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2020年5月 3日

カンボジア大阪東京3元中継生ライブ大成功!!

おそらく世界初やろうな(知らんけど)
今回はカンボジアと大阪のみならず、東京とも繋いで3箇所で同時セッション!!

今日友人を介して知り合いのとあるミュージシャンから「どうして音が遅れないんですか」と質問が来た。

直接聞きなさい!!(笑)

説明しておきます。
日本のミュージシャンの皆さま、このシステムだと音が遅れず、遠隔地から同時にセッションして配信することが出来ますぞ!!

まずメインのシステムはこのヤマハのNETDUETTO!!
こちらから無料でDL出来ます)

これをまずパソコンにインストールします。
そして大事なのはそのパソコンをLANケーブルで有線でネットに繋ぐこと!!

昨日テストでやってみた時に、どうしても音が遅れるということで、ブルースハープの西村ヒロさん、その場でLANケーブル買いに行ったもんな・・・(笑)

ところが最近のMACとか差込口はType-Cしか付いてない(>_<)
私も今日苦労してカンボジアでこの変換アダプターをゲットしました!!

日本国内においては、双方が有線LANで接続すれば、このNETDUETOはなかなか遅延を感じさせない素晴らしいソフトです!
(どうして10年間もベータ版のままなのか不思議・・・)

これで日本同士音のみの同時セッションはもう可能!!

NETDUETOの設定は、まあ5Gとか実現化したら別だろうが、現状では
「基本音質設定」を「帯域優先」、
その右の音質は「低(11/12kHz)」「高圧縮」「1ch」が無難であろう。

さて、セッションするにもどのように相手に音を送るかですが、
とりあえずイヤホンは使わないとスピーカーから出た音をマイクで拾ってループしてしまうことが多い。

音を繋いでセッションをするためにはやはりオーディオインターフェイスをパソコンに繋いで、そこに楽器の音を打ち込むのがよろし。

上の写真の左側に入力出力の設定があるのでそれをインターフェイスに変えてやる必要がある。
入力をインターフェイスから、出力をイヤホンからという設定も可能。
パソコンによってはイヤホンを挿しても自動的にイヤホンに変更してくれずスピーカーのままということもあるので、この設定はいちいちチェックのほどを!!


さて、音のやり取りはここまで、これで音のセッションは出来るが、映像はまた別のソフトを使ってやらねばなりません。

オンライン会議ソフト「ZOOM」や、「LINE LIVE」など色々方法はあるけど、
ここでは「ZOOM」のやり方をご紹介しておきましょう。

まず、パソコンはNETDUETTOで使われているので、新たにスマホかもう一台のパソコンでネット配信する必要がある。

NETDUETTOの音をスピーカーから出して、それをスマホやもう一台のマイクで拾って音を出すなら何も設定は要らないが、やはりいい音で配信しようと思ったら、もう一台をパソコンにして、そこにLINE入力でNETDUETTOの音を繋ぎたいもの・・・

そこで、これは私のやった例としてご紹介しておきますが、
カンボジアと日本という、NETDUETTOを使っても音が遅れる場合のやり方として参考にして下さい。

まずどうやっても音が遅れる場合、音を「送り側」と「受け側」に分けます。
今回の場合、「送り側」は大阪のザビエル大村、「受け側」がカンボジアの私となります。

まず送り側はインターフェイス経由でギターの音をパソコンにぶっ込んでNETDUETTOでカンボジアに送る。
そしてカンボジアでは「受け側」としてまた別のセッティングをします。

一台のパソコンにNETDUETTOをインストールして、そこのマイク入力はオフ、またはガイドのためにうっすらと返しておく。
(ここで既に音が遅れているため、大きく返すとギターが影響されてうまく弾けない)

つまりネットの遅延のために「相互方向のセッション」を放棄したわけですな。
こちらはNETDUETTOで受け取った音をパソコンのイヤホン出力からインターフェイスに繋ぎ、
(それゆえ、NETDUETTOの出力をイヤホンに設定する必要あり)
そのインターフェイスにマイクも繋ぎ、ギターの音と自分の声はインターフェイス上でミックスをして直接ZOOMに出力。

つまり、送り側ではインターフェイスはNETDUETTOがインストールされたパソコンに繋ぐけど、受け側ではZOOMで配信する方のパソコンに繋ぐわけです。

ZOOMは立ち上げると入力ソースを選べるところがあります。

ここの入力出力を共にインターフェイスに設定すれば、
私としてはギターの音と自分の声、そしてZOOMのお喋りをインターフェイスに接続したヘッドホンで聞くということになり、配信の音はこれのみ!!
つまり、ZOOM、そしてそれに連動して配信するYouTubeやFacebook等は私のZOOMの音だけを聞いている形になるわけですな。
そして大阪のザビエル大村のZOOMの音はミュートしておきます。
(そうでないとZOOMから聞こえるギターの音と、私の送っているNETDUETTO経由のギターの音で遅延が生じて二重に聞こえる)

ちなみに、私の方でパソコンのアウトからインターフェイスに繋ぐケーブルの問題ですが、ステレオケーブルで無理やりインターフェイスのMONO入力に繋いだ私の場合、NETDUETTOの音がインターフェイスに入力されないというトラブルが起きましたが、NETDUETTOのパンを左に寄せてやれば解決。

これで成功したセッションのレポートがこちら!!

今回はこれに大阪ー東京の相互方向セッションを加えて3元中継に成功したわけです。

そのダイジェスト映像
(フルバージョンはこちら

日本同士だと遅延も少なく、完全に相互方向のセッションが可能ですので是非お試しあれ!!

日本同士の場合、このまま私がいない状態

なお、Facebook同時配信、YouTube同時配信はZOOMの有料会員オプションです。
他の映像配信の方法も色々あると思いますので研究してみて下さい〜

では日本のミュージシャンの皆さま、世界に先駆けて遠隔地セッションをやりながらコロナを乗り切ろう!!


ps.このシステムを構築するために私も大村も少々散財を致しました。
「このシステムええわ〜というお方は少々投げ銭して頂けると助かります〜

ファンキー末吉
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PayPal:https://paypal.me/FunkySueyoshi

ザビエル大村
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【ゆうちょ銀行】への投げ銭、振込先。
<1>
ゆうちょ銀行(郵便局)→ゆうちょ銀行への振込の場合
記号 14120 番号60818301
名前 オオムラアキラ
<2>
他の金融機関→ゆうちょ銀行への振込の場合
【店名】四一八(読み ヨンイチハチ)
【店番】418 【預金種目】普通預金
【口座番号】6081830

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Posted by ファンキー末吉 at:04:49 | 固定リンク

2020年4月27日

遠隔地同時演奏配信大成功!!

ZoomとヤマハのNETDUETTOを使った遠隔地同時演奏、
第一回目で可能性を探り、第二回目でシステム完成!!と思われたが大阪のネットがダウンして失敗!!

第3回目の今回は大成功に終わりました!!


システムをおさらいします。

送り側となる大阪では2台のパソコンを使い、まず1台にヤマハのNETDUETTO、そしてもう1台にZoomをインストール!!

そしてヤマハのNETDUETTOには、インターフェイスを介していつもライブで使っているエフェクターとマイクを接続。

ギターの音はこちらのパソコンを介してNETDUETTOでカンボジアに送り、
もう1台のパソコンにインストールされたZoomにてお喋りの音と映像を送る。

受け側となるカンボジアでは、やはり2台のパソコンを使い、
同様に1台にヤマハのNETDUETTOをインストールし、そこで大阪からのギターの音を受け取る。

そして、そのパソコンのアウトプットと自分のマイクとをもうひとつのパソコンに繋がったインターフェイスにぶち込む。

もう1台のパソコンには同様にZoomをインストールして、その音声入力と出力をそのインターフェイスに設定する。

セッティングはここまで。

音の流れをおさらいすると、大阪のギターの音はNETDUETTOを介してカンボジアに送られ、そのギターの音と自分のマイクの音をインターフェイスでミックスしてZoomで配信、というわけである。

気をつけなければならないのが、カンボジア側は歌うマイクと喋るマイクはどちらもインターフェイスに繋いだマイクだけなのでよいが、大阪側ではZoomの音声はZoomをインストールしたパソコンのマイクから送られているので、ギター演奏が始まった時にはZoomのマイクをカットして、ヤマハのみで音を送るようにしなければ二つの信号の遅延で音がずれて2つ配信されることになる。


さてここからは、大阪とカンボジアという海を隔てた遠い場所に海底ケーブル等を通って信号がやって来るという状況によって遅延が生じるためのやり方を説明しますが、
NETDUETTOは日本同士の回線では、チェックしましたがそんなに遅れはありませんでしたのでリアルタイムセッションが可能かと思われます。

十分なネット速度が確保されない場合、例えばこの場合の大阪のギターとカンボジアの歌、ここに遅延が発生したら歌を聞きながらギターを弾けません。
私の方でNETDUETTOのマイク入力はミュートします。

つまり大村はんは歌を聞かずにひたすらギターを演奏し、私はその演奏に合わせて歌を歌うということです。

音の信号の流れで言うと、大阪からNETDUETTOで届いたギターの音に、インターフェース上で歌のデータと混ぜて、その出力をZoomに送って配信ということになります。

厳密に言えば「相互方向」のセッションではありませんが、海を隔てたこのネット速度ではこれが限界(>_<)
日本同士でもっとネット条件が良い場合にはきっと相互方向のセッションも出来ると思いますので是非試してみて下さい。

さて、そうやって成功した生配信がこちら!!

ね、なかなかのもんでしょ?

ネット速度の関係で、時々ギターがケロったりするけど、
基本的に「生ライブ」という最低限の形は取れたと思います。

笑えたのは、大村はんがZoomの音声を切り忘れて音が二重に聞こえてしまうので、
連絡用のNETDUETTOの私のマイクを生かして「大村はん〜」と呼んでいるのだけれども、大村はんNETDUETTOの方のイヤホンも外してしまい、文字通りひとりでひたすらギターを弾いてて呼びかけても答えてくれん(残り7分前あたり)

いや、ライブでもいつもワシの歌は聞いてへんけどな(笑)

これも相互方向ではなく一方方向ならではのトラブル。
日本同士のセッションならうまくいくと信じてますので皆さん是非お試し下さい。


次の課題としては、映像のスイッチ!!
Zoomで二人が同時に画面に映るようにすること、
もしくはLine Liveとやらを使ってみる?・・・

音的にはここにまた第三者の音をNETDUETTOで参加してもらって加えること。
日本同士だと相互方向のセッションが出来る可能性があり、そこに私が乗っかって歌えるかも知れない・・・

まだまだやり始めたばかりのシステムですが、
ヤマハのNETDUETTOが日本語のソフトであるために現状では日本限定、
ということは日本で初めてこのシステムで同時演奏配信が成功したということは、
おそらくは「世界初!!!」・・・

いや〜日本のミュージシャンの皆さま、是非このやり方使ってみて、色々切磋琢磨してゆこうではありませんか!!

ps.気になっているのですが、このヤマハのNETDUETTOというソフト、10年前に開発されたソフトなのにまだβ版!(◎_◎;)
全く陽の目を見なかったソフトだったのかも知れないが、ここに来て6月に新しいバージョン「SYNCROOM」が登場するそうな・・・

楽しみにしております〜

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Posted by ファンキー末吉 at:09:48 | 固定リンク

2020年4月26日

遠隔ライブ配信2回目レポート

前回の配信からグレードアップ!!

まず送り側の大阪ザビエル大村〜

このシステムは、音は現状試した中で一番遅延の少ないヤマハのNETDUETTOを使うため、そのインストールには必ずパソコンが必要。
前回はそれに加えて、映像をZoomで繋ぐためにはiPhoneを使っていた。

今回は、まず2台のパソコンを使って、音を送るパソコン、そしてZoomで繋ぐためのパソコンと、どちらもパソコンにてカンボジアと繋ぐ。

音に関しては、前回はパソコンのマイクでギターの音を拾っていたが、
今回はインターフェイス(一番右)を購入、ライブで使っているエフェクターとかも通して、そのライン出力と、マイクを通した音とをインターフェイスでミックスしてヤマハのNETTDUETTOに送る。

カンボジアの受け側としては、そのラインでNETTDUETTOに送られたギターの音を、前回はパソコンのスピーカーから再生して、それに合わせて歌を歌って、その音をiPhoneのマイクで拾って配信していたが、
今回はインターフェイスを用意してパソコンのライン出力から直でそこに入力する。

わかりやすく例えると、その昔、私が小学校の頃、テレビ番組のテーマソングをカセットテレコに録音するのに、テレビのスピーカーの近くにテレコを置いて一生懸命録音してた時代の音と、その後「LINE出力」なるものがテレビにつくようになって、それをテレコのLINE入力に突っ込んで直接録音した方が音が良くなるという理屈である。
(そんなことやってたんワシだけか?(笑))

大阪と同様に、ヤマハのNETDUETTOで音を受けるので、そちらには必ずパソコンが必要!!(iPad版とか出ないかのう・・・)
Zoomで出力するにも、その音の入力をインターフェイスを介してやるのでやはりパソコンが必要!!

うちのパソコンはひとつは持ち歩きの出来るラップトップパソコンだが、
もうひとつはでっかいデスクトップ(>_<)

ちなみにうちのネットはSIMカードを挿すタイプのSmartという携帯電話のWi-Fiなので速度が遅い。
速度の速いひでほまさんの会社まで運ぶのは大変であるため、ひでほまさんのパソコンを借りた。

人のパソコンに使いもしないわけのわからんソフトをインストールするわけにはいかないので、私のパソコンをヤマハのNETDUETTO用に使い、Zoom配信の方をひでほまさんのパソコンを使うことにした。

そして今回、Zoomミーティングの模様をYouTubeかFacebookに配信出来ると言うので、Zoomを有料版にアップグレード!!

この使い方チュートリアルを見ながらYouTubeの予約配信をしたのだが何故かうまくいかん(>_<)

仕方がないのでFacebookから配信することにしてテストしてみたら、
Facebookってすぐに「末吉さんが動画配信しています」と告知がいくのですぐにそれを見に来る人が!(◎_◎;)

とりあえず今回はFacebook配信でいいや、というわけで準備万端配信をしようと思ってたら・・・

「すんません、どういうわけかうちのWi-Fiが繋がらんのです」
と大村はん・・・

こんなこともあるもんやなぁ・・・さっきまで順調だったっつうか、今まで不調だったことがなかったWi-Fiが、配信直前でいきなり使えなくなるなんて・・・(>_<)

というわけで、今回は同時ライブは諦めて、大村はんは大阪からギターで1曲(でもポケットWi-Fiなので音は途切れ途切れ(>_<))、私はカンボジアで弾き語りで1曲やっておしまいにした。

リベンジを明日(もう日付越えたので今日)、4月26日日曜日日本時間17時にやります〜

Join Zoom Meeting
https://zoom.us/j/98879972107

もしくは私のFacebook(https://web.facebook.com/FunkySueyoshi)にて配信しますのでそちらでも〜

このシステムが確立すれば、日本とカンボジアでは回線の問題で遅延が発生するが、日本同士のミュージシャンならリアルタイムセッションが出来るかも〜

3度目の正直!!成功を祈る!!!

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Posted by ファンキー末吉 at:05:48 | 固定リンク

2020年4月25日

精神文明の社会

その昔、チベットに行って「ロックとは何か」を悟ろうとしてた時、この頃に「世界が物質文明から精神文明に変わる時が来る」という話をどこかから聞いた。

Stay Home!Stay Safe!!の時代が来て、色んなアーティストがネットに色んな動画をアップする。

メタリカの過去のライブ映像毎週大放出も見ているのだが、
小曽根真さんの毎晩配信自宅ライブからは目が離せない。

面識はないのだが、思わずファンレターをメッセージで送ってしまったほどである(笑)。

そこにオーバーダビングで参加した五十嵐一生くん!!

素晴らしい!!本当に「神様に向かって演奏している」が如く名演である。

五十嵐一生くんとは大昔、新宿ピットインで彼のバンドのドラマーとしてライブをやったことがある。

一緒に演奏したギタリストが、その後に過労死したというニュースを五十嵐くんから聞いた・・・
好きな音楽をやり続けるには金が要る。朝から晩までバイトしながら音楽をやってたらついに身体が限界が来たのだと・・・

「音楽に命を捧げる」のならまだしも、「バイト」に、「生活」に命を捧げるのはなんともいたたまれない(>_<)

これが「物質文明」の世界である。
「持たざる者」は生きてゆくことが出来ない・・・

今頃、天界にある真っ白な世界で、そんなことを気にせずに好きな音楽を心ゆくまでやっているのだろうか・・・

そんな世界が、その頃聞いた「精神文明」の世界だとするとこんな素晴らしい世界はない。

でもなぁ・・・そんな世界なんて来るのかなぁ・・・

「売れる音楽がこそが正しい音楽」という世界で生きて来て、
「お金を持つこと」「有名になること」が正しいという世の中でちょっとだけ持ってみたり・・・
およそ「物質文明の申し子」のような人生を送って来た私が、遠い空を見上げて空虚に想うばかりである・・・


昔、ラジオのパーソナリティーをやっていた時、その番組に台湾の「郭英男」さんという人がゲストで来て、インタビューをして衝撃を受けたことがある。

彼は台湾の少数民族のひとつ、アミ族の人間である。
彼自身、日本統治下で学習した日本語を少し喋るが、基本的には同伴した息子さん(私より年上!(◎_◎;))にアミ族の言葉で話し、息子さんがそれを中国語に訳してインタビューする。

アミ族の言葉はそれ自体「文字」を持たないらしい。
彼のような人々が「歌」でその文化を伝えてゆく・・・

洗濯の歌、酒を飲む歌・・・
1993年にエニグマが『リターン・トゥ・イノセンス』でサンプリングしたのが、彼が歌うそんな歌の中のひとつ、『老人飲酒歌』である。

この無断サンプリングを巡っては、彼(・・・というよりその代理人を名乗る人であろう)とエニグマの間で大きな訴訟が起こされることとなる。

今まで村の中で、村人から選ばれて「歌で民族の文化を語り継ぐ」という役割を与えられ、あのお年になるまでそれだけをやって生きて来たお方が、いきなりこの「物質文明」の中に放り込まれることになる・・・

しかし私がお会いした印象の中で感じるのは、「どこ吹く風」・・・
インタビューの最後に日本語で語ってくれたメッセージは、

「僕ハ小サイ頃カラ歌ガ好キデ、今デモ歌ヲ歌ウ。トテモ幸セ。」

当時「物質文明」のど真ん中にいた私の心にはそれはそれは強く突き刺さった・・・

彼とはそれ以来会ってないので、晩年どのような人生を送られたのかは知らない。
遅くして知った物質文明にまみれ、エニグマから勝ち取ったお金で余生を贅沢に送られたとしても、それはそれで誰にも責められることではない。

ただ、もしそうだったとしたら、きっとあのような「歌」は歌えなくなってるのではないかな、と想像する・・・

精神文明「社会」ではないが、あの歌こそがきっと「精神文明」なのだ、とそう思う。

同様に、今こんな時代に、お金にもならないのに・・・というか、お金にならないからこそ、自分の思う「正しい音楽」、自分が「信じる音楽」をネットにアップしている音楽家たち、彼らこそが「精神文明」の担い手なのだと感じる。


昔、米川英之のツアーでご一緒した新澤健一郎くん、
彼のこの投稿も素晴らしかった・・・

彼はRockやJazzやPopsや、あらゆるジャンルを弾きこなすオールラウンドなプレイヤーであるが、Jazzは一緒にやったことがない。

いつか一緒にどっぷりとJazzでも一緒にやってみたいな・・・などと思いながら見つけたこのセッション!!

もう素晴らしいね!!

Jazzの魅力は、この二人の頭の中では鳴っていて、実際には音としては出て来ないものをリスナーが共有するところにあると思っている。

つまりは常にリスナーもそのセッションに参加しているのである。

「クリックを消した」と書かれてあるが、その聞こえないクリックをリスナーも共有する。
プレイヤーが本来のコード進行をちょっと崩してゆく(アウトすると言う)のをリスナーもそのコード進行を共有してるから一緒に楽しめる・・・そんな感じである。

私もそれをやってみたい!!ということでこの大元のYouTube映像を探したが、残念ながらこれしか見つからない・・・

これはちょっとわかりやす過ぎるので大元のが欲しいのよ〜
というわけで布川せんせーに直接連絡して送ってもらう・・・

布川せんせー、大元のはちょっとわかりにくいので一般公開はしてないらしい。
私は敢えてそっちのバージョンでセッション!!

なんで子供がおるのかと言うと、こちらカンボジアでも託児所が休園になったり、共働きのご夫婦は大変なのよ〜

この世の中いろいろ助け合わな生きていけんからなぁ・・・
その助け合いこそ「精神文明社会」の第一歩かも知れんなぁ・・・

特にこんな「神様と交信している」が如くの素晴らしいミュージシャンが、このまままた物質文明にまみれることなく生きてゆける社会になればいいな・・・と思う今日この頃である。


Posted by ファンキー末吉 at:03:00 | 固定リンク

2020年2月11日

頚椎症性神経根症

Tritonのツアーの時、ある朝起きたら肩がむっちゃ痛かった。

「和佐田ぁ〜どうやら寝違えたらしい・・・肩が五十肩みたいにむっちゃ痛いんや」
と言ってたが、五十肩は腕が上がらなくなるが、それはないので五十肩ではない。

そもそももう60やん・・・(>_<)

ドラムは叩けないほどではないが、ずーっとどよーんと肩が重い上に、腕の角度なのか何なのか時々激痛が走ったりするので「集中」するのが難しい・・・(涙)

接骨院に行ったところ、「寝違えですねぇ・・・」ということでテーピングをしてくれて、それで結構楽になったりしていたが、菅沼孝三とのドラムバトルの後、いきなり悪化した・・・(>_<)

まあいい、これでドラムは一段落、あとはギター弾いてアホな歌を歌う「ファンキーはんと大村はん」のツアー・・・

しかし、痛くてギター運んだりも出来ん(>_<)

「今日は低気圧だから辛いんじゃないか」
と言われたが、天候なんかで自分の体調が左右されたことなど生まれてこのかたなかったので、非常に腹が立つ!!

いや、天候に腹を立てても天候は改めてくれないので、仕方ないので銭湯に飛び込んだ。
温めると痛みが和らぐのだ・・・と思ったら今回はあまり変化がない!(◎_◎;)

しゃーないのでそのままマッサージ!!

そしたらちょっと軽くなったのでそのままライブ!!
ギターを持つ角度によっては痛みが走るが、まあドラムと違って歌う分には何とかなる・・・


ところで、関西方面をツアーとなると大村毛を拠点とするのが慣しだが、
私は大村毛近所のコインパーキングで寝る!!

せっかく高い金出して家買ってそれを引っぱってツアーしてるのだから(キャンピングカーこと「ファンキーの動く城」のこと)、自分ちで寝るわい!!というわけである。

その日は一番近いコインパーキングが満車で、たまたま停めたところが知り合いである阪本医院の裏だった。
大村はんが連絡を取ってくれて次の日にちょっと見てもらったら・・・

病名は「頚椎症性神経根症」・・・

わかり易く言うと、歳を取ると、首の骨「頸椎」が変形して来て、尖った部分で神経を圧迫、それで肩こりや手の痺れなどが起こると言うことだ・・・

かく言う阪本先生もこれを患っていて、大村はんも10年前にこれを患っていて今だに薬を飲み続けているそうだ。

そしたらその日、二井原から突然メールが来た。
昨夜私が夢枕に立ったそうで、しかも私が病気で倒れている夢だったということで、心配してメールをくれたのだ。

ここ数日、寝てても苦しいので、それで魂は二井原んとこまで飛んで行ったんやなぁ・・・と事情を説明すると、なんと二井原も昔病院行ったらこの病だと言われたとのこと!(◎_◎;)

もう「老人病」やな・・・(>_<)

ワシらみんな還暦越して、今から戦ってゆくのは世界平和でも何でもない!!!・・・老人病・・・(笑)

医者から言われたのは「痛いのに我慢するな」ということ。
首をこっちに傾けたら楽だったら楽な方を選びなさい。
温めて楽だったらどんどん風呂にでも何にでも入りなさい。

つまり「好きにわがままに生きろ」ということやな(笑)


それから数日、やはり辛い!!
阪本先生に言ったら、神経を和らげる薬をくれた。

但し、これはとても強い薬で、気分が悪いとか目眩がするとか副作用があったらすぐにやめるように、と。
そして眠くなったりするので昼間は飲まず、就寝前に飲め、と。

強い薬とか生まれてこのかた飲んだことないので、処方はほんの少しだけ処方してくれたのだが、これを飲むと寝る寝る・・・

結局、昼間もずーっと寝たきり(笑)

いや〜寝るというのはその間に身体を一生懸命修復してるということで無茶な人生を歩んで来た私の身体にはすこぶる良いことである。

数日、寝ては起きてライブをやり、また次の日のライブまで寝たきりの生活をしてたらだいぶ良くなった。

ところが1日だけドラムのライブがあったので叩いてみると・・・

実はこれ、肩に激痛が走りながらドラムを叩いている・・・

その分、無理なフレーズとかは叩かず、無難にまとめるしかないので、結果「いいソロ」と言われてはいるものの、私が叩きながら不安になったのは・・・

この状態でX.Y.Z.→Aのライブは叩けん(>_<)・・・

・2020年3月25日(水) 愛知 名古屋 ell.FITSALL
 OPEN 18:30 / START 19:00
 (問)会場 052-201-5004

・2020年3月26日(木) 大阪 梅田 Shangri-La
 OPEN 18:30 / START 19:00
 (問)夢番地 06-6341-3525

・2020年3月29日(日) 東京 渋谷 Star lounge
 OPEN 16:30 / START 17:00
 (問)会場 03-6277-5373

「ドラムが叩けなくなったら腹掻っ捌いて自害する」
と侍みたいなことを豪語して来たので、こりゃほんまにこの人生終わってしまいかねない(笑)

ということで、3月までに何としてでもこの病気を治さねばならない・・・

と言っても最悪では頸椎を削る手術とかはあるらしいが、幸いなのか不幸なのかそこまで悪くはなってない。

あとはこの神経の腫れが引くまで気長に待つしかないのだ・・・

薬は阪本先生と相談して、もうやめた。
あとは痛ければ湿布をしたり、暖かくして「療養」するしかない。

要は「痛いことをするな!!楽なことをしろ!!」
つまり「楽に楽しく生きろ!!」ということである・・・得意!!(笑)

幸い、コロナウィルス騒ぎで、旧正月が過ぎても中国では仕事がない。
つまり中国の仕事がメインである私は「失業」状態・・・

ということで、「療養する」には一番いい時期である。

1ヶ月日本で温泉でも巡るか・・・いや!!温泉に入ってる時はいいが普段寒いのはヤダ!!

・・・ということで暖かいところに旅に出ることにした・・・

一応部屋があるカンボジアには一度行くが、陸路でタイとか、マッサージ代が安いところに行きたい・・・
1ヶ月間どれだけ安く色んなところに行けるか、バックパッカー人生の腕の見せ所である(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:09:35 | 固定リンク

2019年9月 7日

祝!柳家わさび真打ち昇進!!

Live Bar X.Y.Z.→Aに出演して下さってた柳家わさびさん、

WasabiLive.JPG

当時二ツ目だったのがついに真打ち昇進!!
というわけでその披露パーティーに花を添えてくれとメールが来た。

何やら「一番太鼓」というのが落語の世界ではあるらしく、
オープニングで叩くこの「一番太鼓」をドラムセットでやってくれということらしい・・・

資料が送られて来たが全くようわからん・・・(笑)

まあ何とかなるでしょうとお受けしたのだが、
その後、色々と本格的なやり取りが始まり、さっぱりわからん(>_<)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おしまいに、二点ご相談なのですが、
口上の際にお召し頂きます
黒紋付を御用意させて頂きたいのですが、
身長と胴回りをお教え頂く事は可能でしょうか?

また、一番太鼓の際に黒紋付きで演奏して頂けますと盛り上がるかと思いまして
そちらの黒紋付は、いくら動いて頂きましても
大丈夫なものをご用意させて頂こうと思うのですが、いかがでしょうか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この「口上」っつうのがようわからんが、
まあ「黒紋付」とやらでドラムを叩けということやな・・・

まあ別に曲を演奏するわけじゃないし、少々叩きにくい服であろうがドラムソロなら大丈夫であろう・・・

「足袋のサイズ」まで聞かれたが、まあ足袋だろうが裸足だろうがやれと言われればやりますとも!!(笑)

かくして本番当日!!
X.Y.Z.→Aのツーバスフルセットを持ち込むわけにもいかんので、
とりあえず久しぶりに「リズムトラベラー」を引っ張り出して来てキャンピングカーに積む・・・

久しぶりなので自分で書いた説明書を読みながら組み立てを始める・・・


ふむふむそうなのね・・・と組みながら最後の1行を見て驚愕!(◎_◎;)
「ツインペダルとシンバルを忘れず持って行く」・・・って、見事に忘れましたがな(>_<)

会場は神保町、娘に八王子まで取りに行ってもらえば本番には間に合うかもわからんが、何とかならんか〜誰かから借りられんか〜・・・

と色々頭を働かせたところ思い出したのがイシバシ楽器!!
確か上海のイシバシ楽器でお世話になった時、その担当者のDさんが日本に帰っておられたはず・・・

というわけで中国での連絡方式「WeChat」にて久しぶりに連絡してみると、
Dさん自身はもう大阪に転勤だそうで、東京の支店を紹介してくれた・・・

もうね、イシバシ楽器最高!!今後は楽器を買うなら(Pearl楽器のモニターなのでドラムはあんまり買わんけど)、もうイシバシ楽器以外では書いません!!(キッパリ)

というわけでようやくセットを組み終わる。

何という違和感!!何という場違い感!!(笑)

用意されたという衣装を見てまたびっくり!!

「末」の紋が・・・!(◎_◎;)

早速袖を通してみる・・・

ええんか?ええんかこんなんで?!(笑)

まあドラムを叩くぶんには「プロ」なのだから問題ない。
しかし進行表を見ると・・・

この「口上'」とやらに「並び」まであるん?・・・

ひょっとしてこのドラマーの私が、紋付袴着てこのプロの噺家たちと一緒に高座に上がれと?!(◎_◎;)

勘弁して下さいよ〜・・・と思ってたのだが、
このプロの噺家のお師匠たち、楽屋でも本当によくしてくれて本当にいい人たち・・・

そうそうたるメンバーです!! - Spherical Image - RICOH THETA

もう今更「やりません」とも言えないのでお師匠たちの胸を借りることにしました・・・

というわけで本番!!まずはオープニングの一番太鼓!!















スタッフに聞くところによると、
「何を叩くか」というのはそんなに大事ではなく、
最後にバチを交差させて「大入り」の「入」の字を描くところが大事らしく、
それではということで「大入」と二つの字をスティックで書いてやろう、
と思い立ち、客席の目線でこのように読めるということは、こちらからでは反対に映るように書く書き順も練習・・・

これが一番この日練習したこと(笑)

無事に一番太鼓終了!!
しばらく待ってからこの「口上」・・・これが一番緊張した(>_<)

まずね、正座が出来ない(>_<)

・・・ということで尻の下に台を置いてもらってるのだが、
それでも足が痺れてどうにもならん(>_<)

むっちゃモジモジしながら何とかやり遂げました!!

大御所に混じって私にも振られたのだけれども、
わさびさんとのエピソード・・・

Live Bar X.Y.Z.→Aの5階でわさびさん、6階で誰だかロックバンドがやっていた時の話・・・

「わさびさん、ちょっと6階行ってバンドの1部と2部の間に一席やって下さいな」
と思い付きでそう言ったところ、
「そりゃもう、お代を頂けるのでしたらどんなところででも・・・」

「じゃあ投げ銭で・・・」
ということになったのだが、私が心配したのは、果たして「ロック」を聞きに来たような客が1部の余韻に浸って2部の始まりを待っている間に落語などを聞いておひねりを投げるかということである。

まあもしも誰もおひねりを投げなかったら私が個人的に払ってあげよう・・・などと思っていたのだが・・・

蓋を開けてみたらわさびさんのもらったおひねり、ミュージシャンのその日の実入りより大きかった!(◎_◎;)

ちょっとカチン・・・(笑)

まあそんな話を、面白おかしく喋る技術もないので普通に喋ったのだが、
さすが「笑いに来ているお客さん」、非常に暖かく笑って下さって、
痺れる足を引きずって無事に高座を降りることが出来ました!<(_ _)>

いや〜いい経験が出来た!!
おそらくもう二度とこんな経験はないだろう(笑)

兎にも角にもわさびさん、真打昇進おめでとう!!
今後のご活躍をお祈りしております!!

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2019年8月10日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2019

今年で6年目の開催となったこのサマードラムスクール、
今回は中国での開催はなく、日本のみとなりました。

中国からのご一行は、成田着、羽田着と別れてしまったので、
成田には今回のキーボード講師よーしーずこと渋谷有希子、
羽田には娘の運転するキャンピングカーで迎えに行ってもらい、
私は初の電車での会場入りとなりました。

八王子駅で受講者のペンギンさんとばったり会い、
乗り換え駅ではギターの岡崎はんとばったり・・・

そりゃ便数も少ないから同じ時間に集合やと同じ便に乗ることになるわのう・・・

さてと、サマードラムスクールの会場へ向かふ・・・って電車に乗ったら岡崎はんとペンギンさんに遭遇!(◎_◎;)まあ便数少ないからな、集合時間一緒やったら必然的に同じ電車になるわな・・・っつうことはまだ会ってないえとーさんて((((;゚Д゚))))))) - Spherical Image - RICOH THETA

ということは毎年何か「おいた」をするえとーさん!!
同じ便に乗ってないとしたらまた遅刻(>_<)
最後の乗り換えである外房線に乗ってなければ遅刻決定なので全ての車両を見に行ったら・・・

まあこのまま寝過ごしてくれたら今年で6回連続の「おいた」!!
・・・と思ってたらちゃんと起きて全員駅集合・・・残念(笑)

会場に着いてセッティング開始!!
まずは中国のPearlの代理店「中音公司」が作ってくれた横断幕・・・
「8メートルがいい?10メートルがいい?」
と言われていたので、
「値段が同じなら大きい方」
と答えてたら、10メートルって結構大きいのね・・・ギリギリでした。

いつもの校長のドラムセット!!

RebellioN賀川くんのセット!!

シンバルスタンドの新兵器!!


生徒用のセットもセッティングします!!

特筆すべきはえとーさんの最新セット!!

いや〜なんかムカムカするぐらいカッコええわ〜(>_<)

というわけで今年は何やらムカムカしながらサマドラ開始!!
初日はいつものように講師陣による模範演奏!!

以下がこの日の演奏メニューを演奏メンバーに送ったメッセージ!!


7月26日初日演奏曲

最初に岡崎和佐田えとーでもやりまひょか〜

そして衛藤さんコーナー
お気楽にいこう
(和佐田、岡崎、ドラム叩きながらえとーさんが歌う?)
音源:https://www.dropbox.com/s/7em7jqkjbw3qwt7/OkirakuClick.mp3?dl=0
譜面:https://www.dropbox.com/s/tc8p7nlnq36f2q3/OkirakuChord.pdf?dl=0

黄金色した憎いヤツ
(和佐田、岡崎、ドラムはどうする?)

末吉コーナー
HongWuXieAm(和佐田、ユッコ、岡崎、歌は中国人ゲスト)
音源(Bn):https://www.dropbox.com/s/9cop1qgp6c8qz0l/HongWuXie.m4a?dl=0
譜面(Am):https://www.dropbox.com/s/f0rv06bt0xa4d7b/HongWuXieAm%20-%20Score.pdf?dl=0
HongWuXieラテン(岡崎、ベースと歌はユッコちゃん)
音源:https://www.dropbox.com/s/msbcye3fqg2o0aj/3384.MP4?dl=0
譜面:https://www.dropbox.com/s/j4tdehhbtns2whd/HongWuXieGm%20-%20Score.pdf?dl=0
生徒が弾けるようになったら鍵盤バージョンでやりましょう。

子供クラス
QinNiYiKou(岡崎、和佐田、末吉、賀川君はタムで参加して〜歌はユッコちゃん歌える?)
音源:https://www.dropbox.com/s/0ynthmat2jc675p/QinNiYiKouLive.m4a?dl=0
譜面:https://www.dropbox.com/s/ds6up3u4logehcs/QInNiYiKou%20-%20Score.pdf?dl=0
子供クラスは人手不足ゆええりが頑張って教えて下さい。

リベリオンコーナー
Get the Dream
(ベースは和佐田さん?ユッコちゃん?)
音源:https://www.dropbox.com/s/6y8rhzjem1kejy8/Get%20the%20Dreams.mp3?dl=0
譜面:https://www.dropbox.com/s/utpcvxss35p4naj/Get%20the%20DreamsCord.pdf?dl=0

サマドラのテーマ
(キーボードはユッコちゃん?ベースは?)
音源:https://www.dropbox.com/s/45u99x2m9n8gd9x/ThemeOfDrumCamp20180507.mp3?dl=0
キーボード譜面:https://www.dropbox.com/s/mk6z7rpbw34h1b2/ThemeOfSummerDrumCampKeyboardScore.pdf?dl=0
ギター譜面:https://www.dropbox.com/s/k1anv6coavx5pkr/ThemeOfSummerDrumCampGtScore.pdf?dl=0
ベース譜面:https://www.dropbox.com/s/wra77xxnkfgxx6o/ThemeOfSummerCampBassScore.pdf?dl=0


実は今年はカンボジアからくっくまバンドが参加するということで、
彼らが演奏している「赤い靴」こと「红舞鞋」を課題曲に選んだのだが、
残念ながら来日が叶わなくなってしまったため、
杭州から来たMisty先生が歌の先生もやっているということでこの曲の歌をお願いした。

おかげで直前でキーが変わったが、奇しくもよーしーずと同じキーだったので、
ラテンバージョンで演奏する場合もキーが変わらなくて済んだ。

そうそう、そう言えば布衣楽隊のLaoWuとギターの田端翔が参加出来なくなり、
その告知を参加者にするのを今の今まで忘れてました(>_<)

近代化されたと言われている中国でもドタキャンは多く、
色々ご迷惑をおかけしてどうもすみません!!m(_ _)m

今回は写真を撮り忘れたので受講者のSNSから失礼m(_ _)m

ベース教室!!

ピアノ教室!!

2日目にはベース講師の和佐田と私が還暦ということで皆さんで祝って下さいました!!

ところでこのサマードラムスクール、毎年台風に見舞われるのですが・・・

今年は台風さんも何とかギリギリ避けて下さったようで、
念願の海水浴にも行けました〜!!

何故「念願」かと言うと、
あの広い中国には海に面してない街がたくさんあり、
特に内陸から参加した子供達の中には「海を見たことない」という子供もいたりします。
青島とかの海水浴場は汚いし激混みで、せっかくこの会場は海沿いなのだから近くの海水浴場で泳がせてあげたいのよねぇ〜・・・・

こうして文化も民族も違う子供たちが、言葉も通じないのに一緒に遊ぶというのも、このドラムスクールの大きな目的のひとつです。

今こんな世の中にしてしまったのは全て大人たち。
彼らの時代には、彼らの手によってもっといい世の中にして欲しい・・・これが校長の願いです・・・

と言ってビールを飲む(笑)

楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまうもので、もう最終日!!

この最後の発表会の後に私は目撃したのです!!

子供達は修学旅行よろしく真夜中にスタジオでトランプをしたりゲームをしたり盛り上がってたのですが、
年寄りの私が早起きでコンビニに車を走らせようとすると・・・

日本語しか喋れない子供と中国語しか喋れない子供が連れ添って朝の散歩をしとる(笑)

恐らく徹夜で遊んで朝方散歩に出たんやろうな・・・
お前らどうやってコミュニケーション取ってんの?(笑)

子供は不思議である。
大人になったら「喋れなくて恥ずかしい」とか、「通じなくて悪い」とか、
色んな気持ちが交差して、お互いが知らず知らずのうちにお互いに壁を作って・・・
それを子供達は魔法のようにすり抜ける・・・

世界平和もこのように成し遂げられたらいいな、と校長先生は思うぞ・・・


子供達は寝てなくても元気!!
でもえとー副校長は飲み過ぎでまた声が出ず、
よーしーず先生は疲れてたのか帰りにちょっとオカマ掘り事故〜
(幸い怪我人はなし)

まあでも何とか大きな事故もなく無事に終了しました!!

(祭りの後の寂しさ・・・)

ちなみに赤いドラムセットだけがケースに入ってないということは、
またえとー先生は起きられなくて片付けられなかったということです(笑)

相変わらずのオチでしたが、今年も無事終了!!

来年はこの会場近くの海がオリンピックのサーフィンの競技場になるため、
まあ交通機関は麻痺するだろうということで他の会場を探してます。

まだ未定だけど、末吉が香川県アンバサダー(つまり親善大使)に選ばれたことを記念して香川県の会場もいいかなと思ってます。

決まり次第またお伝えします〜
来年も奮ってご参加を〜

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2019年4月29日

ハクビシンとの戦い

私が中国で労働ビザと戦っている間に、
日本は八王子にて新たな戦いが始まっていた・・・

「パパぁ〜天井裏にハクビシンが住み着いたみたい・・・」

!(◎_◎;)・・・さすが八王子・・・(>_<)

写真が送られて来たが、どうやらこの部分に穴が開いていて、
そこからハクビシンが侵入して来て天井裏でガサゴソいってるらしい・・・

「ハクビシンは美味しいらしいっすよ」
とバーべQ好きの隣の仮谷さん。

調べてみると・・・

「中国南部では、広東料理、広西料理、雲南料理、安徽料理などの食材として煮込み料理などに用いられている。独特の臭みがあるため、ニンニク、醤油などを用い、濃厚な味にするのが普通。」

捕まえて食うか!!!(笑)

しかし写真を見てみると・・・

か、か、可愛い・・・無理!!(>_<)

「飼えばいいではないか!!」
と思ってみるも、更に調べてみると・・・

「日本ではトウモロコシ・カキ・ブドウ・ミカンなどの畑作物・果樹などを食害する害獣とみなされることもある」

・・・とそれより、

「このほか、民家の屋根裏に棲み着き、足音による騒音や糞尿による悪臭で、生活被害をもたらす事もある」

・・・と、これが問題(>_<)

後に発見される天井裏の糞尿・・・

しゃーないなぁ〜・・・というわけで駆除のお願いをすべく、ネットで業者を探す・・・

そのうちのひとつが見積もりに来てくれるということになったが、
「建物の所有者自身がおられないとダメ」
ということらしい!(◎_◎;)

しゃーないなぁ〜・・・というわけで帰国のタイミングで業者に来てもらう・・・

「所有者ですけど、何か同意書にサインとかしたりするんですか?」

所有者がいなけれダメだと言うのだから所有者である証明とか必要か?
とか色々心配をしてたのだが、
「いえ、別に何も要りません」

おいおい!!お前がワシがおらないかんと言うからわざわざ帰国して来たんやぞ!!
それやったら別にワシがおらんでもええやん!!

何じゃそれ!!
・・・ワシはもうカチンと来て、相変わらずの日本の「役に立たないマニュアル社会」に嫌気がさす・・・

だいたい「所有者の許可が必要」という「仕事」をちゃんと遂行するのなら、
ワシが所有者である証明を提出させるべきである。

「そうまでしなくても」と言うなら、そもそもワシを海外から呼びつける必要はない!!
もっとちゃんとしたいなら委任状か何かを提出させればそれですむのでは?

どっちにしてもちゃんとしてない。
つまりは自分たちが楽をするために顧客に手間を取らせている。
これが「プロ」の仕事か?!!(怒)

「これは足場組まなきゃなりませんので100万以上はかかりますねぇ・・・」

あのね、中国の労働ビザなら幾らかかろうと、ワシのビザがなければ困る音楽業界の人はなんぼでもおるんやから幾らでも金貸してくれる(笑)。
でもうちの天井裏にハクビシンがいて困る日本の業界人はいないわけで、
それより何より日本の音楽業界でワシに100万も貸してくれる金持ちはおらん!!(キッパリ)

だいたいこのように「仕事の出来ん」業者の出した見積もりを信用出来るか?!!
早々にお引き取り頂いた・・・


その後、八王子には記録的な暴風雨が来たらしく、
それを境にハクビシンさんはお引越しをなされたのか足音は鳴り止んだということでしばらく忘れていたのだが、ここに来てまたガサゴソと足音が復帰・・・

お帰りになられたのか(>_<)

さてどうするべきか・・・
糞尿被害が怖いので早々に駆除と穴とかの修繕をせねばならんのだが・・・

金がない!!(>_<)

そうだ!!困った時には「正義の味方」を呼べば良い!!
聞けばうちでレコーディングしたことがある「ぱんちょマン」が、世界平和のために歌を歌うかたわら、世を偲ぶ仮の姿として(笑)「つくろい」という会社をやっているらしく、
世界平和のためならきっと金銭的にも無理を聞いてくれるはずだぞ!!・・・


・・・というわけで時空を超えて小田原から飛んで来てくれて見積もり・・・やっぱ100万超え(>_<)

しゃーないなぁ〜・・・何とか月賦にしてくれんかと頼み込み、作業開始!!

いや、これハンパなく本格的・・・こりゃ100万超えるわ・・・!(◎_◎;)

問題は、キャンピングカーのローンもあるし、どうやって金を払うか・・・

「日本の皆さん、ワシに仕事下さい!!」
とか言ったところで日本におらんのやから日本の仕事出来ん(>_<)

かと言って、支払いを待ってもらえば待ってもらうほど今度はぱんちょマンの生活を脅かすことになる・・・

うーむ・・・

そうだ!!とりあえず日本の皆さん、ぱんちょマンに仕事下さい!!
ええ歌歌いまっせ〜

もしくは世を偲ぶ仮の姿(素顔晒してるから世を忍んでないやん!!)の「つくろい」にもお仕事下さい〜

それで持ちこたえてもらってる間にワシも何とか金稼がねば・・・(>_<)

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2018年10月24日

「権利商売」はその先にある!!

「日本の音楽が危ない」第2弾としてこんなプロジェクトを立ち上げた。

「新しいビジネスモデル」と言われたってピンと来ない人が多いだろう。
まずは笑い話としてこのブログ記事を読んで頂きたい。

「笑い話」と言ったのは、中国ももうこのような時代ではないからである。
ナン億元も持ち逃げしたこの人は、
身分証がなければ飛行機にも列車にも乗れず、全国どこのホテルにも泊まれないこの国で、今はどのように暮らしてるのだろうと想いを馳せるばかりである。

さてこの笑い話を受けての反応は下記に大きく分かれると思う。

1、これだから・・・1円でもお金をもらえなきゃ着メロなんかに使わせないぞ
2、羨ましい・・・タダでいいから自分の曲も使ってもらいたい

おそらく日本人は「1」の人が多く、逆に中国人は圧倒的に「2」だろうと思う。

なにせ、このおかげで布衣は今や、
全中国をツアーで廻れる動員数を誇れるバンドのひとつにのし上がったであるから・・・

今ではこの曲は色んな映画に使われたりして、使用料が布衣を通して私のところに振り込まれたりする・・・
「権利商売」は実はこの笑い話のもっとその先にあったのである。


さて今度は日本のお話・・・

私はドラマーであるが作曲家でもある。
中国では基本、楽曲は「買取」で、書いたその場で「報酬」として現金がもらえる。

日本では「印税」というシステムで、書いた時点では一銭ももらえず、
後に売れた分だけの「印税」がもらえる・・・ことになっている。

しかし書いた楽曲が大ヒットすることって果たして何万曲に1曲の確率なの?・・・

私は運よく「Runnner」というヒット曲に恵まれたが、
この記事のように、今は出版社の意向で、JASRACからCM部分の管理を外されている。

例えば1000万円のCM使用のオファーが来たとして、
JASRACはそれを右から左へ出版社に振るだけで250万円の手数料を得る。

「濡れ手に粟」である。

「いちいち許諾先に連絡するのは面倒でしょ?うちが一括管理をしましょう」
などという考え方は、このITが進んで世の中でもはや化石なのでは?・・・

今の世の中、CMに使おうというような有名曲の許諾先を探すなんていとも簡単な作業である。
JASRACに250万払うぐらいだったら出版社自ら直接やって、そのぶん権利者みんなで分けましょ!!
これが出版社の意図だと思う。

そして実際にそうなった今、私の場合はRunnerのCM使用料だけが出版社から直接振り込まれることとなる。

今色んな楽曲をJASRACから引き上げているところだが、
私はだいたい200曲近い楽曲をJASRACに預けていた。

Runner以外の曲は今まで通りJASRACから振り込まれるのだが、
前回JASRACから振り込まれた印税額はなんと25円!(◎_◎;)

「リゾ・ラバ」などのヒット曲も含む200曲近い印税の合計額が、たったの25円!!(大笑)

これこそがこの国の「権利ビジネス」の成れの果て!!
我々日本の音楽家たちはこんなものにしがみ付いて生きているのですぞ!!

(注釈:こんなことを書くと、「JASRACが操作して末吉の印税をわざと少なくしている」と言う人が多いだろうが、それをやることは大きな「犯罪」なのでここではそんなことはないという前提で話を進めます)


さてこのプロジェクト
100万円もあればアルバム1枚ぐらいは作れるだろうということで目標額をこのぐらいに設定しているのだが、決して「これで儲けよう」ということではない。
「ビジネスモデル」は他にあるのである。

例えば中国。
日本語版が完成したらそれを持って、私はとある私の大切な友人である女性歌手を訪ねてゆく。
彼女にこのアルバムの中国語版を歌ってもらうのである。

決して「売り込みに行く」わけではない。
「これ、あげるから歌ってよ」
というわけである。

「楽曲さえ気に入ってもらえば」という大前提だが、
タダでオケのデータ全部もらえると言うのだから断るわけはない。

そして彼女が歌えばこのアルバムは必ずヒットする。
そしたらそれこそ「桶屋が儲かる」・・・

なにせ
「美人とは金が稼げることなんだぞ(関連ネタ)」
という国である、「有名になる」ということはそれだけで「お金になる」ということなのである。

分かりやすく言うと、
このアルバムが中国でヒットすれば私の作家としての価値はまた上がり、
日本で言う「買取額」に当たる「報酬」がまた上がるのだ。

ちなみに中国ではもう今は「使用権」の買取であり、
楽曲の「権利」はそのまま作家に残る。
(通常そのような契約を結ぶという意味)

他の歌手がカバーしたい場合、また映画音楽やCMなどで使いたい場合は、
権利を持っている私自身にお金を払わねばならない・・・

そう、まさしく「権利ビジネス」はその先にあるのである!!

もちろんJASRACのような団体は必要ない。
そんなものなんかなくても、今の世の中、歌手に聞いたり発売元に聞いたりして、私の連絡先を調べるなんて簡単なことなのである。


さて日本・・・

前述の通り「作曲」という仕事で「報酬」は支払ってくれない。
必ずJASRACなどの団体に権利を譲渡してガチガチにされて初めて発売。
最終的にいくら入るかは出してみないとわからない。

そして自分の曲を自分で使おうとしてもJASRACなどに必ず許諾が必要である。

私は前回のツアーで「お持ち帰りCD」と銘打ってその日のライブの音源をその場で売ろうと画策した。
JASRACは裁判の中でも
「この楽曲はお前の楽曲ではない。JASRACに委託しているのだからJASRACの楽曲である」
という理論を声高に叫んだので、自分の楽曲であろうがJASRACに許諾申請をする。

ところがこの手続きがあまりに煩雑過ぎて、3枚売ったところでもう諦めた(>_<)

あとで徴収が来たので19円支払ったが、
自分の曲を自分で使って金を払うというのはまだいい。

(煩雑過ぎて)「自由に使えない」ことが一番の問題なのである。

また私は、毎年「サマードラムスクール」を開催しているが、
JASRACが音楽教室相手に徴収を始めて訴訟にまで発展しているので、
このドラム教室では自分の楽曲でもJASRAC管理楽曲は教材に使うわけにはいかない。

このため、もう色々な楽曲をJASRACから引き上げる作業をしているのだが、
ここに「JASRAC信託会員」というご無体な契約がある。

私はもう契約解除したが、
共作者がこの会員契約を結んでたらもうにっちもさっちもいかない(>_<)

当時はJASRACしか団体がなかったので気にしなかったのだが、
これは実はとんでもない契約なのである。

なにせこの契約、
「あなたが作った曲は、それを作った瞬間から未来永劫JASRACのものですよ」
というもの・・・

私も含め、多くの音楽家は当時、
「その方が得ですよ」
と言われてあまり考えずにこの契約を結んでいるので、
人によってはもう忘れてしまっている人も多い。

この契約があるとどうなるか・・・

まずこのプロジェクトのように
「自由に歌って、使って欲しい」
ということなど夢物語である。

なにせ、
「お前の作った曲は作ったその瞬間からお前のものではない。JASRACのもの」
なのだ。
「自由に使って欲しいなどという権利はお前にはない!!」
ということである。

このプロジェクトはクメール語(カンボジアの言語)に訳して、くっくま孤児院の子供たちに歌ってもらうことになっている。
(関連記事はこちら

この子たちのオリジナルアルバムの前に、このこのプロジェクトのクメール語バージョンを歌ってもらって、
その後この子たちがライブの時に販売出来る「商品」にして欲しいと考えているからだ。

カンボジアは外国だからJASRACは手が出せないが、
もし私がまだJASRAC会員で、この孤児院が日本の孤児院だったとしたら・・・

JASRACは地獄の底までこの著作権料を徴収しに来るだろう・・・
「孤児であるこの子達の為に・・・」というこのプロジェクトはその時点で頓挫しただろう・・・


さて「もしも」の話ばかり言ってても始まらない。
日本の多くの音楽家、特に自分の楽曲を自分で演奏、歌唱している音楽家のことを考えてもらいたい。

「大手レコード会社と契約=プロ」という図式が崩れ去って久しいこの国の音楽界で、
そういう人たちが自分の楽曲をJASRACに預け、
そして自分でレコードを作って、自分で演奏、歌唱して、自分でお金を払う。

そう、まるで「みかじめ」のように・・・

印税には「一次使用料」と「二次使用料」というのがあるが、
大手レコード会社に所属して鳴り物入りでデビューでもしない限り、
多くのシンガーソングライター達がJASRACと契約すると、
レコードを出したりの「一次使用料」は自分で支払うという現状が多いだろう・・・

そして実際に収入が大きいのが「二次使用料」である。

ヒットすればカラオケで多く歌われたり、ラジオやテレビで放送されたり・・・
そして一番大きな収入が「CM」!!

そして私個人の現状ではCM以外は25円!!(笑)

音楽家の皆さん、こんな現実を見るに、最初っからJASRACに楽曲を預ける必要ある?・・・
もっと売れて来て、ラジオなどでガンガン放送され出してから契約したっていいのではないの?・・・


さて最初の質問、この笑い話を受けての反応・・・

1、これだから・・・1円でもお金をもらえなきゃ着メロなんかに使わせないぞ
2、羨ましい・・・タダでいいから自分の曲も使ってもらいたい

「1」の人・・・
「俺の曲使いたかったら金よこせ!!」
これって今の時代、よっぽど偉い人しか言えないよね・・・

私を含め、大抵の人は「タダでもいいからどんどん使って宣伝して欲しい」と思うんじゃないかなぁ・・・

例えて言うと、
バンドも歌手も契約以前から事務所やレコード会社に対して高い条件を突きつけて、
それで「もういいや」と言われて結局デビュー出来ない、
みたいな例に似ているのではないかと思う。

「デビューした瞬間からすぐに大金を稼げると思うな!!」
である。
「大金はお前が売れた後にいくらでもついて来る!!」

楽曲も同じ、「権利商売」はその先にある!!のである。

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2018年9月27日

「おすし」肩慣らしライブ@八王子

和佐田の「いわし」に対抗して「おすし」というユニットを組んだ。

Wb.「お」大西慎吾
Dr.「す」Funky末吉
Pf.「し」進藤陽悟

まあいつもJazzをやる時に一緒にやっていたメンバーなのであるが、
今回は「Live Recordingツアー2018」と銘打って10月にツアーをやる。

10月15日(月)名古屋Breath
18:30開場、19:30開演
10月16日(火)大阪ケリーズ
18:00開場、19:30開演
10月17日(水)神戸萬屋宗兵衛
18:30開場、19:00開演
10月18日(木)京都RAG
18:00開場、19:30開演
10月19日(金)豊橋天水
18:00開場、19:00開演
10月20日(土)小田原カボス
18:30開場、19:00開演
10月22日(月)高田馬場音楽室DXワンマン
10月23日(火)高田馬場音楽室DXゲスト「いわし」+年末限定ユニット「しわす」
18:30開場、19:30開演

というスケジュールなのだが、
「Live Recording」というぐらいだからライブをレコーディングしてCDにする予定である。

「Jazzなんだから別に客席にマイク置いてステレオで録ったらそれでええんちゃうん!!」
と軽く考えてたら、初日の名古屋Breathでは一応マルチチャンネルで録音が出来るらしい・・・!(◎_◎;)

人間やっぱ「欲」が出るもんで、やはりここで一番いい演奏をしときたいと思うものであるが、そこはそうそう「初日に初日は出ない」(>_<)

「久しぶりだしどっかで一本肩慣らししとかない?・・・」
というわけで小屋を探した・・・

別に肩肘張ってやらなくてよい緩い感じの店・・・
あった!!八王子ぐるまま!!

ママさんがひとりでやっている素敵なお店で、
「肩慣らし」にはもって来いである。

・・・ところがこの店のHPにいつまで経ってもこのライブの詳細がUPされない!(◎_◎;)

忘れてるのかと思ってママさんに連絡をしてみた。
(ちなみにこのママさんも素敵な人なのだが、ちょっと天然が入っている(笑))

「ママさん、このスケジュール入ってる?HPにはUPされてないみたいやけど・・・」
「え?UPしていいんですか?」

!(◎_◎;)・・・なんでスケジュールUPしたらいかんみたいな状況があるの?・・・

「だってUPしたらJASRACが来るでしょ」

!(◎_◎;)・・・なんでワシがライブやったらJASRACが来るの?
いや、例え来たとしても、なんで来たら困るん?入場料ちゃんと払うんやからお客さんやん・・・

「UPするんですか?・・・いいですけど、そしたらご自分でJASRACにお金払って下さいよ。うちはもう全く余裕ありませんから」

!(◎_◎;)・・・お宅は包括契約で毎月お金払ってるんやから、なんでワシが出る時だけワシが自分で払わないかんの?
そもそもJASRACは裁判でも明らかになったけど出演者からの許諾申請は認めんし〜・・・

全くもって「風評被害」である(>_<)

「ママさんね、心配やったら直接JASRACに電話して聞いてみぃ〜、"ファンキー末吉がうちの店に出演するんですけど更にいくら払わなければならんですか?"って(笑)」

国際電話でとくとくと説明してやっと納得してくれたのかスケジュールが載ったようだ・・・

12(金)19時半オープン
Funky末吉アコースティックJAZZユニット「おすし」始動!!LiveRecordingツアー2018
Wb.「お」大西慎吾 Dr.「す」Funky末吉 Pf.「し」進藤陽悟
¥3500

まあママさんが悪いわけではない。
包括契約を結んだ時の担当者の説明が悪くて天然入ったママさんがずーっと勘違いしてただけのようなのだが・・・

おすしツアー20181012.jpg
                                   
このツアーでは「お持ち帰りCD」と称して、
来年にでも発売予定のCDアルバムとは別に、毎回のライブをレコーディングしてそのままCD-Rに焼いてその場で発売します。

前回「ファンキーはんと大村はん」のツアーで試しにやってみたのだけれども、
予想通りJASRAC管理楽曲が入ると手続きが相当めんどくさい(>_<)

ですので、もうJazzライブでやるような楽曲は出版社に無理言ってJASRACから引き上げました。
これらの楽曲は当分の間著作権フリーです!!どんどんカバーして下さい〜

Dream Express
ろう君の初恋
炎の靴
Everything is from the sea
Canal Street Samba

Jazz曲って人にカバーしてもらってなんぼやのに、
これだけガチガチに縛られて、
しかもCMや放送とかで使われない限り自分で使用するのに自分で「みかじめ」のようにお金を払うだけである。
万が一CMや放送で使われるようになってから別の著作権管理会社に登録したらええんちゃうん!!という考えである。

Jazzは同じ曲でも毎回演奏が違うので、
この「お持ち帰りCD」、後に発売されるCDアルバムとはまた違った価値が出るのではと期待しております。

「おすし」ツアー、まずこの「肩慣らしライブ」から是非お越し下さいませ〜

Posted by ファンキー末吉 at:04:08 | 固定リンク

2018年8月29日

東北5つの祭りを廻る

LaoWuが「日本の祭りとやらを見たい」と言うので、
ドラムスクール終わりにそのまま東北へと出発した。

目標はやはり日本最大のお祭りのひとつ、青森の「ねぶた祭り」である。

しかし八王子からいきなり青森まで走るのはさすがに遠い・・・
初日は福島の友人宅に泊めてもらい、次の日には盛岡の「さんさ踊り」を見ることにした。

太鼓の祭りとしては世界最大だとか・・・!(◎_◎;)

残念ながらドラマーとして飛び入りで太鼓叩く!!
・・・こともなく祭り初日は終了(笑)

次の日はいよいよ青森ねぶた祭り!!

前日の盛岡もこの青森も、実は祭りの初日だったということで、
心配されていた駐車場も簡単に停めることができ、
キャンピングカーなので宿も困ることはなかった。

でもねぇ・・・ツワモノがいたのよねぇ・・・

パレードが行われる通りは夜には通行止めになるんだけど、
その前に中に入ってパレード沿の駐車場にキャンピングカーを停めておく、
そうするとキャンピングカー、すなわち「自分の家」の中からパレードが見れるのよねぇ・・・!(◎_◎;)

まあ「次からはそうしよう」ということで、
ちょっと離れたところに車を停めたんだけど、
それでも「停められただけいいですよ」と地元の人。

またパレード沿のお店でビールを買ったらそこで座って見ることも出来た。
これ、「初日」だからこそ出来ることらしい・・・

「ねぶた」自体は非常に素晴らしいもので、
「作り手の魂」が入ったどデカい人形灯が動いて迫ってくるんだから物凄い!!

思わず涙が出て来るほど感動した・・・(涙)


さてここから1週間足らず「ねぶた祭り」は続くのだけれども、
中国人は一回見たらもう飽きてしまっている(笑)

そんなこんなで秋田の友人が、
「竿燈祭りにも来て下さいよ〜」
と言うので足を伸ばして行ってみたら、
これもまた素晴らしかった!!

最後には「体験コーナー」の時間があって、誰でも太鼓を叩けるという・・・

ここぞとばかりバチをもらって、
むっちゃ太鼓の上手い女の子がいたのでその子とセッション!!

いや〜楽しいぞ〜!!


そして秋田から南下して山形の「花笠まつり」!!

これまで見たお祭りは、大きな幹線道路を通行止めにして踊りを踊ったり太鼓を叩いたりしていたのが、山形では一方通行のそんなに大きくない通りで行われる。

派手好きの中国人には「ちょっと地味だなぁ」と感じたかも知れないが、
実は私はこの祭りが一番好きだった。

山形は美人が多い!!

また中国美人と違ってツンツンしてなくて、
ちょっと顔に恥じらいの表情がある東北美人が素晴らしい!!

そしてしこたま酔って、
知り合った外人と英語で喋ったりしてますます酔いが回り、
結局山形牛とかいっぱい食ったのに味を全く覚えとらん(>_<)

まあ来年も来よう!!来年もな!!

・・・というわけで最終地の仙台「七夕祭り」!!

ここではサンプラザ中野くんとニアミスだったが、
彼と会うために1日滞在を延ばすこともなくそのまま帰路につくのであった(笑)

というわけでLaoWuが「日本の祭りを見たい」と言ったことから、
ひょっとしたら一生見ることがなかったかもわからない東北のお祭りを堪能しました!!

心残りは五所川原の「たちねぶた祭り」が見れなかったことだが、まあ生きていればまたこうしてぶらっと祭りを見に来ることが出来るじゃろう・・・

来年もまた行こう!!(行くんかい!!(笑))

Posted by ファンキー末吉 at:09:49 | 固定リンク

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2018無事に終了!!

2014年から始まったこのサマードラムスクールも今年でもう5回目となりました。

初回はえとー先生は色々やらかして下さいました!!(>_<)

まずは最寄駅まで車で1時間以上かかるので送迎スケジュールを綿密に立てていたのに、列車に乗り遅れて遅刻(>_<)
送迎スケジュールをぐちゃぐちゃにしてしまっただけではなく、
夜な夜なの飲み会ではしゃぎ過ぎて声を枯らし、授業に支障をきたすだけではなく、最終日は二日酔いで起きて来れなくて終了式をすっぽかすという事態となりました。

2年目はさすがに深く反省されたようで「ほどほど」に・・・(笑)

3年目から中国でも開催されることになって、これが相当大きな規模だったのでびっくり!(◎_◎;)

初日の様子
2日目の様子
3日目の様子

その後、日中両国にて開催されるようになったのですが、
4年目である去年、またまたえとー先生がやって下さいました!!

修了式に来ないと思ったら時間を間違えて風呂に入っていた(>_<)

おかげで記念撮影がこんな風になってしまいました(笑)

今年はまた何かやらかしてくれるかなと思ってたら、
なんと逆に予定の列車より1時間早い列車に乗ってやって来て、
またまた送迎スケジュールぐちゃぐちゃ(>_<)

まあそれ以外は大きな「おいた」もなく、
何とか無事に終了することが出来ました!!\(^o^)/

今年はこのクラウドファンディングの作曲リターンにより、
「サマードラムスクールのテーマを作って欲しい」
ということとなり、その曲が歴代一番難度の高い「課題曲」となってしまいました。

リベリオン教室の生徒さん達、
皆さんよく頑張りました!!

そして今年は特に印象に残ったのは子供達の交流。

今年は何故か中国からの航空チケットがべらぼうに高く、
中国から参加した子供がひとりしかいなかったのですが、
彼の「リーダーシップ」が凄かった!(◎_◎;)

日本の子ども4人と、
言葉も全く通じないのにあっと言う間に仲良くなって毎日一緒に遊んでいた・・・

去年も日本の女の子(実際には日中のハーフなのだが)が、
これも全く言葉が通じないのに中国の子供とまるで兄弟のように仲良く遊んでいた・・・

その前までは「子供だから一緒に放り込んでおけば仲良くなるだろう」と思っていたのですが、残念ながらこのような強烈なリーダーシップをとる子供がいなかったため、あまり交流が深くなかったという印象です。

日中間は良くなったり悪くなったり・・・
この子達が大きくなって、
「おーい!!仲良くするぞ!!」
という強いリーダーシップで世界をもっと平和にして欲しいと思った今年のサマドラでした。

Posted by ファンキー末吉 at:06:09 | 固定リンク

2018年7月 8日

恩師との思い出

おい、宇多津町長の娘であり、玉木雄一郎議員を国会に送り込んだ元敏腕秘書のH女史、お前は人を集めるのが趣味かい!(笑)

四十九日終わって大阪に帰る前に、同級生から県会議員まで声をかけて「ファンキー末吉を囲む会」なるものを企画している(>_<)

「こいつ絶対ワシをどっかから出馬させようとしとるな(笑)」
と思いつつも
「ミュージシャンやっとる間は絶対に政治と宗教だけはやらんからな」
と言いながら出席させて頂いたら、なんと高校の時の恩師がいらしてくれていた。

宇多津町長の娘、玉木雄一郎議員を国会に送り込んだ元敏腕秘書のH女史、人を集めるのが趣味かい!(笑) 「ファンキー末吉を囲む会」に県会議員から同級生まで集まって、一番嬉しかったのが恩師の北条先生!! 今日も思わぬエピソードで目頭が熱くなりました!! 続きはブログに書こう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

御歳74歳、まだまだお元気で大手前高校で働いてらっしゃるというのでびっくりした。

私の通っていたこの大手前高校という学校は、香川県でも有数の進学校。
今ほど履修に関して厳しくなかった当時、
体育など受験に関係ない授業は全くなく、文化祭や修学旅行などもない、
それはもう「高校」というよりも「予備校」、
もっと言えば当時の気持ちとしては「監獄」だった。

まあこんな学校なのだから勉強して偉くなるヤツはなるし、
落ちこぼれてグレるヤツはグレる・・・

後者がこの私(笑)
そこに赴任して来た担任がこの恩師である。

後に奥さんからこの話を聞くことになるのだが、
実はそれまでエリートサラリーマンだった恩師、
当時流行ってた「われら青春」とかの学園ドラマを見て、
「俺は教師になる!!」
と言ってサラリーマンをやめた。

大きな夢と希望を抱いて最初に赴任して受け持ったクラスが、この私のクラス・・・

そこには毎回ドラマに登場する「落ちこぼれ」がいた・・・それが私(笑)

きっと
「こいつを立ち直らせることが自分が教師になった使命なのだ」
とか思ったのであろう、私にとってはとてつもなく「暑苦しくてうっとおしい」先生だった(笑)

今の時代だとこんなことも皆無なのかも知れないが、
「今度の日曜日にみんなで先生の家に遊びに行こう」
となって初めて先生のお宅にお邪魔した時、
奥さんが私の顔を見てこう言った。

「あんたが末吉くん?!!」・・・

上記のエピソードを語ってくれたのはその時である。
どうやら先生はいつも学校から帰ると私のことを話題に出してたようだ(笑)

「この子は決して悪い子じゃない。こんなにリーダーシップがあるんだから、この子さえもっといいようにクラスを導いてくれたらうちのクラスは最高のクラスになる」
とかこぼしていたようだ。

「こんな監獄のような学校で何が最高のクラスじゃい!」
と当時はそんなことを思ってたのを覚えている・・・

そして今日の再会の時に、
先生からまた新しいエピソードを語って下さって顔を赤らめた。

「当時若い国語の先生がいらっしゃったのよ。
その新米の先生をいじめるみたいな感じかなぁ・・・
終業ベルがなる5分前に突然生徒が「起立!!礼!!着席!!」と号令をかけて強制的に授業を終わらせる・・・
全員が一糸乱れずそれをする・・・そんなクラスだったんですよ・・・
後でその先生に「なんてクラスなんですか」とクレーム言われましてねぇ・・・(笑)」

はい、それ・・・私が号令かけてました<(_ _)>

そして次のこのエピソードは今までも色んなところで語って来たから有名だが・・・

リッチーブラックモア率いるレインボーが来日して広島でコンサートをやるというので、他の学校のバンド仲間と学校をサボって見に行った。

他の学校は自分で学校に電話して
「風邪ひいたんで休みます」
とでも言えばそれでよかったのだが、
うちの学校は厳しいので必ず折り返し学校から確認の電話が来る。

母が学校からの確認電話を受けた時には、
もうドラ息子達は鈍行列車と連絡船で広島に向かっていた。
当時のことだから携帯なんかありゃしないので連絡なんかつきやしない。

コンサート終わってまた鈍行列車と連絡船に乗って真夜中に帰って来たら、おふくろはカンカン!!
そして学校に行ったら案の定先生が私を手招きして「カウンセラー室」に呼ぶ。

このカウンセラー室は当時私専用と言ってもいいだろう、色んなことでいつも呼ばれてはここで説教されていた。

「昨日はウソまでついて学校休んで何をしてた」
熱血先生はこの日も説教する気マンマンである。

「レインボーのコンサート行ってました」
「何やそのレインボーっつうのは」
「ロックです」

そんなやり取りの後、先生はこう聞いた。
「勉強とそのロックとやらとどっちが大切だと思ってるんだ」

その時に私はこう答えた。
「勉強は明日頑張れば取り返せるけど、レインボーは今日を逃したらもう2度と見れない」

さて熱血先生、いつもだとここからが長いのだ・・・(笑)

しかしその時、ちょっと考えて先生はこう言った。
「そうか、わかった。じゃあ勉強の方も頑張れ!」

拍子抜けして呆気に取られている私を尻目に、先生はさっさとカウンセラー室を出て行った!(◎_◎;)

そして今日、先生は更にこんなことも語ってくれた。
「あの時に私は思ったのよ。こいつにとって今勉強より大切なものがある。
どんな生徒にも今、勉強よりも大切なことがあるんだなということがわかった。
教師としてあの時、私は末吉に大切なことを勉強させてもらったよ」

私はその話を聞いた時、涙が出そうになった。
「先生、そんなええもんとちゃうんです。単なる悪ガキの子供じみた言い逃れですから(号泣)」
そんな言葉を涙と共にビールに流し込んで飲み込んだ。

今、その「ロック」とやらで生計を立てているわけで、
それも相成ってこのエピソードは「伝説」になっているだけのことで、
先生は今日、こんなこともおっしゃってた。

「末吉は昔からバイタリティーがあった。
こいつは何をやっても生きていけるな、そう思ってたよ」

そうなのだ。
例えその後私が「ロック」とやらをやってなくても、
私は持ち前のバイタリティーとやらで何とかこの世の中を生き抜いて、
そしてこのエピソードはきっと自分の人生の中で、きっと同じように「伝説」となってただろう。

そう言えば、それより前か後か、
あまりに成績が悪くてまたこのカウンセラーに呼ばれた時にこんなことを言ったことも思い出した。

「大学になんか行くつもりはない。学校もやめてしまってもいい。
僕は大阪に行ってブルースをやるんです!」

当時は四国の片田舎は関西の文化圏、
関西では上田正樹やウエストロードブルースバンドを筆頭とする大ブルースムーブメントが吹き荒れてた。

東京なんてところに行くつもりなんかサラサラない。
梅田か難波か、キタとかミナミとか言われているまだ見ぬ素敵な街の、
場末のキャバレーかどっかでドラムを叩いて、
人生に疲れたブルースな女性と一緒になって、
それこそブルースの歌に出て来るようなブルースな人生を送る・・・
それが若き日の私の「夢」だった。

そう言えばその時にも先生は、怒るでもなくたしなめるでもなく、こう言った。

「そうか、でも別の人生もあるかも知れんということも考えておいた方がいいぞ」

その通り、別の人生もあった。
ニューヨークに行ってJazzをやるか、東京に行ってRockをやるか、
後には「大阪に行ってブルースをやる」という夢は、もう形を変えて別のものになってしまい、
そして東京を選んで今がある・・・

恩師とて後に私がこのような人生を送るようになるとは思ってなかっただろう。
ただ、恩師が言うように私はどんな職業についたとしても、きっと持ち前のバイタリティーとやらで何とかこんな風に生きて来てただろうと思う。

感謝すべきはそのバイタリティーを恩師は一度たりとも叩かなかったことである。

その「バイタリティー」だとか「リーダーシップ」とやらがいつもクラスを悪いように導く。
だけど恩師はそのことについて私を叱ったことがない。

ただただ家に帰ってはいつも奥さんに愚痴を言いながら
「どうすればよくなるんだろう」
などと悩んでいたのだ・・・(涙)

そう言えば先生の担当だった世界史が私はどうしてもダメで、
赤点で卒業すら危うかったのによく卒業出来たなぁと思う・・・

普通の学校だったら本当に留年してたかも知れないが、
ここにこの学校の「特殊性」がある。

当時商店の息子はその商店を継ぐのが暗黙の「常識」で、
私も家業だった中華料理屋「平和園」を継ぐであろうということで何も考えずに文系のクラスを選択していた。

しかしその実、文系の教科はどれもからきしダメで、
何故か数学だけはべらぼうないい点数を取ってた私に、
数学の比重が多い文系の大学ばかりを選んでくれたのはこの恩師である。

私の受ける大学は数IIIまで必要。
だが文系のクラスなので履修は数IIしかない。
数学の先生と相談して、
私だけ数学の授業は一番前の席で数IIIを自習、
数学の先生が他の生徒には数IIを教えながら時々私の自習を見る・・・

こんな型破りなことが出来たのも、
当時のこの学校が今ほど履修に厳しくなかったことと、
この学校が「大学に受かればそれでいい」というそんな「特殊」な学校だったからだろう。

「こんな学校だからこそ最高のクラスにするんだ」
と燃える熱血教師と、
「こんな学校だから俺は監獄の外でバンドをやる」
というこの生徒とは、
一見交わるところはないように見えて、
見事に当時の「青春学園ドラマ」のように、この落ちこぼれが恩師の指導によって立ち直ってゆく・・・

当時は「こんな最低な学校」と思ってたけど、
今思えばそんなことは決してない。

こんな学校だったからグレて「ロック」とやらを始めたわけだし、
こんな学校だったから自分なりに好きな教科だけいっぱい勉強して、
入口だけでも普通の人生を送ってみることが出来た。

だから「今」がある。

嬉しいかな恩師は私の「今」をよしとしてくれていることだ。
そしてそれは決して「成功したから」とかではない。

「末吉はやっぱり末吉だな」
そう思ってくれてることがこの落ちこぼれの生徒にとって何よりも嬉しいことなのである。

恩師にとっては一生忘れられない「最初に受け持ったクラス」であるが、
私たち生徒にとっても一生忘れられない高校生活である。

青春ドラマのように「最高の先生」と「最高のクラス」だったと思うぞ!!

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2018年7月 7日

母の四十九日

選んだように布衣のツアーの移動日に亡くなった母
四十九日もビッタシ例年恒例のはっつぁん祭りの翌日!!

娘と息子は先にキャンピングカーで出発し、
ワシはライブ終了後に夜バスでとりあえず神戸ぐらいまで行って、
着いたら車に合流して・・・

・・・とか考えてたらまず、
バスのチケットを1日間違えて取っていた(>_<)

楽屋ですぐさまキャンセル!!
・・・しかしそれ以前に関西四国地方は大雨で警報まで出ているそうではないか!!!(◎_◎;)

娘たちの車は高速の通行止めで苦戦ちう〜

翌朝新幹線で行こうと思ったが瀬戸大橋線が運休してて四国に渡れない(>_<)

こうなったら飛ぶか飛ばんかわからんが飛行機で行くしかない!!
・・・というわけで法事は15時からだが始発を予約!!

ライブ終わりでとりあえず蒲田まで行ってカプセルホテルで泊まる・・・

朝5時に起きて京急線で羽田へ〜
私の乗る便は飛ぶか飛ばないか7時の天候を見て決めるらしい・・・

結局「飛んでも降りられなかったら羽田まで引き返します」という条件の下離陸〜!!

高松はちょうどその時には雨はやんでたようで無事着陸〜
坂出までのリムジンバスに乗り込んで降りたところが元実家の前!(◎_◎;)

この実家の方は、両親が離婚して父親は家業の中華料理屋平和園、母親が当時借金だらけだった貸しビルをもらって、私は母の方についたのでふたつ目の実家ということになる。

やはり生まれ育った平和園が気になるので見に行ってみる・・・

そうそう、この3階が私の部屋で、まあいわゆる不良の溜まり場(笑)
ドラムセットからアンプから持ち込んで、
学校から帰ったらみんな集まって「ロック」なる「不良の音楽」を大音量で練習していた・・・

さすがに近所の人が「親の頭を疑います」と匿名でハガキを送って来て、
母がそれを無言で部屋のドアに貼り付けてたなぁ・・・(シミジミ)

商店街も散策してみたかったけど、
あいにくステージ衣装のまま、
つまり「Funky Sueyoshi」と大きく書いたFunkyTシャツで生まれ育った商店街を歩く勇気はない(笑)

迷惑をかけた近所の人に会わぬようそそくさとその場を後にした・・・


さて娘たちの方は何とか夜中に大村亭に着いたようだが、
あいにく四国に渡る橋はふたつとも通行止め!(◎_◎;)

もう四国に渡る手段はありませぬ・・・

まあ法事自体は喪主の私がいれば出来るのだが、
問題は遺影と喪服を車に積んで運んでもらっていることだ・・・

まあ遺影はどうあがいてももう仕方がない。
着替えがなくてもう臭くなってるのももう仕方がない(笑)

喪服がないのも仕方がないのだが、
FunkyTシャツはまあ黒だからいいとして、
この真っ赤な短パンはいかなるものか・・・(>_<)

お供え物を買いに、幼馴染の高木フルーツに行ったついでに、
「すまん、黒いジャージかなんか貸してくれんか〜」

・・・ってそう言えば親父の時にもここで黒い服を借りたのを思い出した(笑)

さてお供え物も買ったし、お花も買ったし、
納骨とやらもやるので線香などの墓参りグッズも買ったし、
時間通りにお寺に着いたらやはり誰も来ていない・・・

聞けば高知は橋が崩落したので高知からの親戚は来れない・・・

相変わらず本州から四国に渡るルートはないので他の親戚も来れない・・・

まあいい、賑やかにやることが目的ではない。
一般常識の欠如した親不孝なダメ息子が、ちゃんと四十九日っつうイベントをマネごとなりとも取り仕切ってやれればそれでいいのである。

住職さん、実は近所で崖崩れで人が亡くなったとかで、
色々忙しくて寝てないらしく読経するにも声が出ない(>_<)
・・・というわけで副住職さんの読経で法事が始まる・・・

まあいいのよ、住職さんであろうが副住職さんであろうが、
ワシがちゃんとここにいて一緒にお経を聞くことが大事なのである。

読経が終わったら納骨・・・
・・・って外はもう土砂降りの雨!(◎_◎;)

携帯の電源を入れると警報アラーム鳴りまくり!!

!(◎_◎;)・・・

「今日はちょっと納骨は無理ですねぇ・・・」
住職さんが明日責任持ってお骨をお墓に入れておいてくれるということでお寺を後にした。

今日はこちらで泊まって明日雨が小降りになったらまたお寺に行ってみよう・・・
問題は明後日大阪まで行けるかな(>_<)

それにしてもおふくろよ・・・よりによってこんな「ロック」な日を四十九日にせんでも・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:15:42 | 固定リンク

2018年6月 4日

母の葬式

親不孝な息子に散々苦労させられたはちきんの母は、育ててくれた孫たちに対しても
「音楽みたいなんやりよったらパパみたいになってしまうぞね」
と怒りよったし、
最近では50も過ぎた息子が見舞いに行っても
「髪の毛切りなさい」
と怒りよった・・・

ホームから「血圧が下がった」という連絡を受けた時には中国のツアー中で、
「もしもの時にはツアーに穴を開けるかも・・・」
と思ってましたが、
最後には私のスケジュールにびったし合わせるかのように、ハルビンから大連の移動日に息を引き取り、東京にて火葬、ツアー終了を待って高知にて骨葬をあげることが出来ました。

私は母の友人関係があまりよくわからないので、6月1日にお墓のある香川県から住職さんを呼んで読経してもらい、それから「三日三晩飲み続ける」という「高知式」で「偲ぶ会」をやらせて頂きました。

三日三晩やりよったらご近所の人も噂を聞きつけてやって来てくれるにかーらんと・・・

実際私が小さい頃に母の田舎で、葬式だったか結婚式だったか、一週間飲み続けているのを見たことがあります。

大の男が何人も酔い潰れている中、女達が大皿に乗った料理を片付け、残った料理をまた大皿に集めて出す、これが「皿鉢(さわち)料理」かと思った記憶があり、親戚でもある城西館から皿鉢料理をデリバリーして宴を始めました。

ふた晩飲み続けて最終日に香川県のお墓に納骨!!という予定だったのですが、住職さんの言うことには、
「四十九日をこのように前倒しにして納骨する場合もあるのですが、実際四十九日にはお時間がないんですか?」

こんなにハルビンから大連の移動日にぴったり合うだけでも奇跡なのに四十九日まで・・・と思って調べてみたら・・・

なんと見事にぽっかり空いていた・・・驚

ここまで完全にスケジュールを合わせてくれたのかと母の遺影に合掌・・・

両方の親を看取って初めて一人前になると申しますが、一応葬儀の片付けも終わって、ちょっと高知でのんびりしてから、役所の手続きで一瞬東京に戻って上海に飛びます。

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2018年5月28日

Twitterアカウント移行

Twitterというものを初めて知ったのは、八王子にあった「Live Bar X.Y.Z.→A」という店でである。

常連客のひとりが
「末吉さんTwitterやってないんですか?」
と言うので
「何それ?」
というのがスタートだった。

「それだったら店のアカウントがいいんじゃないかな」
ということでlivebarxyzというアカウント名を申請してもらった。

それから店のスタッフやらみんながこのアカウントで呟いていたのだが、
それぞれがみんな自分のアカウントを持ってしまったので、
最後には私だけがこのアカウントで呟くようになっていた。

その後、「店の経営者」としてJASRACから訴えられることとなり、
その時には「livebarxyz(ファンキー末吉)」、
つまり「呟いているのは末吉ですよ」という意味でそのように注釈を入れていたのだが、
JASRACはそれを見つけて
「livebarxyz(ファンキー末吉)というのは末吉がこの店の経営者である証拠だ」
とか無茶苦茶な理論を裁判所に提出して来た。

「これは店のスタッフみんなで呟いてるアカウントですがな」
と最初の頃の他のスタッフの呟きを見つけて反論として提出したら、
「ライブ配信中止します〜皆さまどうもありがとう御座いました(DioKen)」
みたいなスタッフの呟きに
「もっとやれ〜わー!!(酔っ払い末吉)」
などと書き込んだのを見つけたJASRACは、「ほれ見たことか」と言わんばかりにこのように反撃して来る。

「このように、被告末吉はこのアカウントを使って従業員に業務命令を出しているのである」

まあこれが通ってしまった裁判もそうだが、
今となってはもう笑い話である・・・。

にも書いたが、私自身のブログも重箱の隅をほじくるようにして笑い話のような「証拠」を提出して来たが、
証拠として提出されるからブログを閉めてしまったなどというと(個人的な感情論として)それは「負け」なので、
このTwitterアカウントも、それから注釈を変更することなく今に至っていた。

今となっては店ももうなくなっているのに、店のアカウントを使い続けている状態ももう長く続いている・・・

「何とかしなくちゃなぁ・・・」
とは思ってましたので、ここで心機一転して自分用のアカウントを作りました。

年内ぐらいまでにはゆっくり移行して、このアカウントは閉めようと思います。
皆さま永らくどうもありがとう御座いました。

旧アカウント(https://twitter.com/livebarxyz
新アカウント(https://twitter.com/FunkySueyoshi)基本発信のみでフォローはしません<(_ _)>

Posted by ファンキー末吉 at:09:52 | 固定リンク

2018年1月26日

天安門にロックが響く

過去の3つの著書がついに電子本化された!!

ひとつは北朝鮮にロックを教えに行くプロジェクトのドキュメンタリー本、
平壌6月9日高等中学校・北朝鮮ロックプロジェクト

そして私の自叙伝とも言える、
ファンキー末吉・中国ロックに捧げた半生

これら2冊は、現在も紙の本がそれぞれの出版社から発売されているので紙の本も入手可能だが、電子本でしか入手不可能な本がある。

天安門にロックが響く

これは92年に講談社「小説現代」に掲載された私の処女作小説で、
後にそれが原作となってミスターマガジンにて漫画「北京的夏」が連載開始。
翌年、香港、台湾でも「北京之夏」を発売、香港の大監督ウォンカーワインが映画化しようという話まで出た。
(天安門事件が題材なので結局は実現不可能に陥った)


(両方読むと面白さ倍増!!)

この漫画の方は古くからこうして入手可能だったが、
原作の小説の方は単行本化されてないので入手不可能、
私は八方手を尽くして探し回った。

日本の全ての書籍が閲覧出来るという「国会図書館」まで行ったが探し当てられなかった。

ダメ元でこの小説を漫画化してくれた松本剛さんに連絡を取ったら、
なんとまだこれをそのままの状態で保存して下さってたのだ!(◎_◎;)

その本をPDF化、しかしそのまま発売したのではデザイン等の著作権を侵害することになるので、そしてOCRソフトにかけて文字データ化!!

しかしOCRソフトってまだまだ完璧じゃないのよね・・・
娘が一週間かけてそれを直したがまだまだ誤変換だらけ(>_<)

スタッフ一丸となってやっと文字校をして、やっとこうして電子本となって発売されたというわけだ(感涙)

この小説の主人公はもちろん自分をモデルにはしているが、
設定としてはむしろ爆風スランプではなくThe Good-bye!!

つまりえとーさん?(笑)

ちなみに主人公のバンドの名前はそこから取った「So-Long」。
所属事務所の名前は「デニーズ事務所」である(笑)

まあドラマーでありながらバンドの全ての楽曲を作るバンドの中心人物であるというところはむしろYOSHIKIの方が近いかも知れんが、
このえとーさん(笑)が中国で本物のロックと出会って人生が変わってゆくという物語である。

ヒロインの緑(リュィ)は、私が中国で出会った女性ロッカー「蔚華(ウェイホア)」がモデルになっている。

彼女のライブで公安が中止命令を出して大荒れに荒れたライブを偶然見たことがきっかけである。
(その模様は自叙伝にも書かれております)

流暢に英語を喋り、中央電視台でキャスターをしていた彼女は、
政府から渡された天安門事件に関する報道原稿が「事実と違う」ということで、それを読むことを拒否、その後中央電視台をクビになってロッカーとして歌を歌っているという、彼女本人から聞いたエピソードもそのまま使っている。


ところでこの小説を書いた頃、私はある種「気が狂っていた」ような状態であった。

「中国に行って本物のロックを見つけた!!」
インターネットがまだなかった当時、私は毎日のように北京から所属事務所に国際ファックスを入れた。

しかし所属事務所はそれを全部無視!!
誰にも相手にしてもらえない状態で悶々としてた頃、
同じ所属事務所の一番売れている歌手が「中国でロックを見つけた」という記事を見た。

所属事務所は私の言うことは一切無視して、
同じプロダクションのその歌手に中国ロックを取材させて、それをプロモーション記事にしていたのだ。

当時8つしかなかった中国のロックバンドは既に全部が私の朋友(ポンヨウ)である。
誰と会っても、日本人だと言うと
「おぅ、じゃあFunkyを知ってるか?」
と言われるのでその歌手は憮然とし、
取材陣もだんだんそれに辟易としてくる。
なにせその歌手が最初に中国でロックを見つけたのでなければ「記事」にならないのだから・・・

業を煮やしたコーディネーターは、取材するロックバンド達にこう言った。
「あまりFunkyという名前を出さない方がいいですよ」

これに激怒したのがLuanShuである。
「俺はFunkyとはマブダチだ!!その名前を口にして何が悪い!!」
(だからこいつとは今でもマブダチである)


そして狂ったようにこの小説を書いた私は、
同時に1本のデモテープを作り上げていた。

ある女性が生まれる前から死んでゆくまでの物語をコンセプトアルバムにしたものだ。
珍しく全編詞も書いている。

メロディーには男性メロと女性メロがあると私は分類しているが、
キーボード耳で作る私の曲には実は女性メロが多い。
(爆風スランプの曲で言うと、男性メロの曲は「たいやきやいた」や「まっくろけ」など、女性メロの曲は「星空ダイヤモンド」や「おおBeijing」など)

ところが当時の事務所のトップとのミーティングの時、
当時のトップである社長は私に対してこう言った。

「私たちは爆風スランプの末吉くんとビジネスをしたいのであって、
末吉くん個人の音楽には興味がない」

つまりは
「お前は爆風スランプの曲だけ書いてろ」
というわけである。

埋もれた膨大な「女性メロ」は、
当時の私を取り巻く状況の中では全く「役に立たないもの」となってしまった。

私はそんな自分の「女性メロ」を集めてひとつのコンセプトアルバムを作り、
当時歌手の卵だった「キョンマ」という女性に歌ってもらった。

当然ながら事務所は全くこれらの楽曲を必要とせず、
月日が経つうちに私の中からもこのアルバムのことは忘れ去られていった・・・

その後キョンマはクレヨンしんちゃんのテーマを歌ったり、
色んなところに歌詞を書いたりして活躍してたそうだが、
ひょんなことから再会して彼女が私にそのデモテープを渡してくれた。

「これはね、素晴らしい楽曲ばかりなの。
私も時々ライブで歌ったりするけどみんな涙するんだもん」

そう言ってこの音源を渡してくれた後にこう言った。

「この楽曲たちを埋もらせちゃだめだとずーっと思ってたの。
よかった。末ちゃんにこれをお返し出来て・・・」

全くもって忘却の彼方にあったこのアルバムを聞いた。
そして自分自身が涙した・・・

特に感激したのがこの曲!!

この小説の中に出て来るヒロインと、
天安門事件で殺される恋人との恋物語である。

広場に行けば自由がある
好きな歌が歌える
止めないでよね
このメロディー
君に贈るから

今回のツアーでは「お歌のライブ」の時には不肖この私が歌わせてもらっている。
物販には急遽、この小説とこの曲のデモ音源が入ったCD-Rが並ぶこととなった。

CDラベルのデザインは「北京的夏」を書いて下さった松本剛さんにお願いした。

TenanmonCD_Label.jpg

お歌のライブはあと数本!!
どこかに来て末吉バージョンも聞いて下され〜

ちなみに上記電子本をご購入の方は、お好きな物販を一品割引致します!!

1冊ご購入済みの方:1割引
2冊ご購入済みの方:2割引
3冊ご購入済みの方:3割引

スマホやタブレット、Kindle端末等でご購入済みの画面をお見せ下さい〜


Posted by ファンキー末吉 at:07:22 | 固定リンク

2017年11月22日

作曲リターン第3弾制作秘話!!

まずこのクラウドファンディング「作曲リターン」を購入して下さったこの方は相当な「ロックファン」である。


 曲のイメージですが、ホンダの車を扱っているので、個人的には ハイウェイスター とか デス・アリー・ドライバー とか思いましたが、ロスト イン ハリウッド ぽい感じで メロディアスでドライブ感を入れて欲しいです。
ドラムのフィルインからのリフへの展開で。


さてと、私としてはここからが「長考」である。
「作曲」のほとんどの時間はこの「イメージをまとめる作業」と言っても過言ではなく、これさえ出てくればもうあとは早い。

「ロスト イン ハリウッド」を聞いてイメージを膨らませる・・・

メロディーをパクれば「盗作」だが、似たイメージにするぶんには問題無い。
また、ドラムのフィルインにこだわりがあるなら、なるだけそのイメージに近いドラムで、しかもそれとは違う「ファンキー末吉」なりのフレーズを考える・・・

しかし「ロック」の楽曲に大切なのは実は「ギターリフ」である。
かっこいいギターリフが出来ればもう楽曲は「完成した」に近いのだが・・・

普段は私自身でコンピューターでリフを組み立ててそれをギタリストに再現してもらうのだが、今回はRebellioNに協力してもらうことにした。

他の曲も含めてギターの山崎くんに、
「いくつかかっこええギターリフ作って送って〜」
とお願いしてある。

ところが彼のイメージでは「ロスト イン ハリウッドっぽい」ではなく、「アニソンっぽい」リフというのでこのリフが送られて来た。

「いやいや、これこそロスト イン ハリウッドやろ・・・」
というわけでこれを使ってDEMOが完成!!



購入者にメールで送ってみる・・・

私が請け負った「作曲」という作業はここまでである。
ご自身のバンドとかでお使いになるのならこれで終わりなのだが・・・


 私は今バンドは組んでいませんし、まわりにバンドやってる人はいっぱいいますが、好きなロックをやってる人はいません。
お手間と費用はかかると思いますが、カタチになるまでお願いしたいのがホンネです。
(折角、作って頂いた曲を台無しにしたくないです。)

 悩ますかもしれませんがよろしくお願いします。

 我が社の イメージソング CMソング的なものです。
http://dealer.honda.co.jp/hondacars-niitsu/

 過去に 超ローカルなCMを作った事がありますが、
https://youtu.be/bXGF8F9YTBs
地元のホンダディーラーも似たようなCMを流しているので、他社との差別化の意味もあり、イメージが沸くかわかりませんが、よろしくお願いします。


そういうことならば私も是非頑張らせて頂きたい!!

「ここから先は莫大な制作費がかかりますよ(笑)」
とお伝えして、まずはドラムをレコーディング!!



この時にフルコーラスの「アレンジ」もやっておかねばならない。
もしこれがOKならば、あとの作業は「RebellioNとのコラボ」ということにしてもらおうと購入者に相談してみる。


「この話に乗らさせて頂きます。
MTV何度も見せて頂きました。私の年代だと、可愛く見えますがこれからのバンドなんでしょうね?
タニマチになった気分でお願いしたいです」


とのこと\(^o^)/

さてここからはちゃんとした「レコーディング」の「お仕事」である。
北京からの遠隔操作で、RebellioNに色々と指示を送る。

一番の問題は、「誰が歌うか」を全く想定してなかったのでRebellioNには「キー」が合わん(>_<)

7弦ギターを使ったバージョン、
キーに合わせてリフを変更したバージョン、
など色々試してみて、とりあえず最終的なデモが完成!!

これである・・・



ファンキー末吉様
ハリー様
リベリオン様

  最終デモデータ聴かせていただきました!

 メチャクチャいい! @@しそうです。音楽のバ@ア@ラですなぁ〜
  (ここは、ブログに上げないでください。)

 最初のデモからこんな風に仕上がるんですね。

 最後のワガママ(要望?)ですが、最初のドラムの音の立ち上げを良くしていただきたいのと、
それか、クローズハイハットからオープンでロールに入る?
または、ラウドネスのSDIみたいにシンバル ジャ〜〜〜ンからロール

 曲の2番が終わりからの所ですが、最初のデモのイメージが強くて、ラウドネスのヘビーチェーン
のように、スネアの入るタイミングをずらして、ギターソロ後半にドライブ感を持たせるみたいな?
でも今回のデモもいいので、ミックスダウンの時に、バッキングの音を太くしてレベルを上げたら
どうでしょう? 
アソコは、ギターのバッキングがキモのように思います。

 あと、ギターソロの最後に、高崎晃バリに 低音弦鳴らして、弦ベロベロになるまでのアームダウン
ゴーーーン ギュワンギュワン みたいな音をかぶせるとどうでしょう?
 やり過ぎかなぁ? あの音は車の事故を連想させるからやめた方いいでしょうか?
 最後のエンディングに入れる? 

 すみません、素人がいろいろ書きまして。
 
 あとはおまかせ致します。完成を楽しみにお待ちしております。

 本当にありがとうございます!


・・・ということであとはこれらの要望を可能な限り取り入れていってミックスダウン!!!
その前にこの一連のやりとりをブログにアップしてよいかブログ原稿を送ってお伺いを立ててみる・・・


 ファンキー末吉様

 原稿拝見させていただきました。

 ボクって ワガママ?(笑)

だって、ガチなロック作られたら、テンション上がりまくりの、あの曲が頭の中
ヘビーローテーションが止まらない。この曲愛してしまいました!

 長男に言いました、俺が死んで霊柩車が出る時、クラクションじゃなく、この曲(仮題名: ロンリー ドリーマー) を爆音で流せ! と

 数人の従業員に聴かせましたが、みんな好評で中でも、入社して2カ月の新人営業マン
普段は仕事の話しかしてなかったのに、いつもは
「お先に失礼します。」
と帰るのですが、その日は
「社長 さっきの曲 スゴくいいです! 」
20代前半に 共感してもらうと、こっちも、またテンション上がって
「そうだろ〜 そうだろ〜 これが本当のロックなんだよ!車の中で、この曲聴きながら営業回りだな!テンションと実績上がるぜ!」
と言ってしまいました。家に帰って妻に話したら
「社長にイマイチとか言えるわけないじゃん!」(一気にクールダウン)
 もうこの曲に社運をかけます!

 私どもの仕事も、満足を越えた感動の提供を目指しておりますが、ファンキー様リベリオン様の音楽対する熱意が、あの楽曲のデモの段階でも充分伝わってきます。
 正直、このレベルまでやっていただけとは思っておりませんでした。本当にありがとうございます。(メール打ちながら涙が出てきたのは ナゼ?)
  感動と感謝しかありません。

 さて CDジャケットのデザインをイメージするか!(俺の曲じゃないのに)


(笑)・・・よかったよかった喜んでもらえて・・・

完成しましたらまたこのブログにアップしますのでお楽しみに〜

Posted by ファンキー末吉 at:10:33 | 固定リンク

2017年11月 5日

デジタル社会のバグ?

中国が日本なんかと比べものにならないほどIT関連が進んでいて、スマホ決済が当たり前、現金など全く持ち歩かない生活になっていることは最近の日本でのメディアでもよく紹介されているようだ。

それに反論して
「中国は完全キャッシュレスなんか都会あたりだけ見た人間が言うことで実際そんなことまだまだなくて」
みたいなことをTwitterで書いている日本のIT記者がいてむっちゃ腹が立ったことがある。

お前は俺より中国の地方都市に行ってんの?
実際こちらでいくつのキャッシュレス決済をしたことがあるの?

Twitterで反論してやろうかとも思ったけど、
この人はこの人で「商売」でやっているのだ。
どうせ中国語も喋れないだろうし中国で住んだこともない、
スマホ決済が出来ることは知っているが毎日いくつもそれで決済して暮らしているわけでもない、
日本人が滅多に行かない中国の田舎街で実際にキャッシュレスで暮らしたことなどないのだ。

「日本でもクレジットカードとスマホがあれば十分キャッシュレスだよ」
と言う人もいるが、まあ実際両国を行き来して暮らしている人間からしたら頭を傾げるしかない。

みなさん暮らしてみればわかる!!
日本でしか暮らしてない人はきっとびっくりすること間違いなし!!

ただ、「便利」と「不便」は裏腹で、逆に言うとスマホを失くしたら生きてゆけなかったり、セキュリティーの問題もどんどんと深刻化してゆくことだろう・・・

さて、ワシの場合、「酔っ払ってスマホ決済」が一番トラブルを生む原因で、
特にしょっちゅう航空券をポチリとする人間にとって、
ポチった直後に「あ、日にちを間違えてた!!」と泣いたことは一度や二度ではない(>_<)
間違えて取ったチケットを生かすために、新しいチケットを購入して無理矢理もう一度日本まで飛んだこともあるぞ・・・(涙)


そんな中、ワシのスマホにひとつの「通知」が入る・・・

航旅纵横」という、自分の乗る航空チケットの情報を教えてくれるアプリである。

中国のミュージシャンの移動のチケットは、
イベントの主催者や歌手の事務所の人間などが同様にスマホ決済でポチリと取ったりして、その詳細は自動的にこのアプリに反映されるのでわざわざ詳細送って来たりもしないのだ。

逆にこのアプリを入れてないと誰からも乗る便を知らせてくれないので、
まあツアーの多いミュージシャンならこのアプリを入れてないと仕事が出来ないということになる(笑)

でも機械というのは必ずしも完璧ではないので、
取ったはずのチケット情報が反映されてなく、
「手動でチケット番号を入れる」
というめんどくさい作業が必要なこともある。

ところが「取ったはずの情報が反映されてない」だけでなく、
「取ってないチケット情報が反映されている」こともある。

今回の「通知」でアプリを開いてみると・・・

digitalbug1.jpg

全く取った覚えがないというか・・・
南通兴东ってどこ?・・・(笑)

そうそう、一度ツアーで行ったことのあるこの街か?・・・

そう言えば昔よーしーずからこんなメッセージが来たことがあるなぁ・・・

digitalbug2.jpg

digitalbug3.jpg

キモチワルイことはキモチワルイが、彼女は思った、
誰かが取ってくれたんだったらこの飛行機に乗れるはずだ、と!(◎_◎;)

いや、実際は取ってなくて、このアプリのバグでこんな「通知」が来ただけかも知れんぞ・・・

兎にも角にも実際に空港行って乗ってみたらわかる、
というわけで行ってみたら・・・

乗れるのか!!!(◎_◎;)

ということは誰かが金を払ってこんな便利なチケットをわざわざ取ってくれたのか?・・・もしくはチケット発券システムのバグか?・・・

ということはワシのこの大阪行きのチケットも使えるのか?
9日に南通まで行って、大阪まで飛んで、
10日にまた戻って来れば仕事には間に合うぞ・・・

無理(>_<)

いや〜全く原因がわからんが、
次はワシんところにはもっと便利なチケットが勝手に取られて来ることを望むぞ(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:08:50 | 固定リンク

2017年10月29日

作曲リターン第二弾完成!!

いや〜いろんなところツアーしながら作曲もやってます(笑)

クラウドファンディング作曲リターン第二弾は「私の詞に曲をつけて」という依頼のMayaさん。
X.Y.Z.→AのファンということですのでX.Y.Z.→Aがやりそうな曲を作ってみました(笑)

本来作曲という「仕事」は、メロディーを作るまでの作業で、
それ以上のレベルは「アレンジ」、そして「レコーディング」という作業となって「別仕事」となってしまうのですが、
いかんせん「ロック」というジャンル、特に「メタル」となると、
生ギターで弾き語りや、打ち込みのギターとドラムではどうしてもその雰囲気が伝わらない(>_<)

雰囲気が伝わらないと「この曲はよくない」となるのは音楽業界の仕事でも同じなので、
しゃーないなぁ〜といういうことで北京のギタリストに仮ギターを発注〜

めでたく曲はOKとなったので、じゃあそのDEMOを納めて「完成」!!

・・・と思ったが、どうも機械で2バス踏んでるのって自分で聞いてて非常に「キモチワルイ」・・・(>_<)

かと言って無償でそのためにドラムをレコーディングするわけにもいかん・・・
・・・うーむ・・・

と思ってたらはたと思いついた!!
Jamesが開発している「Funky末吉のドラムLoop音源ソフト」!!

確かこの中に自分の叩いた「メタル」という音源もあったではないか!!!

・・・というわけでまだ未完成のソフトの中から音源だけ引っ張り出して来て作ってみたら何とホンモノそっくり!!!!(◎_◎;)

まあLoop音源なのでオカズは同じものが繰り返されるけど、
結構使えるぞ、このソフト!!!\(^o^)/

早く完成させて欲しいもんじゃ・・・

・・・というわけでドラムとギターが生音源のDEMOが完成して仕事納めとなりました!!

ご本人はこれをバンド仲間と一緒に製品レベルに作り上げると言うけれども、
私としては、支援のためとは言えこんなに高いお金を払ってくれたんだから、このDEMOが一生の宝物になってもらえると嬉しいな・・・

Dr.Funky末吉ドラムLoop音源
Ba.Logicの打ち込み音源
Gt.田端翔
Vo.初音ミク

作詞:Maya
作曲:Funky末吉

月の刃

何物かによって
四六時中見張られている
何をしていても
何もしていなくても
心が落ち着ける場所が
もうここにはない

得体の知れない
奴等が夢を引き裂いて
粉々にしようとも
虐げられたとしても
虚像の城は燃え落ちる
夢追い人の手によって

闘う お前と 闘う

その嘘を正せても
私を騙せはしない
その声を正せても
汚れなき夢は奪えない

Posted by ファンキー末吉 at:18:00 | 固定リンク

2017年10月25日

本の出版記念ライブツアー

このクラウドファンディングが目標額に達したのでお約束通り本が12月じゅうには発売の運びとなります。

つきましては「本の出版記念ライブ」をブッキングしておりますので、
決定事項を逐一このサイトで更新してゆきます。

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1月8日(月)鶴ヶ島ハレ
開場:18:30、開演:19:00
前売り:3000、当日:3500

ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡

ドラム:ファンキー末吉
ベース:大西慎吾
ピアノ:進藤陽悟

ゲスト:酒井和嘉子(二胡)

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1月9日(火)高円寺ジロキチ
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3200、当日:3700

ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ

ドラム:ファンキー末吉
ベース:大西慎吾
ピアノ:進藤陽悟

AcousticTrioPhoto.png


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1月10日(水):佐野ケン
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500

ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ

ドラム:ファンキー末吉
ベース:大西慎吾
ピアノ:進藤陽悟

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1月11日(木)八王子ぐるまま
19時半オープン 2ステージ
¥1500+別途2ドリンク制

岡崎トリオ(ファンキー末吉バージョン)

Gt.岡崎猛
Ba.:仮谷克之
Dr.:ファンキー末吉

KariyaPhoto.jpgOkazakiPhoto.jpg

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1月12日(金):新宿DUES

ファンキー末吉「日本の音楽が危ない」~JASRACとの死闘2862日~出版記念

\爆弾発言だらけの/トーク&ひとりドラムショー

ファンキー末吉が、絶対に他では言えない、本には書けない
危険極まりない面白毒舌トークを「ひとりドラム」を交えてぶちまけます!

※JA●RAC関係者入店禁止(笑)

・1/12(金)18:30-OPEN / 19:00-START

・2,000円+1ドリンク

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1月13日(土)名古屋Five e's
詳細未定

ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ

ドラム:ファンキー末吉
ベース:大西慎吾
ピアノ:進藤陽悟

20180113Flyer.jpg

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1月14日(日)豊橋天水
開場 17:00 開演 18:00
前売:3,000 /当日:3,500

主催:LC&Crew
協賛:べっぴんやhttp://r.gnavi.co.jp/hfagydj30000/

ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡

ドラム:ファンキー末吉
ベース:大西慎吾
ピアノ:進藤陽悟

ゲスト:酒井和嘉子(二胡)

20180114Flyer.jpg

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1月15日(月)小田原フォーク酒場 KA BOSS
詳細未定

ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡

ドラム:ファンキー末吉
ベース:大西慎吾
ピアノ:進藤陽悟

ゲスト:酒井和嘉子(二胡)

20180115Flyer.JPG

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1月16日(火)横浜Hey-Joe
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500

ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡

ドラム:ファンキー末吉
ベース:大西慎吾
ピアノ:進藤陽悟

ゲスト:酒井和嘉子(二胡)

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1月17日(水)高田馬場音楽室DX
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500

ファンキー末吉vs佐々木隆ツインドラムwith岡崎トリオ

Gt.岡崎猛
Ba.:仮谷克之
Dr.:ファンキー末吉
Dr.佐々木隆(Ex.カシオペア)

SasakiTakashiPhoto.jpg

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1月18日(木)高田馬場音楽室DX
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500

ファンキー末吉と二胡の調べwith岡崎トリオ

Gt.岡崎猛
Ba.:仮谷克之
Dr.:ファンキー末吉
二胡:酒井和嘉子

wakako.sakai.3.jpg

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1月19日(金)学芸大学メイプルハウス
開場:19:30、開演20:00
前売り:3500、当日:3500

五星旗3rd

ドラム:ファンキー末吉
ベース:仮谷克之
ピアノ:進藤陽悟
ギター:岡崎猛
二胡:海みのり

GoseikiPhoto.jpg

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1月20日(土)高井戸「Live spot Suzume」
(詳細未定)
◆住所:東京都杉並区高井戸西2-18-27 第3村木ビル
◆予約・問合:xavier_guitar@ares.eonet.ne.jp

ファンキーはんと大村はんお歌のライブ

歌とギター:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

2018SingingTourFlyer.jpg

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1月21日(日)八王子あーちゃんバーたらふく
(19時頃からダラダラ開始のチャージ無料投げ銭ライブ)
◆住所:東京都八王子市中町3ー2 0426スプリングガーデン1F

ファンキーはんと大村はんお歌のライブ

歌とギター:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

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1月22日(月)赤坂「カンティーナ」
◆時間 開場19:00 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000(Drink別)
◆住所:東京都港区赤坂2-13-17
     シントミ赤坂第2ビル3F
◆予約・問合:03-3586-7476
    MAIL:info@flatton.com

ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム

歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

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1月23日(火)小田原フォーク酒場 KA BOSS
◆時間 開場19:00 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000(Drink別)
◆住所:神奈川県小田原市南鴨宮3丁目48-7
      丸いビル3F1号室
  (JR東海道線「鴨宮駅」南口徒歩1分)
◆予約・問合:0465-46-7216

ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム

歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

OhmuraPhoto.jpgFunkySingingPhoto.jpg

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1月24日(水)静岡UHU
◆時間 開場18:00 / 開演19:00
◆チャージ:前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500円)(Drink別)
◆住所:静岡県静岡市葵区七間町9-10
     ワイシーシー第ニビルB1
◆予約・問合:054-253-1418
   MAIL: info@livehouse-uhu.com

ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム

歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

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1月25日(木)浜松おうさま居酒屋
◆時間 19時ぐらいからだらだらと投げ銭制
◆住所:浜松市中区名塚町40
◆予約・問合:053-462-1866
http://9199.jp/phone_page/09310530/

ファンキーはんと大村はんお歌のライブ

歌とギター:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

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1月26日(金)名古屋Breath
◆時間 開場18:00 / 開演19:00
◆チャージ: ¥3,000 + 1drink + food
◆住所:名古屋市中村区鳥居西通2-1
◆予約:オンライン予約 ↓
  https://breath.shop-pro.jp/?pid=124198150
◆問合:52-411-8716

ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム

歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

20180126Breath.jpg

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1月27日(土)愛知県西尾市「さんがい亭」
 OA:磯村幸平
◆時間 開場18:00 / 開演18:30
◆チャージ:¥3,000(Drink別)
◆住所:愛知県西尾市戸ケ崎3丁目19-28
    (名鉄西尾線「桜町前駅」より徒歩5分)
◆予約・問合:0563-57-4444

ファンキーはんと大村はんお歌のライブ

歌とギター:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

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1月28日(日)四日市「EAST」
◆時間 開場18:00 / 開演19:00
◆チャージ:前売¥3,000 / 当日¥3,500(Drink別)
◆住所:三重県四日市市朝日町1-9
     (JR「四日市」駅前)
◆予約・問合: 059-351-5010  
    MAIL:bareast@nifty.com

ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム

歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

20180128East.jpg

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1月29日(月)守口「鼓屋」
 ゲスト:桂りょうば・植木陽史・京極由加
◆時間 開場18:30 / 開演19:00
◆チャージ:¥3,000
◆住所:守口市金下町1丁目3-5
◆予約・問合: xavier_guitar@ares.eonet.ne.jp

ファンキーはんと大村はんお歌のライブ

歌とギター:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

20180129Flyer.jpg

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1月30日(火)大阪北浜「雲州堂」
◆時間 開場18:30 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000Drink別)
◆住所:大阪市北区菅原町7-2
◆予約・問合: 06-6361-3903

ファンキーはんと大村はんお歌のライブ

歌とギター:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

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1月31日(水)兵庫「高架伍拾七」

◆時間 開場18:30 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000(飲食代別要)
◆住所:神戸市兵庫区駅南通5-4-10高架下57号
   (JR「兵庫駅」より西へ徒歩5分)
◆予約・問合: 078-578-6222

ファンキーはんと大村はんお歌のライブ

20180202.jpg

歌とギター:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村

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2月1日は次の上田に向かって移動します。
途中どこかひとりドラムでやらせてくれるところあったらこちらにお知らせ下さい〜

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FunkySueyoshiHitoriDrumPhoto.jpeg

2月2日(金)上田レストラン柴崎
(詳細未定)

ひとりドラムとセッションの予定

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2月3日(土)浅間高原ウインターフェステバル

20180203WinterFestivalFlyer.jpeg

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2月4日(日)飯田Canvas
(詳細未定)

ひとりドラムにて

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2月5日(月)名古屋Breath

ひとりドラムにて

2月5(月) 名古屋Breath http://breath.nagoya/
開場/18:30 開演/19:30
チャージ\2000 別途1Drink1Food

2008年から伴奏データと物販を持って世界中を廻っているひとりドラムという「芸」!!
意外にも名古屋では初めて行われます。
笑って感動してつい物販を買ってしまう究極の「ドラム芸」をBreathにて体感しよう!!

ご予約はBreathオンラインにて
https://admin.shop-pro.jp/

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2月7日(水)養父大屋ホール

イベント名:ファンキー末吉ひとりドラム in 養父
会場:おおやホール
開催日:2018.2.7
OPEN18:30 START19:00
チケット:前売り¥1000 当日¥1500
出演:STILL ファンキー末吉(爆風スランプ)

ひとりドラムにて

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2月9日(金)堺市「音カフェ
堺市北区北長尾町1-7-8

ファンキー末吉ひとりで弾き語りライブ
19時スタート
料金 ¥3000 (2ドリンクチケット込)

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2月10日(土)午後アジア図書館講演会

13時スタート
参加費・1500円(一般)1000円(会員)
〔要予約・30名限定〕
(主催/問い合わせ/申し込み/会場)
アジア図書館 〒533-0032
大阪市東淀川区淡路5-2-17
TEL 06-6321-1839 FAX06-6323-1126

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2月10日(土)夜大阪堀江5th-street
開場17時半 開演18時
前売り ¥3500 当日 ¥4000 ワンドリンク付き

打ち上げ お鍋¥3000 ワンドリンク付き

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2月11日(日)奈良出張ライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

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2月12日(月)京都Party
(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

20180212.jpg

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2月13日に敦賀からフェリーに乗って北海道に渡り、14日に着いて何とか旭川まで移動

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2月15日(木)旭川サウンドビレッジ
チケット 一般。前売価格 ¥3,000-  当日券 ¥3,500- 共にドリンク別(¥500-) 高校生、¥1,500-  中学生以下無料(要保護者同伴・保護者の方はチケット購入必須)
開場:19:00 開演:19:30

20080215.jpg

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2月16日は真冬の北海道を何とか佐呂間まで移動

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2月17日(土)佐呂間出張ライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

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2月18日は真冬の北海道を何とか根室まで移動

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2月19日(月)根室Live&events Hywatt hall
¥3000(1d別)
20時から

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2月20日は真冬の北海道を何とか釧路まで移動

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2月21日(水)釧路Veiled Cafe

open19:30
start20:00
ticket
前売3000円(※入場時別途1drink500円)
当日3500円(※入場時別途1drink500円)

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2月22日(木)帯広スタジオレスト

20:00 OPEN
20:30 START
¥2,500(ワンドリンク付き)
当日(¥3,000 ワンドリンク付き)

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2月23日(金)富良野Indie

20180223.jpg

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2月24日(土)岩見沢MPホール

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2月25日(日)滝川

20180225.jpg

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2月26日(月)札幌

20180226.jpg

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2月27日(火)苫小牧JAM
前売り3000円。当日3500円
7時半開場。8時開演
まずはファンキーさんのトーク&ドラム
休憩後地元ミュージシャンとセッション

20180227.jpg

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28日は何とか函館まで移動します!!

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3月1日(木)函館バンドワゴン

20180301.jpg

1部
ファンキー末吉さん、一人ドラムとトーク
2部
地元ミュージシャンとのセッション

ジャズセット
ブルース・ロックセット
2セットとのセッションタイム


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3月2日(金)青森クォーター

ファンキー末吉ひとりドラム in 青森Quarter" 対バン有り
open19:30/start20:00 ¥2000(当日¥2500)D代別¥500

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3月3日(土)盛岡紫波交流館

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3月4日(日)秋田Rock Bar Hounds

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3月5日(月)ドラムワークショップin角田

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3月8日(木)ザビエル大村レコ発ライブ

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3月9日(金)高松出張Jazzライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

イベント名:ファンキー末吉 出版記念ライブ with 高松Jazzユニット「ジャズDay」
日時:2018年3月9日(金)20:00~
場所:SO NICE
   高松市丸亀町9-7 杉山ビル2F 電話 087-873-2118
メンバー:関谷利裕(エレキギター) 宮本吉朗(ウッドベース) 大野健治(ドラム) 鶴岡雅子(ピアノ) 堤佐紀子(サックス)

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3月10日(土)高松出張Metalライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

20180310.jpeg

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3月11日(日)高知出張ライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

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3月12日(月)大阪ソウルナイト

20180312.jpg

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3月13日(火)高槻
DINING BAR & LIVE Flame
大阪府高槻市天川新町1-10
072-672-5051

Open 19:00
Start 20:00
¥3000(w / 1drink )

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13日14日(水)滋賀野州BARI HARI

ファンキー末吉
「日本の音楽が危ない」~JASRACとの死闘2862日~出版記念ライブツアー

3/14 滋賀 野洲 BARI-HARI

前売り 3000円
当日 3500円
※1D 500円ドリンク別

OPEN 18時
START 18時30

■GUEST
ファンキー末吉

w/
風来暴
SATODA
RUIDO CLOVER
takanori
マキシマムザテツモン

20180314.jpg

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TritonacesPhoto.jpg

3月15日(木)高円寺JIROKICHI
(詳細未定)

the-triton-aces

Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

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3月16日(金)鶴ヶ島ハレ
(詳細未定)

the-triton-aces

Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

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3月17日(土)藤枝Sandy East Guitars

the-triton-aces

Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

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3月18日(日)刈谷サンダンス

the-triton-aces

Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

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3月19日(月)名古屋Breath

the-triton-aces

Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

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3月20日(火)京都都雅都雅

the-triton-aces

Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

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3月21日(水)岡山デスペラード

the-triton-aces

Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

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3月22日(木)岡山CRAZYMAMA 2nd Room
(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

ファンキー末吉
日本の音楽が危ない~JASRACとの死闘2862日~出版記念ツアー

ファンキー末吉三昧 in OKAYAMA
「出版記念トークショー、ひとりドラム、プチセッション」

【会場】岡山CRAZYMAMA 2nd Room

CAST:ファンキー末吉(爆風スランプ、X.Y.Z→A)
OA:す~ぱ~まるち~ず

Open 18:30 Start 19:00

前売り 3,000円 当日3,500円
ローソンチケッLコード:61398
※チケット発売中

問合せ
岡山CRAZYMAMA 2nd Room 086-225-9014

〒700-0901
岡山市北区本町10-16幸武ビル5F
Tel:086-225-9014

20180322.jpg

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23日(金)学芸大学メイプルハウス
詳細未定(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

19時開場19時半開演
前売り3000円当日3500円

タイトル
ある愛の唄 REBORN LIVE

Vo.kyonmaこと岸恭子(真辺恭子)
Gt.長谷川友二
Ba.仮谷克之
Kb.石川容子
Dr.ファンキー末吉

時代が早いと言われ眠っていた
ある女の子の一生を唄ったコンセプトアルバム
「ある愛の詩」
20数年の時を超えて
F.末吉が作詞作曲、書き下ろした「ある愛の詩」を
kyonmaが歌います。

kyonmaこと岸恭子(真辺恭子)の代表作
映画クレヨンしんちゃんブリブリ王国の秘宝
「約束See you」やキューティハニーフラッシュ
ソングコレクションアルバムの「真夜中の電話」など。その他アーティストに作詞した作品も披露


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3月24日(土)荻窪Roosters本店
(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)

20180324Flyer.jpg

"爆風セッション 10TH anniversary LIVE!"

ファンキー末吉 with 爆風セッション

~ご本家登場!爆風スランプトリビュート~

満席となりました!!

全国の爆風スランプファンが年に1度集まって、爆風のナンバーをセッションするイベント"爆風セッション"が、なんと10年目に突入。
ご本家"ファンキー末吉"さんをお迎えして、爆風スランプの名曲の数々を演奏します!
ファンキーさんが叩く久々の爆風ナンバー(当時の暴露トークも!?)をお見逃しなく!


日時:3月24日(土) Open 17:30/Start 18:00

会場:荻窪Rooster本店(荻窪駅西口 徒歩1分)
http://www.ogikubo-rooster.com/main/

※音楽食堂なので、安くて美味しいメニューがいっぱいです♪
CHARGE:2,000円(当日・予約とも)+1drinkオーダー


【ご予約】下記のいずれかで ※①はFacebookユーザー限定

①以下のイベントページから「参加予定」をクリック
https://www.facebook.com/events/709580939248373/
②メールで「funky.bfs@gmail.com」宛にお名前と枚数を連絡

※予約の方から先にご入場(先着順)いただきます。
※ファンキーさん著書の出版記念ライブではありませんので、クラウドファンディングの招待枠では入場できません。

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26日(月)稲毛K'S DREAM
ひとりドラムにて

OPEN 18:00 START 18:30
adv:¥2,000+D doors:¥2,500+D

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27日どっかの空港から北京に帰る(3ヶ月日本ツアー終了!!)

Posted by ファンキー末吉 at:09:03 | 固定リンク

2017年10月 6日

ファンキー末吉があなたのライブに参加してドラムを演奏ツアー!!

ただ今ブッキングちうです〜

「支援のつもりで購入したのですが、ライブを一緒にやる実力はないので」
と辞退されようとした方もおられましたが、
いえいえ、練習スタジオにでも押しかけてドラム叩かせて頂きます!!(笑)

このツアーに合わせて「本の発売記念ライブツアー」もやらねばと思ってます。

1月2月3月はがっつり帰国して全国を廻りたいと思いますので、
下記の近辺で何かブッキングして下さる方がいましたら是非こちらの方にご連絡下さい〜

ざっくりですが、

2月第1週末近辺:軽井沢辺り
2月第2週末近辺:関西方面
2月第3週末近辺:北海道方面
3月上旬:四国方面

その他、久しぶりなのでどこにでも行きますよ〜
連絡をお待ちしております!!

Posted by ファンキー末吉 at:07:23 | 固定リンク

2017年10月 1日

サプライズファクトリー様へ納品!!

みな様のおかげで無事にクラウドファンディングを終了することが出来ました。
どうもありがとう御座います!!

現在本の原稿は第一校を書き上げ、スタッフ二人掛かりで校正と裁判資料との確認作業をしております。
そこから私に戻って来るまでに、まずは作曲のリターンに取り掛かっております。

まず予め内容がわかっていたサプライズファクトリーさんの映像音楽に着手しておりましたが、
最初のDEMOは好評でしたので、5分の長さにした2つ目のDEMOをお送りしたところ次のような要望が・・・

ーーーーー上原社長のお言葉ーーーーー

おはようございます。昨日はありがとうございました。
何度も何度も聴かせていただきました。
夢の中でメロディが流れるレベルです(笑)
ブログも拝読しました。私の発注のせいで大変なことになっていたようで申し訳ございません(汗)

さて、修正の件、私は素人ですので専門的で的確な表現ができないため、お許しください。
以下、リクエストをまとめましたので可能な範囲でよろしくお願いします。

・全体的に可愛い感じに仕上がっている印象ですので(大手前の笑顔の生徒の印象が強かったのかもしれません)、可愛めの音色を控えてクールな感じにしていただけるとありがたいです。
企業様からのリクエストはだいたい「カッコいい感じで」というのが多いので。

・ティンパニみたいな音色がポイントで強めに入ると高級感?が出るのかな、と思います。

・全体を通してストリングス系の音が欲しいです。
主旋律がストリングスになるのが良いのか、それともストリングスの音が全体に重なっているのが良いのかはわからないのですが(汗)

・ラストはゆっくりとフェードアウトではなく、後半に向けて盛り上げて終わってください。
企業もののムービーの場合、ラストにロゴか社訓のような字幕を入れるケースが多いので。

・ラストのチャイムのメロディの変更をお願いします。
チャイムのメロディは企業向けのものに使うのは難しい可能性があります。学校ものはそんなに多くの受注があるわけではなく、やはり企業ものがメインとなっています。ですので、学校をイメージさせてしまうチャイムのメロディがあるとクライアント様から曲の変更を指示される可能性があります。

ーーーーーここまでーーーーー

チャイムというのは、
実は最後に30秒ほど時間が余ったので、
「ソドレソ ソレミド」
というチャイム音階を最後に入れてそれで終わってたのね。

やっぱ資料ビデオで学校モノを見せてもらったのでそんなイメージがついたのかな・・・

というわけで、なんかエンジンがかかって全部作り直し!!
・・・と思ったけどやっぱデータだけ残して音色を差し替えて、
ティンパニーとストリングスを加えて、
真ん中に何か時間を延ばせるようなのを挿入すればいいか・・・

前回のDEMOはそのほとんどをKORG Gadgetで作ったけど、
やはり使い慣れた音色も入れるぞとばかり開いてみたら・・・

KOMPLETEの調子が悪く、インストールし直し(>_<)

Komplete8hour.jpg

まあソフトも色んなパソコンに代わる代わるインストールされてイヤになったんやろな・・・

さて音色を差し替えるって実はむっちゃ大変な作業で、
ひとつの音色を選ぶのにヘタしたら数時間かかることもある。

打ち込みモノはバスドラの音色とか大切なので、
バスドラはLogic純正のEURO Dance Mix、
スネアはNative InstrumentsのKONTAKTの中からEVOLVE、
クラップはKORG Gadgetの中のLondonの中から選んだ。

これですでに半日が経過しとる(>_<)

HHの代わりにピコピコいうループ音源を使うのだが、
いつも使うLogic純正のと共に、KONTAKTにはACTION STRIKESやMUTATISONなどそのテの音源がいっぱいある。

でも間奏の何やらスクラッチみたいな部分はKORG GadgetのAbu Dhabiっつうのを、複数の鍵盤をいっぺんに押すと各ループが16分音符で続けて再生されることを発見して、それを使ってみた。

エレピ等もKONTACTの音色から選んだのだが、
KONTACTって音色切り替えるのに手間がかかるから大変なのよね(涙)

ストリングスはアーティキュレーションを打ち込めるSession Stringsプロを使い、
ブラスもSession Hornsを使いたかったけど、
立ち上げた途端にパソコンがフリーズ(>_<)

いっぱい音色立ち上げたからなぁ・・・
というわけでLogicの「トラックをフリーズ」機能を使ってメモリーを節約。

いつもならこの段階でストリングスは1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロと4つの音源を立ち上げて、そのままスコアに出力出来るようにするのだが、
いくら上原社長でもこれを生オーケストラに差し替えることはなかろうと、1チャンネルで、声部もひとつだけで書くことにした。

同様にブラスも、トランペット2チャンネルとサックスとトロンボーンに分けて打ち込むと、
それはそれは生々しいサウンドになるのだが、時間とメモリーがいくらあっても足りないので、
音色もLogic純正ので1チャンネルで打ち込むことにする。

欲を言えばキリはないけど、
とりあえず自分も満足出来て、クライアントさんの要望も満足させているだろうレベルまで来たら、
それ以上追求するのは「趣味」の範疇になるので、
時間と体力と、最近一番辛いのは「目の疲れ」を考えて「ここが限界だろう」というところで完成させて上原社長に送る!!

一発OK!!\(^o^)/(ってDEMO3までは作ってますが)

「作曲と言ったらメロディーを作るまでなので、
これはアレンジとレコーディングのレベルまでやってくれてますがな」
ということで、いつも使ってる業者にお支払いする部分を少々頂けるということで、
こちらもあちらもハッピー!!!\(^o^)/!!

3日以上費やしてはいますが、そのほとんどが音色探しであり、
それをやっとくと次の制作の時に時間が短縮されるのです。

ぼちぼちモードが「曲作り」に入って来たというわけですな。

上原社長!!楽しい「お仕事」を頂き、どうもありがとう御座います!!
社長がUPした音源をここに貼らせて頂きます〜

また何かありましたら是非〜

SURPRISE FACTORYへのお仕事ご依頼はこちらへ〜
社長はいつもFacebookで面白いネタをUPしております〜

Posted by ファンキー末吉 at:18:16 | 固定リンク

2017年9月30日

久しぶりの「作曲」は楽し・・・

日本への出入国の際に、職業欄に「音楽家」と書く。

たまに
「音楽家・・・なんですか?」
などと税関のお兄ちゃんに聞かれることはあるが、
まあ訝しがっているわけではなく、きっとその仕事をしててあまり見かけない職業なのだろう。

そういう時には
「楽器演奏ですよ」
と答えるようにしているが、
「作曲家です」
と答えることはまずないなぁ・・・

やっぱ「作曲」という「仕事」ではなかなか胸を張って「職業」だと言えない何かがあるのだろう・・・

やっぱ好き嫌いで言うと、ドラム叩いているあの「爽快感」に比べると、
産みの苦しみはやっぱ「辛い」のな・・・

「作曲が趣味」みたいな人もいて、アマチュアでもいっぱいいっぱい曲を量産している人もいるけど、ワシの場合「必要」がなければ「趣味で曲を作る」っつうのはまずないなぁ・・・
ドラムは金にならなくても叩きに行ったりするけど(笑)

このクラウドファンディングで、

100,000円のリターン

ファンキー末吉サイン入り著書「日本の音楽が危ない~JASRACとの死闘2862日~」×10冊

ファンキー末吉があなただけのオリジナル楽曲をご要望にお応えして作曲。
作曲した楽曲は短くて1年間、ひょっとしたらそれ以上の間著作権登録をするつもりがありませんので、その曲は発売を含めご自由に使って頂いて構いません。
作詞、アレンジ、録音等に関しては別途ご相談下さい。

というのを募集したら5名様ぶんがすぐにOUT OF STOCKとなって追加した!(◎_◎;)

今日でクラウドファンディングの募集が締め切られるので、
とりあえず詳細がわかっているぶんから着手し始めた。

いや〜久しぶりに作曲やると楽しいなぁ・・・(笑)

10万円という値段設定が高いのか安いのかは人によって違うだろうが、
その昔、日本で楽曲を「買取」にすると7万円だったので、
あれから値段が上がってないとすれば、
3000円の本×10冊+7万円
でちょうどぐらいかな・・・

クラウドファンディングとしては終わってしまうけど、
ご希望がある方は是非こちらにご連絡下さい〜


では最初に手がけた香川県のサプライズ・ファクトリーというビデオ制作会社から依頼された曲のDEMOをご紹介致しましょう。

まあ音楽のDEMOなのだから別に映像をつける必要はなかったのですが、
ついつい「作曲ハイ」になって遊んでしまいました(笑)

それでは制作秘話をひとつ!!

まずこのようなビデオ制作会社さんは、通常著作権フリーの音楽を音楽制作会社に依頼します。
その値段に比べると私の提示したこの値段は「安い」ということですが、
通常「作曲」という「お仕事」は、メロディーを作るまでなので、
こういう「完パケ」で納品というのはそこからアレンジやレコーディングといった作業が必要となって来ます。

その辺はまた後ほど相談となりますが、
とりあえず「完パケ」に向けて「打ち込み」で制作
(とりあえずお金がかかるので生楽器は使わない)
ということになれば、ひとつひとつの「音色」が「キモ」になって来ます。

北京の一流アレンジャーは、それぞれ独特の「音色」を持っていて、
それが「売り」になっているようですが、
もうね、現代の科学でパソコンの中にはそれこそ「無限」の音色があるのよ(涙)

幸いなのか不幸なのか、
私が使っている「LogicX」のシステムで、
「KOMPLETE」というという総合音源ソフトを11にアップグレードしたら、
その中に入ってる「Absynth」やら「FM8」やら全部使えなくなってしまった(>_<)

まあLogicの中にも優秀な音源がたくさんあるのだが、
それだと他の制作会社の方と全く同じ「音色」になってしまう可能性もあり、
今回KORGさんから「これ使ってみて下さいな」と勧められた「KORG Gadget」というのを使って制作してみることにした。

まあこういう「打ち込み」の仕事って、
その「音色」探すのでほとんどの時間を費やすのね(>_<)

特に初めての音源ソフトってどこにどんな音色が入ってるかわからんので、
とりあえず全部聞いてみる(笑)ので丸一日かかる(>_<)

そしたらそれぞれのガジェット(ひとつのシンセモジュールをKORGではこう言うらしい)がどのような方向性を持ってるかわかるので、それに沿ってガジェット選びをする。

曲の方向性は、まずクライアントさん曰く、
「ビデオの中に全員の顔を入れてくれ」
とか要求が来ると、必然的にカット数が多くなり、
ミディアムテンポの曲よりはアップテンポがよい。

また、参考曲や過去の作品などを見せてもらうと、
やっぱ暗く重い曲よりは明るく軽快な曲がよさそうだ・・・

メジャーコードの曲ってマイナーコードより選択肢が少ないから大変なのよねぇ・・・

とりあえずテンポを決めて、テーマとなるシンセのアッパーコード、
(ワンコードの上に別のコードが乗るもの)
を考える。

当初「F/C-C-G/C-C」というのにしてたのだけど、
「G/C-F/C-F/C-C」の方がカッコイイぞ!!
でも何かメロディーも一緒に浮かんで来たぞ、
これ絶対どっかにある曲や・・・

ということで元ネタ探しで半日(>_<)

元ネタさえわかれば同じメロディーにしなければ盗作にならんので、
頑張って全然違うメロディーを作る。

Bメロは展開部分なので、
これは元ネタとは全然違うものを。

コード進行だけ考えておいてメロディーは後から乗せることにして、
とりあえずサビはAメロと同じコード進行でいいや、
と思ってたら、ふと思いついたメロディーとコードが合わない。

メロディーの方を優先して、コードをそれに合わせて直す。
「C-Bb/C-F/C-F/C-C」

これもよくあるコード進行なので、既成の曲と同じメロディーにならないようになるだけ元ネタを探す・・・
これでまた半日(>_<)

やっとサビまで出来たらまずはこの段階でクライアントに方向性などをお伺い←イマココ

ここまでで既に3日間!!
「方向性が違う」と言われれば最初っから作り直し!!

上原社長、喜んで自分のYouTubeにまでUPしてくれたので、
ここから「仕上げ」ですな・・・

各音色やレベルを調整して、
更にこれを5分の長さにするにはまた色んなアイデアを投入していかないかん・・・

それでまた数日・・・(>_<)

うん、でも久しぶりにやると楽しいぞ・・・
映画音楽なんかだとこれが数ヶ月続いて吐きそうになるけど・・・

「打ち込みモノ」じゃない曲の発注だと、
基本的には歌モノの場合はギターとかで弾き語りのDEMOを作れば、
基本的には「作曲」という「仕事」はそれで終わりなんだけど、
ワシの場合、自分で歌えば「いいメロディーもよく聞こえない(二井原談)」ということで、やっぱ打ち込まないかん(>_<)

ロックの発注の場合は、やっぱギターリフとかも考えてあげないかんのでバンドぶん打ち込んであげないかん(>_<)

やっぱ全部打ち込まないかんのね\(^o^)/

ということで今むっちゃ目が痛いです(涙)
パソコンの画面を暗くしたら老眼で見えんし、
明るくしたら目が痛いし、
何たら線カットのメガネ買わないかんな・・・

Posted by ファンキー末吉 at:05:06 | 固定リンク

2017年8月14日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2017日本無事に(でもないけど)終了!!

今年から会場が変わって海沿いのこんな施設!!

今まで副校長だった佐々木隆さんが毎年中国でのサマードラムスクールに取られてしまったので、必然的にこの人が今年から副校長となりました!!

何せこの方は初年度には遅刻はして来るわ飲み過ぎて声は出なくなるわ、
最終日には起きて来れなくて自分のドラムセットも全部生徒に片付けさせたという伝説
があるので、
今回は前日に八王子集合で、翌日は一緒に車で行くことと相成った。

そして今年も飛び入りゲストで参加してくれることになった岡崎はんも同じく前日に八王子に集合ということになっていたのだが・・・

何と岡崎はん、やる気満々で24時間前に入っているという(笑)

その日はまあ一度帰ってもらって翌日また同じくあーちゃんバーに集合し、
翌朝無事に八王子を出発したのでした。

2017年日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールに向けて八王子組出発致しました〜 - Spherical Image - RICOH THETA

今年は海もあるということで時間割をゆっくりにして海水浴の時間も作りました。

SummerDrumSchool2017TimeSchedule.jpg

初日は2020年の東京オリンピックでサーフィンの会場に選ばれた「釣ヶ崎海岸(通称:志田下)」に行ったのだけれども、沖合に台風が来ていて波が高く、遊泳禁止なので波打ち際でチャプチャプ・・・

SummerDrumSchool2017Seaside1.jpg

翌日はお隣の海水浴場でばっちし泳げました!!

遊んでいるのではありません!!日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールの午後の課外授業です!! えとーさん生徒は全員お昼寝ちう〜(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

「泳いでばっかりやん!!」
と突っ込まれないように、ちゃんと花火大会にも行って来ました(笑)

遊んどるんちゃうで〜 中国の生徒さん達に日本の花火を見せてあげたかったんよ〜 えとーさん生徒は全員飲んでます〜(笑) 日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールの授業、発表会は全て終わり〜明日の終了式を残すのみ!! その前に怒涛の飲み会!!! - Spherical Image - RICOH THETA

はい、遊んでばかりではありません!!ちゃんと授業もしてました。

今回は北京から来たグループにはドラマーはおらず、
ギターとキーボードのみだったので、私は今回初めて日本人生徒を受け持ちました。

SummerDrumSchool2017FunkyRoom.JPG

その中でも目玉が年齢差50歳によるツインドラム!!

SummerDrumSchool2017FunkyRoom2Drum.jpg

副校長衛藤教室はいつもの感じ・・・

SummerDrumSchool2017EtoClass.jpg

ギター教室は岡崎はんとリベリオン山崎先生!!

SummerDrumSchool2017GuitarClass.JPG

キーボード教室は有希子(よーしーず)先生!!

SummerDrumSchoolKbClass.JPG

江川ほーじん先生のスペシャルクリニックもありました!!

江川ほーじんスペシャルベースクリニックちう〜@日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール 「ベースクリニック受けたいのでベース持って伺います」 「持って来んな!!黙って座って聞いとけ!!」 !(◎_◎;)・・・さすがやわ(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

発表会もつつがなく終わり・・・

SummerDrumSchool2017Happyoukai.JPG

夜はこんな感じ(>_<)

SummerDrumSchool20172Teachers.JPG

アホです(涙)

SummerDrumSchool2017Nomikai.jpg

そしていよいよ最終日の閉幕式!!

初回は衛藤先生飲み過ぎで起きて来れないという「おイタ」がありましたので今回はちゃんと校長自ら起こしに行きました。

そして閉幕式となったのですがえとーさんがいない(>_<)

なんと長風呂に入っていて出席出来なかったという・・・(>_<)

終わって
「衛藤さん!!閉幕式もう終わりましたよ!!(怒)」
と言うと、
「あれ?9時からでしょ?」

「もう9時半です!!!(怒)」


まあともあれ今年もこんな感じで楽しくサマードラムスクールを行うことが出来ました。

来年も同じ場所にて同じく7月最終週末(7月27日〜30日)のスケジュールで行います〜

春ぐらいにまた先行予約を行いますので、皆様是非こぞって参加して下さい〜

Posted by ファンキー末吉 at:17:44 | 固定リンク

2017年6月27日

中国人による中国人のための中国人のコンサートin東京

20年前ほどになろうか、アメリカで記者をやっている私の友達がメールでこんなことを書いて来た。

「あんたこの中国人歌手知ってる?アメリカでは全く無名やのにマジソンガーデン満杯にしてるんやで・・・しかも取材に来たら観客チャイニーズばっかし!(◎_◎;)・・・一体誰?」

アーロンコックだか誰だか忘れたが、香港四天王と呼ばれる一番売れている歌手であることを彼女に伝えたのを覚えている。

時はアジアブーム、私はアジアの音楽を紹介する番組を持っていて、
プロモーションで来日するアジアのアーティストはほぼ全てインタビューを行った。

不思議に思ったのは、日本のレコード会社はそのアジアのアーティスト達を演歌班に所属させ、演歌を歌わせていることだった。

そりゃ彼らは本国ではその国で一番売れ線であるバラードを歌っているが、
日本という当時のマーケットでは演歌が一番大きなマーケットではない。

ヘタしたら日本人アーティストの誰も敵わないかも知れない、歌って踊れる、それこそマジソンスクエアガーデンを満杯に出来るエンターテイナーを新人として迎えようとして、その国で一番大きなマーケットじゃない班に編入させるというセンスが私には理解出来なかった。

ヒップホップであろうがR&Bであろうが、それこそロックであろうがJazzであろうが、
ヘタしたら当時の日本人歌手達よりもっとレベルが高いからこそ、彼らは全世界のチャイニーズポップスの頂点に立てているのである。

演歌班と聞いて私がピンと浮かんだのは「テレサテン」・・・

あの偉大な台湾の女性歌手は日本を拠点にして演歌で全チャーニーズ圏のトップ歌手となったでしょ!!
「だからお前も演歌を歌え」
私はそう言ってるように思えて仕方がなかった。

別に演歌が悪くてポップスが良いというわけではない。
何が何でもそのように押し込まなければ気が済まない日本の音楽業界が嫌いで仕方がなかったのだ・・・

テレサテンの大成功は過去の物語、それこそ「時代」が彼女を歴史に残る大スターにした。

でも今は「時代」が違う!!
当時から中国人歌手の多くは日本なんて高々「一億人のマーケット」ぐらいにしか思っていない。
彼らは日本なんか経由しなくても自力でマジソンスクエアガーデンを満杯に出来るのだ!!・・・


さて時代はまた移り変わって今現在・・・
私はWINGのワールドツアーで色んなところを廻ってみてまた驚かされることとなる。

香港台湾北京その他大陸の地方都市などはお膝元だとしても、マレーシアシンガポール・・・はまあチャイニーズが多いアジアの国だとして、イタリアオーストラリアなどはもう白人の国ではないか!!

しかもオーストラリアでは私たちの前に中国大陸の女性歌手のコンサートがあって、友人のミュージシャン達が入れ違いでオーストラリアにやって来ている!(◎_◎;)

イタリアの華僑会もむっちゃ力持ってて、次々と中国人歌手を招聘して大きなコンサートを打っているようである・・・


さて、そんなWINGなんかを日本に呼ぼうとしても、
私自身日本でそんなチャイニーズネットワークを探し当てることが出来なかったので、
「アジアのこんな大スターのライブを日本だけこんな小さなところ」
というような思いでライブをブッキングした。

中国電視という中国のCCTVの日本支社長が偶然昔の知り合いで、
その方と再会した時に、そのような話を愚痴っぽく話す私に彼はこう言った。

「いや、そんなネットワークが日本にも絶対にあるはずです!!」

そしてそれをついに探し当てたのだろう。
日本人は絶対に会場に足を向けないであろう「伝統漫才」というジャンルで、
中国人のお客さんだけで国際フォーラムAホールを満杯にした!!


また前置きが長くなったが、先日2017年6月24日に行われたこのコンサートは、日中の文化交流の歴史の中で大きな出来事であった。

何せ今まで中国の歌手が日本でコンサートをやるというのは全て、レコード会社だテレビ局だが持ち出しで初めて来日出来ていたのだ。

実際今回
「今年は日中国交正常化45周年なので何かイベントをやろう」
という話になって、
そのようなイベントをいつも開催して来た人に相談に行ったらやはり
「経団連とかどこかがお金を出してくれないとチケットの売り上げだけでは絶対にペイしません」
と言われた。

その考えには私も同感であった。
何せアジア圏の大スターWINGでさえ世界中でこの国だけはライブハウス程度しか打てなかったのである。

LuanShuはその時に、
「中国から有名な誰々、日本から有名な誰々を呼んで一緒にやれば武道館ぐらい満杯になるんじゃないか?」
と言ったが私は大きく首を振って反対した。

中国人の動員数100人で日本人歌手が動員する客だけで満杯になっても、
その武道館を満杯にする歌手が売り上げまで全部ギャラで持って行くんだから何にもならない、と・・・

ところがLuanShuはある日突然こう言った。

「国際フォーラムAホールを押さえたから」

!(◎_◎;)

もう何が何やらわからない、しかも中国から招聘するのは日本人には全く縁がない「伝統漫才」!(◎_◎;)!(◎_◎;)

後々わかって来るのだが、既に経費は日本円で3000万円ほど使っているらしい(>_<)

この長年の親友がどれほど金持ちかは知らんが、
まあやりたいようにやって、損しても自分の金なんだからそれもよかろうぐらいの軽い気持ちでお手伝いしていた。

いや、本来なら「お手伝い」などと言えるような軽い立場ではない。
何せ彼と私と共同名義で立ち上げたFLYという会社がこのイベントの主催者なのだ!!(>_<)

宣伝会議等全ては毎回渋谷にある中国電視の会議室で行われるが、
もちろんながら言語は中国語(>_<)

今まで頑張ったってWINGのライブハウス程度のことしか出来なかった人間に何も発言出来るようなことはないが、ふと思いついたので、こんなことも提案してみた。

「宣伝カーってどうですか?日本で中国語の宣伝カーってむっちゃインパクトあるんじゃないですかねぇ・・・」

速攻で答えが返って来た。
「もうやってます」

!(◎_◎;)

SendenCar1.jpeg

SendenCar2.jpg

SendenCar.jpeg

「駅貼りもやってます」

!(◎_◎;)

SendenPoster.jpeg

もうね・・・これ見た日本人が「何じゃこれ」という顔が思い浮かんで来てつい笑ってしまう・・・(笑)
まあ言うならば20年前に私のアメリカの友人が首を傾げたようなものか・・・

「動員数がカッコつくぐらい入ればペイする」
みたいな話はちらっと聞いたが、
中国国内でもバカ高い徳雲社のギャラ払って、
(日本で漫才で1000万超える人っているの?)
相変わらずバカ高い日本での宣伝費払って、
それだけではない、中国からのご一行の渡航費、ホテル代、
そして何よりその方々のメシ代(>_<)

そして共産党幹部の偉い人(この人)とかをご一家でご招待(>_<)

ホンマにペイするんやろか・・・

17日にメインの郭徳網(Guo DeGang)という人が先に日本入りするが、
多くのメンバーは前々日の22日に来日ということで私も駆り出される・・・

空港からの送迎は既にタイアップを取って(?)大丈夫ということだが、
私は「遊撃隊(YouJiDui)」ということで、誰かを突発的にどこかに送らなければならない運転手、もしくは突発的な通訳、そしてメシ屋のブッキング、等いわゆる「雑用」である。

いや、何より大事なのは主催であるLuanShuのそばにいてあげて、その精神状態を良好に保つことである・・・

22日はまず17人ほど来日してみんなをメシに連れて行く・・・
もちろんこのメシ代も中国式には全部奢らねばならない・・・

次の日は演者さんも含めて20人ほど来日するが、
飛行機が大幅に遅れて予約していた居酒屋のラストオーダーに間に合わないということで急遽別の居酒屋を探す(>_<)

北京空港の大雨で遅れに遅れて今日も20名ほどやって来てやっと乾杯〜!! 予約してたところは間に合わず、慌てて居酒屋を探し、店員が忙しくて回らないのを助けて従業員してます〜(>_<) まあ遠方から友が来たら必ずそうするのが中国人〜 もちろん今日も奢らねば〜(>_<) 黒字になるのか明日のイベント(>_<) http://md.pia.jp/pia/event/event.do?afid=P05&eventBundleCd=b1764601 - Spherical Image - RICOH THETA

夜中の12時にいきなり30人以上予約なしで飛び込まれても居酒屋が回っていかないので従業員として手伝う・・・

・・・が給仕に忙しくてイスラムがいること忘れていてうどん焼きが〜うどん焼きが〜!!(涙)

でもまあ箸はつけたけど口はつけてないということでセーフ・・・
もう知らずに豚肉食べさせたなんて言ったら切腹もんやからなぁ・・・(>_<)

そして当日!!・・・会場に着いて改めてその大きさに圧倒される・・・

楽屋では日本にいる全ての中国メディアが集結して囲み取材!(◎_◎;)

舞台袖では日本人スタッフが休憩している・・・

JapaneseRoudousha.jpeg

どこかで見た光景だと思ったらイタリアである!!
あの時、「イタリア人が中国人に雇用されている」ということにびっくりしたのだが、
日本で同じ光景を目にしようとは夢にも思わなかった・・・

そしていよいよ開演!!
おそらく日本人はひとりもおらず、全て中国人だけでどれだけ会場が埋まるのか・・・

ほぼ満席!!!(◎_◎;)

日本人は私と他中国関係の数人しかいないだろうが、
「笑い」というのは外国人がなかなか完璧に理解するのは難しい。

私レベルの中国語力では10回に1回ぐらい一緒に笑える程度で、
それを5000人が一斉にどっかんどっかん笑うのだ!(◎_◎;)

コンサートとしては大成功だろう・・・

採算としては焼肉屋さん借り切ってこの後の打ち上げをやったりしてるしまだまだわからないが、(日本のように演者以外は関係者は割り勘というシステムが羨ましい・・・(>_<))
たとえ少々赤字であったとしてもこの第一歩はむっちゃ大きい!!

FLY株式会社と中国電視はこれによって5000人の中国人マーケットを開拓したということなのだ。

孙楠(Sun Nan)という中国の有名歌手も見に来てたが、
オーストラリアなどでホールを満杯にする彼なんかが
「次は日本でやりたい」
と思えばもういつでもやることが出来るのだ!!

今回は日本人の観客が誰もいないので厳密な意味では「日中交流」ではないのかも知れないが、純粋に中国人だけのイベントが成功したことは今後の日中文化交流の上ではとてつもなく大きな一歩である。

何せ中国人のアーティストは既に日本で5000人動員出来るマーケットを持っており、
次に例えば音楽イベントを開催するとすれば、
一緒に出演する日本人アーティストはその5000人の新しい顧客の前で歌うことが出来るのだ。

今までのように日本では無名の中国人アーティストが日本のどこかが出したお金とか一緒に出演する日本人アーティストの顧客におんぶに抱っこでコンサートを開催してたのとは全く違う!!

お互いが自分の顧客を相手に提供する真の意味での「文化交流」を今後やってゆくことが出来るのだ!!
(もちろん日本人アーティストがこの中国人マーケットにおんぶに抱っこすることも可能ということになる)

レコード会社の人にとってもそうだ。
5000人を満杯に出来るアマチュアバンドがいたとしたら、
レコード会社はそのアマチュアバンドに演歌を歌わせますか?!!

この第一歩によって日中の文化交流はやっとスタートラインに立ったと言えるのではあるまいか・・・

今年は日中国交正常化45周年なので、今年じゅうにもう一回、
今度は日中のアーティストが一緒に音楽のイベントをやろうじゃないかという話もある(らしい・・・笑)

音楽イベントだったら遊撃隊(YouJiDui)以外でも色々役に立てるぞ(笑)

願わくばこの民間交流が「政治」によってぶち壊しにならないことを願うばかりである・・・

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2017年6月 9日

解約

Live Bar X.Y.Z.→Aの閉店に伴い、店の電話の解約をせねばならない・・・

確かこの電話は古くはおふくろが使ってたもので、
名義は何たら興産とかいう会社の名義だった。

長らく休止してたのを店の電話として復活させようとNTTに連絡した。
幸い昔の電話番号は覚えていたのでその旨を告げると、
「名義人のお名前をおっしゃって下さい」
と来て、そこでこの名義が私でも母でもないということがわかったというわけだ。

電話ではラチがあかんということで、
「じゃあとりあえず今から窓口に行きますから」
と言うと、
「窓口はありません。全て電話での取り扱いとなります」
とのこと。

すったもんだして何とか店に電話を取り付けてもらったわけだが、
後にJASRACから訴訟された時に
「本件店舗の電話の名義は被告末吉のものなので、即ち被告末吉は経営者である(出演者ではなく店が演奏したというカラオケ法理に則り、電話の名義が末吉なので即ち末吉が演奏したという桶屋が儲かりそうな理論)」
とあったので、きっとその時にすったもんだして名義を私本人に変えていたのだろう・・・

じゃあ解約は簡単だと思って電話、Webなどを駆使するがどうもうまくいかない(>_<)
どうやらこの回線はNTTではなくSoftBankであることがわかって来る。

きっとネットを入れる時にあーちゃんが便利な方に変更したのだろう・・・

SoftBankの窓口に行ってみると、窓口で扱えるのは携帯電話のみで、
固定電話は電話かネットでの解約となるらしい(>_<)

もうね、便利なのか不便なのかようわからん(怒)

ネットでも電話でもいろんなID番号を入れるのだが、
何故だかどれをどう入れても全部弾き飛ばされて認証してくれないのだ(>_<)

電話口に人間が出ろ!!!(怒)(怒)

しゃーないので故障窓口に電話をかけてそこから何とか担当につないでもらうしかない・・・

故障係も「ここに電話かけられても困ります」という感じだが、
こちらとしても電話口に人間が出てくれないと困るのだ・・・

最終的に故障係から案内された電話番号、
SoftBankの窓口から教えてもらった番号でもなく、
ネットで調べてかけたどの電話番号でもなく、
教えられたプッシュホンの番号を入力してやっと窓口に繋がり解約出来た(>_<)

もうね、電話の解約だけで半日は潰れ、携帯からかけてたので有料電話番号だし一体どれだけ電話代がかかったことやら・・・(涙)


翌日はずーっと使ってなかったクレジットカードを解約しようと窓口に電話をかける・・・

このクレジットカード、何故か今月は1700円とか引き落としされてるので、その内訳も調べてもらう。

ひとつはSoftBank、ひとつはNifty、そしてもうひとつはBWIという海外からの毎月引き落とし・・・海外???!(◎_◎;)

窓口の言うことにゃ、海外の担当は別部門なので後で案内するが、
SoftbankとNiftyについてはご自身で連絡しろ、と・・・

もうね、うちもうSoftBank使ってないし、
Niftyに至っては20年以上使ってないしIDも何もわからんし、
カード解約するからもうそれでええでしょ、と・・・

「いえ、カードは解約なされても引き落としはずーっと続きます」

!(◎_◎;)

そんな無法なことがあるか?!!
・・・いや、あり得る、Niftyに関しては10年以上前に一度同じ相談をして、
「ではカードを紛失したということにしてカード番号が変わればもうそのカードからは引き落としされませんから」
と案内されてそうしたが、現にこうして20年以上ずーっと引き落としされとる(怒)

もうね、全くラチがあかん(>_<)

「これね、不正使用です。カードが自分の知らないところで不正に使用されてますので直ちに取引を停止して下さい!!」

奥の手を使ってそう言うのだが、
「それはお客様自身が先方と連絡をお取り下さい」
と言って聞き入れてくれない。

本当に不正使用だったとしたら、
「うちは知りません、泥棒さんと直接話して下さい。カードを解約されても泥棒さんへの振込は永遠に続きます」
と言ってるのと同じではないか!!!(怒)(怒)

残がなければ引き落としされないかとも思うのだが、
この口座は私のメインバンクで、残が足りないと自動的にカードローンとして融資してくれるのだ(>_<)

この銀行口座を解約してしまえばもう引き落としするにもしようがないだろうが、メインバンクを解約するって全ての引き落としをまた最初っから全部やり直すってやっぱ無理じゃろ・・・

そうだ!!

「じゃあ引き落とし口座を変更して下さい」
そうすればそこの口座に残がなければもう引き落とされない。
引き落とされないと泥棒さんでなければちゃんと案内が送られて来るのでそこにSoftBankの電話番号なりNiftyのIDなりが書かれて送られて来るから一発で解決ではないか!!

「引き落とし口座を変更してもそこに永遠に引き落としがかかりますよ」
どうも窓口の人はこのやり方をされると引き落としされない手間がかかるのでやめさせたいらしい・・・

「どうせ未来永劫引き落とされるんでしょ?だったらその口座を変えて下さい!!」
こちらも粘り勝ちで、やっと何とか引き落とし口座変更の申請書類を送ってくれることになり、電話はそのまま海外担当の窓口に回される・・・

「この会社には心当たりはありませんか?」
どうやら通信関係の会社らしいが、
ひょっとしたらX.Y.Z.→Aが最初にアメリカレコーディングに行った時に、
ホテルかどっかでインターネット接続をするのにカード番号を入力して、
それがワンタイムではなく毎月引き落としになってたことがあったのでそれかも知れない・・・

「毎回引き落としの時にカード番号を照合しますので、
紛失ということでカード番号が変わればもう引き落としされることはありません」

ウソだね!!

同様の手続きを私は10数年前にやっているのだ!!
それでも今なおずーっと引き落としは続いているではないか!!
それはカードを解約しても未来永劫ずーっと続くのだ!!そうだろ!!

直接そこと話せと言われても困るので仕方なくまた同じ手続きをする・・・
あとは引き落とし口座が変わったのを確認してからその口座に残を入れなければいいだろう・・・

それでもダメならもうこのメインバンクを解約するしかない(>_<)
誰じゃこんなご無体なシステムを構築したのは!!!(怒)(怒)


さてそして連絡先を教えてくれたSoftBankとNiftyに連絡してみる・・・

SoftBankはラッキーなことに有人窓口に繋がった。
ここでNTTや固定電話窓口のように延々オートガイダンスだったとしたらこちらはどの電話番号で引き落としされてるのかわからないのだ・・・

窓口の人は親切に調べてくれて、それはおふくろの携帯電話で、
現在私名義ではそれ以外の契約はないことを調べてくれた\(^o^)/

おふくろはもうボケて電話も出来ない状況なので携帯は解約、
次は問題のNiftyに電話をかける。

何せこれはIDすらわからないのだ・・・

ここも幸い有人窓口に繋がった\(^o^)/
窓口の人は非常に親切だったのだが、何せ20年以上前のことなので本人確認が一向に進まない(>_<)

まず連絡先電話番号が携帯ではないので昔の固定電話の番号を忘れてしまってたらもうそれでおしまいであったのだが、幸い店の電話の件ですったもんだしてたのでまだ覚えていた\(^o^)/

次は住所!!
昔住んでた住所なんか覚えているわけはないが、
それもGoogleマップで調べて何とかゲット!!
802という部屋番号を覚えていたのでよかったが、それを忘れてたらもう本人確認は出来なかっただろう・・・

結局またこれら手続きで半日が潰れ、かけた電話代はまた膨大な額になってしまっただろう・・・

あとは引き落とし口座変更手続きをしてその口座に残を入れなければ引き落としがされないか、もしくは昔の口座からされるならもうメインバンクを解約するしかない(>_<)

今後はクレジットカード引き落とし専用口座を作るしかないな・・・
しかし今日び銀行は同じ銀行に新たに口座を開かさないようにしている・・・

みんながみんな自分の都合のいいようにシステムを作り上げて、
結局顧客がその煽りを食って一番めんどくさい作業をせねばならんのが現代か?・・・

皆さんもしばらく使ってないクレジットカードがあったら引き落とし等を念入りに調べてみた方がいいですぞ。
2千円程度が20年以上毎月引き落とされてたわけだから既に50万以上ドブに捨てている(>_<)

しかもそれはカードを廃止しようが未来永劫続くのですぞ!!
くわばらくわばら・・・(>_<)

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2017年5月21日

日本の華僑ネットワーク

このイベントの共同主催の会社、中央電視台日本支社の社長は古くからの知り合いである。


DeYunShe624.jpeg

昔、ワシの中国での活動を日本のNHKがドキュメンタリー番組にしようという時に、中国での受け入れ先として中国の中央電視台の担当者だったと記憶している・・・

まさか自分の会社(笑)がこんなイベントを主催することになろうとは夢にも思わなかった頃、その社長と飲んでる時にワシはこんな問題提起をしたことがある。

「Wingのコンサートでオーストラリアイタリアに行った時に、地元の華僑会とかが主催とかしてどこも満杯になっているのに、日本にはそんな強力な華僑ネットワークがないよね」

考えるに、日本における「華僑」とは台湾系が多く、
例えば中華街などの中国人は既に3世や4世、
中国語を全く喋れない日本で生まれ育った世代だったりするからでは・・・

などと勝手に結論づけていたのだが、
まあアメリカでもサンフランシスコのチャイナタウンなどに住む、もうアメリカ人と全く変わらないチャイニーズ達の他に、ニューチャイナタウンと呼ばれている中国大陸から移り住んだ金持ちの住む地区があるのと同じように、
日本にもそんな新しい華僑ネットワークがあって、この人はワシのそんな話を受けて遂にそこを見つけたのかも知れない、音楽や演劇と違って中国語が分からないと全く楽しめない漫才というイベントで、もう既に国際フォーラムを半分埋めるだけのチケットが捌けていると聞いてびっくりした!(◎_◎;)

いや、ワシの知り合いの著名ミュージシャンと呼ばれている人達でもなかなか国際フォーラムに日本人を数千人動員出来んでぇ・・・(笑)

などと楽観視しながらこの会社の会計を担当してくれる人とミーティング・・・
「会社はまだ興したばかりなので収入はないでしょうが、
もし収入が1000万を超えたら国に消費税を納めねばなりません」
などと説明されてるのを聞いて、LuanShuに何の気なしに聞いてみた。

「まあ収入はこのイベントが終わってみなきゃわからんだろうが、
現状で経費っつうのはどのぐらい使ってんの?」

何せ「Funky~すまんが数百万立て替えてここに振り込んどいてくれ~」なんてことを言ってたぐらいだから、
ひょっとして経費が1000万超えてたら、
まあイベントがトントンだとしても支出が同じだけだとしたら1000万超えて消費税80万って・・・これ結構大きいなぁ・・・などと後で思ったら小さい小さい金額のことを心配してたワシは、LuanShuのこの返事を聞いてぶったまげることとなる。

「経費ねぇ・・・日本円で全部で3000万ぐらいかなぁ・・・」

!(◎_◎;)

あーたワシの知らんいつの間にそんだけ大金を・・・
と思ったら中国人の有名漫才師を招聘してるわけだから、当然ながらギャラの支払いは中国で人民元で支払われるのだ、ワシが知る由もない・・・(>_<)

しかも日本円で1000万クラス!(◎_◎;)

あかんがな!!国際フォーラム半分ぐらいで凄いなぁゆーてたらあかんがな!!石に齧りついても満杯にせな大赤字やがな・・・(涙)

ということでワシがついて行っても全く力にはならないのだけれども、
「力を借りたい人に会いに行く」
というので一緒について行ったところが・・・

日本中華総商会

KakyoNetwork1.jpeg

ほんまにあったんや・・・こちらで商売をやる中国人の連合組織!(◎_◎;)

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ワシから言わせたらちょっと台湾訛りの変な(失礼)中国語を喋る横浜の中華街なんかの華僑達とは全く違う、ちゃきちゃきの大陸出身者の中国語を喋る華僑達がワシの目の前で熱弁している・・・!(◎_◎;)

今や日本の華僑社会も彼ら「新華僑」の時代なのか・・・

「うちと組めば宣伝関係はばっちりだと思いますよ(中国語)」
お願いしますお願いします!!(必死)

イベントの後援をお願いして和やかにその場をおいとまする時にこんなことも言われた。
「あなた方もうちの会に入ればどうですか?」

そうか・・・ワシとLuanShuのこの会社ってもう立派な「日本の華僑華人の会社」なのか・・・!(◎_◎;)

自分の国が住みにくいと思った中国人達は、国を飛び出して新しい土地の文化と言葉を覚え、そこを新天地として「華僑」となった。
ワシもこの日本を飛び出して中国を新天地として「和僑」になるのだ!!
そう思って中国に渡ったワシが、回り回って日本で「華僑社会」の中に組み込まれようとしている(笑)

願わくば人民間の関係が国家関係に左右されることなく安泰であって欲しい・・・

KakyoNetwork3.jpeg

ps.「そうだFunky、当日は北京からもいっぱいミュージシャンの友達が来るから、どっか楽器があって演奏出来る打ち上げ会場探しといてくれ」

!(◎_◎;)

どなたか6月24日有楽町の国際フォーラムから歩いて行ける範囲で、50人ぐらい入れて21時頃から貸切に出来る楽器が常備してあるお店知りませんか〜(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:10:42 | 固定リンク

2017年4月22日

忘れ物大作戦

南京のライブに間に合うようにと夜中の羽田ー上海便を取っている。
よく乗る羽田ー北京便よりも少し遅い2時50分発である。

香港からJamesがやって来てるということで、
じゃあ新宿ででもメシを食おうということになった。

新宿西口の「いきなりステーキ」である。

ワインをしこたま飲んで、更にゴールデン街へ繰り出す・・・
ゴールデン街にはツヨシの店があって、
以前ツヨシにはJamesの通訳をお願いしたことがあったのだ。

Jamesがツヨシとの再会を喜んでる頃ふと気がついた・・・
「ワシのiPadどこ?」・・・

きっといきなりステーキに置き忘れたのだろうと、
店を出ながら「iPhoneを探す」で現在のiPadの場所を表示させてみる・・・

「別にふたつとも繋がってなくてもiPhoneとiPadとどちらかがネットに繋がってりゃええんちゃうん!!」
という意見もあるが、ワシは日本でも中国でも必ずiPadに現地SIMを挿してどちらもネットに繋がるようにしている。

「だってこんな時に便利でしょ(笑)」
と「iPhoneを探す」が指した場所を見て笑いが消えた・・・

「なんで八王子にあるん???」

ベイエリアのLuanShuんちから車で八王子まで帰って、
駐車場に車停めたら家には帰らずにそのままバスに乗って、
八王子のヨドバシカメラにちょっと寄って駅まで行って、
そしてJRに乗って新宿まで、そして「いきなりステーキ」・・・

「ほな車ん中か?・・・」

しかしよく見るとうちの住所とは違う別の場所にあるようだ・・・
楢原・・・その近くにある施設は・・・西東京バス・・・

もしかして・・・

さっそく「iPhoneを探す」を「紛失モード」にして、
音を鳴らして「拾った人はこの電話番号に電話下さい」というメッセージを表示させる・・・

電話がかかって来た!!
「西東京バス楢原営業所です」

やっぱバスの中に忘れてたのか(>_<)

「すぐに取りに行きます!!」
そう言うのだが大きな問題が・・・

「10時半には営業所は閉まってしまいますので明日おいで下さい」

・・・て今晩の飛行機で飛ぶのに明日では間に合わんがな(>_<)
しかもiPadの中には全ての譜面データがあるので、これがないとライブが出来ん(涙)

「譜面をいつも忘れるからデータ化してiPadに入れといたらええがな」
という考えは、iPadは絶対に失くさない前提の考えなのよ〜(>_<)

閉店まであと20分・・・
「すぐに取りに行きます!!」と言って電話を切り、
お隣の仮谷くんに電話をする・・・

「楢原まで車出せる?」
藁をも掴む思いでそう言ってみるが、
「もう飲んじゃったから無理です」

(>_<)

あ、そう言えば仮谷くんとこにはあーちゃんのお母さんがいて確か免許を持ってたではないか!!

「お母さん!!よろしくお願いします!!!!!!」
「いいですよ、じゃあ住所送って下さい」

電話を切ってネットで検索する・・・
iPadがあれば電話が繋がったままで検索出来るのに・・・(>_<)

調べて仮谷くんに電話をかけ直したら
「こっちで調べてナビに入れてもう出ちゃいました〜
でも住所の最後の数字がナビでヒットしないんですよね〜
ひとつ違いがヒットしたんで取り敢えずそれ入れて出発してます」

あかんやん(>_<)

残り時間あと10分!!
道に迷ってもし営業所が閉まってしまったらもう明日のライブが出来ない(>_<)

「お母さんの電話番号教えて!!」
直接電話してみるが出ない(>_<)
しゃーないので営業所からお母さんにかけてもらおうと営業所に電話するのだけど繋がらない(涙)

お母さんが着かなかった時の為にと、今度はそのお隣の二井原に電話する。

「もしもし、二井原?」
ここでゴールデン街のみんなから非難轟々!!!

「あんた、アメリカから入国拒否で帰って来た人にそんなこと頼むなんてどういう了見なんですか!!!」

おいおい、仮谷くんならよくって二井原ならいかんっつうのって一体どういう了見じゃ(>_<)・・・

かくして二井原の出動を待たずしてお母さんは無事に営業所に着いた!!
閉店時間は過ぎているが、それでもお役所と違ってなんとか対応してくれているようだ。

日本式に「本人確認」とか色々ややこしいが、まあ閉店延長して下さっているだけ「神対応」である・・・

お母さん無事にiPadゲット!!
「これをどうすればいいんですか?」

もうとっくに寝る時間を過ぎているお母さんに新宿まで持って来てもらうわけにはいかない・・・

「店に誰かバイトで物運んでくれる人おらんか〜」
あーちゃんに電話してみる。

「店は今日は休みで今私は店で書類書いてますが・・・」

もうしゃーないな・・・
「あーちゃん!!お母さんからiPadもらってそのまま電車乗って新宿まで持って来て!!!」

もうね、忘れもんなんかするもんじゃない(>_<)
こんなに多くの人に迷惑をかけるのだ・・・

「何時に新宿に着くかわかったら教えて!!駅でピックアップする」

中央線は下りはかなり遅い時間まであるので、あーちゃんが八王子にとんぼ返りするのは時間的に大丈夫だろう、問題はワシが成田に行く時間に間に合うかどうかである。

「12時5分新宿着です!!」
電話がかかって来て調べてみるが・・・羽田までの終電に間に合わない(>_<)

しゃーないのでJRで蒲田まで行ってタクシーに乗る!!

あーちゃんからiPadを受け取り、山手線に座って安心してしまった途端に爆睡(>_<)
「お客さん、終点ですよ!!」
車掌さんに起こされてふと見ると乗り換える予定の品川駅!(◎_◎;)

品川終着の電車でよかった・・・(涙)

満員の京浜東北線に乗り換えて、蒲田駅でタクシー乗り場に行くと長蛇の列(>_<)
・・・おそらくこれが終電だったのね・・・(涙)

しゃーないので時計とにらめっこしながら根気よく待つ・・・
やっとタクシーに飛び乗って羽田国際線ターミナルへ!!

ぎりぎりチェックインに間に合い、後生大事にiPadを抱いて飛行機に乗り込んだ・・・

みなさん、周りの人に大きな迷惑をかけることになりますので、くれぐれも忘れもんには気をつけましょう!!!!(>_<)

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2017年4月20日

週末は海外でミュージシャン、平日は日本で会社従業員(>_<)


DeYunShe624.jpeg

もうね、わけがわからない(>_<)

なんで日本では全く無名な、
しかも字幕も出ずに中国語で行われる漫才のコンサートで東京国際フォーラムを押さえる?(>_<)

しかも既にチケットぴあでも発売開始されていて、
なんと5万円のVIP席は既に完売???!(◎_◎;)

どうなってんの?・・・日本に中国人何人おるん?
っていうよりその主催がFLY株式会社???・・・!(◎_◎;)

「FunkyのF、LuanShuのL、あとアメリカにいる天才アレンジャー張毅(ZhangYi)のYを取ってFLYっつう会社員を日本で興すから〜」
って一応言われるままにほんのちょびっとだけ資本金入れたんやけど、
ほな取締役!!・・・ってまあ日本人ワシしかおらんからええけど〜・・・

ってその会社でこんな大きなことやられたらもうワシの手にはおえんのですけど〜・・・(泣)

今は香港経由でなくても中国の銀行から多額のお金を日本の銀行に振り込めるらしく、そのためには必然的に会社名義の口座が必要だということで前回物凄い行程で来日!!

もうね、日本の銀行めんどくさい!!(>_<)

事務所の登録地の近くの銀行じゃないとダメだとか、
外国人でこちらに住民票がない人はダメとか、
日本人でも代表取締役でないとダメだとか・・・

ちなみに「取締役」って銀行で書く書類上では「従業員」(>_<)
ワシ・・・生まれてこの方サラリーマンやったことないのにいきなり従業員(>_<)・・・

もうね、前回は代表取締役は日本におらんからということでこの従業員相手に1時間以上面談してどうだこうだ言われて、
「では一週間から10日間後に連絡します〜」
というわけで結果を待ってたところ連絡が来て・・・結局ボツ!!(>_<)

「理由はお伝え出来ません」・・・(涙)

もうね、このおかげで
「また来日して至急別の銀行で口座開設するよーに!!」
というわけでまた緊急来日(>_<)

いやね、別に爽子(Shuangz)のツアーは週末だけだからええのよ、平日は空いてるし・・・

従業員頑張る!!
今回はいくつ銀行廻ったやろ・・・(>_<)

もうね、会社の書類いっぱい持って銀行廻って・・・
1時間以上あーだこーだ言われて手書きでいっぱい書類書いて・・・

でも今回はLuanShuも来日してたので連れてった。
まあ日本語なので「委任状」とやらにサインしてあとはぼーっと聞いてるだけやけど・・・

委任状の住所とか全部手書きで本人が書け」と言うので、
「日本で使ってる漢字で書いてよ!!」
ときつく言い渡す。

日本で使ってる漢字と中国で使ってる漢字は微妙に違ったりするから、
「登記と違う」
とか言われてまたやり直させれたらたまらんもんな・・・

銀行は3時までやってるから本当はもう一軒銀行廻れたんやけど、
「もう無理!!」
ワシの方が限界で、
「もうこのぐらいにしませんか(泣)」
ということで終わりにしてもらった。


それから向かったのは中国の中央電視台の日本支社!(◎_◎;)

いやね、あるのは知ってた。
昔ワシのNHK−BSのドキュメント番組を中国で撮った時、
中国の中央電視台の担当だった人が日本に来ていて再会してLuanShuに紹介したのだが、
なんとその人は今日本支社の社長なのな・・・!(◎_◎;)

しかもそこにはちゃんとした撮影スタジオがあって、
毎日夕方にはそこから全中国に生放送出してるって・・・

知ってた?・・・・知らんわなぁ・・・もう色々びっくり(>_<)

渋谷のオフィスビルの中央電視台に来てみれば、
なんとその人とLuanShuを中心にものものしい会議!(◎_◎;)

しかも当然ながら全部中国語(>_<)
ここは日本か?・・・

会議はヒートアップして、
中国人相手の宣伝だけではなく、
「日本にいる中国人は中国のメディアだけ見てるわけじゃないだろ、日本のメディアにも広告打たなきゃなんないだろ」
ということで山手線まるまる広告とか、
そんな恐ろしい話がぽんぽんと飛び出る!(◎_◎;)

また
Funky〜すまんが数百万立て替えてここに振り込んどいてくれ〜
とか、それ以前に現在ワシの個人口座でこの会社の金銭をやり取りしてるんやけど、その口座でこれ以上多額の金のやり取りされても困るがな・・・(>_<)

こりゃ早く会社の口座開設せないかんなぁ・・・
と頭抱えてたらLuanShuがこちらにいる中国人ネットワークを介して中国工商銀行の人間を紹介された・・・

「それええやん!!」
もうね、日本の銀行がここまで中国人の会社の口座開設させたくないなら中国の銀行でええやん!!

・・・って日本に中国工商銀行あるんや・・・!(◎_◎;)

GongShangYinHang.jpeg


行って来ました!!丸の内の中国工商銀行!!

窓口の女性はどうやら日本人のようだが、
ところどころ張り紙とかは中国語で、一瞬ここが日本なのかどうかわからなくなる・・・

(写真自粛)

担当者がやって二人やって来た。
もちろん中国人(笑)

「中国人ならワシもう何も喋らんし〜代表取締役と中国語で喋ってや〜」

ということでネイティブ同士の融資に関する専門用語の連発!!
ワシ下ネタと音楽用語しかわからんし〜専門用語わからんし〜
・・・と思いきや、よくよく聞いてみるとほとんど雑談!(◎_◎;)

何これ?・・・

日本の銀行だと全くと言っていいほど雑談は挟まない。
ワシが時々
「漢字って選べるけど書けませんよねぇ」
などと言って気分をほぐそうとするのだが、
「そうですねぇ」
で終わる。

それがこの人たち、銀行口座開設の内容は一切喋らずずーっと雑談しているのだ!(◎_◎;)

まあもうひとりの人が時々資料には目を通し、
書類をコピーに行ったりするのだが、
戻って来るとまた雑談に加わる!(◎_◎;)

小一時間そんな風に雑談してただろうか、
「じゃあこちらから連絡しますよ、WeChat教えて下さい」

え?!(◎_◎;)・・・

日本の銀行で「じゃあ連絡はLINEでしますから」とか言うか?・・・

どうやら日本の銀行は必ず電話で連絡する規則があるらしく、
ワシなんか海外にいるんだからメールで連絡に出来ないかと言っても必ず断られる(>_<)

この会社のために日本に派遣されてやって来たマンニーちゃんを連れて行って
「連絡は彼女にお願いします」
と言っても、外国人登録証をコピーして、
来日してまだ半年経ってないからその資格がないなどと言う銀行もあった。

日本でもWeChatで連絡しようや〜
そしたら海外にいても連絡つくしWeChat無料通話で電話も出来るし〜・・・

ほな〜ということで席を立とうとした時に、またLuanShuが衝撃的なことを言った。

「これから昼休みでしょ?一緒にメシでも行きませんか?」

!(◎_◎;)・・・

中国ではおそらくこれで一緒にメシ行ったりするんやろから誘ったんやろうけど・・・
あいにくそのお二人は昼休みに用事があるそうで残念ながらとのことだが・・・
「じゃあ明日の夜でもメシ行こう」
・・・って行くんか??!(◎_◎;)

・・・これ、行ったとしたら日本の銀行やったら絶対クビやな・・・

「じゃあ帰る前に記念撮影」!(◎_◎;)
・・・って中国工商銀行の看板の前で一緒に写真撮りながら考えてたんやけど、
日本の銀行だったら機械的ににとにかく細かく質問をして、
それをデータとして紙に書き込んでそのデータを上司が見てから口座開設するかどうかを判断する。
中国だったらその上司自身が一緒にメシを食って、
この人が本当に悪いことをするかどうか人を見て口座開設するかどうかを判断する・・・

どっちが正しく判断出来るんかのう・・・


もうやるだけのことはやったので次のツアー先、南京に向かう・・・
従業員からミュージシャンに戻りながら考える・・・

実は6月24日ってひとつ仕事が来てるのよなぁ・・・
この若手ロックシンガーの全中国ツアー・・・

「そんなのぶっちしてお前も現場にいろよ!!我が社の最初の大きな仕事なんだからな!!」
って言われても別にワシおってもやることないし・・・

そもそもワシの中国語レベルじゃ中国語の漫才聞いたってわからんし・・・
(最近は難聴で日本語の漫才聞いてもところどころ聞き取れなくて笑えない)

おっても何もやれん「従業員」なんやったら、
週末なんやからミュージシャンしときたいなぁ・・・

・・・と思って今回はチャンスを見てその日は何とか現場に来ないように言おうと思ってたら・・・

銀行の書類持って日本の街並みをこいつと肩を並べて歩いていて、
「あれからもうすぐ30年・・・」
いろんなことを思い出して来た・・・

日本から持って来たCDや楽器を担いで北京の街並みをこうやってこいつと歩いてた・・・

「ファッキンガバメントはロックを恐れている!!
だから俺たちはロックを聞くことも演ることも出来ないんだ!!」
そう言う彼らのために、本気で日本に「亡命」する方法を考えたりしてた・・・

食うや食わずのしがないロックミュージシャンが、
今ではビザを取って自由に日本に来ることが出来るようになって、
一千万単位の金が動くイベントを企画している・・・

そんなこいつのために日本のいろんなこいつの友人が一生懸命動いてこのイベントを成功させようとしている・・・

別に昔から仕事だと思ってヤツらと一緒に色々やってたわけではない。
友達のために色々動いてあげてただけである・・・

ま、週末だけどミュージシャンやめてもう一回従業員になったげてもいいな・・・
そう思いながら南京へ旅立つのであった・・・

Posted by ファンキー末吉 at:07:15 | 固定リンク

2017年4月12日

日本と中国のサマードラムスクール

先ほど北京でミーティングが行われ、中国でのサマードラムスクールの概略も決定しましたので、日本の概略と共にここにお知らせしておきたいと思います。

まず日本のドラムスクールは今年は7月28日〜31日まで千葉のこちらにて行います!!

今までは山のキャンプ場でしたが、今年は海沿いのスタジオ!!
冷房もあるし蚊にも悩まされない!!\(^o^)/

ただ、食事はケータリングということで例年のように居酒屋勝グループの炊き出しはありません(残念)

講師は私ファンキー末吉を校長として、
なんと衛藤浩一先生が副校長に就任!!

これは歴代副校長の佐々木隆さんが中国でのドラムスクールに取られてしまったので仕方なく仕方なくの大出世なのです(残念)

衛藤さんも初回はおイタをして校長からこってりと絞られましたが、
その後は飲み会以外は真面目に、
いや、夜こそ真面目に飲んで大暴れして(笑)今や日本のサマードラムスクールの顔となっております!!

去年は中国の寧夏海賊自治区のドラムスクールから数名の中国人生徒が参加しましたが、
今年は同じスクールと共に新しく北京と青島からも募集を開始しました。
一昨年参加した香港のスクールからも参加を表明されております。
ところがこの会場には定員がある上に、5月には使用料を先に払わねばならないということで、4月末までこちらで「早割」と称してもう受付を始めています。

同様に中国での募集も4月で一度締め切って、そこで定員になればもう第二次募集はしないということになりますので、参加を計画している方は是非この早割の間にお申し込み下さい。

今年は中国人の生徒が多くなるということは、
ギターやベースやキーボードの講師は中国語が喋れる講師がよかろうということで、渋谷有希子田端翔をブッキングしております。

今までは女性の講師はいなかったので、
夜の宴会での衛藤浩一先生と渋谷有希子先生の絡みが私の楽しみのひとつであります(笑)

毎年参加してくれているバンドゲストRebellioN高校生だった彼らももう20歳を過ぎたから酒が飲めるな・・・


さて、中国のサマードラムスクールは8月11日〜14日まで山東省の「临沂(LinYi)」というところで開催されます。

「临沂(LinYi)」は私はもう何度も行ったことがありますが、
全中国ドラムクリニックツアー2010年 山東省「临沂」その1
全中国ドラムクリニックツアー2010年 山東省「临沂」その2
全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」
全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」羊づくし
全中国ひとりドラムツアー2015年 山東省「临沂」
これが日本から行くと直行便がなくて結構大変!!(>_<)

結構苦労して渡航してくれることになる日本からの講師は、
名実共に(笑)副校長の佐々木隆先生!!
そして前回で本場の中華大好きになってしまったマッド大内先生!!

毎回衛藤浩一先生のことも頭をよぎるのですが、
あれを中国に連れてって日中関係にヒビでも入ったらと思うとすぐに頭の中から消し去ります!!(笑)

ギターは同じく田端翔くん、
そしてベースは中国の日中混合バンド「咖啡因(CAFFE-IN)」のベースのMasatoくん。
この二人なら通訳要らんもんな・・・(笑)

キーボードはどうしても中国で見つからず、
八王子からHeyskeさんをブッキング!!

実はHeyskeさんはちょっと中国語を喋れるのよね・・・
福建省の黒社会の知り合いから学んだ福建訛り(笑)

まあ何じゃかんじゃで楽しいメンバーが集まりました。
去年は日本から参加したツワモノがいたけれども、
もし日本から参加したい方がいましたら個別に私に相談して下さい。

去年からこのように日中両国にて開催されることになりましたが、
願わくば日中関係がまた変な風になって中止にならないこと・・・

まあ政治がどのようになっても私と中国の関係は一生切れない関係なので、
どんな形であれこのような活動は続けてゆきたいと思ってます〜

Posted by ファンキー末吉 at:15:53 | 固定リンク

2017年3月10日

中国人の会社設立

旧正月休みにはここぞとばかり日本で17日連続のツアーをブッキングし、
そのまま帰って今に至るまでブログを書くヒマもない!(◎_◎;)

なんでこんなに忙しいのかわからない。
昔は王様トリオとか絡めて50本以上連続でツアーしててもブログとかは書いてたし、同時にJASRACの訴訟等のもろもろもこなしていた・・・

まあ「同時にいくつものプロジェクトをこなす能力」が歳と共に下がって来ているのかも知れんが、やはり思い付く出来事としたらこいつである!!

もうね、いい加減にして欲しい(>_<) ミーティングだからと言って呼ばれたから「美味いもん食えるぞ」と娘連れて来たら、まあ場所はよく連れて来てもらった1階、地下1階、地下2階全部がワインセラーみたいな高級店、それはいい!! 同席してるのは中国共産党幹部!(◎_◎;)しかも共産党中央宣伝員のトップやないの!! そりゃワシも黒豹のボーカル脱退の時に両方のところ行って説得して「共産党宣伝員みたいですね」と言われたけどホンモノは違う・・・ワシ音楽用語と下ネタしか中国語知らんのやから交流無理(>_<) 飲むしかない - Spherical Image - RICOH THETA

もう30年近い老朋友(ラオポンヨウ)で家族同然の付き合いであるLuanShuなのだが、ここに来て「日本に会社を設立する!!」と言い出した!(◎_◎;)

まあ「お前の会社なんだから好きにしろ」と言ってたら、
「何言ってんだ!!お前の会社でもあるんだぞ」
と言う・・・!(◎_◎;)

会社名はFunkyの「F」、LuanShuの「L」、
そしてもうひとり「Y」という人間を連れて来て「FLY」という名前にするらしい(笑)

「出すもんは舌も出さん!!貰うもんは病気でも貰う!!」
という元ファンキーコーポレーションの社長綾和也さんの座右の銘の通り、
「じゃあ株でも何でもくれるんだったら・・・」
と思ってたら本当にいくらかは出資しなければならないらしい・・・

株主としてLuanShuが500万円出資してFunkyさんは10万円、
その割合で株の割合が決まるということで何とか日本円を集めて出資金とした。

で、その出資金を本人の名前で会社用の口座に振り込まなければならない。

またここで問題は、会社がまだ出来てないのだから個人名の口座でもいいから、
そこに出資者の名義で「振込」で入金せねばならないと言う・・・

LuanShuはまだ住民票がないので口座は開設出来ないということで当然ワシの口座となるのだが、金銭の動いてない口座が望ましいと言われてもちと困るなぁ・・・

というわけでワシがそれ用の新しい口座を作ることになった。

「今回の来日の時に500万の現金を置いて帰ってよ!!次のワシの来日の時に新しい口座に入れるから現金ないと会社作れんよ!!」

と強く釘を刺していたので何とか現金は置いて行ったようだ(笑)

さてそして弁護士ミーティングで来日した時に真っ先に銀行に行き、
LuanShu名義で振り込むにはワシからの振込の振込人名義を変更出来ると言うので第一関門突破!!

ワシ個人からの振込は問題なく終わり、
出資金の印字された通帳のコピーを取って、
会社設立をしてくれる会社に行ってそれを提出し、
捺印せねばならんモノには捺印してそれで終わり!!

と思ってたら問題が・・・

「Funkyさ〜ん!!500万に足りなかったので日本にいる友人に100万借りたんだ。それ今日までに返さなきゃなんないんで、北京帰ったらお金渡すから取り敢えず立て替えて払っといて〜」

・・・って10万円でもほぼ無理だったのに100万も無理!!(>_<)

まあこいつの100万円ってワシの1万円ぐらいの感覚なのね・・・
ないしっ!!(キッパリ!!)

確定申告で会計士が「どうして今年だけJASRACからの印税が例年よりこんなに少ないんですか」と質問メールが来るほどの有り様で、
おまけにJASRACは年末からワシの印税を差し止めた!(◎_◎;)

法律用語で言う「相殺権を行使した」とのことだが、
最高裁に上告されていてまだ判決がどうひっくり返るかわからんのに今それをやるか?(>_<)

またそれはJASRACの請求額が満額になるまで続けるそうで、
日本でほとんどライブをやってないワシにとってはもう日本に収入はほとんどないということである・・・

・・・というわけでLuanShuさん、人助けはいくらでもやってやるから金ならないぞ〜!!

金ならないぞ〜!!

Posted by ファンキー末吉 at:05:52 | 固定リンク

2017年2月 3日

黄家駒が紡いだ命

長年一緒に仕事をして来たLaoLuanの息子がアイスホッケーをやっているらしく、
「日本で練習試合とか出来ないか」
と言われていたのだが、
何ぶんスポーツに関しては全く興味がないので
「日本にはアイスホッケーなんかやってる人いないよ」
とか答えてたような状況の中、
「灯台下暗し」で元ファンキーコーポレーションの西部(シーブー)がホッケーの本場カナダの旦那と国際結婚してたことを思い出し、結果彼女のアテンドにより「北京火龍(ファイアードラゴン)」というジュニアアイスホッケーチームの初来日となった。

初日は西東京のスケートリンクで東京のチームと試合
そして軽井沢にやって来て軽井沢選抜チームとの試合・・・なのだが昼間は彼らは練習をしているのでそのスキにワシはスノボ(笑)

そしてその夜みんなで飲んでた時の話である。

继续在房间喝酒!! - Spherical Image - RICOH THETA

このワシが「実は人見知り」などと言うとびっくりする人が多いが、
特に母国語ではない中国語で知らない人んところにひとりで放り込まれると緊張を通り越して「嫌悪感」みたいなレベルにまで来ることがある。

しかしこの日はLaoLuanが
「チームメンバーの父親たちが飲みながら俺を待ってるんだ」
と言うのを聞いて、何故だかつい
「じゃあ俺も行く」
と言ってついて行ってしまった・・・

アイスホッケーをやるような家庭のお父さんである。
音楽業界の人間はもちろんLaoLuanだけだろうし、全くの初対面ばかりだろうに何故「じゃあ俺も行く」などと言い出したのか自分でもわからない。

まあ中国は何事も「関係(GuanXi:コネの意)」から出来ているので、
実は間接的に知り合いだったりすることは多い。

向かいに座ってる人は実はワシが飛行機の中にパスポートを忘れてあわや強制送還になろうとしている時にLaoLuanから電話を受けて探し出してくれた人である。

その時のターミナルでの話を面白おかしく話してるうちに「中国語ハイ」になって自分で話が止まらなくなる(笑)

まあワシなんてもう30年近く中国語を話して暮らしているが、
そもそもが学校に通ったこともなければ全くの「独学」である。

試験を受けて、まあ一生使うことはないだろうなぁという単語も一度は全部覚えたことがある人と違って、ワシなんかボキャブラリーは音楽用語と下ネタしかないのであるから(笑)、知らない単語ばかりを羅列する政府のお偉いさんなんかとメシを食う時の辛さに比べたら、こうして自分で勝手に喋り捲る方が数段楽しい・・・

まあ酒飲んで盛り上がるネタはだいたい決まっていて、

世界上最幸福的生活是(世界で一番幸せな生活は),
1,住在美国的房间(アメリカの部屋に住んで)
2,吃中国菜(中華料理を食べて)
3,有日本的老婆(日本人の嫁がいる)

最不幸福的生活是(一番不幸せな生活は),
1,住在日本的房间(日本の部屋に住んで)
2,吃美国的菜(アメリカのメシを食って)
3,有中国的老婆(中国人の嫁がいる)

まあ「鉄板ネタ」であるが、ここから
「私なんて昔は日本の部屋に住んで中国の嫁もらってたんですから最悪の3分の2は経験してますよ」
と始まって、

1,结婚是"判断力"不够(結婚は判断力の欠如)
2,离婚是"忍耐力"不够(離婚は忍耐力の欠如)
3,再婚是"记忆力"不够(再婚は記憶力の欠如)

とまた「鉄板ネタ」へと続く(笑)

まあいくらアイスホッケー関係だとはいえ、音楽好きは多いということでLaoLuanが許魏(XuWei)の話を振ってくれて
「彼の出世作のドラムは全部こいつが叩いてるんだよ」
などと言うと、
「あの曲のサビんところねぇ、"僕はもっともっと君の笑顔を見たい。僕はもっともっと君に言いたいんだ"の後に"LaLaLa"になって歌詞がないでしょ。あれがいいんだよね」
などと知ったようなことをほざいたりする(笑)

そんな中で今度はLaoLuanがBEYONDの話を振った。

もちろん中国人の音楽好きでBEYONDのことを知らない人はいない。
「そうそうボーカルの黄家駒は日本で死んだんだよね」
などと言われたりしたら、
「そうですよ、私の目の前で死んだんですよ」
と言うしかない・・・

なにせが書けるぐらいのエピソードがあるのだ。
話そうと思えば一晩中だって話し続けることが出来るが、
この楽しい酒の場をしんみりとさせてしまったって仕方がない、
LaoLuanと関係のあるひとつのエピソードだけをちらっとお話しした。

「もうね、西洋医学では全く手の施しようのない状態だったんだ。
そうなったら東洋医学にでも何にでも頼るしかない。
"安宮牛黄丸"という漢方薬が効くかも知れないということで、
LaoLuanの弟のLuanShuに国際電話をかけたんだよね・・・」

ところがその漢方薬には日本の医薬法に抵触する成分が含まれていて、
全世界の中華圏から集まったその薬は日本の税関で全部摘発されて没収された。

運良く没収されなかったものや、日本にいる中国人がたまたま持っていたものも、日本の医者が医薬法に抵触する薬を患者に投与するわけにはいかない。

全世界の中華圏の藁をも掴むような思いが届くことはなく、
そして黄家駒は・・・死んだ・・・

ワシが日本のマニュアル社会に対して時々ヒステリックに嫌悪感を露わにすることがあるのはこの時の思い出のせいかも知れないが、
怒鳴ったって喚いたって、泣いたって怒ったって死んだ人間は戻っては来ない。

「しゃーない」のだ。
黄家駒は死んで神様になる運命だったんだ・・・

そう思うしかないのだ・・・


ここまでは今回のブログ記事の長い長い前振りである。
LaoLuanがワシも初めて聞くこんなエピソードを語ってくれたのだ。

「その話には後日談があるんだよ・・・」

当時LuanShuがボーカルをつとめていた黒豹は、
まあ中国ロックの黎明期においてはそこそこ中国を代表するロックバンドという位置づけにはいたのであるが、
決して今ほど金持ちであるような状態ではない。

それこそなけなしの金を集めてこのとてつもなく高価なこの薬を買い集めて、
そしてそれを日本に送ることもなく黄家駒は死んだ・・・

「そのストーリーを知ってた人間がいたんだよ」
LaoLuanが話を続ける。

「その人が何の面識もないLuanShuの電話番号をつきとめて電話をかけて来たんだ・・・」

「藁をも掴む気持ち」というのはまさにこのことだ。

その人はお子さんが同じように頭をうって昏睡状態・・・
おそらく全ての西洋医学からも見捨てられたのだろう・・・

安宮牛黄丸というのが効くかも知れないという話だ・・・

しかし今の安宮牛黄丸というのは工場で作られていて、
昔ながらの手で作られているのでなければダメらしい・・・

そんなものは今の時代にはもう手に入りはしない。
「金ならいくらでも出す」
愛する子供のためだ、その人はそう思ったに違いないが、
しかし金をいくら積んだってその薬は今の時代には手に入らないのだ・・・

そんな時にこの黄家駒の話を聞いた。

「LuanShuとかいう人がひょっとしてまだその時の薬を持っていたら・・・」

藁をも掴む気持ちでその人はLuanShuの連絡先を探した。
友達の友達、伝手を辿りまくって、
いや、ひょっとしたら業者から高い金出して電話番号を買ったのかも知れない・・・

そしてついにその電話番号に電話をかけた。
知らない人からかかって来て気持ち悪がられて切られたりしたら、
その人はきっとどんなストーカーにでもなってLuanShuを探し出して、
土下座をしてでも頼み込むだろう。

「金ならいくらでも出す。その薬がまだ残ってたら売って下さい」

もちろんLuanShuにしてみたら金なんか要らない。
どこにしまったのかわからない20年近く前のその薬を部屋じゅうひっくり返して探しまくった。

当時買い集めたその薬は8個。
見つかったその8個の薬をその人に渡した。

当時でさえかなり高価な薬である。
今となってはもう天文学的な値段がつくであろうその薬だが、
もちろん金なんか要らない。

しかし残念ながら8個の薬のうち5個は保存状態が悪くて使い物にならなかった。
残るは3個。
効果があるかどうかはわからないが、藁をも掴むような気持ちで患者に投与した・・・

そしてそのお子さんは・・・

「奇跡」というのがあるとしたらまさにこのことである。
薬の投与がよかったのか何がよかったのか、
そのお子さんは治った!!・・・死なずにすんだのである!!

ワシはその話を聞いて呆然となった・・・
楽しい酒の席ではあったが涙が溢れて来た・・・

死んでしまって神となった昔の友が、
「へ、へ、へ」
と言いながら天界で頭をかいている姿が浮かんで来た。

「お前がやったんだな」
したり顔をした天界の黄家駒に向かってグラスを挙げて、残った酒をイッキに飲み干してやった。

今宵の酒はまた格別な味がした・・・

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2016年10月19日

キャンピングカー

放浪癖のあるワシのこと、
「キャンピングカー」などと言われたら食指が動くのは仕方のないことである・・・

元々はと言えばFacebookでこの記事を読んでから何となくムラムラとは来てたのだが、
いかんせん今の経済状態では200万円とかはワシにとっては天文学的な数字である・・・(>_<)

そんな中、高知の親戚がキャンピングカーを持ってて使ってなかったことを思い出した!!

「もし乗るんやったらお金はいくらでもえぃけんど、その代わり車検取らないかんけんど〜」

ということは「車検代だけでキャンピングカーが手に入る」ということではないか!!(笑)

しかし問題は高知からこのキャンピングカーを東京まで持って来ることである・・・

そこでまた思い出した!!
高知のライブハウス「X-pt.」が今年20周年で、
オーナーの西岡さんから
「末吉さん、何かやりませんか」
と言われていたではないか!!!

ワシはこのイベント

web-flyer_tosession2016.jpg
があるので12月3日には東京にいる。

「その前に高知で何かやらせてもらえませんか〜」
と言ったら
「11月29日でよかったら何かセッション組みましょうか〜」
となったので、それ幸いと共に高知から東京に上ってゆくツアーを組めないかとSNSで声をかけてみる・・・

すると何とありがたいことに

11月30日:岡山「ファンキー末吉と遊ぼう!!飲もう

12月1日:神戸「西野やすしセッション

12月2日:大阪ひとりドラム

と組んでくれた!!

そして12月4日のTOセッション終了後には更に
12月5日には新宿ディスクユニオンにてこれ!!

12月6日には新横浜New Side Beach、
12月7日には高円寺Rootsにてイベントを組んでくれた!!
(現在のところ詳細未定・・・わかり次第UPします)

ありがたやありがたや・・・

ところでそうなって来ると北京からの渡航チケットを押さえねばならない・・・
初日に高知に行くとすると関空往復か・・・

すると帰りも当然関空発になるなぁ・・・
というわけで12月8日に東京から関空までの間で何かブッキング出来んか・・・

と思ったら名古屋のBreath

が手を上げてくれた!!
(詳細は発表され次第更新します)

というわけで12月8日に名古屋やって12月9日に関空から北京に戻ればよい・・・

うーむ・・・そうすると乗って行ったキャンピングカーはどうする?
そもそもは東京は八王子に家があるわけで、
関空近辺か名古屋空港近辺に安い駐車場でも借りておけば、
将来はどの空港に降り立っても家があるようなもんじゃぞ!!

・・・というわけでまず関空近辺に駐車場を探す・・・

関空に勤めているX.Y.Z.→Aのファンがいたことを思い出して、
「お前んちの近所に駐車場借りて、普段はそこに置いといてワシが来日する時に職場まで乗って来てや〜」
とか言ってたがさすがに負担が大きいのか「無理〜」(笑)

関空から加古川までリムジンが出ていることを思い出して三井はんに駐車場借りてもらって管理してもらおうかと思ったら・・・
「アホか!!」(笑)

ほな関空は諦めて名古屋空港かな・・・
というわけで豊橋の小手先晃さんに連絡してみると、
「じゃあタダで預かってくれる人探します」
とのこと\(^o^)/

いや〜持つべきものは友達ですなぁ・・・
要は最終日の名古屋終わったら取りあえずキャンピングカーを豊橋に預けて関空まで行けばよい。

次の来日を名古屋空港からにすればまたそれ乗って東京までライブやりながらのんびり帰ればいいではないか!!

いや〜夢膨らむなぁ・・・

というわけで渡航チケットも押さえた!!
物販も車で運べるわけだから多めに高知に送った!!

あとは名義変更とか車庫証明とかいろんな手続きを今回の来日の間に全部終わらせてなければ、高知に着いた途端にそれを乗ってツアーに出ることが出来ない・・・

「僕の友達が車屋さんやりゆうからそいつが全部やってくれるきぃ」
と言うので、
「じゃあそいつから連絡させてや」
ということで車庫証明も住民票も取り寄せて連絡を待つがなかなか連絡が来ない・・・

最終的に親戚の方から連絡があって、
「いつ壊れるかわからんき、やめといたがマシ!!」

え?!!(◎_◎;)

「車屋さんもメンテや維持費にいくらかかるかわからんき絶対やめといたがマシ言いゆうきぃ」

え?!!(◎_◎;)

プロの車屋さんが「やめといたがマシ」と言う車って・・・
まあ安く手に入れるんだから少々維持費がかかっても仕方ないとは思えるが、
ツアーの途中にぶっ壊れてツアー中止になる可能性が高いんだったらそりゃ困るわのう・・・

「今では軽の安いキャンピングカーがなんぼでもあるきぃ、そっち買うた方がなんぼか安う上がるわね」

降り出しに戻る・・・(>_<)

というわけでこれらを購入出来るか丸いち日かけて検討するが・・・
男の300回払いが通用する歳でもないし・・・無理!!(>_<)

というわけで泣く泣く・・・ほんと泣いて泣いてキャンピングカーは断念(涙)
山ほどの物販を持って高知から陸路でライブやりながら東京に戻ります(号泣)

皆さん、お近くの人はライブ来て物販買って少しでも軽くしてや〜(涙)(涙)

11月29日:高知X-pt.
11月30日:岡山CRAZYMAMA KINGDOM
12月1日:神戸Blues Land James
12月2日:大阪日本ぶどう館
12月3、4日:渋谷 DESEO
12月5日:新宿ディスクユニオン
12月6日:新横浜New Side Beach
12月7日:高円寺Roots
12月8日:名古屋Breath


こんなにキレイに組めたのに〜こんなにキレイに組めたのに〜(涙)

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2016年9月26日

中国のヤなとこ日本のヤなとこ

まあ中国のヤなとこを挙げれば枚挙にいとまがないが(笑)、
先日のリハスタからの帰り道では本当に腹が立った・・・

BusKoutsuudome.JPG

とある小さな交差点、
こちらの道路は非常によく流れていて、
交差する道路はむっちゃ渋滞・・・

ところがその渋滞の交差点にバスが突っ込んで来て、
そのままこちらが青信号になっても前に行くことも下がることも出来ない・・・

しかも2連結バス(>_<)

これが30分ずーっと道をふさいでるおかげでこちらは全く動きが取れない。
当然ながらこちらの道路も大渋滞となるわけだが、
こちらの後ろの方の車は割り込んででもワシらの車の前に出たいと思って遠い遠い後ろの方から対向車線を走って来るのだが、
そうすると右折してこちらの車線に入って来た車と正面でぶつかることになり、
「お前が下がれ」だ「いやもう下がれない」だのダンゴになって渋滞に拍車をかける(>_<)

もうね、こんなことが珍しいのじゃなくしょっちゅう起きるのだ(涙)

また、小畑を迎えに行った空港の駐車場・・・
1度目は定刻通り朝の4時半に行ったのだが飛行機は2時間遅れということで一度院子に引き返し、今度6時半に行ったら駐車場はごった返している・・・

そんな中に駐車線の2台のど真ん中に駐車してる人・・・(>_<)

ChuushajouKuruma.JPG

もうね、「民度が低い」と言ったらそれまでだけど、
日本人だってバブルの頃「エコノミックアニマル」と言われ、
ジャパンマネーで現地人のほっぺた叩いてもっとひどいことをしてた。

生まれて初めて地下鉄で席を譲られたのは北京だったし(笑・・・そして涙)
中国の民度は徐々に上がって来ているのを実感している今日この頃である・・・


ところが民度が世界一高いと個人的に思っている日本でヤなことがあるとこれは本当に落ち込むしかない・・・(>_<)

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールの会場を後にして、中国人ご一行を連れて電車で東京まで帰り道、
渋谷有希子嬢が住む街の駅に停まった時にその駅名の看板を写メ撮って送ってやろうかと思って開いた入り口に向けてカメラを向けたら、
自分が撮られてると思ったのかなぁ、一瞬固まった人がいたので、
「違うんですよ」
という感じで一度カメラを下ろして、人がいなくなったら撮ろうと・・・

そんなことをしてたら、きっとワシがそれをやっているドア越しの隅っこの場所を取りたい人がいたのかな、いきなり「何やってんだよ」と怒って来た。

まあ邪魔になったとしたら自分が悪いのでぺこりと頭を下げて座ったら、
その人・・・ずーっと「どこのバカだよ」と怒っている。

中国人ご一向も「何事か」とこっちを見るけど、
一度はもう会釈で謝っているし、
中国人ご一行に気を使わせても悪いので聞こえない振りしてたら、
そのままずーっと「どこのバカなんだよ」とか「バカが!!」とかずーっと大きな声の独り言みたいに喋り続けている・・・

いや、先日Facebookの友人の投稿でも似たようなことをUPしていた。
電車の中で友人と立ち話をしてたら同じように注意・・・というかその場合は絡まれるレベルになって警察にまで行ったらしい・・・(恐)

日本の電車の中は中国に比べたら圧倒的に静かである。
反面「静かにしなければならない」という圧迫感がある。

もうここまでやると「電話禁止」どころか「会話禁止」やな・・・(笑)

まあ優先座席付近で携帯は電源を切ろうというのはわかるが、
そもそも長い時間電車で移動せねばならない時にこの「電車内通話禁止」というのは結果「余計な仕事」を増やすことになって仕事効率が落ちるぞ・・・(>_<)

新幹線だとデッキに出てかければいいのだが、従来線だとそうはいかない・・・

急ぎの電話だと近くの駅で降りて電話で話して次の電車に乗る。
乗り換えが悪いとそのせいで何十分も到着が遅れる・・・

だから(というか海外でいることが多いので)ワシは基本的に
「電話しないでくれ、メールで連絡くれ」
ということにしている。

でも電話でやれば1分で終わるやり取りもメール等でやろうとすると同様に何十分もかかったり、返事が遅かったら急ぎの用事で間に合わなかったりするから仕方ない。

その気持ちはわかる!!!
でもね、シンガポール行ったらもっともっと規則が厳しいの・・・

MRT(地下鉄)には様々の禁止事項
・列車内、駅構内でのポイ捨て
・列車内、駅構内での喫煙
・列車内、駅構内をうろうろ歩き回る?
・切符を折り曲げる??
すべて最高5000Sドルの罰金!(◎_◎;)

まあね、どんだけ罰則が多くてもそのお国に行ったらそれを守るよ。
当然ながら日本でそれが禁止ならそれは守る・・・

まあそれが「窮屈」かどうかは別にしてね・・・

そもそもワシは別に電車で隣の人が電話してても気にならない。
中国語は日本語よりうるさく聞こえるし、
別に電話してようがお喋りしてようが気にならない。

まあ日本では多数決かなんかで気になる人が絶対多数なのね・・・

しゃーない・・・この国に来たらそれを守る。
それは当たり前のことである・・・


などと考えていたら今度はワシの電話が鳴った(>_<)

いや〜ワシは中国にいる時は日本のSIMをMarshal Phoneに挿して、
取りあえずボリュームを最大音量にしている。

日本の電話が鳴る時なんて、
今ではもう施設に預けているお袋の容態ぐらいなもんで、
それはもう「緊急電話」なので最大音量にしているのだが、
日本に帰って来たら逆に中国のSIMを入れてて、
そしたら中国のセールス電話が鳴るので電源を切ったりしておくのだが・・・

何の間違いがそれがまた最大音量になってたらしい・・・(>_<)

もうね、Marshal Phoneって呼び出し音もむっちゃ「ロック」なのよね・・・
それが電車内に鳴り響く・・・(>_<)

慌てて電源を切った・・・

そしたらもうね、先ほどのおじさん鬼の首を取ったように
「うるせーな!!どこのバカだよ!!」
を大声で連発する(涙)

まあ悪いのは電源を切り忘れたワシなのだ。
申し開きも出来ない・・・

だけどここで立ち上がって謝りにでも行ったら間違いなくこのおじさんと言い争いになる(>_<)
そうするとまた中国人ご一行にむっちゃ気を使わせてしまうことになり、
せっかくの楽しい旅が台無しになってしまわないか・・・

そう思って、心の中で何度も何度も
「ごめんなさいごめんなさい」
と手を合わす。

しかしおじさんは容赦をしない・・・

結局30分ほどだろうか、
ワシら一行が乗り換えで電車を降りるまでずーっと
「バカが!!バカが!!」
を大声で繰り返していた・・・

確かにそのバカはワシなんだけれども、これってきっと中国人だから日本語わからんだろうと思って言ってるのかなぁ・・・

本当に日本語わからんかったら気にしないだろうが、
日本人で気の弱い人だったらもう居場所がなくて途中下車するか、
ひょっとしてもっと気の弱い人なら自殺するかも知れんなぁ・・・(涙)

シンガポールは確かに日本の数倍規則は厳しいが、
それを破った人間に対して罰金以上のこのような制裁を加える人はいない。
(と思う・・・少なくともワシは見たことはない)

「日本って住み辛いなぁ・・・」
こんな時にまた思ってしまうのだ・・・


まあそんなことがあって、ご一行も無事に投宿先の新大久保に着いて、
丸亀製麺があったのでみんなを連れて行った。

丸亀製麺と言えば北京のが最悪だったので(笑)、
少しでも本場に近い讃岐うどん(香川県の会社ではないですが)を食わせてやりたいと思って、
彼らの投宿先の新大久保近くの丸亀製麺を探して連れて行った。

まあでもうどんって中国人10人で食うもんじゃないな(笑)
ひとりで10人分いろんなうどんを注文して、みんなでシェアして食べてみて、
美味しかったのをまたお代わりしたらええやん・・・
とひとりで注文してると後ろで待ってる人ずーっと待ってないかんのな(笑)

すんまへんなぁすんまへんなぁと頭を下げながら、
みんなの座っているテーブルに配ってこれは醤油をかけるこれはタレにつけるなど説明して、やっと一息・・・

好物の醤油うどんをすすってたら、
店のおばちゃんがやって来て床のある部分を見て烈火のごとく怒って大声で叫んでる。

「誰なの!!これー!!!」

見ると携帯の充電器を床のコンセントに挿して充電している・・・
剣幕におされて慌ててコンセントを抜いて携帯を取って帰った中国人に
おばちゃんは更に怒鳴り続ける。

「ダメでしょう、そんなことしちゃー!!!」

中国では普通にOKどころか無料サービスとして充電器の充電までしてくれるぐらいだから何も考えずに充電しちゃったのだろう・・・

「日本じゃ充電しちゃダメなんだよ」
と中国語で優しく言ってやると、
おばちゃんは言葉が通じないと思ったのだろう、
慢心の力を込めて両腕でバツ印を作って彼に向かってこう叫ぶ。

「ダメー!!!」

もうねぇ・・・
「お前はコント番組の佐藤蛾次郎か!!(笑)」
というぐらいの大袈裟なポーズで、店中に響くような声で怒る・・・

まあその中国人も恥ずかしくて小さくなっているので、
ワシは全然気にしない感じで敢えて別の話題を振る・・・

ここで詳しく説明とかしてたら彼のメンツはますますズタズタになっちゃうからね・・・

確かに日本では勝手に充電すると「電気を盗んだ」ということでこれは「窃盗罪」である。

ワシもそれに気付いてたらうまく説明してやめさせるのだが、
うどん配るのに忙しくて気付かんかった・・・(>_<)


なんかね・・・窮屈(>_<)


先日も夜中に羽田に着く便で帰ったので、
初めて「天然温泉平和島」の「深夜パック」なるものを利用してみた。

深夜便で帰国、もしくは来日して、
タクシーでホテルに行くような人種じゃない人間は、
多かれ少なかれワシのような「バックパッカー」であろう(笑)

ワシらみたいな人間が「泊まる」時に一番気にするのは
「デバイスの充電」
である!!

ところがこの施設の全てのコンセントは・・・

Juudenkinshi.JPG

いや、わかるよ!!勝手に充電したらこの国では「窃盗罪」でしょ!!
でもひとつのデバイスを充電して与える損害っていくら?・・・

ここまで目くじら立ててその小さな損害を守ろうとする「商売」ってどうなん?・・・

中国という国は、まあ最近はよくなったとは言っても、
ワシの知る限り世界で最も「サービス」の悪かった国であろう・・・

そんな国でさえ、携帯の充電を頼むと、
仏頂面したレストランのお姉ちゃんでさえ
「しゃーないわねぇ」
とわざわざカウンターで充電してくれる・・・

サウナなんかでは預けている電話が鳴ったらわざわざ風呂場にまで電話持って来てくれるぞ(笑)

「充電出来ないんですか?」
カウンターのお兄ちゃんに聞いてみた。

お兄ちゃんは丁寧に教えてくれた。
「モバイルバッテーリーを300円でレンタルしますんでそれを使って充電して下さい」

いや、電気をバッテリーに充電してそれで充電するぐらいなら、
最初っからお金払って直接充電した方が環境に優しいんですけど・・・

そもそもワシのデバイスは多い(>_<)

iPhoneにiPad Pro、Marshal Phoneにモバイルバッテーリー・・・
そして何よりもパソコンでしか出来ない仕事もあるわけだからパソコン自体も充電しなければならない・・・

「コンセントからの充電も出来ますよ。30分300円になります」

!(◎_◎;)・・・全てのデバイスとパソコンを充電したら・・・
300円×3+300円×パソコンが満充電出来るまでって・・・

入浴料よりもっともっと高いやん!!!(涙)

確かに勝手に充電するのは「窃盗罪」、これはわかる!!
でも世界的にサービスが最低レベルであった中国でどこでも充電ぐらい無料でしてくれるのに、
これが世界的にサービスが高度だと言われてる国の「商売」なのであろうか・・・

窮屈じゃぁ・・・住みにくいのう・・・


などと思いつつ先日の上海ツアー・・・
北京駅に着いたら、座る場所がとっても少なくてみんな床に座ったり立ってたり・・・

なのにその少ないベンチってこれ(>_<)

BeijingStation1.JPG

その向こうの列ってこれ(涙)

BeijingStation2.JPG

もうね、電車の中でワシに怒ってたおじさん!!
渡航費出すから中国来て、
ここで大声で同じように30分「どこのバカだ!!!」って怒鳴っててよ〜

丸亀製麺のおばちゃん、丸亀製麺より高い時給出すからここで
「誰なの!!これー!!!」
って犯人探して、北京駅じゅうに聞こえるような大きな声で、
遠くからでも見えるような大きなバツ印作って叫んでよ〜
「ダメー!!!」って・・・

どっちもおそらくケンカになるな・・・(笑)

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2016年9月 4日

ウォーターフロントに新居が出来た(?)

26年来の親友が日本でマンションを買った・・・

もうね、東京湾に面したこんな場所ってワシ・・・行ったこともなければ全く知らんし(>_<)

WaterFrontView.JPG

これ、そのマンションのベランダ一面から見える夜景・・・(>_<)

まあ聞けば中国のとある有名歌手もこの同じマンションの物件を買って、
じゃあということで友人のオリンピック選手もここを買ったという・・・

しかも1億円のマンションふたつ(>_<)

もうね、全くついていけません!!
外国人なんでローンが難しかろうと現金でぽんと買うもんね(>_<)

まあ中国では土地の所有権は国から70年の租借権を買うわけで、
70年経ったらお国に返さなければならない物件よりは、
一度買ったら永遠に自分のものになる日本他の不動産は中国人にとってはやはり魅力的な物件なのであろう・・・

まあ投資目的とかセカンドハウスとか人によっては色々目的は違うのだろうけど、
この26年の親友は、「お前の部屋もあるから」とそう言う・・・

実際、カギをもらって今回の来日の時にこの部屋にやって来たら、
「お前の部屋」と言われてる部屋にはこんな写真が飾られていた・・・

FunkysRoomPhotograph.JPG

もうね、実際とっても感激するよね・・・(涙)

実はこの男、ワシが2005年に結婚して貧民街で住み始めると言うので、「スラム街で車は必需品だろう」ということでジープを一台プレゼントしてくれた!(◎_◎;)

まあ出会った頃はヤツも貧乏なミュージシャン、
ワシは出来ることなら何でもやってやったが、
このインタビューでヤツは
「Funkyも中国ロックのためなら一度たりとも金なんか言ったことがない」
などと発言してるが、
全くもって「伝説」というものは後になっていろいろ尾ひれがついてゆくもので、
ワシは金は欲しいのよ〜(涙)ただそれを払えるほどみんな金持ちじゃなかっただけなのよ〜(号泣)



(スマホ等で映像が見られない方はこちらを〜)

まあね、言うならば今では中国ロック界の大御所になってしまった彼が、
中国ロック界を代表していろんな形でワシに恩返しをしてるのかも知れないが・・・

それにしても車や家って・・・高い(>_<)

あまりに気後れしてしばらくこのマンションには足を運ばなかったのだけれども、
今回の来日でどんなもんだか一度泊まりに来てみた・・・

いや〜夜景やなんじゃは酔い潰れて終電で泊まりに来るワシにとってはどうでもいいのじゃが・・・都内から近い(>_<)

八王子のように、
駅に着いてから更にタクシーに乗らねばならないのではなく、
電車でそのまま最寄りの駅まで行ける!(◎_◎;)

今までは帰り着けない時にはホテルとか取ってたけど、
当然ながらタクシー代の方がホテル代より安い!(◎_◎;)

このマンションのいろんな管理業務はワシの日本での秘書である茜ちゃんが管理業務を行っているのだが、
「社長、あの部屋行くなら粗大ごみ捨てといて下さいね」
と頼まれる・・・

まあいつまでたっても「自分の部屋」という意識はないので、
「泊まらせてもらってるのだから」
という意識でめんどくさい手続きをして粗大ごみを捨てに行く・・・

KouTouKuMansionGomi.JPG

もうね、日本のゴミ捨てって本当にめんどくさい・・・
(でも環境のためにはとてもいいのだろうが・・・)

コンビニで江東区のゴミ券かなんか買って、
問題はコンシェルジュ(なんか「管理人さん」っつうのではなく「コンシェルジュ」と言うらしい???)さんに台車を借りに行かねばならないとのこと。

コンシェルジュとやらがこれがまた美人!!
例えて言うとこんな感じ・・・

ワシはただでさえゴミ捨てとかそんな社会的なことが全然出来んので茜ちゃんに聞きつつ処理をする・・・

「私の名前言って私から依頼されたと言えば大丈夫ですから」
と言うので、その美人コンシェルジュさんにその旨を伝えて台車を借りる・・・

「ちゃんと入館届け出して入館証もらって下さいね」
というわけで・・・

KouTouKuMansionGyoushaJPG.JPG

あのう・・・これって完璧に「業者さん」なんですけど・・・(>_<)

一応ワシ・・・自分が買ったわけではないけど、
このマンションに「自分の部屋」を持ってて鍵も持ってて・・・

まあ言うならば同居人っつうか「住人」なんですけど・・・(>_<)

しゃーないなぁ・・・金髪に短パン、汚いTシャツに首には手ぬぐい(タオル)巻いてるもんなぁ・・・こんなマンションの住人にこんなヤツはおらんやろ・・・やっぱどう見ても「業者さん」やろ・・・

というわけでちゃんと入館届けには

会社名:有限会社ファンキー末吉
名前:末吉覚
業務:粗大ゴミ捨て

と書いて、電話番号などちゃんと自分の日本の携帯番号まで書いてやったぞ(笑)

まあゴミちゃんと捨てて、台車ちゃんと返して、
入館届けに退館時間もちゃんと書いて・・・

「どうもご苦労様です」
と礼儀正しく言われるので業者らしく礼儀正しく礼をして・・・

問題は次に来る時もきっと入館届け書かされるんちゃうん!!(>_<)

まあ次の来日はいつになるか決まってはいないが、
次にここに泊まる時にはもうちょっと金持ちっぽい格好をして来るしかないのう・・・

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2016年8月18日

娘のよさこい

よさこい祭りというのはリオのカーニバルを超える日本が世界に誇るフェスティバルだとワシは勝手に思うちゅう・・・

また高知県というのがそのまっことクレイジーな祭りを生み出すだけの土壌がある!!

離婚率日本第1位
酒の消費量日本第1位
教育レベル日本最下位

の、この三つを沖縄県と常に争いゆうという噂もある・・・(真偽不明)

市内中心街にひろめ市場という屋台村があるが、朝からおいちゃんらが赤ら顔で飲みよったり、
ひろめにある喫茶店では「ビヤモーニング」というモーニングセットがビールで出来ちゅう代物もあったりして、
これがまたいろんな土地で同じように屋台村を開いてもひとっつも成功せん!!

まあ他の県では朝から飲みゆう人間はおらんにかーらん・・・

当時ワシの息子と娘も高知のおふくろんとこで暮らしよったき、
ワシもスケジュールが空いたら高知に行きよったけんど、
子供らが学校に行ったらヒマなもんやき、昼からぎっちーひろめに行きよったわよね。

そしたらやっぱり赤ら顔のおんちゃんらが昼間っから飲みゆう・・・(笑)

そこに学校サボったにかーらん女子高生なんかもおって、
おんちゃんが赤ら顔で絡んで来るがやき・・・

これが東京やったら絶対
「何よクソジジイ!!」
とばかりに相手にされんがやろうけんど、
それが高知やと笑顔で相手するがやき・・・

まあおいちゃんにジュースのひとつでも奢ってもろちゃろという魂胆もあるがやろうけんど、
何よりも親戚に必ずひとりはアル中があるがやろうから基本的に酔っ払いの相手に慣れちゅう(笑)

高知にはベク杯と呼ばれる、飲み干すまでテーブルに置けん恐ろしい杯があるけんど、
こんな文化が生まれた背景には荒波の漁師の生活があるんやないかと思う。

そもそもワシが生まれた香川県の瀬戸内海と違って、
高知の海は太平洋!!

板子一枚下は地獄と言われた太平洋で命がけで漁をして、
大漁ならば「飲む打つ買う」・・・(真偽不明)
金がなくなったら「よっしゃまた漁に出るか!!」・・・

いつかは太平洋の荒波に呑まれて、
未亡人になった嫁は飲み屋を開き、
人口に対しての飲み屋の割合が日本一高い(真偽不明)

かく言うワシも小さい頃に高知は宇佐(高知のUSA)の親戚の結婚式に行った時に思うた。
「ここの人はなんでこんなに命がけで酒を飲むがやろう・・・」

祝い事とかあると1週間ぶっ続けで飲み続けると言うが、
本当に誰かが酔い潰れても続けて飲み続け、
女どもはずーっとアテを作ったり忙しい。

そこで生まれたのが皿鉢料理!!
これやと男どもが酔い潰れた隙に余った料理を全部大皿に移しちょったら事足りるき・・・
(これホント!!)

そんな高知県人がこのよさこいに賭ける意気込みは並大抵のもんじゃない!!

まっことよさこいの十月十日(とつきとおか)後に誕生日の子供が多いということがまことしやかに伝わっちゅうほど!!(真偽不明)

確かによさこいのこの3日間は街じゅうが、全ての老若男女が光り輝いてこじゃんと魅力的に映るがはどうしようもない。

高知の人間はまっこと「一年働いてこの3日間で全部使う」と言うても過言ではないき・・・

そんなよさこい祭にうちの娘(20歳)が参加するという!(◎_◎;)

まあこの娘も生まれは東京品川区の旗の台病院で、
その後北京の小学校には少しだけ通ったものの、
小学校と中学校を高知で過ごした経歴からすると、
人生のうちに一度はよさこいに参加したいと思うがはまあ当然の成り行きかと思うけんど、
親に似ずおっとりとした性格の娘がリーダーシップを取って、
大学内によさこいサークル(?)を立ち上げ、
そのチームでよさこいに参加しようというのには親として正直びっくりした・・・

そんな流れで娘に頼まれて曲を作った・・・もちろんタダ(涙)

いや〜高知の人はこう言うちょった。
「さすがこの娘はよさこいで一番金のかかる部分をタダにしちゅうき大したもんよ」

聞けばまだまだいっぱい金がかかるらしい・・・

参加費:何十万(百万超え?)
衣装代:ひとり数万円
メンバーの東京からの移動費宿泊費:ひとり数万円(ホテル取ったら10万近くいく)
地方車(じかたしゃ):音響込みで確実に百万超え!!

!(◎_◎;)

ちなみに地方車(じかたしゃ)というのは踊り子を音を流しながら先導する車のことで、
前回はワシはこの上に乗ってドラムを叩いたけんども、
実はこれは高知ではまっこと誉れなことらしい・・・

ところがこの地方車(じかたしゃ)がこじゃんと高い!(◎_◎;)

「パパお金貸して〜」と娘は言うけんど、
学生相手に金貸して戻って来るのも難しいというと、
貸したが最後ファンキー家は「よさこい破産」せんとも限らん・・・(>_<)

結局みんなで出し合って借りるがやと!(◎_◎;)

まあ地元の人が言うには
「ワシらいつも誰かれが協賛してくれ〜って言いよりますよ。
まあ店の名前を地方車(じかたしゃ)や踊り子の衣装に入れてくれる言うたり、
店の前で店の名前連呼してくれる言うたり、
でもまあメリットとかは関係なく"よさこい"ですけん関係なく毎年何万かは出させてもらいよります」
という協賛金みたいながを集めて参加するチームも多いらしいけんど、
まあ高知に住んじゅうメンバーがひとりもおらんとそれも難しいやろ・・・

親バカ発揮して
「音源に参加させたるからカンパ」
みたいなことも考えたけんど、
せっかく詞ぃも考えて歌も自分たちで歌った(エンジニアの仮谷くん本当にご苦労様)音源を変えられるのもイヤやと(>_<)

まああれだけ直して直して(涙)直して直して(号泣)やっと出来上がった音源やからなぁ・・・(男泣き)

「当日はパパも来てドラム叩いてくれるがやろ?」

え?・・・ワシ青島から北京ライブして
太原でドラムクリニックやって寧夏行ってライブしてプチクリニックやって日本でサマードラムスクールやってそのままよさこい?・・・!(◎_◎;)

・・・まあやりましょう!!(涙)

というわけでもう地方車(じかたしゃ)に乗っちゅう(笑)

地方車(じかたしゃ)にはクーラーボックスにビールがちゃんと用意されちゅうけんど、
飲んでは叩き飲んでは叩くのじゃがすぐに汗になって出て行くので全く酔わん・・・

それにしてもこの娘のチームの地方車(じかたしゃ)・・・他のチームの地方車(じかたしゃ)に比べたら明らかに見劣りするな・・・(>_<)

チームの名前入れんといかんき必然的に反密閉状態になるし、
おまけにでっかい発電機背負ってたら暑うてたまらん(>_<)

前回は地方車(じかたしゃ)の上にステージ作っちょったけんど、
二階建ての地方車(じかたしゃ)なんかいっくらかかるかわからん(>_<)

これだとて地元の西岡さんが娘の少ない予算の中で一生懸命手配してくれたがよ。
感謝感謝ぜよ・・・

踊りも200人を超える大きなチームに比べたら20人そこそこの娘のチームなんぞほんと吹いて飛ぶようなもんじゃが、それでもみんな精一杯輝いておったぞ!!!(感涙)

二日目になったら娘が喜んでやって来て「メダルもらった!!」と言う。
笑顔が素敵な人、頑張ってる人にくれるメダルやそうな・・・

ほう・・・と感心してたらワシにもくれた(笑)

いや〜嬉しいな・・・
娘のチームが決勝に残って最終日に踊れるっつうのは夢また夢の話かも知れんけんど、
よさこいに参加した人は全員このメダルをもらってえいと思う。

企業の宣伝みたいな意味合いも強くなってきゆうけんど、
祭りは祭り!!参加する人が精一杯楽しんで輝いたらそれでえい!!

結局ワシはメダルふたつもろうた!!(嬉)

お礼と言うたら何やけんど、また徹夜して娘のチームの映像編集しちゃろかな・・・

みなさん本当によく頑張りました!!
これがワシから皆さんへのメダルの代わりです!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:47 | 固定リンク

2016年8月17日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2016無事に終了!!

いやね、寧夏のプチドラムクリニック終わって疲れ果てて、
その後ライブやって心底疲れ果てて、
次の日寧夏から北京飛んで、羽田まで飛んで、
佐々木さんとマッドさんとお別れした時、
「え?俺・・・今からまたドラムスクールやんの?」
一瞬茫然とした・・・

1年ごとに日本と中国に会場変えてやるっつうことは、
1年ごとにこのように中国終わったら日本みたいにダブルになんの?
体力的に出来るんかいな・・・

などと心配していたのだが、
寧夏から同行した欧老師、そしてゲストで呼んだ老呉(LaoWu)と、
新大久保の宿に着いてから、子供をドラムスクールに参加させるために一足先に来日した王暁旭(Wang XiaoXu)と合流して飲んでると
「何や全く北京で飲んでるのと変わらんやん!!」
といきなりリフレッシュ(笑)

今年は日本の規模は縮小ということで会場に選んだネバーランドに着いて衛藤浩一の顔を見るなりまたリフレッシュ!!(笑)

もうね、全くの遊びモード!!!(ウソ)

パール楽器から届いたドラムセットを組んで、
ついでにチューニングのやり方を説明!!

衛藤さん以外には非常に興味深いチューニング講座だったようです(笑)

さてセッティングも出来たら食事!!
今回は食事は山をちょっと下ったところにある温泉宿にて豪華日本料理です!!

食事後はセッション!!
まずはRebellioNの演奏から!!

そして中国からのゲスト老呉(LaoWu)のセッション!!
演奏はRebellioNの皆さんが頑張ってくれました!!

そして恒例の飲み会!!

初日は恒例の如くこのようにして終わり、
次の日からレッスンが始まります!!

衛藤教室!!

EtoKyoshitsu2016.JPG

実は結構スパルタであるようだ・・・!(◎_◎;)

末吉教室!!

SueyoshiKyoshitsu2016.JPG

今回は中国人+中国語も喋れるレオ君を受け持ち、
少数精鋭でかなり難しいところまで教えることが出来た・・・

SueyoshiKyoshitsu2.JPG

さて問題はこどもドラム教室!!

KodomoKyoushitsu.JPG

毎回参加している久遠くんはよいのだが、
親がワシと日本で一緒に飲みたいという理由だけのために無理矢理ドラム教室に放り込まれた、全くドラムに興味もへったくれもない王暁旭(Wang XiaoXu)の息子、富澤(FuZe)くんが問題である。

ところがやっぱ子供って凄いな。
Pearlのリズムトラベラーを組み替えるところから入る(笑)

結局子供達は全く言葉が通じないのに仲良しになり、一緒に遊ぶ!!
これがこのドラム教室の一番大きな目的のひとつでもあるのじゃよ〜(感涙)

Kodomo2016_1.JPG

Kodomo2016_2.JPG

Kodomo2016_3.JPG

夜の宴会でも日中友好!!

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ところで、この日の夕食は温泉宿の料理ではなくバーベQだったのです。

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そしたら何と!!!このドラムスクール始まって以来の出来事!!

まあ満場一致やからしゃーないな(笑)

次の日は衛藤教室は相変わらずのスパルタ、
末吉教室はそれぞれのドラマーにドラムソロを指導しました。

発表会が終わって老呉(LaoWu)が一言・・・
「すげーなぁ〜大成功じゃん!!みんな進歩してドラムソロまでやっっちゃってさぁ」

中国側はとっても大喜びで大満足であったようです。

そしてここで想像だにしなかった素晴らしいものが生まれました!!
なんと衛藤教室の課題曲、亡き加賀八朗作詞作曲の「黄金色した憎いヤツ」の中国語バージョンが生まれたのです!!

こちら

开心的时候就喝啤酒
烦脑的时候也喝啤酒
也有你 也有他 都是好朋友

想你的时候就喝啤酒
孤单的时候也喝啤酒
拥有你 失去你 你都在心头

天热的时候就喝啤酒
寒冷的时候也喝啤酒
天气好 天气坏 路都在身后

睡觉的时候就喝啤酒
失眠的时候也喝啤酒
喝啤酒 喝啤酒 一直喝啤酒

报仇的时候就喝白酒 烧酒 劣质酒
红酒黄酒梅酒 心里 还是 最爱喝啤酒

これは日本語のこの曲を聞いた中国人がやたら「ビール」「ビール」と言うので
歌詞の意味を教えてあげたら老呉(LaoWu)が、
「おい、これ中国語に直して歌っていいかなぁ〜中国にはこんな歌ないから」
と中国語バージョンを作ってしまったというわけです。

そのうち布衣のバージョンとして中国で発売されるかも知れんな。
はっつぁんもきっと草葉の陰で喜んでいることでしょう。

かくして今年の日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールも無事に終了致しました!!

写真をこちらにUPしておきます。

来年は日中合同で7月28日(金)〜31日(月)で開催予定です。
会場等詳細が決まりましたらまたブログで発表致します!!

また集まりましょう!!!

Posted by ファンキー末吉 at:13:28 | 固定リンク

2016年7月19日

ひとりドラム北海道ツアー

この移動も大変だった・・・

そもそもがアーリー爆風トリビュートバンドのブッキングが、
高円寺ー両国ー浜松の順にブッキングされたので、
日付もその順かと勝手に勘違いしており、
最終日が浜松だと信じて次の日朝一番で名古屋ー上海のチケットを取っておる・・・

最終日は両国なのよ〜(涙)

というわけで両国終わりに夜バスで名古屋まで走って、
朝一番の上海行き乗って、
次の日上海でライブやって、
その次の日に北海道に入る・・・

取ったチケットは奇しくも上海ー名古屋ー札幌・・・
名古屋空港よう来るなぁ・・・(笑)

名古屋ー札幌はジェットスターという航空会社なのだが、
初めて乗ったのじゃが重量にむっちゃ厳しいのな・・・

そもそもが受託手荷物は予め予約してないと有料!!

まあ中国のサイトで予約するとこの荷物の予約が非常に面倒くさいのでしゃーないのでお金払う・・・

まあここまではよかろう、
ところが今度は持ち込み手荷物は7kgまで、と・・・

パソコンとか重いもんがあるからのう・・・
しゃーないので預ける荷物に電源ケーブルとかいろんなものをどんどん放り込むが、
なんといつも持ち歩いているポシェットも手荷物扱いになると!(◎_◎;)

いや〜これクレジットカードやいろんな大切なもんが入ってるので預けるわけにはいかんのやけど・・・

じゃあということでパソコンと一緒に持ち込み荷物に入れようとすると
「そうされると持ち込み荷物の重量がオーバーしてしまいますので」
え?・・・
「ポケットの中に入れて頂く分には構いません」
・・・というわけでこんな写真の感じ・・・(笑)

JetStarPocket.JPG

でもねぇ・・・ポケットに入りきらんかったた携帯とかは手に持ってるわけで、
例えばそれをコンビニの袋にとか入れてもそれって「手荷物」・・・
裸はよくってビニールの袋は「手荷物」??

じゃあポケットが足りないから今から布を縫い付けてポケットにしたらOKで、
ポシェットをそのまま服に縫い付けたらポケットやからOK?・・・
いやそれは手荷物?・・・なんで?・・・

写真のようにポケットぱんぱんにモノ入れて、
そいでチェックイン終わったらやっぱ全部出してパソコンと一緒に持ち込み荷物に入れるんやから全く意味ないよねぇ・・・

「規則ですから」
・・・って全く飛行機に乗せる重量は変わらないにも関わらず、
その役に立たない「規則」たらのために大勢の人を待たしてポケット満タンにして、
数分後にまた同じように戻すにも関わらず荷物の詰め替えをさせるこのシステムって何?・・・

まあポケット満タンのまま(笑)飛行機乗って札幌へ・・・
そして迎えに来てくれた笠木さんの車に乗って岩見沢へ!!

Hokkaido2016Kasagi.JPG

ちなみに笠木さんとは初対面!!
このツアーをブッキングしてくれた富良野の桑名さんからの紹介・・・

まあ見知らぬ人の車に乗って現地に行くのは全中国ひとりドラムツアーでも慣れたもんやし・・・

上海空港から名古屋空港から飛行機の中から車の中からずーっと飲みっぱなしなので岩見沢のホテルに着いたらすぐこてん・・・

しかしそうすると真夜中に目が覚めてから困るのよねぇ・・・
とりあえず街に何かないかと駅前まで行ってみたのだが、
夜明けの駅前がこんな感じ・・・

Hokkaido2016Iwamizawa.JPG

しかし人気のない朝方の岩見沢を散歩しながら思ったのだが、
こんなチャンスでもないとワシは一生この街をこうしてぶらぶら歩く事はなかろう・・・

ワシが今ここにいるということはいくつもの偶然が重なって奇跡的にここにいるのである。

だから呼んでくれた方々に感謝すると共に、
いつまでも元気で呼ばれたらどこにでも行けるようにしとかないかんな、と・・・

そんなこんなで夜は岩見沢でライブ!!

そのまま地元のホルモン屋で打ち上げ!!

Hokkaido2016IwamizawaHorumonya.JPG

考えたらワシがこの店でホルモンを食うのも幾つかの偶然が重なり合って奇跡的にここでホルモン食ってるわけで、
そう考えると「縁」というのは本当に大事だなと思うわけです・・・

Hokkaido2016IwamizawaHorumon.JPG

ご馳走様でした!!


さて次の日は富良野から迎えに来た桑名さん(これまた初対面)の車に乗って富良野まで・・・

・・・って富良野ー岩見沢って結構遠いでぇ・・・
今にして思えば本当にご苦労様でした。

この日はなんと幼稚園でドラムを叩く!!

Hokkaido2016FuranoYouchien.jpeg

なんとこの幼稚園、体育館のステージには全ての楽器があり、
幼稚園児がバンドをやることが出来るという「ロック」な幼稚園なのです!!

Hokkaido2016FuranoYouchienBand.JPG

園児のみんなが「Runner」を歌ってくれるというので一緒に演奏したが、
脳裏をかすめたのが北朝鮮での幼稚園児とのセッション・・・

一瞬頭の中では「ムルムピョ」を演奏してこの話を園児にしてやろうと思ったが、
まあそれはちょっと難し過ぎたじゃろう・・・

まあでも気持ちとしては「世界中の幼稚園児は同じ」!!
いや、「同じであるべき」・・・かな・・・


この日は飲んで終わって、次の日は2本ハシゴ!!

一本目は北京での友人である菊地圭介さんと伊丹谷良介さんに呼ばれて、
何とご自宅の敷地の中に手作りのステージを作ってのイベント!!

いや〜自宅前でこれが出来るなんてさすが北海道・・・(驚)

そして夜は富良野のライブハウスでライブ!!

セッション!!

酔い潰れ!!

私もうこの時には酔い潰れてステージで寝てたのよ〜

次の日は朝4時起きで札幌まで送って行ってくれた桑名さん、
本当にお世話になりました!!

最後に、その桑名さんがありそでなかった世界初の「ラベンダー茶」を作ったというので宣伝させて頂きます!!


このお茶いっぱい売れてまた来年も呼んでくれたら嬉しいな〜(笑)

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2016年6月30日

命日・・・

7月2日のはっつぁん祭りのリハーサルのため帰国し、
リハが始まった瞬間から飲んでいるアホな大人たち(笑)

ワシなんかがスタジオに入った瞬間に発した言葉は
「どや?今年はまだ誰も死んでないか?」
である(笑)

去年は渡辺英樹さんが死んだからなぁ・・・
毎年毎年「生存確認の会」やなぁ・・・(笑)

昨夜も朝まで飲んでて今日も昼から飲んでたので相当に酔っ払い、
ちょうど車で八王子辺りに行くというはんだすなお君に送ってもらって家に帰り、
そしたら香港から夜中に電話インタビューが来た。

そうかぁ・・・黄家駒の命日は今日か・・・夏が多いな・・・

インタビューは北京語で行われるのだけれども、その中で
「今WINGさんなんかと彼のどんな思い出を話したりしますか?」
という質問に対して、本当は
「いや〜この前大笑いしたのはねえ・・・」
とこのエピソードを話したかったのだが、
テレビなのかラジオなのかネット番組なのかは知らんがちと公共の電波に乗せるのは憚れたのでやめた。

あれはBEYONDが山中湖のスタジオで合宿レコーディングしていると言うので訪ねて行った時のこと・・・

黄家駒がおもむろにギターを取り出して
「日本に来て初めて日本語で曲を作ったんだ」
と言って歌って聞かせてくれた曲・・・

「おっきいちんちんおっきいちんちん」

あのね・・・

「あ、2番もあるんだ・・・」
と言ってまた歌い出す・・・

「ちっちゃいちんちんちっちゃいちんちん」

いや〜その時には
「どこの国でも一番最初に覚えるのはこのテの言葉だよな」
ぐらいにしか思ってなかったが、
今にして思えば死んで神になった彼の遺作の中で、
数少ない貴重な貴重な「未発表作品」ではないか!!(笑)

そんな話をしてWINGと笑ってたのだが、
さすがにこれは言えないので差し障りのない話をして電話を切った・・・

思えば彼のことを思い出す時にも笑い話しか思い出さない・・・
死んだ人間の思い出なんてそんなものなのかも知れないな・・・

はっつぁんや英樹さんはまだ日が浅いけど、
それでもなんかもう楽しい思い出しか思い出されんな・・・

英樹さんの思い出は、一緒にステーキ食べた時に、
ふと見ると脂肉を残しているので
「あ、脂肉嫌いなんだよね。じゃあ俺が食べる」
と言ってパクッと口に入れた時に
「何するんだよ!!最後に食べようと思って残してたのに!!」
と言ってそれはそれは激怒した・・・

もともと怒ったことなど見たことない英樹さんが初めてあんなに怒ったのを見たのが脂肉・・・

しかも「肉嫌い」を自称していた英樹さんである。
もう本人はぷんぷん怒ってるんだけどこっちは可笑しくて可笑しくて・・・

そんな思い出ばっか残ってるんだよね。

今日もスタジオのロビーではっつぁんとの思い出を
「あんな無茶苦茶な大人がいるんだなって印象でした」
と語る人がいたり、
死んだ人は残った人にやっぱ楽しい思い出ばっか残すんだなと思った。

「はっつぁんの魂と遊ぶ」と題されたこのイベント

この日のイベントでも残された「ダメな大人たち」が、
またどうしようもない狂宴を繰り広げるのでしょうなぁ・・・

お時間のある方は是非お越し下さい。

2016年7月2日『はっつぁん祭2016』 ~加賀八郎メモリアルチャリティーLIVE vol.3~

【日程】 2016年7月2日(土)
【開場】 下北沢ReG(レッグ)
【時間】 OPEN 18:30/START 19:00 【料金】 前売り 5,000円/当日5,500円(税込・全自由・ドリンク代別)
【発売日】2016年4月23日(土)10:00〜 【プレイガイド】e+(イープラス) http://eplus.jp/ ■購入ページURL(パソコン/スマートフォン/携帯共通) http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002189337P0030001

【お問合せ】下北沢 ReG  03-6450-9346

<出演者> 綾和也 池沢理美 江川ほーじん 江崎 哲朗 衛藤浩一 奥沢明雄 鍵山 稔 岸本一遥 首藤晃志 須貝直人 須藤 祐 千葉"団長"孝 寺内茂 野口"JABBA"久和 長谷川 友二 はんだすなお ファンキー末吉 三井雅弘 武藤 富士雄 山際祥子 吉田 宏治 和佐田達彦 (アイウエオ順) ...and more...

はっつぁん祭2016、今年は命日7月2日に開催です!加賀八郎の生み出した名曲を、今回は誰がどんなアレンジで演奏することになるのでしょうか。3回目の今年は、元爆風スランプ・江川ほーじん、元TOPS・三井雅弘、そして真心ブラザーズのサポートバンド・MB's でおなじみの首藤晃志が参加決定!!これはもう盛り上がること間違いなしです。 このイベントの収益の一部は「日本骨髄腫患者の会」 http://www.myeloma.gr.jp に寄付されます。今年も盛りだくさんの内容で、皆様をお待ちしております!

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2016年6月29日

仕事場は磯丸水産

いや〜「安い」というのはそれなりに理由があるから安いのであって、
北京から日本への激安航空チケットにはなかなかシビれる便が多い・・・

今回は天津からだったが、夜の12時に羽田に着いたってそりゃ困るわのう・・・

軽くネットで調べたら羽田には平和島のサウナまで行く深夜バスがあるとのことで、
翌日ははっちゃん祭りのリハだというしサウナでそのままゆっくり寝ようと思ったら何と「送迎には予め予約が必要」だとか・・・(>_<)

まあ着いてからでないと調べない自分が悪いのじゃが、
とりあえず羽田で入国して荷物取って途方に暮れる・・・

見れば新宿行きの深夜バスが・・・というわけでとりあえず新宿まで行ってみる。

そしてバスの中で最近iPadにインストールしたCuBaseをいじってたらやめられなくなった・・・

実はMuMaというバンドからアレンジを頼まれて、
わざわざ移動中にパソコン開いてアレンジも大袈裟かなあというわけでインストールしてみたのだ。

10年選手の中堅バンドなのだが、
何やらバンドで大切にしてる曲なんやろな、
送られて来たDEMOを聞いて何やらそんな感じがする・・・

何とかいいもん作ってやりたいなぁ・・・
と思ったらもう新宿に着いた。

夜中の2時とかに着かれてもなぁ・・・

仕方がないので好物の「蟹味噌の甲羅焼き」を食いに「磯丸水産」へ!!

IsomarusuisanKanimiso.jpeg

いや〜これをちびちび舐めながらハイボールを飲むのが最高なのよ・・・(笑)

ちびちびやりながらアレンジの方が気になって仕方がない・・・
というわけでiPadを開く!!

IsomarusuisanShigotoba.jpeg

もう立派な「仕事場」である!(◎_◎;)

ヘッドホンって完璧に「自分の世界」に入れるのな・・・
真夜中なんで店もそんなに混んでないしカウンター2席ぶん占領して全くもって自分の「仕事場」である。

ハイボール5杯、蟹味噌の甲羅焼きが3つなくなった頃アレンジが完了!!

IsomarusuisanFinish.jpeg

いや〜個人的にはなかなか使えるな、iPad版CuBase・・・
何よりも重いパソコン持ち歩かずにiPadだけで済むっつうのがええな。

データのアップロードにはネット環境が必要じゃが、
店近くにはWi2公衆無線LANのWi2が飛んでいるのでまずそれに接続して、
CuBaseのiPad版はDoropBoxに対応しているので、
ミックスダウンしたDEMOをDropBoxに保存。
それを田川くんに送って後はお願いした。

もう朝5時である。
このまま八王子に帰っても往復3時間のロスがあるなぁ・・・
近所で宿を探したらカプセルホテルが2600円であるではないか!!

というわけで迷わずカプセルホテル!!

そこで「勉強部屋」の看板を見つける!(◎_◎;)
20時間まで使って3600円・・・

磯丸水産のおあいそは5000円・・・うーむ・・・高いのか安いのか・・・

まあ「蟹味噌の甲羅焼き」がつくからなぁ・・・
日本での仕事部屋は今後は「磯丸水産」やな(笑)

あかん・・・磯丸水産の宣伝ばっかしてもーた(>_<)
今度行ったら安くして下さい・・・(笑)

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2016年6月12日

「いい買い物」と「どうしようもない買い物」

まず「どうしようもない買い物」から・・・

もともと人生がバックパッカーのようなこのワシは、
いつもリュックにパソコンとiPad等電子機器を入れて、
基本全てをデータ化しているのでそれとちょっとした着替えだけを入れておけば世界中どこででもそれだけで暮らしてゆける・・・

ところがパソコンは老眼のため17インチのMacBook Proで、
iPadもiPad Proにしたので背負うにはもう重くて仕方がない(>_<)

そこで目をつけたのがこれ!!

KaimonoSukeboSuitesCase.jpg

・・・しかし値段が微妙よねぇ・・・・5万円近くする(>_<)

結局周りの反対にあって挫折し、
ネットで調べたら何と!!・・・

スケボー付きのリュックが5000円で売られているではないか!!!

KaimonoBad.jpg

というわけで迷わず購入!!

実はこの写真、X.Y.Z.→Aのツアーの時のホテルで撮ったのよね〜
つまりネットで買ってホテルに配達してもらった・・・

もちろん日本のネットよ!!
なのに梱包を見たらこれ!!(>_<)

KaimonoBadBox.jpg

中国製やん!!(号泣)

もうね・・・センスからして中国(涙)
中国で住んでるのに日本のネットで買って届いたら中国製(>_<)

ご多分に違わず不具合続出!!(笑)

まずはハンドルの位置が最大に伸ばしても低過ぎ!!
これでは背筋が曲がって腰が痛くなって長くは運転出来ません!!(>_<)

そして底!!!

KaimonoBadSoko.jpg

スーツケース型の5万円のはスーツケース部分にふたつの車輪が付いていて3輪スケボになっているのに、これは2輪スケボにそのまま底版を取り付けてある・・・

つまり曲がるために傾けたら道路に底版を擦ってしまう(涙)

KaimonoBadShuft.jpg

そしてスケボ部分を折りたたむ蝶番の部分だが、
このどでかいネジをせっせこ緩めて畳んでまたせっせこ締める・・・

全然「ワンタッチ」じゃないし・・・(涙)

まあね、中国製でこの部分「ワンタッチ」になんかこだわられた日にゃ逆に「強度」の問題で危なっかしくて乗れないし・・・(>_<)

KaimonoBadHikizuru.jpg

でもね、スケボを折り畳んだままハンドルを伸ばせば、
これキャリングケースとしてズルズル引きずって使えるなぁ・・・

今までは重たい17インチのMacBook Proと、
最近になって更にiPad Proまで加わって重たくて仕方ないリュックを背負って、
空港内はカートに乗せて、シャトルとかに乗る時にいちいち下ろして・・・

みたいな手間が省けるぞ!!

・・・と言いながら実はこの状態では車輪がひとつしかないわけで、
底版を床にズルズル引きずりながら引っ張ってる形になる・・・

・・・というわけで車輪を購入!!

KaimonoBadNeji.jpg

小田原のライブの時にぱんちょマンさんに付けて頂きました!!

めでたしめでたし・・・ちゃうがな!!結局あれから一度も使ってないがな!!

・・・というわけでずーっと北京で埃かぶってますから、
もし「欲しい」という方がおられましたら、
次の来日の時にLive Bar X.Y.Z.→Aに持って行って置いときますのでメール下さい。

お値段は取り敢えず5000円!!
そのまま熊本にでも募金して下さい。

まあこれでこのリュックも日中を何度も往復してやっと少しは世のため人のためになるじゃろう・・・(笑)


・・・というわけで今度は「いい買い物」!!

先日WINGの香港リハーサルの時に女人街をぶらついてたらあったのよねぇ・・・これ!!

KaimonoGood.jpg

ちなみに女人街というのはこんなところ・・・

KaimonoNvRenJie.jpg

まあ得てしてこんなところは値段があってないようなもので、
最初に吹っかけられた値段の半分ぐらいが落としどころとよく言うが、
ワシがこれが実は「値切り」というのが非常に苦手である。

そこで強い味方!!香港在住のももさんが値切ってくれた。

GekitetxuMomosan.jpg

写真真ん中の人ですが、いや〜人相悪いですねぇ。。。(笑)

実はももさん、この激鉄MAXの撮影のために、
「香港で一番人相の悪い人紹介して〜」
と言ったら紹介された人で、本当は笑顔の素敵な優しいオジサマです。

まあでもバトルのような香港の値切りでこの人相で本気で立ち向かって行ったら勝つわのう・・・(笑)

店員「500元!!」
ももさん「200元!!」
店員「300元!!」
ももさん「200元!!」
店員「250元!!」
ももさん「200元!!」
店員「230元!!」
ももさん「じゃあ230元!!」

と、この値切りが魚市場のセリのように物凄いスピードで一瞬で決まるのだ(驚)

まあそんなわけで結局この便利なキャスター付きリュックが日本円で5000円以下で手に入った・・・

現在はこれさえあれば、昔のリュックに着替えなどを満載して、
電気機器はこれに入れて引きずって何日でも旅が出来る。

今回のこの怒涛のスケジュールでも非常に助かったぞ・・・

何せリュックふたつとも機内持ち込みの荷物に出来るので、
預けた手荷物を待つ時間が短縮されてこの分刻みのスケジュールを無事にこなすことが出来た。

ももさんありがとう!!!
また香港行ったら飲みましょう〜

Posted by ファンキー末吉 at:08:08 | 固定リンク

2016年5月17日

続・日本に家を買いに来る中国人・・・そしてワシは仕事に追われる(>_<)

もうね、「続々」と言ってもいいぐらい(笑)
この人たちねぇ、ホントに金持ちなのよ・・・

この前北京でレコーディングが終わったらそのまま「メシ行こう」となって連れて行かれたのがそんなおひとりのご自宅・・・

もうね・・・お屋敷!!!(◎_◎;)

調度品はねぇ・・・まるで西安の兵馬桶(笑)
何せ掘り出して土偶がちょっと欠けてる感じがもう「調度品」というよりは「博物館」(驚)

通された居間はプロバンドがリハーサルする都筑スタジオや芝浦スタジオ並みに広い!(◎_◎;)

そこに並ぶ料理が逆に豪勢なのではなく普通のイスラム料理なのが逆に凄い!!
「この店はなぁ、美味しくていつも長蛇の列でなかなか食べられないんだぞ」
と言いながらそこのシェフが自宅でそこの料理を作ってくれてるのだ(驚)

ワインがまた超高級!!

・・・というよりそれを飲むグラスがまた高級で、
「乾杯〜」と言ってグラスをぶつけると「チーン」といって音がいつまででも共鳴して鳴り止まん(驚)

居間には池があって・・・って部屋の中に池があるのよ!!
中には鯉が何匹も泳いでいて、それは全部日本から空輸したんだと!(◎_◎;)

そんなところに住んでる人が日本で5000万ぐらいの家なんて見たらまるで「箱庭」やんな・・・
日本人からしたら軽井沢の5000万の別荘なんて「むっちゃ高級やん」ってな感じやけどな(涙)

まああんまし高い物件はなかなか借り手がつかんかったり投機目的としては有利ではないということで5000万ぐらいとこでも買っとくか、みたいな・・・(眩暈)

それより何億もする物件なんてそんなに売ってないがな・・・ふつうの日本人高過ぎて買えんし(>_<)


というわけで今回のLuanShuの来日にはそんなお金持ちグループの中のひとり、
中国を代表するオリンピック選手が一緒に来日した。

ここまで来ると「国の宝」なので国家は税金を免除にするんだとか・・・(驚)
まあ税金もかからんし家でも買うとこか、みたいな・・・

もうね、ワシ不動産なんか全然わからんし、秘書の茜ちゃんに丸投げ!!(笑)

これで美味いメシだけ一緒に食えれば万々歳と思ってたら、
今回はLuanShu、いろいろレコーディングの仕事持って来たのよね〜・・・

日本で2曲ギターと2曲ブラス・・・
「最近知り合った日本人のプロデューサーとやってみたい」
と言うので
「それは是非是非そうして下さい(笑)」
とばかりワシはブラスだけを担当・・・
・・・と言いつつちょうどその日は名古屋空港から北京に帰るので寺内に丸投げ!!(笑)

そもそもワシはそのために来日したのではなく、
高円寺でのひとりドラムと、翌日の昼間千葉朝鮮学校と終わってそのまま夜豊橋っつう無茶なブッキンツのために来日したのよ〜

激安チケットが11日の夜中出発の便だったのでたまたま数日前に着いただけで、
まるで「仕事する」みたいなつもりはなかったのよ〜

ところが着いたその日にLuanShuから
「急ぎでドラム1曲レコーディングしてくれ」
と発注が来る。

夜中にせっせこドラムをセッティング、
「いつでも録れるよ」
となってアレンジが仕上がるのを待つ。

YonakaDrumSet.jpg

詞が上がったらすぐに彼が仮歌歌ってDEMOを録り、
北京に送って歌手がそれを練習するらしい・・・

アレンジはアメリカで張毅(ZhangYi)が担当しているらしく、
アレンジが上がったらアメリカから送って来るから、
そのデータに合わせてすぐにドラム録って、
そのままベースとギターも録って、
北京でボーカルと生のストリングスレコーディングして、
それが送られて来たらそのまま日本でミックスして、
その合間に東京と軽井沢で物件を見る!(◎_◎;)

もうね、これやっぱ無茶苦茶なスケジュールでしょ・・・

いつでもドラムが録れる状態のまま車運転して到着する彼らを迎えに行く。
とりあえずツラ突き合わせてうまいことスケジューリングしないと、
結局ワシが動けるのは翌日の高円寺のライブの入り時間までしかないのだ・・・

昼間にスケジューリングして夜は不動産の人と食事、
その合間にホテルの部屋で仮歌を録る。

あとはアレンジを待ってからドラム録り・・・
と思ったらメシの方が先になってしまった(>_<)

「あれ?飲まないの?」
・・・って車やし〜それにアレンジ上がったらすぐにドラム録らな・・・

「ドラムは明日でいいよ」

!(◎_◎;)

・・・そやなぁ・・・美味しいもん食べて酒飲まんのもなぁ・・・乾杯!!

というわけで結局車は駐車場に置いたままカプセルホテルに泊まる・・・
・・・と実はこれが後にスケジュール的に大変なこととなるのだ(>_<)


カプセルホテルで朝8時に起きて、車運転して八王子まで帰って、
まずDEMOの音源に仮歌を乗せて簡単なDEMOにして北京に送る。

そしてお隣のエンジニア仮谷くんを呼び出してドラム録り!!

本来ならばプロデューサーが立ち会ってディレクションするのだが、
「遠いから行かない!!お任せ!!」
と言って物件を見に行った(>_<)

「お任せ!!」はいいのだが、そうすると叩き終わった音源をドラムの音大きめに仮ミックスしてWeChatで送って、それ聞いて「ここ直して」に対応して、また叩いて仮ミックスして送り直して・・・

時間かかるのよ・・・(涙)

なんとか高円寺の入り時間ギリギリまでやって無事脱出!!・・・
と思ったら
「歌手の人のための歌のガイドDEMOを作ってくれ」
と・・・!(◎_◎;)

「朝送ったでしょ・・・」
「あんな簡単なんじゃダメ!!歌手が聞くんだから仮歌もちゃんとエディットしてドラムとベースも本物入れて製品レベルのDEMOにして!!」

!(◎_◎;)

マルチが送られて来てまへんがな・・・(涙)

いや、アメリカから何やらファイルは送られて来たのだが、
それは中国でDLしやすい形式で日本では開かんかったので、
ドラムは実は2ミックスのDEMOに合わせてレコーディングしたのだ・・・

時差はあるけど向こうが夜中だろうが何だろうが
「すぐ送れ!!」
とアメリカに連絡して取りあえずドラムと同じやり方でベースだけ録音!!

アメリカからマルチが届いたらDLしてそのベースデータも入れて仮歌入れて仮ミックス・・・

ちなみにワシは高円寺のライブハウスにいるのでこの作業は仮谷くんがするのだが、
物件見てるLuanShuから、アメリカの張毅(ZhangYi)から、北京のスタジオから、
全ての連絡はワシに来るのでいちいちライブハウスの外で電話したりもう大変!!(>_<)

「え?夜ライブだって?みんなで見に行くよ」
・・・って逆に大変だから来なくていいし・・・って思ってたら来た。

これはそのオリンピック選手がWeChatにUPした投稿・・・

KouenjiHitoriDruming.jpg

看日本鼓王现场演出,鼓王的梦想就是世界巡演到处流浪,在九十年代大红大紫的时候选择来了中国,值得尊敬的艺术大家

「日本のドラムキングのライブ、ドラムキングの夢は世界じゅうを放浪しながらツアーしたいんだと。90年代一番売れてた時に中国に来ることを選択したんだと。ほんと尊敬に値する大芸術家だわ」

・・・ってあーた!!中国の国宝級の金メダリストが高円寺のアンダーグラウンドなライブハウスの最前列にいること自体がおかしいでしょ!!(◎_◎;)

というわけでそのまま飲み!!
終電乗り過ごして何とか帰宅してちょっと仮眠して千葉の朝鮮学校!!

ChibaChousenGakkou2016Stage.jpg

もうね、大阪の朝鮮学校ん時もそうだったけど、
学校が七輪をたくさん持ってて校庭で焼肉焼くのな・・・(>_<)

ChibaChousenGakkou2016Yakiniku.jpg

在日の幹部クラスの人に捕まってマッコリのビール割を飲まされて、
「どうしてこの後にスケジュールを入れてしまったのだろう」
と後悔しながら新幹線に飛び乗って豊橋へ・・・

もちろん新幹線の中でも中国からアメリカからひっきりなしに連絡が入る(>_<)

開場時間ギリギリに会場着いてすぐにイベント開始!!
今回は「ファンキー末吉公開処刑」と銘打って
「アマチュアバンドの曲を一度聞いただけですぐに叩けるかどうか」
ということをやらされる(酒の上で「出来る」と豪語したのでこうなったのであるが)イベントである。

結果はこちら

もうね、「Helpカード」と言って、一度だけ聞き直せるカードを出すと、
その代わりにバーボンをロックで一気飲みせないかんのでもうベロンベロン(笑)

そんな打ち上げの中、中国から
「アメリカから送られて来たマルチデータがグーグルなので中国では開けん」
と来る(>_<)

「VPN入れろよ!!」
と言いたいところを我慢して、
こちらでDLしてQQメールで中国に送る・・・

QQメールは大容量のファイルも送れて便利なのよねぇ。。。

・・・と言いながら中国語なのでそれを使ってない仮谷くんからファイル便で送られて来たファイルが「日本語なのでDLわからん」ということでそれも送り直す・・・(>_<)

この日は宿は取らず、ライブハウスが布団用意してくれてそこに泊まるということで、
ライブハウスが仕事場となって作業の後、
翌日は朝から田川くんがギター入れ・・・

もうね、「通訳用意するから直接やり取りしてね」の世界・・・(>_<)

午後はブラスのレコーディングと仮谷くんのミックスが同時進行・・・
そんな中、秘書の茜ちゃんから連絡が入る。

「物件決まりました」

え、誰がどこの物件買ったの????!!(◎_◎;)

いや、言わなくていい・・・
ワシはもう夜の便で北京帰りますんで後のことは皆さんでやって下さい・・・(>_<)

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2016年3月11日

心のスキマ埋められた?・・・

来る3月25日の審決に関して弁護士とミーティングのために帰国していた。

弁護士としてはもう提出するものは全て提出してしまい、審決を待つのみなので仕事としては第一ラウンドは一段落である。

「じゃあ食事でもしましょうか」
というわけでちょいと飲み過ぎてしまったようだ・・・

「もう一軒飲みに行きましょうか」
その辺から記憶が少し曖昧である・・・

場所は新宿歌舞伎町、確か風林会館をちょっと新大久保方向に歩いた右手の雑居ビルの中だと思う。
カウンターだけの店で、ママさんとえらい美人な女の子がふたり・・・

店の奥にはアップライトのピアノが置かれている・・・

水割りを作ってくれた美女が、いつの間にやらそのピアノの前に座ってクラシックを弾いている・・・
そしてもうひとりの美女がフルートを吹き出してピアノと一緒に演奏する・・・

「Jazzの店ですけどいいですか?」
と言ってたような気がするが、演奏曲目はクラシックである。

ところが今度はママさんがピアノに座ってJazzを奏でる・・・
弁護士がマイクを握って「わが心のジョージア」を歌う・・・

そうそう、この弁護士は自分でバンドなんかもやってたりして、
だから著作権に強いのだ。

いつの間にやらアコギがあって、ワシもジョージアを一緒に弾いている・・・
そしてマイクの前でワシがVoThMの曲を弾き語り・・・

そして美女たちの作ってくれた水割りをまた飲む・・・

気がついたら中央線に乗っていた。
ポケットの中には店の名刺が・・・

ピア新宿ビル6Fピアノバーなり沙・・・

電車が揺れたのでつり革につかまり、
もう片方の手で名刺をポケットにしまった・・・

八王子に着いてあーちゃんと飲みに行き、
酔いつぶれて寝て起きたらポケットから名刺は消えていた・・・

美女の写真を撮ったような気もするが、iPhoneの中には写真はなかった。
きっとまた同じ店に行ってもその店はないのかも知れない・・・


飛行機に乗って北京に帰って来た。
迎えに来た渋谷有希子(よーしーず)の車に乗って院子に向かう。

「この辺、何やら賑やかだよねぇ・・・」

空港近くの道の左側、昼間は閑散としているのに夜になるとレストランとかの看板が並ぶ街並みが現れる。

「行ってみようぜ!!」
道を左折して賑やかな路地に入って行く・・・

空港からすぐ近くなのだが、逆に空港までの交通機関が路線バスしかないので、
便利なのか不便なのかわからない住宅地に、こんな夜遅くまで開いているレストランや、
チェーン店の小さなホテルなどが立ち並び、
その小さな街の中に一軒の小さなバーがあった。

「入ってみようぜ」

運転が出来るが酒は飲めないという素晴らしい運転手の渋谷有希子(よーしーず)とその小さな門をくぐる・・・

30席ほどのテーブル席は地元っぽい若者でいっぱいである。
他の街からここまで飲みに来るわけはないので地元に住む若者なのだろうか・・・

オーダーしたジャックダニエルコークを運んで来たウェイターが、
「Funky老師でしょ?」
と声をかける。

聞けばドラマーだそうだ。
この街に住んでいて、バンド仲間6人でこのバーを開いたのだとか・・・

店の隅には小さなステージがあって、男性歌手が上がって来て歌を歌い始める。
女性客がその大して男前でもないその歌手の歌に狂喜乱舞する・・・

不思議な空間である・・・

それから何人かが「一緒に写真を」と言ってやって来るのだが、
店の中にこれだけ女性客が多いというのに何故か男ばっか・・・

昨日は美女に、そして今日は男に心のスキマを埋められているのか・・・

そして不思議なことにそのジャックダニエルコークは飲んでも飲んでも減らないのだ・・・

ふと見るとウェイターが、グラスが空くとまた新しいジャックダニエルコークを持って来て交換しているようだ・・・

エンドレスに飲むことになるのでとても酔っ払ってしまう・・・
このまま意識を失ってしまったら目が覚めたら廃屋かどこかで寝ている可能性があるので早々に立ち去ることにする。

「埋单!!(お勘定!!)」と言って100元札を出すのだが、
店の若い衆がそれを押し戻す・・・

翌日になったらこの100元札も木の葉かなんかに化けているかも知れない・・・

気がついたら院子で寝ていた・・・
店の写真を撮ったような気がしたが何故かIPhoneには保存されてなかった・・・

明日あの街に行ってみたらあの店はあるのだろうか・・・

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2016年2月19日

25年来の親友来日

1990年、最初に北京に行った時にひょんなことから地下クラブで演奏する当時まだアンダーグラウンドだった黒豹のライブを見ることになり、その時から一番の友人となっているLuanShu

いい時も悪い時も一緒にいる25年来の親友である。

ここ最近精神を病んで静養していたようで、
彼が受けた映画音楽の仕事などを彼が出来なくなったからワシが引き継いでやったりしてたが、
いやなるほど、このレベルの仕事をずーっとやり続けていたら病気にもなるわ・・・

「ゆっくり休めばいいよ」と思ってそっとしておいたが、
先日ひょんなことから一緒に飲んだ。

LuanShuDrinking2016.jpg

この写真を彼がUPした時のコメントがこれ。

这一刻很快乐,Funky先生家中小聚,一位伟大的音乐家、技艺精湛的打击乐鼓手,是我的老师兄长,57岁Metal打一宿!Jazz,Blues是用鼓说话的人,我们从91年相识至今从他那里学到很多知识[调皮]我制作的很多专辑都有老方的鼓声[抱拳]

楽しいひと時、Funkyさんと家で飲んだ。
偉大なる音楽家で、テクニカルな打楽器奏者、私の先生であり兄。
57歳でメタルを叩き、ジャズやブルースなどはドラムで話をするような人。
91年(注釈:本当は90年)に知り合ってから今まで、彼から色んなことを教わり、
私のプロデュースした数多くのアルバムには全て彼のドラムが入ってます。

なんか嬉しいね。
ワシも酔っ払って「旧正月はどうすんの?日本においでよ」と言ってたのだが、
日本へのマルチビザを取って本当に来日の運びとなった。


前回の来日は2009年。
奥さんと一緒に来日したのだが、その時は1週間の滞在で、
「いくら両替したかわかんないからとりあえず100万円両替したんだけど、2人で1週間これで足りるかなぁ・・・」
と言うので
「お前なぁ。100万あったら2人で3ヶ月暮らせるよ!!」
と言ってたのだが、結局100万で足りなかったほどの大豪遊!(◎_◎;)

今回の来日にはいくら持って来るのかなと思って羽田まで迎えに行ったら、
「Funky、両替しなきゃ」
と言う。

人民元を日本で両替するとレートが非常に悪く、
例えば100万円両替したとしたら10万円ぐらい損するかも知れない。

銀聯カードで1日10万ずつ日本円引き出せるからそうしたら〜」
と勧めていたが、結局は両替したのだろう、また札束を持ち歩いていた(笑)


滞在は銀座の一流ホテル。
メシはとりあえず近所の寿司屋にした。

銀座で寿司・・・(笑)

いや〜日本にいる中国人の友人も集まって日本酒飲んだので、
気がついたら酔いつぶれて歩けなくなったワシ・・・

「じゃあ同じホテル取ってやるからそこで寝ればいいよ」
と銀座の一流ホテルに部屋取ってそこに担ぎ込まれる酔っ払い(笑)

滅多に経験出来ない銀座で2泊を過ごすこととなった・・・

2日目はコンサートを見たいと言うのでマドンナのチケットを取ってやった。
1枚5万円のVIP席・・・

これは実はソールドアウトだったので当日券を狙おうと思ったのだが、
運良くFacebookで「行けなくなったので安く譲りたい」というのがあってそれをGET!!

ワシは見に行かずホテルで寝ていて帰りを待つ。
大事な任務はメシの段取りなのだ。

前日が寿司なので肉がいいなと銀座で夜中に開いている焼肉屋を予約!!

LuanShuYakiniku.jpg
LuanShuYakinikuSet.jpg

極上カルビや希少部位6種盛りなど、
人民元に換算すると「安いなぁ・・・」

円高に動き出してはいるもののまだまだ日本円は安く、
その上、北京の物価はどんどん上昇しているので、
銀座の高級店と言えど今では北京に比べたら安いのである・・・


次の日からは志賀高原にスキー!!
移動は新幹線、当然グリーン車である。

この日は彼の奥さんの誕生日ということで、
あらかじめホテルの一番いいレストランを予約し、
ちゃんと名前も入れたケーキを用意している。

YongMeiBirthday.jpg

ところがやって来たのは彼らだけではない。
この日に合わせて中国から有名映画監督やらLuanShuの乗馬クラブのオーナーでもある弁護士夫婦とその子供、
「彼女が日本で誕生日祝うんだったら僕らも行かなきゃね」
ということで集まって来た。

なんと滞在期間ずーっと車をチャーターし、
その中国人運転手と助手の二人の滞在費や高級ディナーまで振る舞うという大変なお金持ち!!

もうね・・・ディナーコース10人分で一食軽く10万超え!(◎_◎;)

ちなみにこの中国人運転手、顔が北朝鮮のトップの方と酷似している。

LuanShuDriver.jpg

和佐田が昔MCなどで
「末吉の携帯には金正恩の電話番号が入ってますからねぇ」
などとジョークを言ってたので、彼の番号を保存する時に名前を「金正恩」と入れたのだが、
彼から電話がかかって来ると「金正恩」と表示されるので心臓の鼓動が速くなってしまう(笑)

さてそんな御一行、スキーをすると言うならワシも10年ぶりに滑らねばならんじゃろうということでウェアーをレンタル!!

LuanShuUchidaYuya.jpg

いや〜金正恩はいるわ内田裕也はいるわのわけのわからない団体となっております(笑)


内田裕也役の大きな仕事は「ロッケンロー」ではなくメシの段取り。
前日は「肉のコース」だったので次の日は日本食がいいと言うので探しまくる・・・

しかし周りには「レストラン」というものがない。
仕方ないので近くの温泉旅館に片っ端から電話して、
「食事だけで利用出来ませんか」
と聞きまくる。

しかしどこもそんな営業はしてないのよね〜
「金ならいくらかかってもいい!!一番いい日本料理を食わせてくれ!!」
とまくし立てる。

実際「金に糸目はつけないから一番いいものを」というオーダーなのだ。

全ての旅館に断られたが、
ひとつだけ「木戸池温泉ホテル」というところだけがそのオーダーに応えてくれた。

ここの女将さんが実は娘が爆風のファンだったらしく、
「高校生だった娘を車で長野市民会館まで送って行ったわよ」
と語ってくれた。

女将さん、無理言ってすみませんでした。
御一行とても大喜びでした!!どうもありがとう御座います。


次の日は最終日。

ワシの身体は10年ぶりのスキーでハンパない筋肉痛!!
使う筋肉が違うじゃろうということで途中スノボに乗り換えたら、
結局は最後には全身くまなく筋肉痛!!(>_<)

午後は滑るのは諦めて、
スキーをしない奥様方を「野猿公苑」に連れて行った。

温泉に入る猿が見れるというのだが、
なんと車では入れずに30分山道を歩かねばならない(>_<)

全ての筋肉が死んだ頃、初めて見た!!
本当に猿が温泉に入っていた!(◎_◎;)

LuanShuSnowMonkey.jpg

いや〜まだまだ知らない日本の名所ってあるんやなぁ・・・

奥様方も大喜びで、
LuanShuの奥さんに話によると、
弁護士さんもこの辺が気に入って、
この辺に家を買おうとかいう話である!(◎_◎;)

買うんだったら管理とかどうすんの?
とLuanShuに聞いたら、
「あ、あの人ね、世界中どこ行っても気に入ったらすぐに家買って、
自分でもどこに家買ったか忘れてるような人だから気にしなくていいよ」
とのこと・・・

どこまで金持ちやねん!!!(◎_◎;)


さてこの日は今度はその弁護士の奥さんの誕生日!!
「昨日の日本料理がいいな」
と言われるが、運悪く「木戸池温泉ホテル」は休日(>_<)

仕方ないのでホテルのレストランで牛肉しゃぶしゃぶコース!!

もうね、りんご食べて育った「りんご牛」とかね、
また一食10万円超え!(◎_◎;)

でもね、まあ喜んでもらえたらそれでいいのよ。
お金で「幸せ」を買えるなら安いもんかと思い出して来た。

LuanShuWithFunky.jpg

そしてワシは次の日の朝一番のバスで長野駅まで出て、
名古屋空港から上海に飛ぶ。

彼がわざわざ早起きして見送りに来てくれた。

監督と彼らはタクシーをチャーターして野沢温泉に向かい、
弁護士さん一家は金正恩の運転で成田に行って香港に飛ぶらしい・・・

ワシは上海ー無錫ー蘇州ー連雲港ー青島とひとりドラムでツアー回ってから北京に帰る。
ちなみに青島はLuanShuの故郷である。

「え?青島行くの?
俺、旧正月に青島に里帰りしてないから行かなきゃと思ってたんだ。
じゃあ22日に北京帰ったら青島で合流しよう!!」

また続くんですね・・・(笑)

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2015年8月24日

酒屋が経営するライブハウス!(◎_◎;)

先日「ひとりドラム」で呼ばれて西明石に行ってきた・・・

ところがチラシに載っている住所の辺りに来てもライブハウスらしきものはない・・・
あるのは同じ名前の酒屋さんである。

Hanazono1.JPG

ちなみにこの酒屋さん、
よくある「立ち飲み」ではなくちゃんと座って飲めるカウンターや、

Hanazono2.JPG

奥の方にもちゃんとテーブルまである!(◎_◎;)

Hanazono3.JPG

なんとライブハウスはこの酒屋さんの奥に入って行った地下にあるのだ!(◎_◎;)

HanazonoStage.JPG

ちなみに楽屋も居酒屋!(◎_◎;)

HanazonoGakuya1.JPG

カウンターまであってちゃんと営業出来るようになっている・・・

Hanazono5.JPG

その隣はバーベQ場があり、打ち上げはもちろんここ!!!

HanazonoUchiage.JPG

いや〜ライブ会場も含めて全ての場所での酒はオーナーである酒屋さんで買うのだからなかなかよく出来たシステムだと思うぞ・・・(笑)
(もちろん原価で買うのだからリーズナブル!!)

本当にいい会場でした!!
またやらせて下さい〜

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2015年8月12日

渡辺英樹お別れ会

8月10日に「ヒデキファイナル」と銘打って行われたこのライブ、
ワシは11日に帰国予定だったのを早めて9日に戻って来た。
(その時の娘の運転どうのこうのの笑い話は後に回すとして)

当日は11時入り、
「何でこんなに早いの?別にVoThMのリハの16時までやることないよね?」
と言うと、スタッフが笑いながら答える・・・

「あら、いいじゃないですか、楽しい楽屋が待ってるじゃないですか」

そうそう、AJ〜米田度とかでは楽屋にいつも笑いと食い物が絶えなかったなぁ・・・(笑)

葬式の時には喋ることも出来なかった米川や笠くん、そしてその時には会えなかった義男なんかと談笑・・・

まあここに英樹さんと田口くんがいないだけで普段のAJ関係のイベントと何ら変わりはない・・・

サウンドチェックは逆リハで行われるのでC-C-Bが最初である。

HidekiFinalRh.jpg

ライブDVDのマルチから抜き取ったベースと歌の音源と、
それ用にまた編集したのであろう英樹さんの映像・・・

これがぴったり合っていてまるでその場に英樹さんがいるみたい!(◎_◎;)

思えばワシはまだまだ英樹さんの死を受け入れられてなかったのだろう。
「まるでそこにいるみたい」

「実際にいる」
とは雲泥の差なのだから、ここで一度ワシの涙腺は崩壊することとなる・・・

それにしても本当に「そこにいるみたい」である・・・

これは今回の全てのスタッフの努力の賜物なのだろう、
ライブ音源に合わせて・・・
そのヨレているであろう演奏に合わせてドンカマを打つ!(◎_◎;)

これがあのライブ感満載の演奏の秘訣なのだろう。

演奏が走ったりモタったり、
その全てには理由と感情があり、
みんなと一緒に走ったりモタったりしている英樹さんの演奏や歌には基本的に英樹さんの「感情」がある。

つまりその状態での「感情」がそのまま映像と共に表現されているのだ!(◎_◎;)

もちろんそれに合わせて演奏する人全ては大変なのであるが、
まあ「アンサンブル」なのだから誰かひとりがそのように引っ張ってゆけば必然的にバンドは「そのように」引っ張られてゆく・・・

つまりこの日のC-C-Bの演奏は全て英樹さんの「感情」のままに引っ張られて演奏されているというわけだ・・・!(◎_◎;)

世の中のテクノロジーは進んでいる。
まるで映画でも見ているかのように、
英樹さんの「感情(魂)」はバーチャルとなって「データ」としてここに「セーブ(保存)」されているのだ。

文字通り「バーチャルとして生きている」と言っても過言ではなかろう・・・


VoThMとしてはこのDVDの音源はマルチ録音されてないので、
代わりにニューアルバムのマルチ音源から「愛し合うために行こう」と「ソドミスト」のマルチ音源は提供していたが、残念ながらそれに同期してる映像はない。

中国での映像をいろいろ送ってはいたが
「食べてる映像ばっかじゃないですか!!」
と当日突っ込まれた(笑)

ただ1曲だけ、ボーナストラックとして録音された「Star」という曲だけ英樹さんがそれに合わせてベース弾いて歌ってる映像を撮っていた。

今にして思えばよく撮ってたよなぁ・・・


かくしてワシはドラムを叩いているのでどのような映像が使われたかは見れなかったが、英樹さんの映像とセッションライブ「ヒデキファイナル」はVoThMの演奏から開始された。

HIdekiFinalVoThM1.jpg

この写真はちょうどその「Star」の時だな・・・
この曲のこの歌詞の部分でまず丸ちゃんが泣いた・・・

「君が星になり・・・僕も星になり・・・」

もちろんこんな時のために書いた詞ではなかったのだろうが、
この状況なのでぐっと心に入って来ますなぁ・・・(涙)

なんか「VoThMの制服」みたいになっちゃった中国ジャージ・・・(笑)

HidekiFinalVoThM2.jpg


さて続いてのステージは「三喜屋・野村モーター'S BAND」と「三野姫」、
まあつまりは野村義男のステージである。

これはマルチから抜き取った音源を使うのではなく、
両ユニットのギターマイナス(だと思う)音源に合わせて野村義男がギターを演奏する。

HidekiFinalYoshio.jpg

映像の方は英樹さんの昔の写真などがスライドショーで流されるのだが、
それを見ながら数曲演奏しているうちに、こらえ切れずに今度は義男が号泣した・・・

まさに「泣き崩れる」という感じで号泣しながらギターを弾く・・・

2年前に同じバンドメンバーだったはっつぁんを亡くして葬儀で泣き崩れてた義男、
今回は仲間内でも「義男、大丈夫かなぁ」と心配されていたのだが・・・

ところがリハでも感激したのだが、最期の曲「スローバラード」のギターソロは凄かった・・・

まるで後ろの英樹さんにギターで語りかけるように、
その思いの全てをギターソロとして表現し尽くしていた・・・

義男ぉ〜お前はやっぱ凄いギタリストだよ・・・


続いてはWY、そしてAJ、ここからは英樹さんのライブ映像とマルチ音源とのセッションとなる。

いや〜ほんと、英樹さんがそこにいるようだ・・・

HidekiFinalWY.jpg

HidekiFinalAJ.jpg


そして最期はC-C-B!!

HidekiFinalCCB.jpg

まさに映像の英樹さんが一緒にライブをやっているようだ・・・

HidekiFinalYonekawa.jpg

そして心の中でまたこう呟いているのだ。
「米川ぁ〜オメエ・・・相変わらずソロが長ぇんだよ〜」
と・・・

HidekiFinalYonekawaSolo.jpg

ライブから音や映像を抜き出しているので、煽り部分とかで
「みんなこの曲覚えてるかい?」
とか
「みんな歌えるかい?」
とか、まさに英樹さんがそこにいるようで、
確かに「バーチャルの中で生きている」・・・そんな感じだった。


打ち上げの席でスタッフが各出演者に挨拶に回って来た時にこう言った。

「ありがとう御座いました。本当にいい形で見送ることが出来たと思います」

打ち上げにはいつもの「声の大きな人」が不在なので、ワシが変わりに大きな声で言ってやりましたよ!!

「見送る?・・・アイツは見送られたりせんよ〜!!
何せデータの中でちゃんとバーチャルとして生きてるからね〜
またやらせてくれ〜ってきっと言いに来るから!!(笑)」

カッカッカッという高笑いが本当に聞こえて来そうなそんな打ち上げだった・・・

松木くんはじめ全てのスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした!!
バーチャル英樹さん、実はワシのデータも入ってるようだから、
ワシがそっち行った時にはスクリーン二つにしてバーチャル共演しよう(笑)

スタッフの皆さん大変だけどよろしくね(笑)

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2015年7月29日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2015無事終了!!

去年は台風の影響で連日雨が降り、
「いや〜屋外キャンプが台無しかな」
と思ったけど逆だった!!

今年は台風一過でかんかん照りで暑かった・・・(>_<)

子供用プールを買っておいたので、
授業を持たない「クレーム処理要員」である校長は、今年は毎日子供達とプール遊びしてました(これも重要な仕事です!!キッパリ)

SummerCamp2015Pool.jpg

そのお陰で日焼けで体力を大幅に消耗してしまい、
翌日、翌々日とかなりグロッキーでした・・・(>_<)

暑さ対策(気休めですが)や虫除けなど、
ボランティアスタッフに中国語と英語に訳してもらいました。

SummerCamp2015Catering1.JPG

SummerCamp2015Catering2.JPG

SummerCamp2015Catering3.JPG

ボランティアの皆さんも不眠不休で頑張って下さってどうもありがとう御座います。


さて、本題に入りますと・・・
今年が去年と大きく違っていたのはまず香港からの参加者である。

Wingバンドで一緒だったKKというベーシストが親戚と一緒に音楽学校を開設していて、偶然
「日本でどっかで音楽合宿ってやってない?」
と聞いて来たので、
「おう、それだったらいいのがあるよ」
ということでまとめて参加して頂いた。

ところがここに「言葉」の問題が発生・・・

香港が中国に返還されたと言っても、彼らは基本的に「広東語」を使って生活している。

大人たちはもうほとんど「国語(GuoYu)」と呼ばれる「北京語(厳密には普通語というのだがここでは便宜上このように言おう)」を喋れるのだが、
イギリス国籍(ついこないだまでイギリスの植民地だった)の子供達の中には北京語を喋れない子供もいる。

「広東語ー日本語」の通訳ってホントなかなかいないのよねぇ・・・
ましてや現状では通訳をボランティアに頼っている状況なので、
それ専門の通訳を雇う経費はないし・・・

ところが
「子供達は北京語は出来ないけど英語は出来るよ」
ということになり、
英語が喋れる先生ということでRebellioNのドラマー賀川くんと
ピアノ講師として進藤陽悟をブッキングしたのである。

ピアノ教室

SummerCamp2015PianoSchool.JPG

香港ドラム教室

SummerCamp2015HongKongDrumSchool.JPG

しかし日本からの参加者レオ君は、
日本語だけでなく北京語も英語も喋れるということでこの教室の言語は問題なし!!

問題は京都弁しか喋れないこの男・・・

SummerCamp2015BassSchool.JPG

そう、和佐田達彦のベース教室ですが、
香港から駆けつけてくれたチョン君は日本語、英語、北京語、広東語とあらゆる言語を喋れるので非常に助かった。

講師を集めるのは簡単な作業ですが、
各教室に通訳がいるというのがこのスクールが成り立っている大きな要因です。

ボランティア通訳の皆様、本当にありがとう御座います!!


さて、その他の教室・・・
まずこの人は去年と違って遅刻もせず、
声は枯らしましたが、ちゃんと後片付けもして、
一番頑張って下さいました!!

SummerCamp2015EtohSchool.JPG

衛藤浩一先生は今年は一番多くの生徒を受け持って下さいました!!
でもまあ夜は毎度の通りなのでしたが・・・(>_<)

SummerCamp2015EtohAndFunky.JPG

佐々木教室は生徒はふたりのみ!!

何故なら先月山東省で一緒になったこのドラマーが参加していたため、
明らかに他の生徒とのレベルの差があり過ぎて、
今年はこのふたりを英才教育して頂こうということになったからである。

SummerCamp2015SasakiSchool.JPG

そして今回初参加のおふたり、まずは本間大嗣先生!!

SummerCamp2015HOnmaSchool.JPG

課題曲が「Live Bar X.Y.Z.→Aのテーマ」ということで、
何とかテンポを20%落としたりしながら発表会では全員に叩いてもらうことが出来ました!!

特筆すべきはキャンプ好きの本間先生、テント持ち込みでそこで寝泊まり!!!(◎_◎;)

SummerCamp2015HonmaTent.JPG

そしてもうひとり初参加の長谷部徹先生!!

SummerCamp2015HasebeSchool.JPG

歌心溢れる長谷部さんのドラムはワシは大好きで、
尊敬する日本のドラマーのひとりなのだが、
教室覗いたら優しいルックスに反して非常に厳しい先生なのでびっくりしたが、
見学に来たパール楽器の担当者も言ってたけど、
「あれをちゃんと教えとかないとダメなんだよね」
という大事なことを一生懸命生徒に「置いてゆく」非常にいい先生でした。

発表会の時には優しく生徒さんを引っ張ってゆく姿が心に残ってます。


そして最後に特筆すべきは「こどもドラム教室」!!

いや〜秀光のドラマー響太は言わば一番「損」な役回りです。
何せ他の教室の子供達と違って年齢が小さいので基本的に「ドラムが上手くなりたい」とかいう「向上心」は持ち合わせてないし、
子供なのでつまんなかったらすぐに飽きてしまう・・・(>_<)

全くコントロール不可能なこれら子供達を面倒見ているのが響太先生である。

SummerCamp2015KidsDrumSchool.JPG

子供たちも何とか「ドンドンタン」だけは叩けるようになり、
恒例のキャンプファイアーフリーセッション(初日以外は事情があり屋内にて行われた)でRebellioNの人たちと見事にセッション!!

いや〜何が起こるやらわからないのが子供なので本当に手に汗握るセッションでした・・・(笑)

今年は参加者(講師、ボランティアを含む)が100名を超え、
来年も問題なければまた開催する予定です!!

主催者である「中音公司Central Music Co.」も
「Funkyが死ぬまでこの活動を続けるぞ!!」
と言っております。

皆様、健康に気をつけて来年、再来年も元気に盛り上がりましょう!!

SummerCamp2015.JPG

ps.こちらに写真を順次UPしてゆきます。
UPして欲しい写真がある方はこちらに送って下さい。

あ、あと、カギの忘れ物です〜
心当たりがある方はこちらにご連絡下さい〜

SummerCamp2015LostKey.jpg

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2015年7月20日

はっつぁん祭り2015年

いや〜今年もこの季節がやって参りました!!

2015HacchanMatsuriKanban.jpg

いや〜お人柄と言うか、
もう「故人を偲ぶ」というよりは、
「故人をネタにして集まって飲んで騒ごう」
というような集まりです。

ワシの部分のリハが終わったらさっそく買って来ました!!

2015HacchanMatsuriSake.JPG

いやね、ジャバが「飲もう飲もう」とウルサイので買って来たのですが、
実は衛藤さんはその後もそんなに飲まなかった。

原因はこの人がもうべろんべろんで司会者として役に立たないので、
「自分がしっかりしなきゃ」という責任感?・・・

2015HacchanMatsuriAyaKazuya.JPG

まあ飲食の時にはハンカチを胸にという育ちがいいのか悪いのかわからない人ですが・・・(笑)

楽屋は既にこんな感じ・・・

2015HacchanMatsuriDrinking.jpg

普段は叩く前は酒を飲まないワシも、
「はっつぁんがいたら絶対"飲めよ〜末吉〜"って言ってるよ!!」
ということで飲み始め、本番前にはこんな感じです!!

2015HacchanMatsuriGakuya.jpg

もうちゃんと仕事してるのは主催者の池沢と、舞台監督の鍵山ぐらい!!
特に一番最悪なのは司会(のはずの)綾和也!!

2015HacchanMatsuriShikai.jpg

もう単なる「酔っ払いの戯言」以外の何モンでもありません!!(笑)

でもその分、衛藤さんが「僕がしっかりしなきゃ!!」ということで、
不思議なことに司会進行もしっかりしようと頑張ってたらドラムもしっかりするのな・・・(驚)

お客さんも大盛り上がり!!

2015HacchanMatsuriAudience.jpg

はっつぁんもきっと喜んでたと思う・・・

2015HacchanMatsuriHacchan.jpg

・・・っていうか一緒にバカ言って飲んでたね。
「末吉ぃ〜飲めよ〜」って・・・

英樹さんも一緒に飲んで騒いでたな・・・
「田口智治のバカヤロー!!」もう全員で言いました!!(笑)

来年は命日が7月2日(土)ということで、
私はもうスケジュール入れました!!

毎年の「同窓会」!!
はっつぁんがゆかりのアホな大人たちの集い・・・

この歳だから毎年「生存確認」です(笑)

逝っちゃった人も残された人も、
いつものようにバカ言って騒ぐ・・・
そんな日が1年に1回あるって素晴らしいな・・・

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2015年7月19日

GEC OBコンサート

家出して東京に出て来て家もなく金もなく、
音楽仲間もいないのでバンドもなく、
そんなワシは友人のツテで早稲田のGEC(Guitar Enjoying Club)というサークルに潜り込んだ。

このサークルで友達を作ってはその夜その家に泊まり、
あわよくばバンドを組んではドラムが練習出来、
自分のバンドのメンバーでも見つけられればめっけもんである。

爆風銃のギタリスト、かんじさんは実はこのサークルの人であった。

ホッピー神山はお隣、ロッククライミングだったし、
デーモン小暮はフォークソング愛好会、
早稲田の音楽サークルが盛んだった時期である。

ところがワシは早稲田の学生ではなく、
・・・というより学生ですらないのだから、
そんな男がクラブに我が物顔で出入りしているのだから、
幹部連中は当然のごとく快く思ってなかったわけで、
「末吉追放」の会議は何度となく行われていたようだ。

当時はまあ「のし上がる事」しか考えてなかったんだからヒドい人間である。

嫌われる人にはとことん嫌われたし、
それでも何人かの人間はこんなワシを好いてくれてて、
なんとか追放されずに数年このクラブに「在籍」することが出来た。

そんなクラブのOBからメッセージが来て
「1曲叩いてくれ」
というので、行って来た。

もう30年も会ってないのだから紹介されても誰やらわからない顔や、
「言われてみればこんな人いたなぁ」という顔やら、
「よく見ると全然変わってないやん!!」という顔やらいろいろいた。

当時一緒に学内バンドをやっていたメンバーのひとりは今年亡くなったという・・・。
この日はその追悼ライブも兼ねているということだ。

「毎年やってんならこれ・・・いい生存確認になってええねぇ〜」
舞台上のMCでそう言って笑った・・・

「いやボケ防止にもいいんですよ」
OB達はそう言って笑った・・・

30年ぶりの仲間と音を出すのはなかなか楽しかった。

「あの曲やってたなぁ・・・」
なんてまだ覚えている曲もあったり、
30年経っても人間なかなか忘れんもんやなぁ・・・

みんな誰もプロミュージシャンとして活躍している人はいなくても、
「その曲」となればみんな結構いい「音」を出していて、
神様は人々に平等に「音楽を楽しむ」権利を与えて下さってるんだなぁと思った・・・。

来年もスケジュールが合えば参加しようと思うけど、
みんなこの歳やからな、みなさんちゃんと「生存」して会いましょう〜(笑)

GEC_OB_Concert.jpg

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2015年7月10日

VoThMのニューアルバム+ライブDVDが発売!!

おっ!!
ライブ終わって院子に帰って来たら丸ちゃんからいろんな発表がありました!!

まずこれ!!

おうっ!!VoThMのニューアルバム+ライブDVDが発売ね!!

いや〜これはね、この映像編集とジャケット等の打ち合わせメールをやり取りを下ネタ交えてやり終わった時にいきなり英樹さん病院に運ばれたんで、
ギリギリ完全に英樹さんのチェック済みです!!(笑)
(ただ下ネタでボケたんをまだ突っ込んでもらってないので早くよくなって突っ込み直して欲しい!!笑)

編集担当委員としては英樹さんのおアホな映像満載です!!(本人承諾済)
個人的には北京ライブの打ち上げで丸ちゃんと一緒に打ち上げ会場から「はらほれひれはれ〜」と出て来る映像は非常にお気に入りです!!

英樹さん、最初は
「え〜・・・北京なんか行くの〜」
と言ってたのに、打ち上げ会場では
「ホント連れて来てくれてありがとう!!」
ってハグしてくれたもんね・・・

その直後のおアホシーンなので個人的に気に入ってるのもあるのかな・・・

ライブ映像は天津ライブと北京ライブを収録したけれども、
特に北京の時は英樹さんはじけてたなぁ・・・

中国は客も遠慮なく真ん前に来てどアップで携帯激写!!(笑)
それにサービスして歌いながらそっちに目線送るお茶目なシーンとか、
それがスタッフのカメラだったりした時はちゃんとその映像使ってます!!(キッパリ)

まあみんなのiPhoneを持ち寄って撮影しているので画質そのものや手ブレとかはいろいろあるけど臨場感はあると思うよ。

個人的にはVoThMやC-C-Bや渡辺英樹なんてまるで知らない中国の客が、
ステージが進むにつれてどんどん盛り上がって最後には総立ちになるのな、
それがちょっと涙もんやな。

また英樹さんが嬉しそうな表情すんのな・・・
ちゃんと収めてまっせ!!

ワシが思うには、ですけど・・・
「引き寄せの法則」っつうのがあって、
大多数の人が「こうなる」っつうのを心からイメージすると、
世の中はそのように動くっつうのな・・・

英樹さんファンには辛い事件がいろいろあったけれども、
悪いことをイメージしてると世の中はそのように動く!!

ジメジメめそめそするぐらいだったらこの映像見て、
「こんなライブをまた日本で!!」
ということを一生懸命イメージしましょう!!

もともとこの新譜セットは本当なら9月のVoThMツアーで発売の予定で、そのライブツアーではこのニューアルバムの曲も演奏するはずだったのだから、
CDの方を聞く時も一生懸命それを演奏するライブでの姿を想像しよう!!
(個人的には蚊のラブソングが一番好きです)

みんながイメージすればそれが「現実」になる!!(キッパリ)


更には!!この新譜セット発売を記念して、
渡辺英樹さん応援酔いどれJamセッション
を開催することになりました!!
(歌うのか?!!ワシ・・・ロマンチックは止まらない・・・笑)

もうね、楽しくやりましょう!!おアホにやりましょう!!
楽しく英樹さんを応援することが一番やとワシは思います!!

ちなみに義男が「スマイル募金」なるものを始めました(こちら
当日は募金を集めてもええねぇ〜

それよりも演奏する人、歌う人が集まらなセッションにならんからね!!
下手くそ歓迎!!楽器が出来ない人はせめて英樹さん関連の歌を歌いなはれ!!
当日ヒマなミュージシャンは楽器持って集まりなはれ!!

気持ちは一途でおアホ満載!!
それが一番やと個人的には思うな・・・

一応開幕の乾杯の音頭の言葉は決めております。

「田口智治のバカヤロー!!!乾杯〜」

みなさん、是非お集まりあれ!!

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2015年6月 9日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2015

去年は大成功のうちに幕を閉じたこのドラムキャンプ
今年は7月24日(金)から27日(月)の予定で開催されます。

なんと言っても去年思い出に残っている言葉はMAD大内先生の

「ほら俺たちがさぁ、20年前呼ばれてパールのサマースクール行ったじゃない。あれが楽しくってさぁ、今だに忘れられないじゃない。今回の参加者もこれ、一生の思い出になるよ」

という言葉です。

そのMAD先生と工藤義弘先生は今年はスケジュールの都合で参加出来ず、
新たにロック界から本間大嗣先生、
フュージョン界から長谷部徹先生を加えて講師陣がラインナップされました。

校長:ファンキー末吉(爆風スランプ、X.Y.Z.→A)

ファンキー末吉

副校長:佐々木隆(ex.カシオペア)

佐々木隆

本間大嗣(ex.EZO,LOUDNESS,ANTHEM)

本間大嗣

長谷部徹(ex.スクエア)

長谷部徹

衛藤浩一(THE-GOODBYE)

衛藤浩一


というドラム講師の他、ベース講師に

和佐田達彦(爆風スランプ、X.Y.Z.→A)

和佐田達彦

これは実は香港からのリクエストにより急遽決まりました。

Wingバンドで長くベースを弾いていたKKというベーシストが、
実はX.Y.Z.→Aの香港ライブを見て以来ずーっと和佐田の大ファンで、
仕事で一緒になった時なんか酔っ払って、
「僕はね、ひとつ夢があるんだ。
お金稼いだらいつか日本に行って和佐田先生にベースを教わりたい」
などとよく口走る。

そんな彼も今では香港で音楽教室などをやっており、
そこの生徒を引き連れてこのドラムキャンプに参加したいということで、
和佐田をブッキングしたというわけである。

そして同じく香港からピアノを習いに来る生徒がいるということでピアノ講師に

進藤陽悟(五星旗、進藤陽悟トリオ他)

進藤陽悟

ギター講師に小畑秀光!!

小畑秀光


更には若手のドラマーもふたり、特別講師として参加してもらうことになりました。

賀川瑛統(RebellioN

賀川瑛統

響太(秀光

響太

賀川くんは英語が出来るということで、
香港の生徒を見てもらう。

何せ同じ中国人でも香港の人は広東語で、
子供に至ってはいわゆる北京語がわからないというので困っていたが、
そのために広東語の通訳を用意するわけにはいかないし、
困っていたらほとんどの子供は英語学校に行ってるので英語で授業をすれば大丈夫だろうということなので彼に任せた!!

響太は去年と同じく小さな子供と一緒に遊びながら「ロック魂」を潜在意識に刷り込んでもらいたい!!(笑)

一応「日中友好こどもサマードラムスクール」と銘打ってはいるが、
(大人も可)と書いているように、
実のところ子供を理由にご自身もドラムを習いたいというお母様方も多い。

山の中なので託児所もへったくれもないが、
子供は子供で集まって一緒にドラム叩いて遊んだり、
「去年いちばん楽しかったこと」
とお子様がこのサマーキャンプのことをおっしゃったという嬉しい話も頂戴しています。

今年は少々立ち上がりが遅かったですが、
もう参加者募集が始まっています!!

詳細はこちら!!
お申し込みはこちら!!

奮ってご参加下さい!!!

また、100人分の料理を毎食作らねばならない料理部門が毎年泣いております。
料理のボランティア、そして食材等の差し入れ、協賛も募集してます。

駅までの送迎のボランティアも募集!!
各ボランティアは参加費無料(授業は受けられません)等の優遇あり!!

我こそはと思われる方はこちらにご連絡下さい!!

皆様、今年も忘れられない夏にしましょう!!


(去年の参加バンドがUPして下さった映像)

Posted by ファンキー末吉 at:14:04 | 固定リンク

2015年6月 3日

これが大手旅行会社の仕事ぶり(涙)

ことの始まりは小畑秀光が参加することになったこのイベントである。

20150621Poster.jpg

もともとは6月20日がマグロ漁船の初演予定で、
もう一ヶ月もないというのにまだ決定が出なくてこのイベントのオファーをずーっと保留にしてたのだ。

老呉(LaoWu)から
「まだ決まらないのか?主催者から矢のような催促が来てるんだよ」
と泣きが入る。

もう業を煮やしたワシは
「マグロ漁船の初演はもう一ヶ月もないんだからボツるでしょ。
主催者には取り敢えずOKだと返事しといたら〜」
と答えていたのだが、
「Funky〜中国のイベント事情を甘く見てはいかん。
大きなコンサートでも一週間あったら作っちゃうんだから」
と言われる。

しゃーないな〜ということでマグロ漁船の主催者と話し合い。
「実現の可能性はどうなの?もし無理ならこのスケジュール入れるし〜」

ということでマグロ漁船延期が決定してこのイベントが確定したというわけだ。


さて、そうなると既に北京にやって来ているワシと渋谷有希子はいいのだが、
小畑秀光をこのイベントのために日本から呼び寄せなければならない。

いつもはskyscannerというアプリを使ってネットでチケットを取るのだが、
今回はそこでの最安チケットは韓国でひと晩乗り換え待ち・・・

まあ小畑なので空港で数日暮らせと言っても暮らせるだろうが(笑)、
ただでさえ飛行機が怖くてたまらない男なので直行便を何とか取れないかと探していて某社のサイトに行き着いたわけだ。

ただこのサイト、以前もチケット購入の時に「空席あり」と表示されてるのに、
実際にそこをクリックしてカード情報を入力して最終的には「チケットがありません」と出る。

また探すと同じチケットが出て来て、
何度も何度もめんどくさいカード情報を入力した後に「チケットがありません」と出るので電話をかけてどうなってるのか聞いた。

「実際にチケットがなくなりましてもネットにはまだ反映されてない状態のようです」
・・・ってそれじゃあ「最新情報じゃないやろ」っつうことでそれからあまり使ってない・・・

ところが今回はskyscannerでさえ見つからなかったパキスタン航空のチケットがある!!

というわけでポチり!!

見事にチケット手配完了というわけで一段落してたのぢゃが、ここで少し胸騒ぎ・・・

いろんなチケットサイトでいろんな入力の方法があるが、
このサイトではワシのアカウントで入って、
搭乗者の名前を小畑秀光に変更、
パスポートナンバーを小畑秀光に変更、
しかし年齢やら他の情報をデフォルトから変更出来ないのだ・・・

まあパスポート番号と名前が合ってれば乗れるかなと思いながら、
一抹の不安があるので一応問い合わせフォームに「大丈夫ですかねえ」と入れておいた。

しばらくして国際電話が鳴る。
出そびれたが知らない電話番号なのでほっておいたらまた鳴る。

今度は出たら某社だった。

「ローミングで国際電話になってるのでメールでお願い出来ませんか」
と言うと、
「メッセージをお送りしましたがご覧になってないようですのでお電話しました。
当サイトでは代理購入は出来ませんのでお申し込みは無効です」
と言うので
「じゃあメールチェッックしてみます」
と言って、受けた方も払わねばならないめちゃ高い国際電話を切ったが、
ところが迷惑メールも全て探したが某社からのメールは届いていない。

サイトに行ってみれば「お知らせ」というところに何本かメッセージが溜まっている・・・
こんなお知らせなんか今まで一度も見たことないぞ〜・・・

そこに送られて来たメッセージが
「お問い合わせ頂いた件についてですが、あいにく弊社オンライン予約では、代理予約はお受けしておりません。
残念ながらこちらのご予約は無効でございますので、ご搭乗者様のお名前で会員登録をして頂き、新規でご予約をお願い致します。」

「代理購入出来んのやったらどうして搭乗者のパスポート情報や名前まで変更できるようにしとるん?」
という疑問が頭によぎりながらも、
「しゃーないなぁ〜」
というわけでわざわざ小畑秀光のアカウントを作る。
緊急連絡先をワシにしたら「続柄」を聞かれるが、
思わず「父親」とでも書いておこうかと思ったが取り敢えず「友人」にしとく(笑)。

同じチケットを探すが既に高くなってしまっている(>_<)

まあ韓国で一晩野宿させるのも気の毒なのでポチる!・・・
・・・がここで全く同じカード情報を入力しても受理されない!(◎_◎;)

無効となったワシのアカウントで取ったチケットのカード決済を取り消しているせいだろうか・・・

取れないなら仕方がない・・・
某社には取り敢えずクレームのメッセージを送って、
いつもお世話になっているタイリクトラベルにチケットをお願いした。

いや〜リンク貼るために初めてHPを探したが、
20年間いつもメールでチケットお願いしているので知らんかったがネットでも予約出来たのね(笑)

20年付き合ってるので担当者ももう3人目、
いつもミャンマーやらベトナムやらのめんどくさいアジアツアーの周遊券や、
去年の青島の大仕事のためのビジネスビザもここに取ってもらっている。

同じパキスタン航空の便をお願いしたら何と某社よりも安い!!!(◎_◎;)
最初からここに頼んでればよかったのよね〜

というわけで一応「無効」なら他でチケット取ったことを知らせとこうと思ってまた某社のページに行って、またわざわざ「お知らせ」ボックスを開いてメッセージを送ろうと思ったら某社より・・・

「弊社より改めて交渉させて頂き、今回に限り特別にこのままご予約を承ります。」
更にはもう既に発券してしまったのでマイページで確認しろ、と・・・

え?・・・ワシのクレームの中の
「予約したチケットの搭乗者を変更するだけです。何とかなりませんか。」
という一文で「商取引きが成立した」と判断したの?・・・

「すみません、もう他でチケット取りました」
とメッセージ送ると
「キャンセルするならキャンセル料2万円かかります」
と・・・!(◎_◎;)

かなりカチンと来てまたクレームを送るが、
よく見るとここから担当者名が変わっている。

恐らく上司が出て来てクレーマーに対してガツンと言ってやろうということなのだろう・・・
送られて来た返事がこれ(要点のみ抜粋)

----------
弊社と致しましても、

・お客様からのご依頼に対し、ご予約を承る案内をさせて頂いていること
・契約の成立時期は弊社より予約を承る案内が到達した時点であること
・弊社からの案内は数時間以内に行われていたこと

から、本契約は成立しているとの認識でございます。
----------

JASRACと血みどろの訴訟を戦っているワシに向かってこれ?・・・(涙)
いや〜ここ数年裁判用の山ほどの反論文を書いているワシは
さすがについ戦闘モードに入ってしまいそうになる。

「弊社からの案内ってそもそもこちらからそちらのサイトまで見に行かねば見れないアレでしょ?
無効だと言う時にはわざわざ国際電話かけて来て、
実際に人様の金を引き落とす時には何の確認もせずに引き落としてしまうの?」
など書いて送ったが、みなさんはどう思われますか?

まあ担当者は既に発券してしまったのだから飛行機会社に対してキャンセル料がかかる。
会社は払う義務はないからあんたが支払えということやろうな。

こうなって来るとカード情報を取られてていつでも引き落とせる立場って強いな。

まあこのまま揉めてても仕方がないので
果たしてこの日本最大手の旅行会社が上記のトラブルにどのように対処したかを
次の小畑の渡航記の際にまたご報告することにしよう・・・

小畑よ、次から自分でチケット取れ!!(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:13:30 | 固定リンク

2015年4月 5日

売れないドラム叩きの成れの果て

去年ずーっと高知新聞で連載させて頂いたエッセイを編集加筆して
自叙伝としてまとめた本
ファンキー末吉 中国ロックに捧げた半生
を出版してくださった高知の出版社「リーブル出版」の担当者の方が、
Facebookページにこの本の宣伝をUPして下さった時にコメント欄に書き込まれたのがこの言葉である。

「売れないドラム叩きの成れの果て」

一瞬目を疑ったが、その後の担当者の受け答えが絶妙だった。

◯◯さま、その通りかもしれません(≧∇≦)
ただ、その「成れの果て」の話がなんとも面白いのです。
ぜひご一読いただければ幸いです(*^o^*)

思えば私の本を出版して下さった出版社の方は揃って私の本に愛情を持って下さっている。

前作(ストーリー的にはこの続編に当たる)「平壌6月9日高等中学校・軽音楽部 北朝鮮ロック・プロジェクト
の担当者の方は
「自分が今まで手がけた本の中で一番面白い」
とおっしゃってくれたし(毎回言ってるのかも知れないが)笑
大陸ロック漂流記―中国で大成功した男
を出版して下さった(今はもうこの会社自体がなくなってしまったが)担当者の方は、
タレント本を出し続けなければならない現状、
ろくな文章でもないのにタレントの名前が有名な人ほど売れる現状
などを話して下さった後に、
「出版という仕事に従事している身として、この本の出版に携われたことを誇りに思います」
とまで言って下さった。

本当にありがたい話である・・・

「物を生み出す」という作業において一番幸せなことは、
その生み出されたものを愛してくれる人たちと一緒に仕事をすることである。

改めてお礼を述べさせて頂きたい。


さて前述の「売れないドラム叩きの成れの果て」の話・・・

思い起こせばドラマーとして、
あのまま所属事務所とケンカもせずにずーっと爆風スランプのドラマーとしてだけ活動していたとしたら、
相変わらず多くて年に1回だけ発売するアルバムのドラムを10曲ほどレコーディングして、
その曲と他数曲いつもと同じ楽曲だけをツアーで演奏するだけで一生を終えてただろう・・・

ところが中国に渡ってからはスタジオミュージシャンとして既にもう500曲は超えるだろうレコーディングを経験している・・・

その後日本に帰ってからはセッションミュージシャンとして数多くの楽曲を演奏しているから、
あのまま爆風スランプの曲だけを演奏し続けたとしてレパートリーはせいぜい100曲?・・・
優にその何百倍もの曲・・・どんなジャンルのドラムであろうが、どんな難曲であろうが叩けるようになったと自負している。

「売れない」どころか昔に比べたらドラマーとして大きく花咲いているぞ・・・(笑)

逆にあの頃のワシは「ドラマー」としては全く「売れてない」と言っても過言ではあるまい。

本にも書いているが、
日本では誰もワシのドラムを求めてたわけではない、
ワシの「名声」を求めてただけの話なのだから・・・

まあこのコメントを残した人も間違いなくワシの「名声」だけを見てたのだろう・・・

ワシもこんな人間だから過去にはいろいろ人に名声を利用されたり金を騙し取られたりしたのでわかるが、
自分に確固たる「価値観」がない人ほど「名声」とか「金」にしか価値観を見出せなくなる・・・

それしか価値観を見出せないんだからそれを手に入れるためにはそれこそ人を騙したり悪いことをしてでも手に入れようとする・・・

ところが「ドラムが上手い」とか、お隣の二井原さんみたいに「歌が上手い」という価値観とかあるとしたら話は別である。

何せこの自分が求めている価値観まで達成するためには、
人を騙したって悪いことしたって「魂」と「経験値」以外には全く何の役にも立たないのだから・・・

芸能界は砂の城みたいなもんだと中国でも言われているが、
その砂の城を守ろうとしてみんながしゃかりきになっている。

爆風スランプが一番売れている時でさえ、
歌番組なんかに出るとワシらは「この中で一番売れてないのは自分だ」と思っていた。

きっと全ての芸能人がそうなのだろう・・・
むしろあの頃は今ほど売れてなかったぞ(笑)

まあこの人が言いたいのはきっと「落ちぶれた」という意味のことだと思うのだが、
そう思うと、日本における爆風スランプの見られ方というものが浮き彫りになって、
「ああなるほど・・・だから俺は中国に逃げて行かねばならなかったんだな」
と妙に納得する。

甘利匡輔という男がいる。
(その話はこちら

中国ロックを愛する者なら知らない人はいない。
ワシは今でも彼が作り上げた中国ロックのレールの上をひとりでとぼとぼ歩いているのだ。

たまたま同じ八王子に住んでいるので老呉(LaoWu)や張張(ZhangZhang)が来日した時に紹介した。

もう二人とも目の色が違う。
何せあの中国ロックの数々のスタンダードを作り上げた人間、
あのギターのフレーズを弾いている人間が目の前にいるのだ!!

「彼は今どんな活動をしてるんですか?」
そう質問された時に、ウソを言っても仕方がないので
「いや、家業を継いで今は趣味でギターを弾いてるそうだよ」
と答えた。

中国ロックを愛する者ならば、それを聞いたところで誰も甘利くんを「落ちぶれた」などとは思わない。

何せ彼が崔健(CuiJian)と一緒に作り上げた音楽は、
「中国で初めて生まれたロック」として今でも人々に大きな影響を与え続けているのだ。

誰もがその偉業を尊敬している。
あまりにも素晴らしい偉業であるがゆえに、
今その人が何をしてようが関係ないのだ。

「売れないドラム叩きの成れの果て」
そうコメントしたこの人は、もちろん爆風スランプのことを知ってて言っているのだろう。

ということは爆風スランプは中国における崔健(CuiJian)に比べたら全然尊敬されてないということなのだ・・・

ワシは何もこの人に文句を言おうとか思っているのではない。
この人に代表されるように、これが「芸能界」であり、
ワシにとっての「この国」であった。

だからワシは中国に逃げて行かねばならなかったのだ・・・

「有名である」・・・ワシにとっては本当にやっかいな「諸刃の刃」である。
そんなものとは決別して裸一貫で今の中国での地位を築いた。

でも日本に帰ると今だにそのどうでもいい「負の遺産」に振り回されることとなる。

「有名税」とはよく言うが、
ワシにとってはもう得るものよりも払うものの方が多くないか?・・・

あ、それが「税」か・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:16:59 | 固定リンク

2015年3月28日

深井克則 in SOMEDAY

JAZZ界には私の数多くの「師匠」がいるが、
深井さんは中でも「ラテン」というものを私に叩き込んでくれた師匠である。

自叙伝の中でも出てくるMemoriesという曲の共作者でもある。

深井さんがこのイントロとサビをつけてくれてこの曲が「JAZZ」になった。

キャンピングカーで一緒にツアーをやって、
まあ殴られまではしないが、怒鳴られたり叱られたりしながらワシを鍛えてくれた・・・

深井さんがいなかったら
今だに「ラテン」なんて叩くことなど出来なかっただろうし、
五星旗の「炎の靴」なんて曲も生まれることはなかっただろうし、
中国では「红舞鞋」なんて曲も生まれることもなく、
ワシがタダでMTVに引っ張り出されることもなく、
このアイドルが海南島に家を買うこともなかっただろう(笑)

そしてSOMEDAY!!

このJAZZクラブのマスターもワシをしごいてくれた。
この店がなかったらワシはJAZZなんぞ今だに叩くことはなかっただろうし、
和佐田が今のようにセッション狂いになることもなかっただろう・・・

嫌がる和佐田を誘って始めたブレッカーセッション。
それを見に来た当時日本で活動していたBEYONDの連中。

ボーカルの黄家駒は
「凄いよ、本当に凄い!!毎月やってるのか?次も必ず聞きに来るからな」
と言って帰らぬ人となった。

黄家駒が真っ白な世界で見てると思うからこそ、
今の今までこうしてドラムを叩き続けて来れたのかも知れない・・・

思えば中国のいろんなミュージシャンもここに連れて来た。
中国ロックの創始者「崔健(Cui Jian)」をはじめとして、
そのバンドのパーカッションの刘效松(Liu XiaoSong)や、
今では中国のJAZZマスターになってしまったサックスの刘元(Liu Yuan)
マダガスカル人のエディーのギターにはマスターも
「何やこいつ、むっちゃファンキーやなぁ」
と喜んでいた。

今では中国最高峰のJAZZピアニストとなった金佛(Jin Fo)は当時はまだそんなにJAZZが弾けなかったのを無理やりステージに上げて、
偉そうに人を引っ張り上げてるワシの方が全然叩けなくて恥をかいたりした・・・

そんな中国ロックにも縁が深いSOMEDAYで深井さんがライブをやる、
しかもこの日は中国からマグロ漁船のプロデューサー馬上又が来日する・・・

「バスにでも乗って八王子まで自力で来てや〜」
という段取りだったのだが、
彼もピアニストだし、深井さんのピアノを見て欲しいのもあり、
ワシ的には深井さんとドラムの岩瀬立飛さんというのを見たいというのもあり、
羽田まで迎えに行ってそのままSOMEDAYに連れて来た。

ブログなので勝手に偉そうに言わせてもらうと、
ここまでキャリアを積んだら別にロックでもJAZZでも「これは叩けんな」というものはない!!(キッパリ)

ところがこの岩瀬立飛さんという人はワシにとって「別格」なのだ。

音楽的に深いというか、
ワシやこーぞーさんなんかがどれだけしゃかりきに叩いたところで、
この師匠の足元というか手のひらにも乗ってない気がするような何かがあるのだ。

JAZZは(というより「音楽は」なのだが)一生勉強だというが、
この歳になってもやはり日々勉強である。

そんな中で数年前立飛さんのとあるコメントを見た。

国府弘子さんというピアニスト(これまたワシの師匠なのだが)の書き込みに対するコメントで、
JAZZにおけるインプロビゼーションの極意を書き込んでいてなるほどなと思った。

あまりに古いコメントなので探しきれなかったが、
確か国府さんが「たっぴーとやると自分が上手くなったように感じる」という発言に対して、
「インプロビゼーションというのは単にフレーズを受けてそれに答えるというだけではなく、
どのようなインプロビゼーションをさせるかということを考えて叩くからだよ」
と、上手く言えんがそのようなことを書かれていて目からウロコだったのを覚えている。

三好三吉さんと納浩一さんとのセッションの時
納さんが、
「ひとつのフレーズを入れる時には何らかのアクションがある」
というのを聞いて、
JAZZにおける「反射神経」というのは「運動能力」ではなく「経験値と知識」だと知った。

もちろんこの段階でワシはまたひとつ階段を上って上手くなっている。

そして立飛さんのコメントでまた新しいことを知り、そのプレイを三科かをりさんの結婚式の時に初めて聞いた。

いや〜・・・ワシには叩けんわ・・・(>_<)

たいがい「人間が叩いてるもんやから叩けんものはない!!」をポリシーにして来たが、
これは「プレイ」とかいう次元のものじゃなく、
「空間をどう切り取るか」みたいなある種の「芸術」で、
ロックが「生き様」で、ワシなんかが、
「ほらワシの生き様見てみぃ!!お前らにはまだまだ叩けんな!!」
と言ってるのとまた全然違う世界のものなのである。

この日の3拍子のドラムソロ・・・
縦横無尽に3拍子と4拍子を行ったり来たりしながら、
ああこの人にはもう「何拍子」というのは関係ないんやな・・・
と感じたりした。

立飛師匠・・・さすがですわ・・・

そして深井師匠、またええもん見せて頂きました!!
馬上又もむっちゃ感激して、
是非上海のジャスフェスに出て欲しいということなので、今度是非中国に来て下さい!!

FukaiKatsunoriIwaseTappi.jpg

さてええもん見せて頂いて、私は今日から2週間マグロ漁船のリハです〜
「ロック」頑張ります!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:31 | 固定リンク

2015年3月26日

最強のドライバー「娘」

娘が小さい頃から
「お前いくつになった?あと何年で免許取れる?」
と聞いていたらしい・・・

もちろん自分が酒飲んでる時に運転して欲しいからである!!

かくして娘も18歳になり、
もちろん真っ先に合宿免許を取りに行ってもらった。

金も全部ワシが出す!!
毎回タクシーに乗って帰ることを考えたら安いもんである・・・

そしてVoThMのツアーでついに長距離も経験!!
ツアードライバーを3度も経験して初心者マークが取れて今に至る。

そして先日の鶴ヶ島ハレでのVoThM+五星旗3rdライブの時、
ワシが飲むといつも運転させられる仮谷くんも飲めるようにと「娘ドライバー」を稼働することとなった。

さてこの鶴ヶ島ハレは沖縄料理の美味しい店で、
美味しい焼酎やら何やら盛り上がってた時に、
一緒に盛り上がった横浜市にお住まいのとある奥様、
「終電乗り遅れたらもうタクシーで帰ります!!」
と言いながら盛り上がっている。

「鶴ヶ島から横浜なんかタクシー使ったら2万円はいくで〜」
とか盛り上がってるうちに本当に終電に乗り遅れた(>_<)

まあ聞けば横浜市ではあるが「たまプラーザ」だというのでうちからそんなに遠くない。
「ほな娘がみんなをうちに送った後にそちらまで送って行くわ〜」
ということに相成った。

「うんええよ〜」
ということで娘ドライバーはワシら酔っ払いとこの奥様を乗せてうちへ〜

ついでに店が終わってあーちゃんが家に帰るというので、
「ほなあーちゃんも乗せて帰ってあげてや〜」
「うんええよ〜」
というわけでワシら酔っ払いは酔いつぶれて寝た。

さて翌日、ワシは弁護士とミーティングがあるので朝早起きしたのだが、
ふと見つけた昨夜の奥様からのLINEのメッセージ・・・

2:43 羽田なう!!

羽田?・・・たまプラーザじゃなかったっけ・・・
娘のFacebookを覗いてみる・・・

2:47 羽田なう笑笑笑笑笑笑 二倍通り過ぎた笑笑笑笑 これから40分かけて目的地戻ります笑笑笑

HanedaNow.jpg

八王子からたまプラーザに行くのに、
何をどう通り過ぎて羽田空港まで行くの?・・・
しかも空港ん中やし・・・(>_<)

TamaPlazaMap.jpg

八王子はこの地図の左上、
羽田空港いうたら右下やで・・・

聞いたら「お喋りに夢中で・・・」らしいけど、
本来なら調布インターで降りるところを、
通り過ぎたいうても三宅坂まで行って突き当たって、
それを右に折れて首都環状線を出口を出ずに芝浦まで行って、
芝浦でちゃんと1号線に乗って、羽田線に乗って空港方面に走るのか、
もしくはベイブリッジ渡って有明でちゃんと右折するのか、
どっちにしろ「迷って」そこに着くのは逆に難しいのではないか・・・

奥様はここで大笑いしてワシにLINEを送ったのだろう・・・

「お喋りに夢中やったきいかん!!帰りは運転に集中せないかん!!」
とばかり今度は寡黙に運転する娘・・・

しかししばらく運転したところで奥様が口を開く。
「あれ?ここ・・・さっき通ったところとじゃない?」

見れば先ほどと全く同じ看板が・・・
「あ・・・また羽田に来てしもた・・・」

どこをどう間違ったらたまプラーザ行くのにまた羽田に戻って来なければならんのか(>_<)

今度こそはちゃんと帰らねばと思いつつハンドルを握る手にも力が入った瞬間、
ガソリンのインジケーターが点灯していることに気づく。

「ガソリン入れな帰れん・・・」
降りたところがお台場(笑)

なぜに八王子からたまプラーザに行くのにお台場で降りねばならんのか(>_<)

結局4時間かかって奥様を送り届け、
朝6時頃にやっと我が家に帰って来た娘、
車内でぐっすり寝ていたあーちゃんを起こして「着きました」・・・

目を覚ましたあーちゃん、
「え?なんで?なんで朝なの????」

こうして次の日にはこの話はファンキー村の皆が知る有名なエピソードとなってしまっていたとさ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:18:20 | 固定リンク

2015年3月24日

新幹線の切符を失くした(>_<)

小学校の頃は「忘れ物の帝王」と呼ばれ、
寄る年波と共にその忘れ物頻度は増加の一途を辿っているようだ・・・

3月21日(土)X.Y.Z.→A デビュー15周年記念TOUR 2015「Miracle」
大阪は心斎橋 VARONに向かおうとして気がつく・・・

「新幹線の切符はどこや?・・・」

マネージャーの沼澤にメールする。
「この前の東京公演の時に確かワシに渡してくれたよねぇ」

CCしてたメンバーのみんなが
「渡してた渡してた」
と口々にResをよこす・・・

ないのよ・・・それがどこにも・・・

ワシは大事なものはとりあえずいつも持っているポシェットに入れる。
ところがその中どころかパソコンリュックの中にもトランクの中にも上着やズボンのポケットにもどこにもない・・・

当日になってふと思い出した・・・
「北京に行った時に一度中身を出したっけ・・・」

日本ではパスポートや人民元、
保険証やら免許証やら大事なものは全部ポシェットに入れて持ち歩いている。

でも中国で使わないものは逆に持ち歩いても仕方ないので着いたら北京の自分の部屋に置いてゆくのだ。

もちろん帰国するときにはまたポシェットに入れて帰るのだが、
その時に忘れてしまったのではないか・・・

老呉(LaoWu)にWeChatで連絡を取ってみる。

Kippu1.JPG

「あったよ・・・これだろ?」
おうっ!!やっぱここにあったか・・・

さて問題はこの切符をどうするかである。
今からEMSで送ってもらったところで絶対間に合うわけがない・・・(当たり前)

仕方がないのでこの写真を持って駅の切符売り場に行ってみる・・・

事情を説明したら、
「紛失証明をお出ししますので、チケットが見つかりましたらそれと一緒に持って来て頂ければ払い戻し致します」
とのこと。

大事なのはこのチケットは自動改札を通さずに必ず駅員さんがいる改札で使った後も手元に持っておかなければならない。

目的地に着いたら最終の駅にて「再収受証明」というハンコを押してくれる。

それをいつものようにポシェットのポケットに入れて、
帰りの切符も同様にハンコをもらえばあとは北京からチケットが届くのを待てばそれでよい・・・。

ところがライブが終わり、
ホテルに着いてチェックインしている時のことである・・・。

「これ・・・落とされてませんか?」
親切な人がこのハンコ入りのチケットを1枚届けてくれた。

「ありがとう御座います!!!」
きっと携帯を取り出す時に一緒にこぼれ落ちたのであろう・・・

ところが残っているチケットを見てみると、
帰りの乗車券と特急券はあるのだが、行きの乗車券・・・
すなわち拾ってくれた特急券のもう一枚の行きのチケットがないのだ・・・

つまりこれがなければ北京から切符が届いても払い戻しが出来ないのだ・・・

「沼澤ぁ・・・(涙)」
また涙ながらにマネージャーに電話する。

「見つかりました」と電話が来るまで数十分、
最終的には無事に4枚のチケットが揃った\(^o^)/

Kippu2.jpg

問題は北京からチケットが届くまでこれを失くさないかどうかである・・・

Posted by ファンキー末吉 at:08:58 | 固定リンク

2015年2月25日

ふたりの市長さん

Tokiwa Musix Campと題して高松トキワ街のいろは市場跡で寝泊まりしている。
文字通り「キャンプ」である。

一緒に同行している「さぬかる」という地元メディアがワシの書くべきことを全部ブログにしてしまったので、ここでは坂出市長と高松市長の話を書きたいと思う。

前々から公言しているように、ワシは政治と宗教にだけには首を突っ込まないようにしている。
なんかこの「ファンキー末吉」が、いつの日か政界に立候補したり、
何々宗教の広告塔になったりしたらそれこそキモチワルイではないか・・・

しかし政治や宗教も生活の中に必ず接点はあるもので、
宗教も中国にはイスラム教の友達が多いからびっくりするような出来事を体験して人に言いたくてうずうずしたり、その程度のことはするし、
政治(というほどのことでもないが)に関しては、
実は今回表敬訪問した坂出市長は幼馴染である綾和也の親戚で一緒に飲んだことがあるし、高松市長はなんと中学の同窓生なのである!!

そんな「縁」もあってお二人を表敬訪問して来た。

まずは坂出市長の綾宏さん!!
もう十数年ぶりであるがお変わりなく・・・

SakaideShichou1.jpg

相変わらずの中国ジャージに身を包んでかなりかしこまっているが、
この日の表敬訪問は地元メディアも入り、
秘書課の職員さんがニギニギしく司会などをされながら進行するのでどうしてもこのようになってしまう。

ちゃんと進行表も用意されているし・・・!(◎_◎;)

SakaideShichouSchedule.jpg

「贈呈品の交換」というコーナー(?)があり、
ワシからは出版したばかりに自叙伝と、「坂出マイラブ」の入った「爆風トリビュートおまけComplete」を贈呈した。

「ああ、あれな。YouTubeで見たがな、もうすぐ消えますいうて・・・」
あ、綾市長自らこの曲を聞いて下さってたとは!!!!(笑)

綾市長からは讃岐でしかとれない珍しい石「サヌカイト」で出来た民芸品を頂いた。

サインにスヌーピーのハンコ!!(◎_◎;)
なんと綾市長、大のスヌーピー好きらしい・・・(笑)

SakaideShichouSign.jpg

まあこんな気さくな方だからだろうが、
綾市長とも親しいワシをここに連れて来たひとりのスタッフがこんなことを言い出す。

「今日はなぁ、実は綾市長にも是非何枚かチケット買うてもらおうかと思うて持って来たんや」

おいおい!!政治家にパー券売りに来てるんかい!!(笑)

まあ政治家のパー券(見たことないけど)に比べたら(おそらく)数分の一の値段のチケットである。
綾市長、笑いながら何枚か買ってくれたようだ。

それどころではない、次の日にTokiwa Music Campの会場(文字通りキャンプ場)まで慰問に来て下さった!(◎_◎;)

その話はまたあとで書くとして、
翌日は高松市長の大西秀人くんを表敬訪問した。

綾市長は「綾宏さん」で大西市長は「大西秀人くん」というのは別にナメてるわけでも何でもない。
やはり自分より歳上の綾市長と違って同窓生なので、
市長になったからと言っていきなり「さん」と呼ぶのはどうもちょっとこそばゆいのだ。

実はひとりドラムツアー唐津の時に知り合った「キャラバン」というステーキ屋のオーナー河上さんが佐賀市長の知り合いで、
佐賀市長にワシのことを話した時に、
「あ、ファンキー末吉さんなら高松市長の大西さんの同窓生や言うとったでぇ」
ということでFacebookで紹介してくれていた。

しかし失礼なことに同窓生にはもうひとり「大西」というのがいて、ワジはずーっとそっちとばかり思って勘違いしていた。

「末吉くん、それはもうひとりの大西や」
と本人から訂正されるまでずーっと勘違いしてたのだから失礼な話である(笑)

そんなこんなで表敬訪問の時は昔話ばっか!!
「大西くんは何組やったん?いやそもそも俺は何組?担任の先生って誰やったん?」
ってな話ばっかりして終わったような気がする・・・

TakamatsuShichou.jpg

何にせよ同窓生が政治の世界で頑張っているのは喜ばしいことである。
ワシも音楽の世界でもっと頑張ろうと気持ちを新たにキャンプ場(笑)に帰って来たらなんとそこに綾市長が慰問に来て下さった!(◎_◎;)

SakaideShichouImon1.jpg

いや〜気さくな方である。

SakaideShichouImon2.jpg

ひょっとしたら気持ちは同じだったのかも知れん。
「坂出の商店街もなんとかならんかのう・・・」

トキワ街なんてまだいい方である。
ワシが生まれ育った元町名店街などそれはそれはひどいもんである。

SakaideShichouImon3.jpg

ワシのお部屋も見てもらった。

市長曰く、
「私はキャンプとか好きなんで全然大丈夫ですよ」

すかさずくだんのスタッフ!!
「みんな、聞いた〜!!市長もここに泊まり込んでくれるらしいでぇ!!」

持つべきものなのか友達も大変である(笑)
市長は笑いながら退散した。

綾市長、差し入れありがとうございました!!
大西市長、同窓生を代表して世のため人のために頑張ってや!!

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2015年2月22日

TOKIWA MUSIC CAMP開始!!

香川県高松市の商店街「トキワ街」を活性化させようというイベントに呼ばれている。
(ことの始めはこちら

本当は2月20日に高松に入ったら、
まずは自分の寝床を自力で作ってから、
本番初日である2月28日までにステージを作り上げて・・・
と思ってたのだが、着いてみたらどちらも出来上がっていた!(◎_◎;)

ステージ

TokiwaMusicCampStage.jpg

なんと座長の部屋にはコタツも!!!

TokiwaMusicCampKotatsu.JPG

さっそく歓迎の宴!!

TokiwaMusicCampPerty.jpg

インタビューもいっぱい入り、
人もいっぱいいて賑やかで「もう成功やん!!」という思いは翌日打ち砕かれることとなる・・・

ワシはこの日は飲まなかった。

実はVoThM五星旗3rdツアー最終日の浜松終わったあと夜バスに乗って、
本当は体力が相当消耗しているだろうということで、
到着地の大阪でちょっとサウナでも入ってのんびりしてから、
14時の神戸高松ジャンボフェリーにでも乗ってのんびり高松入りしようと思っていた。

ところが着いてみたら意外と元気だったので、
そのまま大阪から高松行きのバスに乗り込んだら・・・

突然くしゃん・・・・(>_<)
どうも風邪をひいてしまったようだ・・・

でもまあよい。
ワシの人生は「加圧トレーニング」のようなもので、
暴飲暴食、過労、過度のストレス等が常に生活の上に乗っかってる人生なので、
その「圧力」のひとつを外してやるだけでよい。

まあ初日は飲酒をやめて早々と寝る!!

まあこの「ファンキー座長の部屋」で寝てみたのだが、
まあ床はコンクリートなので少々冷たくはあるが、
寝袋は十分暖かく、下半身はよかったのじゃが、
上半身、特に肩の辺りが寒く、風邪がちょっと悪化した(>_<)

さてこの日からここをセッションもOK、ドラム教室もOKという「ロック居酒屋」にしてしまおうという計画である。

賑やかにしてれば商店街を歩く人も足を止めて入ってくれるだろうということでドラムを叩く!!
初日から合流しているベーシストの渋谷有希子も加わってセッション大会!!

こんな感じ・・・

でも、そもそもが商店街を歩いている人がいないのだからドラムでどれだけ大きな音を出してもしゃーない(>_<)

まあ24日には中国勢も合流するので、
張張(ZhangZhang)渋谷有希子ファンキー末吉の超絶ピアノトリオや、
それに老呉(LaoWu)も加えて布衣の曲も演奏出来る。

25日にはギタリストのケンタロも来るのでゲストの二井原実のリハーサルも出来る。

これを毎日ツイキャス配信してたら地元のミュージシャンも集まって来ることであろう・・・

Tokiwa Music Camp!!まだまだ始まったばかりです!!!


ps.2日目に寝袋の正しい使い方がわかった。
頭の部分まですっぽり被せてしまえばもっと暖かいのな・・・

TokiwaMusicCampNebukuro.jpg

撮影by娘

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2015年2月11日

自叙伝発売記念飲み会!!

高知新聞の連載をまとめて更に加筆し、
中国ロックとの出会いから現在までを綴った自叙伝を書き上げました!!

Jijoden1.jpg
Jijoden2.jpg

つきましては前回のように「自叙伝の即売飲み会」をやりたいと思います。

今年は日本にはあんまりいない年になるだろうから前回のようにそのためのツアーを組むわけにもいかんぢゃろうということで、
今回はツアーのライブ終了後にどっかで飲みながら中国の面白い話をして自叙伝を即売しようと思い立った。

現在決まっているのはこんな感じです〜
埋まってないところ誰かお店探して紹介して〜

2月13日(金)豊橋AVANTI(ライブ終了後より会場にて自叙伝即売飲み会)

2月14日(土)京都居酒屋ぴん22時15分頃から

2月15日(日)京都Bar Out Loop Way23時頃から

2月16日(月)大阪(募集中)

2月17日(火)居酒屋本舗 カーブ23時頃から
(ライブ前に【サイン会】TSUTAYA 中万々店 17:30~18:30)

2月18日(水)神戸三ノ宮香港点心楼 22時頃から

2月19日(木)浜松(募集中)

2月20日(金)〜3月1日(日)毎日高松いろは市場跡でやってます。

3月9日(月)新宿くさんちっぺ23時頃から

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2015年1月23日

マグロ漁船の監督助監督初来日!!

このブログにも頻繁に登場しているヨウヨウさんこと馬上又は実はこのプロジェクトでは「音楽監督」、実はその上に「監督」と「助監督」がいるのよ〜・・・

よくある仕事のやり方で、制作段階の初期から監督を入れると、
まだ出来上がってない段階からあーしろこーしろと口を出されるということで、
前回のリハでちゃんと完璧なDEMOが出来上がるまでにはどんな音楽になるのかも伝えていない。

お隣の仮谷くんが完璧な状態にミックスしたDEMOを、
ちゃんとした状況で監督と助監督に聞かせて晴れてOKが出る。

それではということで2回目のリハである今回には最終日にこの二人も来日して、はてさて全体像というのはどんなものなのかをスタジオで生演奏でお聞かせしようというものだ。

ちなみにこの二人、日本に知り合いがいると言ってたが、実はそれが李涛だった!(◎_◎;)

世の中は狭い!!
なんと李涛はこの二人の大学ん時の同級生だという・・・

リハーサルが始まった。

MaguroRehearsal.jpg

リハーサルというよりは「本番ライブ」である。

そのためにリハーサルをして、本番と同じように通す。
それを録画して監督は投資家を集めに走るのだ。

MaguroKantokuJokantoku.jpg

1曲が10分を超える曲もあり、途中同期がずれてしまったりトラブルもあったが、
何とか最後まで通して、ちょっと沈黙があった後、
「Perfect!!」
監督は笑顔で親指を立てた。

MaguroRehearsalAllPhoto.jpg

かくしてこの段階までは順調!!
監督は翌日には広州に飛んで投資家と会う。

ちなみに、この日は本当は日本の投資家が見に来る予定だったらしいが、
スケジュールが合わなくてこれなかったそうだ。

中国市場に進出すべく日本でもいろんな会社が手ぐすねを引いていると言う。

「日本の何を持って行ったら中国で商売になるのか、それをいつも考えてるんです」
とその投資家は言ったらしい。

お答えしましょう。それは日本の「ロック」です!!

世界レベルのこの日本人ミュージシャンの演奏を持って行って大きな商売にしようと計画してるのがこの「マグロ漁船」なのです。

頑張れ監督!!操業開始までもうすぐじゃ!!!

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2015年1月17日

イスラム寺院でお祈り

八王子にモスクがあったなんて全然知らんかったぁ・・・

HachiojiMosk.JPG

でもたまたま通りかかった時間には誰もいなくてどうも営業(というのか?)してる様子がない・・・

HPを調べて電話をしてみても「この電話番号は使われておりません」となる(>_<)

イスラム教の信者達は金曜日にお祈りをするから、金曜日に行ってみて誰もいなかったらそれはもう閉まっているということだ・・・

中国からやって来た回族(イスラム族)のヨウヨウさん、
北京では13:30にお祈りをするというので、
時差を考えて12:30に行ってみた・・・

すると・・・がらんとしてた玄関辺りには車が止まってるし、
見ればアラブ系の人が出入りしているようだ。

「どうすんの?入って行く?・・・」
見れば入り口近くにずーっと立っている日本人がいたので聞いてみた。

「はいここはイスラム寺院ですよ。あの右側のドアから入れます」

じゃあということで、
「車停めて来るわ〜先に入っといて〜」
と先にヨウヨウさんを中に入れた。

イスラム教がテロのイメージが強い昨今であるが、
イスラム自体は非常にフレンドリーで平和的な教えである。

こうして言葉の通じない中国人ムスリムとアラブ系ムスリムが握手をしてすぐに仲良くなる。

その日本人の方もわざわざ駐車場の場所まで教えてくれてとてもフレンドリーである。

ワシは信者でも何でもないので入ろうかどうか躊躇してたら、
「後ろの方で見学できるスペースもありますよ」
と教えてくれた。

てっきりこのモスクの人だと思って
「あなたもムスリムですか?」
と聞いてみたら何と

「違います。知り合いはいっぱいいますけどね・・・」

わけがわからない。
ムスリムでもない人がモスクの前で何をしてるのだろう・・・

ちょっと立ち話をしながら聞いてみたら意外な言葉が・・・

「実は私・・・警察なんです」

え?!!!

警察が何を?・・・取締り?・・・
それにしては信者達ととてもフレンドリーなんですけど・・・

「テロか何かを警戒して信者達を監視してるんですか?」
単刀直入に聞くが、一刀両断に否定された。

「礼拝の日は人が集まって来るので、近所の人とトラブルがないようにいつもここに立ってるんですよ」

にこやかに笑いながらそう答える。

いや、日本の警察もなかなかいいことをやると思ったぞ!!
権力を笠に信者を迫害したり、そんなんではないというところがワシは結構ツボに入った。

その人と別れを告げて中に入ってみる・・・

HachiojiMoskPray.JPG

見ればお坊さん(というのか?)は日本語でもなくアラブ語でもなく、
英語を使って説法をしているようだ。

信者もほとんどはアラブ系の人で日本人はいないように見受けられた。

30分か1時間ぐらいであろうか、
お祈りが終わったらカレーが振舞われてワシもご馳走になった。

HachiojiMoskCarry.JPG

信者でもないのにええんかなぁ・・・と思うのだが、
ヨウヨウさんの話では、
「お前が俺をここに連れて来てくれただけでもイスラムにとってとてもいいことをしたんだからいいんだよ」
とのこと・・・

聞けばこのカレーも信者のひとりであるイスラム食品店の社長が毎回無償で振舞っているらしい・・・

あと、礼拝は日本時間の5時半にも毎日やっているらしく、
近所の人ばかりではないので、車を出してみんなのところ回ったり、
そうやって助け合って礼拝をしてるんだと・・・

宗教心の全くないワシにはわからんが、
「頑張ってください」という意味でカレー代ぐらいのお布施を置いて来た。

カレーが結構美味かったのよ・・・また行こうかな・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:21:52 | 固定リンク

2015年1月12日

イスラム教と角部屋と映画音楽

マグロ漁船第二弾のリハーサルが始まった・・・

と言ってもこれには実はいろいろあって、
音楽プロデューサーのヨウヨウさんはこのために金を稼がなければならない、
ゆえに1月はちょっと忙しい、リハは2月に延期しないか、と・・・

こちらとしては2月はもうスケジュールが埋まってしまったのでそうはいかない、じゃあどうする・・・

ということで、北京で仕事を片付けるだけ片付けて、
徹夜してふらふらになりながら昨夜来日・・・

そのままホテルにチェックイン!!・・・と、ここで問題発生・・・

前回泊まったホテルはちと狭かったとのことで、
「お金かかってもいいから今回はもうちょっと広い部屋にしてね」
という連絡を受けたのが昨日。

きっとお祈りとかあるからある程度の広さが必要なんじゃろうな・・・

「ほなホテル着いてから部屋見て変更してもらうなりしまひょ」
ということになっていた。

ところが部屋を見てまた問題発生・・・

なんとイスラム教(宗派にもよるのだろうが)の教えにより、
「角部屋は邪気が集まるからダメ」なのだそうだ(>_<)

またご夫婦なのだがヨウヨウさんがイビキが物凄いということで、
ダブルではなくツインを希望、
ところがそのホテルのツインルームは全て角部屋だったのだ(>_<)

結局キャンセル料を払ってそのホテルを出て他のホテルを探す・・・
でもツインルームって少ないのよね・・・

しかもそれが連泊で10日間空いてるってなかなかない(>_<)

とりあえず一泊だけ空いてるホテルに放り込んで、
レートチェックアウトの手続きをして13時までゆっくり寝てもらうことにした。

キャンセル料とレートチェックアウトと合わせて2万円以上の出費(>_<)
これは先が思いやられる・・・

というわけで今日からの予定のリハーサルは明日からに延期して、
まずワシは午前中は部屋探し・・・

八王子じゅうのホテルは昨日全部当たったので今日はウィークリーマンションを当たっている。

でもウィークリーマンションって基本的に一人用なのよね・・・

まあそれが何とか解決したら、
今日からヨウヨウさんの映画音楽をひとつ請け負うことになった。

聞けば現在彼は映画音楽をふたつとテレビドラマをひとつ抱えているらしく、
これにこのマグロ漁船プロジェクトが加わっているので寝る暇がないということなのだ。

ちなみにワシも一番売れっ子だった頃、
映画ふたつとテレビドラマを同時に抱えてた頃があったが、
まあ冗談抜きで寝るヒマなんかあったもんじゃなかった。

中国は人間関係で仕事が回っているので、
ワシのように全部断って日本に逃げて来たらもうそれ以来仕事は来ない。

彼も断りたくても断れない仕事も多く、
じゃあそのひとつをワシが請け負いましょうということにした。

幸い音楽は「ロック」でということなので、
これをマグロ漁船のメンバー、渋谷有希子、田川ひろあき、小畑秀光でこなしてやろう。

幸いユッコちゃんはキーボードも弾けるし、
ワシのようにちょっと背景音楽をつける時にも全部ステップ入力で打ち込まなければならないと膨大な時間がかかるので彼女がいれば非常に助かる。

田川くんは画面を見ることは出来ないが、
音の概略だけ作ってあげれば制作能力は高いのでダビング等いろいろ役に立つこと請け合いである。

小畑は・・・まあ頑張れ!!(笑)

というわけで今日の部屋探しが終わったら、
当然ながらセリフも全部中国語である映像を何度も何度も見て、
ストーリーや背景、登場人物の心境などを全部理解した上で、
画面画面に合う音楽を考えてゆく・・・

既に中国語がだいぶ退歩したワシにとっては非常に大変な作業やなぁ・・・

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2015年1月 6日

気合い入れた新年レコーディング

小田原で活動するぱんちょマンというシンガーソングライターからアレンジの依頼が来た。

一度小田原で対バンをやったことがあるのでどんな人かは覚えている。
いわゆる「暑苦しい(笑)おっさん」である。

アレンジすべき曲が送られてきて、そのファイル名を見て唖然!!
なんと「気合い入れたDEMO」!!(暑っ)

困るのよねぇ・・・DEMOでそんなに気合い入れられても・・・(涙)

ちなみにこんな曲・・・(こちらで聞けます)
曲も詞もなかなか暑苦しいでしょ・・・(苦笑)

ちなみにぱんちょマンこと高村さんとFacebookでやりとりした中でこんな発言を見つけた。
「今ファンキーさんに気合い入れたアレンジをしてもらってます・・・」

いや・・・君と同じぐらい気合い入れてアレンジって大変なんですけど・・・(困)
なんじゃかんじゃで半月ぐらいアレンジを悩んでいた。

何せアレンジというのはトドのつまり「壊す作業」である。
それほど気合い入れて作ったものを壊されては本人にとっては面白くあるまい・・・
かと言ってこのままレコーディングしたのではワシに頼んだ「仕事の意味」がなくなる。

・・・そんなことを考えながら年越し・・・そこでふと思いついた。
「一緒に作業やらんか?・・・」

やはり正月三ヶ日は誰しも時間があるのだろう、
結局1月2日に小田原勢がやって来て一緒にアレンジということになった。

「とりあえず新年会も兼ねてるから酒とつまみ買って来てや〜」

ところがこんな暑苦しいルックスをしてるのだからさぞかし酒を飲むのだろうと思ってたら、なんと山ほど酒を持って来た御一行はほとんどが下戸(驚)

仕方がないのでひとりで全部を飲むという「気合い入れた」レコーディングが始まった・・・(>_<)


まずはコード進行と構成を決めなければならない。
ここまで「気合い入れた」DEMOを作ってるんだからちょっとでも変えられたらイヤなのかも知れないが、ワシとしても「仕事」なのでいろいろアイデアを考えて来てぶつけてみる。

最終的にDEMOと全く同じに落ち着いたとしても、
一応そうしておけばワシとしては一生懸命仕事をしたということで胸を張ってアレンジ料を受け取ることが出来る・・・

「イントロを作ってみたんですが・・・」
これはまあOKが出た。

ほっ・・・

次にコード進行を若干変えるアイデア・・・
基本的に「F-A7-Dm」というコード進行ばかりなので、
変えられるところは「F-C/E-Dm」に変えてみたい。

何故なら「A7」というコードは一瞬マイナーキーに部分転調(と言うのか?)してるので悲しい感じを醸し出しているものの、そればっか続くとやっぱ悲しさが麻痺してしまう・・・

メジャー調のままの「F-C/E-Dm」でも十分「素朴な悲しさ」は醸し出しているのでそっちも入れとけば相乗効果でもっといい感じになるんではないか・・・

でもこれが「嫌い」な人はいるのだ。
ずーっとこうやってライブで歌って来たんだから今更変えられない、変えたくない、
それも人情である。

ドキドキしながら返事を待つが、何とかこれはクリア(ほっ)次は構成に進む・・・


DEMOは6分を超えるのでいくら何でも長すぎる。
これに関しては本人も同じことを考えていたので、
DEMOの3ハーフから何とか3コーラスに切ることで同意!!

あとワシとしては更にカットしたい部分がある。
出来れば3番のAメロを何とか半分にしたい・・・。

しかしそうするには歌詞を一部分ごそっと切ってしまわねばならない・・・。

ちなみにこれは通常の「仕事」としては御法度である。
元々あるメロディーや詞は変えずにどれだけアレンジでそれを高みに昇らせられるかというのが「仕事」なのだ。

とりあえずそれが可能かどうかは歌詞にかかっているので見せてもらう・・・。


笑わば笑えよ 人の人生
我が道をいくのだ 俺の人生
苦しいのは 当たり前
楽な道なんて まっぴらごめんだ
長い道のり 振り返ると
無駄なことはない 今の布石だ
わっしょい わっしょい わっしょい 自分に気合い入れた
わっしょい わっしょい わっしょい 明日を見るために

日本一だった 陸上選手が 
ケガをして会社を 首になったって
それでもあきらめず 走り続けるって
無一文になっても 走り続けるって
その気持ちわかるさ 誰にでもある
抱いたその夢を 胸にだきしめ
わっしょい わっしょい わっしょい 自分に気合い入れた
わっしょい わっしょい わっしょい 自分の人生

女房がいる 子供もいる
失うものがないなどと 甘いことは言えない
世間知らずの 時は超えた
自分のケツは自分で 拭くしかないのだ
風にも雨にも 慣れている
戻る道はない 行く道だけ
わっしょい わっしょい わっしょい 自分に気合い入れた
わっしょい わっしょい わっしょい 俺の人生


おうっ!!!何と暑苦しくも素晴らしい詞ではないか・・・

ごそっと切るのはもったいない気もするが、
せっかく「一緒に作っている」制作作業である。
恐る恐るこう提案してみる。

この
「女房がいる 子供もいる
失うものがないなどと 甘いことは言えない 」
の後の
「世間知らずの 時は超えた
自分のケツは自分で 拭くしかないのだ 」
っていうのはちょっと説明的と言うか、
最初のが来たら当然導かれる結論をわざわざ説明しているだけですよね?

一瞬空気が凍る・・・

実はこの曲、ぱんちょマンさんの曲だと思ってたら飯山さんという別の方が作った曲らしい。
それを勝手に歌い手さんとアレンジャーが切った張ったしてたら大問題になってしまう・・・

でもこの日、運良くその飯山さんも一緒にいらっしゃっていたのだ!!

「うーむ・・・」
ちょっと考えて「やってみましょう」ということになった。

実際にやってみてやっぱりイヤだったら戻せばよい。
そのために「一緒に制作」をしているのだ。

聞いてみて意見を交換する。
3番までAメロが2回ずつ出てくるのは聞く方としてはちょっと飽きるのだが、
どうしてもこの部分を切りたくないなら別にアレンジでうまく処理すればよい。

「うん、いいじゃないですか・・・」
というわけでこの部分を切ろうということに決定!!\(^o^)/


これで一応ワシの「アレンジ」という仕事は終了!!
しかし「レコーディング」という仕事が残っている。

ドラムを叩いて、隣の仮谷くん読んでベース弾いてもらって、
小田原勢のひとり野崎さんのパーカッション、
そしてぱんちょマン自身によるアコギ!!

いや〜これはね〜実は・・・
ギター弾きながら歌う人って基本的に自分が歌いやすいように弾いてるから、
どんなに上手い人が弾くよりも実はよかったりするからなのよね〜

中国で許魏のバンドでドラムを叩いてた時、
香港でWINGのバンドでドラムを叩いてた時、
ドラマーとして一番参考になるのが彼らが弾いているギターのリズムだった。

そのようにさえ叩けば歌う人は一番歌いやすいのだから・・・

というわけでドラム、ベース、アコギ、パーカッションの基本リズムは完成!!
あとはギターは田川くん、オルガンは大高さんにというオーダーがあるので、
このオケを送ってダビングしてもらえばよい。


ところがその前に大事なのが仮歌!!
ここでちゃんと仮歌を録音しておけば、
田川くんも大高さんも方向性に迷わずその歌が求めるようにダビングが出来る・・・

ところが実はワシはこの「歌のディレクション」っつう作業は嫌いなのよねぇ・・・(>_<)
写真撮られたら魂が抜かれるっつう次元よりももっともっと・・・
この作業は歌う人と共に本当に魂を抜かれる作業なので大変なのだ・・・。

ちなみに中国ではこの歌のディレクション「监唱(JianChang)」という仕事はヘタしたらアレンジ料よりも高かったりする。
歌手にしてみたらどんないいアレンジが出来上がっても「いい歌」が録れなければその曲は売り物にならないのだからさもありなんである。

まあ酒に酔ってたせいか、小田原勢の熱意にほだされてか、
この曲の持つベクトルがそうさせたのか(それだと思う)、
中国では「监唱(JianChang)はやりまへんからな」と常に言ってるワシが久々に歌のディレクションなどをした。

まあ早い話、一回歌わせて「文句をつける(笑)」のであるからこれは一種歌手の方との「戦い」である。

例えば3番の
「女房がいる 子供もいる
失うものがないなどと 甘いことは言えない 」
の部分、ぱんちょマンは弱い声で悲しそうに歌った。

まあそう歌いたいのだからそうしとけばいいのだが、
「それは違う!!」
と文句をつける・・・(笑)

でもこれが実は大事なとこなのよ・・・

そりゃ女房がいて子供がいて甘いことが言えないのも現実だし、
それによってしんどいし悲しいのも現実だろう。

しかし「悲しみ」に限定してしまえばそれまでなのよ・・・。
意を決してこんなアドバイスをしてみる・・・。

「ぱんちょマンさん、ここは敢えて大きな声で胸を張って歌うのです!!
惚れた女と一緒になった時、初めて子供が出来た時の喜びをここで表現するのです!!」

そうすれば歌に「幅」が出来るし、詞に「深み」が生まれる。

うん、確かにそうした方がある意味もっと悲しく聞こえたりするぞ・・・
というわけでいろいろ注文をつけて仮歌も無事に終了!!

ソロは大高さんにオルガンソロで発注!!

人にはいろんな人生があり、
大高さんは大高さんでこれを聞いて受けたイメージを膨らませて自分の「人生」を表現してくれるだろう・・・。


というわけでお二人のダビングでオケ完成!!
本チャン歌入れはもうディレクションやらんぞ〜
自分で勝手に歌ってや〜もう出来るやろ〜

もうだいぶ魂抜かれてしまった・・・(笑)

それでは最後に一番大切なこと、データSAVE!!!
これをやらねば何かのアクシデントでこの日いちにちの作業がぶっ飛んでしまう可能性がある・・・

通常ファイル名は曲のタイトルでSAVEするので一応確認してみる。

「曲のタイトルってWASSHOIでええのかな?」

「いや、違います!!"気合い入れた"です!!」

え?・・・「気合い入れた」ってタイトルやったん?・・・
「気合い入れたDEMO」や「気合い入れたアレンジ」って・・・・

唖然としているワシに小田原勢は無機質にこう言った。
「そうですけど・・・何か?・・・」

あ、タイトルやったんやな、おかげでむっちゃ気合い入れさせてもらいましたがな・・・(笑)

春になる前には発売されるのかな?・・・気合い入れて楽しみにさせてもらうぞ!!!

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2014年12月30日

高松の商店街「トキワ街」を救え!!

「今会議中なんですが・・・」
と香川県在住のHさんからメールが来た。

トキワ街がもう寂れてしまって何とかせないかん。
これはもう「ロックで街おこし」しかない!!
「それやったらここ出身のレジェンドがおるやないですか!!」
というわけでワシの名前が出たということらしい・・・

レジェンドって・・・(笑)

まあ人様のお役に立てるなら内田裕也にでも何でもなりまっせというわけで、
クリスマスイブにひとり成田へと向かった・・・

知らんかったのぢゃが成田ー高松って、
春秋航空、ジェットスターと2つも格安便が飛んでるのな・・・

年末のこの時期に突然チケット押さえ、
それでも行きは7000円、帰りは1万円かかったが、
うまいこと取れば最安700円で高松行けるらしい(驚)

まあ八王子ー成田こそが成田ー高松より遠いのじゃが(>_<)、
それでも何とか高松空港にたどり着いた。

そのままトキワ街の事務局で会議・・・
しかしまあ、集まった人が濃い人ばっか(笑)

TokiwagaiMeeting.JPG

聞けばこの「トキワ街」というのは元々は興行の街で、
あぶれ者などが集まって興行などを興して始まったという歴史があるらしい・・・

香川県の県民性に「人と同じことをやるのが美徳」というのがあり、
ワシはそれに弾き飛ばされろように東京、そして北京へと追いやられた人生であったが、
そんな街があったのならまかり間違えばワシはそこで生きてたかも知れんなぁ・・・

同じ商店街でももっと北側の丸亀町はファッショナブルなビルなどが立ち並んで復興が大成功したが、
それに反してどんどん寂れてゆくこの商店街を復興させるのは、
「興行の街なんだから興行、つまりロックで復興じゃ!!」
とその「あぶれ者」達が声高に叫ぶ・・・

ちなみに「ロックとはスピリッツのことで、それをひょっとしたらバイオリンで表現するかも知れない」と企画書には書いてあった。

なるほど・・・

「そう言えば潰れましたけどトキワ街にはひろめ市場みたいなんがありましたねぇ・・・」
高知で大成功した屋台村「ひろめ市場」を真似て姫路、そしてここトキワ街でオープンした屋台村はどちらも大失敗に終わって閉店を余儀なくされたと聞く。

「あ、それ立ち上げたん私です!!」
中心人物のIさんが手を挙げる。

げっ!!

「実は姫路のも私です!!」
げげっ!!

ちなみに高知のひろめ市場も立ち上げたという高知人のIさんが中心となってこの「あぶれ者」達を仕切っている。

とりあえずその市場跡地を見に行ってみた・・・。

TokiwagaiIroha.jpg

TokiwaIchibaAto.JPG

一角はイベントスペースとして再利用されているが、
ほとんどのスペースは遊んでいる。

TokiwaEventSpace.JPG

その規模なんと1000平米(驚)
これが5フロアーに渡ってほとんど使われてないのだ!(◎_◎;)

これを自由に使っていいならどんなことでも出来るぞ・・・

そこでいろんな意見の交換をするのぢゃが、
基本的にこの「街おこし」、基本的に「施し」を受けるのではない、
「商店街が貴方の夢を叶えます」
というポリシーがあるという。

「何かやりたいことがあるなら、商店街がそれを実現出来るように一緒に頑張りましょう」というもの・・・
「あぶれ者」のひとり、スタッフのNさんは本当にこれで自分の夢が3つは実現したという・・・

ワシなら何をやる?・・・

不利な条件をいろいろ挙げてゆけばキリはないが、
好条件を探してゆけばこれはこれでいろいろある。

まずうまく行けば東京から700円で飛べる格安航空、
そして大阪からもバスで3000円、
フェリーを使えば神戸から1000円ちょいで来れる。

日本国内だけではない、春秋航空は上海からも飛んでいるので中国からのアーティストの招聘も可能である。

丸亀町と違って予算はないので、「あぶれ者」らしく金のかからないことを考える・・・

商店街のど真ん中に面した1000平米の店舗跡があるのだから、
商店街沿いでフリーマーケットなども出来る。
屋台村がそのままの形で残ってて厨房施設もそのまま使えるのだから料理も出来る。

商店街でストリートパフォーマンスも出来るし、
イベントスペースがあるのだからその中で大音量のロックコンサートも出来る・・・

ワシのスケジュールを見るに、
田川くんのスケジュールがNGのためマグロ漁船が出港出来ない2月20日から3月1日までがぽっかりと空いている。

よし、この10日間でトキワ街を「ロックの街」にしてしまえばいいのだな!!

日本全国からアンダーグラウンドロックバンド、
Jazzのミュージシャンやフォークの弾き語り、
ジャグラーやフリマだけで食ってるヒッピー(おるんか?今の時代・・・笑)なんかを集結させればよい!!

・・・ってそうなると宿泊代だけで足が出てしまうなぁ・・・

まてよ、この「いろは市場」跡・・・
この1000平米の広大な敷地や設備は自由に使ってもいいと言うのなら・・・

よっしゃ!!バンドの仮眠施設を自分らで作ってしまえ!!
(もちろんバンドの皆さんが自分で工事して作るのです!!)

幸いながら屋台村だったのだからトイレはあるし、
現在もなお冷暖房設備は健在である。

シャワー設備はないが、厨房があるのだから水はけはいいはずなので、
簡易シャワーを作るところから始めれば何とか仮眠は出来るぞ・・・

屋台村の厨房があるのだから自炊も出来るし、
ワシが鍋を振ってまかないを作ってやることも出来る・・・

10日間毎日昼間は工事、夜はストリートパフォーマンス、
最終日はイベントやって目標500人集めよう!!

もちろんその10日間で地元に根付いて一生懸命プロモーションして、
イメージソングを作って欲しい商店があれば歌を作ってやりーの、
それをその商店の前で歌ってやりーのチケットも置かせてもらいーの、
チラシを配りーの夜には慰問に来てもらいーの差し入れしてもらいーの・・・

2月28日が土曜日、3月1日が日曜日なので、
とりあえずここのイベントスペース「トキワ劇場」を2日間仮押さえしました!!

中国からは寧夏回族自治区の星布衣楽隊老呉(LaoWu)をブッキングしました。

なんか最近ずーっと彼の同行取材してる寧夏電視台の人たちも同行取材でやって来るという噂・・・

トキワ街が寧夏で有名になってどうする!!(笑)
是非地元テレビ局の同行取材も求む!!

商店街の向かいには高松FM815のサテライトスタジオ

TokiwagaiFM815.JPG

この放送局は絶対一緒にやってもらわないかんな!!
さもなくばワシが毎日嫌がらせに行く!!(笑)

県外のバンドが10日間サバイバルするのも大変やから、
これは是非地元のアマチュアバンドの人たちにも集結してもらわないかん。

聞けば香川県のアマチュアミュージシャンは500人以上いるのではという話なので、
地元出身のファンキー末吉がここで招集をかける。

全員集合!!!

楽器の人にはクリニック、バンドの人にはバンドクリニックなんかやってもええな。(名付けて「ロック寺子屋」)

当然最終日2日間のイベントには地元バンドにばんばん出演してもろて、
盛況になりそうやったらみんなが対バンしたい有名ミュージシャンを東京から呼んでもええぞ〜

そんなこんなでその期間は結構商店街も賑わうんとちゃうか?
文字通り「ロックの街」になるな!!

というわけで2月20日から3月1日まで、
名付けて「TOKIWA★MUSIC_CAMP」に参加できるバンド、
弾き語り、パフォーマンス、似顔絵、フリマ等々何でもOK、参加者募集!!

こちらにメール下さい〜

スケジュール、生活苦等のため後半のみ参加も認めよう!!
多くの参加者求む!!

Posted by ファンキー末吉 at:16:41 | 固定リンク

2014年12月25日

募金目標額達成おめでとう!!


本当におめでとう!!

でもきょうこちゃんの本当の戦いはこれからだ!!
手術という大きな戦いに勝って、元気で帰って来てくれることを心から祈っている。

きょうこちゃんを救う会はとりあえず募金のサイトを閉じるみたいだけれども、
ミュージシャン達がチャリティーしてくれてる「きょうこちゃんチャリティー」の楽曲は、私の一存で引き続きそのままチャリティーさせて頂こうと考えている。

立ち上がったばかりでいきなり閉じるわけにもいかないのもあるし、
きょうこちゃんにもこれからどれだけ金が必要かわからんという現実もあるというのもあるし、
何よりも私自身が今回の募金を通じて感じたことがあります。

私自身は別にきょうこちゃんと面識はないし、
知り合いの知り合いの娘さんということでしかない。

庶民には絶対工面しようもない1億を超えるような金がなけりゃ必ず娘は死ぬ。
例え金があっても絶対に助かるかどうかはわからない・・・

そんな事態になってしまった親御さんの気持ちは、
例え面識がなくても私も子供が3人もいるのでよくわかる。

でもね、私が腹が立つのはね、
人類という生き物の社会がこれだけ発展していても、
相変わらず「人の命が金次第」であるというアホな現実がまかり通っていることである。

これでは医療保障も何にもない中国の山奥で、
一族の中で誰かひとりが大病になったら一族郎等全員が路頭に迷うので治療させない(聞いた話)と全く同じではないか!!

モラルや宗教心の問題で日本では臓器移植が出来ないという現実もしかり、
いざアメリカに行ったらこんな天文学的金額を請求されるという現実もしかり、
一生懸命募金を集めたら円安で数千万消えてしまったという現実もしかり・・・

でもね、じゃあ
「アメリカさん、1億とか言わずにタダにしてよ」
と言われてもアメリカのお医者さんは困ってしまう。

レストランだって、
「飢えてる人がこんなにいるんだからさぁ、あんたんとこタダで料理出しなさいよ」
などと言われたら潰れてしまうのだ。

ワシらミュージシャンだって
「チャリティーだからさぁ」
で毎回タダで演奏出来るほど豊かなミュージシャンはほんの一握りである。

だから貧乏なミュージシャンが出来る範囲で本当に小さなことをやるしかない。
いや〜こんな小さなことしか出来ん自分を本当は心の中では恥じている。

私がマイケルジャクソンだったらもっと大きなことをしてやれただろう。
でも例えそれでも問題は解決しないのだ。

もしマイケルジャクソンが生きてて全ての困った人を全部救ってたら、
いくらマイケルジャクソンでもやっぱ破産してしまうだろう。

そう、世界にはまだまだ救いが必要で救われなくて死んでしまう人間があまりにも多い。
それを私たちは何の力にもなれなくて目の前でそんな命が失われてゆく・・・

きょうこちゃんはたまたま私の知り合いの知り合いだったから私自身は本当に恥ずかしいぐらいの少々のお金を募金出来た。
でもその少々の募金さえままならない人たちはたくさんいる。

逆にそんな救いの必要な人たちが全員が知り合いだったら今度は私が破産してしまうだろう(笑)

仏教に「縁」という考え方がある。
今回はたまたまほんのちょっとの「縁」があった。

だから私個人の考えだが、
ミュージシャン達がチャリティーしてくれたこの楽曲はこのまま
「きょうこちゃんチャリティー」
として「縁」を残して置こうと思う。

幸いにも音楽は時代が変わっても色あせない。
時代が巡り巡ってこれら数曲のチャリティー楽曲の中の一曲が将来いきなり大きなお金を生むようになるかも知れない。

そうなった時にはまた次の人をこの楽曲で救えばいいのだ!!

晴れてきょうこちゃんが文字通り「命を賭けた」戦いに勝って元気で帰って来て、
「私もうお金要りません」
となった時に、
また周りにきっと現れるのだ、本当に助けが必要な人たちが・・・

それをきょうこちゃん自身が「縁」をつないでこれら収益を全部そっちに回してくれればいいと思う。

そうなるためには是非、
きょうこちゃんがこの大きな戦いに勝って元気に帰って来て欲しい!!

そうすればこんな「人の命が金次第」みたいなアホな世の中に大きなアンチテーゼをしたひとつの「事実」となる!!

これこそ「ロック」だ!!

「ロックは世界を救う!!」
この年になったら死ぬまでに一度はそう心から思って死んでゆきたいと思う・・・

世の中には「金がない」という理由だけで命を落としてゆく人たちがあまりにも多い。
でもこのひとつの小さい小さい「ロック」が、
そういう人たちに小さな小さな「希望」となってくれることを心から願う。

Rock'n'Roll Never Die!!
そう言って飲める酒をオジさん達に与えて欲しい!!

だからきょうこちゃん、絶対絶対、元気になって帰って来てね!!
Rock'n'Roll Never Die!!

乾杯!!

Posted by ファンキー末吉 at:22:52 | 固定リンク

2014年12月19日

きょうこちゃんチャリティー連鎖続々!!

心臓移植が必要なきょうこちゃん
募金が既に1億円を超えたという嬉しいニュースがあったかと思えば、
この手術代はドルで支払うために円安が直撃して数千万が消えてしまったり(>_<)
現状では2億3千万円、あと9千万円必要である。

まあワシも何か出来ないかと思って小作品集

などを提供させて頂いたが、
それに続いていろんな人が連鎖的に作品を提供して下さった。

まずは小畑秀光率いる「秀光」がニューアルバムのリーディングソング「SHOUT IT LOUD」を提供!!

iTunes
KyokochanHidemitsu.jpeg

Amazon
KyokochanHidemitsu.jpeg

レコチョク
KyokochanHidemitsu.jpeg

貧乏なバンドなので人にチャリティーなんかしてる場合じゃないだろうが(笑)
当然ながら全ての収益はきょうこちゃんを救う会に寄付されます!!

これを聞いてバンドが気に入った方はアルバムでも購入して今度はバンドにチャリティーしてあげて欲しい(笑)
(入手先はこちら

そして30年前のFunkバンド「MEN-SOUL」は出来上がったばかりのアルバムの曲を全曲提供してくれた!!

MenSoulJacket.jpg

このバンドは30年前、私がYAMAHAのコンテスト「EAST WEST」の審査員で呼ばれた地区大会に出場していたバンドで、
他の審査員の点数は辛かったらしいが、
ワシが満点を入れたことによってその地区大会で優勝!!

メンバーはそのせいで「俺たちいけるんじゃないか」と当時ついてた職をやめたりして路頭に迷ったりしたのは「あんたのせいだ」とベーシストの仮谷克之が酔っ払うと時々笑い話でこう言う(笑)

後でよくよく聞くと、このバンドはワシやほーじんが昔やってたバンド「爆風銃(Bop Gun)」のフォロアーで、
当時の屋根裏のライブにはメンバー揃ってよく見に来ていたらしい。

自分のやってるバンドに影響を受けたバンドやったらそりゃ満点入れるわなぁ・・・(笑)

メジャーからデビューしたがその後解散してしまったこのバンドが、
20年の月日を経て再結成!!

そのアルバムの収録曲を全曲提供して下さったということだ。

iTunes
KyokochanMenSoul.jpeg

Amazon
KyokochanMenSoul.jpeg

「僕らなんて曲提供したところでいくらにもなりませんて」
と仮谷克之は言うが、
いやいや大事なのは金額ではない、むしろこの連鎖である。

いろんな人がこんな風に動いてくれて、
きょうこちゃんのことをまたひとりまたひとりと多くの人が知ってくれることが一番大切なのだ。

音楽が好きな人は「ちょっと聞いてみようか」でポチっただけでチャリティーになるんだから、
「こんな人たちがこんなことやってるよ〜」ということを皆さん方も是非いろんな人に広めて欲しい。

「きょうこちゃんチャリティー」で検索すればこの連鎖を全部見ることが出来ます!!

こちら(iTunesが開きます)

そしてC-C-Bの渡辺英樹率いるVoThMもこれに参加してくれることになった!!

広がれ連鎖!!集まれ9千万!!

Posted by ファンキー末吉 at:05:39 | 固定リンク

サンプラザ中野くんと共演(笑)

このイベントに出演して来た。

仕切りは元ITACHI、TOPSのギタリスト宅間はん。
昔ブログで紹介した渡辺英樹さんの歌入れは実はこのパチンコ台のために提供した楽曲での仕事の話であったのだ。

田川ヒロアキ作曲、渡辺英樹作詞、歌唱による楽曲や、
二井原実作詞作曲歌唱の楽曲も提供されているが、
ワシ自身「博打は人生だけでいい」ということでパチンコをはじめあらゆる博打はやらないのでどんなところでこれが流れるのかは実のところよくわかってない(笑)

そしてこのプロジェクトのメインテーマである「風林火山」という曲を私が作詞作曲を担当させて頂き、
その曲の歌唱がこのサンプラザ中野くん。

リハーサルは13時からと聞いていたが、
自分のドラムを持ち込んでのセッティングはいろいろあるので、
入れる時間の一番早い時間に入ることにしている。

聞けば9時だというのでドラムセットを満載して原宿に向かった。

ところが会場に着く間際になってローディーを頼んでいたN君からいきなり連絡が・・・
「すみません、朝から熱がひどくて伺うことが出来ません」

ギャフン(死語)

すぐに知り合いのドラマーに電話をしてみる。
確かこいつは夜中の仕事をしてたはずなので来れるかも知れない。

しかし答えは
「末吉さん、すみません・・・実は今お金が一銭もなくって原宿行く電車賃もないんです」

小畑みたいなヤツが他にもおった・・・。・゜・(ノД`)・゜・。

しゃーないのでTwitterとFacebookで急遽ローディー募集!!
しかしまあ朝の9時から「すぐに来れる人〜」と言ってもそう簡単に見つかるはずはない。
「まあええか、13時までにドラム組めばそれでええやろ・・・」
とタカをくくっていたら宅間はんから電話がかかって来た。

「どこにおんの?実は10時までに楽曲セッティング終わらさないかんのや」
げげっ!!

聞けば10時にはパチンコ台とかいろいろ舞台に仕込むので
楽器の位置がちゃんと決まってないと次の作業が出来ないということである。

ワシ大慌て・・・
そんなこと言うたってローディーおらんしそりゃ無理やろ・・・

「しゃーないなぁ、ほなワシも手伝うからすぐ機材車横付けして」

TOPSの元機材積み込み隊長と、
爆風スランプの元積み込み隊長がふたり揃って機材を降ろす。

30年前にお互いのバンドの機材車に隙間なくどのように機材を積み込むかの責任者「積み込み隊長」ふたりが、
30年の歳月を経てふたり一緒にふーふー言いながら機材を一緒に降ろすことになろうとは夢にも思わなかった・・・

何とかステージまで山ほどのフルセットを運び込んだ後は、
ドラムを組む・・・こればっかは専属のローディーか自分しか出来ない作業なのでひとりで一生懸命頑張る・・・

が、ふと見ると背広姿のスタッフの方がハイハットなどを組み立ててくれている。
聞けば「はい、僕はドラムやってたもんで・・・」

捨てる神あれば拾う神である\(^o^)/

いろんな人の助けを借りて何と自己最高記録30分でドラムを組み終わる!!!(驚)

この頃にはTwitterとFacebookで返信が集まり、
近所にお住まいだという小山卓さんという方が来てくれた。

何とLive Bar X.Y.Z.→Aにも出演しているベーシストでワシとは面識もあったし〜

PachinkoEventKoyama.JPG

ありがたやありがたや、あとは長い長い待ち時間の後にやっとリハーサル、そして本番!!
中野とは数年ぶりの共演である。

PachinkoEventStage.JPG

演奏した曲は2曲、テーマソングの風林火山とRunner。
個人的にツボに入ったのはC-C-Bのベースの人がRunner弾いてたことやな(笑)

なんか昔いろんなベースの人をゲストに招いてこの曲やってたなぁ・・・
英樹さんその頃参加したっけ・・・いやしてなかった気がするな・・・

ワシはイベント終了後飛び出しで八王子にライブしに行ったので中野とはゆっくり喋れんかったが、またチャンスがあったら何かやろう。

ほな〜

こちらで配信のアーカイブが見れるとか見れないとか・・・


Posted by ファンキー末吉 at:05:30 | 固定リンク

2014年12月10日

きょうこちゃんチャリティーEP発売開始!!この流れに続け!!

心臓移植が必要なきょうこちゃんを救うために何か出来ないかといろいろ考えてたところ、
きょうこちゃんを救うために唄う人という活動をしてる人を見つけ、
ワシも何か出来ないかということで、過去に人に提供した著作権登録されてない楽曲をきょうこちゃんを救う会に提供させてもらうことになりました。

しあわせの唄/小林エミ
激鉄♪MAX!!のテーマ/激鉄♪MAX!!(小畑秀光
Merry Christmas Blues/三井ぱんと大村はん
Live Bar X.Y.Z.→Aのテーマ/Live Bar X.Y.Z.→Aの常連客
明日は来る/三井ぱんと大村はん
Merry Christmas Blues/小林エミ

賛同して頂いた歌い手さん、演奏者さん、
ジャケットデザインして下さった三井はん、
そして実現に帆走して下さったスタッフの皆様どうもありがとうございます。

下記から購入出来、販売手数料以外の全ての収益は全額きょうこちゃんを救う会に寄付されます。
もちろんワシ、その他関係者のところには一銭も入りません!!
発売先は流通手数料を取るけどそりゃしゃーないか・・・

iTunes
KyokoCharityJacket.jpeg

Amazon
KyokoCharityJacket.jpeg

iTunesに比べてAmazonが安いけど、あそこは勝手に値引きするからなぁ・・・(困)
まあ購入して更にこちらに寄付もして下さるもよし、
各アーティストのCDを既にお持ちの方も、スマホ用にもう一度購入して下さるもよし。

でもね、この企画の本当の意義は、
こんな企画を皆様が拡散して頂いて、この現実を多くの人達に知って頂きたい、
人の命が金次第だなんて世の中に一矢報いたいみたいな人達が増えてくればいいなということなのです。

それとね・・・ワシの今回の曲・・・
とても少女を救うような内容の曲ではない(笑)

気がついたらアホな大人が唄うブルースやらアホなヒーローやら・・・(笑)

「あたいの人生どうせこんなんやから」
とか
「漢字が読めない!!」
とか・・・

全然相応しくない!!(笑)

でもね、「こんなことが出来るんだ・・・」なんて思ってくれた人が、
「俺も」「私も」と思って始めてくれたらまたそれは素晴らしいことではないか!!

実は秀光の方々が、新作「I'll accept the pain」のリーディングソング「Shout It Loud」を提供して下さるそうです!!\(^o^)/

「生きるんだ!!生きるんだ!!力の限り!!」
おう・・・何とぴったりの曲ではないか!!

あと、劇団四季のライオンキングで主役をやってた李涛さんが彼の新曲「Fly Again」を提供して下さるそうです!!\(^o^)/

sourcesの人達と今からレコーディングしてます〜

こんな流れがどんどん広がればいいなぁ〜

Posted by ファンキー末吉 at:21:20 | 固定リンク

2014年12月 7日

マグロ漁船初回リハーサル無事終了!!

非常に狭い狭いファンキースタジオ八王子にフルセットのドラムセットを組んでリハーサルが始まった!!

MaguroGhosenRehearsalStart.JPG

音楽プロデューサーの馬上又(通称ヨウヨウさん)が言うには、
このスタジオはかなりフィーリングがよいそうだ。

アイデアがどんどん浮かんで来るというので、
このメンバーでそれをどんどんと「音」にしてゆく。

この仕事はロックミュージカルで、
さすがは彼は映画音楽の大家でもあるので舞台のイメージを映画音楽風に音をつけていってるようだ。

問題はワシの通訳(>_<)

いや〜ワシの中国語レベルってここまで難しい中国語を訳せるレベルじゃないのよね・・・
でも何とか通訳出来たということはこの辺の「観念的」な会話って音楽の仕事でもよく使うからかな・・・

あと、喋る方がワシのレベルを十分理解して訳しやすいように喋ってくれてるのもある。

何とか3日間のリハーサルを終え、
それぞれのアイデアをレコーディングして帰る。

それを持ち帰って彼はまた1ヶ月間いろいろ考えて、
1月上旬にはまた八王子にやって来てリハーサル。

初期のリハーサルはやっぱ日本でやるそうだ。
ファンキースタジオのフィーリングもいいし、
何よりも全員で北京行くよりも彼ら夫婦が日本に来る方が経費が安くてよい。

「今度は今回の仕事量よりもっと増えるからね」
と言ってたのでもっと過酷になるだろう・・・通訳が(笑)

予算の中には中国式にちゃんと「メシ」の予算も入っていて、
必ずみんなで食事に行く。

そこで更なるコミュニケーションを取って団結力を高めるというものなのだが、
そこでも頑張らねばならないのは通訳(涙)

いや〜全てを終えてさよならした時にはほんとぐったりしたもんな・・・(笑)

アイデアを全てレコーディングしてミックスダウンを終え、
ワシは名古屋にツアーに行き
プロデューサー夫妻は数日遊んで帰ると言うので渋谷のホテルを取った。

彼ら夫妻はイスラム族なので、
送ってゆく道すがらイスラム寺院があるというので立ち寄った。

MaguroMuslimTemple.JPG

いや〜日本にもイスラム寺院があるのな(驚)
聞くところによると1万人を超える信者がいると言う・・・

八百万(やおよろず)の神がいる日本土着の宗教と共に、
中国からやって来た仏教を「八百万もいるんだからひとつぐらい増えても」ということで見事に取り入れて発展した日本の宗教観・・・

生まれた時は神社(神教)
若いうちはクリスマス(キリスト教)
死ぬ時はお墓(仏教)

とうまく使い分けて来た日本人にとって、
唯一絶対のアラーの神は進出して来るのはなかなかかも知れんなと想像しながら寺院を見学させて頂いた。

宗派によっては酒を飲んではいけなかったり、
彼のように酒もタバコも大丈夫なものもあるが、
共通して豚肉はNG!!

これが日本ではなかなか大変なのよ・・・
ラーメンはほとんど豚骨やし、何の料理に豚肉の成分が含まれてるかわかったもんじゃない(涙)

とある焼き鳥屋では、カウンターで焼いているところを見ながら座れる席があって、
そこで豚肉のアスパラ巻きとか焼いていたのでもうNG・・・(>_<)

そんなものと一緒に焼いているような鶏肉なんか食べられやしないというわけだ・・・

まあ本来ならば他の肉でもちゃんとお祈りをして調理した肉じゃないと食べられなかったりするのでそりゃそうじゃろう・・・

というわけでこの日の昼飯は磯丸水産にした。
海鮮ならまあその危険は非常に少ない・・・

MaguroGyosennIsomaruSuisann.JPG

自分で貝とか焼いて食べられるのは楽しいな・・・

その後は楽器屋さん巡りをしてたくさん楽器とか買って、
街を歩いてたら彼らとはぐれた・・・

こりゃ大変とばかり探してたら選挙演説の車の前で一生懸命写真を撮っていた。

MagurogyosennNihonkyousanntou.JPG

日本共産党(笑)

なるほどな、彼らにとっては不思議な光景かも知れん・・・
まず一党独裁で「選挙」っつうもんがない、
そして中国では絶対に逆らえない独裁組織である共産党が、
日本ではこうして一生懸命街頭演説しとる・・・(笑)

そんなこんなで彼らも大喜びで日本を満喫した。

しかし考えてみたらまだ3本しか終わっていない(>_<)
あとリハーサル57本と本番30本・・・

マグロ漁船まだまだ先は長いです・・・

Posted by ファンキー末吉 at:17:28 | 固定リンク

2014年11月29日

Softbankとさよならしてこれで快適!!

こんないきさつでSoftbankとさよならした。

このブログはかなり多く拡散されていたので、
恐らく日本じゅうの数多くの人々が同じようにキャリアの「縛り」には疑問を持っているのだろう。

まあコメントに
「あとブログ書いた方はきっと、aとdキャリアの料金プラン知らないで書いたのでしょう。ソフトバンクだけがそういう料金設定というわけではないので、ソフトバンクだけに限定した内容みたく書くのは良くないと思います。」
とか
「なにを使うのも辞めるのも自己責任でしょ。
いまどきどのキャリアだって同じようなプランしかやってないし、ナンセンスですね。
携帯がこれだけ安くなった歴史をもっと勉強した方が良いですね。
JASRACと喧嘩したからもっとマトモな方かと思ってましたが、ガッカリです。」
とか書く人ねぇ・・・

もう読まんでね、ワシのブログ(笑)

ワシ・・・携帯レポーターでも何でもないからね。
自分がSoftbank使っててそれが嫌になってiijに乗り換えただけなのよ〜
それだけよ〜

いまどきのキャリアって全部同じプランちゃうよ〜
やっぱ新しいキャリアって斬新なことするね。

u-mobileとかええという噂は聞くけど、
ワシが乗り換えたのは結局iijmioみおふぉん!!

とりあえず月々の出費を押さえたいので月々1600円で2GBっつうプランにしたけど、
まあ問題はこの2GBでどのぐらい使えるのかっつうこってす。

ところが11月は1〜3日の3日と
21日帰国して昨日28日に北京に来るまでの実質7日間、
合わせて10日間ぐらいしか日本にいなかったので、結局使ったのは600MBぐらい・・・

このペースだとまあ2GBで十分やな・・・

まあ使う時はもっと使う。
特にテザリングしてパソコンなんかつないだら1GBなんてあっと言う間になくなるし(>_<)

まあいろんなところにWiFiあるしな、上手に使えばまあ大丈夫ちゃうかなぁ・・・
余ったら次の月に繰り越しっつうのも助かる!!

速さも申し分ない!!
SoftbankのWiFiルーター使ってる時に比べたら数倍速く感じる・・・

これはやっぱSIMからルーターに、ルーターから携帯へとつなぐよりも、
直接携帯につながれるっつうのも原因があるんとちゃうかなぁ・・・

みおぽんっつうアプリがあって、
それを使えば簡単に「クーポンスイッチ」を切り替えられる。

OFFにしとけば低速で2GBのクーポンを使わずに置いとけるというけど、
OFFでも結構遅いとは感じんかったぞ・・・
(こりゃルーターがよっぱど遅かった?笑)

マグロ漁船出港のため来年は中国にいることが多くなるので、
まあ当分はこれでええかなと思ってます〜

問題はまだ縛りの残っている昔のルーター・・・
今は昔のワシと同じく980円の通話オンリーのSIMを使っているけど、
縛りが切れたら娘のも同じシステムにした方が全然安い・・・

3800円+980円>1600円

でもu-mobileも気になるなぁ・・・
ちょっと娘使って実験してみよかな・・・

日本3大キャリアはどれも似たようなもんやからと諦めてる方々、
今はいろんな別キャリアがありますよ〜

Posted by ファンキー末吉 at:17:59 | 固定リンク

2014年11月25日

ひとりドラムin上田「王記茶屋」

こんないきさつで初めて訪れた上田。
今回は菅沼孝三に煽られてGETしたリズムトラベラーを持ち込んでのひとりドラム!!

UedaSettexing.JPG

伴奏音源再生用にベースアンプを王さんの中華料理屋に持ち込んで、
これで完璧に何も設備がない場所でもひとりドラムが出来ることが証明されました!!(凄)

何が凄いかと言うと、今後はライブハウスとかではなく、
街の片隅であろうが、一般家庭のリビングであろうが、
電源さえあればどこでもひとりドラムが出来るということです!!

お誕生日のプレゼントとかにファンキー末吉がお宅にお邪魔してドラム叩きますよ(笑)

はてさて、王さんとの20年ぶりの再会!!
(写真撮るの忘れた!!(>_<)

昔話に花が咲いたのぢゃが、
ワシは全然忘れてたんやけど、
あの頃黒豹の版権を買い取ろうとしてたのな・・・

王さんが「5万だっけ?」と言うから、
日本のみのライセンスだとしても5万円じゃ買えんじゃろ・・・
と思ったら「5万ドル」・・・!(◎_◎;)

当時のレートで800万・・・金持ってたんやなぁ・・・(−_−;)

もちろん金出してそれを元手に儲けようと思ってのことではない。
「彼らのためになれば」と思ってのことである。

何もなく金銭的な援助とかするわけにいかんからな、
日本でのライセンス権利買ってその金が彼らのところに行けばという考えだったのぢゃが、
よく考えたらその金は彼らんとこ行くんじゃなく台湾のレコード会社に行くからな・・・

まあ実現はせんかったけど、何とも自分らしいやり方だと笑ってしまった・・・

まあまだまだ自分が覚えていない当時のエピソードが出るかもな、
王さん、またチャンスがあったらお邪魔します〜

お世話になった地元の方々も本当にありがとう御座いました〜

UedaUchiage.jpg


ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

Posted by ファンキー末吉 at:06:14 | 固定リンク

2014年10月27日

朝鮮学校のイベント

日本の至る所に朝鮮学校が存在していることは知っているが、
普通に日本人社会だけで暮らしていたら、そこに足を踏み入れたり、
ましてやこうしてそのイベントに出演する機会などは滅多にない。

ワシの場合この辺のおっちゃんおばちゃん達の知り合いが増え、
北朝鮮ロックプロジェクトがきっかけになってこのようなチャンスが増えて来た。

朝9時に学校に入ってみたら校庭には何とも立派なステージが組まれていた・・・

ChosengakkouKouteiStage.JPG

しかも客席にはテーブルまで並べられていて、
「飲むのか?飲むのだな!!」
という雰囲気満載である(笑)

ちなみにテーブルの高さがあまりにも低すぎるのではという疑問が頭をかすめたが、
この時点では「普通のテーブルの数が足りなかったのね」ぐらいにしか思わなかったのだ。

後にこれには長年のイベントによって培われた大きな理由があることが判明する・・・

テーブルには今日のプログラムと屋台で売られている食品等のメニューが貼られている。

ChosenGakkouMenu.JPG

食うのか?食うのだな!!(笑)

とりあえず屋台の営業が始まるまでに自分の物販売り場を確保!!
客も多いだろうということで全てのアイテムを大量に持って来た。

ChosenGakkouBuppan.JPG

ちなみにワシは知っている。
このイベントで立ち並ぶ屋台には実は朝鮮学校存続の大きな役割があることを・・・

前回この学校を訪問した時に、あまりの生徒数の少なさにびっくりした。
6年生などは生徒がおらず、人数の少ない学年は他の学年と一緒に授業をする。

まるで過疎地の学校のようだが、
これも在日が5世6世の時代となり、民族教育の必要性が薄れて来たためなのか、
それよりも気になるのは、そうなると学費による収入がなくなるわけだから当然ながら学校自体の運営が厳しくなるわのう・・・という余計な心配が頭をかすめる。

ちなみに先生は朝鮮語で授業をするので、
少なくともネイティブに近い朝鮮語を喋れる在日の人とかに限られる。

決して本国北朝鮮から教師が派遣されるわけはないのだから、
「さぞかし人材不足やろうなぁ・・・」とまた心配もしてみる・・・

学校の3階にある資料館にはこの学校の歴史が写真と共に綴られているが、
それを見るとまさに「日朝間の政治に振り回されて来た学校」である。

歴代の大阪府知事の歴史の中ではこの学校に多額の援助をした時代もあったし、
ご存知のように橋下知事はその援助を一切カットした。
横山ノックの写真もあったので横山知事の時代は援助をしていた方なのだろう・・・

ここで日本国の税金を使って朝鮮学校を維持するべきかどうかの議論をするつもりはない。
大阪府民が選んだ代表者が自分たちの民意を反映すればそれでいいだけの話である。

ただおっちゃんおばちゃん達は何とか自分たちの母校を存続させようと思っている。

そこで考えついた・・・というか自然発生的なのかどうかはわからんが、
父兄や卒業生たちが自分とこの食材などを持ち込んでそれをここで売って、
そのお金を学校に寄付して存続して来たのだと言う・・・

アジア的というか大阪的というか、その発想の面白さや、
おっちゃんおばちゃん達の母校も大変なんやなぁという思いもあって、
ワシも仕入れ値がかからないいくつかの物販の売り上げは寄付することにした。

ChosenGakkouBuppanKifu.JPG

本当は一番ピンポイントであるこの本をそうしたかったのだが、
本の場合はお金を払って出版社から仕入れるので、
この学校の運営のみならずうちの家計も大変なのでそれは通常に売らせて頂いた・・・

昼頃になると会場にはいい匂いが満載して腹が減る・・・

朝鮮独特のメニューで言うと、まず代表的なチジミ!!

ChosenGakkouChijimi.JPG

日本ではちょっと珍しい(沖縄ではあるそうだが)豚足のおでん!!

ChosenGakkouOden.JPG

定番のキムチ・・・

ChosenGakkouKimchi.JPG

やはり定番の焼肉・・・

ChosenGakkouYakiniku.JPG

え?焼肉?・・・焼肉ってどうやって焼くの?売店で焼いてくれるの?・・・と思ったら・・・

ChosenGakkouShichilin.JPG

何とこの低すぎると思ったテーブルは七輪を置いてちょうどよい高さなのだ!!(驚)

さすがは何十年の間に培われたこのシステム・・・
ちなみに七輪には学校の名前が書かれている七輪もあり、
長年のこのイベントの歴史が伺える・・・

・・・ってか焼肉焼きながら見るイベントって珍し過ぎるやろ!!(笑)

ChosenGakkouEventKaishi.JPG

生徒たちの出し物に続いて焼肉の煙の中でワシの出番!!
叩く前は飲めないからこの匂いが大変なのよ・・・(笑)

そうそう、ワシのつぶやきFacebookの投稿を見て、たまたま大阪にいた落合みつを君がかけつけてくれた。

いや〜勇気あるなぁ・・・
「朝鮮学校」と聞いただけで「怖い」という人や、
ワシがこんなおっちゃんおばちゃんと仲良くしてただけで反感を感じる日本人もいる中で、
わざわざこうして自分から飛び込んでくる歌手もいるんやなぁ・・・

というわけで、せっかくなので一緒に1曲歌ってもらう!!

ChosenGakkouOchiaiMitsuo.JPG

一緒に連れて来たベースの浅田くんは多少ビビってたらしいが(笑)、
いや、みんな来てみたらええんやと思うよ。

実際自分の目で見てからいろんなことを自分で考えればいい。
見えてない部分が多くて論じることがいろんな問題を生んでいるというのも事実やしな・・・

ちなみにベースの浅田くん、新潟から大阪に引っ越して来てまだ1ヶ月で友達もまだ出来てないと言うが、日本人の友達より朝鮮人の友達の方がいっぱい先に出来たな(笑)

そしてこのイベントでワシが一番やりたかったこと。
平壌6月9日高等中学校軽音楽部のみんなと作ったムルムピョをこの朝鮮学校の子供たちとコラボして歌ってもらうことである!!

ChosenGakkouMurumpyo.jpg

あれからもう7年・・・彼女たちとまた会ってこの曲を演奏することは叶わないけど、
海を越えてその同胞たちに歌ってもらうのは感慨深い・・・

次には是非軽音楽部とかと一緒に演奏も生でやってみたいね。
他の朝鮮学校の人からも声かけて頂いたし、来年には是非!!

というわけでライブ終了!!食うぞ!!!

ChosenGakkouKuuzo.JPG

おっちゃんおばちゃん達、いろいろお世話になりました。
7時には酔いつぶれて終了致しました!!

この辺にはしょっちゅう来ますんでまた飲みましょう!!!


ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

北朝鮮ロックプロジェクトまとめはこちら

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2014年10月23日

さようならSoftBank!!もう貴方とは付き合いません!!

iPhone6plusをゲットした。
もちろんSIMフリーである。

ワシのように海外に多く行く人間は日本のキャリアに縛られるわけにはいかんのよね〜
中国に行ったら中国のSIM、香港に行ったら香港のSIM、
タイやマレーシア、最近ではミャンマーでも手軽にSIMをゲット出来るようになったのでそれを挿せば現地で快適にネットや電話生活を送ることが出来る・・・

ところがワシはiPhone4sのまま5には行かなかったので、SIMはまだmicroSIMである。

中国の携帯電話機がmicroで、iPadも古いiPadなのでmicroだし、
ひとつだけnanoになってもややこしいなぁと思ってそのままにしておいたのだ・・・

ところがご存知のようにiPhone6はnanoSIMである。

中国では至る所でSIMをぱっちんと切ってくれるが、
日本では一応その行為は違法とされているようだ。

アホな法律ではあるが、
だから日本ではそれをサービスとしてやっているところはなく、
でもAmazonなんかではSIMカッターが堂々と売られてたりする。

ところがSIMカッターって買ってもその一回きりしか使わないので、
家を探してみると「通常SIM→microSIM」のカッターがごろごろ転がっていた(>_<)

これでまた「microSIM→nanoSIM」カッターを買って、
しばらく使わなくてそれがゴロゴロしてるのも悔しい。

何よりも一応日本国民として違法である行為をするより、
堂々とSoftBankに行ってSIMをnanoに変えてもらった方が早いと思って出向いて行った。

ところがSoftBank八王子の店員さんが言うには、
「ではプランがスマホーダイになります」
と抜かしやがる(怒)

「ワシ・・・別にネット要らんし、電話だけかけられたらええし・・・」

ちなみにワシのSIMは電話だけしかかけられないようにしているプランで、
月々980円である(安い!!)

ネットはWiFiルーターで接続する。
これがSoftBankのやつで、最初の頃は「速い」と喜んでいたが、
使ってるうちにやはり「つながらない」「パケ詰まりする」など不満が続出(>_<)

そうなると月々3880円は高いなと思いつつ、
2年縛りという恐ろしいシステムのおかげで今では娘に使ってもらっている・・・

今ではiijというdocomo回線を利用するSIMで月々1000円ちょいである。

2年縛りが解けたらこんな糞ルーターなどぶち捨ててしまってこれ一本にすれば月々の通信費がどれだけ安く収まるか・・・

まあここでSoftBankにまた月々5000円だの、
安いプランでも月々3000円だののプランに強制的に変更されたのではたまったもんじゃない。

「プランを変えずにSIMのサイズだけ変えてくれたらそれでいいんですが・・・」

ところがこんな簡単なことが日本という国では出来ないのである。
「いえ、必ずスマホーダイのプランになってしまいます」

激怒!!!!!

ネットで調べたらこれは代理店が儲けるために嘘を言ってるという話も出たが、
実はMNPでSoftBankのオペレーターに聞いてみてもそういうことらしい。

上に政策あれば下に対策あり(中国の諺)でいろいろ考えてみる・・・

「ではしばらくその3000円だののプランを使ってみて、
ダメだったらまた元の大きさのSIMで元のプランに戻してもらえますか?」

ワシのこのシステムの唯一の欠点はこの980円プランでは携帯回線から添付ファイル(例えば現在地情報とか)を送れないことである。
ちょっと使ってみてよかったらずーっとそのプランでもよいかもと思ってのことである・・・

ところが店員さんの返事は凄まじかった。

「プランを変えたら最低でも2年間はそのプランになってしまいます」
まあそれは2年縛りなので仕方がないかとも思うが、
「ホワイトプラン自体が今年で終わってしまうので、来年からは全ての契約はスマホーダイとなってしまいます」

まあ今ホワイトプランの人は何も変更しなければ継続のままでいいと言うが、
これにはワシは心底頭に来た!!

これって例えて言うとこういうことではないのか・・・

ワシはここのラーメンが好きでずーっとこのラーメン屋に通っていた。
ラーメンの値段は980円である。

ところがこのラーメン屋がいきなりこう言いだした。

「ラーメンだけのメニューはありません!!
必ず餃子とラーメンとビールのセットになってしまいます!!
値段は合わせて3000円です、お得でしょ!!」

お得でも何でもない!!
ワシはお前んとこにラーメンを食べに来ているのだ。
餃子とかビールとか要らんし!!

同様にSoftBankには万が一かかってくる時のために電話番号だけが必要で、
その他の繋がりにくいネットとか要らんし!!

餃子とビールが飲みたかったらワシは他の店に行く!!
お前んとこにはラーメンだけを食べに来てるんじゃ!!

お前んとこも電話会社やったら電話回線だけを売れ!!っつうこってある。

SIMカッター買って来て、
もしくは次に中国に行った時にカットしてもらえば今まで通り使えるのであるが、
このままこんな会社と付き合うのがほとほと嫌になったのでMNPでiijに乗り換えることにした。

音声付きSIMで月々1600円!!

来月には今のiijのSIMを解約して、
SoftBankのルーターも解約すればデザリングも出来るしこれだけでよいではないか!!

ネットで注文したらSIMが届くまで電話が不通になってしまうので、
即日乗り換えが出来る都内のビックカメラに行ってきた。

案内のお姉さんがもの凄い親切で好感が持てる。

いろいろ手続きをして30分後にはSIMを渡してくれるというので飯を食ってまたビックカメラに戻って来た。
もらったSIMをiPhone6に挿してちゃんと通話やネットが出来るか確認・・・

「APN設定はお済みですか?」
さすがプロ、iijのSIMは自分でAPNを設定せねばならないのだ。

「済んでますよ〜OS8から手動で出来なくなったんですよね〜
プロファイルをDLしてやりましたよ〜」

など無駄話を叩く。

「あら、お詳しいですねぇ・・・」
に答えて、なぜこんな発言をしたのか自分でも不思議なのだが・・・

「はい、週刊アスキーに連載してたりもして、デジタルにはちょっとウルサいんです」

そこでその店員さんが思わぬ発言をした。

「そうだったんですか・・・八王子のお店には一度伺ったことがあります」

え?!!!
呆然とするワシに店員さんがちょっと慌ててこう答えた。

「はい、私・・・渡辺英樹さんが大好きで一度ライブを見に伺ったんです・・・」

おいおい、昨日の夕方まで一緒におったがな・・・

というわけで今日のライブには仕事のため来れないそうだが、
今月のライブには是非どこかで見に来て欲しい!!


ツアーお疲れさんライブ

10/23(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A
http://www.livebarxyz.com
開場:18:30 開演:19:30 当日のみ4000円(+ミニマム1000円の飲食代が必要です)


都内近郊ツアー

10/28(火)さいたま新都心Heaven's Rock
http://www.heavensrock.com/index.html
開場:18:30 開演:19:00
前売3500円当日4000円

10/29(水)新宿Wild Side Tokyo
http://ws-tokyo.com/
開場:18:00 開演:18:30
前売3500円当日4000円

10/30(木)柏Thumb Up
http://www.kashiwa-thumbup.com/
開場:17:00 開演:17:30
前売3500円当日4000円

10/31(金)熊谷Heaven's Rock
http://www.heavensrock.com/index.html
開場:18:00 開演:18:30
前売3500円当日4000円

Posted by ファンキー末吉 at:14:35 | 固定リンク

親の腹見て育つ

VoThM西日本ツアー、
今回は小畑秀光のスケジュールがバッティングしてしまったため、
18歳免許取立ての娘をわざわざ学校を休ませてまで運転手として連れて行った。

聞けば小学生の頃から
「あと何年で18歳や〜」
と聞いていたらしい。

高い教習所の金も出して免許を取らせたのはこのためだと言っても過言ではない!!(?)

VoThMの渡辺英樹さん、丸山正剛さんも免許があるので
別に3人で交代に運転すればよさそうなものなのだが、
それはそれこれはこれ、ThatはThat、ThisはThisで、3人とも飲むのでどうしても運転手が必要なのよ〜・・・

「親の背中を見て育つ」とはよく言ったもので、
かく言うワシも儲かりもしないのに客商売をやったり、
中国WEEK(次は12月に開催予定)などで自ら鍋を振ったり、
気がつけば親と同じようなことをやってたりする・・・

まあ別に娘にワシと同じ人生などは歩んでもらいたくはないが、
親がどのようなことをして金を稼いで、
それでお前が今まで育って来たんだよというのは、
子供としてはチャンスがあれば一度は見とかなければならないことだと思う・・・

というわけでギャラは末吉物販の売り上げの1割!!
これがVoThMファンには売れないのよ〜・・・

最終日までの娘のギャラは960円(笑)

最終日には渡辺英樹がMCで、
「このオッサンに金あげるのが嫌だったら、直接えりちゃんにギャラあげて下さい!!」
というのを受けて、本当に物販買わずに娘にギャラ渡す客も現れた(驚)

あかんよ〜あかんよ〜実益もないのに金あげたら〜
ワシらミュージシャンは客が入らんかったらホントに実入りゼロやからね〜・・・

それも含めてミュージシャンの厳しさや、
いろんなものを娘に伝えるべく連れて行ったのであるが、
予想に反してグルメが非常に楽しかったらしく、
「また行きたい〜」
とご満悦・・・

渡辺英樹さんなんか昼からワイン飲んで、
「大人っていいだろ〜楽しいだろう〜」
などと言い出す始末(>_<)

うーむ・・・これでは当初の目的とは大きく外れてしまって、
親がただアホなことやって遊んでる姿しか見せれてないではないか・・・

ツアーで1kg太ったワシのお腹を見ながら、
「これやったら親の背中見るんやのうて腹見て育つやね〜」
と娘(>_<)

しゃーないな〜・・・でもパパも時々は頑張って仕事してるんやからな・・・

MusumetoSteak.jpg

MusumetoYakiniku.jpg

Posted by ファンキー末吉 at:09:26 | 固定リンク

2014年10月20日

この格好のどこが悪いっつうの?!!

VoThMツアー真っ只中・・・各地でワシの格好が波紋を撒き散らしているようだ・・・

中国で北京や青島の道を歩いていても誰も何も言わないのに、
日本でツアー中どこを歩いても何か人の視線を感じるだけでなく、
娘の友達にまで「あれはどうかと思うよ」と言われる始末・・・(>_<)

この格好のどこがあかんっつうの!!!

KonoKakkounoDokoga.JPG

ちゃんと赤色を基調とした「コーデネート」っつの?・・・ちゃんと出来てるやん!!

しかし反応をリサーチするに、どうもこの「中国」っつう文字があかんらしい・・・

「お前は左翼か!!右翼が殴り込みに来るぞ!!」
と西野やすしさんに言われたが、
いえいえ私のジャージは二井原実さんから頂いた自衛隊に納めているという筋金入りのジャージ、ちゃんと日の丸も入ってます!!

KonokakkouHinomaru.JPG

右翼よ、殴り込みに来るなら来い!!
ワシは日の丸背負って街を闊歩してるミュージシャンじゃぞ!!

「中国」の文字に比べて大きさが小さいと言うなら仕方あるまい、
園部のイベントの時に頂いた日本国京都製造男前豆腐店のタオルを頭に巻いてやろう!!

KonoKakkouKanseikei.jpg

よし、これで完璧!!!・・・(なはず)・・・
あとは日本国民が早くワシのセンスについて来れるようななるのを待つのみやな・・・

いつの時代もファッションリーダーは辛いのう・・・

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2014年10月16日

上田ライブ決定!!

こんないきさつがあって上田でひとりドラム出来るところを探していたのだが、
さすがはFacebook、地元の人がライブハウスを紹介してくれて11月23日にまずライブハウスでひとりドラムが決定した!!


ひとりドラムin上田

場所:上田Loft

17時半開場18時開演
チャージ:2000円(ドリンク別)

地元の対バン大募集!!(こちらへメールを)
30分ぐらいの演奏で、ノルマはありませんが10人ぐらいのお客さんは呼んでくれるバンド求む!!
アマチュアコピーバンド、おっさんバンド大歓迎!!

終演後はファンキー末吉と飲みましょう〜


そしてこれだけではない!!
やはり当の王さんところでライブが出来ないものか・・・

地元の人にどんなところかリサーチに行ってもらった。
その結果がこんな感じ・・・

王さんとお話ししてきました。
「おっきなホールでライブ出来るヒトが、なんでこんな所で叩かなきゃいけないんだろうねぇ」
って言ってましたよ(笑)。
「うちは狭いから、この角にドラムをセットしたら、20人くらいがやっとかな。」
「この店で大音量でロックは無理よ・・・」

そこでもっと詳しく近所の状況を調べてもらう・・・

所謂、"閑静な住宅街"です。
でも、敷地は広いし、お隣とはそれなりに距離もあるし、
「この位の音なら大丈夫。」って掛けてくれた音源はそこそこの音量でしたけどね。

というわけで「じゃあやっちゃえ〜やっちゃえ〜」ということに相成った!!(笑)


ひとりドラムと中国のお話in王さんのお店

場所:上田市上田1483の4「中国家庭料理 王記茶屋

時間:15時頃から
チャージ:無料(数千円程度の飲食をお願い致します)

終演後夕方から中華料理を食いながら中国のお話を〜


中国のお話は最近はひとりドラムのフルメニューでも触れたりしているが、
そりゃ25年間あればいろいろ面白い話はある(笑)

特に王さんと私の共通の友人たち、
中国ロックの創始者たちのお話が盛り上がると思うな・・・

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2014年10月15日

尾道城2000万円で売ります?!

VoThMツアーが始まった・・・

初っ端は尾道!!
何故かと言うと渡辺英樹、丸山正剛のお二人が前の日に松山なので、
そこから近いところでということでブッキングした・・・

いや、早い話がワシ・・・この街が大好きなのぢゃよ・・・

ツアー経費の中で一番経済的に圧迫するのがホテル代なので、
四国や岡山などは無理してでも高知の実家まで帰り、
関西圏は大村はんとこに泊めてもらうというスケジューリングにするが、
尾道だけはゆっくりしたいということでホテルを取った。

安いところを探していたのだが、
何と偶然この尾道城の隣・・・

HitoriDrumOnomichiOnomichieki.JPG

この白いビルがそのホテルなのぢゃが、
奥さんがタイ人であるというオーナーさんが建てたというこのホテル・・・

こんな山の中に素敵なタイレストランもあり、
残念ながら平日はランチをやってないということから今回は食べることが出来なかったが、
次回は移動日にでもここで泊まってタイ料理を食いたいなと思うような素敵なホテル・・・

OnomichiVieHotelSeizan.JPG

部屋からは尾道の街が一望出来る・・・

OnomichiViewHotelView.JPG

素敵だぁ・・・

そしてお隣は尾道城・・・こんなに近くで初めて見たぁ・・・

OnomichijouNearView.JPG

聞くところによるとこのお城、2000万円で売りに出されているらしい(驚)

水道と下水は引かれてないらしいが、
そんなものは何とかなる!!誰か買わんか?!!!

ワシだったらガラス張りの天守閣の真ん中にジャグジーを置いて、
四方八方見下ろせる風呂場にするぞ!!(笑)

毎日タイ料理食えるし・・・2000万誰か貸してくれんかのう・・・返せんけど・・・(笑)

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2014年9月16日

働け!!心を豊かにするために!!

怒濤のアーリー爆風ツアーも終わり、
すぐにひとりドラムツアーにつながって、
気がつけばワシは24本連続ライブということになっているらしい・・・

いや、人はびっくりするけど別に大したことじゃないぞ。

好きな音楽やって少々でもお金もらって、
それで土地土地の美味しいもん食ってまた次の土地に行って・・・

理想の生活ではないか・・・(笑)

家に帰らないので嫁から自宅に届いた郵便物をどどんと渡されている。

そういうのをチェックするのが基本的に嫌いなので、
よっぽどヒマが出来た時にホテルでゆっくりとチェックするのだが、
そこで娘の大学の学費の振り込み用紙が出て来た・・・

60万!!!!(◎_◎;)・・・やっぱ私立は高いのう・・・(>_<)

支払い期限は今月末までなのだが、
ワシはこのまま24本目の盛岡が終わったら10月10日まで中国に行ってしまうので明後日までに振り込んでしまわねばならない。

ほなということで慌てて金策を始めるのぢゃが、
その「モード」というのが実は精神的にあまりよくない。

ワシは基本的に楽天的な性格なのぢゃが、
何かの拍子に精神がローに入るとどんどんとモノを悪く考え出してしまう自分がいたりする。

今回は前日の福島で物販で本と亜洲鼓魂が売り切れたというので、
そうなる前にと補充を発注したのだが連休とかで今回の郡山に間に合わず、
そうなると当然セルチャンスを失うことになるのだから収入が減る・・・

あかん!!ワシはもうあかん!!貧乏や・・・
などと全てを悪い方に悪い方に考えてしまったりする・・・


そんな中でとあるFacebookの書き込みを見た。
何のことはないとある中国人フレンドの普通の書き込みである。

名を王さんと言う・・・
実は北京の黒豹の友人で、90年に彼らを通して日本で知り合った。

ところが彼に関しては実はちょっとだけ、本当にちょっとだけ心にひっかかってることがあったのだ。

もう20年以上前の記憶なので定かではないが、
確か武蔵小山のお祭りに一緒に行った時、
「お金に困っている」というので10万円かなんか貸した記憶がある。

「働いてきっと返しますから」
と彼はその時言ったのは覚えている。

しかしそれを本当に返してもらったかどうかの記憶がない(>_<)

彼とはFacebookメッセージでいろいろやり取りするのだが、
彼の態度の中に別に悪びれた様子はないので、
これはきっともう返してもらったのだろうと思っていたのだが、
その肝心の「返してもらった記憶」がないのでそれが心にひっかかってしょうがないのだ。

精神状態がいい時には
「いや、覚えてないけどきっと返してもらったはずだ」
ぐらいに考えているものが、精神状態がローに入ると、
「いや、きっと返してないのにしらばっくれてるんだ」
なんてことも心をよぎったりする・・・

楽屋でちょっと時間があったので彼にこんなメッセージを送ってみた。

「王さん、ちょっと言いづらい話をします。
前から気になってたんですが、90年に出会って一緒に武蔵小山のお祭りに行った時に確かお金を貸してくれということで10万円貸したと思うのですが、それってあれから返して下さったでしょうか・・・
どうも頭の中で気になって仕方ないものですみません」

まあ失礼だとは思うのだが、ワシにしてみれば前回のこんないい話もあるので、
まあ「忘れてました」で10万円が戻ってくればそれはそれで非常に助かる・・・

しかしその王さんから帰って来た返事を見てワシは自分のことが恥ずかしくてしょうがなくなった。

こんにちは、あの時ちょっと北京に帰って父親が急になくなり、それで二ヶ月間向こうに滞在して、戻ってきたら家賃が溜まり仕事もなくなり、末吉さんに相談したら、十万円貸してくれたですが、その後返そうと言ったら末吉さんが返さなくてもいいって言ってくれて、そのお金は末吉さんのために仕事の報酬としてとってくれと言ってくださって、当時黒豹とあの歌のやりとりがあっていたもんで、私は向こうの仲間みんなこのことを言ったし、本当に一番困った時助けてくれて今でもそう思います。ここでも言ったことがあります。もし、必要があるなら、急に揃えないが、少しずつ返します。今中日関係のせいで商売とてもしつらいでぎりぎりです。

穴があったら入りたいとはこのことである。
彼は決してワシからの借金を忘れて厚顔無恥でワシとメッセージのやり取りをしていたわけではない。
ワシが胸を張って「報酬」としてそのお金を「あげた」のだ。

人間とは何と都合のよい記憶だけを覚えていて都合の悪い記憶は忘れてしまうものか・・・
そして「貧乏」とは何と心を貧しくしてしまうものか・・・

ワシは王さんに平謝りに謝り、改めてそのお金は返す必要がないものだと伝えた。

あの頃、彼が動いてくれて中国といろんなやり取りをしてたから今のワシの地盤がある。
彼が向こうの仲間に言ったというこの話は、
改めて今のワシの中国での絶対的な「信用」になっていると思う。

「ファンキーは絶対に友達を裏切らない」
これは中国で生きてゆくためには絶対に必要な「信用」である。

王さんの向こうの仲間のひとり・・・今では大プロデューサーになってワシに一番仕事をくれているLuanShuは、
ワシが中国でスタジオミュージシャンの仕事を始めたばかりの時、
仕事を取られた中国人ドラマーにこう言われたという・・・

「あなたも外国人に与える仕事があるなら、ぼちぼち中国人ドラマーにももっと仕事を与えるべきなんじゃないですか」

その時LuanShuは笑ってこう言った。
「バカだなぁ・・・何言ってんだ?ファンキーは中国人じゃないか!!」

中国人なら困っている中国人を助けて当然のことなのだ・・・

何も中国に地盤が欲しいからやってたことではない、
困ってる人がいるなら助けてやるのは当然のことだろう・・・

ましてやあの頃は有り余るほど金を持ってた頃だから今と違って10万円なんて何でもない金である。

王さんはそのままFacebookメッセージで思い出を語る。

お金を貸してくださった時
90年に出会って一緒に武蔵小山のお祭りに行った時
ではないです
私北京から戻ってきた時です。
あの日お宅で美味しいカレーを食べました。

おう・・・そうだったのう・・・
そして彼のメッセージは、また「末吉さんは私の恩人です・・・」と続く・・・

ひぇー!!!やめてくれ〜!!恥ずかしくて穴に入りたい・・・

彼との長い長い思い出話の一段落した頃、
今度は彼の奥さんからFacebookでメッセージが届く。

家内でございます。
主人が大変お世話になりました。
主人からいろいろ聴いておりました。
恩人であると。
本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。
今後とも、主人をよろしくお願いします。

ひぇー!!!奥さん!!!ワシはもう恥ずかしくて自殺したい!!
そんな旦那さんを心の隅っこで少しでも疑ってしまったんだから・・・

ワシとのやり取りが終わった後、王さんはきっと奥さんにもこの話をしたんやろうなぁ・・・
恥ずかしいなぁ・・・いやぁ・・・全くもってワシは恥ずかしい!!!

というわけで今度ワシは王さんが暮らす長野県上田市に行こうと決めた。

誰か上田でひとりドラムをブッキングして〜!!!

王さんは上田で中華料理屋をやっとるというので、
上田でひとりドラムやってその打ち上げをその中華料理屋でやるのぢゃ!!

上田市上田1483の4「中国家庭料理 王記茶屋

せめてもの罪滅ぼしにお客さん全員そこに連れて行って打ち上げして「まぼろしの商売繁盛えらいこっちゃ(古っ)」ぢゃよ!!


・・・なんてことを考えたりしながら、反省も兼ねていろんなことを考えた。
精神をローに入れないためにも、ワシの場合やっぱ仕事をしよう、と・・・

金なんか働けば必ず入って来る!!
多くはなくても必ず増えるのだ!!

足りなければもっとライブを入れればそれでいいではないか!!

「休みたい」なんて言ってるヤツは往々にして一生休んでるような人生を送ってる。
天は「働きたい」と思ってるヤツにしか「仕事」を与えないのだ。

「働け!!」などと言うとバブルの頃の過労死を連想して反感を買うかも知れないが、
ワシの仕事は基本的に「自分の好きなこと」をやっている。

言わば「命がけで遊んでいる」みたいなもんである(笑)

これで少々でもお金をもらえるんだったら、
まあ大きく言えばこれは「天が与えた仕事」である。

大切なのは老い先短いこの人生であと何本この天が与えたこの「仕事」が出来るかということである。

昨日はお客さんが2人しかいなかったが、
それでもその2人を目一杯幸せにしてやった。

休んでたら少なくともそれは「ゼロ」だったではないか・・・

この先、何人の人を幸せに出来るか知らんが、
天がその「仕事」を与えてくれたのだったら、
ワシはやっぱ生ある限りその仕事を多くやっていかなあかんな・・・

そう考えてさえいればきっとワシのこの卑しい心もちょっとは豊かになるのではないか・・・

などと思ったのである。


というわけでこのひとりドラム、上田をはじめそれ以北はまだいったことないので、
どなたかブッキング出来る方は是非ブッキングして下され〜


今回のツアーも残すところあと3本!!

2014/09/17
仙台 BARTAKE

2014/09/18
岩手 紫波情報交流館

2014/09/19
盛岡おでってホール(プラザおでって)

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2014年9月14日

アーリー爆風トリビュート終了!!

いや〜ワシの人選の勝利やな・・・小畑秀光よく頑張った!!

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考えてもみて欲しい、これが例えばギターボーカルではなく立ちボーカルとギタリストで、ボーカルがハゲヅラなど冠ってたりしたらもう最悪である。

まあ恐らくほーじんもそうだったじゃろうが、
ワシは別に中野や河合の「代わり」を求めてたのではない。

ほーじんが爆風銃の時に言ってたように、
「クラシック・カーをレストアして走行会をやりましょう」なんてワシもクソ食らえである。

爆風スランプの名声はほーじんを含めた各メンバーに大きな「財産」を与えてくれたが、少なくともワシはその「財産」を無駄遣いして生きてきた覚えはない。

現代の最高のエンジンを積んで、どんなスーパーカーでも適わないような「走り」をしてこそその「財産」にプラスの何かを積んでいるものだと信じている。

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最初に「お色気の秘宝館」というバンドを見た時、
「俺たちは昔何てアホな曲をやってたんや・・・」
と大笑いし、その場でほーじんに
「あんなアホな曲ばっかりやるバンドやらんか?」
と電話した。

当然あの頃よりももっと強烈な演奏が出来る自信があったし、
ギターボーカルとして小畑秀光は欠かせないものとして頭の中にあった。

ヤツがメタルギタリストであることから、
中野や河合の持つ方向性とは全く別のものが生まれるだろうことも頭にあった。

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かくして予想通り小畑秀光は頑張った。

「ファンキーさんもほーじんさんもピンであれだけ凄いのに、
二人が一緒になるとこれほどもの凄いものになるんだ・・・」
とオーディエンスを唸らせたこの二人が、
30年前と同じ、いやもっと大きな「怒り」と「パワー」をぶつけて来るのを背中で受けて、
それこそ死に物狂いでプレイせねば殺されてしまいかねないステージである。

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ギターを置いて河合のように客席に飛び込んだりするので、
「別に客を笑わせる必要はないんやで」
と言うと、
「違うんです!!そうでもしないと誰も僕の方を見てくれないんです(涙)」
と答えたのには笑った。

EarlyBakufuKutsu.jpg

彼は彼で真面目にあのおアホなナンバーを一生懸命コピーして死に物狂いで演奏していたのだ(笑)

「東の島にブタがいた」という曲があるが、
作品化された曲はキョンキョンが歌ったVol.2と、それを爆風でセルフカバーしたVol.3だが、
もともとのVol.1というのがあって、
そのギターソロ部分で小畑が奇妙きてれつなフレーズを弾いているので、
「絶対これステージでチューニングをせんかった河合の弦が一本緩んでるかなんかでこうなってるんちゃうか」
というようなフレーズでも完璧にコピーしてた(驚)

イントロ部分でピートタウンジェントのように手を回すパフォーマンスもやってるうちに思い出したなぁ・・・
30年間やってない曲でも身体って覚えとるんやなぁ・・・と感心。。。

EarlyBakufu3ShotButa.jpg

たいやきの口上もやらせて頂きましたでぇ〜
しかも八王子では「二井原実はハゲだ〜!!」のバージョンアップ(笑)

EarlyBakufuTaiyakiKoujou.jpg

たいやきも咥えます!!

EarlyBakufuTaiyaki.jpg

靴も咥えます!!(小畑が)笑

EarlyBakufuSandal.jpg

何とかと煙は高いところに昇ると言うが、
やっぱこいつも何とかやな・・・(笑)

EarlyBakufuTakaitokoro.jpg

それにしても江川ほーじんが楽しそうに爆風の曲をやっているというだけで号泣したアーリー爆風ファンも少なからずいたという話である。

EarlyBakufuWarai.jpg

前回の手数セッションvs五星旗3rdのツアーファイナルの時、遊びで「えらいこっちゃ」をやったのだが、
田川くんが「こんなにリズムがバッチリあってるリズムセクションってないですわ」と言ってたが、
確かに今「えらいこっちゃ」をやってみるとドラマーとしてちょっと昔と違うところがある。

昔はソロの時に「右手ー左手ー右足」の6連符がやっとだったが、
爆風後期には「両手ー右足ー左足」の6連符でシンバルなども組み合わせて叩いていたし、
今ではやってみたらツーバスの6連も余裕で出来る。

別に出来るからどうだということはない。
要は手足が速く動くということはその速いリズムでの「リズム感」が生まれるということでもある。

まあこれはワシ自身のリズムに対するモノの考え方なのだが、
16分音符でしか叩けない速度だとするとリズムのズレは32分以内で敏感に処理されるとすると、
32分で叩ける速度だとするとその誤差は64分以内になる。

ワシもほーじんも、もうこの速度の曲では6連でソロをとれるわけだから、
共通にそれより細かいところでリズムのヨレを修正する。

共有している音符が細かければ細かいほどそのヨレの修正は細かくなるからね・・・

別にその音符を実際に叩いているかどうかの問題ではない。
潜在的にその速度の「リズム感」があるかどうかの話である。

江川ほーじんが毎回あの3200Wのアンプを持ち込むのだって、
「小さいアンプで目一杯鳴らす」よりも
「大きなアンプで余裕を持って鳴らす」方が音がよいからである。

リズムだって速く叩けるのにこしたことはない・・・

EarlyBakufuHojin.jpg

兎にも角にも毎回ライブは大盛り上がりに盛り上がったが、
いかんせん連続11本のライブはちと無謀だった・・・(>_<)

ほーじんに至っては毎日数百kgの機材の搬入搬出をして、更にはその機材車の運転までして次の土地に行くのだ・・・

命がけで手伝っている小畑秀光ももうヘトヘト・・・
ヤツは歌も歌っているからな・・・

EarlyBakufuObataAori.jpg

このプロジェクトはもうこれで「解散」なのだが、
当然のごとく再再結成を望む声も多く、
「どうする?小畑ぁ・・・」と言うと、
「もう勘弁して下さいよ」という涙目でこちらを見る・・・

よっぽどしんどかったんやな(笑)

最終日はライブ終了後に小畑は帰ったのだがほーじんも含め何人か残っていた人間に、
スージー森が昔の爆風秘蔵音源をみんなに聞かせて大笑い。

いや〜まだまだアホな曲がたくさんあるなぁ・・・

特に「ゆかいな坊さん」という曲はワシもほーじんも床を転がり回って笑いこけたぞ・・・
いつもライブの最後にやってた「代表曲」やと(笑)アホ過ぎる〜・・・

「この曲は一回またやらないかんやろ・・・」
とワシとほーじんは意気投合するのだが、
肝心の小畑がもう潰れておる(笑)

みんなTwitterやFacebookで彼をフォローして励まして、
「ゆかいな坊さん聞きたい〜」とメッセージを送ってやって下さい〜

小畑がその気になったらまたやりましょう(笑)

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2014年9月 9日

タムホルダーの共振

長かったようでホントに長かった(叫び過ぎて喉カラカラ)アーリー爆風ツアーもあと残すところ3本!!

9/9(火)佐野ケン
9/10(水)新横浜New Side Beach
9/11(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A

なのだが、11本全部それぞれの小屋のドラムセットを使わさせて頂いて、
実は昨日の渋谷RUIDO K2のドラムセットのチューニングには一番てこずった。

私は長くパール楽器のモニターをやらせて頂いているが、
実はYAMAHAだろうがTAMAだろうが、日本のメーカーはもう世界レベルなので、
今さらどのドラムの音はダメだということはない!!(キッパリ)

大事なのはやはり「チューニング」である。

ところがドラムは生き物で毎日音が違うので、
昨日のようにいくらチューニングしても鳴らないというのはたまにある。

ヘッドが死んでたりタイコが歪んでたり、ネジが錆びてて触感が狂ったり、
いろんな原因でどうチューニングしても鳴らないことはある。

右側に江川ほーじんの3000Wのベースアンプ、
左側に小畑秀光の180Wのギターアンプをフルに鳴らされた日にゃぁ、
鳴らないドラムセットでライブをするのは竹槍でB29にケンカ売るようなもんである。

今日の佐野KENのドラムセットはよく鳴ってくれた。
ところがここで問題なのはタムホルダーの共振である。

何をもって「よく鳴る」かと言うのは様々だろうが、
ワシはタムというのは「ボーン」と音が伸びるものだと思っている。

打面と裏のヘッドの張りを同じにするとその音は一番長く伸びるのだが、
裏を打面よりちょっと張ってやると「ドーン」とベンドダウンするチューニングとなる。
(まあ最近はだいたいのドラムには表に厚いヘッドを張るので必然的に裏より低いチューニングとなるのであるが・・・)

ところがそのよく鳴っているタムをタムホルダーにマウントした途端に「ブツッ」と音が切れるようになってしまうことがよくある。

原因がそのタムの音程の周波数にタムホルダーの共振が一致したから振動が吸収されてしまうからである。

これを解決するにはまずタムに挿すタムホルダーの深さを調整することから始める。
一番奥まで挿しているのならもっと浅くしてみるというものである。

2つタムをマウントする場合はお互いのタムが共鳴するので、
これは両方挿してみてその共鳴具合を見てみるしかない。

どの長さにしても共振して吸収されてしまう場合はもうチューニング(音程)自体を変えるしかないのだが、
せっかくよく鳴るようにチューニング出来て、それをまた最初からやり直すのは惜しいという場合は、
今日のドラムセットのようにセッティングを少し変えてみるしかない。

TomHolderKyoumei.jpg

ちなみにこの写真、スティックが向いている方向が正面である。
ロータムがいびつに手前にセッティングされているのが分かると思う。

これは両方のタムがタムホルダーを一番浅く突っ込んだ時だけにしか鳴ってくれなかったので仕方なくこうなったのである。

通常のようにタムホルダーを左右に開いてしまったら途中に大きな空間が出来てそれこそ叩きにくいからね・・・

まあロータムが手前に来ているのと、そのおかげでフロアがちょっと後ろに下がっているの以外は、
まあそんなにいつものプレイとは変わらない。

要は鳴ればそれでいいのである!!(キッパリ)

江川ほーじんとガチで爆風初期のボツ曲を演奏して来た数日間。
あの時と同じように「お前になんか負けてたまるか!!」とガチで勝負して来た。

お互いあの頃よりももっと上手くなっている。
でも「向こう見ず」はあの頃からは少しも退化してはいない。

鳴れ!!ドラムセット!!今日も命がけの勝負をするのだ!!お前も命がけで鳴れ!!

9/9(火)佐野ケン
9/10(水)新横浜New Side Beach
9/11(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A

が終わったらひとりドラムツアーに出ます!!

2014/09/12
ファンキー末吉ひとりドラム@鶴ヶ島ハレ
2014/09/13
ファンキー末吉ひとりドラム@佐野ケン
2014/09/14
ファンキー末吉ひとりドラム@宇都宮BIG APPLE
2014/09/15
ファンキー末吉ひとりドラム@福島AREA559
2014/09/16
ファンキー末吉ひとりドラム@郡山Club#9
2014/09/17
ファンキー末吉ひとりドラム@仙台
2014/09/18
ファンキー末吉ひとりドラム@岩手 紫波情報交流館
2014/09/19
ファンキー末吉ひとりドラム@盛岡

詳しくは私のスケジュールページを!!


ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

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2014年9月 1日

アーリー爆風ツアー開始!!

人の「縁」というのは不思議なものだが、
ワシがここまでやって来れたのはその「縁」に対して積極的に飛び込んでゆく性格だったからではないかと思う。

もともと両親が商売をしてたので鍵っ子みたいなもんで人恋しい性格だったっつうのもあるし、
コネも何もない東京に出て行ってひとりやってゆくには「仲間」を作らねばならないので地方出身者としては命がけで友達を作ってたっつうのもあるが、
この男とどうやって知り合ったのかがずーっと謎だったのだが、
久しぶりに再会して飲んでみるとなるほどなと思った。

MoriTakashi.jpg

まず話は爆風デビュー当時の神戸チキンジョージのライブに始まるが、
その時に当時の血気盛んなマネージャー「O」が、
見ればステージ最前線で警備をしながら最前列の客と殴り合いの喧嘩を始めよった。

終演後に
「どんな理由があろうと客を殴るとは何事ぞ!!」
と説教をし、その客に誤りに降りて行った。

ワシの記憶ではその時に殴られた客が彼だと思ってたが、
よくよく聞くと彼はその時の付添いだったらしい。

そして数年後、彼は東京に就職し、
偶然にもワシが住む「戸越」というところにその会社の寮があった。

そして戸越の道端でワシを見かけ、声をかけたのだ。
「末吉さん、あの時の神戸チキンジョージ覚えてますか?」

「おう!!あの時の!!!」
と言うが早いか、
「じゃあ飲みに行くか」
というわけで一緒に飲みに行ったのだと言う・・・(笑)

その辺がワシの性格のちょっとおかしいところで、
当時は1万1千円の風呂なしのアパートだったので、
確か銭湯で声をかけられた若者とも一緒に飲みに行って仲良くなった記憶があるが、
それは彼とはまた別の人間だったようだ・・・(笑)

そうそう、そう言えば彼の寮には風呂があった。
だから銭湯が終わった時間に風呂に入りたくなると彼に電話をして
(もちろん携帯などない時代なので寮に電話をする)
そのまま彼の寮に行って風呂に入ってたなぁ・・・

会社の人間も、風呂に入ったらでーっかいアフロへヤーの知らない男が入ってるのでびっくりして、それを彼が一生懸命言い訳してたらしい・・・(笑)

また、当時はビールの自動販売機が夜11時になると販売停止になってしまう時代で、
彼の寮の中の自動販売機は夜中でも売っていたので、
ビールを飲みたい時は彼の寮に行く、
もしくは電話して「ビール持って遊びに来い」と言う・・・(笑)

そんな中で、彼にはいっぱい当時の秘蔵音源をコピーしてやってたのだ。

今回のアーリー爆風トリビュートツアーでやるかも知れない候補曲として昨日の豊橋AVANTIでも演奏した曲・・・

希望~私はこういう人になりたい →84/12/10九段会館

ふんだりけったり→闇アルバム

ええじゃないか→出所不明

ゴジラの愛→83/6/18 屋根裏

ポックリクラブ→84/12/10九段会館

東の島にブタがいた →闇アルバム

ありがとうEVERYBODY→84/4/6 チキンジョージ(神戸)

よいこの動物園→84/12/10九段会館

などは全部彼のその音源をデジタル化して送ってもらったものである。
(ありがとうEVERYBODYは演奏せんかったな、今日の浜名湖WATTSでやってみよう)

それだけではない、なんとワシは「RUNNER」という曲が出来た時に彼に電話して、
「絶対ミリオンヒットする曲が出来たから聞きに来い!!」
と彼を呼び出してその出来たてのデモテープを聞かせたと言うのだ(驚)
(もちろん「ビール買って持って来い」と言ったのは疑いの余地はない)

つまり彼はRUNNERのメロディーを最初に聞いた人間ということになる(笑)

またワシに彼は当時こんなことも言ってたという話も聞いた。

「この1万1千円のアパートはな、
ワシはここから出てブレイクしたからいつまでもこのアパートは置いて置こうと思う」

実際ワシは数年間そのアパートの一部屋をドラム部屋として倉庫代わりに使っていたが、
確かに何か辛いことがあるといつもそのドラム部屋に行って寝たりしてた。

「俺はここから出て来た」
という意識はワシの人生観の中では非常に大切な感覚らしく、
まあ当時はスターダムと自分の音楽との狭間で苦しんでいたから、
「いざとなったらまたここからやり直してやる!!」
という「覚悟」は自分にとってもとても大切なものだったのだろう。

その後それを中国に見つけたからドラム部屋は解約、
あの戸越のアパートはまだあるのかな・・・

今度東京に帰ったら一度見に行ってみたい・・・


そんなこんなでその頃のアーリー爆風の楽曲を演奏するツアーが始まった。
昨日の公開リハーサルに続いて今日の浜名湖WATTSから「本番」が始まる。

昨日も江川ほーじんが曲に関するエピソードをいろいろ喋ってたが、
中野や河合が構築する「変な」世界観に対抗して、
ワシとほーじんは一生懸命「自分」をそのプレイに入れてゆく。

そうしなければ「アイデンティティー」が崩壊してしまうのだ。

その後爆風スランプはポップ路線を突き進み、
「国民的ロックバンド」というわけのわからんアイデンティティーを得ることとなるが、
ほーじんはひたすら「FUNKベース」というアイデンティティーにこだわり続けた。

普通だったらこの8分弾きを指で弾くところを、
一生懸命考えて考えてあのチョッパーフレーズで弾く・・・
セクションは当時好きだったいろんなバンドからパクった(笑)

「こんな凄いセクションやってるバンドなんかおらんかったからな!!カシオペア以外」
っつうのは笑ったな・・・

そんな時代のプレイが30年の時を経て再現される。
まさしく「人間性根は変わらんな」である。

今は仲良くやってますがいつまた喧嘩別れしてツアー中止になるやもわかりません。
お早いうちに一度目に焼き付けに来て下さい!!

9/1(月)浜名湖WATTS 初日
   OPEN19:00/START20:00 前売:3500円 当日:4000円

9/2(火)名古屋ell Fitsall 2日目
   OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円

9/3(水)神戸チキンジョージ 3日目
   OPEN1830/START19:00 前売:3500円 当日:4000円l;

9/4(木)京都RAG 4日目
   OPEN18:00/START19:30 前売:3500円 当日:4000円

9/5(金)四日市EAST 5日目
   OPEN1830/START19:30 前売:3500円 当日:4000円

9/6(土)浜松窓枠 最終日(解散)
   OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円

9/7(日)八王子Milky Way 再結成前夜
   OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円

9/8(月)渋谷ルイードk2 再結成
   OPEN18:00/START19:30前売:3500円 当日:4000円

9/9(火)佐野ケン 再結成ツアー初日
   OPEN18:00/START19:00前売:3500円 当日:4000円

9/10(水)新横浜New Side Beach 再結成ツアー楽日前
   OPEN18:00/START18:30前売:3500円 当日:4000円

9/11(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A 本当に解散!!もうしません!!
   OPEN18:30/START19:30 当日のみ:4000円(前売はありません)

NingenShounehaKawarannaTwel.jpg

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2014年8月20日

宝塚Jazzライブ

やっちんツアーが大阪で終わって、
そのまま「移動日」というのも悔しい(笑)のでJazzライブをブッキングした。

前回ひとりドラムでお世話になった宝塚Back Stageという店であるが、
ここで荻田さんというピアノの方と再会したのがきっかけである。

あれは爆風スランプが一番売れていた頃、
ワシはアイデンティティーを失ってJazzにそれを見出そうとやっきになっていた。
各地各地でコンサートが終わるとJazzのライブハウスを探してはドラムを叩いていた。

そんな中で地元香川県のJazzクラブで彼と出会ったのだ。

彼は当時香川医科大学の学生、
大学のJazz研に所属するピアニストであるというので、
その大学の学祭にまで乱入してドラムを叩いた・・・と言う・・・
(そんなこともよくやってたので覚えてないのよ・・・笑)

今は宝塚近辺に住んでいるということでワシのひとりドラムを見に来てくれて、
「次は一緒に何かセッションでもしましょう」
という話で別れていた。

それならば〜ということで今回「ブッキングしといて〜」と言ってこのライブとなった。

Jazzの素敵なところはこれである。
あとはベーシストさえ呼んで頂ければセッションになるし、
別にリハーサルや準備がなくても初対面の人とセッション出来る。

今回はベースのみならずギターまで呼んで頂いて「カルテット」編成となった。

TakaradukeJazzMember.JPG

荻田さん、実は前回この爆風トリビュートTシャツを2枚ご購入頂いてて、
今回も更に追加購入してそれをメンバーに配って着て頂いてくれた。

バンドの制服やん!!(笑)

セッションは「天界への7番目の扉」や「Memories」などワシの曲も演奏したが、
特に何の取り決めもないスタンダードナンバーの演奏は楽しかったな・・・

これがやっぱJazzの醍醐味!!
大ざっぱな構成などは決まっているが、全ては演奏者のインプロビゼイションによって音楽が形作られてゆく・・・

やっぱねぇ・・・ワシはロックと平行してJazzもやっていかないかんと思う・・・

ロックとJazzはまるで違うドラムやし、
テクニック的にもアプローチ的にもまるで違う。

ドラマーとしては両方ちゃんと出来て「ファンキー末吉」やと思うし、
この全く違うアプローチで表現する「自分」がやはり大好きである・・・

ロック界の名声などメリットどころかデメリットしかないJazz界に飛び込んで、
「Jazz屋のオヤジ」から怒鳴られながらいろんなJazzミュージシャンに揉まれてここまで来た。

あの頃は何を考えてあんなにがむしゃらにJazzにのめり込んでいたのか・・・
もう既に身体に染み込んでしまっているJazzのスタンダードを演る度にあの頃のことを思い出す。

そしてあの頃には叩けなかったことが叩けてる自分に改めてびっくりする・・・

ウッドベースや生ピアノの音量に合わせてドラムを叩くのは、
特にワシのような大音量のドラマーにとっては至難の技で、
確か数年前には北京のJazzクラブに行くと店員さんから
「キター!!!」と恐れられ「大音量は勘弁して下さいよ」と言われていた・・・

大人になったのう・・・

音量をセーブし、ロックフレーズを封印されようとも、
もうちゃんと叩けるじゃないの・・・(驚)

音楽には「人生」が出るから、ここにも人知れないワシの「Jazzの人生」があるのな・・・

思えば店では時々Jazzは叩くが、地方でちゃんとライブをやるのは初めてに近いかも・・・
荻田さん、また是非一緒にやりましょう!!

そしてこの店の「Jazz屋のオヤジ」、マスターからまた帰りにプレゼントをもらいました。

TakaradukaJazzMaster.JPG

前回もごっついええ酒を頂きまして、今回もどうもありがとう御座いました!!
また乱入して下さい!!一緒にセッションしましょう〜

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2014年8月17日

サマソニ見るため北京より・・・

湖北省恩施土家族苗族自治州にいる時に電話がなった。

「Funky老師!!今度サマーソニック見に行くんですが、
中国ではもうチケットが取れない。老師日本で取ってくれませんか」

中国の若いドラマー「李浩(LiHao)」である。

冗談じゃない!!
コンサートなんかやるもんで見に行くもんじゃなかったので
チケットなんか自慢じゃないが取ったことなど一度もない・・・

困り果てて断ろうとしたのぢゃが、
頼み倒されててしゃーなく取ることとなった・・・

ところがこの電話を受けたのが洞窟の中、
ただでさえ山の中で電波が悪いのでやり取りを聞き違えて、
「チケットを2枚ね!!通しチケットです!!」
というのを「通しチケットを2枚」買ってしまった(>_<)

もちろん払い戻しなんぞ出来るわけがない。
ワシはちょっと腹が立ってこうメッセージを送った。

「お前なぁ、ワシにそんなこと頼むな!!
頼むにしてもちゃんと文章で送らんかい!!
しゃーないから誰かに売る段取りするからもう2度とワシに頼むなよ!!」

向こうも悪いと思ったのだろう、
「いえいえ、売ったりする必要はありません。
秀光(XiuGuang)が時間があったらあいつと行きますから」

なるほど小畑は北京に行くと彼のところによく泊まりに行ったりして、
もう李浩(LiHao)はワシのというより彼の友達である。

ワシは小畑に聞いてみた。
「マジっすか?!!」
3万円近くするチケットがタダで転がり込んで来たのである、
彼とて小躍りするぐらい喜んだ。

いや、サマソニに行けるということよりも、
むしろ北京から友達、しかもえらく世話になった友達がやって来るというのに喜んでいるようである。

「ホテルどこに取ってんの?小畑に迎えに行かせるから」
とワシが連絡取ってやると、いつの間にか
「秀光(XiuGuang)んとこに泊まることになりました〜」
と返事が来る。

小畑のところと言うと・・・すなわちうちである(>_<)

まあよい、ワシはやっちんツアーで出ているので嫁にくれぐれもよろしく頼む。

よろしく頼むというのは、やはり北京から若い衆が来たら泊まるだけではなくいろいろと奢ってやらねばならんじゃろうということである・・・

「命かけるでMAX!!」

小畑もだんだん中国人化しているようだ。
受けた恩は何倍にもして返さねばならんことをよく分かっている。

寿司!!

LiHaoJapanSushi.JPG

「中国で食べる寿司と比べたら全然生臭くないし美味い!!」
と大喜び。

問題は小畑に全然金がないことである(>_<)

サマソニ行ったら飲み食いもするだろうと万扎を渡しておく。
結局はワシが間違えて買ったサマソニのチケット代をワシが出して小畑にプレゼントしたようなもんである・・・(>_<)

まあいい、それで中国の若い衆が喜んでもらえたらそれで・・・
と思ってたらそこで問題発生!!

そのまま八王子に帰るのは遠いということで、
サマソニ終わったらホテルに泊まろうと探していたらしいのだが、
結局ラブホに泊まることとなり、男ふたりでは頼み込んでも断られるので、
最後には長髪の小畑が女の振りをしてカップルとしてホテルに入ったらしい(笑)

LiHaoJapanLoveHotel.JPG

これには李浩(LiHao)も大喜び!!
初めて日本に来て男ふたりでラブホに泊まった中国人もおらんわのう・・・(笑)

問題は小畑が中国語はおろか英語もほとんど喋れんことである・・・
どんな説明をして男ふたりで寝たのかを今度是非聞いてみたい・・・

李浩(LiHao)よ、ええ思い出が出来たな(笑)

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2014年8月15日

VoThMグルメツアー詳細変更!!

昨日からやっちんの夏のツアーが始まった。

久しぶりに入り待ちをしているやっちんファンを見て思ったのは、
「キラキラしてて可愛いな・・・」
である。

もちろんやっちんだとて(そうは見えないにしても)50歳を越えた「オッサン(失礼)」なのであるからして、
一緒に歳をとって来たファンとて、まあ言ってみればいい歳のおばはん(失礼)である。

しかしねぇ・・・それがねぇ・・・やっちんのライブに来ると娘さんのようにキラキラ輝いてるのよねぇ・・・

きっとあの人達はあの時のまま・・・あの「青春」のまま歳を取ってない!!
いつまでも「娘時代」のままやっちんの音楽を聞いているんだなぁ・・・とそう思う。

それは「AJ〜米田渡」のツアーに参加させて頂いてた時にC-C-Bファンを見た時も同じように思った。

渡辺英樹さんとはもう20年の付き合いになるが、
あの頃に比べて今がオッサンになったかどうかは長く付き合ってるワシにはよくわからんが、
先日無謀なダイエットに失敗して見事に大きくリバウンド、
今や「こっちに来い〜」が「おーい〜通り越してるぞ〜戻って来い〜」のレベルとなったあの体格を見るにつけ、
「うむ、田口くんはもうこっちに来ている!!英樹さんも来たとしたらあとは米川くんだ!!」
と決意を新たにする今日この頃である・・・(笑)

はてさて、やっちんファンもC-C-Bファンも今ではLive Bar X.Y.Z.→Aなどでよく飲む「仲間」となり、けっこう近い関係となっている。

渡辺英樹さんについては
「王様ツアーから英樹さんの人間が変わった」
とファンから言われてワシ自身がびっくりしている。

変わったか?・・・

終演後に自ら物販売ったり、ファンと一緒に食事したり・・・
一度名古屋の中華料理屋で、
「え?私たちが同じ店にいても英樹さん大丈夫なんですか?」
とむっちゃ心配してるので、ワシも恐る恐る英樹さんに聞いてみたりした。

本人は「いいんじゃないの〜別に〜」と全く気にしてないが、
ファンにしたら「信じられないこと」だったようだ。

と言っても別に同じテーブルに同席するわけではない。
「隣のテーブルに座るぶんにはあんた達はお客さんなんだから別にワシらが何を言う筋合いはない。でも同じテーブルに座るんだったら金取るよ!!」
などと脅しておく。

そりゃそうだ、ライブ終わって仲間内で飲んでるわけだから、
知らない人が入るとどうしても気を使うし、
結局はその人だけが喜ぶわけだからその人がそのテーブル全体の飲み食いぐらいは支払うのが筋だぐらいにワシは思ってる。

そんなこんなで秋のVoThMツアーを組んだ時にそんなファンの方を喜ばせようと思って「グルメツアー」なる企画を組んだわけなのだが、
それが逆にファンの間で波紋を呼んでいるようだ・・・

と言っても何やら2チャンネルで英樹さんや丸山さんの人間性まで罵倒しているというのでワシは頭を抱えてしまった・・・

そもそもそのように暗闇から石を投げつけるような輩に対処方法はない(>_<)

ワシの性格にはもともと偏執的なところがあり、
それを自分で重々認識しているのでなるだけそのようなサイトは見ないようにしている。

もしワシがそれを見たならばハッキングしてIPアドレス調べて自宅まで説教しに行くだろう(笑)

まあひとつのことをすれば喜ぶファンもいれば嫌がるファンもいるわけで、
意見をちゃんと言われたら対処も出来るが、暗闇から石を投げられたのではどうにもやりようはない。

どうも「ファンに奢らせる」というのが生理的に嫌悪感があるようなのだが、
それならばということで企画をちょっと変えてみた。

こちら・・・

ただ「VoThM」を「ファンキー末吉」に変えただけである。
これで何か文句を言う人が現れるか?・・・

絶対に現れまい!!(キッパリ)

ワシはひとりドラムの時も「みなさんの金で酒を奢って下さい」と必ず言う。
「それがこのライブハウスの寿命を一日延ばすことになるのです」と・・・

昨日も酔い潰れてライブハウスのオーナーのご自宅に泊まらせてもらった(笑)

このファンキー末吉にだって「ファン」というものが世界中にいて、
その人は必ずワシに奢ってくれる。
場所取りどころか各地の美味しいものを命がけで探して来て奢ってくれる。

こんなことを言うと「ウソだ〜」と思うかも知れないが、ワシだって実は「人見知り」である。

知らない人と食事をするなんてワシでも非常に気を使う。

でも全世界をこうして旅をしていると、
その土地土地でワシと会って一緒にメシでも食いたいと思っているその人達の気持ちはひしひしと伝わって来る。

だからワシも命がけでその人達と飲む。
ワシがべろんべろんに酔っ払ってその人達が喜ぶならいいことではないか・・・

そんな考えを知ろうが知るまいが、
ワシが不思議なのはワシがそんなことをやってても誰も嫌悪感を抱かないのに、
英樹さんがやると暗闇から石を投げつけるのということである。

その人が今回このように「ファンキー末吉に奢って下さい」と言っても何も嫌悪感がないのだとしたら、
これはその企画自体が悪いものではないという大きな証明で、
問題なのは英樹さんがそれをやるということだけなのだ。

なんでワシはよくって英樹さんだと悪いんじゃーーーー!!!!!(怒)

その答えはネットを探していたら見つかった・・・
これぢゃ!!!

リンク:全盛期の英樹さんのかっこいい写真ファンキー末吉のイタい写真

ふむふむ・・・我ながらこのふたつの生物が同じ「人類」であるとは思えんのう・・・(笑)

まあそうなのよ、爆風スランプのファンクラブ会員がたかだか1000人にも満たなかった頃、
C-C-Bのファンクラブ会員は2万人を越えていて、
(当時C-C-Bのファンクラブ担当の女の子と付き合ってて聞いた情報により)
英樹さんはそのフロントマンなのよ・・・まあワシなんかとは違うわのう・・・(笑)

ということで、このツアー、グルメ部分は英樹さんと切り離して「ファンキー末吉とグルメツアー」にしました!!
英樹さんはめんどくさいから参加しないで下さい!!(笑)

どうしても参加したいと言うなら英樹さんもワシに奢りなさい!!(キッパリ)

あ、丸ちゃんのこと忘れてた・・・
まあ英樹さんもワシを通り越して遥か向こうに行きかけている昨今、
あんたまでがワシの方に来たのでは平均年齢ならぬ平均体重がもの凄いことになってしまうので、丸ちゃんも参加禁止!!

どうしても参加したいと言うなら丸ちゃんもワシに奢りなさい!!(笑)

というわけでツアーは予定通り決行!!
グルメツアーはワシだけで予定通り決行!!

それでも文句のある人はこちらにメール下さい!!

いかん・・・ファンキー末吉が自信を持ってオススメする各地のグルメ・・・想像しただけでヨダレが出て来た・・・

まあワシのオススメなんで別にワシと一緒じゃなきゃ誰に奢ることもないし、
一緒でも違うテーブルやったらお客さんなんやから普通にグルメ堪能して下さい〜

ダイエット?・・・ワシはせんぞ!!
餓死するぐらいなら肥満で死ぬ!!!(明言)


VoThM秋のツアー2014


肩慣らしライブ
8/28(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A

http://www.livebarxyz.com

開場:18:30 開演:19:30 当日のみ4000円(+ミニマム1000円の飲食代が必要です)

ツアー開始!!

10/14(火)尾道Cat Ch.22

https://www.facebook.com/pages/Cat-Ch22/228789680513506

開場19:00 開演20:00 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)


10/15(水)岡山Crazy Mama Kingdum

http://kingdom.banquetunion.com

開場:18:30 開演:19:00 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)


10/16(木)高知X-pt.

http://www.x-pt.jp

開場:18:30 開演:19:00 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)

DUKE d-Ticket d : 21570

LAWSON L : 64152

ぴあ P : 239-817

高知新聞プレイガイド X-pt.


10/17(金)高松Beatles

http://ew.sanuki.ne.jp/live.btl/

開場20:00 開演20:30 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)


10/19(日)松山Bar Standard

http://www.geocities.jp/bar_standard/

開場18:00 開演18:30 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)


10/20(月)京都都雅都雅

http://togatoga.jp

VoThM vs outloop-way BB

開場18:00 開演19:00 前売2500円 当日3000円(ドリンク別)


10/21(火)大阪南堀江Knave

http://www.knave.co.jp/

ツアー打ち上げワンマンライブ

開場:18:30 開演:19:00

前売3500円当日4000円(+2ドリンク別途必要ですが打ち上げで使用出来ます)

ツアー打ち上げを終演後そのまま店でやります。

参加費:2000円(軽食付)+飲物代(ライブのドリンク券が使用出来ます)


チラシコンテスト!!

メンバーが一番お気に入りのチラシを作ってくれた方には、ファンキー末吉から下記オプションツアーのお好きなグルメ1回分をご馳走させて頂きます!!


このページを見た人はこのツアーのチラシを自らのデザインで作成して自ら宣伝に勤しむ義務が生じます!!(架空請求風)笑
出来たチラシはご自身のSNS(TwitterやFacebook等)で発信し、そのURLをこちらにお送り下さい。ファンキー末吉のTwitter、Facebookにて拡散致します。

アー写はこちらからDL、もしくはネットでいい写真をDLして下さい。

VoThMアー写材料.zip

(ファンキー末吉がPearl以外のドラムのロゴ、Sabian以外のシンバルのロゴが大きく見えてるものはNGです)


オプションツアー:ファンキー末吉とグルメ三昧!!

(肩ならしを除き、各グルメ企画に参加の方はファンキー末吉分の支払いも負担となります!!)


8/28(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A

http://www.livebarxyz.com

グルメ肩慣らし:お店の美味しいお料理をご自由にお楽しみ下さい


10/14(火)グルメ第一弾:串かつ「一口」

http://tabelog.com/hiroshima/A3403/A340302/34003235/

参加希望者は16時半にこのお店に並んでファンキー末吉の到着をお待ち下さい。

演奏終了後名物「穴子の刺身」を食すグルメ番外編もあるかも・・・


10/15(水)グルメ第二弾:中華そばとソースカツ丼「とき」

http://retty.me/area/PRE33/ARE153/SUB15301/100000821269/

参加希望者は終演後に店の前で集合!!


10/16(木)グルメ第三弾:コショウ餃子「松っちゃん」

http://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39000453/

参加者は終演後にこの屋台で場所取りして下さい。


10/17(金)グルメ第四弾:カレーうどん「鶴丸」

http://tabelog.com/kagawa/A3701/A370101/37000044/

参加者は終演後この店の前でファンキー末吉の到着をお待ち下さい。

開演前に更なるうどん屋への旅もあるかも・・・


10/18(土)グルメ第五弾:カツオのタタキ「居酒屋土佐」

http://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39002300/

参加者は19時にこの店に集合!!この日はグルメ宴会のみです。


10/19(日)グルメ第六弾:鯛そうめん「五志喜(ごしき)」

http://tabelog.com/ehime/A3801/A380101/38000375/

参加者は17時にこの店の前でファンキー末吉の到着をお待ち下さい。


10/20(月)グルメ第七弾:ブルースチキン「Bar Outloop Way」

http://www5d.biglobe.ne.jp/~outloop/index_jap.htm

参加者は終演後この店で先にお飲み下さい。


上記グルメ店舗はファンキー末吉が過去のツアーで太鼓腹を叩いたオススメ店です。

渡辺英樹さん、丸山正剛さんは基本的に参加しませんのでそれ目当ての方は来ないで下さい(笑)

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2014年8月14日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2014無事終了!!

マッド大内先生が飲みながら言ったこんな言葉が忘れられません。

「ほら俺たちがさぁ、20年前呼ばれてパールのサマースクール行ったじゃない。
あれが楽しくってさぁ、今だに忘れられないじゃない。今回の参加者もこれ、一生の思い出になるよ」

そうそう、あの時はマッドさんがうちの部屋のベッドの上で飛び跳ねてベッドの床をぶち抜いてしまったのね・・・忘れられません!!(笑)
今回は器物破損もなく、けが人もなくホントに無事で何よりでした。

問題と言えばただひとり、衛藤浩一先生です!!(キッパリ)

次回の課題として残ったのが、今回一番大変だった本庄駅までの送迎・・・
また駅までこんなに遠いとは思わんかったのな・・・

それなのにえとーさん、講師は1時間前に集合のところ案の定「遅刻します〜」のメール・・・(>_<)

困るのよねぇ・・・車何台も何往復するようにして送迎をプログラムしてるのに・・・
おかげで初っ端から送迎スケジュールがぐっしゃぐしゃ・・・(>_<)

夜は夜で酒飲んではしゃぎ過ぎて、最後には声が出なくなって授業どころじゃないし、
最終日は二日酔いで起きれなくて自分のドラムセットも片付けず、
結局中国人が手分けして片付けてくれたという有り様・・・

えとーさん、来年もお誘いしますが、宣言しときましょう・・・減棒!!!

えとーさんのギャラを減らして、
そのぶん浮いた金でみんなでもっと美味しいものを食いましょう\(^o^)/

そうそう美味しいものと言えば一番大変だったスタッフは厨房スタッフでした。

50人分を超える食事を毎食作らねばならないということで、
上海から居酒屋勝グループの総帥Kさん、通称「被告勝山」(笑)
(Live Bar X.Y.Z.→Aのオーナーということで私と共にJASRACに告訴されてます)
を呼びました。

中国人は有り余るぐらい料理を出さなければ満足しないし、
イスラム教だのいろいろ難しい部分があるのでこの人以外無理だろうということで、
「ほな頼むわ〜」というと総勢5人で上海からやって来た。

それにLive Bar X.Y.Z.→Aからあーちゃんと赤間くんとまさえもん、
この8人が不眠不休で料理を作る・・・

朝ご飯が7時なので毎日4時起きで、
夜はえとーさんはじめワシも含めて2時や3時までガンガンに飲んでいるので寝られない(スマン)

しかしこの頑張りのおかげで中国人も大喜び!!

海苔や漬け物など日本のものだけでなく腐乳や皮蛋など中華の小鉢も用意してるし、
中華が恋しくなった頃にはちゃんと中華も作ってくれる。

途中で出た「西红柿炒鸡蛋」や「麻辣烫」などは日本人にも嬉しいメニューだったのではなかったかな・・・

終止天候には恵まれず、
準備のため前乗りした私と調理スタッフは逆に死ぬほど暑かったので心配してたが、
結果的にはずーっと雨だったので涼しかったのでよかったのではないか・・・。

毎日キャンプファイヤーで野外ライブの予定が、初日以外は全部屋内になってしまったが、
結果ワイワイ騒げる感じでよかったのではないかと思う。

今回の課題曲はJASRACからクレームが来ることを念頭に置き、
全曲JASRAC管理楽曲ではない曲を選んだ。

私の曲が中国語の曲が2曲あり、それを生演奏となると誰かが歌わねばならない。

小畑秀光と衛藤浩一に一応カタカナ中国語で歌えるようにとミッションを与えていたのだが、
中国から参加の生徒の中に歌える人間がいて、
結局は毎日生バンドの生歌でのセッションとなった。

初心者ドラマーが石川俊介さんのベースと田川ヒロアキさんのギターで一緒に演奏出来るなんて夢のようですぞ・・・

・・・と言うのもワシは中国のドラム教育の実情を垣間みて、
ワシがやるんだったら絶対に「生演奏」と決めていたのだ。

全中国を50カ所以上廻って、多いところにはひとつのドラム教室で1000人を超える生徒がいる(驚)

当然ながら天才ドラム少年少女も多数いるわけだが、
そのほとんどがバンドというものを経験せずに大人になる。

そんな中のひとりに相談されたことがある。
「私もファンキーさんみたいにレコーディングやコンサートの仕事をしたいの!!」

彼女は出会った頃は17歳の天才ドラマー少女だったが、
結局はずーっとクリックと伴奏のみでしか演奏したことがない。

そんな彼女が今や先生になってまた100人以上の生徒を教えて、
そんな天才ドラマー少年少女をたくさん育ててゆく・・・

ワシは彼女にアドバイスをした・・・「バンドをやりなさい!!」

しかし「住んでるところが違う」というのはいかんともし難い。
「バンドってどうやればいいの?・・・」

だからこのスクールでは「バンド」を体験してもらう。
しかも一流の演奏で、だ。

日替わりでゲストを呼んで、一流の演奏というのを聞いてもらう。

「ああバンドって楽しいんだな・・・」
そう思ってもらえば、このファンキー校長が一番教えたい部分はもうクリアである。

日中関係が冷え込んで久しい昨今、
日中のロックを愛する人達、ドラムを叩きたい人達が、一緒になって拳を上げ、一緒になって酒を飲む。

ワシは日本のアホなメディアの方々に聞きたいが、それってこの日中関係で「少数派」か?

いや違う!!ヘイトスピーチをする日本人団体が日本で多数派ではないのと同じように、
日本企業を焼き討ちする中国人は決して多数はではない。

世界中でこのような人間こそが「多数派」であることを私たち人類は絶対に忘れてはいけない!!

子供は一緒になって遊ぶ・・・
今年はその半数近くは日本語も中国語も喋れる子供だった。

ワシは「日中友好」なる言葉が大嫌いで、
「ファンキーさんは日中友好の架け橋ですね」
などと言われると虫酸が走った。

ワシは別に日の丸背負ってロックをやってるわけではない!!
ワシは普通に「ロック」をやってるわけであって「日中友好」をやってるわけではないのだ。

ワシは偶然中国にいっぱい「仲間」がいるだけの話であって、
「日中の架け橋」と言うならばうしろこんな子供たちこそではないか・・・

尖閣問題やいろんなことがあって、ワシは今回初めて「日中友好」という言葉を自分から使った。

でも参加した人は全て思うだろうが、
アホな日本人(講師含む)とアホなワシの仲間の中国人が集まってロックやって楽しく時を過ごしただけのことである。

来年は100人規模での開催が決まった。

この時期は中国でドラムのイベントが多いという問題や、
お盆の近くは飛行機代がベラ高いという問題があるので開催日はまたゆっくり検討します。

とにかく中国側は来年は当初の予定通り50人で来ることが決定!!
日本人は50人集まるかな?・・・

集まったら集まったで送迎スタッフと厨房スタッフが死ぬな(笑)

今回集まってくれた方々、ボランティアの方々、
協賛して頂いたたくさんの企業の方々、差し入れをしてくれたたくさんの方々、
本当にどうもありがとう御座いました!!

来年もまた盛り上がりましょう!!

こちらにギャラリーをUPしました。
参加された方でいい写真をお持ちの方がおりましたらこちらにお送り下さい。
掲載させて頂きます。

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2014年8月 6日

カラムーチョZ〜秘密組織コイケヤのテーマ〜制作秘話

知り合いからこんな仕事が廻って来た。

作曲と音楽制作依頼
内容:コイケヤの新製品カラムーチョZの音楽
歌う人:水木一郎

水木さんとは一度アウェイインザライフの舞台でご一緒した。
奇しくもあの「マジンガーZ」のテーマをバンドで演奏したではないか!!

その時の資料でもらった「マジンガーZ」を聞き返しながら考える・・・
ワシの音楽のルーツはひょっとしたらアニソンかも知れない・・・

小学校の頃、統計かなんかを勉強する時の材料だったと思うが、
「昨日何時間テレビを見ましたか?」というアンケートに、
みんなは「30分」とか「1時間」とか書いているのに、
先生が1枚の紙を取り出して「これは長いですねぇ・・・」と言うので、
それはてっきりワシだと思ったら「2時間」とかで、
それだけでも教室は「凄〜い・・・誰なの?」と騒然としてたのに、
ワシの書いた紙を取り出した瞬間に先生が絶句した。

6時間・・・

いや、別に毎日それだけテレビを見ているわけではない。
うちは両親が商売をしてたので家には誰もいないし、
その日は確か風邪気味で学校から帰ったらテレビの前に布団を敷いてずーっと寝っ転がっていたのだ。

そしていつの日かテレビの内容よりも(まあそれもあるのだが)そのテーマソングに興味を持つようになって来る。

覚えている一番古い記憶で「子連れ狼」、
このテーマソングを一生懸命テープレコーダーに録音してた。

録音と言ってもテレビのスピーカーの前にテレコを置いて、
エアダビングでテレコのマイクで録音していたのだ(笑)

その後アマチュア無線などをやり出して電気に興味を持ち、
家にあったステレオを分解し始める。

そこでスピーカーが左右にあることを発見し、
よく聞くとブラスセクションがひとつのスピーカーからしか聞こえず、
反対側はそのリバーブ音だけが聞こえてたり、
右と左のコードをショートさせると音が真ん中から聞こえて来たり、
片方を逆につなぐと今度はベースとか真ん中の音が逆相で打ち消しあって消えて左右に定位している音だけが聞こえたり、
そんなことをやって遊ぶようになり出した。

その時によく聞いていたのが仮面ライダーやバビル二世や、
その辺のアニソンだったのだ。

その頃のアニソンはオーケストラで一発録音のが多く、
音に興味を持ち始めたばかりの末吉少年は必然的にブラスだストリングスだとオーケストラに興味を持つ。

その後中学生になってからロックの洗礼を受けることになるが、
今にしてみればドラマーの分際でオーケストラのアレンジが出来たりするのはこの頃の原体験があるからだと思う。

話が横道に逸れたが、だからワシにとっては
ストリングスはサビでタリラリラーンと走るもの!!
ブラスはパパラパパーと歯切れよく!!
など自分のオーケストラアレンジはアニソンの影響は大きい。

だからアウェイインザライフでマジンガーZを演奏するとなった時には血湧き肉踊った。

あの歌のキモはティンパニであるが、
子供の頃はわからんかったが今聞くとあれが大きくリズムがズレてるのな(笑)

ティンパニを打ち込んで同期させてもどうしても雰囲気が出なかったので、
あのオケをそのまま使ってリズムを補正して、
EQとかでティンパニ以外の音を目立たないようにして使ったもんなぁ・・・

そうそう、「時代」なのであるが、冒頭のピューンという安っぽいシンセ、
あれが入るだけで当初はむっちゃ「新しいマシン」というイメージやったのが、
今となってはあの音を再現するのは難しいからあれもそのまま使ったような記憶がある。

もちろんサビで走るストリングスもそのままのラインを打ち込んで使ったぞよ(笑)

そんなこともあってワシはマジンガーZをかなり分析し切ってたので、
今度の仕事は漠然とあの頃のアニソン、
つまりオーケストラ一発録音でブラスがリズムを刻み、ストリングスが走り回るサウンドをイメージしていた。

さて歌詞が届いた。
蓋を開けてみたらこの仕事は「詞先」の仕事だったのだ。


燃えあがれ 勝負だゼ
パリッとしようぜ男なら
夢を掴むその日まで
カラムーチョ Z!

地球を愛す おーおーノンフライ
時空を超えたレッドサタン
激辛バトルだ 涙を拭くな

ナ・リ・マ・ス、成増
世界一に

火を噴くぜ  (おしりがいたーい)
秘密のサンカク (教えてあげないよ)

デンセツ! 伝説の! 秘密組織コイケヤ


おうっ!!やはり「Z」という部分が入っている!!
これはやはりマジンガーZのように「ゼーット!!」と叫んでもらわねばならぬ(笑)

当然ながらそこが一番盛り上がる部分になるのだが、
ところがマジンガーZと違ってこの詞の場合は冒頭にそれがある。

「詞先」の場合その詞が「構成」までも支配してしまうということがやっかいな部分である。

そこでマジンガーZを聞き返してみて分析するに、
この曲もおそらくは「詞先」だったのだろう。
AーBーAの形式のようで、最初のAは8小節使って低いところからゆっくりサビまで盛り上がってゆくのに対して、
最後のAは一瞬で「ゼーット」まで持ってゆく。

これは「曲先」で詞もなく純粋にメロディーだけを作る人のアイデアとしては非常に奇妙である。

「詞がこうだから」という理由でそうなったと考えると心なしか納得する。
(真実のほどはわかりませんが)

そこでワシも頑張る!!
詞の並びが自分の考えていた構成と違ってたって、
純粋にその詞が「歌いやすい」ように組み合わされてさえいれば、
マジンガーZのような「黄金比率」の構成になるのだ!!!

というわけで詞とにらめっこの日々が続く・・・

まあワシはドラマーが本業なので日々はセッションだひとりドラムだの生活の中で、例えば電車や車や飛行機(これが一番多かったりするが)に乗っている時間や、
その他うんこや日々の余った時間を活用してまずは大雑把に考えるのだ。

そんなこんなで第一回目のミーティングの日が近づいて来たので本格的に考える。

理数系なので物理的に消去法などを使って考えるに、
「ゼーット」が冒頭にあるのならもう何をどうしようがサビ始まりしかない!!

問題は、そうなるとこの詞は4部構成となってメロディーがつけにくくなってしまうということである。
マジンガーZのようにストリングスが走るあのBメロはどの部分になる?・・・

当初は「火を噴くぜ」の部分をこのような展開にして、
マジンガーZよろしく最後はAメロに似た一節だけで終わろうと思ったのだが、
そうするとAメロが長すぎてどうも間持ちがしない・・・

そこでまた詞とにらめっこをしながらふと見ると、
(おしりがいたーい)とかはメロディーではなく子供の掛け声でよいではないか!!

ではそこからまた最初のサビと同じメロディーではどうだろう・・・

試しに最初のサビのメロディーに乗せてみるとこれが偶然見事に乗った!!
「カラムーチョZ」と「秘密組織コイケヤ」は字数が違うが、
それはまあ「最後だけはちょっと違うんですよ」で十分成り立つだろう・・・

ちなみにワシが曲を作る時はまずサビから作る。

これはRunnerやリゾラバや、
当時の「必ずヒットする曲を作れ!!」という無茶苦茶なミッションの中で体得した一種の手法論なのだが、
サビの次に作るのはAメロの歌い出しである。

まあサビの歌い出しとAメロの歌い出しさえキャッチーであれば、
まああとはヒットするかヒットしないかはプロモーション次第だよと開き直れる(笑)

この曲のAメロはフック(引っかかり)を作るために、
わざとドレミファソラシド以外の音を使っている。

キーがCの場合はメロディーは鍵盤の白鍵だけで弾けるものとなるが、
わざとそうではない音を使うためにそれ用のコード付けがある。

キーがCの場合のB7などがそうなのだが、
歌い出しの小節1拍目にちょうどレ#、つまり黒鍵で弾く音が来るようにしている。

ちょっと「あれ?」という感じでいいツカミになるのよ〜にであるが、
ちなみに単調なサビメロにちょっと変化をつけるために、
サビのコード付けのところにもこの手法を使っていてる。

キーがAmの場合Fのコードは通常Fメジャー7になるのだが、
わざとF7にしてちょっとオルタードな雰囲気にしているのだ。

まあメロディーこそここには落ちてないが、
このサビのようにベタな五音階旋律の場合やはりちょっとフックをと思ってミの音をわざとフラットさせているのである。

まあこのミbはメロディーでは歌ってないが、後にストリングスとかブラスで強調するという計画である。

さて理屈はさておいて、サビーAメロと来たら自然に流れるBメロを作るが、
この時にあまり欲をかいてはいけない。

Aメロ、Bメロ、サビのことを英語でVerse Bridge Chorusと言う。

つまりBメロは「橋渡し」をする部分であり、
そこにサビのようなキャッチーなメロディーを持って来る必要はない。

要はAメロから自然に受け継いで、サビに入った時に気持ちよければそれでよい。

さてこうして一応メロディーは出来た。
ここからワシの最大の難関が始まる。

「デモ作り」である・・・

二井原はワシに言った。
「せっかくいいメロディーなんやからお前が歌うな!!
お前が歌えばどんないいメロディーも悪く聞こえる」

・・・(涙)・・・

しかし往々にして「クライアント」というのはシンセメロでメロディーを聞かせてもイメージ出来ないものである。

それは例えて言うと新製品のお菓子のプレゼンでワシなんかに、
「これはまだ完成品ではないのですが、これに手を加えてこのようになることを想像して食べてみて下さい」
と言われてもワシら素人にはそれが最終的にどのような味になるかは皆目見当がつかないのと同じである。

だからせめて「仮歌」で歌ってやらねば「歌」に聞こえないのだから歌うしかない・・・(涙)

アレンジの方向性はワシの頭の中にはあるもののまだ決定ではないので、
まあ「メロディーのプレゼン」ということでギターと歌(とこれをシンセメロにしたもの)だけでデモを作る。

またこの「プレゼン」っつうのが緊張するのな・・・(恐)

ワシにこの仕事を紹介してくれた会社の人と、
コイケヤの担当者とが雁首並べて店にやって来てくれた。

恐る恐るとりあえずシンセメロバージョンを聞かせる・・・無反応・・・

あかんやん!!・・・というわけで禁断のワシの仮歌による歌入りデモ・・・

これ・・・ホンマ博打やな(笑)
シンセメロで「うんなかなかいいじゃない?」と思ってた人達にヘタしたら冷水を浴びせかけることになりかねない(笑)

結果はその時には結局結論は出ず、
とりあえずちゃんとしたデモを作って送ってくれということになる。

さてそうなるとそこからが「アレンジ」という作業である。

このアレンジによって曲のイメージが固定されるから、
「こんな風に」が「違う風に」なってメロディー自体を否定される可能性も出て来る。

あのう・・・

ワシは自分のルーツである昔のアニソン、
オーケストラ同時録音風でラッパがパパラパーと鳴ってストリングスがタリラリラーンと走る、
そんな感じのイメージを一生懸命説明する・・・

いやっ!!

クライアントがきっぱりとそれを否定した。
「曲のイメージはヘビーメタルにして下さい!!」

げっ!!!

しかしメタルというのは得意分野なので逆に気が楽である。

メタルアレンジというのは即ちギターアレンジ、
つまりギタリストによってそのサウンドは大きく変化するので、
取りあえずはワシはこのギターを弾いてもらう候補として思い付いた田川ヒロアキの映像を見せる。

一同唖然・・・

よっしゃー掴んだ!!
これで田川くんに発注決定!!
〆切を決めてそれまでにアレンジ込みのデモを作成することになる。

さてアレンジであるが、
これに一番大切な部分は「イントロ」である。

イントロにキャッチーな掴みを作ることがアレンジ作業の一番のキモであるので、
ここにたっぷり数日時間をかけてイントロのフレーズを考える。

ロック系のイントロには、
1、メロで持ってゆく
2、リフで持ってゆく
等いろんな手法があるが、
歌メロがアニソンよろしくポップに作ってあるのでドイントロはやはりリフで攻めることにした。

「田川さんのギターもフィーチャリングして下さいね」
というクライアントの意見も取り入れ、
とりあえずその次にすぐにギターメロに行くようにしてとりあえずイントロは完成!!

ちなみにこの時点でワシはそのギターメロまで作ってデモ(田川くんに渡す段階)にしているが、
それは「指定」ではなく自由に変えていいようにする。

ギターも弾けないアレンジャー(ワシのこと)がいろいろ指定するよりも、
ギタリストが自分のフィーリングで弾いた方がより「ロック」になったりするからである。

さてイントロさえ出来ればワンコーラスまではすんなりアレンジ出来たが、
ワンコーラス終わってからはたと頭を抱える。

この詞の構成は2番も1番と同じく
サビーAメローBメローサビ
となっている・・・

本当は1番がサビで終わった場合は流れとしては次はAメロから入るのが一番流れがいいのよーん(>_<)

2番は冒頭のサビをカットするか・・・いやいやそれではキモである「ゼーット!!」がなくなってしまう・・・

しばらく悩んでいるうちにひょっとクライアントの要望を思い出す。
「出来ればファンキーさんのドラムもフィーチャリングして頂ければ嬉しいのですが・・・」

そこで決断!!

通常のポップス構成、いわゆる2ハーフという
1番ー2番ー間奏ーBメロもしくはサビ
という構成はあきらめてもっと変則的な構成にしよう!!!

1番が終わったらとりあえずドラムをフィーチャリングして、
そこから長いギターソロ!!!
たっぷりと田川くんをフィーチャリングした後に仕切り直してまたサビ始まりでワンコーラス歌う!!

これしか物理的に方法がないのだ!!
もし「これはちょっと・・・」と言うならもう歌詞を削るしかない。

せっかくイントロを作ったのだから一回だけしか聞かせないのももったいないので、
それをそのままエンディングに持って来てフルコーラスのデモ(田川くんに渡す段階)完成!!

「田川くーん〜これにギター入れて〜」
とメールでデータを送りつける。

打ち込みのギターではどうしても「メタル」感が出ないので、
デモ段階と言えどホンモノで弾いてもらわねばならない。

「デモやからね〜大体でええからね〜」

そしてこの言葉を必ず付け加えねばならない。

「ついでに仮歌も入れといて〜」

これが何より大事!!
一生懸命作ったデモでもワシの仮歌ではそれが原因でイメージが悪くなりボツになってしまう(笑)

こうして田川くんの完璧な仮歌によるデモが完成した(笑)
構成やアレンジのOKを待つ・・・

ところがこれがなかなか返事が来ない・・・
「ひょっとしてボツになったかなぁ・・・」
と思って待つこと数日、

「水木さんからOKが出ました!!これで本チャンレコーディングして下さい!!」

え?水木さんがOK出すの?・・・
・・・と不思議に思ったのだが、クライアントは既にOKを出していても、
やはり歌ってもらう水木さんが乗り気でなければこのプロジェクト自体が成功しないということだろうか、
兎にも角にもこのテの仕事では非常に珍しく「一発OK!!」

私も田川くんも飛び上がらんばかりに喜んで次の作業に入る。

まずはドラム録り!!
それが終わらなければベースとかギターとか上モノは被せられないのでこれだけは早急に録音する。

まあドラムは本職だし自宅スタジオでちょちょいと(でもないが)出来るのでツイキャスしながら録音した。

ドラムのデータを田川くんところに送って、あとは本チャンギターと、
ベースはエンジニアとして発注した仮谷くんに「弾く?」と聞いたら、
めんどくさがったのか「弾かない」と言うのでそれも田川くんに頼んだ。

ワシはここからは単なる「こだわり」なのだがやはりルーツである昔のアニソン風のストリングスと、
まあ現代っぽく(という言い方が既に古い)デジタルモノのシンセ等を被せる。

まあ「ダビンガー」が二カ所で同時にダビングしているようなものである(笑)

ストリングスは将来(あるんか?)本物を録音する時にも対応出来るように、
バイオリンパートとチェロパートで作っておく。

まあこの辺も「こだわり」なのだが、
「こだわり」がなくては100%「仕事」である。

「こだわり」があって初めて「音楽」になるのだから、
この「仕事」としては無意味なことにも思いっきり時間を使わせて頂く。

これにてワシの作業は終了!!
あとは田川くんの作業が終わり次第歌入れ!!!

というわけで初めてアニソンの帝王水木一郎さんの歌入れとやらをディレクションする羽目となった(緊張)

いや〜何も申し分ありません!!冒頭の「ゼーット!!」で全てOKでした。

WithMizukiIchiro.jpg

その時に水木さんがおっしゃった。
「アニソンの流れを世襲しながら新しいものを大胆に取り入れた新しいアニソンの世界・・・名曲です!!」

恐縮です。

何千曲もレパートリーがあるアニソンの帝王が、
ここまでこの曲を気に入ってくれて、
私としては本当にこだわった甲斐がありました!!

この曲は本日こちらより配信開始!!

レコチョクはこちら〜

プロモーションビデオはこちら〜

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2014年7月26日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールまであと2週間!!


SummerDrumSchool2014

このドラムスクールを思い立ったのは全中国ひとりドラムツアーでの中のこと。

担当のShaは10数年前に一度パール楽器のドラムスクールを中国から視察に来たことがある。
「あれはよかったなぁ・・・また行きたいなぁ・・・」
と言うので調べてみたら最近は開催されてないと言う・・・

「ほな自分らで立ち上げまっか!!」
という誠にファンキー末吉らしい発想で始まった(笑)

いや〜「言うや易しやるは難し」と言うが、意外にもこの企画はトントン拍子に進んでいった。

まずは小屋押さえ!!
日中から100人を集めようというこの企画、
100人を超える合宿場などなかなかないだけではなく、
見つかってもそんなところは各大学の軽音楽部等のリピーターで毎年毎年埋まってしまっている(>_<)

まあワシは「人を見る(笑)」方なので、
電話の応対が悪いところは徹底的に排除してゆき、
そんな中、music house Neverlandというところの対応がすこぶるよく、
「うちでは小さ過ぎて受け入れ出来ないのですが、近くにキャンプ場がありますのでそこを紹介します」
と非常に親切にされた。

それが今回のこの会場、埼玉県児玉郡神川町城峯公園キャンプ場である。

この会場を8月8日〜11日まで全部借り切って、
そうなれば音も出し放題!!100人収容も問題なし!!という感じである。

日程を決めてまずは講師の選定・・・

まあ選定と言っても基準は「一緒に飲んでて楽しいヤツら」である。
飲んでて楽しいと言えば衛藤浩一を筆頭に、
シェイカーの工藤ちゃんマッド大内さんなど全てワシの飲み仲間である。

ジャズ系から誰か・・・と思ったが怖そうな人達ばかりなので、
いつも店に出てくれている佐々木隆さん、これならば問題なし!!

ついでにゼノン石川こと石川俊介のベース講座、
弾き方が特殊なので習う人がいるのかどうかはわからんが田川ヒロアキのギター講座、
この二人がいれば毎夜のキャンプファイヤーフリーコンサートの演奏はお手のものなので助かる・・・

そして北京で知り合ったAKBの作曲家、河原嶺旭の作曲DTM講座と来れば、
これはもうドラムスクールと言うよりは「総合音楽教室」である!!

準備万端で中国側の参加者を煽る。

公募などせず、ワシが廻っている全中国に既に100を超える「パール倶楽部」に連絡を取ればそれですむ。

募集をかけてあっと言う間に30人が集まり、
「今年は初回なのでどんなトラブルが起こるやらわからんので」
ということでここで即〆切!!

あとは日本側から同数ぐらい集めて全部で50人ぐらいからスタートし、
今年が成功したら来年からは一気に日中100人ドラムクリニックとなる・・・\(^o^)/

・・・と、ここまではよかったのだが、ここで問題発生!!
それは中国側の旅行会社の問題だったのだ・・・

・・・と連載なら「次に続く・・・」でいいのだが、
ブログなのでさっさと簡単に書いてしまうのだが、
中国から出国したり日本のビザを取ったり、
それを全部こちらでやると忙殺されてしまうので中国の旅行会社を使ったのだが、
土壇場になってそこが法外な旅行代金を突きつけて来た(>_<)

「これでは普通の応募者が払える額ではない」
ということで「中止もしくは延期」という話が出たが、
それをやられると日本でのワシのメンツが丸つぶれということで、
どうしてもキャンセルした15人を除く、今回参加する15人は全部ワシと関係の深いパール倶楽部の人達ばかりである。

その人達が今年喜んで帰ってゆきさえすれば、
来年は予定通り100人ドラムクリニックとしてそれこそワシが死ぬまで毎年開催出来るということになる\(^o^)/

さて今度は予算繰りであるが、
実は蓋を開いてみたら「通訳」というのは実はヘタしたら講師達よりもギャラが高い(>_<)

まともなギャラを払っていたら破産してしまうということでボランティアを募った。

そしたらまあ集まってくれた大勢のボランティア通訳の方々・・・
ある人は北京から、ある人は上海から自腹で飛行機代払ってまで手伝いに来て下さる・・・

みんなこんな冷え込んだ日中関係の中で日中の間で仕事をしてて、
こんな話だけでもやっぱ応援したいと思ってくれてるのな・・・

ほんま感謝感謝です!!

しかしこうなって来るといろんなボランティアも合わせたら日本側でもう60人を超えている(>_<)
中国側も入れると既に100人近いイベントになってしまっとるぞ・・・

そうなったら今度は悲鳴をあげたのが、
料理長として上海からブッキングした「被告勝山(笑)」ことLive Bar X.Y.Z.→AのオーナーKさん・・・

何せ食材も上海から手荷物で運ぼうとしてた矢先、
当初は40人ぐらいのメシを作ればいいのだろうと思ってたらいきなり倍(>_<)

勘弁して下さいよ〜・・・と言われても勘弁するわけにはいかない(笑)
そこでさすが商売人やね、協賛してくれる会社を探して来てくれた!!

まずはまずは長崎チャンポンなどの麺を作っている会社「狩野ジャパン」!!

凄いっすよ〜・・・業務用焼そば麺(LL麺) ソース焼きそばスープ
業務用長崎皿うどん 長崎皿うどん特製スープ 島原そうめん(乾麺)
などをそれぞれ何百食ぶん!!!(◎_◎;)

これはホンマ助かるのよ〜・・・狩野ジャパンさん、本当にありがとう御座います!!

またこれに続いて尼崎の「田中海苔店」!!

海苔って実は中国人はそのまま食べないのよね・・・
スープなんかに入れてダシを取るもんで食べるもんではないと思っているのでしょう。

時々ファンキー村に海苔を送って来てくれるが、
ここの味付け海苔食ったら中国人の世界観が変わるかも知れんな・・・

その他、いろいろ協賛をお願いします!!

そんな企業さんとかではなく、少々の気持ち程度の差し入れでも結構です。
今困っているのが100人分のご飯を炊く炊飯ジャー・・・

大きなジャーを持っている方がいたら貸して下さい!!

あと中国人が喜びそうなもの・・・
そう言えば前回張張(ZhangZhang)が来日した時に日本のレトルトカレーに感激してたなぁ・・・

それと日本酒とかの差し入れも歓迎です。

8月7日必着で、
埼玉県児玉郡神川町城峯公園キャンプ場
0495-77-2111
まで送って下さい。

あなたが送ってくれた差し入れは将来の日中関係、
ひいてはアジアの、いや世界の平和のために役立ちます!!(キッパリ)

今年が成功したら来年は100人規模で行いますので、
今回は差し入れしか出来ない人も次回は是非ご参加下さい〜

今年参加出来る方はまだまだ土壇場まで参加受付しております〜(こちら

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2014年7月22日

アーリー爆風トリビュートツアー

ひとりドラムツアー豊橋で一緒になったバンド「お色気の秘宝館」、
まあコアなことにワシ自身も忘れてしまっている爆風デビュー前の音源をコピーしてるバンドだということで、
江川ほーじんに「そんな音源ばかり演奏するバンドをやろうぜ!!」ということで限定結成されたバンド
「江川ほーじんファンキー末吉アーリー爆風トリビュートバンドwith小畑秀光」
(Ba.江川ほーじんDr.ファンキー末吉Gt.Vo.小畑秀光)

見事にツアースケジュールが決定致しました!!

「人間性根は変わらんなツアー」

8/31(日)豊橋AVANTI 公開リハーサル
   OPEN/START 19:00 前売り限定チケット ¥2,000 (1drink付)  ※整理番号付
演奏指導:お色気の秘宝館

9/1(月)浜名湖WATTS 初日
   OPEN19:00/START20:00 前売:3500円 当日:4000円

9/2(火)名古屋ell Fitsall 2日目
   OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円

9/3(水)神戸チキンジョージ 3日目
   OPEN1830/START19:00 前売:3500円 当日:4000円l;

9/4(木)京都RAG 4日目
   OPEN18:00/START19:30 前売:3500円 当日:4000円

9/5(金)四日市EAST 5日目
   OPEN1830/START19:30 前売:3500円 当日:4000円

9/6(土)浜松窓枠 最終日(解散)
   OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円

O.A.お色気の秘宝館

9/7(日)八王子Milky Way 再結成前夜
   OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円

9/8(月)渋谷ルイードk2 再結成
   OPEN18:00/START19:30前売:3500円 当日:4000円

9/9(火)佐野ケン 再結成ツアー初日
   OPEN18:00/START19:00前売:3500円 当日:4000円

9/10(水)新横浜New Side Beach 再結成ツアー楽日前
   OPEN18:00/START18:30前売:3500円 当日:4000円

9/11(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A 本当に解散!!もうしません!!
   OPEN18:30/START19:30 当日のみ:4000円(前売はありません)

なんで一度解散してまた再結成ツアーをやらねばならないかと言うと、
「うちでもやって下さい!!」というオファーが多かったためである。

しかしワシらいい年こいてそんなに大人ではないので、
やってるうちにまた仲違いして予定全てキャンセルして解散!!
ということもあり得なくはありませんので、
見に来れるスケジュールはなるだけ早く見に来て下さいね〜(笑)

ところでここで名古屋の対バン大募集!!!


9/2(火)名古屋ell Fitsall 2日目
ですが、小屋が(私たちにとっては)とても大きいため、
一緒にやってくれる対バンを大募集します。

爆風のコピーバンド、
もしくはアーリー爆風に大きな影響を受けた地元バンドで、
「客を呼べること」が大前提となります。

我こそはと思う地元バンドはこちらにメール下さい!!

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2014年7月18日

またまたひとりドラムやらせてくれるところ大募集!!

さて北京での濃ゆい生活を経て日本に帰って来た。
「長期的展望」などないワシの生活ゆえ、いきなり目先のスケジュールのチェックを始める。

今月の21日にひとりドラムをやらせてくれるところをブログで募集したところ、
何と浜松と八王子という2カ所からオファーがあり、見事にスケジュールが埋まった(驚)


7/21(月)
会場 Hal-sonic Hスタジオ
開場 12:30 開演 13:00 サイン会 14:30〜
料金 一般 2,500円 学割 1,500円
詳細はこちら

7月21日 月
会場 八王子MilkyWay
〒192-0082 東京都八王子市東町12-6 OSプラザビルB2F
TEL : 042-649-3925

開場 18:30
開演 19:00
前売 1500円 入場時ドリンク500円別
当日 2000円 入場時ドリンク500円別
出演:ファンキー末吉
OA 有り
BAR TIME 有り
2DOGS×Hachioji MilkyWay presents...
『KIZUNA-絆-』
ファンキー末吉ひとりドラムin八王子


思うにSNSの発達により「ブッキング」という概念が変わって来ているのではないのか?・・・

もういちいちこちらからライブハウスに
「何月何日にお宅でやらせてくれませんか」
と連絡を入れるより、このブログで、
「何月何日やらせてくれるところ〜」
と公募した方が早いという現実である。

ひとりドラムももう「芸」として確立し、
今やフルバージョンは90分の完璧なメニューもあるし(もっと長いのも可)、
アマチュアバンドのオープニングアクトでは、開場時間から開演時間までの間、それこそ客入れの間にやらせてもらう30分のメニューもある。

ドラムセットと伴奏を再生する簡単なPAシステムさえあれば、
ちょっとしたバーや、客さえ入れば貸しスタジオでも出来るぞ!!

再生装置がなければ容量の大きなベースアンプでも出来る。
これはタイのバンコクでも経験済・・・

おう・・・立派に居酒屋でも出来るではないか・・・

お?・・・ヘタしたら電源さえ何とかなれば公園や商店街でも出来るぞ!!
騒音問題と道路使用許可さえ取ってもらえれば・・・(笑)

というわけで、ざっとスケジュールを見るに、
次のスケジュールが埋まれば完璧なのぢゃが何処かやらせてくれるところはありませんか・・・

8月14日(木):東京から名古屋までの間のどこか
8月18日(月):大阪から東京までの間のどこか
8月20日(水)21日(木):東京から日帰り圏、もしくは1泊して2日間出来るところ
8月28日(木):東京から大阪の間のどこか
9月18日(木)19日(金)に盛岡で決まっているのぢゃが、それ以前のスケジュールで東京から盛岡までのどこか
(その後は北京に飛ぶので後ろにつながりません)

おっ!!ひとりドラム初の東北です。
ひとりドラムツアーの軌跡にまた新しいアイコンが埋まるのか!!!

上記ぜひどなたか是非よろしくブッキングをお願いしたい!!

こちらにご連絡下さい〜

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2014年7月 7日

はっつぁん祭

去年この世を去ったはっつぁんゆかりのミュージシャンが集まって、
はっつぁんの曲、もしくはゆかりの曲のみでライブをやろうという企画、
私は「ハウスバンド」のドラマーとして呼ばれた。

ところが先日リハに行ってみると、
ワシの他にも衛藤浩一はじめいろんなドラマーが参加するので、
純粋にワシがドラムを叩くのはたったの3曲、
それと全員参加のセッションのみである。

ワシがドラムを叩く曲の中には渡辺英樹、田口智治のおふたりのバックもあり、
あの「Pさん」ことパッパラー河合さんが歌う曲のバックもある。

リハには渡辺英樹さんは30分前に着いているというのに、
Pさんは30分しかリハ時間ないのに30分以上遅刻して来る(笑)

それでもちゃんとギターを持って来ただけよい。
ある時なんかギター忘れて現場来て、
「お前なにしにここに来たんや!!」
ということもあった・・・

その辺はC-C-Bの田口くんも似たようなところがある。

王様ツアーのゲストで熊本呼んだ時も手ぶらで来て、
小屋にキーボードがなくって大慌てしたこともある。

この日のリハにも田口くん、
当然ながら与えられた曲の譜面すら持って来てない・・・(笑)

どんなバンドにもこういうメンバーがひとりいて、
C-C-Bでは田口くん、爆風ではPさん、
そしてTHE GOODBYEではさしずめえとーさんであろう・・・

魅惑の3トップがこの日に集結した!!(笑)

Hacchanmatsuri3top.JPG

さて話はまたPさんに戻るが、
往々にして遅く来るヤツほど早く帰るもので、
与えられた曲を1回だけ歌ったらもうギターを片付け始めている(笑)

「もう一回やらんの?」
と聞くと、例によってきょとんとして不思議そうにこう答えるのである。

「やるの?」

何が不思議なのかワシらにはわからない(笑)
そもそもが一回だけでええなら別に当日リハで十分なのである。

「不思議なことを言う人達だけどみんながやりたいならやってもいいよ」
と言わんばかりにまたギターを取り出してもう一回歌う。

しかもその構成は一回目とはもう違っているのだ(笑)

ワシはメンバーに
「歌が入ったところがAメロということで、あとはフリー!!」
と説明する。

そしてその構成が違うもう一回を歌い終わったら、
もう問答無用でさっさとギターを片付けて帰ってしまうのだ。

もちろん本人は自分が違う構成で歌っていたことなど夢にも思っていない・・・(笑)

そして衝撃の事実が発覚する。
何と彼は当日の昼間には7時間耐久マラソンのスケジュールを入れているのだ(驚)

まあいい、この人に大きな期待をしてはいけない。
本番にさえ来てくれればそれでいいのだ・・・

・・・ただしそれさえもが「忘れていた」で実現しないことが多いのだが・・・


兎にも角にも当日がやって来た。
Pさんのことは一切忘れて通しリハーサルが始まる。

実のところワシはこの段階で既に涙腺が崩壊しかけていて、
目の前のえとーさんをイジメて気を紛らわせる(笑)

何にそんなに涙腺を崩壊させられるかと言うと、「曲」なのである。

THE GOODBYEの曲と言えばやっちんか義男の曲がメイン曲で、
はっつぁんの曲はまあ言ってみれば「アルバム曲」というか、
いわゆる「メイン」ではない。

THE GOODBYE解散後に組んだバンドの曲とか、
まあいわゆる「売れてない」バンドの曲なんだからやはり「マイナー」な曲である。

ところが世の中で言うその「マイナー曲」ばかりを並べたこのコンサートメニュー、
これがどの曲もいい曲ばかりで素晴らしいのだ・・・

「マイナーで何が悪い!!」
はっつぁんがまたあの笑顔でそう言っている姿が見えるようだ。

ワシは自分も曲を書いたりするからよくわかる。

レコード会社は絶対これらの曲をメイン曲に持って来たりしない。
そう言えば河合も選曲会議の時に
「これが売れるの?」
という言葉をよく使っていた。

そう、ワシらは「売れるため」に曲を書いて来た。

まるで大人になるにつれて恋が上手になって、
いつの間にやらあんな無防備な恋をすることが出来なくなってしまうように、
いつしか曲も「上手に」書いていってしまう。

そうならなければならなかったのだ。
いつの間にやらワシらは「売れるため」にバンドをやっていた。
幼稚なこと、子供っぽいことは捨てて「大人」にならなければならなかった。

でもはっつぁんはいつも「愛と平和」のために曲を作ってた。
そしてやりたいことをやるためにバンドを組んでいた。

「それしか出来ねぇんだから仕方ねーだろよ〜」
とまたグラス片手に笑ってるはっつぁんの顔が思い出されて来る。

リハが終わって英樹と顔を見合わせて、
「飲みますか〜・・・」
となった。

ワシはどうせ3曲しか叩かないのだ。
普段は叩く前には飲まないワシも、
「飲んじゃえ〜」
とはっつぁんにまた笑いながらそう言われているような気がする。

HacchanmatsuriHideki.JPG

いつの間にやら楽屋で宴会が始まった。

司会の綾和也と会うのも4年振りの結婚式以来である。
アホな思い出話で笑い転げながら本番が始まった。

主催者の池沢もとい未亡人となった加賀ゆう子さんの挨拶から・・・

HacchanmatsuriIkezawa.JPG

演目が進むにつれ酒も進む・・・

HacchanmatsuriWasada.JPG

タイムスケジュールをかなり余裕を持って作っていたため、
2バンド目が終わったら既に10分巻き!!

仕切りたがりのワシは司会の綾和也、衛藤浩一に伝令を飛ばし、
もっと各出演者にはっつぁんとの思い出話を語らせるよう指示を出す。

実際THE GOODBYEに加入する前に組んでいたバンドとか、
ワシはおろかやっちんでさえ知らなかったりするのだ。

ワシらの知らないはっつぁんのエピソードをもっと聞きたい・・・

しかしそんなこんなしていると結局、
ワシらもお客さんもMCに曲に釘付けとなってトイレに立つヒマもないのだ。

「休憩を入れよう」
とやっちんが言い出して15分ほどゆっくり休憩。

やっちんの出番から後半戦がスタートするのだが、
その次がワシがドラムを叩くコーナー・・・

と言えばPさんが来てなければならないところがまた来ていない・・・

電話にも出ずにLINEも返さない。
池沢はだんだん青ざめた顔になってゆくのだが、
慣れているワシや和佐田は、
「まあ本番終わる前に来てくれればそれで御の字ですから」
と余裕である。

まあ何とか間に合ってワシからPさんを紹介してステージに呼び込む。

いや〜出て来たら満場の拍手で気をよくしたのか喋る喋る!!(笑)
結局持ち時間10分のところ30分も喋ってたのです(驚)

それにしてもこの起爆力・・・
爆風スランプがブレイクしたのはこのPさんのエンターテイメントによるものは大きいな・・・

爆笑の30分が終わり、30分押しで最後のコーナーが始まる。
いや〜飛び込みで飛び込んで来た義男がまた喋るのな・・・(笑)

でもTHE GOODBYEの曲歌う時はちょっと泣いてたな。
きっと義男もワシと同じ気持ちだったのだろう。
ステージ袖でずーっと全ての出演者を食い入るように見てたやっちんも・・・

はっつぁんの曲・・・どれも素晴らしいな・・・

最後に全員参加のセッションが終わって、
はっつぁんの曲流して写真をスライドショーで流すのじゃが、
さすがに酔いも回って涙腺崩壊したな・・・

はっつぁん・・・まるでジョンレノンのようじゃないか・・・

考えてみると曲なんかしょせんその人が「どう生きたか」という生き様でしかないなのだ。

化粧して一生懸命着飾って生きてたあの頃・・・
化粧も上手くなって、いつでもそこそこの「自分」を見せられるようになった。

そしていつしか化粧しなければ、
着飾らなければ街も歩けなくなってしまった・・・

そんな感じでしか曲なんか書けなくなっちまった・・・

金も出来たし名声も出来た。
でもいつも何か物足りなかった・・・。

着飾ってないアホな「仲間」がいたからこそ、
着飾らなくてよいそんな「付き合い」があったからこそ今がある。

そんな「仲間」が死んでこのコンサートがあるまで、
そいつがそんなジョンレノンみたいなヤツだってことすら知らなかった。

ジョンレノンのように有名じゃないけれど、
たかだかこの会場いっぱいの人ぐらいにしか知られてなくても、
ジョンレノンのように生きて、
ジョンレノンのように死んでいった仲間がいた・・・

そいつの仲間がまたみんなバカばっかで・・・
アホばっか言いながらバカやって・・・

そしてワシらもいつかはあんたのところに行く・・・

ワシが死んだらそんな仲間がまた集まって、
こんな風にワシの曲をみんなで歌ってくれるのか・・・

来年もまたあんたの歌をみんなで歌おうじゃないか!!
アホな仲間が集まって、あんたの歌を歌おうじゃないか!!

飛び切りアホで飛び切り素敵な仲間に乾杯!!

HacchanmatsuriKanpai.JPG

はっつぁん・・・あんたが残していったこの仲間たちは・・・
ほんまにアホで最高なヤツらです!!

HacchanmatsuriFinale.jpg


HacchanmatsuriKazuya2.JPG

HacchanmatsuriKazuya1.JPG

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2014年7月 5日

7月21日(祭)ひとりドラムやらせてくれるところ募集!!

すんません、突然で恐縮ですが、東京帰って来てスケジュールを眺めたら、
中国ぎっしりで当分ひとりドラムを入れるスケジュールがない(涙)

ふと見ると7月20日(日)が小田原で、
翌日21日(祭)が何もしてないというのはあまりにもったいない!!

ゆえに小田原から八王子の間で(別に八王子から日帰り圏やったらええけど)どこかやらせてくれるところはありませんか〜

ドラムセットと伴奏を再生する簡単なPA設備があったらどこでもやります〜
どうしてもPAがないところはベースアンプとかあれば大丈夫です〜

・・・ってそれやったら電池式アンプ買うたら路上で出来るやん・・・

既にイベントが入っているライブハウスのオープニングアクトでも結構!!
客入れから本番までの間でやらさせて頂きます〜
(実際米子でそれやった笑)

でも出来れば90分時間くれれば北朝鮮の2曲も含めたええフルメニューがありまっせ〜

やらせてくれるところが見つからなかったら路上でやります(笑)
どっか大音量で出来る路上紹介して〜

情報はこちら


ps.UPして半日でやらせてくれるところが見つかりました〜
ブログの効果抜群!!!どうもありがとう御座います!!

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2014年7月 3日

ひとりドラムツアー西日本編最終日浜名湖

いや〜この浜名湖WATTSっつう小屋は初めて来たけど凄い小屋やなぁ・・・

HitoriDrumHamanakoWatts1.JPG

HitoriDrumHamanakoWatts2.JPG

このようにステージの後ろには浜名湖が臨める、恐らくワシの知る限り最高に風光明媚なライブハウスなのです。

マスターの佐藤さんは以前豊川の「かごやはうす」という小屋の人で、
今回ワシがまた
「高松から東京の間でどこかやらせてくれるところ〜」
と募集したら手を挙げてくれた。

対バンはこちらからの要望でまたアーリー爆風スランプのカバーバンド「お色気の秘宝館」。
いや〜この小屋には一番似合いません!!(笑)

HitoriDrumHamanakoOirokenoHihoukan.JPG

まあしかし彼らのおかげで江川ほーじんと廻るアーリー爆風トリビュートツアーの概略が決まった!!

8月31日(日)豊橋AVANTI(公開リハーサル)
9月1日(月)ここ浜名湖WATTS(ツアー初日)
9月2日(火)〜5日(金)やらせてくれるところ大募集!!
9月6日(土)浜松窓枠

また1200Wのアンプを持ち込むであろう江川ほーじんが現地ローディー募集中!!(説教付)
我こそはと思わん方はメール下さい。

いや〜ひとりドラムツアーとっても楽しかったです。
お世話になった方々本当にありがとう御座いました!!

またやりましょう!!


ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

Posted by ファンキー末吉 at:10:28 | 固定リンク

2014年6月30日

ひとりドラムツアー西日本編その9高松

尾道から在来線で岡山まで行き、
マリンライナーで高松まで行くのに坂出で途中下車してみた。

生まれ育った坂出元町商名店街〜

HitoriDrumTakamatsuMotomachiMeitengai.JPG

右手3番目のビルが中華料理店平和園だった。
ワシはここの3階で産婆さんによって生み出されたと言う・・・

平和園は奥に土地を買収して細長く拡張してゆき、
次には奥の右側に拡張してL字型となった。

ワシが物心ついた時には右手手前の路地入ったところに裏口があり、
そこから自宅への出入りをしていた。

HitoriDrumTakamatsuHeiwaen.JPG

裏口の真上の3階がワシの部屋であった。

この部屋にドラムセットを置いて、
アンプ類も集まって来てリハーサル場になっていた。

ちなみにこの右隣の家がS君の家である(笑)

まあ思い出に浸っててもしかたがない、そうそうに引き上げて高松へ向かう・・・。

今回のひとりドラムは大嶋さんという方がブッキングしてくれた。
ドラマーだそうで、前々回の王様ツアーを見に来てくれたらしい。

場所はBEATLESというライブハウスで、
五星旗でも一度お世話になったことがあると記憶している。

突然のブッキングで、しかも対バンもなくひとりドラムのワンマンである。
集客の方を心配してたのだが、たくさんの人が来てくれて感謝である。

HitoriDrumTakamatsu.JPG

ちなみにここでも後ろに客を入れた。
オッサンばかりだが全員ドラマーだということだ(笑)

でもドラムを叩くのを後ろから見れるチャンスはないのでドラマーにとっては特等席やと思うぞ・・・

さて、今回フルライブのひとりドラム、メニューをどうしようかと一瞬迷ったが、
まあだんだん喋りもまとまって来て長くなってるし、
対バン付でも1時間ぐらいやったりしてるんで、
ここは持ちネタ全部やってまえ!!ということで全ての商品の実演販売(香川県なので坂出マイラブも含む)ということで1時間半を超えるフルメニューがここに完成した!!

HitoriDrumTakamatsuSakaideMyLove.JPG
(坂出マイラブ熱唱ちう)

ここにセットリストをUPしておこう。

商品番号1:
演奏曲「Vision Rocks」映像、譜面、伴奏データ一式1000円
商品番号2:
演奏曲「Spreading Your Fire」収録X.Y.Z.→Aベストアルバム3900円
商品番号3:
演奏曲「Initiation」収録X.Y.Z.→A最新版SEVENTH HEAVEN(2CD版)3200円
商品番号4:
演奏曲「びっくりミルク」収録、爆風トリビュート初回版3000円
商品番号5:
歌唱曲「坂出マイラブ」収録、爆風トリビュートおまけComplete1000円
商品番号6:
演奏曲「ムルムピョ」にまつわる著作本「平壌6月9日高等中学校軽音楽部」1600円
商品番号7:
演奏曲「豊年の春」にまつわる朗読CD「平壌6月9日高等中学校軽音楽部」ライブ特価2000円
商品番号8:
演奏曲「天界への7番目の扉」収録、ファンキー末吉ソロアルバム1000円(中国直輸入版)
商品番号9:
演奏曲「炎の靴」収録、五星旗3rdセルフカバーベスト2500円

以上1時間半を超える完璧なメニューがここに出来上がったぞ!!
(坂出マイラブは香川県以外の土地では歌唱しませぬ)

更にアンコールでやれる商品のない曲もまだ数曲残っているんだから我ながら大したもんぢゃ・・・

さて明日7月1日は10日間に渡るツアーの最終日、坂出マイラブを除く全てのメニューを演奏する予定です!!

浜名湖WATTS

open19:00/Live20:00~
Charge:¥2000(order)

お集りあれ!!


ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

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ひとりドラムツアー西日本編その8米子

尾道からTakahashiさんに車に乗せてもらって米子に着いた。

熊本のドン西郷さんとか、
全くもってこのように次の土地まで送ってくれると助かるのよ〜

物販でぱんぱんのクソ重い荷物引きずらんでええし、
乗り換えもなければ後部座席でふがーっと寝てれば会場まで着いてしまう。

本当にお世話になりました!!


全くもってこの「ひとりドラムツアー」は各地の「人」によって成り立っている。

もともとは尾道が終わったらどこかの空港から北京に発とうと思ってたのじゃが、
北京の仕事がドタキャンになったので、また
「尾道から東京までの間でどっか組んでくれる人〜」と募集したら、
まず先に一日空いて高松、その次の浜松が決まってしまい、
ぽこっと空いてたこの日を鳥取の倉さんという方が手を挙げてくれた。

会場に着いたらこんなポスターが・・・

HitoriDrumYonagoPoster.JPG

素敵な手作りポスターではないか!!・・・

これを見てワシは大体理解した。
今日は開場時間から開演時間までの客入れの時間で演奏する「完全なるオープニングアクト」なのだと・・・

構いまへんでぇ〜何でもやりまっせ〜!!
というわけでセッティング終わったらすぐ開場なのですぐ本番(笑)

HitoriDrumYonagoDruming.JPG

この日の出演バンドは7つ(>_<)
呼んでくれた倉さんのバンドは5つ目だった。

HitoriDrumYonagoRockets.JPG

ワシは開場時間の17時からドラムを叩いて、
全部終わったら23時近く・・・(>_<)

例によって客に酒を奢ってくれと言うのでこんなに飲む羽目になる・・・

HitoriDrumYonagoAkibin.JPG

これだけ飲んで更に打ち上げ(笑)

HitoriDrumYonagoKuraAndShuhei.JPG

ギターボーカルの周作さんもとても面白い人で、
聞けば明後日カレー&ラーメンの店をオープンするとのこと。

「今度は是非うちの店でやって下さい」
とのことじゃが、それは願ってもないことである!!

もともと
「ドラムセットと伴奏を流す簡単なPAさえあればどこにでも行きます」
というものなのぢゃから、カレー&ラーメンの店なんて願ったり叶ったりである。

次は是非そこでお願いします〜

いっぱいご馳走してもらってありがとう御座いました〜


ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

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2014年6月29日

ひとりドラムツアー西日本編その7尾道

尾道にはThe東南西北のメンバーやピアノの八ちゃんやたくさん友達はいるのだが足を踏み入れるのは今回が初めてだった。

宇部から在来線と新幹線を乗り継いで、
広島で途中下車してお好み焼きを食って(笑)
そこからまた在来線に乗って初めて尾道駅に着いた。

目の前には海、そして後ろはすぐ山・・・

HitoriDrumOnomichiOnomichieki.JPG

なんじゃこの城みたいなもんは・・・

HitoriDrumOnomichiOnomichijou.JPG

よく朝「ここに登るぞ!!」と宣言して撮った写真じゃが、
あえなく2合目ぐらいで断念!!(>_<)

聞けばこれな歴史上の建造物ではなく民間によって建てられた建造物で今は廃城になってるそうな・・・
尾道城Wikipedia

駅からは長い商店街が続いていて、そのはずれは飲屋街。
昔は船着き場で赤線とかが広がっていたそうで、
10人も座ればいっぱいの小さな飲み屋がひしめきあっている。

そんな中に今回演奏する店があった。

OnomichiCatCh22.jpg

ここをブッキングしてくれたのはTakahashiさんという方で、
実は手数セッションと五星旗3rdのジョイントツアーの福山のライブハウスの前のラーメン屋で隣に座ってたのが縁で、
「今度是非尾道にも来て下さいよ」
ということで実現した。

以前小畑秀光とのツアーで移動日をライブで埋めるため尾道の友人達に
「どっか尾道で演奏出来るとこない?」
と聞いたところ、
「尾道ではないですねぇ〜福山だったらありますが」
ということで紹介されたのが福山Cableだったのだが、
尾道にもこんないい店があるではないか!!

聞けばここのマスターKazさんは昔ライブステーションで一緒にセッションをしたことがあるそうな(驚)
オープニングアクトで弾き語りで歌を歌ってくれた。

HitoriDrumOnomichiKaz.jpg

いや、別にドラムを叩きながら歌ってるわけではない。
実はこの日はドラムを一番前にセッティングして後ろにも客を入れたのぢゃ。

HitoriDrumOnomichiStage.jpg

いや〜フルバージョンでやらせて頂いたが盛り上がったなぁ〜
物販もむっちゃ売れて売り切れ続出!!

おまけにマスターのKazさんが
「打ち上げどうします?」
と言うので、
「もちろん店でやって客に飲ませて売上に貢献しましょうよ」
と言うと、
「でもうちはパスタとかピザとか洋食ばっかなんで地元の美味しいもんも食ってもらいたいんでねぇ・・・」
ということでわざわざ地元の寿司屋から「穴子の刺身」なる珍味や
その他地元の食材の天ぷらやらいろいろ出前して頂いた。

ブログにもいろいろ書いて頂いて感謝感激です。

店のTシャツも頂いて、これを来てどっか風光明媚なところで記念撮影しようと思ったのですが、
尾道城まで登ろうと思ったら力尽きて2合目で記念撮影しました。

尾道よいとこまた絶対来ます!!!
Takahashiさん、わざわざ米子まで送って来てくれてどうもありがとう御座います!!

ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

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ひとりドラムツアー西日本編その6宇部

熊本から1日空いて尾道が決まっていたのだが、
ただの移動日だと面白くないということで、
また「その間の土地でどこかやらせてくれるところ〜」と募集したら手を挙げてくれたのがここである。

Live&Itarian Dining Bar BURLESQUE/バーレスク

なんでも最近オープンしたばかりのライブハウスで、
誰か有名な人に来てもらいたいと思っていたところだったらしい。

ワシでよかったのか?・・・(笑)

小屋に着いたらドラムセットがふたつセッティングされていた。
しかもドラム台の前にセッティングされていたので
「お、なかなかオープニングアクトっぽくてええやん」
と思ってたら、実はフロントアクトで、ワシの前に地元のバンドが2つ対バンで出た。

店長さんのアニメソングバンドは5人バンドなのでまだいいが、
3ピースのバンドにはこのドラムセットは邪魔じゃのう・・・(笑)

HitoriDrumUbeTaiban.JPG

かくしてワシの出番が始まった!!
時間を気にしなくていいのでたっぷり喋れる(笑)

HitoriDrumUbeMC.JPG

最後には地元ミュージシャンとセッション!!
ベーシストは爆風スランプのJungleを全曲フルコピーしたという江川ほーじんフリーク!!

HitoriDrumUbeSession.jpg

なんか地方に行くとよく出会うなぁ江川ほーじんフリーク(笑)
こりゃ「アーリー爆風トリビュートツアー」もマジで実現ささないかんな・・・


ひとりドラムツアーの軌跡はこちら

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ひとりドラムツアー西日本編その4と5熊本

今回のツアーはもともとはこの熊本のブッキングから始まった。

ブログでブッキングを煽ったら熊本の「ドン西郷」こと渡邊さんという方が手を挙げてくれて、
「よしこれにくっつけて・・・」ということで今回のツアーとなったのだ。

行ってみて初めてわかることだが、
熊本の地元ミュージシャンが毎月イベントをやっているらしい。
今回はそれを2DAYSに拡大して私を呼んでくれたというわけだ。

むっちゃ盛り上がったぞ!!

HitoriDrumKumamotoAudience.jpg

特筆すべきは主催者のひとり、通称三平さんことコナキー(末吉命名)の圧倒的パフォーマンス。

HitoriDrumKumamotoTuning.jpg
(左がドン西郷、右がコナキー)

いや、別にワシはギターで参加しているわけでも何でもない。
彼らのステージ中にギターのチューニングが狂ってしまい、
あまりにチューニングが合わないのでステージに上がって代わりにチューニングしてやっている図なのぢゃ(笑)

「ファンキー末吉とセッションコーナー」も設けられていて、
1日目はツェッペリンの曲をということになっていたが歌う人が来れず、
急遽曲を変えてその場で覚えて叩いた。

2日目は予め曲を送られていたのぢゃが、
その中の1曲が爆風トリビュート版の「東の島にブタがいたVol.3」である。

こちらに映像もUPされてます)

江川ほーじんのベースを完コピして来た若干20歳の美人ベーシストYukitan
なんかもうすぐ東京に出て来るというので江川ほーじんにありがたい説教をしてもらおうということになっている(笑)

HitoriDrumKumamotoYukitan.jpg

打ち上げも盛り上がったぞよ!!

HitoriDrumKumamotoUchiage.jpg

毎日馬刺!!馬レバー!!

HitoriDrumKumamotoBasashi.jpg

HitoriDrumKumamotoUmareba.jpg

そして何より感謝したいのが、翌日ドン西郷どんは、ワシを車で次の公演地宇部まで送って行ってくれたことである(感激)。
しかも3時間半かけて送ってくれて、そのままとんぼ返りで熊本まで帰って行かれた(感涙)。

熊本のみなさん、本当に何から何までありがとう御座います。
また行きます!!すぐ行きます!!しょっちゅう行きます!!

よろしくお願い致します。


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2014年6月26日

ひとりドラムツアー西日本編その3福岡

唐津ではさんざん飲み食いさせて頂いて、
そのままキャラバン河上さんの車で福岡まで送って頂いた。

この福岡のライブは通称「ヤンズ」こと元Jazz屋北京のスタッフだったYokoさんがブッキングしてくれて、
唐津の暴飲暴食まで付き合ってくれた(笑)

このVoodoo Loungeという小屋は実は縁があって、
その昔WINGのツアーを組む時にお世話になろうとしていた小屋で、
オーナーさんはバンドを組んで北京でコンサートもやったことがあるという話だ。

この日の対バンは個性的なバンドばかりで、
まあ写真だけ見てもらえばわかると思う・・・

VoodooLooungeBand1.jpg

VoodooLooungeBand2jpg.jpg

VoodooLooungeBand3.jpg

VoodooLooungeBand4.jpg

「あれ?何で最後のバンドにファンキーさんが?」
と思う方のいるだろうが、もういつもの、
「みなさんのお金で私に酒を奢って下さい!!
その一杯が店の寿命を一日延ばす一杯となります」
によって最後のバンドの時には既にべろんべろん(>_<)

なんか即興的な要素の多いバンドで、
ギタリストは時々持ち替えてキーボードも弾くし、
しょっぱなから即興でリズムに乗せて「えらいこっちゃ」とか爆風曲のフレーズなども歌っていたので、「ほな乱入しちゃろう」という気になっていきなりステージに上がった。

いやまたこれが1曲目に上がったもんで降りるタイミングがなくなって結局最後まで弾いていたぞ(笑)

ギタリストがキーボードを弾くパートでは
ワシは仕方がないのでそのギタリストのギターを弾き始めるという悪ノリぶり・・・

いや、知らん曲やし、コードがEになった時のみ「E7+9」を押さえてピートタンジェントばりに腕を回して弾くだけなんですが・・・迷惑やったかなぁ(笑)

バンドも怒るどころか曲が始まる前に「キーはE」とか教えてくれたので、
まあ役には立たんじゃろうが邪魔にはならんように演奏出来た・・・(かも知れん)

もうステージ終わったらべろんべろんである。
ギターやキーボードってドラムと違って手先だけでやってるから楽なのかと思ったら大間違い!!(笑)

打ち上げではもつ鍋の味も覚えてないほど泥酔でした・・・(>_<)


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ひとりドラムツアー西日本編その2唐津

今回の唐津は「食」に関して書くことが多いので、
まずはライブのことはおいといて「食」のことだけ書きたいと思う。


まず佐賀と言えば「佐賀牛」である。

しかし前回は王様ツアーで来たため、
締まり屋の王様に「高いからヤだ!!」と一括されて一度も食することが出来なかった。

今回は遠慮なく頂こうとばかり、
前回非常に気になっていた小屋の近くにあるステーキ屋さんに飛び込んだ。

KaratsuSteakeHouseCaravan.JPG

いや〜オーナーシェフの河上さんが楽しいお人で、
愉快なお喋りと肉の解説と、肉をやく素敵なパフォーマンスで魅了してくれた。

ちなみにここてゃお店のPVがある(笑)

この河上さんが翌日は休みだということで、
いろいろ地元観光へと連れて行ってくれた。

まず佐賀と言えば「イカ」であるが、
一番の名所「呼子(よぶこ)」まで車で乗せて行ってくれて、
超有名なレストラン「萬坊(まんぼう)」に連れて行ってくれた。

Manbou.JPG

海に浮かぶこのレストラン、実は「いかしゅうまい」発祥の店らしく、
当然の如く食したのではあるがこれもまた絶品!!

ManbouIkashuumai.JPG

そしてお目当ての「イカの姿作り」

ManbouIkanosugatatukuri.JPG

これは前回の王様ツアーの時に偶然福岡のライブハウスの隣の居酒屋で初めて食したのであるが、
後に佐賀バルーンフェスタの打ち上げで同じのが出て来たので、
「これって福岡でも食べました」
と言うと、
「何言ってんですか、これは佐賀の名物ですよ」
と笑われたことがあったが、
佐賀は佐賀でもここ呼子の名物であり、
その中でもこれを食す一番有名なレストランがここだということで、
その「本場中の本場」に舌鼓を打つ。

ちなみに食い残った足とかは天ぷらにして「ゲソ天」もしくは塩焼きにしてくれる。
これがまた絶品!!

ManbouIkageso.JPG

そしてこれだけではない、河上さんは私を更に魅力的なところに連れて行ってくれた。

波戸岬・・・

波戸と書いて「はと」と読むということから、観光地によくある「恋人達の聖地」(笑)
一緒に写真を撮ってみる・・・

HatomisakiWithCaravan1.jpg

HatomisakiWithCaravan2.jpg

ガチホモかい!!と突っ込まれそうですが、いえいえ初対面です(笑)

そんなことよりこの岬には素敵な屋台が建ち並んでるのですよ・・・
例えばおばちゃんのやってるこんな屋台!!

HatomisakiObachan.JPG

ちなみに前に並んでいる瓶詰めなどは試食用にタダ!!
これをツマミにサザエのつぼ焼きなどが焼かれるのを待つ・・・

HatomisakiSazae.JPG

サザエだけではない!!アワビの踊り焼きというのが残酷だがまた絶品!!
(映像はこちら

その他いろいろ観光地とか連れて行って頂いて、
最終的には福岡まで乗せて行ってくれてどうもありがとう御座いました。

また唐津に行った時には必ずCaravanに食べに行きます!!


さてさて「食」の話はこれぐらいにして、肝心のライブの話を書きたいと思う。

前回王様に紹介されて王様ツアーでお世話になったFunkyというバー。
オーナーの田代さんには非常によくして頂いて、
今回も「熊本までの間でどこかつなげてくれる人〜」とブログに書くと真っ先に手を挙げてくれた。

今回は「自分のバンドでご一緒させて頂きます」ということだったのだが、
「恐ろしく下手ですんでそれをブログに書いて下さい」とおっしゃる。

いやいや、なかなかのもんでしたよ〜

KaratsuFunky.JPG

面白かったのは奥さんがボーカルとして参加した時のMC、
「うちの嫁さんは私たちのバンドがあまりにヘタクソなんで、
こんなバンドとは一緒にやれないと脱退したのだけれども、
今回は特別にアンタ達でもいいわと妥協して一緒にステージに上がってくれました」
っつうのが微笑ましくて笑ったなぁ・・・

KaratsuFunkyWithMama.JPG

奥さん「緊張して心臓が破裂しそうでした」とおっしゃってたが、
いや〜なかなかのもんでしたよ。

ひとりドラムツアー、何とか物販売って移動費宿泊費を捻出しているが、
目的の中心は「旅」である。

「旅」の一番の楽しみは「食」と「出会い」である。

そして音楽も旅も楽しければそれでいい。
バンドが上手いヘタは関係ありませんぞ。

次に唐津に来る時にはこのバンドで数曲ドラムを叩かせて頂きます!!(キッパリ)

またよろしくお願いします〜


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2014年6月25日

ひとりドラムツアー西日本編その1富士市

かなり前からオファーがあったのでブッキングしてはいたが、
次につながったのが佐賀県唐津なので、
まあ富士市に泊まってぷらっとこだまででものんびり九州に入ろうと思ってたら、
新幹線代って意外と高い(>_<)

それに反して飛行機っつうのが安いのがいっぱいあるので、
取りあえず悔しいけど(笑)この日は富士市まで行って、
泊まって翌朝か、もしくはその日のうちに帰れたら一度東京に戻ってから福岡に飛ぼうということにしてた。

なんか一回行ってまた逆戻りすんのってどうも悔しいのよねぇ・・・

じゃあ車で往復するのがいいか、いやそれなら飲めないぞ、
じゃあ富士に泊まるか、いやそれなら翌日羽田に行ったら車をどうやって捨てる?
とりあえずこの10日間の最終日浜松まで乗って行って捨てるか?
とかいろいろ考えていたのぢゃが、
何とこの日のイベントには東京から呼ばれている対バンがいるという情報が入った!!

しかもマッド大内プロデュースのバンド!!

おう!!!マッドさんとこの若い衆やったらワシの若い衆も同じやな(笑)
ということで面識も何もないけれどもTwitterでアカウント探してフォローしてみたら早速返事が来た。

@livebarxyz フォローいただきありがとうございます!!
日曜日の富士、メンバー一同楽しみにしております♪どうぞよろしくお願いいたします!

ほう・・・釣れた(笑)
早速たたみかけて見る・・・

よろしくです〜ところで当日機材車で行く?日帰り?ワシが乗れるスペースある?(笑)
"@VELLzFIRE:
@livebarxyz フォローいただきありがとうございます!!
日曜日の富士、メンバー一同楽しみにしております♪どうぞよろしくお願いいたします!

あとはDMでのやり取りでなし崩しに同乗決定!!!(笑)

いや〜面識もない人達の車に乗るのも勇気がいるが、
面識もない人を車に乗せる彼らもなかなか勇気があるぞ!!(笑)

しかしまあ周りの下馬評
「むっちゃいいヤツらなんで絶対気に入ると思いますよ」
の通り、本当に楽しいヤツらでいっぺんで仲良くなった。

彼らのCDなどをBGMに東名高速を車は爆走ワシは爆睡して、
「着きましたよ」
と言うので車を降りたら、
「ここがライブハウス?まるでレストランやな・・・」
と思って入ったらメシ食いに来たレストランだった(>_<)

見れば前回VoThMのツアーでご馳走になり、
今回浜松のライブ終了後でも爆食した「さわやか」ではないか!!

静岡県人なら必ずここを薦めるという「げんこつハンバーグ」が名物のチェーン店。
「お前らよう分かってるなぁ」と思ったが、
彼らも地元の人に「メシ食うならどこがいいですか?」と聞いて
ここが美味しいということでやって来たということだ。

GenkotsuHanburg.JPG

いや〜この「げんこつハンバーグ」、
渡辺英樹曰く「静岡県人はハンバーグを生で食うのか!!(怒)」というぐらい(どんなや?)のインパクトがあり、これはこれで絶品なのであるが、
ワシは密かなマイブームでここの「さわやかステーキ」を注文した。

SawayakaStake.JPG

いや〜肉はやっぱ美味い!!!!

これでバンドの連中とも完全に意気投合して、
「お前ら8月8〜11日ヒマか?」
ということで日中サマードラムスクールにもご招待した。

毎夜のキャンプファイアーコンサートも楽しくなりそうじゃ・・・

VellsFire.JPG

いや〜乗せてくれたお礼にここはワシが払うぞ!!
と言って結局は新幹線代ぐらい使ってしまったが、
まあこれも「心意気」ということで会場に着いた。

地元バンドの歓迎を受け、みんないいヤツらだったので非常に嬉しい。
旅の喜びはやっぱ「出会い」やねぇ・・・

ひとりドラムはもうMCも含めて「芸」として完成されつつあり、
いつも最後にはこんなMCを言う。

「このひとりドラムツアー、私はギャラなんか当てにしてません!!
当てにしているのはみなさんが奢ってくれる酒で御座います!!
私もライブバーなどをやっていてライブハウスの経営が大変だろうことが重々わかります。
ここはひとつ皆様が店から一杯ドリンクを買ってそれを私に奢って下さい!!
この一杯がこのライブハウスの寿命を一日延ばすことになる!!」

などと言って終演後対バンのライブを見ながら物販売り場で飲むのだが、
いや〜こんな風に対バンに歓迎される日には酒が5杯や10杯じゃきかないのな(>_<)

結局打ち上げの記憶もほとんどなく、
また粗大ゴミのようにVELLzFIREの車に放り込んでもらい、
気がついたら八王子まで送ってもらってた。

今回これを皮切りに始まる10本連続のツアー、
初日は「飲み過ぎ」にて始まったが、
いやいや実はここからが大変!!

何せここからは美味いものが豊富な九州ツアーなのであったのぢゃ・・・続く


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2014年6月17日

アーリー爆風トリビュートバンドを組もう!!

いや〜ひとりドラムの最終地の豊橋と浜松盛り上がった〜!!

特に豊橋は100人を超える動員数で、
いろんなバンドが出たのだけれどもその中で目についたバンド
「お色気の秘宝館」

OirokenoHihoukan.JPG

まあバンド名からしてコミックバンドなのだが(笑)
彼らがレコーディングもされていないアーリー爆風スランプのコアなボツ曲の数々を演奏してた。

ポックリ倶楽部
ふんだりけったり
希望

希望?・・・そんな曲あったっけ?・・・

ベースとギターのリフから始まるのだけれども、
そのリフはどう聞いても江川ほーじんそのもの。

曲を聞き進むにつれ、ある歌詞の部分で思い出した。

「ハゲになりたいぜ!!完璧なハゲに!!10円ハゲにはなりたくない!!
つむじはどこなんだ!!つむじがないぜ!!つむじのとこだけハゲている!!」

何だこの歌詞は!(◎_◎;)

サンプラザ中野が一番天才だった頃とちゃうか・・・
思い出した思い出した・・・リハで大笑いしてたもんなぁ・・・

その後歌うのが辛くなってやらなくなったとか・・・(笑)

ワシは「ええじゃないか」という曲で1曲セッションした。
確か爆風結成して初めて書き下ろした曲である。

いつもライブでやってた初期の代表曲ではあるのだが、
確かこの曲もレコーディングはされてないはずやが?・・・

聞けば彼らは84年のELLでのライブを録音したカセットを持っていて、
それを元にこれらの曲をコピーしているのだと言う・・・

そのテープ〜デジタル化して送ってくれ〜!!!(笑)

次の日の浜松の対バンも彼らだと言うので、
是非ワシも忘れているこれらの曲を演奏してくれとリクエストしたのだが、
この日はドラマーが違うドラマーなので演奏出来ないと言う。

ベースは来ると言うので「じゃあワシがドラム叩く」ということで、
何と30年ぶりにこれらの曲を演奏してしまった・・・

いや〜構成も何も覚えてないのに、
ポックリ倶楽部の
「週に一度〜全力疾走〜ダッシュ!!ダッシュ!!ダッシュ!!」
というところは身体が自然に合わせてシンバル叩いてしまうし、
その後の
「血圧急上昇・・・すなわち」
の後の
「ポックリ」
の時にはついついブレイクしてしまうのな(笑)

人間30年経ってもアホなことだけは身体が覚えてるのな・・・(感心)

そんなこんなで彼らと飲みながらまたアホなことを思い付いた。
これらアーリー爆風スランプの曲を江川ほーじんに演奏してもらったらどうだろう・・・

アマチュアバンドなので好きなことばっかやっとる。
すなわちこのバンドがコピーしたいような江川ほーじんフレーズ満載なのである!!

あいつはどうせメール送っても返さへんし、
電話しても出んし留守電も返さへんからここで通達しよう!!

9月か10月にアーリー爆風トリビュートバンド組んでツアーするからお前ベース弾け!!(キッパリ)

メジャーな曲一切やりません!!
発売もしなかった下らない曲中心でやりましょう!!(笑)

どうせ中野や河合に声かけてもやるわけないからなぁ・・・
誰かギターと歌と探す必要があるなぁ・・・

ギターはともかく歌はなかなかこのテのアホな曲を歌いたがるボーカルはおらんからなぁ・・・
いや冗談抜きでホンマに恥ずかしい曲ばっかしやからなぁ・・・

頭が悪くてその辺の恥ずかしさがないボーカリスト・・・

あ、ギターも弾けて一番アホなボーカリストがおった!!・・・小畑秀光!!!

3人でやるなら経費も削減になってええかも・・・
後はリハーサルが必要やなぁ・・・

そや!!先日お世話になった豊橋のAVANTIは宿泊も出来るから、
ツアー初日はここで2日間公開リハーサル!!

対バンはお色気の秘宝館!!(笑)

いや、彼らの持っている秘蔵音源がなかったらワシらも練習出来んからな。
おまけに江川ほーじんに
「違う違う!!お前は84年はこう弾いとった!!」
と教えてやるぐらいして欲しいな(怖)

そいでまあ1週間ぐらいツアー廻って、
最終日は浜松で解散(笑)

ええなぁええなぁ・・・

ほなそういうことで江川ほーじんさん、小畑秀光さん、お色気の秘宝館さん、よろしく!!!

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2014年6月16日

朝鮮学校の秋祭りでドラムを叩こう!!

6月11日朝関空に降り立ったワシはさすがに一日寝ていたが、
翌日12日からは活動開始!!

まずは朝いちで朝鮮学校を慰問!!

ChousengakkouImon.jpg

今回朝鮮総連のイベントに出演するに当たって、主催者も
「ポスターに朝鮮総連という文字が3つも入ってますけど大丈夫ですか?」
と度々心配のメッセージを頂いたが・・・

いや、3つでもひとつむしろ一緒やろ(笑)

ニュース等で悪い報道が多く、イメージを損ねてはという配慮なのだろうが、
いや、別に団体のイメージが悪くても、
政治的宗教的に利用されるイベントでさえなければ、
ワシは別に悪名高い著作権団体からイベントに呼ばれても出演するぞ!!(キッパリ)

まあこれが「仕事」やからな、出来れば胸張ってドラム叩きたい。
「告知はやめて下さい」とかはよう言わんな・・・ワシの場合・・・

同様に朝鮮学校の慰問もワシにとっては胸を張って門をくぐりたい。

だって鶴橋でよく一緒に飲むおっちゃんやおばちゃんや、
その子供たちの母校であったり、現在通ってる現役であったり・・・

なんかここ「中大阪朝鮮初等学校」は一番歴史が深い学校らしく、
ちょっとした歴史博物館みたいのがあって見学させてもらったが、
「日朝の歴史に翻弄された学校やな」というのが素直な感想である。

「この朝鮮学校を救え」とか「こんな学校潰してしまえ」とか、
そのテのことはワシにはよう言わんし考えもつかんな・・・(>_<)

まあ隣の人達ともっと仲良うやれんかな・・・と思うのみである。

夜のイベントもそういうつもりで参加させて頂いた。
この辺にお住まいの在日のおっちゃんおばちゃんの手作りイベントである。

いや、むしろ仕切り的には中国よりもよっぽどよかったぞ(笑)

SourenEventDrum.jpg

SourenEventTalk.jpg

最後に修学旅行で平壌6月9日高等中学校に修学旅行で行く人達がいるというので、
ステージに上がって来てもらって一緒に記念撮影して、
それを唯一ワシの教え子でまだクラブに在籍しているドラムの一平くんに渡してもらおうという趣向である。

ビデオメッセージを録音してる時につい感極まって泣いてしまった(>_<)

そしてこの場で勝手に発表!!
10月26日(日)の中大阪朝鮮初等学校の秋祭りイベントに出演します!!

何やらこの日は学校の行事ではあるけれども酒類も販売したりなんかしてて
昼から飲んだりもしてるらしく、そこにドラムセット持ち込ませてもらって、
平壌6月9日高等中学校の子供たちと作り上げたこの曲を同胞であるこの学校の子供たちと一緒に生で演奏しようという趣向である。

どうやって演奏しようか・・・

聞くところによると地元の朝鮮吹奏楽団には日本人の演奏者も参加してるというし、
参加出来て一緒にやれたらええけどな・・・

まあ近づいて来たらいろいろ考えよう・・・

この日お世話になったおっちゃんおばちゃん、
いろいろ本当にありがとう!!

またこの辺行ったら一緒に飲みましょう!!

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2014年6月13日

誰か6月28日の尾道前後で「ひとりドラム」ブッキングして〜

18日間のひとりドラム亜洲巡演を終えて関空着いて死んでいた(笑)

ひとりドラムの軌跡」を見るに、いや〜世界中いっぱい廻っとるなぁ・・・

今日は大阪で朝鮮総連のイベント、
明日は豊橋、明後日は浜松でとりあえずひとりドラムツアーは一段落。

この「ひとりドラムの軌跡」にアイコンを埋めるのが密かな楽しみになってしまったぞ〜(笑)

さてと、ということで自分のスケジュールを整理してみると、
そのまま横浜でParadise Cafeでライブをやって帰京!!

その後はで3連続やってライブをやってからまたひとりドラムツアー!!

20日に柏でやって、21日が空いているのはまあよい。
溜まった仕事などもあるのでこの日に全部仕上げてしまおう。。。

22日の富士市からまたツアーに出て、
次の日23日の唐津への移動はまあ大変やけど大丈夫でしょう。。。

24日に福岡、25、26日に熊本は非常によいのだが、
一日空いて28日に尾道というのがどうも気になる・・・

出来れば27日に誰か熊本と尾道の間でブッキングしてくれんか・・・
山口とか広島とか・・・どなたかおらんか〜

元々入ってるライブにOAとして参加させてもらっても
「うちの店ドラムセットあるけどスケジュールがぽっこり空いてて」でもええのよ〜

あと29日から本当は北京に飛ぼうと思ってたのでスケジュールがぽっこり空いているのじゃが、
29日、30日、場合によっては7月1、2日に尾道から東京までの道のりで誰かブッキングしてくれんか〜

高知に実家があるので四国方面でもええけど・・・

あとねぇ〜世界中もっとアイコンを埋めたいの〜(笑)
世界各国のみなさん、ドラムセットと伴奏を再生する簡単なPA装置(出力のでかいベースアンプでもよし)さえあればどんな国にでも行きます!!(紛争地でもよし)笑

よろしかったらご連絡下さい〜こちら

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2014年5月23日

お前食えてるか?

Facebookとはまことに便利なツールである。
先日ツアーを廻ってる時に懐かしい人間からメッセージが入った。

「ファンキーさん、ご無沙汰しております。お元気ですか?
昔アミューズで大変お世話になった李涛(リタオ)です。
まだ覚えてらっしゃいますか?」

おう!!覚えてるぞ!!

あれは当時の所属事務所アミューズが初めて中国人アーティストと契約して、
ワシが中国語喋れるということで事務所から紹介されたんだな・・・

何とかしてやろうと思っていろいろやったけど、
結局アミューズではどうにもならなくって国に帰ったと聞いた。

「また今度会いたいね」
ということでその時のやり取りは終わったのだが、
今日のライブで仮谷くんが、
「今日李涛が来るって連絡来ましたよ」
と言うのでびっくりした。

確かデモテープか何かを作ってやろうということで、
それじゃあということで仮谷くんを紹介したのかな・・・

仮谷くんはあーちゃんにも懐かしそうに「今日李涛が来るってよ」と言う。
「え?李涛?久しぶりねぇ・・・」
あーちゃんがいきなり「母」の顔になる。

当時の彼はそれはそれは一生懸命頑張っていたのだが、
とてもじゃないけど浮かび上がれるような状態ではなかった。

あーちゃんのことだからきっと
「ちゃんとご飯食べれてる?」
とか言ってメシでも食わせてやってたのだろう・・・

開場してしばらくして相変わらずの好青年がやって来た。

「おう!!久しぶりだなぁ!!」
取りあえずチャージなんか払わせない。
中に連れ込んで取りあえずビールを奢る。

「お前、食えてるか?今何やってんの?」
そんな気持ちはあるが直接はなかなか聞けない。

そんなこんなでライブが始まる。

彼をMCの肴にしながら2ステージを終え、
やっと彼との昔話の時間となる。

話のはずみに、
「来月19日にまたこのセッションするから何曲か歌いにおいでよ」
という話になる。

聞けば劇団四季に所属してたと言うではないか・・・

「劇団四季は中国でも公演してたじゃない?あの時いたの?」
中国人なのでもしその時いたらさぞかし重宝されたことだろう。

「いえ、僕が劇団四季に入ったのはその後なんです」

そうなのだ・・・彼は決して世渡りが上手な人間ではない。
自分から前に前に出る人間でもないからチャンスにも無縁なキャラである。

ただ、やっぱ人間がいい!!
ワシも仮谷くんも、あーちゃんなんてホント「母」の目線で李涛を見てる。

「苦労したんだねぇ・・・」
そんな目線なのであるが、それがワシらにとっては「現在進行形」である。

「苦労してるんだねぇ・・・」

先入観というのは恐ろしいもんで、
ワシら3人は完璧に彼のことをそう思っている(笑)

ワシなんかは、
「あの時に仮谷家でレコーディングしたデモの曲でも歌えば」
と思って誘っているのだが、
劇団四季に所属してたのならもっと歌える曲はあるだろう。

「劇団四季の何のミュージカルやってたの?」

確か中国公演では「李香蘭」であっただろうが、
その後というと何だっけ・・・

「ライオンキングです」

彼がそう言うと周りから喝采があがった。
「だったらライオンキング歌ってもらおう!!」

おいおい、ライオンキングのミュージカルで彼が何の役やってたのかわかんないだろ。
決して前に前に出るキャラじゃないんだからきっと端役だろう、
みんなが知ってるライオンキングの曲なんか歌えるかどうかわかんないだろ・・・

ワシのそんな思いをよそに、周りの酔っ払いは彼に遠慮なく質問する。

「ライオンキングで何の役やってたんですか?」

おいおい、また遠慮なくそんなこと聞いて、
彼が恥ずかしそうに役名言ったってどうせ誰も知らないんだから、
中国人はメンツを大切にする民族なんだから恥かかせちゃいけねーよ!!

ワシは内心そう心配するが、
相変わらず彼はいいヤツなので笑顔でこう答えた。

「はい、シンバの役でした」

ほら見ろ、ワシはもう受け答え出来んぞ、
そんな聞いたこともない役名を言われたって・・・

などと思ってたら周りが大喝采に湧いた。
「え?シンバの役って主役じゃないですか!!」

主役なのか?・・・ワシは劇団四季見たことないから全然知らんかったが・・・

ワシはこっそりWikiで調べてみた・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%B6%9B

おいこら李涛!!何でお前それを早う言わん!!
言うたらワシらの態度が変わって・・・ないやろな〜やっぱ・・・

ワシは相変わらずこう、あーちゃんは相変わらず母の目線で
「ちゃんと食べられてる?」
ってニュアンスなのだ。

先輩と後輩の関係は一生の関係である。
例え李涛が大出世したとしても(実際そうなったわけなのだが)、
ワシにとってはいつまでも「お前食えてるか?」の関係で、
あーちゃんにとっては「何か美味しいもの作ったげようか」の関係なのだ。

思えばこの人生、飛鳥さんも含め(敢えてワシはここにこう書きます!!)
いろんな先輩方から恩を受けて来た。

だからこそ昔からいろんな後輩の面倒を見て来た。その恩は後輩に返すしかない!!
そうしなければならない!!世の中はそのように出来ているのだ!!
そうやって回っているのだ!!

でもそんな後輩のひとりが知らない間に大出世をしてて、
こうしてワシや仮谷くんやあーちゃんを訪ねて来た。

そして人から聞かれるまで自分からは一切そんなことを言わず、
昔のままの李涛で相変わらず気を使いながらワシらと飲んでいた。

李涛〜お前はまだまだ大きくなるわ・・・

アーティストという言葉は嫌いだが、
表現する人間にとって一番大切なのはやっぱその「人間」である。

その表現すべき「人間」が腐ってたらどんな作品も腐ってくる。

人を押しのけて前に出るような人間ではない、
どちらかと言うと不器用な人間で、真面目でコツコツとしか出来ない彼が、
そうやって大きなチャンスを掴んでも相変わらずその「人間」が変わってない。

それが嬉しいなぁ・・・

李涛、訪ねて来てくれて本当にありがとう!!
また一緒に何か出来るかどうかはどうでもいい。
別に来月歌いに来なくてもいいぞ!!(笑)

昔何らかの関係があって少々面倒見た人間が、
こうやって覚えててくれて、
成功してもまた訪ねて来てくれるっつうことがワシにはとてつもなく嬉しいことなのぢゃ。

今日はいい日だった!!!

ライオンキングの主役の図
LiTao.jpg

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2014年5月 5日

同窓生

先日のブログで書いた我らがヒーロー「エロ本屋の亀井くん」、
このブログを見て同窓生が電話番号を調べてくれました。

今回のライブは「同窓会」がメインなので、
まずオープニングは各同窓生とマイクを使って昔話、
そこで亀井くんに電話をかける。

「ほな今から」
ということで亀井くんの到着を待たずにライブ開始!!

まずはひとりドラム、そして「ファンキーぱんと大村はん」、
MCでは初恋の人の話とかいろいろしてたらいろんなことを思い出した。

同窓生で泉本圭介という男がいて、
彼んちが自分ちにでっかいオーディオシステムがあって、
そこでガンガンにロックを聞かせてくれた。

レッドツェッペリンもディープパープルも、
いわゆるワシらの時代が通らねばならなかったクラシックロックの全てのレコードがあった。

後に彼とバンドをやることになるのだが、
彼がいなければワシはロックなんてものと縁なく別の職業を選んでたかも知れんな・・・

あとニチイの中にレコード店があって、
そこの店員さんも若かりしワシに大きな影響を与えたひとりである。

当時レコード店のジャンルには、クラシック、演歌、ニューミュージックぐらいしかなかった時代である。
店員さんとしてはロックを仕入れたいのだが、売れないレコードを入荷したのでは店長に怒られてしまう。

そこでこのロック好きのこの高校生に目を付けた。

ミュージックマガジンという音楽雑誌のページを開いて、
「お前ロック聞くんやったらこのレコードを聞かないかん!!」
と言ってそのレコードを注文させるのだ。

そうすればその店員が聞きたくて仕方なかったそのレコードを入荷出来る。
注文なのだから必ずこいつに売れるし店長にも怒られない。

そしてレコードが入荷したらそれを店でヘビーローテーションして、
ワシが店に来たら感想と共にワシに売り付けるというシステムである。

ワシは小遣いもらったら必ずここに行って何かレコードを買わされてたなぁ・・・

店員さん、名前忘れたけど、おかげであの高校生はこんな道を歩んでおります!!(ぺこり)

人生どんなことでどんな風に人に影響を与えるかわからんからなぁ・・・
店員さん、あなたのロックへの思い(?)は間接的に日本の、いや世界の(大き過ぎるか?)、
まあ少なくとも中国のロック界には大きな影響を与えました(笑)

そんなこんなで「ファンキーぱんと大村はん」で何曲か歌って、
その後は同窓生と飲んでこの日はお開き。

久しぶりに会う亀井くんはまるで変わってなくて嬉しかった。

Kameikun.jpg

次は泉本圭介とイオンのレコード店の店員さんに辿り着くまで定期的にこのライブやろうかな・・・

ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら

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KINGDOMでファンキー末吉を応援しNgiht

岡山在住の方の呼びかけで、ここCRAZYMAMA KINGDOMで開催されたこのイベント、
いろいろ動いて下さった関係者の皆様どうもありがとう御座いました。

みなさんよくして頂いて、着いたらまず楽屋にワシ専用の冷蔵庫がある(驚)

KingdumReizouko.JPG

中に入っている「ドリンク」とはすなわち「酒」である(驚)
その他オードブルとか寿司まで入っておった(感涙)

そして楽屋にはこんな貼り紙も・・・

KingdumHarigami.JPG

これ・・・全ての出演者がMCで言うんか?(驚)

おかげで募金箱んところは酒ばっか・・・

KingdumBokinbako.JPG

いや、飲めませんってこんな・・・飲んだけど・・・


さてライブですが、オープニングアクトのオープニングアクトとして
地元ちびっ子ドラマーYukiちゃんのひとりドラム(写真撮り忘れた)
に続いてワシのひとりドラム。

これは客席に2台のドラムを向かい合わせにセッティングして行われた。
(写真撮り忘れた)

その後ドラムバトル。
今日出演するD-Driveのドラマーちーこちゃん(ワシの初恋の人と同じ名前やん)も加わってバトル。

それが終わったら客席のドラムは片付けてステージ上で地元のバンド。

VOWWOWのカバーバンドと、ジューダスプリーストのカバーバンド、
笑かせて頂きました。

まあこのぐらいの時間になって来るとワシは既にべろんべろん(笑)

しかし最後のD-Driveでいっぺんに酒が醒めた。
もの凄いバンドじゃったぞ・・・

まず女性ギターが真ん中なのでギター弾きながら歌うのかと思ってたら、
超絶テクニックでインストナンバー!!

これはイントロダクションで2曲目から歌うのかと思ってたらやっぱインスト!!

いや〜最後までロックインストだったのぢゃが、
これが超絶でもの凄かった。

特にツインリード!!上下のハモりがニュアンスまで全く同じ(驚)
リズム隊も完璧で、ワシは思わず
「北京に来い!!ライブをブッキングしてやる!!」
と言ってしまった。

実現すれば一ヶ月以内には北京で一緒にライブやるぞ!!(ホンマ)

いや〜北京のワシの音楽仲間に見せてやりたい。
日本にはこんな素晴らしい「ロック」があるんだぞ、と。

こいつらもまたひとつの日本のロックの「宝」じゃ!!

最後まで歌わずにステージを降りたフロントギターのYukiちゃん、
ルックスも可愛いので「歌えばいいじゃん」と言うのは簡単だろう。
いや、その方が手っ取り早いからワシもそう思う。

でもやりたいことをやっていけばいいんじゃないかな、と最後にはそう思った。

人生はやりたいことをやるにはあまりにも短いけど
やりたくないことを我慢してやるにはあまりにも長過ぎる。

頑張れ日本の若いロッカー達!!
応援するぞ!!

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2014年5月 4日

高槻ジャズストリート

こんな素敵なイベントが開催されてるなんて知らなかった!!

前日は私を高槻に呼んでくれた米倉さんの自宅に泊まる予定だったが、
おめでたいことに奥さんがお子さんを出産し、夜泣きがひどいということでホテルをとってくれた。

朝起きてホテル周辺を散歩してるだけでもうだんだん街がジャズに変わっていっている・・・

ワシは18時半からの出演なので、
ホテルのチェックアウトを16時まで延長しようと思ったら満室(>_<)

だったらどっかでドラムを叩こうと米倉さんと交渉に廻る。

知り合いの店がよかろうということで、
まずBirth Actという店に行って店長さんにご挨拶。

しかしドラムの乱入は店が決めるわけではないので出演者さんに聞かないととのこと。
そりゃそうやわなぁ・・・

「じゃあ乱入させてもいいという出演者がいたら連絡下さい」
と次の店に行く。

エルカフェというお店、なんと
「14時から1時間枠が空いてますよ」
とのこと・・・

ついでに13時からの枠に出演のThe Double Bogeyというバンドにはドラムがいないということで乱入!!フルステージドラムを叩く!!

TakatsukiJazzTheDoubleBogey.jpg

その後14時からの枠ではTwitter、Facebookで
「ミュージシャン集まれ!!セッションしよう」
と呼びかけていたぢゃが、誰も来なかったのでひとりドラム!!

TakatsukiJazzElCafe.jpg

まあゆるーく普段やらない曲などやってればいいかと思ってたら、
大音量なのでどんどん人が集まって来て最後には満席!!

命がけの1時間越えひとりドラム・・・死ぬかと思いました・・・

「今日はこのぐらいにしといたろ〜♪」
と思って夜の会場の下見に行こうと街を歩いてたら、
今からまさにライブをやるよというバンドが米倉さんの知り合いということで乱入!!

TakasakiJazzMarinna.jpg

このバンドはストレートなスタンダードJazzのバンドだったので、
久々にスウィング叩いて楽しかったぞ〜

そして最後にT-Trueという店でひとりドラム!!
4ステージ目!!死ぬか?!死ぬのだな!!!!

TakatsukiJazzT-True.jpg

死んだ・・・(笑)

TakatsukiJazzBuppan.jpg

お客さんから奢って頂いたハイボール(ビールは通風予防のため控えてます)を飲みながら物販を売る。

基本的に全ての店はノーチャージなので当然ノーギャラ。
収入を得ようとすると物販を売るしかない。

しかしノーチャージなのでお客さんは自由にどの店に行ってもいい。
街中が音楽という素晴らしいイベントです!!

来年も来ます!!必ず来ますので4ステージと言わずずーっと叩き続けてられるようブッキングして下さい〜

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2014年5月 3日

エロ本屋の亀井く〜ん!!!

5月5日に香川県宇多津市のKeseraという店でひとりドラムをやる。

前回は同窓生も何人か集まったので、
今回は「同窓会ライブ」ということでもっと集まってもらおうと思いながら、
今になるまでこの告知を回せんかった(>_<)

これを見た方〜是非ワシの同窓生、知り合いの皆様に回して下さい〜

香川県に来たらやはり「坂出マイラブ」を歌わないかんやろうということで、
今回はギタリストとしてザビエル大村をブッキングした。

「ひとりドラム」と「ファンキーぱんと大村はん」の2ステージでやりたいと思うのぢゃが、
この日のメインはやはり昔話・・・

前回はS君の童貞喪失話を長々と喋ったが、
今回は何を喋ろうかなぁ・・・と考えてたら、
ひょんなことから「エロ本屋の亀井くん」の話を思い出した。

インターネットのなかった時代、
ワシらの性教育は「エロ本」だけやった・・・シミジミ

その中で本屋の息子「亀井くん」が、
自分ちの本屋からエロ本を盗み出して来て学校に持って来てくれた。

もうヒーローやったな・・・(涙)

それから決して実家は「エロ本屋」ではないのぢゃが、
あだ名が「エロ本屋の亀井」(笑)

ワシらのヒーローに会いたいなぁ・・・シミジミ・・・

もしどなたかが亀井くんを探し出して連れて来てくれたら、
ワシは彼をステージに上げてひとしきり当時の話をした後、
「青春りっしんべん」を歌いたいと思う!!

歌うことが決して好きではないワシが、
自分からこうして「歌を歌いたい」と思うことは10年に一度やぞ!!(キッパリ)

みんな〜この情報を同窓生に回して亀井くんを連れて来てくれ〜!!!

Posted by ファンキー末吉 at:07:33 | 固定リンク

財産の〜食い潰すことの簡単さよ〜増やすことの難しさよ〜

ひとりドラムでツアーを廻っている。

毎回知らない人のお誘いメールを受けてひとりで行き、
「初めまして」でライブをやって飲む・・・

思い起こすのは中国でのひとりドラム。

「何時何分の何々に乗れ」
とSMSを受け取ってeチケットで飛行機に乗り、
着いても誰も迎えに来ずに、担当のShaに電話しても出ない。

ぼーっと待ってたら知らない人がやって来て、
「ファンキーさんですか?迎えに来ました」

聞けばその土地のドラム教室の、
先生の友人のまた友人の誰々・・・

全然関係ない人やん!!(笑)

「そいでその先生とうちの担当は何やってんねん!!」
と聞くと、
「いや〜夕べ飲み過ぎて二人とも酔い潰れてます」

「そいでワシがドラム叩くのは今日なん?明日なん?」
明日だと言うので
「ほなもう今日は飲むだけやな、行こう!!」

と知らない人達と飲みに行く(笑)

まあ中国語でこんなことやって来たんやから、
日本語通じるところでなんてロイチョロイチョ!!である。

昨日の高槻では、
「一緒に爆風スランプの曲をセッションしたいんですけどいいですか?」
というメールが来てたので二つ返事で、
「何でもやりまっせ〜ほな当日〜」
と返事をしていた。

オープニングアクトとしてひとりドラムが終わって、
ドラムのセッティングの関係もありすぐにそのセッション。

1、週刊東京少女A
2、リゾ・ラバ
3、Runner

譜面もないし音源も聞いてないのでうろ覚えだったのぢゃが、
やっぱ身体が覚えてたな・・・ちゃんと叩けた。

譜面見て叩いてる曲は何年やってようが絶対譜面なしでは叩けんが、
最初っから譜面見ずに叩いてる曲ってやっぱ身体が覚えてるんやな・・・(感心)

いや、感心している場合ではない。
ワシはRunnerを叩いてる頃にはちょっと不思議な気分になってきた。

何故かこうしてリクエストに答えてRunnerなどを叩いている自分に何の抵抗もないのだ・・・

北京でJazzのライブをやった時、日本人のお客さんから
「楽しみにしてます。もちろんRunnerはやってくれるんでしょ?」
と言われてショックを受けた話
は書いた。

別にRunnerを嫌がっているわけでも何でもない。
世界中でドラムを叩いてて、日本人だけがこんな考えを持つということが不思議でたまらないのだ。

でも昨日ここでRunnerを叩きながら何も抵抗がなかった。
どうしてなのか・・・

それは地元の人と2軒目に飲みに行った時の一言で理解出来た。

その人はライブ終わって他のところに飲みに行ってたが、
是非ということで合流して乾杯したところ開口一番にこう言ったのだ。

「いや〜ドラム凄かったっす!!
あんなに上手いとは思ってもいませんでした。
はっきし言って爆風スランプなめてました!!」

思わずぷっと笑ってしまったが、
「そうなのか・・・この国の人はそうなのね・・・」
と何か納得した。

結論から言うと、ワシはひとりドラムをやりに来ているのであって、
Runnerを叩くことが決してメインではなかった。

だからなのである。

過去のバンドのヒット曲を
「地元の人と一緒に演奏しませんか」
で金もらって全国廻ってたら、こんなミジメな人生はない。

そして大きく言えば、
そんな行為は「爆風スランプの財産」を食いつぶしている行為だと思う。

手数セッションと五星旗3rdのジョイントツアーファイナルで、
お恥ずかしながらワシが歌ってほーじんと「えらいこっちゃ」を演奏したが、
あれだってそれぞれの超絶な演目があっての「余興」だからこそ、
決して爆風を円満退社したわけではないほーじんがワシと笑って「遊び」であれをやれるのだ。

もしあれがメインだったらワシもほーじんもやらんだろう・・・


まあ昨日のこの一言はほんの小さなことだったけど、
「ああ自分は決して財産を食いつぶしてない、むしろそれを増やしているではないか」
と思えたから非常に嬉しかったし、
改めて自分のこの活動「ひとりドラム」っつうのを見直した。

音楽なんぞしょせん「どう生きてどう死んだか」を表現するだけのものだと思っている。

オケを流してそれに合わせてドラムを叩くなんてのは
所詮は「テクニックの品評会」である。

ところがワシの場合、その演奏する楽曲はそのほとんどがワシの楽曲であり、
その自分の生み出した楽曲を
「ひとりドラム」という「演奏形態」を使って「表現」している
というところがこの「芸」が他と違うところである。

またそれで中国全土を廻っている。

「芸」なんて所詮は「経験値」なのだから、
2008年から足掛け7年、何の財産もない外国でドラムひとつで作り上げた「芸」なんだからそりゃ磨かれてるわ・・・(笑)

前回のブログで募集したらさっそく盛岡と尾道からオファーが来た〜
もう自信持ってどこにでも行けるな。

ひとりドラムで来て欲しい方〜
遠慮なくこちらにメール下さい〜


そんなこんなで飲み過ぎで早起きして今日は高槻Jazzストリート。
街じゅうでJazzをやってるらしい。

乱入するで〜

まさか「Runnerやりましょうよ」とは言われないだろうが(笑)
この国でのセッションだけは8ビート系の曲をやらされることが多い。

一度
「だったらローリングストーンズのブラウンシュガーやりましょう」
と言われてガクっとなったことがある。

Jazzやりに来たんやで、Swingやろや〜ブルースやろや〜
まだまだ貯金が足りんなとシミジミ思う・・・(涙)

おヒマな方は高槻Jazzストリートに来て下さい〜
その辺でJazz叩いてます〜

叩く時にはTwitterでつぶやきます〜

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Posted by ファンキー末吉 at:05:28 | 固定リンク

2014年5月 1日

大自然の中でひとりドラム

いや〜三重県というのがこんなに大きな県だとは知らなかった・・・

同じ三重県でも四日市とかは行ったことがあるのでその辺かと漠然と思ってたら、
三重県度会郡大紀町滝原870-4・・・
なんと松阪よりもっと南なのな(驚)

でも地元の人が松阪駅まで迎えに来てくれると言うので、
まあ鶴橋から90分というとまあまあではないか・・・

そこから車で1時間、
ワシのSoftBankのWi-Fiはとっくに県外となってしまう山の中にそこはあった・・・

Hinokiya.JPG

薪ストーブを売っている店だと聞いていたが、入り口にはちゃんと楽器みたいなオブジェも・・・

HinokiyaEntrance.JPG

こんな会場・・・

HinokiyaStage.JPG

もちろんストーブも売ってます!!

HinokiyaStove.JPG

奥には楽器屋も・・・

HinokiyaGakkiya.JPG

何とこの方が抱えているのは1800年代に作られたギターケース。
ちなみにここの在庫は趣味が高じて自身で集めたコレクションのギターを売っている。

つまり仕入れなしでギターショップが開けたと言う(驚)

地元の檜で作った手作りギターもあるし、
メンテもちゃんとしてくれると言う。

そして何と地元の檜で作ったカホン!!!

HinokiyaKajon.JPG

凄いわ・・・

そして宿泊先は親戚が経営している山小屋。
道が細く、大きな車は入って来れないところで、
この周りの檜を切って、その檜で20年前に自身で建てたというロッジ!!

HinokiyaLoge.JPG

今日はライブ終わったらここにご近所に人が集まって一緒に飲む予定である\(^o^)/

凄いぞ凄いぞ!!
地元の人は「こんな田舎に・・・」と悪そうに言うが、むしろ逆!!(キッパリ)

この活動がなかったらこんな素晴らしいところに来るチャンスなんかなかったわけやから、
むしろ全国の田舎の方〜是非ワシを呼んで下さい〜!!!

ドラムセットと伴奏を大音量で再生させる装置さえあればどんな田舎にも行きます!!

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2014年4月30日

ここはどこ?私は誰?

昨日はX.Y.Z.→Aのファンクラブ会だった。

昼間障害者施設でひとりドラムをやって、
新幹線に飛び乗ってぎりぎり飛び込んでのライブである。

ちなみに帰りは23時30分の夜バスを取っている。
新幹線では1万いくらかかるが夜バスでは3700円なのよ〜ん。

大阪から東京に帰る時、何故か「ほな東京行って来るし〜」と言う自分がいる。

ずーっと旅なのである。
東京には「帰る」ではなく「行く」感覚なのであろう。

ライブ終わってお決まりの「飲み会」!!
まあファンクラブ会のメインはライブと言うよりこれであろう(笑)

ワシはジャックダニエル片手に「イッキ」をする。

聞けば亡くなった樋口つぁんもジャックが好きだったそうな・・・
昨日はX.Y.Z.→A結成当時の状況を再現しようということで、
橘高も参加したギタリストオーディション!!

当時まだ結成以前のX.Y.Z.→A、
ここでラウドネスの曲を演奏してギタリストを決めたんやなぁ・・・

というわけでファンから有志を募ってラウドネスの曲を一緒にやった!!

MCでワシは、橘高が
「ドラムマガジンが特集するようなフィルを叩いて下さい」
というのをネタにしたが、
確かに樋口っつぁんってのはそういうところに特化したドラマーやったなぁ・・・

などとジャックをイッキしながら感慨に耽る・・・

まあファンクラブ会でも「イッキ」を宣言してボトル半分ぐらいは飲んだぞ・・・
「23時半にバスに乗るからな!!
今日び夜バスは酒持ち込み禁止!!
iPadやパソコンなど光るものも迷惑で使用禁止!!
ほな乗ったら寝るしかないやん!!23時半に酔い潰れる覚悟で飲みます!!」
と・・・

忘れ物がないようにライブ前から荷物は全部梱包して、
ジャックをイッキしてそのままバス停に向かえばいいようにして、
ファンとガンガンにイッキしたぞ!!!

さてそこから記憶がない。

二井原は「ファンキーはこのまま店で酔い潰れるだろう」と宣言していたが、
ワシは新幹線代をケチって夜バスを取ってるのでそんなことはありえない!!(キッパリ)

ところが気がついたら「ここはどこ?私は誰?」である・・・

回らない頭を一生懸命働かせて考えるに、
ここは恐らくファンキースタジオ八王子のブースの中である・・・

どうしてワシは夜バスに乗らずに自宅に帰って来て、
しかも寝室ではなくスタジオに寝てるのかが理解出来ん・・・

あとは嫁からの話である・・・

ワシはべろんべろんになってバス停に行ったらしい・・・
ジャックが空いた後にはあーちゃん赤間くんはそのボトルに朝鮮人参酒を入れて、
ワシはまたそれをガンガンに飲んでたらしい。

23時30分出発のバス・・・

ワシは完璧に体内時計にそれをシミュレーションしてたのだろう。
23時30分きっかりに酔い潰れるように・・・

さすが理数系・・・

嫁は心配してバス停まで送りに来た。
既にべろんべろんであるが、荷物は完璧!!
シミュレーションは完璧なのである・・・

ところが時間通りバス停に着いて、
ではその「チケットを見せて下さい」となって、
既にべろんべろんのワシはメールの中からチケットを検索出来ない。

一生懸命検索するのだがそのチケットが出て来ないのである。
後日談だが、実はチケットはメールではなくコンビニで発券してポシェットに入れていた(涙)

バスの運転手さんも業を煮やして23時30分きっかりにワシを捨てて出発した。

ワシの体内時計は素晴らしい。
23時30分きっかりにワシはそのバス停の路上で酔い潰れたらしい・・・

Yoitsubure.jpg

嫁曰く
「凄いわぁ・・・iPhone握ったまま離さんのやからなぁ・・・」

そこからが大変である。
粗大ゴミとなったワシをどうやって家まで運ぶか・・・

お隣の二井原嫁まで稼働して南口バス停まで車で迎えに来てもらう。
お隣のまーくんと二井原がふたりでワシを後部座席に運び込む。

荷物と共にうちでワシを降ろすのだが、
とてもじゃないけどワシを2階まで運び込めない。

仕方がないのでスタジオに常備してある布団でワシを寝かせた・・・
というわけだったらしい・・・

ワシの体内時計は素晴らしく、
そのまま夜バスが大阪に着くであろう朝6時きっかりに目が覚めている。

「ここはどこ?私は誰?・・・」
ここは八王子ファンキースタジオ、私は酔い潰れてバスに乗れなかったファンキー末吉である。

階段を上がってしばらく会ってない小学校に入ったばかりの息子を起こしに行った。
息子・・・久しぶりの父親に狂喜乱舞するはずである・・・

寝ぼけた息子・・・ワシを拒絶して「あっち行け」ポーズ・・・

「何で?・・・」
唖然とするワシに息子が一言・・・

「オサケクサイ・・・」(涙)

バス代3700円を捨てて、今日は新幹線で宝塚入ります(号泣)


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2014年04月30日(水)
ひとりドラムOAツアー宝塚

場所:【宝塚市】バックステージ

爆風スランプドラマー
「ファンキー末吉」ひとりドラムがOAって逆やろ?frame Live in BackStage

MC ¥2500(飲食代別途必要)
OPEN 19:00
START19:30~
出演:frame,ファンキー末吉(爆風スランプ)
会場:バックステージ
〒665-0022 兵庫県宝塚市野上1-5-6
   0797-74-0147(予約・問い合わせ)
   http://bstage.sakura.ne.jp/

爆風スランプのドラマー、ファンキー末吉氏が宝塚にやってくる!
しかもなんと、frameのオープニングアクトで、ひとりドラムを叩きまくる!
日本最高峰のドラムテクニックを堪能し、一緒にのみましょう。


2014年05月01日(木)
ひとりドラムOAツアー三重

場所:HINOKIYA STOVE

出演:イケヤマアツシ
OA:ファンキー末吉ひとりドラム
OAのOA:ザ・ヒノキーズ

OPEN18:00 START19:00
前売:1000円
当日1500円
(小学生以下無料)

18:00 オープン
19:00 ザ・ヒノキーズ スタート
19:30 ファンキー末吉 スタート
20:10 イケヤマアツシ スタート
21:00 終了


2014年05月02日(金)
ひとりドラムOAツアー高槻

☆ オープニングアクト☆ ファンキー末吉 (爆風スランプ XYZ→A etc.)

☆ メインライブ ☆ y.OMOIS (ワイドットオモイッス) ☆その他 セッション!

Vo. & G. YONE (米倉 弘)
Dr. モンチ (門地 雅和 Without you etc)
Ba. いっつあん (山崎 浩一 ex.DANCER. ex.クルベラブリンカetc.)

OPEN 19:00 START 20:00
CHARGE 2500円 (1drink)

bar Flame 大阪府高槻市天川新町1-10
072-672-5051
車でご来店なら、近くにTIMES上限500円あります!


2014年05月03日(土)
ひとりドラムOAツアー高槻

高槻 "裏" ジャズストリート T-true 音楽祭

☆ オープニングアクト☆ ファンキー末吉 (爆風スランプ XYZ→A etc.)

☆ メインライブ ☆ エッド・デンド
Vo. ヨーネー (米倉)
G. ターキー (瀧井)
Ba. クレイジー・カール・ジョー(吉田)
Dr. クレイジー・クール・ジロー(高木)

OPEN 朝から演奏してますが、私たちはSTART 18:30予定
FREE!(ドリンク代は別)

bar T-true 大阪府高槻市高槻町4-3サタリー第一ビルB1-B 072-682-0241


2014年05月04日(日)
ひとりドラムOAツアー岡山

KINGDOMハードロック・ナイト

「KINGDOMでファンキー末吉を応援しNgiht」

場所
岡山CRAZYMAMA KINGDOM

岡山市 北区 中央町6-22中央町ヒルズ4F
Tel:086-233-9014

日時
2014年5月4日(日)
開場17時 開演17時30分

チケット
前売り3,000円 当日3,500円(ドリンク代別途500円)
ローソンチケット

出演

ファンキー末吉(ひとりドラム)ちびドラマー☆Yuki♪(ひとりドラム)
D_Drive JUDAS RISING(tb- Judas Priest) その他


2014年05月05日(月)
ひとりドラムOAツアー香川

場所:香川県宇多津町ケセラ

香川県綾歌郡宇多津町平山2628-146
0877-49-7065

5時半開場6時開演
チャージ:3500円(ワンドリンク、オードブル付)

ファンキー末吉の同窓生は500円引きとなりますので入り口にてそう宣言して下さい。

OA(オープニングアクト)と言ってもこの日は他のバンドの出演はありません。
メインアクトは「The同窓会」!!

ステージの上に同窓生を引っ張り上げて、
ファンキー末吉と同窓生が昔の恥ずかしい出来事を暴露し合います。

同窓生じゃない方も笑いに来て下さい〜


2014年05月06日(火)
ひとりドラムOAツアー松山

BAR-STANDARD
2000円(1ドリンク付)
open17:30 start18:00
松山市三番町1丁目16-10 スター21part II4F
089-947-5433


2014年05月07日(水)
落合みつをミニライブ(Dr.衛藤浩一、Ba.ファンキー末吉)

場所:高知ゼロ

Gt.Vo.落合みつを
Ba.ファンキー末吉
Dr.衛藤浩一

17時開場18時開演
チャージ:1500円(ドリンク付)

全国をバイクで旅するシンガーソングライターの落合みつを君がちょうど高知に来るというので、
次の日やっちんのライブでベースを弾くのでその練習も兼ねて、
えとーさんも無理矢理呼び出してドラム叩いてもらいます〜

ひとりドラムもやるかも知れんけど、
これだけでは寂しいのでオープニングアクトやってくれる地元のバンド募集〜!!

誰か一緒にライブやろ〜こちらにメール下さい〜


2014年05月08日(木)
ひとりドラムOAツアー高知

場所:高知X-pt

『曾我 泰久 with 衛藤 浩一 LIVE TOUR 2014春 ~ Dear Friend ~』の

追加公演が5/8(木)にファンキー末吉さんをゲストに迎えて高知で決定しました!


オープニングアクトには「ファンキー末吉ひとりドラム」。

本編ではドラマーが二人になってしまうため・・・なんと!!!

通常アコーステイックライヴに加え、曾我さんもエレキギターに持ち替え、ドラムは衛藤さん、末吉さんがベーシストとして参加することに!

スペシャルな追加公演をお楽しみに!!!


・・・・・・・・・・・・・・・

『曾我 泰久 with 衛藤 浩一 LIVE TOUR 2014春 ~ Dear Friend ~』
 ≪スペシャルゲストベーシスト/ファンキー末吉≫

<高知公演>(O.A./ファンキー末吉ひとりドラム)

【日程】5月8日(木)

【会場】高知 X-pt.(クロスポイント)http://www.x-pt.jp/
    (高知市はりまや町1-5-1 デンテツターミナルビルB1)

【時間】OPEN18:30 /START19:00

【料金】前売り5,000円/当日5,500円(税込・自由席・ドリンク代別途)

【発売日】3/16(日)

【プレイガイド】
X-pt.(クロスポイント)店頭販売またはホームページより予約 http://www.x-pt.jp/
ローソンチケット(Lコード:)0570-084-005
チケットぴあ  (Pコード:)0570-02-9999
    d-Ticket http://www3.d-ticket.net/inet/servlet/index
    高新PG http://www.kochi-sk.co.jp/pg/

【お問合せ】
X-pt.(クロスポイント)  086-235-3277

*入場は整列順となります
*未就学児童入場不可
*高知公演のみY's CLUB先行予約はございません。


2014年05月09日(金)
ひとりドラムOAツアー京都

場所:京都都雅都雅

〒600-8031 京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町613 火除天満宮B1F
TEL.075-744-1497 FAX 075-744-1498

中村隆太の勝手にROCK!
YABAOKA MOVEMENTS / Self Portrait / Jack Drunk / Apple jack / FUNKY末吉
■開場 18:30 ■開演 19:00 ■前売 ¥2000 ■当日¥2300

2014年05月10日(土)
the-triton-acesツアー2014藤枝

【会場】藤枝市 KOKOPELLI(054-645-0011)

【料金】¥3,500-(1D付)
    高校生以下 ¥2,500-(1D付)
    ※当日は+¥500-となります。

【時間】開場 PM5:00~ 開演 PM5:30~
    
【出演】the-triton-aces
(オープニングアクトあり)

tritonaces.jpg

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2014年4月29日

障害者施設でのひとりドラム

とある自閉症の子供を持つ人がいて、
その方が是非その施設でひとりドラムをやってくれと言うので行って来た。

なんと公民館を借りての施設の大イベントである(驚)

手作りのイベントなので「いろんな不手際がありましてすみません」とおっしゃるが、
なになにワシはもっと不手際の多い中国でこれを50本近くやっているのぢゃ、
全く問題なし!!(笑)

ドラムセットは2台借りて来てくれて、
ワシの方にはフロアタムの足が1本なかったが、
他のスタンドとガムテープでつないでほら!!

PoporoSquareFloorTom.JPG

ちょろいちょろい!!ロイチョロイチョである!!

10時半にイベント開始!!
まず最初はこの施設の卒業生が参加するバンド。

PoporoSquareBand.JPG

ハジメ君ことハージーはドラム叩いたりベース弾いたり大忙し〜

続いて私のひとりドラムじゃが、
このバンドの全音量合わせたよりも倍ぐらいでかい音が出るので心配してたが、
何とか皆さんに喜んでもらえてよかったよかった。

そしてハージー君とふたりでバトルやったり、
「ドラム叩きたい人!!」
と言ったらいっぱい人が上がって来て、
ワシのドラムに合わせて好き勝手に叩く。

いや、こんな機会は初めてだったのぢゃが、
みんなよく聞いてるのな、ワシのドラム・・・
速くしていったらついて来るし、ちゃんとドラムで会話が成り立っておる(驚)

改めて「人間にはもともとこのような能力が備わっているんだな」と考えさせられた。

なんかワシのキャラなのか、
終わったら立ち上がって「イェー」と叫ぶのがムーブメントになり、
叩き終わったらみんなそれでシメる。

PoporoSquareDrumming.JPG

いやこれ、ホンマにバッチシ締まるからええわぁ・・・

そして最後にRunnnerをやってくれと言われてたので、
さーどーしよう・・・と悩んでいたのだが、
iTuneに爆風トリビュートが入っていたのを思い出して、
同じ再生システムでそれを取り込んで再生してみた。

出来るやん(驚)
C−C−Bの4人が歌っている後ろでワシがドラム叩いてる図はちょっとシュールじゃったぞ(笑)

かくしてイベントは順調に終わり、物販もいっぱい売れたし、
何よりもこんなに喜んでもらえて逆に恐縮したぞ。

「まさか本当に来てくれるとは」とおっしゃってたが、
行きますよ〜どこにでも(キッパリ)

人を怒らせることの簡単さよ、人を喜ばせることの難しさよ。
こんなことで喜んで頂けるなら全国、いや全世界どこにでも行きますので遠慮なく呼んで下さい〜

ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら

Posted by ファンキー末吉 at:13:47 | 固定リンク

2014年4月20日

手数セッションvs五星旗3rdツアーファイナル

11本のツアーを経てついにファイナルを迎えました!!

今回は先日対バンして知り合ったマレーシアのニューメタルバンド「ESTRANGED」をオープニングアクトに呼びました。

前説(笑)の時にも言ったけど、
どうしてかって言うと、彼ら自費で日本ツアー廻ってるって言うから、
ここで仲良くなって今度は是非ワシらをマレーシアに呼んで欲しい(笑)と・・・

3曲ほどやって頂き、恒例の順番決めバトル!!

ツアーでは各バンドからひとりずつ選出して楽器対決だったのぢゃが、
今日は漫談対決!!(笑)

でも五星旗側は岡崎はんを出したので完敗(?)
まあ勝ち負けではないけど五星旗3rdが先攻となりました。

恒例の菅沼孝三さんとのドラムバトルも今日が最後かと思うと寂しい・・・

TekazuGoseikiFinal.jpg

バンドの入れ替わりの時には、江川ほーじん、ファンキー末吉、田川ヒロアキによる今日だけのユニット「屁数セッション」を組んで、爆風スランプの「えらいこっちゃ」をやりました。

あいつ30年前に作ったリフをよう覚えとるなぁ・・・

TekazuGoseikiFinal1HekazuSession.jpg

出番が最初になった場合には、ドラム叩き終わったら飲めるぞと思っていたら、
今日はマレーシアのバンドの機材を運んであげなきゃなんないので飲めん・・・
・・・と思ったら免許取りたての娘が見に来てくれたので運転任せて飲んだ\(^o^)/

手数セッションに五星旗3rdの進藤陽悟が飛び入りした時には悪ノリ!!

TekazuGoseikiFinal2Warunori.jpg

どっかで見た光景やなぁと思ったら、
爆風スランプが最初に草月ホールというところで原田真二さんがゲストでやった時、
キーボードソロの時に中野と河合が原田真二さんのキーボードを持ち上げてステージじゅうを練り歩いてたなぁ・・・

懐かしい・・・

アンコールは恒例の「何が出て来るやらわからないセッション」
マレーシアのドラムAndy、ギターHanafi、ボーカルRichをステージに引っ張り上げ、
ついでに「ワシ英語が喋れんからステージ上がって通訳してくれ」と二井原実を引っ張り上げた。

もちろん歌ったけどな・・・(笑)

大団円!!!

TekazuGoseikiFinalDaidanen.jpg

ところが実はここから想像もしない大きな問題が勃発した!!

この吉祥寺の小屋は繁華街の中にあり、
搬入口に面した道路は非常に狭い!!

ワシがマレーシアのバンドの機材を満載して会場に着いたら、
既に搬入を終えて汗だくになったほーじんが車を停めて帰って来た。

「駐車場どこ停めた?」
「店の駐車場が2台あったけど俺とこーぞーさんでもう停めてもた」
「ほうか、ほなどっかコインパーキング探すわ」
「ちょっと待って、店の人に聞いて来るわ」

というわけで調べてくれたら、
この店の系列にスタジオがあって、ちょっと遠いけどそこなら停めれる、と。

でも遠いところまで停めに行くなら近くのコインパーキングでええわ、
とそれを断ってコインパーキングを探すところからこの話が始まる。

店から近いところは上限2000円、
ちょっと離れたところは上限1500円、
この辺は一方通行が多く、ぐるぐる廻ってるうちに見つけたのが上限1200円!!

まあちょっと遠いけどここにしようと車を停めた。

はてさて打ち上げも終わって運転手の娘を連れて駐車場に行く。
娘が車に積んだ初心者マークを車体に貼付けている間に駐車料金を払う。

え?・・・6100円・・・????!!!!

何かの間違いかと思って管理会社に電話をかけようとして見つけた1行。

「平日上限1200円」・・・
今日は土曜日、上限適用されんやん!!!!

涙ながらにワシは6100円払った(号泣)

恐ろしや恐ろしや、吉祥寺は恐ろしいところじゃ・・・・

Posted by ファンキー末吉 at:09:29 | 固定リンク

2014年4月18日

いいツアーミュージシャンはいい引越屋になれる

ワシは「機材車」というものを持ってないので、
いつも乗っているオデッセイという車に何でも積み込んで運ぶ。

最大はフルセットのドラムなのだが、
ツーバス5タムのラック式となるとこれは積むのが大変である。

バンドがツアーをよく廻っていると「積み込み隊長」なる者がいて、
ワシより積み込みが上手い隊長も過去にもいろいろいたが、
昨日のように自分ひとりしかいないと自分が隊長になるしかない。

3列あるシートの後ろ2シートをつぶして全部を荷台とし、
まあ助手席にもう一人乗れてそれが精一杯という感じである。

ところが昨日は突発的に「打ち上げ」が入った。
嫁には「やんごとなき事情」とメールを打っている。

帰れんな〜しゃーないな〜しゃーないな〜

というわけで打ち上げに臨むのだが、
同じく八王子に住むHeyskeさん、
「嫁が飲めないので運転しますよ」
などと余計なこと(笑)を言う・・・。

しかしHeyskeさんと嫁とワシではこれで3人、
ひとりが機材となれば乗れるかなと思っていたのぢゃが、
ここで同じく八王子に住む田川くんが打ち上げに参加!!

「田川くん、車乗れるし、遠慮なく乗ってってや〜」

しゃーないな〜田川くんが乗るからワシは乗れんな〜
泊まっていくかなしゃーないな〜

っつうわけで終演後は積み込み隊長の意地をかけて積み込んだ。

まずは左後部ドアの部分にひとり座れるスペースを作る。

DrumCarrying1.JPG

おうっ!!これは前の空間ともつながっていてなかなか居住性がいいぞ!!

コツは折り畳んだ座席部分の上にも荷物を載せ、
少々前に張り出しても空間を上に上に詰めることである。

荷台の左側の前方はこのようにスペースが空いたので、
必然的に荷台は右方向と上部にギュウギュウに積むようにすると・・・

あら不思議・・・後方左側にもスペースが空いたではないの!!

DrumCarrying2.JPG

しゃーないな〜しゃーないな〜別に家に帰りたないわけちゃうからな〜
とここに乗り込んでみると、何と全部で4人乗れたではないか!!\(^o^)/
(ちなみにヘッドレストは座る時の椅子となる)

凄いなぁ・・・もっと頑張れば5人乗れんか?・・・無理か・・・
ちなみに右カーブで雪雪崩のように機材が上から落ちて来たが・・・

明後日からのVoThMのツアー、頑張ればもう一人乗れるんちゃうん?・・・


VoThM

ドラムス/ファンキー末吉
ギター/丸山正剛
ベース/渡辺英樹

4月20日(日)場所:浜松KJホール

問い合わせ先はホールではお受け出来ません。infoseaoffice@gmail.com 小野田純まで

対バン:camels violet crown、PILAYEEVA(浜松)小畑秀光(激鉄♪MAX!!)

開場/開演17:00/18:00 前売り¥3000当日¥3500(ドリンク別¥500)


2014年04月21日(月)南堀江Knave

対バン:大野賢治/和多田雄介小畑秀光(激鉄♪MAX!!)問:06-6535-0691(14:00~23:00)

開場/開演18:00/18:30 前売 ¥3500 当日 ¥4000

PG/ぴあ 225-899 PG/ローソン 54854


2014年04月22日(火)神戸 チキンジョージ

対バン:東京!小鳥!キッス!小畑秀光(激鉄♪MAX!!)問:078-332-0146

開場/開演 18:30/19:30自由席 3500円 当日4000円(ドリンク・フード代別途要)

Pコード:224-231Lコード:52761


2014年04月23日(水)京都都雅都雅

対バン:三井ぱんと大村はん小畑秀光(激鉄♪MAX!!)問:075-744-1497

開場/開演18:30/19:00 前売り¥3500当日¥4000


2014年04月24日(木)豊橋 ell. KNOT

対バン:Soul Tone、小畑秀光(激鉄♪MAX!!)

前売り3500円当日4000円

open18:30

start19:00

Posted by ファンキー末吉 at:15:08 | 固定リンク

元クリスタルキング同窓会ライブ

去年のブログでクリスタルキングのことを書いた。

ドラムのケン坊さんがワシにバトンを渡してくれたからこそ、
ワシは何とか今でも破産宣告もせず、犯罪に手を染めることもなく生きている。

九州に行った時はいつもこのよきアニキ達を訪ねて行ってたし、
そんな関係でケン坊さんも紹介されて一緒に飲んだ。

クリキンの人達は恩人であり、よきアニキであるのと同じように、
ワシにとってはケン坊さんも全く同じく恩人でありよきアニキである。

そんなアニキが癌になったと聞いた。

元クリスタルキングのメンバー、サポートメンバーが集まって同窓会ライブをやろう!!
ということになってワシにも声がかかった。

体力的には難しいだろうが、ケン坊さんにも数曲叩いてもらい、
歴代のドラマーも全員呼ぶからお前も何曲か叩け、と・・・。

ありがたき幸せである。

あいにくリハーサルのスケジュールは合わなかったのでぶっつけ本番となったが、
ドラムセットを運ばねばならないので6時半に起きてドラムを満載して会場に向かった。

どこから搬入していいやらわからなかったのでマー坊さんのマネージャーさんに電話をし、
ちょうど搬入口を塞いでいた野元さんが車をどかしに会場から出て来た。

「お久しぶりです〜」
明るく挨拶を交わすワシを、野元さんはいきなり強く抱きしめてこう言った。

「末ちゃん・・・間に合わんかった・・・」
そのままワシを抱いたまま泣いた。

ワシはとっさに何のことやらわからんかったが、
後にケン坊さんが夕べ亡くなったと知った。

くよくよしてても仕方がない・・・そんな気持ちだろうか・・・
野元さんをはじめ、メンバー全員はそれ以外はすこぶる明るく、
楽屋も「同窓会」に相応しい楽しいものだった。

「ケン坊はなぁ・・・」
楽屋はここには書けないような下ネタや笑い話で満載である。

「まあここではこの辺にしとこ、後は打ち上げで喋らなな」

あ、そうか・・・打ち上げか・・・
今日は小畑も都合が悪く、娘もバイトなので自分で運転して来る羽目となったので、
まあ打ち上げはご遠慮させて頂いてとっとと帰ろうと思ったのじゃがそうもいかない・・・

ホテルを押さえようとしたが当日はなかなか難しく、
まあサウナかどっかに泊まればいいやと覚悟を決める。

リハが始まった。

ワシの出番はアンコールのみ、
初めてレコーディングした北斗の拳のテーマソング「愛をとりもどせ」と「ユリア永久に」、
そして後は洋楽カバーのセッション。

全曲通してリハをやったが、
ワシが知ってる曲は半分以下というかなりコアな選曲のコンサートである。

チケットはソールドアウト、
会場は立ち見も出来ないというので本当の限定ライブである。

コンサートが始まった。
オープニングSEが客席に流れ出すと、マー坊さんがメンバーを集めて円陣を組む。

「今日はな、ケン坊を送り出すコンサートやからな、泣いたらあかんで!!
涙は禁物や!!家に帰ってから思いっきり泣こ、な!!」

その言葉でワシの涙腺は崩壊しそうになる。
そんなこと言ってるこの人が一番涙もろいのだ・・・。

でもコンサートは本当に楽しく、和やかに進行した。
途中でドラマーが入れ替わる間のアコースティックコーナーで舞台を降りた野元さんは、
「マー坊また構成間違えやがって」
と笑う。

「打ち上げのいいネタじゃないですか」
とワシも笑う。

本当に本当に楽しく、和やかにコンサートは進行した。

本編が終わり、アンコールとなって、
今から舞台に出るとなった瞬間に舞台袖でマー坊さんが泣いた。

「アホー、それが今日はあかんとお前が言うたんやろが」
野元さんが笑う。

気を取り直して笑顔でマー坊さんがステージに上がり、
一人一人メンバーを呼び込んだ。

最後がワシ・・・ついでに関西人芸のごとく舞台でコケてみる(笑)

「ユリア永久に」そして「愛をとりもどせ」、
爆風スランプの給料が2万円だった頃、1曲5万円のギャラを1日で2曲分もらった。

サラ金に借金が40万あったら破産宣告するしかないという時代に、
70万あったワシの借金は全てこんなクリキンのギャラで完済したのだ。

2曲終わってケン坊さんのVTRが流れる。

元々出演する予定だったのが体調が悪くなったので来れないと言うので、
メンバー全員が九州の病院に見舞いに行ってコメントビデオを撮って来たのだ。

誰もまさかそれを流す前に死んでしまうとは夢にも思ってない。

大急ぎで編集したのだろう、最後に
「金福 健 4月16日永眠」
というテロップが流れた瞬間に客席がどよめいた。

客も泣いたがワシも泣いた。
マー坊さんも当然泣いた。

でも気丈に笑ってマー坊さんはこう言った。

「せっかちなヤツやったからな。一日間違えて早う逝ってしまったんやろ。
賑やかなことが好きやったからな、みんなで楽しく送ってやろうや!!」

佐世保の米軍キャンプで、米兵にケンカ売るがごとく演奏していた頃のカバー曲、
ロッドスチュアートのHot Legs、そしてレッドツェッペリンのRock'n Roll、
アホなことしながらホンマに盛り上がった。

ワシは在籍も短かったし、
こんなにも歴史のあるバンドのオリジナルメンバーに送る言葉はない。

でもひょっとしたらとこんなことを思う。

「ケン坊さん、あんたどうしてもここに来たかったんちゃうん?・・・。
ひょっとして身体が重いから捨てて魂だけ飛んで来たんやろ・・・」

それぐらい素晴らしいコンサートだった。
素晴らしい一日だった。

ケン坊さん、ありがとう。

クリキンのドラマーというバトンをワシに渡してくれた偉大なアニキ、
そして今日のこの素晴らしいコンサートに参加させてくれて、本当にありがとう。

あなたがいて、クリキンを作ってくれて、そして私がいます。

本当にどうもありがとう!!

Posted by ファンキー末吉 at:03:01 | 固定リンク

2014年4月16日

日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール受付開始!!

毎日新聞に載りましたので告知開始します!!

MainichiNewspaper.jpg

本当は現地取材の時に次のようなコメントを送ったのですが
さすがにそのままは載らんかったな(笑)

中国で仕事をしている日本人を代表して、
両国の偉い政治家さん達にもの申したい!!
あなた方がケンカをする度に日中両国の経済は大打撃を受け、
両国間に血の涙を流す人達がたくさん生まれます。
国がどうであろうが私たち民間人は隣の人達といつも仲良くしたいと考えてます。
それが「ロック」の精神だと思ってます。
両国の子供達がドラム叩いてロックで日中友好!!
大人がダメなら私たちは次の子供の世代にそれを託したい!!

まあね、こんな堅苦しいもんじゃない。
大人も子供も中国人も日本人も一緒にドラム叩いて遊びまひょ!!
ぐらいなもんです。

もちろん講師は夜一緒に飲んでてて楽しい人間を私の独断と偏見で選びました(笑)
渡辺英樹さん、米川英之さんもそれを理由でゲストに呼びました(笑)

詳細はこちら!!たくさんのご応募お待ちしております!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:55 | 固定リンク

YouTubeがおかしいぞ!!

先日友人から
「ファンキーさんのチャンネルを検索してもヒットしません。
動画も全てヒットしませんがどうなってるんですか?」
というメールを頂いた。

なんやらGoogle+みたいなんと連携し出してからおかしくなっている。

そもそも何じゃこのGoogle+って・・・
ワシは別にもうひとつFacebookみたいなんを始めるつもりはないぞ!!
何で強制的にやらされないかん?!!

そしてそれを無視し続けてたら今度はYouTubeのアカウントを削除?・・・

パスワードを教えて調べてもらったら、
自分の動画が全部非公開になってたらしい・・・

順ぐり「公開」にしてくれたようじゃが、
そしたらこんなメールが・・・

spaceshowermusic.jpg

おいおいspaceshowermusicさんとやら、
この曲はワシの曲やぞ?!!いつからお前のもんになった?!!

動画もワシが撮ったんやぞ?!!何でお前に異議申し立てされないかん?!!

もう「著作権侵害」とか送りつけてくんなよ心臓に悪い・・・(笑)
おまけにView claim detailってとこクリックしてもリンク切れやし・・・

何がどうなってんのYouTube?!!そしてGoogle+?!!!
元に戻せ〜!!!ええかげんにせ〜!!!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:07 | 固定リンク

2014年4月 7日

不思議なことがよく起こる

異常気象のせいなのでしょうか、
皆様のまわりでも不思議なことが起こったりしてませんか?

私もねぇ、今回のツアー中捻挫をしたので一応酒をやめてたんですが、
先日解禁して久しぶりに飲みに行ったのね。

そしたらまあ楽しかったんやけども、
あくる日になったら何故か物販の売上全部なくなってるのな・・・

不思議やなぁ・・・そんなに飲むわけないのになぁ・・・

手数セッションとギャラ分ける時も、
「いち、にぃ、さん、しぃ」と数えてお札を渡したはずやのに、
調べてみたら1枚多かったり少なかったり・・・

ヒドい時にはメシ食ってて、
「あんまり食欲ないなぁ・・・」
と思いながら食ってたら、
「末吉さん、さっきもメシ食ってましたがな!!」
とか・・・

他の車に積んだはずの器材が積まれてなかったり、
降ろしといてねと頼んだ荷物が降ろされてなかったり、
地球の磁場がおかしいんやな、きっと・・・

そんなこんなで自分のスケジュール帳見たら
「5月20日ひとりドラム京都」
と書かれている。

都雅都雅かなと思ってメール調べてみたらそれは5月9日やったし・・・
自分のHPのスケジュールに詳細UPしてるかと思ったらそこだけUPされてないし・・・

メールに検索かけて5月20日の京都って調べてみてもそんなメールは来てないのよ(>_<)

ねえねえ、このオファーくれた方〜是非私にもう一度メール下さいな〜
京都のどこでやるの?誰とやるの?・・・教えて〜

異常気象には気を付けないかんなぁ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:15:33 | 固定リンク

2014年4月 2日

酒と風呂の(ない)日々

足を捻挫したその日にお客さんで看護婦の赤峰さんがいて応急処置をしてくれ、
その時に「お酒はやめといた方がいいですよ」ということなので酒をやめている。

まあ数日したら痛みも取れるのでそしたら飲んでもいいと言うが、
ちょっとでも治りが早い方がいいので大事を取ってやめている。

「幹部は冷やした方がいいので今日はお風呂もやめといた方がいいですよ」
というので風呂も入ってないが、同じ理論でついでに風呂もやめている(笑)

温泉とか大好きなのぢゃが、まあ大事をとってやめてみるが、
別に風呂に入らなくて死んだ人間はいないし、
周りは迷惑ぢゃろうがワシは風呂なんか入らなくても全然問題ない!!(キッパリ)

まあしかし酒を飲まんと言うと生活はがらっと変わるな・・・

家族で食事などで車の運転担当で酒を飲まない時なんか、
「あんた食い終わったら早いなぁ・・・」
と嫁に突っ込まれる。

酒も飲まずに「食事を楽しむ」っつうことが出来んのやな・・・

外食はワシにとっては「イベント」なので、
酒を飲まなければ単なる「栄養摂取の時間」でしかない。

今日の昼飯なんて高知まで来てて「のり弁」である。
別にええやん酒飲まずにタタキ食わんでも満腹にさえなれば・・・(笑)

ご馳走・・・まるで興味ないな・・・

また酒飲まないと時間が有り余るな・・・
多い時には一日8時間以上飲んでたからなぁ・・・

その時間働けよ!!っつう感じである(笑)

でも時間がいっぱいあるから仕事がはかどるかと言うとそうでもない。
あれやらなきゃこれやらなきゃといろいろ考えながら、
結局金にもならないこんなブログから書いたりしてるんだから・・・

音楽の仕事だって、発注した田川くんがツアー中にも一生懸命やっていると言うのに、
音楽ソフトを開いたら結局河北省の老人バンドのアレンジからやってしまうもんなぁ・・・(>_<)

ええやん、これ別に・・・仕事というより酒のツマミやのに・・・

というわけで、高知新聞の連載も開始前に書き溜めていた原稿はもうすぐ掲載し終わる。
毎日毎日連載しているのでゲラチェックも毎日ある。
それをやりながら平行して書き溜めてた原稿を整理せねば・・・

今物語は嫁と結婚した辺り・・・
香港のうんこネタをどこに入れようか悩み中である。

ちなみに「こんなことなんか載せちゃっていいんですか?」と聞いたら、
担当者が二つ返事でOKを出した。

理由その1:こんなことを胸を張って書ける人はファンキーさん以外いない
理由その2:これを載せると決断する担当者は私以外いない
理由その3:これを見て同じような体験をした多くの人が救われる

などの理由により是非ということである。

そうかぁ・・・非常に「ロック」な行為である上に人助けにもなるならまた命がけで頑張らにゃいかんな!!
よっしゃー!!!!

Posted by ファンキー末吉 at:16:38 | 固定リンク

2014年3月31日

捻挫その後

先ほどの記事に対して皆様からご心配のメッセージをいろいろ頂きましたので状況をお知らせしておきます。

今朝医者に行って来ましてレントゲンも撮って来ましたが、
骨には別条なし!!まあ捻って靭帯がぐきっといったという、
病名で言うと「靭帯損傷」!!!

いや〜相撲取りになったような気分です(笑)

元々はと言えばワシがもっと痩せてたらここまで靭帯が損傷しなかったと思うと因果な病名です・・・・(シミジミ)

まあニュース的な言い方をすると「全治3週間」という物々しいものではありますが、
まあ言ってみればただ「痛い」だけで別に大したことはない。

しかし昨日のライブに岡崎はんの友人の整体師が来ていて、
治療と共にいろいろ説明してくれた。

「痛い」という状況は、まあ外傷に例えて言ってみると「かさぶたをつついている」のと同じようなものなので、
とりあえず治療としては「痛くない」ようにしてればそのうち治る、と。

3週間も待たなくても数日で痛くはなくなるだろう、と。

まあ数日でかさぶたが出来て痛くはなくなるが、
かさぶたまで完全になくなるまでには3週間ということか・・・

まあええのよ〜痛くさえなくなればかさぶたなんかどうでも〜(笑)

問題は右足なのでバスドラが踏めるかどうかであるが、
足は基本的に歩く時に使う部分とドラムを叩く時に使う部分は違うようだ。

一度鬼太鼓座の合宿寮に泊まりに行って一緒に10km走った時、
膝を痛めて歩くことも困難だったのにドラムは問題なく叩けた。

ただ、今回ちょっと角度等が悪いとぐきっと痛い時がある。
それを庇おうとすると音楽に集中出来んからそれが困るのよねぇ・・・

まあ格闘家の方々はこんな時に麻酔系の湿布を貼って、
痛み止めを飲んで試合に出るらしいが、
まあドラムを叩く時も興奮してアドレナリン出たら痛みなんかわからんし〜\(^o^)/


それにしても五星旗3rdに5曲ツインドラムで参加した菅沼孝三さん、
ワシは自分のスタンド(シンバルスタンドの意味ちゃうよ〜これ)として使おうと思ったんやけれども、
これだけ煽られてひーひー言いながらバトルやる羽目になるとは・・・

これでは「スタンド使い」が「スタンド」に使われてるようなもんである・・・

SuganumaKozoGohst.jpg

(写真はスタンド使いを容赦なく使いまくるコントロール不能のスタンド)

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江川ほーじん菅沼孝三ファンキー末吉入り乱れツアー

2週間の中国の旅を終え、
帰って次の日にVoThMのライブをやったと思ったらもう次の日には11日間のツアー!!

そして最終日の名古屋が終わったらそのまま名古屋空港からまた北京に飛ぶのぢゃ!!わっはっは!!!

などと笑ってる場合ではない!!
2日目の昨日、ステージから降りる時に段差で足首をぐきっとやってしまった(>_<)

ワシの前に岡崎はんがコケそうになってたから、
「目が不自由な田川くんでもコケんのに岡崎はんの方がよっぽど不自由やなぁ、わっはっは」
と笑ってたらすぐにワシがイってしまった(>_<)

いや〜笑い事ではない、あまりに痛くてもんどり打ってぶっ倒れた。
動こうにも痛くて痛くて動くことも出来ない。

しかもバスドラを踏む右足・・・(>_<)

大丈夫なんだろうかと思いながら客で来ていた赤峰さんに湿布してもらい、
その応急処置がよかったのか次の日には足を引きずってではあるが何とか歩けるようにはなった。

問題はドラムが叩けるかどうかである・・・。

ちなみに今回のツアー、手数セッション五星旗3rdのジョイント。
目の不自由な田川くんや、いろいろ不自由な岡崎はんや、
何より突然足が不自由になったワシと江川ほーじんは30年近く振りに一緒にツアーを廻っている。

毎回出番はどっちが先にやるかは、
一番最初に各バンドからひとりずつ出て来てバトルをやり、
お客さんの拍手で決めてもらおうということになっている。

初日は私と菅沼孝三のドラムバトル、
そして昨日は私と江川ほーじんのバトル!!

ほーじんが「えらいこっちゃ」のリフでやろうぜと言うので、
何と30年近くぶりにこの曲を一緒にやった。

こいつ・・・30年前のリフをよう覚えとったなぁ・・・

などとこのジョイントツアー、どのようになってもいいのように、
両バンドの全ての楽器が同時に演奏出来るようにセッティングしている。

ワシが手数セッションに入ってツインドラムになったり、
逆に菅沼孝三が五星旗3rdに入ってツインドラムになったり・・・

これがまた非常に面白い!!
菅沼孝三さんの「炎の靴」なんて一緒に叩きながらむっちゃ感動して、
昨日なんか「天界への7番目の扉」も叩いてもらったもんね〜

7拍子の曲やけどあの人もう何拍子でも関係ないし(笑)

そこでふと考えた・・・
もしこの痛めた右足でうまくバスドラが踏めなかったら・・・

幸いJazzや今流行の複雑なツーバスなどで鍛えたので
万が一の時は左足で踏めば何とかなるかも知れない・・・

一応最悪の場合を想定して
ジャージーなナンバー以外はこーぞーさんにも参加してもらおう・・・

五星旗のジャージーなナンバーはシンバルレガートが中心なので、
まあそれは右足にはそんなに負担はかかるまいということで、
残りの5曲!!ツインドラムで一緒にやったらこれがまた楽しかった。

いろんなアプローチが出来る人やから、
ドラマーというよりパーカッションやと思えば自分達の普通のレパートリーに大きく幅が広がる・・・

いや〜素晴らしいわ・・・

ただよく考えたら最後の2曲にはドラムソロも入るのな・・・
もちろんバトル(>_<)

いや〜・・・これほどテンション上がってたら足の痛みなんかまるで感じまへん!!(笑)

問題は「これでええやん」ということで「全曲こーぞーさんに参加してもらおう」になって、
最後には「こーぞーさんでええやん!!末吉さんには曲だけ書いといてもらおう」になることである(涙)

アホか〜!!!誰のバンドじゃ〜!!

ということで毎回何が起こるかわからないこのツアー、
まだまだ3本目が終わったところ!!

私とほーじんのまた新しいバトルも生まれるかもよ・・・
手数セッションと五星旗3rdのドラマーが入れ替わってたりして・・・(笑)

見逃した人は絶対後悔します!!
お近くの人はおいでまーせ〜

4月1日(火)岡山Desperado 086-225-5044 19:00/19:30
4月2日(水)高知X-pt. 088-885-2626 18:30/19:00
4月3日(木)松山SalonKitty 089-945-0020 18:00/18:30
4月4日(金)福山Cable 084-983-1666 19:30/20:00
4月5日(土)神戸ChickenGeorge 078-332-0146 18:00/18:30
4月6日(日)梅田RoyalHorse 06-6312-8958 19:00/19:00
4月7日(月)名古屋ell.FITS ALL 052-201-5004 18:30/19:00
4月19日(土)吉祥寺RockJointGB 0422-23-3091 18:00/18:30
前売:4500円 当日:5000円(ドリンク代別)

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2014年3月10日

髪の毛の脱色でアレルギー

元々毎月毎月白髪を染めるのがめんどくさくなって、
金髪にすれば白髪が目立たないだろうと思ったら大間違い!!

金髪の根本から生えて来る毛がまだまだ黒髪が多かったのよねぇ・・・
仕方ないので黒い髪が生えて来るとまた染めに行く。

もともと頭皮は弱い方なので、脱色の強い薬を塗られるとヒリヒリと痛む。

まあこれは白髪染めでも同じなので我慢するしかないが、
今回は心なしか手のひらも痒くなって来る。

そう言えば前回もそうだったかと思いながら我慢していると、
今度はそれが身体中に廻って来て、
肛門のあたりがむずむずと痒い・・・

待ち時間はずーっと暇つぶしにtweetしてるので
「肛門隠れてぽりぽり」
とかつぶやこうと思ったらそんな事態ではなくなった。

痒みは全身に廻り、顔はぱんぱんに膨れ上がってしまった。

「もう色が抜けましたので洗いましょう」と言われてほっとしたが、
この美容室は仰向けではなくうつむけで頭を洗う。

顔ぱんぱんに水などが飛び散るとキモチワルイのだが、
それでも我慢して洗ってもらってると・・・

ぽたぽた・・・
ついに鼻血まで出てくる始末・・・

ティッシュをもらって鼻に詰めるのだが、
明らかに皮膚が腫れて硬くなっているので詰めにくい。

もう目はしょぼしょぼするし気持ち悪くなって皮膚科を探す。
しかしちょうど時間帯が悪くどこも開いていない。

ちょうど店の隣の美容室だったので店の5Fで横になっていた。
あーちゃんが来たので事情を話すと、
「そうね、やっぱり顔腫れてるわね」
と同情する。

水飲んで1時間ぐらい横になってただろうか、
だいぶよくなって来た頃小畑秀光がやって来た。

「顔腫れて大変なんですって?いやー確かに腫れてますねぇ」
ワシ、だいぶよくなったと思ってたので逆に「カチン」。

ワシの顔ってただでさえ腫れぼったいのよねぇ・・・

みんなでメシ食って家に帰る頃にはすっかりよくなって、
「大丈夫?」と心配する嫁に笑って見せた。

KaoPanPan.jpg

嫁がワシの顔を覗き込んで一言、「ヤバいやん、むっちゃ腫れてるやん!!」

おい!!!ワシは完全に腫れが収まってから帰って来てるの!!
これあんたの旦那の普通の顔!!
そりゃ人より腫れぼったい顔してるかも知れんけど、これいつもの顔!!

もう腫れてないの!!!!!!!!!!!!

ぷんぷん・・・

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2014年3月 7日

EVER

先日北京でWINGと会った時に、
長らくバックバンドをやっていたEVERが他のバンドになっていた。

WINGのコンサートでは必ずEVERのコーナーもあり、
自分とこ所属のアーティストをバックにも使い、
バーターで宣伝もしてとうまく使っているなと思っていたが、
バックを外れたということはどんな事情があったのだろうとちょっと心配していた。

縦の社会である元暴走族の小畑は
「ヤバいっすよ。WINGさんとケンカなんかしてたら俺は奴らともう会えなくなっちゃうじゃないですか」
と心配してたが、楽観的なワシは、
「EVER本体の仕事が忙しくなってバックバンドをやる時間がなくなったんじゃないの?」
ぐらいに考えていた。

そのEVERのボーカリストであり、マルチプレイヤーの家豪(JiaHao)が日本に遊びに来ると言う。

スケジュールが合うのは彼の滞在最終日の昨日しかなかったのでその日に約束し、
小畑秀光に「お前も行くか?」と言うと、
「でもWINGさんとどうなったかわからなきゃ、ひょっとしたら会っちゃまずいことになるんじゃないですか」
と心配してる。

「アホか!!それは暴走族の世界じゃろ、音楽の世界は全然関係ないの!!」
となだめて連れて行く。

待ち合わせ場所は彼が投宿している新宿。
「さて何を御馳走してやろうか」と悩みに悩む。

香港にはアジア中の美食が集まっているので、
日本でしか食えないものというのはなかなか難しい。

迷いに迷ったあげく飛び込んだのが「もんじゃ焼き」。
「お好み焼き」はあるじゃろうが、さすがの香港も「もんじゃ焼き」はあるまい!!
と思ってたら大成功!!彼も一緒に来日した彼の友人も食ったことがないと言う・・・

JiaHaoMonja.JPG

酒も生ビールから始まって、サワー系や最終的にはホッピー(これも香港にはあるまい)で
チャンポン悪酔いで既にヘベレケ・・・。

酔いに任せて「お前らWINGとどうなってるんだ?」と聞いてみた。

そしたら思いもよらない答えが返って来て、
酔いも手伝ってついついもんじゃが目に沁みた・・・

「僕たちはねぇ、小さい頃からBEYONDを聞いて大きくなった。
つまり広東語のロックを聞いて育ったんです。
でも香港はマーケットが狭いので、今はみんな大陸に稼ぎに行ってる。
WINGさんも僕たちを連れて大陸を回って下さってるんだけど、
僕たちそれでいいのかなぁって考え出したんです。
大陸のマーケットに合わせて、歌いたくもない甘い北京語ラヴバラード歌って、
それでいいのかなぁって。
僕たちがやりたいのは僕たちが聞いて育ったBEYONDみたいな広東語ロックじゃないのかって」

そして彼はWINGに「自分達は香港から出たくない」と相談し、WINGはその申し出を受けた。

「おかげでお金にはならないけど、僕たちは香港で自分のやりたい音楽をやってます。
この前のシングルは香港で7位になりました」

「WINGとの関係はいいの?まだ彼んところに所属してるの?」
と聞くと、
「もちろんです。この前も紅包(HongBao:お年玉の意味)くれましたし」
という言い方がツボに入って、
相変わらず自分のことよりも若い世代のことを考えて、
金も損しながら世話ばっかり焼いているWINGのことを想像してまたもんじゃが目に沁みた。

「俺はお前達を応援するぞ!!」
ワシは親指を立ててそう宣言し、小畑秀光に訳してやると彼も同じように指を立てた。

「よっしゃー飲みに行こう!!」
ということで店を探す。

香港にない店・・・ということで小畑が
「じゃあヘビーメタルBARなんかどうですかねぇ」
と昔の不良仲間に電話をかけた。

そんな店があるのか・・・と恐る恐る地下室のドアを開けたら、
ガンガンにメタルがかかって不良外人やロック姉ちゃんが盛り上がっている。

JiaHaoMetalBar.JPG

「凄いよ!!香港にはこんなBARはない。あっても客を踊らせたり、メタルは見たことない」
と大喜び。
不良外人やロック姉ちゃんと英語でひとしきり盛り上がってたが、
酔いが回って来てグラス片手にワシにいろんな話を始めた。

「覚えてますか?一緒にシンガポール行った時
あなたはラテンのドラムソロをやったんですよ。
もう僕は目が点になって、茫然自失で見つめてましたよ。
台湾でのドラムソロも凄かった。
あなたのドラムを聞いて思ったんです。
"音楽をやるぞ!!僕がやりたいのは"音楽"なんだって・・・」

ヘビーメタルに乗せて若者の夢や悩みを聞きながら酒が進む。

頑張れ家豪(JiaHao)頑張れEVER!!
信じた道を進めばいい。
やりたい音楽をやればいい。

ワシとWINGはいつまでもお前らを応援するぞ!!

Posted by ファンキー末吉 at:22:42 | 固定リンク

2014年3月 4日

朝から国際紛争(>_<)

アメリカに住んでいる元嫁からSkypeで電話がかかって来た。

夕べの深酒で二日酔いである。
喉もガラガラ、頭も全然回っていない・・・

のに捲し立てるようなネイティブな中国語(涙)

元嫁と知り合った頃はもちろん日本語など喋れなかったので、
結婚した当初から家庭内言語はずーっと中国語であったが、
日本で住んでたのでいつの間にか元嫁の日本語レベルはワシの中国語レベルを抜いたはずなのに、
家庭内言語が日本語に変わることもなくずーっと中国語(涙)

子供達には日本語で話しかけてもワシには必ず中国語(号泣)

どうしてワシが泣いているかと言うと、
ネイティブな言語ではないのでケンカしても絶対に勝てない(爆泣)

いや、まあワシと元嫁の関係は、
離婚してもうちに泊まりに来るぐらいだから非常に仲がよいのだが、
やはり子供の進学とかで夫婦がいろいろやり合うように、
「あんた子供の入学書類はどうなるの?!!ビザはどうなるの?!!」
といきなりまたキーキーが始まった。

というのも、元嫁が生んだうちの長男が中学卒業してアメリカの高校に行くのよね。
まあ母親がいるんだから安心安心と思ってたらその当の母親が全然安心していない(>_<)

「戸籍謄本送られたって英語に直さなきゃなんないでしょ!!キー!!
私はアメリカの中国人社会にいるんだから日本のことなんて出来るわけないでしょ!キー!!」

あのう・・・ワシは日本人で・・・
それが中国語でアメリカのこと言われたって出来るわけないでしょ・・・(涙)

思えばワシの歴代嫁、いや付き合った全ての女性はワシにキーキー言うので、
「末吉はキーキー言う女性が好きなんだ」
と思われているが決してそんなことはない!!(キッパリ)

先月北京に帰った時、数年振りに元カノと会って食事をした。

Motokano.jpg

ちなみに後ろに写っているのは嫁のスパイの小畑秀光(笑)

まあスパイなどつける必要もなく、この元カノとうちの嫁とも関係がよい。
「北京に嫁いで友達出来た?」
と結婚当初友人から心配のメールが来た嫁が返した返事・・・

「友達はまだいないけど旦那の元カノがいつもよくしてくれて買い物連れてってくれたりする」

「それ変!!!」とみんな言うが、
何かワシにとっては別に普通に思えるのぢゃが・・・

まあこの元カノと「女性がキーキー言う」件について話してたら、
大笑いしながらこんなことを言われた。

「わかるわかる、あなたはねえ、寛容な人間だから女性はみんなそうなるのよ」

かく言うこの元カノも、
ワシが徹夜徹夜で仕事をしている時に夜中に叩き起こされてキーキー言って限界が来て別れたのである(涙)

ワシ・・・寛容でなくていいからキーキー言われない方がいいんですけど・・・

というわけでこの国際紛争は、相も変わらずワシが全面的に譲歩して、
「もう学校の書類送って来て下さい〜ワシが業者雇って全部やります(涙)」
という不平等な合意で集結している。

ワシの知り合いの英語堪能な方・・・是非手伝って下さい(涙)

ちなみに出会った頃の元嫁の写真

Motoyome.jpg

ご覧のように美人ではあるが、女子高生のまま大きくなったような性格で、
ワシは結婚した時に嫁ではなく大きな子供が出来たつもりでいた。

その元嫁が世界中のミュージシャンを震撼させるような明言キーキーを発したことはワシの周りのミュージシャン達の間ではあまりにも有名である。

「朝カラ晩マデズーット仕事シテ稼ギガコレダケ!!まくどなるどデばいとシタ方ガマシネ!!」

思えばピンクのブタなれど今の嫁が一番ワシに優しいかも・・・

NiiharakeGenkan.JPG

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2014年2月27日

ひとりドラムOAライブ前半終了!!

いや〜いろいろ勉強になりました。
最近のアマチュアバンドの状況はなかなかキビシイな。

ノルマが20枚とかのライブハウスもあったし、
1枚目からチャージバックのライブハウスもあったけど、
結局動員が出来なければ機材費とか何とかで結局収入はなかったり・・・

かく言うワシは実は昨日のライブでは
入り口で「ファンキー末吉を見に来ました」という客はゼロ。
つまり収入はゼロ!!(涙)

いや、みんなアマチュアバンドはこの条件でやっているんやから、
やっぱ今日びのアマチュアバンドは大変やで・・・

ワシらの時代はどうやったかなぁ・・・
と思い起こしてみるがどうにも思い出さん・・・

貧乏やったから「儲かった」ということはあり得んじゃろうが、
今日びのように「お金を払ってライブをした」という記憶はないなぁ・・・

爆風銃が最初に屋根裏でやった時はどうやったやろ・・・
爆風スランプを結成して最初に7日で9本とかブッキングした時はどうやったやろ・・・

当時は「ノルマ制」というのはなかったから、
まあ「収入がゼロ」ということはあったけど持ち出しはなかったと思う。

当時はみんなそれぞれバイトして、月に2万とかバンド貯金を集めて、
でもそれは主に練習スタジオ代に消えていってライブに持ち出しはなかったと思う。

田舎から出て来たワシらはチケットを売りつける東京の友人もいなかったので、
思えばどうやって動員してたんやろ・・・

最初にツアーに廻った時、まあこれは名古屋ellのしげさんがブッキングしてくれたのだが、
アマチュアなのでまたこれが客が全然入らんのに毎月毎月ブッキングしてくれた。

でもやり続けてたら客は倍々に増えていったなぁ・・・

今日び全国にこれだけの数のライブハウスがあって、
それが毎日いくつものバンドで埋まっているぐらい全国にバンドの数があって、
いいライブをやったら口コミで動員が増えるっつうことはあり得んわのう・・・

都内近郊で何本かひとりドラムでオープニングアクトさせてもらったが、
春にはいよいよ地方に出る。

入り口でまた「ファンキー末吉を見に来ました」という客がゼロだったら、
ヘタしたら我が家は破産してしまうだろう(笑)

でも全国のアマチュアバンドは同じ条件、もしくはもっと大変なのだ。

ワシを育ててくれたライブハウスの今、
そしてそこで演奏している地方のアマチュアバンドの生活がどんなんなのか、
やっぱこの目で見て肌で感じて来たいもんぢゃの・・・

現在決まっているひとりドラムのスケジュール、

4月14日(月):代々木
4月15日(火):柏

4月29日(火):大阪障害者施設
4月30日:大阪近郊で募集中!!
5月1日(木):三重県
5月2日(金):高槻
5月3日(土):高槻
5月4日(日):岡山
5月5日(月):香川
5月6日(火):松山
5月7日(水)8日(木):高知近辺で募集中!!
5月9日(金):京都

6月14日(土):豊橋
6月15日(日):浜松

6月22日(日):富士市
6月23日(月)24日(火):富士市から熊本の間で募集中!!
6月25日(水):熊本
6月26日(木):熊本

みなさ〜ん!!空いてるスケジュール埋めてや〜

ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら

Posted by ファンキー末吉 at:05:19 | 固定リンク

2014年2月18日

高知新聞で連載が始まることになりました!!

高知新聞はなかなか革新的な新聞社である。

先日は秘密保持法について高知出身の代議士に紙面を割いてちゃんと長いインタビューをしてたし、
今回私の中国(ずっと続けば北朝鮮も?)でのロック放浪記を週5回のペースで連載してくれると言う。

もちろん本を出すつもりで20年前の中国ロックの黎明期に出会ったことから、
爆風スランプ活動停止の原因からいろいろ書いている。

BEYONDのボーカル黄家駒が死んだ辺りでちょうどJASRACに訴訟され、
精神的にも書くのが辛くなって一旦投げ出したりしたけど、
まあ1ヶ月分は原稿は既に書き終わっているのでこれからも引き続き頑張って書き続けます。

本は書き終わってから加筆修正してからということになるのでまだまだ後ですが、
高知新聞は県外でも購読出来るというので、待ちきれない方はこちらから県外購読して下さい。

総合版の安いやつでいいそうです。

明後日から連載開始予定〜

現状での物語は私と中国ロックとのドキュメンタリーで、
これは「中国ロックの歴史」と言っても過言ではないでしょう。

いろんなことを思い出しながら、ネットで日付や時代考証などをしながら、
時にはライブの楽屋でこっそり号泣しながら書きました。

我ながら「中国ロックと共に生きた男」の半生だと思います。
これに北朝鮮が加わったらもうこんな人生は稀有過ぎて笑ってしまうな(笑)

ところが困ったことがひとつあって、
もう20年前にもなるので記事に載っける写真が見つからないのな・・・

うちの長男に遺伝して困っておるが、
ワシは小さい頃から写真嫌いでアルバムというものが我が家には残っていない(>_<)

90年代前半に一緒に北京で遊んだ留学生のみなさん、
日本でBEYOND達と毎晩飲んだ飲み友達のみなさん、
当時の写真が残っていれば是非送って下さい〜

さて仕事の合間見てまた続きを書くか・・・

現在黄家駒が死んでソロアルバム「亜州鼓魂」を作ろうかというところ・・・
爆風スランプはまだ活動停止しておらず、この後日本でもいろんな問題が起きてきます(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:12:36 | 固定リンク

2014年2月 7日

ブログのアクセス解析

夕べはこのブログを構築して下さった会社の方々と新宿で飲んでいた。

さすがにITのプロフェッショナルばかり、
コンピュータに強いと自負しているワシなんぞまるで「素人」である。

その方々が揃いも揃ってこのブログのシステムをいろいろ見直して改良してくれるのだ。
ありがたやありがたや・・・

そしてこのブログのアクセス解析をしたデータを持って来て、
笑いながらワシにその結果を見せた。

オーガニック検索トラフィック・・・
つまりどんなキーワードで検索してこのブログに辿り着いたのか、
第一位は「not providerd」、まあブックマークなどしてて直接アクセスした人、
まあこれはいい!!

第二位は「ファンキー末吉」、まあこれもいい!!
問題は第三位が「ミャンマー 風俗」って何やこれ?・・・

ちなみに第四位、第五位は「ファンキー末吉 ブログ」(スペースが半角と全角)
まあこれもよいが第六位が「ミャンマー風俗」(間にスペースなし)!!

次に「JASRAC」や「ファンキー末吉 裁判」などがなどが続くが、
第十二位が「ミャンマー 売春」(笑)

まだまだ続くよ第14位に「ミャンマーの風俗」、第23位に「ミャンマー 遊び」、
第35位に「ミャンマー ディスコ」、第36位に「ミャンマー 夜」、
第40位にミャンマー 女性」、第41位に「ミャンマー 買春」とまだまだ続く・・・

ワシはミャンマー夜遊びの帝王かっ!!!!(笑)

きっとミャンマーで遊ぼうと思った駐在員とかがこのブログ記事に引っ張られて来るんやな・・・

ちなみに第26位の「童貞喪失」っつうのもおもろいな(笑)
このブログ記事・・・

これからも皆様のご期待を裏切らないようこのように
頑張ってアホネタを探し続けます!!!

Posted by ファンキー末吉 at:14:04 | 固定リンク

2014年2月 3日

嫁が泣く〜ホルモンちゃうで〜難聴で〜

昔から話し声は大きいし、テレビなどの音量もでかい。

難聴の疑いは昔からあったのだが、
それをはっきり自覚し始めたのは「中国語が聞き取りにくくなった」ことである。

最初は「耳」ではなく「頭」が悪くなったと思ってた。

前妻は中国人で、家庭内言語は中国語で暮らしていたが、
同じ人間とだけ会話していると語学力って低下するのな(驚)。

そりゃそうじゃ、会話の種類は固定されてゆき、
発音が悪くてももうめんどくさいので直されなくなる・・・

単語は日々忘れてゆき、
まあそれでも会話が通じるのだからボキャブラリーはどんどん減ってゆき、
そんな生活の中から新しい単語が出て来ることはほとんどない。

思えば子供が生まれた時、「ニャオブー」と言うので「何だ?」と思ったら、
「尿布(NiaoBu)」・・・あ、「オムツ」ね・・・というのが最後の進出単語だったと思う。

その後離婚を機に北京に移り住んだが、
音楽仲間と交わす会話は音楽の話と、酒を飲んで話すアホな下ネタと(笑)・・・
結局「生活」が変わらないと単語の「ボキャブラリー」なんてのは増えやしないのだ。

北京に居を構えてから数年後、だんだん中国語が聞き取れなくなって来た。

中国語ばかりの環境で長くいると、
何週間に一度「中国語を拒絶」する状態になることがあり、
そのせいで聞き取れなくなってるのかなぁと思ってたら、
何かだんだんその期間が長くなって来たので「おかしいな」と思ってた。

極めつけなのは、気が付けば「日本語」もあまり聞き取れなくなっている(笑)。

もう悪くなったのは「耳」ではなく「頭」かな、と観念したが、
実はそうでもないらしい。

我々のように爆音で音楽を聞く職業、
常に耳元でチャイナシンバルをばんばん叩く職業では、
破壊される耳の周波数はちょうど「滑舌」を司る部分だという話を聞いた。

なるほど、今中国のトランぺッターのアルバムをミックスしておるが、
昔に比べて「音がこもった」と感じるわけではなく、
「ハイをもっと上げて」と注文することもないので、
一般的に言われる「ハイ落ち」というのともちょっと違うのかなと思う。

耳をいたわるミュージシャンは多く、
耳栓をしてステージに上がる人も少なくないが、
ワシはなんか「聞こえ方」が違うので好きじゃないのよね・・・

小川文明とセッションした時、
「細かい譜面渡されたって老眼やから見えまへんがな!!」
と言われて、
「ほな老眼鏡かけなはれ」
と言うと、
「老眼鏡かけたら鍵盤も大きく見えるからキモチワルくて弾けん」
と言うので「なるほどな」と思った。

それと同じやね・・・

さてそれから数年、別に生活にそんなに大きな支障もなく暮らしていたが、
(まあ困るのはワシではない、周りであるだけなのぢゃが)
去年の車でのツアーの時に、
「ウィンカーが出っぱなしですよ」
と同乗者に注意されてびっくりした。

カチンカチンというあの周波数がきっと聞こえないのな・・・


そんな中、また朝起きてiPhoneをいじっていると嫁がしくしく泣くので、
「夕べ何を食べた?」と真剣に考えた。

二井原実を激怒させたホルモンも食ってないしなぁ・・・
と思ったらどうもiPhoneのキータッチの音がうるさくて寝れないらしい。

「キータッチの音なんか出してないがな・・・」
と思って「設定」を見てみると、なんと設定ON・・・

試しにOFFにしてみても全然変わらん(>_<)
もうこの周波数が全然聞こえんのな・・・・

音楽やるぶんには何も不自由はないけれど・・・
ぼちぼち補聴器買おうかな・・・

Posted by ファンキー末吉 at:05:28 | 固定リンク

2014年2月 1日

小保方晴子さん

先日何気にテレビを見てたら「若返りの薬」のCMをやっていて、
そのCMの女の子が可愛くって可愛くって・・・

・・・て見てたらちゃうやん!!科学者やん!!(>_<)

しかも人類を救うかも知れんえらい発見をなさった方がこんなにも美人!!
・・・ということで数日ワシは小保方晴子さんの虜になっている。

やっぱこんな世界的な大発見をした研究者がこんな美人のリケジョで、
割烹着着ててカメ飼ってて研究室にムーミンのイラスト貼ってて言うたら話題に事欠かんな。

気になるのは「デートをしてる時も」というデートって言うと・・・
その彼氏ってどんな人なん?・・・

と「ゲスの勘ぐり」をするオッサンたちはようけおるんやろうな・・・

予想通りそのゲス共の欲求を満足させるためにマスコミとやらがまた酷いことをしとるみたいで、
小保方晴子さん、自らの研究室からこんなメッセージを発信した。


Jan. 31, 2014
報道関係者の皆様へのお願い

STAP細胞研究はやっとスタートラインに立てたところであり、世界に発表をしたこの瞬間から世界との競争も始まりました。今こそ更なる発展を目指し研究に集中すべき時であると感じております。

しかし、研究発表に関する記者会見以降、研究成果に関係のない報道が一人歩きしてしまい、研究活動に支障が出ている状況です。また、小保方本人やその親族のプライバシーに関わる取材が過熱し、お世話になってきた知人・友人をはじめ、近隣にお住いの方々にまでご迷惑が及び大変心苦しい毎日を送っております。真実でない報道もあり、その対応に翻弄され、研究を遂行することが困難な状況になってしまいました。報道関係の方々におかれましては、どうか今がSTAP細胞研究の今後の発展にとって非常に大事な時期であることをご理解いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

STAP細胞研究の発展に向けた研究活動を長い目で見守っていただけますようよろしくお願いいたします。

2014年1月31日
小保方 晴子


アカンやろ、マスコミ(>_<)・・・

っつうかワシも含めてそんなゲスなオッサンの欲求が悪いのは悪いんやけど、
でもマスコミってそれを満足させるためのメディアか?!!

放送局っていわゆる「報道」をするための機関として国から認可をもろとる。
ワシらゲスなオッサンを喜ばすために認可されとるわけではない。

ニュースっつうのは「真実を伝える」ために存在するのであって、
別に「国民の知りたいことを伝える」のが義務ではないと思う。

「国民に伝えるべきことを伝える」のが報道とちゃうんかなぁ。
「ニュース」と「視聴率」は本来関係ないもんやで。

いい加減変わって欲しいよね、マスコミも・・・

「見たい人がいるから報道するんですよ」という「言い訳」はよく聞くが、
「じゃあみんなで見ないようにしましょう」
言うたってなくならんって、ゲスなオッサン・・・(ワシか・・・)

「力」も「影響力」もあるマスコミがそんなゲスのために動いたら・・・
・・・そりゃもう「暴力」やで・・・

マスコミはなぁ・・・いっぺんでええから「あっぱれ!!」言うことやってみぃ〜!!
頼むで〜・・・

ワシはワシで、まああの方にはかなわんけど、
何か世のため人のためになること頑張ってやろっ!!

小保方晴子さん、カメとムーミンと共に、人類を救う大きな戦い頑張って下さい!!

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2014年1月31日

田川ヒロアキ考

先々週、に岡崎トリオを見に行ったら田川くんがゲストで出ていて、
久しぶりにかぶりつきでそのプレイを見てため息をついた。

むっちゃ上手いやん・・・(涙)

音程の絶対的な正しさはもちろんのこと、
ピッキングの正確さ、リズムの正確さはまるで機械のような・・・


と書くと大概の人は「機械みたいで心がない」という印象を受けるだろうが、
この辺に関してワシはちょっとドラムのことも絡めて聞いてもらいたいことがある。

ワシの人生は「ドラムが上手くなること」との戦いだった。

「上手い」というのは当然ながら「テクニック」の問題で、
まあその辺は人間は逆立ちしたって「機械」には適いようがない。

例えばサビに入る前に盛り上がってオカズを叩くと、
人間なのだから必ず早くなったりして次の一発で一生懸命帳尻を合わす。

機械だったらもちろんこんなことはないので、
じゃあその部分「感情」を押さえて正確に叩いたとしたら・・・

それって楽しい?・・・(笑)

「人間」は「人間」であるから素晴らしい。
どんなに機械的に上手くなっても人を感動させることは出来ない。

人を感動させるのは「人」以外にあり得ないのだ。

これをワシは中国人にはよく通訳の喋る中国語を例に出して説明する。
「ワシのヘタな中国語をお前らは一生懸命今聞いてるけど、
もっと上手い通訳が自分の話してたってこんなに一生懸命聞かねーだろ(笑)」

音楽の世界にも「ヘタウマ」というジャンルはある。
だがワシはそれを選ばなかった。

後述するが田川くんが「ブルース」に逃げなかったのと同じである。

完膚なきまでに人をノックアウトさせる上手さ・・・
つまりこの日の田川くんみたいになりたかったのだ。

どんなジャンルのどんな楽器のどんな人がやって来たってケチをつけられない、
そんなプレイヤーになりたかったのだ。

そんなプレイヤーを目の当たりにした時、
人はいろんな「言い訳」をして自分を正当化させようとする。

売れてるミュージシャンは、
「そんなことしたって売れないよ」
と言い訳して、「売れている」という点で自分を優位に立たせようとした。

そんなミュージシャンも周りにたくさんいたが、
今となってはそんな人は誰もこの年でもう音楽なんてやってない。

「歌謡ロック」のことを中国語で「流行ロック(流行摇滚)」と言う。

ワシは酔っ払って笑いながら中国のバンドにこんなことを言ったことがある。
「お前ら売れなくなったらロックですらなくなっちゃうんだ。ミジメな人生だなぁ・・・」

だからワシは「ロック」をやる。
こればっかりは周りがどのように変化したって「死ぬまで」続けられるもんだから・・・

まあ「ロック」というのはワシにとっては「ジャンル」の問題ではなくひとつの「精神論」である。

だからジャズ界に飛び込んで行ってジャズを叩いたりもする。
それが自分にとっての「ロック」だから。

人が出来てて自分が出来ないことがあると腹が立つのよね・・・(笑)

この「精神論」というのが実は「ヘタウマ」と「絶対的な上手さ」とをばしっと分けるアイテムとなる・・・
と言うか、時には上手くなるための大きな障害になったりする・・・

例えば前述のオカズの話・・・
熱い気持ちを持ってるほど機械に比べて正しくなくなってゆくのだ。

上手くなるということを金平糖に例えて説明したりする。

尖った部分を全部削って、それでまん丸になったって何の面白みがある。
凹んだ部分は後でついて来る!!尖った部分をもっと尖らすのぢゃ!!
そしたら最後にはもっと大きなまん丸になる!!

昔プロデュースしてた歌手と大げんかした時に、
「あんたのその性格を何とかしろ!!」
と言われたことがある。

ちょっと考えてワシは大笑いした。
「アホか!!俺がこの性格だからお前はどれだけ得をした?
俺がその辺のプロデューサーと同じような性格だったらお前なんかその辺の歌手以下でしかなかっただろうが!!」

この性格だから人に迷惑をかけたりトラブったりするが、
ワシの場合はもう「治らない」んだから仕方ない。

問題はこの化け物のような巨大な「感情」を、
押さえつけることなくどのように上手くコントロールするか、である。


自分の話ばかりしてしまったが、田川くんの話に戻そう。

彼と最初に出会ったのは二井原実がネットでこの動画を見つけて来てからである。

この時はあまりの衝撃に1週間ぐらい寝込んでしまった(笑)

まあその時にワシの中にはまた大きな「感情」が大暴れして、いきなり
「お前、北京に来い!!ワシがお前のアルバム作っちゃる!!」

まあこれで「ほな行きます」という人間も小畑秀光ぐらいしかおらんぢゃろ(笑)

その後、田川くんも八王子に引っ越して来て、
まあ相変わらず付かず離れず一緒にいろんな音楽をやっている。

いつも一緒にプレイすることが多かったので、
久しぶりにかぶりつきで聞いていろいろ感激した。

「感心する」プレイは多いけど「感激する」プレイは少ない昨今、
本当に心が揺さぶられるプレイだった。

彼のプレイはヘタしたら機械よりも正確でチューニングメーターよりも正確なのであるが、根本に「魂」がある。

中国でボディービルの選手と会ったことがあるが、その肉体美を見て
「どうやったらそうなれるの?」
と聞いたら、笑ってこう答えられた。
「そりゃファンキーさんみたいに毎晩飲んでたら無理ですよ(笑)」

なるほど・・・と思ってそれを紹介したミュージシャンにこう説教した。

「あいつの肉体を見たら、あいつが今までどう生きて来たかがすぐわかる。
俺らも音を聞いたらそう分かるようなミュージシャンになりたいもんだねえ」

田川くんのプレイにも、聞いていると彼がどう生きて来たかが伝わって来るのだ。

並大抵の努力でここまで弾けない。
けど本人は「いや〜そんな練習ばっかしてたわけではないんですけどねぇ」と苦笑する。

ワシもドラムの練習はそんなにしないが、
それでも結構音楽のことばっか考えてたりする。

小保方晴子(おぼかた・はるこ)さん(30)ほどではないが、
ワシだってお風呂に入る時でもデートしてる時でも音楽のことばっか考えてた(笑)

おかげで前の嫁から離婚されましたがな(涙)

流行りのテレビドラマの話題には一切ついてゆけず、
中野から「お前は歴代総理大臣の名前も知らないだろう」とバカにされたこともあるが、
そんな「つまらない」ことに時間を割くぐらいだったら楽しいことに時間を割いてた方がマシだ、ぐらいにしか思ってない。

田川くんもきっとそうなのだろう。
「弦に対してピックをどう当てたらどんな音が出る」
というのが面白くて仕方がなかったのだろう。

その「音色」にすでに「人生」がある・・・

アヴェ・マリア」という曲を弾いた時に、
ワシはとてつもなく「ブルース」を感じて涙が出て来た。

「ブルースだけは避けて通ってました」と言う田川くん、
それは「盲目であるからブルースに逃げてると思われたくなかった」からだそうだが、
ワシは逆に自分のルーツを「ブルース」だと思っている。

ロックもジャズもブルースをルーツとしてるように、
ワシはFUNKがルーツということはすなわちブルースがルーツだということである。

中国でスタジオミュージシャンをやりながら、
バラードだらけの