jpeg

20220916-8.jpeg

20220916-7.jpeg

20220916-6.jpeg

20220916-5.jpeg

20220916-4.jpeg

20220916-3.jpeg

20220916-2.jpeg

このラー油が美味かった〜

20220916-10.jpeg

酢豚って広東料理やったんや!(◎_◎;)
中国語で「古老肉(GuLaoRou)」と言います〜

20220916-1.jpeg
この日はゆっくり寝て翌日本番!!会場入り〜

20220916-16.jpeg

セッティング〜

20220916-14.jpeg

20220916-15.jpeg

さて準備万端!!あとは本番を待つのみというところでこんなメッセが回って来た・・・

20220916-13.jpeg

「手入れ」が入るのか?!!(◎_◎;)

いや〜何を調べに来るのかようわからんが、悪いことしてなくても警察見たらなんか緊張するのと同じように、これコロナ関係?・・・査察に入られて中止?・・・まあ中国やからしゃーないなぁ〜・・・というわけで本番!!

20220916-12.jpeg

20220916-17.jpeg

20220916-18.jpeg

20220916-19.jpeg

20220916-21.jpeg

20220916-25.jpeg

20220916-26.jpeg

20220916-20.jpeg

20220916-22.jpeg

20220916-23.jpeg

20220916-24.jpeg

ドラムソロ

というわけで中止させられることもなく無事終了!!
後で聞いたら、これはコロナ関係の査察で、全員がちゃんとマスクしてるか、ちゃんと客が密集せずに間隔が空いているかどうか調べに来た・・・って間隔空いてるわけないやろ(笑)

エンジニアの海龍はマスクしてないし、客には小屋の方から予めマスクをするように連絡を回していたようだが、間隔は空いてるわけがない(>_<)

それでも警察は、海龍に「マスクしてね」、そして後の方の観客に「間隔空けてね」と通達して帰ったらしい!(◎_◎;)

緩っ!!(>_<)

いや〜こうなって来ると、日本のライブハウスが客席とステージの間にアクリル板置いたり、全員着席してスタンディング禁止とか、ちゃんとマスクして声も出さないとか、真面目過ぎるわのう・・・!(◎_◎;)

中国は「上に政策あれば下に対策あり」の国、そりゃ時々隔離されたり酷い目に遭ったりもするけど、日本に比べたら緩い部分もたくさんある。

ゼロコロナ政策がいつまで続くのか知らんけど、既に取り締まる方も飽きてるというか、だんだんおざなりになっているような気がするのはワシだけか?

来月の全人代でこの国のリーダー(おそらく再選)と国家の政策が決まるのだが、そりゃメンツもあるやろからなぁ〜「ゼロコロナ政策堅持!!」みたいなことになるやも知れんけど、取り締まる方ももううんざりなんとちゃうん(笑)

このまま形式だけの「ゼロコロナ政策」で、末端はどんどん緩くなってくれるとええのう・・・

Posted by ファンキー末吉 at:13:49 | 固定リンク

2022年9月15日

布衣銀川イベント2022

布衣は春と秋にツアーをして、夏のイベントシーズンにはスケジュールを空けてあるのだが、あいにくゼロコロナ政策のため大部分のイベントは中止となり、結局これが今年に入って最初のイベント出演となった・・・(>_<)

20220915YinChuan1.jpg

杭州ライブ終わってそのまま空港行って、朝一番で銀川に飛んでサウンドチェック〜

20220915YinChuan6.jpg

着いたら前のバンドのサウンドチェックでしたが、全部銀川のバンドなので知り合い〜(笑)

20220915YinChuan7.jpg

屋台がいっぱい出てて楽しい〜(笑)

20220915YinChuan4.jpg

羊肉串を頂く〜・・・ってこれどうやら鶏肉みたいなんですが・・・(>_<)

20220915YinChuan3.jpg

時間もたっぷりあるのでドラムもちゃんとチューニングして、シンバルもいつもの左右対称セッティング・・・
ちなみにツインペダルもシンバルもツアーに出たままで、帰って来ないスタッフに預けてるので全部ありものです〜

20220915YinChuan8.jpg

セッティング完了〜!!

20220915YinChuan5.jpg

この日はそのまま帰って翌日夜に会場入り〜

18時頃出発しようとなってたんだけど、何やら冒頭で挨拶する偉い人がまだ着いてないとかで(予定通り)スケジュールは押し押し(笑)

ゆっくり出て遅めに着いたらやっとオープニングイベントをやっていた・・・相変わらず中国的(笑)

屋台が昨日よりいっぱい出てて賑やか〜・・・新疆の踊り楽しい(笑)

またもやついつい一本食べてしまう〜(笑)

20220915YinChuan9.jpg

さて本番!!

20220915YinChuan2.jpg

実は昨日時間をかけてセッティングしても他のバンドにセッティング変えられているので、結局左のライドだけ足してそのまま叩く〜・・・

中国あるあるで花火!!(笑)

ドラムソロ!!・・・ってその直前でツインペダル壊れてるし〜(>_<)
しゃーないので久しぶりにワンバスでのドラムソロ!!・・・まあネタは減るけど出来んことはない・・・

イベントは演奏時間が短いからちょっと不完全燃焼の部分もあるけど、やっぱ楽しいのう・・・ゼロコロナ政策早くなくなってくれんかのう・・・

と相変わらず祈りながらツアー再開!!

Posted by ファンキー末吉 at:13:10 | 固定リンク

2022年9月 9日

布衣2022年ツアー浙江省杭州

安徽省合肥から浙江省杭州までは高速鉄道で2時間半ほど・・・

20220911HangZhou14.jpg

それはいいのだが、駅の改札で今まで出会ったことがない不思議なことが〜・・・

ちなみに中国ではもう「切符」というものが廃止されていて、乗車情報は中国人のID、外国人はパスポートに紐付けされていて、IDカードを改札口にかざすだけで情報を読み取って自動的にゲートが開くという仕組みであるが、外国人のパスポートはそれに対応していないので有人のゲートに並んでそこにあるパスポートスキャンナーにパスポートをかざすことになる。

これがまたよくある話で時々読み込みエラーが出る(>_<)

その場合はその係員が手打ちで情報を入力することになるのだが、時々めんどくさくなったら「行け行け」とチェックもせずに中に入れてくれたりもする(笑)

ところがこの日はちょっと違った。
パスポートをスキャンしたらいきなり係員が私を止める。
そしておもむろに一枚の紙を私に差し出すのだ。

20220911HangZhou2.jpg

「どうしたのよキー!!」
マネージャーがすっ飛んで来る。
逮捕状みたいなことはないだろうが、国内をこれだけ移動する外国人は「罪人」みたいに扱われるので気が気でない。
「いつ入国したんだ」と別室に連れて行かれることだってあるのだ(涙)

「座席の変更です」

!(◎_◎;)・・・長年中国の高速鉄道に乗っているが、こんなのは初めてである。

マネージャーをそれを写メに撮ってメンバー全員に回す。
「自分の席番号がこの表にある人は座席が変わってるからね、キー!!」

更には自分が予約した予約表をネットで調べて、誰々と誰々は座席が変わってるからね、と通知する。しかし・・・

中国共産党さん、なんで紙で渡されるん?
こんだけIT先進国で、全てデジタルで処理してるのに何でこれだけ紙なん?(笑)

こんなんデジタルでチケット購入して連絡先まで入力してあるんやから、購入者と乗客にメッセ送ったら済むことちゃうん〜
まあ送っても見んようなワシみたいな人はおるかも知れんけど、購入者のマネージャーに何の連絡もいってないのはおかしいやろ〜

デジタル先進国の中国・・・でも2022年現在まだまだ穴だらけ(笑)

さて今回の杭州は、終わったらそのまま空港行ってイベント出演のため銀川にとんぼ帰りなのだが、数人のスタッフは銀川には行かず、次のツアー先の広州まで行って待つというスケジュール。

そのスタッフのホテルをチェックインしてメシを食い、入り時間までそのホテルの部屋で待機と言うのだが・・・2部屋しかないその部屋でくつろぐのも難しかろうとワシは例によって個人行動〜

あいにく杭州は雨(>_<)・・・とりあえず荷物を引きずりながら軒下を歩いていたのだが、何やら見覚えのある美容院が〜・・・(写真撮り忘れ)

確か前回ここで髪の毛洗ってもらって、いい感じのおばちゃんがいてよくしてくれた記憶が〜・・・

というわけでシャンプー!!

20220911HangZhou6.jpg

長髪に戻してから数十年、髪の毛を自分で洗うのはめんどくさいのよね〜
おばちゃんに乾かしてもらいながら談笑〜・・・

20220911HangZhou15.jpg

いい雨宿りになったと思ったら雨足が強くなってるし〜(>_<)
「おばちゃん、ほな荷物ちょっと預かってくれる〜数軒隣のカフェ行って来るわ〜」
「ほなここの傘持って行きな〜」

ってむっちゃ親切なおばちゃんのおかげで濡れずにカフェ!!

20220911HangZhou13.jpg

このカフェでスタッフと合流して会場へ〜

20220911HangZhou8.jpg

20220911HangZhou1.jpg

セッティング〜・・・ってカメラがわんさかおるんですけど!(◎_◎;)

20220911HangZhou20.jpg

20220911HangZhou21.jpg

20220911HangZhou23.jpg

この人たちは中央電視台の人たちで私のドキュメンタリー番組を撮るためにまた密着(>_<)・・・文字通り舐め回すように一挙手一投足をカメラにおさめてゆく〜(涙)

20220911HangZhou24.jpg

中国人ほんまにワシのドキュメンタリー撮るのん好きやなぁ〜これで3つ目(笑)
まあ取材嫌いではあるがしゃーないなぁ〜・・・

と思ったらまたそれとは違うカメラマンが〜・・・

20220911HangZhou22.jpg

彼は日本の朝日新聞の記者で、今度は日中国交正常化50周年関係でまた私のことを取材しに来ている〜・・・

しかし中国人カメラマンに比べて日本人カメラマンのなっと奥ゆかしいことよ・・・(笑)

というわけで、色んなカメラに囲まれながら本番!!

20220911HangZhou3.jpg

20220911HangZhou7.jpg

20220911HangZhou10.jpg

20220911HangZhou12.jpg

20220911HangZhou9.jpg

20220911HangZhou16.jpg

ドラムソロ!!

この日のニュービーコールは一番長かった〜(笑)

いや〜一生懸命ドラムソロやって「牛のオマ○コ」と連呼されるドラマーって(笑)

終演後はメシ食ってそのまま空港へ〜イベント出演のため銀川へとんば帰りなのよ〜
4時のチェックインまで仮眠!!ワシは朝日新聞の取材(>_<)

さすがに取材してる方も疲れて来たのか先にお帰りになって、それでもチェックインまでには時間があるので空港内でコンビニを探す〜

20220911HangZhou11.jpg

ローソンはあったが酒は置いてない(>_<)

20220911HangZhou4.jpg

セブンイレブンには酒があった〜\(^o^)/
ツマミもあるし〜(涙)

20220911HangZhou5.jpg

購入!!

20220911HangZhou17.jpg

更に探検すると無人コンビニが〜!!(◎_◎;)

20220911HangZhou31.jpg

入口はWeChatでスキャンして登録したら開く。
中では色々モノを選べるのだが・・・

商品にタグが付いてて、ちゃんと精算しないと出口が開かない!(◎_◎;)

20220911HangZhou33.jpg

さすがに青空野菜売り場みたいに「性善説」では出来てないものの、このシステムもやっぱ凄いぞ・・・

搭乗〜!!銀川に着いたらPCR検査〜・・・って喉の奥をぐりぐりするだけじゃなく、鼻の奥をぐりぐりする抗体検査!(◎_◎;)

20220911HangZhou34.jpg

しかもセルフである!(◎_◎;)

こんなキットを配られる・・・

20220911HangZhou30.jpg

自分でぐりぐり・・・

20220911HangZhou32.jpg

そしてその綿棒をキットに付いてる水の中に入れて、蓋をしてキットの穴の中に4滴垂らす・・・
これって陽性反応出なければいいっつうことはぐりぐりせんで垂らさなくてもええんとちゃうん?・・・と思ったら、陰性だと1本線、陽性だと2本線がキットに現れるので、ぐりぐりせずに垂らしても線が出ないのでここから出られない・・・

よう考えとるのう・・・実際ぐりぐりしても結果が出ない人もいて、その人はもう一度キットをもらってやり直さねばならない・・・

しかし中国共産党さん、ここまで出来るのに、冒頭の座席の変更だけは何で今だに紙やったん?(笑)

それだけが謎である・・・ツアーは続く・・・


Posted by ファンキー末吉 at:11:00 | 固定リンク

2022年9月 6日

布衣2022年ツアー安徽省合肥

ツアー再開!!

安徽省合肥までは前乗りで飛行機〜!!
銀川空港には人が走ってるようなモニュメントがあるのよ〜これ結構好き(笑)

20220905HeFei18.jpg

久々の機内食!!(笑)

20220905HeFei12.jpg

ここには昔からJazzクラブがあるのよ〜

20220905HeFei17.jpg

Jazzバンドではなかったけどセッション!!

007の見過ぎで、最近はカクテルバーに来たらドライマティーニばっか!(笑)
ぐでんぐでんでバタンQ(死語)で翌日本番!!会場入り〜

20220905HeFei14.jpg

会場にはこんな不思議なモニュメントも〜(笑)

20220905HeFei7.jpg

近所にはパンダもいます(笑)

20220905HeFei8.jpg

20220905HeFei2.jpg

セッテイングは例によって左右対称セッティング!!

20220905HeFei22.jpg

20220905HeFei16.jpg

実は今回からヤオヤオ君がツアーに参加しておらず、新人のスタッフが入ったので、ヤオヤオ君が「重いのでシンバル減らして下さい」というシンバルをそっとシンバルケースの中に忍ばせておいた(笑)
新人なので比べるものがないので「こんなもんか」と持ち歩いてくれている〜
一番左の2枚だけが小屋のんです〜

20220905HeFei20.jpg

本番開始!!

20220905HeFei1.jpg

20220905HeFei3.jpg

20220905HeFei5.jpg

20220905HeFei6.jpg

20220905HeFei9.jpg

20220905HeFei10.jpg

20220905HeFei11.jpg

20220905HeFei13.jpg

20220905HeFei19.jpg

20220905HeFei21.jpg

ドラムソロ!!


実は前回の銀川ライブでドラムソロ1をすっ飛ばし、その次の太原ライブがドタキャンになってしまったので、しばらく叩いてなかったのでドラムソロ1って何叩いてたのか完全に忘れとる(笑)

まあここから新しい気持ちでまたゼロから構築しましょう〜

打ち上げはまたオーナーが奢ってくれた〜

20220905HeFei4.jpg

いつものザリガニの店でした〜

20220905HeFei15.jpg

ツアー再開はいいのだけれども、9月半ばで終わるはずが、コロナでいくつかキャンセルになった振替公演が10月にどんどんブッキングされてゆく〜

11月からは冬のツアーが始まるのだ〜・・・ツアーが終わらんな(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:15:48 | 固定リンク

2022年8月27日

布衣2022年ツアー山西省太原(中止)

コロナで中止などがあり、今回は寧夏回族自治区銀川から山西省太原一本のみ、片道8時間かけて行って帰るのみの行程となる。

出発に際してマネージャーから
「健康アプリの緑色マークをスクショして送って来なさい!キー!!」

寧夏の健康アプリを開いてみるとなんと黄色!(◎_◎;)

20220827TaiYuan14.jpg

あかんやん(>_<)・・・なんでなん?・・・北京行ったから?帰って来てから3日で2回のPCR検査やってないから?(涙)

なにせ、これが緑色じゃないと色んな施設に入れない、つまり列車に乗れないのである・・・

「あ、それね、"打卡"っつうの押せば緑色になるから」

!(◎_◎;)

20220827TaiYuan25.jpg

なったし(笑)・・・ようわからん(>_<)

かくして駅集合で太原へ〜

20220827TaiYuan6.jpg

乗り換えはあるものの、中国の高速鉄道はだいたい電源があるので、8時間あればいっぱい仕事が出来る〜

20220827TaiYuan10.jpg

途中乗り換え駅の西安、
「みんな携帯の電源切りなさい〜!!西安が危険地域になったから、乗り換えじゃなく滞在したことになったらめんどくさいから〜キー!!」

電源切れば位置情報が送られないからとか、よう考えるなぁ・・・(笑)
ということでみんな乗り換え駅では電源を切る。

私たちが西安から乗る号車は10号車、でもいざ列車に行ってみると8号車までしかない!(◎_◎;)

20220827TaiYuan24.jpg

なんなん?これ、心の綺麗な人しか見えん号車なん?・・・(>_<)

結局最後尾である8号車の同じ番号の座席に座ったのだが・・・これでええのん?(笑)

結局これでよかったらしく、無事に太原へ〜!!

デジタルで人民全てを管理する中国のITシステム、しかしそれは省ごとにシステムが違い、山西省に着いたら山西省のミニアプリをインストールして開くのだが、これがまた見事に外国人に対応していない(>_<)

しかし、駅を出るにはそのアプリは必要ではなく、また別のQRコードを読み込んで、開いたページに個人情報を入力してゆく・・・

「ダメよ!!西安って書いちゃ!!危険地域から来たとか思われたら大変なんだから、キー!!!」
と言われたって外国人には難しすぎるので、ギタリストに渡して入力してもらう・・・そしたら!!

20220827TaiYuan19.jpg

みんな緑やのになんでワシら二人だけ青色なん?!(◎_◎;)
ギタリスト曰く・・・「出発地情報書き間違えた」(>_<)

!(◎_◎;)・・・訂正出来んの?・・・出来んのか・・・「でも僕らだけPCR検査受けたら出られますんで」・・・ほなしゃーないなぁ・・・他の人には待ってもらってやっと太原入り〜

ホテル着いたらオーナーがメシ奢ってくれると〜また鍋!!(笑)
そういや前回もライブ終わりに鍋奢ってもらったなぁ・・・

前回は中国じゅうにチェーン展開してる「海底捞」、今回は同じくこれも全国展開してる大衆路線の「呷哺呷哺」、「海底捞」の方がちょっと高級かな・・・でも大衆路線の「呷哺呷哺」もちょっと高級化している印象・・・

20220827TaiYuan20.jpg

20220827TaiYuan4.jpg

20220827TaiYuan1.jpg

食事中にオーナーとマネージャーが外に出て何か話していたようだが、帰って来たらひと言、「今日中止!!」

え?!!(◎_◎;)

20220827TaiYuan2.jpg

この鍋食うためにわざわざ8時間かけて太原まで来たんですか?・・・(涙)

食後はライブハウスで酒をご馳走してくれる・・・
ウィスキーのロックを頂いたのだが、暗くてわからんかったがこれ、丸い氷じゃなく鉄球?!(◎_◎;)

20220827TaiYuan18.jpg

いや、氷と違って溶けないから酒が薄まらんけど・・・ワシはちょっとずつ薄まるあの感覚が好きやったのう・・・でもまあご馳走様ですm(_ _)m

翌日は昼食後にまた8時間かけて帰るというが、オーナーが地元で評判の麺をご馳走してくれるらしい・・・

小さな麺屋が立ち並ぶ一角の・・・

20220827TaiYuan16.jpg

小ちゃな小ちゃな麺屋さん

20220827TaiYuan8.jpg

店内は数人しか入れないので外で食ってるし〜ワシら8人もいるのにどうするん?・・・

とりあえず注文するのだが、注文する前にQRコードをスキャンしろと言われるのだが、またこのアプリが外国人に対応してないのよ〜(涙)

でもオーナーは、忙しいのでスキャンするのを見てるだけで、その結果は確かめないのでOK!!(笑)

どこで食うのかなぁと思ったら、数軒隣の潰れた店で食えるようになっているらしい!(◎_◎;)

20220827TaiYuan9.jpg

20220827TaiYuan15.jpg

麺キター!!!

20220827TaiYuan11.jpg

アレルギーが出てから主食など滅多に食わなくなったが、これはモチモチしててなかなか美味しかったぞ〜

20220827TaiYuan23.jpg

さて食後はもう後は帰るだけ!!ほんまメシだけ食いに来ました(笑)
行きは高速鉄道だったが、帰りは鈍行!!しかしかかる時間は同じぐらい!(◎_◎;)

20220827TaiYuan21.jpg

それは、太原から銀川は鈍行だと真っ直ぐ行くが、新幹線だと西安軽油の回り道しか開通してないからである。

ところが駅に着いてみると、PCR検査の結果を見せないと入れないと言う!(◎_◎;)
モメている・・・

20220827TaiYuan22.jpg

怪我の功名と言うか、私とギタリストは太原到着時にやってるので先に入れたが、みんなどうすんの?今から検査したら結果は夜まで出んから列車変更すんの?・・・

と思ったらみんな後からぞろぞろ入って来た!(◎_◎;)・・・どうやって入ったん?

色んなアプリの結果を見せる場面では、人のアプリの結果をスクショしてそれを見せて通る人が多いらしく、色んなアプリでは結果画面が時間の秒ごとに表示されたり「動く」のだ・・・

政府もよう考えるのう・・・(笑)

しかし「上に対策あれば下に対策あり」、動くんだったらスクショではなく画面録画したらそれで終わるわのう・・・(>_<)

ほんまこの国で生き抜く中国人は頼もしい(笑)

列車の入口のところで女性服務員がチケットのチェックを行う。
昔はそれこそ紙の「チケット」だったが、今は中国ではもうそんな紙の切符は廃止されていて、乗車情報はIDカードに紐付けされているのでそれをリーダーでスキャンするだけで良い。

ところがこれがまた外国人のパスポートに対応してない(>_<)

お姉さん!!これ手動で入力すんのよ!!知らんの?・・・挙句の果てに「あんた外国人なの?いつ入国したのよっ!!」とヘタしたら乗せないモード!!(涙)

もう2年前から出国してまへんがな!!と押し問答してるうちにめんどくさくなったのか、諦めて入れてくれた!(◎_◎;)

お姉さん、入力せずに入れてくれるようなら、あんたの今やってる仕事って何の意味があるの?(笑)

これだけ近代化した中国でも、それを扱うのが人間である限りいつまで経っても「中国は中国」である・・・

無事乗車!!鈍行のいいところは寝台車があるということである\(^o^)/
いや〜横になれるっていい!!

20220827TaiYuan7.jpg

そして食堂車があるって素晴らしい!!!

20220827TaiYuan3.jpg

20220827TaiYuan5.jpg

実は新加入のベーシストLaoXiaoは昔この鈍行列車の乗務員をやってたそうで、まさに私たちが乗ったこの列車に毎日乗って働いていたそうな〜!(◎_◎;)

昔の同僚がいて食堂車でメシ奢ってくれた〜\(^o^)/

20220827TaiYuan13.jpg

20220827TaiYuan17.jpg

20220827TaiYuan26.jpg

全品大盛り!!\(^o^)/

20220827TaiYuan12.jpg

銀川に着いてPCR検査!!
寧夏の「我的寧夏」というアプリも外国人には対応してなかったのだが、センターに電話して、パスポートスキャンを「メールで」送ったり、それはそれは大変な作業をして私は今使えるようになっている。

いつものようにアプリのQRコード見せて、いつものように「何これ?あんたの名前」「はい、私外国人」「あ、そうなの?じゃあ年齢は?」とかいつものように手動入力をして、口をあーんと開けて、はいそれでおしまい!!

ところが今回は更に抗体検査もあるらしい!(◎_◎;)
鼻の奥に綿棒をぐりぐり突っ込むアレである。

また人に突っ込まれるのかと思ったら、キットを渡されて「自分で突っ込め」と!(◎_◎;)

この検査キットは30秒後に結果が出るんですと・・・その検査結果を出口で見せて、キット自体は捨ててはいおしまい!!

でもこれって誰も見てないんだから、例えば自分でなくて人の鼻ぐりぐりしたのんでやっても同じよね?・・・ってか「反応が出ない」のを結果とするって難しくない?・・・鼻ぐりぐりせんかったら反応出んのやし・・・

ITが進化してどんどん便利になる中国、でもその実態は穴だらけ・・・
「上に政策あれば下に対策あり」・・・今日も中国人はたくましくこの国で生きている・・・日本から来たこの外国人も・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:10:57 | 固定リンク

2022年8月22日

布衣2022年ツアー寧夏回族自治区銀川

先日の北京暴飲暴食から、日本人エンジニアのKeizo宅で酔い潰れ、そのままKeizo夫妻と一緒に銀川入り〜

20220822YinChuan19.jpg

ライブは翌日なので、この日は暴飲暴食〜(笑)

まずは昼の食べ物としてはこれ!!
北京でも滅多に食べられない「炒烩肉(ChaoHuiRou)」!!

20220822YinChuan20.jpg

20220822YinChuan33.jpg

これはいわゆる羊肉をビーフンで辛く炒めたという料理なのだが、この羊の味の沁みたビーフンがオカズにもなる。
ダブル炭水化物!!!

20220822YinChuan7.jpg

その他、寧夏の野菜は美味しい!!
野菜炒めもどれも全く違う・・・野菜が元気なのか?

20220822YinChuan2.jpg

20220822YinChuan8.jpg

羊肉スープは無料!!

20220822YinChuan5.jpg

ちなみにこの店の近所にはイスラム寺院があり、この辺で売っている羊がニセモノ(モンゴル産の安いのを偽って売っているのが多いらしい)ではなくホンモノの寧夏の羊だと言うが・・・

20220822YinChuan31.jpg

肉屋にこんな可愛い羊の人形を置いてあるってあーた(>_<)


とりあえず満腹になったらワイナリーへ〜・・・実は寧夏はワインの産地として有名で、世界的な賞を取っているワインもいっぱいあるらしい・・・

20220822YinChuan35.jpg

この賀蘭山の近くにはいっぱいワイン酒造があるのよ〜

20220822YinChuan23.jpg

そのうちのひとつに入った・・・

20220822YinChuan3.jpg

20220822YinChuan13.jpg

20220822YinChuan16.jpg

20220822YinChuan9.jpg

20220822YinChuan1.jpg

20220822YinChuan26.jpg

20220822YinChuan30.jpg

ワイナリーでは試飲が出来て、飲んで気に入ったのを買って帰ることが出来る・・・

20220822YinChuan11.jpg

ワシらはとりあえず6種類セット150元(円高で3000円)のを頼んで試飲〜!!

20220822YinChuan25.jpg

1本108元(円高で2000円強)の赤とロゼと白から始まって、288元(円高で6000円弱)、688元(円高で14000円弱)、988元(円高で2万円!(◎_◎;))となるのだが、ワシはもう288元から上のんはようわからん(>_<)

20220822YinChuan28.jpg

夜は、寧夏に来たら絶対これを食べなければならないという「手抓羊肉(ShouZhuaYangRou)」でワインを飲むので、手掴み羊食いながら2万円のワインも勿体無いでしょう・・・ということで288元のを買った!!

20220822YinChuan32.jpg

ちなみにワイナリーで買うと、他所で買うより安いらしい・・・Keizo夫妻もここのワインをネットで買ったけど、やっぱ倍以上値段が違ってたらしい・・・

っつうことはワシら今晩1本1万円超えのワイン飲むの?!(◎_◎;)

まあ北京で散々ご馳走になったので288元ぐらい奢りましょう!!
・・・というわけで一旦別れて店集合にしたのだが、途中で銀川のB級グルメのフライドチキンがどうしても食べたかったので買って持ち込んだ!!

20220822YinChuan14.jpg

持ち込みOKの中国の文化最高!!

20220822YinChuan10.jpg

やっぱこれはビールでしょう!!
料理がずらりと並ぶ!!

20220822YinChuan12.jpg

これが「手抓羊肉(ShouZhuaYangRou)」!!手掴み羊!!

20220822YinChuan15.jpg

羊肉をそのまま茹でただけという料理ですが、ヤオヤオ君が予約して取ってくれたこの部位は、赤身と脂肉が程よいバランスで、口に入れるととろける!(◎_◎;)

20220822YinChuan17.jpg

いや〜初めてLaoWuに寿司を奢ってやった時に、中トロを食べて「うちの田舎の羊肉のようだ」と言ったのがさもありなん!!もうね、トロです!!

20220822YinChuan18.jpg

「沙葱(ShaCong)」という、砂漠のネギと書くけど、まあいわゆる牧草ね。
「寧夏の羊はこれ食って育ってるから美味いんだ」
と寧夏人自慢の一品!!

「Funkyさん、これまだ食べたことないでしょ」
と頼んでくれたのが、唐辛子炒めを揚げパンに包んで食べる・・・名前は忘れた(笑)

20220822YinChuan29.jpg

結局誰もフライドチキン食べんかった〜(>_<)

というわけでオススメのバーを2軒ハシゴして、本当はその後に「酒傻子街(JiuShaZiJie)」という、銀川人はベロンベロンの酔っ払いが最後にシメに食べに来るという「羊杂碎(YangZaSui)」の店ばかりのストリートに行く計画だったけど、誰も腹が減ってないので翌朝に予定変更!!

20220822YinChuan24.jpg

って24時間営業してるのはええけど、朝からこんなもんよう食うなぁ〜(>_<)

20220822YinChuan4.jpg

羊の臓物をグツグツ煮るのだが、臭みを消すために、これまた羊の油で作ったラー油をいっぱい入れる!(◎_◎;)

トッピングとして、更に羊の油で揚げた唐辛子!!
主食として小麦で作ったナンみたいなのん・・・これって腹の中で膨れるのよねぇ〜(>_<)

20220822YinChuan22.jpg

というわけでやはりKeizo夫妻は完食出来ず(笑)・・・まあそりゃそうやろなぁ〜・・・

20220822YinChuan27.jpg

というわけで彼らは砂湖(SHaHu)に遊びに行って、私とヤオヤオ君は小屋に入ってセッティング〜!!

ツアーには「重いから」という理由でいつもシンバル半分は小屋のを借りてたが、今日は左のライド以外全部自前!!
ツアー中に割れたりしてPearlさんから色々送ってもらったので、今日全部並べて来週からのツアーで持って行くのん決める〜・・・ってか全部Sabianって滅多にない・・・

20220822YinChuan37.jpg

ハイハットはEvolutionの13インチ、もう10年以上使ってて全く割れない!(◎_◎;)
新しく来たAAX Aero Crashと左手で叩く用のライドB8X Rideと、AAX Freq Crash 〜

20220822YinChuan38.jpg

このAAXはライドの代わりにも叩けるし、音も気に入っているのだが、ちょいと薄くてまた割れると心配なので本番直前に新しく来たEvolution O-Zone HHXに変えてみた。
(本番中にまた元に戻した)

右手はMedium-Thin Crash 16と
Hand Hammered HH Classic Rideも10年選手、チャイナは新しく来たAA Chinese 18

20220822YinChuan39.jpg
どれもなかなかいい音ですぞ〜

さて本番!!

今回はカメラマンが河北省の自宅に帰って、このライブのためだけに出て来るのも色々大変じゃろうということでステージ写真なし!!

客席からの色んな動画を〜

20年前の古いナンバー「不累」

私の書いた布衣のヒット曲!!「羊肉麺」

最大のヒット曲「我爱你亲爱的姑娘」

私の書いた今回のツアーのテーマソング「HappyBand」

後半の盛り上げ曲「喝也喝不完的酒」

ドラムソロ!!

この日は暑くてもうろうとなってたのもあるし、ライブが久しぶりだったのもあって、実は4つあるドラムソロのうち最初のんを飛ばしてしまったのよねぇ〜
ベースのLaoXiaoの「え?え?なんでなん?」みたいな慌てた表情が面白い(笑)

客席から見たドラムソロ〜!!

4度目のドラムソロの後にやる放送禁止の曲(笑)「罗马表」

アンコールのバラード「丢」

終了後のサイン即売会の様子〜・・・

打ち上げは羊の頭!!

この店では生ニンニクの代わりに生タマネギを齧りながら食う〜

20220822YinChuan6.jpg

「羊蹄子(YangTiZi)」と言って、まあ豚足ならぬ羊足ですな。
臭みがあるのでワシはちょっと苦手・・・

20220822YinChuan34.jpg

これは羊ではなく牛の臓物炒め〜

20220822YinChuan36.jpg

米が取れない地域なので、小麦をどうやって美味しく食べるかという文化!!

20220822YinChuan21.jpg
というわけで、暴飲暴食に明け暮れた数日間でした〜
明日からはちゃんと野菜中心の生活に戻そっ!!

Posted by ファンキー末吉 at:19:53 | 固定リンク

2022年8月21日

北京食レポ!!

ハルピンから〜6時間かけてむっちゃ久しぶりの北京へ〜

298734373_10159431544649900_8030370198582777527_n.jpg

実はハルビンの次の日は北京公演であったのだが、コロナで(延期ではなく)中止!!
アンダーグラウンドバンドだとは言え大都会では1000人近く集めるので、そんな人が集まるイベントはコロナが落ち着く(ゼロになる)まで大都市ではまかりならん!!というわけなのであろう・・・

北京に帰るのはむっちゃ久しぶりで、年間2万元(円高で40万円)も家賃払いながら、年に数日しか帰らん北京の院子・・・(>_<)

しかし市内からはむっちゃ遠いので、とりあえず北京朝陽駅に着いたらそのままS社長と待ち合わせて日本食〜!!!

S社長は30年前に出会った時には、日本の大学卒業したばかりの一番貧乏な頃で私が毎日奢っていたが、今は完全に立場が逆!!(笑)

中国音楽界の重鎮として大成功して今はどんだけ金持ってんの?というぐらいなので遠慮なくご馳走になる〜!!m(_ _)m

「Funkyさん、何が食べたい?」・・・いや、やっぱ刺身でしょ!!

銀川みたいに海がから遠い、内陸で生魚運ぶのも大変なような街にいて、やっぱ寿司とか刺身とか食うチャンスはほとんどないのよね〜・・・

というわけで、北京のお気に入り!!
日本人が開いたスーパーで、イートインがあって、スーパーで買った魚を寿司にしたり色々加工してくれたりもする。

1、新鮮な魚
2、自分で選べる
3、魚屋スーパーなので品揃えが多い
4、スーパーの値段なので安い

という、S社長にとっては物足りないかも知れないけど、私にとっては北京に行ったら絶対行きたい店のひとつなのよね〜(涙)

298626074_10159431544719900_4977278879027032218_n.jpg

もうね、こんだけの魚の種類・・・銀川にはない(>_<)

20220821BeijingFood3.jpg

日本酒も種類豊富なスーパーから買って来てそのまま飲む!!
結局ふたりで2本!!ひとり750ml瓶を一本ずつ空けてますがな〜・・・

ちなみにお値段のほどを聞いてみたら1000元強、円高なのの2万円〜3万円ってとこだろうか・・・S社長の経済レベルからすると安いのかも知れないけど、私からすると滅多に食べられないレベルである。

どうもごちそうさまです!!!m(_ _)m

20220821BeijingFood5.jpg

その後、歩いて行ける居酒屋兆治に行ったんだけど、そこはもう潰れていて、その向かいの、その妹がやっている洋食屋〜!!・・・って実はもうベロンベロンであまり覚えてない(>_<)

居酒屋兆治をやっていた兄の方も呼び出して飲んでたらしいが、どうやら酔っ払って頭ぽんぽんしばきながらベロンベロンだったそうで(>_<)

どうやって帰ったか覚えとらんが、実は大変だったそうで・・・その話は後ほど〜


さて次の日寝起き(笑)

この日は夜にLuanShu一家と食事!!
実はこの一家はもう30年以上の付き合い。
「家族」と言っても過言ではないのだが、酒癖の悪いLuanShuは、私がカンボジアにいる時も、銀川にいる時も「どうして北京に帰って来ない!!」と絡む(>_<)

愛されているのは重々嬉しいのだが、こうして数日だけ北京に帰って来て(ちなみに北京に「行く」と言うとまた劣化の如く怒られる(笑))、他の人とは飲んでて自分とは会わなかったなどと言ったら大事である(笑)

「Funky、何が食いたい?」
と言うので昨日の魚屋を言ったら、
「もっといいところに連れてってやる」
ということで、魚も肉も食べられる高級日本食屋!(◎_◎;)

20220821BeijingFood24.jpg

LuanShuが来るのが遅れていたので先に始めたが、メニューを見たら目ん玉飛び出しそうだったので、とりあえず酒のツマミだけ頼んでビール!!

焼き魚なんて〜・・・(涙)

20220821BeijingFood18.jpg

マグロのカマも、中がちょうど赤いぐらいが残っていて・・・(涙)

20220821BeijingFood21.jpg

20220821BeijingFood44.jpg

20220821BeijingFood14.jpg

程よく酔っ払った頃、遅れてやって来たLuanShu、
「何が飲みたい?」と言うので、まあ肉だったら赤ワインかな、と答えてたら、赤ワインと白ワインと両方持って登場!!

ツマミ系はビール!!生魚は白ワイン!!肉は赤ワインという・・・もうね(涙)

20220821BeijingFood11.jpg

20220821BeijingFood17.jpg

20220821BeijingFood22.jpg

20220821BeijingFood39.jpg

実はこの日もどうやって帰ったか覚えていないのだが、それが実は北京ではむっちゃ大変なことだということが翌日発覚する・・・

次の日はS社長とビジネスミーティング。
投資会社の美人社長の会社とやらに行ったのだが、これが「この人どんだけ金あるん?」というぐらいの会社!!

あまりに腰が抜けて写真撮るのを忘れたが、ミーティング後にS社長が「美味しい焼き鳥屋があるから行こう」と言うので舌なめずりしながら行ったらそのビルに入れない!(◎_◎;)

QRコードをスキャンして開いたアプリは外国人に対応してないのだ。
「このアプリは外国人には対応してないから」
と言うと、今まで北京以外の土地はそんなに厳しくなかったが、このビルはダメ!!

それどころか、私はPCR検査を受けたのはハルビンだったのだが、北京では3日ごとにPCR検査を受けてないとどこにも行けない。

実は初日に私がタクシーに乗る時にベロンベロンで、私の携帯を使ってみんなでそのアプリを開こうとしたが開けず、結局タクシーの運転手が乗せてくれた。
LuanShuとの会食のレストランは、比較的緩くてスキャンしてもその内容を確認しなかったので入れたが、通常はこのようにアプリがなければどこにも入れない!(◎_◎;)

結局、昨日入れた居酒屋兆治の妹んとこ行あーでもないこーでもないとアプリを弄ってたら、結局北京には外国人専用のアプリがあって、それでスキャンしなければならないということが判明!!

そしてすぐにPCR検査を受けないと、ヘタしたら駅にも空港にも入れてもらえないので銀川に帰れない(>_<)

次の日はS社長とその投資会社の社長とのビジネスディナー!!
PCR検査も済ませて堂々と店内に〜(笑)

20220821BeijingFood32.jpg

20220821BeijingFood19.jpg

入るといきなり生ハムが〜!(◎_◎;)

20220821BeijingFood16.jpg

これ60ヶ月熟成してるんですと!(◎_◎;)

スタッフが生ハムをスライスしてる間、シャンパンと生牡蠣!!(◎_◎;)

20220821BeijingFood28.jpg

20220821BeijingFood35.jpg

いやね・・・(涙)

ところで、これって何で食べるん?・・・確か外側のもんから使って食べるんやっけ?(>_<)

20220821BeijingFood38.jpg

生ハムが出て来た頃には赤ワイン!!(涙)

20220821BeijingFood42.jpg

ちなみに生ハムでこの青唐辛子を巻いて食べるのが絶品!!

20220821BeijingFood43.jpg

この海老の料理が実は後に凄いことになるのだが・・・

20220821BeijingFood46.jpg

(もう何がどのような順番で出て来たのか全く覚えとらんが)実はその後に出て来たこのスパゲティー!!これが絶品!(◎_◎;)

20220821BeijingFood26.jpg

実はその海老料理の頭や殻や尻尾などを使って出汁を取っていて、S社長は実は頭を全部食ってたのでこのスパゲティーに頭がない、つまりひと皿ひと皿全部味が違うわけですな!(◎_◎;)

魚も美味かった!!!

20220821BeijingFood12.jpg

そしてメインのステーキ!!
これがねぇ・・・もう(涙)

20220821BeijingFood13.jpg

20220821BeijingFood30.jpg

20220821BeijingFood33.jpg

いやね、脂肉大好きな私であるが、歳とってだんだん霜降りとかちょっとキツくなって来てるのよね・・・
かと言って赤身だとあの脳天にズキューンと来る何かが足りない・・・

・・・と思ってたら、これ赤身なのに脳天にズキューンと来る!(◎_◎;)

もうね・・・肉大好きな私であるが、この年になって人生で一番美味い肉を食った〜(涙)

ちなみに肉の熟成室が〜!(◎_◎;)

20220821BeijingFood45.jpg

20220821BeijingFood34.jpg

何本目かの赤ワインを飲んでる頃、S社長の会社の曲世聪がやって来た。

20220821BeijingFood27.jpg

こいつは東北出身の野暮ったい男で、
『Funkyさん、こいつ、曲作ってりゃ幸せだっつうオタクなんですよ。才能あると思うんで契約したんで面倒見てやって下さい」
って言うので見てたら、ほんとに朝から晩までずーっとパソコンで曲作っとる!(◎_◎;)

そんなこんなで今は大成功してるのだろうが、それにしては相変わらず野暮ったいのう(笑)・・・

そんな彼が葉巻などをふかしている!(◎_◎;)
似合わんのう・・・(笑)

「お前、この葉巻っつうのはいったいいくらぐらいするもんなの?数百元?」
彼は2本指を立てるので
「ああ、200元(円安で4000円)ね」
それでも高いなぁ・・・「んで?一回火ぃつけたら1週間ぐらいかけてゆっくり吸うんでしょ?」

彼の答え聞いてもう愕然!(◎_◎;)。。。もうね、ワシって一体何?(>_<)
いや、一本2000元ですよ。30分でなくなります」

!(◎_◎;)・・・・お、お前・・・一体いくら稼いでんの?

「お前、1曲書いていくら貰ってんの?1万元?」
ちなみに私だって中国でヒット曲を持ってて、当時は1万元という、設定してもらった値段は中国でかなり高い方の値段だった。

彼は首を横に振る・・・
「じゃあ・・・2万元?」

・・・ちなみに、当時でも超売れっ子の作詞作曲家は2万元だった・・・

彼は親指と人差し指だけを立ててあとは指を握った手を私に見せた。
これは漢数字の「八」を逆さにした文字を表していて、

「は、は、八万元?」

ちなみに円安で160万円、それに彼の場合、アレンジとか制作も請け負うだろうからアレンジ、プロデュースfeeとして同額が入る。

つまり1曲請け負ったら300万円強、しかも彼のことだからまた毎日毎日曲ばっか作っているのだろう!(◎_◎;)

正直言って何か大きなショックを受けている・・・

私だって彼がペーペーの頃には中国で一番売れてたスタジオミュージシャンだった。
ある時はヒットチャート10曲のうち5曲は私が叩いた曲だったし、ドラマーとしての値段もどんどん上がり、中国いちギャラが高かった時代もある。

でもそれはやめた。
どんどんブランド化して、高くて手が出なくなり、収入が増えるより仕事が減る方がイヤだった。

毎日ドラム叩いて生活したいのよ〜・・・

でもそのスタジオミュージシャンの先には彼の生活があった。
後悔はしてないが、「人生って・・・」てな何か変な感情が湧き出て来たのを飲み込んだ。

「邯鄲(かんたん)の夢」という物語がある。

その昔、都である邯鄲に出て一旗あげようという若者が、邯鄲の街の近くまで来て休憩で入った小さな飯屋、そこには不思議な老人がいて、自分の人生がどれだけ恵まれてないかをその老人に話した。
「じゃあ粟が煮えるまでそこで休んでなさい」と老人は若者に枕を与えた。

若者はその枕で横になったらうとうととうたた寝をしてしまい、夢を見た。
夢の中で若者は邯鄲で成功するために頑張って、色んなことがあって、紆余曲折の後成功した。
そして死んでゆく時に目が覚めた。

「目が覚めたかね、ちょうど粟が煮えた頃じゃ、食べなさい」
老人は若者がどんな夢を見たかを知っていた。
若者は「人生なんて粟が煮えるまでに見る夢でしかない」
そう思った若者は、邯鄲に行くのをやめて田舎に帰って行った・・・

そうそう、あのままスタジオミュージシャンとして頑張ってたら彼より稼いでたかも知れない。
でも今選んだ人生は結構毎日ドラムを叩いて楽しく暮らしている。

人を羨めばキリがないし、自分を蔑んでもキリはない。
結局は今選んだ人生を精一杯生きるだけなのだ・・・

そう思ってその夜はまたベロンベロンで懐かしい友と別れた。


さて北京最終日!!

日本人エンジニアのKeizoと奥さんのなるみちゃんが「橋場さんの店に行こう」というので、20時の列車で帰るので18時までならということで16時に集合した。

20220821BeijingFood29.jpg

20220821BeijingFood41.jpg

もうね、もう多くは語らん!!
長い付き合いの日本料理職人、橋場さんが、わざわざ店を早く開けてまでもてなしてくれた料理の数々・・・(涙)

20220821BeijingFood15.jpg

20220821BeijingFood20.jpg

20220821BeijingFood23.jpg

20220821BeijingFood25.jpg

20220821BeijingFood36.jpg

20220821BeijingFood37.jpg

20220821BeijingFood40.jpg

居酒屋兆治の息子、翔くんも含めて全部で4人をKeizoさん夫婦が奢ってくれた〜(涙)
これで全部で1500元(円高で3万円)って安すぎるやろ〜
橋場さん、いっぱいサービスしてくれたんやな、どうもご馳走様でしたm(_ _)m

結局この日は列車に乗り遅れ(>_<)
Keizo夫妻と共に飛行機で銀川へ飛ぶ・・・

銀川来たら死ぬほど奢りますぞ〜!!!

Posted by ファンキー末吉 at:19:51 | 固定リンク

2022年8月20日

布衣2022年ツアー黒竜江省ハルビン

吉林省長春からお隣黒竜江省ハルビンまでは北上して1時間ちょいなのだが、この時間帯だといつも「昼メシをどうしようか」となる。

20220820HaErBin1.jpg

中国の鉄道駅では、列車が着く少し前じゃなければ改札が始まらないので、まあ時間に余裕を見て30分前ぐらいには待合室の改札口前で待機。
相変わらず荷物のセキュリティーチェックとかがあるので余裕を持って1時間前には駅に着かねばならない。
そうすると10時台にはホテルを出なければならないので昼飯を食ってからというわけにはいかない・・・

そしてハルビンに着いた後だと、たくさんの機材をタクシーとかに積んで、会場に2時半入りとかだとここもまた飯を食う時間がない・・・

というわけで、必然的に駅で食う、もしくは買って社内で食うことになるのだが、長春駅には吉野家があるのよねぇ〜

20220820HaErBin5.jpg

って言いながら過去の書き込み見てみたら毎回長春では吉野家で昼メシを食っている(笑)

20220820HaErBin3.jpg

というわけで、今回は社内に持ち込んで昼メシ!!
この野菜小皿ってええよね〜日本にもあるのか・・・

20220820HaErBin4.jpg

ホテルにチェックインして荷物だけ放り込んですぐ会場入り〜!!

20220820HaErBin14.jpg

この会場は実はちょっと前に別の仕事で来てこれを撮影した会場だったんですな〜

実はこの日はこれこの仕事をブッキングしてくれたクライアントが、車の手配から打ち上げまで用意してくれてると言う!(◎_◎;)
ありがたや〜ありがたや〜

セッティング!!

20220820HaErBin11.jpg

20220820HaErBin19.jpg

本番!!

20220820HaErBin6.jpg

20220820HaErBin7.jpg

20220820HaErBin8.jpg

20220820HaErBin9.jpg

20220820HaErBin13.jpg

20220820HaErBin15.jpg

20220820HaErBin16.jpg

20220820HaErBin20.jpg

20220820HaErBin21.jpg

ドラムソロ!!

打ち上げは、前回連れて行ってくれたこの移動式屋台???!(◎_◎;)

20220820HaErBin32.jpg

オーナーひとりでやっていて、「従業員はいません」の看板(笑)

20220820HaErBin31.jpg

味は相当のもの!!

20220820HaErBin30.jpg

店舗はないのでこんな感じ・・・

20220820HaErBin33.jpg

しかしツアーメンバー8人を、今日はどこで営業するかわからん店に連れて行けるのか?みんなちゃんと座れて飲めるのか?・・・と思ったら

20220820HaErBin12.jpg

連れて行かれたところはちゃんとした(でもないけど)店舗!(◎_◎;)
看板はない(笑)

20220820HaErBin18.jpg

そうなのね、オーナーは店舗もちゃんと持ってたのね。
そりゃそうだ!!マイナス40度まで下がるという黒竜江省で、夏はええけど冬に屋外で営業することは出来んやろ〜

店内には「歓迎布衣楽隊」の垂れ幕が〜

20220820HaErBin10.jpg

味はもちろん屋外で食べるのと同じでした〜

20220820HaErBin2.jpg

実はこの真ん中の人はライブハウスのオーナー!!

20220820HaErBin17.jpg

前までの巨大な小屋から、今回のちょっと小さめの小屋に引っ越したのは、大きな小屋だと毎回かっこつくまでの動員を確保するのもしんどいし、動員があるバンドは小屋貸しで契約して小屋はあんまし儲からんし・・・

規模縮小なのね、と思ってたら実は・・・この話で出て来るバブリーな飲み屋・・・

これは前の巨大なライブハウスの跡地にあり、彼がここのオーナーだとか!(◎_◎;)

ビールはダースで出て来て、相撲部屋の若い衆みたいなスタッフがまずそれを全部栓を抜いて、飲んだらわんこそばのようにどんどんビールを追加する。
ウィスキーはまず小さなグラスに全部注いで、飲んでも飲めなくても1本終わる・・・

ミュージシャン5人には毎日1万円のギャラ、歌手10人には毎日2万円のギャラ、ライブ中には客からひと束10万円の花束が贈られて、出て来ては消え出て来ては消え・・・

むっちゃ儲かってるやん((((;゚Д゚)))))))

・・・まあそこで儲けた金でこんなアンダーグラウンドのバンドを応援してくれることはとてもありがたいことです!!

来年もよろしくお願い致します!!m(_ _)m


Posted by ファンキー末吉 at:09:36 | 固定リンク

2022年8月18日

布衣2022年ツアー吉林省長春

遼寧省瀋陽から吉林省長春までは1時間ちょい。助かるのう・・・

20220818ChangChun3.jpg

軽くメシ食って会場に直行〜!!

20220818ChangChun1.jpg

この会場には黄家駒がおるからのう・・・

20220818ChangChun29.jpg

写真はカメラ目線で撮ったらどの角度で見てもずーっとこっちを見てるように見えるからのう・・・
ステージ横の彼の写真にずーっと見つめられながらセッティング!!(笑)

20220818ChangChun11.jpg

今回はタムホルダーの関係でイアンペイスセッティング!!
ちょっと左に寄るのだがこれはこれで、正面に低い音のタムが来るので叩きやすい。

20220818ChangChun9.jpg

本番!!

20220818ChangChun7.jpg

20220818ChangChun12.jpg

20220818ChangChun15.jpg

20220818ChangChun16.jpg

20220818ChangChun17.jpg

20220818ChangChun20.jpg

20220818ChangChun5.jpg

20220818ChangChun8.jpg

20220818ChangChun18.jpg

ドラムソロ!!

ニュービーコール鳴り止まぬ!(◎_◎;)

いや〜世界広しと言えど、ソロやって「牛のオマ○コ」と連呼されるドラマーって(笑)

ネコ連れて来た人おるんか?!(◎_◎;)
ネコって難聴にならんのか・・・

打ち上げは小屋で焼肉!!

20220818ChangChun6.jpg

20220818ChangChun13.jpg

20220818ChangChun14.jpg

20220818ChangChun19.jpg

20220818ChangChun21.jpg

いや〜美味かった〜!!
よう考えたら吉林省は北朝鮮と接してるんやな、朝鮮風焼肉で美味かった〜!!

そう言えば酸菜はここ東北地方の名物!!

20220818ChangChun2.jpg

肉焼いた後に一緒に焼いて食べる〜

20220818ChangChun4.jpg

いや〜豚キムチが豚とキムチ一緒に炒めて美味いんやから、牛肉と酸菜炒めて不味いわけがない!!

というわけで東北3連チャン、次は中国最北端の黒竜江省ハルビンです〜!!

Posted by ファンキー末吉 at:13:48 | 固定リンク

2022年8月17日

布衣2022年ツアー遼寧省瀋陽

吉林省通化からまたバスで送ってもらって瀋陽へ〜
着いたらヤオヤオ君が「Jazzバーがあるんで行ってみましょうよ」と・・・

よくもまあこんな隠れ家みたいなん見つけて来たなぁ!(◎_◎;)

移動中には007を見てたので、ジェームスボンドが飲むカクテルを飲みたかったのよ〜
でも「ゴードンジン3、ウォッカ1、キナ・リレを2分の1、よくシェイクしてレモンピールを添えてくれ」って中国語でどう言うの?(>_<)

「トイレ行っとくから頼んどけ」とヤオヤオ君に振ったら、出て来たのが「色情明星マティーニ」ってちゃうやろ(笑)
007みたいなハードボイルドはこんな甘い酒飲まんし〜(>_<)

20220817ShenYang31.jpg

20220817ShenYang30.jpg

ステージではJAZZライブが〜このお姉さんちょっと紅の豚のヒロインに似てないか?

20220817ShenYang32.jpg

というわけでその日はゆっくり寝て散歩〜・・・ってか泊まってるホテルのビルに何やら突起物が!(◎_◎;)

20220817ShenYang5.jpg

離れて見るとスパイダーマン?(笑)

20220817ShenYang22.jpg

隣のビルにはこんな突起物が!(◎_◎;)

20220817ShenYang17.jpg

いつも中国の街を歩く度に「中国人ってモニュメント(っつうか人形?)が好きなん?」と思うことしばしば・・・
最近では道に置いてあるだけではなく空中に浮いていることも多い(笑)

20220817ShenYang11.jpg

20220817ShenYang23.jpg

20220817ShenYang14.jpg

さて午後には会場入りしてサウンドチェックなのだが、瀋陽のこの小屋がデカい(>_<)

20220817ShenYang4.jpg

歴代布衣がツアーで廻っているライブハウスの中では一番デカいであろう・・・

20220817ShenYang16.jpg

地元の若い衆と鞍山から駆けつけた若い衆がエンジニア海龍の仕事を見てお勉強〜

20220817ShenYang1.jpg

セッティング完了!!

20220817ShenYang9.jpg

ライブ!!

20220817ShenYang2.jpg

20220817ShenYang3.jpg

20220817ShenYang6.jpg

20220817ShenYang7.jpg

20220817ShenYang8.jpg

20220817ShenYang13.jpg

20220817ShenYang15.jpg

20220817ShenYang19.jpg

20220817ShenYang20.jpg

20220817ShenYang24.jpg

20220817ShenYang10.jpg

20220817ShenYang12.jpg

ドラムソロ!!

打ち上げは前回はこの広い広い会場で行われたのだが・・・(笑)

今回は近所のお店!!

20220817ShenYang21.jpg

お隣の鞍山からもライブハウスのオーナーが駆けつけてくれて亜州鼓魂に関して語る語る(笑)

20220817ShenYang18.jpg

いや〜彼の人生に大きな影響を与えたアルバムやったんやなぁ・・・シミジミ

というわけで、この瀋陽から長春、ハルビンと3連チャン!!
次の北京が中止になってなかったら4連チャンのところ・・・数日休んでいるのでまだまだ体力があります〜
乗り切れ3連チャン!!

Posted by ファンキー末吉 at:09:35 | 固定リンク

2022年8月10日

布衣2022年ツアー吉林省通化

去年初めて来た街である。

布衣2021年ツアー番外編吉林省通化

この街には高速鉄道が通っておらず、去年と同様に遼寧省瀋陽から車移動ということなのだが・・・あいにくの雨!(>_<)

イヤなのよねぇ〜雨の中機材いっぱい引きずりながら車探すの・・・と思ったら傘を持って迎えに来てくれてた!(◎_◎;)

20220810TongHua21.jpg

ありがたやありがたや・・・何と今回は大型バス!!(◎_◎;)

20220810TongHua10.jpg

ありがたやありがたや〜

20220810TongHua24.jpg

やっぱ広々としてるだけでも気持ちが違うぞ〜・・・
テーブルもあるのでワシは仕事をしてたがみんなさすがに爆睡(笑)

20220810TongHua14.jpg

今日は乗り打ちなのでそのまま会場へ〜

20220810TongHua29.jpg

確か去年はこけら落としやったのよねぇ〜・・・ってドラムとか埃だらけ!(◎_◎;)
聞いたら、スキー場に隣接している施設なので冬しか営業してなかったらしい・・・

こけら落としで買ったかなりよいドラムセット!!
シンバルは1枚を除いてSabianではないけれども、試しにそのまま使わせてもらった・・・

20220810TongHua13.jpg

左側の追加シンバルが自分の持ち込み。
左のライドが自分のやつって初めてやから楽しみ〜・・・

相変わらず無駄だとしか思えない昇降式のステージ(笑)

20220810TongHua17.jpg

楽屋には去年のサイン!!

20220810TongHua11.jpg

本番!!

20220810TongHua2.jpg

20220810TongHua3.jpg

20220810TongHua12.jpg

20220810TongHua20.jpg

20220810TongHua25.jpg

20220810TongHua28.jpg

20220810TongHua7.jpg

20220810TongHua19.jpg

20220810TongHua30.jpg

ドラムソロ!!

5'44"辺り〜花火が〜(笑)

それにしても、東北美人はモデルのような8頭身美人が多いのだが、それを軽々と肩に担ぐ東北男子!(◎_◎;)

20220810TongHua5.jpg

ここでの男前は大変です〜(笑)

ライブ後は2日ほど現地オフ!!
オーナーが観光に連れて行ってくれると言うが、ワシはちょっと鼻風邪ぎみなので別行動〜・・・こんなところに行ったらしい・・・

20220810TongHua40.jpg

20220810TongHua41.jpg

子豚が飼われているらしく・・・

ヤオヤオ君が「可愛い〜!!」と書き込み
そしてその後・・・

美味しそう!!・・・ってあーた!!(>_<)

みんなが郊外で食事をしている間、ワシは街を探索・・・
街には大きなライブポスターがっ!(◎_◎;)

20220810TongHua1.jpg

さすが北朝鮮と国境を接する街、なんと犬肉ファーストフード!(◎_◎;)

20220810TongHua33.jpg

は今回は遠慮して、北海道ラーメンを発見!!!(◎_◎;)

20220810TongHua15.jpg

期待薄ではあったが入ってみた・・・

20220810TongHua32.jpg

20220810TongHua9.jpg

20220810TongHua23.jpg

野菜ラーメンを頼んでみたのだが・・・

20220810TongHua26.jpg

ちょっと違う(笑)
食べてみると、このコロッケみたいのん野菜のかき揚げなのね・・・(>_<)

PCR検査に行った病院の近くにオシャレなカフェを発見!!(◎_◎;)

20220810TongHua6.jpg

そこでカフェオレ飲みながらノマド仕事〜

20220810TongHua27.jpg

20220810TongHua4.jpg

中国は安いものは安いが高いものはむっちゃ高い!(当たり前か?笑)
高いもののひとつがコーヒー!!
日本のドトールみたいな安いコーヒー屋は皆無で、おしなべ500円近くするのが普通である中国で、田舎街とは言え15元(円安で300円、ワシ的には200円的価値観)!(◎_◎;)

色んな豆を用意しているらしく、豆を買っていくことにしたのだが・・・

20220810TongHua18.jpg

豆の種類やこだわりが多くて大変(>_<)
「濃い味が好きだ」と言うと、「エスプレッソマシンを持ってるか」とか、持っててもツアーには持ち歩けんし(笑)
どんなミルを使ってるのかとか色々聞かれて豆を選んで買って来た〜

50元(円高で1000円)って安っ!(◎_◎;)
スタバとかこの倍はするもんねぇ〜・・・

ゆっくり仕事した後は、先ほどのラーメン屋に気になるメニューがあったので戻ってみた〜・・・

20220810TongHua31.jpg

冷やし中華は中国にはなかなかないのよ〜(涙)

20220810TongHua16.jpg

ちょっと違う(笑)
トンカツも気になって頼んでみたのだがこれもうーむ・・・

20220810TongHua8.jpg

20220810TongHua22.jpg

というわけで東北の小都市「通化」の思い出はコーヒーとなんちゃって日本食でした〜(笑)


Posted by ファンキー末吉 at:07:58 | 固定リンク

2022年8月 9日

布衣2022年ツアー遼寧省鞍山

鞍山と言えば、五星旗2代目二胡奏者ヤンヤンの故郷である・・・
駅まで出迎え!(◎_◎;)

相変わらずアホである(>_<)

長くツアーバンドがライブやるようなライブハウスはなかったこの街に、去年やっとライブハウスが出来たとかで、そのオーナーも一緒に出迎えに来てくれて、駅からそのまま焼肉〜!(◎_◎;)

20220809AnShan5.jpg

いや、さすがヤンヤンはよう知ってる!!
ワシら高級中華料理店よりも、こういう地元の人がいなければ絶対行くことがないような店が好きなのよ〜

20220809AnShan1.jpg

新鮮な牛肉はともかく蛤の磯焼き!!!(◎_◎;)

20220809AnShan4.jpg

海沿いではないが、海にも結構近いので海鮮!!

20220809AnShan6.jpg

鞍山ビール!!
中国は結構どこでも地ビールがあります〜

20220809AnShan7.jpg

オーナーとアホと3人で乾杯!!

20220809AnShan8.jpg

アホ曰く、この刺青は「天使」ですと(笑)

炙りもんが結構感激〜!!(涙)
何年ぶりかで炙って食うたわ〜・・・

20220809AnShan2.jpg

これはあかん!!(>_<)
東北名物の「蚕」!!

20220809AnShan3.jpg

生きてるし〜(>_<)

アホが美味しそうに食らいます!(◎_◎;)

その日はそのままこてんと寝たが、次の日も接待は続く〜・・・

東北名物大鍋料理!!何と今どき薪!!・・・実はこの机はそのまま炉になってて、地下を通って外に排気されるのだとか・・・

20220809AnShan16.jpg

20220809AnShan13.jpg

出来上がります〜

豚肉とえんどう豆、魚、鴨の3種類の鍋〜

20220809AnShan12.jpg

机の下がそのまま炉なので暑いのよ〜(>_<)

20220809AnShan10.jpg

午後は温泉〜

20220809AnShan15.jpg

鞍山は温泉で有名で、ここはなんと天然かけ流し!(◎_◎;)

オーナーと裸の付き合い〜

20220809AnShan11.jpg

実はこのオーナー、若かりし頃鞍山で(本人曰く)たったひとり私の96年に発売したソロアルバム「亜州鼓魂」を購入したんですと!(◎_◎;)

この日はずーっとこのアルバムの話ばっか・・・いや、嬉しいんですけどね(笑)

大人になって、今聞き直してみても、「どうしてあのようなアルバムが作れたのか、作ろうとしたのか」というのが不思議らしい。

アジアブームに沸いていた当時の日本の音楽業界の間で、日本では全く売れないようなこのアルバムを作ってくれた会社があった。

爆風のメンバーも含め、「そんな売れないもの作ってどうすんの?」とみんながそう言ってたが、私にとっては「私の音楽を作品にする」ということの方が大事だった。

そしてそれが中国で「ロックのバイブル」の1枚となって、今だにこのような人たちの人生を変えたアルバムとなっている。

「売れてお金を儲けたい」という気持ちや、「売れて有名になりたい」という気持ちは誰にだってある。
でもみんな忘れてはいないか?「自分の音楽を多くに人に聞いてもらいたい」という気持ち・・・

会社も含め私もほとんど金銭的な成功は得てないが、その「表現者」としての欲求だけは、このアルバムは本当に大成功した。
何せ何億人の人間がこのアルバムを聞いて、その何パーセントかの人間の人生に大きな影響を与えたんだから・・・

過去ブログ記事:亜州鼓魂を巡る日中のいろんなドラマ

さて温泉に話を戻してワイン風呂〜(笑)

20220809AnShan29.jpg

牛乳風呂〜

20220809AnShan37.jpg

何故かアルパカも〜!(◎_◎;)

午後はずーっとここでととのいました〜

20220809AnShan17.jpg

20220809AnShan14.jpg

そのまま夜はライブハウスでバーベQ〜・・・

20220809AnShan36.jpg

ってデカっ!(◎_◎;)

20220809AnShan33.jpg

リハーサルルームもあります!(◎_◎;)

20220809AnShan23.jpg

2階から見下ろせる部屋も〜!(◎_◎;)

20220809AnShan28.jpg

当日セッティング〜ドラムセットもなかなかいいのんが〜・・・

20220809AnShan26.jpg

こんな田舎街(でもないんやけど)でこんな大きなハコ埋まるんかなぁ〜と思ってたら・・・

むっちゃ客来たし!(◎_◎;)

20220809AnShan25.jpg

20220809AnShan27.jpg

20220809AnShan35.jpg

何故かこの日のドラムショット多し!!(笑)

20220809AnShan20.jpg

20220809AnShan22.jpg

20220809AnShan24.jpg

20220809AnShan30.jpg

20220809AnShan32.jpg

20220809AnShan34.jpg

20220809AnShan38.jpg

ドラムソロ!!

地元の子供もゲストで加わりました〜

20220809AnShan31.jpg

実は私はこの辺りから鼻風邪をひいてしまいまして〜(>_<)
原因はきっと冷房の効かせすぎやと思う・・・

このご時世、熱なんか出たら大変なのでそのまま打ち上がらずに失礼致しました〜

さよなら鞍山〜ホテルからの鞍山市内・・・この感じが「東北」なのよねぇ〜南方と全く違う・・・

20220809AnShan21.jpg

ツアーは続く〜あと21本と振替3本〜(2本ほど中止が出てます〜)

Posted by ファンキー末吉 at:11:28 | 固定リンク

2022年8月 7日

布衣2022年ツアー河北省邯郸

河北省邯郸(HanDan)・・・去年初めて来た街であるが、三国志に出て来る貂蝉という中国四大美女のひとり(但し、西施、王昭君、楊貴妃は実在の人物であるが貂蝉は架空の人物)の出身地と言われている・・・

「Funkyさん、邯郸(HanDan)ですよ!!美女の街ですよ」
とヤオヤオ君は興奮してそう言うが、去年もそんな美女どころか基本女性にもあまり会ったこともなく(>_<)、会えたとしても旅暮らしのワシらに何の縁もあるわけもなし(>_<)

ここのライブハウスはちょっと街の中心地から離れたところにあり、その近所(と言ってもだいぶ遠いが)にはこのホテルしかないのか、結局前回と同じホテルで、近所には何もなく、メシはホテル付随の豪華なレストラン(の割に値段は安いらしい)で毎食(>_<)

20220807HanDan21.jpg

20220807HanDan4.jpg

20220807HanDan9.jpg

20220807HanDan25.jpg

20220807HanDan27.jpg

20220807HanDan2.jpg

何故か店の中に飴細工(笑)

20220807HanDan19.jpg

いや、ボーカルのLaoWuって安くて美味しいレストラン見つけて来んのは上手いけど、当たりを引いたらそこしか行かんのよね〜(>_<)
しかもそこで頼んだものが美味しかったら、その後もそれしか頼まん(>_<)

まあ「冒険」が出来ん男なのな、そのおかげで27年もアンダーグラウンドバンドをやっとる(笑)

それでも今では中国いちツアーを廻るバンドとなって、コロナ禍ではそこまではいかないが、1年に100本とかライブをやれるバンドは、中国ひろし広しと言えど布衣ぐらいである。

まあ全世界ではもっと廻っているバンドもあるだろうが、このコロナ禍でもこれだけ廻っているということは、そのドラマーである私は「世界で一番ライブをやっているドラマー」ではあるまいか!(◎_◎;)

まあコロナじゃなかったらこのツアーの合間にも他の仕事入れるのになぁ・・・コロナ禍ではなかなか難しい(>_<)

まずPCR検査!!

中国では基本無料で、有料でも日本円で数百円なのだが、私たちのように毎日違った土地に行く人は毎日PCR検査を受けなければならない。

中国人はスマホのアプリをQRコードにかざして、それで検査受けてそのアプリで結果も見れるのだが、往々にしてそのアプリが外国人に対応していない(>_<)

確率としては無事に外国人に対応しているアプリは半数以下で、しかも省ごとにアプリが変わるので、省を超えた時点でまた最初から情報を入力して、最後に結果ダメだったということになる(涙)

着いた翌日は移動日のため、「みんな午前中にPCR検査行って来なさいよ、キー!!」と、この一連のツアーには参加してないチーフマネージャーから遠隔操作を受ける(笑)

街中には至る所に簡易検査場があるのだが、ホテルから一番近いところはやはり外国人に対応していない(>_<)

そこから病院を探す!!(涙)もうね・・・毎日がこれとの戦いである(>_<)

20220807HanDan14.jpg

やっと外国人にも対応している病院を見つけ、検査を受けてミッションだん!!
いつもと同じメシを食って移動日終わり(笑)

翌日会場へ〜

20220807HanDan7.jpg

20220807HanDan6.jpg

20220807HanDan12.jpg

会場は街外れの芸術村みたいなところにあり、至るところに「Rock」と(笑)

20220807HanDan22.jpg

20220807HanDan3.jpg

確かここは去年来た時にはこけら落としやったんよなぁ・・・

布衣2021年ツアー河北省邯郸

1年経てば設備も充実して・・・ということもなく(>_<)
小屋にクラッシュシンバルはなく、ライドのみ・・・しかもシンバルスタンドにはフェルトもネジもないし(>_<)

20220807HanDan18.jpg

とりあえずクラッシュ代わりにライドを置いてセッティングだけ済ませておく・・・
これでも叩けないことはないのだが・・・

20220807HanDan8.jpg

20220807HanDan11.jpg

見れば小屋の人が誰かから借りようと電話してくれてる・・・
「じゃあクラッシュ2枚とついでにシンバルスタンドもふたつ!!」
と伝えたのだが、本番前になってもシンバルスタンドが4本届いたのみ・・・

「クラッシュシンバル(掉镲:DiaoCha)は?・・・」
小屋の人はちょっと首を傾げながらシンバルスタンドを指さす・・・

「これは镲架(ChaJIa),掉镲(DiaoCha)っつうのはこういうヤツ・・・」
って実物を見せながら説明するのだが、なんで外国人のワシが中国人に中国語教えないかんの?(笑)

というわけで本番前には揃いました〜\(^o^)/

20220807HanDan15.jpg

本番開始!!

20220807HanDan1.jpg

20220807HanDan5.jpg

20220807HanDan10.jpg

20220807HanDan13.jpg

20220807HanDan16.jpg

20220807HanDan20.jpg

20220807HanDan23.jpg

20220807HanDan24.jpg

ドラムソロ!!

打ち上げは〜社食(いつもここでしか食わないのでこう呼ぶ(>_<))は開いてないので近所で焼肉〜!!
いえぃ!!やっと別のもん食えた〜\(^o^)/

20220807HanDan26.jpg

と、その食事の席でネットで廻って来たネットライブの告知・・・

20220807HanDan17.jpg

邯鄲(かんたん)の夢

とある若者が、邯鄲に行って成功しようと旅をしてた。

途中で食事を取ろうと休憩をしてたのだが、そこの老人に自分の恵まれない境遇をこんこんと話し始めた。
老人はふんふんと聞きながら、「では取り敢えず粟が煮えるまでこの枕で休みなさい」と・・・

若者はうとうとしながら夢を見た。邯鄲に行って成功し、紆余曲折あった自分の波乱万丈の人生を全部見終わって目が覚めた。
老人は若者が何を見たかを全部知っていて、煮立った粟を差し出して「さあ食べなさい」と言った。

若者は「人生なんて粟が煮立つまでの夢に過ぎないんだ」と悟って、邯鄲に行くのはやめて故郷に帰って行ったとさ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:08:10 | 固定リンク

2022年8月 3日

布衣2022年ツアー山東省淄博

前日飲み過ぎで二日酔い〜(>_<)

小雨の中チェックアウトして駅に向かふ〜

配車アプリで車呼んで機材運んで〜

機材運んで青島駅〜

高速鉄道乗車!!

青島から淄博(ZiBo)までは2時間なのでまだよい・・・

メシを食う時間がないのでみんなはハンバーガーを食うが、ワシはチキンだけを頂いた〜・・・

空腹で揚げ物2つ食ったら気持ち悪い(>_<)

駅着いて〜機材運んでホテルまで〜

チェックインしてタクシーで小屋へ〜
小屋が新しくなっとるし!(◎_◎;)

コロナの影響で小さな小屋は潰れてしまってたり、もしくはここみたいに大きくなってリニュアルとか、ライブハウスも色々です・・・

セッティング!!

例によってシンバル左右対称!!

サウンドチェックして本番まで楽屋で仮眠!!

そうそう、この仮眠がええのよねぇ〜・・・
いつもはホテルでぐっすり寝るんだけど、今回はホテルが遠いので楽屋で〜
寝起きがええから出来る技やけど、これがあるといっぺんで体力回復する・・・

いざ出陣!!

仮眠したので元気いっぱい!!(笑)

ドラムソロ!!

いや〜動画の最後にも埋め込んだけど、やっぱこの日のMVPはこの子でしょう!!

86年に始まった中国ロックの歴史であるが、当時は当然ながら若者たちだけの文化で、大人たちは顔をしかめていた。

そんな大人たちが今は家庭を持ち、子供を連れて「ロック」を見に来る・・・
時代は確実に変わっているのである!!

そしてこいつもなかなか「ロック」であった(笑)

こいつが親になってる頃には中国ロックはどう変わっていってるのだろう・・・
ワシはまだドラム叩いとるか?・・・しかと見届けたいものじゃ(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:05:04 | 固定リンク

2022年8月 2日

布衣2022年ツアー山東省青島

青島ビールと海鮮の街、青島・・・

しかし私たちはそれどころではない。
前日の天津のコロナの状況を見ながら当日入りしたので、今週の金土日は全て乗り打ち、つまり3日間乗り打ちが続くその真ん中がこの青島なのである。

ツアーは演奏よりも移動が疲れるので、乗り打ち3日目が一番疲れるのは当たり前だが、人間の身体はうまく出来ているのか、翌日が休みとなると突然元気になる(笑)

というわけで日曜日が青島ならよいが、土曜日なのでこりゃ青島ビールも海鮮もお預けかなと思ってたら・・・

数日前にWeChatにメッセージが入る・・・
「お前ら青島でライブなの?」
もう30年以上の付き合いになる青島出身のLaoLuanである。

「次の日次の街へ乗り打ちだからライブ後は飲めないかもよ〜」
と言うと、
「じゃあ前日飲もう」
と・・・

「前日も別の街でライブですがな(>_<)」
と伝えるととてもびっくりしていた。

いや大変っちゃ大変やけど週末はかき入れ時なのでやるっきゃない(>_<)

「じゃあ着いたら昼メシでも一緒に」
と言うので、
「ホテル近所ならいいよ〜すぐに会場入らねばならんので」
と言うと、予約してくれたレストランがなんと!!!(◎_◎;)

大鍋海鮮!!・・・これって人数揃わないとなかなか食べられない青島名物料理なのよね〜・・・

実はこの大鍋の下には羊肉スープが入っていて、羊肉スープで蒸す海鮮鍋!!
海鮮は新鮮なやつを選び放題!!

海鮮をおかわり〜!!

実は海鮮を食べ終わってからのこのスープが絶品なのよねぇ〜
海鮮蒸した旨味が全部スープに落ちて来る(涙)

そして最後にはそのスープに麺を投入!!!

昇天!!・・・ってこれ本番前に食うメシか?(笑)
というわけで満腹のまま会場入り!!

この小屋は縦に長いのよねぇ〜
前にこの映像撮った会場〜・・・・笑える(笑)

セッティングは例によって左右対称シンバル〜!!

ドラム台が高い!!(笑)

しかしこの扇風機が役に立ったのよね〜昨日ぐらい暑いともうちゃんとドラム叩くどころの騒ぎじゃなくなるし〜(>_<)

サウンドチェックの時にLaoLuanの甥っ子の梁棟が来て
「今晩の晩飯は僕が奢りますから!!」
と・・・

奢るってお前ハコバンの仕事何時に終わるん?・・・
「12時半です」
ってあーた!!もう寝てるがな!!翌日も朝早いし、11時にライブ終わったらその辺で軽く食べて12時過ぎには寝るの!!(>_<)

というわけで軽く諌めて本番!!(笑)

実はここでつまづいてコケてるし〜(>_<)

いや〜涼しいっていい!!(笑)昼間いっぱい食ったせいか体力もあるし〜
もう扇風機は手放せんな!!!

ドラムソロ!!

前日暑くて朦朧としてたので、精神的に失敗を引きずると良くないということで前日使ったフレーズは却下!!

新しいフレーズ中心にやってみたけどちょっと細か過ぎるか?
・・・ソロに満点はない!!日々試行錯誤の連続です!!!

いや、いいライブだったんじゃないか?
楽屋で青島ビールで軽くやってら(中国のライブハウスは楽屋にデフォルトでビールが置いてある)、機材を片付けているヤオヤオ君が、
「Funkyさん、日本人の友達が来てますよ」
うん、わかってる!!事情を話して今日は一緒に飲めないと説明してある!!

「Funkyさん、あの店のオーナーが来てますよ。さすがにこれは挨拶しとかなきゃならないんじゃないですか?

・・・って外出て行ったら梁棟のハコバンの店のオーナー!(◎_◎;)
「あんたを迎えに来たよ」
ってあーた!!自分が今ドラム叩いてて来れないからオーナーを運転手によこして連れて来ようという(>_<)

断れまへんがな(涙)・・・というわけでその店へ〜(>_<)

オーナーがウイスキーを振る舞ってくれる・・・

「海鮮買ってあるから友人のバーで飲もう!!いいウイスキーがあるんだ」
・・・ってまたウイスキー飲むんですか?!(◎_◎;)

それにしても中国はええなぁ〜持ち込み自由!!どころか海鮮買って持ち込んだらそれ料理して出してくれる・・・日本ならとてもこうはいかん!!

そのバーのオーナーが店の自慢のギネス黒ビールを奢ってくれた・・・本当は青島ビールを飲みたかったんですけど(>_<)

それにしてもこれ全部タダって凄いな(笑)

色々このオーナーと話してて、LaoLuanとはもう「家族」なので、その甥っ子である梁棟とも「家族」、自分も「家族」だからいつでも青島に遊びに来い、と・・・

いやこれは通常の社交辞令とも取れるけど、
「自分は独身で家も広いから、仕事のない時は青島来てうちで暮らせばいい」

中国の場合、「じゃあそうしますわ」が別に失礼じゃないのよなぁ〜
日本の、特に京都みたいに「本当にズケズケ来やがった!1ずうずうしい」というのはない!!

今現在バンドにそう言われて、実際部屋をあてがわれて寧夏回族自治区銀川に住んでいるが、それが青島になるのもいいかのう・・・痛風になるか(笑)

翌日もライブです!!飲み過ぎたけどホテル帰って明日も頑張ろう・・・

Posted by ファンキー末吉 at:12:24 | 固定リンク

2022年8月 1日

布衣2022年ツアー天津

直轄都市である天津は、当然ながらむっちゃ大都会である。
(人口は東京より多い)

動員数は人口に比例するので、当然ながら毎回むっちゃでっかい小屋で演っていた・・・
こんなん・・・

ところが今回来てみたら小屋がちっちゃい!(◎_◎;)

小屋の大きさが10分の1になったとは言え、観客数が10分の1になるわけではない。
するって〜とこの狭い会場に前回と同じだけの観客が・・・((((;゚Д゚)))))))

ふと見ると客席後方にネコのゲージが・・・!(◎_◎;)

ネコって難聴にならんのか?・・・!(◎_◎;)
ヤオヤオ君が物知り顔で「いや、ネコはなりません!!キッパリ」ってホントか?(笑)

ドラムはYAMAHA

セッティングは例によって左右対称シンバル!!

右は自前のサイビアン、左は中国産のシンバルメーカーChang!!
いや、なかなかいい音してるそ・・・

ライブ開始!・・・・いや〜暑い(涙)

どれぐらい暑いかと言うと、ライブ終了後にTシャツが汗を絞れるぐらい(>_<)

そんな中でドラムソロ!!

いやね、朦朧として小節数を間違えてるし(>_<)

この曲イントロの導入部4小節の後にイントロ16小節終わったら歌部分5小節パターンなのよねぇ・・・
こんな時に限ってモニターよう聞こえんから今どこにおるのかわからん(>_<)

こうやって聞き返してみると、どっかで1小節多くなってて1小節後に終わっとる!(◎_◎;)

まあこれも「ライブ」です!!記録としてこのままアップしときましょう〜・・・

ステージ写真!!

打ち上げ〜

打ち上げはオーナーの奢りで肉!!

肉!!

いや〜健康のために野菜を多く取ろうというのに肉ばっか(笑)

見ればエンジニアの海龍が、若いスタッフに箸の持ち方を教えとる!(◎_◎;)

「日本では誰かが箸の持ち方教えてくれるの?中国は誰も教えてくれないからみんなちゃんと箸を持てないんだ」

!(◎_◎;)

誰か教えてくれたか?(笑)
ワシもちゃんと持ててなかったから大人になって直したけどのう・・・

まあ日本では学校で給食があるからちゃんと持ててないと恥ずかしいっつうのもあるかのう〜中国は昼休みには家に帰ってメシを食うからのう・・・

天津では前回この仕事の時にドラムを用意してくれた銀川人がライブを見に来てくれてて、銀川人揃うとこれ!(笑)

数字当てゲームで酒を飲むという、高知の「はしけん」みたいなものなのだが、高知人集まったら必ず「はしけん」やるか?・・・やるか・・・(笑)

というわけでこのドラムの人にワシにこの言葉をプレゼントしてくれた・・・

「红旗还在飘扬,老头更有力量!(赤い旗は今もはためき、老人は更に力強い)」

まあ赤い旗は中国共産党を表すので、「この老人、共産党より凄いやん!!」という最上級の(ロックの)褒め言葉として解釈しておこう(笑)
(中国では共産党より凄いと言うことはご法度である)


Posted by ファンキー末吉 at:09:46 | 固定リンク

2022年7月29日

布衣2022年ツアー山東省済南

中国最北端の省黒竜江省から山東省まで南下〜高速鉄道で9時間!!(◎_◎;)
まあ行く時は河南省から12時間やったからまだマシ〜

長い移動日のお供は車内でビール〜

実はこの瓶詰めのピクルスがハルビンの名物!!
西欧のは結構酸っぱいのだが、ハルビンのは酸っぱさ抑えてて食べやすい。
なんだかロシア人はまずこのピクルスを鼻のところまで持っていって匂ってから酒を飲むらしいが、まあその気持ちもわかる香ばしさ。

そういえばハルビン名物の腸詰めをお土産で買ってくれてたのを思い出した。
昔駅とかで買った時にはあんまし美味くなかったんよね〜(>_<)

しかし地元の人が言うには、
「あんなのまがいもんですから!!ホンモノは作ったらすぐ売り切れちゃうんで滅多に手に入りません。では私がまがいもんの中で一番美味いやつを買って来てあげましょう」
ということでプレゼントされたのがこれ!!(笑)

「これ温めないと美味しくないですよ」
「でも高速鉄道やで、無理やろ・・・」
「任して下さい!!」
とヤオヤオ君・・・

中国の列車にはお茶好きの中国人のために必ず給湯器があるので、まさかそこで大量のお湯を汲んでそれで温めるのかと思ったら、なんと食堂車に行ってレンジで温めてもらうのだとか!(◎_◎;)

いくら持ち込み自由の中国でもそこまでは・・・と思ったら、何やらインスタントご飯を購入して、それを温めるついでに温めてもらったのだとか!(◎_◎;)

中国人は考えることが凄いのう〜(笑)


さて、いつもブログ書いてても食レポの旅日記で終わってしまうのだけれども、今回はちょっとドラムの話を中心に〜!!

済南の小屋はまたデカい!!

ドラムセットはYAMAHA!!

オープンハンドになってもうはや1年。
今だに練習したことしか叩けんが、布衣はいっぱいライブをやってるので、他のセッションなんかでももうほとんどのパターンは叩けるようになった。

中国のツアーでは小屋のシンバルも借りて、左側にもライドシンバルを置いて構成によって右と左のライドを叩き分けているのだが、ハイハットのシャフトが通常むっちゃ長いので、それが邪魔になって叩き辛かった(>_<)

仕方がないのでライドをシャフトの上に高々とセッティングしてみたり、シャフトの後側にセッティングしてみたりしてたのだが、前のクラッシュをちょっと右側にセットすることによって、シャフトの前側にセッティング出来ることを発見!!

そうするとあら不思議!!シンバルが全く左右対象になった!(◎_◎;)

まあ右の端はチャイナ、左の端はクラッシュなので違うっちゃ違うが、見た目がこのように揃うと気分的に何やらむっちゃ嬉しい!!(笑)

というわけで気持ちよくライブ開始!!

今回のツアータイトルでもあるHappy Bandという曲では、このビデオではベースのDaWeiはギターソロの間じゅううろうろ歩いてたり、ツインリードではギタリストふたりの間に立ったりして絵になっていたのだが、新加入のLaoXiaoはどうやらどうしていいのやらわからずぽつんと突っ立ってたのでアドバイス。

「この会場みたいにドラム台の後に余裕がある時にはドラマーの後に立てばいいのよ」
ということでやってみた。

うんうん、なかなか絵になるではないか(笑)

アホです(笑)

さてドラムの話になるのだが、オープンハンドで何が難しいというと、左右のコンビネーション。
単に左右を逆にして、複雑なバスドラを踏むのはそんなに難しくないが、ゴーストノート(実際には聞こえてないのだけれども小さな音でスネアを叩いている)とか、それにハイハットなどに16分を加えたりすると、脳の命令系統がぐちゃぐちゃになって全く叩けない(>_<)

まあ思い起こしてみれば、普通に叩いてたって叩き始めの頃はどんなフレーズも叩けなかったんだから同じである(笑)
根気よくゼロから練習して慣れてゆくしかない。

幸い布衣はライブが多いので、ツアー前に練習したものを長いツアーで叩き続けてゆくと、アドレナリンの中で脳の命令形態がシノプスに定着するので便利である。(自分で書いててようわからんが(笑))

そこで今回からこの曲をハイハットやライドも16分で叩く叩き方に変えてみた・・・

まあちょっとたどたどしい感じもあるが、グルーブとしては全く悪くない!!
これでオープンハンドも完成か!!・・・と思ってたら、よく見ると左手でスネアを叩いている時と右手で叩いている時と微妙に違う!(◎_◎;)

今まで気がつかなかったが、左手は更にスネアを叩いた直後にもゴーストノートが入っているではないか!(◎_◎;)

凄いのう・・・脳がそのように命令したわけではないのだが、50年ドラム叩いてたら、左手が勝手に気持ちいいように変えていってくれてたのね・・・!(◎_◎;)

まあ左のライドを叩いたりするのは「場面を変える」意味が大きいので、場面場面で少々ゴーストノートが違ってても問題ない!!
本番で失敗するのはプロとしてあるまじきなので今回のツアーでは無理だが、次の目標としてまた練習してみよう〜がんばれ右手!!(笑)

というわけでドラムソロ

ライブ終わった後LaoWuが、
「Funky、今日のソロむっちゃよかったよ」
と言ってたが、そうかのう・・・(笑)

まあ叩く方と聞く方は感じ方が全く違うので仕方ないが、確かに新しい試みはいくつかやっている・・・

特に冒頭の绿韭菜では、前々からやろうとしてた、スネアとタムを組み合わせた9拍フレーズ→7拍フレーズ→5拍フレーズに続いて、タムとバスドラ、そしてスネアを絡めた7拍フレーズ→5拍フレーズ→3拍フレーズでブレイク!(◎_◎;)

いや〜綺麗やのう〜・・・始まるのが2小節目から始まっているのだが(ひとつのフレーズはどこからでも始められるようにしとくのが大切)、ちゃんとまとめて決めフレーズにすると美しいかも〜・・・

ちなみに去年の夏にアップしたはずのこのフレーズ〜・・・見つからんかったので再アップ!!

ドラムはもちろん練習しなければ上手くならないんだけれども、練習したからといってすぐにライブで叩けるとは限らない。
特にソロなどは、瞬間的に出て来るフレーズのみしか使えないので、練習したものはかなり長い間熟成させないとすぐには出て来るようにならないのよ〜

新しいフレーズを増やすのは大変です〜・・・というわけで打ち上げ!!(笑)

この小屋ではいつも(ではないが)オーナーが小屋のVIPルームでご馳走してくれるのよ〜

魚!(◎_◎;)そうか・・・ツアーもついに海辺に近づいて来たか・・・

鶏のお頭は、接待ではよく出るのだけれども誰かが食べたというのを見たことがない(笑)

というわけでツアーは続く〜・・・コロナでキャンセルも出たのであと27本!!(と振り替え3本)・・・まだまだやん(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:02:26 | 固定リンク

2022年7月24日

布衣2022年ツアー河南省洛陽

中国のいろんな王朝の都として栄えた古都である洛陽に4時間半かけて到着〜!!

ホテルの名前が〜!(◎_◎;)

いや、別に〜金(きん)や玉(ぎょく)で満たされている婚姻宴会場ってめでたいやん!!(他意はありませぬ(笑))

さすが古都!!たまたまメシに入ったレストランにはこんな人形が〜

洛陽の料理はスープに入っているものが多いらしい・・・
スープは胡椒味で、さすが「胡辣汤」が名物の河南省!!

洛陽に来たら洛陽ビール!!

ではこんなパフォーマンスが〜!(◎_◎;)

飯食ったら近所の屋台街を探索〜!!・・・

民族衣装っつうか古い時代の服を着た女の子が多い!(◎_◎;)

確かに貸し衣装屋さんもあったけど、駅でも見かけたので、何やら若い人の間では懐古なアイテムが流行ってるんだとか・・・

好きです!そんな街!!!!

その日はゆっくり寝て、翌日ホテル裏にあるライブハウス入り!!

またこれがアンダーグラウンドな感じのライブハウス!!

しかしアンダーグラウンドで困るのはドラムセットがあまり良くない(>_<)
シンバルはこんだけ、スタンドもないのでこれ以上並べられない(涙)
(あとでオーナーが誰かから借りて来てくれました)

ひとつはもうネジがバカになっててすぐおじきしてしまうのをガムテで留めてるし!(◎_◎;)

まあ精一杯チューニングとセッティングして本番!!

ドラムソロ!!

いや〜「Funkyニュービー(牛のマ○コ:Fuckin' Greatの意)」コールが鳴り止まんのはええけど、実はこの最初のソロはLaoWuが間違えたのかワシが間違えたのか、シーケンスに合わせてソロをやっとるので相手に合わすことは出来ないので信じた通りに叩いているが、実はライブの時には例え間違えてても「俺が正しい」という顔をして叩くのが正しい!!

昔習った中国語ではこういうのを「厚脸皮(houLianPi):面の皮が厚い』と言うのだと覚えていたが、最近では「逼脸(BiLian):逼はマ○コで、脸は顔、つまりマ○コ顔」と言うらしい(笑)

マ○コを連発した後で紹介するのもイメージが悪いのだが(笑)、この日は実はオープニングアクトが昔開封で会った美女のバンド!(◎_◎;)

布衣の規則ではオープニングアクトは10分前に演奏を始めて、布衣の開演時間は通常通りに始まるので、いつもなら楽屋でオープニングアクトのバンドの音は聞けるのだが、この小屋には楽屋がない(>_<)

ホテルで着替えて、そのまま舞台に上がって演奏するという感じなので今回は聞けず(>_<)

でも外からちょっとだけ覗いたぞ〜!!

うむ、なかなか上手くなっとるではないか!!

ライブが終わってサイン即売会をやってる時にボーカルの女の子がやって来てLaoWuにこれを手渡した。

今どき手書き!(◎_◎;)

何やらワシらのライブ聞きながらこれ書いたんですと・・・おかげでスタッフ全員このバンドをお気に入り!1

うんええなぁ〜こんなん・・・人を利用しようとしか考えてない若い衆が多い中、こんな心温まる行動が出来る若者って素晴らしいと思うそ〜!!

金玉満堂の話からいい話まで〜(笑)


Posted by ファンキー末吉 at:15:12 | 固定リンク

2022年7月21日

布衣2022年ツアー河南省鄭州

宜昌から鄭州までの移動日〜

20220721ZhengZhou20.jpg

全国各地にメシを奢ってくれる人がいる・・・

河南省の人は強力で、鄭州に来たら、いや彼の出身地であるお隣の開封にまで軍団で押し寄せて来る!(◎_◎;)

布衣2021年ツアー河南省開封

まあ正直言って、「その土地に行けば必ずメシを食いに行かねばならない」というのは「束縛」であり、ちょっとイヤな面もあるのだが、スタッフとしては非常にこのおっさんのことを気に入っている。

そりゃそうだ。ワシらツアーメンバーにとって一番大変なのは、駅に着いてからタクシーとか手配して、機材いっぱい載せてホテルまでっうのがとにかく大変(>_<)

しかしこのおっさんというのは、毎回毎回何台も車乗りつけて迎えに来てくれるのだ!(◎_◎;)

そして、まあ中国いちツアーを廻るバンドだと言っても所詮はアンダーグラウンドなバンドである。
ライブ終わってからや、移動日の食事代も全部持ってくれるというのはバンドの財布にもとても優しい\(^o^)/

というわけで手ぐすね引いて待ってるだろうと思ったらやはり!!(笑)

20220721ZhengZhou1.jpg

ワシがバンド全体のメシのスケジュールとか仕切ると疲れるのでマネージャに振る・・・
そしたらなんとまた駅まで3台の車乗りつけて迎えに来てくれた〜!(◎_◎;)

いや、今回のホテル、駅の真前なんですけど(笑)

そしてそのままメシに〜・・・って豪華過ぎるんですけど!(◎_◎;)

20220721ZhengZhou22.jpg

20220721ZhengZhou4.jpg

鹅子・・・鴨とガチョウとGooseの違いがわからん(>_<)

20220721ZhengZhou18.jpg

これは鶏!!

20220721ZhengZhou11.jpg

お言葉に甘えて高級ワインおば・・・(笑)

20220721ZhengZhou21.jpg

恒例のイッキ!(笑)

20220721ZhengZhou10.jpg

実はこの日はいつものおっさんは用事で来られず、この一番左の若い衆が使命感に燃えて接待してくれたんですと!(◎_◎;)

ありがたや〜・・・というわけで、この日は酔っ払ってバタンQ(死語)で翌日ライブ〜!!
会場は歴代5本の指に入る暑い会場・・・と思ったら新しい会場になってるし〜!(◎_◎;)

広い!!!(◎_◎;)

20220721ZhengZhou8.jpg

ここは小屋のシンバル借りるのにお金がいるんですと(>_<)
しかしヤオヤオ君が「重いから持ち運ぶシンバル減らして下さい」と言うので、今持ち歩いている自分のだけではセットが組めん(涙)

まあ日本のライブハウスでもドラムセット借りてもお金がかかる店もあるし〜
こんな新品のいいシンバルが500元で借りられるなら・・・って今円安で1万円って高っ!(◎_◎;)

後で聞いたのだが、このライブハウスって家賃だけで月に200万元、つまり年間4000万円家賃払ってるんですと!(◎_◎;)

シンバル代払います払います!((((;゚Д゚)))))))

20220721ZhengZhou6.jpg

20220721ZhengZhou17.jpg

というわけで本番!!

20220721ZhengZhou3.jpg

20220721ZhengZhou5.jpg

20220721ZhengZhou9.jpg

20220721ZhengZhou13.jpg

20220721ZhengZhou15.jpg

20220721ZhengZhou19.jpg

20220721ZhengZhou26.jpg

20220721ZhengZhou25.jpg

ドラムソロ!!

終わったら打ち上げ〜・・・って今度はラーメン屋さんを貸し切り!!(◎_◎;)

20220721ZhengZhou7.jpg

20220721ZhengZhou23.jpg

20220721ZhengZhou24.jpg

20220721ZhengZhou12.jpg

次のライブはコロナで中止になって、翌日は一行みんなで銀川に帰るだけなのでみんな飲んだ〜

20220721ZhengZhou2.jpg

20220721ZhengZhou14.jpg

二日酔いで6時間ね、はいはい(笑)

20220721ZhengZhou16.jpg

帰ったら羊食いました〜!!

Posted by ファンキー末吉 at:17:01 | 固定リンク

2022年7月17日

布衣2022年ツアー湖北省宜昌

武漢から西へ300km〜高速鉄道で2時間半!!

宜昌(YiChang)ってどこやったっけのう・・・と全く思い出せなかったが、過去のブログを見て思い出した!!

ブログ記事:布衣2021年ツアー湖北省宣昌

布衣は、稼ぎ時の週末は金土日と3連チャンでライブを組み、平日は小さな街で移動日、移動オフとなることが多く、この初めての街で数日ぶらぶらしたのを思い出したぞ〜・・・

駅降りたら暑い!(>_<)

ヤオヤオ君はメンバー連れて名物のホルモン麺とやらを食いに行ったが、さすがの「ホルモン大王」も暑さには勝てず辞退(>_<)

その日はゆっくりして翌日ライブ会場へ〜

そうそう、こんな小さな会場やった・・・暑い!(>_<)

前回もドラムがダメで色々試行錯誤したけど、今回はHAILUNというまた聞いたことのないメーカー(笑)
タムホルダーが2本挿すやつだけれども、バスドラに穴がないのでスタンドに挿すしかなく必然的にイアンペイスのような3点セットにタム足したみたいなセッティング〜

シンバルはまたわけのわからん中国国産のだけど音は良かった!!

本番開始!!いや〜暑かった!(>_<)

スネアをいつもより緩めにチューニングしてたんだけど、叩くうちにどんどん緩んで来て、歴代一番ゆるゆるのスネア〜(>_<)

ドラムソロ!!

オーナーが打ち上げに連れてってくれると言うので、ホテル近辺と会場近辺以外初めてやって来たレストランストリート!!(◎_◎;)

賑やかな店!!

打ち上げ開始〜!!

またザリガニ!!(>_<)

味はええんやけどむくのがめんどくさいのよね〜(>_<)

武漢のローソンで見つけたウォッカ!!
これが意外と美味くて今度まとめ買いをしとこうと〜・・・

スタッフなのかオーナーの友達なのか、ひとりむっちゃ酒の強い女性がいて、うちの一向の中で一番酒が強いギターの小龍とイッキ!!

しかし小龍はビールはダメなのよね〜ワシのウォッカをよこせと言うけど拒絶!!(笑)
中国の内陸の小さな街の夜はこうして更けてゆく〜・・・

Posted by ファンキー末吉 at:07:24 | 固定リンク

2022年7月15日

布衣2022年ツアー湖北省武漢

湖南省から湖北省へ〜また入る時にアプリが変わってめんどくさいのよ〜(>_<)

中国では「支付宝」というアプリと「微信」という2大アプリがあるが、通常通行アプリは微信を使い、健康アプリは支付宝を使うことが多いようだ。

江西省では外国人にも対応してた支付宝江西省の健康アプリだが、湖南省では対応しておらず、そのおかげで義務となってるPCR検査がアプリがないおかげで受けられなかったり、受けられても結果を紙でもらいに来なければならなかったり大変(>_<)

湖南省ではアプリが開かないのであわや入れなかったりしたが、ここ湖北省でも例によってアプリが外国人に対応してない(>_<)

係員とすったもんだしてたら、係員が私の携帯で微信を開き、微信の中の健康アプリで外国人対応の部分を探して来た!(◎_◎;)

パスポート情報などを入力してゆくのだけれども、この「湖北省での住所」というのがよくわからない。
「そんなの武漢と入れときゃいいよ」
とまたこれがアバウト!(笑)

QRコードは出たものの緑色になってないし〜(>_<)

まあ係員の話では「PCR検査受けたら、その結果を受けて緑色になるから」とのこと。
まあ入省出来ればいいのよ〜ということで無事入省〜\(^o^)/

今回のツアーで実は2kg太っており、晩メシはいいや〜と思ってたら、
「疯狂的石头のサントラ出す会社の人が奢ってくれるって言うんだからあんた来なくちゃダメでしょ、キー」
とマネージャー・・・

そう言えばサントラが出るということで去年から色々やり取りしてたなぁ・・・

「疯狂的石头(Crazy Stone)」は、2006年に私が映画音楽を担当した映画で、あんなにヒットした映画なんだから今までサントラが出なかったのが不思議なぐらいである・・・

バンドやスタッフ一行も奢ってくれるということで連れて行かれたレストランがまた高級!!!(◎_◎;)

サントラって儲かるんか!?(笑)・・・料理も高級!!!(◎_◎;)

食べかけですまん!!

揚子江の魚料理!!

私はワインを頂く!!

ドーナツ???

ドラえもんが大好きなと言ってたのでどら焼きだろう・・・あんこがないけど(笑)

でもみんな一緒に奢ってくれるでよかった。
こんなところにひとりで放り込まれたら緊張して大変であった・・・

というわけでまた太って会場入り!!(笑)

武漢の有名なライブハウスVoxはまた暑いのよね〜(>_<)

最初に来た時の話・・・いや〜暑かった〜・・・武漢は中国いち暑い街なのよねぇ・・・

ところが今回は会場が引っ越ししてた新しくなっていた!(◎_◎;)

広い!!(笑)

でっかいクーラーを何台も焚いて、クーラーから白い湯気がもうもうと出てても全く涼しくならなかった前の小屋とは大違い!!
ただあの猫がいなくなったのはちと残念である(笑)

さて今回セッティングしてて気付いたことがある。

去年から私はオープンハンドとなって、左手でもライドを叩くので左側にもライドシンバルをセッティングしてたのだが、ハイハットのシャフトが長いのでどうもそれが邪魔になって叩きづらかった・・・

ところが!!

今日は左のクラッシュと共にライドを前に持って来たら叩きやすい!(◎_◎;)
1年以上ツアー廻っててやっと気付いたんか〜(>_<)

ところで武漢というと、いつも私を訪ねて来る男がいる・・・
今だにはっきり誰だか思い出さんのだが、はっきり言って迷惑なのである(>_<)

前回の話・・・https://www.funkyblog.jp/2019/10/post_1371.html

今回も電話がかかって来て、「Funkyさん、今会場の前なんですけど」と言うので、「リハん時に部外者がいると集中出来んから来るな」と言うのだが、「いや邪魔にならないように見てますから」と・・・それが一番邪魔なのよ(涙)

というわけでじとーっと見られてるのを気にしながらイヤな気分でチューニングしてたら、サウンドチェックの頃にはいなくなった!(◎_◎;)

・・・と思ったらスタッフに追い出されてたのね(笑)

そうかぁ、前回打ち上げに来て、「自分が払う」と言って注文しながら払わずに逃げたのね(笑)

セッティング完了!!

というわけで平和に本番!!(笑)

ドラムソロ!!

そうそう、実はこの日は63歳の誕生日やったのよね〜

ハッピーバースデーの連呼!!(中国語で「祝你生日快乐(ZhuNiShengRiKuaiLe)」と言う)

誕生日ライブのお約束の絶対驚かないサプライズのバースデーケーキ!!(笑)

みんなを盛り上げるためにアホにもなりますがな〜(笑)

実はこのケーキ、麻雀牌もホワイトチョコレートで出来ていて食べられる!(◎_◎;)

というわけでまた太って武漢を後にするわけなのだが、湖北省の健康アプリがまだ緑色にならん(>_<)

PCR検査の結果は反映されてるのに緑色にならん!!!(涙)

次の街へ入れるのか〜・・・今回のツアーはこれとの戦いである(>_<)


Posted by ファンキー末吉 at:07:59 | 固定リンク

2022年7月13日

布衣2022年ツアー湖南省潜江

さて、コロナで中止になった江西省南昌を後にして湖南省潜江(QianJiang)へ〜
湖南省の健康アプリは外国人に対応してたのだが、湖北省のはアウト!!(>_<)


(中国のID以外には対応してません」と書いてある)

駅から出られずヤオヤオ君が対応〜

もうね、これがストレスなのよ〜(涙)
イヤなことがあったら笑わないかん!!そうじゃなきゃこの国で生きていけん!!(>_<)

PCR検査は受けてるよ!!とヤオヤオ君、さささとアプリの所在地を江西省に戻して、江西省の健康アプリを開く・・・

担当者・・・これを見てひと言・・・
「ほなこれでええわ」

・・・って緩っ!(◎_◎;)

いや、人によるんですけどね。
どれだけITが進化して管理システムが高度になったとしても、それを使うのは所詮は人間!!

昔の中国は全部が全部こうやった〜
今はちょっと住みにくくなってるけどやっぱ中国は中国なんや〜
・・・と嬉しくなった出来事でした〜\(^o^)/

駅から出たらザリガニのモニュメントが〜!(◎_◎;)

そうそう、ここは中国のザリガニの90%を占めるザリガニの産地、「ザリガニタウン」なのよ〜
駅にも街中にも色々ザリガニが〜

乗り打ちなのでそのまま会場へ〜!!
暑いのよ〜(>_<)


全国のライブハウスがコロナで潰れ、ひと握りの金を持ってるところだけが大きな会場へとリニュアルしている今回のツアー、この小さな街のこの小さなライブハウスだけが昔と全く変わらず営業していた!(◎_◎;)

そして4年前に来た時に感動したあの看板がまだあった!!(◎_◎;)

「うちはカラオケ屋でもナイトクラブでもありません。客に酒注いだりもしなければ従業員もそんな接客はしません。お客様は神様ではなく友達です。平和に仲良くして、平等に助け合いましょう」

ええ話やなぁ〜・・・というわけでセッティング開始!!

しかしこのドラムも全く変わらずボロい(>_<)
シンバルスタンドがないので本邦初!!ハイハットスタンドにアダプターでシンバルを!!(笑)

問題はドラム椅子がない(>_<)

ヤオヤオ君「前回もそうでしたよ」と言うが、ほなどないしてたっけ・・・

これ?!!(◎_◎;)・・・まあしゃーないわのう(>_<)

これでは低過ぎるので座布団で高くする(>_<)

セッティングも終わり、ホテルにチェックインしてから本番直前に会場に入る・・・
小屋が狭すぎて楽屋がないからである・・・

オープニングアクトの演奏が終わるまで門の外で待つ・・・

客が入って行くが、すぐそばでスタッフと雑談しているボーカルには気が付かず(笑)

本番開始!!・・・実は本番直前にドラム椅子が届いたのよ〜

ドラムソロ!!

打ち上げはオーナーの奢り〜!!
名物のザリガニ〜!!!

実際殻ばっかで食べるところはそんなにないのよね〜笑

ザリガニを色んな味で料理しているのですが、そこに麺をぶっ込んで食うのが通!!!

翌日は恒例のPCR検査!!・・・でも湖北省のアプリが外国人に対応してないので、病院によっては外国人を検査出来ない。
(アプリをスキャンして検査、結果もアプリで見るゆえ)

炎天下の中、病院を探して探して・・・

熱中症になるかと思たわ!!(>_<)
アプリで結果を見れないので翌日に取りに来て印字してもらわねばならない〜
外国人この国不便(>_<)

ツアーは続く・・・あと38本!!!!

Posted by ファンキー末吉 at:12:15 | 固定リンク

2022年7月10日

布衣2022年ツアー江西省南昌コロナで中止!!

湖南省長沙から、前日に演奏した萍乡を通り越して江西省の省都南昌へ〜
(所要時間90分〜)

革命の地南昌にはとてもロックな黒鉄というライブハウスがある。
これがまた暑いのよ〜(>_<)

布衣春のツアー2018江西省「南昌」

・・・と思ってたら、むっちゃでっかくなっててびっくり!(◎_◎;)

「江西オリジナル音楽基地」ですと!(◎_◎;)

会場もデカい!(◎_◎;)

じゃあセッティングを・・・と思ったらオーナーが事務所(っつうかRock Shopやと)から出て来て私たちをそちらに引っ張り込む・・・

「実は南昌で陽性者が出て、今日のライブは中止・・・」

!(◎_◎;)

前回のツアーでは列車の中で陽性者とニアミスしたということで隔離!(>_<)

中国自慢のコロナIT監視体制が持つ大いなる穴
音楽家ファンキー末吉の「デジタル隔離生活」上

今回はと言うと、実は私たちが南京を離れた後に南京で陽性者が出たらしい!(◎_◎;)
また巻き添え隔離になるかと思ったが、さすが「上に政策あれば下に対策あり」の国・・・

「行動アプリに南京が出るとめんどくさいからね、これ見せて駅の検閲通過しなさい!!」
・・・って人のスクショで通過出来るん?・・・って出来たがな!(◎_◎;)

それより不思議なのは、一緒に行動しててどうしてマネージャーの行動アプリには南京の名前が出ないのだ?

「二つ携帯持ってるから、ひとつは南京の時にオフにしてたの」

!(◎_◎;)・・・そんな裏技があるのか・・・
携帯の場所情報によって行動アプリが反映されるから、電源を切ってた携帯の方にはその場所が反映されないというわけだ・・・

また、裏技で言うと降り立ってすぐその街を離れれば行動アプリには反映されないと言うが、一行はもうホテルにチェックインした後なので、そこでもうこの街に滞在してたことが取り返しのない「事実」として記録が残っている(>_<)

ちなみに陽性者が出たのはこの会場から南に4kmのところ・・・まさに「ニアミス」である。

「出歩くんじゃないわよ!!キー!!」
マネージャーの檄が飛ぶ(笑)

すぐにPCR検査を受けに行かなければならない・・・

電動チャリを借りて北の方の病院へ〜

並ぶ・・・今日陽性者が出たばかりなので街中の人が検査受けに来とるし〜(>_<)

ホテルに帰ったらオーナーがメシを奢ってくれると言う・・・
すぐ近くで陽性者が出たっつうのにええんか?!(◎_◎;)

どうやらいいようである(笑)
上海ロックダウン以降締め付けが緩くなってるのもあるだろうけど、街でマスクしている人も少ないし、もうゼロコロナ政策は終焉に近づいているように感じる・・・

その証拠に行動アプリで表示される行動履歴は、以前は過去14日の行動範囲が全部表示されていたのだが、今は7日間に短縮されている・・・

というわけで、何事もなかったかのようにメシ!!(笑)

酔っ払ってこてん

さて問題はこれからである。
翌日は湖北省潜江まで行って乗り打ちでライブ!!
果たしてニアミスしている私たちが省を越えられるのか?

以前、ニアミスした後に遡って隔離されたこともある。

IT武装も最後は「人力」頼みの中国コロナ監視体制
音楽家ファンキー末吉の「デジタル隔離生活」下

さあどうなる残りのツアー!!

どうでもええけど中国人こんなん好きやなぁ〜(笑)


Posted by ファンキー末吉 at:07:44 | 固定リンク

布衣2022年ツアー湖南省長沙

お隣の街への移動日〜・・・っつうことはもうオフと一緒やな\(^o^)/

昼メシ食って40分移動して着いた長沙はやっぱ大都会!(◎_◎;)

前回泊まったところもこのような高層ビルだったのだが、いや〜香港に似てるな(エレベーターが渋滞するところも)・・・
早くコロナ終わって香港行きたい〜・・・

この歩行者天国興味あるなぁ・・・

ちょっと散歩してみる・・・

相変わらず中国には面白いモニュメント(っつうか人形?)が多い(笑)

銅像とかも・・・誰やろ?(笑)

「肉」って(笑)

古い革命の街でもあるのでレトロなものが好かれているようだ・・・

ユニクロでパンツを購入!!(笑)

この日はそのまま爆睡!!久しぶりにむっちゃたくさん寝て体調絶好調のまま会場入り〜!!

この小屋はMAOという全国チャーンのライブハウスで、
「ツアーを始めるならうちの系列店で」
という張り紙が楽屋にある。

提携店を含め、こんなにブッキング出来ますよということだが、布衣は既にそれを飛び越えている(笑)

セッティング!!

こういうチェーン店はスタッフがしっかりしてたり、シンバルのネジやフェルトとか足りなかったらすぐ持って来てくれたり、やはり中国の中では一番レベルの高いライブハウスだと思う・・・

本番!!

ドラムソロ!!

打ち上げは〜・・・ホテル向かいのオシャレなんだかダサいのかわからんレストラン(笑)

湖南料理は辛いのよ〜(>_<)

長江の魚もあります〜

名物のひとつ!!ザリガニ!!

明日はまた江西省まで戻って南昌という街でライブ〜!!・・・って実は大変なことが起こるのであった・・・

Posted by ファンキー末吉 at:05:36 | 固定リンク

2022年7月 8日

布衣2022年ツアー江西省萍乡

初めての街「萍乡(PingXiang)ってどこや?(笑)

海南省海口から飛行機で2時間、17時発だというので15時には空港に到着〜
しかし4時間近くの遅延(>_<)
これだから飛行機はイヤなのよ〜・・・

大容量バッテリーも見事に咎められ、安全検査の外まで一度出て登録して、その登録書を持って再び中に入る(>_<)

ヤオヤオ君がやってくれたけど(笑)

というわけで長々とした待ち時間、私はAmazon primeでひたすらミッションインポッシブル!!
ちなみにワイルド&スピードは全編見た〜

やっぱアメリカのドンパチしてあまり考えない映画がいいね〜(笑)

着いた空港は「宜春(YiChun)」という、また聞いたこともない街で、そこからまた車で1時間走るらしい・・・(>_<)

ホテルに着いたらさすがにバタンQ(死語)で、翌日会場へ〜

いや〜古き良き街並みにある素敵なライブハウス!(◎_◎;)

久しぶり〜むっちゃ小さなライブバー!!立ち見で100人入ったらぎゅうぎゅうやな、暑そう(笑)

ドラムは例によって真ん中に置けないので端っこに〜

文字通り「所狭し」と並べる〜(笑)

はええけどフロアタムのネジがひとつ本物のネジに〜!(◎_◎;)

いやちゃんと絞まったら別にチューニングキーで絞めようがドライバーで絞めようが同じやけど〜(笑)

本番開始!!


ドラムソロ!!

終了後はそのまま店で打ち上げ〜

よう見たらこんな店やったんやな・・・2階からの俯瞰図。

ここは実は飛行機で2時間飛んでもまだまだ中国南方の地、お隣の湖南省もそうなのだが、実はここ江西省の料理も辛いので有名・・・
朝にはここで食べた唐辛子がそのまま出て来るような状態で(>_<)翌日一行はまた美食探し!!

ホテル近所のオシャレな街並みの〜

オシャレなレストラン〜

オシャレな料理が並ぶ〜

酸菜鱼は四川省の料理なのでいいとして・・・

色々とずらり・・・

特にこの真ん中の鴨を小さくぶつ切りにして唐辛子で炒めたヤツが江西省の名物!!

これを白飯にぶっかけて食うと何倍でもおかわり出来るという代物なのだが、鴨の骨も一緒に砕いてるため、骨をいちいち取り出すのが大変(>_<)

地元の人は骨ごと食べるのだとか・・・

というわけで一行はお隣の湖南省長沙へ〜・・・

Posted by ファンキー末吉 at:11:09 | 固定リンク

2022年7月 6日

布衣2022年ツアー海南省海口

中国の省の中で唯一陸続きでない海南省の海南島へは飛行機で行きます。
列車をそのままフェリーに乗っけるっつうのもあるらしいけど、現実的ではないらしい・・・いつか乗りたい〜

飛行機って嫌いなのよねぇ〜・・・って別に飛行機自体が嫌いとかじゃないんだけど、私の場合はパソコンを充電出来る大容量バッテリーが規則に引っかかるらしく、検査員によるんだけど時々調べられてめんどくさい(>_<)

LaoWu達のギターも、機内持ち込みには長さがオーバーしてると手荷物検査で大揉めしてるし〜(>_<)

週末なので乗り打ち〜空港からそのまま会場へ〜

なんと前回は廃墟ビルの中のむっちゃ見つけにくいアンダーグラウンドな店だったのが、こんな大きなホールに!(◎_◎;)

布衣2021年ツアー海南省海口:
https://www.funkyblog.jp/2021/10/post_1522.html

セッティング開始〜・・・しかし小屋のシンバルはライドがなく、クラッシュもこれしかない(>_<)
しかも一枚は割れてるし〜(涙)

あのね、こんな大きな扇風機4台も買う金があったらライドぐらい買ってよ〜(>_<)

ヤオヤオ君のTシャツ乾かし機になっとるし(笑)

まあ贅沢言っちゃいかん!!過去にはまともに叩けるドラムセットがなかったこともあったんやし〜(笑)

というわけでサウンドチェックも終わってホテルにチェックインに行く時に、ふと楽屋の冷蔵庫を開けてみたら〜・・・

ナニ?!シャンパンがあるやん!!!
楽屋にビールがあるのは中国のライブハウスではほぼデフォルトなのだが、シャンパンがあるのは初めてやぞ〜!!

ライブ終わったらシャンパン飲もうと乾き物持って会場入り〜(笑)

本番開始!!

いや、あのね、こんな立派な照明入れる金があるんやったらライドの一枚ぐらい買うてぇや〜(>_<)

ドラムソロ!!

ステージ終わったらいそいそとシャンパン抜きます〜\(^o^)/

ところで中国のタオバオというネットショップのサイトでは、商品の写真を撮って検索すればその商品のサイトに行けるらしいが、日本でもそうか?

なんとこのシャンパン4万円近くするやん!(◎_◎;)
そんな金あったらライド一枚ぐらい買えるやろ〜(涙)

金色のんを飲み干した後、オーナーが鍋を奢ってくれると言うので、銀色のんも持ち出して持って行ったのだが・・・

ナニこの雰囲気!(◎_◎;)・・・好きやけど(笑)
シャンパンが似合う雰囲気ではない(笑)

何より30度を超える熱帯夜に鍋って(>_<)

しかも、ストロボ焚いて映してるから具が何だかわかるけど、街灯も無い路上で食ってるんだから全く見えなくて闇鍋状態(笑)

湿気も凄くてむっちゃ暑い!!
そりゃそうだ、海南島は中国最南端(中国共産党は南沙諸島も自分とこや言うてるけど)、海渡って西はベトナムである。

みんな上半身裸!!昔の中国を思い出して懐かしい!!

ベトナムっぽい文化もあるのか、調味料が心なしかベトナムとちょっと似てた・・・

この白い調味料がしょっぱいのか辛いのかと思ってたらちょっと甘くてむっちゃ美味かった!(◎_◎;)

結局この銀色のシャンパンも空けてしまったが、ここだけの話、この料理にはシャンパンじゃなくてビールやったかな(>_<)


翌日はまたオーナーが今度は「海辺でバーベQ」を奢ってくれると言うので〜

海南島の最南端の三亞はビーチリゾートの街だが、省都のここの海はこんな感じ。

食材持って来て自分で作るという手作り感満載!!

バーベQ開始〜!!

牡蠣〜!!!

みんなはビール飲んでたけどワシは売店でワインを買って来たぞ〜

何やら流しと違ってカラオケの機械持って歌わせる商売の人が来たのでコンテンツを覗いてみる・・・

アンダーグラウンドバンドの布衣の曲が3曲も入っとるぞ!(◎_◎;)

ご本人に歌ってもらう(笑)

おもろい(笑)・・・それにしても、よく考えてみればこの曲は私が作曲した曲。
私が音楽監督をした96年に大ヒットした映画「疯狂的石头(Crazy Stone)」の挿入歌として中国人なら知らない人はいないと言われてる楽曲である。

日本のカラオケで自分の曲が入っているのはそう珍しくないが、中国で自分の曲がカラオケに入っているのは、よく考えてみると感慨深いのう・・・

他にもないか探してみよう(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:11:44 | 固定リンク

2022年7月 5日

布衣2022年ツアー広西チワン族自治区南寧

更に南下して中国大陸最南の省、広西チワン族自治区へ〜・・・って高速鉄道で8時間!(◎_◎;)・・・遠い(>_<)

本当は金曜日に広東省の朱海が入ってたんだけどコロナで延期、そのおかげでこの日が移動日になった代わりに移動距離が増したというわけである。

広西チワン族自治区はお隣の広東省と併せて「両広」と呼ばれたりしているが、街角でも広東料理の看板はよく見かける。

バンドのお気に入りはホテルの前にある広東風肉乗せご飯の店!!
香港に行ったら必ず食べる私の大好物である〜

白切鶏単品で追加〜このネギ塩タレが好きなのよ〜

ちなみに翌日の昼飯もここと決まっている(笑)

乗せる肉を変えてみた〜

でもやはり広西チワン族自治区の名物と言えば「螺狮粉」!!

「螺狮」というのはタニシのことで、「粉」というのはいわゆるビーフンのことなのだが・・・
でもワシは全くダメ!!むっちゃ臭いのよ〜(>_<)
この「螺狮粉」の店の近所を歩いただけでもう臭いが・・・(涙)

ライブハウスの近くに「越南米粉」という店があったので入ってみた〜

おお!!これこそベトナムのフォーではないか!!
懐かしい〜ちょこっと西に移動してベトナム行きたい〜(涙)

ちなみにチワン族というのはベトナム北部にもいる民族で、そう言えばベトナム人っぽいルックスの人もよく見かける・・・
この辺はベトナムの文化と似たものがあるのかも知れない〜・・・

というわけで現地オフでゆっくり休んで会場入り!!

何をやっとるヤオヤオ君(笑)

この小屋は元々地元のバンドが経営してて、他には類を見ないほど成功した店である。
最初に行った時の話
スネアのヘッドがこれ!!(笑)

セッティング完了〜!!!

本番開始!!

ドラムソロ!!

打ち上げは会場・・・っつうか会場の1階にあるバースペース〜

ここには「永远年轻(永遠に若い)」と書かれたパネルが〜!(◎_◎;)

飲んでたらオーナーにシミジミとこう言われた・・・

「Funkyさんは私の老後の目標です」

老後の目標て(笑)・・・いや〜60歳で定年迎えて働かない国(おかげで60過ぎての労働ビザが大変)でまだ現役でドラム叩いているからのう・・・
凄いねぇとか元気ですねぇとか褒められることは多いが、老後の目標にされたのは初めて(笑)

ツアーは続く〜あと46本!!!


Posted by ファンキー末吉 at:10:15 | 固定リンク

2022年7月 4日

布衣2022年ツアー福建省アモイ

福建省厦门(アモイ)は台湾と接する、海に面している素敵な街である。

前回来た時はライブハウスが文化村のような素敵な場所にあり、その街並みもとても素敵だった・・・

ところが今回はそのライブハウスが大都会に引っ越ししてて残念〜(>_<)
しかし相変わらず海鮮を貪るのであった〜・・・

なんとこの牡蠣!!一個一元(約20円)!!!!(◎_◎;)

いっぱい食いましたがなぁ〜(笑)
食後に会場に行ってみた・・・

いや〜前の場所ん時のようなオシャレな感じの店になってるのはいいとして・・・

向かいにおでん屋がっ!(◎_◎;)

ワシは満腹なのだがヤオヤオ君まだ食うんかい!(◎_◎;)!!

いや〜汁だけ飲ませてもらったが、四川省のように辛くしていることもなく、純日本風の出汁が効いてて美味い!(◎_◎;)

そして地元のJazzクラブへ繰り出した〜
むっちゃオシャレでびっくり!(◎_◎;)

ステージでは地元のミュージシャンの演奏が〜・・・なかなかレベルが高い!!

それを眺めながらビールタワー!!!

呼び出されてセッションもしました〜

翌日昼に開いてたら昼飯にしたいと思っていたのだが、やはり夜しか開いてないということで昼飯は福建料理〜

この魚をアルミホイールで煮たやつがむっちゃ美味しかった〜(涙)

会場入り〜・・・デカい!(◎_◎;)

セッティング〜

下手は自分の持って来たシンバル、上手は会場のをセットしたのだが、右手でSabian左手でKジルジャンを叩くという「住み分け」が出来て面白い(笑)

個人的にはパイステ系があまり好きではなくSabianも含めたジルジャン系が好きである。

本番開始!!

ドラムソロ!!

実は頭の中はおでんでいっぱいだったのよ〜(笑)
終演後におでん屋に飛び込む!!

いやね、これ最高!!
ライブ後の乾涸びた身体におでんの透き通った出汁が染みる〜(涙)

これだけ食べて円高なのに500円いかないって安い!(◎_◎;)

珍しくマスタードもあって大喜びなのじゃが、日本人的には豆板醤は要らんと思うぞ(笑)

もうこれで満足!!ホテルで洗濯して寝ようと思ったら、打ち上げに行ったみんなから矢のようなお誘い・・・
「蟹を奢ってくれるから絶対来るべき!!」
ってあーた!!もう既に満腹ですがな(>_<)

まあでもそれほどまで言うならばとタクシー飛ばして行ってみた・・・
(送り付けられた動画(笑))

着いたらこんな店〜

ワシのために高級ウィスキーを用意してくれてるし〜!(◎_◎;)

宴もたけなわ・・・

蟹〜!!!

鮑〜!!!

厦門(アモイ)よいとこ〜来年も来るでよ〜

Posted by ファンキー末吉 at:12:31 | 固定リンク

2022年7月 1日

布衣2022年ツアー福建省福州

週末3連チャン乗り打ちの最後というのが一番疲れているのに、こんな時に限って移動距離が長い(>_<)
・・・と言っても高速鉄道で4時間と言ったら広い中国の中ではむっちゃ近い方なのあるが・・・

8時半の列車と言うと、このコロナの時代、駅での健康アプリや行動アプリのチェックなどで何があるやらわからんので6時には起きて早めに出発せねばならない・・・

着いたらまずメシ!!

そこから歩いて会場へ〜
ツアーの宿というのは会場近くの安宿というのが鉄則ですなぁ〜・・・

セッティング!!

私はいつもスタッフと同じ時間に会場入りするのだが、実はPAエンジニアはスピーカーから大音量でホワイトノイズなどを出して音響のセッティングをしたいし、私はタムとかのチューニングの時に音を出されるのは困るし、PAエンジニアも音を作ってる時にタイコ叩かれると困る。

実は時間の奪い合いなのよね〜・・・

まあ最近は棲み分けが上手く出来てきて、せーのでセッティング始めたら、私がタムのチューニングをしてる時は、エンジニアチームはまだ配線とかしてて音を出せない状態で、タムとスネアが終わった頃配線等が完成してホワイトノイズが流され、私はその間は音が出せないのでシンバルなどをセッティングして、ホワイトノイズが終わったら全体を軽く叩いてみて、そしたらエンジニアチームは「チェックチェック」とか声を出してモニターチェックを始める。

エンジニアチームが全てが終わってからドラムのサウンドチェックになるわけだが、この会場の上には美味しい珈琲屋さんがあるのでカフェオレを飲みながらしばしまったり・・・

ここで気付いたのだが、普段私は街の名前を言われても、どんな会場だったとか、どんなホテルだったとか、全く覚えていない。
だからマメにこのような旅日記を書いてはアップしているのだが、それがなかったら全く覚えていないというのが常だった。

ところが今回の旅は色んなことを結構鮮明に覚えている!(◎_◎;)

「この小屋の上のコーヒーが美味しいんだよね〜」
と言うと、「そんなところまでよく覚えてるなぁ〜」とびっくりされた。

自分でも不思議だなぁと思いながらコーヒーを飲んでたらわかった!!
私は去年のツアーから今年のツアーまで何もしてないのだ!!(◎_◎;)

コロナ前は日本でもツアーしたり、ヒマがあったら東南アジア旅したり、やってることがいっぱいあったので覚えられなかったのだが、去年から今年ってほとんど銀川にいて、隔離されたり隔離されたり(涙)・・・

ああなるほどねという感じである(笑)

ドラムのサウンドチェックが終わる頃、他のメンバーがやって来てそれぞれの楽器をチェックして、みんなで数曲音出して終了!!
あとはホテルに帰って私は仮眠!!

昔はここでみんなメシを食ってたのだが、一度本番前にメシ食って満腹で叩いたら吐きそうになったことがあるので、
(この時:https://www.funkyblog.jp/2019/03/post_1311.html
「ワシは本番前には食わん!!」と宣言したら、まあみんなも何となくここは軽食にして、本番後に打ち上げでちゃんと食おうという雰囲気になっている。

会場からホテルに戻る道すがらセブンイレブンがあって、みんなそこでおでんを買って食っていた・・・

おでんかぁ・・・四川省のファミリーマートでおでん買ったら辛かったし(>_<)

ところがみんなのおでんをちょっとつまませて頂いたら、これが日本風でむっちゃ美味い!(◎_◎;)

もう頭の中は「おでん〜おでん〜」のままライブ!!(笑)

おでんのこと考えながらのドラムソロ!!(笑)

そしてホテルに帰る道すがら書いましたがなぁ〜・・・

もうね、ツユがライブ後の身体に染み渡る〜(涙)
いやね、もうこれですぐ寝たらええんとちゃうん!!
しかし打ち上げにも参加〜・・・これやから太んねん(>_<)

銀川出発して2週間・・・2kg太ってます〜(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:01:16 | 固定リンク

2022年6月28日

布衣2022年ツアー浙江省寧波

週末は毎週3連チャン、温州から寧波は高速鉄道で2時間なのでまだ楽である。

寧波の小屋はちょっとアンダーグラウンドな程よい大きさの小屋・・・
実はソールドアウトやったん?!(◎_◎;)

まあ小屋が大きかろうが小さかろうが、客が多かろうが少なかろうがやることは同じ!!
まずセッティング!!

本番!!

この日はなんかいいライブだったのよねぇ〜
「やっと初日が出たな」・・・って遅っ!(>_<)

というわけでドラムソロもよかった!!

もうこれで構成は決定やな!!
10本目にやっと初日が出て(笑)、このままあと47本走り切りましょう!!

Posted by ファンキー末吉 at:07:10 | 固定リンク

2022年6月27日

布衣2022年ツアー浙江省温州

この街に来る度に何度も言うのだが、「温州みかん」は日本のひとつのみかんブランドであって、この街とは何の関係もありませんから〜

・・・ってなことは置いといて(笑)、この街のライブハウスはそれはそれは小さくてアンダーグラウンドなライブハウスだった。

今日の会場は歴代で一番狭い・・・ だいたい12畳ぐらいでステージも狭いのでドラムを真ん中に置けない(>_<) しかしこのツアーの今までの経験では会場の大きさに関係なく同じ人数が来るのよな・・・ 聞くところによると予約だけで200人!(◎_◎;) だからPA席に金網???(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

それが去年こんなに大きなライブハウスに生まれ変わった!(◎_◎;)

ところが今回はこの小屋ではなく、もっと大きな小屋だと言う!(◎_◎;)・・・何で?

聞くところによると、去年の小屋は人気でスケジュールが取れないのだとか・・・
いや〜あんなアンダーグラウンドな小屋から人気ライブハウスになるなってめでたいことである。

昼メシはそのオーナーがわざわざやって来て奢ってくれた!(◎_◎;)

よその店で演るバンドにわざわざメシを奢ってくれるというのも不思議な話だが、まあ爆風スランプが名古屋ELLが小さかった頃、動員記録を持ってた(実質これ以上人を詰め込めない(笑))のと同じで、言わば布衣は昔のこの店の歴史を一緒に作ったバンドなのであろう・・・

オーナーが連れて行ってくれた店が、またこれが地元に知り合いがいなければ絶対に探し当てることがないであろう素敵な店!!!

調理場を通って中に入ってむっちゃ狭い店!!

温州料理!!

ありがたくご馳走になって、ライバル店への会場入り〜(笑)

デカい!(◎_◎;)

セッティング完了〜!!

ヘッドはエバンスの赤いヘッド・・・実は初めて(笑)

ライブ開始!!

ドラムソロ!!

終演後は今度はここのオーナーが奢ってくれた〜!!

何年ぶりやろ〜酔っ払い海老!!
生きた海老を酒につけて生のまま頂きます!!


温州は海沿いなので海鮮も豊富で美味!!
どうもご馳走様でした〜!!!

Posted by ファンキー末吉 at:13:30 | 固定リンク

布衣2022年ツアー安徽省铜陵

安徽省の小さな(中国だからそうでもないが)铜陵・・・
私にとって印象深いのはこの出来事だった・・・

時代は変わり、ホテルの前の屋台があった場所は駐車場に変わり、あの少数民族の人たちと会うこともない・・・

しかし時代は変わってもツアーは続く・・・
何故かここ铜陵は毎回必ずブッキングされる街なのだ・・・

去年のツアーと違って、今年のツアーではむっちゃストレスになっていることがある。
毎日やらねばならないPCRチェックである!(>_<)

いや、別に「毎日やれ!」と言われてるわけではないが、省を跨ぐ時には陰性証明がないと入れなかったりするので、こうやって毎日ツアーを廻っていると必然的にほぼ毎日PCRチェックをせねばならない・・・

中国人はいよい、ちょちょいと綿棒で喉を掻き回せば数時間後にアプリで結果が出る。
しかし外国人はそのアプリが外国人に対応してなかったり、病院によっては外国人がチェック出来なかったりする。

この国で外国人やってると、全く歓迎されてないようで心が折れまくる(涙)

実はこの日は現地オフだったのでファンクラブ会みたいなのがブッキングされていたのだが、その会場が外国人は入れない(>_<)

駅では自動改札通れないし、パスポート見せたら「いつ入国したんだ」と責められる。
まるで「犯罪人」のような気分である。
(犯罪人になったことないので知らんけど(笑))

翌日ライブでその翌日に次の街に行くのなら、陰性証明の有効期限が48時間なのでこの日にPCRチェックを受けとかなければならない。

「ファンクラブ会終わったらみんなで行きましょう」
ということで、ホテルで待機・・・

ところがいざファンクラブ会終わったら、
「会場がむっちゃ遠かったので、その辺で自分でチェックに行きなさい」
と・・・

ところがホテルのPCR検査場には誰も人がいない(>_<)

仕方がないので簡易検査場ではなく病院を探す・・・
铜陵第五医院・・・この日は検査やってない(>_<)

次の病院、铜陵第六医・・・検査16時まででもう終わっとる(涙)

「じゃあ明日ライブ当日の朝一番で行けば間に合うから」
ということでメシ食って飲んで寝る・・・

翌朝一番に行ってPCRチェック!!
もうね、携帯にアプリインストールして、個人情報入力して、そしたらQRコードが出るので、それをQRコードリーダーにかざして喉に綿棒突っ込めばそれで検査は終わり・・・

なのだが、そのアプリが外国人に対応してないのでQRコードが出ない(>_<)
「何?あんたQRコードないの?」ってまた犯罪者扱い(涙)

またねぇ〜田舎街なので方言がキツくてあんまり聞き取れないのよねぇ〜(>_<)

検査場ですったもんだしてたら、どうやらさっきアプリでお金払った領収書で陰性証明を受け取れるらしい・・・


こんなんで受け取れるん?!(◎_◎;)
個人情報ってこのパスポートナンバー走り書きしてるだけやん(笑)

まあええわ、ライブ前に病院来て受け取ればええんやな・・・と思ったら・・・

朝一番で行っても夜の8時まで陰性証明が出ないの?!(◎_◎;)
今日のライブ8時からなんですけど・・・(涙)

「明日朝イチでもらいに来ればいいわよ」
とマネージャー・・・

明日が移動日で出発が遅かったので良かったが、乗り打ちで早い便だったらアウトであった。


イヤなことは忘れて取り敢えず会場入り!!

この会場は「ライブハウス」というよりは「ライブバー」という感じ。

椅子が積み上げられているのは、おそらく毎回ライブのためにソファーをどけてスタンディングスペースにしているのだろう・・・

実はこの日はPAの設置から始まっていた!(◎_◎;)
きっとライブのために毎回PAをレンタルしてるのだろう・・・

セッティング!!

おかしいなぁ〜前回来た時にはもっとシンバルスタンドあったのに〜
今日はこれしかないのでこのシンプルセッティング〜!!

小屋のシンバルはあるのにもったいない・・・
・・・と思ったらシンバルスタンドもいつも他所から借りていたらしい!(◎_◎;)

スタンド届いたし〜

珍しく全部SABIANで揃いました〜(笑)

ライブ開始!!

ドラムソロ!!

最前列の女の子が可愛かった〜(笑)


さてライブは無事に終わったのですが、次の朝イチで陰性証明を取りに行った時の話・・・

窓口をたらい回しにされて、結局ひとつの部屋に回される・・・
部屋にはアプリを使えないのか、数人の中国人が私と同様陰性証明をもらいに来ている・・・

担当はこのおばちゃん(きっとワシより歳下だと思うが(笑))!!
しかし「そんなものは出せない!!」の一点張り!(◎_◎;)

中国人はみんな諦めて帰って行ったが、私はそういうわけにはいかない。
陰性証明がないと次の街に行けない・・・すなわちここで暮らさなければならないのだ(涙)

もうね、座り込みましたよ!!
どうせここで暮らさなければならないならこの部屋で暮らしてやる!!(笑)

おばちゃんもさすがにこんな金髪のおっさんがここで暮らされても困るのだろう(笑)、豪を煮やしてパソコンを開き、「ほら、結果なんか出ないでしょ」と私に見せる。

「どれどれ貸してみぃ〜!!」
と病院のパソコンを勝手にいじる金髪のおっさん(笑)

よく見たら、おばちゃんこの「氏名」の欄にパスポートナンバー打ち込んでるやん!!(>_<)
そりゃ検査結果ヒットするわけないわのう〜・・・

あかんやろ〜・・・言うてもあのパスポートナンバー走り書きした書類だけで陰性証明出そうっつうのがそもそも間違いやで〜

・・・というわけで自分で名前を打ち込んでみる・・・がヒットしない(>_<)
普段打ち込んでるSueyoshi Satoruで打つがヒットしない(>_<)
いやそもそも英語名で外国人がおそらく私だけやろうからSuで検索してもヒットしない(>_<)
大文字小文字の区別があるのかな、とSUで検索してもヒットしない(>_<)
ひょっとして一部検索ではなく完全一致検索なのかな、とSUEYOSHI SATORUで打ち込んで見るがヒットしない(涙)

最後の最後に間のスペースを取ったSUEYOSHISATORUで検索したらヒットした〜\(^o^)/

「じゃあこれ印刷して下さいな」
と言うとおばちゃん「そんなことは出来ない」ってあーた!!(>_<)

すったもんだして自分で印刷コマンド使って印字しましたがな〜
おばちゃんパソコンの使い方知らんかっただけなのね(笑)

ところが病院を出ようとしてはたと気が付いた・・・
なんか数日前にもらった陰性証明には赤い病院のハンコが押されてたぞ・・・
それなかったら無効なんちゃうん?!!(>_<)

取り敢えず受付のねーちゃんに相談してみたら、無愛想に何も言わずぺたんとハンコ押してくれた!(◎_◎;)・・・こんなに簡単なん?(笑)

というわけで綱渡りで次の街へ〜・・・いや〜これがあと100日続くのね(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:09:55 | 固定リンク

2022年6月24日

布衣2022年ツアー江蘇省蘇州

前日の南京ではライブ終わって打ち上げ行かずに洗濯!!

実は無錫の暴飲暴食で2kg太ったのよ〜(涙)

(65kg台は色なし、66kgは黄色で注意、67kg越したらピンクで危険)
というわけで夜は部屋でバナナとか食べて酒も飲まず健康的に寝た・・・

ところが蘇州に着いたら思い出した〜ここは中国でも珍しいひとつの通りに日本食が密集している日本食ストリートがあるのよ〜(>_<)

「ラーメン食べましょうよ〜」と言うヤオヤオ君の誘いを強い意志で断りながら会場入り!!
蘇州の小屋がまたデカい!!

16時まで昼の部が入ってて、入り時間の16時半に行ってもまだライブ後のサイン会やっとる・・・

うちと違ってファン若い女の子ばっか!!(笑)

ドラムはチューニングしていいということなのでやってたら、サイン会終わってドラマーが上がってきて黙々と片付け始めた・・・
「お前中国でドラム叩いてワシのことも知らんのか!!」と(冗談で)イジメてやろうかと思ったら、ヤオヤオ君に「老師が小屋のスネアじゃ良くないと思ったら僕の使って下さい」って隣に本人がおるんやからワシに言えよ!!怖かったのか?怖かったのだな!!(笑)
「え?でもそれ使ったら君帰れないじゃない」と言ったら、横から小屋の人が「いいんですよこいつ、夜は何もないですから。勉強させてやって下さい」ってお前が言うなよ(笑)
というわけでまず小屋のスネアを黙々とチューニングしてみてふと見るとスネアも彼ももうおらん!(◎_◎;)おーい!!!

というわけでセッティング完了!!

ライブ開始!!

ドラムソロ〜!!!

この日のスペシャルだったことは、ヒット曲である羊肉麺の時に、2番でいきなりLaoWuがセンターから外れてベースのマイクで歌い始めたかと思ったら、ライブハウスのオーナーがステージに上がって来て残りを歌ったということ!(◎_◎;)

いや〜こんな飛び入りなら大歓迎やな〜
前回みたいに呼ばれもしないのに客が勝手にステージ上がって来て歌ったりよりは(笑)

打ち上げは小屋でやるそうで〜
助かるのよなぁ〜そういうの・・・時間が節約出来て良い!!

客席に円卓広げて打ち上げ〜!!

オーナーから、今日の対バンのドラマーを紹介される!(◎_◎;)

怖かったのか恥ずかしかったのか消えてしまっていたが、実はずーっとここにいたのね(笑)

見ればオーナーがむっちゃ可愛がっている・・・

南京のバンドらしいけど、昼間にこの小屋を満杯に出来るって凄いぞ!!
ライブハウスがそんな地元のバンドを育てているなんて、中国にもやっとライブハウス文化が根付いて来たな、と日本のライブハウス世代の私はそう思うと嬉しくなってしまった・・・

頑張れよ!若いドラマー!!
「お前もな!!」と言って欲しかったが、始終緊張しっぱなしであった・・・(笑)


さて翌日は移動日、日式ラーメンを食いたくて仕方のないヤオヤオ君と二人で単独行動をして、日本人街のラーメン屋さんに入った!!

写真

ヤオヤオ君が前回ひとりで入ってむっちゃ美味しかったんですと!!
オススメの醤油ラーメン!!

この低温調理のチャーシューば絶品!!
ついでに餃子も〜

日式羽付き餃子最高!!

移動日なのでビールを頂きます!!

でも値段を見ると結構高い!(◎_◎;)
火山肉ラーメンって円高やから2000円近くするやん!!(◎_◎;)

まあ金を出して美味しいラーメンが食えるならそれで・・・
日本人のいない銀川では絶対食えんし〜・・・

帰ろうと思ったのだが、昔ここ蘇州でひとりドラムをブッキングしてくれたチャッピーさんに、ご挨拶がてらメッセージを送ったら、何やら近所にむっちゃ美味しい蕎麦屋があるらしい!(◎_◎;)

李さんという美人店長がいるらしく、それならお顔を拝みに行こうとハシゴ!!

蕎麦なんて食うのむっちゃ久しぶり!!(涙)
むっちゃ美味かった〜!!!

評判のうなぎも美味しかった〜(涙)

ちなみに私は蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを飲みました〜
十数年ぶり!!(涙)

写真

というわけで体重は・・・・(涙)
ツアーは続く・・・

Posted by ファンキー末吉 at:11:08 | 固定リンク

2022年6月22日

布衣2022年ツアー江蘇省南京

無錫から南京までは高速鉄道で1時間!!近い!!

20220622NanJing3.jpg

・・・いや〜助かるのよねぇ〜書き入れ時の週末はどうしても乗り打ち(移動してその日にライブ)になるので、移動距離が長いとむっちゃ疲れる(>_<)

私のような年寄りは早起きだが、みんな基本的に音楽関係者は朝寝坊なので、少しでも長く寝かせてあげようということで、スタッフの入り時間(ドラマーはチューニングもあるのでスタッフと同じ入り時間)に合わせて、着いて昼メシ食ったら(場合によっては飯食わずに)すぐ会場入りするような時間に着くように移動スケジュールが組まれている。

必然的に、移動日でもない限り、昼メシは手っ取り早く食べれて簡単なモノを食べるのだが、この日は違った!!

小屋が昼の部もブッキングしていて、4時半入りじゃないと会場に入れないのだ。

悪いことにホテルも2時にならなければ部屋に入れない・・・
しゃーないなぁ〜出て来るのに時間がかかるけど「烤鱼(KaoYu)」食いますか〜

この「烤鱼(KaoYu)」という魚の食べ方、今でこそ全中国で大人気の料理なのだが、10年ぐらい前にはさすがの食い道楽の私も知らなかった。

初めて食べたのは湖北省の恩施(EnShi)というところ。
この仕事で行ったのよね〜

ひとりドラムin湖北省恩施土家族苗族自治州

野外でむっちゃ暑くって、ステージ降りてイベントが終わるまで待つのに、楽屋もないので友人の奥野龍太郎と一緒にステージ裏にある小さなローカルの食堂に飛び込んだ。

そこで隣の人が食べてたのがこれである。

「何コレ?頼んでみるか?」

魚をまず皮がカリカリになるまで焼いて、それを辛いタレで煮込むのでむっちゃ時間がかかる・・・
冷えたビールを飲みながら待つ・・・
実は料理が出て来た頃には既に酔っ払ってたのだろう、この辛さにやられて、
「何コレ?むっちゃ飛ぶやん!!」

湖北省も辛い料理で有名である。
お隣の重慶も辛い料理で有名である。
そんな中で外国人など滅多に来ないローカルな食堂で、遠慮のない地元民の味が出て来たんだから辛さで飛んでしまったのだろう・・・


話が大きく逸れてしまったが、そんな料理を普通ライブの前に食べたりはしないが、ホテルに入れるまで2時間もあるのだ。
料理が出て来るのが遅くっても構わないということで久しぶりに食った〜

2時にホテルに入って4時まで爆睡!!(笑)
その後会場入り〜!!

週末金土日は毎週3連チャンなので南京に乗り打ち〜 中国にはMAOとモダンスカイという2大ライブハウス系列店があるけど、それを除いて単体では機材もスタッフもむっちゃちゃんとしてる小屋です〜デカい(>_<) 2階にも立ち見で客を入れる変わった構造なんだけど満杯になると目の前客ばっかりになって壮観!! というわけで今回もソールドアウトですと!!\(^o^)/ 録音用のパソコン台があるのもありがたい〜 - Spherical Image - RICOH THETA

中国にはMAOとモダンスカイという2大ライブハウス系列店があるけど、それを除いて単体では機材もスタッフもむっちゃちゃんとしてる小屋!!

実は引っ越すかなんかで、この日はこの小屋の最後のライブだったようで・・・

2階席に立ち見で客が入るという、ステージから客席をみたらずらりと客が立っているという不思議な作りの小屋だったのに残念やのう〜・・・

ちなみにこの日はソールドアウト!!
満パンの壮観な客席が見れそうである・・・

20220622NanJing12.jpg

セッティング完了〜!!

20220622NanJing13.jpg

20220622NanJing14.jpg

実は最近気付いたのだが、オープンハンドになってから、小屋のライドを借りて左側にもライドをセッティングするのだが、通常のハイハットはシャフトが長いので、どうしてもその上に被さるようにライドをセッティングするととても高くなる。
左が高く右が低いようなセッティングになるのであまり気に入ってなかったのよねぇ〜

自分のドラムだったらシャフトを短く切ってやれば済むのだが、人の楽器を勝手に切るわけにもいかん・・・
かと言って切ったのを持ち歩いても、メーカーによってシャフトの太さが違ったりするのよねぇ〜(>_<)

ところがこのようにちょっと後にずらしてやって、このシャフトに左側からライドを叩けば解決する!!(◎_◎;)
ライドを叩いていた左手で前のクラッシュを叩く時には、よいしょとシャフトを跨いで叩かねばならないけど、小屋にクラッシュとシンバルスタンドがあれば左にももう一枚セッティングすれば解決する・・・

20220622NanJing15.jpg

小屋にもよるけど、これがツアーのデフォルトやな!!

小屋によってはシンバルスタンドやドラムセットすらボロボロだったりするが、この小屋はちゃんとメンテされてるし、シンバルのフェルトやネジなどちゃんと全部揃っている(それが当たり前?笑)

スタッフも機敏で、何か足りないものがあるとキビキビと動いて探してくれる・・・(日本ではそれが当たり前(笑))

この小屋がなくなるのではなく引っ越すのであって欲しいのう〜
また引っ越してからもお世話になりたい〜!!

というわけでこの小屋最後のライブ!!

20220622NanJing1.jpg

20220622NanJing5.jpg

20220622NanJing6.jpg

20220622NanJing7.jpg

20220622NanJing9.jpg

20220622NanJing10.jpg

20220622NanJing11.jpg

20220622NanJing8.jpg

ドラムソロが凄い熱狂的でびっくり!(◎_◎;)

ちょっと解説すると、まず最初のドラムソロは绿韭菜という曲の後に付けたドラムソロで、またこのテンポ104というのが、16分音符だと遅すぎるし32分音符だと速すぎる。
じゃあ6連符かと言うと、3連系のフレーズってあまり在庫がないのよねぇ〜

というわけで在庫を増やす為に、速度系のドラマーがよく使う、フロアタム3発→左手からスネア3発→右手からロータム3発→左手からハイタム3発というフレーズを組み込んでみた。(30秒辺りから)

速度系のドラマーはこれをそのまま繰り返したりするのだが、104のテンポだとそれほど速度を誇示するほど速くもない(>_<)

そこで自分らしく、上記4つの8分音符の次にスネアを8分音符で入れて5拍フレーズにしてみた。

ところがこの曲のシーケンスは曲中と全く同じものを使っているため、26秒のブレイク(これもウケてるなぁ(驚))の後はAメロ部分・・・この曲は民謡なので小節数がイレギュラーで、ここって実は5小節なのよねぇ〜

3小節Emの後に2小節B7、この2小節は必ず盛り上がる鉄板フレーズになったタムとシンバルを組み合わせた6連となるのだが、この新しい5拍フレーズ、5拍フレーズってただでさえ見失い易いのに3小節で収めるっつうことが出来てなくて、実は1小節早くその決めフレーズに入ってる(>_<)

もっとシーケンスを大きく聞いていればよかったのだが、その1小節ズレて叩いていることに気づかずに次の同じ部分でスティックを落としてしまう・・・(53秒辺り)

実はこの前にもトリロクトゥルクーがやってた5拍フレーズ(スネアのRllrrLに続いてタム回し6連+8分の5拍)をやってるのだが、このフレーズは慣れているのでちゃんと3小節に収まっている。

自信持って違う3小節を叩いているわけだが(笑)スティックを落としたことによってシーケンスが耳に飛び込んで来て、スティック拾いながら小節数を修正してると言う・・・

まあ言わんかったらわからんか・・・そんな裏話でした・・・

続いてドラムソロのための曲に続くのですが(1分40秒辺り)、この元ネタ(笑)は言わずと知れたツェッペリンのモビーディック!!

これですな

実はこの1コーラスの後にはベースソロとギターソロも入っているのですが割愛して(スマン)そのままドラムソロ〜・・・(2分14秒辺り)
って何しようかなと思ったのですが、やっぱグランドファンクのドンブリューワーでしょ!!

昔大好きでよくこのビデオは見てたのだが、実際に自分でこんなん叩いたのん初めて(笑)

実は若い衆にこの映像を見せたら「まんまやないですか!!」と突っ込まれたのだが、そもそも中国でグランドファンク知ってる人があんましおらん。
このビデオが流行ってた頃、この客席でおる人誰もまだ生まれとらん(笑)

というわけで中国人むっちゃ新鮮に聞こえるんやろうなぁ・・・

まあ中国でなくても、草食系男子が増えている日本でもドンブリューワーみたいなこんなパワードラム叩く若い衆おらんやろうからなぁ・・・

というわけで40年同じドラムソロをやっとるドンブリューワーに敬意を表してフロアタムを叩きながら立ち上がってみる(2分34秒辺り)

彼のんと比べると立ち上がるのんがモタついてるなぁ(笑)
まあライブを続けるうちにスピーディーになるやろ・・・ってずっとこれやるんかい!!(笑)・・・やるでしょ〜

実はこのフリーのドラムソロは、導入部分こそドンブリューワーですが、ほんまにやりたいことは、3分18秒辺りからの6連でツーバスを踏みながら上でポリリズムの色んなフレーズを叩くというもの・・・

ところがひとりで練習してた時には色んなフレーズ試してたんやけど、いざ本番になったら全く出て来ん!!(>_<)

常々「練習と本番とは全く違う」と言って来たが、まず本番は練習ん時みたいに冷静じゃない(笑)
頭真っ白になってる状態で出て来るフレーズが本当に身体に入っているフレーズで、そんなフレーズって実は本番でしか生まれて来んのよねぇ〜

かと言って、客を煽ってなんぼのロックドラムソロなわけで、あまりテクニカルに走ると客が冷めてしまう・・・難しいところですが、この部分がツアー中にどれだけ進化してゆくかが楽しみです。

さてどうシメようかと考えてたのですが、3分45秒からのように3連符の4つ取りロール込みから乱れ叩きになってシメるのが良さそうですな。
本当はやりたかったのはこれもドンブリューワーネタですが、次のドラムソロ6分辺りからのフロア→タム→バスドラの3連を叩きながら叫ぶやつ!!
これを速くして終わろうと思ってたのだが、この曲のドラムソロも変化がなかったので、既に鉄板ネタとなってしまったこれは現状ではこの曲に持って来ようと思ってます〜

問題はこの叫んで一番盛り上がったところからどうシメるかですなぁ〜・・・
一番ええとこでまたスティック落としとるし〜(>_<)

本当はこのままテンポを速くしてゆくのがいいのだが、ドラムソロ4種類、ひとつはシーケンスに合わせたミドルテンポ、次にフリーソロの3連系、そしてこのテンポをキープした16系と来てる中で、この曲もフリーテンポにしていいものかどうか悩みどころである・・・

そして4つ目のアンコール(6分38秒)ではプロレス系と言うかおアホ系と言うか(笑)しかしこのスタイルのドラムソロをやるドラマーって中国どころか世界にもおらんからなぁ〜・・・時々「これでええんやろか」と悩む時もあるけど(笑)まあこれは死ぬまでやらなあかんなと覚悟を決めてます〜

7分13秒からの叩いては煽る叩いては煽るのは鉄板ネタとして揺るぎなく、7分52秒からのだんだん速くしてゆくのももう変えられんでしょう。

問題はその次のツーバスに持ってゆくまでの部分(8分18秒から)をどう構築するか・・・まあこれも本番で色々やってから作り上げてゆこうと思います〜

9分12秒からのツーバスを踏みながらの上下分離ネタ!!(これはJazzではサンバの足を踏みながらやります)進軍ラッパフレーズから歌舞伎ネタはもう変えられん(笑)

この上下分離はその昔森山威男さんというJazzドラマーのライブを見に行ってそこで初めて見たのだけれども、ある日突然出来るようになったので、このような笑えるネタにしているところが自分らしい(笑)・・・というわけでこれも死ぬまでやりましょう!!

というわけで今回のツアー4つのドラムソロをどのように考えて構築しているかを詳しく説明しました〜

ちなみにこの4つのドラムソロ、毎回全部・・・ということはあと50回やることとなります〜はてさてどのように進化してゆくやら・・・お楽しみに!!

Posted by ファンキー末吉 at:02:16 | 固定リンク

2022年6月21日

布衣2022年ツアー江蘇省無錫

内陸で海のない銀川で暮らしていると無性に刺身が食いたくなったりする・・・(>_<)

日本人が多く住む無錫にはレベルの高い日本料理屋がたくさんあるので、移動日のこの日は地元の日本人の皆さんと飲み会!!

刺身〜(涙)

海のない銀川では生魚は空輸しかないので寿司屋でも刺身は少なく、ロシア上空を飛べないためにサーモンも品切れだった〜

辛子明太子〜(涙)

寧夏回族自治区では滅多に食べられない肉厚のトンカツの乗ったオムレツ!!(涙)
トンカツの脂身ばかり先に全部食べてしまいました〜

もう食えん〜(>_<)
ちなみに左側には四日市トンテキがあります〜

ついでにラーメン屋もハシゴ!!

いや〜太った太った・・・この日だけで2kg太っているから凄い(>_<)
全部ご馳走してもらったのでお礼に翌日のライブにご招待!!

無職の日本人の皆さん(一部日本語達者な中国美女)

翌日会場入り・・・暑い(>_<)

湿気のない砂漠の街の夏と違ってやっぱ南方の海に近いところは蒸し暑いのう・・・
セッティングしているヤオヤオ君も写真を撮っている私も(後には)上半身は裸です〜

中国のライブハウスにはデフォルトで楽屋にビールがあるのですが、ロックのドラムはやっぱアスリートなのでライブ終わるまで我慢(>_<)

このライブハウスがある地区は運河(?)がある古い街並みの素敵な街で、運河っぺりでお茶〜

いつものようにホテルに帰って一寝入りして会場に向かうのだが、夜がまた素敵な街並み!!

灼熱のライブ開始!!

ドラムソロ!!

前回のツアーでもやってたこのドラムソロ、なんか新しいネタないかなと思ってたのだが、速度系の人がよくやる、3連符でバスドラ→スネア→ロータム→ハイタムという流れを取り入れてみた。
そのまま連続させても単なる速度系なので、トリロクトゥルクーがやっていた5拍フレーズに続いて、私らしくこれの最後にスネアを一発入れて5拍フレーズにしてみた・・・

あとなんかまた新しいのないかなと考え中〜
ツアーは一本一本こうやって進歩してゆくので楽しいです・・・

打ち上げはまた日本人の皆さまと〜また奢ってもらいましたm(_ _)m
来年もまたここで会いましょう〜!!

Posted by ファンキー末吉 at:02:13 | 固定リンク

2022年6月20日

布衣2022年ツアー山東省临沂

临沂(LinYi)着いた〜

布衣のツアーには必ずこの街「临沂(LinYi)」が入る。
何故かと言うと、昔北京の中国式長屋「院子(Yuanzi)で一緒に暮らしていた「蚊子(Wenzi)」がここでライブハウスをやっているからである。

前には鈍行が停まる駅しかなかったのが、今では高速鉄道が停まる駅が出来たり、アンダーグラウンドな素敵なライブハウスが前回では大きな小屋になってたり・・・時代は変わるものだと思ったら・・・

夜メシを奢ってくれると言うので、てっきり毎回行くこの店

かと思ったら・・・

ナニコレ?!!高級ホテルのレストラン?!(◎_◎;)

お前・・・まさか金持ちになったんか?!(◎_◎;)

いや、このルックスでそれはないやろ(笑)

何せ前回来た時はライブハウスの一角のこんなゴミだめのようなところで暮らしてたのだ・・・

雰囲気を見ると、どうやら支払いは彼ではなく、向かいに座っている友達のようなので、遠慮なくご馳走を頂くことにした(笑)

てっきりあのローカルな安い食堂だと思ってスルメを持って来たのだが・・・

回してみても誰も食べなかった(笑)

翌日小屋に行ってみると・・・

場所は同じだが名前も変わって・・・しかも「CLUB」になっとるし〜!(◎_◎;)

でも暮らしてるとこはやっぱゴミだめ〜(笑)

シンバルは相変わらずこんなボロなんしかないし〜(>_<)

ヤオヤオ君が「シンバル持ち歩くの重いんで1枚減らして下さい」と言うので、今回はこれしかないということになる(>_<)

でも向こう側にあるオモチャのシンバルみたいなんが、スプラッシュチャイナみたいで結構いい音がするので使ってみた〜

でもいざバンドで合わせてみると、ボリュームが小さいのであまり使い物にならない(>_<)

結局本番前に地元のドラマーがいいシンバルを持って来てもらったので交換してライブ開始!!

ドラムソロ!!

さて、この日は打ち上げには行かずそのまま寝たのだが、夜中の3時に叩き起こされて名物の「糁汤(SanTangと読むのか?ZaTangと教わったぞ)」!!

3時に開く地元の名物店があるらしい!(◎_◎;)

日本では酸辣汤(SuanLaTang)という酸っぱくて辛いスープが有名だが、河南省には糊辣汤(HuLaTang)というその酸っぱくないバージョンの名物がある。
そしてここには糁汤!!
どれも胡椒辛いスープなのだが糊辣汤は糊の字のごとく片栗粉でドロドロにしているが、糁汤は牛肉と鶏ガラを一日煮込んでドロドロにした牛肉スープ!(◎_◎;)
朝メシと言いながら飲みのシメに来てる客ばっか(笑)

シメにも朝にも似合う一品でした〜

ライブ終わってホテルでシャワー浴びてスタッフの片付け待ってたら眠くなったので打ち上げ行かずに寝てたら夜中の3時に起こされた。3時に開く地元名物の朝メシ屋があるらしい!(◎_◎;) - Spherical Image - RICOH THETA

Posted by ファンキー末吉 at:22:46 | 固定リンク

2022年6月14日

布衣2022年ツアー山東省潍坊

2022年の前半ツアーはとりあえず2本やって一度帰って来たのだが、ここから108日の55本続くツアーが始まると言う・・・

まあ途中銀川公演の時に帰って来るとは言っても、まあざっと2ヶ月は帰れないわけだからということで〜

冷蔵庫を空にする!!(笑)

いやこの部屋はLaoWuのお母さんが住んでたとかで、私のために住まわせて下さってるわけで、「長い留守の時は総電源を切っておきなさい」と言われたらしゃーないなぁ〜・・・

そしてパッキング!!

毎回毎回「前の日やればええやん!!」と思うのだけれどもどうしても出来ん(>_<)
きっとパッキングした時点でもう旅に出てる感じになって、大事なもの(っつうか自分の全て)が入ったトランク見ながらよう寝んのよなぁ・・・

というわけで毎回当日の朝にパッキングするのだが、当然ながらいつも何か忘れてゆく(>_<)

まあパソコンとかよっぽど大事なものじゃなければどこ行っても買えるからのう〜
というわけで出発!!

初日の移動日12時間強!!・・・てシビれるのう(笑)

きっと前回コロナのために飛行機が欠航になって8回取り直したということがあったので、比較的安全な陸路にしたのだろう。

ワシ以外全員爆睡!!(笑)
「无时不工作(仕事してない時がない」(笑)

着いたらさすがに疲れているのだが、名物の鶏炒めを食わねばならん!!

ぐっすり寝ていざ出陣!!
4年前に来た時は小さなパブ見たいな会場だったが、今回の会場はデカい!(◎_◎;)

楽屋も広い!(◎_◎;)

ドラムはYAMAHAのいいセット!!

今回はヤオヤオ君が
「運ぶの重いからシンバル一枚減らして下さい」
と言うので、小屋にたくさんあったジルジャンばっかになってしまった〜

珍しくチャイナがあったので左にもセッティングしてみた〜今日は左手が忙しい(笑)

このセットで昨日のドラムソロ!!

まあテクニカルな部分もあるけど、今回のテーマは40年全くブレないグランドファンクのドンブリューワー!!

ネットで見て感激したのよねぇ〜
ワシが若い頃見て感激した40年前の彼のドラムソロ!!

そしてネットで見つけた今のドラムソロ!!

同じやん!(◎_◎;)

いや〜40年同じことするってやっぱ凄いで(涙)
というわけで彼に敬意を払って、ドンブリューワースタイルのソロ!!

若い衆にドンブリューワーのドラムソロ聞かせたら、
「Funkyさんの今やってるのってこれと同じじゃないですか!!」
と言われた(笑)

同じですけど何か〜?(笑)
いや、こういうのは下の世代に伝えていかないかん!!
何せ彼がこのドラムソロを始めた時には布衣の客席にいる人は誰もまだ生まれてなかったんやし〜・・・

でも本当はバスドラ3連符に乗っけて色々ポリリズムを使った変態フレーズをしようと思ってたんだけど、このようなロックライブでは結局体力モノしかウケへんのよなぁ〜

まあツアー中に色々育ってゆくでしょう!!

この前に叩く绿韭菜のドラムソロがFacebookでは結構人気なようだ・・・

テンポ104って・・・16分音符では遅すぎるし32分音符ではちょっとしんどいテンポ。
3連符で構築するって結構難しいんやけど、32音符を使ったり、3連符の5拍フレーズなど結構テクニカルなフレーズを使ったりしてもウケず、やっぱ単純なタム3連符左右シンバルが一番ウケる(笑)

まあとどのつまり「芸」ですからな、お客さんに喜んでもらってナンボですm(_ _)m

ドラムソロ3は、ドンブリューワーのように叩きながら「Take you higher」とか叫ぶわけにはいかんので、崔健の「好嘞!!」を叫んでみたらウケた!(◎_◎;)
ドラムカメラのマイクでも叫んでんのか叫んでないのか聞こえんのに、あんな遠い客席では聞こえるんやなぁ・・・毎回やろっ(笑)

そして最後のはもうネタやな(笑)

この、足と手を分離して、手で全く別のことを叩くというこの「ネタ」は、Jazzをやり始めてからもう30年近くはやっとるやろ〜
(Jazzではサンバのリズムを踏みながら、ロックではツーバスを踏みながら進軍ラッパのフレーズを叩く)

これも時々「毎回こんなんでええんやろか」と悩むこともあったけど、ドンブリューワーさんを見てもう悩まん!!
あと10年続けたら40年!!・・・死ぬまでやりまひょ〜

というわけで4本のドラムソロ!!

ライブもむっちゃ盛り上がりました〜!!

打ち上げは小屋のオーナーが奢ってくれた〜
何やら音楽好きが集まりそうなビヤガーデン!!(笑)

いっぱいモニュメントがある〜

山東省の青島ビールの生ビール!!
フルーティーでむっちゃ上手い!!

戻ってから洗濯〜・・・これがツアーで一番大変なBig Jobなのよ〜(涙)
これをサボると翌日Tシャツが発酵していくら洗っても匂いが落ちなくなるのよ〜・・・

ところでこの潍坊(WeiFang)という街は凧で有名なのだとか・・・
「凧に関する思い出」とかインタビューされたけど全く思い出がなかった(>_<)
すまんのう〜・・・

ロードムービー


Posted by ファンキー末吉 at:18:46 | 固定リンク

布衣2022年ツアー内モンゴル自治区フフホト

大連のライブが終わって、そのままレンタカーで瀋陽まで走って、朝いちの飛行機でフフホトに着いたのが9時、空港でPCR検査やって色んな手続きしてやっと解放されてホテルに着いたのはもう昼前(>_<)

ホテル前のモンゴル料理屋のモンゴルミルクティーが沁みる〜(涙)

やっとのことでホテルのベッドで熟睡!!
目が覚めたらライブハウスのオーナーが食事をご馳走してくれると言うので電動バイクで向かう〜

中国は100円未満で電動バイクが借りられるので便利なのよ〜

着いてみたら何やらむっちゃ良さげな・・・

凄いんですけど!(◎_◎;)

羊さんが肉を運んできます(笑)

見慣れない部位も〜

壮観です!!

シメの麺投入!!

・・・いや〜堪能しました〜(涙)

羊肉さんざん食って飲んで、酔っ払ってJazzバーに連れて来られた〜・・・
内モンゴルでJazz?・・・不思議な感じがするが、やっている音楽はエフェクトいっぱい使ったサックスとドラムのデュオ!(◎_◎;)
見ると演奏終わってグラス洗ったりしてたので彼らの店なんだろう・・・好きなこんな音楽やって客が入るんだったら言うことない!!
引っ張り出されてセッション!!・・・思えば、ここのドラムも結構上手かったが、自分のやりたい音楽を叩く時に「これ叩きたいんだけどどうやればいいんだろう」と考えるから進歩するのであって、銀川のドラマーのように箱バンやってただけではやっぱ上手くならんわのう(あれはあれでプロフェッショナルな能力が必要ではあるが・・・)
銀川帰ったらまた説教してやろう(笑)

さてライブ当日!!
相変わらずこの小屋は広い!!

楽屋にモンゴルミルクティーがあるのは世界でもここぐらいやろ〜(知らんけど)

セッティングだん!!

ライブ開始!!

この日のハプニングは、私の書いた彼らのヒット曲「羊肉麺」が始まった時・・・

観客のひとりがステージに上がって、LaoWuのマイクを奪ってこの曲を歌い出す(笑)

ギターボーカルやからええようなもんの、立ちボーカルやったらボーカリスト何もやることないやん!!(>_<)
最後にはスタッフに引きずり下ろされたが、結局1コーラスぐらい歌ったのでは?(笑)

ドラムソロ4本!!

打ち上げは羊の足!!!!

羊肉串もあります〜

何やらわからん鳥の丸焼きも〜

ザリガニも〜

次の日は飛び込みで入ったドラムクリニックの仕事〜・・・の前に朝メシに羊のホルモンスープ!!

銀川のんよりあっさり目でした〜
内モンゴルでも寧夏回族自治区でも朝に食うものらしいが、この辺の人よう朝からこんなもん食えるなぁ〜・・・ってワシも食ってるけど(笑)

やって来たのはドラム教室!!

生徒に教えるのかなと思ったら校長先生でした〜

中国の果て内モンゴル自治区に川口千里ちゃんもいました〜(笑)

さてキャンセル待ちでやっと取れた列車で銀川に帰るのだが・・・

9時間近くかかる(>_<)

フフホト駅!!

中はこんなん!(◎_◎;)

鈍行?!(◎_◎;)

コンパートメントの・・・

寝台車!!\(^o^)/

ゆっくり寝て帰る〜!!

睡眠時間こそはたっぷり取れてるのだけどなんぼでも寝れる・・・
やっぱ疲れてんのやなぁ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:08:55 | 固定リンク

2022年6月13日

布衣2022年ツアー初日遼寧省大連

待ちに待ったツアーが始まった〜!!!!

とりあえずは2本やって一度戻って55本!!

なんで土曜日空いてんの〜?
元々は河北省の秦皇島だったのだが、コロナでまだ営業出来てないらしい・・・

ってか大連(遼寧省)〜秦皇島(河北省)〜フフホト(内モンゴル)を移動日なしで乗り打ちって大変やったやろ〜
なくなって土曜日が移動日になってラッキーやな〜・・・って後にやっぱ大変だったのだが(>_<)

元々ツアーは1ヶ月前には始まってた予定で、それが中国のゼロコロナ政策のおかげで中止になってたものだから、ある小屋はそのままのスケジュールで、ある小屋は組み直して空いているところに再ブッキングするので、まあ今回移動が大変なのがあるのは仕方ないと言えよう・・・ライブが出来るだけラッキーである(感謝)

まずは寧夏回族自治区の銀川から遼寧省大連への移動日なのだが、この移動はまず陝西省の西安まで高速鉄道(3時間ちょい)で行って、そこから飛行機で大連まで〜

6時に駅集合なのだが、どうしても荷物のパッキングは前日にようやらん(>_<)
5時起きでパッキング〜絶対何か忘れもんがある〜(>_<)

駅まではタクシーですぐ!!

マッサージしながらみんなの来るのを待つ!!
中国は色んな駅とかにマッサージ機があって便利なのよ〜

乗車!!

まあ西安までは何も問題なく映画一本見れば着いたのだが・・・

着いてすぐまたPCR検査!(◎_◎;)

実はここからが大変!!
西安に入るために銀川でもPCR検査を受けてたのだが、
実は街によってはそこに入るのに2回PCR検査を受けなければならないのだ!!(◎_◎;)
・・・つまりツアー中毎日PCR検査(>_<)

そして西安の空港では
「携帯を電源オフ、もしくは機内モードにしなさい!!キー!!」
とマネージャー・・・

携帯の位置情報で個人の行動を全て国家が監視している国である。
たかだか乗り換えで数時間通過しただけの街に「滞在した」とされて、またとばっちり隔離でもされたら大ごとだからである。

しかし上有政策下有对策(上に政策あれば下に対策あり)とはよく言ったものだ・・・

大連に着いたらまたPCRチェック(>_<)

そして大連の健康管理アプリをダウンロードして個人情報を入力せねばならないのだが、それが例によってまた外国人に対応していない(涙)

ホンマこの国のゼロコロナ政策、もちろん中国人にとっても大変なのだが、ITの先端技術で少しでも人民の手間を減らそうっつうのが、軒並み外国人には使えないのだから悲しくなる(涙)

ところがやはり上有政策下有对策(上に政策あれば下に対策あり)、実はこのアプリをダウンロードして手続きをした最終画面はこれ!!

多くの健康管理アプリは、最終画面を出した時間が表示されたり、その時間が刻々と動いていてスクショを撮れないようにしてたり、
ところがそうするといちいちアプリを開いて最終画面まで行ってからそれを見せるために長蛇の列が出来てしまう。

それを避けるためにご丁寧に「この画面のスクショを撮って見せて下さい」と書かれている。

つまり私のようにアプリをダウンロード出来てない人も、この画像さえ誰かから送って貰えばノーチェックでそこを通れるということである(笑)

ということで無事大連に入れて海鮮!!!
いや〜内陸の銀川にいると海鮮なんか食べる機会ないのよ〜(涙)

次の日はすき家!!

おでん!!

銀川と違って日本人が多い街最高!!

さてとセッティング〜
写真は自粛しますが、実は会場入りの前にPCR検査に行って(毎日やるのよ〜涙)帰りにうんこ踏んづけた(>_<)
いや、踏んづけたと言っても不思議なことに、素足にホテルのサンダル履いてたのだけれども、その踵とサンダルの間に何故かうんこが〜!(◎_◎;)なんでここにスポッとうんこが入るわけ?(>_<)
まあ靴下履いてなくてよかったっつうか、靴じゃなくてよかったっつうか、「うんこだけに運が付いてよかったよかった」とみんなに中国語で言えなかった私は同情だけされて気分が滅入る(笑)
ドラム叩いてスッキリしますか〜!!

いざステージへ!!!

ステージ写真

ロードムービー

この日のドラムソロ!!
今回から1ステージにドラムソロ4本!!

派手な曲がいっぱいあったらよかろうということで新しくドラムソロのための曲を書き下ろしたのよ〜ツェッペリンのモビーディックのような曲でグランドファンクのドンブリューワーのようなソロをする〜って客席おそらくまだ誰も生まれてないし〜(笑)

さてここからが実は大変!!
なんと予定されていたフライトが軒並みキャンセル!!
チケットを8回取り直して、やっと取れたのが翌日朝一番の瀋陽発のフライト!!
ところが瀋陽まで行く足がない。
これに乗れなければあわや次の内モンゴルフフホトのライブは中止になってしまうのだ!(◎_◎;)

たったひとつの方法として、乗り捨てのレンタカーを借りて終演後に飛び出しで瀋陽まで走り、そのまま空港で乗り捨ててフライトに飛び乗るというもの!(◎_◎;)


2台に分乗して機材を詰め込む!!

ボーカルがバンドのために一番働くバンド!!(笑)

運転手も君だ〜(笑)

明け方にやっと瀋陽空港に着く〜
ギリギリで登場〜!!

もうね・・・へとへと(>_<)
ツアーでドラム叩くのは何の辛いこともないが、この移動はさすがにキツい!!
もうゼロコロナ政策やめれ〜(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:17:40 | 固定リンク

2021年12月21日

布衣2021年ツアー番外編吉林省通化

このライブはだいぶ前に追加になったのだが、ツアーの一環なのか単発なのかよくわからんので一応「番外編」〜

この日、バンドが住む寧夏回族自治区銀川の気温はマイナス14℃((((;゚Д゚)))))))

20211221TongHua3.jpg

単発で終わったら帰って来るのでスタッフが手分けして車でメンバーを迎えに行き、そのまま車を空港に置いて帰りもメンバーを送るというスケジュール。

部屋から出なくてドアトゥードアで行けるのはありがたい(涙)

私を迎えに来るエンジニアの海龍(HaiLong)はうちのすぐ近所なので、「今から出るよ」ですぐ着く・・・ところが・・・

20211221TongHua1.jpg

車の中にあったボトルが凍っとるし〜(涙)

調べてみると、今から行く吉林省通化という街は、最高気温で今と同じマイナス14℃、最低気温はマイナス22℃まで下がるという・・・
((((;゚Д゚)))))))

20211221TongHua2.jpg

まず飛行機で遼寧省瀋陽まで飛び、そこから3時間半の車移動・・・
着いた時にはマイナス17℃(涙)

もうホテルから出たくない!!と思ったらホテルで食事!\(^o^)/
小屋のオーナーからご馳走になりました〜

ビールはこのオーナーんとこで作っている地ビール!(◎_◎;)

20211221TongHua26.jpg

ワインも地元のワインらしい!(◎_◎;)

20211221TongHua30.jpg

でもちょっと甘い(>_<)

20211221TongHua10.jpg

この日はこのまま酔い潰れて次の日〜

20211221TongHua8.jpg

窓から見たら河が凍っとるし〜!(◎_◎;)

飯食いに出かける〜

東北料理〜

20211221TongHua6.jpg

20211221TongHua7.jpg

20211221TongHua18.jpg

20211221TongHua28.jpg

東北の米は美味い!!

20211221TongHua14.jpg

現場に着いてみたらスキー場!!(◎_◎;)

20211221TongHua44.jpg

中国のスキーリゾートは日本なんかに比べてはるかに高い!!
つまりここは高級リゾート地である・・・

その麓に今日オープンするライブハウス、その名も「大東北Livehouse 」!(◎_◎;)
ここのこけら落としのライブが私たちであるということだ・・・こけら落とし多いなぁ〜(笑)

20211221TongHua43.jpg

いや〜金持ちは凄いな、ドラムセットもシンバルもほぼ新品!!
シンバル全部並べてご機嫌!!(笑)

20211221TongHua45.jpg

6タムもあったけど何故か穴の位置が違っててセッティング出来ん!(◎_◎;)

20211221TongHua42.jpg

セッティング出来たら最多セットが組めたのに〜・・・
まあこんだけ組めたら大喜び!!

20211221TongHua29.jpg

普段はライブ前は飯は食わないのだが、隣にこんなレストランが〜!!

20211221TongHua48.jpg

そういえばここは北朝鮮と国境を接する街!!
これは本場の朝鮮料理を食っとかないかんじゃろ〜!!

入店!!

20211221TongHua46.jpg

北朝鮮美人という感じではないが・・・と思ってたら・・・

20211221TongHua40.jpg

20211221TongHua41.jpg

20211221TongHua49.jpg

料理も韓国風(>_<)
ああ久しぶりに北朝鮮料理食いたい〜(涙)

まあそれでもなかなか舌鼓を打って楽屋でまったり〜・・・ってこのケータリングのお姉ちゃん背ぇ高っ!!足長っ!!顔小ちゃ!!8頭身を上回るであろう典型的な中国東北美人・・・久しぶりに見たわ〜

20211221TongHua50.jpg

20211221TongHua51.jpg

実は今日から新しい付け毛を使ってみることに〜

20211221TongHua21.jpg

先日の包頭のロックファンのお兄ちゃんの美容室で見つけたフックの着いた付け毛!!
これならバンダナに付ければ便利に使える〜・・・

20211221TongHua25.jpg

付けてみたがちと長い?・・・

20211221TongHua32.jpg

ケータリングのお姉ちゃんに切ってもらった〜これならちょうどか?・・・

新しい付け毛と共にお姉ちゃんに連れられて一度楽屋から外に出てからステージへ〜・・・寒いのよ〜(涙)

本番開始!!

20211221TongHua5.jpg

20211221TongHua9.jpg

20211221TongHua12.jpg

20211221TongHua13.jpg

20211221TongHua15.jpg

20211221TongHua17.jpg

20211221TongHua22.jpg

20211221TongHua27.jpg

20211221TongHua31.jpg

ドライアイス!(◎_◎;)

20211221TongHua20.jpg

20211221TongHua24.jpg

花火も上がっとるし!(◎_◎;)

20211221TongHua11.jpg

20211221TongHua19.jpg

20211221TongHua23.jpg

ドラムソロの途中でも花火が上っとりました(笑)

実はもう1週間手首を休めていたので全く痛くはなかったのだが、怖くてフレンチグリップは使わずずーっとジャーマングリップだった・・・
もうずーっとジャーマングリップでええやん!!(笑)

聞けばこの日はこの街に初めてロックが上陸した日になったとか・・・
そういえば物販のサイン即売会に並ぶとか、写真撮るために並ぶとか、そういうのがぐしゃぐしゃやったなぁ・・・慣れてないのか・・・

でも寒かったけどそう考えると意義のあるライブやったぞ〜

20211221TongHua16.jpg

2021年12月18日

Posted by ファンキー末吉 at:12:30 | 固定リンク

2021年12月16日

布衣2021年ツアー山西省太原追加公演

コロナで中止になったり延期になったりでスケジュールがぐちゃぐちゃで〜
この日はさすがに内モンゴルから山西省は飛行機で〜ということになってたのだが突然飛行機が欠航(>_<)

高速鉄道乗り換えがいいのがなかったのか、長くかかる割には出発もゆっくり・・・

エンジニアの海龍(HaiLong)が、朝一番に
「尿酸値を測ってあげる」
と言ってやって来た・・・

痛風の仲間が欲しいのか!(笑)

昼前には出発して駅へ〜

こんな場合はメシはマクドかケンタが多いのよね〜・・・
モンゴル文字のマクド!!

結局店舗で食べる時間はなく列車に持ち込み〜

こんなボックス席みたいな座席あるんや!!(◎_◎;)

実はベースのDaWeiとの間にひとつ席が空いている・・・

美人が乗って来たらどうしよ〜(笑)・・・でもまあ知らん人はこの空間には入りたくないよなぁ〜・・・君のための席が冷たい〜♪

こんな景色が延々と続く〜

太原着いた〜寒いし〜(>_<)

もう夕方の6時半(>_<)

タクシーで会場に向かう〜
会場のあるショッピングモールに着いたら小屋のスタッフが駐車場まで迎えに来て荷物を運んでくれる〜

8時半開演なのに7時にやっと会場入りっつうこのスケジュール〜(笑)
大急ぎでドラムを組むのだが・・・

シンバルのフェルトがストンと下まで落ちたらシンバル止められんし〜

これこのフェルトの下に何かカチッと止める金具があるやろ〜
・・・ってどさっと持って来てもらってもどれも使えない(笑)

結局これを2段重ねにして事なきを得る〜

バスドラのヘッド破れてるけど大丈夫やろか〜

セッティング完了!!

ドラムをチューニングして組み上がるまで最速の45分!!
PAがセッティング終わってバンドでちょっとだけ音出したらもう開演15分前!!
あたふたと着替えてこれでオンタイムで始まるんやから凄いのう!(◎_◎;)

ステージへ〜!!

ヤオヤオ君の前説〜

今日は持ち込みの卓を使わず、小屋の卓を使っているのでいつものように録音が出来ない。
つまり私の仕事が大幅に減ってるので携帯をステージに持ち込んで撮ったり出来るのよ〜(笑)

いや〜出来るもんや・・・(笑)

橘高が言うとった、
「こんな無謀なスケジューリングやめましょうよ、もし出来たら出来たで、ほら出来るやん!!でそれが基準になっちゃいますから」

そやなぁ〜もう午後2時に入る必要はないなぁ〜毎回7時でええやん(笑)

ステージ写真

ドラムソロ〜!!

実は昨日再発したTFCC損傷により、手首を庇うためにジャーマングリップで叩いてるのよね〜

解説動画

<説明文>

TFCC損傷により、手首が親指から小指の方向に動くと痛いので、手の甲を上にして手の甲から手のひらに動くような叩き方、すなわち「ジャーマングリップ」にしたら痛みがない!(◎_◎;)

意外と叩けるもんやなぁ〜スナップの効かせ方のコツさえわかれば、スピードはちょっと落ちるものの結構遜色なく叩けるもんやとわかった!!(笑)

叩いてる方は奏法を全く変えてるのに見てる方は「どこが?」って感じだと思うので、今日のドラムソロ映像3つの後に、今回の叩き方と昔の叩き方の比較映像を作ってアップしてみた〜

一番わかりやすい違いは今日のんは脇が開いとるやろ〜これによってスティックは上から見たら90度ぐらいの「ハ」の字になってて、手の甲が上になって「ネコにゃんにゃんにゃん」みたいな動きに近い、これがジャーマングリップ。

昔の叩き方は脇を閉めるのでスティックの角度が45度ぐらい、っつうのがアメリカングリップで、これは人差し指と親指の付け根が上に来る。

スティックが並行ぐらいまで来ると、親指が上に来て、これがフレンチグリップ。シングルストロークの速い人はテリーボジオ以外みんなこの持ち方やけど、これでワシみたいに手首振って大音量で叩くと、小指の下のくるぶしんとこがグシャっと潰れるからTFCC損傷になるっつうことやな(笑)

まあしばらくはジャーマングリップで自然治癒を待ちましょう〜
クラシックの打楽器奏者みたいで楽しい〜\(^o^)/・・・ってクラシックの人はこんなに力任せに叩かんて(笑)

ライブ終了後はオーナーに海底捞の鍋をご馳走してもらいました〜
ごちそうさまでした〜

滞在時間半日やて(笑)・・・次はゆっくりお世話になります〜

2021年12月11日

Posted by ファンキー末吉 at:18:01 | 固定リンク

2021年12月10日

布衣2021年ツアー内モンゴル自治区包頭追加公演

日本よりもネット関係が進んでいる中国、ツアーを廻っていると噂が噂を呼び、「うちにも来て下さいよ〜」と言われるのか、ブッキングを外れていた地方をツアー終了後に廻るということになったりする・・・

北京から内モンゴル自治区包頭までは高速鉄道で3時間半ほど・・・

11時頃に新しく出来た北京北駅に集合っつうのはいいのですが・・・
実は先日の北京公演のレコーディングに大ミスがあったのよねぇ〜(涙)

ドラムのチューニングをし、電子ドラムもセッティングし、プログラムも流し、レコーディングもしている私としては、突然録音すべきトラックが増えてちょっとしたパニックだったのよね〜(>_<)

結果、単独で使ってた電子ドラムの音が全く録音されてなかった(涙)
電子ドラムって生音が全くないから、録音されてないとラインから全く音がせんのよね〜(笑)

というわけで打ち上げの後ひとり院子で色々やってて、気がついたら出発の時間、もう腹は減ってるし、なんかやけ酒でも飲みたい気分やし・・・(涙)

ところが初めての北京北駅に着いてみると・・・

周りどころか中にもレストランも売店も何もない!(◎_◎;)

探して探してやっと見つかった売店でこれを買う!!・・・

スタッフが来るまで待合室で飲む!!

これが苦労して苦労して失敗した自分へのご褒美!!(涙)

乗車!!スタッフが弁当を買って来てくれた〜\(^o^)/

内モンゴルに近づくにつれ雪!!(◎_◎;)

こんなに積もってるところもあるし〜!(◎_◎;)

早速メシを食いに行きましょうとヤオヤオ君・・・

ロードマネージャーとチーフマネージャーは一日遅れてやって来るので、ヤオヤオ君がマネジャー代わりに先着メンバーを仕切る係です・・・・が!!

集合してこの寒空を歩かされること30分!(◎_◎;)
ちなみにこの気温!!!

もう寒くて寒くて「まだ着かんのか」と言いながら「もう少しですから」と1kmの雪道・・・もうね怒鳴り付けたった!!

「お前なぁ〜なんでそんな遠くのレストランに行かないかんの?近くでええやん!!寒空の下歩かされて風邪でも引いたらどうすんの?今のご時世誰かが風邪引いたら終わるで!!」

「だってそこのレストランが美味しいって書いてたので・・・わかりました、タクシーを待ちましょう!!」
「アホか!!寒空の下で待つぐらいならちょっとでも近づいた方がマシじゃアホ!!」
「じゃあ走りましょう!!」
「アホか!!コケて怪我したらどないすんねん!!ツアー終わるで!!(怒)」

もうね、「アマチュア」とはこういうことである。
ブルブル震えてプンプン怒りながらやっとレストランに〜

肉の山と、内モンゴル名物のシューマイ!!これで機嫌が直ったり〜(笑)

翌日はどうしても髪の毛を洗いたかったので雪道を歩いて美容院を探す〜

ところが、頭洗ってもらうだけなのにルックスを見てか門前払いされる〜(涙)

3軒目でやっと入れてもらったというか、お兄さんが何やら大興奮!(◎_◎;)
「あ、あの有名な、あのドラマーでしょ?」
むっちゃ緊張しながら洗ってくれる〜(笑)

「僕は大のロックファンなんです。先日ネットであなたの映像も見ました。布衣も大好きです。何より中国ロックの歴史コンサートは圧巻でした」

美容室とかタクシーとかで喋りかけられるの嫌いなんやけどしゃーないなぁ〜・・・(笑)

思えば「街を歩けば振り返られる有名人」だった頃、日本では声をかけられても実は私が何の楽器をやってるのかさえ知らない、そんな「見られ方」が嫌でたまらなかったが、この国では正当に評価されてる実感がとても幸せ〜\(^o^)/

「うちにも付け毛があるので追加しましょう!!お代はもちろん要りません!!」
悪いなぁ〜ほな明日のライブ招待するわ〜!!
ってそっちの方が高いけど、まあしゃーないなぁ〜・・・(笑)

翌日は更に寒い!!(>_<)

ホテルのネットが遅すぎて全く使えないのでカフェを探す〜・・・

途中雪だるまが〜!!

カフェオレで温まる〜!!

午後は明日の太原に入る為のPCR検査〜・・・

極寒に並ぶ〜

QRコードをスキャンして手続き〜
やった〜!!パスポートという欄がある!\(^o^)/

でも実際は中国人のパスポートにしか対応してない(涙)

ちなみに「民族」の欄にも中国の民族しかなく、外国人には全く対応していない(>_<)

本館に行って窓口に並ぶ〜入館するためにQRコードをスキャンしろと〜また外国人には対応してない(涙)
この街外国人はあまりおらんから誰もどうしたらええか分からん(涙)

やっとのことで入って窓口に並ぶ〜

世界で一番(とワシは思う)ITが進んでいるこの国の恩恵は中国人にしか受けられない〜中国人ファースト!!そんなんトランプさんのずっと前からそうですし〜(笑)

ところがただひとつ!!
この国は敬老精神が強いので、60歳以上は老人なので並ばなくてよかったり〜(笑)

ところがこの窓口の人が、SATORUをSHTORUと打ち間違えて〜直すに直せず長蛇の列〜・・・(>_<)

怒らんといてや〜こんなルックスしとるけど老人!!
あんたより数倍元気やけど老人やからな〜(笑)


会場入り〜・・・寒い(>_<)

カンボジアでは現地の人のように「20℃切ったら風邪引く〜」みたいな感じやったのに、もうね、0℃上回ったら暖かく感じる今日この頃〜(笑)

朝はマイナス10℃まで下がってたけど、昼はまあマイナス1℃・・・って会場がこの寒さはいかんやろ〜外気と体感温度変わらん(涙)

タムのネジがここまでサビてたら、耳の他にネジ締めた「手応え」っつうのが全く当てにならんからチューニングが終わらん(>_<)

みんな厚着してサウンドチェック〜・・・ってドラマーは厚着では叩けんし〜(涙)

昨日「大掃除する」言うてたのはコロナで一年半閉めてたんですと!(◎_◎;)
おかげでギターアンプも鳴らんし〜(涙)

無事に始まるのか〜・・・って始まってもこれ、客が入ったら暖かくなるレベルとちゃうなこれは〜無駄に手数叩きまくるしかないか・・・(笑)

あかん!!手がかじかんだら手数叩けん(>_<)


本番!!・・・・あかん!!やってもーた!!!
寒い中で手首を速く動かしたからか~
腱鞘炎ならぬ以前もやったことがある三角繊維軟骨集合体損傷、通称TFCC損傷っつうやつやな(>_<)

解説ビデオ

十数年前に初めてなった時にお医者さんに
「大工さんでしょ?金槌振ってるとよくなるんですよ~」
と言われた・・・こんなイデタチの大工さんはおらんやろ~(笑)

最近速いフレーズはフレンチグリップを使ったりするのだが、それこそ金槌の動きなので激痛が走った!!(涙)

ところがジャーマングリップだと全く痛くないんやな!(◎_◎;)

リズムはもうオープンハンドで左手で叩けるので良いが、問題はソロやな・・・ジャーマングリップで叩いたことないし~(>_<)

探りながら叩いてるドラムソロ~

そんな中でも雪の中からアンコール飛び出すアホさも忘れない~(笑)

まあ明日終わったらしばらく休みやし~
休んだら治るしろもんやし~
このチャンスにジャーマングリップ練習したら何かの役に立つかも知れんし~

ステージフォト

2021年12月11日

Posted by ファンキー末吉 at:14:25 | 固定リンク

布衣2021年ツアー北京追加公演

予定としてはツアーはもう先週に終わっているはずだったんだけど、中止とか延期とかあった分を現在拾っております〜

まずは大きなコンサート!!北京公演がソールドアウトして、その追加公演もソールドアウト!!
今回はその振り替えとなります〜・・・

・・・って次から3Daysやろや〜(笑)

今回はまたRolandさんが電子ドラムを運んでくれるというわけで、いつぞやの(先月なんだけどもう遠い昔に感じる笑)生ドラムと電子ドラムの混合セット!!

そして先日試奏した新製品も是非叩いてくれというわけで、2セット(実質は3セット)をステージに組むというわけで2時入りでセッティング〜!!

今回はPearlのドラムまで持ち込むと大変なことになるので、小屋のドラムをお借りしようということなのだが・・・

これはいかん!!(>_<)
どんないいドラムセットでもヘッドが終わってたらどうしようもない(涙)

CDで聞くみたいな(今の時代もうCDで聞く人はおらんが笑)低い音が欲しいからといって、こうやってベコベコに緩めて叩くからこんなことになるのよ〜
ヘッドはある程度の張力がないと鳴ってくれんのよ〜(涙)

通常はちょっとチューニングを高めにして、うんと張れば伸びるだろうみたいにして解決をするのだが、あまりに凹み過ぎると伸ばしてもその部分は凹んだまま・・・
そうなるとそこだけ張れてないわけで、ベコベコなんが揺れるわけやからバリバリ言う(>_<)

もうどうしようもないのです(涙)

ところが小屋に新しいヘッドがあった!!\(^o^)/

ひとつだけ換えるとそれだけ音が変わるので3つとも張り替え〜・・・小屋からギャラ欲しいわホンマ(笑)

YAMAHAの最近のんってこうやってネジと受け側が一緒になってぽこっと外れるのな!(◎_◎;)
Pearlにもあったなぁ〜・・・船形をよく失くしてた(笑)

そして、通常チューニングはタム→バスドラ→スネアと来てからシンバルセッティングに移るのだが、スネアの裏側のジャバラ(スナッピー)が波打ってるし!(◎_◎;)

YAMAHAの最新式はこんな波打ってるのんなん?・・・と思ったら、ジャバラ(スナッピー)を引っ張るリボンが端っこになってて、長年使ってるうちにこうなったんや!(◎_◎;)

いや〜YAMAHAさん、やっぱり布のリボンみたいなんじゃなくてプラスティックの板みたいなんの方がええで〜・・・

というわけでセッティング完了!!

いや〜相変わらず壮観ですなぁ〜(笑)

お隣に新製品とやらもセッティング〜Rolandの展示会かい!!(笑)

Rolandに挟まれた似非Pearl(笑)

ここまでセッティング時間2時間!!(私とRolandスタッフ2人総がかりで涙)

疲れた〜・・・記念撮影!!

Rolandの担当者にも初対面の時から
「私は電子ドラムは嫌いです!!あれはドラムではない!!ただのスイッチですから!!」
と言い続けているが、それは生ギター奏者がエレキギターを弾いた時の感想と同じなんではないかと思う。

スイッチにはスイッチなりの奏法があるし、何より便利なのは電子ドラムは生ドラムと違ってこれだけめんどくさい「チューニング」という作業をせんでええ!!

これは大きいよねぇ〜電源入れたらいつでもどこでも同じ「自分の音」が出るっつうのは・・・

ただねぇ〜Rolandさん、言わせてもらうと、生ドラムと同じルックスにっつうのはおもろいけど、なんでこんなに重いん?中どうせ空洞なんやろ?・・・胴を鳴らすわけじゃないんやから重くする必要は全然ないやろ〜・・・

と思ってたら、実はこのバスドラの中にはいっぱい回路が詰まってるんですと!(◎_◎;)

いやはや・・・脱帽・・・m(_ _)m

でも重たい思いして持って来て頂いただけあってステージ映えします〜(笑)

心して叩かせて頂きます〜

というわけで本番開始!!
いっぱい入ったのう・・・

ダイブ!!

今の時代はペンライトではなく携帯のライト!!

男前!!

ドラムソロ!!

アンコールの電子ドラムでのソロ(3:57辺りから)は、実は左手シンバルの横にプログラムチェンジが出来る小さなパッドをセットしてるのよ〜
それを叩きながらソロしてるので、叩きながらどんどん音色が変わってゆくというわけです〜

Rolandの変わった音色の乱れ叩き〜・・・これって果たしてプロモーションになるのでしょうか(笑)

私が書いた布衣のヒット曲のひとつ〜ええ曲書いたのうワシ(笑)

なんと言ってもロックファンならずとも一番知名度が高いのはこの曲!!
これもワシが書いた〜偉いのう末吉〜(笑)

中国のヒット曲はバラードが多く、こんな曲は中国人には書けないということで、GoodByeのはっつぁんの曲の中国語カバー!!

本編最後の布衣一番古い曲・・・ブルースハープのゲストも一緒に〜

アンコール最後の新曲!!盛り上がってます!!

というわけで北京での変なモニュメントつうか人形〜(本文とは何の関係もありません笑)

2021年12月7日

Posted by ファンキー末吉 at:11:33 | 固定リンク

2021年12月 4日

布衣2021年ツアー江西省南昌

湖北省合肥から次の街江西省南昌までは高速鉄道途中の武漢で乗り換え〜

20211205NanChang17.jpg

乗り換え時間28分って、普通なら待たずにちょうどいい感じなのだが、今回はどういうわけか乗り換え口を利用出来ず、一度外まで出てからまた厳重なセキュリティーチェックをして中に入らなければならない!(◎_◎;)

走る〜走る〜俺たち〜・・・久しぶりやなぁ〜走ったのなんて・・・(>_<)

着いたらメシ!!
次の日のも含めて、江西省の料理は実は辛かったんや!(◎_◎;)

20211205NanChang3.jpg

20211205NanChang1.jpg

20211205NanChang5.jpg

20211205NanChang12.jpg

20211205NanChang20.jpg

20211205NanChang22.jpg

20211205NanChang26.jpg

20211205NanChang27.jpg

白飯が進む!!・・・

20211205NanChang19.jpg

20211205NanChang25.jpg

白飯は各部屋に電子ジャーで置かれていて、9人で二つをぺろり!!(◎_◎;)

前回泊まったところにはこのような地元料理の店がなかったので、その辺で適当に食ってたら江西料理が辛いということさえみんな知らんかった(笑)

中国はまだまだ広いですなぁ・・・シミジミ

メシを食い終わったら、
「あんた達、北京に行くグループはPCR検査に行ってきなさいキー!!」
というわけでツアー終わって銀川戻り組を除いて3人で病院へ〜

20211205NanChang33.jpg

北京は首都なので入るのに必ず陰性証明が必要なのね〜

今回は鼻の穴ぐりぐりではなく喉での検査〜

20211205NanChang7.jpg

ワシは別に鼻でもいいのだが、みんな鼻が痛いと言って喉の方が助かると言う・・・

結果はこのQRコードをスキャンしとけば、そのサイトに行ってすぐにデジタル証明書が発行されてるという・・・

20211205NanChang10.jpg

会場は今回初めての小屋で、芸術村の中にあるこんな小屋〜

20211205NanChang34.jpg

20211205NanChang32.jpg

中は結構広い!(◎_◎;)

20211205NanChang18.jpg

会場近くの謎のモニュメント(笑)

20211205NanChang23.jpg

20211205NanChang9.jpg

セッティング開始〜

先日お気に入りのSABIANArtisanクラッシュが割れてしまってどうしようと思ってたら、日本のパール楽器から送ってもらってた新しいシンバルがもう北京に届いたというので、余裕を持ってこの小屋に送ってもらってたのだが・・・

西安で今日は間に合わん、と(涙)

小屋にはリハスタもあるのでシンバルにはことかかんと思ったらどれもボロばっかで使えんし〜(涙)

20211205NanChang31.jpg

他所から借りて来てくれると言うので16と18のクラッシュ待ちでリハ〜

20211205NanChang30.jpg

この左側に16と18が入ります〜・・・無事に届いたらやけど(>_<)

シンバルも無事に着いて本番開始!!

20211205NanChang8.jpg

20211205NanChang15.jpg

20211205NanChang21.jpg

照明綺麗!!

20211205NanChang11.jpg

今からダイブ!!

20211205NanChang4.jpg

男前!!

20211205NanChang24.jpg

20211205NanChang2.jpg

20211205NanChang13.jpg

ドラムソロ!!

そして飛び出しで北京戻り〜!!
ところがネットで見れるはずの陰性証明が外国人には対応してない〜(>_<)

20211205NanChang43.jpg

(証件の種類というところにパスポートという項目がない)

その情報を出番前にスタッフに知らせてたので、演奏中にスタッフが病院まで取りに行ってくれてた〜(涙)

20211205NanChang41.jpg

なんとか乗れた〜\(^o^)/

20211205NanChang40.jpg

20211205NanChang16.jpg

夜行列車で12時間の旅〜!!

20211205NanChang42.jpg

USBや電源まで着いてて快適〜

20211205NanChang6.jpg

20211205NanChang14.jpg

昼過ぎにやっと北京の院子に帰り着きました〜\(^o^)/

2021年11月28日

Posted by ファンキー末吉 at:11:19 | 固定リンク

2021年12月 3日

布衣2021年ツアー安徽省合肥

合肥の会場は、昔は寂れた雑居ビルの中にあったように記憶しているが、それが引っ越してまた大きくなってるし〜!(◎_◎;)

何やら地元のオリジナル音楽を支援する大きな団体として生まれ変わっとる!(◎_◎;)

中にはライブハウスだけではなくリハスタやレコーディングスタジオも〜

会場の周りは食のテーマパークみたいなところで、またモニュメントがいっぱい〜(笑)

素敵なバイク(笑)

調子に乗ってこんなんも〜(笑)

遊んでないでセッティング〜

さて毎回困るのがモニターを置く場所!!

左側にはレコーディング用のパソコンを置くので、右に置くと今度は出入りに困る(>_<)
しゃーないので右側を出入り用に空けて、どちらもを左に置くのだが、結局パソコンの台でモニターが隠れてしまい聞こえにくいのが常であった・・・

ところがここは背の高い譜面台があったのでそれを使うとモニターがその下から覗くようになり、よく聞こえる〜\(^o^)/・・・ってプログラムぐらいしか返さんけど(笑)

これぐらいの会場やったら別に楽器の音とか要らんな・・・
アンプの後から生音聞こえるし、歌はボーカルのモニターがこっち向いてるわけやし・・・

中国の若いドラマーは自分のドラムの音を爆音で返すようだが、それをやられるとどうも自分の音でないみたいでキモチワルイ(>_<)

自分の音をちゃんと生音で聴きながら叩きたいわけだから、他の音を爆音で返されても困る・・・

イベントなどに行くといつも不思議がられるのでこう言うことにしている・・・
「俺の時代にはモニターなんかなかったんや!!」

マイケルジャクソンの映画の中で、イヤモニを嫌うマイケルジャクソンみたいでカッコええ〜(笑)

イヤホンでクリックを聞いているのだからそこにプログラムの音も返せばモニターは要らんのじゃが、同期を使う場合はクリックは命なので、そこに別の音が入ってて、何かの拍子に他の音が爆音になったりしてクリックが聞こえないと終わってしまう〜

なのでイヤホンは命であるクリックのみ!!
そしてプログラムの音は「自分が演奏している」というニュアンスなのでモニターから返すというわけである・・・

この日は先日のプログラムのバランスをPAエンジニアに意見を聞いてちょっと変更し、もうこれで完璧やろ〜本番開始!!


ドラムソロ!!

実はLaoWuのギターの弦が切れて楽屋引っ込んでしーんとなってて、ソロやろうかなぁどうしようかなぁと思ってたら「Funky牛逼(牛のおま○こ:Fuckin Greatの意)とまで言われたらしゃーないなぁ〜(笑)
フリーテンポのドラムソロってホンマは好きちゃうんやけどなぁ〜しゃーないなぁ〜・・・

って基礎練習とやらをやり始めたらやれること増えてるし〜!(◎_◎;)
ってシングルストロークの速いのんフレンチグリップ使ってるし〜!(◎_◎;)そっちの方が楽なんか?(笑)

その2(この映像順では3番目)ではもうネタなくなるかな思たらまだまだいっぱいあるのう!(◎_◎;)
途中でフェイドアウトして一瞬やめてしまうん初めてやったけどカッコええのう!(◎_◎;)
デニスチェンバースとかみたいで大物っぽいのう(笑)

と思たらアンコールのプロレス技で大失敗(>_<)
いつもと違う叩き方になったので仕切り直して元の叩き方に戻すより、ここはそのままの形で押し通すべきやったな!!これが若い衆やったら怒鳴り散らすところや(笑)
まだまだ小物やのう〜末吉ぃ・・・

ロードムービー

末吉の思い出話から、その弦が切れて張り替えている映像〜
人が一生懸命繋いでるっつうのに結構ゆっくり替えてるのね(>_<)

映像の最後にも出てるけど、ファンが作ってくれた似顔絵のポストカード〜
可愛い・・・ありがとさんです〜m(_ _)m

打ち上げは同じ食のパークの中のザリガニ屋さん〜
オーナーがご馳走してくれました〜どうもご馳走様でした!!

2021年11月26日

Posted by ファンキー末吉 at:12:53 | 固定リンク

2021年11月30日

布衣2021年ツアー湖北省宣昌

初めての土地「宣昌」・・・何省なん?(笑)

いや、まず暑いのか寒いのかが大事!!
中国は広いので、10日間ずーっと亜熱帯の広東省で暮らしてた私としては寒いところはやっぱ避けたい・・・と言っても避けられるもんではないけど(>_<)

漢口(どこや?)で乗り換えの4時間半の移動〜

大移動!!

ロードムービー

列車内が心持ち寒くなって来たような気がしたので恐る恐るiPhoneの天気アプリを開いて見てみると・・・

んなあったかいわけないやろ!(◎_◎;)
それに今20度で最高気温13度って(笑)

ネットで調べてみると・・・

試しにVPNを通して天気アプリを開いてみると・・・

天気アプリもVPNを通さにゃまともに動かんようになったのか!(◎_◎;)

撮影スタッフの張明は昔世界中を旅してて、外国のIPアドレスが多かったせいか政府から彼のパソコンは国内のサイトにアクVPNが必要になってるとか?・・・

そんなこと言うたら外国人みんなそうやん!!
もしワシもそうなったらどないしょ〜((((;゚Д゚)))))))

まあ何があるやらわからんのが中国ですが、何があっても何とかなるのも中国なので気にせずスルー!!(笑)

この日は移動日なので飯食って寝るだけ〜
ホテルは何やら小高い丘の上にあって、降りて行くのもめんどくさいし寒いし、ホテル併設のレストランで〜

次の日も同じレストランで〜
その後はここも飽きたし外にも出たくないので出前になる〜(>_<)

まあ中国は出前メシも美味いのでええわ〜

一日ゆっくりして次の日会場へ〜

会場は近所の中洲みたいなとこにある色んなレストランが集まるテーマパークのようなところ・・・

色んなモニュメントっつうか人形がある・・・

よく日本では地方に行くとマンホールの蓋を撮影する人がいるけど、私の場合は今後このようなモニュメントと写真を撮ることにしよう(笑)

会場も列車をモチーフにしたコンセプトライブハウス(?)・・・

まあどんな会場でも音がちゃんと出ればええわ〜・・・って初めての会場ではなかなかそうはいかん(>_<)

ギアコだかグロコだかの太鼓?UNOのヘッド?!(◎_◎;)

タムにひとつネジがなく、スネアのを使って先にチューニング〜もうひとつのスネアが来てそれはTAMAで、10個ネジではなく8個ネジなので安もん!!(笑)
そのネジを使おうと思ったらちょっと太い!(◎_◎;)
何なん?このドラムって・・・(>_<)

もともと
「リハももう数曲バランス取る為にやるだけやし3時入りでいいのでは?」
とか言うてたけど、
「初めての小屋は何があるやらわからんから早めに入った方がええって!!」
ということで正解!!
3時に入っとったら間に合わんかったで〜

しゃーないからTAMAのんを使おうと思ったらネジがぎゅうぎゅうでキツくて回らん(>_<)
これ大きさかネジ山が絶対おかしい!!
秘密兵器の工具にチューニングキーを挟んで無理矢理回す〜(笑)

この工具むっちゃ便利!!ドラマーの必需品です!!

しかしこの便利グッズを使っても全くうまくチューニング出来ん(>_<)
しゃーないなぁ〜・・・こんなに抜けんスネアでプレイすんの久しぶりや〜・・・ってしたことあるっつうのが凄いな(笑)中国あるある・・・

シンバルもSilken とかいう見たことメーカーやけど、一応ハンドハンマードでなかなかよい!!

セッティング完了!!
今日はライド代わりに使う18インチを手前に持って来てみた〜

やっぱもう一枚左手前にクラッシュが欲しいところやけど、ないもんはしゃーないなぁ〜・・・(>_<)

ちなみにスネアのネジを買いに行ってくれてたオーナーが本番直前に戻って来たので急遽スネアを変えました!!

やっぱTAMAの8本ネジより名も無いメーカーの10本ネジの方が音が良い!!(笑)

ちなみにこの日からプログラムのシステムを一新!!

RolandのSPD ONEは音源がステレオと、それとは別にクリックがステレオで出力出来るので、全てのプログラムのソロパートをクリックの右側に、クリックを左側に変更!!

こうすれば3chをPAエンジニアに送ることが出来てバランスが取りやすい\(^o^)/
でも大作業だったのよ〜(涙)

レコーディングでこんなに民族楽器とか音いっぱい入れるからこんなことになるのよ〜
自分で入れたんやけど(笑)

本番!!
ヤオヤオ君の前説!!(笑)

この小さな街(失礼、日本で言うと名古屋ぐらいあるかも)にいっぱい集まって頂けました〜!!

ダイブ〜

男前!!

ドラムソロ!!

終わったらシンバルがお亡くなりになってました〜(涙)

お気に入りのSABIANのArtisanクラッシュを、割れたのを削って使ってたけれども、もうここまで割れたらしゃーないなぁ〜・・・

短い間やったけどええ音出してくれた〜繊細な薄いシンバルやのに過酷に使われて短い一生やったな、ごめんな(涙)
ヤオヤオ君が持って帰って宝にするらしいのでそこで余生を送って下さい〜

実はこのライブでは街中のドラマーが全員見に来てたらしい!(◎_◎;)
「オラが村にFunkyさんが来ることはもうないかもよ」
と思ったのかどうか、この日はスティックが全部売り切れて、明日折れたらもうなくなる〜(涙)

と思ったらジャストタイミング!!

日本のパール楽器さんから送ってもらってたスティックと、次のシンバルが北京に届いたそうな〜\(^o^)/

明後日を何とか乗り切ればその次はそれが小屋に届くな・・・
明後日の小屋にいいシンバルがありますように〜!!

打ち上げは近所のレストランで羊肉鍋!!

美味でした〜

2021年11月24日

Posted by ファンキー末吉 at:10:10 | 固定リンク

2021年11月22日

布衣2021年ツアー湖南省長沙

8時起きで2時間半かけて湖南省の省都長沙へ〜

今まで10日間も亜熱帯の広東省にいたので寒い〜(涙)

寒いと気分が滅入るし身体に力が入るのか疲れるのよね〜(>_<)

小屋がまた昨日ほどではないけどデカい!(◎_◎;)

例によってドラムをチューニングしてゆくのだが、ここのドラムはヘッドが薄いやつ使っててそれが古くなっててチューニング大変なのよ〜(涙)

なんとか組み上げた〜!!

シンバルは小屋のんを借りられたらいつも借りてるのだが、小屋の若いスタッフが「收费的(料金かかりますよ」!(◎_◎;)

そしたらヤオヤオ君がすかさず「じゃあ要らない」ってあーた(>_<)
持ち歩いてる最小限のやとあまりに手数が制限されてあかんやろ〜金かかっても借りようよ〜(涙)

とりあえずツアーマネージャーが取りに行って持って来てくれた。
あんましええのんじゃなかったら値切ったろ〜と思ったらむっちゃええのんが〜!(◎_◎;)
「これいくらか聞いて〜」「あ、もう無料で話つけましたんで」!(◎_◎;)上を脅したんか!(笑)

いやこんだけボロボロのセットをこんだけ鳴るようにして置いてくんやからシンバルぐらいタダで貸してぇな〜・・・

いつものようにPearlのステッカーを貼って完成!!
もうどこから見てもPearlのドラムセットです!!(笑)

そのまま楽屋でごろり〜

他のメンバーがやって来てリハーサルをして、いつものようにホテルに帰って仮眠をするのだが・・・

ホテルがこんな雑居ビルの中にあって、30階のビルなのにエレベーターが2基しかないので必然的にいつも大渋滞(>_<)

ホテルからの景色・・・香港に似ている・・・

香港のチョンキンマンション(重慶大厦)を思い出す〜・・・ああ香港行きたい(>_<)

またエレベーター待って会場へ〜(笑)

本番開始!!

この日はダイブが花盛り〜(笑)

男前!!

いえい!!

ドラムソロ!!

どうもありがとう!!!

ライブが終わったら昨日と同じく「夜猫倶楽部」?!(◎_◎;)
流行っているのか?!!!(◎_◎;)

中国でも日本でも若者の流行りは全くわからんのう・・・

とりあえず明日は現地オフなのでゆっくりメシ!!

湖南料理は辛いのよ〜(>_<)
四川料理は「麻辣(マーラー)」と言って、「麻(マー)」は山椒で舌が痺れる辛さ、「辣(ラー)」がいわゆる唐辛子で脳天にズキューンと来る辛さなのだが、ここ湖南では「麻(マー)」がなく、ひたすら「辣(ラー)」!!

名物の調味料!!(>_<)

極め付けはそれらをご飯に乗せてそのまま食べるこの「泡椒饭」!!

もうね、中国では「青椒(ピーマン)」というのは青唐辛子の一種で、日本ではその中の特殊な種類で丸くて辛くないのを指してピーマンと呼んでいるが、青椒肉絲なんかでも放っとけば辛い青唐辛子で出て来る(>_<)

そんな中でこちらの人は「ピーマン乗せご飯」として唐辛子を乗せたご飯を食べるのだ!(◎_◎;)

唐辛子は色々選べて、青いのが一番辛くなく、赤いのんから、黄色いのんが実は一番辛い(>_<)

このメニューがない店では、往々にしてこちらの人は最後のシメのご飯に、色んな料理に入っている唐辛子を乗せてもりもり食べる!(◎_◎;)

ヤオヤオ君、お前こちらの人じゃないやろ!!(笑)


翌日は武漢のコンサートが中止になったということで、ここ長沙にて現地オフ!!
まずやらねばならないのが洗濯!!

ツアーは洗濯との戦いなのよ〜・・・

こんな長いツアーが初めてのギタリストの小龍は、あまり服を洗わずにスーツケースに詰めていたら、開けたらそれはそれは臭い!(涙)

もうね、腐った雑巾より臭い匂いが蔓延してて、空港でセキュリティーチェックのおじさんが、開けた途端に顔を顰めてすぐに閉めたほどである(笑)

私はもう慣れているので、その日のステージ衣装は腐らないうちにその日のうちに洗う!!
問題は干すのが大変なのである。

連チャンだとTシャツだけを洗ってバスタオルに包んで、翌日乾いてなくてもそのまま来て乾かすのだが、こうしてオフの日は全部を洗わなければならない・・・大仕事である(>_<)

その後に街を探索に出たのだが・・・寒い(>_<)

毎回行ってた「龙虾馆(ザリガニ館)」(注:ザリガニも長沙の名物で、ここはそれをテーマパークのようにしたところ)はここにも支店があったけどもう飽きたのでパス〜

ちなみにザリガニ料理はこんなん〜

ザリガニは中国語で龍の蝦と書いて「龙虾(LongXia)」、これは実はロブスターのことで、ザリガニはそれに「小」をつけて「小龙虾(XiaoLongXIa)」!!
まあロブスターの小さいもんやと思えばそんな気もする〜・・・(笑)

まあそこは今回スルーして、隣に何と素敵な屋台村が〜!!

屋台村系では大勢で行った方が色んなものをひと口ずつ味わえて楽しいので、
「今日の昼メシはここにしよう!!」
とメッセを送って先に探索〜!!

ここの門の外にも中にも一軒ずつ臭豆腐の店があったので試してみなければならんじゃろ〜!!

臭豆腐というのは長沙の一番の名物で、納豆が大豆を発酵させたものだとしたらそれの豆腐版!!

通常はそれを揚げて、独特のタレに絡めて食べる!!
言わば「揚げ納豆の厚揚げ版」みたいなもんである!!(ようわからんか笑)

地方では黒いやつと白いやつがあるのだが、ここでは黒いやつだけで、白いやつは臭豆腐ではなく別の食べ物のようだ・・・

黒いやつの方が発酵度数が高いらしい・・・
納豆菌みたいなのが豆腐の周りに真っ黒になるまで付いたやつを揚げるのか?!(◎_◎;)

まあ納豆と同じで、臭いと思わない人は全く思わないが、臭いと思った人には食べられない代物である。

どちらが美味いか食べ比べ!!

まあでも街角で揚げてたやつが一番美味かったかな・・・

その他メンバーが色んなものも買って来てくれたのだが・・・

「じゃあFunkyさん食べるもの足りますか?!僕らは別んところで食べますんで」

!(◎_◎;)・・・なんでやねん!!・・・屋台村じゃなくちゃんとしたレストランで食べたいと・・・(>_<)

グレてやる!!昼からビール飲んでグレてやる!!

現地オフで昼間から屋台村でひとりでビールを飲む老人・・・(>_<)

2021年11月22日

Posted by ファンキー末吉 at:11:49 | 固定リンク

2021年11月21日

布衣2021年ツアー広東省広州振り替え公演

火曜日に予定されていた北京公演の追加公演も延期になり、そのまま広東省に残って、今日は先日ドタキャンになった広州公演の振り替え公演〜

懐かしいこの小屋(笑)

小屋のポスターは新しい日付のが貼られていたけど・・・

全体スケジュールを見ると、そうかぁ〜今日もどっかのバンドが入ってたけど何かに引っかかって来れなくなって、それでワシらがここに振り替えになったんやな・・・

今日のスケジュールに書かれている出演者のインフォメーションにある「巡演(XunYan)」とはツアーのこと・・・
こうして小屋自体が封鎖になってなくても、広い中国をいっぱい移動してるバンドには色々あるんやなぁ〜シミジミ・・・

さてドラムのチューニングとセッティング!!

先日はセッティングからサウンドチェックまでやってドタキャンになったからなぁ〜ひょっとしてチューニングもセッティングもそのままやと楽やのに〜・・・
と思ったらあれからもう6つバンドがライブやってたらしく、チューニングはぐしゃぐしゃ(>_<)

ちゃんとチューニング出来んのやったら弄るなよ〜(涙)
次からFunky印の封印貼り付けたろか〜(笑)

というわけで、まあゼロからよりは楽やったけど完成!!

そうそう、前回はヘッドの張り替えまでやったんやなぁ〜・・・シミジミ

さて、今回のホテルは会場から遠いということで、私とスタッフ、先に入る組は直接会場に入ってそのまま終演までホテルに帰らない。

PAエンジニアの海龍(HaiLong)は、振り替えを想定してたのか卓の全てをセーブしていて、呼び出すだけで前回の状況が・・・!(◎_◎;)

まあドラム単体の音が微妙に違うのはあるだろうけど、基本的に呼び出して立ち上げるだけで完了!!あっという間にサウンドチェック完了・・・

スタッフが「今日のサウンドチェックは早いですよ」と伝えたのか、残りのメンバーはホテルからギリギリに入るということで、一同は楽屋でひと休みまたり〜

そのソファーはワシが寝ようと思ってたのに〜!!(涙)

まあエンジニアをはじめ、ツアースタッフはミュージシャンより疲れていると思うので、寝なはれ寝なはれ!!
ワシは漢方薬飲んで元気〜!!(笑)

実は人よりも余計に仕事してるのよね〜・・・
この日は新曲のコーラス入れ!!

ツアーにレコーディングシステムを持ち込んでるから旅先で何でも出来る!!
すごい時代になったもんじゃ・・・!(◎_◎;)

本番開始!!(この動画の最後はこのライブの始まりの映像)

いつものようにヤオヤオ君の前説!!(笑)

いや〜いっぱい入った〜!(◎_◎;)

今の時代はバラードはペンライトではなく携帯のライトで〜

元気いっぱい62歳!!(笑)

ドラムソロ!!

そしておアホな観客のダイブ撃沈の映像(笑)

どうもありがとうございました!!

この日はコンサートが終わったら「すぐにステージ片付けて!!次のライブが入ってるから」って!(◎_◎;)
・・・ってかこのライブハウス2連チャンブッキングしとるん?!(◎_◎;)
渋谷のどっかのライブハウスみたいやのう〜(笑)

ほな物販サイン即売は今日は客席やのうて外でやるん?・・・ってか外出たら長蛇の列!(◎_◎;)

2本共(布衣も含めて)ほぼソールドアウトですと!(◎_◎;)どんなバンドなん?・・・って見たら楽器片付けてDJとダンスだけ?!(◎_◎;)

そりゃサウンドチェックも要らんし楽やわのう〜(笑)
・・・ってバカにしてるわけじゃないで〜彼女達はひょっとして50年楽しくドラム叩いて来たおっさんより苦労してやっとここに立ってるんかも知れん・・・

物販も何やら売り子も含めて華やか・・・

ワシらのが全然色褪せて見える(>_<)

問題は客層が全く違うことやな(笑)
髪の色とかファッションとか方向性は似てると思うんやけど

・・・ウソです!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!(>_<)

打ち上げでもデータの読み込みとか・・・いっぱい働くのう〜(笑)

2021年11月19日


Posted by ファンキー末吉 at:10:35 | 固定リンク

2021年11月17日

布衣2021年ツアー広東省东莞と中山市オフ

东莞(DongGuan)広州のお隣、昔は売春がむっちゃ有名な街で、东莞式というサービスの名前もあるらしい(知らんけど)けど、2008年の北京オリンピック辺りから摘発が相次いで、今では完全に地下に潜っているらしい・・・(だから全然わからん笑)

食の名物はガチョウ焼き!!

まあ広東省ではどこにでもある料理だけれども、これが脂っこい!(>_<)
ご飯にとても合うので、前回ライブ前についつい満腹になるまで食ってしまい、そのままドラム叩いてたら気持ち悪くなって吐いた(涙)

そんなこんなで今ではドラム前はメシを食わないようにしている・・・全てはこの街から始まったことである(笑)

さて例によって会場入りしてセッティング〜
この小屋にはドラムセットがいくつか転がってるのだがどれもガラクタばっかなのよねぇ〜(>_<)

今日は実はサウンドチェック終わったら北京の仕事でドラムのレコーディングをしようということになってるの〜
今までなら現地でレコーディングスタジオを借りなければこんな仕事は受けられなかったのだが、もう布衣は毎回ライブレコーディングしているので既にシステムが確立している。

ライブハウスのドラムでそのままレコーディング出来るのよ〜\(^o^)/

しかしドラムセットは選べない(>_<)
少しでもいい音でレコーディングするために、ガラクタの中から比較的状態が良さげなAMAHAが比較的マシなので組んでゆく〜

タムがもうひとつあるので全部セッティングして多点セットにしたいのだが、もうひとつのタムホルダーがTAMAのしかない(>_<)

YAMAHAは横に挿す六角でTAMAは縦に挿す丸型なのよ〜(涙)
・・・ってアダプターを横にすればええのか!(◎_◎;)

いや〜初めての経験(笑)

フロアタムはネジがひとつなく、他の太鼓のネジは長いか短いかでどれも使えない(>_<)
老板(オーナー)が探しに行ってくれたのが、「出来たぞ」と言うので見てみたら長いのにテープ巻いて使えるようにしとるし!(◎_◎;)

平行して昨日割れたシンバルを削りぃの〜

歪曲してたペダルをネジ全部外して直しぃの〜

結局セッティングに2時間近くかかっとるし〜(ステージより長い)・・・(涙)

多点セット完成〜!!

ちなみにサウンドチェックは、通常バスドラから始まってスネアからタムへとひとつひとつの音を個別に作ってゆき、シンバルまでいったら「全体で叩いて下さい」というのが世界どこでもそうであろう・・・

私は長年全部のタムとシンバルを組み合わせたこんなパターンを叩いていたが・・・

今回のツアーから変えてこんなん!!

これだと今回のようにひとつタムが増えても大丈夫〜
最近のように左にシンバルが増えると、左手でハイハットとスネアを叩きながらシンバル入れるのが難しい〜(>_<)

まあ慣れでしょう〜(笑)

いつものようにバンドで楽曲を数曲やりぃの〜新曲を練習して録音してラフミックス作ってみんなに配りぃの〜
終わってから2曲ほど北京の仕事でレコーディング〜・・・ってワシよう働くのう(笑)

全部終わったらもう客入れ〜そのまま楽屋に〜・・・ここもネコがいる(笑)

中国の小屋にはどこにもネコがいるのか(笑)

いるのだな!!(笑)

おい!!

楽屋はミュージシャンのもんやからな!!我が物顔で・・・

座席を陣取るんじゃねぇ!!

本番開始!!

ドラムソロ!!

むっちゃよく働いててもむっちゃ元気〜!!

終演後は即出でライブを見に来てくれた奥野 竜太郎の車に飛び乗って彼の住む中山市へ〜

奥さんが店をやってるというので飲みに〜!!

いや〜飲んだ飲んだ(>_<)・・・彼んちでこてん

目が覚めたらなんじゃこりゃ〜!!ここはどこ?天空の城かっ!!(◎_◎;)

さてと今日はライブもないし午前中はここで仕事しますか・・・

昼メシはトンカツ!!
いや〜海外では美味いトンカツにもなかなか出会えないけど、ここは日本人が多く住む街なのでレベルが高い!!

写真

昼は温泉!!

夜はマグロ!!

いや〜むっちゃリフレッシュしたけど金が続かんので帰る!!(>_<)

2021年11月14日

Posted by ファンキー末吉 at:10:53 | 固定リンク

布衣2021年ツアー広東省珠海

深圳から朱海までは河口を挟んでぐるりと向こう側にある・・・

本当は船で行けば近いのだそうだが、ツアーは飛行機や船など欠航が心配なものには乗らず、大回りしても列車!!

例によってそのまま会場入りしてチューニング〜!!

さて、またタムのチューニングの話・・・
タムをよく鳴るようにチューニングした場合、音程によってはスタンドの共鳴して、振動で打ち消しあって鳴りが止まってしまう場合があります。

そんな場合はタムをホルダーに挿す長さを長くして共鳴する周波数を避けるわけですが、そうするとこのようにタムを斜めにセッティングするように〜・・・

完成形!!・・・今日もシンバルが多い〜
左が小屋のジルジャン、右が私のセイビアン〜

ところが小屋のシンバルは割れたのをちゃんと削って使ってるし〜!(◎_◎;)

これね、割れたらすぐに削らないかんのよ〜
そうしないとひび割れがどんどん広がってゆく〜・・・

削っとけばそのまま使えるし〜
でも当然ながら音は変わる!!
形が変になるとその分倍音が出て、ここまで削るとクラッシュというよりはチャイナシンバルのような音になる・・・

まあ音色は人の好き好きなので、私は好きなので自分のシンバルも削って長く使うのだが、中国で自分以外でこれやってんの初めて見た(笑)

・・・と思ったら本番中に自分のシンバルも割れてることに気付く〜!(◎_◎;)

しゃーないなぁ〜・・・けど叩かんわけにはいかんしのう〜(>_<)
心が揺れながらもドラムソロ!!

ソロ2ではどんなん叩こうか決めてなくて、その場で「そうだ、ライドのカップでパラディロルフレーズをやってみよう」と思ったら崩壊して(笑)「うわー!!」となったらまた何やら新しいフレーズを叩いとるがな!(◎_◎;)

これは32分音符の3拍フレーズか?・・・この速さではやったことないのう〜・・・アドレナリンがなければ叩けん(>_<)

手はRllrrLrrllRの3拍、足は6連っつうのはもう慣れたな!
いつでも出て来る\(^o^)/

ステージ写真!!

いや〜前回は小さな小さなバーで、動員数もむっちゃ少なかったけどこんなに大きくリニュアル!(◎_◎;)

さて、ここ珠海はマカオのお隣、海に面しておりますので前回は海鮮料理をご馳走になりましたが・・・今回はスッポン鍋!(◎_◎;)

・・・ってスッポンって海鮮か?海で獲れるんか?(笑)

この牛肉は広東式!!

牡蠣がむっちゃ美味しかった〜(涙)・・・って牡蠣ってこの辺で獲れてるのか?(笑)

いや〜ご馳走様でしたm(_ _)m

小屋のネコの写真は本文とは全く関係ありませぬ(笑)

2021年11月13日

Posted by ファンキー末吉 at:09:03 | 固定リンク

布衣2021年ツアー深圳

いや〜広州から動くな言うんやからしゃーないなぁ〜・・・

というわけでツアー再開!!
深圳へ〜!!

深圳の小屋がまたデカい!(◎_◎;)

楽屋も豪華!!

ソールドアウトだそうです!(◎_◎;)

この小屋はJazzなどもやってるらしく、おそらく前のライブはJazzライブで、ドラム台もなく平台にステージ左右にピアノとドラムみたいなセッティングだったのだろう・・・
ドラム台を設置することから始まる(笑)

私はその間チューニング!!

普段サウンドチェックには来ないカメラマンも珍しく入り時間から来て撮影・・・
と思ったらワシのチューニングショットを次のライブの宣伝に使っとるし〜

「食べながらチューニング〜」・・・ってあーた!!駅から直行してるからメシ食うヒマもないのよ〜バナナ食いながらやってた〜(笑)

さて今回はちょっとタムのチューニングの話・・・


ドラムセットの中で一番チューニングに時間をかけるのがタム!!
何故なら音の長さが一番長いのでチューニングが悪いとワンワンと変な共鳴したり全く鳴らなかったり・・・

・・・ってドラマーのほとんどが勘違いしているのが、
お気に入りのCDとか聞いて「こんな音にチューニングしよう」・・・ってそれ無理!!

あれはレコーディングで加工された後の音であって、それでズドンと重い音がしてたりサスティーンも程よく短かったり・・・

生音をその加工された音にしたいと思うから、ベタベタとガムテープ貼ったり、よくあるのが全てのタムをベコベコに緩くチューニングしたり・・・

太鼓なんやから強く張らないと皮は鳴ってくれんよ〜
張力がない状態で叩くからヘッドがベコベコに凹むのよ〜

それにガムテープとか貼ったら鳴らんなるでしょ〜
それに音の長さとガムテープはあんまし関係ないのよ〜

音を短くしたいからガムテープ貼る人が多いけど、実際貼ったからといって音の長さにはあまり関係ない。
私はほぼ貼ることはないが、どうしても貼る時というのは倍音が多すぎてカランカラン言い過ぎる時・・・

そう、音を短くしたいからガムテープを貼るというのはどんどん「鳴らなくしている」に過ぎない。
「ほなヘッドではないガムテープ叩いとけ!!」と言いたい!!(笑)

その昔は日本でも、コンサートなんかの時にはガチガチにミュートさせられてたりした時代があった。
タムの音が長いと色々調整が難しいからね・・・

幸いツアーメンバーのエンジニアはタム本来の長い音が好きなので(時々その低音でハウリング起こすけど(>_<))、遠慮なくそのタム本来の音が鳴るようにチューニング出来る・・・

そう、タムだって「太鼓」なのだから「ドーン」と音は長いモノなの!!!

そしてそれぞれの大きさのタムにはそのタムが一番鳴る音程がある!!
小さいタムで低い音を出そうと思ったって無理だし、逆に大きなタムをギンギンにキツく張っても音は鳴らない。

要はそのタムが一番鳴る音を「探す」!!それががチューニング!!

そして、太鼓を並べてるんだから、ひとつを叩けば他が共鳴する。
それがイヤだから鳴らなくするのは本末転倒!!

ひとつのタムの音はそれを叩いて他のタムが共鳴しているのを含めて「そのタム」の音!!
そう、だからそれぞれの音程差を共鳴して気持ちいい音程差にチューニングしてやる!!

日本のメインセットX.Y.Z.→Aドラムは、タムの口径を全部偶数、8、10、12、14、16にしているが、14インチはスネアの大きさと同じなので、それを避けて12、13、16というセットが日本では多かった。

困るのよね〜(>_<)

理想の音程差は4度、真ん中のタムが「ド」だとしたら上は「ファ」で下は「ソ」というのが理想だと思ってるけど、なかなかそうは思い通りに落ち着いてくれない。
特に12と13は口径が近いのでそんなに音程差を開けない。

だから結局「ド」と「ミ」みたいになって、フロアが「ソ」だと三和音みたいになって「調性」が出来てしまったら曲中でどうなんだろう・・・
と思うけれども、タムってティンパニーとかと違って、そんなに厳密に音程が固定されないので大丈夫!!

なぜ音程が固定されないかというと、ティンパニーと違って裏の皮があるからだと思うのよね〜

通常裏の皮には表よりも薄い皮を使い、同じタムの上下の音程差は打面の方が裏面よりも低くなる。
そうすると(そう厳密ではないけれども)裏面の音程から打面の音程に音がベンドして下がるようなチューニングになる。

また人間の耳は都合よく出来ていて、「ドミソ」なんだなと思うと、そのベンドして下がる音程の中からその「ドミソ」の音程を探して来てそれで満足している(笑)

まあどんな音程でもいいから「同時に鳴って気持ちいい」これで大丈夫!!
語学の勉強と同じで、チューニングも「完璧主義」は毒です!!

昔はレコーディングだといって5時間ぐらいチューニングしてたことあったもんなぁ〜(涙)

そうそう、その時は「このチューニングにしてやろう」と気負ってやっていた・・・
違うのよね〜人間が太鼓に「こうしろ!!」と言ったところで太鼓は聞いちゃくれない・・・

「太鼓さん、どうなりたいですか?」
と聞いてそのようにチューニングしてあげることが大切なのです!!

太鼓さんも人間と同じで、そんなにそれぞれが完璧なもんじゃない。
その中でその太鼓が一番鳴るように、つまりその太鼓の個性を精一杯に引き出してあげることなんですな・・・(ええこと言うた!!笑)

さて具体的にどのようにチューニングをするかと言うと、私の場合はまずドラム椅子の上にタムを乗せる。

昔は全部を床の上に並べてやってたけど、椅子の上に載せればフロアタムの足とかを外さなくて済む(笑)

そして全ての貼り具合を同じにする・・・つまり「どこを叩いても同じ音程」にチューニングするわけであるが、これがなかなか思うようにそうなってはくれない(>_<)

ギターの弦とかと同じで、強く貼った状態を緩めながらチューニングするのではなく、緩く貼った状態を締めながらチューニングする。

私の場合「ロック」をやるわけだから「ズドーン」と低い音で鳴ってくれたら嬉しいのだが、ヘッドが死んでる状態だと低いところではなかなk落ち着いてくれない。

特に緩く貼った状態で叩いたりしたもんだから打面が凹んでいる場合などはなおさらである。
その部分がべこべこになっているわけだから当然ながらその部分は同じ貼り具合、つまり同じ音程にはなるわけがない。

だから「倍音」が出るわけである。
それを手っ取り早くガムテなどを貼って「鳴らなくする」のであるが、私はそれを嫌ってなるだけ貼らずにチューニングだけで鳴るようにする。

そもそもがティンパニーと違って、ネジの辺りをトントンと叩いたって色んな倍音が聞こえて来て、高くしたらいいのか低くしたらいいのかようわからん(>_<)

そこで頼りにするのが、チューニングキーの「手応え」である。

巷にはその力の入れ具合を数値化する便利なチューニングキーも発売されているが、正直言ってあまり「使える」モノではないと思っている。

なぜなら、(まあ私が年間100本行っているライブツアーの状況では特に)ライブハウスのドラムのネジが錆びてたり曲がってたり、まあ厳密に言うと土や埃が入ってたりしても手応えって変わるもんだと思うのよね〜

大体の目安にはするけど、全面的に頼りには出来ない!!

なぜならば、大体の場合、8本(タムによっては10本)のネジが全部「ちゃんとした」ネジであることはほぼない!!
あるネジは手応えはキツいのに実はそんなに強く張られてなかったり、あるネジはもう緩んでるのにその部分の音程が高かったりする・・・(>_<)

まあヘッドとタムのリムとの馴染みとか、そこには色んな要素があるのだろう、ともかく
「言うことを聞いてくれない子には、その子の言うことを聞くしかない!!」

ひとつのネジを絞めると、その向かいのネジの音程にも影響したりするし、時にはそのネジのところを締めたら隣のネジの音程も変わったりする・・・

まあチューニングの基本は、「対角線上に締めてゆく」のであるが、もうこれも厳密ではなく、「基本」はそうなのだが私の場合は「手当たり次第」にイジってみて、あるネジの時にいきなり「音が長く」なるようになる時がある・・・それを狙うのである!!

それを繰り返すことによって倍音がどんどん少なくなり、ひとつの音程が長くなるようになって来る・・・

「大きな音で鳴るようにする」ということはすなわち「長い音が鳴るようにする」のと同じなのよね〜

そういえば最初にウェインデイビスのトータルアクセススタジオでレコーディングした時に、ウェインが「ヘッドの表と裏の音程を同じにチューニングしろ」と言ってた・・・

厳密にはヘッドの厚さが違うので無理なのだが、「長く音が鳴るように」ということなんだと理解している。


さてこうして私の場合フロアタムから順に大きなタムから小さなタムへとチューニングしてゆくのだが・・・

フロアタムが出来たら次はLoタムをやって、その音程差を聴きながら微調整・・・

3つのタムを叩いて、ひとつを叩いたら他がいいように鳴ってくれる状態で完成!!
もうここで既に力尽きてます(>_<)

あとはしゃがみ込んでバスドラのネジを大体同じぐらいの手応えで締めてバスドラは終わり・・・
本当はこれも本格的にやったらキリないのだけれども、バスドラは他の太鼓と違って、フットペダルで踏んだ瞬間にそのままペダルで皮がミュートされている
(他の太鼓は叩いたらスティックがすぐに皮から離れている)
ので、音が一番短いのでもう適当に(笑)

スネアも本当はゆっくりやったらキリないのだけれども、裏は大体の手応えで、表は同じように全てを同じ音程にしてやって完成!!

いや〜2時間近くかかった〜(涙)

左にライドを置くのが定番になりました〜

スタッフは私のチューニングの状態を見ながら、ホテルで待機しているメンバーに何時頃来ればいいのかを指示・・・ぼちぼちとメンバーが集まって来てサウンドチェック!!

1週間空いたら感覚が全てリセットされてるし〜(涙)

休みの間にプログラムの音量バランス変えていたのだが、いざリハでやってみると「これ構成が違う!!ドラムソロ用のやん(>_<)

間違ってバウンスしたのだと思って元のデータに差し替える・・・
「あれ?!また構成が違う!(◎_◎;)」

焦って何度かやり直してるうちに発覚!!プログラム番号ドラムソロのんを再生してるやん!(>_<)

最近はサウンドチェックでは新曲の練習〜いつものように録音してメンバーに聞かせるのだが、
「あれ?クリック出すのと録音ボタン押すのってどっちが先やっけ?・・・って録音ってどれ押してするんやっけ?」・・・(笑)

もうね、全く「ゼロ」に戻ってるし〜(涙)・・・ツアーあるある〜

本番でもアンコールでのドラムソロが何やら違う!(◎_◎;)
叩きながら「あれ?あと一段落何かあったような・・・いつも何叩いてたっけ」・・・(笑)

楽屋ではメンバーが「ソロもう終わるのか!(◎_◎;)」と大慌てしてたと言う・・・(笑)

ドラムソロ映像〜

ステージ写真〜・・・いや〜いっぱい入ったなぁ・・・

煽る!!

エンディングのギター投げ!!

この日はアンコールの最後の曲で、ギターのメロディーが入る部分をギタリストが間違えて半音上を弾いてしまったという大ポカ!!

ロードムービーでそれを公開されてるし〜(笑)

まあそれもこれもツアー!!こうしてまたツアーが無事に再開されました〜!!

2021年11月12日

Posted by ファンキー末吉 at:06:29 | 固定リンク

2021年11月11日

布衣2021年ツアー福建省福州〜広州ドタキャン

10日で8本ライブもあと2本を残して待望の移動日移動オフ!!\(^o^)/

ツアーでドラム叩くことは別にしんどくも何ともないけど、やっぱ大変なのはこの広い中国大陸の移動なのよ〜

特に毎週末3連チャンの乗り打ちは大変〜
今回は杭州から始まって福州、広州と移動が遠い!!(>_<)

今日は7時起きで3時間移動、明日はきっと6時起きで5時間移動・・・
その前がこの地図のように近場を移動してただけに落差で大変さも増した感じ〜・・・

高速鉄道の中はこんな感じ(笑)

私だけ元気!!このスキにライブ録音のラフミックスを作っております〜

まあ週末3連チャンは仕方ない!!
大きな小屋は動員数の多い週末に回っとかなな・・・って福州の小屋はむっちゃ小さかったのでは?

昨日の杭州と明日の広州の中間点やから小さくても土曜日にブッキングしたん?・・・と思ったらこの小屋もリニューアルして大きくなってるし!(◎_◎;)

オープンして間もないん?
それともいつもは他のイベントやってて、バンドの時は毎回ゼロからステージ組むのか知らんけど・・・

ガタが来てるのはメンバーだけではない!!
どうやったらこの硬い素材が曲がるんか知らんけど、いつの間にやらフットペダルが反ってしまってる〜(>_<)

原始的に体重をかけて反対側に反らせる〜

バスドラのヘッドが凹んでるのを発見!!
エンジニアの海龍がすかさずライターで炙る!(◎_◎;)

いや、話には聞いたことあるけど・・・凹んでる部分を炙ると直るって・・・
でもやるのんは初めて!(◎_◎;)

結局そんなに変化もなくセッティング〜
今日は右側のタムはちょっと手前に〜その方がその向こうにセットするクラッシュが近くなるし〜

そしてバスドラが斜めなのはドラム台が小さ過ぎてマイクスタンドが置けないため。
ツーバスならもっと斜めにセッティングして身体はちょうど真前を向くことになるのだが、ワンバスで斜めだとちょっとキモチワルイ(>_<)

本番!!


元気いっぱい!!(笑)

ドラムソロ!!

実はもうひとつのカメラがLaoWuの様子を捉えてた!!
名付けて「ドラムソロの時ボーカルは何をしているのか?」(笑)

いや〜笑えるわぁ(笑)

ロードムービー

というわけで流石に次の日は朝早いので早く(でもないけど)寝て・6時起きで広州へ移動〜

広州着〜・・・暑い(>_<)

14時に着いたらそのまま会場入りしかない!!
あたふたとセッティング〜

ところがチューニングしてたらタムの裏が敗れた〜(>_<)
こんなん初めて〜・・・・

ヘッドが届くまで他のんセッティングして、ヘッドが届いてから張り替えてセッティング完了!!

さあ今日も叩きまくるぞ!!・・・と思ったら・・・

中止?!(◎_◎;)

ワシらか誰かが陽性者の通ったとことかとニアミス?・・・詳細はわからんが、PCR検査して休んどけ、と・・・

まあ休むんはありがたいけど、これが出来る国は強いわのう〜
銀川でもたった一例の陽性者で数千人隔離したからのう〜・・・(友人は今でもまだ家から一歩も出られんと)

しゃーないなぁ〜・・・寝ますか(笑)

というわけで「ここから出るな」と言うんやからしゃーないなぁ〜・・・で今に至る!!

もうね、休んだから元気いっぱい!!
明日の深圳からツアー再開です!!

どれぐらい元気かと言うとこんな感じ・・・

無錫での写真か・・・笑えるのう・・・

布衣の曲で「不累(ブレイ)」というのは「疲れない」という意味で、メンバーがこんな動画を作って配布しとる(笑)
「この人ほんまに疲れません」やと(大笑)

ほんまに元気やなぁ〜なんか悪い薬でもやってるんちゃうん?
・・・はい、漢方薬を少し(笑)

おあとがよろしいようで〜・・・

2021年11月11日

Posted by ファンキー末吉 at:17:50 | 固定リンク

2021年11月10日

布衣2021年ツアー浙江省杭州

さて10日で8本ライブも後半戦!!
2日しかない最後の移動日である!!

3時間の移動だが、出発が遅いのでゆったりである〜

陽の明るいうちに杭州着〜普段ならもうサウンドチェックが終わってホテルに帰る頃なのでゆったりしてて嬉しい〜

アパート式のホテルにチェックイン〜

なんかLaoWuの親戚だか知り合いだかが奢ってくれる〜

メシ食い終わってそのままゆっくり寝ればいいのに窓の外には箱バンが入っているチェーン店の看板が〜

急に流行歌が聴きたくなってひとりでふらり〜Rolandの電子ドラムが置いてありました〜
(箱バンにあること多い)

箱バン演奏開始〜!!

こちらをチラ見しながら、私の録音したロックの名盤、許魏の曲を演奏し始めたのでそそくさと帰る〜
終演後に捕まって飲まされるのイヤなのよ〜さっさと帰って大事な用事があるし〜・・・

移動日は洗濯!!・・・次の日にはちゃんと乾きます!!(笑)

会場へ〜

いや、来たばっかで愛してるかどうかはわからんが(笑)

杭州の小屋がまた広い!!!(◎_◎;)

セッティング完了!!・・・こう見ると奥行きがないけれども左右に広いのよ〜

ドラムはYAMAHA!!
Pearlじゃないのよ〜(>_<)
パール楽器杭州工場の日本人スタッフ達が見に来るのに〜(涙)

しゃーないからPearlのステッカー貼って誤魔化そう〜そうしよう〜(笑)

開演!!・・・いや〜客が入った!(◎_◎;)・・・壮観なので何枚か写真を〜

吠える!!・・・ってドラム叩きに来たのか吠えに来たのか(笑)

男前!!

ドラムソロ!!

さてこの日は何やらお客さんのひとりがこの場でプロポーズするんですと!(◎_◎;)

祝福してバンドが歌う「我爱你亲爱的姑娘」
ええ曲作ったのう〜末吉(笑)

お幸せに〜!!

さてこの日はパール楽器杭州工場の日本人スタッフをライブに招待してたのだ〜
あと、杭州のドラムスクールで、日本で私が主催してたサマードラムキャンプにも生徒連れて来てくれたMistyさんも招待してたので一緒に食事〜

いやね、きっとMistyさんが奢ってくれるやろうに、そこに知らん人たち連れてったら悪いなぁとは思うんやけど、パール楽器の人ともMistyさんとも今日しか会えんからしゃーないなぁ〜・・・と思ったら前回も一緒やったと(笑)

すんまへん!!私を縁として今後ともいい付き合いをしていって下さいm(_ _)m

ところでここでパール楽器の人がひと言、
「完全にオープンハンドになってますねぇ〜」

!(◎_◎;)

そう言えばこのツアーが始まってからもう一切手を交差して叩いてないのに、誰からも「叩き方が変わりましたねぇ」とか言われたことがない(>_<)

さすがパール楽器の人は違う!!ドラムにとても興味があるのだ・・・!(◎_◎;)

ドラムを作る会社の人がドラムを愛してる、そんな当然のことが今の社会ってちゃんと出来てるんだろうかとそう思う・・・

YAMAHAのような大会社と違って、パール楽器はよくも悪くも「町工場」である。
千葉の片田舎(失礼)の小さな工場で、ドラムを愛する職人さん達が、本当に自分の愛する「楽器」を作り上げて世に出していた。

そんな工場に私たちモニターは出向いて行って、そんな職人さん達が作った新製品を試奏する・・・

モニターはその名の通り「製品のモニタリングするために楽器を提供する」という役割だったのだ。

意見を聞きながら職人さん達がなんかキラキラしてたのよねぇ〜

そんなパール楽器もメインの工場を台湾に移し、そしてここ杭州にも工場がある。
そしてここに駐在している日本人の職人さんは、ドラムの胴に20年間色を塗り続けている・・・

Pearlの最高機種は、ドラムの周りに色味の付いた素材を巻くのではなく、本体に色を塗る。
「だってそうでしょ、コップにガムテを巻いて叩いてみたらやっぱ音が違うでしょ。だから最高機種は胴そのものに色を塗るんです」
とその昔パール楽器の工場の人から聞いたことがある。

木に色を塗るのだから、乾いたら当然色味が変わって来る。
それを何重にも塗って、最終的にどんな色になるかを20年の経験で知り尽くしているからこそあの色のドラムセットになるのだ。

そう言えば深井くんって若いのがいたなぁ〜中国人の嫁もらった(シンパシーを感じている笑)・・・

「ああ、彼は今本社の開発部にいますよ」
適任じゃぁ・・・というのもこんなことが会った。

彼はここ杭州で中国人とバンドをやっていて、ここの小さなライブハウスで対バンライブをしたことがある。

そこで私のペダルを見てこう言ったのだ。
「ファンキーさん、フットペダルのカムを噛ませてないんですか?あれあるとないとじゃ踏み心地が全然違うでしょ」

とっくに失くした・・・(>_<)
そしたら彼はわざわざそのカムを送って来てくれたのだ!(◎_◎;)

ところが自慢じゃないが私は昔、パール楽器のモニター担当者にこんなことを言われたことがある。
「ファンキーさん、長い間モニター'して頂いてて本当にありがたいんですが、ひと言言わせてもらってもいいですか?あんたどのドラム叩いても音同じ!!(笑)」

まあ楽器奏者としては一番の「褒め言葉」なのだが(自慢しとるやないかい!!笑)、ペダルも同じ、別にどんな踏み心地でも全く気にしない(>_<)

私はドラムに色を塗って20年の職人さんにこう言った。
「深井くんがそうやって一生懸命開発したものも、あなたが20年間人生を賭けてこだわって来た色味も、ひょっとしたらドラム叩く人にとってはそんなに気にしないものなのかも知れませんねぇ・・・」

でもそれがあるかないかで全く違うのが「楽器」、いや「音楽」に関わるものは全部そうなのではないかと思う。

映画音楽もそうだった。
私がこだわって作った音楽の映画は中国で大ヒットしたが、その映画を見てる人にはそんなこだわりは一切わからない・・・

でもそれがあるから売れたんだと私は思っている・・・

ドラムのプレイだってそうである!!
次回のブログでは、言わなければ絶対にわからないドラムプレイの秘密、それがあるからこの表現力があるんだよというのを解説したいと思います〜

2021年11月5日

Posted by ファンキー末吉 at:05:45 | 固定リンク

2021年11月 9日

布衣2021年ツアー浙江省温州

台州から温州までは車で2時間ほどだということで、至れり尽くせり地元の人が車で送っていってくれることになった\(^o^)/

いや〜助かるのよ〜何せホテルをチェックアウトして、重い機材をタクシーに分乗して積んで、駅でそれを降ろして、また運んでセキュリティーチェックなどして、改札口が開くのを待って、開いたら列車に運び込んで、トランク置き場とか一番後ろの座席の後とか置けるところを探して置いて、着いたら降ろして、また改札口まで運んで、タクシーに分乗して機材積んで、会場で降ろして・・・

・・・っつうのがドアtoドアで出来るので嬉しい〜(涙)

温州みかんは日本では有名だが、実はあれは日本産のみかんのブランド名であって、ここ浙江省の温州とは何も関係ないらしい・・・!(◎_◎;)

むしろみかんは台州が名物らしく、たくさんお土産にもらって車の中で召す!!

ロードムービー

さて温州に着いて会場に向かうのだが、以前来たところと様子が違う・・・

以前は廃墟のような商業ビルの地下に会ったツアー歴代一番アンダーグラウンドで小さいライブハウスだったのに、連れて行かれたところはこんなオサレな街並み!(◎_◎;)

昔は事務所兼控え室みたいな部屋に隣接した小汚い(失礼)むっちゃ汚い小さな小屋が会っただけなのに、こんなオサレなバーがある!(◎_◎;)

その奥にはこんな立派な会場が〜!(◎_◎;)

もうドラムを隅っこにセッティングしなくてもええのよ〜(涙)

前回の会場〜

今日の会場は歴代で一番狭い・・・ だいたい12畳ぐらいでステージも狭いのでドラムを真ん中に置けない(>_<) しかしこのツアーの今までの経験では会場の大きさに関係なく同じ人数が来るのよな・・・ 聞くところによると予約だけで200人!(◎_◎;) だからPA席に金網???(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

それにしてもあんな小汚い(失礼)・・・いやむっちゃ汚いライブハウスで儲かってたのか?(笑)
それとも政府に潰されて借金して引っ越ししたのか?・・・どちらにしても立派なもんやぞ〜

セッティングだん!!

ドラムセットも昔と違ってむっちゃええヤツ!(◎_◎;)
何せ昔は寄せ集めで色が全部違ってたし〜(>_<)
色が揃っとるだけで感激や〜(涙)

ちなみにTAMAというドラムメーカーは日本3大ドラムメーカーのひとつですが、中国語で「Fuck your mother」みたいなけなし言葉を「他妈的××(タマーダ××)」と言い、「TAMAのドラム」がまさに「他妈的(タマーダ)鼓」と、まるで「Fuckin' drum set」と言われてるのと同じ発音!!

それがどうした?・・・いや、なんとなく(笑)

そしてサウンドチェックなのだが、ドラムを叩きながら客席でうたた寝しているヤオヤオ君とロードマネージャーのWenTao君を横目で見ながらドラムを叩きまくる〜・・・
(ドラムを叩いてるので写真を撮れなかったのが残念・・・笑)

本番が始まる前に彼らが私にひと言・・・
「なんでそんなに元気なんですか?僕らもうへとへとなのに」(笑)

はい、世界で一番元気な62歳!!今日も叩きまくります!!

元気いっぱい!!(笑)

お客さんも盛り上がってます!!

日本だと客が客席に上がって来るとは何事だ!!みたいな風潮があるが、中国ではこのようにダイブをする人がどんどん客席に上がって来る(笑)

ドラムソロ!!

終演後はこのオサレな街並みのちょっとお高そうな店でオーナーが奢って下さいました〜

儲かってるのか!!(笑)

いやいや素晴らしいことです!!
こうやって数年間いろんなところを廻って来て、こうして実際にライブをやってるところは軒並みリニュアルして大きくなっているが、その裏側で、昔に行った懐かしいあの街の小さなライブハウスは潰れてしまっていると聞く・・・

金銭面だけ考えたら、動員数の多い週末だけツアーをして、平日は帰ってのんびりしてた方が楽だし、結果的に週末の大きな小屋しかやらないバンドになった方が箔が付く。

昔仲間で先に売れてロックスターになったあるロック歌手がLaoWuに説教してるのを聞いたことがある。

「お前らいつまでもこんなアンダーグラウンドな小屋でやってるからダメなんだよ。もっと本数減らして大きなところだけやった方がイメージが全然違うだろ」

でもLaoWuはそれを聞かなかった。
金銭的にそんなに赤が出ないならこうやって小さな街の小さな小屋を廻る。

いちいち帰るぐらいならぐらいなら一本でも多くライブをやった方がいい!!
ライブはバンドの「根(Gen)」なんだ!!

平日に廻る小さな小屋は、往々にしてその小さな街のロックを愛するオーナーが身銭を切って開いてる店である。

例えばこんな店・・・

だからLaoWuはそこに行く!!

ツアーをやりたいバンドはどこにどんなライブハウスがあるのか、そこが果たしてロックが出来るのかどうかもわからない。
そんな時は「布衣のスケジュールを見ろ!!」ということになる・・・

そう言えば昔「カリスマ」っつうバンドがあったなぁ〜・・・

X.Y.Z.→Aが結成当初、どこに行ってもライブハウスにカリスマのポスターが貼ってあった。
「全県ツアーを廻ろう!!」となって、マネージャーが「〇〇県に果たしてライブハウスがあるのかわかりません」と困り果ててると、「カリスマのスケジュール見ろ!!」と言ってたなぁ・・・布衣も今中国のそんな感じ(笑)

残念ながら上記のライブハウスからお声がかからないということは、潰れてしまったかもしくは経営困難でロックなんかやってられなくなったのか・・・

でも今回の小屋のように運よく成功したオーナーには、こうして胸を張って奢ってもらう!!

バンドも神様でもなければオーナーも神様でもない。
平等に助け合って「ロック」という「文化」を一緒に作り上げていってるのだ・・・

布衣はゆく!!今日も名もない街へ!!・・・そこに「ロック」がある限り・・・

2021年11月3日


Posted by ファンキー末吉 at:21:31 | 固定リンク

布衣2021年ツアー浙江省台州

寧波からお隣の台州までは高速鉄道で1時間、
しかも乗り打ちではなく移動日!!\(^o^)/

ほんまツアーはドラム叩くのは別にそんなにしんどくないけど(しんどいけど)やっぱ移動が何よりも大変!!
乗り打ちだと休むヒマがないからなぁ〜

あと大変なのは機材の運搬!!
しかし駅まで地元の人が迎えに来てくれて数台に別れて乗車!!
これが助かるのよ〜(涙)

しかし迎えに来てくれた人の態度が一応に私に対して情熱的!(◎_◎;)

後にわかるのだが、ここの会場はいわゆるライブハウスではなく、ドラムスクールの中の発表会会場だったのよ〜!(◎_◎;)

20211109TaiZhou23.jpg

ドラムスクールと言ったけど、本当はギターとかその他色んな楽器を教える音楽教室、しかし日本と状況が違うのは、「教育」というものに対する考え方。

日本ではピアノとかバイオリンとか、クラシックの音楽に対しては「教育」と認識されているが、エレキギターやドラムなどはまだまだ「遊び」と認識されていると感じる。

この時代になって「エレキが不良」という時代の名残りさえ感じる・・・

中国もその昔私が初めて中国に来た頃にはロックは「精神汚染音楽」だったが、今では普通に「流行音楽」として認知されている。
(それだけ「ロックのパワーが落ちた」?・・・)

日本と違ってピアノもバイオリンもエレキギターもドラムも同じ土俵の「音楽教育」!!

そうなると、何か習い事をという子供達にとって、子供達がやりたい楽器ってバイオリン?・・・いやいや、ステージ映えするドラムでしょう!!(本当はドラムは裏方なんやけどな)

・・・というわけでドラムが一番人気の音楽教育なので、色んな音楽教室のメインはドラムなのである(驚いたでしょ?笑)

というわけでここのドラム教室には子供たちがバンド組んで(組ませて?)発表する場としてこんな立派なコンサートホールがあるというわけだ・・・

20211109TaiZhou8.jpg

ここの創始者というか、必然的に校長先生になるわけだが、彼がとにかく布衣のファン!!
そしてドラム教室をやってるぐらいだから私のファン!!

(この辺は爆風スランプやRunnnerでしか私を知らない日本人にはちょっと説明が必要なのだが・・・まあ「貴方の知らないところでこの人はこの国の伝説のドラマーになってる」ということです笑)

だから私をも上から下へともてなしが凄い!!(>_<)

実はそんな風なもてなしは苦手な私は、食事の写真も撮るのを忘れてさっさとホテルに帰った・・・(スマン)

ホテルにはハッピーブッダがお出迎え〜(笑)

20211109TaiZhou14.jpg

20211109TaiZhou2.jpg

もうね、食って寝て太ってるだけで金儲けの神様になったこの仏様が大好きなのよ〜
もう私は漢方飲んで痩せちゃったけど(>_<)


次の日の昼食、また高級料理で命懸けの接待をされるのかと思ったら、近所の行列が出来るローカルな店!(◎_◎;)

20211109TaiZhou1.jpg

メインメニューはこの豚肉と豆腐のお揚げを煮込んだスープ!!
そして酢豚に入れるような豚肉の唐揚げ!!

20211109TaiZhou15.jpg

だけどツアーメンバーにはイスラムがいるから豚肉はダメなのよ〜(>_<)

それではと出て来たのが茶碗蒸しのような〜・・・

20211109TaiZhou5.jpg

ところが実はエンジニアの海龍は、イスラム、痛風、アルコールアレルギーと三大苦(笑)と呼ばれていて、あと糖尿病を併発したらパーフェクトという言われている(笑)

大豆が入ってると食べたくないんですと(>_<)

私はと言えば、漢方の先生から「とにかく野菜を食え」と言われているので、レストランなんかでは野菜炒めとかを頼んでもらってそれをモリモリ食うのだが、ご覧の通りこの店には野菜がない(>_<)

そんな時のために私は八百屋とかコンビニで何かちょこっと食える野菜類を買ってレストランに行く・・・今回はプチトマト!!

20211109TaiZhou9.jpg

いや〜それ食って他のんちょっとつまんだらもう食うもんがない(>_<)

海龍を誘って二人で先にホテルに帰る・・・

20211109TaiZhou13.jpg

とぼとぼと歩きながら「食うもんがないんだよなぁ・・・」と悲しそうにひと言、
中国は日本と違ってイスラム教を信じる回族という民族もいるし、イスラムと接することが多いので食とかも上手くやっている場合が多いが、時にはこのようにイスラム(更には痛風)にとって全く食えるものがないこともあることはある・・・

私なんかは「野菜いっぱい頼んでね」と無理を言ってでも自分の食に合わせてもらうのだが、気を遣ってそれも言わないイスラムの彼・・・
そして私のようにここ数ヶ月しかそんな生活をしてない人間と違って、豚肉は生まれた時から食べれない彼・・・

なんかちょびっとだけ彼らの中国での生活を垣間見たような気がした・・・


さて会場入り〜
実はこの数日、ツアーではドラマーにとって大きな問題があった・・・

通算58本、途中2度ほどホームである銀川に帰って今回は28本出ずっぱり、それだけ分の物販とスティック(物販で売る分も含めて)を全部持ち歩くわけにもいかないので、足りなくなりそうになったら銀川から送ってもらうというシステムになっている。

ところがここに来て銀川が封鎖!(◎_◎;)

まあたった一例だけで街を封鎖する中国も凄いが、何より物販を送る拠点となっている、私がよく詰めていたあのドラムスクールが、たまたま封鎖された地区に入っていたのだ!(◎_◎;)

それゆえスティックも含めて物販を送ることが出来ない(>_<)

手持ちのスティックはもうあと数本になってしまい、折れたり落としたりしたら終わる・・・みたいな状況に陥っていたところ、予めここ台州に送っていた物販の中にスティックが入っていた!!\(^o^)/

20211109TaiZhou7.jpg
もうね、日本のパール楽器に連絡してすぐに日本から送ってもらう手筈を取ったり、もし間に合わなければ現地現地でその辺のスティック買って叩こうと思ってたから助かったのよ〜(涙)

セッティング!!

20211109TaiZhou20.jpg

ドラム教室やからシンバルとか備品には困らん!!(笑)
もうオープンバンドで左手でシンバル叩くことが多くなったので左にもライドをセッティングしてみた〜
問題はハイハットスタンドの棒が長すぎてシンバルを高くするしかないのよ〜(

20211109TaiZhou21.jpg

シンバル盛りだくさん!!

20211109TaiZhou19.jpg

オープンハンドのドラマーとなった今では、このシンバルセッティングが一番叩きやすいかな・・・
左手でライド叩いて、そのまま手首返して左側のクラッシュを叩ける・・・

本番開始!!

写真客席で水なんかぶちまけてたか?・・・気付かんかったが・・・

20211109TaiZhou3.jpg

ドラマー男前!!(笑)

20211109TaiZhou6.jpg

20211109TaiZhou10.jpg

20211109TaiZhou16.jpg

20211109TaiZhou17.jpg

20211109TaiZhou18.jpg

漢方薬飲んで元気いっぱい!!

20211109TaiZhou4.jpg

ってこんな写真ばっかアップしてたら「この人ドラム叩かんでステージ走り回ってんの?」と思われるかも知れんが、アンコールん時やからね〜(笑)

ドラムソロ!!

スティック落としまくるし〜(>_<)

でもSolo2では何か新しいフレーズ叩きよるのう!(◎_◎;)
スネアのダブルストロークが粒立ちが良かったのでいい気になってRllrrLフレーズを多用してたのだが、それを3拍フレーズRllrrLrrllにした後バスドラを6連にしとる???・・・ようわからんがアドレナリンが時々初めてのフレーズを叩かせる時がある・・・コピーしていつも叩けるようにしよう(笑)

ロードムービー!!

どうやらここ台州は、みかんと眼鏡で有名らしい!(◎_◎;)

中国で一番眼鏡が作られているのはここらしく、他所で500元(約8000円)する眼鏡もここだと30元(約500円)で買えるらしい・・・ってバッタもんやろ!!(笑)

というわけでスタッフメンバー全員眼鏡を買って、次の日からみんな伊達メガネをかけてるし〜・・・ひとりでこんなに買わんでええやろ〜(笑)

20211109TaiZhou11.jpg

20211109TaiZhou12.jpg

2021年11月2日

Posted by ファンキー末吉 at:04:56 | 固定リンク

布衣2021年ツアー浙江省寧波

気がつけばツアースケジュールが過密になり、10日で8本ライブというスケジュール!(◎_◎;)

まあ週末は3連チャンなのは毎度のことで、その3日目となると身体も疲れている・・・
早起きして高速鉄道3時間半の移動で乗り打ち〜

こんな時にどこでも寝られる私は本当にツアー体質なのだが、こいつのせいで今回は寝られん(>_<)

もうね、デブのキーボーディスト張張(Zhang Zhang)以来の大いびきやわ〜(涙)

でも漢方薬飲んでるせいか元気いっぱいで、会場までレンタルバイク〜

スマホで2元(約30円ちょい)払って指定位置にバイクを停めて会場入ってセッティング〜!!

会場によってドラムセットも違うし、ヘッドも古いのや新しいのや色々違ってチューニングの手間もそれぞれ違うけど今回は手こずった〜(涙)

何を叩いてもスネアのスナッぴーがザーザーと共鳴する(>_<)
エンジニアの海龍もやって来てあーでもないこーでもないとやっていくうちに、どういうわけかこのスナッぴーはぴったりとヘッドにくっついているのではなくちょっと浮いているのでは?と・・・

いや、見た感じはそうでもないけどなぁ〜・・・とスナッピー裏返したり色々やってたけど、試しにガムテープ貼ったらピタリと止まった!(◎_◎;)

本当はヘッドにガムテとか貼るのイヤなのよね〜・・・
でも時間もないしゃーないなぁ〜・・・でセッティング完了!!

左側のクラッシュはいつも会場のを借りるのだけれども、
(ない時は右のクラッシュを左に持って来る)
ダークシンバルが渋い!!

いつものようにハイハットの棒が長いので必然的にその上にシンバルをセッティングするので左が高くなる・・・

もうこれも慣れたな!(笑)
というわけでライブ開始!!

今日も吠えます!!

客席ではいつものように電車ごっこ(笑)

ドラムソロ!!

盛り上がりました〜!!

後に客席のカップルの写真が回ってきた〜!(◎_◎;)

いや〜甘酸っぱいなぁ〜(笑)・・・お幸せに!!

2021年10月31日

Posted by ファンキー末吉 at:01:49 | 固定リンク

2021年11月 5日

布衣2021年ツアー江蘇省蘇州

上海から蘇州はお隣なので高速鉄道で25分!!近い!!
そのまま会場入りしてセッティング〜

今日も電子ドラムとの複合セットなのよ〜

ドラムのチューニングに電子ドラムのプログラムエディットにレコーディングの準備と大変なのよ〜・・・

今日はちょっと電子ドラムのタムを変えてみた・・・
このTD50Xっつうのは生ドラムそっくりに作られていて、タムのパッドも小さいのがあるので今日はそれを一番右に持って来た〜

なぜかと言うと、ハイハットスタンドの棒が長くてその上にタムをセッティング出来ないので、パッドはなるだけ右に寄せたい〜

まあ小さいパッドでも音はフロアタム!!
単なる「スイッチ」なので大きさは関係ないのである(笑)

それと今日のスペシャルは叩いてプログラムチェンジするやつ!!

布頃の曲は基本的に1曲に一音色なので問題ないが、VisionRocksというひとりドラム曲を今日はオープニングでやらせて頂くということで、Rolandの人が「音色切り替え大変でしょう」ということで持って来てくれた〜・・・

さてこれでVisionRocks初の電子ドラムと生ドラム複合版!!

ちなみに2008年の初演バージョン、生ドラムのみのバージョンはこれ!!

電子ドラムのみのバージョンはこれ!!

まあこんな手拍子も出来ない曲を(笑)盛り上がりに来ているお客さんの前でいきなり演奏しても「呆然」やわなぁ・・・(笑)

その反動かライブは盛り上がったぞ〜!!!

電子ドラムと生ドラムの複合セットによるドラムソロ!!

いや〜Rolandの欧米支社の人も「こんなセット見たことない」と言ったという新しい使い方やな(笑)

その辺について、私をこの電子ドラムに引き込んだ張本人の、Roland中国の電子ドラム担当部長が熱く語ってます〜

これ見て部長さんが中国人の部下に「あんたが喋っててどうすんの!!ファンキーさんに喋ってもらわにゃ!!」とダメ出しされたと言うが(笑)、実はうちの同行カメラマン、本当は私にインタビューしたかったんやけど、でも取材嫌いで怖かったのか(笑)ドラムばらしてから「'ちょっと電子ドラムのインタビューを」とか言うから、
「アホか!!なんでドラムのある時に言わんねん!!」
と言ったら怖がって逃げた(笑)

まあ次に電子ドラムをセットした時にやろな〜・・・って今度いつになるんやろ(>_<)

はい、上記の動画で部長が熱く語っているのは蘇州の日本人街。
この街も日本料理屋はこの一本の道にぎゅっとかたまっていて、なんか他の街も真似するような有名な日本ストリートになってるんやと・・・

この前来た時からリニュアルしとるし〜


その中で、夜中に開いてる沖縄料理屋さんをブッキングして下さいました〜

女将さんが「アンタ久シブリネ〜」と握手を求めて来る・・・!(◎_◎;)
昔ここでライブやった時の打ち上げもこの店やったのね〜リニュアルしてたけど・・・

Rolandさん御馳走様でした〜いい経験をさせてもらってどうもありがとう御座います!!
またどっかでこのセット叩けるとええな〜・・・

2021年10月30日

Posted by ファンキー末吉 at:11:50 | 固定リンク

2021年11月 2日

布衣2021年ツアー上海

上海着いたらお迎えが来て問診へ〜(笑)

その後そのまま居酒屋勝に直行〜みんなの到着を待つ・・・

それにしても勝山はん、
「ツアーメンバー9人やけどええの?」
と何回も聞いたのに
「LaoWuには世話になっとるから酒でも肉でも刺身でも何でも食べて行って下さいと太っ腹!(◎_◎;)

長崎で自分で釣って来たというイカの姿刺しが絶品!!

ブランド牛の長崎牛!!・・・どうやって持って来たんやろ(笑)

大好物の馬刺し!!

刺身、その他!!


世話になった分と世話しとる分の差が激し過ぎるやろ〜(>_<)

ワシはみんながアイスクリーム食べ出した頃撃沈!!(笑)

後で聞くと、ワシが寝てるままそのまま小一時間ほど大騒ぎしてたらしいです〜(笑)

次の朝、二日酔いで目が覚めたらツアーメンバーのグループチャットにマネージャーからメッセが入っとる・・・

「昨夜夜中の1時に飲みに行った人いるでしょ!!自分で申告しなさい!キー!!」
と怒ってらっしゃる・・・
「あ、僕は外滩にちょっと観光に行っただけで・・・」
とベースのDaWei・・・
「嘘つくんじゃないわよ!!キー!!」
なんとどこから入手したのか夜中に彼がバーで飲んでる動画を送りつけて来る!(◎_◎;)

「言ったわよね!!翌日ライブの日はゆっくり休みなさいってキー!!」
って高校生かい!(笑)

・・・というわけで会場入りしてセッティング完了!!

と言いたいところが実は電子ドラムがまだ届いてない(笑)

なんかトランポが会場1kmのところで警察に捕まったんですと!(◎_◎;)

仕方ないので生ドラムの部分だけ先にサウンドチェック〜
してるうちに届いた〜!!

相変わらず壮観やなぁ〜・・・

デカいステージではむしろ普通か?(笑)

今回特筆すべきは、叩いてプログラムチェンジが出来るっつうヤツ!(◎_◎;)
しかし残念ながら調整する時間ナシ(涙)・・・明日から使ってみます〜

左側はもういっぱいいっぱいで置く場所はここしかないのよ〜
明日はまた組む前から考えてみよう・・・

配線も複雑・・・

実はこのセッティング、ハイハットの右側に右のバスドラを鳴らすツインペダルと、そして電子ドラム用のバスドラのペダルがあり、オープンハンドのドラマーじゃないとちょっと叩くの難しいかな・・・

エレドラ部分も、タムが全部正面より右側にあることになり、これもわざわざ右手でハイハットを叩いてたのでは遠すぎて叩けない。

オープンハンドの練習を始めた時にちょうどこの電子ドラムの話が来たのも「縁」やな。
もし時期がずれてたら、少なくともこのセッティングは思いつかん(笑)

本当は銀川からオープニングアクトのバンドが来る予定やったけど、銀川でコロナが発生したため来れなくなった・・・

来れててもこのセットは叩けんかったな(笑)

さて、この日は北京に続いてソールドアウト!!
1000人近く客が入ると言う・・・

本番開始!!

お客さんもいっぱい入りました〜!(◎_◎;)

漢方薬飲んでるから元気いっぱい!!(笑)

ドラムソロ!!

いや〜アンコールのおアホなプロレス技も、デカいところでやると感動的なドラムソロに聞こえるな(笑)

ロードムービー・・・今回はハーモニカのゲストが来てくれました〜
あと銀川の仲間が開いたバーのレポートと居酒屋勝!!

勝山さんお世話になりました〜

2021年10月29日

Posted by ファンキー末吉 at:12:07 | 固定リンク

布衣2021年ツアー江蘇省無錫

同じく江蘇省の無錫までは高速鉄道で1時間足らず!!

しかも移動日と現地オフでほぼ二日も休みがあるという天国のようなスケジュールです〜(笑)

無錫には何度も来てるけど、やはり他の街にはない日本人街には行っとかないかん〜

あと行ってみたいところがあったのだが、ブログを探したけど見つからん(>_<)
年末のドラムイベントで無錫に来た時に、今まで来たところと全く違う中国の古い街並んとこでライブやったのよね〜・・・

こうやってすぐに忘れるから毎回苦労してマメにブログにアップしてるのに〜(涙)

・・・と思ったら今回泊まってるところが偶然そこだった!(◎_◎;)

素敵な街並です〜

なんか至る所に「黄蟹粉面」という美味しそうな看板を見かけるので食べてみた〜

太湖という有名な湖があり、そこの蟹が名物で、なんと秋である今が一番食べ頃なのだそうで〜

蟹味噌混ぜ麺!!!美味しく頂きました!!

実はこの日に雲南で結んでもらったカラフルな付け毛がぽろっと取れてしまい、せっかく時間があるのだからと美容室を探しに探して、やっとひとつだけ付け毛をつけてくれるところが見つかった・・・雲南以外ではなかなかないのね(>_<)

その日は付け毛つける人がいないということで翌日ライブ前に予約して行って来た〜

いや〜美人でびっくり!(◎_◎;)

余韻も冷めやらぬうちにライブ!!

ドラムソロ!!

実はライブ後にまたひとつ付け毛が取れたのよね〜

・・・というわけでもう一回付け毛つけてもらいに行って来たけど〜
別にお姉ちゃんに会いに来たわけちゃうで〜これやってくれるところホンマになかなかないからやで〜しゃーないなぁ〜・・・(笑)

2021年10月27日

Posted by ファンキー末吉 at:03:52 | 固定リンク

2021年10月27日

布衣2021年ツアー江蘇省南京

3連チャン最終日の南京への移動〜駅には猫がおった(笑)

駅員さんの話によるとかなりの老猫で、メシもらう時以外全く言うこと聞かんらしいが・・・
(ネコなんてそんなもんか・・・)
じゃらしてみたら食いついたぞ!!頑張れ老猫!!まだまだ若いぞ!!・・・お互い(笑)

また会場着入り〜実はこの南京からRolandさんが電子ドラムを持って来てくれるので、生ドラムと合わせた複合セット!!

右側は生ドラム部分〜

左側は電子ドラム部分〜

壮観である!!(笑)

これをくるりと回って叩き分けるわけだが、実は足が結構忙しい(>_<)

同期出しにエレドラのプログラムチェンジに録音・・・左手も結構忙しい(笑)

配線も複雑!!

かっこよかろ〜(笑)

開場!!

ライブ開始!!

ドラムソロ!!

この電子ドラムに関するドキュメント映像〜

次の無錫ではドラム台が小さくてこのセットは乗らないのでその次の上海でまたお目見えします〜楽しみ!!

2021年10月24日

Posted by ファンキー末吉 at:14:37 | 固定リンク

2021年10月26日

布衣2021年ツアー安徽省銅陵

同じ安徽省の阜陽から次の街銅陵までは、省都(県庁所在地みたいなもん)の合肥経由で2時間ぐらい。

出発がもうちょっと遅いと昼メシ食ってから、もうちょっと早いと着いてから食うのだが、このようなスケジュールでは大体駅で簡単に済ますことになる・・・

鶏肉好きのバンマスLaoWUは、
「駅の食堂などは高い上に不味い!!ケンタッキーフライドチキンは美味い上に値段が外と同じである」
というポリシーの下、必然的にケンタで済ますことが多くなる(笑)

野菜を死ぬほど食うという最近の私には野菜のないケンタは辛いところであるが、持ち歩いているリンゴを食ってからケンタを頂く・・・

ハンバーガーよりも、このフライドチキンを甜面酱とキュウリと共に饼(北京ダッグを包むやつ)が美味!(◎_◎;)

着いたらすぐに会場入り〜

最近ではオープンハンドにもすっかり慣れて来て、右手でシンバルを叩くよりも左手でシンバルを叩く方が多くなって来たほどである。

例えばサビをライドで叩いて、歌メロに戻ると左手でハイハットを叩くことになるわけだけれども、ギターソロなんかだと引き続き同じライドとかではなく何か変化を加えたいところ・・・

右手でクラッシュを連打するという手法もあるけれども、それじゃああまりにもハード過ぎるなという時にやっぱ左側にもライドがあると便利なのよ〜

ドラムのセッティングが終わってメンバーが来るまで、色々ドラムを叩いて遊んでたら、結局汗だくになるまで練習しとる!(◎_◎;)

最近練習好き(笑)

さてリハが終わり、ホテルに帰って仮眠して起きて本番!!
気がついたら飯食ってない!(◎_◎;)

まあ満腹で叩いたら吐くからええけど〜

本番!!

ドラムソロ!!

人が一生懸命ドラムソロやっとる時に楽屋ではこんなんなのね(笑)

ライブ終了して帰ったら体重がまた減っとる!(◎_◎;)

そういや今日はあまりモノを食ってないような〜・・・

というわけで補充!!(笑)

店のオーナーがご馳走してくれました〜どうもご馳走様!!

ロードムービー

2021年10月23日

Posted by ファンキー末吉 at:10:09 | 固定リンク

2021年10月25日

布衣2021年ツアー安徽省阜陽

さて、人口が1000万人を超えてる!(◎_◎;)というのに高速鉄道も通ってない田舎町(笑)から、これまた名前も聞いたことのない田舎町への移動はやはり高速鉄道というわけにはいかない・・・

7時間の鈍行列車の旅!!

到着前には機材をデッキまで運んで到着を待つ〜

ツアーの何が大変って、ドラム叩くとかなんかじゃなく、この機材の山との大移動!!(>_<)

またこの駅がエスカレーターがないので担ぎ降ろし!(涙)

ちなみに横に荷物を転がす坂もあるけど、こんな重たい機材では逆に重すぎて無理!!

そして9人のツアーメンバーがタクシーに分乗〜

ところが、ガスで走るタクシーはトランクにガスのタンクがあって機材を積めないので、それぞれが抱いてタクシーに乗る・・・(>_<)

もう着いたらワシは寝る!!
ホテルがむっちゃオシャレな件について・・・(笑)

でも実はお隣の河南省から私の「生徒」とやらが来てヤオヤオ君とかは一緒に飲んでたとか〜・・・
(悪いから私には知らせなかったらしい)

昼メシ時にご対面!!

いや〜環境には悪いけど助かるのよ〜メシ代って結構バンド経費を圧迫するもんで〜感謝!!

さて会場入り!!

Livehouse という和製英語も最近では定着しているけど、元々は中国ではライブが出来るスペースのことを「酒吧(JiuBa)」、つまり「酒場」と言っていた。

日本で言うと「Jazz喫茶」がライブハウスの原点であったように、「ライブハウスで演奏する」というのは「在酒吧演出」、つまり「酒場でライブする」と言う。
日本語だと「今日は喫茶で」みたいなニュアンスだろうか・・・今日はその名に相応しい「酒場」である・・・

おそらく箱バンが入っているのだろう、端っこに置いてあったドラムを真ん中に持って来て、小屋のシンバルも足していつもの感じのセッティング〜

セッティング完了!!

中国ではどこでも大体そうなのだが、楽屋にはちゃんとビールもあります(笑)

いつものようにライブ開始までホテルで仮眠していざ出陣!!

盛り上がってます〜

男前!!

ドラムソロ!!

今日から乗り打ち3日間!!まだまだ元気です!!

2021年10月22日

Posted by ファンキー末吉 at:17:49 | 固定リンク

2021年10月22日

布衣2021年ツアー山東省临沂

さてと移動日!!・・・大移動である・・・

お隣の山東省の小都市「临沂(LinYi)」に行くのに、高速鉄道が通ってないので鄭州乗り換えの15時間の旅!!(笑)

元々は夜中の2時半に着く11時間半の旅だったのだが、山西省は水害で列車が遅れるので乗り換え時間30分では遅れたら乗り継ぎ出来ないので変更!!

そして見事に2時間遅れ!!(◎_◎;)・・・マネージャー凄いのう・・・

長治駅

長治駅では駅員さん(女性)が昨日ライブを見に来たとかで、私の荷物を運んでくれるだけでなく、全員をVIP待合室に連れて来てくれた!(◎_◎;)

カメラを向けるとピース!(◎_◎;)

鉄道のVIPラウンジ初めてや〜・・・

コーヒー飲んでまたり

遅れていた列車がもう着くという連絡を受けて、彼女はまた私の荷物を運んでくれる!(◎_◎;)
私のファンなのか?それとも敬老精神なのか?・・・

列車まで送ってくれて、途中のパスポートチェック(中国は今では「切符」というのがなくなってIDカード、私達外国人はパスポートをかざしてそれに紐付けされているチケット情報で列車に乗れる)もスルー!(◎_◎;)

とんだVIP待遇でした〜どうもありがとうm(_ _)m

往々にして中国では、まだ共産主義時代の名残りなのかはたまた中国人の性格なのか、それぞれの立場の人が威張っている場合が多い。

改札の人は威張り散らしてるし、検札の人も偉そうに「ほらID見せろ!!」みたいな人が多いが、この人からバトンタッチされた人は美女なのに優しい(笑)

なんと全員にお茶まで配られました!(◎_◎;)・・・しかも笑顔で(涙)

地縁、血縁、金しか信じない中国人は、友達(地縁)そして友達の友達は友達なのでそのためなら労を惜しまない。
だから友達がいなければ生きてゆけないし、その昔は友達さえいれば出来ないことはなかった・・・

中国がどれだけ先進的な国になってもこういうところが残っているのは嬉しいことです〜m(_ _)m

乗り換え駅の鄭州ではケンタにビール持ち込み(中国は基本持ち込みOK)で「揚げ物(ケンタのポテトも)に乾き物にビール」!!

美味い!!身体に悪い事ほど気持ちいいのである!!(笑)

寝台車は遠足みたいで楽しい〜\(^o^)/
って遠足で寝台車乗ったことないけど〜(笑)

寝台車にも软卧(ええぶん)の硬卧(悪いぶん)があって、今回は硬卧(悪いぶん)。
安かったのか?!安かったのだな!!(笑)

でも硬卧(悪いぶん)は3段ベッドで上段も中段も過酷らしいが(私は酔い潰れて寝るだけだから関係ないが)下段が一番いいらしく、それぞれ下段を取っているようだ・・・よく取れたのう〜

こてん

临沂着!!

そもそもどうして毎回毎回この高速鉄道も通ってないような田舎町(失礼)にやって来るのかと言うと、昔北京の院子(中国的長屋式住居)で一緒に暮らしていた仲間がいるのである・・・

真ん中のこいつ!!・・・名を蚊子(Weiz)と言う・・・きっと何たら文みたいな名前なのが、普通なら前に「小」を付けて「小文(XiaoWen)」とか呼ぶところを、「文」と「蚊」は発音が同じなので後に「子」をつけて「蚊子(Weiz)」と呼んでいるのだろう・・・

名は体を表すと言うが、なんかひょろっとしてて蚊みたいな面白いヤツである。

いや、別に面白いことを言うわけではなく、言われて見れば何が面白いのかよくわからんが、きっと顔が面白いのだ・・・おるやろ〜そんなヤツ・・・高校時代の隣のクラスにも「エロ本屋の亀井くん」っつうのがいて、やはり顔が面白くて好きやったなぁ・・・(笑)

そんな昔仲間のライブハウス・・・今回はリニュアルして大きくなったという話であるが・・・

まだ出来あがっとらん(>_<)

大きいは大きいのだが・・・

マネージャー曰く「まだ土埃が凄いからマスクしなさいよキー!!」
マスクしてライブやるんか?!(◎_◎;)水撒けよ水〜どうせ客入ったらドロドロになるんやろ〜

というわけでスタッフがまだ掃除中〜

楽屋はちゃんとしてる・・・っつうか楽屋から手を付けたんやな(笑)

事務所ってかドアの向こうはまだ荷解きも出来ていない・・・

・・・ってか蚊子(Wenz)〜お前このゴミだめのようなとこで暮らしとんのか〜!(◎_◎;)・・・大好きやわ!!(笑)

我がスタッフも早くから入って色々セッティングしてるのだが、
「今日はDIがないのでプログラムの音はレコーディング出来ません〜」
など色々不備は多い・・・

ドラムセットはあるけどシンバルはないという会場も中国には多く(シンバルはすぐ割れて会場の経費を圧迫するので)、ドラマーはこの広い中国をシンバルを持って移動しなければならない。

この会場も例に漏れず(笑)
布衣はPA機材も持ち込むので、重さ軽減のために最低限のシンバルだけを持ち歩いているので、今日は一番シンプルなセッティング!!

でも私に気を使ってかヘッドは全部新しいのなので嬉しい。
どんなメーカー品のドラムでもヘッドが死んでたらもうチューニングも何もあったもんじゃないのよ〜

ところが・・・

ドラム叩くと振動で上からホコリが雪のように落ちて来るのよ〜(笑)

ほんの数分でこんなん!(◎_◎;)

こりゃいくら掃除しても追いつかんやろ〜(笑)


ライブ開始!!

男前!!

心配そうにライブを見る蚊子(Wenz)
立ち姿だけで何となくおもろい(笑)

ドラムソロ!!

まさかの大ミス!(◎_◎;)本ツアー初!!ソロの構成を間違えてしまった(Jazz用語で「砂漠に行く」自分がどこにいるかわからなくなること)

ひとつ目のソロだけはシーケンスと一緒にやってるので決まった構成があるのよ〜
BメロとサビではLaoWuも歌で入ったりするのだが、よく間違うので全く信用していない(笑)
今回もサビの「ヘイ」を叫んでいるのだが、「また間違えよって!!まだBメロやろ?」と思ってたらヤツが正しかった!(◎_◎;)
気がついたらシーケンス終わってるやないの(>_<)

また悪いことに最後のセクション彼は自信がないのかいつも弾かないでサボるけど、今日に限って自信満々に弾いてて「あ、間違えた」と自分が間違えたと思ってた(笑)
言わんかったらずーっと自分が間違えたと思い続けてたことだろう〜

しゃーないなぁ〜地元名物の鶏肉ピリ辛炒めでも食って水に、いやビールに流してくれたまへ〜m(_ _)m

蚊子(Wenz)がいつも連れて来てくれるこの店のもやし炒めが美味しいのよ〜(涙)

山東名物!!小麦を焼いて作った「餅(BIng)」で何でも巻いて食べる!!
大きすぎやろ〜一個で満腹になるで〜(>_<)

それにしても自分はゴミだめのようなところで暮らしながら、こうして昔仲間がやって来たらこんだけメシを奢るという、この中国人気質が私は大好きです!!

また来年も来るからな!!よろしくな〜!!

2021年10月20日

Posted by ファンキー末吉 at:08:34 | 固定リンク

2021年10月20日

布衣2021年ツアー山西省長治

北京から山西省長治までは高速鉄道で6時間半・・・

しかし山西省は先日の水害で列車がスピードを出せないので軒並み遅れている・・・
2時間半遅れて出発〜!!

夜中の12時に着いたらこの気温!!(>_<)

誰なん?銀川より南やからどこもそれほど寒くないとか言うてたん〜防寒着持って来てないし〜(涙)

というわけで翌日はユニクロで防寒着を買う!!

会場はライブハウスではなく小劇場?!(◎_◎;)

何やら地元の人の手作りコンサートのような感じですが、
持って来てくれたドラムはお世辞にもいいものとは言えず、タムのヘッドが凹んでるし〜(涙)

まあチューニング高めにして、スネアはもうちょうどマシなもの持って来ます、と・・・ついでに18のクラッシュあったら持って来て〜
・・・ってなくても何とかするけど(笑)現状こんな感じ〜・・・

手前シンバルスタンドは18のクラッシュ待ち〜

しかし何故にPAスピーカーを端っこではなく中の方に置いているのかは謎・・・(笑)

この謎はすぐに解けた!!

椅子を左右にどけて真ん中をスタンディングにするのでスピーカーがこの位置だったというわけでした〜

シンバルもスネアもやって来て、最終的にセッティングはこんな感じ〜・・・

本番!!・・・寒い(>_<)

会場には暖房がない上に、観客数に対して圧倒的に大き過ぎるため、おそらく会場内は外気温と同じ(涙)

そんな中でドラムソロ!!

オーディエンスも寒さに負けず盛り上がりました〜

そしてライブ中ずーっと気になってたのですが、客席後方にライブハウスの垂れ幕が掲げられている・・・

まあ「ライブハウス主催」なのだろうが、どうしてその小屋でやらずにこんな大きな会場借りて???・・・

それは打ち上げで明らかになる・・・

地元の人がいなければ絶対に来ることはない(来れない)ようなローカルな店!!

トマト鍋!!・・・そして特筆すべきは・・・

自家製羊肉餃子!!・・・しかもむっちゃ小さいのでこれ包むのが大変そう!(◎_◎;)

実はこの地元の人、25年前に私の中国で発売されたソロアルバム「亜州鼓魂」をカセットで購入して以来、私に会いたくて仕方なかったらしい・・・

着いた時から寒くて不機嫌な私に気を使いつつ、打ち上げは身体が温まる鍋にしてくれたのも私に対する気遣いだったと聞く・・・

この歳になってもまだまだ大人になり切れず迷惑をかけたとばかり一生懸命お相手する・・・

しかしボーカルよりもドラマーが中心で接待受けるってワシらX-Japanか?!(笑)

そしてこの会話の中で、どうしてライブハウスでなく小劇場だったのかを聞いたのだ・・・

通常で考えたら、小屋が小さ過ぎて客が入り切れないので大きな会場を借りてそこでやったのだと思うのだが・・・

実は家賃の更新で大家と揉めて、ライブやってる途中にヤクザがやって来る可能性があるからですと!(◎_◎;)

中国の賃貸契約は、通常2年とかの契約だったら2年分の家賃を先払いするのだが、契約更新の時は次の家賃というのは大家の気分次第。

倍とか吹っかけられることも少なくなく、「イヤなら出て行け」なので借りてる方が立場が弱い(>_<)

特にライブハウスのように設備を投資して、それが家賃更新の時に全部無駄になるのは痛いし、かと言って法外な値段を払うのも無理である・・・

そこで大家がヤクザを雇ったのだろう・・・いや〜ドラマやなぁ・・・(笑)

ツアーは色んなドラマと出会うので旅は楽しい・・・
どうもご馳走様でした!!・・・無事の解決をお祈りしております<(_ _)>

Posted by ファンキー末吉 at:10:45 | 固定リンク

2021年10月17日

布衣2021年ツアー北京1

出会った時は結成10周年コンサートに10人しか集められなかったバンドが、26年も続けると北京の中堅クラスのライブハウスをソールドアウトに出来るんやなぁ・・・シミジミ

この日はライブ撮影が入るというので、パール楽器の代理店である中音公司にPearlのドラムセットを用意してもらった〜

モニターなのにツアーではほとんどPearlを叩いたことないっつうのはさすがにあかんやろ〜・・・

私はドラムはPearl、シンバルはSabianのモニターなのでシンバルも持って来てもらってセッティング〜

リハをやってたら「サンバ隊5時に入ります〜」とか言ってたので、今日はオープニングアクトにパーカッショングループが入るのね〜と思ってたらライブでも一緒に一曲やるの?!(◎_◎;)

言うといてよ〜一応ドラマー兼プロデューサーなんやから〜(>_<)

言うといてくれたらリハぐらい見学に行ってコンセンサス取れたのに〜
・・・ってそれより布衣は毎回マルチで録音しとるけど録音の準備せないかんやん〜・・・

「いや、録音はいいよ、ぐちゃぐちゃになっちゃうし」
・・・てあーた!!・・・やっぱ信用してないのね(笑)

本番開始!!

いや〜いっぱい入ったなぁ・・・
客が入るとライブも盛り上がる〜

ダイブ!!

今回から新しい拡張機材を買って32chのマルチで録音出来るようにしたので、観客席にもマイクを立てて客の声援もばっちし録れるようになった。

ドラムの後ろにもカメラをセッティングして、ちゃんとミックスしたドラムソロ!!
(アンコールのプロレス技は手持ちのスマホカメラです〜)

いや〜映像はどんなんやろうなぁ〜いいライブビデオになりそうじゃ・・・

それにしても何故急にここだけ撮影が入ったんやろ・・・
タダなのか?!!タダだったのだな!!!(笑)

翌日は北京ダックを食っていざ3回目のツアー開始!!
今回は28本で今年の58本はこれで終了!!

デブによる北京ダックの食い方(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:10:31 | 固定リンク

2021年10月14日

布衣2021年ツアー海南省海口

さて今回ツアー第二回目の最終地、海南島の海口に渡る〜

中国の省の中で唯一(と言うと「台湾省もじゃ!」と怒られるかも笑)陸続きではない最南端の省へは飛行機で〜500kmぐらいいつも列車やのにな、聞けば列車もあるらしく、車両をそのまま船に載せるらしい!(◎_◎;)

でも所要時間17時間て(笑)
今日は乗り打ちなので間に合わん(>_<)

今度ヒマな時是非乗ってみたい〜
でも今回はまた飛行機!!

荷物が多いのよ〜

待ち時間が長いのよ〜(>_<)

電子機器は全部調べられるし外国人は入国日とか色々調べられてめんどくさい(>_<)
やっぱ飛行機より列車の方が楽やわのう・・・

この日は乗り打ち(着いてその日に演奏)なのだが、よく考えたら今回のツアーは移動オフが多く、最初の成都ー重慶以来の乗り打ちである・・・

着いてメシ食ったらセッティング〜・・・って小屋の場所がわからん!(◎_◎;)

ホテルの下にある商業施設の中にあると言うのだが、その商業施設自体がもう寂れていて廃墟みたいになっている・・・

探して探してやっと見つかった・・・

小さくてアンダーグラウンドな雰囲気の小屋・・・

No Wine No Nightと書いてあるけど、ここにはWineは置いてません(笑)

セッティング〜

やっとの思い出組んだは組んだんだけど、実は左側のタムのホルダーが、ちゃんと止まらない(>_<)

タムホルダーの部分の拡大写真

ご覧の通り、細いタムホルダーの太い受けの穴・・・実はここに本来ならばアタッチメントが入るんだけどそれがなくなっているのよねぇ・・・(>_<)

オーナーがパーツを持って来ると言うけれど、結局失くしてしまってたのか持って来たのはスネアスタンド!!
それにタムを置いてということだが、それでは高さが全然足りない(>_<)

エンジニアの海龍がやって来て、
「このフロアタムの足が刺さっているアタッチメントはタムのと同じだろ?」
と言ってそれを外してタムに取り付けて、
「ほら出来た!!」
・・・ってほなこのフロアタムの足どうすんの????

すると得意顔で持って来たスネアでフロアタムを固定!(◎_◎;)

いや〜中国人は凄いなぁ・・・ちゃんと(でもないけど)セッティング出来た(笑)

ドラムソロ!!・・・しかし途中でスネアのヘッドが破れたのよ〜(涙)

でもライブは盛り上がりました〜

打ち上げは海南名物の「盐焗鸡」!!

むしって食べる・・・

かなりしょっぱいのでお粥が出て来る・・・

これについて来る漬物が最高!!

ちなみにHainan Chicken(海南鶏)は海南島にはありません。
この料理は実はシンガポールの料理なのです〜

天津飯が天津にないのと同じね〜天津飯は日本の中華料理なのでした〜


翌日は本来ならば三亞でライブだったんだけど小屋の都合で中止になったのでオフ!!

ロック界の加山雄三(自称です)としては「海が呼んでいる」とばかり海を探してみるが・・・

泳げない(>_<)・・・海口は観光地ではないのね・・・

街並みはいわゆる南方の古い地方都市といった感じ・・・

旧市街はオシャレでした〜


夜はアー写を撮るんですと!(◎_◎;)・・・なんでここで?・・・オーナーの知り合いでタダだからですと・・・やっぱり(笑)

いや〜ひっさしぶりに本格的な撮影したけど、今はデジタルやからフィルムのロール替えがないから早いなぁ!(◎_◎;)
って時間はひとり1時間ぐらいかけとるけど誇張なく数百枚は撮っとる!!・・・どうやって選ぶん?(笑)

昔はまずポラ撮ってそれ見せて「どうですか?」とか聞いてからフィルムで撮り始めてたけど、今は撮る様からすぐにパソコンに取り込まれる!(◎_◎;)

メークの人も化粧直しん時「入ります〜」言わへん・・・中国だけ?(笑)
まあカメラマンが撮ってない時に入るわけやから断る必要もないわの・・・日本は何であんな風習が定着したんやろ(笑)


そしてほんまは明日の朝の便で帰る予定が飛行機が欠航になったので、今からみんなで三亜に遊びに行くんですと!\(^o^)/海だ〜!!海に入るぞ〜!!!

2021年9月25日

Posted by ファンキー末吉 at:15:34 | 固定リンク

布衣2021年ツアー広西チワン族自治区南寧

ミャンマーと国境を接する雲南省から南下して、ベトナムと国境を接する広西チワン族自治区へ〜

・・・長旅(>_<)・・・

常春の雲南では別にそんなに厚着してたわけではないのだが、列車が南下するに連れてみんながこう呟く・・・「暑い」・・・

列車を降りて見てみるとやっぱ気温が高い!(◎_◎;)

さすが大分南に来ましたなぁ・・・

前回のホテルは繁華街のど真ん中にあったのだが、今回はちょっと辺鄙なところなので周りに何もない(>_<)

メシは選択肢なしで向かいの火鍋・・・

思い出した!!最初にこの地に来たのは布衣のイベント!!
その打ち上げも火鍋だった!!

打ち上げは火鍋〜!!! 麻辣牛肉頼んだら凄いのんが出て来た(笑) 食いますとも!!飛びますとも!! - Spherical Image - RICOH THETA

そして次の日ベトナムのダナンに飛ぶために空港に行くタクシーの中でエマージェンシー!(◎_◎;)
高速のパーキングで停まってもらったのだがトイレが修理中!(>_<)
もう死ぬ思いで我慢して、空港着いてトイレに飛び込んで何とか間に合った〜(涙)

元々、ここからベトナムまでのバスがあるということで本当は陸路で行きたかったのよ〜
でもみんなに反対されて飛行機にしたのだが、この状態でバスに乗ってたらとしたら・・・
((((;゚Д゚)))))))

広西チワン族自治区には他にもうんこにまつわる話がある・・・

高速のパーキングでうんこしてたらバス置いてかれて
しゃーないから高速をマラソンで走ってバスを追いかけた事件

うんこの思い出多過ぎ(>_<)


さてこの日はゆっくり寝て次の日本番〜会場へ向かふ!!

暑い(>_<)

南寧のライブハウスは地元のバンドが運営するライブハウスで、全国でも珍しく経営的に順調だったらしい・・・

今回は小屋がリニュアル!!

セッティング〜

さすがロックバンドが運営するライブハウス!!スネアにどくろがプリントされてるん初めて見た!(◎_◎;)

リムショットというのは、スティックの端っこを置く位置によって音色が変わるので、一番いい音になるところにペンで印をつけたりするのだが、このスネアの場合は・・・

どくろの口の上に置けば一番いい音だった〜(笑)

ドラムソロ!!

今回はステージ写真が多し!!

さてライブ終了後、本当なら
「明日は朝早いから今日はご飯みんなで食べないからね!!各自コンビニとかで買って部屋で食べてすぐ寝なさいよキー!!」
ということになってたのだが、コンビニで野菜は食えないので、
「じゃあ俺の分は楽屋に野菜料理出前して置いといてよ〜終了後それ食べてホテル帰ればいいでしょ」
と言ってたのだが、結局みんな楽屋で食べることになった・・・

奢ってくれたオーナー

これでええやん!!
食べに行くと集合する時間とか移動する時間とか注文する時間とか、結局このパターンが一番時間の節約になる・・・

さて帰って寝て6時起きで海南島へ〜

2021年9月24日

Posted by ファンキー末吉 at:13:08 | 固定リンク

2021年10月12日

布衣2021年ツアー雲南省麗江

麗江はもうちょっと行くとミャンマーという辺境の街・・・

私にとってちょっと「商業的」に感じる桃源郷・・・
・・・と言うのもここの古城(昔の街並)はデカい(>_<)
そのデカい古城が丸々観光地となっているのでそう感じるのだろう・・・

マネージャーの小文がその古城のほとりで民宿を営んでいるのでバンドはそこに泊まる・・・

この広い古城が全て石畳で敷き詰められているので、タクシーを降りたら荷物を持って歩かなければならない・・・

水路の水は綺麗で、村の人はここで野菜を洗ったりする・・・

民宿で巨大な飼ってる犬!(◎_◎;)

一般客はおらず、バンドで貸切!!
3階の一番いい部屋を私にくれた・・・

何故かとても疲れていてこてん
(後でわかるのだが、ここは標高が高い(>_<))

起きて古城を探索〜

大理もそうだが、街に水があるのが素敵である・・・

日本料理屋を発見!!!(◎_◎;)

聞くと、今はコロナで帰国しているが、ここの調理人は日本人らしい!(◎_◎;)
世界には色んなところに日本人がおるんやなぁ・・・シミジミ

いや、こうして辺境の地をドラム叩いて旅している日本人もいますが(笑)

次の日も桃源郷でゆっくりしてやっとライブ!!(笑)・・・会場が広い!(◎_◎;)

聞くところによると、ここ麗江で100人動員出来るバンドは大したもんと言われてる小さな街に、1000人入る小屋作ってどないせぇ言うのん?(>_<)

まあ広い小屋でガラガラでも狭い小屋でぎゅうぎゅうでもやること一緒やけど〜(笑)

セッティング〜

なんか音が変だと思ってたら、お気に入りだったSabian のAAXOmniがぐにゃりと曲がってしまった〜(涙)

やっぱ薄いシンバルは耐久性に欠けるが音はお気に入り・・・うーむ〜しゃーないなぁ〜・・・パール楽器に連絡して日本から送ってもらう・・・(>_<)

客がスカスカでというのを心配してたがいっぱい入った!(◎_◎;)



刺青率高し?・・・いや単にカメラマンのお気に入りだったようで(笑)

ロードムービーにも真っ先に使われてます〜

ドラムソロ!!

ステージ終わったらボーカルのLaoWuが「Funkyしんどくなかったか?」
「いや〜しんどかった〜(>_<)」
「俺もだよ、死ぬかと思った」
「何で?オフが多すぎたからかなぁ〜」
「違うよ、標高!!」
!(◎_◎;)・・・調べたらここ海抜2400メートルやん!(◎_◎;)
富士山の6合目でドラム叩いてるようなもんやん!!(叩いたことないから知らんけど)
まあ生きててよかった〜


次の日もオフ!!

地元の人に奢ってもらってまたキノコ鍋を頂きます!!

松茸の刺身!!

きのこチャーハン!!

松茸ウイスキー!(◎_◎;)

トリュフ?!(◎_◎;)

食後は他の古城にも行ってみます〜

こちらの方がこじんまりしてて好きかな・・・

きっと昔イベントに来た時に泊まったのはこちらだったんだと思う・・・

ファンキー末吉ブログ:雲南省でのロックフェスティバル

もうひとつ小さな古城もあるというので行ってみた・・・

年中雪を抱いている玉龍雪山標高5596m!!今度登りに行こう・・・

というわけで昆明へ〜

空が青かった〜!!!桃源郷の魅力です・・・

2021年9月20日

Posted by ファンキー末吉 at:11:52 | 固定リンク

布衣2021年ツアー雲南省昆明

私の曲で昆明の青い空という曲がある・・・

このアルバムの5曲目「楽しくいこうよ」という曲の原題である。

当時はこの雲南省の省都、昆明に行ったこともなかったので、雲南の青い空をイメージして作ったのだが、いや昆明には確かに青い空はあるのだが、イメージとは大きくかけ離れた大都会である(笑)

ホテルの近所の大ショッピングモール群!!

この中のひとつのショッピングモールの中に会場がある・・・

もう中国には全国至る所にライブハウスがあるのだが、その中でも大きなチェーンのひとつであるモダンスカイ!!

デカい!(◎_◎;)

楽屋もデカいのだが、この落書きを見るとやはり日本のライブハウスを思い出す・・・
全世界ミュージシャンは楽屋に落書きせないかんのか?(笑)

セッティング!!

だんだんお城が狭くなる(笑)

オーディエンスもいっぱい来た〜

ステージ写真

ドラムソロ


さて、ライブが終わったら携帯にメッセージが入っていた・・・
「打ち上げ用意してるからおいで〜」
誰だか思い出せんが、聞けばボーカルのLaoWuんとこにも同じ人から入っている・・・前に演奏したライブハウスの人?・・・知らんけどまあええわ〜(笑)タクシーに乗って打ち上げ会場へ〜・・・

会場はまた別のショッピングモールの最上階にあるバー!!
既に色んな人がいて「Funky久しぶり〜」とか言われるけど思い出せん(笑)

メイン料理は韓国名物のプデチゲ(部隊鍋)!!

だけかと思ったらステーキ!!!

いや〜本格的やなぁ・・・と思ったら、味はやっぱ中国の牛(>_<)

日式焼肉も寿司も、もう至る所で美味しいものが食える中国であるが、ステーキだけはやっぱなかなかええのんに当たらんのう・・・(涙)

さてここに実は有名人が二人来ていた・・・

まずひとりだけ肌の色が黒い男がいるが、彼は黒人でもなんでもなく雲南の少数民族。
この時に事務所の人間から紹介された「南征北战NZBZ」というユニットのボーカリストである。

ブログ記事:360度画像で綴るファンキー末吉のとある北京の一日(+α)

この時に私がSNSでカバー曲を募集したユニットである。

実はあれから何回が仕事はしたが、何せネットの時代である、こうしてちゃんと顔を合わせるのは初めてであった(笑)

「どうなの最近?・・・」と聞いてみるが、どうやら昔の事務所はやめて、今はその事務所と裁判中であるらしい・・・(>_<)

紹介してくれた事務所のスタッフの心境を想像してちょっと心が凹む・・・


そしてもうひとりは、その隣で写真に映っている夜叉というバンドのボーカル。

どこかでライブを見たことがあるなぁ・・・
むっちゃヘビーなハードコアバンドだったのだが、ある日を境にボーカル以外のメンバーを一新してポップスバンドのようになってしまった(>_<)

ロックに飽きたのか?(笑)まあそうしなければ売れなかったのか・・・

ハードコアだった時代には、彼らは中国で一番多くライブを廻るバンドだった。
どこに行っても100人を超えるロックファンが集まり、
「布衣もこういう風になればいいのに・・・」
と思いつつ、本当に布衣は今では中国で一番ツアーを廻るバンドになってしまった(笑)

昔のメンバーとは面識があったのだが、どうやらボーカルとは初対面に近い存在だったようで、
「僕のアイドルドラマーです。お会い出来て光栄です」
と挨拶された・・・

極悪なハードコアバンドだったバンドのボーカルとは思えないぐらいの好青年である(笑)


この二人は今では昆明に住んでいるらしいのだが、それを聞いて色々考えてみた・・・
日本では何故出来ないのか?・・・

その昔、沖縄がブームになって色んなミュージシャンが沖縄に移住したという話を聞いた・・・
でもそれは私なんかが知っている、それこそ「知る人ぞ知る」ミュージシャンであって、彼らのように誰もが知ってる有名人ではない。

しかもそれも「一時のブーム」だったのか、もうみんな帰って来てるような気が・・・(笑)

日本だと、成功すると都内の一番高い場所に豪邸を買って・・・とかが一般的であるような気がするが、中国だと成功すると「自分が住みやすいところ」に移住する傾向があるように思える・・・

最近は売れてなくても、まあ布衣のように高々アンダーグラウンドでツアーやって生活出来るようなバンドでも生まれ故郷の寧夏回族自治区銀川に住んでいる。
そんなバンドが結構多いような気がする・・・

その昔、布衣も地元の一番のバンドだったが、こんな田舎町でバントやってても未来はないので都会に出て行こうと北京に出て行った・・・

何故北京に行くのか?何故上海や他の大都市ではなかったのか?

それは日本の状況を見ればよくわかる。
関西の芸人が、大阪拠点では全国区になれないのでみんな東京に引っ越して来た・・・

日本は今もそんな状況なのだろうが、中国はインターネットによって時代が変わった!!

日本ではプロモーションとかがテレビに集中するので、そのテレビ局がある東京に行かないとプロモーションが出来ない。
芸人さんが関西ローカルではなく全国放送に乗らないと全国区になれないのと同じである。

ところが中国にはテレビ局が400以上あるのだ、今やテレビなんて誰も見ない!!

お化け番組を作ったテレビ局も、今では地上波ではなくネットテレビがその活動の中心である。

それも湖南電視台とか、日本で言うとテレビ高知みたいな曲が全国誰でも知らない人はいないほどのお化け番組を作っているのだ!(◎_◎;)

つまり日本みたいに「東京詣で」をしなければならない理由はこの国ではもうどこにもない。

興味がなかったので断ったが、こんな話があった。

その湖南電視台は歌手のオーディション番組が大ヒットしたが、今では他の局がそのドラマー版の番組を作ってヒットしているらしい!(◎_◎;)

そのプロデューサーが私のファンらしく、助手のヤオヤオ君に出演依頼を連絡して来た。

「凄いですよFunkyさん!!あなたは今、有名だと言っても音楽をやってる人、ロックが好きな人だけの中で有名なだけですけど、これに出ればあなたはもう全ての中国人に対して有名になれますよ。出ましょう!!」

「やだ!!」(笑)

どうしても納得しないヤオヤオ君に一生懸命説明する。
「有名になって何の得があるの?昔の日本での生活みたいに音楽じゃない他ごとをいっぱいやらされて生活すんの?」

そもそもが音楽をやってる人たちの中で有名だから音楽の仕事が来る。
音楽と関係ない人たちの間でも有名になったら、その音楽の仕事が増えるか?
結局「音楽でない仕事」が増えるだけなのだ・・・

日本でのファンキー末吉は所詮は「爆風スランプの人」。
スタジオ仕事をくれる人もいないし、いたとしても事務所は「自分とこ所属の人間の名声を利用される」ということで、その対価としてはゼロがいくつも少ないそんな「技術仕事」なんかやらせない。

そんな生活をもう一度やるぐらいだったら、一本いくらのドラムの仕事がなくなって飢え死にした方がマシである(>_<)

話がそれたが、そのテレビ曲が出した条件は、「収録にはその局まで行くこと」、すなわち北京ではないその地方局のある田舎町に出向いて行くことだった・・・

つまりもう「北京詣で」は必要ない。
つまり北京に住んでいたとしてもその田舎局に行かねばならないのだから、敢えてわざわざ物価の高い北京に住まなければならない理由はもうないのだ。
プロモーションも今は全てネットだしどこに住んでても取材は受けられる・・・

またバンドの場合、その大きな収入のほとんどは音楽イベントの出演である。

例えばフジロックなどのイベントの場合、出演者の東京からの旅費は負担するが沖縄からの旅費は出せないなどと主催者が言うことはない。

同様に中国のイベント、そのほとんどが地方都市なのだが、バンドがどこに住んでようが主催者がその旅費を負担することは全く問題ない。

布衣の場合、ツアーの出発点が北京であろうが銀川であろうが、その経費にそんなに大きな違いはない。
それよりも日々の生活費やバカ高い家賃の方がメンバーやスタッフの生活を直撃する。

だから見てみればみんな住みやすい生まれ故郷や、雲南省の大理のような物価の安くて気候のいい桃源郷のようなところにバンドごと引っ越す。

そこでみんなでゆったり暮らしながらのんびりバンド活動をやればいいのだ・・・

日本ではまだまだそんな生活は一般的ではないな・・・
あ、ラウドネスが今、タッカンは大阪で二井原は八王子、ドラマーは札幌だと聞いたような・・・

やっぱ日本でそれが一般的でないのは「テレビ」やな・・・
ラウドネスぐらい「テレビは別に〜」になってないと無理なのかも〜

どっちにしろ、日本が中国のようにITが進んで、テレビが廃れて、私が実家のあった高知に住んで・・・という未来はどうしても見えない・・・

何が悪いのか?・・・「変わる」ということクォ必要以上に恐れる国民性か?・・・

雲南省昆明で暮らす、この二人の有名ミュージシャンを見てそんなことを考える夜であった・・・

2021年9月21日

Posted by ファンキー末吉 at:11:52 | 固定リンク

2021年10月 4日

布衣2021年ツアー雲南省大理

この世に「桃源郷」というものがあるとしたら私はここだと思う・・・

そう、何やら「バイオリズム」とやらが違う気がする・・・

南方なのに海抜が高いので気候は年中春!!
空気が澄んでいて空が近い!!
太陽の光も近いのか、いるだけで心が何やら充実する・・・それが雲南!!

そして大理は友達も多いし、何より物価が安い!!
後で行く海南島も最高なのだが物価が高い!(>_<)

この私が海辺ではない街で「住みたい」と思ったのはここが初めてではなかろうか・・・

やっぱここに来たら食いたいのがキノコ鍋!!

そして砂風呂みたいなんを紹介された〜!(◎_◎;)

しかし毎回ここに来たら絶対にやらねばならないのが付け毛!!

そしてここに住む日本人の店でたこ焼き!!

いや〜何しに来てんの?という感じですが、実は布衣のツアーでは、この雲南省だけはわざわざスケジュールをゆったりにして現地オフをたくさん取ってくれてるのです!!

つまり遊びに来てるのよ〜!!!(笑)

いやそれでもライブはちゃんとやらないかん!!・・・というわけで3日間遊んでやっとセッティング!!

この会場はホテルからちょっと遠いのでホテルには帰らず。
楽屋でまたり〜

本番!!
いや〜この小さい街で結構入ったなぁ〜

布衣のライブは150人入ればペイすると言うが、8人のツアーメンバーが3日間何もせずに遊んで、飯代とかもバンドが持つのだから雲南でペイすることはあるまい(>_<)

福利厚生ということで!!どうもありがとう御座いますm(_ _)m

頑張ってドラムを叩く!!

客喜ぶ!!

オープンハンドがもうサマになって来たな(笑)
左側のシンバルをクラッシュライドにすると、左手でそれを叩く部分を作って構成にメリハリを付けられる〜便利〜!!
でも1ヶ月半毎日ドラム練習して、結局左手がちょっと右手に追いついただけで全体的には全く上手くなってないっつうことやな(涙)
しゃーないなぁ〜・・・(笑)

ドラムソロ!!

というわけでライブ翌日はまた別の桃源郷、「麗江」へ〜

・・・そうそう、漢方薬を飲むのも忘れてはいけません!!(笑)

2021年9月15日


Posted by ファンキー末吉 at:11:01 | 固定リンク

2021年10月 1日

布衣2021年ツアー重慶市

成都から重慶はお隣なのですぐ!!

実は重慶は四川省から独立して直轄都市になったわけですが、重慶だけで東京都より多い人口(3千万人以上)がおるっつうから驚きです!(◎_◎;)

大都会!!あーあ〜果てしない〜

ホテルの隣のレストランで昼メシ〜・・・ってまた辛いもんばっかり(>_<)

乗り打ち(移動してすぐその日に演奏)なので食ったらすぐセッティング〜

会場はホテルから歩くのはちょっと遠いがタクシーに乗るには近い距離・・・

サウンドチェックが終わったらそのまま楽屋でいるか、もしくはホテルに帰って寝るか・・・

出番前に寝るなんてと思うけも知れんけど、まあ私の場合はだいたい寝る!!(笑)

人それぞれですが、私の場合は寝起きはいいのでちょっとでも寝といた方が調子がいい。
ここでちょっとぐっすり休んどかないと、ステージ上がった時にちょっと疲れてるという方が危ない。

まあ今までこれで寝起きが悪くて失敗したことはなし!!(笑)

会場はショッピングモールの中にあるのだが、何故か商売の神様になった関羽の像があったので挨拶して本番〜!!
(そう言えば関羽が仕えた劉備玄徳はこの辺を治めてたのよね〜)

毎度ながらヤオヤオ君の前説は笑えます!!

扇風機があったので髪の毛がなびいてます(笑)

お客さんもいっぱい!!



ドラムソロ!!

いや〜元気いっぱい!!(笑)
やっぱ扇風機があると違うなぁ〜・・・

楽屋のビール飲んで帰ろうと思ったら雨!(◎_◎;)

タクシー乗るには近すぎて、また突然の雨ではきっと捕まらないので歩く!(涙)

ホテルに帰ったら洗濯!!・・・実はこれが一番大きな仕事!!(涙)

汗だくになったTシャツは、そのままひと晩置いとくと発酵して物凄いことになる。

聞くところによると、この汗から菌が増殖して、それは洗っても死なない!(◎_◎;)
洗えば匂いは消えているが、また温まると復活して増殖!(>_<)

だからすぐに洗わねばTシャツが終わってしまうのだが、ところが気をつけねばならないのは、この洗面台のように、お椀型の洗面台を下から貼り付けているやつは、洗濯物をぎゅうぎゅう押して洗うと、この貼り付けているところが外れて台から落ちてしまうのよね〜

このホテルだったかどこだったかそうやって洗面台を壊してしまい、何気ない顔でそのままチェックアウトしたのだが、次のツアーの時に
「ここで洗濯するな!!」
という張り紙が〜・・・(笑)

どうもすみませんでした!!m(_ _)m

さて洗濯してシャワー浴びて髪の毛洗ったりしてたら打ち上げには間に合わん〜!!
「遅れて行くから」と連絡して合流したらまた火鍋!(>_<)

次の日は移動日なのでゆっくり寝て、昼飯食ってから移動〜

またお隣のレストランですが、辛くないのもあるやん!!(涙)

あるなら最初から頼んでや〜・・・痩せてもーたやろ〜(>_<)


2021年9月11日

Posted by ファンキー末吉 at:21:54 | 固定リンク

2021年9月29日

布衣2021年ツアー四川省成都

さてツアー再開である!!

実は前の日深酒をしてしまい、6時半集合のところ起きたのが6時!(◎_◎;)

幸いながらツアーの荷物は実は前回のツアーが終わった時に既に基本的なものはパッキングしてあるので、足りないヤツを思いつくままにぶっ込んで、そのまま飛び出してタクシーに飛び乗ってギリギリ間に合った〜(涙)

四川省成都は出発地の寧夏回族自治区銀川から南に1200km、高速鉄道西安で乗り換えて7時間!!
朝食ってないから腹減ったが、機内で果物など食って凌ぐ〜

着いたらすぐリハ〜!!

週末の成都と重慶だけオープニングアクトのバンドが入るのだけれども、ドラマーが急に参加出来なくなったということでいい練習になるのでお手伝い〜

いや〜AC/DCみたいで楽しい〜!!!



ギャラは火鍋(笑)

さすが四川省の省都!!辛さがハンパない!!(◎_◎;)

アレルギーの治療のため、東洋医学の先生に漢方薬を調合してもらってるのだが、その先生から辛いものも控えるように言われてるので真ん中の辛くない鍋で野菜を中心に食ってたのだが、その鍋にも辛いのが飛び火して最後にはヒーヒー言いながら飛んでました〜

結局あんまし食えなかったし〜(>_<)

翌朝

ツアーに出ると自炊して野菜ばっか食うというわけにはいかないので、野菜の代わりに果物をいっぱい買い込んでおく・・・

猫カフェに行ったりして〜(笑)

ホテルから歩いて会場入り!!

セッティング〜

実は本文の通りパソコン本体に録音しようと思ったら容量が足りん(>_<)
要らんファイルを布衣のハードディスクに移して容量を空けようとしたらそっちもいっぱい!(◎_◎;)

仕方ないのでマネージャーのハードディスクに移して何とか容量を空けました〜

そして本番!!
いや〜初日はだいたいそうやけどむっちゃ体力使うのよね〜暑かったし力任せにソロするし〜(笑)

ドラムソロ!!

ステージ写真

いや〜暑かった〜(>_<)

中国のライブハウスの楽屋にはだいたいビールが置かれているのよね〜

さてビールのお供は何がいいかなぁ・・・
出番前に飯を食うと吐いてしまうので終演後には腹が減っている・・・

小屋の近所のファミマにおでん(中国語で「関東煮」)が置いてあったのを思い出してスタッフに会に行ってもらった・・・

ビールより先に、あの澄んだおでんのダシ飲んだら生き返るやろ〜
そいでワカメとかこんにゃくとか野菜中心でビールをぐいっと!!!

・・・と思ったら野菜類全部売り切れで練りもんばっか(>_<)

まあええわ、あのあの澄んだおでんのダシをぐいっと・・・って四川のおでんはダシまで辛いんかい!!(涙)

結局ビールだけ飲んで打ち上げに〜

って四川名物「烤鱼」・・・って辛いやん!!(>_<)
前菜も全部辛いし〜!!!!(涙)

結局あまり食うものがなく、体重がまた減ってしまった〜・・・最高体重から11kg減!!

次の重慶に続く〜・・・


2021年9月10日

Posted by ファンキー末吉 at:21:34 | 固定リンク

2021年9月 2日

布衣ツアー後半開始?

コロナの収束した中国でまた現れたコロナのため、夏のイベントが全部キャンセルされていて心配していたのだが、ツアー出発1週間前になり、リハーサルも始まり、どうやら中止ではなく無事に開催されるようだ・・・

銀川でもひとりだけ感染者が見つかり、そのひとりのために3800人を隔離するという、そんなことが出来る国だからまた収束すると信じてたぞ(笑)

さて、この映像はツアー後半のプロモーションのために私が率先して作ったプロモーションビデオ!!

いや〜新しいジャンルやな、民謡メタル!!(笑)

寧夏の民謡だというこの曲をメタリカ風にアレンジしてみました〜!!

ちなみに「绿韭菜」というのは「ニラ」のことで、字幕見て初めて歌詞知ったけど、

「庭にニラが生えた。採ったらいかんよ採ったら!!もっと青々しく育て」

ってこれだけ?(笑)さすが民謡!!・・・

ちなみにネットにアップされた本文
https://mp.weixin.qq.com/s/q2jV6nVvBKpZDbOZBoCrAA
の訳はこのような感じ・・・


ロックの魅力はライブにあります。
毎回奇跡が起こります。観客との相互作用は毎回異なり、非常に興味深いものです。

布衣は毎年非常に多くのライブハウスをツアーします。
「毎回レコーディングして撮影したい。 いいヤツを残しとけばひょっとしたらライブ盤をリリース出来るかも」
5月のツアー前に、ドラマーFunkyの提案は全員一致で承認されたので、彼は事前にたくさんのオーディオとビデオ機器を購入して、ツアーに持って行きました。

さて、布衣の曲で一番楽しい曲はという質問に対して、どうしてこの《绿韭菜》を選ぶのか。それはこの曲がとても観客の反応が大きく、みんなとても楽しむことが出来るからです。

毎回ライブが終わったら、Funkyさんはその日の録音を整理して、翌朝全員にミックスダウンして送ります。
何かよくない部分があるとみんなで話し合い、次のライブには改善し、最終的に最終日のフフホトのライブ音源が選ばれました。

きっと最終日なのでみんなプレッシャーなく頑張って、21のライブをこなしているので演奏も成熟していたのでしょう。
ボーカルのLaoWuは、この21本目のライブの声が、最初の時のように荒々しいのでとこのバージョンを選びました。

その後Funkyとエンジニアの張宇がオーディエンスマイクの大きさなどを上げ下げして、観客の熱気を伝えるべく何度もミックスダウンをやり直しました。

映像は全てスマホによって撮影されていて、この曲は同期音源を使って演奏されているのでどの会場も速度が同じであるため、全ての会場での映像を使用出来ました。
ですのでこの映像は21のライブハウスでのコレクションです。
各会場でどの位置にスマホを設置するのが一番良いのかを、チームのカメラマン、アシスタント、ツアーマネージャー、サウンドアシスタント、などがたくさんのショットを撮りました。
それをFunkyさんが毎回簡単に編集し、それを見てまたみんなはまたパフォーマンスをゆっくりと改善し、より輝かしくなります。

最終編集は、19年のツアーに同行したイケメンカメラマンのマーレイにお願いしました。

このロングバージョンの特徴は、最後のロールの部分にFunkyさんのドラムソロがあることです。彼は演奏した21のライブハウスの名前を入れようと提案しました。

各ライブハウスの絶え間ない努力とロックを愛する気持ちは尊敬に値します。ライブに来てくれたオーディエンスの皆さんにも感謝します。

ここにDIYの独立したライブビデオが誕生しました。
このビデオは豪華に制作されたものではありません。いくつもの欠点がありますが、バンドやオーディエンスのロックへの愛情に満ちています。

どんな困難もロックを愛する熱い心を止めることは出来ない!!


ええ話やなぁ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:07:39 | 固定リンク

2021年7月10日

布衣2021年ツアー黒竜江省ハルビン

中国東北部の悠久の大地・・・かつて戦争してまでここが欲しかった日本軍の気持ちが少しわかるような気がする・・・

前回までの小屋も結構大きかったけど、更に大きくなってリニュアル!!
今回のツアーの小屋は往々にして小屋が大きくなっているような気がする・・・
まあ潰れてる小屋も多いのだろう、リニュアルする資金力がある小屋だけが生き残っているのかも知れない・・・

ドリンク売り場にはこんなスローガン(笑)が〜

恋愛も仕事もどっちも大変だよ、でもLoveなんかLiveに比べてどこがいいの?(笑)

さてくすっとしながらステージに上がると、なんとドラムのヘッドが外されている!(◎_◎;)

そしてドリル式チューニングキーが置かれておるし〜・・・なんで?!(◎_◎;)

「Funkyさんが来たらタムのヘッド全部張り替えるらしいぜ」という噂が回っとるのか?
まあええけど〜ほな新しいヘッド出して〜張り替えるし〜

「え?!(◎_◎;)古いのしかありませんけど」
え?!(◎_◎;)・・・ほななんで全部外して「はいどうぞ!!」って待ってるわけ?(>_<)
全部外して同じのん張ってどうしようってーの?(>_<)

もうね、笑うしかない(笑)
すったもんだしてるうちに「あ、新しいヘッドありました!!」
そやろ〜それでないと〜・・・

ってこんな噂が全中国のライブハウスに回ってたらワシ毎回ヘッド総取っ替えせないかんの?(笑)
まあ古いヘッドよりは気持ち良く叩けるからえーけど〜
しゃーないなぁ〜・・・(笑)

ということで新しいヘッドでセッティング!!

新しいヘッドはまだリムに馴染んでないから必然的にちょっとチューニング高めになるのよね〜しゃーないなぁ〜・・・

ホテルに帰ってひと休みして、いざ出陣!!となったら雨上がりに虹が〜!!

今日はいいことあるかなあと思いつつも何もなく〜(笑)

ヤオヤオ君の前説!!(笑)

ドラムソロ!!

いや〜しかしこんな中国の北の外れの街でよう入ったよなぁ〜

おっさん大熱狂!!(笑)

それを受けておっさん頑張ってドラム叩く!!(笑)

旗も振られます!!

民謡メタル「绿韭菜」ではスクラム組んで頭振る〜(笑)

いやいや盛り上がって終わりましたぞ〜

前回来た時には移動日があったので中央通りも見れたけど、いかんせんライブ終了後では閉まってしまうので近所の烧烤!!

いや〜中国東北地方の烧烤は美味いなぁ〜当然ながらハルビンビール!!

そして下戸には「ガワス」〜ノンアルコールビールを甘くしたようなパンを飲み物にしたような不思議な味です〜

久しぶりに見た自動串焼き機!(笑)日本でも見たなぁ〜潰れてないやろか・・・

美味しく焼けました〜

ステージ写真

2021年6月19日

Posted by ファンキー末吉 at:08:16 | 固定リンク

2021年6月20日

布衣2021年ツアー山東省淄博

どう読むのかもわからなかったこの街・・・見たら個人的にはいっぱい来てるのな!(◎_◎;)

全中国ドラムクリニックツアーその11、山東省「淄博」

全中国ひとりドラムツアー2016年 山東省「淄博」

布衣春のツアー2018山東省その1

布衣2019年春のツアー山東省

まあこの街の一番の思い出はシンバル削ったことですな(笑)

いや、ヒマやったのよ(笑)

この街は会場近くにホテルがないので、リハが終わってホテルに帰らずずーっと会場にいる・・・「じゃあヒマやしシンバルでも削りまひょか〜」ってなわけである・・・


今回のツアーは、稼ぎ時の週末は3本連続だが、それが終わったら月曜日は移動日、火曜日は移動オフとなっていて非常にのんびり出来る・・・

ホテルのブッキングは基本「会場のすぐそばの一番安いホテル」というのが鉄則なのだが、この街のライブハウスの近くには会場近くにホテルがないようで、次の鉄則「交通の便がよいところ」ということで駅から歩いて行けるホテル!!

ここがコーヒーをテーマとした素敵なホテルなのだ〜

部屋には中国茶ではなくコーヒーが置かれている〜\(^o^)/

ホテル前には電動自転車がたくさんあり、スマホでスキャンするだけで乗ることが出来る!!

ちなみに「ちょっとそこまで」で100円かからない・・・非常に便利である。

前回来た時にはこのシステムはまだなかったので、結局「会場とホテルのそばしか知らない」という状況だったが、探検してみるとこの街にも色んな面白いところがいっぱいあるのな!(◎_◎;)

屋台街を発見!!

王府井広場!!(笑)

ヨーグルトバーを発見!!・・・最近酸っぱいものが食いたいのよ〜妊娠したか?(笑)いや、疲れているのだろう・・・

ドーナツの写真を見ると急にミスドが懐かしくなったので頼んでみた・・・

チョコレートべとべと(笑)
でもヨーグルトは甘くなくて非常に美味だった〜・・・数日間お世話になることになる・・・

この街はマッサージが有名ということで、そう言われてみれば街角の色んなところにマッサージ屋さんがあるので入ってみた・・・

なんで梯子で店内へ?(笑)

値段は全身と足裏合わせて60分で1500円ぐらい・・・
日本と比べると安いけど、タイと比べるとやっぱ高いのう・・・

タイが懐かしい(>_<)

ついでに耳かきも〜

さて、2日間ゆっくりさせてもらってライブ当日!!

ドラムソロ

打ち上げ!!

今日の大ヒットは小魚揚げ!!糖醋に漬けて揚げてるんだと!(◎_◎;)
ワシの大好きなアジの南蛮漬けをカリカリに揚げた感じ・・・
最近何故だか酸っぱいモノが食いたいのよねぇ〜妊娠したか?(笑)
と書くと「体型は妊婦と同じです」と返される(>_<)

アンコールのおアホなファンたち(笑)

素敵なロードムービー・・・美女ばっか撮ってるやんこいつ!!(笑)

もうひとつはロードマネージャー文涛(WenTao)君のお話・・・

「ロードマネージャーの仕事ってどんなんですか?」
「はい、保母さんみたいなもんです」って(笑)

そうかぁ・・・こいつやっぱ布衣のファンやったんやなぁ・・・いつも「子守」に感謝してます!!

ステージ写真!!

「お前らに電車ごっこさせる為に書いたんじゃねぇ!!」と草葉の陰ではっつぁんが怒鳴っていそうですが、「いやいや、結構嬉しいんでしょ?」「は、は、は、まあな」と勝手に脳内会話しながら、毎回この曲もツアーで盛り上がってます〜(笑)
中国人が作るとどうしてもシリアスな詞や曲風に偏りがちなので、こんなおアホな(失礼)というかストレートな爆発的な曲はよう作らん・・・この国ではとても貴重ですぞ!はっつぁん!!
というわけで今日もおアホなロックファン達がこの曲で盛り上がるのであった〜・・・(笑)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2911728099146012&id=2249858155333013


Posted by ファンキー末吉 at:09:52 | 固定リンク

2021年6月 8日

布衣2021年ツアー河北省保定

週末の連続乗り打ちを経てやっとツアー2度目の移動日と移動オフ・・・

保定は前回は地元のバンドがこれでもかと名物のロバ肉をご馳走してくれたが、別に不味いものではないけれどもそんなにわざわざ食べたいものでもないぞ〜(笑)

今回は若いバンドが現れず、小屋も前回と違っているのかホテルも新しいところ・・・

布衣がホテルを取る基準は、小屋から近いところ!!
イベントとかだと主催者が結構いいホテルを取ってくれるが、自分とこの経費だから必然的に一番安いホテルを取る・・・

いや地下室みたいなところは困るけど、別に窓があって清潔ならどこでもいいのよ〜・・・
ってこの窓!(◎_◎;)

施設の中にはバトミントンとか出来る体育館みたいなのがあり、窓はその中に向かって設置されている!(◎_◎;)

LaoWuの部屋はなんと麻雀部屋!(◎_◎;)

いや、麻雀部屋でもちゃんと寝られればいいけど、隣が麻雀やっててウルサイらしい(笑)

うちの部屋シャワー出んし〜(涙)

やっぱあかんやろ〜ということで部屋を変えてもらった・・・

ピンクのカーテンはどうかと思うが、まあちゃんと休息が取れればカーテンとか別に何色でも良い(笑)

向かいはどうやら刑務所のようだ・・・

百度地図にはここだけ何の情報もない!(◎_◎;)

看守さんが歩いとる!(◎_◎;)

中国の刑務所など入ったことなどないので(日本もないけど)何とか中を見てみたい・・・

まあホテルから見えるのはこの程度・・・悪いことしたら中に入れるかも知れんがやめとこ・・・

みんなは健康的にスポーツをやって過ごすが・・・

ワシはとにかくまずはズボンの修理!!

ついでにマッサージも行った・・・

いや〜痛かったけど効いた〜ふらふらしながら別の店で足裏!!

中国はマッサージ決して安くはないな!!って日本よりは安いけど、タイとかが500円足らずで1時間ぐらいやってもらえるのを見ると、やっぱ安いとこ探しても倍ぐらいはするな・・・

まあツアーは自分の金は滅多に使うことがないのでしばしの贅沢です・・・

あと移動日は郵送物が届く日!!
毎日移動のどっかの小屋やホテルに送っても、届くのが遅れたらアウトなので同じところで数日泊まる移動日に向けて物を送るのだ・・・

汗拭きシートを探していたがネットで買えてここに届いた!!

ネットで買ったコーヒーミル!!

いや〜これが便利!!おかげでコーヒーを飲む量が爆発的に増えた(>_<)
昔の手挽きのミルは銀川に送り返す・・・

こうやって休息と取っていよいよライブ当日!!

こけら落とし多いなぁ(笑)まあ光栄です!!

灼熱の中ドラムソロ!!

そして打ち上げはそのまま会場で〜

入場風景

ステージ写真

末吉のファンはデブのおっさんばかり(笑)

ロードムービー

20210602

Posted by ファンキー末吉 at:05:10 | 固定リンク

2021年4月 4日

宁夏回族自治区中衛"星空演唱会"

上海で2週間の隔離、そしてここ寧夏回族自治区銀川で更に2週間の自主隔離を終えて北京に帰っていた私に、布衣楽隊のマネージャー小文から連絡があった。

「4月2〜4日空いてる?」

空いてるってVISAの更新以外は何もありまへんがなぁ〜
「じゃあちょっと数日待って、無事契約書を交わしたら大決定で!!」

そうそう、昔はスケジュール入れてもイベントがドタキャンでということがよくあったが、もう数年前からバンドは契約書を交わしてから初めて大決定となる。

「テレビ局からの条件で、犯罪歴がないことというのが来たので、各人気をつけてね!!もし誰かが犯罪を犯したりしたら莫大な違約金を取られるからね」

契約社会の厳しさである・・・

ところがベースの大伟(DaWei)はこの時点で弾かれた。
なんでもちょっと前に飲酒運転で捕まったからだそうだ!(◎_◎;)

私も立ちションとかしてて捕まらないように気をつけねば・・・


さて、というわけで別のベーシストを用意してリハーサルが始まった!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月1日木曜日

例によって詳しい演奏内容がよくわからないのだけれども、どうやらゲスト歌手が来てその人の曲も演奏しなければならないらしい・・・

ボーカルのLaoWuもギターを弾くのだが、バックバンドのギターとなると荷が重いらしく、グループチャット内でギタリストの小龍(XiaoLong)に全て振る!!(笑)

振られた方もこの仕事!!(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月1日木曜日

まあ中国はこの数字譜で通じるのよ〜
キーが変わってもそのままで読めるから便利なのよ〜

楽曲を聞いてみると、シンセばかりで構成されたモロ中国歌謡!(◎_◎;)
「アレンジはバンドに任せるから」と言われているらしいが、数多くこんな仕事をこなしている私から言わせると、全くアレンジを変えた日にゃぁ、歌手が来て「なんか違うなぁ」ということになって、結局「カラオケでやるわ」となって全ての苦労が水の泡となることが多い。

いや、必ずそうなる!!(笑)

なので、ここはカラオケを取り寄せて、それにクリックを打ち込んで、ライブでプログラムを流すシステムに放り込んで、バンドはそのカラオケに合わせるというのが一番安全策である。

末吉覚さんの投稿 2021年4月1日木曜日

こうすれば曲のイメージは原曲のままで、その上に原曲には入ってないドラムやギターが加わってより豪華になる。

ベースが2本鳴ることになるが、この曲のようにバラードであまり動いてないベースラインならば別にユニゾンで2本鳴っててもいいし、邪魔ならばカラオケの方の低音をカットしてやれば良い。

生ドラムが入っててもそれに全く同じく重ねて叩くし、この曲のように打ち込みドラムならば、それを聞きながらそれに生ドラムを被せたレコーディング(中国ではよくやる)のように叩けば良い。

ということでつるっとリハーサルは終了!!
翌日は午後集合で隣街の中卫(ZhongWei)へ向かう〜

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

中卫(ZhongWei)には一度来たことがある。

その時の話:布衣のツアー寧夏回族自治区「中衛」

中卫(ZhongWei)と言えば砂漠と羊肉しかイメージがなかったが、やっぱり羊肉!!(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

ちなみに羊肉でも喉の部分だけを食らう「羊脖子(YangBozi)」というのが珍味!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

その他の料理も寧夏独特の料理ばかりである!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

ちなみに今回主催のテレビ局はむっちゃくちゃ厳しくて、このレストランを含め、局が連れてゆく場所以外は基本ホテルから外出禁止!!!(◎_◎;)

プチ隔離である〜・・・というわけで朝メシも部屋に配達が来る(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

いや〜上海での隔離を思い出すわ〜・・・

その時の話〜隔離生活第一週目隔離生活第二週目

さて例によってドラムのチューニングをせねばならんので、私もスタッフの入り時間に一緒に会場へ〜

砂漠の中をせっせこ進む〜

リゾート地のようなところに入ったら〜・・・

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ステージが!(◎_◎;)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

写真

いやね、むっちゃ寒いんですけど(涙)

砂漠の中でセッティング〜ってむっちゃ寒いんですけど〜山上にはまだ雪が残ってるんですけど〜(涙) カンボジアでは18度下回ったら人が死ぬぞ〜!! しかもステージは昼と夜にもここで!(◎_◎;)・・・死ぬかも(涙)

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

そういえば札幌雪まつりイベントに出た時に、真冬の雪の上のステージで、ステージ衣装はみんな半袖とかで、まあテレビ局のイベントで2曲だけの演奏だからまだよかったけど、録画見たら時間経過と共に河合の唇がどんどん青くなってたのが印象的やったのう・・・
よう死なんかったのう・・・(笑)

とりあえずドラムのチューニングは終わり、楽屋には暖房を入れてもらって出前メシ!!

楽屋メシ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

メンバーの到着を待ってサウンドチェック〜

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

このライブのポスターが朽ち果てられている(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

楽屋となっとる大きな劇場の中では巨大ポスターが〜・・・

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

でもその砂丘に置いたところで全く目立たんと思うのだが(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

湖の畔のおしゃれなカフェの入り口にはポスターがちゃんと設置されていた。

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ちなみに布衣楽隊の今のアー写はこれなのだが、このイベント参加者はこの写真の中で二人しかおらん・・・
別に写真と実際の人物が半分違っててもあまり気にしないのが中国(笑)

さてこのカフェの中にエレドラが設置され、
「リハを始めてくれ」
と言われるので何かと思ったら、ここから収録開始!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

なんとこのリゾート施設に遊びに来たスター達が、偶然ここでリハーサルをやってる布衣楽隊と会って、
「夜ライブやるの?じゃあ俺たちも出るよ」
という設定とか・・・どのテレビ局でもありそな「設定」である(笑)

そう、ここはホテルもあって砂漠の中の巨大なリゾート施設なのである!(◎_◎;)

これが私のいるオシャレなカフェ!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ホテル!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

プールは壁が透明なのがオシャレ〜

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

夕食はこのビュッフェ!!

こんなむっちゃ田舎街なのに結構客がいるので、宿泊代安いのかなと思って調べてみたら一泊5万円近い!(◎_◎;)

まっこと中国は豊かじゃのう・・・(>_<)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

スター達はカフェで撮影しながら食事・・・
これ間が持たなくてイヤなのよねぇ〜・・・(元スターの愚痴)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ちなみにスター達の顔ぶれはこんなんらしい・・・
「ファンキーさん誰か知り合いでしょ」と言われるがあいにく誰も知らんかった(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

さて撮影開始!!
もしこの中に知り合いがいたりなんかすると、ボーカルのLaoWuではなく私に色々話しかけて来て、結局トーク部分に私も頑張らねばならんところだったんでほっとしていたが、ここで問題発生!!

なんとこのテレビ局は犯罪歴だけでなく金髪も禁止!(◎_◎;)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

しゃーないので布衣楽隊の物販で金髪を隠す!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

後ろから覗く金髪もダメらしいので更にバンダナを巻きつける!!

思うに、数年前にテレビで刺青だらけのラップシンガー(私がバックをやっている「爽子(Shuangzi)」ではない)が歌詞でドラッグとかを歌って出入り禁止になり、その煽りで今ではテレビで刺青も禁止で、もっと流れて金髪も禁止ということになっているのだろう・・・

まあええけど(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

というわけで本番もうすぐ開始!!

客はまあ宿泊客というのもいるかも知れないが、大部分はテレビ局が用意してスター達のファン。
オープンリハで客の前でリハーサル!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

どうやらテレビ局から渡された楽曲は、彼らの誰かの持ち歌というのではなく、このリゾート地のテーマソングみたいなものだったらしい。

誰もちゃんとまともに歌えない(笑)

だから私は言ったのだ!!「カラオケじゃなく、歌入りも作りましょうか」と・・・

SMAP方式で、大勢が同時に歌う場合、カラオケにもちゃんと歌が入ってた方が安全だし、声が2重に聞こえても何も違和感はない。

その可能性も考えてちゃんと編集出来るようにパソコンも持って来たのだが、残念ながらテレビ局はそのやり方を却下(>_<)

まあ純粋な「ライブ」ではなく「公開録画」なんだから、歌えなかったら何回か撮り直せば良い・・・

そして布衣楽隊の曲も何か一緒にというわけで、私が映画音楽のために作って大ヒットした「我爱你亲爱的姑娘」!!
「これなら歌える」ってやっぱ有名なんや、この曲(笑)

かくして「我爱你亲爱的姑娘」はリハ1回、リゾート地のテーマソングは2回ほど練習して本番!!

たまたまこのリゾート地に遊びに来ていた(んなわけはない(笑))スター達が、たまたま布衣楽隊のステージがあったので(笑)一番前で見てたら、「ステージに上がれよ」と言われて上がって歌うという(笑)・・・まあテレビ局らしい演出です・・・

ステージの後には車がずらりと並び、これも「タイアップ」!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

そして今日のメインのタイアップはこの携帯!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

折り畳めるのよねぇ〜セカンド携帯で欲しいのよねぇ〜・・・と思ったらお値段20万円越え(>_<)

頑張ってドラム叩いたらひとつくれんかのう〜・・・ドラムソロ〜〜

冒頭でカッコよく上着を投げ捨てるのだけれども、おかげでその後寒かった〜(>_<)

手がかじかんでいつもの6連がすぐ乱れるのでツーバスの6連にチェンジして早めに収める〜

最後の曲として、今回のこのイベントのテーマに則した、「星」をテーマにした楽曲「流星」・・・でも星なんか出てなかったのよねぇ〜(笑)

まあ天気予報では雨だったのだけれども降らなかっただけマシ!!

20万円越えの携帯をくれるわけでもなく、車をくれるわけでもなく、この豪華リゾート施設の無料宿泊券をくれるわけではなく、また200kmの道を帰ってゆくのであった・・・ちゃんちゃん

Posted by ファンキー末吉 at:07:06 | 固定リンク

2019年11月29日

布衣2019年秋のツアー江蘇省「南京」

最終4連チャンの後ツアー最終日!!

4時間移動しての乗り打ち!!シビレるのう・・・(笑)
あまりにシビレたので車内弁当!!

もうね、旨いもんでも食ってなやってられん!!・・・って車内弁当はのう・・・(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

実は昨日メンバーのひそひそ話を聞いて、今日のライブが無事に行われるのか心配になっていた。

「〇〇が香港警察を台上で真っ向から批判したもんだから・・・」
「ライブ中止か?!」
「そうよ、まさに俺たちが明日やる南京の小屋よ」
「中止になったのか!(◎_◎;)」
「全部中止らしいよ・・・」

「中国あるある」である・・・(>_<)

「何が正しいか」ではない。
この国では「中国共産党が正しい」のである。
それをそのお膝元で真っ向から批判すると、そのとばっちりはその周りの人、
そして全く関係ない私たちのところまで飛んで来る。

私は途中から話に割り込んで冗談を飛ばしてみる。
「布衣のように"党と共に歩む"バンドは大丈夫なんじゃないか?(笑)」

冗談での「香港デモ隊を指示する」などと大きな声では言えないが、
まあ「冗談で」共産党を支持するのは許される・・・かな?(笑)

よくよく聞いてみたら、ライブキャンセルになったのは、現在中国国内をツアーで廻っている香港人歌手、
香港警察を批判したのはその歌手が台湾での何やら賞の授賞式だったらしい・・・

その瞬間に彼の全ライブは中止!!
そのライブが布衣の前日の南京の同じ小屋で予定されてたということだ。

私はその小屋でそんな発言をしたのでその小屋のライブが全て中止になって、今日の布衣のライブも中止になるかも・・・と心配していたわけだ。

中国あるある・・・

というわけで無事にライブもやれてドラムソロ!!

打ち上げはLaoWuの表弟(BiaoDi:母方の従兄弟)の奢りでご馳走!!

いや〜長かったこのツアーも無事にこれで終了!!

やっちんツアーの後、成田から北京経由で包头

9月20日 内蒙包头为 livehouse
9月21日 内蒙呼市whohot

前回はこの辺であまりの寒さに風邪をひいたが、今回は頑張る!!
夜汽車での大移動で太原へ〜乗り打ち!!

9月22日 山西太原boo lifespace

移動日ありでゆっくり移動!!

9月25日 河北保定壹音乐现场
9月27日 河北石家庄红糖俱乐部

8時間移動で乗り打ち!!

9月28日 江苏徐州尧 livehouse

5時間移動して移動日!!

9月30日 湖北武汉vox

ここからX.Y.Z.→Aのニューアルバムレコーディングのために日本に帰る!!
武漢空港でぷんぷん!!
香港で11時間乗り換え!!

10月5日 南京のフェスティバル

後に北京でレコーディング〜札幌TOセッションの後合流!!

10月16日 固原 大原livehouse 
10月18日 银川 西桥HOUSE 

寒かった〜(>_<)・・・ほんま札幌より寒かった!!
さすがにウルムチへは飛行機移動!!

10月19日 乌鲁木齐 嬉游livehouse 

10月20日 嘉峪关 贤良方正
10月23日 张掖 屿LiveHouse  

寒かった〜(>_<)でも風邪はひかず!!

10月25日 西宁 南墙音乐-聂现场

この辺ではもう疲れていてバーのお姉ちゃんに癒される(笑)

10月26日 兰州 葵艺术空间

3時間半乗り打ち!!

10月27日 西安 1935Livehouse  
10月30日 漢中 漢Livehouse

移動2時間半で移動日あり!!

11月1日 成都 乐空间
11月2日 重庆 寅派动力

移動4時間乗り打ち!!

11月3日 昆明 ModernSkyLAB
11月6日 大理 核屏

雲南省は天国でした〜・・・6時間半かけて南に移動!!

11月8日 南宁 候朋现场HOPELIVE 

ここだけはむっちゃ暖かかった〜4時間半かけて北上して乗り打ち!!

11月9日 贵阳 勁LIVEHOUSE 

メンバーは半数が風邪でダウン!!3時間半かけて乗り打ち!!

11月10日 长沙 MAOLivehouse

ライブ終了後そのまま夜汽車で12時間!!

11月13日 南阳 星Livehouse

移動日移動オフありで太る!!(笑)

11月15日 邢台 沐Livehouse 
11月16日 北京 疆进酒OMNISPACE 
11月17日 廊坊 深核Livehouse 

強烈な寒さでついに風邪をひく!!(>_<)

11月18日 南京 欧拉艺术空间 

ついにツアー終了!!

あまりに寒かったので私はLaoWuに言いましたよ、
「春は沿岸沿い廻って、秋に西北廻るの逆にしようよ!!」

しかし春にはハルビンとか北方も廻っているのである。
冬のハルビン・・・マイナス40度((((;゚Д゚)))))))

ええです!!来年も寒さに負けず頑張ります!!(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:08:08 | 固定リンク

2019年11月15日

布衣2019年秋のツアー貴州省「貴陽」

ミャンマーの隣、雲南省大理から8時間かけて南下したと思ったら、
今度は中国の最南西端、ベトナムの隣、広西チワン族自治区南寧からまた北上して山ん中の貴州省「貴陽」までの乗り打ち・・・これがまた遠かった・・・

朝6時に起きて6時間近くかけてやっと着くんだから、
例えて言うと、東京から飛行機使わずに新幹線で鹿児島まで行ったと思ったら、
今度は当日朝いちでまた新幹線乗って名古屋でその日にライブをやるようなもんだ・・・

風邪でメンバー、スタッフの半数がダウンしているという中、
私は元気いっぱいでドラムソロ!!(笑)

いやね、元気なコツは「マイペース」かな・・・

自分のペースを持っていてそれを頑固に守る。
睡眠をいっぱい取ればいいのだけど、年寄りは朝早く起きてしまうので、
起きたら起きたで楽しいことをする!!

列車移動は好きな映画を見る!!
(当日ライブの時は酒は飲まない)
眠くなったら寝るし、眠くならなかったら3本続けて見る!!

着いてドラムをチューニングして、
サウンドチェックして疲れてたらホテルで寝る!!

出番まで1時間でも寝られればそこで体力はまた蓄えられる!!

そして美味しいものを食う!!

いや〜さすがにライブ終了後で明日も朝早いとなると半数が出て来ませんわ(笑)

むっちゃ疲れてたらそのまま酒飲まずに寝ることもあるけど、
やっぱ地元の美味しいもの食ってビール飲んで、
幸せホルモンいっぱい出して満足して寝ると次の日も心なしかすっきりしている。

きっと「分眠」が出来る体質なのだろう、
しんどければ列車の中でも飛行機でも熟睡して着いたらスッキリしてるし、
眠りもそのぶん深いのかも知れない、
他の人が10時間眠らなければスッキリしないのが数時間でスッキリする。

いや、やっぱ「ストレス」やろうな・・・
イヤなことやってたら疲れる、疲れたら身体もガタが来る。

美味しいもんも我慢して、ライブのためライブのために毎日そのために全てを犠牲にして生活してたらやっぱ身体もガタが来るだろう。

私の場合、「ライブ→各地の美味いもん→ビール→バタンQ」でひとセットで「楽しい」なんやろな・・・

移動はまあなければないでその方が楽なのだが、
そこに映画とか移動日だとビールとか、そこに楽しいもんがあるから差し引き「楽しい」、
つまり毎日ずーっと「楽しい」わけであります(笑)

そのペースを乱されるもの、
例えばこの前の武漢の時みたいに突然知らない人が入って来てペースを乱されたり、
列車で話しかけられて映画中断されるだけでも腹立つもんな(笑)

まあ「わがまま」、それが健康の秘訣ですよ!!
幸い敬老精神旺盛なここ中国では、ほとんどストレスなく楽しく旅をすることが出来ることが大きいかな・・・

かと言いながら次の日はさすがに「疲れた」と言わざるを得ない過酷な移動であったのだ・・・続く

Posted by ファンキー末吉 at:18:03 | 固定リンク

布衣2019年秋のツアー広西チワン族自治区「南寧」

ミャンマーの隣、雲南省大理から、ベトナムの隣、広西チワン族自治区南寧まで列車で7時間の旅〜

山ん中を通るので景色はこんなん・・・

さすが中国最南西部、暖かい\(^o^)/

雲南省も常春の桃源郷ではあるものの、その前の極寒の地でスタッフ、メンバーの半数は風邪をひいてしまったようだ・・・
この日は(あまり)暴飲暴食はせずに爆睡!!

翌日散歩がてら小屋の近くまで来てみたら歩行者天国がオシャレなこと!(◎_◎;)!!

ライブハウス近くの歩行者天国がとってもオシャレな件について・・・ 風邪をひかないようにと引き始めの薬を買ってくれたのだが、漢方は量が多くて・・・(>_<) とりあえずケーキを食って考えよう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

とりあえずケーキを食いながら、どどんと渡された風邪のひき始めに効くという漢方の飲み方をじっくりと読む・・・
漢方は量が多いのよねぇ・・・(>_<)

ビタミンC!!

いわゆる「風邪薬」というのは風邪の諸症状を抑えるだけなので、
この漢方というのは即効性はないにしても身体の根本から風邪に対抗するように変革する(ような気がする)ので良い・・・

元気いっぱいドラムソロ!!(笑)

いや〜音楽の「才能」などと一言で言うけれど、
やっぱ音楽活動を続けるということにおいては「体力」こそが一番の「才能」!!

丈夫に生んでくれた両親に感謝するのみである・・・


Posted by ファンキー末吉 at:11:43 | 固定リンク

2019年11月13日

布衣2019年秋のツアー雲南省

中国の桃源郷(と勝手に呼んでいる)雲南省の入り口、昆明!!

もうミャンマーのすぐ隣である・・・

昆明自体はハンパじゃなく大都会だが、海抜が高いせいか澄み切った空気と青空に心が癒される・・・

会場は前回やった芸術村の会場ではなく、爽子でやったショッピングモール内の会場。

この日はオーディエンスが非常に乗りがよく、ドラムソロでもどんどん声を出して来るので、それに合わせてセッション!!

いや〜ライブは観客とのセッションだとはよく言ったもんだ・・・

終了後、この辺はショッピングモール街で開いてる店はないだろうと思ってたら近くに素晴らしい飲食街が!!



そこで打ち上げ!!

昆明で打ち上げ!! - Spherical Image - RICOH THETA

いや〜雲南料理は辛いんだということを痛感しつつ翌日は桃源郷大理へ〜!!

街中ではミュージシャンをよく見かける。
この辺のバーでは生演奏(弾き語りがほとんどだが)をやっていて、そこで働くミュージシャンが多いのだろう。

およそ中国でミュージシャンやってればファンキー末吉を知らないヤツはいない(笑)ので、当然ながらよく声をかけられる。

「Funkyさんですよね、一緒に写真撮って下さい!!」
「ええよ〜んで君は?地元のミュージシャン?」
「いや、仕事でこっちに来てあそこのバーで歌ってるんです」

ほな行くわ〜ということで歩いてたら、また別のバーのオーナーから声をかけられる。
「この店のオーナーは音楽好きで自分でも音楽やってるんです」
と冒頭の彼。

ほなお茶でも飲んでくか〜

まったりと知らない人と世間話でもして冒頭の彼の店へ〜

私が行けばBEYONDの曲とか許魏の歌(私は許魏の名盤を録音したドラマーとして有名)とか歌ってくれることは多いが、布衣の曲とは・・・!(◎_◎;)

アンダーグラウンドとは言え、全国津々浦々で誰でもすぐに布衣の歌を歌えるって凄いなぁ・・・

舞台上から「僕が奢りますから!!」とは言ってたが、
次の歌手が来て、「僕が奢りますから」とビールを山ほど(>_<)

次の歌手が来て舞台を降りて来て一緒に飲み出したら帰れない(>_<)

こうやって桃源郷の昼は過ぎてゆくのである・・・(笑)

次の日は去年付け毛をしてもらった美容院に行ってみる・・・
美容師さんも犬もネコも覚えていてくれたようだ・・・

いつものように髪の毛の根本の黒いの脱色して付け毛!!

おう、やっぱカラーフォームより派手でええのう・・・

付け毛でドラムソロ!!

そうそう、この一角が全部停電で、ヘタしたら生音でライブかと思ったが、
電源車が来て無事にライブが出来た\(^o^)/

中国はなかなかまともに始まらんことが多いが、始まれば必ずちゃんと(でもないけど)終わるのだ〜!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:44 | 固定リンク

2019年10月29日

布衣2019年秋のツアー甘粛省

ウルムチから列車に乗って甘粛省まで〜

まるで勘違いやったけど、ウルムチの隣町が蘭州やと思ってて、
前回は高速鉄道で12時間かけて移動というのでびっくりしたけど、
今回はその途中の街でライブ!!

またそこまでが6時間の旅・・・2時間以上走って全く景色が変わらない(笑)

着いたところが「嘉峪关(JiaYuGuan)」という人工20万人の小さな街・・・

ウルムチから6時間かかってやっと「嘉峪关(JiaYuGuan)」に着いた〜!! ウルムチの隣町って12時間かかる蘭州かと思ったら途中にいっぱい街があるのね・・・ってか駅前みごとに何もないんですけど(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

駅なんにもないし〜(笑)

着いてすぐさまセッティングしてライブ!!

ライブハウスのオーナーが打ち上げに連れて行ってくれたが、
これがなければ寂れた駅と何もないライブハウス近辺しか知らずに終わるところであった(笑)

銀川ライブ後の打ち上げ!! - Spherical Image - RICOH THETA

次の日は移動日!!前回では最後に追加公演として行った街「张掖(ZhangYe)」
実はこの辺だったのね・・・

地元の人からまたご馳走責め!!

宿泊はこんな素敵なところ・・・

移動日と来て次の日が現地オフなので朝から牛肉麺!!

夜もご馳走責め!!

そして食後にライブハウスのオーナーが箱バンやってるという店へ・・・
こうやって生活費を稼ぎながら地元でライブハウスやってるっつうのが非常に心温まる話である・・・

次の日やっとライブ!!(笑)
いや〜寒かった・・・(>_<)

打ち上げに連れて行ってくれたところがまた寒かった(>_<)

甘粛省张掖での打ち上げ - Spherical Image - RICOH THETA

暖房もないガラス張りの小さな部屋にぎゅうぎゅうで入って、人の温もりと料理の火だけで暖を取る・・・

甘粛省张掖での打ち上げ - Spherical Image - RICOH THETA

でも料理は美味かったぞ!!

羊の頭を焼いたヤツ!!

脳味噌と目玉を召す・・・

寒いのを除いてはなかなか楽しい数日間であった。
地元の方々、どうもありがとう!!
来年もまた来るであろう・・・(笑)


そして、次の日はちょっと青海省に抜けてライブをやるのだが、
それはまた別の項で書くとして、その次の日の蘭州!!

まあ着いたら蘭州ラーメンはいっときます!!

前の日の青海省西寧が空気が薄くて大変だったが、
高地トレーニングを終えた感じで身体が軽い!(◎_◎;)

次の朝も蘭州ラーメンを召して次の街「西安」へと向かふ〜

Posted by ファンキー末吉 at:11:15 | 固定リンク

2019年10月28日

布衣2019年秋のツアー新疆ウィグル自治区「ウルムチ」

ウィグル問題に関しては専門家でも「日本では報じづらい」と言うだけあって、
さすがにSNSにちょっと書き込むと香ばしいのが数人現れて来る・・・(>_<)

新疆ウィグル自治区が中国の火種であったり火薬庫であったり、
そういうことを書くと噛み付いて来るのだ(>_<)

まあ私とてウィグル問題の専門家ではないが、
30年ほぼ中国で暮らして来て、ウィグル族のミュージシャンとバンドをやったりレコーディングをやったりその他いろいろ付き合いが多い自分としては、この文中にある、

中国国家の少数民族政策・宗教政策やユーラシア史への理解
世界の民族問題への基本的なリテラシー、イスラム・トルコ文化への理解
中国語・英語・ウイグル語だけではなく、トルコ語やアラビア語などに精通している

とはとても思えない人から罵声を浴びせられるとカチンと来るのである(>_<)

もうね、フォロワーが数千人しかいない私のTwitterなんてそのぐらいのメディアなんだから、イヤならそちらがブロックして欲しい・・・

でもね、この書き込み(訂正済み)で私が言いたかったのは、
全中国色んなところにライブに行っている私が、
「たかだかライブハウスにこれだけのセキュリティーチェックがある街はここだけである」
ということである。

まあそれだけ「テロ」が多いということね・・・

訂正前の書き込みでは「漢民族に対するテロ」と書いたが、
「政府に対する」が正しいということでまるっぽ削って訂正した。
でも漢民族が政府やってるわかやからこの辺も書き方が難しいわのう・・・(>_<)

まあ色々書きづらい問題もあるが、ウィグル問題が中国の火薬庫のひとつであることは間違いなかろう・・・

特集:中国の火薬庫 ウイグル
中国の「火薬庫」は香港にあらず - ロイター

そんな中で「ロック」で平和を・・・などと思ってみても、いつも無力感に苛まれて落ち込んでしまう。

何せこの街で漢民族のバンド(メンバーには回族も日本人もいるが)を見に来るオーディエンスにはウィグル族はほとんどいないのだ(>_<)

内モンゴル自治区では明らかにモンゴル族というオーディエンスも多いのになぁ・・・

多民族国家マレーシアでは、Wingのコンサートなどでマレーシア行った時、マレー系の友人にそのコンサートのことを言っても、
「チャイニーズのコンサートの情報は全くわかんないからなぁ・・・」
と言われた。

中華系の人は中華系の音楽しか聞かないし、
マレー系の人はマレー系の音楽しか聞かないんだと・・・

まあおそらくここ新疆ウィグル自治区でも、ウィグル族はウィグル族の音楽しか聞かないのだろう・・・

その点、昔存在した「阿凡提(AFanTi)」というバンドは革新的だった。
北京のミュージシャンに連れられて彼らが演奏する新疆ウィグル料理屋に行ったのだが、
そのダンサブルなリズムと民族的なメロディー、そして心地よいウィグル語の響きが素晴らしくて何度もその店に通ったものだ。

特筆すべきは、漢民族である私の友人たちがみんなそのウィグル語の曲を覚えて歌っているのだ!(◎_◎;)

・・・ロックやなぁ・・・

沖縄の言葉で歌う喜納昌吉の歌を我々ヤマトンチュの人々が覚えて歌うみたいな・・・

(沖縄問題やアイヌ問題に触れるとまた香ばしいのが出て来るかもわからんが・・・もうあなた達私の書き込み見ないで!!(涙))

兎にも角にも、この私がどれだけ頑張ってドラムで世界平和を叫ぼうが、
そのウィグル族が見に来ないのだからどうやってもそこには届かない(>_<)

まあそれでも届け!!とばかりドラムを叩く!!

吐きぞうなのは出番前にこれを食ったから(笑)

「食い物は文化」と言うが、この辺の食い物もすこぶる美味い!!
ウィグル族の友人たちも私の知り合いだけのことだが非常にいいヤツばかりである。

まあそうではないテロ組織のウィグル人もいるのだろう・・・
実際に見たことはないけれども、中国政府もウィグル族相手に色んな無法なこともしているらしい・・・

こんなところでドラム叩いたってどうなるもんではないが、
まあ香港も含めて、火薬庫が爆発することなく平和になれることを心から祈りながら今日もドラムを叩くぞ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:12:21 | 固定リンク

2019年10月22日

布衣2019年秋のツアー寧夏回族自治区

TOセッションの札幌イベントのため、
行きは北京ー札幌(直行便)、しかし帰りはそのまま寧夏回族自治区でのツアー再開となるので、なんとかその日のうちに銀川まで着かねばならぬ・・・

結局朝一番で大阪まで飛び、上海で乗り継いで「札幌ー大阪ー上海ー銀川」という大移動(笑)

なんとかその日の夜には着いたが、すぐにレコーディングだと!(◎_◎;)

まあ寧夏回族自治区にこれほどのスタジオが出来たつうことが興味深い・・・
これなら布衣のレコーディングは全部ここで出来るではないか・・・

終わって羊肉串!!・・・しかしやっぱ本場は美味い!!

翌日は「羊杂碎(羊のホルモンスープ)」を食ってこの日のライブ地「固原(GuYuan)」へ〜

見れば銀川と蘭州と西安の真ん中・・・
車で4時間もかかるのな・・・そりゃ前日には絶対銀川に着いとけと言われるはずじゃ・・・

そしてここでも羊責め!!

ついでにライブ!!(笑)

翌日は早起きしてまた車で4時間かけて銀川でレコーディング!!

X.Y.Z.→Aニューアルバムのギャングコーラスをここで録ったのじゃが、
以前は北京でやってた作業がここ銀川で出来るようになったというのもありがたいことである・・・

そして夜も羊!!(笑)

布衣のホームグランドである銀川でのライブ!!

打ち上げはそのまま楽屋で!!(ちなみにツマミは羊肉串を出前(笑))

銀川ライブ後の打ち上げ!! - Spherical Image - RICOH THETA

ホームグランドなのでやはり知り合いがいっぱい来る。
ワシはライブで死ぬほど暑くてぐったりじゃし、シンバルスタンドが倒れたショックで演奏にミスがあったので少々心情不好(日本語で何と言うのじゃ?)だったのでいちいち相手にするのがちょっと苦痛・・・(>_<)

対バンも地元のバンドが二つ、地元のロックを応援したいLaoWuの考えもよくわかる。
バンドのメンバーもあの伝説のドラマーFunkyと話がしたいのもわかる。
サインが欲しいのもわかる。

しかし
「じゃあ僕はFunkyさんの使いかけのスティックに・・・」
と言って太鼓のとこに置いてあるスティックを勝手に持って来るのはどうかと思うぞ!!

まあええわ!!疲れてるし・・・(笑)

というわけで次の日は新疆ウィグル自治区ウルムチへの大移動!!
新しいスティックで心機一転して頑張りましょう!!(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:10:18 | 固定リンク

2019年10月 2日

布衣2019年秋のツアー江蘇省「徐州」

徐州徐州と人馬は進む〜・・・という歌があるように、
徐州というところは中国の交通の要地だと思っていたので、
何となく河北省からも近いのではと勘違いしてた私だが、
乗り打ちなのに何と当日5時起き!!(涙)

むくり・・・5時起きで今日の街、徐州へと向かふ・・・済南経由で8時間の乗り打ち(>_<) 我ながらようやるわと思ふ・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

朝飯は高速鉄道駅にてマクド!!
お粥と油条(揚げパン)のセットなど中国マクドならでは〜

朝メシは列車駅にてマクド!! お粥と油条(揚げパン)のセットなど中国マクドならでは〜 - Spherical Image - RICOH THETA

結構遠いのよ〜(>_<)
途中山東省済南で乗り換えて8時間!!

皆さんお疲れ・・・

乗り換え駅では一斉にマッサージ(笑)
駅に必ずマッサージチェアーがあるのも中国ならでは・・・

徐州はひとりドラムなどでは何度か来たことがあるが、
布衣としては初めての土地。

ライブハウスもどんなところかわからず、スタッフが色々と心配してやり取りをしている・・・

着いたら、ステージもその日に突貫で作ったような小屋・・・

そんな中でのドラムソロ!!

最後の曲終わってスネアが緩んでたから、ステージ降りる前に手前のネジを締めたのよね〜
でも叩いてみるとまだ緩んでるような音が・・・
そのままアンコールでドラムソロ!!

・・・ってかあーた!!よく見たらスネア破れてるやん!(◎_◎;)

何とか鳴る打点を探して叩く・・・
ところが裂け目が更に裂けて最後の方にはその打点も見つからない!(>_<)

幸い裂け目は中央に向かってるのではなく横に向かっているのでそのまま横に向かって裂けた。中央に向かってたらもうどうしようもなかったぞ・・・

あと2曲のバラードは何とかフロアタムとかの音を足しながら叩く!!

いや〜長くやってるといろんなことがあるもんです(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:06:05 | 固定リンク

2019年5月14日

布衣2019年春のツアーを振り返って

今回のツアータイトルは「一甲子」。

これは十干(じっかん)という「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10個の並びと、
十二支(じゅうにし)の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」のそれぞれの最初「甲」と「子」の組み合わせは60年に一回であるということから、「Funky60歳記念ツアー!!」という意味合いがある(らしい)・・・

オフィシャルサイトからの回顧レポートによると、


《一甲子》巡演首轮36站半程回顾记,
(ツアーの最初の半分、36箇所を振り返るよ)

24载布衣,60甲子鼓魂,
(結成24周年の布衣、60歳のドラムスピリッツ)

50/70/80/90后,
(50年代生まれ、70年代生まれ、80年代生まれ、90年代生まれ)

9人布队,4万公里摇滚取经路,走着
(9人のメンバーが4万キロのロックの道を行くよ)


・・・4万キロ!(◎_◎;)・・・って地球一周??・・・
・・・って実はこれは秋のツアーと合わせての走行距離で、春の36箇所ではだいたい半周だとか・・・それでも凄いのう・・・

布衣は現在では中国のバンドの中で一番多くツアーを廻っているバンドらしい。

動員数ではまだまだこれを上回るバンドはあるが、
そんなバンドはもうこんなに細かくツアーを回らない。
大きな会場ばかりをピックアップして、必然的に本数は減ってゆく・・・

LaoWuと最初に出会った頃から、飲めば
「バンドはなぁ、ライブやで!!ツアーやで!!」
と言ってた私の影響をモロに受けていると言えよう(笑)

今では大ロックスターとなっている、友人の謝天笑が、LaoWuにこうアドバイスしてたのを聞いたことがある。

「ライブハウスもなぁ、選ばなきゃダメだよ。
アンダーグラウンドなとこに出演してたらいつまで経ってもアンダーグラウンド。
バンドが大きくなったらそれにつれて大きなところでやって箔を付けなきゃ」

いわゆる自らを「ブランド」にしていって大きくなってゆく手法だが、
LaoWuはそれを一喝してそれからもアンダーグラウンドな小屋を回り続けている。

「あんな田舎街のライブハウスなんてちゃんと演奏出来るの?」
という街に行って演奏して、
「布衣がライブやったらしいぜ」
ということで他のバンドも「じゃあやってみるか」になる。

つまりは「先駆者」である。

想像だが、小さな街のオーナーからしてみたら、
メシ奢るから、ホテル代ぐらい出してやるからというわけかも知れない。

ブッキングはまことに巧妙で、
そういう小さな街は平日にブッキング、
週末は動員力が見込める大きな街をうまくブッキングしている。

3月15日(金)広東省珠海
3月16日(土)広東省広州
3月17日(日)広東省深圳
3月18-19日:移動日、現地オフ
3月20日(水)広東省东莞

(ブログ記「布衣2019年春のツアー広東省」)
エピソード:ここでライブ前に広東メシ満腹食って終演後に吐く(>_<)
それ以降ライブ前には食わない!!

ライブ終了後にそのまま空港へ三亜まで飛ぶのではなく海口まで飛んで列車移動

3月22日(金)海南省三亚(飛行機移動)
3月23日(土)海南省海口

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー海南省」)

3月24日(日)福建省福州(飛行機移動)
3月25-26日:移動日、現地オフ(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
3月27日(水)福建省厦门

(ブログ記事:「布衣2019年春のツアー福建省」)

3月28日:移動日
3月29日(金) 江西省赣州
3月30日(土)江西省南昌

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江西省」)

3月31日(日)浙江省温州
4月1日:移動日
4月2日(火)安徽省黄山

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー浙江省と安徽省黄山」)

4月3日:移動日
4月4日(木)浙江省杭州(ブログ記事はこの中に)
4月5日(金)上海

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー上海」)

4月6日(土)江蘇省无锡
4月7日(日)江蘇省苏州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江蘇省」)

4月8日:移動日

4月9日(火)安徽省銅陵
4月10日(水)安徽省芜湖
4月11日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月12日(金)安徽省安庆
4月13日(土)安徽省合肥
4月14日(日)安徽省六安
4月15-16日:移動日、現地オフ
4月17日 安徽省淮南

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー安徽省」)

4月18日:移動日
4月19日(金)河南省开封
4月20日(土)河南省新乡
4月21日(日)河南省安阳

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省」)

4月22-23日:移動日、現地オフ
4月24日(水)山东省临沂
4月25日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月26日(金)山东省青岛
4月27日(土)山东省济南
4月28日(日)山东省淄博

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー山東省」)

4月29-5月2日:移動日、現地オフ
5月3日(金)黑龙江省哈尔滨

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー黒竜江省ハルビン」)

5月4日(土)辽宁省沈阳
5月5日 吉林 长春

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー遼寧省「瀋陽」と吉林省「長春」」)

5月6-7日:移動日、現地オフ
5月8日(水)河北省沧州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河北省「沧州」」)

5月7日:移動日
5月10日(金)河南省郑州
5月11日(土)天津
5月12日(日)辽宁省大连

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省「鄭州」、天津、遼寧省「大連」」)


いや〜非常にうまく組まれている・・・
飛行機移動は海南島に渡る2本だけで、あとは全部列車移動!!

ちなみに海南島には橋とかトンネルで大陸と繋がってるわけではなく、
列車移動だとそのまま列車がフェリーに積み込まれて渡るらしい!(◎_◎;)

乗ってみたいのう・・・
(と言ったらアホかと言われた(笑)列車に缶詰で蒸し暑いらしい)


さてこのように上手いことツアーを組んでるので、9人の大所帯で廻っても何とか赤字にならずに廻れているのであろう。

中国のツアーと日本のツアーの相違点!!

中国の不利な部分、それはチケット代が圧倒的に安いこと(>_<)
日本だと5千円や6千円もザラだが、中国では200元(3千円ほど)もしたら学生にはもう手が出ないだろう・・・

布衣のチケット代は100元(1500円)前後。
この収入だけで全ての経費を賄い、
政府への楽曲の申請(なんと有料!(◎_◎;))や、Webでの宣伝費なども支払わねばならない・・・

でも中国のよいところは、交通費が圧倒的に安い!!

高速鉄道はだいたい1分乗ってる距離だと1元ぐらいの目処だと言われているが、
東京大阪が2時間だとすると中国だと120元(2000円)!(◎_◎;)

中国の高速鉄道は時速300km以上出るので厳密に正しくはないが、
1万円以上する日本の新幹線よりは格段と安いことに間違いはなかろう・・・

あとホテル代。
日本は「おひとり様おいくら」という世界でも珍しい料金設定で、
中国や諸外国のように「ひと部屋いくら」ではない。

私は「敬老精神」でひとり部屋を取ってもらってるが、
他のスタッフ、メンバーは全員ツイン部屋。
つまり9人いても部屋数は5部屋ですむ。

そしてホテル代が田舎に行けば絶対的に安い!!
ひと部屋2000円程度のもあった!(◎_◎;)


私的にはホテルが会場のすぐ近くにあるというのは非常に助かる!!

まず移動は、乗り打ちの場合、朝早く出発して昼ごろ着くように乗車券をブッキングしているようだ・・・

着いてメシ!!その後に昼寝!!(笑)

いやいや、この「シエスタ」っつうのが非常に助かるのだよ!!

その後、いつもだいたい3時頃からスタッフが会場入りするのだが、
私はドラムのチューニングがあるので一緒に入る。

4時頃メンバーがやって来て、
サウンドチェックはもう毎日やってる曲だから決まった2曲しかやらん。

5時にはホテルに戻ってまたごろごろ・・・これがいいのよ!!
中国のライブは(ってアメリカもそうで日本が早すぎる)だいたい8時半頃始まるので、
疲れている時とかはまたここで仮眠!!

長い列車移動も、iPadで映画を何本か見てればいいし、
飛行機と違って自由に立ち上がって車内をうろうろ出来る。

何より、飛行機は欠航という恐ろしい罠が待ち構えているので列車移動の方が確実である。

それもこれも中国の高速鉄道網が今ではこんなに網の目のように張り巡らされているから出来ることである。

中国高速鉄道網

春のツアーは南の方から東北の方まで廻ったわけだが、
秋のツアーでは今度は内陸部の西北を廻る・・・

移動距離がハンパないのよね〜地球半周以上するかも〜(笑)

今回の移動Map!!(直線距離で書いてるけど実際は色んな乗り換えで移動した)

BuYiTourMap2019Spring.jpg

日本の大きさと比べたらこんな感じ〜

Posted by ファンキー末吉 at:06:28 | 固定リンク

2019年4月22日

布衣2019年春のツアー河南省

前回爽子(Shuangzi)のツアーでお世話になったLuanShuのお友達
実は隣町の開封(KaiFeng)という街の人だったようで・・・

前回のツアーの時も「開封には来ないのか」とウルサイ(>_<)

そんなこともあってのこと(?)なのか今回初めて開封でのライブが実現した。
安徽省淮南から河南省開封への移動日は朝から「何時に着くんだ」とウルサイ(>_<)

わざわざ駅まで迎えに来てくれた・・・

前回の鄭州でのメッセージグループに着いた旨を投稿したら、
「アニキは日本の東京から中国の東京に来たんだよ」
という書き込み・・・???どういう意味???

聞けばここ開封は宋の都、昔は「東京」と呼ばれていたらしい!(◎_◎;)

北京と南京は知ってたが、東京もあったのね!(◎_◎;)
ちなみに西安は西京と呼ばれていたらしい・・・

ライブハウスは河南大学の近くにあるらしく、
大学の周りは屋台で埋め尽くされていていい感じの街・・・

「屋台は開封の文化だよ」
と説明されたが、北京も上海も、大都市からはどんどんなくなっているこの風景・・・

その日ご馳走してくれた料理で一番美味かったのがこの鯉!!

鯉は小骨が多いので揚げてから調理をするが、
酢豚のタレを絡ませるのはよく見るが、この醤油ダレが絶品であった・・・

まあこの日は食い終わってからゆっくり寝かせてもらって、
翌朝ちょっと街をぶらぶらしたら何と喫茶店が!!(◎_◎;)

さすが学生街・・・サンドイッチのモーニングがあるというので頼んでみた。

洋風ではあるが味は中華(笑)


さて夜のライブも学生だらけで大盛り上がり!!

これこれ、ダイブは危険だからやめなはれ!!

全く予定されてないところでドラムソロを振られるので何かと思ってたらLaoWuのギターの弦が切れたのね!(◎_◎;)

さて何をやるか・・・次の曲バラードなんですけど(>_<)
何をやろうか考えながらソロを叩いてたけど、やっぱプロレス技に(笑)

しゃーないなぁ〜・・・

右手ー左手ー右足の3連が終わっても戻って来んから左足も加えて4連!!まだ戻って来ん!!(◎_◎;)
日本では弦が切れることを想定して色々準備するけどこちらでは弦は切れん前提やからなぁ・・・
しゃーないなぁ〜・・・5連まで行った時にやっと出て来た・・・

リズムソロ!!

ちなみにステージが狭くてドラムを真ん中に置けないのでこのように端っこに追いやられています(笑)

終了後は店にあった「不接受批评啤酒」!!
つまり「批判は受け付けませんビール」!!(笑)


その後は待ち構えていた「お友達」と食事!!

地元開封からひとり、お隣鄭州からひとり、LuanShuから紹介された人がとても熱烈な件について・・・(>_<) しゃーないなぁ〜・・・ワシだけでも付き合わないかんやないの〜これが中国!! でもLaoWuは小屋のオーナーんとこ行って他のスタッフは駆けつけてくれて助かった〜\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

鶏肉が絶品でした〜

シメは名物の胡辣汤(HuLaTang)!!
酸辣汤(スワンラータン)の酸っぱくないやつです!!

焼肉マンも名物だとか・・・


次の日の新郷(XinXiang)は去年も来たアンダーグラウンドなライブハウス!!
客が熱狂的なのよ〜!(◎_◎;)

当然ながら暑いのよ〜(涙)・・・
朦朧としながらドラムソロ!!

サイン即売会も終わって放心してたら、
「メシはどうするか?」と・・・

「ホテルに出前頼んで食おうか・・・」
となってたけど、それでは酒の選択肢がビールしかない。

「それならここに出前しよう!!」
ということになって打ち上げ!!

店で飲むといいのは酒が何でもあること!!

まずはワインを頼む!!

中国ではだいたい店のオーナーが酒を奢ってくれます。レストランで飲むとビールの後は白酒しかない環境から店で飲むと何でもあるから助かるのです!!今日はワイン!!その後カクテルをご馳走になる所存でございます。 ツアーメンバー9人もいて酒が飲めるのこのベーシストだけ(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

そしてカクテル!!

さすがB52の連続イッキは効きますなぁ・・・
千鳥足で帰って上着を忘れてまたスタッフに迷惑をかける(>_<)


ちょっと酒も残りつつ次の街「安陽(AnYang)」

ここは前回来た時にも思い出深かったのだけれども、
地元のバンドが手作りで作ったライブハウス!!

(その時の話〜https://www.funkyblog.jp/2018/05/post_1250.html

ライブハウスは潰れておらずにまだあった〜!!\(^o^)/

ドラムセットは台湾製のMapex!!

シンバルが得体の知れないメーカー(笑)

せっかくなのでそのまま叩かせて頂いた・・・

ところで、この3本の河南省と、来月にある省都の鄭州には河南省の若いバンドがOAとして同行していて、若いドラマーにステージの上からワシのドラムを見るようにと指示していた。

勉強になったかのう・・・ドラムソロ!!

まあ気合いだけでも伝われば(笑)


さてそのまま打ち上げに行くのだけれども、
このライブハウスのオーナーでもある地元のバンド、
前回来た時は火鍋屋を経営してたのだけれども、
それが潰れて飲み屋になったと聞いていたのだけれども・・・

何と立派な居酒屋!!

去年はこんな看板を出して店を休んでライブに来てたのだけれども、
今年も!!!(◎_◎;)

料理を作ってくれるのは二人のドラマー!!


給仕は刺青だらけのベーシスト!!

いや〜かっこいい!!(涙)
ほんま、みんなかっこよくって涙が出て来た・・・

世界で一番ロックな居酒屋!!
次に来た時も潰れずにいて欲しい・・・






Posted by ファンキー末吉 at:11:05 | 固定リンク

2019年4月19日

布衣2019年春のツアー安徽省

4月1日に一度黄山に入ったもののまた浙江省に抜け、
(その辺の話はこちら
上海江蘇省と廻って、ここからが本格的に安徽省のツアー!!

安徽省はいつも長いのよねぇ・・・

思うに、昔は一番貧しかった安徽省が、今は経済発展目覚ましく、
それゆえお金持ちも多くライブハウスもどんどん出来て来ているからではないかと思う・・・


はてさて、江蘇省蘇州から安徽省銅陵(TongLing)へと移動〜

前回と同じホテルに泊まって、その前のマッサージ屋で働く少数民族と飲む!!

いやね、ずーっと寒かったからやっと「ワシの夏が帰って来た!!」と思ったのよね・・・
そしたらこの後どんどん気温が下がり、次の日は雨になって気温11度(>_<)
まあ中国の春はこんなもんね・・・

でもドラムを叩けば熱気ムンムン(死語)!!

終演後は小屋のオーナーがケーキを用意してくれました〜

まあ誕生日はまだまだ7月なんですけど(笑)

中国では「今年が60歳」と言うと毎日がもうお祝いなんですと・・・
まあこちらは「数え歳」ですからな・・・もう60歳・・・

次は珍しく平日2連チャン!!
初めて来た芜湖(WuHu)という街のライブハウスにはなんとネコがいる!(◎_◎;)

騒音・・・大丈夫なんやろか・・・

ネコを気にせず大音量でドラムソロ!!

そしてその後は私はビザの申請のために北京にとんぼ返り!!

とんぼ返りでドラムソロ!!(別にバク転をしているという意味ではない)

安徽省安慶(AnQing)、この日はそんなに客が多かったわけではないのだけれども、その少ない客にめがけてダイブをする危険なお客さん!(◎_◎;)

いや、危ないからやめなはれって・・・(>_<)

ちなみに日本ではライブで死人が出たことがあってモッシュやダイブは通常は禁止されているのだが、
規制だらけのような中国では逆にこれらは規制されていない。

まあそのうち死人が出ると思います(>_<)


続いて省都である合肥(HeFei)に移動!!
乗り打ちでドラムソロ!!

ツアーも長いので煮詰まらないようにリズムソロでは新しいフレーズもどんどん入れてゆきますが、フリーソロはいつもと同じプロレス技!!(笑)


週末は必ず3連チャンなので、そのまま初めての場所「六安(LiuAn)」に移動、乗り打ち!!

初めての土地ではオーナーがご馳走してくれることが多く、
この日も素敵なホテルに泊まらせて頂いてご馳走してくれました!!

出番前なのでビールは飲まず、ドラムソロ!!

「Funkyさん、今日のドラムの音はむっちゃよかったですねぇ」
とスタッフのヤオヤオ君。
「そうかぁ?一生懸命チューニングしたからなぁ・・・」
と気をよくしていたが、動画を見ると・・・ヤオヤオ君、スマホのマイク部分を手で覆って撮影したね?・・・音がこもっておる(>_<)

アンコールの方はちゃんと撮れていた!!

この日のステージをバーカウンターから食い入るように見ている若い衆がいると思ったら、この店で箱バンをしている地元の若いドラマー。

その後、店に出前を取って打ち上げしてたら色々と聞いて来るので酔いどれドラム教室!!


次の日、その次の日は移動日現地オフなのだが、
きっとオーナーがホテルを取ってくれるからだろう、次の日も六安に滞在して、いいホテルでゆっくり休ませて頂きました〜

その翌日にゆっくりと淮南(HuaiNan)に移動〜
またこちらのオーナーからもいっぱいご馳走になりました〜

この街は去年の春のツアーでは初日だったので記憶によく残っているのだが、
その時はたしか小小屋のドラムセットを叩いた。

ツアー初日のライブハウスを借りてゲネプロ、いやニューアルバムの曲は初めて演奏するのでリハーサル〜(笑) 中国のライブハウスはシンバルを常備してないところが多いので持ち込むならクラッシュ2枚の軽装備、タムも1タムでやりまする!! - Spherical Image - RICOH THETA

ところが今回は地元のパール倶楽部の老師がパールのセットを持って来てくれた!!

張老師、実は20年前に上海で会っているらしい・・・
写真を見せてくれたのだが全然覚えとらん(笑)

さすが30年もこの国で活動していると全国どこに行っても知り合いがおるのう・・・
(ワシは覚えていないのだが・・・(>_<))

ドラムソロ!!

どうやらヤオヤオ君、携帯を手で覆って撮ってたわけではなく、
携帯を横にするとマイクとの接触なのかおかしくなるようだ・・・

パソコンで修正してアップ!!次からは私の携帯で撮ってもらおう・・・

縦にして撮ると大丈夫!!


はい、かくして長かった安徽省のツアーも終わり、いよいよ北上!!河南省へ向かいます〜

Posted by ファンキー末吉 at:11:01 | 固定リンク

2019年4月14日

布衣2019年春のツアー江蘇省

さて、上海で美女達と共演した後は、またむさ苦しい男どもの御一行で旅が続く・・・

無錫、蘇州は上海からすぐなので移動が楽である。

蘇州から無錫もタクシーで行ける距離で、
蘇州に住む朋友チャッピーさんも駆けつけてくれた。

会場がまた広いのよ・・・

相変わらずおもろい顔してドラム叩いてます(笑)

ドラムソロ!!

フリーソロは真後ろからのアングルで!!

鉄板ネタ(笑)手足完全分離の進軍ラッパフレーズ!!

客席から見たらこんな感じ・・・

そして、その日は偶然にもチャッピーさんのお店「COCORO」が開店1周年記念だったらしく、華を添えに行って来ました〜

ちょっとドラム叩いたらこんなにご祝儀くれた〜\(^o^)/

実は1年前の今日、開店パーティーの時も布衣ツアーで無錫にいたので華を添えに行っていた!(◎_◎;)

縁ですなぁ・・・というわけで、無錫に来たら必ずここに寄るでしょう(笑)


散々ご馳走になってベロンベロンでホテルに帰って二日酔いで隣町蘇州へ移動!!
蘇州は東洋のベニス!!水路がたくさんあって綺麗な街です・・・

ライブハウス!!
水路沿いにあって素敵な空間・・・

でも狭い(>_<)・・・ここに昨日と同じ人数が入るのだ・・・(涙)

こんな感じ・・・

ドラムソロ!!

終了後そのまま蘇州の日本人街へ行って打ち上げ〜!!

週末4連荘終了!!まだまだ元気です(笑)


Posted by ファンキー末吉 at:07:34 | 固定リンク

2019年4月11日

布衣2019年春のツアー上海

数日前のことである。
取材かなんかでLaoWuが
「上海はスペシャルライブになるからね、民族楽器も何人も入れて・・・」
とか言ってるので、思わず
「何のこと?」
と聞き返してしまった。

ワシはドラマーでもあるけどお前らのプロデューサーやぞ!!
何でワシにひと言も言わん!!
・・・ってか譜面誰が書くのよ!!

「え?言ってなかったっけ?・・・」
(>_<)・・・まあええわ、やる曲言うてや、譜面書くし・・・

「いや、今回は民族奏者が耳コピするから大丈夫」
・・・大丈夫かなぁ・・・(不安)

しばらくしてから「4・5民乐」というチャットグループが作られて、参加する民族楽器奏者と私とが初めて繋がった。

挨拶を交わして、今ライブで使ってる民族楽器単独のプログラム音源も送りつけておく。

そしてこの時点ではこの民族楽器奏者が美人揃いであることも、いや女性であることさえ知らなかったのだが、当日会場に入ってぶったまげた!(◎_◎;)

びわ奏者の韩妍(Han Yan)ちゃん

古筝奏者の关琳(Guan Lin)ちゃん

そして揚琴奏者の易镍泽星(YiNie ZeXing)ちゃん

何なのこれ?!!
その昔アンプラグドのコンサートやった時はおっさんばっかりやったやないかい!!(涙)

それぞれのアー写はこんな感じ・・・


いや、むしろすっぴんで普段着の方が全然可愛いぞ!!

そして気になるのが、会場をうろうろしているもう一人の美女・・・
その正体は後に明らかになる・・・


さて美女に見とれてばかりはいられない。
耳コピで適当に演奏されてて音がぶつかったりしてたら直さねばならないので、普段何も返さないモニターには民族楽器を爆音で返してもらう。

・・・ってか美女たちも自分の音をモニターするのに四苦八苦しているようだ。

ドラムやエレキギターの音と比べて民族楽器の音はとても小さい上に、
琵琶は音程が危ういのをチョーキングなど使って調整しながら弾くし、
古筝も弦を左手で押してチョーキングして弾いたりするので、
自分の音が聞こえないと音程がぐちゃぐちゃになってしまう。

ほぼ毎日ライブをやってるバンドメンバーはもうリハなど数曲しかやらないが、今回は初めてのお手合わせ(美女相手だとイヤらしく聞こえるなぁ・・・笑)なので、一緒にやる(これもイヤらしく聞こえるのはワシの心が汚れているのか・・・笑)曲は全部リハーサルをやらねばならない。

結構ヘトヘトでリハーサルを終えたのだが、本番までの間美女と楽屋で一緒にとなったら疲れも吹っ飛ぶに違いない・・・\(^o^)/

ところが楽屋は全く別(>_<)
彼女たちは彼女たちの楽屋で、ワシらはワシらでむさ苦しい楽屋なのでついでに昨日干せなかった洗濯物などを干す(笑)

その間、彼女たちはメークをし、衣装に着替え、楽屋で写真大会をしていたようだ・・・

はい、ここに第4の美女がいます・・・その正体は打ち上げの時に明らかに・・・


さて本番!!

うむ、やっぱり何より華がある!!

そして彼女たちのプレイ、
革命の楽曲しか聞かずに育った世代とは違い、
あらゆる音楽を聞いて育った彼女たち世代はリズム感もあり音楽的にも柔軟。

来年には民族楽器を入れたセルフカバーアルバムを出して、彼女たちも一緒にツアーを廻ろうという話で盛り上がっている。

楽器のセッティングとモニターがうまく作れる会場だったらそれもいいと思うぞ・・・これマジで。


さて打ち上げ!!

美女と打ち上げなう〜・・・って美女は右後ろに回せば4人現れますが、よくもまあこれだけ個性の違う美女ばっかり集めたと思う・・・ 一番奥の琵琶奏者はアイドル系、2番目の琴奏者はプリプリのキーボード似、隣の揚琴はセクシー系、そして4人目のマネージャーが一番美女と思ってたら実は二胡奏者で4人は幼馴染の同級生!(◎_◎;) この場で民族楽器を加えた布衣ビックバンドが結成!!来年はこれで廻ることに・・・ 楽しくなりそうじゃ・・・(笑) 祝!!コンサート大成功!! - Spherical Image - RICOH THETA

ここで4人目の美女の正体が明かされる・・・
マネージャーと思ったら実は二胡奏者で、
彼女たち4人は幼馴染で同級生だと・・・

というわけで二胡奏者も含めて4人の民族楽器グループと一緒に来年はツアーを廻る・・・かな?

とりあえず12月24日には北京で大きなコンサートがあるらしいので、その時にはこの4人を入れてやってみよう\(^o^)/

Posted by ファンキー末吉 at:07:54 | 固定リンク

2019年4月10日

布衣2019年春のツアー浙江省と安徽省黄山

さて次の日は江西省南昌から浙江省温州まで行って乗り打ち!!
これが結構遠い(>_<)

着いてすぐセッティング!!

温州の小屋は歴代一番小さな小屋で、
前回来た時にはドラムセットを端っこにセッティングしてたのだが、
今回は無理して(笑)一応真ん中に・・・

でも2台のドラムを寄せ集めてるので色がバラバラ(笑)

色もバラバラならハードウェアもバラバラ・・・
TAMA系のタムフォルダをYAMAHA系のタムに挿す方法を会得!!

見たこともないメーカー・・・

見たこともないヘッド、TOYAMA(笑)

まあどんなドラムでもやることは同じ!!・・・ドラムソロ!!

汗だくで終了!!

実は前回はむっちゃ美味い海鮮をご馳走になったので、
「海鮮!!海鮮!!」
とずーっと言ってたら、オーナーが地元の人しか知らないコアな海鮮レストランに連れて行ってくれた!(◎_◎;)

スタイルはやはり目の前で食材を選んで料理の仕方を指定するシステム。

白ワインも飲んでバタンQ(死語)・・・翌日は安徽省の黄山へと向かふ・・・


黄山のホテルで見つけた米酒!!

中国はビールの後は白酒という他に選択肢のない状況なので、
実はその前の江西省赣州(GanZhou)で米酒を見つけて、こりゃいいなと思ってたのだが、今回黄山のホテルでそれを発見して持ち歩くことに・・・

いや〜アルコール度数8度という強くない酒なんだけど悪酔いする・・・(>_<)

この日は酔いつぶれてゆっくり寝て、次の日のドラムソロ!!

リズムソロはハーフテンポで始めたけど客が「Funky!Funky!」と言い始めたので急遽ノーマルテンポに変更!!
フリーテンポのソロではメンバーが楽屋でアホを真似してます(笑)

終了後はホテルに帰らずにそのまま打ち上げに行くというので会場で待ってたのだけれども、よく考えたら「バー」なのでカクテルがある!!

特製のカクテルを作って頂きました〜

そして打ち上げ!!

打ち上げで出た巨大な天津飯のような料理・・・

実は「お焦げ」でした!(◎_◎;)


次の日は移動日なんだけど、その前にまたオーナーさんがご馳走してれて、
それが何と安徽省の食の博物館!(◎_◎;)

その中にある高級レストラン!!!

置物が凄い!!(笑)

昼ごはんはまた豪華な宴席で!(◎_◎;) 安徽省食の博物館内のレストラン・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

一応米酒も持ち込みましたが、高級ワイン赤と白があったので飲まず!!
この料理の数々・・・

ちなみに↑これ↑は安徽料理名物の臭鳜鱼(ChouGuiYu)・・・とても臭い(>_<)

いや〜久々の超高級料理〜\(^o^)/
いつぞやの青島の貴賓館でご馳走になった料理に匹敵する料理のレベルでした・・・


・・・さてこのまま赤ワインと白ワインで酔っ払って杭州に着いたら、
また地元の偉い人がご馳走してくれた〜!!

今回は黄酒!!日本では「紹興酒」とひとくくりにされるが、
紹興酒は黄酒の中の「紹興」という街で作られたお酒。

もうね、黄酒も米酒と同じぐらい酔っ払うのでバタンQ(死語)で、
次の日の昼間も、今度は誰も奢ってくれずバンドの自腹のはずなのにまたご馳走!(◎_◎;)

美容室で洗髪して・・・

昼寝してからライブ!!

終了後はパール楽器杭州工場の日本人スタッフ達とドラム談義・・・

杭州にはパールドラムの工場があるので日本人スタッフをライブにご招待〜その後一緒に飲んだんだけど、やっぱ日本の職人さん凄いな・・・ コップを叩く、こんな音がする、コップに色紙を巻く、もうそんな音はしないでしょ!!だからパールドラムの最高機種は巻かずに塗る!!しかも何層も!!一層目の色と6層目の色は違うでしょ、それを経験で塗り分ける!(◎_◎;) 30年前日本に工場があった頃私が遊びに行ってその時にサインした職人さんが今中国の工場にいる!! - Spherical Image - RICOH THETA

やっぱ日本の職人さん凄いな・・・

コップを叩く、こんな音がする、コップに色紙を巻く、もうそんな音はしないでしょ!!だからパールドラムの最高機種は巻かずに塗る!!何層にも塗る!!

第一層の色は木と混ざってこんな色、それが第六層になるとこんな色になるというのは30年の経験があって初めてわかること!!

日本の工場を台湾と杭州に移転してメイドインジャパンじゃなくなったという人たち!!この職人さんがいる限りパールドラムは永遠にメイドインジャパンですぞ!!

パール楽器さん、84年のデビュー時からのお付き合いですのでもう35年になりますか・・・

一生の付き合いになると思います。今後ともよろしくお願い致します!!

Posted by ファンキー末吉 at:06:41 | 固定リンク

2019年3月31日

布衣2019年春のツアー海南省

広東省东莞(DongGuan)でのライブが終わって、そのまま空港へ〜・・・

朝4時起きとかになるので、そのまま空港に行った方が楽だと・・・

ライブ終わってそのまま空港へ〜・・・今回の移動の中で一番過酷かな・・・いや移動がじゃなく待ち時間が・・・ ここでしばし朝イチの飛行機を待って、海南島の北っ側の海口まで飛んで、そこから列車で南っ側の三亜まで〜 乗り打ち出来るスケジュールやけど移動日でよかった〜・・・ってそれならもっとゆっくり出発せーよ〜!!海口ではなくて三亜に飛べよ〜!! 安かったのだな!!そのチケットが一番安かったのだな!!(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

いや、楽ちゃうし!(笑)

そして飛行機乗って次のライブ地「三亜」に飛ぶのかと思ったら海口やし・・・
このチケットの方が安かったのだな!!そうなのだな!!・・・

海口で列車に乗り換えて三亜へ〜 この乗り換えっつうのが結婚しんどいのよね〜 なぜ三亜に直接飛ばん?!! 安かったのか!!これが安かったのだな!!(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

三亜で高速鉄道に乗り換えて2時間足らず、やっと三亜に着いた〜!!

海だ〜!!!\(^o^)/

海だ〜!!!\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

ホテルは実は私の後ろに見える高級リゾートホテル!!
(とは言ってもアンダーグラウンドバンドなので一番安いところ探したんやろうけど)

超有名リゾート地三亜ではホテル代も高く、
そのホテル代を捻出するために东莞(DongGuan)でのホテルや移動をケチったんやと・・・

大歓迎!!

三亜は中国では有数のリゾート地なのでホテルが高いのだ〜ビーチ沿いのこのホテルも絶対高い!! だからここで泊まれるように昨日のホテル代を浮かしたんだと!! ありがたやありがたや、さもなくばいつものようにライブハウス近くの安宿で泊まって今日乗り打ち・・・ よかったよかった!三亜で移動日万歳!!\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

夜はこんなとこで海鮮食って、

白ワイン飲んで千鳥足でホテルに帰る道すがら、海岸で踊るおばちゃん達・・・

いや、お決まりの老人ディスコも浜辺でやってたらオシャレやねぇ〜・・・

もうね、実は30度近いベトナムのダナンから気温差20度以上の北京に帰って風邪引いてたんやけど、また30度近い海南島来たら治ってもーた!!

やっぱ歳とってくると暖かいところがえいねぇ・・・シミジミ・・・


たっぷり休養を取って次の日はライブ!!

いや〜暑かった(>_<)

南国って基本暑かったらドアとか開けとくし、
ガラス張りの一枚だけのドアで外気が30度やったら、
なんぼ冷房かけても狭いところに100人入った屋内は・・・((((;゚Д゚)))))))

朦朧としながらプロレス技を決めました!!(笑)


さて次の日は店のスタッフが車で3時間かけて機材を運んでくれたのでほぼ手ぶらで海口入り。
いや〜毎回山ほどの機材を持って歩いてるスタッフにとっては一番の息抜きでした〜

さて海口の小屋は前回もやったんだけど、
歴代3本の指に入るほど暑い小屋だった。

ちなみに1番が鄭州、2番が青島かもしくはここ・・・みたいな。

ところが開演直前に雨が降って肌寒くなり、演奏中はちょうどいい温度!(◎_◎;)!!

南方の街はガラス扉だったり密閉されてなかったり、
外の温度が暑いといくら冷房をかけても冷えないのだが、
逆に温度が低いとまたそれがすぐにいいように影響するようだ・・・

打ち上げはいつもの盐焗鸡(YanJuJi)!!

実は海南鶏、HaiNan Chickenって海南島にはないのよ。
あれはシンガポール発祥の食べ物で、海南島にはこのような鶏料理!!

実は鶏の前にお粥が出てくる・・・

鶏がものすごく塩っ辛くて、だからこの何も入ってないお粥によく合うのよねぇ・・・

熱々を手でむしって食べる!!

はらわたを抜いて漢方みたいな調味料を詰めて蒸してある・・・

ご馳走さまでした!!
海南いいとこ!!風邪もすっかり治りました!!!\(^o^)/

Posted by ファンキー末吉 at:19:12 | 固定リンク

2019年3月26日

布衣2019年春のツアー広東省

布衣の春のツアーが広東省から始まった。

私はベトナムのダナンにいたので、

そこから広州にでも飛べば近かったのだが、
今回はビザの申請のためにどうしても北京から入国せねばならず、
大回りだけど北京に飛んでそこから珠海へ飛ぶ(>_<)

北京から珠海まで国内線で3時間半近くかかるってやっぱり中国は広いなぁ・・・

着いたら牛ホルモン鍋食って乗り打ちライブ!!


さて珠海の小屋は小さな小屋なので、ゲネプロ代わりに新しい曲順を試すにはもってこい!!
今回はバラードから始まってだんだん盛り上がってゆくメニュー。

最後はお決まりの大盛り上がりなのだが、
ドラムソロが入るいつもの曲で終わって、
アンコールではギターソロから入ってたところ、
「今回のツアーのテーマはFunky還暦!!だからドラムソロやって!!」
ということでアンコールはドラムソロから!(◎_◎;)

体力系のドラムソロを2曲続けてって結構キツいのよねぇ・・・
まあやるけど(笑)

最後の曲の曲中はオンテンポでソロ!!

アンコールはフリーテンポでソロなのでプロレス技!!(笑)

この日は手応えを見て曲順などを変更して次の場所「広州」へ移動!!
例によってツアー前半ぶんの切符をどさっと渡される・・・

いつも失くしてしまわんかヒヤヒヤなのよねぇ・・・(笑)

さてと、ツアー初日のいつもの儀式!!前半行程の列車チケットを発券して配布!! 今回は13枚!!・・・失くしたらあかん失くしたらあかん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

広州の小屋はデカい!!またいっぱい集まったもんだ・・・

ドラムソロ

プロレス技・・・アホですなぁ・・・(笑)

今回は金土日は必ず3連荘でライブなのでその3本目は深センに移動してライブ!!

ラス前の曲・・・いつもこんな感じで盛り上がります!!

バラードは大合唱!!

私が作って布衣の代表曲となった羊肉麺という曲では最前列で泣きながら大合唱するファンも・・・

そしてやけにカメラ目線のファン(笑)

ドラムソロ!!

プロレス技は撮り損ねでいくつかに分割・・・


金土日ライブをやったら月曜日は移動日〜!!

初めて行く街、东莞(DongGuan)〜
ここは昔は不毛な農村地帯だったそうだが、
広州と深セン香港の間に位置することからそれらの下請け工場によって大発展を遂げた。

その結果出稼ぎ労働者が多くなりそれ相手の売春婦で全中国的に有名となる。
その規模は8500億円産業となりGDPの10%を占めるまでに至ったというから驚きである。

でも2014年の摘発により1000人が逮捕、10万人が街を出たそうな・・・
今は性風俗産業は地下に潜ってしまったというから残念(>_<)

まあ潜ってなくても金ないから行かんけどな(笑)


移動日はまずは洗濯する!!
汗でベトベトになったTシャツはそのまま放っておくと雑菌が繁殖して、
洗っても洗っても匂いが落ちなくなる・・・

ファブリーズなども使うけど、やっぱ小まめに洗うのが一番なのよねぇ・・・

新兵器!!USB洗濯機!!!

でもこの流しじゃあまり落ちなかったので折りたたみ式のバケツを購入!!
通販から届いたら試してみよう・・・


东莞(DongGuan)でのドラムソロ!!

プロレス技!!

吐くかと思た・・・ってか終わったら吐いたし(>_<)

もう出番前はメシは食いません!!(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:11:53 | 固定リンク

2018年11月27日

布衣秋のツアー2018貴州省「貴陽」

貴陽(GuiYang)とは色々縁があるようで何回か来たことがある。

今ではもう50箇所以上廻っているだろう全中国クリニックツアーの初回でも来たし、
思い出深いのが、八王子でライブ終了後に上海経由で貴陽に飛び
演奏してすぐにまた上海経由で関空に飛んでライブ・・・しかし貴陽での演奏は中国政府のお達しによりドタキャン(笑)

もう私の人生の中では忘れられない街なのですが、
最初に来たのは実は布衣初期のツアー

この時代にはまだこの街にはちゃんとしたライブハウスはなく、
ロック好きの老板(LaoBan:社長さん)が開いた生演奏のパブみたいなところで演奏してたのが、
もう今ではこんな本格的なライブハウスが出来ている・・・


ここには珍しく14インチのタムがあったのでセッティングしてみる・・・

そうなのよねぇ・・・14で深胴だったりすると高さが必然的に高くなってしまうのよねぇ・・・
だから中国ではあまり見かけることがないのだろう・・・使ってないからヘッドが新品(笑)

しかしチューニングしているうちに発見!!
なんとリムが歪んでいた(>_<)

こうなるとヘッドが均一に締まらないので、所々こんな風にたわんだりしてしまう(>_<)

もうね、こうなるとチューニングは大変!!
でも騙し騙し何とかチューニングしてマウントしてみると、
今度は10のタムを一番左にセッティングするのに十分な高さのタムフォルダがない(>_<)

しゃーないなぁ・・・ということで、その低いタムフォルダに14タムをマウントしてフロアタム代わりに・・・
そして16インチのフロアタムを置いて多点セットの完成!!

2台のドラムセットの混合なので色がまちまちだけどそれはご愛嬌(笑)

ところがこの騙し騙しチューニングしたタムが、本番ではよく鳴った!(◎_◎;)

特に14と16のフロアをいっぺんに叩くと重低音が物凄い!!
・・・というわけで、楽しくなってそれを多用したドラムソロ!!

ほんとライブとはドラムセットとの「出会い」ですな。
どんなドラムセットかによって叩き方も全然違って来るからな・・・

いい「出会い」でした!!

Posted by ファンキー末吉 at:07:30 | 固定リンク

2018年11月22日

布衣秋のツアー2018湖南省「懐化」

湖南省は春のツアーでいくつか廻っていたのだが、
廻りきれなかったところを今回拾ったのだろう・・・

湖北省から湖南省へはその名前の通り南下して行けばよいので近い。
いわゆるお隣の省である。

と言っても途中武漢で乗り換えてやっぱり半日近く潰れてしまう・・・

潜江では小屋の近辺にしかいなかったので知らなかったが、
実は潜江というのはザリガニで有名な街で、
全中国に出荷される90%がここで養殖されているのだとか・・・

至る所にザリガニのオブジェや・・・

ザリガニ専門店!!

そして駅でもザリガニを売っている!(◎_◎;)

ザリガニとワッフルの組み合わせって・・・(笑)

朝も早よからはこのセットメニューはなかったということで、
スタッフが土産物の店から買って来てくれた。

冷えてても美味いぞ!!
言われなければ味は「海老」である。

移動日なので朝からザリガニで一杯!!

着いてゆっくり休んで翌日にライブ!!

ところがこの小屋がまたアンダーグラウンドで、
重慶で昔、摘発とのイタチごっこで営業してたライブハウスを思い出した・・・

こちら

埃っぽいのもイヤだが、ドラムセットがボロで、歴代一番チューニングに苦労した・・・

そしてライブが始まってびっくり!!
最前列は美女ばっか!(◎_◎;)

湖南省って美人が多いのか?・・・特に小畑の真正面には陳慧琳(ケリー・チャン)激似の超美女!!(◎_◎;)

ステージ写真を撮っているスタッフもちゃんと彼女を激写してました(笑)

いやね、普段は気が散るので客席など見ないのだが、
この美女にはついつい目がいってしまって大変(笑)

よく見てたら数人の取り巻きの男の子に連れて来てもらって無理矢理最前列に立たされているような感じで、最初の頃はあくびなどしてたのだが(よう見てるなぁ・・・(笑))、
そのうち小畑がイケメンだと気付いたのか、ずーっと小畑にロックオン!!

しかも顔ばっか見ててギター見てないし(笑)

きっとドラムソロの時も小畑を見てたのだろう・・・全く気にせずドラムソロ!!

まあ気にするも何も、ソロが始まったらすぐにスネアが破けるという歴史的なドラムソロです(笑)
それどころではない・・・貴重映像ですな・・・

ちなみにこのドラムソロ映像の中にもこの美女が写り込んでいたようなので編集して抽出しました〜

男はアホやねぇ〜(笑)

ついでにアンコールに小畑がソロで出てゆく時にこの美女のことを言ったら、
いつも弾いてる速弾きフレーズが1.5倍ほど速く弾かれていたのを聞いて、
やっぱ「男はアホやねぇ〜」・・・速く弾けるんなら毎回この速度で弾けよ!!(笑)

そしてライブが終わると、美女は取り巻きにエスコートされて物販も買わずにとっとと帰りましたとさ。
ちゃんちゃん(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:15:31 | 固定リンク

2018年11月21日

布衣秋のツアー2018湖北省

布衣のツアー、今回は湖北省だけいっぱい廻る・・・こんな感じ

2018HuBeiTourMap.png

ちなみに去年はほぼ省都である武漢だけだったらしいが、
ひとつの地方都市に連絡してやることになったら、
ライブハウスの横のつながりで「うちにも、うちにも」ということになったらしい・・・

まずは荊州(JinagZhou)!!
重慶から列車で5時間!!しかしこの日は習さんが上海に行くということで、
上海方面の列車に対するセキュリティーがむっちゃ厳しい(>_<)

でもね、マクド買いに行ったスタッフが買ったマクドだけひょいと中に渡せるんだから、このセキュリティーチェックの意味ってほとんどないよね(笑)

中国にはこんな不条理なことがとても多い・・・

5時間列車で爆睡して三国志の関羽の街「荊州」!! 小屋は武漢を中心に色んなところにあるVOXライブハウス!!これまたアンダーグラウンドな〜(笑) 今日はきっと酸欠ですな・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

さて荊州のライブハウスは武漢のチャーン店であろうVox。
しかしこれが結構アンダーグラウンドなライブハウスなのよねぇ・・・

でも小さなライブハウスの方が雰囲気あるよねぇ・・・

ドラムソロ!!

そして次の街、「孝感(XiaoGan」へ移動!!

さてと、昨日の荊州に引き続き全く名前も聞いたことないような街を廻ります〜(と言っても日本の6大都市の末端ぐらいの大きさはあるだろうが(驚)) 荊州〜孝感〜十堰(Shi Yan)~武漢〜鄂州​(EZhou)~黄石〜潜江〜怀化~贵阳~张掖(ZhamgYe)・・・って行ったことあるないよりも漢字も読めん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

ここのライブハウスがまた小ちゃい!!(笑)

湖北省孝感(XiaoGan)どこや?(笑) 今日の小屋がまたアンダーグラウンドな・・・ってちっちゃ!(笑) いや、大きな小屋よりこんなちっちゃな小屋でぎゅーぎゅーの方が「ロック」やで!!酸欠になるけど・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この空間に100人ぐらい客が来るっつうんやから凄いことになりそう・・・

ベースは横向いて弾いてたらしいし(笑)

ドラムソロ!!

そして一番遠い移動!!漢口で乗り換えて1日かけて湖北省の最西北「十堰(ShiYan)」まで移動!!

いつもなら着いてメシ食ってバタンQ(死語)なのだが、
何やら寝付かれず、翌日のライブ会場にひとりでふらっと酒を飲みに来た・・・

久しぶりに一人でふらっと飲みに来た・・・ 異国の初めて来た街で一人でふらっとなんて何年振りかしら・・・ ホテルの向かいが明日演奏すらライブハウスだったのよ〜 若いバーテンダーが「あれ?あんたドラマーでしょ?」そうよ、明日ここでライブだからふらっと飲みに来たのよ〜何か強いカクテル作って〜・・・ 風邪ひいてたり制作が立て込んで寝てなかったり、嫌なことあってストレス溜まったり、でも時々こうやってリセットするのもいいね・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

「あんた、ドラマーでしょ?」
若い店長らしき人間と美人バーテンダーがもてなしてくれて、全部奢ってくれた\(^o^)/

「この街には1軒しかライブハウスがなくてね、それも潰れて新しくここに作ったんだ・・・」
どこの国でも田舎でライブハウスをやるのは大変なんだなぁ・・・と実感・・・

まあどこに行ってもやることは同じ!!
ドラムソロ!!

この日は夜汽車で武漢まで移動なので、
小屋の人が色々買って来てくれて小屋で打ち上げ〜!!

ライブ終了後そのまま夜汽車に乗って武漢に行くということで、店の人が色々買って来てくれました〜羊肉串もいいけどこの「牛油(NiuYou)」が最高!!単なる牛肉の脂身ではなく、筋も入ってて噛みごたえがある希少部位なので高いらしい・・・ これ食ったら夜汽車に乗りますー - Spherical Image - RICOH THETA

夜汽車でぐっすり眠れるように、前の日も飲んだ火のついたカクテルを頼んでみました〜

火がつくぐらいだからキツい酒なんだけど甘くて飲みやすい!!
すぐに酔っ払って美人バーテンダーが益々美人に見えます!!

列車に乗ったらこんな有様でぶっ倒れてました〜(笑)

二日酔いで武漢着〜!!

寝台列車で二日酔いの図〜(>_<) 武漢に着きました〜入り時間の2時までホテルで休むでしょう〜ああ休むでしょう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

昼過ぎまで休んでサウンドチェック!!
この小屋にはネコがいた〜(笑)


(facebookアプリで見ると3Dに見えます〜)

ドラムソロ!!

ここからはご近所の地方都市を廻る。

中国あるある・・・「鄂州(E Zhou)」のライブハウスはステージの端っこにドラムセット!!

ドラムソロ!!
客席からアップした映像があったので見てみたら、
いや〜こんな感じなのね〜・・・(驚)

次の日もお隣の街なので車で移動〜
黄石(HuangShi)のライブハウスにはピカチューがっ!!(笑)

ドラムソロ!!

週末4連チャンで移動して乗り打ちだったのでちょいとひと息!!

4連チャンのライブ終了後も小屋にてご馳走になったのだけれども、お客さんも帰って身内ばかりになったので、カクテルを頂きながら「おすし」の仮ミックスを流してもらってます。Jazzにはやっぱカクテルが合うねぇ・・・毎日ロックやってのツアー生活のちょっとした息抜き・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

次の日は移動日でドラム叩かないので飲む!!

湖北省最後の街「潜江(QianJiang)」に着いて、また翌日ライブする小屋で一杯!!
・・・とここでこんな張り紙が・・・

武漢みたいな大きい街で一発だけライブだと、
地方都市から客がやって来て満杯になるかも知れんが、
その地方都市でライブやるとその街の人は武漢まで来ないから、
必然的に武漢での動員が下がることになる。

効率で言うと、一本だけ大きなところでやった方がいいのかも知れないけど、
こういう風に地方都市を細かく廻るということは、
こんなライブハウスを応援すること。

毛沢東が地方都市から革命を始めて「長征」という長い長い道のりでこの国を作ったように、
中国ロックの創始者「崔健(CuiJian)」がそれになぞらえて「新长征路上的摇滚」という曲を歌ってロックを広めたように、
中国ロックの歴史はこうやって作られてゆくんだなと感じた・・・

私も今、中国ロックの1ページの中にいる!!
ドラムソロ!!

Posted by ファンキー末吉 at:18:19 | 固定リンク

2018年11月 6日

布衣秋のツアー2018雲南省

広西チワン族自治区「南寧」から始まった布衣秋のツアー後半戦!!
次の街「昆明」までは800kmもあるのに列車移動(>_<)

さてと、5時起きで今回の移動チケット発券して、雲南省昆明まで移動して乗り打ちライブ〜・・・って800kmぐらいあるのになんで列車なん?・・・ 安いから〜飛行機と違って遅れたり欠航したりしないから〜とか色々理由はあるだろうが、基本的にこの人たち800kmって近いと思ってるのよね(笑) まあこの前のウルムチ〜蘭州12時間よりマシ!! - Spherical Image - RICOH THETA

まあこの人たち800kmって近いと思ってるのね・・・(笑)
まあ前回のウルムチー蘭州の高速鉄道12時間よりはマシじゃが・・・

座席は毎回誰の隣かは違うのだが、今回は隣がよーしーず!!

さすがに朝5時起きではお疲れと見え、口をほげーと開けて爆睡!(◎_◎;)
美女のこの容赦ない寝顔はマニアにはたまらんじゃろうが、
後々のツアーでバンド内紛争が起きるのが怖いのでチケットで顔を隠しました〜(笑)

さて、昆明のこの日は運悪く、中国最大のロックイベントのひとつ「ストロベリーフェス」が同じく昆明で開かれるというわけで、地元のロックファンはほとんどがそちらに流れてしまい、
「今日はお客さんがあまりいないからね」
と言われていたが、まあデカい小屋ではあるがこんだけ入ったら上等である。

布衣と出会って10数年、
出会った頃に行なっていた結成10周年記念ライブは動員10人足らず、
私も駆り出されてビール代にもならなかったバンドが大きくなったもんよのう・・・シミジミ・・・

この日のドラムソロ!!

そして翌日はいよいよ桃源郷「大理」へ向かふ〜

今日も早起きして移動して乗り打ち〜とりあえずは駅まで!! この世の桃源郷雲南省大理までは昆明からはこんな車で5時間かけて行ってたけど今は新幹線が通ってるんですと!(◎_◎;) 中国の発展は速度が目まぐるしい・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

昔は昆明からはこんな車で5時間かけて行ってたけど、今はなんと高速鉄道が通ってるんですと!(◎_◎;)

中国の発展は速度が目まぐるしい・・・

旅のお供は四暗刻楽隊!!
寧夏のバンドで、LaoWuが何とか彼らにチャンスをという訳で今回は1週間オープニングアクトとして同行することになったということだ・・・

昆明駅にてスクラム!! この1週間は寧夏のバンド四暗刻と旅をします!! - Spherical Image - RICOH THETA

楽しいヤツらです!!

こんだけの機材を一緒に運んでくれるだけでもホント助かるのよ〜・・・

こんなバンドです!!


この世の桃源郷「大理」には色んな友人が移住して来ていて、
そのうちの一人が元布衣のドラマー「武鋭(Wu Rui)」!!

実は布衣最大のヒット曲「我爱你亲爱的姑娘」は、LaoWuではなく彼が歌ったのだ!1

まあ彼はバンドともめて出て行ったわけではないが、
通常、ヒット曲を歌っている人間がバンドを出て行くと、
そのヒット曲をソロで歌いたいが為にバンドと揉めたりする。

中国ロック史の中で一番金を稼いだ零点というバンドは、
出て行ったボーカルに「バンド時代の曲は歌うな!!」という訴訟にまで発展している。

まあファンからしてもオリジナルを歌っている人の声でその曲を聞きたいものなのだろうが、まあアンダーグランドが幸いしたのか、布衣の場合、何の絵エキスキューズモせずにしれっとLaoWuが歌っている(笑)

ところが今日は「ホンモノ」がいるんだからということで彼をゲストとしてステージに上げて、「ホンモノ」でこの曲を演奏!!

その後は彼が開いたというバーで一杯!!

元布衣のドラマー武鋭がバーを開いたというのでみんなで飲みに来ました〜 - Spherical Image - RICOH THETA

・・・では済まずにべろんべろん(笑)

強い酒飲まされてバタンQ(死語) ここは昔の北京ににてます似ている・・・ 友達がバーを開いたら毎日誰かが来てバカなことばっか言って酔いつぶれて・・・ 発展目覚ましい北京ではみんなも忙しく、ここ大理で久しぶりに体感。 ここもじきに発展してそうなってしまうのか・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

それにしても彼の生活・・・理想だと思う!!

バンドごとこの桃源郷に引っ越して来て、
週末にロックフェスとかあればここからそれに参加する。

旅費は主催者が出すので別に北京からだろうが大理からだろうが主催者としては同じなのだ。

だったらバンドの方も同じ住むなら北京とか物価も高く世知辛い街に住むより、
こうしてバンドごと桃源郷に引っ越して来てのんびり暮らす方が全然いい!!

どうして日本でこれが出来ない?!!

それはやはりひとつにはロックイベントの少なさ(>_<)
日本では年に10本もあればいい方だが、中国ではヘタしたら月にそれぐらいある・・・

バンドへのギャラも、アンダーグランドでも推定100万円近くもらっているだろうから、
少々知名度が上がれば十分それで食っていけるのだ・・・

んなことを考えながらこの日のドラムソロ!!


次の日は桃源郷でオフということで、髪の毛を〜・・・

そしてこの後、せっかくつけ毛をしたんだからと、次のライブから頭の振り方を盾から横に変えようと姑息なことを考え始めることになる・・・(笑)


さて次のライブ地「麗江」に向けて出発!!

高速鉄道はまだ麗江まで伸びてないので、ここからは鈍行!!
鈍行というと、非常に長い距離を走ることになるので寝台車も必ずあるのだが、
この列車は何と食堂車!!そしてカラオケルームまである!!!(◎_◎;)

年末には高速鉄道が麗江まで伸び、
噂によれば「一帯一路」政策によりそのままラオスまで伸びてタイまで繋がるという噂・・・

そうなるとこんな素敵な列車はお払い箱になるのね・・・
発展と共に失われてゆくものが多い・・・(>_<)

しゃーないなぁ・・・というわけで麗江!!
ここも桃源郷です!!

ドラムソロ!!

標高2400メートル!!富士山の7合目!!空気が薄いのよ〜(涙)


グルメはやっぱこの辺はキノコ鍋!!
3箇所全部で食べました〜

こちら

「石板焼」という看板が大理にも至る所にあったんだけれども、
ここ麗江で召すことが出来ました〜!!

そして一行は四川省成都へと向かふ〜・・・

Posted by ファンキー末吉 at:00:28 | 固定リンク

2018年10月29日

布衣秋のツアー2018広西チワン族自治区「南寧」

私のX.Y.Z.→AとJazzツアーの為に、前回の蘭州から間が空いてしまいましたが布衣の秋のツアーが再開!!

後半は広西チワン族自治区「南寧」ということで八王子から南寧に駆けつけるが・・・これが遠い(>_<)

まずは5時に起きて高尾発の成田エキスプレスに乗る・・・
これがなかったら4時に起きて5時発の成田行きのバスに乗らねばならなかったところなので助かるのよ〜もっと便増やして〜!!

5時起きで広西チワン族自治区南寧へ〜 飛行機乗り継いでドアtoドアで14時間もかかるのか!(◎_◎;)・・・でもやっぱ八王子〜成田が一番大変やな(笑) 1日に数本ある高尾発の成田エキスプレスが助かるなぁ・・・貸切やし(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

・・・ってこんな貸切状態やったら無理やわな(笑)

2時間成田エキスプレスに揺られ、
フライトの2時間半前に着いて、無事搭乗手続きを終えて上海へ〜

フライト時間2時間半、自宅から成田より短い(笑)

13:25に着いて、2時間半のトランジットを経て南寧へ〜
フライト時間3時間15分!(◎_◎;)

やっぱ中国は広いなぁ・・・

結局ドアtoドアで16時間かけて到着〜!!

朝5時に家出てから16時間〜やっと南寧に着きました〜 明日から1カ月のツアー!! - Spherical Image - RICOH THETA

なんと中国の最南西、もうすぐベトナムなのよ〜

それにしてもこの辺に来たら思い出すのはこの事件!!

高速のパーキングでうんこしてたらバス置いてかれて
しゃーないから高速をマラソンで走ってバスを追いかけた事件

まあ人生色々です。
うんこは人生にいろんな彩りを添えます(笑)・・・

前回布衣のイベントで来た時にもこれを食って・・・

次の朝ひとりでタクシーに乗って空港まで行く時にエマージェンシー!!((((;゚Д゚)))))))

高速にはパーキングがあったのだが全面改修中で使えず、
何とか伝説を作ることなく空港のトイレに駆け込むことが出来ました・・・(笑)


さて今回の布衣はイベントではなくライブハウス!!

NanNingLiveHouse.JPG

なんとここは地元のバンドが経営しているライブハウスらしい!(◎_◎;)!!

春のツアーで行った安陽でも地元のバンドが経営するライブハウスでライブをしたが、
ここは一等地の映画館の隣、聞けば全国でも珍しく商業的に成功しているライブハウスらしい・・・

なるほどリハーサルの時にスタッフがドラムの横で食い入るように私を見ていて、
叩き終わったらいちいち親指を立てていたので、スタッフは全員バンドのメンバーらしい(笑)

性根を入れてドラムソロ!!

打ち上げはそのままライブハウスで行いました〜

ライブハウスでそのまま打ち上げなう〜 このライブハウスは彼ら地元のバンドのメンバーが経営してて、全国でも珍しく赤字でないという!(◎_◎;) ずーっと布衣に来て欲しかったんだと!! どの土地でもライブハウスは物語があるのう・・・(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

ライブハウスは色々とドラマがあって面白いなぁ〜・・・

後半のツアーは17本!!次は雲南省へ向かいます!!

Posted by ファンキー末吉 at:09:03 | 固定リンク

2018年10月21日

布衣秋のツアー2018甘粛省「蘭州」

春と秋に数十本ずつほどツアーを廻る布衣楽隊、
今回の秋のツアーは私が途中にX.Y.Z.→AとJazzツアーがあるので、
わざわざそのスケジュールを避けてその前後2回に分けて組んでくれた・・・

蘭州は秋の前半の最後のツアー先である。

蘭州と言えば「蘭州牛肉麺」!!
日本でも流行っているらしく、この書き込みが日本人に反応が大きい(笑)

でも美食は牛肉麺だけではない!!
美食街の正宁街夜市!!

そう、この日は新疆ウイグル自治区ウルムチから高速鉄道で移動したのだ。
移動時間12時間って、日本だと函館から鹿児島まで行ける(>_<)

そうそう、ウルムチで発覚したのだけれども、
銀川のホテルにこの列車の切符を忘れて来たのよね(涙)

中国で切符を失くすと大変です!!(>_<)
こうなる・・・

というわけで来るまでには色々あったけれども、
ライブハウスに来てやることは同じ!!

会場入りしてみると、なんと昨日の会場の半分以下の広さ!(◎_◎;)
ここに昨日の倍以上の人間が入るんだと・・・(>_<)

布衣秋のツアー前半最終日!! 今日の小屋はまた狭い!(◎_◎;) 聞くところによると、この店は宣伝を打つ客が入りきれないのでいつもシークレットでやるとか・・・ それでもウルムチの倍入るのではという噂・・・恐ろしか話ばい(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

まあ酸欠と灼熱はロックドラマーと生まれたからには避けて通れない道なのでやるしかない!!

おいおい、子供は危険やぞ!!・・・と思ったら最後には2階の楽屋に通されてそこで見てたようです(笑)

この日のドラムソロ!!

そして翌日には北京に帰って数本仕事をして、
X.Y.Z.→Aのツアー、そしてJazzツアー!!

それが終わったらまた広西チワン族自治区南寧からツアー後半開始!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:49 | 固定リンク

2018年10月 6日

布衣秋のツアー2018新疆ウィグル自治区「ウルムチ」

ウルムチは前回来た時にも思ったが、とにかく「セキュリティーが厳しい」(>_<)

北京なんかでも地下鉄乗るときにも飛行機乗る時みたいなセキュリティーチェックがあるのでうんざりするが、ここウルムチではホテルからライブハウスから、およそ人が集まるところには全てセキュリティーチェックがある!(◎_◎;)

まあ日本は平和なのである。
中国当局の発表だけで、ここ新疆ウィグル自治区だけで年間200のテロが起こっていると言う・・・
まあメディアも国のもの、一党独裁体制にとって都合の悪いことは絶対言わないこの国で「200」と発表されているのだったら、実際はその数倍の数のテロが起こっているというのが現状だろう・・・

何にもない山の上を何時間も飛んで、やっとウルムチに降り立ってすぐに目にするのがスローガン!!

まあどこの街にもスローガンはあるのだが、
ここウルムチで見ると「スローガンとは出来ないことを掲げるのだな」と思えて仕方がない・・・

あと、時差!!

中国国内は新疆ウィグル自治区含め全て北京と同じ中国時間を採用しているのだが、
なにせタイよりもミャンマーよりも西に位置しているのである!(◎_◎;)

勝手に現地時間として「ウルムチ時間」を採用して生活しているというのも頷ける。

なにせ通常ライブ開始時間の8時半になってもまだまだ明るいのだ!(◎_◎;)
この日のライブは北京時間9時半、ウルムチ時間7時半より開始!!

いや〜いっぱい入った・・・

しかしウルムチでライブをやるといつも思うのだ。
「来てるの漢民族だけ?・・・」

ウィキペディアによれば新疆ウィグル自治区のウィグル族は45パーセント、
それに対して漢民族は40パーセント。

同じ比率で客が来たとしたら、漢民族の客よりもウィグル族の客の方が多いはずである。

しかし実際は、爽子の時は見る限り全員漢民族、
今回布衣の時には、もろウィグルだなぁというルックスの女の子がひとり、
こりゃウィグルの血が入ってるなという美女(ウィグル族は男女共に本当に美形)が数人のみである。

爽子は北京語のラップなのでウィグル族がいなくて布衣は歌なので数人いたという話ではない、単に動員数の問題だと思う。

つまり、ここウルムチではウィグル族は漢民族の音楽を聞かないのだ!(◎_◎;)

これは多民族国家マレーシアでも見られる現象である。
Wingのワールドツアーでマレーシアに行った時、
東京で知り合ったマレーシアのバンドを訪ねて行ったら、
「そうなの?そんなチャイニーズの歌手がいて今日コンサートなのね?
私たちは全くチャイニーズの曲は聞かないから知らなかったわ・・・」
と言われてびっくりした。

同様に中華系マレーシアンはマレー系の音楽はほとんど聞かない。

まあこれはこれでこの国マレーシアは何とかうまく多民族国家を運営しているのでよかろう。
問題はこのテロ問題山積みの中国である。

民族問題の火種はチベット、モンゴル、ウィグルと多岐に渡るが、
やはりここ新疆ウィグル自治区が一番激しいように感じる。

モンゴルにも民族的対立があるんだとしても、
ライブをやって、「あ、これはモンゴル人だ」とぱっと見でわかるモンゴル人は少ないが、ウィグル族は一眼でわかるほど異質な民族なのだ。
(びっくりするほど美男美女が多い)

それが例えば中国系マレーシアンのように、チャイニーズの文化は守りながらもマレーシアという国家に「愛国(スローガンにあるね)」の気持ちを持っているのと違って、
ここウルムチではどうもウィグル族が同じくらい(でいいから)中国共産党を愛しているとはどうも思えない。

マレーシアのWingのライブにマレー系の客がいないからと言って、
「ああそんなもんか」
としか思わなかったが、ここウルムチでこの現実は、
「大丈夫かなぁ・・・この国・・・」
と思うような現象に思えて来る・・・

そう考えると、昔北京にあった「阿凡提(AFanTi)」というバンドは素晴らしい!!

昔同名のウィグル料理屋の箱バンだったのだが、
彼らが演奏するそのウィグル語の音楽が素晴らしく、
北京のロックミュージシャンにも少なからず影響を与えた。

私がウィグルの曲を少しでも知っているとしたら全て彼らからの影響である。

政治と人民は違うというのは常で、北京の漢民族(を含めて全ての民族)は彼らの音楽を愛し、彼らの民族を尊重し、フレンドシップを築いて来た。
暴動を起こす一部のウィグル族を除いて、その気持ちはウィグル族とて同じだろう。

独立を掲げる→武力で制圧する→対立が深まる
というこの図式の中で、この「阿凡提(AFanTi)」のように音楽によってその垣根を取っ払えるバンドがまた出て来ないものか・・・
そしてそんな漢民族のバンドが出て来ないものか・・・

そんなことを考えながらこの日はドラムソロをぶっ叩いた。
ウィグル族の朋友たちために、そして世界平和のために・・・


Posted by ファンキー末吉 at:17:01 | 固定リンク

2018年9月25日

布衣秋のツアー2018北京麦田フェスティバル

元々はこの日は青海省「西寧」から次の寧夏海賊自治区銀川までの移動日だったのだろう、近くを拾ってゆく理想の組み方だったのにここにいきなり北京でのイベントが飛び込んで来た・・・そう想像している・・・

このおかげで過酷な移動(>_<)・・・一行は4時半に起きて北京へ向かふ・・・

4時半起きで北京へごー!! 本来なら寧夏回族自治区の銀川への移動日だったのがイベントが飛び込んで来たのよね〜しゃーないなぁ〜・・・ せっかく高山病反応にももう落ち着いて来たんやけどなぁ〜・・・まあ来よう!! - Spherical Image - RICOH THETA

北京空港には主催者が用意した車が迎えに来ているのだが、
如何せん会場は北京市内の南の方・・・結局2時間近く車に揺られるハメに・・・

青海省より遠いやん(>_<)

ふう・・・国内線なのに2時間15分って中国はやっぱデカいなぁ〜・・・ イベント主催者のよこした車で会場入り〜(市内南なので1時間以上(>_<)) - Spherical Image - RICOH THETA

会場に着いたらもうイベントは始まっていて、
私たちの前はラッパーのステージで、ドラマーはいなかったのでタムを持って来てもらってステージ袖でチューニング・・・

会場はもう溢れんばかりの客・・・!(◎_◎;)

前の演者が終わると一応客席からは見えないように幕が上がるのだが、
音はそのまままる聞こえのままサウンドチェック!!

麦田Festivalセッティングちう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

サウンドチェックが終わったら申し訳程度に一度ステージを降りて、
幕が降りたらまた出て来てライブ開始!!

ここまでの映像がロードムービーにまとめられてます・・・

このように和やかにコンサートが終わると思ってたら、
実はとんでもないことが起こって来る・・・

ふと気づくと客が一団となって何かを叫んでいるのである。

「下去!!下去!!」

ステージ上では聞き取れなかったのだが、後で聞いたらいわゆる「帰れコール」!(◎_◎;)

LaoWuの態度を見てたらいたって普通なのでまさかブーイングが起きてるとは思わな買ったが、実はこのイベントはロックイベントではなく、麦田というレコード会社が主催する「流行歌」のイベントだったのだ・・・

流行歌ファンにだってロックが好きな輩はいる。
ロックファンは布衣のステージに狂喜乱舞するが、
それが流行歌ファンには不快でたまらない。

なにせ彼女たちは徹夜で並んでこの一番前の席を取っているのだ。
前からはわけのわからないウルサい演奏、後ろからはわけのわからない連中の歓声・・・
彼女たちからしたら「ウルサいわねぇ!!もうやめてよ!!」ということだったのだろう・・・

また中国では今だにロックコンサートでは日本では危険なので禁止されているモッシュやダイブをしたりするが、
まあ見ての通りぎゅうぎゅうなのでそれが出来る状態ではない。

それでも後ろから押されたりするのだろう、キレた流行歌ファンが、
徹夜で並ぶために持ち込んだ折り畳み椅子を後ろのロックファンのところに投げつけて流血騒ぎにもなったと言う・・・

BuYiMaiTian2018WeiBo.PNG

乱闘も起こってたのだろうが、如何せんステージからは客席はもう一面の「豆粒」なので状況が全くわからない・・・

とにかくこの「ロックバンド布衣」の登場によって、「流行歌ファン」と「ロックファン」の間に大戦争が勃発したということなのだ!(◎_◎;)


LaoWuは「帰れコール」を受けながら全く動じることなくステージを進めてゆく・・・

以下は私が後で思ったこと・・・

思えば私が最初に出会った頃、布衣結成10周年と銘打って小さなライブハウスで記念ライブを行ったが、そんな節目の記念ライブにも関わらず客は10人。

その後一緒に何度かライブもやったが、まあ・・・客がいたことがない(笑)

別に男前でもファッショナブルでもない、「農民ボーカル」とまで言われているこの男・・・
器用でもないので流行りの音楽を作ることも歌うことも出来ない。

「これをこう変えればもっと売れるのに」
という考えすらなく、ただ自分が出来ることだけを変わらずずーっとやり続けて来て今がある。

満場の拍手で迎えられたって、客から「帰れ」と言われたって、
この男にとっては自分が歌えるたったひとつのこの「自分の音楽」を歌うしかないのだ・・・

だからいつもの通りに「自分の音楽」を歌った・・・そういうことなのだと思う。

でも私なりに言わせてもらうと、
布衣の音楽はそんな激しいロックばかりではない。

我爱你亲爱的姑娘」、これは私が作った映画音楽の挿入歌で、
中国人では知らない人はいないというぐらいに「流行」した音楽でもある。

激しい曲では「出発」、これも何かの大きなタイアップになって知名度が高い・・・
(・・・って有名なのん俺が書いた曲ばっかりやないの〜(笑))

この場にいた流行歌ファンはどう思っただろう・・・
「こんなウルサい音楽、やめてしまえ」
と思ってたら自分でも知っている曲が演奏されて、それがこの毛嫌いしてたこのバンドの曲なのだ・・・

そしてソロ回し・・・いわゆる「技術の祭典・・・
まあちょっと違うけど、言うならば「サーカス」や、もっと言ったら「雑技団」みたいなもんである。

いくらロックが嫌いな流行歌ファンだって、長年命をかけて培って来た「芸」というのはわからないわけはない。

小畑秀光のギターソロ!!

実はこれは私の「ミス」であったのだが、
「イベントだろ?ロックファンが多いんだったら小畑のソロを入れとけよ」
とLaoWuに助言していたのだ。

「ギターソロは曲中にもいっぱいあるじゃん」
と言うのを、
「曲中のソロは中国人ギタリストでもみんな弾いてる。でもギター単独のソロなんて中国人ギタリストには誰も出来ないだろ」
と言って説得したのだが、もちろんこの時点でこのイベントが「流行歌イベント」だとは夢にも思ってない。

まあ小畑にとっても客が実は大ブーイングをしてるなんて夢にも思ってないわけで、
たとえ思ったとしてもこいつのは「命がけで客を煽る」しか選択肢ないのだかしゃーない(笑)

人数比のほどはわからないが、「流行歌ファン」と「ロックファン」が戦争をしてたのだとすると、この頃にはもう「ロックファン」が大圧勝だということである。

布衣のステージ終了!!

終了〜!! - Spherical Image - RICOH THETA

そして次の日の移動の時に雑談でこの「帰れコール」の事を初めて聞くこととなった。

WeiBoという中国のTwitterみたいなサイトにあるこのイベントの主催者アカウントにある布衣もページには、既に何百という書き込み・・・
・・・というよりここがまた「流行歌ファン」と「ロックファン」のなじり合いとなって炎上している・・・

BuYiMaiTian2018WeiBo2.jpg

日本だとロックファンが歌謡曲をバカにして・・・みたいなことはあったかもわからんが、流行歌ファンがロックファンに対してこんなに敵意を燃やすなんてやっぱり「中国ならでは」なのだろうか・・・

ジャニーズのイベントにメタリカが出演したってこうにはならんぞ・・・と思うが、もしその時にメタリカが全ジャニーズファンを自分のファンにしたとしたら、「ロックって凄いなぁ」と私は思うぞ!!

布衣もなかなか善戦したのではないか?
中国ロックもなかなか素晴らしい!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:00 | 固定リンク

2018年9月13日

布衣秋のツアー2018河北省

さて布衣の秋のツアー、初日は河北省保定(BaoDing)!!

河北省は北京と隣接しているのでみんなは一度北京に集合してから保定入り。
でも私とよーしーずは上海でライブがあったため、
遠くは上海から高速鉄道にて保定入り・・・これが遠かった(>_<)

まずはその前の日には居酒屋勝で打ち上げをしていたために、勝山亭に帰ったのは夜中の3時(>_<)
5時起きなのでそのまま起きてりゃいいやと思ってたら寝落ちしてたらしく、
出発時間の5時半によーしーずに起こされた!(◎_◎;)

こりゃいかん!!とそのまま荷物を詰め込んでタクシーに〜

いつもの上海虹橋駅発かと思ったらあまり使わない上海駅発!(◎_◎;)
よーしーずがいなかったら虹橋行ってたわ〜・・・(>_<)

5時半起きで上海駅〜今日から1ヶ月のツアー〜高速鉄道で5時間かけて北京乗り換えで河北省保定ツアー初日!(◎_◎;)・・・今日ば本番なんて信じられん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

さてここから高速鉄道で5時間足らず!!
日本で行ったら東京から福岡まで行ける・・・(>_<)

もうね・・・眠いの・・・顔ぱんぱん(>_<)

そのまま北京で乗り換え時間1時間半!!
更に北京から高速鉄道で2時間・・・東京から名古屋まで行ける・・・(>_<)

会場まで車で30分・・・ドアtoドアで10時間(>_<)・・・ゆうにアメリカまで行ける(涙)

8時間かけて移動して現場着〜(ヘタしたらアメリカまで行けてるやん(>_<)) 若いドラマーが「僕あなたのドラム聞いて育ったんです!!勉強させて下さい!!」 「おうっええぞ、その代わりな、耳で聞いて学ぶなよ、心で聞けよ心で!」 カッコつけてもーた〜(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

会場着いたら若いドラマーが待ち構えていて、
「僕はあなたのドラム聞いて育ったんです!!」

!(◎_◎;)

まあ14歳の時に初めて亜州鼓魂を聞いてドラムを始めたと言うのだから、もう若いドラマーはそういう世代なのかな・・・
次の世代だと「許魏を聞いて育ったんです」と言うだろう・・・

もっと下の世代だと「布衣聞いて育ったんです」・・・LaoWuよ〜そうなるように頑張れ!!(笑)


ライブは初日から大盛り上がり!!

この日のドラムソロ!!

せっかくの多点タムでチューニングもばっちしだったのでタム回し中心でまとめてみた・・・

終了して打ち上げ〜
この街はロバ肉で有名らしく、打ち上げでロバ肉〜

打ち上げなう〜 ここ河北省保定の名物はロバ肉だそうで、ロバ肉の色々な部位が盛られて出て来ました〜オスのアソコとかメスのアソコとか・・・説明受けてもようわからんし〜まあどの部位も似たようなお味です〜 - Spherical Image - RICOH THETA

でもね、これだけ人数がいて、酒飲むのほぼ私ひとり(>_<)
対バンの四暗刻ってバンド、刺青入れてバリバリのデスメタルやってるのにみんな酒飲めん(笑)

翌日は四暗刻も一緒に次の街「石家庄」へ移動〜

次のツアー先「石家庄」へ移動〜 昨日の対バン「四暗刻」が今日も一緒なので、敬老精神で荷物全部持ってくれるので楽です(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

この時に四暗刻のメンバーが荷物持ちをしてくれていて、そこで初めて石家庄でも一緒なのかと知る〜(笑)

ここでSNSで投稿してくれた方の素晴らしい一句!!

「四暗刻〜単騎待ちせず〜荷物持ち〜」

お後がよろしいようで〜

他のメンバーより先に会場入ってセッティングとチューニングをするのがドラマーの務めです!! いや〜今日はまた広い会場やのう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

さてまた例の如くスタッフと共に先に会場入ってチューニング〜
いや〜この会場も広い!!(◎_◎;)

まあ広くても狭くてもやることは一緒やけど・・・(笑)

ライブも盛り上がりました〜!!

ドラムソロ!!
前日はタム回しでまとめたので、この日はリズム系でまとめてみました〜

打ち上げはオーナーがライブハウスに出前を取ってくれてそこで〜
いや、こういうのもなかなかいいね・・・

打ち上げはオーナーが色々出前頼んでくれてライブハウス会場で〜 - Spherical Image - RICOH THETA


次の日は移動日なので昼からビールを飲みます〜

今日は移動日でドラムを叩かないから昼からビールを飲みます〜 ・・・って毎度の如く頼み過ぎやろ〜(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

着いてからもやることがないのでビールを飲みます〜

移動日なので夜もビールを飲みます!(笑) まあ毎度の如く頼み過ぎ(>_<) ホルモン大王の異名にかけて中国のホルモン(おそらくマルチョウ)を頼んでみました・・・(以下ノーコメント) - Spherical Image - RICOH THETA

ちなみにこの「ホルモン」っつう食い物は日本以外では全くあかんな(>_<)

戦後の貧困の中で在日朝鮮人が「ほーるもん(関西弁で捨てるもんの意)」だった牛の内臓を、生のまま何度も洗って店に出したのが始まりという説があるが、
一度その腸を洗っているらしき店の近くに行ったことがあったのだが、
その店の周りがそれはそれは臭かったのを覚えている。

まあ内臓の中はウンコやからな、
それを全部丁寧に水洗いするのは至難の技。
それはそれは臭い(>_<)・・・

しかし海外ではそんなめんどくさいことはしない。
ぐっさぐっさ切ってお湯に放り込んで湯がく。

まあ簡単かも知れんが旨味も一緒に逃げてしまうのよね・・・

だからこのホルモンも食感はあるものの旨味はなくパサパサ(>_<)
でもそれを甘酢で味付けして中華風・・・ちょっと不思議な味でした〜


さてこの邢台という街、どう読むのかもわからんかったが、
「Xing2Tai2」、シンタイと読むらしい・・・

翌朝ひとりで朝飯を食いに行ったのだが、
肉まん屋のおばちゃんと全く言葉が通じない!(◎_◎;)

向こうが言ってる言葉も訛りがキツくて聞き取れんし、
こちらの言う言葉も全く通じない(>_<)

「この辺の人は標準語を聞くことも少ないから慣れてないんだよ」
とメンバーは言うが、
北京から高速鉄道で2時間ぐらいの土地でもうこんなに文化が違うのかと思うと、
「やっぱ中国は広いなぁ・・・」
と思ってしまう・・・


さて次の日は現地オフということなので洗濯!!

・・・と言っても、前回使った秘密兵器は北京に忘れて来てしまったのでドライクリーニング店に飛び込んでみた・・・

中国のツアーは洗濯との戦い!(>_<) 移動日なのでコインランドリーを探したが見つからず、ドライクリーニングに飛び込んでTシャツ類だけ洗ってもらいました〜1枚10元(150円)・・・ちと高いがしゃーないなぁ〜 パンツと靴下は自分で洗うことにしました(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

52元!!日本円で約800円!!
まあ高いと言えば高いが、そんなもんかと言えばそんなもん(笑)

この日は洗濯以外やることがないのでまたビールを飲むのだが・・・

XingTaiKaoRouDian.jpg

クリーニング屋の近くで見つけたこの日式焼肉・・・
メンバーみんなは吉野家で牛丼買って食うらしいので、ワシひとりで入ってみた・・・

XingTaiKaoRou.jpg

粉の調味料があるのが中国式ではあるが、うん!!なかなかいけるぞ!!

・・・しかし例によって頼み過ぎ(>_<)
肉好きのよーしーずを呼び出してみる・・・

「今牛丼来たところですから・・・」
「その牛丼を持ってここで食えば良い!!」

そうなのよ〜中国のお店は基本持ち込みOKなのよね〜

・・・というわけで世にも不思議な焼肉屋に牛丼の図(笑)

XingTaiKaoRouJiYeJia.jpg

ビールを2本飲んで寝てすぐ晩飯(笑)

移動日の夜はラムしゃぶ!! 上海のライブでRICHOの総経理から頂いた360度カメラTHETAのワイン!(◎_◎;)を今日は開けます!! 中国らしくVIPに配ってるやつなのだろうか、むっちゃ美味い!!\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

実は上海のライブでRICOHの総経理がワインをくれたのよね〜

なんとRICOH THETA Vのワイン!(◎_◎;)

VIPなんかに配るんやろか・・・超高級そうなフランスワイン!!

むっちゃ美味しく頂きました〜\(^o^)/

・・・と食レポばっかになってしまいました(>_<)
次の日はやっとライブ!!(笑)

いつものようにスタッフと一緒に会場に一番乗りしてドラムをチューニング!!

「邢台」ってどう読むやらわからん街で、朝メシのおばちゃんは訛りキツくて全く言葉通じひんし(>_<)、河北省は北京の隣なのに「外国人に慣れてないんでしょ」とメンバー、バンドも初めてのこんな街で客が入るのか?しかもそこそこデカい・・・ まあ客がいてもいなくてもやることは同じなので、今日のドラムセットを組んでどんなソロにしようかと思案中〜 - Spherical Image - RICOH THETA

ライブはいつものように盛り上がり〜

ドラムソロ!!

なんかよーしーずのFacebookに長押ししたら写真が動くのんがアップされてました〜ブログでも動くかしら・・・

ロードムービーがアップされてましたが、
これ・・・私がごろごろしとるところしか写ってないやん!!(>_<)

そして数泊した邢台を後にして次の街、太原へ〜

・・・とその前に麺でも食っていきましょう〜
・・・って麺はええけどこの持ち込みのウサギの燻製はどうも・・・(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:09:43 | 固定リンク

2018年6月 1日

布衣春のツアー2018ファイナル「天津」

前回の遼寧省「瀋陽」が個人的には一番の出来だったので、
「昨日を超えようぜ!」
とLaoWuに声をかけてステージへ!!

この日は広州青島と同じく女性歌手がゲストに入ったのだが、
ちょうど彼女が崔健(Cui Jian)のカバー曲「新长征路上的摇滚(新しい長征の路の上のロック)」を歌い始めた時に、ちょうど客が「摇滚(ROCK)」と書かれた旗を客席で振り始めたのだ!(◎_◎;)

BuYi2018TianJinCuiJianSong.JPG

思えば30年前、
この中国ロックの創始者「崔健(Cui Jian)」が、毛沢東の長征になぞらえて「ロックの長征」と歌い、中国共産党に「けしからん」と言われた時代・・・
今と違って高速鉄道も全く整備されてない時代に、
それこそ「茨の道を歩いて行軍」するかのように、全中国にロックを広めた。

今ではアンダーグラウンドのロックバンドがこうして高速鉄道で各地を廻り、
若者たちが自由に集まって来て大暴れに暴れ、
そしてこんな小娘(失礼)が自由にこの偉人の歌を歌うことが出来る・・・

なんかこの旗を見た瞬間に、今まで私が見て来た中国ロックの20数年間が走馬灯のように思い出されて来て、この曲が一番感激したぞ(笑)

この日のドラムソロ!!

小畑秀光はもうギターなど弾かなくていいところまで解脱したようです(アンコールでダイブして戻って来た時の映像より)

客の盛り上がり!!

布衣2018上半期ツアー千秋楽!! - Spherical Image - RICOH THETA

ダイブしている小畑が撮った360度画像(笑)

小畑ダイブして人の海の中(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

3月29日、安徽省「淮南」から始まった37本のツアーはこれにて終了!!
私はこのライブで既に今年107本が終了!!

次は布衣は9月から今回行ってない地区を中心にまた始まります。

私はX.Y.Z.→Aのツアーがあるので「その時期は2軍ドラマーにお願いしてね」ち言ってたのであるが、わざわざその時期に入ってたライブを動かしてまで完全にスケジュールを合わせてくれた!(◎_◎;)

いいですよ、やりましょ!!
今年はライブ200本は行けそうやな・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:04:56 | 固定リンク

2018年5月30日

布衣春のツアー2018遼寧省「大連」「瀋陽」

さて話はちょっと戻るが、
山東省ツアー最後の街「烟台」から飛行機で渤海を越えて大連へ〜

YanTaiDaLianMap.PNG

ご覧の通り陸路で行くと大回り、
船で行くという選択肢もあったが、
時間的なことと船酔いを恐れて飛行機ということになったようだ・・・

海鮮で有名な街「大連」は日本人も多く、
Facebookで「ここ出演したことがある」とか、
「タクシーで15分ぐらいのところに住んでるのに」
とか日本人からメッセージも届く。

「大連の小屋は歴代3番目に暑いですからね」
と聞いていたが、普通のバーにステージがあるだけのような小屋では、
結局天井が低いので、詰め込めるだけ詰め込んだらその上に空間がなくなるから空気が少なくて冷房がおっつかないのだ(>_<)

ふうふう言いながらドラムソロ!!

人の気も知らずに客がダイブしとるし〜(>_<)
まあ中国の客は何でもありです(笑)

この小屋のオーナーはミュージシャンで自分もバンドやってツアーとか廻ってるらしく、
ミュージシャンシップよろしくみんなを連れて打ち上げをご馳走してくれた。

日本と違って中国のライブハウスは毎日ライブをやってるわけではなく、
(箱バンみたいのが入って毎日演奏してるバーはあるが)
時々開催されるライブの中で、こうして北京からアンダーグラウンドとは言え有名バンドが来てくれるというのはやっぱ嬉しいのだろう・・・

ご馳走さまでした!!


そしてその後北上して、黒竜江省「ハルビン」吉林省「長春」を挟んでまた遼寧省に戻って来た。

瀋陽・・・昔の呼び名を「奉天」という・・・

この街に来る度にいつもこの人のことを想う・・・

李香蘭・・・またの名を山口淑子・・・日中の間で数奇な運命を駆け抜けた、もはや「歴史上の人物」と言っても過言ではない。

この街、奉天で生まれ、
日本人に中国語を教えていたお父さんに、完璧な中国語を教え込まれて、
中国人スター「李香蘭」として満州映画などでも大活躍することとなる・・・

戦争が終わって、中華民国政府から「漢奸(売国奴・祖国反逆者)」の廉で軍事裁判にかけられ、処刑される寸前に日本人であることが証明されて命からがら引き上げ船に乗って帰国した話は、李香蘭を題材にした映画やドラマ、ミュージカルではクライマックスのシーンである。

面白いのは、その引き上げ船に乗って一緒に引き揚げた「野口久光」という人は、
私のJazz仲間であるピアニスト「ジャバ」のお父さんである。

映画などで友達のお父さん役というのが演じられているのを不思議な気持ちで見ていた(笑)

私が「李香蘭」という存在を知ったのは、
90年に初めて中国を訪れて以来、
中国に関する本などを読みあさっていて頃である。

本屋でふと見つけた「李香蘭〜私の半生」という本を読んで大きな影響を受けた。

一番感激した部分は、
関東軍が満州鉄道を爆破した事件(柳条湖(溝)事件)が起こった時に、
李香蘭のお父さんが
「関東軍の馬鹿野郎!!中国語もろくに喋れないくせに」
と呟いたところである。

当時、「アジアブーム」に乗って、私の所属事務所も含めて色んな日本企業が中国に進出していたが、どれも「ジャパンマネーで中国人の頬っぺたを叩く」ような状況で、それをいつも心苦しく思っていた。

「中国人の方があんた達より数倍金儲けに長けてるんだから、その内に大きなしっぺ返しに会うよ」
と思ったら、やはりそのほとんどは無様なほどに中国から撤退した(笑)

「日本のやり方が最高なんだ。だからこのやり方でやれ」
というような進出の仕方が私にはどうも整理的に嫌でたまらなかったのだが、
この本の中の「中国語も喋れないくせに」という一言が私の人生を大きく変えた。

最初は片言の英語で中国ロッカーとコミュニケーションを取っていたのだが、
「これではダメだ」
と思って中国語の猛勉強を始めたのもこの一言に背中を押されたからである。

実は私はお亡くなりになる前に、一度ご自宅にて李香蘭さんとお会いしたことがある。

「何日君再来」という曲の数奇な運命を取材する特別番組で、
私がそのナビゲーターとして取材させて頂いたのだ。

芸能界から退いて長かった彼女が、私のこの番組によって久しぶりにブラウン管に登場するという「歴史的な」インタビューであった。

リビングに通されたはいいけど、ご本人はなかなか部屋から出て来ない。

恐らく、往年の銀幕の大スターが、
長い年月を経てまたこうしてブラウン管に登場することに、心の準備とか色々あるんだろうと漠然と想像していた。

中国から来た若いカメラマンが、彼女の登場シーンを撮ろうとカメラを構えていたのを、私は「中国語で(笑)」それを止めた。

「いいか、若いお前は知らないかも知れないが、この人は歴史上の偉大な人物なんだ。最大の敬意を払って接するんだぞ」

それから30分、私たちは無言でひたすら待ち続けた。

少々の緊張の面持ちと、明るい笑顔を携えて出て来た往年の銀幕のスターは、
もう御歳85歳と言えど衰えぬ強いオーラを発していた。

「何日君再来」の話をする時には上海時代の思い出と共に本当に楽しそうに語って下さった。

私が中国語を交えて話をすると、
「あら発音いいわねぇ」
と褒めて下さって、
「本に書かれていたあのお父様のあの一言で頑張って勉強したんです」
この程度ですけれども・・・と頭を掻きながら答えたのを覚えている・・・


余談が長くなってしまった(笑)

そんな街(どんな街や(笑))、瀋陽でのライブ!!
工場を改造した(?)のであろう芸術村の中にあるライブハウスは天井も高く、
「こりゃ今日はそんなに暑くならんな」
と思ってたら、
「今日は600枚チケットが売れてるらしい」
と言う!(◎_◎;)

出会った頃にはライブやっても数人しか集まらなかったバンドが、
ずーっとライブをやり続けたらこれだけ動員出来るバンドになった。

素晴らしいことである・・・

しかし蓋を開けてみると当日客もいるので600人ではきかない(>_<)
大盛り上がりの中でライブ終了!!

客席の様子

いつものドラムソロ!!

実はこの日も楽器電源が落ちて、
仕方ないのでドラムソロ!!(笑)

停電とかアクシデントは逆に盛り上がるよなぁ・・・
この日は歴代最高のライブが出来たと思う。

今回ツアーのテーマソング、故)加賀八朗作「黄金色した憎いヤツ」中国語バージョン「啤酒怪兽]

故人もこの曲が海を越えてダイブとかモッシュとかされることになろうとは思ってもみなかったやろうな(笑)

中国のネットチャート急上昇中!!

今年のサマードラムスクールの課題曲のひとつでもあります。

そしてツアーは次がいよいよ最終日!!天津へと向かふ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:05:11 | 固定リンク

2018年5月27日

布衣春のツアー2018吉林省「長春」

黒竜江省「ハルビン」から吉林省「長春」までは高速鉄道で1時間ほど。

思えばこの全中国に網の目のように張り巡らされた高速鉄道網によってどれだけ便利になったものか・・・

しかし中国!!不便なものはやはりとことん不便(>_<)

まず人知れず(国内のニュースでは全く報道されない)毎日べらぼうな数のテロが起こっていると言われている中国、駅に入る時にも空港と同じようにセキュリティーチェックがある。

そして、手荷物検査のあとに、空港と同じように重量オーバーの検査???

長いツアーでハルビン駅だけ何故か荷物超過で足止め・・・列車やのに重量オーバーって!(◎_◎;) 女性マネージャーがカメラ回しながら「お前何もんじゃ!身分証明書見せろ」と詰め寄る・・・中国人女性怒らせたら怖いよ(笑) 結局9人だから割れば重量OK!!揉め損でした(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

写真は
「おいおいお前らちょっと来い!!重量オーバーの超過料金を払え!!」
と言われてモメている図・・・

列車なのに重量オーバー???・・・
長い間中国で列車の旅をしているが、こんなんは初めてどころか意味ないやろ(>_<)

まあ得てしてこのような不条理なことを一方的に押し付けられるのがここ「事実上の一党独裁体制」である中国である・・・

現代っ子である若いスタッフは猛反発、
女性マネージャーは「キー!!!」

だいたいにして中国人女性を怒らせるもんじゃない((((;゚Д゚)))))))

駅員に向かって
「まずお前は何もんかをちゃんと説明しろ!!そして工作証を提示しろ!!」

それを若いスタッフがカメラを回しながら詰め寄るんだから凄まじい!(◎_◎;)

いくら独裁体制だと言えどネットの力は大きく、
プライバシーまで晒されて炎上させられたんじゃたまらない、
駅員も絶対に工作証を出そうとしない。

「どこの誰だかちゃんと言えないような人間の言うことをどうして聞かなきゃなんないの!!」
ピシャッと女性マネージャー・・・

モメること10分を超え、これ以上モメてたら列車に乗り遅れてしまうので、
「じゃあこっちは9人だからね、重量量りましょ、ああ量りましょうとも」

ということで量ったところ160kg。
ひとり20kgの9人で180kgまでOKなので余裕でセーフ!!

しかしこのシステムには穴があって、
ゴロゴロ引きずっている私のリュックだとか手荷物はチェックせず、
スーツケースとかハードケースの器材だけをチェックするので余裕なのである。

後で聞いたら
「この地方だけ駅が金を稼ぎたくてそうしてるんだ」
という話だが、
「上に政策あれば下に対策あり」のこの国で、
こんなザルのような「規則」がいつまで効力を発揮するのかは疑問である・・・


さてこの日は早い列車を取っていたのでてっきり乗り打ちだろうと思ってたら、
なんとライブは翌日でこの日は移動日!(◎_◎;)

ゆっくり休ませて頂いて、夜には会場の下見に行こうというのでついて行った。

もうね、中国のツアーではビールの後が白酒で、
ワインやカクテルが飲めるチャンスってほんとないのよね〜

店の奢りでしこたま飲んで歌って帰りました〜(笑)


この小さなバーでやるのかと思ったら、
壁をぶち抜いて隣に大きなコンサートホールがあり、
まあそうじゃなきゃこの人数は無理じゃわのう・・・



という感じでドラムソロ!!

ライブ終わったら本当はまたこの店でゆっくりカクテルでも飲みたい気分なのだが、
店の人が打ち上げに連れてってくれるというで、考えた末・・・

2018ChangChunWine.JPG

ワインを一本開けてもらい、
ハルビン駅で買ったロシア風味のハルビンソーセージを温めてもらって、
スタッフの片付けが終わるまでひとり飲み\(^o^)/

そのままワインとソーセージの残りを持って打ち上げに向かうのであった〜!!

打ち上げ会場のレストランとかが持ち込みOKな中国最高!!
どれだけで飲んでもライブハウスが必ず酒を奢ってくれる中国最高!!

ツアーはついに残すところ後2本!!瀋陽と天津のみとなりました〜

Posted by ファンキー末吉 at:12:20 | 固定リンク

布衣春のツアー2018黒竜江省「ハルビン」

山東省「煙台」から遼寧省「大連」に渡って、遼寧省は後の「瀋陽」と一緒に書くとして、とりあえず次の黒竜江省「ハルビン」!!

この布衣のツアーまで、私は福建省とこの黒竜江省だけが行ったことがなかったのですが、これにて中国の全ての省と自治区を制覇!!\(^o^)/

Map20180523.jpg

いや〜それでも日本の方がまだ多いな・・・狭いところにびっしりと・・・

中国の西の方、下の方のラサから上の方ウルムチまでがぽっかりと空いているが、
この辺になるともうチベットの奥地、ウィグル地方の奥地で、ライブハウスなんかありゃんせんが・・・行きたいのう・・・(ワシは冒険家か!!笑)

というわけで、初の黒竜江省!!・・・と言っても、
ツアーとはどこに行っても会場と、ホテルと、メシを食いに行くところしか知らないので、ロシア風情の街並みや名物などには一切触れることなくライブ!!

ドラムソロはまあいいとして、アンコールでは小畑秀光がギターを置いてダイブ!!(◎_◎;)

動画を見ると、最初のダイブは見事撃沈!!(笑)
そのまま男性客の多い中央で仕切り直して見事成功!!

おーい〜帰って来い〜・・・いやいや、別にこの曲はお前おらんでも成り立つからずーっとそっちで遊んどれ(笑)

この会場はビール工場跡地を改造したもので、
なんと「苺ビール」なるものを醸造してるとか・・・

スタッフがもらって楽屋まで持って来てくれた・・・超美味!(◎_◎;)
いや〜このビールを飲むためだけにもう一度ここに来てもええなぁ・・・

打ち上げは近所の串焼き屋に行ったのだが、
そこでLaoWuが変な飲み物を飲んでいる・・・

「面包发酿饮料」・・・つまり「パンを発酵させた飲み物」??!(◎_◎;)

ノンアルコールで、とりあえず飲んでみたのだが・・・
本当にパンの味がする!!!(◎_◎;)

いろんな変わった飲み物があるもんじゃと感心してたらスタッフがこんな飲み物を飲んでいた!!

「珍珍」は「ちんちん」と読むんじゃないですからね!!
中国語では「ZhenZhen」つまり「じぇんじぇん」と読むんですからね!!

じぇんじぇん問題なし!!

・・・お後がよろしいようで〜

Posted by ファンキー末吉 at:11:17 | 固定リンク

2018年5月25日

ツアーこぼれ話:酒グセ

「なくて七癖」と言うが、酒グセにも色々あるようだ・・・

ある日、メシを食っている時にみんなが、
その場にいないひとりのツアーメンバーの話を深刻な顔をして話している・・・

このツアーメンバーは基本的に酒を飲まない人間が多いのだが、
そいつだけは結構酒を飲む。

昔からよく一緒に飲んでたヤツではあるが、私自身彼のことをそんなに「酒癖が悪い」とは思ったことがない。

ところがそれはどうやら、
私がいつも先に酔い潰れて知らないだけであったようだ・・・

まあ酒グセにも色々ある。

私の場合は悪酔いすると説教を始めるらしく、
昔「団長」というギタリストに散々説教をして、
「二度とあんたとは飲まない」
と宣言されたこともある(笑)

和佐田も時々愚痴っぽくなることがあるし、
二井原はエロくなるし(元々か・・・笑)
橘高は・・・

まあヤツは断酒したからここでは触れないでおこう・・・(笑)

さてこのツアーメンバーのひとり、
全中国各地に友達がいるらしく、着いたら地元の仲間と飲み歩いている。

残りのメンバーはそこで深酒して帰って来てからの彼の「酒癖」を心配しているのだ・・・

私なんかは酔っ払うと「眠い」とか「しんどい」とかになってすぐ寝てしまうのでよいが、こいつの場合はそこからが長い(>_<)

もう自分では全く覚えてなく延々と飲み続けるのだから、
酒代が勿体無いから「もう飲むな」という感じである。

そしてこいつの酒グセ・・・どこにでも小便をするのである!(◎_◎;)

ある時は人のライブを見に行って、
ソファーにどっかと座ったまま酔っ払って、
そのままソファーの上でイチモツを取り出してジョーっとやったり!(◎_◎;)

今回のツアーではホテルに帰ってからベットの上でジョーっとやったり(>_<)
ひどい時には同部屋の身体にジョーっとぶっかけたり!(◎_◎;)

それはそれはもう大変らしい・・・

一度などペットボトルの中にジョーっとやって
(それならいいではないか・・・笑)
朝起きたら例によって全く何も覚えてないから起き抜けにそれを飲んでオエーっとなったり・・・
(まあそれなら誰にも迷惑をかけてないからいいか・・・笑)

「トイレ行けよ」と突っ込みたいところだが、
それが出来ないのがまた「酒グセ」である・・・

座長のLaoWuは大変である。
「わかったよ、俺からよく言っとくから」

ツアー中のライブハウスででもジョーっとやられたら、
それは「バンド」のせいになるのだ。

全国のライブハウスにその噂は瞬く間に広まる。
「布衣が来たんだけどさぁ・・・」

そうならないうちに釘を刺しとこうということである。

それを聞いてから私は彼に酒を勧めるのをやめたが、
見れば本人も座長からクギを刺されて大人しくなっているのか、何となくセーブしてるような気もする・・・

しかしそれが続かないのも「酒飲み」の習性である・・・

ツアーもあと3本!!
開放感から「今日は飲もう」という雰囲気になって来ることは重々考えられる。

無事にツアーが終わりますように・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:08:00 | 固定リンク

2018年5月20日

布衣春のツアー2018山東省その2

さて、済南駅を降りたらダッシュで走って、日照駅までの鈍行に間に合うか!!?
いっぱいの器材を抱えてデッキで待機する御一行・・・

駅員さんに
「乗り換えホームはどこ?近いの?」
と聞いてもよくわからない。

席なしで乗車しているおじさんが、
「ホームは近いけどねぇ・・・」
と知った顔・・・

「間に合わねえよ」

話好きの中国人は何でもずけずけとモノを言うので、
デッキの降り口付近ではさながら「討論会」である(笑)

「無理だ!!やっぱもうひとつ向こうの駅で降りよう!!」
LaoWoがそう判断してWeChatでみんなに連絡を回す。

降りてダッシュするつもりで待ち構えているスタッフも全員器材を置いて席に戻る。

当初の計画通り、次の「曲阜東」駅で降りて、
タクシーで「曲阜」駅まで走って、
乗れなかった日照行きの列車を待ち伏せするという作戦を遂行する。

いざやってみると実際は時間的には余裕!!
そやから言うたやろ〜(笑)

QuFuStation.JPG

駅ちっちゃ!!(笑)

QuFuHaragonashi.JPG

駅前で名物らしい中華クレープで腹ごなし、待合室へ入る・・・

済南駅で乗り換えられず、次の曲阜東駅まで行ってそこからタクシーで乗るはずの列車が停まる曲阜駅まで来て間に合った〜!\(^o^)/駅ちっちゃ!(笑) ここは孔子の故郷やと!(◎_◎;) 「子曰く」から始まる有名なお言葉がいっぱい書かれているがさすがに原文は難し過ぎてわからん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

至る所に「子曰く」で始まる「論語」の原文が貼られているが、
聞くところによるとこの街は孔子の生まれ故郷なんだと・・・!(◎_◎;)

今度はゆっくり旅行で来たいもんじゃのう・・・
(田舎過ぎてさすがにライブハウスはないやろ・・・(笑))

待合室では小畑が切符を取り出して不思議そうな顔してスタッフに身振り手振りで何やら質問をしている・・・

あ、こいつだけ今何が起こっているのかわかってないのね(笑)

すまんすまん、よーしーずがいたら逐一説明してくれただろうが、
ずーっと中国語で話してて小畑に説明すんの忘れてた(>_<)

まあこういうこと(このブログ後半)ですよと説明してやっと納得(笑)

中国の鈍行列車は
「软卧(コンパートメント寝台)」
「硬卧(普通寝台)」
「软座(グリーン席)」
「硬座(普通座席)」
「无座(席なし)」
に分かれていて、
今回は昼間の移動なのだけれども「硬卧(普通寝台)」を取ってくれている!(◎_◎;)

曲阜から日照までの寝台車 - Spherical Image - RICOH THETA

6人部屋・・・知らないおっさんも一緒だけど取り敢えず横になったらすぐこてん・・・
5時間熟睡したらもう終点の日照でした〜

いや〜遠かった(涙)・・・いや距離じゃなく一番大変な移動やったな・・・ 日照って素敵な名前やのに雨(>_<) 海沿いなので海鮮なう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

「日照」という素敵な名前なのにあいにくの雨(>_<)
海沿いなので海鮮を頂いてまたこてん・・・

ライブハウスはホテルの斜め前という絶好のロケーション!!
しかしこのライブハウスも暑かった〜(>_<)

いっぱい汗をかいたので冷たいビールを飲みたいところなのだが、
昼間っから気になっていたホテルの隣のお店!!

打ち上げはここしかないでしょう!!
ということで何故日本人こんなにこの店にこだわるのか全く理解出来ない中国人を説得してここで打ち上げ!!

次の日はお隣の临沂(LinYi)へ向かふ・・・

去年の中国でのサマードラムスクールを行った場所である。

次のツアー先「临沂」へごー!! 高速鉄道が通ってないので鈍行ですが1時間半でも敢えて寝台車!!・・・楽しい(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

寝台車で食すインスタントラーメンは格別なのだ〜

寝台車で食うインスタントラーメンは格別なのです!! ほんとならビールも欲しいところだけど乗り打ちで本番だから我慢・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

瀬戸大橋がまだ出来てなかった頃の宇高連絡船で食す「うどん」と同じやね・・・(笑)


さて、
「今日やるライブハウスは昔院子に住んでたWenZi(ウェンズ)の店だよ」
と言われていたのだが誰だか全く思い出せない・・・

しかし会ってみると「あ、こいつか!!」と一瞬で思い出した。

LinYiWenZi.jpg

ステージ裏には簡単なレコーディングスタジオも作られていて、
その入り口にはワシの写真が貼られていた・・・

LinYiWenZiStudio.jpg

いや〜嬉しいねぇ・・・昔貧民街で一緒に暮らしてた連中がこうやって地元に帰って一国一城の主となって、
今一緒に廻っているエンジニアの海龍もそうだが、
こうやってお互いの「縁」が切れずにまた何かで一緒になれるというのは非常に嬉しいことである・・・

けどなぁ、WenZi、ひと言だけ言わせてもらってもええか〜
「アンダーグラウンドなのはええけど、掃除ぐらいせぇよ!!(笑)」

この日のドラムソロ!!

そしてこのまま夜中の1時半発の夜行列車に乗って次のツアー先「煙台」に向かうのだが・・・

今日のライブハウスは昔一緒に院子で暮らしてた仲間が開いた店だった!(◎_◎;) 積もる話もマウンテンなのだが、1時半の夜汽車で煙台に向かわねばならん(>_<) 1時間だけ打ち上げなう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

1時間しか時間ないけど打ち上げ!!(笑)

寝台車は「软卧(コンパートメント寝台)」の4人部屋なのだが、
部屋割りでずーっと揉めている・・・

「デブほどイビキがうるさい」と言うが、
「幸福三大人」と呼ばれているこの3人は同じ部屋に放り込まれるとして、
あとひとり誰もその部屋に入りたくないのだ(笑)

無理やり2軍ベースの亀仙が押し込まれて、
「早く寝たもん勝ち!!」
のバトルが始まる・・・(笑)

次のツアー先「煙台」まで6時間半の夜行列車〜 「幸福三大人」と呼ばれてるイビキの大きい3人が同じ部屋に押し込まれ、今日は睡眠を賭けた命がけの戦いが始まります!!(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

まあバトルの結果は・・・着いた瞬間のこの表情で想像してみて下さい(笑)

煙台着いた〜\(^o^)/ 誰が一番寝れたかはその表情にて(笑) やっぱ鈍行の旅は風情があるな・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この一連のドキュメンタリー映像〜

「煙台(YanTai)」は渤海に面した素敵な港町。

そこで見つけた素敵な名前のギターショップ!!

YanTaiMetalGuitar.JPG

入らんかったけど(笑)

去年のツアーでは海が見える小さなライブハウスで、
100人ぐらいしかキャパがないのに200人客が来て、
結局100人ぐらいはライブを見れなかったそうなのだが、
そこがリニュアルオープンして立派なコンサートホールに!(◎_◎;)

クーラーも効いていて、久しぶりに冷静なドラムソロ(笑)

さて一行は今から渤海を越えて遼寧省大連へと向かふ・・・

YanTaiDaLianMap.PNG

「大連のこの小屋は歴代3番目に暑い小屋ですからね」
とスタッフは言うが・・・はてさてどんなことになりますやら・・・

Posted by ファンキー末吉 at:07:08 | 固定リンク

2018年5月17日

布衣春のツアー2018山東省その1

河南省安陽から山東省済南までの移動・・・

2018GoToJiNan.jpg

安阳东站-石家庄站G1952
14:19-15:28
石家庄站-济南站D1625
16:35-19:12

直通の新幹線がないので河北省の石家庄で乗り換え!!

日本だと新幹線は行けばすぐ乗れるし、
空港のようなセキュリティーチェックはないし、
飛行機のように2時間前に行って待っとかねばならんこともないが、
中国ではやっぱ早めに駅に行くので大変なのよねぇ・・・(>_<)

一日がかりで山東省の省都、済南まで移動!!
そこから重い荷物を分担してタクシーでホテルまで着いた頃にはもうヘトヘト・・・

ホテルの隣の「老板恋上鱼(社長が魚に恋をした)」という店の名前に惹かれて入ってみました〜

河南省安陽から山東省済南まで移動してメシ!! ホテルの隣の「老板恋上鱼(社長が魚に恋をした)」という店の名前に惹かれて入ってみました〜 - Spherical Image - RICOH THETA

済南のライブハウス「班卓」は暑かったぁ(>_<)

もともとは普通のバーなのだが、
椅子とテーブルを片付けてそこに詰め込めるだけ詰め込むのだからこんな状態になる!(◎_◎;)

雪崩のように人垣が崩れて、圧死者が出ないかとマジで心配しながら叩く!!
この日のドラムソロ!!

ライブハウスというよりはバーなのだから電源もしっかりしてないわけだから、
アンコールが始まった途端に停電(>_<)

その模様がすぐにネットにアップされている・・・こちら

実はこれが結構劇的だったのよね・・・
映像は電源復帰したら終わっているけど、
このあとすぐにバラードに入ったのが涙もん!!

やっと初日が出たな・・・(笑)

ちなみに客が狂喜乱舞しているこの曲
昔院子でLaoWuが「流氓歌曲(不良の歌)」だよと言って歌ってくれた曲。


罗马表(ローレックス)

我的女朋友,她的条件高她要一块罗马表
(俺の彼女、要求が厳しくてローレックスが欲しいと)
我是个穷光蛋,怎能买的起买的起
(俺なんてクソ貧乏なんだから買えるはずがない)

我去偷钱包,被人抓住了,她在一旁哈哈笑
(しゃーないから人の金盗んだ、捕まった、彼女がハハハと笑った)
笑你妈了个B,都是为了你为了你
(何笑うかこの腐れマ○コ!全部お前のためやないかい!!)

我的男朋友,他的条件高,他要胸大屁股翘
(私の彼氏、要求が厳しくて巨乳で魅惑のお尻)
我的小机场,怎能满足他满足他。
(わたしゃ胸が滑走路だし満足させられないわ)

我去做隆胸,手术失败了,他在一旁哈哈笑
(豊胸手術、失敗、彼がハハハと笑った)
笑你妈了个B,都是为了你为了你
(何笑うかこの腐れマ○コ!全部あんたのためやないかい!!)


これを初めて聞いた時に
「いいね、レコードにしようぜ」
と言ったのだが、
「こんな詞、発売出きるわけないだろ」
と言うので、
「"B"の部分だけ"ピー"って音入れて隠しちゃえばいいよ」
と助言、
さすがにわざわざレコーディングするのは恥ずかしい(情けない)のか、
ライブバージョンに「ピー」入れて発売したら、
このおアホな曲が彼らの代表曲になってしまった(笑)

ちなみに「B」は女性器の蔑称(つまり「おマ○コ」)という意味で、
ライブではここでブレイクになり、客が全員でこれを叫ぶのが可笑しくてたまらない(笑)

まあ全国どこに行ってもこのどうでもいいおアホな曲(笑)が求められるわけだが、
それでもちゃんとバラードでライブを締めて、客がペンライト代わりの携帯のライトを振ってバラード大合唱するのは「大物バンド」の風格がある・・・

打ち上げはお決まりの串焼き!!

山東省済南暑かった〜(>_<) 途中停電して客が大合唱感激したなぁ〜・・・ 初日が出たので打ち上げなう〜\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA


次の日の青島は「ここは2番目に暑い小屋だよ」と言われていたが、
面積が3分の1しかないのに同じ数の客を詰め込むんだから暑いに決まっている(>_<)

朦朧としながらドラムソロ!!

ちなみにはっつぁんの忘れ形見「黄金色した憎いヤツ」や、
英樹さんの忘れ形見「Star」なんかも演奏してます。


次の日はまた初めての土地「潍坊(WeiFang)」、
もうね、読み方がわからんのでいちいち辞書引かないかん(>_<)

ここの会場のステージ反対側には大きなプロジェクターがふたつあって、
そこでずーっとセクシーな映像を流してるのよね・・・
気が散って集中出来ん!!(>_<)

煩悩に負けずにドラムソロ!!

次の日は移動日なのだが移動せずにここでOFF!!
その次の日に乗り打ちした方が楽だという判断なのだろう・・・

淄博(ZiBo)という街にはPearlドラムの活動何度か来たことがある。

ここでもバシっとキメて、さて次の場所「日照(RiZhao)」に移動・・・
ところがこれが大変だった(>_<)

この「日照」という街、名前が素敵なので覚えていたのだが、
以前「连云港」から「青島」までの移動の時、バスで通ったところである。

つまりこの「日照」あたりには高速鉄道が通ってないのである(>_<)

淄博(ZiBo)からだとまず済南(JiNan)に出て、
そこから鈍行に乗り換えて5時間かけてゆくこととなる・・・

ところが前の日からの大雨のせいか、
淄博(ZiBo)駅に着いたら列車が遅れている!(◎_◎;)

列車が遅れたため済南での乗り換えが間に合わないことが確定して途方に暮れるご一行なう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

19分遅れのうちはまだ
「乗り換え時間7分だぞ、済南着いたら走るぞ!!」
などと言っていたのだが、もう24分遅れになったら無理である(>_<)

代替え案を色々考える・・・
ワシとしては、以前通ったことのあるルート、
「青島まで行ってバスで日照」
というのを推していたが、
それだと済南行きとは反対方向の列車に乗らねばならぬ。

スタッフが調べたところによると、
同じ列車で済南で降りずに、
次の「曲阜東」で降りて、
ワシらが乗れなかった列車が「曲阜」に着くのを待ち伏せしてれば乗れるのではということになった。

つまり、

ワシらが乗るはずだった列車は、16:28にワシらを置いて済南を出発するが、
18:43には曲阜という駅を通る。

一方ワシらが今乗っている新幹線は、

予定通りだと16:06に済南に着くところ、24分遅れなので16:30着、
乗り換えには間に合わない。
ところがこのまま乗ってると予定時刻で16:47、24分遅れでも17:11には済南の次の曲阜东駅に着く。

問題は曲阜东から曲阜までこのいっぱいの機材を抱えてタクシーで走って間に合うのか・・・

と思ったら新幹線って「高速鉄道」というぐらいで偉大なや、
1時間半以上の余裕があるということでこの方法を選択!!\(^o^)/

のんびりと新幹線に座っていたのだが、
済南駅が近づいて来るとLaoWuが突然こう言い出した。

「乗り換え時間8分あるぞ!!間に合うぞ!!降りろ!!」

おーい!!絶対間に合わんし!!このまま乗っとこうよう〜(涙)

はてさて御一行は無事に日照まで辿り着けるのだろうか・・・続編に続く・・・

Posted by ファンキー末吉 at:08:33 | 固定リンク

2018年5月14日

ツアーこぼれ話:洗濯との戦い2

今日は移動日やと思とったら移動せずにオフなんやと!(◎_◎;)

毎日ライブか移動か何かあるより、明日乗り打ちでライブやった方が楽だということらしい・・・
まあええけど・・・ほな洗濯!!

中山さんからタイで譲ってもらったハンディーセコが大活躍!!

汗だくのまま一晩放置すると雑菌が増殖して雑巾化するので、
やっぱその日に洗って干すってのは大事やな!!

バッテリー駆動ではなくUSB電源なのは、中国の航空会社がバッテリーの持ち込みを制限してるので私としては助かるが、
部屋にUPS電源がないと、出かけてる間は電源が切れて回らないということになるので、その場合はパソコンのUSB出力から電源を取る!!

この部屋のようにシャンデリアがあったりすると吊るすところに困らないが、
通常のホテルはなかなか吊るすところがないのよねぇ・・・

窓際のクーラーの吹き出し口に吊るしてカーテンを直撃しながら回す!!

洗濯しない小畑は、本人は全く気にしないのだが、周りが大迷惑だということでよーしーずがついにGパンを洗ってやったそうだ・・・

洋服掛けが設置されてるホテルもあるが、
やっぱ壁掃除をしながら回すことになる(>_<)

Tシャツだけなら十分回るので

Tシャツが乾いてからタオルを回す!!

両方回すとやっぱ壁掃除(>_<)

今日はパンツも洗った!!

ツアーもぼちぼち30本にさしかかろうとして来ると、
「洗濯物を出さない」
という技を習得して来る。

老人介護の精神で(笑)ワシはひとり部屋なので、
基本部屋の中では素っ裸!!

これが一番洗濯物を出さないいい方法である!!

中国人は「健康のため」という理由で寝る時も素っ裸で寝る人間が多いが、
Tシャツを着て寝るとそのぶん洗濯物が増えるので、
洗濯との戦いにおいては「いつも素っ裸」これに限ると思う・・・

あと、ステージ衣装のズボンはもうタイで買った海パン!!
パンツを履かないので洗濯物が増えない上に、乾きが格段に早い!!

あと靴下はもうドラムシューズと共にツインペダルのケースに入れて、ドラムを叩く時にしか履かない!!

普段はタイで買ったサンダルです〜
これで靴下洗う回数も格段に減る・・・

中国ツアーもあと9本!!
洗濯物は極めた感がある・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:09:11 | 固定リンク

2018年5月11日

布衣春のツアー2018河南省

南昌ではステージが死ぬほど暑かったのだが、
「明日の鄭州はもっと暑いよ」
と言われていたので扇風機を用意してもらった。

扇風機って髪の毛が揺れて顔にかかったりしてどうも慣れないのよねぇ・・・
「暑いのには慣れてるが扇風機には慣れてない」
などとかっこいいことを抜かしているレベルではなさそうなので、
とりあえずなるだけ顔の正面に来るように置いて、
リハの時から「弱」で回していたのだが、
もう本番になると「強」にしても来る風は「熱風」で全く役に立たん(>_<)

前回の南昌からツアーメンバーに加わった刺青だらけの2軍ベーシスト(笑)の亀仙(GuiXian)、
よーしずがベース弾いてる時には「コーラス」としてステージに上がって、サイン会の時にも5人でサインしている・・・

手持ち無沙汰なのかコーラスのない部分では小さなシェイカーを振っておる・・・
絶対にシェイカーの音など聞こえんのにな(笑)

昔「カラバオ」というタイの有名バンドが来日した時、
同じようにコーラスだけしてるメンバーとかカウベルだけ叩いてるメンバーとか、
いわゆる「あまり役に立たない」(笑)メンバーがいるのを不思議に思った。

後にインタビューした時に、彼らは一緒にコミューンを作って暮らしているということで、
「暇だろ?じゃあおいでよ。ステージでカウベルでも叩いてりゃいい」
みたいな感じだったのだろう(笑)

当時はそういうのに大きな違和感を抱いてた私だが、
今になると、昔院子で一緒に暮らしていたこいつなんかに、
「ヒマだろ?ステージ上がってシェイカーと頭でも振っとけ」
というのがよく理解出来るようになった(笑)

しかしいくらヒマだからといってお前だけステージでビール飲むな!!(笑)

朦朧としながらドラムソロ!!

打ち上げは毛肚火锅食って冷たいビールで生きてることを確認・・・

次の街、新郷へ向かふ〜

一行は次の遠征先「新郷」へ!! - Spherical Image - RICOH THETA

ここのライブハウスも鄭州ほどではないがそこそこ暑かった・・・

ライブ終わってサイン即売会に会場に出て行ったら、
床が湿気でヌルヌルになってて滑って転びそうになってたんだから相当なもんである(>_<)

人間「慣れ」って恐ろしいな。
鄭州があるからもうこのぐらいでは「暑い」と感じない(笑)

余裕でドラムソロ!!

珠海で初めてソロで叩けるようになった32分バスドラフレーズが自然と出て来るようになった!(◎_◎;)

やっぱ朦朧って大事やな(笑)

実はこの日のライブでは3曲目にLaoWuのギターの弦が切れ、
「弦切れたから」
と言って私に目配せしてステージを降りてゆく・・・

ワシに言われたって・・・
と思いつつ小畑に
「ギターソロやれ!!」
と指示して、いつもアンコールでやるギターソロの部分をここでやらせたので、
しゃーないなぁ・・・アンコールはドラムソロから始まることとなる。

これ・・・疲れるのよね(笑)

この動画はもう中国では何十万回再生されてるらしい!(◎_◎;)
まあ中国ではこのテの体力系プロレス技ドラムソロ(笑)をやるドラマーはおらんからな・・・再生回数100万回を超えると思われ・・・(笑)

さて新郷終わって、次の日に次の場所「安陽」への移動日、
そしてその次の日は現地オフ!!

たっぷり休めるのよ〜\(^o^)/

ブログ書いたりサマドラのPV作ってアップしたり、気分転換に街をぶらぶら・・・
いい感じの「田舎街」で、今の北京が失くしてしまった30年近く前の北京の感じがして懐かし・・・

2018AnYang1.jpg

2018AnYang2.jpg

そんな中でライブ当日にこんな看板!(◎_◎;)

「社長が布衣のライブを見に行くので今日は営業しません」ってwww

実はこの街のライブハウス、新しく出来たとこっつうか「今作ってる」ライブハウスで、前日の段階では「まだ出来てない」とのこと!(◎_◎;)

心配なのでスタッフと一緒に早めに小屋入りする・・・

今日の小屋は今日のライブが「こけら落とし」やと。 昨日の段階で「まだ出来とらん」と!(◎_◎;) 心配なのでスタッフと一緒に入ったのだが出来とるような出来とらんような・・・(笑) まあ音が出て客さえ来れば・・・ってかまだ出来とらん小屋に客が来るの? ファンはネットで調べて来るんやと!(◎_◎;) つまりこのバンドは小屋の客がいなくても全部バンドの客なんやと!(◎_◎;) そりゃ毎回小屋の人によくしてくれるわけや・・・凄いのう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

出来とるような出来てないような・・・(笑)

まあ音がちゃんと出て見に来る客さえいればライブは出来る!!
・・・と思いつつも、看板もないまだ営業もしてないライブハウスに客がどうやって集まって来んの?!(◎_◎;)・・・

聞けばファンはネットなどで調べて集まって来るんだと・・・
その話を聞いてこのライブハウスのことを思い出した。

警察といたちごっこで、オープンしては国家権力に潰され、
また場所を変えてはゲリラ的にオープンする・・・
そんな重慶のライブハウスを思い出したのだ・・・

蓋を開けてみたら、どこから調べてやって来たのか小屋はほぼ満杯!!

イエイ〜!!まだ開店したばかりの看板もないただの地下室にいっぱい集まって来とるぞい!! - Spherical Image - RICOH THETA

打ち上げは小屋の人たちと一緒に鍋!!

BuYiAnYang2018Uchiage.jpg

・・・と思ったらこの小屋のオーナーは地元でバンドやってるメンバーで、
この鍋屋はそのバンドで経営しとるんやと!(◎_◎;)

なるほど小屋には刺青だらけのスタッフばっかりやったはずや・・・(納得)

ちなみに調理師はバンドのドラマー(笑)
本職は西洋料理らしいが、地元に帰って来て、
バンドで鍋屋をやることになって中華に職替えしたらしい・・・

ちなみにこのバンドのメンバーもみんな亜州鼓魂を持っていると言う・・・

ここからは想像だが・・・

学生の頃(おそらく中学校の頃)、亜州鼓魂など中国ロックのアルバムを聞いて、
「おい、俺たちもバンドやろうぜ!!」とバンドを結成!!
「こんな田舎でやっててもダメだ、俺は都会に出る!!」と言ってバンド解散
都会に出て西洋料理屋で働くドラマー
「やっぱ都会はダメ(>_<)故郷に帰るよ・・・」
「帰って来たか、じゃあまた一緒にバンドやろうぜ!!」
「バンドはいいけどさぁ・・・どうやって食っていくんだよ」
「バンドで金出して鍋屋やろうぜ!!お前コックやれ!!」
店は順調に繁盛・・・でもバンドは田舎街には演奏場所がない
「おい、店も軌道に乗ったし、今度はライブハウスやろうぜ!!」
「いいなぁそれ、地元のミュージックシーンにも貢献出来るしな」
「おう、何より俺たちの演奏場所が出来るじゃないか!!」
「やろう!!やろう!!」
「こけら落としにはあの布衣楽隊が決まったぞ!!」
「すげー!!」
「それまでにはちゃんとオープンしなきゃのう・・・」
「んだんだ」
「機材ってどんなの揃えればいいんだ?」
「お前ギタリストなんだからお前やれ!!」
「なんでやねん?!」
「お前だけエフェクターとか色んな機材使ってるやん!!お前やれ!!」
「んぎゃ」
「一番大切な公安とのコネはどうする?!」
「重慶のライブハウスはそれが出来んで転々としてたらしいからのう」
「お前調理師なんだからお前やれ!!」
「なんでやねん?!」
「政府発行の調理師免許持ってんのお前だけなんやからお前なら出来る!!」
「調理師免許と関係ないやん(>_<)」
「おいおい、聞いたか?」
「何やねん」
「今度の布衣のドラマー誰やと思う?」
「誰やねん」
「あのFunkyさんらしいぞ」
「まぢか!(◎_◎;)」
「こりゃドラムセットも新品買っとかないかんのう・・・」
「もう安陽に入ってるらしいぞ」
「まぢか!(◎_◎;)ご飯でもご馳走せないかんやん・・・」
「無理(>_<)!!そんなヒマない」
「そやなぁ・・・メシはなくてもライブは出来るけど小屋が出来てなかったらライブは出来んもんなぁ・・・
「んだんだ」
「ふう・・・当日になってやっと形になったのう・・・」
「店の看板って誰がやるはずやったん?誰も作ってないやん」
「え?!!看板ないのん?客来るん?・・・」
「さぁ・・・」

まあ全くの想像なのだがきっとこんな感じだろうと・・・(笑)

みんな、ライブハウスやるのも鍋屋やるのも、
何よりこうしてバンドをやり続けるのも大変やと思うけど、
次にこの街に来た時にも店は潰れず(笑)、
鍋屋もバンドも健在で、一緒に対バンでライブでも出来たらええな。

河南省の皆さま、色々お世話になりました。
ツアーも残すところあと12本!!

北上して山東省へと向かふ!!

Posted by ファンキー末吉 at:06:43 | 固定リンク

2018年5月 9日

布衣春のツアー2018江西省「南昌」

タイはバンコクからツアー後半のスタート地「南昌」空港に降り立った。

航空会社は上海の「春秋航空」、
当然ながら乗客は中国人が多く、バンコクのカウンターでも中国語を喋れるタイ人のスタッフが大勢の中国人客の対応に追われていたが、
南昌空港に降りてびっくりしたのは、
なんと外国人客はどうやら私ひとりだけしかいなかったようだ!(◎_◎;)

空港係員が私を見つけ、
最初は人相風体が悪いので調べられてるのかと思ったが、
「中国語話せますか?」
から始まって、丁重に入国カードの書き方を説明してくれる!(◎_◎;)

書き終わったらまた丁重にイミグレまで連れて行ってくれて、
長蛇の列で並んでいる中国人を蹴散らして私を一番前に並ばせ、
そこを臨時の「外国人専用レーン」にしてくれた!(◎_◎;)

久しぶりやなぁ・・・中国で「外国人で得したこと」なんて・・・(笑)

「タイ人の乗客はいないの?」
などと思ってはみたのだが、
「タイ人にとってはこんな中国のマイナーな街・・・」
などと勝手に考えて納得していた・・・

ところがこの「南昌」という街は、実は中国人にとっては非常に有名な街であるらしい!(◎_◎;)

後半ツアーの2軍ベーシスト(笑)である亀仙(GuiXian)のSNSでの書き込みを見てびっくりした。

「到了革命摇滚之乡(ロックの革命の郷に着いた)」

「ここって何かロックの革命の地なの?」
亀仙(GuiXian)に聞いてみると、
まあロックとは関係はないのだが、共産党軍が蜂起した革命の地であることからそのように投稿したということだ!(◎_◎;)

Wikipedia「南昌蜂起」

中国ロックに携わるものにとって、
毛沢東が行なった「革命」とロックを例えて言うことはよくあることである。

例えば中国ロックの創始者「崔健(CuiJIan)」は
「新长征路上的摇滚」という曲で、
毛沢東の「長征」をロックに例えて共産党から大きな反感を買った。

別に毛沢東を茶化しているわけでもなんでもない。
彼は心底、建国の父毛沢東を尊敬してやまないのだ。
(今の共産党をどう思っているのかは別にして)

亀仙(GuiXian)の「到了革命摇滚之乡」という書き込みがずーっと頭に残っていたのだが、
次の日、ここのライブハウス「黒鉄現場」に着いて、私にとっても「ロック」な出来事が起こる・・・


布衣は自らのPAシステムを持ち歩いてツアーをしているので、
スタッフはメンバーよりも早く会場に入って色々セッティングをする。

私はドラムのチューニングがあるのでメンバーより早く会場に入るのだが、
ここではホテルが会場から遠くタクシーを使わねばならないということで、
スタッフのタクシーに一緒に乗り込んでスタッフと一緒に会場入りした。

会場では地元のバンドがリハーサルをしていて、
リハが終わって私のところにすっ飛んで来て恐縮しているので、
「いやこっちがちょっと早く着いただけだから」
などとなだめる。

そしてこんなものを私に差し出してサインを求めるのだ。

96年に中国で発売した私のソロアルバム「亜州鼓魂」のカセットとCD、
そして香港版の「北京の夏」!(◎_◎;)


まずこの「北京の夏」の話からしよう・・・
講談社から発売されたこの漫画は、「天安門にロックが響く」という私の小説を原作として漫画化された。

これは90年にひょんなことから北京に行った私が、
偶然、当時アンダーグランドな活動を余儀なくされていた中国のロックバンド「黒豹」のライブを見たことから始まる。

「中国で本物のロックを見つけた!!」
興奮した私は、インターネットもなかったその時代、
そのレポートを毎日国際ファックスで当時の所属事務所に送りつけていたが、
事務所はそれを全部無視したことにより事務所との確執が始まってゆく・・・
(その辺のことは自叙伝にもこのブログにも書かれています)

ちょっと「気が狂った」ような状態になってた私は、
それこそ本当に狂っているかの如くこの中国ロックの物語を小説に書いた。

ところが当時、私がプロデュースするとある企画でのミーティングの席で、
事務所のトップが私にこんなことを発言した。

「その企画なぁ。桑田はダメだけどバックバンドのメンバーだったら自由に使ってもいいぞ」

そのような事務所である、
爆風スランプの中での私の立場なども推して知るべしであろう・・・

こんな小説など誰も興味を持つはずもない。
私は自分で日本の出版社を訪ねて廻って、
自分の力だけでやっとこの小説が出版されることになったのだ。

この漫画は台湾と香港では中国語に直されて発売されたが、
天安門事件」を扱っているのでもちろん中国大陸では発売されるはずもない。

香港の映画監督「ウォン・カーウァイ」がこのストーリーを映画化しようという話もあったが、
もちろん中国政府がそれを許すはずもなくその企画はお蔵入りしたと聞く・・・

そんな中、子供が生まれたばかりの前の嫁(中国人)の世話をするために、
そのご両親(もちろん中国人)が日本に来ていて偶然この本のことを知った。

それはそれはもの凄い剣幕で私を説教したことを覚えている。

「中国で絶対にやってはいけないことがふたつある。ひとつは黄(色ごと)、もうひとつは政治(政府批判)」
新しく家族になった人間がそんなことをしたら、
一族郎等とんでもない目に遭わされるかわからない。
殺されるかも知れないんだぞ、と・・・

ところがこの南昌のライブハウスには、
そんな「危険な(笑)」本がこうして私の目の前に置かれている。

地元の若いバンドのメンバーだと思ってた彼は、実はこのライブハウスのオーナーだった・・・

聞けばこのライブハウスももう20年近くの歴史があるライブハウスらしい・・・

この「革命の地」で生まれ育ったであろう彼が、
どういう経緯かでこの「危険な書(笑)」を手に入れ、
そして「ロック」という、中国共産党が決して歓迎しなかった音楽を愛し、
こうして地元のバンドに場所を提供してリハーサルをさせている・・・


そしてこの「亜州鼓魂」・・・

当時は中国ではCDなどなかった時代だったのでカセット。
しかも文字通り「擦り切れるまで聴いた」がごとくボロボロである(感涙)・・・

このアルバムに関しても日本でのエピソードがある。

所属事務所のもうひとりのトップとのミーティング・・・
それは私の個人活動に関するミーティングだったのだが、
その人は私にこうはっきりと告げた。

「我が社は爆風スランプの末吉くんとビジネスをしたいのであって、末吉くんの個人活動には興味がない(キッパリ)」

仕方がないので個人活動は自分の力だけでやるしかないのだが、
それがどんどんと大きくなって来てしまうのだから事務所としても困ってしまう・・・

そんな契約をした記憶はないのだが(笑)、
私個人も実は爆風スランプの所属レコード会社にがんじがらめに縛られていたらしい・・・

つまりソロアルバムを出すならそのレコード会社以外からは無理なのだ。

事務所との距離がどんどん離れていっている私のことを慮ってくれて、
事務所はそのレコード会社の幹部クラスとのミーティングをセッティングしてくれた。

「で、どんなアルバムを作りたいのだね?」
日本を代表する大手レコード会社の幹部が私にそう質問する。

「Jazzと中国ロック」
こう答えた私に対して幹部達は大爆笑した。

「そんなものが何枚売れると言うのだね?」

そしてこんな言葉で会議は終わった。
「50万枚も売れないアルバムをどうして当社が出さなくてはならないのかね?」

大笑いされた私のアルバムは、
結局所属事務所のライバル会社が持つレーベルから発売され、
結果中国ロックのバイブルとなる一枚となってゆく・・・

このツアーを一緒に廻っているボーカルのLaoWuは、
当時高校生だった頃このアルバムが欲しくてたまらない。

学生なので金がない、だけどこのアルバムを買いたい。
彼が思いついたのは献血をしてお金をもらう。
つまり「血を売る」ことだった(笑)

でもまだ若いのでまともに行ったのでは血を買ってくれない。

考えた彼は大人の身分証明書を借りて、
その人になりすまして血を売ったのだそうだ。

「え?お前写真より若いなぁ?顔もちょっと違ってないか?」(笑)

思えばLaoWuよりも若いこのライブハウスのオーナーは、
果たしてどのような思いをしてこのアルバムを手に入れたのだろう・・・

そしてどのような思いでこんなにボロボロになるまで聴き込んだのだろう・・・

そしてこの「革命の地」でライブハウスをやって来たのも並大抵の苦労ではなかったろう・・・


そんな店でのライブ・・・いやぁ〜・・・暑かった(>_<)

もうね、並みの暑さではない(涙)
そんな中でのドラムソロ!!

もうね、終了後は彼と一緒に飲んでいろんな話をしたかったんだけどもう・・・「気絶」(笑)

そのままバタンQ(死語)で次の日は河南省鄭州までの大移動なのであった・・・

今日は江西省南昌から河南省鄭州までの乗り打ち4時間の大移動〜 後半のチケット(の一部)をどさっと渡された〜 失くしたらあかん失くしたらあかん〜(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

どさっと渡された後半の移動の切符(の一部)(笑)

布衣の長征は続く・・・

「ロックの長征」は決して生易しい道のりではない。
あの「崔健(CuiJIan)」がそうであったように、
あの毛沢東がそうであったように、

・・・そして私たちの人生がそうであるように・・・

Posted by ファンキー末吉 at:02:26 | 固定リンク

2018年5月 4日

ツアーこぼれ話:タイへ脱出!!その2

ハワイのワイキキビーチはサンセットビーチとして有名、
つまり西側に面している海である。

逆にダナンのビーチは海から日が昇る

タイのビーチというと・・・

HuaHinPattaya.PNG

シャム湾を挟んでパタヤビーチがサンセット、
向かいにあるホアヒンはサンライズビーチである。

海から昇る朝日を拝まねばなるまい!!

個人的にはこの仏教とイスラムが同居するこの写真が好きやなぁ〜

世界中の人々が仲良く平和に過ごせますように〜

ざぶん

東に面した海では朝日を拝まねばなりませぬ - Spherical Image - RICOH THETA

日が昇りました〜

そしてメシ!!

足裏をほぐしてからバンコクへ向かいます〜

車内はこんな感じ〜

バンコクまで帰りは列車の旅〜同じ4時間でも行きの乗合バスに比べたら天国です!! - Spherical Image - RICOH THETA

クーラーが効き過ぎて寒い(>_<)

急行なので4時間、鈍行だと6時間なんだけど、
今度はのんびり鈍行でもいいな・・・


さてバンコクに着いたら必ず食べる牡蠣と卵炒め!!

バンコクに来たら必ずこの店の牡蠣と卵炒めを食べます!!このカリカリバージョンは他のどの店にもないのです!! 食い終わったら居酒屋勝行って飲んで空港へ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

この店のパリパリバージョンの卵炒めは、散々色んなところを探したけど他の店にはない!!
「羽根つき餃子」みたいな感じでこのパリパリ感がいいのよねぇ・・・

そして歩いてすぐそばの居酒屋勝チェーン、九州酒場「勝」にていつも頼むアジの南蛮漬け!!

九州酒場「勝」にてアジの南蛮漬け!! - Spherical Image - RICOH THETA

なんかツイート見てやって来た人もいたりして、結局6人で焼酎のボトルを2本空けたようだが、私のフライトは朝5:50、まだまだあるのでもう一軒!!

ゴーゴーバーのひしめくパッポンストリートを横目に見ながら日本人相手の店が多いタニヤにあるメック加藤くんのお店!!

メックのお店、バーウッドボール!! - Spherical Image - RICOH THETA

まだ食うんかい!!・・・って「勝」のもりみっちゃんが出前頼んだんですがワシはもう食えん(>_<)

ここでも散々飲んだがまだ1時・・・
ちょっと早いけど空港行って中国戻ります〜

Posted by ファンキー末吉 at:11:10 | 固定リンク

ツアーこぼれ話:タイへ脱出!!その1

中国では5月1日の労働節に合わせて大型連休がある。

この時期にはイベントが多いので、
バンドとしては突然の出演オファーに対応出来るようにツアースケジュールを空けてあったのだが、結局入らず・・・

結局バンドは4月28日湖南省「長沙」の後、5月4日江西省「南昌」までがぽっかりとOFFとなってしまった。

そこで選択肢!!

1)みんなと同じように旅先でオフ(出費なし)
2)ひとり北京に帰る(1300元)
3)ひとり日本に帰る(4000元)
4)ひとりどこかアジア諸国へ飛ぶ(2000元)

まあ同じところに5日間って無理やわな(>_<)
というわけで、新たな刺激を求めて選択肢4!!

チケットを色々と探してみると、
アジア諸国の中ではバンコクが一番安いのな!(◎_◎;)

おまけに長沙からも南昌からも直行便が出ている!(◎_◎;)!(◎_◎;)

というわけでポチリ!!
その旨をツアーメンバーに伝えてたら2軍ベーシストのDaWeiがこんなことを言う・・・

「だったらFunkyさん、华欣海岸っつうのがむっちゃいいですよ?!」

どこやそれ?というわけでググってみたら・・・
(中国なのでGoogleはブロックされているので百度なのだが)

华欣 (泰国中部海滨小城)

英語名「Hua Hin」ということで、そこから日本語名「ホアヒン」をゲット!!それで再検索する・・・

ホアヒンに初めて行く人が知っておくべき観光地を全て紹介するよ

なんとビーチリゾート地じゃないの!!!(◎_◎;)

バンコクからのルートを色々と探ってみるが、
スワンナプーム空港からは直行バスが出ているのだが、
激安チケットの到着空港は残念ながらドンムアン(>_<)

激安チケットは夜中の1:40着、時間を無駄にしない為にも朝イチのバスを探すと、Morchitバスターミナルから乗合バスが出ているらしい・・・

このサイトでチケットをポチリ!!

始発の朝5時の便なのでとりあえず3時頃まで空港で時間を潰す・・・

さてと・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

海南島では食べられなかった海南鶏飯(タイ語でカオマンガイ)を食してタクシーでバスターミナルへ!!

旅は道連れ、週刊アスキー時代の私の担当者デジタルスナフキン中山さんがこの時期バンコクにいるということで誘ってここで合流!!

開いてる窓口に並んでみるが、
言葉も通じずチケット発券がどうやるのかよくわからない(>_<)

うーむ・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

旅慣れた中山さんがどうやらここらしいということを発見!!

むう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

発券もへったくれもない。
スマホの予約画面を見せたら停まっているバンを指差されてそれに乗るだけ(>_<)

4時間(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

この状態で4時間(>_<)
天国への道には地獄もあるもんなのよ・・・ひたすら耐える!!

途中ガソリン休憩・・・なぜか全員車から降ろされる・・・

あと何キロあと何キロとスマホを眺めながら、ホアヒンの街中に降ろされ、
とりあえずメシ!!!

ホアヒン1食目!! - Spherical Image - RICOH THETA

メシ食ったらさっそくソンテウを拾ってビーチを目指す!!

ビーチへ!! - Spherical Image - RICOH THETA

着いた〜!!!\(^o^)/

着いた〜\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

ホアヒンとは「石の頭」という意味で、
名の通り海岸には大きな石がゴロゴロしているが、
ここを外れれば砂浜のビーチである。

基本的にエンジン付きのモータースポーツが禁止されているので、
代わりにお馬さんがいっぱいいて海岸で乗馬が出来るのがこのビーチの特色である。

2018HuaHinUma.PNG

さっそく宿を探す・・・

理想はビーチ沿いで、
ベランダからそのままビーチに出れるような民宿・・・

・・・ってそんなもんはない!!(>_<)

このビーチ沿いは全て高級リゾートホテルが占有していて、
ダナンのビーチみたいに庶民が誰でもたむろできるような感じではないのだ(>_<)

とりあえずその高級ホテルのビーチで一杯!!

ふう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

このホテルなども高くてとても手が出ないので、
旅慣れた中山さんに手頃なホテルを探してもらい、
チェックインしてメシ!!

昼メシ!! - Spherical Image - RICOH THETA

ホテルで仮眠した後、バイクを借りて街を探索してみる・・・

バイクを借りて街を探索〜 おっちゃん屋台の火ぃかけたままで運転危のうないか? とか言うてるうちにノーヘルで警察に捕まった(>_<) 誰もヘルメットなんかしてないやん!!・・・罰金500パーツ(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

タイのレンタルバイクはベトナムと同じく「満タン返し」ではなく最初からほとんどガソリンが入ってなく、自分の乗る分だけを入れてそのまま返す・・・

この狭い街で2リッターは入れ過ぎだったかのう・・・

街一番のショッピングモールに着いてバイクを停めるのだが、
さすがはバイク大国、巨大なバイク専用の駐車場!!

さすがはバイク社会!!ショッピングモールには巨大なバイク駐車場があり、規則正しく駐輪されている・・・ 停めた場所を忘れたら二度と自分のバイクにたどり着けない・・・ かく言う私もこの写真を見てやっとたどり着いたのであった(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

一体どこに停めたかわからんなるやろと思ったら本当にわからんなって、
この写真を見て番号を確かめて無事にゲット(笑)

そして帰り道で警察に捕まる(>_<)
バイク乗る人誰もヘルメットなんか被ってないからノーヘルOKやと思てたやろ(涙)

ちょうど警察署の前だったので、
バイクを停めて中に連れて行かれて調書取られて罰金500バーツ(約1500円)。

前回パタヤビーチでも左折禁止がわからずに左折して捕まったけど、
その時は警察官が「罰金よこせ」で1000バーツ払って調書も取ってないので、
あの時はきっと警察官が懐に入れたんやろうな・・・(シミジミ)

夜はナイトマーケットに出かけて行ってそこでメシ!!

夜市は楽し - Spherical Image - RICOH THETA

レストランの店員さんがみんなミャンマーの日焼け止め「タナカ」を塗っているのでもしかしたらと思って聞いてみたらやはりミャンマーからの出稼ぎだった・・・

2018HuaHinTanaka.jpg

この日のトドメは足裏マッサージ!!
60分で1000円足らず!!(◎_◎;)・・・安い・・・

今日のトドメに足裏マッサージなう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

次の日の朝飯はホテルで〜タイ式お粥が美味い!!

お粥だった・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

翌日のバンコク行きの切符を買いにホアヒン駅へ〜

改札もなく自由にプラットホームへ行き来できる!(◎_◎;)

ホタヒン滞在2日目〜駅まで明日の切符を買いに来ました〜 改札もなく自由にプラットホームまで行き来出来るし〜 末吉右手に見えるのが王族用待合室、ここは昔王宮の保養地だったのよ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

午後はまたビーチへ向かふ・・・

この日の天気予報は一日雨だったので、
ホテルにこもって一日じゅう仕事かなと思ったのだがピーカン!!(◎_◎;)

しゃーないなぁ・・・

天気予報だと一日中雨だということで今日はホテルに籠って仕事をしようと思ってたのだがしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

昼メシは浜辺の屋台にて〜

2018HuaHinHamabeEating.jpg

夜はステーキ!!

ステーキ!! - Spherical Image - RICOH THETA

翌日へ続く・・・

Posted by ファンキー末吉 at:06:17 | 固定リンク

2018年4月26日

布衣春のツアー2018広東省

福建省アモイから広東省深センまでの移動は新幹線で4時間。
「移動日があってよかった・・・」
という距離である。

深セン北駅に着いて、私はそのままひとり地下鉄で香港へと渡った。

まあその話はおいおいこぼれ話で書くとして、
次の日の昼に深センに帰って来てそのままサウンドチェック!!

日本でも昔、バスドラ、スネア、ハイハットで叩くリズムばっかり外に出ていて、
タムの音が全然出てなかったりしてたこともあったので、
この叩き方でチェックすると全てのタム、シンバルなどを網羅しているので、
ライブでタムの複合リズムなどを叩いても外音は大丈夫だろうということで、
サウンドチェックではいつもこのようなフレーズを叩く。

通常はタムがひとつ少ないので、
フロアタムの位置にバスドラが入ることになる。

この日はタムはひとつ多かったのだが、
せっかくのPearlの最高級機種なのにヘッドが死んでてチューニングが大変(>_<)

ドラムはやっぱメーカーよりもヘッドやチューニングが大事やなぁ・・・シミジミ・・・

そしてライブ!!
いや〜この日もよう入ったのう・・・

この日のドラムソロ!!


よーしーずはここで日本に入ってしまい、8人旅から7人旅となって広州へ〜

広州では女性歌手のゲストが入るということで、
その話はこちらに書いたのでここでは省略。

いや〜ここもよく入った〜・・・

ライブはこんな感じ〜

この日のドラムソロ

そして珠海へ移動〜
ここは週末の3連チャン乗り打ちである。

それまでは数百人入る巨大な「ライブハウス」だったのだが、
ここの小屋はちょっと小さい酒吧(JiuBa:バーの意)みたいなところ。

でも箱バンの演奏が入っているらしく機材は立派・・・
ドラムもDWの立派なドラムセットで、
ヘッドは見たことないようなヘッドだったが鳴りはバッチシ!!

体調もすこぶる良く、ドラムソロは今まで叩いたことないようなフレーズが自然に出て来た!!!(◎_◎;)

だいたいステージ上で頭真っ白になりながら「ウォー!!」ってな感じで叩いてるのである。
「何を叩こう」などと考えてないのだから、出て来るフレーズは「完全に身体に入っているフレーズ」だけである。

リハとか遊びで叩けてるフレーズなどを意図的に
「今日はこれを叩こう」
などと思っても大概「崩壊」してしまうのが常なので、
このように新しいフレーズがとっさに出て来ることは非常に少ない・・・

\(^o^)/

今日のドラムソロの録画を楽しみにステージを降りたら・・・
「Funkyさん、今日は録画してないんです」
とスタッフ!(◎_◎;)

・・・(>_<)・・・

しゃーないなぁ・・・
もう自然とこのフレーズが出ることもないだろうから、
また自然に身体の中に入ったのが出て来るのを待つしかないなぁ・・・(涙)

人生そんなもんです!!と楽屋でビールを飲む・・・

新しいフレーズ・・・いつかソロで使ってやろうと思っても、あの頭真っ白の状態でなかなか出て来るものではない。 だから「叩ける」フレーズはまだまだあるけど、ソロでは実際その一部しか使ってないということなのだ。 ところが今日突然、前々からやろうと思ってたバスドラ32分音符のフレーズを叩いてるではないか!(◎_◎;) 「やったー!!」\(^o^)/・・・と思ったら今日に限って誰も録画してない(>_<) 次に意図的に「やるぞ」と思っても出来ないのよねぇ・・・まあ人生こんなもんです(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

ところでアモイでのドラムソロの映像が中国のネットにアップされ、
もう既に20万人を超す閲覧があるという・・・!(◎_◎;)

おもろいのか?おもろいのだな?(笑)・・・

まあ残して欲しい映像は残らず、こんなアホな映像は残るのです!!(笑)
これに懲りずに、いいドラムソロもアホなドラムソロもどんどん残していこうと思います〜<(_ _)>


ところでライブ終了後にLaoWuがこんなことを言った。

「今天感觉有点不一样・・・你也觉得这样吗?(今日はちょっと感じが違ってた気がしたんだけど、あんたもそんな感じあった?)」

きっとそれまで何百人の前で大盛り上がりの「ロック」なライブだったのが、
ここの客は「バーの客」なので、フロントに立ってるLaoWuにとってはちょっと感覚が違ってやりにくかったのだろう・・・

またムカデの話をして、
「考え過ぎないことだよ」
とアドバイスをする・・・

はははと笑って二人とも同時に小畑の方を見た。

「ああ、あいつは客なんか関係ないよ。
ただステージに上がったら客を煽るのみ!!
脳みそがムカデぐらいしかないからな・・・(笑)」


さて、次の日はオフ!!
移動日でもなく、現地でそのまま何もないオフ日は先日の蘇州でもあったのだが、
私はレコーディングのために北京に飛んだので、
実質今回のツアーで私にとっては初めてのオフ日となる。

いや〜別に毎日ドラム叩くのは全く苦にならんけど、
「移動」っつうのは本当に疲れる「労働」やな・・・

本当は対岸のマカオにでも遊びに行こうと思ったのだが、
身体がもう「移動」を拒否していて、
その日は食って飲んでのんびりさせてもらった・・・

昼メシは近所のミシュラン星を持つという中華料理屋。
中国では今「習近平とトランプ首脳会談」という料理が流行っているらしく・・・

とりあえずここで「トランプ大統領」を頼んでみた(笑)

ビール飲んで撃沈〜
ホテルで昼寝して夜は海鮮〜

今日は初の移動日でもないOFF日!!(前回の蘇州では北京に飛んでレコーディングをしてたため) 昼は広東料理でビール、夜は海鮮で白ワインを頂きます!! https://twitter.com/livebarxyz/status/988381955908513792?s=21 - Spherical Image - RICOH THETA

白ワインで撃沈〜恵州へと向かふ・・・

次の日も「移動日」でライブはないので、
着いたらゆっくりとマッサージ!!

今日は広東省恵州への移動日〜着いてすぐさまみんなでフットマッサージ〜 田舎のマッサージは時々「抜き系」だったりするのでみんなと一緒だと安心(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

恵州の小屋もちょっと酒吧(JiuBa:バーの意)みたいなところだったが、
LaoWuも雰囲気に負けることなくいつものプレイをしている。

ところがこのドラムセット、
バスドラが踏めば踏むほど遠くに逃げて行って、
ブレイクの度に手で引っ張り戻すのだが、
もうそれが気になって仕方ない(>_<)

スタッフのヤオヤオを呼んで、
叩きながらジェスチャーで「止めろ」と指示するのだが、
ガムテープ片手にどうやってバスドラを固定するのかがわからずぼーっとしている。

「お前この前教えただろ!!」
と一瞬思ったのだが、教えたのは2軍ベーシストのDaWeiで、
今はステージでベースを弾いている(>_<)

しゃーないなぁ・・・

MCの時に「バスドラの足をガムテープで止めるんだよ!!」と指示したりしながらドラムソロ・・・

まあ気合で乗り切ったが、こんな偉そうなブログ書いておきながら、
自分こそがその「準備」が出来ておらん(>_<)

人間に出来ることなんか「努力」と「準備」しかないのだから、
その「準備」さえちゃんと行っていればこんなトラブルなんか起こらなかった。

いやひょっとしたらこのトラブっている時間に「神様が降りて来た」かも知れないではないか・・・(>_<)

まだまだ修行が足りんのう・・・
次からはリハの時にバスドラが動かなくても一応ガムテープで止めておくことにしよう・・・

「奇跡」が起こるまでにはまだまだ遠い・・・(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:08:58 | 固定リンク

2018年4月23日

若者よ、もっと経験を積んで帰って来い!!

もう30年近い付き合いで「家族」のような関係であるLaoLuanからツアー先に電話があった。

「この前レコーディングしてもらったあの歌手なんだけどさぁ・・・」

一瞬あまり愉快ではない記憶が思い出されて来た・・・
この歌手である・・・

その後、この歌手の全国ツアーとかをやってくれとかの話もあったが、
私自身がもうこの布衣のツアーで出ずっぱりなので話が立ち消えになっていた。

「Funkyさん、请帮个忙(QingBangGeMang)!!」

つまり「ちょっと助けて下さいよ」・・・中国ではよく出て来る単語であるが、
この言葉から始まる会話は往々にして厄介な話が多い・・・(>_<)

「布衣のツアーにゲストで参加させてやって欲しいんだけど・・・」

いや、私は単なるドラマーとして呼ばれているだけであって、
私が布衣に対してゲストを入れさせる権限など持ってないよ・・・

「その辺の話はボーカルのLaoWuかマネージャーに言ってもらわないと・・・」

「いやそこには話を通してある」
というので、それだったら私がとやかく言う筋合いはない。
LaoWuが「やれ」と言えばやるし、断ったとしたら私の出る幕ではない・・・

・・・ってまあLaoWuも業界の重鎮であるLaoLuanから頼まれたら断れんわのう・・・(笑)

「那拜托了(Na BaiTuoLe:じゃあよろしく頼むよ)!!」
で電話は切れた・・・


かくしてその当日がやって来た。
場所は広東省広州・・・

毎度の如く他のメンバーより早く会場入りしてドラムのチューニングをしてたらマネージャーから連絡が入る。

「歌手がプログラムの件で打ち合わせをしたいらしいのでそちらに行かせます」

ジャンルは歌謡曲なのでギタートリオで再生出来る音ではない。
「プログラム走らせるからそちらで用意しといてね」
と予め伝えてある。

レコーディングでは、あれやこれや自分の作ったDEMOと同じようにしてくれと大きな「こだわり」を見せたので、当日リハでバンドに対してそれと同じ要求をされたんじゃたまったもんじゃない。

プログラムでほとんどの音を流してドラムとベースぐらいを生演奏、
ギターは入っている音に合わせて弾くぐらいでよい。
あわよくばそのままカラオケ流して「あてぶり」にしたいぐらいである(笑)


歌手がやって来た。

「声卡(サウンドカード)は?」
私は真っ先にこう聞いてみた。

通常プログラムを流す時には、
コンピュータを声卡(サウンドカード)と呼ばれるオーディオインターフェイスという機械につないで、
そこから外に出すLRのステレオのプログラム音源、
そしてドラマーだけが聞くクリックのトラックを出力する。

通常コンピュータはステレオでしか再生出来ないので、
もう1chドラマーが聞くクリックを再生しようとすると、
どうしてもこの声卡(サウンドカード)が必要となるのだ。

「声卡(サウンドカード)はFunkyさんのを使うって話ですけど・・・」

足掛け3ヶ月に及ぶ長いツアーで、布衣みたいなロックバンドでは使いもしない声卡(サウンドカード)なんて持ち歩きませんって(>_<)

LaoLuanにしてみたら、私がバンマスの仕事では私がそのプログラムを出す仕事もするので、当然ツアーにも持って来ているだろうと思ったのだろう・・・

まあサバイバルな現場を多くこなしているとわかって来る。
どんな状況ででもやり方はあるのである!!

「じゃあ君の持っているプログラムのデータを、
左側はクリック、右側を音源にしてステレオのmp3で出力してメールで送って」

ちなみにこのやり方は私がひとりドラムとかでやっているやり方で、
外に出す音をモノラルにすることによって、
音を出す機械はiPadでもスマホでも何でもよく、
あのしちめんどくさい声卡(サウンドカード)とか持ち歩かなくてもすむのだ。

「それだったら出力がモノラルになっちゃうじゃない」
などと言おうものなら、
「お前が声卡(サウンドカード)持って来ないのが悪いだろ!!」
と叱り飛ばしてやるところだが、
幸い彼女はその辺をスルー(ほっ)、ところが今度はこんなことを言い出して来る。

「それってどうやって作るんですか?
私出来ないんでFunkyさんやってくれませんか?」

(>_<)

「请帮个忙(QingBangGeMang)」で始まって、
「拜托了(BaiTuoLe)」で終わる要件なんて往々にしてこんなもんである(涙)

サウンドチェックを中断してデータ作り・・・

今日は女性歌手のゲストが入るんですと・・・ この若きシンガーソングライター(>_<) https://www.funkyblog.jp/2017/11/post_1204.html 業界の重鎮LaoLuanから「頼むよ」の電話。 「俺はただのドラマーだからバンドのマネージャーに言ってくれないと」 ボーカルのLaoWuから「頼むよ」(>_<) まあ曲コピーしてドラム叩けばいいんでしょ、バンドがそれでいいなら俺は別に・・・ 「プログラム走らすなら用意しといてね」 いざ蓋を開けてみたら・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

幸い彼女が使っているソフトがLogicだからよかったものの、
私が使ったことのない他のソフトだったら一体どうなったことだろう・・・

まあ私がその新しいソフトを一瞬で使えるようになればいいわけね(>_<)

中国の仕事は往々にして、このように日本では想像出来ないぐらいに私の経験値を上げてくれるのだ・・・(笑)


さて無事に音源も出来上がってリハーサル。

見ればLaoWuのマイクをそのまま使って歌うようなので、PAエンジニアにこう助言する。

「お前らの持ち歩いてるシステムのイヤモニって4chあったよなぁ。
俺がイヤモニ使ってないからそのシステムを彼女にそのまま使わせてやればモニターし易いんじゃない?」

ドラマーは少々モニター環境悪くても演奏出来るけど、
歌う人はモニター悪かったらもう歌えんからね・・・

そしたらPAエンジニアが、彼女がすぐそばにいるにも関わらず私にこんなことを聞いてくる・・・
「彼女はイヤホン持ってますか?」

まあちょっとイライラしてたのだろう、
「俺は彼女の父親じゃねえ!!お前中国語話せるんだろ?俺に聞くな、直接彼女に聞かんかい!!」
などと口走ってしまい、ちょっと反省・・・(>_<)

まあ笑い話で終わってリハーサル開始!!

「プログラムの音が大き過ぎる、ちょっと下げてちょうだい」
彼女もまた私に向かってそう言うので、
「あそこにPAエンジニアのおじさんがいるでしょ?あのおじさんに直接言いなさい」

・・・とこれが後々大きな問題になるとはこの段階で想像だにしていない・・・


本番が始まる。

彼女の歌う曲は、布衣で女性ベーシストのLinNaが歌ってた「彩虹」、
そして彼女のオリジナルで「再見19歳」、
そして中国ロックの創始者「崔健(CuiJIan)」のカバーで「新長征路上的揺滾」の3曲。

LaoWuから
「彩虹は世事难料の次ね」
と言われていたので、
いつものようにど頭からド派手に始まろうと勇んでステージに上がって行ったら、
どういうわけかLaoWuがステージに上がって来ない!(◎_◎;)

「どうしたんだよ〜」
とステージ袖にひっきりなしに合図を送るが、
どういうわけかLaoWuではなく彼女が上がって来て客に向かってMCを始める!(◎_◎;)

「ここで歌うのか?」
大慌てでプログラム再生の準備をして、
ぽかんとしている小畑に日本語で指示を出す。

ベースはよーしーずではなく2軍の中国人ベーシストなのだが、
さすがは中国人、全く慌てていない。
慌てているのは私と小畑、日本人だけである(笑)

「では先輩方の前にちょっとだけ私が歌わせてもらいますのでお付き合い下さい」
私が聞きそびれていたか勘違いしていたか・・・まあそういうことだったのね?・・・

「最初はとってもロックな曲です」
と言って「崔健(CuiJIan)」の「新長征路上的揺滾」を紹介する。

私は「その紹介はあかんじゃろ」と思ったが、
譜面とかプログラム再生の準備でしっちゃかめっちゃかだったのでそのままカウントを出して曲が始まる。

どうして「あかんじゃろ」と思ったかと言うと、
布衣のファンはいわゆる「ロックファン」で、
この日も会場に5〜600人ほど集まってぎゅーぎゅーにひしめき合ってる観客はみんながみんな、布衣の曲を聞いて大暴れに暴れに来ているのである。

またLaoWuの声は崔健(CuiJIan)によく似ている。
きっとLaoWuがこの曲をカバーしたら客は狂喜乱舞することであろう。

ところが女性歌手である。
あんな野太い声やロック的な歌い回しをするわけでもなく、
アレンジもどっかの歌番組でどっかの女性歌手がカバーしたという音源が送られて来たので、その打ち込みのどうしようもない(失礼)バージョンでコピーしている。

客はこのMCで一気に期待度がマックスに上がっている。
おそらくはLaoWuがオリジナルと同じアレンジでこの曲を歌うような、そんな世界を想像してしまっただろう。

盛り上がるに盛り上がれない雰囲気で1曲目が終了!1
2曲目は布衣の曲だったらLaoWuがここで出て来てまた引っ込むことになるので、ここは彼女のオリジナルであることは間違いない。

この曲はプログラムを使うので、
私は再生ボタンに手をかけて彼女のきっかけを待つ・・・

曲タイトルを言ったのですかさず再生ボタンを押してカウントを出す。
そしたらイントロの途中で彼女が曲を止めた!(◎_◎;)

「プログラムの音が出てないんじゃない?」
後ろを向いて私にそう聞く。

私に聞かれたって外に出ているかどうかドラムの位置でわかるわけはない。
もう一度プログラムだけを走らせて「出てるか?」とスタッフに確認する。

「出てる」ということで演奏を再開・・・その間、客はぽかんと待っている・・・

続いて布衣の「彩虹」を歌うのかと思ったら彼女は挨拶してステージを降りたので、
ああ、あの位置で歌うのは「彩虹」1曲なんだな・・・とやっと理解(>_<)


いつものような感じで布衣のステージが始まる・・・

こんな感じ・・・

もうこれだけの客が何事もなかったかのように大暴れ(笑)

途中に彼女のゲストコーナーも布衣の曲なので大盛り上がり。
最終的には何も・・・問題ない。

中国の仕事は始まる時は「どうなるんだろう」と心配になることは多いが、
いつも「必ず終わる」のである。


ライブ終わってPAエンジニアに聞いた。
「プログラムの音、出てたの?」

「ずーっと出てましたよ」

きっとリハーサルでモニターの音量を下げたので、
本番は客が入ってかき消され、それで彼女は「出ていない」と思ってしまったのだろう・・・

老婆心がまたむくむくと湧き出て来て、打ち上げの席で彼女に優しく説教した。
「お前は创作歌手(シンガーソングライター)なんだろ?」

以下お説教本編(実際は中国語でとても優しく語ってます)


お前が客に聞かせたいのは何だ?完璧なアレンジか?
それだったらライブではまず不可能だ。
ライブなんて毎回どんなトラブルが起こるかわからないからね。

演奏まで中断して「プログラム出てる?」なんて聞く必要がどこにある?
ステージ上で俺に聞いたところで俺にだってわかるわけはないだろ?
「もしエンジニアがボリュームを上げ忘れてたとしたら?」
なんて考えてたとしたら、
それって同じ「チーム」の一員であるエンジニアを全く信用してないってことだよね。

でもね、お前は创作歌手(シンガーソングライター)なんだろ?
しかもギター弾きながら歌ってる。
プログラムがなくったって、それだけで最低限「歌」と「楽曲」は伝えることは出来るんじゃないのか?

お前が伝えたいのがお前の「歌」と「楽曲」だとしたら、
もうそれで最低限は伝えることが出来るんだよ。
わざわざ演奏を止めてまで客を待たせる必要はないだろ?

ついでに言わせてもらうと、
たとえバンドのメンバーが演奏間違えたとしたって、
例えばLaoWuだったらギター弾きながら指板見せて「違う!このコード!!」とかやるだろう。
それが「创作歌手(シンガーソングライター)」の底力だよ。

ボーカルはステージに立って最前線で「観客」と対峙する。
誰も助けてなんかくれないんもんなんだよ。
俺に頼って来たって残念だけど何にも助けてあげられない。

お前も创作歌手(シンガーソングライター)だったらお前が自分で戦って、
そして後ろにいる俺たちを引っ張っていってくれ!!

(以上お説教内容)


「説教をする」ということは一種の「愛情」である。
言いながら、「何とかこいつも一人前になってくれればいいのにな」と思って来る。

悪いけど、彼女がレコーディングでこだわったアレンジの細かい部分、
実はライブではいくつか無視させてもらっている。

例えば2番の頭からドラムが入る?
その前の間奏どうすんの?ドラムぼーっとしとくの?
間奏から入るでしょ、ここは・・・

しゃーないなぁ・・・

実は間奏からドラムはしっかり叩いている。
この方が「自然」なので彼女はきっと変えたことすら気づいてないだろう。

その他、レコードバージョンでは色んな部分が「自然」ではない。

そりゃそうだ。
ライブをやって何度も何度も観客と戦って、
打ちひしがれて何度も泣いたことなどない。

「これがいい!!」
自分でパソコン弄って打ち込んで、
それをそのまま生楽器に入れ替えただけの音源がライブでそのまま通用するか?

いや、「ライブバージョン」と「レコードバージョン」というのは存在してしかるべきだろう。
でも、今回初めて知ったであろう「ライブバージョン」のいい部分、
それをレコーディングの時にもし少しでも知ってたら、
いや、ちょっとでも想像出来てたら・・・
レコードバージョンだってこんな形では終わってなかったんじゃないのか・・・

生楽器は「人間」が演奏する。
その「人間」が演奏しにくい不自然なフレーズには「魂」を込めることは出来ない。

そんな「人間」が何人ステージで雁首を揃えたって「1+1」は「2」にもなりやしないよ・・・


年寄りの話も聞いとくもんだ・・・

いや、先輩の話だけを鵜呑みにして自我のないような若者なんかにこれっぽっちも魅力はないが、
年寄りはお前の持ってない「経験」を持っている、
話ぐらい聞いといて参考にしてみたって「損」にはならんぞ。

姥捨山に捨てるにはまだまだ惜しい「年寄り」だと思わんか?(笑)

次は5月の青島。
プログラムのデータを自分で作ってみることから初めて、
この老兵を一番活躍させるようにステージを考えてみたらどうだい?

お前は19歳、まだまだ若い。

もっともっと「矢面」に立って、
もっともっと悔しい思いをして、
流した涙の数だけ成長するだろう・・・

だから若者よ、甘えるな!!
ひとりで立ち向かって全部それを「経験」にしろ!!

少しは成長したお前を青島で待ってるぞ!!

Posted by ファンキー末吉 at:14:52 | 固定リンク

2018年4月19日

布衣春のツアー2018浙江省と上海

布衣のツアーは続く・・・

江蘇省を廻ったところで2日の移動日、
ここで北京にて仕事を入れていたために、
北京の寒さでやられて完璧に風邪をひいた(>_<)

いや、兆候はあったのだ・・・この時!!

いや〜日本人ライブバーのオープニングパーティーに乱入して、
投げ銭でドラム叩いてしこたま飲み過ぎたのよねぇ・・・

次の日にはちょっとお腹がゆるかった(>_<)・・・

まあ単なる飲み過ぎだろうと思ってそのまま北京に行って寒さにやられて風邪・・・というよりもう風邪の兆候はあったんやろうな・・・

今年の入ってからキャンピングカーで70本日本ツアーとか結局毎日飲んでたわけやから、身体がいいかげん
「風邪でもひかせて休みましょうや」
と主張してたのかも知れない・・・


そして北京から紹興に着いたらいきなり気温が30度(>_<)
これじゃあ身体も悲鳴をあげるわのう・・・

それでもドラムは叩く!!

いや〜腹がゆるいと踏ん張りがきかんからドラム叩くん大変やけど、
風邪ぐらいじゃあリングに上がるボクサーと一緒で、命がけのテンションで鼻水なんか止まってしまうから大丈夫と思ってたら、
そんな命がけのテンションなんて1ステージずーっと続いてるわけじゃないから、
ある曲でいきなり大きなくしゃみが出てスネアが一発抜けてしまったことはナイショ(笑)

まあでも暖かくなったら体調もだいぶ良くなったので、
やはり紹興に来たら紹興酒!!!

実はこれが悪かった・・・

通常ひき始めの風邪ぐらいだったらドラム叩いて大汗かいて、
酒でも飲んでこてんと寝ればすぐ治るのだが、
やっぱり無錫からずーっと続いている風邪なのでここで一気に悪化(>_<)

次の日の寧波でも風邪を吹っ飛ばすべく叩きまくる!!

次の日は上海への移動日!!
居酒屋勝でバンドみんなにご馳走してくれるというのでここで逆療法で飲む!!

シメの皿うどん!!

ちゃんぽん!!

そして満腹へべれげのまま上海の極楽湯日本の極楽湯のチェーン店)に直行!!岩盤浴で汗を流す!!

2018GokurakuyuGanbanyoku.JPG

ビタミンを補給!!

2018GokurakuyuPafe.jpg

これで風邪は撃退!!ここから次第によくなってゆくというのが末吉式(笑)

次の日には体調も改善し、上海ライブ!!
またこの会場がデカかった・・・・!(◎_◎;)


客もよう入ったなぁ・・・知り合った頃は北京でも10人も入らんかったバンドが・・・(笑)

ドラムソロ!!

ところで上海での毎度のサイン会の時に、
ある人が「これにサインして下さい」というのでびっくり!!

AsianDream1.JPG

AsianDream2.JPG

なんと五星旗の香港で発売されたCD!(◎_◎;)
返還前の香港では「五星旗」という名前が中国共産党をイメージしてよくないということで、「Asian Dream」というバンド名で発売されたのよねぇ・・・シミジミ・・・

ワシ自身初めて見たしぃ〜(笑)

でももしこれをワシが入手して日本でライブの物販で売ってたら、
JASRACはまた
「末吉は海賊版を売るようなひどい人間である」
と裁判所に提出するのかな・・・

ほんまヒドい話であった・・・詳しくはこちらで・・・


さて次の日は義烏(YiWu)という街。
体調もよくなったので買い物に行く・・・

iPad Proのスマートキーボードがまた認識されなくなったのよ〜
前回も同じ症状で日本のApple Storeに持って行ったら新品に交換してくれたばかりなのに〜(>_<)

これってワシの使い方が悪いんやろか・・・凹むわ・・・

YiWuShuMaCheng.JPG

見るからに怪しげな電脳城・・・ここで探しに探してゲットしたiPhone用のキーボード!!

YiWuKeyboard.jpg

日本に戻ってまたApple Storeで交換してもらうまではとりあえずこれを使っておこう・・・

というわけでドラムソロ!!

もうね、人が一生懸命ドラムソロやってる間に客はダイブ(跳水(TiaoShui):飛び込みとこちらでは言う)をやりよるし(>_<)

こちら

ホテルの朝食の環境が豪華だったのでゆっくりさせて頂いて杭州へ移動!!

珍しくホテルの朝食バイキングの環境が素晴らしかった件について・・・ 食ったら杭州へ移動!! - Spherical Image - RICOH THETA

杭州では映像のシューティングも入り、音もマルチで録ると言うので、
スネアの裏のヘッドを交換しようとしたのだがいいヘッドがなく、
思えばここにはパール楽器の中国工場があるではないか!!

というわけでいきなり連絡をとってみたのだが、
総経理の玉造さんは本社に帰ってしまい、
ドラムと中国をこよなく愛する深井くんも帰ってしまったということで断念(>_<)

でも玉造さんから連絡をもらったということで、田中さんと大塚さんがライブを見に来てくれた\(^o^)/

今後は直接連絡致します〜今後ともよろしくお願い致します〜

というわけでドラムソロ!!


そして浙江省最終地の温州!!

「温州みかん」というのが日本では有名だが、
実はこれは名前だかここ温州から取っただけで日本産のみかんである!(◎_◎;)

Wikiより

じゃあ当時有名だったという温州の柑橘類って何なん?
・・・というわけで地元の人に探してもらったが・・・

UnshuMikan.JPG

何のこっちゃないネーブルね・・・って別に大して美味しくないし(笑)

というわけでライブ!!
・・・って実はこの会場がとてつもなく狭い(>_<)

12畳ぐらいのスペースで、ステージも狭いのでドラムを端っこに置くしかないというぐらいである・・・

今日の会場は歴代で一番狭い・・・ だいたい12畳ぐらいでステージも狭いのでドラムを真ん中に置けない(>_<) しかしこのツアーの今までの経験では会場の大きさに関係なく同じ人数が来るのよな・・・ 聞くところによると予約だけで200人!(◎_◎;) だからPA席に金網???(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

そこでのドラムソロ!!

打ち上げで海鮮!!

明日も早いし福建省まで大移動やし疲れてるから寝ようと思ったんやけど海鮮で打ち上げやったらしゃーないなぁ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

ここの酢がむっちゃ美味かった〜・・・(涙)

というわけで福建省アモイへ向かふ〜

Posted by ファンキー末吉 at:09:30 | 固定リンク

2018年4月 9日

布衣春のツアー2018江蘇省

江蘇省は安徽省の隣である。

布衣のツアーはまことに効率よく組まれている。
初日の稲毛ー淮南の大移動(笑)以外は、
新幹線で1時間程度の移動ですむ街をうまくつないでいる。

淮南ー合肥:33分
合肥ー安慶:45分
安慶ー黄山:57分と乗り換えて更に56分
黄山ー銅陵:62分

そして
銅陵ー南京:83分
と来てこの日・・・さすが江蘇省の省都、客が600人はいたんじゃないかな!(◎_◎;)

よーしーずが日本かどっかで仕事だということで、
ここから数本はローディーをしてたDaWeiがベース!!

南京だおら〜 今日はよーしーずがいないのでベースは2軍が弾きます(笑) ええなぁ〜このシステム・・・ 秋のツアーは何本か日本のJazzツアーとぶつかっているのでドラムも2軍を養成しておこう(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

この日は打ち上げはザリガニ!!

打ち上げでは小龍蝦(中国語で「小さな伊勢海老」を召す)!! - Spherical Image - RICOH THETA

次の日は移動日なので昼から「烤鱼(KaoYu)」を食ってビール!!

昼メシは烤鱼(KaoYu)!!魚をパリッパリに焼いたあと辛いタレで煮るという四川料理(今は全中国で流行)〜 ニンニク味とマーラー味と2種類頼んだけどやっぱマーラー味でしょ!!ビールが進む・・・ 今日は移動日やからしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この「烤鱼(KaoYu)」という料理、
魚をパリッパリに焼いたあと辛いタレで煮るという四川料理(今は全中国で流行)で、こんなにビールが進む料理も珍しい!!

ほろ酔いで新幹線に乗って55分、無錫に着いて移動日。

無錫と言えばひとりドラムアジアツアーでお世話になったチャッピーさんがお隣の蘇州にいるので連絡してみたら、何やら日本人バーのリニュアルオープンに携わっているということで訪ねて行った(物販持って(笑))。

今日は移動日でライブがないので無錫の日本人街に来てドラムを叩きます!! 日本人の皆さん物販買ってや〜!!! - Spherical Image - RICOH THETA

いや〜物販が売れた売れた(笑)

日本人駐在員おそるべし!!
・・・というわけで皆さんと一緒にバカやって深酒し過ぎて翌日から体調を崩してしまう(>_<)

飲み過ぎ二日酔い腹下しで無錫ライブ!!

翌日は20分だけ新幹線乗ってお隣の蘇州でライブ!!

ここの楽屋でLaoWuが私にこんなことを言う・・・

「DaWeiが緊張してんだよ。ほら、あのウーゴンの話をしてやってくれよ」

・・・と言うのだが何の話か全くわからない。
よくよく聞いてみるとWuGong、つまり蜈蚣,中国語でムカデのことである。

どこで聞いた話か忘れたがいい話で、
布衣が最初のレコ発ライブの時に緊張しているLaoWuに私が話してやった話らしい・・・(すっかり忘れている(笑))

こんな話である。

ムカデが相変わらずたくさんの足を動かして歩いている。
それを見たアリさんはムカデにこう言った。
「ムカデさん凄いですねぇ。。。そんなたくさんの足をコントロールしてちゃんと歩いてるなんてホント凄い!!」

ムカデをそれを聞いて、
「はて、俺はどうやってこんなにたくさんの足をコントロールしてるんだろう」
と思った瞬間に足がもつれて歩けなくなってしまいましたとさ・・・

「お前は虫けらと同じだよ。虫けらが頭使って考えてどうする?
いつも歩いてるように道を歩いたらそれでいいんだよ」

吹っ切れたのかDaWeiはこの日はいいプレイをしていたように思う。

一行はそのまま蘇州に残って移動日、
私は移動日を利用して北京にトンボ帰りします〜

Posted by ファンキー末吉 at:11:11 | 固定リンク

2018年4月 4日

布衣春のツアー2018安徽省

70日近くにも及ぶ日本ツアーを終え、最終地の稲毛から終電で羽田へ向かふ・・・
成田ならよかったのに上海行きの夜中便は羽田なのよね〜(>_<)

羽田でチェックインした後はお決まりの寿司!!
しかし「掃除のため休業」!(◎_◎;)

板前さんに頼み込んで何とか開けてもらう・・・

羽田に来たら必ずバッテラと大トロを頼む寿司屋のフードコートが清掃のため休み(>_<) もうね、寿司屋の職人さんに泣いて頼みましたよ・・・ そしたら特別に開店準備してこれだけ握ってくれました\(^o^)/ 日本万歳〜でも2ヶ月中国ツアーです!! https://www.funkyblog.jp/s/2018/03/post.html - Spherical Image - RICOH THETA

朝5時に上海浦東空港に着いて、タクシーで虹橋へ向かふ・・・

上海は浦東が成田、虹橋が羽田みたいなもんか?
浦東がむっちゃ遠いのよ・・・この移動が何気に辛い(>_<)

途中中国第二の物販倉庫(笑)勝山邸に物販の補充に行き、
結局虹橋に着いたのは8時前・・・

11時10分発の列車まで待つこと3時間半・・・これがまた辛い(>_<)

3時間半も待つんやったらしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

やっと新幹線に乗り込んでそこから4時間・・・これがまた辛い(>_<)

ふう・・・やっと新幹線乗り込んだ頃にはへとへとです・・・こてん - Spherical Image - RICOH THETA

稲毛を出発して20時間後にやっと淮南東駅(どこや?笑)に着き、
迎えに来てくれた地元の人の車で30分、
ホテルに着いたらもうヘロヘロでした・・・

疲れた身体にムチ打って稲毛ライブで腐っている洗濯モンを洗濯!!

久しぶりにゆっくり寝て、洗濯して今日のリハの譜面起こし〜 ひとり部屋万歳!!ゆっくり仕事が出来る\(^o^)/ 小畑はワシと同部屋になってもいつもタバコを吸いにユッコちゃんの部屋でいるので「ほなお前ら二人部屋でええやん!!間違いが起きたらその方が面白いし」と言ってたが、どうやら中国人と同部屋になったようだ・・・残念(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

ひとり部屋万歳!!\(^o^)/
このツアーは行く先々のホテルが私の仕事部屋となります・・・

北京から着いたLaoWuグループと合流してメシ!!
「酒肉店」というお碗で飲む酒と肉の塊をかぶりつく店で肉食ってバタンQ(死語)、
寧夏から来るスタッフチームを待たずにこの日はもう寝ました・・・

長い長い移動も終わり、北京から来たLaoWu達と合流してメシ!! 「酒肉店」お碗で飲む酒と肉の塊をかぶりつく店なう〜 食うだけ食って飲むだけ飲んだら寝る〜 - Spherical Image - RICOH THETA


今回この移動になったのは、
このツアーの演奏曲には最新アルバムからの新曲が多く、
やはり当日リハでは無理だろう、でも一度北京まで飛んでからではロスがあるだろう・・・

・・・ということで翌日の会場を借りてリハーサル!!

ツアー初日のライブハウスを借りてゲネプロ、いやニューアルバムの曲は初めて演奏するのでリハーサル〜(笑) 中国のライブハウスはシンバルを常備してないところが多いので持ち込むならクラッシュ2枚の軽装備、タムも1タムでやりまする!! - Spherical Image - RICOH THETA

これ、サウンドチェックにもなって助かるのよね〜
日本だとライブハウスに毎日ライブが入っていてそうもいかないけど、
中国ではバー営業が常で、この日は夜はライブが入ってないので機材もセッティングもそのままに出来るので助かります・・・

ところでこの辺の名物は「牛肉湯」!!
「湯」は「スープ」という意味なので、いわゆる「牛肉スープ」です。

昼メシは淮南名物の牛肉湯!! - Spherical Image - RICOH THETA

スープと言っても中に春雨や豆腐麺が入っていてこれだけで結構満腹になる。

聞くところによるとこの辺は世界で最初に「豆腐」というものが発明された場所でもあるらしく、夜は豆腐料理の店!!(肉料理もあるけど・・・)

まだツアーが始まってもないのにこの宴会!!(笑) 淮南は世界で初めて豆腐が発明された場所らしく、(肉料理もあるけど)豆腐料理!! 向こう側の料理はトンカツかと思ったら豆腐カツでした!(◎_◎;) - Spherical Image - RICOH THETA

ちなみにぐるりと回して向こう側の料理はトンカツかと思ったら豆腐カツでした!(◎_◎;)


ツアー初日!!大盛り上がりのまま終わりました!!
日本では借金で首が回らないらしいがステージでは首が回りまくる日本人ギタリスト(笑)

この日のドラムソロ!!


さて次の日は安徽省の省都、合肥へ移動!!
ひと月ぶんのチケットの量がハンパないのよ・・・!(◎_◎;)

失くしたら終わるな・・・(笑)

さてと隣町の合肥まで移動〜総勢8名全員グリーン車!(◎_◎;) いや何よりひと月分渡された新幹線チケットの量がハンパない!!(◎_◎;)・・・失くしたら終わるな(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

合肥でのドラムソロ!!

ライブ終了後には同じ経営者が経営しているJazzクラブにて飛び入りセッション!!

いや〜片田舎だと思っていた安徽省でこんな店があって、
Jamセッションが出来るJazzミュージシャンがいるっつうことがびっくりやね・・・

安徽省は10数年前には中国で一番貧しい省だったのに、
ひょっとしたら今は開発が一番目覚ましいところかも知れんね・・・

その後ツアーはこの店の系列店ばっかりです!(◎_◎;)

次の街「安慶」では若者がダイブやモッシュや大変(>_<)
決してそんなタイプの音楽じゃないんやけどなぁ・・・(笑)

安慶でのドラムソロ!!

毎回ドラムソロをアップしてると「今日は違ったフレーズにしよう」と欲が働くのでだんだん辛くなって来る〜(笑)

ところで今回のツアースタッフは、チーフマネージャー、現場マネージャー、PAエンジニア、そしてよーしーずが他の現場に行く日に代わりにベースを弾くベーシスト兼荷物持ち楽器等何でもスタッフがこいつ!!

いや〜楽しいヤツで、小屋によって回線が余ってる時は客席からはちゃんと見えてる場所に影マイクを設置してこいつがコーラスを取る。

言ったらX.Y.Z.→Aでローディーのみーやんがステージでコーラスを取るみたいなもんで、日本だったら何やら不思議な感じだろうけど、何でもありの中国では全然OK!!

盛り上がったら現場マネージャーも出て来て一緒にコーラスを取る。
こういうところがまた中国らしくていいと思うな・・・

黄山ドラムソロ

はい、だんだんネタがなくなって来ました(笑)

翌日は移動日ということで、昼メシは元の時代から営業しているという老舗のレストラン!!

元の時代から営業しているという「南山巷3号」というレストランで地元料理をご馳走になります!! いや、ひとりで食うわけではないんですけどね・・・(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

名物は「臭鳜鱼(ChouJueYu)」という、まあくさやの干物の新鮮なやつみたいな・・・臭い!!(>_<)

安徽省最終地は銅陵という街!!

こいつが現場マネージャー!!

ある時はPAエンジニアの助手をしたり、もちろんメインマネージャーの助手もしたり、
何よりライブが始まる前は「前説」までして客を煽る(笑)

こんなん(笑)

昨日はこいつライブ終了後に物販売り場まで来て
「FunkyさんのTシャツなんかどうですか?あなただったらLぐらいで」
とか物販売りまで手伝ってくれた(笑)

思うに中国は日本ほど「役割分担」っつうのが厳密ではなく、
「出来ることを何でもやろう」、
まあ悪く言うと「仕事」よりは「遊び」、
いや、これはこれでいいと思うぞ・・・楽しい(笑)

銅陵でのドラムソロ!!

毎日アップしてるので今日は違うことをやろうとタム回しから入ってみたが、
やはりバスドラがないと客がよくわからないらしく、
急遽いつものバスドラ4分→8分→16分→右手と6連に戻す(笑)

右手だけ奏法で拍手を取ってからキメぐらいは別のフレーズにして納めてみた・・・

でもまあ客が盛り上がることが大事なんだから、
やっぱ欲かかずに今日からは定番フレーズでまとめよう・・・

南京へ移動して今日から江蘇省ツアー!!

Posted by ファンキー末吉 at:07:18 | 固定リンク