
2015年5月31日
推乐队The Push
北京音楽業界のドンのひとりでもあるLaoLuanからの紹介で加入したピンクフロイドのようなバンド「推乐队The Push」のライブが今月23日に開かれた。
いや〜舞台装置や照明にもこだわる彼らのこと、
布衣のように着の身着のままでふらっと行って歌って帰るというわけにはいかない・・
専属の照明スタッフは朝の10時から会場に入ってメシも食わずにセッティングしてようやく本番に間に合うという有様である。
昼過ぎに会場に来てみたら、
狭いライブハウスのステージに山ほど照明が組まれていて、
しかも電源の形状がライブハウスのと合わずにハンダ付けするところから作業が始まったということである・・・
プログラムを流す専属のスタッフがいて、
メンバー全員がイヤモニでクリックを聞いて演奏する。
まあクリックに合わせてドラムを叩くのはお手のもんではあるが、
何せ彼らの曲は全てがテンポが遅いので逆に大変である。
こちらから聞けます(外国からでも大丈夫かな?)
サウンドチェックが終わると控室ではたくさんのマスコミが詰めかけていて囲み取材が始まる・・・
なんとこのマイクの数!!(驚)ワシはとんでもないバンドに新加入したのではなかろうかと思ってしまう・・・
囲み取材はこれでもかこれでもかと延々続き、開演時間の21時になっても終わらない(>_<)
まあ中国はそういうところ時間にはルーズなのでいいかと思っていたが、
控室から会場に降りてみると・・・
なんと山ほどの客がいたのでびっくりした!(◎_◎;)
この満場のオーディエンスが大盛り上がり・・・
というわけではない。
何せ彼らのデビューアルバムのタイトルは「发呆(FaDai)」
辞書で調べてみると
「動詞 (びっくりしたり,別のことを考えて)ぽかんとする,ぼんやりする,きょとんとする」
という意味・・・
ボーカリストが冒頭のMCで
「我们是推乐队。今天大家一起发呆」
とつぶやく。
通常ロックコンサートでは「一緒に盛り上がろうぜ!!」と言うのに対して、
彼らは「一緒にぼんやりしましょう」と言うのだ(驚)
500人を超えるオーディエンスが全員ぼんやりしてステージを眺める。
さしずめ照明ショーをぼんやり眺めに来るコンサートというところであろうか・・・
これだけ照明を当てられたら当然ステージは暑い・・・
頑張ってドラムを叩く・・・
彼らの曲の中でも少しは派手な曲の冒頭ではちゃんとドラムソロもくれていたが、
全曲クリックに合わせるので小節が少しでもずれてたら大変である。
その他ちゃんとロートタムを叩くソロ部分ももらっている。
いや〜日本ではなかなかこんなソロは出来んから楽しいなぁ〜(笑)
まあ持ち込む設備が多すぎてそう頻繁にはライブをやれるバンドではないが、
次は一応7月31日に上海でのライブが決まっている。
あとワシは最初マグロ漁船のスケジュールとぶつかっていたのでNGを出していたが、
6月21日の寧夏音楽フェスティバルにも出演が決まっていたらしく、
ちょうど老呉(LaoWu)からお誘いが来たので日本から小畑も呼んで老呉(LaoWu)のバンドで参加する。
どうせいるのだからということで推乐队The Pushでも叩くことになるだろう・・・
ロートタムも持ち込んで、照明もまた持ち込むんか?
イベントでの出演って彼らどんなやろう・・・
いろんな意味で楽しみである。
Posted by ファンキー末吉 at:18:10 | 固定リンク
2015年5月21日
零点(LingDian)完全復活!!
北京に帰って来て今回は長く滞在するとなるといろんな人から電話がかかって来る。
「Funkyさん〜帰って来たんですか!!」
この日は零点(LingDian)のギタリスト大毛(DaMao)である。
年上を重んじる中国の風習においては彼こそが零点の「リーダー」ということになるのだが・・・
いかんせん頭がちょっとおかしい(笑)
以前復活のお手伝いをした時
(零点(ゼロポイント)復活計画
零点(ゼロポイント)リハーサル開始!!
零点(ゼロポイント)のリハーサルは続く・・・
戦争勃発?!!)
も、結局彼と彼の奥さん(何人目や?)に引っ掻き回されてワシは手を引いた。
その後、弟であるドラムの二毛(ErMao)が麻薬で逮捕され、
オリジナルメンバーである彼とキーボードの朝洛蒙(ChaoLuoMeng)だけを残してメンバーを一新、再出発をしたという噂は聞いていた。
朝洛蒙(ChaoLuoMeng)とはあれからもよく仕事をしているので彼から情報はよく入って来るし、
新ボーカルの老五(LaoWu)はワシが北京に帰って来ると必ず「飲もう」と言って連絡をくれる。
電話の着信に「大毛」と表示されると、
「またこいつに無理難題を押し付けられるのでは」
と反射的に身体が身構えしてしまうのだが、
今回は「毎日リハーサルをやってるから見に来てくれ」ということで電話を切った(ホッ)・・・
リハーサルが始まった。
月末から彼らの故郷である内モンゴルのツアーが始まるのでそのリハーサルだということだ。
新ベーシストの楊海東は初対面だったが、
マニピュレーターからマネージメントから全部知り合いである。
新ドラマーのSaraは彼女が17歳の頃からの知り合いである。
手数を売りにしているソロドラマーで、一度呼び出されて
「私もファンキーさんみたいにいろんな仕事したいの」
と相談を受けたことがある。
「住んでる世界が違うんだよ」
ワシはそう説明した。
「天才」と呼ばれる子供ドラマーはこの国でたくさん見て来たけれども、
彼女も含めその多くはバンドをやることもなく、
そのままクリックと伴奏だけを相手にドラムを叩き続け、
彼女もそうだがそのままドラムの先生となって同じような子供ドラマーを育ててゆく。
「君もバンドをやればいいんだよ。バンドのドラマーってのはソロとは全然違うからね」
そして10数年経って彼女が加入したバンドが、
中国ロックの歴史の中で一番金を稼いだと言われる商業ロックの頂点のバンド・・・
それにしてもSara・・・会う度に身体が横に大きくなってゆくけれども毎日何を食ってるんだ?(笑)
ワシと同じくその身体には「幸せ」が詰まっているんだな!!!
(彼女は黒豹のキーボードとの結婚が決まっている。おめでとう!!)
今回のツアーはホールクラスの単独コンサートらしく、
過去のヒット曲と新しいアルバムの曲を20曲以上演奏するフルメニューである。
過去のヒット曲はさすがに懐かし過ぎて目頭が熱くなった・・・
2003年、中国ロックの歴史の中では初めてとなる、ロックバンドによる工人体育場での6万人コンサート(リンク)、日本人は誰も知らないが、それを作り上げたのはこのひとりの日本人ドラマーだったのだ。
リハーサルの時は大毛と二毛が兄弟喧嘩を始めて、
最後には大毛が怒って帰ってしまった。
「バンドのプロデュースとは喧嘩の仲裁」
とばかり双方をなだめて翌日からまたリハーサル・・・
一生懸命アレンジしたなぁ・・・ヒット曲メドレーも作ったし・・・
その時にアレンジした数々の彼らのヒット曲が、また形を変えて目の前で演奏されている・・・懐かしいなぁ・・・
そして新しいアルバムの曲・・・
復活に向けてワシが考えたのは「バンドの底力」。
だから高い演奏能力が必要なリフとかセクションをいっぱい作ったが、
所詮は二毛(ErMao)では「無理」だったのだろう。
ドラムがSaraに変わってそれが完全に蘇っている。
もう既に金はもらっているのでお蔵入りしようが別に構いはしないのだが、
(中国ではこういうのがとても多い)
やはり自分が思いを込めて作った作品がこうして世に出るのはとても嬉しいことである。
今回はワシは全くの「部外者」で単なる「見学」なのだが、
みんなにいろんな「意見」を求められるので仕方ない。
士気を上げるために「とてもいいよ」と言いながら思うところを小出しにアドバイスする。
そして予想通り終わったらメシ!!!!(笑)
まったくもってこいつらと酒を飲むのは命がけである(>_<)
「Funky、7月11日は空いてるか?」
ボーカルの老五が突然そう聞く。
彼らの故郷である内モンゴル包頭(BaoTou)でのコンサートには是非来て欲しいということだ。
「よし、じゃあFunkyの段取りをしとけよ。会社が出さないんだったら俺が個人で出すから!!」
マネージャーにそう言い放つ老五・・・
そうまでして来て欲しいんかい!!(笑)
秋にはアメリカでレコーディングしたいということで、
ネット電話でWyn Davisにつないだ。
Wynも懐かしい零点(LingDian)と話せてとても嬉しそうだった。
ちなみにSaraは英語が喋れるので今回はワシの「中英通訳」はナシ!!(ホッ)
ロサンゼルスで大毛(DaMao)と酒買いに行って中ー英の間に入ってコンビニの店員に一生懸命「売れ」と交渉した苦労を思い出す・・・(笑)
「今回はワシは行かんからな、お前が酒買うの頑張れよ!!」
とSaraに言うと、
「え〜?!!何で来ないの??お前も来いよ!!」
とみんな・・・
え?ワシも行くの?・・・!(◎_◎;)
まあ飛行機代出してくれるなら行くけど・・・(笑)
まあまた「会社が出さないなら俺が自分で出す」と言い出すんじゃろうな・・・スケジュールが空いてたら是非ご一緒させて頂こう・・・(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:14:57 | 固定リンク
2015年5月20日
映像いろいろ
中国ではライブをやったらすぐに映像がUPされるので面白い。
前回のライブもすぐにネットに出回っている。
ご覧になってわかるように広告がかなり鬱陶しい(笑)
まあ広告収入がどれだけ大きなマーケットになっているかをうかがわせるな。
何せ中国の若者など今や誰もテレビなんぞ見ないのだ。
400以上あるテレビ局は万年ソフト不足だし、
インターネットで面白い番組探した方が断然楽しめる。
人気番組になると広告収入が大きいので予算がかけられる。
毎週制作費200万元(今のレートで4000万円!(◎_◎;))かけて「テレビの水準を越えろ」を目標に始めたオーディション番組が大当たり。
もう今やテレビなんぞ誰も見なくなったというわけだ・・・。
まあネットの世界は見るだけでなく、
ユーザーはどんどん「発信する」立場になるのでライブをやるとすぐにこんなのもUPされる。
ちなみにこのサイトにスマホでアクセスすると、
このような動画を簡単にUP出来るアプリを勧められる。
そんなのが出回っているから中国でライブなんかやるとみんなステージ見ずにスマホで撮影ばっか!!(笑)
まあ今やロックは「拳」を挙げる時代ではなく「スマホ」を挙げる時代なのね・・・(笑)
極め付けはこれ!!
これは前回ワシが音楽監督を務めた栾树のソロコンサートのドキュメントじゃが・・・
もうここまで来ると「テレビ番組」やな・・・2時間半のコンサートが全部収録されていてそれがタダで見れる(驚)
もちろんこれはオフィシャルなもので、
テレビ局にこの映像売って全部の出演者に許諾取ってはした金もらって誰も見ないテレビなんかで放映するより、
こうして無料で全国の人に見てもらった方がメリットがある。
「生まれ故郷の青島以外でもこれをやって下さい」
などと言われたらこんな大きなプロモーションはない。
日本ではほんとはした金でテレビ局に全部権利取られて、
それをネットで流してもいちいち削除される。
要は「影響力」が欲しいのか「金」が欲しいのかということである。
中国で「影響力」が欲しかったら日本のテレビ局みたいなやり方は誰も相手にしない・・・
面白いのは栾树をはじめ中国の大スター達が共演するこの映像が10万ヒットいってないのに、
数年前までほんの無名のアンダーグラウンドバンドの映像が20万ヒット超えてることである。
これは布衣が行った初のホールワンマンのフル映像!!(◎_◎;)
老呉も今やスターの仲間入りやな(笑)
そして最後はベトナムでUPされていた前回のホーチミンライブの映像!!
VUA TRỐNG CHÂU Á SUEYOSHI AT ACOUSTIC BARVUA TRỐNG CHÂU Á SUEYOSHI TRÌNH DIẼN TẠI ACOUSTIC BAR một bài HEAVY METAL dành cho các bạn yêu thich Rock.
Posted by Acoustic on 2015年5月13日
いや〜嬉しいねぇ〜
ドラム叩けるうちにいろんな外国行ってこんなことやりたいな・・・
どなたかアフガニスタンとかイラクとかブッキングして〜(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:11:11 | 固定リンク
2015年5月19日
ギャラの取りっぱぐれ(>_<)
まあ中国ではよくある話ではあるけれども、
これに関しては長い経験の中からいろいろとうまい方法を編み出している。
まずは「(1)損して得取れ!!」
「いくらでもいいから、そしてタダでもいいから仕事しとけば後々いいことあるよ」
と判断した場合、
「別にギャラは要らないよ」
と言ってそれでも一生懸命仕事をやってあげる。
「(2)後払いはもらえないと思え」
これは昔の日本のスタジオ仕事でもそうだったが、
その日にくれなければ後にくれるという確率は断然低くなる。
そういう場合はもう「もらえない」と判断して(1)の範疇に入れ込んで諦める。
「(3)中国人には中国人をぶつける」
基本的に「本人としか話をしない」という中国人だが、
外国人が喧嘩をするとネイティブな中国語の人には必ず負けるので、
とりあえず交渉ごとは中国人と中国人でしてもらった方が話がまとまりやすい。
ワシの場合は長い付き合いの人には自分で話すが、
初めての人とか映画音楽のように契約書を結んだ方がよいモノに関しては必ず中国人を間に入れる。
上記のような経験則によりここ数年このような事件は起こらなかったけれども、
今回はちょっと話が違ってしまったようだ・・・(>_<)
事の始めはと言うと一本の電話である。
いろんな勧誘電話が多い中国では基本的に知らない番号の電話には出ないのだが、
何の気なしに受けた一本の電話が発端である。
「Funky!!俺はギタリストの@@、CD Bluesで会ったことあるだろ、覚えてる?」
もちろん覚えていない(>_<)
でもそう言うと元も子もないのでとりあえず要件を聞く。
「秋にツアーを廻りたいんだけれども・・・」
いろいろ相談を持ちかけられる・・・
「仕事取るのにどうしてもMVが必要なんだけどどうやって撮ったらいいかなぁ・・・」
取りあえずうちに来れば〜ということで会う日を決める。
もちろんそこにアシスタントである方言(FangYan)も同席させる。
すなわち(3)の原則である。
うちに現れたギタリストの@@、ボーカリストの奥さんも連れて来ている。
ところがいろいろ話すに考えが多すぎて全然話がまとまらない。
MVの撮り方にもいろんなやり方があるが、
「どれだけのモノを撮りたい」
というのがあって初めて方向性が決まる。
もちろんそれによって予算も大幅に違って来る。
カメラ何台も置いて、マルチレコーディングしてなどと言ったら、
録音やシューティングだけでなく編集やミックスダウン、
更に追求して差し替えなどやってたら1ヶ月仕事になってしまう。
まあJazzミュージシャンだと言うし、
「だったら昼間のライブバーでも借りて一発録音でやればいいんじゃないの?」
とアドバイスする。
まあその時にちゃんとギャラの話をしとけばよかったんだけど、
これは(3)の原則があるので方言(FangYan)に
「後でちゃんと話しておけよ」
と釘を刺しておく。
それから何度かやり取りするのだが、
譜面を用意しろと言ってもロクでもないのが送られて来るし、
なんかわけのわからんデモとかも送られて来るし、
「仕切りが悪い」の典型的である。
また考えがいろんなところにぽんぽん飛ぶので収拾がつかない。
「決定になったものだけ伝えてくれればいいよ」
と釘を刺す。
MVもまだ取ってないのに秋のスケジュールなんか押さえたって何の役にも立たないのだ(>_<)
かくしてMV収録の日取りが決まり、その前日に方言(FangYan)がギャラの話をした。
同様に「バンドに加入してくれないか」というPushというバンドは、
「照明とかにお金使って予算もないだろうから」
ということで「2000元でいいよ、リハ代も要らない」と指示していたのが、
なんとその数倍のギャラを先に振り込まれたりしてる事実もあるので、
「取りあえずお金もないだろうから1000元って言ってみなよ」
と指示した。
「別にそれが500になっても構わないから」
と付け加えてもいる。
まあ要は「人助け」である。
現実、そんな「人助け」で安いギャラでやってあげた映画がその年のタイタニックの興行成績を抜く大ヒットとなって、
一躍ワシを「売れっ子映画音楽家」に祭り上げてしまったということもあったし・・・
ところが方言(FangYan)が悲しそうにワシに言う。
「お金の話をした途端にいきなり機嫌が悪くなって・・・」
それでも「払う」と言ったのならそれでよい。
イヤな役回りは方言(FangYan)に任せて、ワシは笑顔で音楽の話だけしておけばよい。
まあこれも(3)の役割分担である。
かくして現場に到着・・・和やかに撮影は始まるが・・・
まあこれが仕切りが悪い悪い(>_<)
「一応全部の譜面は印字して持って来てね」
と念を押してるのに持って来てない(>_<)
見ればベーシストが譜面を持ってたのでそれをもらって全部コピーに走る・・・
オリジナル曲は全く使えないほどの手書き譜面で、
コピー楽曲は6枚綴りの勧進帳譜面・・・(>_<)
時間は1時から5時までの4時間しかないので、
「時間もないから大事な曲から順番に撮っていこう」
と提案。
彼が最初に選んだのがその勧進帳の曲(>_<)
なんで????
ツアーブッキングするためにはまず奥さんの歌うオリジナル曲でしょ???
まあ「仕事」なのでよい。
「じゃあやるよ」となると、ただでさえややこしいその譜面で、
いろんなセクションが書かれてないので叩けない。
「これはドラムは上段のメロディー部分に合わすの?それとも下段のベース部分?」
質問してもキョトン・・・
「じゃあ原曲聞いてみよう・・・」
おいおい、あるんだったら予め送っておけよ!!!!(>_<)
むっちゃ難しいタワーオブパワーのようなそのセクションを譜面に書き込んで、
「じゃあやってみるよ」
ベースは違うことやってんじゃん!!
ギターは違うことやってんじゃん!!
「ゆっくりの速度からやるよ!!」
確認しては譜面を書き直してやっとセクションが出来上がり、
「じゃあ撮るよ!!」
結局誰かが間違えたりして何度も何度も撮り直し・・・
だいたいこの曲撮ってツアー先に送りつけて何かメリットあんの?・・・
徒労感満載だが、ドラマーとして初見でこの難曲を完璧に叩けるという「満足度」はある。
他の誰が間違えてようが、自分が完璧なら「OK」を出して(笑)次に進む・・・
奥さんが歌うオリジナル曲、これはボサノバ曲なのだが、
譜面がぐちゃぐちゃなのでベーシストがそれを書き直すのに大きな時間のロス。
でもまあ簡単な曲なのであっと言う間に終わる・・・
何故これを先に収録せん!!!!(>_<)
じゃあ次のオリジナル曲をやるのかなと思ったら、
「時間がないのでそれは今日はやらない」
とのことで、
「じゃあSpainをやろう」
となる。
何故Spain????(>_<)
もうこうなって来ると何の目的やらわからなくなって来る。
オリジナルを後回しにして何故Spain???
それでライブツアーが組めるの???・・・
馴染みの深い曲だったので譜面をチェックしてなかったが、
これはよく知られてるバージョンではなく、
変拍子も入るしユニゾンのセクションも全然違うバージョン(>_<)
これを初見でやんの?・・・
まあいい、ドラマーとしては大きな挑戦である。
セクションごとにまた細かくチェックしてゆき、
違ってるところは指摘して譜面に書き込んでゆく。
「じゃあ最初からやるよ」
やれるわけがない(>_<)
まあそれでも簡単にするところは簡単にして最後まで通すか通さない頃に時間切れ・・・
「ふう・・・」
と一息ついて帰ろうとする前に方言(FangYan)に「金の話はしたの?」と釘を刺す。
「いえその話は出てません・・・」
おいおい、その話を出すのがお前の仕事じゃろ!!!(怒)
もう一度ギタリストを捕まえて話をして帰って来て、
「今日はギャラなしだそうです。次の時にということで」
アホか!!
(2)の原則である。
長く付き合おうと思う人間にはよいが、
このままこのギタリストに付き合ってずーっと「先生」をするつもりもないので、
「次はない!!今日もらえなければもう次はないから今日もらえ!!」
と言い放つ。
方言(FangYan)も「もうこれ以上言えない」と困り顔。
「よし俺が言う!!」
とギタリストを呼び出して座らせる。
向こうの言い分はこうだ。
「お金の話なんか一度も出なかったじゃないか。突然言われても困る」
こちらの反論はこうだ。
「昨日ちゃんと話したでしょ」
あちらの再反論はこうだ。
「昨日言われたって払えるわけないじゃん」
とどのつまりには
「金払えなんてそんなヒドい話はない!!」
となる。
まあ最後にはテーブルを叩いてコップを割ったり、
奥さんがヒステリックにわめいたり大変(>_<)
まあまあまあ・・・
カメラを回していた映像担当者が心配そうに寄って来た。
彼は今日出会って開口一番に
「お会いできて光栄です。私は中学の時にあなたのアルバム亜州鼓魂を聴いてました」
と言ってた人間である。
顔を近づけて耳打ちする。
「じゃあギャラももらえないようですから、俺の音と映像は一切使わないで下さいね。勝手に使ったら告訴しますから」
まあ相手は怒ってるので話してもしょうがない。
「じゃあそういうことで〜」
と笑って手を振って場を後にする。
笑顔、笑顔・・・どの世界でも一番大切なのは笑顔である!!
夜にはCD BluesのオーナーのBig Johnに会ったのでこの話をしてみる。
ロック界(流行音楽会も含む)では誰もワシに未払いを起こすような人間はいない。
もう二度とワシの周りの人間と仕事が出来なくなるからである。
(1)の逆のパターンである。
1000元ぐらい払っといてお近づきになっといた方が逆に得なのである。
まあJazz界はまた世界が違うから、とりあえずその世界のトップの人間に一報入れておいたというわけだ。
別にそのギタリストを追い込もうというのではない。
彼も今日の映像を使おうと思ったら次の機会には
「Funkyさん久しぶりdす〜」
と笑って電話をかけて来るのだ。
それが中国人(笑)
その時にBig Johnに一報入れておくことで彼もBig Johnにとりなしを頼んだり出来る。
まあヤクザの世界と同じやな(笑)
Big Johnは
「あいつかぁ・・・金がねえんだよな・・・」
と頭を掻く。
そうなのだ。
だから決してこのギタリストを攻撃してはいけない。
弱気を助け、強きをくじく・・・
彼がワシよりも強い立場だったら堂々と胸を張って攻撃すればよいが、
自分より立場の低い人間にそれをやっては「任侠」がすたる。
まあこのギタリストも100元でも払っておけばよかったのだ。
もしくは金がないなら自分を偉そうに見させるよりも「ない」と素直に相談すればよかったのだ。
まあそれでもワシは一日出向いてドラムの練習させてもらって、
またちょっと上手くなったからそれでいいか(笑)
北京の仕事はこの時代になってもこうやって進んでゆく・・・
Posted by ファンキー末吉 at:10:17 | 固定リンク
2015年5月15日
中央電視台の密着取材
・・・と言っても別にワシを専門に密着しているわけではない。
寧夏が生んだロックスター(笑)老呉(LaoWu)に密着しているのである。
前々から寧夏電視台がわざわざ北京にまで来て密着取材などしてたが、
中央電視台と言うとNHKのようなもので
「ヤツもついに全国区になったんじゃのう・・・」
などと感慨に耽る間も無く、密着はワシにも執拗に及びちょっとノイローゼ気味になるまでそれは続いた(>_<)
ことの始まりは小畑なんかと寧夏に行った時、
何やらカメラがずーっと密着しているので、
「ああ、いつもの寧夏電視台だな」
と思っていたら、後にそれが中央電視台であると聞く。
まあ別にどこの電視台でもいいのぢゃが、
やっぱ密着する人によってされる側の負担は大きく変わって来る・・・
担当は若い女の子。
まあ男でも女でも密着される側はそんなに変わらないのぢゃが、
その「仕事ぶり」が非常に@@なのである(ふさわしい言葉が浮かばない(>_<))
「その時一緒にプレイした外国人である渋谷有希子や小畑秀光のインタビューをするから通訳してくれ」
というのはまあいいだろう。
ワシレベルの中国語で通訳って非常に疲れるのよ・・・
でもまあ「人助け」だと思って手伝ってはあげたのだが、
密着は徐々に老呉(LaoWu)からワシの方に移り、
「ではファンキーさんにインタビューを」
ということになる。
そして
「インタビューの前にちょっと取材させて頂けませんか?」
で提示された時間が4時間!!!(◎_◎;)
さすがに「何をそんなに聞きたいの?」となった(>_<)
「どうして中国に来たのかとか、
どうやって老呉(LaoWu)と出会ったんですかとか」
いろいろ言うのだが、日本だと
「著書がありますのでそれ読んでください」
で終わるのだが、うーむ・・・中国ではどうすべきか・・・
ふと見るとエンジニアの方言(FangYan)が隣でぼーっと座っている・・・
ワシはすかさず中央電視台にこう言い張った。
「ああ、そういうことなら先に彼に取材して聞いて下さい。彼は全部知ってますから」
「ちょ、ちょっと!!何てこと言うんですか!!」
と突然ワシを睨む方言(FangYan)。
ワシかて4時間喋ってそれと同じこと取材で4時間喋るなんて出来るわけないやん!!
とりあえずその場は逃げて、
「ではインタビューは次に北京にいらした時に」
ということになった。
そもそもがこの企画というのが老呉(LaoWu)たち寧夏のバンドが集まって起こそうとしているロックムーブメント「寧夏制造」の取材で、
5つのバンドをそれぞれ5つの取材班が密着取材し、
それぞれにその「キーバーソン」をも密着取材。
その老呉(LaoWu)の「キーパーソン」というのがこのワシだということだ(>_<)
5月8日、飛行機から降り立ったワシを迎えに来た方言(FangYan)が開口一番にこう言った。
「ここ数日中央電視台がうちの院子に泊まり込んでるんですよ・・・」
その時は別に「へー・・・」ぐらいしか思わなかったが、
そこからがある種「地獄」の始まりだった。
院子に着いたら既にテレビカメラが回っている。
ワシはその朝八王子を出発して、
まずスーパーあずさで一杯!!
東京駅で乗り換えて成田エキスプレスで一杯!!
成田に着いて渋谷有希子と合流して、
チェックインしていつもの寿司屋で一杯!!
この後に日本酒を2本飲んで、搭乗前に缶チューハイを買って機内でも一杯!!
もう顔ぱんぱんでテレビ出演どころの騒ぎではない(笑)
もともと着いたその日の夜には人と食事の約束があるので、
着いたらその時間まで仮眠しようと思ってたのじゃが、
寝てようと何してようとカメラはワシの部屋まで入って来てそれこそ「密着」する(>_<)
「これはたまらん!!」と早めに出ていつもの麻辣烫(MaLaTang)
ビールにすこぶる合うのでべろんべろんで帰宅したら、
また「これでもか」とカメラが待ち構えている。
撮ってもいいから
「もう寝ます」
とばかりこてんと床に入るのだが、
「明日は何時に起きますか」
と聞くので
「いつも7時ぐらいには起きますけど・・・」
と答えると本当に7時にカメラが待ち構えている(>_<)
「仕事するから」
とパソコンに向かうと
「何の仕事してるんですか」
といちいちウルサイ(>_<)
そう言えば寧夏のホテルでもずーっと密着してワシの仕事の風景などもずーっと回していたな・・・(涙)
どうせ撮られるならロビーで仕事しても同じだろうとばかりパソコンをロビーに持ち出してコトコトやってたら、
「ファンキーさん、すみませんが部屋で仕事してて下さい」
なんで?・・・
するとしばらくして老呉(LaoWu)がやって来る。
ファンキーさん、新しい曲なんですけどいろいろ相談を・・・
カメラが回っている・・・
ヤラセか・・・(>_<)
それだけではない、翌日は
「どうしてもレコーディングの絵を撮りたいのですが、
すみませんが何かレコーディングしてくれませんか?」
ドラムを組み立ててマイクを全部立ててる方言(FangYan)・・・
「別にヤラセやったらレコーディングするフリだけでええんちゃうん!!」
ワシらの思惑は大外れ、
ブースの中で音決めからドラムを叩く絵を撮り終えた後には、
コンソールルームに入って
「今やってたやり取りをコンソール側から撮りますんで同じようにもう一度やってもらえますか」
もう方言(FangYan)も泣きそうである(笑)
翌日も胸元にマイクをつけられて、
そのままトイレに逃げ込んでウンコしてたら、
出て来たら老呉(LaoWu)と一緒にずーっとワシが出て来るのを待っていた(>_<)
うんこブリブリを聞いてのか?聞いてたのだな!!(涙)
老呉(LaoWu)とふたりの取材が終わったらワシひとりのインタビュー、
しかもたっぷり2時間!!!(>_<)
もう勘弁してくれ〜とも言えず、
ワシの他の仕事の現場にも着いて来てカメラが回る。
「ファンキーさんはいつも車で仕事に行くんですか?」
と聞くので
「車の時もあるし電車の時もあるなぁ・・・」
と答えると、
「いつもの姿を撮りたいので、では今日は途中から電車に乗って下さい」
ヤラセでわざわざ地下鉄に乗らされるワシと渋谷有希子(>_<)
雨だし機材重いし、
何よりもその「徒労感」でリハ行く前にもうへとへと(涙)
老呉(LaoWu)とのライブは当然ながらステージの上にまでカメラが上がってそれを撮る。
張張との間に立たれたらアイコンタクト取れないから大変なのよね〜(涙)
ライブ中もステージ後もカメラは回る・・・
最後に車に乗り込む時に一言。
「お世話になりました。撮影は今日までなので私たちもう帰ります」
思わずスタッフをハグする方言(FangYan)、
嬉しかったのか、嬉しかったのだな・・・(笑)
「今度は取材なしで食事でもしましょうね」
ワシも笑顔で別れた。
嬉しかったのじゃ・・・(涙)
ヤラセは多かったが、
でも考えてみれば仕事熱心なスタッフじゃ。
こっちがこれだけしんどいんだから向こうはもっとしんどかったじゃろう・・・
いつ放送なのかわからんが、
まあ放送されたらその映像はまたネットで回るだろう。
日本と同じく使われているのはほんの少しかも知れんが・・・(涙)
Posted by ファンキー末吉 at:09:50 | 固定リンク
2015年5月10日
ピンクフロイドみたいなバンドをやることになった・・・
「友達のバンドでさぁ、むっちゃいいバンドなんだけどドラマーがいないんだ。お前やったってくれないか」
25年の付き合いである老栾(LaoLuan)の紹介となればイヤとは言えん・・・
というわけで夕べ初対面でメシを食いに行ってきた。
初対面でも向こうはワシのことを知っているのだから待ち合わせも簡単である。
待ち合わせ場所に突っ立ってたら向こうがワシを見つけてくれた。
バンドの名前は「推(Push)乐队」といい、
ピンクフロイドのようなバンドをやりたくて去年結成したらしい。
年齢は若くないが、それぞれが音楽プロデューサーとして活躍しているメンバーで構成されていて、なるほどこのテの音楽をやるならそうだわなぁ・・・
ワシも中国に最初に来た頃はピンクフロイドが大好きで、
最初に地下クラブで黒豹と出会った時、
「ファンキンガバメントはロックを恐れている!!
だから俺たちはロックを聞くこともやることも出来ない!!」
と言っていた彼らのために秘蔵のピンクフロイドの全てのCDをプレゼントした。
そのおかげか否か、大物になった中国のバンドのインタビューなどを見ると、
「影響を受けた海外アーティスト」という質問にみんな必ず「ピンクフロイド」と答えていた。
彼らもその流れか否か、これほどピンクフロイドに入れ込んでいるバンドも珍しい・・・
何せこのバンドには専門の音響と照明がいて、
ライブハウスであろうと必ず映像を流すプロジェクターや照明機器などを持ち込むと言う。
ピンクフロイドと同じように視覚効果を自分たちの音楽のひとつの要素として考えてるバンドは中国では珍しいだろう・・・。
今月23日にライブハウスでライブがあるのだが、
照明スタッフは朝10時に入ってメシも食わずに頑張らないとセッティングが間に合わないという(驚)
写真を見るにビジュアルにもとても気を使ってるようなので恐る恐る聞いてみた。
「ファッション関係は・・・苦手なんですが・・・」
彼らは笑って
「ドラマーはいいんだよ!!いつものままでどうぞ!!」
というわけでこのビジュアルの中にバンダナ短パンで参加する(笑)
いろんな話で盛り上がったが、
ピンクフロイドの裏話は一番面白かったなぁ・・・
The Wallをレコーディングの頃はデイブ・ギルモアとロジャー・ウォーターズは顔も合わせたくないぐらい仲が悪くて、ドラムのニック・メイソンがふたり別々にリハーサル、
つまりドラムとベースでリハーサルして、その意見を持ってドラムとギターでリハーサルする。
次の日にまたベースに聞かせて文句が出たらまたギターとリハーサルして・・・(驚)
キーボードのリック・ライトはドライな人で、
「もらったギャラ以外のことは何もやりません」
という人らしく、結局ニック・メイソンがひとりで頑張ってあの名盤を作り上げたのだそうだ。
またニック・メイソンは実家が金持ちで、両親は
「フェラーリなら買ってやるがロックをやる楽器なら絶対に買ってやらん」
という人だったらしいのだが、
バンドが貧乏だった頃、ニック・メイソンが親からフェラーリを買ってもらってはそれを売っ払ってバンドに必要な楽器を調達してたと言う・・・
「やっぱドラマーって偉大だよな・・・」
おいおい、ワシはやらんぞ!!
ワシはリック・ライトでええからな!!
いくらでもいいから必ずギャラくれよな!!
毎回どんだけ赤字になっても照明とか舞台機材に手を抜いたことはないという彼ら、果たしてワシに払うギャラは残るのか・・・
それとも「バンドのメンバー」ということでロハになるのか・・・(怖)
来週からリハーサルである・・・
Posted by ファンキー末吉 at:08:37 | 固定リンク
2015年5月 4日
ベトナム食レポ
初日のシーフードはこちら、屋台のメシはこちらにUPしたゆえ、
今回はその他のベトナム絶品料理を列挙してゆこうと思う。
まず一回目のライブの時に
「絶品のヌードルがあるから是非そこへ!!」
と言われていたのだが、
ライブ前は飲めないし食い過ぎると吐いてしまうので(笑)、
ライブ終了後に連れて行ってもらった。
麺が出来る前にここ名物の肉まん、牛すじ、そして野菜が出て来る。
これをツマミにベトナムビール「333(バーバーバーと発音する)」を飲んで待つ。
待望のヌードルはフォーのような汁ヌードルを想像してたら油そばのような汁なしヌードルだった・・・
調味料を調合してくれて、それを入れて混ぜて食す!!
こんな感じ・・・
いや〜これは美味かったなぁ・・・
そして「青汁」のようなもんだろうか・・・
地元で流行っている野菜ジュース・・・これは・・・
こんな感じ・・・
その日は夜中に散々食って飲んで、
翌日昼間は今度はまた全く違うベトナム料理屋に連れて行って下さった。
まずは文字通り「えびせん」に海老を乗せてピーナッツバターをちょっとつけて食す!!
たこ焼きのように見えて実は練りモノ!!
しかし半身はパン粉みたいのが塗していて食感がパリパリしている。
これはナゾの食べ物・・・
カリカリに焼いたおコゲのようなものにタレをかけて食す。
ナゾなのはこれを店内狭しと従業員が部屋の端から端に放り投げては皿で受けて・・・粉々に砕くパフォーマンスなのだろうか・・・
全然砕かれてはいないのだが・・・(笑)
タレに浸されて柔らかくなると美味!!
そしてお決まりの野菜とそれをつけて食べるタレ(右上)
左上は魚の煮付け。
どちらも味が濃くて白飯によく合う!!
聞けばベトナムはそんなに豊かな国ではないが、
米だけは多量に穫れるので、一品で多量の米を消費するこんなオカズが人気なのだとか・・・
トドメに野菜のスープ!!
ここまでの料理、前日に引き続きまたもやご馳走になってしまいました!!
本当にご馳走様で御座います!!
さて夜のライブのリハーサル終了後、
地元の日本人の皆様が「是非一緒に」ということで、
禁断の出番前お食事!!
伝統的ベトナム家庭料理のお店なのだが、入り口のビール棚が眩しい・・・
個人的にはサイゴンビールに気を引かれるのだが我慢して席に着く・・・
伝統的ベトナム家庭料理ってどんなん?・・・と思ってたら、
日本食とも通じる数々の食べ物・・・
まずはこれは単なる「さつまげ」?・・・
単なる「豚角煮」?・・・
そして・・・これは「単なる」ではないな・・・ナス!!
そしてお決まりの野菜とタレ!!
この日はハマグリのタレとニガウリ!!
野菜!!
野菜!!
と、ベトナム料理は野菜が多くヘルシーな印象を受けたな。
しかもタレが濃いので白飯にも合うし、酒のツマミにもバッチシ!!
そしてライブ終了後の打ち上げ!!
お決まりの野菜!!
野菜炒め!!
ちなみに醤油は魚醤と普通の醤油が選べるが、
普通の醤油がちょっと甘めで素敵だったなぁ・・・
同じ野菜でもこんなのが出た!!
野菜だけではない!!海老!!
これを醤油で食べると単なる広東料理なのだが、
ここでは「塩胡椒レモン」で頂く!!
そうすると突然「ベトナム料理」になるんだから不思議よのう・・・
同様にイカも頂く!!
トドメは野菜鍋!!
豚のホルモンが入れられているが、
これは単にダシを取るためのもので、あくまでも「野菜」を食べる鍋である!!
最後にはこれに麺を入れてトドメ!!
番外編として、この日はヤシの実とラム酒を買って来て、
ファンキー末吉特製ヤシの実カクテル!!
タイだったか香港だったかホテルで試したら美味かったのでオススメした。
ベトナムでも流行るかも知れんな・・・(笑)
ベトナム料理とことん堪能しました!!
また行きます!!
Posted by ファンキー末吉 at:16:52 | 固定リンク
バンコクライブレポート
今回のアジアツアー最終地のタイ、
本当はFujiyama Rockの3日間のライブだったのだが、
ベトナムもタイも週末を希望し、
タイは前回も来たということでベトナムを優先させてもらい、
最終日のこの日だけ合流させて頂いた。
会場は日本料理屋とか日本人相手の風俗とかが軒並みを連ねる通りにある日本居酒屋「田舎っぺ」の3階にある「VIT 33 Live House」というライブハウス。
日本居酒屋の3階にあるというのが何とも不思議な感覚だが、
ここのオーナー杉森さんの話によると、
もともとはカラオケルームとかだったのが、
あまり客が来ないので「じゃあライブハウスにしちゃえ!!」ということでこうなったとか(笑)
ドラムセットを提供してくれたのがバンコク在住の日本人ドラマーということで、
最初のバンドは彼の所属する日本人バンド!!
(写真がないのよ〜どっかにない?名前もわからんの〜涙)
そしてさっそくひとりドラム!!
ほっとけば出番を最後にされたりして、
酒も飲まずにずーっと対バン見ながら待ってないかんので、
頼み込んでなるだけ早い出番にしてもらったのよ〜
さっさと出番を終えて飲みながら対バンを見る!!
Scrum Syrupに誘われてやって来たという「Black Velvet Lucy」
初めて見たけど素敵なバンドじゃったぞ!!
その後「谷本光」さんというギタリストと飛び入りセッション!!
そして秀光!!
最後はバンコク常連の「Scrum Syrup」!!
ワシもこの頃には結構酔っ払っていい気分で彼らの演奏を楽しんでいたのぢゃが、
客席にオッサンのような酔っ払いを見つけてそればっかり気になって仕方がなかった(笑)
楽しかったのか小畑秀光!!(笑)
また行こうな、バンコク!!
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡はこちら