
2019年11月29日
布衣2019年秋のツアー江蘇省「南京」
最終4連チャンの後ツアー最終日!!
4時間移動しての乗り打ち!!シビレるのう・・・(笑)
あまりにシビレたので車内弁当!!
もうね、旨いもんでも食ってなやってられん!!・・・って車内弁当はのう・・・(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA
実は昨日メンバーのひそひそ話を聞いて、今日のライブが無事に行われるのか心配になっていた。
「〇〇が香港警察を台上で真っ向から批判したもんだから・・・」
「ライブ中止か?!」
「そうよ、まさに俺たちが明日やる南京の小屋よ」
「中止になったのか!(◎_◎;)」
「全部中止らしいよ・・・」
「中国あるある」である・・・(>_<)
「何が正しいか」ではない。
この国では「中国共産党が正しい」のである。
それをそのお膝元で真っ向から批判すると、そのとばっちりはその周りの人、
そして全く関係ない私たちのところまで飛んで来る。
私は途中から話に割り込んで冗談を飛ばしてみる。
「布衣のように"党と共に歩む"バンドは大丈夫なんじゃないか?(笑)」
冗談での「香港デモ隊を指示する」などと大きな声では言えないが、
まあ「冗談で」共産党を支持するのは許される・・・かな?(笑)
よくよく聞いてみたら、ライブキャンセルになったのは、現在中国国内をツアーで廻っている香港人歌手、
香港警察を批判したのはその歌手が台湾での何やら賞の授賞式だったらしい・・・
その瞬間に彼の全ライブは中止!!
そのライブが布衣の前日の南京の同じ小屋で予定されてたということだ。
私はその小屋でそんな発言をしたのでその小屋のライブが全て中止になって、今日の布衣のライブも中止になるかも・・・と心配していたわけだ。
中国あるある・・・
というわけで無事にライブもやれてドラムソロ!!
打ち上げはLaoWuの表弟(BiaoDi:母方の従兄弟)の奢りでご馳走!!
いや〜長かったこのツアーも無事にこれで終了!!
やっちんツアーの後、成田から北京経由で包头
9月20日 内蒙包头为 livehouse
9月21日 内蒙呼市whohot
前回はこの辺であまりの寒さに風邪をひいたが、今回は頑張る!!
夜汽車での大移動で太原へ〜乗り打ち!!
移動日ありでゆっくり移動!!
9月25日 河北保定壹音乐现场
9月27日 河北石家庄红糖俱乐部
8時間移動で乗り打ち!!
5時間移動して移動日!!
ここからX.Y.Z.→Aのニューアルバムレコーディングのために日本に帰る!!
武漢空港でぷんぷん!!
香港で11時間乗り換え!!
10月5日 南京のフェスティバル
後に北京でレコーディング〜札幌TOセッションの後合流!!
10月16日 固原 大原livehouse
10月18日 银川 西桥HOUSE
寒かった〜(>_<)・・・ほんま札幌より寒かった!!
さすがにウルムチへは飛行機移動!!
10月20日 嘉峪关 贤良方正
10月23日 张掖 屿LiveHouse
寒かった〜(>_<)でも風邪はひかず!!
この辺ではもう疲れていてバーのお姉ちゃんに癒される(笑)
3時間半乗り打ち!!
10月27日 西安 1935Livehouse
10月30日 漢中 漢Livehouse
移動2時間半で移動日あり!!
移動4時間乗り打ち!!
11月3日 昆明 ModernSkyLAB
11月6日 大理 核屏
雲南省は天国でした〜・・・6時間半かけて南に移動!!
ここだけはむっちゃ暖かかった〜4時間半かけて北上して乗り打ち!!
メンバーは半数が風邪でダウン!!3時間半かけて乗り打ち!!
ライブ終了後そのまま夜汽車で12時間!!
移動日移動オフありで太る!!(笑)
11月15日 邢台 沐Livehouse
11月16日 北京 疆进酒OMNISPACE
11月17日 廊坊 深核Livehouse
強烈な寒さでついに風邪をひく!!(>_<)
ついにツアー終了!!
あまりに寒かったので私はLaoWuに言いましたよ、
「春は沿岸沿い廻って、秋に西北廻るの逆にしようよ!!」
しかし春にはハルビンとか北方も廻っているのである。
冬のハルビン・・・マイナス40度((((;゚Д゚)))))))
ええです!!来年も寒さに負けず頑張ります!!(>_<)
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2019年11月27日
布衣2019年秋のツアー河北省と北京
河南省「南陽」の次は河北省への移動日なのだが、
なぜかそこに一泊せずにライブ終わったらそのまま夜汽車で移動!(◎_◎;)
まあ南陽にはまだ高速鉄道が通ってないから、どうせならこれが一番楽だと踏んだのだろう・・・
夜汽車はもう飽きた!!(>_<)
しかし、ライブ終わってから時間もなく、駅も小さな駅なのでメシ食えないだろうということで、ライブハウスのオーナーがいっぱい差し入れを〜
そしてそのほとんどが「インスタント火鍋」!!!
これが凄いわぁ・・・
夜汽車のコンパートメントの中でも完璧にあの「火鍋」を作ることが出来る!(◎_◎;)
ライブ終わってそのまま夜汽車に飛び乗り、メシは差し入れのインスタント火鍋!!これが結構本格的で美味い!!「僕が作ったらもっと旨くなりますから」とヤオヤオ君。他の乗客おったらイヤやろうなぁ・・・「いやその人誘って一緒に食べますから問題ないですよ」 これが中国!!好きである・・・ - Spherical Image - RICOH THETA
しかし匂いが物凄い(笑)
近くを通っただけで、いやその車両に入っただけでもう火鍋の匂いが充満してるのである(大笑い)
「これ、ワシら身内の四人部屋やからまだええけど、見知らぬ人と同じ部屋やったらどないなんの?
連中の答えは至って簡単であった・・・
「同じだよ。その人たち誘って一緒に食べればいいだけだから」
その昔、携帯もなく決して娯楽が多くはなかった中国では、
こうして見知らぬ人と話すこと、コミュニケーションこそが一番の娯楽であった。
だから自分の食べ物は隣の人に勧める。
飲み物を勧める、タバコを勧める。
そんな良き時代は過ぎ去って日本と同じく「隣の人など知らん」という世の中になっては来ているものの、まだそういう文化が残っているということがワシは嬉しいぞ!!
「過酷な移動」だと思えば「過酷な移動」でしかない。
でも「旅」をしてるんだと思えばこんな楽しいことはない。
さて、着いたらいきなり10度を切る寒さ(>_<)
ここからはツアー最後の4本連続、そして寒さとの戦いである。
前回も行ったこの会場ではあるが、
実は「歴代機材が一番どうしようもなかった小屋」だったらしく、
スタッフと共に早めに会場入り!!
ここにも守り神ならぬ守り猫がいた・・・
ドラムはそんな悪いセットではなかったので気持ちよくドラムソロ!!
(そもそも外音はよう聞こえんからわからん(笑))
そして打ち上げは隣の火鍋!!
これがよくなかった(>_<)
大人しくしてた我が肛門が遂に反乱!!
次からは便意との戦いとなるのであった・・・(>_<)
寒いのも便意に悪い(>_<)
ここから北京の気温もどんどん下がってゆき、夜中には零下となる勢いである・・・
腹は緩いが、北京に着いたら北京ダッグは召さねばならぬ!!
北京着いたら北京ダッグ!! - Spherical Image - RICOH THETA
通常北京ダッグは炙った鴨を甜面酱につけて、ネギなどの薬味と共に饼(Bing)に巻いて食べるものだが、最近ではまあ砂糖につけたり色々新しい食べ方があるようだが・・・
それにしても・・・
若者が編み出した新しい食い方!!(笑)
まあいいのよ、旨く食えればそれで・・・
そのままリハに行くのだが、史上初!!リハの途中で中座してトイレへ!!(>_<)
緩いのう・・・
「もしステージの途中でまた緩くなったらお前ギターソロ延々やっとけな!!」
と小畑にそう指示するが、残念ながら伝説を作ることなく無事にドラムソロ!!
トイレと友達になったので、この楽屋のトイレに洗濯機があるのを発見!!
これ助かるのよねぇ・・・
そして翌日の移動はお隣の廊坊は近いのでいいのだが・・・
もうね、どんどん寒くなる(>_<)
ライブは室内なのでよいが、次の日の移動・・・っつうかタクシー拾うのがもう地獄!!(>_<)
もう当然と言えば当然ながらついに風邪を引いてしまいました(>_<)
Posted by ファンキー末吉 at:18:20 | 固定リンク
2019年11月26日
布衣2019年秋のツアー河南省「南陽」
12時間の列車の旅〜
もうみんな飽きている(笑)
河南省「南陽」への移動 - Spherical Image - RICOH THETA
やっと着いた初めての街「南陽」。
名前も初めて聞くが人口は1000万だと!(◎_◎;)
地元の人にご馳走してもらってます〜
12時間かけてやっと着いた〜初めての街「南陽」。 名前も初めて聞くが人口は1000万だと!(◎_◎;) 地元の人にご馳走してもらってます〜 - Spherical Image - RICOH THETA
河南省は麺が名物であるが、なるほどこのレストランではお茶の代わりに麺湯(そば屋で言うと蕎麦湯みたいな麺を茹でたお湯)が出て来る・・・
この日は移動日だけなのでゆっくり休む。
列車の中で散々寝ているのだが、これがまた泥のように眠れるのな!(◎_◎;)
やっぱ「移動」というのはそれなりにしんどいことなのだと実感・・・(>_<)
夜にメシだと起こされて、今度は高級料理屋でご馳走される・・・
昼間これだけ寝たんだから夜はちと眠れまいと思ったらまた泥のように眠る・・・(笑)
年寄りなので翌朝はまた早く起きて名物の胡辣汤(HuLaTang)!!胡椒の効いた辛いスープである!!
ついでに羊肉まん!!
安い!!合わせて120円!!
昼になって起きて来たメンバーとまた昼飯を食いに行くのだが、
「人数が少ないので贅沢しようぜ!!by私」
ということで焼肉にワイン!!
カンボジアで買って来たクラタペッパーが大活躍!!
その後マッサージ!!
「なぜマッサージをするのに動きにくいミニスカートじゃなくちゃなんないわけ?」
と素朴な疑問をメンバーにぶつけてみるが・・・そういうことらしい(笑)
マッサージ代も自腹なので「そういうこと」もせずホテルに帰って洗濯!!
さすがにここまで寝ると夜は眠れんじゃろう、そしたら明日のライブがしんどいのう、こりゃ強い酒でも飲んでぶっ倒れなければならんのう・・・
というわけでライブハウスで酔い潰れるまで飲む!!(笑)
中国語で書くと意味深なカクテルを上から下まで全部飲んだ〜!!
・・・でも酔っ払って味は覚えていない(笑)
というわけでその日もゆっくり寝て元気いっぱいのドラムソロ!!
そう、「その身体を見たらその人生がわかる」・・・
私はこのような「人生」を歩んでいるのです!!(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:09:50 | 固定リンク
2019年11月15日
布衣2019年秋のツアー湖南省「長沙」
さてここが今回の一番過酷な移動です!!
何せ朝7時起きで4時間近く列車に乗って、着いたらライブやってそのまま夜汽車で次の街へ!!・・・シビレるわ〜(笑)
この「終わったらそのまま夜汽車で」というので一番ツラいのはホテルがないこと。
つまり「ひとりの時間がない」ということである。
なんじゃかんじゃ言いながら人が居ると気になるし、
マイペースなようでもついつい気を使ってしまう・・・
ところが着いてみて今度の小屋は楽屋が広くて居住性が抜群であった!!
さっそく一番奥のソファーを占領し、枕などを配置して寝られるようにする。
そして大事なのはデバイスの充電。
ひょっとしてパソコンを使いたくなった時のためのデスク。
これが全部あれば、あとは精神力で他の人を一切気にしないようにすればホテルと何ら変わらない。
寝たい時に寝て、やりたい時にやりたいことをやる。
これがいつも元気でいられる「コツ」である。
元気いっぱいドラムソロ!!
そして美食と酒!!
ここで半数の風邪引きさん達も全員メシに付き合うしかない。
何せホテルがないのだから夜汽車の時間まで食うしかないのである(笑)
ワシは長沙名物の臭豆腐よりも、この「牛油」が食えて幸せ!!
でもスタッフのヤオヤオ君はどうしても臭豆腐を食いたいと言うので持ち帰って列車の中で〜!!
そして列車に乗ったら長沙名物の臭豆腐!!納豆が大豆を発酵したものならこれは豆腐を発酵させたもの。真っ黒になるまで揚げたのが美味!! 飲んで12時間の旅です〜 - Spherical Image - RICOH THETA
いや、豆腐よ。
納豆が大豆を発酵させて作るもんだとしたらこれは豆腐を発酵させて臭いだけ(笑)
しかし誰も食わん!!(>_<)
みんな疲れてるからな、食わずに寝てしまった・・・
ワシひとりでビール飲みながら完食してしまったのよ〜(笑)
まあワシもひとりでダラダラと飲んでても仕方がないので食ったらさっさと寝たが、
朝になって知らされる・・・12時間の移動だと思ったら15時間!!(>_<)
老人だから朝早く起きて、そっから午後3時近くまで退屈極まりない(涙)
もう飽きた・・・あと40分(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA
まあ着いてからライブはないし、次の日は現地オフ・・・
着いてからのんびりしまひょ・・・(>_<)
Posted by ファンキー末吉 at:18:53 | 固定リンク
布衣2019年秋のツアー貴州省「貴陽」
ミャンマーの隣、雲南省大理から8時間かけて南下したと思ったら、
今度は中国の最南西端、ベトナムの隣、広西チワン族自治区南寧からまた北上して山ん中の貴州省「貴陽」までの乗り打ち・・・これがまた遠かった・・・
朝6時に起きて6時間近くかけてやっと着くんだから、
例えて言うと、東京から飛行機使わずに新幹線で鹿児島まで行ったと思ったら、
今度は当日朝いちでまた新幹線乗って名古屋でその日にライブをやるようなもんだ・・・
風邪でメンバー、スタッフの半数がダウンしているという中、
私は元気いっぱいでドラムソロ!!(笑)
いやね、元気なコツは「マイペース」かな・・・
自分のペースを持っていてそれを頑固に守る。
睡眠をいっぱい取ればいいのだけど、年寄りは朝早く起きてしまうので、
起きたら起きたで楽しいことをする!!
列車移動は好きな映画を見る!!
(当日ライブの時は酒は飲まない)
眠くなったら寝るし、眠くならなかったら3本続けて見る!!
着いてドラムをチューニングして、
サウンドチェックして疲れてたらホテルで寝る!!
出番まで1時間でも寝られればそこで体力はまた蓄えられる!!
そして美味しいものを食う!!
いや〜さすがにライブ終了後で明日も朝早いとなると半数が出て来ませんわ(笑)
むっちゃ疲れてたらそのまま酒飲まずに寝ることもあるけど、
やっぱ地元の美味しいもの食ってビール飲んで、
幸せホルモンいっぱい出して満足して寝ると次の日も心なしかすっきりしている。
きっと「分眠」が出来る体質なのだろう、
しんどければ列車の中でも飛行機でも熟睡して着いたらスッキリしてるし、
眠りもそのぶん深いのかも知れない、
他の人が10時間眠らなければスッキリしないのが数時間でスッキリする。
いや、やっぱ「ストレス」やろうな・・・
イヤなことやってたら疲れる、疲れたら身体もガタが来る。
美味しいもんも我慢して、ライブのためライブのために毎日そのために全てを犠牲にして生活してたらやっぱ身体もガタが来るだろう。
私の場合、「ライブ→各地の美味いもん→ビール→バタンQ」でひとセットで「楽しい」なんやろな・・・
移動はまあなければないでその方が楽なのだが、
そこに映画とか移動日だとビールとか、そこに楽しいもんがあるから差し引き「楽しい」、
つまり毎日ずーっと「楽しい」わけであります(笑)
そのペースを乱されるもの、
例えばこの前の武漢の時みたいに突然知らない人が入って来てペースを乱されたり、
列車で話しかけられて映画中断されるだけでも腹立つもんな(笑)
まあ「わがまま」、それが健康の秘訣ですよ!!
幸い敬老精神旺盛なここ中国では、ほとんどストレスなく楽しく旅をすることが出来ることが大きいかな・・・
かと言いながら次の日はさすがに「疲れた」と言わざるを得ない過酷な移動であったのだ・・・続く
Posted by ファンキー末吉 at:18:03 | 固定リンク
布衣2019年秋のツアー広西チワン族自治区「南寧」
ミャンマーの隣、雲南省大理から、ベトナムの隣、広西チワン族自治区南寧まで列車で7時間の旅〜
山ん中を通るので景色はこんなん・・・
さすが中国最南西部、暖かい\(^o^)/
雲南省も常春の桃源郷ではあるものの、その前の極寒の地でスタッフ、メンバーの半数は風邪をひいてしまったようだ・・・
この日は(あまり)暴飲暴食はせずに爆睡!!
翌日散歩がてら小屋の近くまで来てみたら歩行者天国がオシャレなこと!(◎_◎;)!!
ライブハウス近くの歩行者天国がとってもオシャレな件について・・・ 風邪をひかないようにと引き始めの薬を買ってくれたのだが、漢方は量が多くて・・・(>_<) とりあえずケーキを食って考えよう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA
とりあえずケーキを食いながら、どどんと渡された風邪のひき始めに効くという漢方の飲み方をじっくりと読む・・・
漢方は量が多いのよねぇ・・・(>_<)
ビタミンC!!
いわゆる「風邪薬」というのは風邪の諸症状を抑えるだけなので、
この漢方というのは即効性はないにしても身体の根本から風邪に対抗するように変革する(ような気がする)ので良い・・・
元気いっぱいドラムソロ!!(笑)
いや〜音楽の「才能」などと一言で言うけれど、
やっぱ音楽活動を続けるということにおいては「体力」こそが一番の「才能」!!
丈夫に生んでくれた両親に感謝するのみである・・・
Posted by ファンキー末吉 at:11:43 | 固定リンク
2019年11月13日
布衣2019年秋のツアー雲南省
中国の桃源郷(と勝手に呼んでいる)雲南省の入り口、昆明!!
もうミャンマーのすぐ隣である・・・
昆明自体はハンパじゃなく大都会だが、海抜が高いせいか澄み切った空気と青空に心が癒される・・・
会場は前回やった芸術村の会場ではなく、爽子でやったショッピングモール内の会場。
この日はオーディエンスが非常に乗りがよく、ドラムソロでもどんどん声を出して来るので、それに合わせてセッション!!
いや〜ライブは観客とのセッションだとはよく言ったもんだ・・・
終了後、この辺はショッピングモール街で開いてる店はないだろうと思ってたら近くに素晴らしい飲食街が!!
そこで打ち上げ!!
昆明で打ち上げ!! - Spherical Image - RICOH THETA
いや〜雲南料理は辛いんだということを痛感しつつ翌日は桃源郷大理へ〜!!
街中ではミュージシャンをよく見かける。
この辺のバーでは生演奏(弾き語りがほとんどだが)をやっていて、そこで働くミュージシャンが多いのだろう。
およそ中国でミュージシャンやってればファンキー末吉を知らないヤツはいない(笑)ので、当然ながらよく声をかけられる。
「Funkyさんですよね、一緒に写真撮って下さい!!」
「ええよ〜んで君は?地元のミュージシャン?」
「いや、仕事でこっちに来てあそこのバーで歌ってるんです」
ほな行くわ〜ということで歩いてたら、また別のバーのオーナーから声をかけられる。
「この店のオーナーは音楽好きで自分でも音楽やってるんです」
と冒頭の彼。
ほなお茶でも飲んでくか〜
まったりと知らない人と世間話でもして冒頭の彼の店へ〜
私が行けばBEYONDの曲とか許魏の歌(私は許魏の名盤を録音したドラマーとして有名)とか歌ってくれることは多いが、布衣の曲とは・・・!(◎_◎;)
アンダーグラウンドとは言え、全国津々浦々で誰でもすぐに布衣の歌を歌えるって凄いなぁ・・・
舞台上から「僕が奢りますから!!」とは言ってたが、
次の歌手が来て、「僕が奢りますから」とビールを山ほど(>_<)
次の歌手が来て舞台を降りて来て一緒に飲み出したら帰れない(>_<)
こうやって桃源郷の昼は過ぎてゆくのである・・・(笑)
次の日は去年付け毛をしてもらった美容院に行ってみる・・・
美容師さんも犬もネコも覚えていてくれたようだ・・・
いつものように髪の毛の根本の黒いの脱色して付け毛!!
おう、やっぱカラーフォームより派手でええのう・・・
付け毛でドラムソロ!!
そうそう、この一角が全部停電で、ヘタしたら生音でライブかと思ったが、
電源車が来て無事にライブが出来た\(^o^)/
中国はなかなかまともに始まらんことが多いが、始まれば必ずちゃんと(でもないけど)終わるのだ〜!!
Posted by ファンキー末吉 at:10:44 | 固定リンク
2019年11月12日
布衣2019年秋のツアー四川省と重慶市
寧夏、新疆、青海、陝西とこれまでずーっと羊責めでしたが、今日から成都!!麻辣責めです!!
ここから娘が参戦したのでカラーフォームで髪の毛に色をつけてもらった・・・
ブラシを入れるとぼやけてしまう・・・(>_<)
ステージだとそんなに目立たんな・・・
ドラムソロ!!
次の朝は名物の抄手(辛いスープ餃子)食って重慶へ〜
会場の入っているショッピングモールの巨大スクリーンにデカデカとステージ映像が流されていてびっくり!!(◎_◎;)
会場近くのフードコートで回鍋肉と麻婆豆腐食って〜
髪の毛もブラシを入れないことにしたらまあこんな感じ・・・
いざ出陣!!
そうそう、ライブ後は火鍋を食ったのでした〜
頑張れ肛門!!ファンキー末吉の肛門と生まれたからには!!!(笑)
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2019年11月 1日
布衣2019年秋のツアー陝西省
甘粛省蘭州からお隣陝西省の西安までは高速鉄道で3時間半。
列車の中で「西安の小屋ってどんな小屋だったかなぁ・・・」と一生懸命思い出そうとするのだけれども全く思い出して来ない・・・
「小屋に着けば思い出すよ」
と言われていざ小屋に着いても全く思い出さん(>_<)
こんなに大きな小屋なのに・・・っつうか、
地元のオーナーが身銭切って頑張ってやってるライブバーと違って、こんなに大きな小屋だからむしろ印象にないのかも・・・
「楽屋に行けば思い出すよ」
と言われていざ楽屋に行っても全く思い出さん(>_<)
去年のブログをチェックしてみてわかった。
去年は風邪を引いてたのよね・・・
ホテルも会場近くではなく駅の近くに取って、
そのままタクシーで会場に乗り付けるから会場近辺の情報がない。
楽屋もきっと始まるまでずーっと寝てたのに違いない・・・
さて大きな小屋だけあってドラムセットもしっかりしている。
(大きくてもしっかりしてない所もあるが(>_<))
このピンストライプのヘッドというのはチューニングもしやすく、
二枚皮で間に油が入っていて、分厚いということは必然的に音程を低くチューニング出来るので、なかなか「ロック」なサウンドになる。
こんな感じ・・・
昔Jazzピアニストと一緒にツアーを廻ってた時に言われたことがある。
「末吉ぃ、この小屋はもう2度とブッキングするな!!ピアノがどうしようもない!!」
聞けば、自分で楽器を運び込めないピアニストは、自分で楽器を選べない。
楽器がどうしようもなければもう演奏自体が無理だと言うのだ。
クラシックのピアノの人なども、コンサート会場に自分のピアノを持ち込むことが出来ないので、大きなコンだーとなどでは前日に入ってそのピアノと「対話」する。
何度も何度も弾いて、やっとそのピアノと一緒にステージをやることが出来ると言うのだ・・・
気持ちはわかる。
私が他のメンバーより早く会場に入って、ドラムを一生懸命チューニングするのも同じである。
まあ中国にも自分のドラムセットをトラックで運ぶバンドもあるにはあるらしいが、
この広い中国、時速300km以上で走る高速鉄道で数時間かけながら毎日移動するツアーをトランポと一緒に廻るのはちと難しかろう・・・
自分の音にこだわるか、もっと多くの街に行きたいからとそちらを優先するか・・・
私なんかは、小屋のオーナーと酒飲んで交友をしたためるのと同じように、
その小屋のドラムと一緒に「セッション」をしているという感覚である。
いいドラムはすぐにチューニング出来るし、
そうでないドラムはやはり一筋縄ではいかない。
それなりに時間をかけて「対話」して、そしてその対話の結果がそのままその日の「ステージ」となる・・・
今まではそれで何とかなって来た・・・
しかし次の街、「漢中」では初めてどうしようもない自体に陥ってしまったのだ・・・
漢中・・・「項羽と劉邦」や「三国志」の重要な舞台となる場所であるが、今では小さないち地方都市に過ぎない。
そんな小さな街の中にある小さなライブハウス・・・その名も「漢」!!!
日本でも「漢」と書いて「漢(おとこ)」と読ませたりすることがあるが、
中国でも「非到长城非好汉(長城に行ったことないヤツはいい漢とは言えねぇな)」という言葉があるように、同じく「漢(おとこ)」という意味がある。
ところがドラムセットを見て愕然!!
まずタムのヘッドがデコボコでもう死んでいる(>_<)
フロアタムも・・・
もうこれぐらい凹んでたら、どんなにチューニングしても鳴らない。
・・・っつうか周りをどれだけ張っても、凹んでる部分は緩いわけだからビリビリという雑音にしかならない。
凹みがなくなるぐらい強く張れば何とかなる程度の時もあるが、
そうすると今度はパンパンに張ることになり、実際には鳴るどころの騒ぎではない。
バスドラのネジはいくつか失くなってるし・・・(>_<)
スネアスタンドはこんなん(>_<)
ハイハットクランクの一番下の留めネジはないし、
そもそもフェルトもシンバル用のヤツやし(>_<)
上部にあるはずのネジを下部に持って来て留めるが、
これってすぐに緩んで外れてしまうやろうなぁ・・・(>_<)
ドラムセットはアクリル板で囲まれていてこれは取り外せない(>_<)
これってねぇ・・・内部でバシャバシャみたいなおとで反響するから、
タムのビリビリがまた増幅されてもう叩く気も失せる(>_<)
初めて戦意喪失・・・「もう無理!!」とばかり帰ろうかと思ったが、
気を取り直して何とか解決策を考える・・・
こんな小さな街だから楽器屋さんでヘッドなんか売ってるわけもなく、
しゃーないから裏のヘッドを表に張って裏は外したままにするか・・・
そしたらカランカラン言って全く別物になるけど・・・
小屋の人と若い衆が一生懸命考えてて、
「あ、もうひとつドラムセットがあります!!それ持って来ましょう!!」
日本の三大ドラムメーカーのひとつ、TAMAのだと胸を張る。
しかし持って来たドラムを見て落胆・・・全く同じくヘッドがベコベコ(>_<)
お前なぁ・・・どのメーカーのドラムかは関係ない!!
ヘッドがこれではギターに弦の代わりに蘭州ラーメン張って弾いてるみたいなもんじゃろ!!(怒)
ここでまた「もう帰ろう(>_<)」と思ったのだが、
ふと見ると二つのセットのタムはそれぞれが同じサイズ!!
っつうことはどちらも裏のヘットは無傷!!
\(^o^)/・・・というわけで、ひとつの裏のヘッドを外してもうひとつの表に張れば上下とも無傷なタムとなるではないか!!!!!
両面ともクリアヘッドの薄い皮というドラムセット買った時の状態・・・
二枚皮のヘッドは単純に倍は高いわけで、コストの点でこうして売ってるのだろうが、
どちらも薄いということはその分音程が高い音となるということだ。
Pearlの人の話では今は亡きTOTOのジェフポーカロはノーミュートのこの状態であんな重い音を出してたと言うが、アクリル板の反響もあってやっぱバシャバシャとウルサイ(>_<)
しゃーないなぁ〜・・・というわけで初めて積極的にガムテープでミュート!!
そう、ミュートは音の長さを短くするために貼ると誤解されているようで、
だからあんだけベタベタ貼りまくって、結局全然鳴らなくなって喜んでいる(笑)
ミュートは「倍音を調整する」ために貼るのよ!!!
CSというヘッドがあるが、
これは今は亡きトニーウィリアムスが好んで使っていたが、
カランコロンと言いながら低音もしっかり出るヘッドである。
CSの黒い部分の代わりにガムテープを貼ってみる・・・
タム
フロアタム
バスドラはガムテープを貼ると叩いているうちにガムテープの粘着部分が露出して来てビーターがくっついてしまうので小屋にあったシールを貼る・・・
そしてついにこんなセットに!!
漢(おとこ)だねぇ・・・
いや、なかなかええ感じよ!!
ただ、3点セットであることと、口径の小さいタムであることなどからドラムプレイのアプローチはちょっと違って来る。
まあクラシックのピアニストが会場のピアノとセッションしてもプレイ自体がそのピアノに合わせて微妙に違って来るのと同じである。
少々プレイが変わったところで曲としては成り立つ。
ボンジョビにビルブラッフォードが入ったとしても何とかなるのと同じである(笑)
ただ、ライブが始まって発覚!!
ドラムんところが明るくなると、結果アクリル板に反射して鏡のようになり、
結果ずーっと自分の顔を見ながらドラムを叩くことになる(>_<)
クリックなんか聞いてると、ライブというよりはもうレコーディングな・・・
でもまあレコーディングだから熱い演奏が出来ないわけではない。
そんな中でのドラムソロ!!
この状況でもなかなかいいステージが出来た!!
もう何でも来い!!(笑)
ツアーはまだまだ続く・・・