
2020年4月27日
遠隔地同時演奏配信大成功!!
ZoomとヤマハのNETDUETTOを使った遠隔地同時演奏、
第一回目で可能性を探り、第二回目でシステム完成!!と思われたが大阪のネットがダウンして失敗!!
第3回目の今回は大成功に終わりました!!
システムをおさらいします。
送り側となる大阪では2台のパソコンを使い、まず1台にヤマハのNETDUETTO、そしてもう1台にZoomをインストール!!
そしてヤマハのNETDUETTOには、インターフェイスを介していつもライブで使っているエフェクターとマイクを接続。
ギターの音はこちらのパソコンを介してNETDUETTOでカンボジアに送り、
もう1台のパソコンにインストールされたZoomにてお喋りの音と映像を送る。
受け側となるカンボジアでは、やはり2台のパソコンを使い、
同様に1台にヤマハのNETDUETTOをインストールし、そこで大阪からのギターの音を受け取る。
そして、そのパソコンのアウトプットと自分のマイクとをもうひとつのパソコンに繋がったインターフェイスにぶち込む。
もう1台のパソコンには同様にZoomをインストールして、その音声入力と出力をそのインターフェイスに設定する。
セッティングはここまで。
音の流れをおさらいすると、大阪のギターの音はNETDUETTOを介してカンボジアに送られ、そのギターの音と自分のマイクの音をインターフェイスでミックスしてZoomで配信、というわけである。
気をつけなければならないのが、カンボジア側は歌うマイクと喋るマイクはどちらもインターフェイスに繋いだマイクだけなのでよいが、大阪側ではZoomの音声はZoomをインストールしたパソコンのマイクから送られているので、ギター演奏が始まった時にはZoomのマイクをカットして、ヤマハのみで音を送るようにしなければ二つの信号の遅延で音がずれて2つ配信されることになる。
さてここからは、大阪とカンボジアという海を隔てた遠い場所に海底ケーブル等を通って信号がやって来るという状況によって遅延が生じるためのやり方を説明しますが、
NETDUETTOは日本同士の回線では、チェックしましたがそんなに遅れはありませんでしたのでリアルタイムセッションが可能かと思われます。
十分なネット速度が確保されない場合、例えばこの場合の大阪のギターとカンボジアの歌、ここに遅延が発生したら歌を聞きながらギターを弾けません。
私の方でNETDUETTOのマイク入力はミュートします。
つまり大村はんは歌を聞かずにひたすらギターを演奏し、私はその演奏に合わせて歌を歌うということです。
音の信号の流れで言うと、大阪からNETDUETTOで届いたギターの音に、インターフェース上で歌のデータと混ぜて、その出力をZoomに送って配信ということになります。
厳密に言えば「相互方向」のセッションではありませんが、海を隔てたこのネット速度ではこれが限界(>_<)
日本同士でもっとネット条件が良い場合にはきっと相互方向のセッションも出来ると思いますので是非試してみて下さい。
さて、そうやって成功した生配信がこちら!!
ね、なかなかのもんでしょ?
ネット速度の関係で、時々ギターがケロったりするけど、
基本的に「生ライブ」という最低限の形は取れたと思います。
笑えたのは、大村はんがZoomの音声を切り忘れて音が二重に聞こえてしまうので、
連絡用のNETDUETTOの私のマイクを生かして「大村はん〜」と呼んでいるのだけれども、大村はんNETDUETTOの方のイヤホンも外してしまい、文字通りひとりでひたすらギターを弾いてて呼びかけても答えてくれん(残り7分前あたり)
いや、ライブでもいつもワシの歌は聞いてへんけどな(笑)
これも相互方向ではなく一方方向ならではのトラブル。
日本同士のセッションならうまくいくと信じてますので皆さん是非お試し下さい。
次の課題としては、映像のスイッチ!!
Zoomで二人が同時に画面に映るようにすること、
もしくはLine Liveとやらを使ってみる?・・・
音的にはここにまた第三者の音をNETDUETTOで参加してもらって加えること。
日本同士だと相互方向のセッションが出来る可能性があり、そこに私が乗っかって歌えるかも知れない・・・
まだまだやり始めたばかりのシステムですが、
ヤマハのNETDUETTOが日本語のソフトであるために現状では日本限定、
ということは日本で初めてこのシステムで同時演奏配信が成功したということは、
おそらくは「世界初!!!」・・・
いや〜日本のミュージシャンの皆さま、是非このやり方使ってみて、色々切磋琢磨してゆこうではありませんか!!
ps.気になっているのですが、このヤマハのNETDUETTOというソフト、10年前に開発されたソフトなのにまだβ版!(◎_◎;)
全く陽の目を見なかったソフトだったのかも知れないが、ここに来て6月に新しいバージョン「SYNCROOM」が登場するそうな・・・
楽しみにしております〜
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2020年4月26日
遠隔ライブ配信2回目レポート
前回の配信からグレードアップ!!
まず送り側の大阪ザビエル大村〜
このシステムは、音は現状試した中で一番遅延の少ないヤマハのNETDUETTOを使うため、そのインストールには必ずパソコンが必要。
前回はそれに加えて、映像をZoomで繋ぐためにはiPhoneを使っていた。
今回は、まず2台のパソコンを使って、音を送るパソコン、そしてZoomで繋ぐためのパソコンと、どちらもパソコンにてカンボジアと繋ぐ。
音に関しては、前回はパソコンのマイクでギターの音を拾っていたが、
今回はインターフェイス(一番右)を購入、ライブで使っているエフェクターとかも通して、そのライン出力と、マイクを通した音とをインターフェイスでミックスしてヤマハのNETTDUETTOに送る。
カンボジアの受け側としては、そのラインでNETTDUETTOに送られたギターの音を、前回はパソコンのスピーカーから再生して、それに合わせて歌を歌って、その音をiPhoneのマイクで拾って配信していたが、
今回はインターフェイスを用意してパソコンのライン出力から直でそこに入力する。
わかりやすく例えると、その昔、私が小学校の頃、テレビ番組のテーマソングをカセットテレコに録音するのに、テレビのスピーカーの近くにテレコを置いて一生懸命録音してた時代の音と、その後「LINE出力」なるものがテレビにつくようになって、それをテレコのLINE入力に突っ込んで直接録音した方が音が良くなるという理屈である。
(そんなことやってたんワシだけか?(笑))
大阪と同様に、ヤマハのNETDUETTOで音を受けるので、そちらには必ずパソコンが必要!!(iPad版とか出ないかのう・・・)
Zoomで出力するにも、その音の入力をインターフェイスを介してやるのでやはりパソコンが必要!!
うちのパソコンはひとつは持ち歩きの出来るラップトップパソコンだが、
もうひとつはでっかいデスクトップ(>_<)
ちなみにうちのネットはSIMカードを挿すタイプのSmartという携帯電話のWi-Fiなので速度が遅い。
速度の速いひでほまさんの会社まで運ぶのは大変であるため、ひでほまさんのパソコンを借りた。
人のパソコンに使いもしないわけのわからんソフトをインストールするわけにはいかないので、私のパソコンをヤマハのNETDUETTO用に使い、Zoom配信の方をひでほまさんのパソコンを使うことにした。
そして今回、Zoomミーティングの模様をYouTubeかFacebookに配信出来ると言うので、Zoomを有料版にアップグレード!!
この使い方チュートリアルを見ながらYouTubeの予約配信をしたのだが何故かうまくいかん(>_<)
仕方がないのでFacebookから配信することにしてテストしてみたら、
Facebookってすぐに「末吉さんが動画配信しています」と告知がいくのですぐにそれを見に来る人が!(◎_◎;)
とりあえず今回はFacebook配信でいいや、というわけで準備万端配信をしようと思ってたら・・・
「すんません、どういうわけかうちのWi-Fiが繋がらんのです」
と大村はん・・・
こんなこともあるもんやなぁ・・・さっきまで順調だったっつうか、今まで不調だったことがなかったWi-Fiが、配信直前でいきなり使えなくなるなんて・・・(>_<)
というわけで、今回は同時ライブは諦めて、大村はんは大阪からギターで1曲(でもポケットWi-Fiなので音は途切れ途切れ(>_<))、私はカンボジアで弾き語りで1曲やっておしまいにした。
リベンジを明日(もう日付越えたので今日)、4月26日日曜日日本時間17時にやります〜
Join Zoom Meeting
https://zoom.us/j/98879972107
もしくは私のFacebook(https://web.facebook.com/FunkySueyoshi)にて配信しますのでそちらでも〜
このシステムが確立すれば、日本とカンボジアでは回線の問題で遅延が発生するが、日本同士のミュージシャンならリアルタイムセッションが出来るかも〜
3度目の正直!!成功を祈る!!!
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2020年2月11日
頚椎症性神経根症
Tritonのツアーの時、ある朝起きたら肩がむっちゃ痛かった。
「和佐田ぁ〜どうやら寝違えたらしい・・・肩が五十肩みたいにむっちゃ痛いんや」
と言ってたが、五十肩は腕が上がらなくなるが、それはないので五十肩ではない。
そもそももう60やん・・・(>_<)
ドラムは叩けないほどではないが、ずーっとどよーんと肩が重い上に、腕の角度なのか何なのか時々激痛が走ったりするので「集中」するのが難しい・・・(涙)
接骨院に行ったところ、「寝違えですねぇ・・・」ということでテーピングをしてくれて、それで結構楽になったりしていたが、菅沼孝三とのドラムバトルの後、いきなり悪化した・・・(>_<)
まあいい、これでドラムは一段落、あとはギター弾いてアホな歌を歌う「ファンキーはんと大村はん」のツアー・・・
しかし、痛くてギター運んだりも出来ん(>_<)
「今日は低気圧だから辛いんじゃないか」
と言われたが、天候なんかで自分の体調が左右されたことなど生まれてこのかたなかったので、非常に腹が立つ!!
いや、天候に腹を立てても天候は改めてくれないので、仕方ないので銭湯に飛び込んだ。
温めると痛みが和らぐのだ・・・と思ったら今回はあまり変化がない!(◎_◎;)
しゃーないのでそのままマッサージ!!
そしたらちょっと軽くなったのでそのままライブ!!
ギターを持つ角度によっては痛みが走るが、まあドラムと違って歌う分には何とかなる・・・
ところで、関西方面をツアーとなると大村毛を拠点とするのが慣しだが、
私は大村毛近所のコインパーキングで寝る!!
せっかく高い金出して家買ってそれを引っぱってツアーしてるのだから(キャンピングカーこと「ファンキーの動く城」のこと)、自分ちで寝るわい!!というわけである。
その日は一番近いコインパーキングが満車で、たまたま停めたところが知り合いである阪本医院の裏だった。
大村はんが連絡を取ってくれて次の日にちょっと見てもらったら・・・
病名は「頚椎症性神経根症」・・・
わかり易く言うと、歳を取ると、首の骨「頸椎」が変形して来て、尖った部分で神経を圧迫、それで肩こりや手の痺れなどが起こると言うことだ・・・
かく言う阪本先生もこれを患っていて、大村はんも10年前にこれを患っていて今だに薬を飲み続けているそうだ。
そしたらその日、二井原から突然メールが来た。
昨夜私が夢枕に立ったそうで、しかも私が病気で倒れている夢だったということで、心配してメールをくれたのだ。
ここ数日、寝てても苦しいので、それで魂は二井原んとこまで飛んで行ったんやなぁ・・・と事情を説明すると、なんと二井原も昔病院行ったらこの病だと言われたとのこと!(◎_◎;)
もう「老人病」やな・・・(>_<)
ワシらみんな還暦越して、今から戦ってゆくのは世界平和でも何でもない!!!・・・老人病・・・(笑)
医者から言われたのは「痛いのに我慢するな」ということ。
首をこっちに傾けたら楽だったら楽な方を選びなさい。
温めて楽だったらどんどん風呂にでも何にでも入りなさい。
つまり「好きにわがままに生きろ」ということやな(笑)
それから数日、やはり辛い!!
阪本先生に言ったら、神経を和らげる薬をくれた。
但し、これはとても強い薬で、気分が悪いとか目眩がするとか副作用があったらすぐにやめるように、と。
そして眠くなったりするので昼間は飲まず、就寝前に飲め、と。
強い薬とか生まれてこのかた飲んだことないので、処方はほんの少しだけ処方してくれたのだが、これを飲むと寝る寝る・・・
結局、昼間もずーっと寝たきり(笑)
いや〜寝るというのはその間に身体を一生懸命修復してるということで無茶な人生を歩んで来た私の身体にはすこぶる良いことである。
数日、寝ては起きてライブをやり、また次の日のライブまで寝たきりの生活をしてたらだいぶ良くなった。
ところが1日だけドラムのライブがあったので叩いてみると・・・
実はこれ、肩に激痛が走りながらドラムを叩いている・・・
その分、無理なフレーズとかは叩かず、無難にまとめるしかないので、結果「いいソロ」と言われてはいるものの、私が叩きながら不安になったのは・・・
この状態でX.Y.Z.→Aのライブは叩けん(>_<)・・・
・2020年3月25日(水) 愛知 名古屋 ell.FITSALL
OPEN 18:30 / START 19:00
(問)会場 052-201-5004
・2020年3月26日(木) 大阪 梅田 Shangri-La
OPEN 18:30 / START 19:00
(問)夢番地 06-6341-3525
・2020年3月29日(日) 東京 渋谷 Star lounge
OPEN 16:30 / START 17:00
(問)会場 03-6277-5373
「ドラムが叩けなくなったら腹掻っ捌いて自害する」
と侍みたいなことを豪語して来たので、こりゃほんまにこの人生終わってしまいかねない(笑)
ということで、3月までに何としてでもこの病気を治さねばならない・・・
と言っても最悪では頸椎を削る手術とかはあるらしいが、幸いなのか不幸なのかそこまで悪くはなってない。
あとはこの神経の腫れが引くまで気長に待つしかないのだ・・・
薬は阪本先生と相談して、もうやめた。
あとは痛ければ湿布をしたり、暖かくして「療養」するしかない。
要は「痛いことをするな!!楽なことをしろ!!」
つまり「楽に楽しく生きろ!!」ということである・・・得意!!(笑)
幸い、コロナウィルス騒ぎで、旧正月が過ぎても中国では仕事がない。
つまり中国の仕事がメインである私は「失業」状態・・・
ということで、「療養する」には一番いい時期である。
1ヶ月日本で温泉でも巡るか・・・いや!!温泉に入ってる時はいいが普段寒いのはヤダ!!
・・・ということで暖かいところに旅に出ることにした・・・
一応部屋があるカンボジアには一度行くが、陸路でタイとか、マッサージ代が安いところに行きたい・・・
1ヶ月間どれだけ安く色んなところに行けるか、バックパッカー人生の腕の見せ所である(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:09:35 | 固定リンク
2019年9月 7日
祝!柳家わさび真打ち昇進!!
Live Bar X.Y.Z.→Aに出演して下さってた柳家わさびさん、
当時二ツ目だったのがついに真打ち昇進!!
というわけでその披露パーティーに花を添えてくれとメールが来た。
何やら「一番太鼓」というのが落語の世界ではあるらしく、
オープニングで叩くこの「一番太鼓」をドラムセットでやってくれということらしい・・・
資料が送られて来たが全くようわからん・・・(笑)
まあ何とかなるでしょうとお受けしたのだが、
その後、色々と本格的なやり取りが始まり、さっぱりわからん(>_<)
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おしまいに、二点ご相談なのですが、
口上の際にお召し頂きます
黒紋付を御用意させて頂きたいのですが、
身長と胴回りをお教え頂く事は可能でしょうか?
また、一番太鼓の際に黒紋付きで演奏して頂けますと盛り上がるかと思いまして
そちらの黒紋付は、いくら動いて頂きましても
大丈夫なものをご用意させて頂こうと思うのですが、いかがでしょうか?
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この「口上」っつうのがようわからんが、
まあ「黒紋付」とやらでドラムを叩けということやな・・・
まあ別に曲を演奏するわけじゃないし、少々叩きにくい服であろうがドラムソロなら大丈夫であろう・・・
「足袋のサイズ」まで聞かれたが、まあ足袋だろうが裸足だろうがやれと言われればやりますとも!!(笑)
かくして本番当日!!
X.Y.Z.→Aのツーバスフルセットを持ち込むわけにもいかんので、
とりあえず久しぶりに「リズムトラベラー」を引っ張り出して来てキャンピングカーに積む・・・
久しぶりなので自分で書いた説明書を読みながら組み立てを始める・・・
ふむふむそうなのね・・・と組みながら最後の1行を見て驚愕!(◎_◎;)
「ツインペダルとシンバルを忘れず持って行く」・・・って、見事に忘れましたがな(>_<)
会場は神保町、娘に八王子まで取りに行ってもらえば本番には間に合うかもわからんが、何とかならんか〜誰かから借りられんか〜・・・
と色々頭を働かせたところ思い出したのがイシバシ楽器!!
確か上海のイシバシ楽器でお世話になった時、その担当者のDさんが日本に帰っておられたはず・・・
というわけで中国での連絡方式「WeChat」にて久しぶりに連絡してみると、
Dさん自身はもう大阪に転勤だそうで、東京の支店を紹介してくれた・・・
もうね、イシバシ楽器最高!!今後は楽器を買うなら(Pearl楽器のモニターなのでドラムはあんまり買わんけど)、もうイシバシ楽器以外では書いません!!(キッパリ)
というわけでようやくセットを組み終わる。
何という違和感!!何という場違い感!!(笑)
用意されたという衣装を見てまたびっくり!!
「末」の紋が・・・!(◎_◎;)
早速袖を通してみる・・・
ええんか?ええんかこんなんで?!(笑)
まあドラムを叩くぶんには「プロ」なのだから問題ない。
しかし進行表を見ると・・・
この「口上'」とやらに「並び」まであるん?・・・
ひょっとしてこのドラマーの私が、紋付袴着てこのプロの噺家たちと一緒に高座に上がれと?!(◎_◎;)
勘弁して下さいよ〜・・・と思ってたのだが、
このプロの噺家のお師匠たち、楽屋でも本当によくしてくれて本当にいい人たち・・・
そうそうたるメンバーです!! - Spherical Image - RICOH THETA
もう今更「やりません」とも言えないのでお師匠たちの胸を借りることにしました・・・
というわけで本番!!まずはオープニングの一番太鼓!!
スタッフに聞くところによると、
「何を叩くか」というのはそんなに大事ではなく、
最後にバチを交差させて「大入り」の「入」の字を描くところが大事らしく、
それではということで「大入」と二つの字をスティックで書いてやろう、
と思い立ち、客席の目線でこのように読めるということは、こちらからでは反対に映るように書く書き順も練習・・・
これが一番この日練習したこと(笑)
無事に一番太鼓終了!!
しばらく待ってからこの「口上」・・・これが一番緊張した(>_<)
まずね、正座が出来ない(>_<)
・・・ということで尻の下に台を置いてもらってるのだが、
それでも足が痺れてどうにもならん(>_<)
むっちゃモジモジしながら何とかやり遂げました!!
大御所に混じって私にも振られたのだけれども、
わさびさんとのエピソード・・・
Live Bar X.Y.Z.→Aの5階でわさびさん、6階で誰だかロックバンドがやっていた時の話・・・
「わさびさん、ちょっと6階行ってバンドの1部と2部の間に一席やって下さいな」
と思い付きでそう言ったところ、
「そりゃもう、お代を頂けるのでしたらどんなところででも・・・」
「じゃあ投げ銭で・・・」
ということになったのだが、私が心配したのは、果たして「ロック」を聞きに来たような客が1部の余韻に浸って2部の始まりを待っている間に落語などを聞いておひねりを投げるかということである。
まあもしも誰もおひねりを投げなかったら私が個人的に払ってあげよう・・・などと思っていたのだが・・・
蓋を開けてみたらわさびさんのもらったおひねり、ミュージシャンのその日の実入りより大きかった!(◎_◎;)
ちょっとカチン・・・(笑)
まあそんな話を、面白おかしく喋る技術もないので普通に喋ったのだが、
さすが「笑いに来ているお客さん」、非常に暖かく笑って下さって、
痺れる足を引きずって無事に高座を降りることが出来ました!<(_ _)>
いや〜いい経験が出来た!!
おそらくもう二度とこんな経験はないだろう(笑)
兎にも角にもわさびさん、真打昇進おめでとう!!
今後のご活躍をお祈りしております!!
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2019年4月29日
ハクビシンとの戦い
私が中国で労働ビザと戦っている間に、
日本は八王子にて新たな戦いが始まっていた・・・
「パパぁ〜天井裏にハクビシンが住み着いたみたい・・・」
!(◎_◎;)・・・さすが八王子・・・(>_<)
写真が送られて来たが、どうやらこの部分に穴が開いていて、
そこからハクビシンが侵入して来て天井裏でガサゴソいってるらしい・・・
「ハクビシンは美味しいらしいっすよ」
とバーべQ好きの隣の仮谷さん。
調べてみると・・・
「中国南部では、広東料理、広西料理、雲南料理、安徽料理などの食材として煮込み料理などに用いられている。独特の臭みがあるため、ニンニク、醤油などを用い、濃厚な味にするのが普通。」
捕まえて食うか!!!(笑)
しかし写真を見てみると・・・
か、か、可愛い・・・無理!!(>_<)
「飼えばいいではないか!!」
と思ってみるも、更に調べてみると・・・
「日本ではトウモロコシ・カキ・ブドウ・ミカンなどの畑作物・果樹などを食害する害獣とみなされることもある」
・・・とそれより、
「このほか、民家の屋根裏に棲み着き、足音による騒音や糞尿による悪臭で、生活被害をもたらす事もある」
・・・と、これが問題(>_<)
後に発見される天井裏の糞尿・・・
しゃーないなぁ〜・・・というわけで駆除のお願いをすべく、ネットで業者を探す・・・
そのうちのひとつが見積もりに来てくれるということになったが、
「建物の所有者自身がおられないとダメ」
ということらしい!(◎_◎;)
しゃーないなぁ〜・・・というわけで帰国のタイミングで業者に来てもらう・・・
「所有者ですけど、何か同意書にサインとかしたりするんですか?」
所有者がいなけれダメだと言うのだから所有者である証明とか必要か?
とか色々心配をしてたのだが、
「いえ、別に何も要りません」
おいおい!!お前がワシがおらないかんと言うからわざわざ帰国して来たんやぞ!!
それやったら別にワシがおらんでもええやん!!
何じゃそれ!!
・・・ワシはもうカチンと来て、相変わらずの日本の「役に立たないマニュアル社会」に嫌気がさす・・・
だいたい「所有者の許可が必要」という「仕事」をちゃんと遂行するのなら、
ワシが所有者である証明を提出させるべきである。
「そうまでしなくても」と言うなら、そもそもワシを海外から呼びつける必要はない!!
もっとちゃんとしたいなら委任状か何かを提出させればそれですむのでは?
どっちにしてもちゃんとしてない。
つまりは自分たちが楽をするために顧客に手間を取らせている。
これが「プロ」の仕事か?!!(怒)
「これは足場組まなきゃなりませんので100万以上はかかりますねぇ・・・」
あのね、中国の労働ビザなら幾らかかろうと、ワシのビザがなければ困る音楽業界の人はなんぼでもおるんやから幾らでも金貸してくれる(笑)。
でもうちの天井裏にハクビシンがいて困る日本の業界人はいないわけで、
それより何より日本の音楽業界でワシに100万も貸してくれる金持ちはおらん!!(キッパリ)
だいたいこのように「仕事の出来ん」業者の出した見積もりを信用出来るか?!!
早々にお引き取り頂いた・・・
その後、八王子には記録的な暴風雨が来たらしく、
それを境にハクビシンさんはお引越しをなされたのか足音は鳴り止んだということでしばらく忘れていたのだが、ここに来てまたガサゴソと足音が復帰・・・
お帰りになられたのか(>_<)
さてどうするべきか・・・
糞尿被害が怖いので早々に駆除と穴とかの修繕をせねばならんのだが・・・
金がない!!(>_<)
そうだ!!困った時には「正義の味方」を呼べば良い!!
聞けばうちでレコーディングしたことがある「ぱんちょマン」が、世界平和のために歌を歌うかたわら、世を偲ぶ仮の姿として(笑)「つくろい」という会社をやっているらしく、
世界平和のためならきっと金銭的にも無理を聞いてくれるはずだぞ!!・・・
・・・というわけで時空を超えて小田原から飛んで来てくれて見積もり・・・やっぱ100万超え(>_<)
しゃーないなぁ〜・・・何とか月賦にしてくれんかと頼み込み、作業開始!!
いや、これハンパなく本格的・・・こりゃ100万超えるわ・・・!(◎_◎;)
問題は、キャンピングカーのローンもあるし、どうやって金を払うか・・・
「日本の皆さん、ワシに仕事下さい!!」
とか言ったところで日本におらんのやから日本の仕事出来ん(>_<)
かと言って、支払いを待ってもらえば待ってもらうほど今度はぱんちょマンの生活を脅かすことになる・・・
うーむ・・・
そうだ!!とりあえず日本の皆さん、ぱんちょマンに仕事下さい!!
ええ歌歌いまっせ〜
もしくは世を偲ぶ仮の姿(素顔晒してるから世を忍んでないやん!!)の「つくろい」にもお仕事下さい〜
それで持ちこたえてもらってる間にワシも何とか金稼がねば・・・(>_<)
Posted by ファンキー末吉 at:11:00 | 固定リンク
2018年10月24日
「権利商売」はその先にある!!
「日本の音楽が危ない」第2弾としてこんなプロジェクトを立ち上げた。
「新しいビジネスモデル」と言われたってピンと来ない人が多いだろう。
まずは笑い話としてこのブログ記事を読んで頂きたい。
「笑い話」と言ったのは、中国ももうこのような時代ではないからである。
ナン億元も持ち逃げしたこの人は、
身分証がなければ飛行機にも列車にも乗れず、全国どこのホテルにも泊まれないこの国で、今はどのように暮らしてるのだろうと想いを馳せるばかりである。
さてこの笑い話を受けての反応は下記に大きく分かれると思う。
1、これだから・・・1円でもお金をもらえなきゃ着メロなんかに使わせないぞ
2、羨ましい・・・タダでいいから自分の曲も使ってもらいたい
おそらく日本人は「1」の人が多く、逆に中国人は圧倒的に「2」だろうと思う。
なにせ、このおかげで布衣は今や、
全中国をツアーで廻れる動員数を誇れるバンドのひとつにのし上がったであるから・・・
今ではこの曲は色んな映画に使われたりして、使用料が布衣を通して私のところに振り込まれたりする・・・
「権利商売」は実はこの笑い話のもっとその先にあったのである。
さて今度は日本のお話・・・
私はドラマーであるが作曲家でもある。
中国では基本、楽曲は「買取」で、書いたその場で「報酬」として現金がもらえる。
日本では「印税」というシステムで、書いた時点では一銭ももらえず、
後に売れた分だけの「印税」がもらえる・・・ことになっている。
しかし書いた楽曲が大ヒットすることって果たして何万曲に1曲の確率なの?・・・
私は運よく「Runnner」というヒット曲に恵まれたが、
この記事のように、今は出版社の意向で、JASRACからCM部分の管理を外されている。
例えば1000万円のCM使用のオファーが来たとして、
JASRACはそれを右から左へ出版社に振るだけで250万円の手数料を得る。
「濡れ手に粟」である。
「いちいち許諾先に連絡するのは面倒でしょ?うちが一括管理をしましょう」
などという考え方は、このITが進んで世の中でもはや化石なのでは?・・・
今の世の中、CMに使おうというような有名曲の許諾先を探すなんていとも簡単な作業である。
JASRACに250万払うぐらいだったら出版社自ら直接やって、そのぶん権利者みんなで分けましょ!!
これが出版社の意図だと思う。
そして実際にそうなった今、私の場合はRunnerのCM使用料だけが出版社から直接振り込まれることとなる。
今色んな楽曲をJASRACから引き上げているところだが、
私はだいたい200曲近い楽曲をJASRACに預けていた。
Runner以外の曲は今まで通りJASRACから振り込まれるのだが、
前回JASRACから振り込まれた印税額はなんと25円!(◎_◎;)
「リゾ・ラバ」などのヒット曲も含む200曲近い印税の合計額が、たったの25円!!(大笑)
これこそがこの国の「権利ビジネス」の成れの果て!!
我々日本の音楽家たちはこんなものにしがみ付いて生きているのですぞ!!
(注釈:こんなことを書くと、「JASRACが操作して末吉の印税をわざと少なくしている」と言う人が多いだろうが、それをやることは大きな「犯罪」なのでここではそんなことはないという前提で話を進めます)
さてこのプロジェクト、
100万円もあればアルバム1枚ぐらいは作れるだろうということで目標額をこのぐらいに設定しているのだが、決して「これで儲けよう」ということではない。
「ビジネスモデル」は他にあるのである。
例えば中国。
日本語版が完成したらそれを持って、私はとある私の大切な友人である女性歌手を訪ねてゆく。
彼女にこのアルバムの中国語版を歌ってもらうのである。
決して「売り込みに行く」わけではない。
「これ、あげるから歌ってよ」
というわけである。
「楽曲さえ気に入ってもらえば」という大前提だが、
タダでオケのデータ全部もらえると言うのだから断るわけはない。
そして彼女が歌えばこのアルバムは必ずヒットする。
そしたらそれこそ「桶屋が儲かる」・・・
なにせ
「美人とは金が稼げることなんだぞ(関連ネタ)」
という国である、「有名になる」ということはそれだけで「お金になる」ということなのである。
分かりやすく言うと、
このアルバムが中国でヒットすれば私の作家としての価値はまた上がり、
日本で言う「買取額」に当たる「報酬」がまた上がるのだ。
ちなみに中国ではもう今は「使用権」の買取であり、
楽曲の「権利」はそのまま作家に残る。
(通常そのような契約を結ぶという意味)
他の歌手がカバーしたい場合、また映画音楽やCMなどで使いたい場合は、
権利を持っている私自身にお金を払わねばならない・・・
そう、まさしく「権利ビジネス」はその先にあるのである!!
もちろんJASRACのような団体は必要ない。
そんなものなんかなくても、今の世の中、歌手に聞いたり発売元に聞いたりして、私の連絡先を調べるなんて簡単なことなのである。
さて日本・・・
前述の通り「作曲」という仕事で「報酬」は支払ってくれない。
必ずJASRACなどの団体に権利を譲渡してガチガチにされて初めて発売。
最終的にいくら入るかは出してみないとわからない。
そして自分の曲を自分で使おうとしてもJASRACなどに必ず許諾が必要である。
私は前回のツアーで「お持ち帰りCD」と銘打ってその日のライブの音源をその場で売ろうと画策した。
JASRACは裁判の中でも
「この楽曲はお前の楽曲ではない。JASRACに委託しているのだからJASRACの楽曲である」
という理論を声高に叫んだので、自分の楽曲であろうがJASRACに許諾申請をする。
ところがこの手続きがあまりに煩雑過ぎて、3枚売ったところでもう諦めた(>_<)
あとで徴収が来たので19円支払ったが、
自分の曲を自分で使って金を払うというのはまだいい。
(煩雑過ぎて)「自由に使えない」ことが一番の問題なのである。
また私は、毎年「サマードラムスクール」を開催しているが、
JASRACが音楽教室相手に徴収を始めて訴訟にまで発展しているので、
このドラム教室では自分の楽曲でもJASRAC管理楽曲は教材に使うわけにはいかない。
このため、もう色々な楽曲をJASRACから引き上げる作業をしているのだが、
ここに「JASRAC信託会員」というご無体な契約がある。
私はもう契約解除したが、
共作者がこの会員契約を結んでたらもうにっちもさっちもいかない(>_<)
当時はJASRACしか団体がなかったので気にしなかったのだが、
これは実はとんでもない契約なのである。
なにせこの契約、
「あなたが作った曲は、それを作った瞬間から未来永劫JASRACのものですよ」
というもの・・・
私も含め、多くの音楽家は当時、
「その方が得ですよ」
と言われてあまり考えずにこの契約を結んでいるので、
人によってはもう忘れてしまっている人も多い。
この契約があるとどうなるか・・・
まずこのプロジェクトのように
「自由に歌って、使って欲しい」
ということなど夢物語である。
なにせ、
「お前の作った曲は作ったその瞬間からお前のものではない。JASRACのもの」
なのだ。
「自由に使って欲しいなどという権利はお前にはない!!」
ということである。
このプロジェクトはクメール語(カンボジアの言語)に訳して、くっくま孤児院の子供たちに歌ってもらうことになっている。
(関連記事はこちら)
この子たちのオリジナルアルバムの前に、このこのプロジェクトのクメール語バージョンを歌ってもらって、
その後この子たちがライブの時に販売出来る「商品」にして欲しいと考えているからだ。
カンボジアは外国だからJASRACは手が出せないが、
もし私がまだJASRAC会員で、この孤児院が日本の孤児院だったとしたら・・・
JASRACは地獄の底までこの著作権料を徴収しに来るだろう・・・
「孤児であるこの子達の為に・・・」というこのプロジェクトはその時点で頓挫しただろう・・・
さて「もしも」の話ばかり言ってても始まらない。
日本の多くの音楽家、特に自分の楽曲を自分で演奏、歌唱している音楽家のことを考えてもらいたい。
「大手レコード会社と契約=プロ」という図式が崩れ去って久しいこの国の音楽界で、
そういう人たちが自分の楽曲をJASRACに預け、
そして自分でレコードを作って、自分で演奏、歌唱して、自分でお金を払う。
そう、まるで「みかじめ」のように・・・
印税には「一次使用料」と「二次使用料」というのがあるが、
大手レコード会社に所属して鳴り物入りでデビューでもしない限り、
多くのシンガーソングライター達がJASRACと契約すると、
レコードを出したりの「一次使用料」は自分で支払うという現状が多いだろう・・・
そして実際に収入が大きいのが「二次使用料」である。
ヒットすればカラオケで多く歌われたり、ラジオやテレビで放送されたり・・・
そして一番大きな収入が「CM」!!
そして私個人の現状ではCM以外は25円!!(笑)
音楽家の皆さん、こんな現実を見るに、最初っからJASRACに楽曲を預ける必要ある?・・・
もっと売れて来て、ラジオなどでガンガン放送され出してから契約したっていいのではないの?・・・
さて最初の質問、この笑い話を受けての反応・・・
1、これだから・・・1円でもお金をもらえなきゃ着メロなんかに使わせないぞ
2、羨ましい・・・タダでいいから自分の曲も使ってもらいたい
「1」の人・・・
「俺の曲使いたかったら金よこせ!!」
これって今の時代、よっぽど偉い人しか言えないよね・・・
私を含め、大抵の人は「タダでもいいからどんどん使って宣伝して欲しい」と思うんじゃないかなぁ・・・
例えて言うと、
バンドも歌手も契約以前から事務所やレコード会社に対して高い条件を突きつけて、
それで「もういいや」と言われて結局デビュー出来ない、
みたいな例に似ているのではないかと思う。
「デビューした瞬間からすぐに大金を稼げると思うな!!」
である。
「大金はお前が売れた後にいくらでもついて来る!!」
楽曲も同じ、「権利商売」はその先にある!!のである。
Posted by ファンキー末吉 at:10:46 | 固定リンク
2018年6月 4日
母の葬式
親不孝な息子に散々苦労させられたはちきんの母は、育ててくれた孫たちに対しても
「音楽みたいなんやりよったらパパみたいになってしまうぞね」
と怒りよったし、
最近では50も過ぎた息子が見舞いに行っても
「髪の毛切りなさい」
と怒りよった・・・
ホームから「血圧が下がった」という連絡を受けた時には中国のツアー中で、
「もしもの時にはツアーに穴を開けるかも・・・」
と思ってましたが、
最後には私のスケジュールにびったし合わせるかのように、ハルビンから大連の移動日に息を引き取り、東京にて火葬、ツアー終了を待って高知にて骨葬をあげることが出来ました。
私は母の友人関係があまりよくわからないので、6月1日にお墓のある香川県から住職さんを呼んで読経してもらい、それから「三日三晩飲み続ける」という「高知式」で「偲ぶ会」をやらせて頂きました。
三日三晩やりよったらご近所の人も噂を聞きつけてやって来てくれるにかーらんと・・・
実際私が小さい頃に母の田舎で、葬式だったか結婚式だったか、一週間飲み続けているのを見たことがあります。
大の男が何人も酔い潰れている中、女達が大皿に乗った料理を片付け、残った料理をまた大皿に集めて出す、これが「皿鉢(さわち)料理」かと思った記憶があり、親戚でもある城西館から皿鉢料理をデリバリーして宴を始めました。
ふた晩飲み続けて最終日に香川県のお墓に納骨!!という予定だったのですが、住職さんの言うことには、
「四十九日をこのように前倒しにして納骨する場合もあるのですが、実際四十九日にはお時間がないんですか?」
こんなにハルビンから大連の移動日にぴったり合うだけでも奇跡なのに四十九日まで・・・と思って調べてみたら・・・
なんと見事にぽっかり空いていた・・・驚
ここまで完全にスケジュールを合わせてくれたのかと母の遺影に合掌・・・
両方の親を看取って初めて一人前になると申しますが、一応葬儀の片付けも終わって、ちょっと高知でのんびりしてから、役所の手続きで一瞬東京に戻って上海に飛びます。
Posted by ファンキー末吉 at:18:13 | 固定リンク
2017年11月22日
作曲リターン第3弾制作秘話!!
まずこのクラウドファンディング「作曲リターン」を購入して下さったこの方は相当な「ロックファン」である。
曲のイメージですが、ホンダの車を扱っているので、個人的には ハイウェイスター とか デス・アリー・ドライバー とか思いましたが、ロスト イン ハリウッド ぽい感じで メロディアスでドライブ感を入れて欲しいです。
ドラムのフィルインからのリフへの展開で。
さてと、私としてはここからが「長考」である。
「作曲」のほとんどの時間はこの「イメージをまとめる作業」と言っても過言ではなく、これさえ出てくればもうあとは早い。
「ロスト イン ハリウッド」を聞いてイメージを膨らませる・・・
メロディーをパクれば「盗作」だが、似たイメージにするぶんには問題無い。
また、ドラムのフィルインにこだわりがあるなら、なるだけそのイメージに近いドラムで、しかもそれとは違う「ファンキー末吉」なりのフレーズを考える・・・
しかし「ロック」の楽曲に大切なのは実は「ギターリフ」である。
かっこいいギターリフが出来ればもう楽曲は「完成した」に近いのだが・・・
普段は私自身でコンピューターでリフを組み立ててそれをギタリストに再現してもらうのだが、今回はRebellioNに協力してもらうことにした。
他の曲も含めてギターの山崎くんに、
「いくつかかっこええギターリフ作って送って〜」
とお願いしてある。
ところが彼のイメージでは「ロスト イン ハリウッドっぽい」ではなく、「アニソンっぽい」リフというのでこのリフが送られて来た。
「いやいや、これこそロスト イン ハリウッドやろ・・・」
というわけでこれを使ってDEMOが完成!!
購入者にメールで送ってみる・・・
私が請け負った「作曲」という作業はここまでである。
ご自身のバンドとかでお使いになるのならこれで終わりなのだが・・・
私は今バンドは組んでいませんし、まわりにバンドやってる人はいっぱいいますが、好きなロックをやってる人はいません。
お手間と費用はかかると思いますが、カタチになるまでお願いしたいのがホンネです。
(折角、作って頂いた曲を台無しにしたくないです。)
悩ますかもしれませんがよろしくお願いします。
我が社の イメージソング CMソング的なものです。
http://dealer.honda.co.jp/hondacars-niitsu/
過去に 超ローカルなCMを作った事がありますが、
https://youtu.be/bXGF8F9YTBs
地元のホンダディーラーも似たようなCMを流しているので、他社との差別化の意味もあり、イメージが沸くかわかりませんが、よろしくお願いします。
そういうことならば私も是非頑張らせて頂きたい!!
「ここから先は莫大な制作費がかかりますよ(笑)」
とお伝えして、まずはドラムをレコーディング!!
この時にフルコーラスの「アレンジ」もやっておかねばならない。
もしこれがOKならば、あとの作業は「RebellioNとのコラボ」ということにしてもらおうと購入者に相談してみる。
「この話に乗らさせて頂きます。
MTV何度も見せて頂きました。私の年代だと、可愛く見えますがこれからのバンドなんでしょうね?
タニマチになった気分でお願いしたいです」
とのこと\(^o^)/
さてここからはちゃんとした「レコーディング」の「お仕事」である。
北京からの遠隔操作で、RebellioNに色々と指示を送る。
一番の問題は、「誰が歌うか」を全く想定してなかったのでRebellioNには「キー」が合わん(>_<)
7弦ギターを使ったバージョン、
キーに合わせてリフを変更したバージョン、
など色々試してみて、とりあえず最終的なデモが完成!!
これである・・・
ファンキー末吉様
ハリー様
リベリオン様
最終デモデータ聴かせていただきました!
メチャクチャいい! @@しそうです。音楽のバ@ア@ラですなぁ〜
(ここは、ブログに上げないでください。)
最初のデモからこんな風に仕上がるんですね。
最後のワガママ(要望?)ですが、最初のドラムの音の立ち上げを良くしていただきたいのと、
それか、クローズハイハットからオープンでロールに入る?
または、ラウドネスのSDIみたいにシンバル ジャ〜〜〜ンからロール
曲の2番が終わりからの所ですが、最初のデモのイメージが強くて、ラウドネスのヘビーチェーン
のように、スネアの入るタイミングをずらして、ギターソロ後半にドライブ感を持たせるみたいな?
でも今回のデモもいいので、ミックスダウンの時に、バッキングの音を太くしてレベルを上げたら
どうでしょう?
アソコは、ギターのバッキングがキモのように思います。
あと、ギターソロの最後に、高崎晃バリに 低音弦鳴らして、弦ベロベロになるまでのアームダウン
ゴーーーン ギュワンギュワン みたいな音をかぶせるとどうでしょう?
やり過ぎかなぁ? あの音は車の事故を連想させるからやめた方いいでしょうか?
最後のエンディングに入れる?
すみません、素人がいろいろ書きまして。
あとはおまかせ致します。完成を楽しみにお待ちしております。
本当にありがとうございます!
・・・ということであとはこれらの要望を可能な限り取り入れていってミックスダウン!!!
その前にこの一連のやりとりをブログにアップしてよいかブログ原稿を送ってお伺いを立ててみる・・・
ファンキー末吉様
原稿拝見させていただきました。
ボクって ワガママ?(笑)
だって、ガチなロック作られたら、テンション上がりまくりの、あの曲が頭の中
ヘビーローテーションが止まらない。この曲愛してしまいました!
長男に言いました、俺が死んで霊柩車が出る時、クラクションじゃなく、この曲(仮題名: ロンリー ドリーマー) を爆音で流せ! と
数人の従業員に聴かせましたが、みんな好評で中でも、入社して2カ月の新人営業マン
普段は仕事の話しかしてなかったのに、いつもは
「お先に失礼します。」
と帰るのですが、その日は
「社長 さっきの曲 スゴくいいです! 」
20代前半に 共感してもらうと、こっちも、またテンション上がって
「そうだろ〜 そうだろ〜 これが本当のロックなんだよ!車の中で、この曲聴きながら営業回りだな!テンションと実績上がるぜ!」
と言ってしまいました。家に帰って妻に話したら
「社長にイマイチとか言えるわけないじゃん!」(一気にクールダウン)
もうこの曲に社運をかけます!
私どもの仕事も、満足を越えた感動の提供を目指しておりますが、ファンキー様リベリオン様の音楽対する熱意が、あの楽曲のデモの段階でも充分伝わってきます。
正直、このレベルまでやっていただけとは思っておりませんでした。本当にありがとうございます。(メール打ちながら涙が出てきたのは ナゼ?)
感動と感謝しかありません。
さて CDジャケットのデザインをイメージするか!(俺の曲じゃないのに)
(笑)・・・よかったよかった喜んでもらえて・・・
完成しましたらまたこのブログにアップしますのでお楽しみに〜
Posted by ファンキー末吉 at:10:33 | 固定リンク
2017年10月25日
本の出版記念ライブツアー
このクラウドファンディングが目標額に達したのでお約束通り本が12月じゅうには発売の運びとなります。
つきましては「本の出版記念ライブ」をブッキングしておりますので、
決定事項を逐一このサイトで更新してゆきます。
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1月8日(月)鶴ヶ島ハレ
開場:18:30、開演:19:00
前売り:3000、当日:3500
ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡
ゲスト:酒井和嘉子(二胡)
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1月9日(火)高円寺ジロキチ
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3200、当日:3700
ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ
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1月10日(水):佐野ケン
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500
ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ
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1月11日(木)八王子ぐるまま
19時半オープン 2ステージ
¥1500+別途2ドリンク制
岡崎トリオ(ファンキー末吉バージョン)
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1月12日(金):新宿DUES
ファンキー末吉「日本の音楽が危ない」~JASRACとの死闘2862日~出版記念
\爆弾発言だらけの/トーク&ひとりドラムショー
ファンキー末吉が、絶対に他では言えない、本には書けない
危険極まりない面白毒舌トークを「ひとりドラム」を交えてぶちまけます!
※JA●RAC関係者入店禁止(笑)
・1/12(金)18:30-OPEN / 19:00-START
・2,000円+1ドリンク
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1月13日(土)名古屋Five e's
詳細未定
ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ
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1月14日(日)豊橋天水
開場 17:00 開演 18:00
前売:3,000 /当日:3,500
主催:LC&Crew
協賛:べっぴんやhttp://r.gnavi.co.jp/hfagydj30000/
ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡
ゲスト:酒井和嘉子(二胡)
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1月15日(月)小田原フォーク酒場 KA BOSS
詳細未定
ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡
ゲスト:酒井和嘉子(二胡)
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1月16日(火)横浜Hey-Joe
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500
ファンキー末吉アコースティックJazzトリオ+二胡
ゲスト:酒井和嘉子(二胡)
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1月17日(水)高田馬場音楽室DX
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500
ファンキー末吉vs佐々木隆ツインドラムwith岡崎トリオ
Gt.岡崎猛
Ba.:仮谷克之
Dr.:ファンキー末吉
Dr.佐々木隆(Ex.カシオペア)
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1月18日(木)高田馬場音楽室DX
開場:18:30、開演:19:30
前売り:3000、当日:3500
ファンキー末吉と二胡の調べwith岡崎トリオ
Gt.岡崎猛
Ba.:仮谷克之
Dr.:ファンキー末吉
二胡:酒井和嘉子
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1月19日(金)学芸大学メイプルハウス
開場:19:30、開演20:00
前売り:3500、当日:3500
五星旗3rd
ドラム:ファンキー末吉
ベース:仮谷克之
ピアノ:進藤陽悟
ギター:岡崎猛
二胡:海みのり
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1月20日(土)高井戸「Live spot Suzume」
(詳細未定)
◆住所:東京都杉並区高井戸西2-18-27 第3村木ビル
◆予約・問合:xavier_guitar@ares.eonet.ne.jp
ファンキーはんと大村はんお歌のライブ
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1月21日(日)八王子あーちゃんバーたらふく
(19時頃からダラダラ開始のチャージ無料投げ銭ライブ)
◆住所:東京都八王子市中町3ー2 0426スプリングガーデン1F
ファンキーはんと大村はんお歌のライブ
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1月22日(月)赤坂「カンティーナ」
◆時間 開場19:00 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000(Drink別)
◆住所:東京都港区赤坂2-13-17
シントミ赤坂第2ビル3F
◆予約・問合:03-3586-7476
MAIL:info@flatton.com
ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム
歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村
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1月23日(火)小田原フォーク酒場 KA BOSS
◆時間 開場19:00 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000(Drink別)
◆住所:神奈川県小田原市南鴨宮3丁目48-7
丸いビル3F1号室
(JR東海道線「鴨宮駅」南口徒歩1分)
◆予約・問合:0465-46-7216
ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム
歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村
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1月24日(水)静岡UHU
◆時間 開場18:00 / 開演19:00
◆チャージ:前売 ¥3,000 / 当日 ¥3,500円)(Drink別)
◆住所:静岡県静岡市葵区七間町9-10
ワイシーシー第ニビルB1
◆予約・問合:054-253-1418
MAIL: info@livehouse-uhu.com
ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム
歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村
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1月25日(木)浜松おうさま居酒屋
◆時間 19時ぐらいからだらだらと投げ銭制
◆住所:浜松市中区名塚町40
◆予約・問合:053-462-1866
http://9199.jp/phone_page/09310530/
ファンキーはんと大村はんお歌のライブ
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1月26日(金)名古屋Breath
◆時間 開場18:00 / 開演19:00
◆チャージ: ¥3,000 + 1drink + food
◆住所:名古屋市中村区鳥居西通2-1
◆予約:オンライン予約 ↓
https://breath.shop-pro.jp/?pid=124198150
◆問合:52-411-8716
ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム
歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村
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1月27日(土)愛知県西尾市「さんがい亭」
OA:磯村幸平
◆時間 開場18:00 / 開演18:30
◆チャージ:¥3,000(Drink別)
◆住所:愛知県西尾市戸ケ崎3丁目19-28
(名鉄西尾線「桜町前駅」より徒歩5分)
◆予約・問合:0563-57-4444
ファンキーはんと大村はんお歌のライブ
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1月28日(日)四日市「EAST」
◆時間 開場18:00 / 開演19:00
◆チャージ:前売¥3,000 / 当日¥3,500(Drink別)
◆住所:三重県四日市市朝日町1-9
(JR「四日市」駅前)
◆予約・問合: 059-351-5010
MAIL:bareast@nifty.com
ファンキーはんと大村はんお歌のライブとひとりドラム
歌とギターとドラム:ファンキー末吉
ギターと歌:ザビエル大村
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1月29日(月)守口「鼓屋」
ゲスト:桂りょうば・植木陽史・京極由加
◆時間 開場18:30 / 開演19:00
◆チャージ:¥3,000
◆住所:守口市金下町1丁目3-5
◆予約・問合: xavier_guitar@ares.eonet.ne.jp
ファンキーはんと大村はんお歌のライブ
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1月30日(火)大阪北浜「雲州堂」
◆時間 開場18:30 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000Drink別)
◆住所:大阪市北区菅原町7-2
◆予約・問合: 06-6361-3903
ファンキーはんと大村はんお歌のライブ
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1月31日(水)兵庫「高架伍拾七」
◆時間 開場18:30 / 開演19:30
◆チャージ:¥3,000(飲食代別要)
◆住所:神戸市兵庫区駅南通5-4-10高架下57号
(JR「兵庫駅」より西へ徒歩5分)
◆予約・問合: 078-578-6222
ファンキーはんと大村はんお歌のライブ
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2月1日は次の上田に向かって移動します。
途中どこかひとりドラムでやらせてくれるところあったらこちらにお知らせ下さい〜
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2月2日(金)上田レストラン柴崎
(詳細未定)
ひとりドラムとセッションの予定
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2月3日(土)浅間高原ウインターフェステバル
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2月4日(日)飯田Canvas
(詳細未定)
ひとりドラムにて
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2月5日(月)名古屋Breath
ひとりドラムにて
2月5(月) 名古屋Breath http://breath.nagoya/
開場/18:30 開演/19:30
チャージ\2000 別途1Drink1Food
2008年から伴奏データと物販を持って世界中を廻っているひとりドラムという「芸」!!
意外にも名古屋では初めて行われます。
笑って感動してつい物販を買ってしまう究極の「ドラム芸」をBreathにて体感しよう!!
ご予約はBreathオンラインにて
https://admin.shop-pro.jp/
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2月7日(水)養父大屋ホール
イベント名:ファンキー末吉ひとりドラム in 養父
会場:おおやホール
開催日:2018.2.7
OPEN18:30 START19:00
チケット:前売り¥1000 当日¥1500
出演:STILL ファンキー末吉(爆風スランプ)
ひとりドラムにて
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2月9日(金)堺市「音カフェ」
堺市北区北長尾町1-7-8
ファンキー末吉ひとりで弾き語りライブ
19時スタート
料金 ¥3000 (2ドリンクチケット込)
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2月10日(土)午後アジア図書館講演会
13時スタート
参加費・1500円(一般)1000円(会員)
〔要予約・30名限定〕
(主催/問い合わせ/申し込み/会場)
アジア図書館 〒533-0032
大阪市東淀川区淡路5-2-17
TEL 06-6321-1839 FAX06-6323-1126
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2月10日(土)夜大阪堀江5th-street
開場17時半 開演18時
前売り ¥3500 当日 ¥4000 ワンドリンク付き
打ち上げ お鍋¥3000 ワンドリンク付き
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2月11日(日)奈良出張ライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
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2月12日(月)京都Party
(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
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2月13日に敦賀からフェリーに乗って北海道に渡り、14日に着いて何とか旭川まで移動
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2月15日(木)旭川サウンドビレッジ
チケット 一般。前売価格 ¥3,000- 当日券 ¥3,500- 共にドリンク別(¥500-) 高校生、¥1,500- 中学生以下無料(要保護者同伴・保護者の方はチケット購入必須)
開場:19:00 開演:19:30
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2月16日は真冬の北海道を何とか佐呂間まで移動
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2月17日(土)佐呂間出張ライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
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2月18日は真冬の北海道を何とか根室まで移動
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2月19日(月)根室Live&events Hywatt hall
¥3000(1d別)
20時から
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2月20日は真冬の北海道を何とか釧路まで移動
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2月21日(水)釧路Veiled Cafe
open19:30
start20:00
ticket
前売3000円(※入場時別途1drink500円)
当日3500円(※入場時別途1drink500円)
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2月22日(木)帯広スタジオレスト
20:00 OPEN
20:30 START
¥2,500(ワンドリンク付き)
当日(¥3,000 ワンドリンク付き)
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2月23日(金)富良野Indie
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2月24日(土)岩見沢MPホール
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2月25日(日)滝川
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2月26日(月)札幌
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2月27日(火)苫小牧JAM
前売り3000円。当日3500円
7時半開場。8時開演
まずはファンキーさんのトーク&ドラム
休憩後地元ミュージシャンとセッション
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28日は何とか函館まで移動します!!
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3月1日(木)函館バンドワゴン
1部
ファンキー末吉さん、一人ドラムとトーク
2部
地元ミュージシャンとのセッション
ジャズセット
ブルース・ロックセット
2セットとのセッションタイム
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3月2日(金)青森クォーター
ファンキー末吉ひとりドラム in 青森Quarter" 対バン有り
open19:30/start20:00 ¥2000(当日¥2500)D代別¥500
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3月3日(土)盛岡紫波交流館
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3月4日(日)秋田Rock Bar Hounds
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3月5日(月)ドラムワークショップin角田
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3月8日(木)ザビエル大村レコ発ライブ
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3月9日(金)高松出張Jazzライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
イベント名:ファンキー末吉 出版記念ライブ with 高松Jazzユニット「ジャズDay」
日時:2018年3月9日(金)20:00~
場所:SO NICE
高松市丸亀町9-7 杉山ビル2F 電話 087-873-2118
メンバー:関谷利裕(エレキギター) 宮本吉朗(ウッドベース) 大野健治(ドラム) 鶴岡雅子(ピアノ) 堤佐紀子(サックス)
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3月10日(土)高松出張Metalライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
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3月11日(日)高知出張ライブ(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
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3月12日(月)大阪ソウルナイト
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3月13日(火)高槻
DINING BAR & LIVE Flame
大阪府高槻市天川新町1-10
072-672-5051
Open 19:00
Start 20:00
¥3000(w / 1drink )
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13日14日(水)滋賀野州BARI HARI
ファンキー末吉
「日本の音楽が危ない」~JASRACとの死闘2862日~出版記念ライブツアー
3/14 滋賀 野洲 BARI-HARI
前売り 3000円
当日 3500円
※1D 500円ドリンク別
OPEN 18時
START 18時30
■GUEST
ファンキー末吉
w/
風来暴
SATODA
RUIDO CLOVER
takanori
マキシマムザテツモン
----------------------------------------
3月15日(木)高円寺JIROKICHI
(詳細未定)
the-triton-aces
Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉
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3月16日(金)鶴ヶ島ハレ
(詳細未定)
the-triton-aces
Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉
----------------------------------------
3月17日(土)藤枝Sandy East Guitars
the-triton-aces
Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉
----------------------------------------
3月18日(日)刈谷サンダンス
the-triton-aces
Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉
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3月19日(月)名古屋Breath
the-triton-aces
Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉
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3月20日(火)京都都雅都雅
the-triton-aces
Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉
----------------------------------------
3月21日(水)岡山デスペラード
the-triton-aces
Gt.Vo.三田悟志
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉
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3月22日(木)岡山CRAZYMAMA 2nd Room
(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
ファンキー末吉
日本の音楽が危ない~JASRACとの死闘2862日~出版記念ツアー
ファンキー末吉三昧 in OKAYAMA
「出版記念トークショー、ひとりドラム、プチセッション」
【会場】岡山CRAZYMAMA 2nd Room
CAST:ファンキー末吉(爆風スランプ、X.Y.Z→A)
OA:す~ぱ~まるち~ず
Open 18:30 Start 19:00
前売り 3,000円 当日3,500円
ローソンチケッLコード:61398
※チケット発売中
問合せ
岡山CRAZYMAMA 2nd Room 086-225-9014
〒700-0901
岡山市北区本町10-16幸武ビル5F
Tel:086-225-9014
----------------------------------------
23日(金)学芸大学メイプルハウス
詳細未定(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
19時開場19時半開演
前売り3000円当日3500円
タイトル
ある愛の唄 REBORN LIVE
Vo.kyonmaこと岸恭子(真辺恭子)
Gt.長谷川友二
Ba.仮谷克之
Kb.石川容子
Dr.ファンキー末吉
時代が早いと言われ眠っていた
ある女の子の一生を唄ったコンセプトアルバム
「ある愛の詩」
20数年の時を超えて
F.末吉が作詞作曲、書き下ろした「ある愛の詩」を
kyonmaが歌います。
kyonmaこと岸恭子(真辺恭子)の代表作
映画クレヨンしんちゃんブリブリ王国の秘宝
「約束See you」やキューティハニーフラッシュ
ソングコレクションアルバムの「真夜中の電話」など。その他アーティストに作詞した作品も披露
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3月24日(土)荻窪Roosters本店
(本の出版記念ライブではありませんのでご招待は出来ません)
"爆風セッション 10TH anniversary LIVE!"
ファンキー末吉 with 爆風セッション
~ご本家登場!爆風スランプトリビュート~
満席となりました!!
全国の爆風スランプファンが年に1度集まって、爆風のナンバーをセッションするイベント"爆風セッション"が、なんと10年目に突入。
ご本家"ファンキー末吉"さんをお迎えして、爆風スランプの名曲の数々を演奏します!
ファンキーさんが叩く久々の爆風ナンバー(当時の暴露トークも!?)をお見逃しなく!
日時:3月24日(土) Open 17:30/Start 18:00
会場:荻窪Rooster本店(荻窪駅西口 徒歩1分)
http://www.ogikubo-rooster.com/main/
※音楽食堂なので、安くて美味しいメニューがいっぱいです♪
CHARGE:2,000円(当日・予約とも)+1drinkオーダー
【ご予約】下記のいずれかで ※①はFacebookユーザー限定
①以下のイベントページから「参加予定」をクリック
https://www.facebook.com/events/709580939248373/
②メールで「funky.bfs@gmail.com」宛にお名前と枚数を連絡
※予約の方から先にご入場(先着順)いただきます。
※ファンキーさん著書の出版記念ライブではありませんので、クラウドファンディングの招待枠では入場できません。
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26日(月)稲毛K'S DREAM
ひとりドラムにて
OPEN 18:00 START 18:30
adv:¥2,000+D doors:¥2,500+D
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27日どっかの空港から北京に帰る(3ヶ月日本ツアー終了!!)
Posted by ファンキー末吉 at:09:03 | 固定リンク
2017年10月 6日
ファンキー末吉があなたのライブに参加してドラムを演奏ツアー!!
ただ今ブッキングちうです〜
「支援のつもりで購入したのですが、ライブを一緒にやる実力はないので」
と辞退されようとした方もおられましたが、
いえいえ、練習スタジオにでも押しかけてドラム叩かせて頂きます!!(笑)
このツアーに合わせて「本の発売記念ライブツアー」もやらねばと思ってます。
1月2月3月はがっつり帰国して全国を廻りたいと思いますので、
下記の近辺で何かブッキングして下さる方がいましたら是非こちらの方にご連絡下さい〜
ざっくりですが、
2月第1週末近辺:軽井沢辺り
2月第2週末近辺:関西方面
2月第3週末近辺:北海道方面
3月上旬:四国方面
その他、久しぶりなのでどこにでも行きますよ〜
連絡をお待ちしております!!
Posted by ファンキー末吉 at:07:23 | 固定リンク
2017年6月27日
中国人による中国人のための中国人のコンサートin東京
20年前ほどになろうか、アメリカで記者をやっている私の友達がメールでこんなことを書いて来た。
「あんたこの中国人歌手知ってる?アメリカでは全く無名やのにマジソンガーデン満杯にしてるんやで・・・しかも取材に来たら観客チャイニーズばっかし!(◎_◎;)・・・一体誰?」
アーロンコックだか誰だか忘れたが、香港四天王と呼ばれる一番売れている歌手であることを彼女に伝えたのを覚えている。
時はアジアブーム、私はアジアの音楽を紹介する番組を持っていて、
プロモーションで来日するアジアのアーティストはほぼ全てインタビューを行った。
不思議に思ったのは、日本のレコード会社はそのアジアのアーティスト達を演歌班に所属させ、演歌を歌わせていることだった。
そりゃ彼らは本国ではその国で一番売れ線であるバラードを歌っているが、
日本という当時のマーケットでは演歌が一番大きなマーケットではない。
ヘタしたら日本人アーティストの誰も敵わないかも知れない、歌って踊れる、それこそマジソンスクエアガーデンを満杯に出来るエンターテイナーを新人として迎えようとして、その国で一番大きなマーケットじゃない班に編入させるというセンスが私には理解出来なかった。
ヒップホップであろうがR&Bであろうが、それこそロックであろうがJazzであろうが、
ヘタしたら当時の日本人歌手達よりもっとレベルが高いからこそ、彼らは全世界のチャイニーズポップスの頂点に立てているのである。
演歌班と聞いて私がピンと浮かんだのは「テレサテン」・・・
あの偉大な台湾の女性歌手は日本を拠点にして演歌で全チャーニーズ圏のトップ歌手となったでしょ!!
「だからお前も演歌を歌え」
私はそう言ってるように思えて仕方がなかった。
別に演歌が悪くてポップスが良いというわけではない。
何が何でもそのように押し込まなければ気が済まない日本の音楽業界が嫌いで仕方がなかったのだ・・・
テレサテンの大成功は過去の物語、それこそ「時代」が彼女を歴史に残る大スターにした。
でも今は「時代」が違う!!
当時から中国人歌手の多くは日本なんて高々「一億人のマーケット」ぐらいにしか思っていない。
彼らは日本なんか経由しなくても自力でマジソンスクエアガーデンを満杯に出来るのだ!!・・・
さて時代はまた移り変わって今現在・・・
私はWINGのワールドツアーで色んなところを廻ってみてまた驚かされることとなる。
香港、台湾、北京その他大陸の地方都市などはお膝元だとしても、マレーシア、シンガポール・・・はまあチャイニーズが多いアジアの国だとして、イタリアやオーストラリアなどはもう白人の国ではないか!!
しかもオーストラリアでは私たちの前に中国大陸の女性歌手のコンサートがあって、友人のミュージシャン達が入れ違いでオーストラリアにやって来ている!(◎_◎;)
イタリアの華僑会もむっちゃ力持ってて、次々と中国人歌手を招聘して大きなコンサートを打っているようである・・・
さて、そんなWINGなんかを日本に呼ぼうとしても、
私自身日本でそんなチャイニーズネットワークを探し当てることが出来なかったので、
「アジアのこんな大スターのライブを日本だけこんな小さなところ」
というような思いでライブをブッキングした。
中国電視という中国のCCTVの日本支社長が偶然昔の知り合いで、
その方と再会した時に、そのような話を愚痴っぽく話す私に彼はこう言った。
「いや、そんなネットワークが日本にも絶対にあるはずです!!」
そしてそれをついに探し当てたのだろう。
日本人は絶対に会場に足を向けないであろう「伝統漫才」というジャンルで、
中国人のお客さんだけで国際フォーラムAホールを満杯にした!!
また前置きが長くなったが、先日2017年6月24日に行われたこのコンサートは、日中の文化交流の歴史の中で大きな出来事であった。
何せ今まで中国の歌手が日本でコンサートをやるというのは全て、レコード会社だテレビ局だが持ち出しで初めて来日出来ていたのだ。
実際今回
「今年は日中国交正常化45周年なので何かイベントをやろう」
という話になって、
そのようなイベントをいつも開催して来た人に相談に行ったらやはり
「経団連とかどこかがお金を出してくれないとチケットの売り上げだけでは絶対にペイしません」
と言われた。
その考えには私も同感であった。
何せアジア圏の大スターWINGでさえ世界中でこの国だけはライブハウス程度しか打てなかったのである。
LuanShuはその時に、
「中国から有名な誰々、日本から有名な誰々を呼んで一緒にやれば武道館ぐらい満杯になるんじゃないか?」
と言ったが私は大きく首を振って反対した。
中国人の動員数100人で日本人歌手が動員する客だけで満杯になっても、
その武道館を満杯にする歌手が売り上げまで全部ギャラで持って行くんだから何にもならない、と・・・
ところがLuanShuはある日突然こう言った。
「国際フォーラムAホールを押さえたから」
!(◎_◎;)
もう何が何やらわからない、しかも中国から招聘するのは日本人には全く縁がない「伝統漫才」!(◎_◎;)!(◎_◎;)
後々わかって来るのだが、既に経費は日本円で3000万円ほど使っているらしい(>_<)
この長年の親友がどれほど金持ちかは知らんが、
まあやりたいようにやって、損しても自分の金なんだからそれもよかろうぐらいの軽い気持ちでお手伝いしていた。
いや、本来なら「お手伝い」などと言えるような軽い立場ではない。
何せ彼と私と共同名義で立ち上げたFLYという会社がこのイベントの主催者なのだ!!(>_<)
宣伝会議等全ては毎回渋谷にある中国電視の会議室で行われるが、
もちろんながら言語は中国語(>_<)
今まで頑張ったってWINGのライブハウス程度のことしか出来なかった人間に何も発言出来るようなことはないが、ふと思いついたので、こんなことも提案してみた。
「宣伝カーってどうですか?日本で中国語の宣伝カーってむっちゃインパクトあるんじゃないですかねぇ・・・」
速攻で答えが返って来た。
「もうやってます」
!(◎_◎;)
「駅貼りもやってます」
!(◎_◎;)
もうね・・・これ見た日本人が「何じゃこれ」という顔が思い浮かんで来てつい笑ってしまう・・・(笑)
まあ言うならば20年前に私のアメリカの友人が首を傾げたようなものか・・・
「動員数がカッコつくぐらい入ればペイする」
みたいな話はちらっと聞いたが、
中国国内でもバカ高い徳雲社のギャラ払って、
(日本で漫才で1000万超える人っているの?)
相変わらずバカ高い日本での宣伝費払って、
それだけではない、中国からのご一行の渡航費、ホテル代、
そして何よりその方々のメシ代(>_<)
そして共産党幹部の偉い人(この人)とかをご一家でご招待(>_<)
ホンマにペイするんやろか・・・
17日にメインの郭徳網(Guo DeGang)という人が先に日本入りするが、
多くのメンバーは前々日の22日に来日ということで私も駆り出される・・・
空港からの送迎は既にタイアップを取って(?)大丈夫ということだが、
私は「遊撃隊(YouJiDui)」ということで、誰かを突発的にどこかに送らなければならない運転手、もしくは突発的な通訳、そしてメシ屋のブッキング、等いわゆる「雑用」である。
いや、何より大事なのは主催であるLuanShuのそばにいてあげて、その精神状態を良好に保つことである・・・
22日はまず17人ほど来日してみんなをメシに連れて行く・・・
もちろんこのメシ代も中国式には全部奢らねばならない・・・
次の日は演者さんも含めて20人ほど来日するが、
飛行機が大幅に遅れて予約していた居酒屋のラストオーダーに間に合わないということで急遽別の居酒屋を探す(>_<)
北京空港の大雨で遅れに遅れて今日も20名ほどやって来てやっと乾杯〜!! 予約してたところは間に合わず、慌てて居酒屋を探し、店員が忙しくて回らないのを助けて従業員してます〜(>_<) まあ遠方から友が来たら必ずそうするのが中国人〜 もちろん今日も奢らねば〜(>_<) 黒字になるのか明日のイベント(>_<) http://md.pia.jp/pia/event/event.do?afid=P05&eventBundleCd=b1764601 - Spherical Image - RICOH THETA
夜中の12時にいきなり30人以上予約なしで飛び込まれても居酒屋が回っていかないので従業員として手伝う・・・
・・・が給仕に忙しくてイスラムがいること忘れていてうどん焼きが〜うどん焼きが〜!!(涙)
でもまあ箸はつけたけど口はつけてないということでセーフ・・・
もう知らずに豚肉食べさせたなんて言ったら切腹もんやからなぁ・・・(>_<)
そして当日!!・・・会場に着いて改めてその大きさに圧倒される・・・
楽屋では日本にいる全ての中国メディアが集結して囲み取材!(◎_◎;)
舞台袖では日本人スタッフが休憩している・・・
どこかで見た光景だと思ったらイタリアである!!
あの時、「イタリア人が中国人に雇用されている」ということにびっくりしたのだが、
日本で同じ光景を目にしようとは夢にも思わなかった・・・
そしていよいよ開演!!
おそらく日本人はひとりもおらず、全て中国人だけでどれだけ会場が埋まるのか・・・
ほぼ満席!!!(◎_◎;)
日本人は私と他中国関係の数人しかいないだろうが、
「笑い」というのは外国人がなかなか完璧に理解するのは難しい。
私レベルの中国語力では10回に1回ぐらい一緒に笑える程度で、
それを5000人が一斉にどっかんどっかん笑うのだ!(◎_◎;)
コンサートとしては大成功だろう・・・
採算としては焼肉屋さん借り切ってこの後の打ち上げをやったりしてるしまだまだわからないが、(日本のように演者以外は関係者は割り勘というシステムが羨ましい・・・(>_<))
たとえ少々赤字であったとしてもこの第一歩はむっちゃ大きい!!
FLY株式会社と中国電視はこれによって5000人の中国人マーケットを開拓したということなのだ。
孙楠(Sun Nan)という中国の有名歌手も見に来てたが、
オーストラリアなどでホールを満杯にする彼なんかが
「次は日本でやりたい」
と思えばもういつでもやることが出来るのだ!!
今回は日本人の観客が誰もいないので厳密な意味では「日中交流」ではないのかも知れないが、純粋に中国人だけのイベントが成功したことは今後の日中文化交流の上ではとてつもなく大きな一歩である。
何せ中国人のアーティストは既に日本で5000人動員出来るマーケットを持っており、
次に例えば音楽イベントを開催するとすれば、
一緒に出演する日本人アーティストはその5000人の新しい顧客の前で歌うことが出来るのだ。
今までのように日本では無名の中国人アーティストが日本のどこかが出したお金とか一緒に出演する日本人アーティストの顧客におんぶに抱っこでコンサートを開催してたのとは全く違う!!
お互いが自分の顧客を相手に提供する真の意味での「文化交流」を今後やってゆくことが出来るのだ!!
(もちろん日本人アーティストがこの中国人マーケットにおんぶに抱っこすることも可能ということになる)
レコード会社の人にとってもそうだ。
5000人を満杯に出来るアマチュアバンドがいたとしたら、
レコード会社はそのアマチュアバンドに演歌を歌わせますか?!!
この第一歩によって日中の文化交流はやっとスタートラインに立ったと言えるのではあるまいか・・・
今年は日中国交正常化45周年なので、今年じゅうにもう一回、
今度は日中のアーティストが一緒に音楽のイベントをやろうじゃないかという話もある(らしい・・・笑)
音楽イベントだったら遊撃隊(YouJiDui)以外でも色々役に立てるぞ(笑)
願わくばこの民間交流が「政治」によってぶち壊しにならないことを願うばかりである・・・
Posted by ファンキー末吉 at:14:19 | 固定リンク
2017年6月 9日
解約
Live Bar X.Y.Z.→Aの閉店に伴い、店の電話の解約をせねばならない・・・
確かこの電話は古くはおふくろが使ってたもので、
名義は何たら興産とかいう会社の名義だった。
長らく休止してたのを店の電話として復活させようとNTTに連絡した。
幸い昔の電話番号は覚えていたのでその旨を告げると、
「名義人のお名前をおっしゃって下さい」
と来て、そこでこの名義が私でも母でもないということがわかったというわけだ。
電話ではラチがあかんということで、
「じゃあとりあえず今から窓口に行きますから」
と言うと、
「窓口はありません。全て電話での取り扱いとなります」
とのこと。
すったもんだして何とか店に電話を取り付けてもらったわけだが、
後にJASRACから訴訟された時に
「本件店舗の電話の名義は被告末吉のものなので、即ち被告末吉は経営者である(出演者ではなく店が演奏したというカラオケ法理に則り、電話の名義が末吉なので即ち末吉が演奏したという桶屋が儲かりそうな理論)」
とあったので、きっとその時にすったもんだして名義を私本人に変えていたのだろう・・・
じゃあ解約は簡単だと思って電話、Webなどを駆使するがどうもうまくいかない(>_<)
どうやらこの回線はNTTではなくSoftBankであることがわかって来る。
きっとネットを入れる時にあーちゃんが便利な方に変更したのだろう・・・
SoftBankの窓口に行ってみると、窓口で扱えるのは携帯電話のみで、
固定電話は電話かネットでの解約となるらしい(>_<)
もうね、便利なのか不便なのかようわからん(怒)
ネットでも電話でもいろんなID番号を入れるのだが、
何故だかどれをどう入れても全部弾き飛ばされて認証してくれないのだ(>_<)
電話口に人間が出ろ!!!(怒)(怒)
しゃーないので故障窓口に電話をかけてそこから何とか担当につないでもらうしかない・・・
故障係も「ここに電話かけられても困ります」という感じだが、
こちらとしても電話口に人間が出てくれないと困るのだ・・・
最終的に故障係から案内された電話番号、
SoftBankの窓口から教えてもらった番号でもなく、
ネットで調べてかけたどの電話番号でもなく、
教えられたプッシュホンの番号を入力してやっと窓口に繋がり解約出来た(>_<)
もうね、電話の解約だけで半日は潰れ、携帯からかけてたので有料電話番号だし一体どれだけ電話代がかかったことやら・・・(涙)
翌日はずーっと使ってなかったクレジットカードを解約しようと窓口に電話をかける・・・
このクレジットカード、何故か今月は1700円とか引き落としされてるので、その内訳も調べてもらう。
ひとつはSoftBank、ひとつはNifty、そしてもうひとつはBWIという海外からの毎月引き落とし・・・海外???!(◎_◎;)
窓口の言うことにゃ、海外の担当は別部門なので後で案内するが、
SoftbankとNiftyについてはご自身で連絡しろ、と・・・
もうね、うちもうSoftBank使ってないし、
Niftyに至っては20年以上使ってないしIDも何もわからんし、
カード解約するからもうそれでええでしょ、と・・・
「いえ、カードは解約なされても引き落としはずーっと続きます」
!(◎_◎;)
そんな無法なことがあるか?!!
・・・いや、あり得る、Niftyに関しては10年以上前に一度同じ相談をして、
「ではカードを紛失したということにしてカード番号が変わればもうそのカードからは引き落としされませんから」
と案内されてそうしたが、現にこうして20年以上ずーっと引き落としされとる(怒)
もうね、全くラチがあかん(>_<)
「これね、不正使用です。カードが自分の知らないところで不正に使用されてますので直ちに取引を停止して下さい!!」
奥の手を使ってそう言うのだが、
「それはお客様自身が先方と連絡をお取り下さい」
と言って聞き入れてくれない。
本当に不正使用だったとしたら、
「うちは知りません、泥棒さんと直接話して下さい。カードを解約されても泥棒さんへの振込は永遠に続きます」
と言ってるのと同じではないか!!!(怒)(怒)
残がなければ引き落としされないかとも思うのだが、
この口座は私のメインバンクで、残が足りないと自動的にカードローンとして融資してくれるのだ(>_<)
この銀行口座を解約してしまえばもう引き落としするにもしようがないだろうが、メインバンクを解約するって全ての引き落としをまた最初っから全部やり直すってやっぱ無理じゃろ・・・
そうだ!!
「じゃあ引き落とし口座を変更して下さい」
そうすればそこの口座に残がなければもう引き落とされない。
引き落とされないと泥棒さんでなければちゃんと案内が送られて来るのでそこにSoftBankの電話番号なりNiftyのIDなりが書かれて送られて来るから一発で解決ではないか!!
「引き落とし口座を変更してもそこに永遠に引き落としがかかりますよ」
どうも窓口の人はこのやり方をされると引き落としされない手間がかかるのでやめさせたいらしい・・・
「どうせ未来永劫引き落とされるんでしょ?だったらその口座を変えて下さい!!」
こちらも粘り勝ちで、やっと何とか引き落とし口座変更の申請書類を送ってくれることになり、電話はそのまま海外担当の窓口に回される・・・
「この会社には心当たりはありませんか?」
どうやら通信関係の会社らしいが、
ひょっとしたらX.Y.Z.→Aが最初にアメリカレコーディングに行った時に、
ホテルかどっかでインターネット接続をするのにカード番号を入力して、
それがワンタイムではなく毎月引き落としになってたことがあったのでそれかも知れない・・・
「毎回引き落としの時にカード番号を照合しますので、
紛失ということでカード番号が変わればもう引き落としされることはありません」
ウソだね!!
同様の手続きを私は10数年前にやっているのだ!!
それでも今なおずーっと引き落としは続いているではないか!!
それはカードを解約しても未来永劫ずーっと続くのだ!!そうだろ!!
直接そこと話せと言われても困るので仕方なくまた同じ手続きをする・・・
あとは引き落とし口座が変わったのを確認してからその口座に残を入れなければいいだろう・・・
それでもダメならもうこのメインバンクを解約するしかない(>_<)
誰じゃこんなご無体なシステムを構築したのは!!!(怒)(怒)
さてそして連絡先を教えてくれたSoftBankとNiftyに連絡してみる・・・
SoftBankはラッキーなことに有人窓口に繋がった。
ここでNTTや固定電話窓口のように延々オートガイダンスだったとしたらこちらはどの電話番号で引き落としされてるのかわからないのだ・・・
窓口の人は親切に調べてくれて、それはおふくろの携帯電話で、
現在私名義ではそれ以外の契約はないことを調べてくれた\(^o^)/
おふくろはもうボケて電話も出来ない状況なので携帯は解約、
次は問題のNiftyに電話をかける。
何せこれはIDすらわからないのだ・・・
ここも幸い有人窓口に繋がった\(^o^)/
窓口の人は非常に親切だったのだが、何せ20年以上前のことなので本人確認が一向に進まない(>_<)
まず連絡先電話番号が携帯ではないので昔の固定電話の番号を忘れてしまってたらもうそれでおしまいであったのだが、幸い店の電話の件ですったもんだしてたのでまだ覚えていた\(^o^)/
次は住所!!
昔住んでた住所なんか覚えているわけはないが、
それもGoogleマップで調べて何とかゲット!!
802という部屋番号を覚えていたのでよかったが、それを忘れてたらもう本人確認は出来なかっただろう・・・
結局またこれら手続きで半日が潰れ、かけた電話代はまた膨大な額になってしまっただろう・・・
あとは引き落とし口座変更手続きをしてその口座に残を入れなければ引き落としがされないか、もしくは昔の口座からされるならもうメインバンクを解約するしかない(>_<)
今後はクレジットカード引き落とし専用口座を作るしかないな・・・
しかし今日び銀行は同じ銀行に新たに口座を開かさないようにしている・・・
みんながみんな自分の都合のいいようにシステムを作り上げて、
結局顧客がその煽りを食って一番めんどくさい作業をせねばならんのが現代か?・・・
皆さんもしばらく使ってないクレジットカードがあったら引き落とし等を念入りに調べてみた方がいいですぞ。
2千円程度が20年以上毎月引き落とされてたわけだから既に50万以上ドブに捨てている(>_<)
しかもそれはカードを廃止しようが未来永劫続くのですぞ!!
くわばらくわばら・・・(>_<)
Posted by ファンキー末吉 at:11:19 | 固定リンク
2017年4月22日
忘れ物大作戦
南京のライブに間に合うようにと夜中の羽田ー上海便を取っている。
よく乗る羽田ー北京便よりも少し遅い2時50分発である。
香港からJamesがやって来てるということで、
じゃあ新宿ででもメシを食おうということになった。
新宿西口の「いきなりステーキ」である。
ワインをしこたま飲んで、更にゴールデン街へ繰り出す・・・
ゴールデン街にはツヨシの店があって、
以前ツヨシにはJamesの通訳をお願いしたことがあったのだ。
Jamesがツヨシとの再会を喜んでる頃ふと気がついた・・・
「ワシのiPadどこ?」・・・
きっといきなりステーキに置き忘れたのだろうと、
店を出ながら「iPhoneを探す」で現在のiPadの場所を表示させてみる・・・
「別にふたつとも繋がってなくてもiPhoneとiPadとどちらかがネットに繋がってりゃええんちゃうん!!」
という意見もあるが、ワシは日本でも中国でも必ずiPadに現地SIMを挿してどちらもネットに繋がるようにしている。
「だってこんな時に便利でしょ(笑)」
と「iPhoneを探す」が指した場所を見て笑いが消えた・・・
「なんで八王子にあるん???」
ベイエリアのLuanShuんちから車で八王子まで帰って、
駐車場に車停めたら家には帰らずにそのままバスに乗って、
八王子のヨドバシカメラにちょっと寄って駅まで行って、
そしてJRに乗って新宿まで、そして「いきなりステーキ」・・・
「ほな車ん中か?・・・」
しかしよく見るとうちの住所とは違う別の場所にあるようだ・・・
楢原・・・その近くにある施設は・・・西東京バス・・・
もしかして・・・
さっそく「iPhoneを探す」を「紛失モード」にして、
音を鳴らして「拾った人はこの電話番号に電話下さい」というメッセージを表示させる・・・
電話がかかって来た!!
「西東京バス楢原営業所です」
やっぱバスの中に忘れてたのか(>_<)
「すぐに取りに行きます!!」
そう言うのだが大きな問題が・・・
「10時半には営業所は閉まってしまいますので明日おいで下さい」
・・・て今晩の飛行機で飛ぶのに明日では間に合わんがな(>_<)
しかもiPadの中には全ての譜面データがあるので、これがないとライブが出来ん(涙)
「譜面をいつも忘れるからデータ化してiPadに入れといたらええがな」
という考えは、iPadは絶対に失くさない前提の考えなのよ〜(>_<)
閉店まであと20分・・・
「すぐに取りに行きます!!」と言って電話を切り、
お隣の仮谷くんに電話をする・・・
「楢原まで車出せる?」
藁をも掴む思いでそう言ってみるが、
「もう飲んじゃったから無理です」
(>_<)
あ、そう言えば仮谷くんとこにはあーちゃんのお母さんがいて確か免許を持ってたではないか!!
「お母さん!!よろしくお願いします!!!!!!」
「いいですよ、じゃあ住所送って下さい」
電話を切ってネットで検索する・・・
iPadがあれば電話が繋がったままで検索出来るのに・・・(>_<)
調べて仮谷くんに電話をかけ直したら
「こっちで調べてナビに入れてもう出ちゃいました〜
でも住所の最後の数字がナビでヒットしないんですよね〜
ひとつ違いがヒットしたんで取り敢えずそれ入れて出発してます」
あかんやん(>_<)
残り時間あと10分!!
道に迷ってもし営業所が閉まってしまったらもう明日のライブが出来ない(>_<)
「お母さんの電話番号教えて!!」
直接電話してみるが出ない(>_<)
しゃーないので営業所からお母さんにかけてもらおうと営業所に電話するのだけど繋がらない(涙)
お母さんが着かなかった時の為にと、今度はそのお隣の二井原に電話する。
「もしもし、二井原?」
ここでゴールデン街のみんなから非難轟々!!!
「あんた、アメリカから入国拒否で帰って来た人にそんなこと頼むなんてどういう了見なんですか!!!」
おいおい、仮谷くんならよくって二井原ならいかんっつうのって一体どういう了見じゃ(>_<)・・・
かくして二井原の出動を待たずしてお母さんは無事に営業所に着いた!!
閉店時間は過ぎているが、それでもお役所と違ってなんとか対応してくれているようだ。
日本式に「本人確認」とか色々ややこしいが、まあ閉店延長して下さっているだけ「神対応」である・・・
お母さん無事にiPadゲット!!
「これをどうすればいいんですか?」
もうとっくに寝る時間を過ぎているお母さんに新宿まで持って来てもらうわけにはいかない・・・
「店に誰かバイトで物運んでくれる人おらんか〜」
あーちゃんに電話してみる。
「店は今日は休みで今私は店で書類書いてますが・・・」
もうしゃーないな・・・
「あーちゃん!!お母さんからiPadもらってそのまま電車乗って新宿まで持って来て!!!」
もうね、忘れもんなんかするもんじゃない(>_<)
こんなに多くの人に迷惑をかけるのだ・・・
「何時に新宿に着くかわかったら教えて!!駅でピックアップする」
中央線は下りはかなり遅い時間まであるので、あーちゃんが八王子にとんぼ返りするのは時間的に大丈夫だろう、問題はワシが成田に行く時間に間に合うかどうかである。
「12時5分新宿着です!!」
電話がかかって来て調べてみるが・・・羽田までの終電に間に合わない(>_<)
しゃーないのでJRで蒲田まで行ってタクシーに乗る!!
あーちゃんからiPadを受け取り、山手線に座って安心してしまった途端に爆睡(>_<)
「お客さん、終点ですよ!!」
車掌さんに起こされてふと見ると乗り換える予定の品川駅!(◎_◎;)
品川終着の電車でよかった・・・(涙)
満員の京浜東北線に乗り換えて、蒲田駅でタクシー乗り場に行くと長蛇の列(>_<)
・・・おそらくこれが終電だったのね・・・(涙)
しゃーないので時計とにらめっこしながら根気よく待つ・・・
やっとタクシーに飛び乗って羽田国際線ターミナルへ!!
ぎりぎりチェックインに間に合い、後生大事にiPadを抱いて飛行機に乗り込んだ・・・
みなさん、周りの人に大きな迷惑をかけることになりますので、くれぐれも忘れもんには気をつけましょう!!!!(>_<)
Posted by ファンキー末吉 at:07:24 | 固定リンク
2017年4月20日
週末は海外でミュージシャン、平日は日本で会社従業員(>_<)
もうね、わけがわからない(>_<)
なんで日本では全く無名な、
しかも字幕も出ずに中国語で行われる漫才のコンサートで東京国際フォーラムを押さえる?(>_<)
しかも既にチケットぴあでも発売開始されていて、
なんと5万円のVIP席は既に完売???!(◎_◎;)
どうなってんの?・・・日本に中国人何人おるん?
っていうよりその主催がFLY株式会社???・・・!(◎_◎;)
「FunkyのF、LuanShuのL、あとアメリカにいる天才アレンジャー張毅(ZhangYi)のYを取ってFLYっつう会社員を日本で興すから〜」
って一応言われるままにほんのちょびっとだけ資本金入れたんやけど、
ほな取締役!!・・・ってまあ日本人ワシしかおらんからええけど〜・・・
ってその会社でこんな大きなことやられたらもうワシの手にはおえんのですけど〜・・・(泣)
今は香港経由でなくても中国の銀行から多額のお金を日本の銀行に振り込めるらしく、そのためには必然的に会社名義の口座が必要だということで前回物凄い行程で来日!!
もうね、日本の銀行めんどくさい!!(>_<)
事務所の登録地の近くの銀行じゃないとダメだとか、
外国人でこちらに住民票がない人はダメとか、
日本人でも代表取締役でないとダメだとか・・・
ちなみに「取締役」って銀行で書く書類上では「従業員」(>_<)
ワシ・・・生まれてこの方サラリーマンやったことないのにいきなり従業員(>_<)・・・
もうね、前回は代表取締役は日本におらんからということでこの従業員相手に1時間以上面談してどうだこうだ言われて、
「では一週間から10日間後に連絡します〜」
というわけで結果を待ってたところ連絡が来て・・・結局ボツ!!(>_<)
「理由はお伝え出来ません」・・・(涙)
もうね、このおかげで
「また来日して至急別の銀行で口座開設するよーに!!」
というわけでまた緊急来日(>_<)
いやね、別に爽子(Shuangz)のツアーは週末だけだからええのよ、平日は空いてるし・・・
従業員頑張る!!
今回はいくつ銀行廻ったやろ・・・(>_<)
もうね、会社の書類いっぱい持って銀行廻って・・・
1時間以上あーだこーだ言われて手書きでいっぱい書類書いて・・・
でも今回はLuanShuも来日してたので連れてった。
まあ日本語なので「委任状」とやらにサインしてあとはぼーっと聞いてるだけやけど・・・
委任状の住所とか全部手書きで本人が書け」と言うので、
「日本で使ってる漢字で書いてよ!!」
ときつく言い渡す。
日本で使ってる漢字と中国で使ってる漢字は微妙に違ったりするから、
「登記と違う」
とか言われてまたやり直させれたらたまらんもんな・・・
銀行は3時までやってるから本当はもう一軒銀行廻れたんやけど、
「もう無理!!」
ワシの方が限界で、
「もうこのぐらいにしませんか(泣)」
ということで終わりにしてもらった。
それから向かったのは中国の中央電視台の日本支社!(◎_◎;)
いやね、あるのは知ってた。
昔ワシのNHK−BSのドキュメント番組を中国で撮った時、
中国の中央電視台の担当だった人が日本に来ていて再会してLuanShuに紹介したのだが、
なんとその人は今日本支社の社長なのな・・・!(◎_◎;)
しかもそこにはちゃんとした撮影スタジオがあって、
毎日夕方にはそこから全中国に生放送出してるって・・・
知ってた?・・・・知らんわなぁ・・・もう色々びっくり(>_<)
渋谷のオフィスビルの中央電視台に来てみれば、
なんとその人とLuanShuを中心にものものしい会議!(◎_◎;)
しかも当然ながら全部中国語(>_<)
ここは日本か?・・・
会議はヒートアップして、
中国人相手の宣伝だけではなく、
「日本にいる中国人は中国のメディアだけ見てるわけじゃないだろ、日本のメディアにも広告打たなきゃなんないだろ」
ということで山手線まるまる広告とか、
そんな恐ろしい話がぽんぽんと飛び出る!(◎_◎;)
また
「Funky〜すまんが数百万立て替えてここに振り込んどいてくれ〜」
とか、それ以前に現在ワシの個人口座でこの会社の金銭をやり取りしてるんやけど、その口座でこれ以上多額の金のやり取りされても困るがな・・・(>_<)
こりゃ早く会社の口座開設せないかんなぁ・・・
と頭抱えてたらLuanShuがこちらにいる中国人ネットワークを介して中国工商銀行の人間を紹介された・・・
「それええやん!!」
もうね、日本の銀行がここまで中国人の会社の口座開設させたくないなら中国の銀行でええやん!!
・・・って日本に中国工商銀行あるんや・・・!(◎_◎;)
行って来ました!!丸の内の中国工商銀行!!
窓口の女性はどうやら日本人のようだが、
ところどころ張り紙とかは中国語で、一瞬ここが日本なのかどうかわからなくなる・・・
(写真自粛)
担当者がやって二人やって来た。
もちろん中国人(笑)
「中国人ならワシもう何も喋らんし〜代表取締役と中国語で喋ってや〜」
ということでネイティブ同士の融資に関する専門用語の連発!!
ワシ下ネタと音楽用語しかわからんし〜専門用語わからんし〜
・・・と思いきや、よくよく聞いてみるとほとんど雑談!(◎_◎;)
何これ?・・・
日本の銀行だと全くと言っていいほど雑談は挟まない。
ワシが時々
「漢字って選べるけど書けませんよねぇ」
などと言って気分をほぐそうとするのだが、
「そうですねぇ」
で終わる。
それがこの人たち、銀行口座開設の内容は一切喋らずずーっと雑談しているのだ!(◎_◎;)
まあもうひとりの人が時々資料には目を通し、
書類をコピーに行ったりするのだが、
戻って来るとまた雑談に加わる!(◎_◎;)
小一時間そんな風に雑談してただろうか、
「じゃあこちらから連絡しますよ、WeChat教えて下さい」
え?!(◎_◎;)・・・
日本の銀行で「じゃあ連絡はLINEでしますから」とか言うか?・・・
どうやら日本の銀行は必ず電話で連絡する規則があるらしく、
ワシなんか海外にいるんだからメールで連絡に出来ないかと言っても必ず断られる(>_<)
この会社のために日本に派遣されてやって来たマンニーちゃんを連れて行って
「連絡は彼女にお願いします」
と言っても、外国人登録証をコピーして、
来日してまだ半年経ってないからその資格がないなどと言う銀行もあった。
日本でもWeChatで連絡しようや〜
そしたら海外にいても連絡つくしWeChat無料通話で電話も出来るし〜・・・
ほな〜ということで席を立とうとした時に、またLuanShuが衝撃的なことを言った。
「これから昼休みでしょ?一緒にメシでも行きませんか?」
!(◎_◎;)・・・
中国ではおそらくこれで一緒にメシ行ったりするんやろから誘ったんやろうけど・・・
あいにくそのお二人は昼休みに用事があるそうで残念ながらとのことだが・・・
「じゃあ明日の夜でもメシ行こう」
・・・って行くんか??!(◎_◎;)
・・・これ、行ったとしたら日本の銀行やったら絶対クビやな・・・
「じゃあ帰る前に記念撮影」!(◎_◎;)
・・・って中国工商銀行の看板の前で一緒に写真撮りながら考えてたんやけど、
日本の銀行だったら機械的ににとにかく細かく質問をして、
それをデータとして紙に書き込んでそのデータを上司が見てから口座開設するかどうかを判断する。
中国だったらその上司自身が一緒にメシを食って、
この人が本当に悪いことをするかどうか人を見て口座開設するかどうかを判断する・・・
どっちが正しく判断出来るんかのう・・・
もうやるだけのことはやったので次のツアー先、南京に向かう・・・
従業員からミュージシャンに戻りながら考える・・・
実は6月24日ってひとつ仕事が来てるのよなぁ・・・
この若手ロックシンガーの全中国ツアー・・・
「そんなのぶっちしてお前も現場にいろよ!!我が社の最初の大きな仕事なんだからな!!」
って言われても別にワシおってもやることないし・・・
そもそもワシの中国語レベルじゃ中国語の漫才聞いたってわからんし・・・
(最近は難聴で日本語の漫才聞いてもところどころ聞き取れなくて笑えない)
おっても何もやれん「従業員」なんやったら、
週末なんやからミュージシャンしときたいなぁ・・・
・・・と思って今回はチャンスを見てその日は何とか現場に来ないように言おうと思ってたら・・・
銀行の書類持って日本の街並みをこいつと肩を並べて歩いていて、
「あれからもうすぐ30年・・・」
いろんなことを思い出して来た・・・
日本から持って来たCDや楽器を担いで北京の街並みをこうやってこいつと歩いてた・・・
「ファッキンガバメントはロックを恐れている!!
だから俺たちはロックを聞くことも演ることも出来ないんだ!!」
そう言う彼らのために、本気で日本に「亡命」する方法を考えたりしてた・・・
食うや食わずのしがないロックミュージシャンが、
今ではビザを取って自由に日本に来ることが出来るようになって、
一千万単位の金が動くイベントを企画している・・・
そんなこいつのために日本のいろんなこいつの友人が一生懸命動いてこのイベントを成功させようとしている・・・
別に昔から仕事だと思ってヤツらと一緒に色々やってたわけではない。
友達のために色々動いてあげてただけである・・・
ま、週末だけどミュージシャンやめてもう一回従業員になったげてもいいな・・・
そう思いながら南京へ旅立つのであった・・・
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2017年4月12日
日本と中国のサマードラムスクール
先ほど北京でミーティングが行われ、中国でのサマードラムスクールの概略も決定しましたので、日本の概略と共にここにお知らせしておきたいと思います。
まず日本のドラムスクールは今年は7月28日〜31日まで千葉のこちらにて行います!!
今までは山のキャンプ場でしたが、今年は海沿いのスタジオ!!
冷房もあるし蚊にも悩まされない!!\(^o^)/
ただ、食事はケータリングということで例年のように居酒屋勝グループの炊き出しはありません(残念)
講師は私ファンキー末吉を校長として、
なんと衛藤浩一先生が副校長に就任!!
これは歴代副校長の佐々木隆さんが中国でのドラムスクールに取られてしまったので仕方なく仕方なくの大出世なのです(残念)
衛藤さんも初回はおイタをして校長からこってりと絞られましたが、
その後は飲み会以外は真面目に、
いや、夜こそ真面目に飲んで大暴れして(笑)今や日本のサマードラムスクールの顔となっております!!
去年は中国の寧夏海賊自治区のドラムスクールから数名の中国人生徒が参加しましたが、
今年は同じスクールと共に新しく北京と青島からも募集を開始しました。
一昨年参加した香港のスクールからも参加を表明されております。
ところがこの会場には定員がある上に、5月には使用料を先に払わねばならないということで、4月末までこちらで「早割」と称してもう受付を始めています。
同様に中国での募集も4月で一度締め切って、そこで定員になればもう第二次募集はしないということになりますので、参加を計画している方は是非この早割の間にお申し込み下さい。
今年は中国人の生徒が多くなるということは、
ギターやベースやキーボードの講師は中国語が喋れる講師がよかろうということで、渋谷有希子と田端翔をブッキングしております。
今までは女性の講師はいなかったので、
夜の宴会での衛藤浩一先生と渋谷有希子先生の絡みが私の楽しみのひとつであります(笑)
毎年参加してくれているバンドゲストRebellioN高校生だった彼らももう20歳を過ぎたから酒が飲めるな・・・
さて、中国のサマードラムスクールは8月11日〜14日まで山東省の「临沂(LinYi)」というところで開催されます。
「临沂(LinYi)」は私はもう何度も行ったことがありますが、
全中国ドラムクリニックツアー2010年 山東省「临沂」その1
全中国ドラムクリニックツアー2010年 山東省「临沂」その2
全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」
全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」羊づくし
全中国ひとりドラムツアー2015年 山東省「临沂」
これが日本から行くと直行便がなくて結構大変!!(>_<)
結構苦労して渡航してくれることになる日本からの講師は、
名実共に(笑)副校長の佐々木隆先生!!
そして前回で本場の中華大好きになってしまったマッド大内先生!!
毎回衛藤浩一先生のことも頭をよぎるのですが、
あれを中国に連れてって日中関係にヒビでも入ったらと思うとすぐに頭の中から消し去ります!!(笑)
ギターは同じく田端翔くん、
そしてベースは中国の日中混合バンド「咖啡因(CAFFE-IN)」のベースのMasatoくん。
この二人なら通訳要らんもんな・・・(笑)
キーボードはどうしても中国で見つからず、
八王子からHeyskeさんをブッキング!!
実はHeyskeさんはちょっと中国語を喋れるのよね・・・
福建省の黒社会の知り合いから学んだ福建訛り(笑)
まあ何じゃかんじゃで楽しいメンバーが集まりました。
去年は日本から参加したツワモノがいたけれども、
もし日本から参加したい方がいましたら個別に私に相談して下さい。
去年からこのように日中両国にて開催されることになりましたが、
願わくば日中関係がまた変な風になって中止にならないこと・・・
まあ政治がどのようになっても私と中国の関係は一生切れない関係なので、
どんな形であれこのような活動は続けてゆきたいと思ってます〜
Posted by ファンキー末吉 at:15:53 | 固定リンク
2016年10月19日
キャンピングカー
放浪癖のあるワシのこと、
「キャンピングカー」などと言われたら食指が動くのは仕方のないことである・・・
元々はと言えばFacebookでこの記事を読んでから何となくムラムラとは来てたのだが、
いかんせん今の経済状態では200万円とかはワシにとっては天文学的な数字である・・・(>_<)
そんな中、高知の親戚がキャンピングカーを持ってて使ってなかったことを思い出した!!
「もし乗るんやったらお金はいくらでもえぃけんど、その代わり車検取らないかんけんど〜」
ということは「車検代だけでキャンピングカーが手に入る」ということではないか!!(笑)
しかし問題は高知からこのキャンピングカーを東京まで持って来ることである・・・
そこでまた思い出した!!
高知のライブハウス「X-pt.」が今年20周年で、
オーナーの西岡さんから
「末吉さん、何かやりませんか」
と言われていたではないか!!!
ワシはこのイベント
があるので12月3日には東京にいる。
「その前に高知で何かやらせてもらえませんか〜」
と言ったら
「11月29日でよかったら何かセッション組みましょうか〜」
となったので、それ幸いと共に高知から東京に上ってゆくツアーを組めないかとSNSで声をかけてみる・・・
すると何とありがたいことに
11月30日:岡山「ファンキー末吉と遊ぼう!!飲もう」
12月1日:神戸「西野やすしセッション」
12月2日:大阪ひとりドラム
と組んでくれた!!
そして12月4日のTOセッション終了後には更に
12月5日には新宿ディスクユニオンにてこれ!!
12月6日には新横浜New Side Beach、
12月7日には高円寺Rootsにてイベントを組んでくれた!!
(現在のところ詳細未定・・・わかり次第UPします)
ありがたやありがたや・・・
ところでそうなって来ると北京からの渡航チケットを押さえねばならない・・・
初日に高知に行くとすると関空往復か・・・
すると帰りも当然関空発になるなぁ・・・
というわけで12月8日に東京から関空までの間で何かブッキング出来んか・・・
と思ったら名古屋のBreath
が手を上げてくれた!!
(詳細は発表され次第更新します)
というわけで12月8日に名古屋やって12月9日に関空から北京に戻ればよい・・・
うーむ・・・そうすると乗って行ったキャンピングカーはどうする?
そもそもは東京は八王子に家があるわけで、
関空近辺か名古屋空港近辺に安い駐車場でも借りておけば、
将来はどの空港に降り立っても家があるようなもんじゃぞ!!
・・・というわけでまず関空近辺に駐車場を探す・・・
関空に勤めているX.Y.Z.→Aのファンがいたことを思い出して、
「お前んちの近所に駐車場借りて、普段はそこに置いといてワシが来日する時に職場まで乗って来てや〜」
とか言ってたがさすがに負担が大きいのか「無理〜」(笑)
関空から加古川までリムジンが出ていることを思い出して三井はんに駐車場借りてもらって管理してもらおうかと思ったら・・・
「アホか!!」(笑)
ほな関空は諦めて名古屋空港かな・・・
というわけで豊橋の小手先晃さんに連絡してみると、
「じゃあタダで預かってくれる人探します」
とのこと\(^o^)/
いや〜持つべきものは友達ですなぁ・・・
要は最終日の名古屋終わったら取りあえずキャンピングカーを豊橋に預けて関空まで行けばよい。
次の来日を名古屋空港からにすればまたそれ乗って東京までライブやりながらのんびり帰ればいいではないか!!
いや〜夢膨らむなぁ・・・
というわけで渡航チケットも押さえた!!
物販も車で運べるわけだから多めに高知に送った!!
あとは名義変更とか車庫証明とかいろんな手続きを今回の来日の間に全部終わらせてなければ、高知に着いた途端にそれを乗ってツアーに出ることが出来ない・・・
「僕の友達が車屋さんやりゆうからそいつが全部やってくれるきぃ」
と言うので、
「じゃあそいつから連絡させてや」
ということで車庫証明も住民票も取り寄せて連絡を待つがなかなか連絡が来ない・・・
最終的に親戚の方から連絡があって、
「いつ壊れるかわからんき、やめといたがマシ!!」
え?!!(◎_◎;)
「車屋さんもメンテや維持費にいくらかかるかわからんき絶対やめといたがマシ言いゆうきぃ」
え?!!(◎_◎;)
プロの車屋さんが「やめといたがマシ」と言う車って・・・
まあ安く手に入れるんだから少々維持費がかかっても仕方ないとは思えるが、
ツアーの途中にぶっ壊れてツアー中止になる可能性が高いんだったらそりゃ困るわのう・・・
「今では軽の安いキャンピングカーがなんぼでもあるきぃ、そっち買うた方がなんぼか安う上がるわね」
降り出しに戻る・・・(>_<)
というわけでこれらを購入出来るか丸いち日かけて検討するが・・・
男の300回払いが通用する歳でもないし・・・無理!!(>_<)
というわけで泣く泣く・・・ほんと泣いて泣いてキャンピングカーは断念(涙)
山ほどの物販を持って高知から陸路でライブやりながら東京に戻ります(号泣)
皆さん、お近くの人はライブ来て物販買って少しでも軽くしてや〜(涙)(涙)
11月29日:高知X-pt.
11月30日:岡山CRAZYMAMA KINGDOM
12月1日:神戸Blues Land James
12月2日:大阪日本ぶどう館
12月3、4日:渋谷 DESEO
12月5日:新宿ディスクユニオン
12月6日:新横浜New Side Beach
12月7日:高円寺Roots
12月8日:名古屋Breath
こんなにキレイに組めたのに〜こんなにキレイに組めたのに〜(涙)
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2016年9月26日
中国のヤなとこ日本のヤなとこ
まあ中国のヤなとこを挙げれば枚挙にいとまがないが(笑)、
先日のリハスタからの帰り道では本当に腹が立った・・・
とある小さな交差点、
こちらの道路は非常によく流れていて、
交差する道路はむっちゃ渋滞・・・
ところがその渋滞の交差点にバスが突っ込んで来て、
そのままこちらが青信号になっても前に行くことも下がることも出来ない・・・
しかも2連結バス(>_<)
これが30分ずーっと道をふさいでるおかげでこちらは全く動きが取れない。
当然ながらこちらの道路も大渋滞となるわけだが、
こちらの後ろの方の車は割り込んででもワシらの車の前に出たいと思って遠い遠い後ろの方から対向車線を走って来るのだが、
そうすると右折してこちらの車線に入って来た車と正面でぶつかることになり、
「お前が下がれ」だ「いやもう下がれない」だのダンゴになって渋滞に拍車をかける(>_<)
もうね、こんなことが珍しいのじゃなくしょっちゅう起きるのだ(涙)
また、小畑を迎えに行った空港の駐車場・・・
1度目は定刻通り朝の4時半に行ったのだが飛行機は2時間遅れということで一度院子に引き返し、今度6時半に行ったら駐車場はごった返している・・・
そんな中に駐車線の2台のど真ん中に駐車してる人・・・(>_<)
もうね、「民度が低い」と言ったらそれまでだけど、
日本人だってバブルの頃「エコノミックアニマル」と言われ、
ジャパンマネーで現地人のほっぺた叩いてもっとひどいことをしてた。
生まれて初めて地下鉄で席を譲られたのは北京だったし(笑・・・そして涙)
中国の民度は徐々に上がって来ているのを実感している今日この頃である・・・
ところが民度が世界一高いと個人的に思っている日本でヤなことがあるとこれは本当に落ち込むしかない・・・(>_<)
日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールの会場を後にして、中国人ご一行を連れて電車で東京まで帰り道、
渋谷有希子嬢が住む街の駅に停まった時にその駅名の看板を写メ撮って送ってやろうかと思って開いた入り口に向けてカメラを向けたら、
自分が撮られてると思ったのかなぁ、一瞬固まった人がいたので、
「違うんですよ」
という感じで一度カメラを下ろして、人がいなくなったら撮ろうと・・・
そんなことをしてたら、きっとワシがそれをやっているドア越しの隅っこの場所を取りたい人がいたのかな、いきなり「何やってんだよ」と怒って来た。
まあ邪魔になったとしたら自分が悪いのでぺこりと頭を下げて座ったら、
その人・・・ずーっと「どこのバカだよ」と怒っている。
中国人ご一向も「何事か」とこっちを見るけど、
一度はもう会釈で謝っているし、
中国人ご一行に気を使わせても悪いので聞こえない振りしてたら、
そのままずーっと「どこのバカなんだよ」とか「バカが!!」とかずーっと大きな声の独り言みたいに喋り続けている・・・
いや、先日Facebookの友人の投稿でも似たようなことをUPしていた。
電車の中で友人と立ち話をしてたら同じように注意・・・というかその場合は絡まれるレベルになって警察にまで行ったらしい・・・(恐)
日本の電車の中は中国に比べたら圧倒的に静かである。
反面「静かにしなければならない」という圧迫感がある。
もうここまでやると「電話禁止」どころか「会話禁止」やな・・・(笑)
まあ優先座席付近で携帯は電源を切ろうというのはわかるが、
そもそも長い時間電車で移動せねばならない時にこの「電車内通話禁止」というのは結果「余計な仕事」を増やすことになって仕事効率が落ちるぞ・・・(>_<)
新幹線だとデッキに出てかければいいのだが、従来線だとそうはいかない・・・
急ぎの電話だと近くの駅で降りて電話で話して次の電車に乗る。
乗り換えが悪いとそのせいで何十分も到着が遅れる・・・
だから(というか海外でいることが多いので)ワシは基本的に
「電話しないでくれ、メールで連絡くれ」
ということにしている。
でも電話でやれば1分で終わるやり取りもメール等でやろうとすると同様に何十分もかかったり、返事が遅かったら急ぎの用事で間に合わなかったりするから仕方ない。
その気持ちはわかる!!!
でもね、シンガポール行ったらもっともっと規則が厳しいの・・・
MRT(地下鉄)には様々の禁止事項
・列車内、駅構内でのポイ捨て
・列車内、駅構内での喫煙
・列車内、駅構内をうろうろ歩き回る?
・切符を折り曲げる??
すべて最高5000Sドルの罰金!(◎_◎;)
まあね、どんだけ罰則が多くてもそのお国に行ったらそれを守るよ。
当然ながら日本でそれが禁止ならそれは守る・・・
まあそれが「窮屈」かどうかは別にしてね・・・
そもそもワシは別に電車で隣の人が電話してても気にならない。
中国語は日本語よりうるさく聞こえるし、
別に電話してようがお喋りしてようが気にならない。
まあ日本では多数決かなんかで気になる人が絶対多数なのね・・・
しゃーない・・・この国に来たらそれを守る。
それは当たり前のことである・・・
などと考えていたら今度はワシの電話が鳴った(>_<)
いや〜ワシは中国にいる時は日本のSIMをMarshal Phoneに挿して、
取りあえずボリュームを最大音量にしている。
日本の電話が鳴る時なんて、
今ではもう施設に預けているお袋の容態ぐらいなもんで、
それはもう「緊急電話」なので最大音量にしているのだが、
日本に帰って来たら逆に中国のSIMを入れてて、
そしたら中国のセールス電話が鳴るので電源を切ったりしておくのだが・・・
何の間違いがそれがまた最大音量になってたらしい・・・(>_<)
もうね、Marshal Phoneって呼び出し音もむっちゃ「ロック」なのよね・・・
それが電車内に鳴り響く・・・(>_<)
慌てて電源を切った・・・
そしたらもうね、先ほどのおじさん鬼の首を取ったように
「うるせーな!!どこのバカだよ!!」
を大声で連発する(涙)
まあ悪いのは電源を切り忘れたワシなのだ。
申し開きも出来ない・・・
だけどここで立ち上がって謝りにでも行ったら間違いなくこのおじさんと言い争いになる(>_<)
そうするとまた中国人ご一行にむっちゃ気を使わせてしまうことになり、
せっかくの楽しい旅が台無しになってしまわないか・・・
そう思って、心の中で何度も何度も
「ごめんなさいごめんなさい」
と手を合わす。
しかしおじさんは容赦をしない・・・
結局30分ほどだろうか、
ワシら一行が乗り換えで電車を降りるまでずーっと
「バカが!!バカが!!」
を大声で繰り返していた・・・
確かにそのバカはワシなんだけれども、これってきっと中国人だから日本語わからんだろうと思って言ってるのかなぁ・・・
本当に日本語わからんかったら気にしないだろうが、
日本人で気の弱い人だったらもう居場所がなくて途中下車するか、
ひょっとしてもっと気の弱い人なら自殺するかも知れんなぁ・・・(涙)
シンガポールは確かに日本の数倍規則は厳しいが、
それを破った人間に対して罰金以上のこのような制裁を加える人はいない。
(と思う・・・少なくともワシは見たことはない)
「日本って住み辛いなぁ・・・」
こんな時にまた思ってしまうのだ・・・
まあそんなことがあって、ご一行も無事に投宿先の新大久保に着いて、
丸亀製麺があったのでみんなを連れて行った。
丸亀製麺と言えば北京のが最悪だったので(笑)、
少しでも本場に近い讃岐うどん(香川県の会社ではないですが)を食わせてやりたいと思って、
彼らの投宿先の新大久保近くの丸亀製麺を探して連れて行った。
まあでもうどんって中国人10人で食うもんじゃないな(笑)
ひとりで10人分いろんなうどんを注文して、みんなでシェアして食べてみて、
美味しかったのをまたお代わりしたらええやん・・・
とひとりで注文してると後ろで待ってる人ずーっと待ってないかんのな(笑)
すんまへんなぁすんまへんなぁと頭を下げながら、
みんなの座っているテーブルに配ってこれは醤油をかけるこれはタレにつけるなど説明して、やっと一息・・・
好物の醤油うどんをすすってたら、
店のおばちゃんがやって来て床のある部分を見て烈火のごとく怒って大声で叫んでる。
「誰なの!!これー!!!」
見ると携帯の充電器を床のコンセントに挿して充電している・・・
剣幕におされて慌ててコンセントを抜いて携帯を取って帰った中国人に
おばちゃんは更に怒鳴り続ける。
「ダメでしょう、そんなことしちゃー!!!」
中国では普通にOKどころか無料サービスとして充電器の充電までしてくれるぐらいだから何も考えずに充電しちゃったのだろう・・・
「日本じゃ充電しちゃダメなんだよ」
と中国語で優しく言ってやると、
おばちゃんは言葉が通じないと思ったのだろう、
慢心の力を込めて両腕でバツ印を作って彼に向かってこう叫ぶ。
「ダメー!!!」
もうねぇ・・・
「お前はコント番組の佐藤蛾次郎か!!(笑)」
というぐらいの大袈裟なポーズで、店中に響くような声で怒る・・・
まあその中国人も恥ずかしくて小さくなっているので、
ワシは全然気にしない感じで敢えて別の話題を振る・・・
ここで詳しく説明とかしてたら彼のメンツはますますズタズタになっちゃうからね・・・
確かに日本では勝手に充電すると「電気を盗んだ」ということでこれは「窃盗罪」である。
ワシもそれに気付いてたらうまく説明してやめさせるのだが、
うどん配るのに忙しくて気付かんかった・・・(>_<)
なんかね・・・窮屈(>_<)
先日も夜中に羽田に着く便で帰ったので、
初めて「天然温泉平和島」の「深夜パック」なるものを利用してみた。
深夜便で帰国、もしくは来日して、
タクシーでホテルに行くような人種じゃない人間は、
多かれ少なかれワシのような「バックパッカー」であろう(笑)
ワシらみたいな人間が「泊まる」時に一番気にするのは
「デバイスの充電」
である!!
ところがこの施設の全てのコンセントは・・・
いや、わかるよ!!勝手に充電したらこの国では「窃盗罪」でしょ!!
でもひとつのデバイスを充電して与える損害っていくら?・・・
ここまで目くじら立ててその小さな損害を守ろうとする「商売」ってどうなん?・・・
中国という国は、まあ最近はよくなったとは言っても、
ワシの知る限り世界で最も「サービス」の悪かった国であろう・・・
そんな国でさえ、携帯の充電を頼むと、
仏頂面したレストランのお姉ちゃんでさえ
「しゃーないわねぇ」
とわざわざカウンターで充電してくれる・・・
サウナなんかでは預けている電話が鳴ったらわざわざ風呂場にまで電話持って来てくれるぞ(笑)
「充電出来ないんですか?」
カウンターのお兄ちゃんに聞いてみた。
お兄ちゃんは丁寧に教えてくれた。
「モバイルバッテーリーを300円でレンタルしますんでそれを使って充電して下さい」
いや、電気をバッテリーに充電してそれで充電するぐらいなら、
最初っからお金払って直接充電した方が環境に優しいんですけど・・・
そもそもワシのデバイスは多い(>_<)
iPhoneにiPad Pro、Marshal Phoneにモバイルバッテーリー・・・
そして何よりもパソコンでしか出来ない仕事もあるわけだからパソコン自体も充電しなければならない・・・
「コンセントからの充電も出来ますよ。30分300円になります」
!(◎_◎;)・・・全てのデバイスとパソコンを充電したら・・・
300円×3+300円×パソコンが満充電出来るまでって・・・
入浴料よりもっともっと高いやん!!!(涙)
確かに勝手に充電するのは「窃盗罪」、これはわかる!!
でも世界的にサービスが最低レベルであった中国でどこでも充電ぐらい無料でしてくれるのに、
これが世界的にサービスが高度だと言われてる国の「商売」なのであろうか・・・
窮屈じゃぁ・・・住みにくいのう・・・
などと思いつつ先日の上海ツアー・・・
北京駅に着いたら、座る場所がとっても少なくてみんな床に座ったり立ってたり・・・
なのにその少ないベンチってこれ(>_<)
その向こうの列ってこれ(涙)
もうね、電車の中でワシに怒ってたおじさん!!
渡航費出すから中国来て、
ここで大声で同じように30分「どこのバカだ!!!」って怒鳴っててよ〜
丸亀製麺のおばちゃん、丸亀製麺より高い時給出すからここで
「誰なの!!これー!!!」
って犯人探して、北京駅じゅうに聞こえるような大きな声で、
遠くからでも見えるような大きなバツ印作って叫んでよ〜
「ダメー!!!」って・・・
どっちもおそらくケンカになるな・・・(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:08:58 | 固定リンク
2016年7月19日
ひとりドラム北海道ツアー
この移動も大変だった・・・
そもそもがアーリー爆風トリビュートバンドのブッキングが、
高円寺ー両国ー浜松の順にブッキングされたので、
日付もその順かと勝手に勘違いしており、
最終日が浜松だと信じて次の日朝一番で名古屋ー上海のチケットを取っておる・・・
最終日は両国なのよ〜(涙)
というわけで両国終わりに夜バスで名古屋まで走って、
朝一番の上海行き乗って、
次の日上海でライブやって、
その次の日に北海道に入る・・・
取ったチケットは奇しくも上海ー名古屋ー札幌・・・
名古屋空港よう来るなぁ・・・(笑)
名古屋ー札幌はジェットスターという航空会社なのだが、
初めて乗ったのじゃが重量にむっちゃ厳しいのな・・・
そもそもが受託手荷物は予め予約してないと有料!!
まあ中国のサイトで予約するとこの荷物の予約が非常に面倒くさいのでしゃーないのでお金払う・・・
まあここまではよかろう、
ところが今度は持ち込み手荷物は7kgまで、と・・・
パソコンとか重いもんがあるからのう・・・
しゃーないので預ける荷物に電源ケーブルとかいろんなものをどんどん放り込むが、
なんといつも持ち歩いているポシェットも手荷物扱いになると!(◎_◎;)
いや〜これクレジットカードやいろんな大切なもんが入ってるので預けるわけにはいかんのやけど・・・
じゃあということでパソコンと一緒に持ち込み荷物に入れようとすると
「そうされると持ち込み荷物の重量がオーバーしてしまいますので」
え?・・・
「ポケットの中に入れて頂く分には構いません」
・・・というわけでこんな写真の感じ・・・(笑)
でもねぇ・・・ポケットに入りきらんかったた携帯とかは手に持ってるわけで、
例えばそれをコンビニの袋にとか入れてもそれって「手荷物」・・・
裸はよくってビニールの袋は「手荷物」??
じゃあポケットが足りないから今から布を縫い付けてポケットにしたらOKで、
ポシェットをそのまま服に縫い付けたらポケットやからOK?・・・
いやそれは手荷物?・・・なんで?・・・
写真のようにポケットぱんぱんにモノ入れて、
そいでチェックイン終わったらやっぱ全部出してパソコンと一緒に持ち込み荷物に入れるんやから全く意味ないよねぇ・・・
「規則ですから」
・・・って全く飛行機に乗せる重量は変わらないにも関わらず、
その役に立たない「規則」たらのために大勢の人を待たしてポケット満タンにして、
数分後にまた同じように戻すにも関わらず荷物の詰め替えをさせるこのシステムって何?・・・
まあポケット満タンのまま(笑)飛行機乗って札幌へ・・・
そして迎えに来てくれた笠木さんの車に乗って岩見沢へ!!
ちなみに笠木さんとは初対面!!
このツアーをブッキングしてくれた富良野の桑名さんからの紹介・・・
まあ見知らぬ人の車に乗って現地に行くのは全中国ひとりドラムツアーでも慣れたもんやし・・・
上海空港から名古屋空港から飛行機の中から車の中からずーっと飲みっぱなしなので岩見沢のホテルに着いたらすぐこてん・・・
しかしそうすると真夜中に目が覚めてから困るのよねぇ・・・
とりあえず街に何かないかと駅前まで行ってみたのだが、
夜明けの駅前がこんな感じ・・・
しかし人気のない朝方の岩見沢を散歩しながら思ったのだが、
こんなチャンスでもないとワシは一生この街をこうしてぶらぶら歩く事はなかろう・・・
ワシが今ここにいるということはいくつもの偶然が重なって奇跡的にここにいるのである。
だから呼んでくれた方々に感謝すると共に、
いつまでも元気で呼ばれたらどこにでも行けるようにしとかないかんな、と・・・
そんなこんなで夜は岩見沢でライブ!!
そのまま地元のホルモン屋で打ち上げ!!
考えたらワシがこの店でホルモンを食うのも幾つかの偶然が重なり合って奇跡的にここでホルモン食ってるわけで、
そう考えると「縁」というのは本当に大事だなと思うわけです・・・
ご馳走様でした!!
さて次の日は富良野から迎えに来た桑名さん(これまた初対面)の車に乗って富良野まで・・・
・・・って富良野ー岩見沢って結構遠いでぇ・・・
今にして思えば本当にご苦労様でした。
この日はなんと幼稚園でドラムを叩く!!
なんとこの幼稚園、体育館のステージには全ての楽器があり、
幼稚園児がバンドをやることが出来るという「ロック」な幼稚園なのです!!
園児のみんなが「Runner」を歌ってくれるというので一緒に演奏したが、
脳裏をかすめたのが北朝鮮での幼稚園児とのセッション・・・
一瞬頭の中では「ムルムピョ」を演奏してこの話を園児にしてやろうと思ったが、
まあそれはちょっと難し過ぎたじゃろう・・・
まあでも気持ちとしては「世界中の幼稚園児は同じ」!!
いや、「同じであるべき」・・・かな・・・
この日は飲んで終わって、次の日は2本ハシゴ!!
一本目は北京での友人である菊地圭介さんと伊丹谷良介さんに呼ばれて、
何とご自宅の敷地の中に手作りのステージを作ってのイベント!!
いや〜自宅前でこれが出来るなんてさすが北海道・・・(驚)
そして夜は富良野のライブハウスでライブ!!
セッション!!
酔い潰れ!!
私もうこの時には酔い潰れてステージで寝てたのよ〜
次の日は朝4時起きで札幌まで送って行ってくれた桑名さん、
本当にお世話になりました!!
最後に、その桑名さんがありそでなかった世界初の「ラベンダー茶」を作ったというので宣伝させて頂きます!!
このお茶いっぱい売れてまた来年も呼んでくれたら嬉しいな〜(笑)
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2016年5月17日
続・日本に家を買いに来る中国人・・・そしてワシは仕事に追われる(>_<)
もうね、「続々」と言ってもいいぐらい(笑)
この人たちねぇ、ホントに金持ちなのよ・・・
この前北京でレコーディングが終わったらそのまま「メシ行こう」となって連れて行かれたのがそんなおひとりのご自宅・・・
もうね・・・お屋敷!!!(◎_◎;)
調度品はねぇ・・・まるで西安の兵馬桶(笑)
何せ掘り出して土偶がちょっと欠けてる感じがもう「調度品」というよりは「博物館」(驚)
通された居間はプロバンドがリハーサルする都筑スタジオや芝浦スタジオ並みに広い!(◎_◎;)
そこに並ぶ料理が逆に豪勢なのではなく普通のイスラム料理なのが逆に凄い!!
「この店はなぁ、美味しくていつも長蛇の列でなかなか食べられないんだぞ」
と言いながらそこのシェフが自宅でそこの料理を作ってくれてるのだ(驚)
ワインがまた超高級!!
・・・というよりそれを飲むグラスがまた高級で、
「乾杯〜」と言ってグラスをぶつけると「チーン」といって音がいつまででも共鳴して鳴り止まん(驚)
居間には池があって・・・って部屋の中に池があるのよ!!
中には鯉が何匹も泳いでいて、それは全部日本から空輸したんだと!(◎_◎;)
そんなところに住んでる人が日本で5000万ぐらいの家なんて見たらまるで「箱庭」やんな・・・
日本人からしたら軽井沢の5000万の別荘なんて「むっちゃ高級やん」ってな感じやけどな(涙)
まああんまし高い物件はなかなか借り手がつかんかったり投機目的としては有利ではないということで5000万ぐらいとこでも買っとくか、みたいな・・・(眩暈)
それより何億もする物件なんてそんなに売ってないがな・・・ふつうの日本人高過ぎて買えんし(>_<)
というわけで今回のLuanShuの来日にはそんなお金持ちグループの中のひとり、
中国を代表するオリンピック選手が一緒に来日した。
ここまで来ると「国の宝」なので国家は税金を免除にするんだとか・・・(驚)
まあ税金もかからんし家でも買うとこか、みたいな・・・
もうね、ワシ不動産なんか全然わからんし、秘書の茜ちゃんに丸投げ!!(笑)
これで美味いメシだけ一緒に食えれば万々歳と思ってたら、
今回はLuanShu、いろいろレコーディングの仕事持って来たのよね〜・・・
日本で2曲ギターと2曲ブラス・・・
「最近知り合った日本人のプロデューサーとやってみたい」
と言うので
「それは是非是非そうして下さい(笑)」
とばかりワシはブラスだけを担当・・・
・・・と言いつつちょうどその日は名古屋空港から北京に帰るので寺内に丸投げ!!(笑)
そもそもワシはそのために来日したのではなく、
高円寺でのひとりドラムと、翌日の昼間千葉朝鮮学校と終わってそのまま夜豊橋っつう無茶なブッキンツのために来日したのよ〜
激安チケットが11日の夜中出発の便だったのでたまたま数日前に着いただけで、
まるで「仕事する」みたいなつもりはなかったのよ〜
ところが着いたその日にLuanShuから
「急ぎでドラム1曲レコーディングしてくれ」
と発注が来る。
夜中にせっせこドラムをセッティング、
「いつでも録れるよ」
となってアレンジが仕上がるのを待つ。
詞が上がったらすぐに彼が仮歌歌ってDEMOを録り、
北京に送って歌手がそれを練習するらしい・・・
アレンジはアメリカで張毅(ZhangYi)が担当しているらしく、
アレンジが上がったらアメリカから送って来るから、
そのデータに合わせてすぐにドラム録って、
そのままベースとギターも録って、
北京でボーカルと生のストリングスレコーディングして、
それが送られて来たらそのまま日本でミックスして、
その合間に東京と軽井沢で物件を見る!(◎_◎;)
もうね、これやっぱ無茶苦茶なスケジュールでしょ・・・
いつでもドラムが録れる状態のまま車運転して到着する彼らを迎えに行く。
とりあえずツラ突き合わせてうまいことスケジューリングしないと、
結局ワシが動けるのは翌日の高円寺のライブの入り時間までしかないのだ・・・
昼間にスケジューリングして夜は不動産の人と食事、
その合間にホテルの部屋で仮歌を録る。
あとはアレンジを待ってからドラム録り・・・
と思ったらメシの方が先になってしまった(>_<)
「あれ?飲まないの?」
・・・って車やし〜それにアレンジ上がったらすぐにドラム録らな・・・
「ドラムは明日でいいよ」
!(◎_◎;)
・・・そやなぁ・・・美味しいもん食べて酒飲まんのもなぁ・・・乾杯!!
というわけで結局車は駐車場に置いたままカプセルホテルに泊まる・・・
・・・と実はこれが後にスケジュール的に大変なこととなるのだ(>_<)
カプセルホテルで朝8時に起きて、車運転して八王子まで帰って、
まずDEMOの音源に仮歌を乗せて簡単なDEMOにして北京に送る。
そしてお隣のエンジニア仮谷くんを呼び出してドラム録り!!
本来ならばプロデューサーが立ち会ってディレクションするのだが、
「遠いから行かない!!お任せ!!」
と言って物件を見に行った(>_<)
「お任せ!!」はいいのだが、そうすると叩き終わった音源をドラムの音大きめに仮ミックスしてWeChatで送って、それ聞いて「ここ直して」に対応して、また叩いて仮ミックスして送り直して・・・
時間かかるのよ・・・(涙)
なんとか高円寺の入り時間ギリギリまでやって無事脱出!!・・・
と思ったら
「歌手の人のための歌のガイドDEMOを作ってくれ」
と・・・!(◎_◎;)
「朝送ったでしょ・・・」
「あんな簡単なんじゃダメ!!歌手が聞くんだから仮歌もちゃんとエディットしてドラムとベースも本物入れて製品レベルのDEMOにして!!」
!(◎_◎;)
マルチが送られて来てまへんがな・・・(涙)
いや、アメリカから何やらファイルは送られて来たのだが、
それは中国でDLしやすい形式で日本では開かんかったので、
ドラムは実は2ミックスのDEMOに合わせてレコーディングしたのだ・・・
時差はあるけど向こうが夜中だろうが何だろうが
「すぐ送れ!!」
とアメリカに連絡して取りあえずドラムと同じやり方でベースだけ録音!!
アメリカからマルチが届いたらDLしてそのベースデータも入れて仮歌入れて仮ミックス・・・
ちなみにワシは高円寺のライブハウスにいるのでこの作業は仮谷くんがするのだが、
物件見てるLuanShuから、アメリカの張毅(ZhangYi)から、北京のスタジオから、
全ての連絡はワシに来るのでいちいちライブハウスの外で電話したりもう大変!!(>_<)
「え?夜ライブだって?みんなで見に行くよ」
・・・って逆に大変だから来なくていいし・・・って思ってたら来た。
これはそのオリンピック選手がWeChatにUPした投稿・・・
看日本鼓王现场演出,鼓王的梦想就是世界巡演到处流浪,在九十年代大红大紫的时候选择来了中国,值得尊敬的艺术大家
「日本のドラムキングのライブ、ドラムキングの夢は世界じゅうを放浪しながらツアーしたいんだと。90年代一番売れてた時に中国に来ることを選択したんだと。ほんと尊敬に値する大芸術家だわ」
・・・ってあーた!!中国の国宝級の金メダリストが高円寺のアンダーグラウンドなライブハウスの最前列にいること自体がおかしいでしょ!!(◎_◎;)
というわけでそのまま飲み!!
終電乗り過ごして何とか帰宅してちょっと仮眠して千葉の朝鮮学校!!
もうね、大阪の朝鮮学校ん時もそうだったけど、
学校が七輪をたくさん持ってて校庭で焼肉焼くのな・・・(>_<)
在日の幹部クラスの人に捕まってマッコリのビール割を飲まされて、
「どうしてこの後にスケジュールを入れてしまったのだろう」
と後悔しながら新幹線に飛び乗って豊橋へ・・・
もちろん新幹線の中でも中国からアメリカからひっきりなしに連絡が入る(>_<)
開場時間ギリギリに会場着いてすぐにイベント開始!!
今回は「ファンキー末吉公開処刑」と銘打って
「アマチュアバンドの曲を一度聞いただけですぐに叩けるかどうか」
ということをやらされる(酒の上で「出来る」と豪語したのでこうなったのであるが)イベントである。
結果はこちら
もうね、「Helpカード」と言って、一度だけ聞き直せるカードを出すと、
その代わりにバーボンをロックで一気飲みせないかんのでもうベロンベロン(笑)
そんな打ち上げの中、中国から
「アメリカから送られて来たマルチデータがグーグルなので中国では開けん」
と来る(>_<)
「VPN入れろよ!!」
と言いたいところを我慢して、
こちらでDLしてQQメールで中国に送る・・・
QQメールは大容量のファイルも送れて便利なのよねぇ。。。
・・・と言いながら中国語なのでそれを使ってない仮谷くんからファイル便で送られて来たファイルが「日本語なのでDLわからん」ということでそれも送り直す・・・(>_<)
この日は宿は取らず、ライブハウスが布団用意してくれてそこに泊まるということで、
ライブハウスが仕事場となって作業の後、
翌日は朝から田川くんがギター入れ・・・
もうね、「通訳用意するから直接やり取りしてね」の世界・・・(>_<)
午後はブラスのレコーディングと仮谷くんのミックスが同時進行・・・
そんな中、秘書の茜ちゃんから連絡が入る。
「物件決まりました」
え、誰がどこの物件買ったの????!!(◎_◎;)
いや、言わなくていい・・・
ワシはもう夜の便で北京帰りますんで後のことは皆さんでやって下さい・・・(>_<)
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2016年2月19日
25年来の親友来日
1990年、最初に北京に行った時にひょんなことから地下クラブで演奏する当時まだアンダーグラウンドだった黒豹のライブを見ることになり、その時から一番の友人となっているLuanShu。
いい時も悪い時も一緒にいる25年来の親友である。
ここ最近精神を病んで静養していたようで、
彼が受けた映画音楽の仕事などを彼が出来なくなったからワシが引き継いでやったりしてたが、
いやなるほど、このレベルの仕事をずーっとやり続けていたら病気にもなるわ・・・
「ゆっくり休めばいいよ」と思ってそっとしておいたが、
先日ひょんなことから一緒に飲んだ。
この写真を彼がUPした時のコメントがこれ。
这一刻很快乐,Funky先生家中小聚,一位伟大的音乐家、技艺精湛的打击乐鼓手,是我的老师兄长,57岁Metal打一宿!Jazz,Blues是用鼓说话的人,我们从91年相识至今从他那里学到很多知识[调皮]我制作的很多专辑都有老方的鼓声[抱拳]
楽しいひと時、Funkyさんと家で飲んだ。
偉大なる音楽家で、テクニカルな打楽器奏者、私の先生であり兄。
57歳でメタルを叩き、ジャズやブルースなどはドラムで話をするような人。
91年(注釈:本当は90年)に知り合ってから今まで、彼から色んなことを教わり、
私のプロデュースした数多くのアルバムには全て彼のドラムが入ってます。
なんか嬉しいね。
ワシも酔っ払って「旧正月はどうすんの?日本においでよ」と言ってたのだが、
日本へのマルチビザを取って本当に来日の運びとなった。
前回の来日は2009年。
奥さんと一緒に来日したのだが、その時は1週間の滞在で、
「いくら両替したかわかんないからとりあえず100万円両替したんだけど、2人で1週間これで足りるかなぁ・・・」
と言うので
「お前なぁ。100万あったら2人で3ヶ月暮らせるよ!!」
と言ってたのだが、結局100万で足りなかったほどの大豪遊!(◎_◎;)
今回の来日にはいくら持って来るのかなと思って羽田まで迎えに行ったら、
「Funky、両替しなきゃ」
と言う。
人民元を日本で両替するとレートが非常に悪く、
例えば100万円両替したとしたら10万円ぐらい損するかも知れない。
「銀聯カードで1日10万ずつ日本円引き出せるからそうしたら〜」
と勧めていたが、結局は両替したのだろう、また札束を持ち歩いていた(笑)
滞在は銀座の一流ホテル。
メシはとりあえず近所の寿司屋にした。
銀座で寿司・・・(笑)
いや〜日本にいる中国人の友人も集まって日本酒飲んだので、
気がついたら酔いつぶれて歩けなくなったワシ・・・
「じゃあ同じホテル取ってやるからそこで寝ればいいよ」
と銀座の一流ホテルに部屋取ってそこに担ぎ込まれる酔っ払い(笑)
滅多に経験出来ない銀座で2泊を過ごすこととなった・・・
2日目はコンサートを見たいと言うのでマドンナのチケットを取ってやった。
1枚5万円のVIP席・・・
これは実はソールドアウトだったので当日券を狙おうと思ったのだが、
運良くFacebookで「行けなくなったので安く譲りたい」というのがあってそれをGET!!
ワシは見に行かずホテルで寝ていて帰りを待つ。
大事な任務はメシの段取りなのだ。
前日が寿司なので肉がいいなと銀座で夜中に開いている焼肉屋を予約!!
極上カルビや希少部位6種盛りなど、
人民元に換算すると「安いなぁ・・・」
円高に動き出してはいるもののまだまだ日本円は安く、
その上、北京の物価はどんどん上昇しているので、
銀座の高級店と言えど今では北京に比べたら安いのである・・・
次の日からは志賀高原にスキー!!
移動は新幹線、当然グリーン車である。
この日は彼の奥さんの誕生日ということで、
あらかじめホテルの一番いいレストランを予約し、
ちゃんと名前も入れたケーキを用意している。
ところがやって来たのは彼らだけではない。
この日に合わせて中国から有名映画監督やらLuanShuの乗馬クラブのオーナーでもある弁護士夫婦とその子供、
「彼女が日本で誕生日祝うんだったら僕らも行かなきゃね」
ということで集まって来た。
なんと滞在期間ずーっと車をチャーターし、
その中国人運転手と助手の二人の滞在費や高級ディナーまで振る舞うという大変なお金持ち!!
もうね・・・ディナーコース10人分で一食軽く10万超え!(◎_◎;)
ちなみにこの中国人運転手、顔が北朝鮮のトップの方と酷似している。
和佐田が昔MCなどで
「末吉の携帯には金正恩の電話番号が入ってますからねぇ」
などとジョークを言ってたので、彼の番号を保存する時に名前を「金正恩」と入れたのだが、
彼から電話がかかって来ると「金正恩」と表示されるので心臓の鼓動が速くなってしまう(笑)
さてそんな御一行、スキーをすると言うならワシも10年ぶりに滑らねばならんじゃろうということでウェアーをレンタル!!
いや〜金正恩はいるわ内田裕也はいるわのわけのわからない団体となっております(笑)
内田裕也役の大きな仕事は「ロッケンロー」ではなくメシの段取り。
前日は「肉のコース」だったので次の日は日本食がいいと言うので探しまくる・・・
しかし周りには「レストラン」というものがない。
仕方ないので近くの温泉旅館に片っ端から電話して、
「食事だけで利用出来ませんか」
と聞きまくる。
しかしどこもそんな営業はしてないのよね〜
「金ならいくらかかってもいい!!一番いい日本料理を食わせてくれ!!」
とまくし立てる。
実際「金に糸目はつけないから一番いいものを」というオーダーなのだ。
全ての旅館に断られたが、
ひとつだけ「木戸池温泉ホテル」というところだけがそのオーダーに応えてくれた。
ここの女将さんが実は娘が爆風のファンだったらしく、
「高校生だった娘を車で長野市民会館まで送って行ったわよ」
と語ってくれた。
女将さん、無理言ってすみませんでした。
御一行とても大喜びでした!!どうもありがとう御座います。
次の日は最終日。
ワシの身体は10年ぶりのスキーでハンパない筋肉痛!!
使う筋肉が違うじゃろうということで途中スノボに乗り換えたら、
結局は最後には全身くまなく筋肉痛!!(>_<)
午後は滑るのは諦めて、
スキーをしない奥様方を「野猿公苑」に連れて行った。
温泉に入る猿が見れるというのだが、
なんと車では入れずに30分山道を歩かねばならない(>_<)
全ての筋肉が死んだ頃、初めて見た!!
本当に猿が温泉に入っていた!(◎_◎;)
いや〜まだまだ知らない日本の名所ってあるんやなぁ・・・
奥様方も大喜びで、
LuanShuの奥さんに話によると、
弁護士さんもこの辺が気に入って、
この辺に家を買おうとかいう話である!(◎_◎;)
買うんだったら管理とかどうすんの?
とLuanShuに聞いたら、
「あ、あの人ね、世界中どこ行っても気に入ったらすぐに家買って、
自分でもどこに家買ったか忘れてるような人だから気にしなくていいよ」
とのこと・・・
どこまで金持ちやねん!!!(◎_◎;)
さてこの日は今度はその弁護士の奥さんの誕生日!!
「昨日の日本料理がいいな」
と言われるが、運悪く「木戸池温泉ホテル」は休日(>_<)
仕方ないのでホテルのレストランで牛肉しゃぶしゃぶコース!!
もうね、りんご食べて育った「りんご牛」とかね、
また一食10万円超え!(◎_◎;)
でもね、まあ喜んでもらえたらそれでいいのよ。
お金で「幸せ」を買えるなら安いもんかと思い出して来た。
そしてワシは次の日の朝一番のバスで長野駅まで出て、
名古屋空港から上海に飛ぶ。
彼がわざわざ早起きして見送りに来てくれた。
監督と彼らはタクシーをチャーターして野沢温泉に向かい、
弁護士さん一家は金正恩の運転で成田に行って香港に飛ぶらしい・・・
ワシは上海ー無錫ー蘇州ー連雲港ー青島とひとりドラムでツアー回ってから北京に帰る。
ちなみに青島はLuanShuの故郷である。
「え?青島行くの?
俺、旧正月に青島に里帰りしてないから行かなきゃと思ってたんだ。
じゃあ22日に北京帰ったら青島で合流しよう!!」
また続くんですね・・・(笑)
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2015年8月24日
酒屋が経営するライブハウス!(◎_◎;)
先日「ひとりドラム」で呼ばれて西明石に行ってきた・・・
ところがチラシに載っている住所の辺りに来てもライブハウスらしきものはない・・・
あるのは同じ名前の酒屋さんである。
ちなみにこの酒屋さん、
よくある「立ち飲み」ではなくちゃんと座って飲めるカウンターや、
奥の方にもちゃんとテーブルまである!(◎_◎;)
なんとライブハウスはこの酒屋さんの奥に入って行った地下にあるのだ!(◎_◎;)
ちなみに楽屋も居酒屋!(◎_◎;)
カウンターまであってちゃんと営業出来るようになっている・・・
その隣はバーベQ場があり、打ち上げはもちろんここ!!!
いや〜ライブ会場も含めて全ての場所での酒はオーナーである酒屋さんで買うのだからなかなかよく出来たシステムだと思うぞ・・・(笑)
(もちろん原価で買うのだからリーズナブル!!)
本当にいい会場でした!!
またやらせて下さい〜
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2015年6月 3日
これが大手旅行会社の仕事ぶり(涙)
ことの始まりは小畑秀光が参加することになったこのイベントである。
もともとは6月20日がマグロ漁船の初演予定で、
もう一ヶ月もないというのにまだ決定が出なくてこのイベントのオファーをずーっと保留にしてたのだ。
老呉(LaoWu)から
「まだ決まらないのか?主催者から矢のような催促が来てるんだよ」
と泣きが入る。
もう業を煮やしたワシは
「マグロ漁船の初演はもう一ヶ月もないんだからボツるでしょ。
主催者には取り敢えずOKだと返事しといたら〜」
と答えていたのだが、
「Funky〜中国のイベント事情を甘く見てはいかん。
大きなコンサートでも一週間あったら作っちゃうんだから」
と言われる。
しゃーないな〜ということでマグロ漁船の主催者と話し合い。
「実現の可能性はどうなの?もし無理ならこのスケジュール入れるし〜」
ということでマグロ漁船延期が決定してこのイベントが確定したというわけだ。
さて、そうなると既に北京にやって来ているワシと渋谷有希子はいいのだが、
小畑秀光をこのイベントのために日本から呼び寄せなければならない。
いつもはskyscannerというアプリを使ってネットでチケットを取るのだが、
今回はそこでの最安チケットは韓国でひと晩乗り換え待ち・・・
まあ小畑なので空港で数日暮らせと言っても暮らせるだろうが(笑)、
ただでさえ飛行機が怖くてたまらない男なので直行便を何とか取れないかと探していて某社のサイトに行き着いたわけだ。
ただこのサイト、以前もチケット購入の時に「空席あり」と表示されてるのに、
実際にそこをクリックしてカード情報を入力して最終的には「チケットがありません」と出る。
また探すと同じチケットが出て来て、
何度も何度もめんどくさいカード情報を入力した後に「チケットがありません」と出るので電話をかけてどうなってるのか聞いた。
「実際にチケットがなくなりましてもネットにはまだ反映されてない状態のようです」
・・・ってそれじゃあ「最新情報じゃないやろ」っつうことでそれからあまり使ってない・・・
ところが今回はskyscannerでさえ見つからなかったパキスタン航空のチケットがある!!
というわけでポチり!!
見事にチケット手配完了というわけで一段落してたのぢゃが、ここで少し胸騒ぎ・・・
いろんなチケットサイトでいろんな入力の方法があるが、
このサイトではワシのアカウントで入って、
搭乗者の名前を小畑秀光に変更、
パスポートナンバーを小畑秀光に変更、
しかし年齢やら他の情報をデフォルトから変更出来ないのだ・・・
まあパスポート番号と名前が合ってれば乗れるかなと思いながら、
一抹の不安があるので一応問い合わせフォームに「大丈夫ですかねえ」と入れておいた。
しばらくして国際電話が鳴る。
出そびれたが知らない電話番号なのでほっておいたらまた鳴る。
今度は出たら某社だった。
「ローミングで国際電話になってるのでメールでお願い出来ませんか」
と言うと、
「メッセージをお送りしましたがご覧になってないようですのでお電話しました。
当サイトでは代理購入は出来ませんのでお申し込みは無効です」
と言うので
「じゃあメールチェッックしてみます」
と言って、受けた方も払わねばならないめちゃ高い国際電話を切ったが、
ところが迷惑メールも全て探したが某社からのメールは届いていない。
サイトに行ってみれば「お知らせ」というところに何本かメッセージが溜まっている・・・
こんなお知らせなんか今まで一度も見たことないぞ〜・・・
そこに送られて来たメッセージが
「お問い合わせ頂いた件についてですが、あいにく弊社オンライン予約では、代理予約はお受けしておりません。
残念ながらこちらのご予約は無効でございますので、ご搭乗者様のお名前で会員登録をして頂き、新規でご予約をお願い致します。」
「代理購入出来んのやったらどうして搭乗者のパスポート情報や名前まで変更できるようにしとるん?」
という疑問が頭によぎりながらも、
「しゃーないなぁ〜」
というわけでわざわざ小畑秀光のアカウントを作る。
緊急連絡先をワシにしたら「続柄」を聞かれるが、
思わず「父親」とでも書いておこうかと思ったが取り敢えず「友人」にしとく(笑)。
同じチケットを探すが既に高くなってしまっている(>_<)
まあ韓国で一晩野宿させるのも気の毒なのでポチる!・・・
・・・がここで全く同じカード情報を入力しても受理されない!(◎_◎;)
無効となったワシのアカウントで取ったチケットのカード決済を取り消しているせいだろうか・・・
取れないなら仕方がない・・・
某社には取り敢えずクレームのメッセージを送って、
いつもお世話になっているタイリクトラベルにチケットをお願いした。
いや〜リンク貼るために初めてHPを探したが、
20年間いつもメールでチケットお願いしているので知らんかったがネットでも予約出来たのね(笑)
20年付き合ってるので担当者ももう3人目、
いつもミャンマーやらベトナムやらのめんどくさいアジアツアーの周遊券や、
去年の青島の大仕事のためのビジネスビザもここに取ってもらっている。
同じパキスタン航空の便をお願いしたら何と某社よりも安い!!!(◎_◎;)
最初からここに頼んでればよかったのよね〜
というわけで一応「無効」なら他でチケット取ったことを知らせとこうと思ってまた某社のページに行って、またわざわざ「お知らせ」ボックスを開いてメッセージを送ろうと思ったら某社より・・・
「弊社より改めて交渉させて頂き、今回に限り特別にこのままご予約を承ります。」
更にはもう既に発券してしまったのでマイページで確認しろ、と・・・
え?・・・ワシのクレームの中の
「予約したチケットの搭乗者を変更するだけです。何とかなりませんか。」
という一文で「商取引きが成立した」と判断したの?・・・
「すみません、もう他でチケット取りました」
とメッセージ送ると
「キャンセルするならキャンセル料2万円かかります」
と・・・!(◎_◎;)
かなりカチンと来てまたクレームを送るが、
よく見るとここから担当者名が変わっている。
恐らく上司が出て来てクレーマーに対してガツンと言ってやろうということなのだろう・・・
送られて来た返事がこれ(要点のみ抜粋)
----------
弊社と致しましても、
・お客様からのご依頼に対し、ご予約を承る案内をさせて頂いていること
・契約の成立時期は弊社より予約を承る案内が到達した時点であること
・弊社からの案内は数時間以内に行われていたこと
から、本契約は成立しているとの認識でございます。
----------
JASRACと血みどろの訴訟を戦っているワシに向かってこれ?・・・(涙)
いや〜ここ数年裁判用の山ほどの反論文を書いているワシは
さすがについ戦闘モードに入ってしまいそうになる。
「弊社からの案内ってそもそもこちらからそちらのサイトまで見に行かねば見れないアレでしょ?
無効だと言う時にはわざわざ国際電話かけて来て、
実際に人様の金を引き落とす時には何の確認もせずに引き落としてしまうの?」
など書いて送ったが、みなさんはどう思われますか?
まあ担当者は既に発券してしまったのだから飛行機会社に対してキャンセル料がかかる。
会社は払う義務はないからあんたが支払えということやろうな。
こうなって来るとカード情報を取られてていつでも引き落とせる立場って強いな。
まあこのまま揉めてても仕方がないので
果たしてこの日本最大手の旅行会社が上記のトラブルにどのように対処したかを
次の小畑の渡航記の際にまたご報告することにしよう・・・
小畑よ、次から自分でチケット取れ!!(笑)
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2015年3月28日
深井克則 in SOMEDAY
JAZZ界には私の数多くの「師匠」がいるが、
深井さんは中でも「ラテン」というものを私に叩き込んでくれた師匠である。
自叙伝の中でも出てくるMemoriesという曲の共作者でもある。
深井さんがこのイントロとサビをつけてくれてこの曲が「JAZZ」になった。
キャンピングカーで一緒にツアーをやって、
まあ殴られまではしないが、怒鳴られたり叱られたりしながらワシを鍛えてくれた・・・
深井さんがいなかったら
今だに「ラテン」なんて叩くことなど出来なかっただろうし、
五星旗の「炎の靴」なんて曲も生まれることはなかっただろうし、
中国では「红舞鞋」なんて曲も生まれることもなく、
ワシがタダでMTVに引っ張り出されることもなく、
このアイドルが海南島に家を買うこともなかっただろう(笑)
そしてSOMEDAY!!
このJAZZクラブのマスターもワシをしごいてくれた。
この店がなかったらワシはJAZZなんぞ今だに叩くことはなかっただろうし、
和佐田が今のようにセッション狂いになることもなかっただろう・・・
嫌がる和佐田を誘って始めたブレッカーセッション。
それを見に来た当時日本で活動していたBEYONDの連中。
ボーカルの黄家駒は
「凄いよ、本当に凄い!!毎月やってるのか?次も必ず聞きに来るからな」
と言って帰らぬ人となった。
黄家駒が真っ白な世界で見てると思うからこそ、
今の今までこうしてドラムを叩き続けて来れたのかも知れない・・・
思えば中国のいろんなミュージシャンもここに連れて来た。
中国ロックの創始者「崔健(Cui Jian)」をはじめとして、
そのバンドのパーカッションの刘效松(Liu XiaoSong)や、
今では中国のJAZZマスターになってしまったサックスの刘元(Liu Yuan)、
マダガスカル人のエディーのギターにはマスターも
「何やこいつ、むっちゃファンキーやなぁ」
と喜んでいた。
今では中国最高峰のJAZZピアニストとなった金佛(Jin Fo)は当時はまだそんなにJAZZが弾けなかったのを無理やりステージに上げて、
偉そうに人を引っ張り上げてるワシの方が全然叩けなくて恥をかいたりした・・・
そんな中国ロックにも縁が深いSOMEDAYで深井さんがライブをやる、
しかもこの日は中国からマグロ漁船のプロデューサー馬上又が来日する・・・
「バスにでも乗って八王子まで自力で来てや〜」
という段取りだったのだが、
彼もピアニストだし、深井さんのピアノを見て欲しいのもあり、
ワシ的には深井さんとドラムの岩瀬立飛さんというのを見たいというのもあり、
羽田まで迎えに行ってそのままSOMEDAYに連れて来た。
ブログなので勝手に偉そうに言わせてもらうと、
ここまでキャリアを積んだら別にロックでもJAZZでも「これは叩けんな」というものはない!!(キッパリ)
ところがこの岩瀬立飛さんという人はワシにとって「別格」なのだ。
音楽的に深いというか、
ワシやこーぞーさんなんかがどれだけしゃかりきに叩いたところで、
この師匠の足元というか手のひらにも乗ってない気がするような何かがあるのだ。
JAZZは(というより「音楽は」なのだが)一生勉強だというが、
この歳になってもやはり日々勉強である。
そんな中で数年前立飛さんのとあるコメントを見た。
国府弘子さんというピアニスト(これまたワシの師匠なのだが)の書き込みに対するコメントで、
JAZZにおけるインプロビゼーションの極意を書き込んでいてなるほどなと思った。
あまりに古いコメントなので探しきれなかったが、
確か国府さんが「たっぴーとやると自分が上手くなったように感じる」という発言に対して、
「インプロビゼーションというのは単にフレーズを受けてそれに答えるというだけではなく、
どのようなインプロビゼーションをさせるかということを考えて叩くからだよ」
と、上手く言えんがそのようなことを書かれていて目からウロコだったのを覚えている。
三好三吉さんと納浩一さんとのセッションの時、
納さんが、
「ひとつのフレーズを入れる時には何らかのアクションがある」
というのを聞いて、
JAZZにおける「反射神経」というのは「運動能力」ではなく「経験値と知識」だと知った。
もちろんこの段階でワシはまたひとつ階段を上って上手くなっている。
そして立飛さんのコメントでまた新しいことを知り、そのプレイを三科かをりさんの結婚式の時に初めて聞いた。
いや〜・・・ワシには叩けんわ・・・(>_<)
たいがい「人間が叩いてるもんやから叩けんものはない!!」をポリシーにして来たが、
これは「プレイ」とかいう次元のものじゃなく、
「空間をどう切り取るか」みたいなある種の「芸術」で、
ロックが「生き様」で、ワシなんかが、
「ほらワシの生き様見てみぃ!!お前らにはまだまだ叩けんな!!」
と言ってるのとまた全然違う世界のものなのである。
この日の3拍子のドラムソロ・・・
縦横無尽に3拍子と4拍子を行ったり来たりしながら、
ああこの人にはもう「何拍子」というのは関係ないんやな・・・
と感じたりした。
立飛師匠・・・さすがですわ・・・
そして深井師匠、またええもん見せて頂きました!!
馬上又もむっちゃ感激して、
是非上海のジャスフェスに出て欲しいということなので、今度是非中国に来て下さい!!
さてええもん見せて頂いて、私は今日から2週間マグロ漁船のリハです〜
「ロック」頑張ります!!
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2015年2月25日
ふたりの市長さん
Tokiwa Musix Campと題して高松トキワ街のいろは市場跡で寝泊まりしている。
文字通り「キャンプ」である。
一緒に同行している「さぬかる」という地元メディアがワシの書くべきことを全部ブログにしてしまったので、ここでは坂出市長と高松市長の話を書きたいと思う。
前々から公言しているように、ワシは政治と宗教にだけには首を突っ込まないようにしている。
なんかこの「ファンキー末吉」が、いつの日か政界に立候補したり、
何々宗教の広告塔になったりしたらそれこそキモチワルイではないか・・・
しかし政治や宗教も生活の中に必ず接点はあるもので、
宗教も中国にはイスラム教の友達が多いからびっくりするような出来事を体験して人に言いたくてうずうずしたり、その程度のことはするし、
政治(というほどのことでもないが)に関しては、
実は今回表敬訪問した坂出市長は幼馴染である綾和也の親戚で一緒に飲んだことがあるし、高松市長はなんと中学の同窓生なのである!!
そんな「縁」もあってお二人を表敬訪問して来た。
まずは坂出市長の綾宏さん!!
もう十数年ぶりであるがお変わりなく・・・
相変わらずの中国ジャージに身を包んでかなりかしこまっているが、
この日の表敬訪問は地元メディアも入り、
秘書課の職員さんがニギニギしく司会などをされながら進行するのでどうしてもこのようになってしまう。
ちゃんと進行表も用意されているし・・・!(◎_◎;)
「贈呈品の交換」というコーナー(?)があり、
ワシからは出版したばかりに自叙伝と、「坂出マイラブ」の入った「爆風トリビュートおまけComplete」を贈呈した。
「ああ、あれな。YouTubeで見たがな、もうすぐ消えますいうて・・・」
あ、綾市長自らこの曲を聞いて下さってたとは!!!!(笑)
綾市長からは讃岐でしかとれない珍しい石「サヌカイト」で出来た民芸品を頂いた。
サインにスヌーピーのハンコ!!(◎_◎;)
なんと綾市長、大のスヌーピー好きらしい・・・(笑)
まあこんな気さくな方だからだろうが、
綾市長とも親しいワシをここに連れて来たひとりのスタッフがこんなことを言い出す。
「今日はなぁ、実は綾市長にも是非何枚かチケット買うてもらおうかと思うて持って来たんや」
おいおい!!政治家にパー券売りに来てるんかい!!(笑)
まあ政治家のパー券(見たことないけど)に比べたら(おそらく)数分の一の値段のチケットである。
綾市長、笑いながら何枚か買ってくれたようだ。
それどころではない、次の日にTokiwa Music Campの会場(文字通りキャンプ場)まで慰問に来て下さった!(◎_◎;)
その話はまたあとで書くとして、
翌日は高松市長の大西秀人くんを表敬訪問した。
綾市長は「綾宏さん」で大西市長は「大西秀人くん」というのは別にナメてるわけでも何でもない。
やはり自分より歳上の綾市長と違って同窓生なので、
市長になったからと言っていきなり「さん」と呼ぶのはどうもちょっとこそばゆいのだ。
実はひとりドラムツアー唐津の時に知り合った「キャラバン」というステーキ屋のオーナー河上さんが佐賀市長の知り合いで、
佐賀市長にワシのことを話した時に、
「あ、ファンキー末吉さんなら高松市長の大西さんの同窓生や言うとったでぇ」
ということでFacebookで紹介してくれていた。
しかし失礼なことに同窓生にはもうひとり「大西」というのがいて、ワジはずーっとそっちとばかり思って勘違いしていた。
「末吉くん、それはもうひとりの大西や」
と本人から訂正されるまでずーっと勘違いしてたのだから失礼な話である(笑)
そんなこんなで表敬訪問の時は昔話ばっか!!
「大西くんは何組やったん?いやそもそも俺は何組?担任の先生って誰やったん?」
ってな話ばっかりして終わったような気がする・・・
何にせよ同窓生が政治の世界で頑張っているのは喜ばしいことである。
ワシも音楽の世界でもっと頑張ろうと気持ちを新たにキャンプ場(笑)に帰って来たらなんとそこに綾市長が慰問に来て下さった!(◎_◎;)
いや〜気さくな方である。
ひょっとしたら気持ちは同じだったのかも知れん。
「坂出の商店街もなんとかならんかのう・・・」
トキワ街なんてまだいい方である。
ワシが生まれ育った元町名店街などそれはそれはひどいもんである。
ワシのお部屋も見てもらった。
市長曰く、
「私はキャンプとか好きなんで全然大丈夫ですよ」
すかさずくだんのスタッフ!!
「みんな、聞いた〜!!市長もここに泊まり込んでくれるらしいでぇ!!」
持つべきものなのか友達も大変である(笑)
市長は笑いながら退散した。
綾市長、差し入れありがとうございました!!
大西市長、同窓生を代表して世のため人のために頑張ってや!!
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2014年12月30日
高松の商店街「トキワ街」を救え!!
「今会議中なんですが・・・」
と香川県在住のHさんからメールが来た。
トキワ街がもう寂れてしまって何とかせないかん。
これはもう「ロックで街おこし」しかない!!
「それやったらここ出身のレジェンドがおるやないですか!!」
というわけでワシの名前が出たということらしい・・・
レジェンドって・・・(笑)
まあ人様のお役に立てるなら内田裕也にでも何でもなりまっせというわけで、
クリスマスイブにひとり成田へと向かった・・・
知らんかったのぢゃが成田ー高松って、
春秋航空、ジェットスターと2つも格安便が飛んでるのな・・・
年末のこの時期に突然チケット押さえ、
それでも行きは7000円、帰りは1万円かかったが、
うまいこと取れば最安700円で高松行けるらしい(驚)
まあ八王子ー成田こそが成田ー高松より遠いのじゃが(>_<)、
それでも何とか高松空港にたどり着いた。
そのままトキワ街の事務局で会議・・・
しかしまあ、集まった人が濃い人ばっか(笑)
聞けばこの「トキワ街」というのは元々は興行の街で、
あぶれ者などが集まって興行などを興して始まったという歴史があるらしい・・・
香川県の県民性に「人と同じことをやるのが美徳」というのがあり、
ワシはそれに弾き飛ばされろように東京、そして北京へと追いやられた人生であったが、
そんな街があったのならまかり間違えばワシはそこで生きてたかも知れんなぁ・・・
同じ商店街でももっと北側の丸亀町はファッショナブルなビルなどが立ち並んで復興が大成功したが、
それに反してどんどん寂れてゆくこの商店街を復興させるのは、
「興行の街なんだから興行、つまりロックで復興じゃ!!」
とその「あぶれ者」達が声高に叫ぶ・・・
ちなみに「ロックとはスピリッツのことで、それをひょっとしたらバイオリンで表現するかも知れない」と企画書には書いてあった。
なるほど・・・
「そう言えば潰れましたけどトキワ街にはひろめ市場みたいなんがありましたねぇ・・・」
高知で大成功した屋台村「ひろめ市場」を真似て姫路、そしてここトキワ街でオープンした屋台村はどちらも大失敗に終わって閉店を余儀なくされたと聞く。
「あ、それ立ち上げたん私です!!」
中心人物のIさんが手を挙げる。
げっ!!
「実は姫路のも私です!!」
げげっ!!
ちなみに高知のひろめ市場も立ち上げたという高知人のIさんが中心となってこの「あぶれ者」達を仕切っている。
とりあえずその市場跡地を見に行ってみた・・・。
一角はイベントスペースとして再利用されているが、
ほとんどのスペースは遊んでいる。
その規模なんと1000平米(驚)
これが5フロアーに渡ってほとんど使われてないのだ!(◎_◎;)
これを自由に使っていいならどんなことでも出来るぞ・・・
そこでいろんな意見の交換をするのぢゃが、
基本的にこの「街おこし」、基本的に「施し」を受けるのではない、
「商店街が貴方の夢を叶えます」
というポリシーがあるという。
「何かやりたいことがあるなら、商店街がそれを実現出来るように一緒に頑張りましょう」というもの・・・
「あぶれ者」のひとり、スタッフのNさんは本当にこれで自分の夢が3つは実現したという・・・
ワシなら何をやる?・・・
不利な条件をいろいろ挙げてゆけばキリはないが、
好条件を探してゆけばこれはこれでいろいろある。
まずうまく行けば東京から700円で飛べる格安航空、
そして大阪からもバスで3000円、
フェリーを使えば神戸から1000円ちょいで来れる。
日本国内だけではない、春秋航空は上海からも飛んでいるので中国からのアーティストの招聘も可能である。
丸亀町と違って予算はないので、「あぶれ者」らしく金のかからないことを考える・・・
商店街のど真ん中に面した1000平米の店舗跡があるのだから、
商店街沿いでフリーマーケットなども出来る。
屋台村がそのままの形で残ってて厨房施設もそのまま使えるのだから料理も出来る。
商店街でストリートパフォーマンスも出来るし、
イベントスペースがあるのだからその中で大音量のロックコンサートも出来る・・・
ワシのスケジュールを見るに、
田川くんのスケジュールがNGのためマグロ漁船が出港出来ない2月20日から3月1日までがぽっかりと空いている。
よし、この10日間でトキワ街を「ロックの街」にしてしまえばいいのだな!!
日本全国からアンダーグラウンドロックバンド、
Jazzのミュージシャンやフォークの弾き語り、
ジャグラーやフリマだけで食ってるヒッピー(おるんか?今の時代・・・笑)なんかを集結させればよい!!
・・・ってそうなると宿泊代だけで足が出てしまうなぁ・・・
まてよ、この「いろは市場」跡・・・
この1000平米の広大な敷地や設備は自由に使ってもいいと言うのなら・・・
よっしゃ!!バンドの仮眠施設を自分らで作ってしまえ!!
(もちろんバンドの皆さんが自分で工事して作るのです!!)
幸いながら屋台村だったのだからトイレはあるし、
現在もなお冷暖房設備は健在である。
シャワー設備はないが、厨房があるのだから水はけはいいはずなので、
簡易シャワーを作るところから始めれば何とか仮眠は出来るぞ・・・
屋台村の厨房があるのだから自炊も出来るし、
ワシが鍋を振ってまかないを作ってやることも出来る・・・
10日間毎日昼間は工事、夜はストリートパフォーマンス、
最終日はイベントやって目標500人集めよう!!
もちろんその10日間で地元に根付いて一生懸命プロモーションして、
イメージソングを作って欲しい商店があれば歌を作ってやりーの、
それをその商店の前で歌ってやりーのチケットも置かせてもらいーの、
チラシを配りーの夜には慰問に来てもらいーの差し入れしてもらいーの・・・
2月28日が土曜日、3月1日が日曜日なので、
とりあえずここのイベントスペース「トキワ劇場」を2日間仮押さえしました!!
中国からは寧夏回族自治区の星布衣楽隊の老呉(LaoWu)をブッキングしました。
なんか最近ずーっと彼の同行取材してる寧夏電視台の人たちも同行取材でやって来るという噂・・・
トキワ街が寧夏で有名になってどうする!!(笑)
是非地元テレビ局の同行取材も求む!!
商店街の向かいには高松FM815のサテライトスタジオ
この放送局は絶対一緒にやってもらわないかんな!!
さもなくばワシが毎日嫌がらせに行く!!(笑)
県外のバンドが10日間サバイバルするのも大変やから、
これは是非地元のアマチュアバンドの人たちにも集結してもらわないかん。
聞けば香川県のアマチュアミュージシャンは500人以上いるのではという話なので、
地元出身のファンキー末吉がここで招集をかける。
全員集合!!!
楽器の人にはクリニック、バンドの人にはバンドクリニックなんかやってもええな。(名付けて「ロック寺子屋」)
当然最終日2日間のイベントには地元バンドにばんばん出演してもろて、
盛況になりそうやったらみんなが対バンしたい有名ミュージシャンを東京から呼んでもええぞ〜
そんなこんなでその期間は結構商店街も賑わうんとちゃうか?
文字通り「ロックの街」になるな!!
というわけで2月20日から3月1日まで、
名付けて「TOKIWA★MUSIC_CAMP」に参加できるバンド、
弾き語り、パフォーマンス、似顔絵、フリマ等々何でもOK、参加者募集!!
こちらにメール下さい〜
スケジュール、生活苦等のため後半のみ参加も認めよう!!
多くの参加者求む!!
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2014年11月25日
ひとりドラムin上田「王記茶屋」
こんないきさつで初めて訪れた上田。
今回は菅沼孝三に煽られてGETしたリズムトラベラーを持ち込んでのひとりドラム!!
伴奏音源再生用にベースアンプを王さんの中華料理屋に持ち込んで、
これで完璧に何も設備がない場所でもひとりドラムが出来ることが証明されました!!(凄)
何が凄いかと言うと、今後はライブハウスとかではなく、
街の片隅であろうが、一般家庭のリビングであろうが、
電源さえあればどこでもひとりドラムが出来るということです!!
お誕生日のプレゼントとかにファンキー末吉がお宅にお邪魔してドラム叩きますよ(笑)
はてさて、王さんとの20年ぶりの再会!!
(写真撮るの忘れた!!(>_<)
昔話に花が咲いたのぢゃが、
ワシは全然忘れてたんやけど、
あの頃黒豹の版権を買い取ろうとしてたのな・・・
王さんが「5万だっけ?」と言うから、
日本のみのライセンスだとしても5万円じゃ買えんじゃろ・・・
と思ったら「5万ドル」・・・!(◎_◎;)
当時のレートで800万・・・金持ってたんやなぁ・・・(−_−;)
もちろん金出してそれを元手に儲けようと思ってのことではない。
「彼らのためになれば」と思ってのことである。
何もなく金銭的な援助とかするわけにいかんからな、
日本でのライセンス権利買ってその金が彼らのところに行けばという考えだったのぢゃが、
よく考えたらその金は彼らんとこ行くんじゃなく台湾のレコード会社に行くからな・・・
まあ実現はせんかったけど、何とも自分らしいやり方だと笑ってしまった・・・
まあまだまだ自分が覚えていない当時のエピソードが出るかもな、
王さん、またチャンスがあったらお邪魔します〜
お世話になった地元の方々も本当にありがとう御座いました〜
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
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2014年10月27日
朝鮮学校のイベント
日本の至る所に朝鮮学校が存在していることは知っているが、
普通に日本人社会だけで暮らしていたら、そこに足を踏み入れたり、
ましてやこうしてそのイベントに出演する機会などは滅多にない。
ワシの場合この辺のおっちゃんおばちゃん達の知り合いが増え、
北朝鮮ロックプロジェクトがきっかけになってこのようなチャンスが増えて来た。
朝9時に学校に入ってみたら校庭には何とも立派なステージが組まれていた・・・
しかも客席にはテーブルまで並べられていて、
「飲むのか?飲むのだな!!」
という雰囲気満載である(笑)
ちなみにテーブルの高さがあまりにも低すぎるのではという疑問が頭をかすめたが、
この時点では「普通のテーブルの数が足りなかったのね」ぐらいにしか思わなかったのだ。
後にこれには長年のイベントによって培われた大きな理由があることが判明する・・・
テーブルには今日のプログラムと屋台で売られている食品等のメニューが貼られている。
食うのか?食うのだな!!(笑)
とりあえず屋台の営業が始まるまでに自分の物販売り場を確保!!
客も多いだろうということで全てのアイテムを大量に持って来た。
ちなみにワシは知っている。
このイベントで立ち並ぶ屋台には実は朝鮮学校存続の大きな役割があることを・・・
前回この学校を訪問した時に、あまりの生徒数の少なさにびっくりした。
6年生などは生徒がおらず、人数の少ない学年は他の学年と一緒に授業をする。
まるで過疎地の学校のようだが、
これも在日が5世6世の時代となり、民族教育の必要性が薄れて来たためなのか、
それよりも気になるのは、そうなると学費による収入がなくなるわけだから当然ながら学校自体の運営が厳しくなるわのう・・・という余計な心配が頭をかすめる。
ちなみに先生は朝鮮語で授業をするので、
少なくともネイティブに近い朝鮮語を喋れる在日の人とかに限られる。
決して本国北朝鮮から教師が派遣されるわけはないのだから、
「さぞかし人材不足やろうなぁ・・・」とまた心配もしてみる・・・
学校の3階にある資料館にはこの学校の歴史が写真と共に綴られているが、
それを見るとまさに「日朝間の政治に振り回されて来た学校」である。
歴代の大阪府知事の歴史の中ではこの学校に多額の援助をした時代もあったし、
ご存知のように橋下知事はその援助を一切カットした。
横山ノックの写真もあったので横山知事の時代は援助をしていた方なのだろう・・・
ここで日本国の税金を使って朝鮮学校を維持するべきかどうかの議論をするつもりはない。
大阪府民が選んだ代表者が自分たちの民意を反映すればそれでいいだけの話である。
ただおっちゃんおばちゃん達は何とか自分たちの母校を存続させようと思っている。
そこで考えついた・・・というか自然発生的なのかどうかはわからんが、
父兄や卒業生たちが自分とこの食材などを持ち込んでそれをここで売って、
そのお金を学校に寄付して存続して来たのだと言う・・・
アジア的というか大阪的というか、その発想の面白さや、
おっちゃんおばちゃん達の母校も大変なんやなぁという思いもあって、
ワシも仕入れ値がかからないいくつかの物販の売り上げは寄付することにした。
本当は一番ピンポイントであるこの本をそうしたかったのだが、
本の場合はお金を払って出版社から仕入れるので、
この学校の運営のみならずうちの家計も大変なのでそれは通常に売らせて頂いた・・・
昼頃になると会場にはいい匂いが満載して腹が減る・・・
朝鮮独特のメニューで言うと、まず代表的なチジミ!!
日本ではちょっと珍しい(沖縄ではあるそうだが)豚足のおでん!!
定番のキムチ・・・
やはり定番の焼肉・・・
え?焼肉?・・・焼肉ってどうやって焼くの?売店で焼いてくれるの?・・・と思ったら・・・
何とこの低すぎると思ったテーブルは七輪を置いてちょうどよい高さなのだ!!(驚)
さすがは何十年の間に培われたこのシステム・・・
ちなみに七輪には学校の名前が書かれている七輪もあり、
長年のこのイベントの歴史が伺える・・・
・・・ってか焼肉焼きながら見るイベントって珍し過ぎるやろ!!(笑)
生徒たちの出し物に続いて焼肉の煙の中でワシの出番!!
叩く前は飲めないからこの匂いが大変なのよ・・・(笑)
そうそう、ワシのつぶやきやFacebookの投稿を見て、たまたま大阪にいた落合みつを君がかけつけてくれた。
いや〜勇気あるなぁ・・・
「朝鮮学校」と聞いただけで「怖い」という人や、
ワシがこんなおっちゃんおばちゃんと仲良くしてただけで反感を感じる日本人もいる中で、
わざわざこうして自分から飛び込んでくる歌手もいるんやなぁ・・・
というわけで、せっかくなので一緒に1曲歌ってもらう!!
一緒に連れて来たベースの浅田くんは多少ビビってたらしいが(笑)、
いや、みんな来てみたらええんやと思うよ。
実際自分の目で見てからいろんなことを自分で考えればいい。
見えてない部分が多くて論じることがいろんな問題を生んでいるというのも事実やしな・・・
ちなみにベースの浅田くん、新潟から大阪に引っ越して来てまだ1ヶ月で友達もまだ出来てないと言うが、日本人の友達より朝鮮人の友達の方がいっぱい先に出来たな(笑)
そしてこのイベントでワシが一番やりたかったこと。
平壌6月9日高等中学校軽音楽部のみんなと作ったムルムピョをこの朝鮮学校の子供たちとコラボして歌ってもらうことである!!
あれからもう7年・・・彼女たちとまた会ってこの曲を演奏することは叶わないけど、
海を越えてその同胞たちに歌ってもらうのは感慨深い・・・
次には是非軽音楽部とかと一緒に演奏も生でやってみたいね。
他の朝鮮学校の人からも声かけて頂いたし、来年には是非!!
というわけでライブ終了!!食うぞ!!!
おっちゃんおばちゃん達、いろいろお世話になりました。
7時には酔いつぶれて終了致しました!!
この辺にはしょっちゅう来ますんでまた飲みましょう!!!
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
北朝鮮ロックプロジェクトまとめはこちら
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2014年10月23日
さようならSoftBank!!もう貴方とは付き合いません!!
iPhone6plusをゲットした。
もちろんSIMフリーである。
ワシのように海外に多く行く人間は日本のキャリアに縛られるわけにはいかんのよね〜
中国に行ったら中国のSIM、香港に行ったら香港のSIM、
タイやマレーシア、最近ではミャンマーでも手軽にSIMをゲット出来るようになったのでそれを挿せば現地で快適にネットや電話生活を送ることが出来る・・・
ところがワシはiPhone4sのまま5には行かなかったので、SIMはまだmicroSIMである。
中国の携帯電話機がmicroで、iPadも古いiPadなのでmicroだし、
ひとつだけnanoになってもややこしいなぁと思ってそのままにしておいたのだ・・・
ところがご存知のようにiPhone6はnanoSIMである。
中国では至る所でSIMをぱっちんと切ってくれるが、
日本では一応その行為は違法とされているようだ。
アホな法律ではあるが、
だから日本ではそれをサービスとしてやっているところはなく、
でもAmazonなんかではSIMカッターが堂々と売られてたりする。
ところがSIMカッターって買ってもその一回きりしか使わないので、
家を探してみると「通常SIM→microSIM」のカッターがごろごろ転がっていた(>_<)
これでまた「microSIM→nanoSIM」カッターを買って、
しばらく使わなくてそれがゴロゴロしてるのも悔しい。
何よりも一応日本国民として違法である行為をするより、
堂々とSoftBankに行ってSIMをnanoに変えてもらった方が早いと思って出向いて行った。
ところがSoftBank八王子の店員さんが言うには、
「ではプランがスマホーダイになります」
と抜かしやがる(怒)
「ワシ・・・別にネット要らんし、電話だけかけられたらええし・・・」
ちなみにワシのSIMは電話だけしかかけられないようにしているプランで、
月々980円である(安い!!)
ネットはWiFiルーターで接続する。
これがSoftBankのやつで、最初の頃は「速い」と喜んでいたが、
使ってるうちにやはり「つながらない」「パケ詰まりする」など不満が続出(>_<)
そうなると月々3880円は高いなと思いつつ、
2年縛りという恐ろしいシステムのおかげで今では娘に使ってもらっている・・・
今ではiijというdocomo回線を利用するSIMで月々1000円ちょいである。
2年縛りが解けたらこんな糞ルーターなどぶち捨ててしまってこれ一本にすれば月々の通信費がどれだけ安く収まるか・・・
まあここでSoftBankにまた月々5000円だの、
安いプランでも月々3000円だののプランに強制的に変更されたのではたまったもんじゃない。
「プランを変えずにSIMのサイズだけ変えてくれたらそれでいいんですが・・・」
ところがこんな簡単なことが日本という国では出来ないのである。
「いえ、必ずスマホーダイのプランになってしまいます」
激怒!!!!!
ネットで調べたらこれは代理店が儲けるために嘘を言ってるという話も出たが、
実はMNPでSoftBankのオペレーターに聞いてみてもそういうことらしい。
上に政策あれば下に対策あり(中国の諺)でいろいろ考えてみる・・・
「ではしばらくその3000円だののプランを使ってみて、
ダメだったらまた元の大きさのSIMで元のプランに戻してもらえますか?」
ワシのこのシステムの唯一の欠点はこの980円プランでは携帯回線から添付ファイル(例えば現在地情報とか)を送れないことである。
ちょっと使ってみてよかったらずーっとそのプランでもよいかもと思ってのことである・・・
ところが店員さんの返事は凄まじかった。
「プランを変えたら最低でも2年間はそのプランになってしまいます」
まあそれは2年縛りなので仕方がないかとも思うが、
「ホワイトプラン自体が今年で終わってしまうので、来年からは全ての契約はスマホーダイとなってしまいます」
まあ今ホワイトプランの人は何も変更しなければ継続のままでいいと言うが、
これにはワシは心底頭に来た!!
これって例えて言うとこういうことではないのか・・・
ワシはここのラーメンが好きでずーっとこのラーメン屋に通っていた。
ラーメンの値段は980円である。
ところがこのラーメン屋がいきなりこう言いだした。
「ラーメンだけのメニューはありません!!
必ず餃子とラーメンとビールのセットになってしまいます!!
値段は合わせて3000円です、お得でしょ!!」
お得でも何でもない!!
ワシはお前んとこにラーメンを食べに来ているのだ。
餃子とかビールとか要らんし!!
同様にSoftBankには万が一かかってくる時のために電話番号だけが必要で、
その他の繋がりにくいネットとか要らんし!!
餃子とビールが飲みたかったらワシは他の店に行く!!
お前んとこにはラーメンだけを食べに来てるんじゃ!!
お前んとこも電話会社やったら電話回線だけを売れ!!っつうこってある。
SIMカッター買って来て、
もしくは次に中国に行った時にカットしてもらえば今まで通り使えるのであるが、
このままこんな会社と付き合うのがほとほと嫌になったのでMNPでiijに乗り換えることにした。
音声付きSIMで月々1600円!!
来月には今のiijのSIMを解約して、
SoftBankのルーターも解約すればデザリングも出来るしこれだけでよいではないか!!
ネットで注文したらSIMが届くまで電話が不通になってしまうので、
即日乗り換えが出来る都内のビックカメラに行ってきた。
案内のお姉さんがもの凄い親切で好感が持てる。
いろいろ手続きをして30分後にはSIMを渡してくれるというので飯を食ってまたビックカメラに戻って来た。
もらったSIMをiPhone6に挿してちゃんと通話やネットが出来るか確認・・・
「APN設定はお済みですか?」
さすがプロ、iijのSIMは自分でAPNを設定せねばならないのだ。
「済んでますよ〜OS8から手動で出来なくなったんですよね〜
プロファイルをDLしてやりましたよ〜」
など無駄話を叩く。
「あら、お詳しいですねぇ・・・」
に答えて、なぜこんな発言をしたのか自分でも不思議なのだが・・・
「はい、週刊アスキーに連載してたりもして、デジタルにはちょっとウルサいんです」
そこでその店員さんが思わぬ発言をした。
「そうだったんですか・・・八王子のお店には一度伺ったことがあります」
え?!!!
呆然とするワシに店員さんがちょっと慌ててこう答えた。
「はい、私・・・渡辺英樹さんが大好きで一度ライブを見に伺ったんです・・・」
おいおい、昨日の夕方まで一緒におったがな・・・
というわけで今日のライブには仕事のため来れないそうだが、
今月のライブには是非どこかで見に来て欲しい!!
ツアーお疲れさんライブ
10/23(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A
http://www.livebarxyz.com
開場:18:30 開演:19:30 当日のみ4000円(+ミニマム1000円の飲食代が必要です)
都内近郊ツアー
10/28(火)さいたま新都心Heaven's Rock
http://www.heavensrock.com/index.html
開場:18:30 開演:19:00
前売3500円当日4000円
10/29(水)新宿Wild Side Tokyo
http://ws-tokyo.com/
開場:18:00 開演:18:30
前売3500円当日4000円
10/30(木)柏Thumb Up
http://www.kashiwa-thumbup.com/
開場:17:00 開演:17:30
前売3500円当日4000円
10/31(金)熊谷Heaven's Rock
http://www.heavensrock.com/index.html
開場:18:00 開演:18:30
前売3500円当日4000円
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2014年10月16日
上田ライブ決定!!
こんないきさつがあって上田でひとりドラム出来るところを探していたのだが、
さすがはFacebook、地元の人がライブハウスを紹介してくれて11月23日にまずライブハウスでひとりドラムが決定した!!
ひとりドラムin上田
場所:上田Loft
17時半開場18時開演
チャージ:2000円(ドリンク別)
地元の対バン大募集!!(こちらへメールを)
30分ぐらいの演奏で、ノルマはありませんが10人ぐらいのお客さんは呼んでくれるバンド求む!!
アマチュアコピーバンド、おっさんバンド大歓迎!!
終演後はファンキー末吉と飲みましょう〜
そしてこれだけではない!!
やはり当の王さんところでライブが出来ないものか・・・
地元の人にどんなところかリサーチに行ってもらった。
その結果がこんな感じ・・・
王さんとお話ししてきました。
「おっきなホールでライブ出来るヒトが、なんでこんな所で叩かなきゃいけないんだろうねぇ」
って言ってましたよ(笑)。
「うちは狭いから、この角にドラムをセットしたら、20人くらいがやっとかな。」
「この店で大音量でロックは無理よ・・・」
そこでもっと詳しく近所の状況を調べてもらう・・・
所謂、"閑静な住宅街"です。
でも、敷地は広いし、お隣とはそれなりに距離もあるし、
「この位の音なら大丈夫。」って掛けてくれた音源はそこそこの音量でしたけどね。
というわけで「じゃあやっちゃえ〜やっちゃえ〜」ということに相成った!!(笑)
ひとりドラムと中国のお話in王さんのお店
場所:上田市上田1483の4「中国家庭料理 王記茶屋」
時間:15時頃から
チャージ:無料(数千円程度の飲食をお願い致します)
終演後夕方から中華料理を食いながら中国のお話を〜
中国のお話は最近はひとりドラムのフルメニューでも触れたりしているが、
そりゃ25年間あればいろいろ面白い話はある(笑)
特に王さんと私の共通の友人たち、
中国ロックの創始者たちのお話が盛り上がると思うな・・・
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2014年10月15日
尾道城2000万円で売ります?!
VoThMツアーが始まった・・・
初っ端は尾道!!
何故かと言うと渡辺英樹、丸山正剛のお二人が前の日に松山なので、
そこから近いところでということでブッキングした・・・
いや、早い話がワシ・・・この街が大好きなのぢゃよ・・・
ツアー経費の中で一番経済的に圧迫するのがホテル代なので、
四国や岡山などは無理してでも高知の実家まで帰り、
関西圏は大村はんとこに泊めてもらうというスケジューリングにするが、
尾道だけはゆっくりしたいということでホテルを取った。
安いところを探していたのだが、
何と偶然この尾道城の隣・・・
この白いビルがそのホテルなのぢゃが、
奥さんがタイ人であるというオーナーさんが建てたというこのホテル・・・
こんな山の中に素敵なタイレストランもあり、
残念ながら平日はランチをやってないということから今回は食べることが出来なかったが、
次回は移動日にでもここで泊まってタイ料理を食いたいなと思うような素敵なホテル・・・
部屋からは尾道の街が一望出来る・・・
素敵だぁ・・・
そしてお隣は尾道城・・・こんなに近くで初めて見たぁ・・・
聞くところによるとこのお城、2000万円で売りに出されているらしい(驚)
水道と下水は引かれてないらしいが、
そんなものは何とかなる!!誰か買わんか?!!!
ワシだったらガラス張りの天守閣の真ん中にジャグジーを置いて、
四方八方見下ろせる風呂場にするぞ!!(笑)
毎日タイ料理食えるし・・・2000万誰か貸してくれんかのう・・・返せんけど・・・(笑)
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2014年9月16日
働け!!心を豊かにするために!!
怒濤のアーリー爆風ツアーも終わり、
すぐにひとりドラムツアーにつながって、
気がつけばワシは24本連続ライブということになっているらしい・・・
いや、人はびっくりするけど別に大したことじゃないぞ。
好きな音楽やって少々でもお金もらって、
それで土地土地の美味しいもん食ってまた次の土地に行って・・・
理想の生活ではないか・・・(笑)
家に帰らないので嫁から自宅に届いた郵便物をどどんと渡されている。
そういうのをチェックするのが基本的に嫌いなので、
よっぽどヒマが出来た時にホテルでゆっくりとチェックするのだが、
そこで娘の大学の学費の振り込み用紙が出て来た・・・
60万!!!!(◎_◎;)・・・やっぱ私立は高いのう・・・(>_<)
支払い期限は今月末までなのだが、
ワシはこのまま24本目の盛岡が終わったら10月10日まで中国に行ってしまうので明後日までに振り込んでしまわねばならない。
ほなということで慌てて金策を始めるのぢゃが、
その「モード」というのが実は精神的にあまりよくない。
ワシは基本的に楽天的な性格なのぢゃが、
何かの拍子に精神がローに入るとどんどんとモノを悪く考え出してしまう自分がいたりする。
今回は前日の福島で物販で本と亜洲鼓魂が売り切れたというので、
そうなる前にと補充を発注したのだが連休とかで今回の郡山に間に合わず、
そうなると当然セルチャンスを失うことになるのだから収入が減る・・・
あかん!!ワシはもうあかん!!貧乏や・・・
などと全てを悪い方に悪い方に考えてしまったりする・・・
そんな中でとあるFacebookの書き込みを見た。
何のことはないとある中国人フレンドの普通の書き込みである。
名を王さんと言う・・・
実は北京の黒豹の友人で、90年に彼らを通して日本で知り合った。
ところが彼に関しては実はちょっとだけ、本当にちょっとだけ心にひっかかってることがあったのだ。
もう20年以上前の記憶なので定かではないが、
確か武蔵小山のお祭りに一緒に行った時、
「お金に困っている」というので10万円かなんか貸した記憶がある。
「働いてきっと返しますから」
と彼はその時言ったのは覚えている。
しかしそれを本当に返してもらったかどうかの記憶がない(>_<)
彼とはFacebookメッセージでいろいろやり取りするのだが、
彼の態度の中に別に悪びれた様子はないので、
これはきっともう返してもらったのだろうと思っていたのだが、
その肝心の「返してもらった記憶」がないのでそれが心にひっかかってしょうがないのだ。
精神状態がいい時には
「いや、覚えてないけどきっと返してもらったはずだ」
ぐらいに考えているものが、精神状態がローに入ると、
「いや、きっと返してないのにしらばっくれてるんだ」
なんてことも心をよぎったりする・・・
楽屋でちょっと時間があったので彼にこんなメッセージを送ってみた。
「王さん、ちょっと言いづらい話をします。
前から気になってたんですが、90年に出会って一緒に武蔵小山のお祭りに行った時に確かお金を貸してくれということで10万円貸したと思うのですが、それってあれから返して下さったでしょうか・・・
どうも頭の中で気になって仕方ないものですみません」
まあ失礼だとは思うのだが、ワシにしてみれば前回のこんないい話もあるので、
まあ「忘れてました」で10万円が戻ってくればそれはそれで非常に助かる・・・
しかしその王さんから帰って来た返事を見てワシは自分のことが恥ずかしくてしょうがなくなった。
こんにちは、あの時ちょっと北京に帰って父親が急になくなり、それで二ヶ月間向こうに滞在して、戻ってきたら家賃が溜まり仕事もなくなり、末吉さんに相談したら、十万円貸してくれたですが、その後返そうと言ったら末吉さんが返さなくてもいいって言ってくれて、そのお金は末吉さんのために仕事の報酬としてとってくれと言ってくださって、当時黒豹とあの歌のやりとりがあっていたもんで、私は向こうの仲間みんなこのことを言ったし、本当に一番困った時助けてくれて今でもそう思います。ここでも言ったことがあります。もし、必要があるなら、急に揃えないが、少しずつ返します。今中日関係のせいで商売とてもしつらいでぎりぎりです。
穴があったら入りたいとはこのことである。
彼は決してワシからの借金を忘れて厚顔無恥でワシとメッセージのやり取りをしていたわけではない。
ワシが胸を張って「報酬」としてそのお金を「あげた」のだ。
人間とは何と都合のよい記憶だけを覚えていて都合の悪い記憶は忘れてしまうものか・・・
そして「貧乏」とは何と心を貧しくしてしまうものか・・・
ワシは王さんに平謝りに謝り、改めてそのお金は返す必要がないものだと伝えた。
あの頃、彼が動いてくれて中国といろんなやり取りをしてたから今のワシの地盤がある。
彼が向こうの仲間に言ったというこの話は、
改めて今のワシの中国での絶対的な「信用」になっていると思う。
「ファンキーは絶対に友達を裏切らない」
これは中国で生きてゆくためには絶対に必要な「信用」である。
王さんの向こうの仲間のひとり・・・今では大プロデューサーになってワシに一番仕事をくれているLuanShuは、
ワシが中国でスタジオミュージシャンの仕事を始めたばかりの時、
仕事を取られた中国人ドラマーにこう言われたという・・・
「あなたも外国人に与える仕事があるなら、ぼちぼち中国人ドラマーにももっと仕事を与えるべきなんじゃないですか」
その時LuanShuは笑ってこう言った。
「バカだなぁ・・・何言ってんだ?ファンキーは中国人じゃないか!!」
中国人なら困っている中国人を助けて当然のことなのだ・・・
何も中国に地盤が欲しいからやってたことではない、
困ってる人がいるなら助けてやるのは当然のことだろう・・・
ましてやあの頃は有り余るほど金を持ってた頃だから今と違って10万円なんて何でもない金である。
王さんはそのままFacebookメッセージで思い出を語る。
お金を貸してくださった時
90年に出会って一緒に武蔵小山のお祭りに行った時
ではないです
私北京から戻ってきた時です。
あの日お宅で美味しいカレーを食べました。
おう・・・そうだったのう・・・
そして彼のメッセージは、また「末吉さんは私の恩人です・・・」と続く・・・
ひぇー!!!やめてくれ〜!!恥ずかしくて穴に入りたい・・・
彼との長い長い思い出話の一段落した頃、
今度は彼の奥さんからFacebookでメッセージが届く。
家内でございます。
主人が大変お世話になりました。
主人からいろいろ聴いておりました。
恩人であると。
本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。
今後とも、主人をよろしくお願いします。
ひぇー!!!奥さん!!!ワシはもう恥ずかしくて自殺したい!!
そんな旦那さんを心の隅っこで少しでも疑ってしまったんだから・・・
ワシとのやり取りが終わった後、王さんはきっと奥さんにもこの話をしたんやろうなぁ・・・
恥ずかしいなぁ・・・いやぁ・・・全くもってワシは恥ずかしい!!!
というわけで今度ワシは王さんが暮らす長野県上田市に行こうと決めた。
誰か上田でひとりドラムをブッキングして〜!!!
王さんは上田で中華料理屋をやっとるというので、
上田でひとりドラムやってその打ち上げをその中華料理屋でやるのぢゃ!!
上田市上田1483の4「中国家庭料理 王記茶屋」
せめてもの罪滅ぼしにお客さん全員そこに連れて行って打ち上げして「まぼろしの商売繁盛えらいこっちゃ(古っ)」ぢゃよ!!
・・・なんてことを考えたりしながら、反省も兼ねていろんなことを考えた。
精神をローに入れないためにも、ワシの場合やっぱ仕事をしよう、と・・・
金なんか働けば必ず入って来る!!
多くはなくても必ず増えるのだ!!
足りなければもっとライブを入れればそれでいいではないか!!
「休みたい」なんて言ってるヤツは往々にして一生休んでるような人生を送ってる。
天は「働きたい」と思ってるヤツにしか「仕事」を与えないのだ。
「働け!!」などと言うとバブルの頃の過労死を連想して反感を買うかも知れないが、
ワシの仕事は基本的に「自分の好きなこと」をやっている。
言わば「命がけで遊んでいる」みたいなもんである(笑)
これで少々でもお金をもらえるんだったら、
まあ大きく言えばこれは「天が与えた仕事」である。
大切なのは老い先短いこの人生であと何本この天が与えたこの「仕事」が出来るかということである。
昨日はお客さんが2人しかいなかったが、
それでもその2人を目一杯幸せにしてやった。
休んでたら少なくともそれは「ゼロ」だったではないか・・・
この先、何人の人を幸せに出来るか知らんが、
天がその「仕事」を与えてくれたのだったら、
ワシはやっぱ生ある限りその仕事を多くやっていかなあかんな・・・
そう考えてさえいればきっとワシのこの卑しい心もちょっとは豊かになるのではないか・・・
などと思ったのである。
というわけでこのひとりドラム、上田をはじめそれ以北はまだいったことないので、
どなたかブッキング出来る方は是非ブッキングして下され〜
今回のツアーも残すところあと3本!!
2014/09/17
仙台 BARTAKE
2014/09/18
岩手 紫波情報交流館
2014/09/19
盛岡おでってホール(プラザおでって)
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2014年9月 9日
タムホルダーの共振
長かったようでホントに長かった(叫び過ぎて喉カラカラ)アーリー爆風ツアーもあと残すところ3本!!
9/9(火)佐野ケン
9/10(水)新横浜New Side Beach
9/11(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A
なのだが、11本全部それぞれの小屋のドラムセットを使わさせて頂いて、
実は昨日の渋谷RUIDO K2のドラムセットのチューニングには一番てこずった。
私は長くパール楽器のモニターをやらせて頂いているが、
実はYAMAHAだろうがTAMAだろうが、日本のメーカーはもう世界レベルなので、
今さらどのドラムの音はダメだということはない!!(キッパリ)
大事なのはやはり「チューニング」である。
ところがドラムは生き物で毎日音が違うので、
昨日のようにいくらチューニングしても鳴らないというのはたまにある。
ヘッドが死んでたりタイコが歪んでたり、ネジが錆びてて触感が狂ったり、
いろんな原因でどうチューニングしても鳴らないことはある。
右側に江川ほーじんの3000Wのベースアンプ、
左側に小畑秀光の180Wのギターアンプをフルに鳴らされた日にゃぁ、
鳴らないドラムセットでライブをするのは竹槍でB29にケンカ売るようなもんである。
今日の佐野KENのドラムセットはよく鳴ってくれた。
ところがここで問題なのはタムホルダーの共振である。
何をもって「よく鳴る」かと言うのは様々だろうが、
ワシはタムというのは「ボーン」と音が伸びるものだと思っている。
打面と裏のヘッドの張りを同じにするとその音は一番長く伸びるのだが、
裏を打面よりちょっと張ってやると「ドーン」とベンドダウンするチューニングとなる。
(まあ最近はだいたいのドラムには表に厚いヘッドを張るので必然的に裏より低いチューニングとなるのであるが・・・)
ところがそのよく鳴っているタムをタムホルダーにマウントした途端に「ブツッ」と音が切れるようになってしまうことがよくある。
原因がそのタムの音程の周波数にタムホルダーの共振が一致したから振動が吸収されてしまうからである。
これを解決するにはまずタムに挿すタムホルダーの深さを調整することから始める。
一番奥まで挿しているのならもっと浅くしてみるというものである。
2つタムをマウントする場合はお互いのタムが共鳴するので、
これは両方挿してみてその共鳴具合を見てみるしかない。
どの長さにしても共振して吸収されてしまう場合はもうチューニング(音程)自体を変えるしかないのだが、
せっかくよく鳴るようにチューニング出来て、それをまた最初からやり直すのは惜しいという場合は、
今日のドラムセットのようにセッティングを少し変えてみるしかない。
ちなみにこの写真、スティックが向いている方向が正面である。
ロータムがいびつに手前にセッティングされているのが分かると思う。
これは両方のタムがタムホルダーを一番浅く突っ込んだ時だけにしか鳴ってくれなかったので仕方なくこうなったのである。
通常のようにタムホルダーを左右に開いてしまったら途中に大きな空間が出来てそれこそ叩きにくいからね・・・
まあロータムが手前に来ているのと、そのおかげでフロアがちょっと後ろに下がっているの以外は、
まあそんなにいつものプレイとは変わらない。
要は鳴ればそれでいいのである!!(キッパリ)
江川ほーじんとガチで爆風初期のボツ曲を演奏して来た数日間。
あの時と同じように「お前になんか負けてたまるか!!」とガチで勝負して来た。
お互いあの頃よりももっと上手くなっている。
でも「向こう見ず」はあの頃からは少しも退化してはいない。
鳴れ!!ドラムセット!!今日も命がけの勝負をするのだ!!お前も命がけで鳴れ!!
9/9(火)佐野ケン
9/10(水)新横浜New Side Beach
9/11(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A
が終わったらひとりドラムツアーに出ます!!
2014/09/12
ファンキー末吉ひとりドラム@鶴ヶ島ハレ
2014/09/13
ファンキー末吉ひとりドラム@佐野ケン
2014/09/14
ファンキー末吉ひとりドラム@宇都宮BIG APPLE
2014/09/15
ファンキー末吉ひとりドラム@福島AREA559
2014/09/16
ファンキー末吉ひとりドラム@郡山Club#9
2014/09/17
ファンキー末吉ひとりドラム@仙台
2014/09/18
ファンキー末吉ひとりドラム@岩手 紫波情報交流館
2014/09/19
ファンキー末吉ひとりドラム@盛岡
詳しくは私のスケジュールページを!!
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
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2014年8月20日
宝塚Jazzライブ
やっちんツアーが大阪で終わって、
そのまま「移動日」というのも悔しい(笑)のでJazzライブをブッキングした。
前回ひとりドラムでお世話になった宝塚Back Stageという店であるが、
ここで荻田さんというピアノの方と再会したのがきっかけである。
あれは爆風スランプが一番売れていた頃、
ワシはアイデンティティーを失ってJazzにそれを見出そうとやっきになっていた。
各地各地でコンサートが終わるとJazzのライブハウスを探してはドラムを叩いていた。
そんな中で地元香川県のJazzクラブで彼と出会ったのだ。
彼は当時香川医科大学の学生、
大学のJazz研に所属するピアニストであるというので、
その大学の学祭にまで乱入してドラムを叩いた・・・と言う・・・
(そんなこともよくやってたので覚えてないのよ・・・笑)
今は宝塚近辺に住んでいるということでワシのひとりドラムを見に来てくれて、
「次は一緒に何かセッションでもしましょう」
という話で別れていた。
それならば〜ということで今回「ブッキングしといて〜」と言ってこのライブとなった。
Jazzの素敵なところはこれである。
あとはベーシストさえ呼んで頂ければセッションになるし、
別にリハーサルや準備がなくても初対面の人とセッション出来る。
今回はベースのみならずギターまで呼んで頂いて「カルテット」編成となった。
荻田さん、実は前回この爆風トリビュートTシャツを2枚ご購入頂いてて、
今回も更に追加購入してそれをメンバーに配って着て頂いてくれた。
バンドの制服やん!!(笑)
セッションは「天界への7番目の扉」や「Memories」などワシの曲も演奏したが、
特に何の取り決めもないスタンダードナンバーの演奏は楽しかったな・・・
これがやっぱJazzの醍醐味!!
大ざっぱな構成などは決まっているが、全ては演奏者のインプロビゼイションによって音楽が形作られてゆく・・・
やっぱねぇ・・・ワシはロックと平行してJazzもやっていかないかんと思う・・・
ロックとJazzはまるで違うドラムやし、
テクニック的にもアプローチ的にもまるで違う。
ドラマーとしては両方ちゃんと出来て「ファンキー末吉」やと思うし、
この全く違うアプローチで表現する「自分」がやはり大好きである・・・
ロック界の名声などメリットどころかデメリットしかないJazz界に飛び込んで、
「Jazz屋のオヤジ」から怒鳴られながらいろんなJazzミュージシャンに揉まれてここまで来た。
あの頃は何を考えてあんなにがむしゃらにJazzにのめり込んでいたのか・・・
もう既に身体に染み込んでしまっているJazzのスタンダードを演る度にあの頃のことを思い出す。
そしてあの頃には叩けなかったことが叩けてる自分に改めてびっくりする・・・
ウッドベースや生ピアノの音量に合わせてドラムを叩くのは、
特にワシのような大音量のドラマーにとっては至難の技で、
確か数年前には北京のJazzクラブに行くと店員さんから
「キター!!!」と恐れられ「大音量は勘弁して下さいよ」と言われていた・・・
大人になったのう・・・
音量をセーブし、ロックフレーズを封印されようとも、
もうちゃんと叩けるじゃないの・・・(驚)
音楽には「人生」が出るから、ここにも人知れないワシの「Jazzの人生」があるのな・・・
思えば店では時々Jazzは叩くが、地方でちゃんとライブをやるのは初めてに近いかも・・・
荻田さん、また是非一緒にやりましょう!!
そしてこの店の「Jazz屋のオヤジ」、マスターからまた帰りにプレゼントをもらいました。
前回もごっついええ酒を頂きまして、今回もどうもありがとう御座いました!!
また乱入して下さい!!一緒にセッションしましょう〜
Posted by ファンキー末吉 at:03:46 | 固定リンク
2014年8月15日
VoThMグルメツアー詳細変更!!
昨日からやっちんの夏のツアーが始まった。
久しぶりに入り待ちをしているやっちんファンを見て思ったのは、
「キラキラしてて可愛いな・・・」
である。
もちろんやっちんだとて(そうは見えないにしても)50歳を越えた「オッサン(失礼)」なのであるからして、
一緒に歳をとって来たファンとて、まあ言ってみればいい歳のおばはん(失礼)である。
しかしねぇ・・・それがねぇ・・・やっちんのライブに来ると娘さんのようにキラキラ輝いてるのよねぇ・・・
きっとあの人達はあの時のまま・・・あの「青春」のまま歳を取ってない!!
いつまでも「娘時代」のままやっちんの音楽を聞いているんだなぁ・・・とそう思う。
それは「AJ〜米田渡」のツアーに参加させて頂いてた時にC-C-Bファンを見た時も同じように思った。
渡辺英樹さんとはもう20年の付き合いになるが、
あの頃に比べて今がオッサンになったかどうかは長く付き合ってるワシにはよくわからんが、
先日無謀なダイエットに失敗して見事に大きくリバウンド、
今や「こっちに来い〜」が「おーい〜通り越してるぞ〜戻って来い〜」のレベルとなったあの体格を見るにつけ、
「うむ、田口くんはもうこっちに来ている!!英樹さんも来たとしたらあとは米川くんだ!!」
と決意を新たにする今日この頃である・・・(笑)
はてさて、やっちんファンもC-C-Bファンも今ではLive Bar X.Y.Z.→Aなどでよく飲む「仲間」となり、けっこう近い関係となっている。
渡辺英樹さんについては
「王様ツアーから英樹さんの人間が変わった」
とファンから言われてワシ自身がびっくりしている。
変わったか?・・・
終演後に自ら物販売ったり、ファンと一緒に食事したり・・・
一度名古屋の中華料理屋で、
「え?私たちが同じ店にいても英樹さん大丈夫なんですか?」
とむっちゃ心配してるので、ワシも恐る恐る英樹さんに聞いてみたりした。
本人は「いいんじゃないの〜別に〜」と全く気にしてないが、
ファンにしたら「信じられないこと」だったようだ。
と言っても別に同じテーブルに同席するわけではない。
「隣のテーブルに座るぶんにはあんた達はお客さんなんだから別にワシらが何を言う筋合いはない。でも同じテーブルに座るんだったら金取るよ!!」
などと脅しておく。
そりゃそうだ、ライブ終わって仲間内で飲んでるわけだから、
知らない人が入るとどうしても気を使うし、
結局はその人だけが喜ぶわけだからその人がそのテーブル全体の飲み食いぐらいは支払うのが筋だぐらいにワシは思ってる。
そんなこんなで秋のVoThMツアーを組んだ時にそんなファンの方を喜ばせようと思って「グルメツアー」なる企画を組んだわけなのだが、
それが逆にファンの間で波紋を呼んでいるようだ・・・
と言っても何やら2チャンネルで英樹さんや丸山さんの人間性まで罵倒しているというのでワシは頭を抱えてしまった・・・
そもそもそのように暗闇から石を投げつけるような輩に対処方法はない(>_<)
ワシの性格にはもともと偏執的なところがあり、
それを自分で重々認識しているのでなるだけそのようなサイトは見ないようにしている。
もしワシがそれを見たならばハッキングしてIPアドレス調べて自宅まで説教しに行くだろう(笑)
まあひとつのことをすれば喜ぶファンもいれば嫌がるファンもいるわけで、
意見をちゃんと言われたら対処も出来るが、暗闇から石を投げられたのではどうにもやりようはない。
どうも「ファンに奢らせる」というのが生理的に嫌悪感があるようなのだが、
それならばということで企画をちょっと変えてみた。
こちら・・・
ただ「VoThM」を「ファンキー末吉」に変えただけである。
これで何か文句を言う人が現れるか?・・・
絶対に現れまい!!(キッパリ)
ワシはひとりドラムの時も「みなさんの金で酒を奢って下さい」と必ず言う。
「それがこのライブハウスの寿命を一日延ばすことになるのです」と・・・
昨日も酔い潰れてライブハウスのオーナーのご自宅に泊まらせてもらった(笑)
このファンキー末吉にだって「ファン」というものが世界中にいて、
その人は必ずワシに奢ってくれる。
場所取りどころか各地の美味しいものを命がけで探して来て奢ってくれる。
こんなことを言うと「ウソだ〜」と思うかも知れないが、ワシだって実は「人見知り」である。
知らない人と食事をするなんてワシでも非常に気を使う。
でも全世界をこうして旅をしていると、
その土地土地でワシと会って一緒にメシでも食いたいと思っているその人達の気持ちはひしひしと伝わって来る。
だからワシも命がけでその人達と飲む。
ワシがべろんべろんに酔っ払ってその人達が喜ぶならいいことではないか・・・
そんな考えを知ろうが知るまいが、
ワシが不思議なのはワシがそんなことをやってても誰も嫌悪感を抱かないのに、
英樹さんがやると暗闇から石を投げつけるのということである。
その人が今回このように「ファンキー末吉に奢って下さい」と言っても何も嫌悪感がないのだとしたら、
これはその企画自体が悪いものではないという大きな証明で、
問題なのは英樹さんがそれをやるということだけなのだ。
なんでワシはよくって英樹さんだと悪いんじゃーーーー!!!!!(怒)
その答えはネットを探していたら見つかった・・・
これぢゃ!!!
リンク:全盛期の英樹さんのかっこいい写真とファンキー末吉のイタい写真
ふむふむ・・・我ながらこのふたつの生物が同じ「人類」であるとは思えんのう・・・(笑)
まあそうなのよ、爆風スランプのファンクラブ会員がたかだか1000人にも満たなかった頃、
C-C-Bのファンクラブ会員は2万人を越えていて、
(当時C-C-Bのファンクラブ担当の女の子と付き合ってて聞いた情報により)
英樹さんはそのフロントマンなのよ・・・まあワシなんかとは違うわのう・・・(笑)
ということで、このツアー、グルメ部分は英樹さんと切り離して「ファンキー末吉とグルメツアー」にしました!!
英樹さんはめんどくさいから参加しないで下さい!!(笑)
どうしても参加したいと言うなら英樹さんもワシに奢りなさい!!(キッパリ)
あ、丸ちゃんのこと忘れてた・・・
まあ英樹さんもワシを通り越して遥か向こうに行きかけている昨今、
あんたまでがワシの方に来たのでは平均年齢ならぬ平均体重がもの凄いことになってしまうので、丸ちゃんも参加禁止!!
どうしても参加したいと言うなら丸ちゃんもワシに奢りなさい!!(笑)
というわけでツアーは予定通り決行!!
グルメツアーはワシだけで予定通り決行!!
それでも文句のある人はこちらにメール下さい!!
いかん・・・ファンキー末吉が自信を持ってオススメする各地のグルメ・・・想像しただけでヨダレが出て来た・・・
まあワシのオススメなんで別にワシと一緒じゃなきゃ誰に奢ることもないし、
一緒でも違うテーブルやったらお客さんなんやから普通にグルメ堪能して下さい〜
ダイエット?・・・ワシはせんぞ!!
餓死するぐらいなら肥満で死ぬ!!!(明言)
VoThM秋のツアー2014
肩慣らしライブ
8/28(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A
http://www.livebarxyz.com
開場:18:30 開演:19:30 当日のみ4000円(+ミニマム1000円の飲食代が必要です)
ツアー開始!!
10/14(火)尾道Cat Ch.22
https://www.facebook.com/pages/Cat-Ch22/228789680513506
開場19:00 開演20:00 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)
10/15(水)岡山Crazy Mama Kingdum
http://kingdom.banquetunion.com
開場:18:30 開演:19:00 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)
10/16(木)高知X-pt.
http://www.x-pt.jp
開場:18:30 開演:19:00 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)
DUKE d-Ticket d : 21570
LAWSON L : 64152
ぴあ P : 239-817
高知新聞プレイガイド X-pt.
10/17(金)高松Beatles
http://ew.sanuki.ne.jp/live.btl/
開場20:00 開演20:30 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)
10/19(日)松山Bar Standard
http://www.geocities.jp/bar_standard/
開場18:00 開演18:30 前売3500円 当日4000円(ドリンク別)
10/20(月)京都都雅都雅
http://togatoga.jp
VoThM vs outloop-way BB
開場18:00 開演19:00 前売2500円 当日3000円(ドリンク別)
10/21(火)大阪南堀江Knave
http://www.knave.co.jp/
ツアー打ち上げワンマンライブ
開場:18:30 開演:19:00
前売3500円当日4000円(+2ドリンク別途必要ですが打ち上げで使用出来ます)
ツアー打ち上げを終演後そのまま店でやります。
参加費:2000円(軽食付)+飲物代(ライブのドリンク券が使用出来ます)
チラシコンテスト!!
メンバーが一番お気に入りのチラシを作ってくれた方には、ファンキー末吉から下記オプションツアーのお好きなグルメ1回分をご馳走させて頂きます!!
このページを見た人はこのツアーのチラシを自らのデザインで作成して自ら宣伝に勤しむ義務が生じます!!(架空請求風)笑
出来たチラシはご自身のSNS(TwitterやFacebook等)で発信し、そのURLをこちらにお送り下さい。ファンキー末吉のTwitter、Facebookにて拡散致します。
アー写はこちらからDL、もしくはネットでいい写真をDLして下さい。
(ファンキー末吉がPearl以外のドラムのロゴ、Sabian以外のシンバルのロゴが大きく見えてるものはNGです)
オプションツアー:ファンキー末吉とグルメ三昧!!
(肩ならしを除き、各グルメ企画に参加の方はファンキー末吉分の支払いも負担となります!!)
8/28(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A
http://www.livebarxyz.com
グルメ肩慣らし:お店の美味しいお料理をご自由にお楽しみ下さい
10/14(火)グルメ第一弾:串かつ「一口」
http://tabelog.com/hiroshima/A3403/A340302/34003235/
参加希望者は16時半にこのお店に並んでファンキー末吉の到着をお待ち下さい。
演奏終了後名物「穴子の刺身」を食すグルメ番外編もあるかも・・・
10/15(水)グルメ第二弾:中華そばとソースカツ丼「とき」
http://retty.me/area/PRE33/ARE153/SUB15301/100000821269/
参加希望者は終演後に店の前で集合!!
10/16(木)グルメ第三弾:コショウ餃子「松っちゃん」
http://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39000453/
参加者は終演後にこの屋台で場所取りして下さい。
10/17(金)グルメ第四弾:カレーうどん「鶴丸」
http://tabelog.com/kagawa/A3701/A370101/37000044/
参加者は終演後この店の前でファンキー末吉の到着をお待ち下さい。
開演前に更なるうどん屋への旅もあるかも・・・
10/18(土)グルメ第五弾:カツオのタタキ「居酒屋土佐」
http://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39002300/
参加者は19時にこの店に集合!!この日はグルメ宴会のみです。
10/19(日)グルメ第六弾:鯛そうめん「五志喜(ごしき)」
http://tabelog.com/ehime/A3801/A380101/38000375/
参加者は17時にこの店の前でファンキー末吉の到着をお待ち下さい。
10/20(月)グルメ第七弾:ブルースチキン「Bar Outloop Way」
http://www5d.biglobe.ne.jp/~outloop/index_jap.htm
参加者は終演後この店で先にお飲み下さい。
上記グルメ店舗はファンキー末吉が過去のツアーで太鼓腹を叩いたオススメ店です。
渡辺英樹さん、丸山正剛さんは基本的に参加しませんのでそれ目当ての方は来ないで下さい(笑)
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2014年8月14日
日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール2014無事終了!!
マッド大内先生が飲みながら言ったこんな言葉が忘れられません。
「ほら俺たちがさぁ、20年前呼ばれてパールのサマースクール行ったじゃない。
あれが楽しくってさぁ、今だに忘れられないじゃない。今回の参加者もこれ、一生の思い出になるよ」
そうそう、あの時はマッドさんがうちの部屋のベッドの上で飛び跳ねてベッドの床をぶち抜いてしまったのね・・・忘れられません!!(笑)
今回は器物破損もなく、けが人もなくホントに無事で何よりでした。
問題と言えばただひとり、衛藤浩一先生です!!(キッパリ)
次回の課題として残ったのが、今回一番大変だった本庄駅までの送迎・・・
また駅までこんなに遠いとは思わんかったのな・・・
それなのにえとーさん、講師は1時間前に集合のところ案の定「遅刻します〜」のメール・・・(>_<)
困るのよねぇ・・・車何台も何往復するようにして送迎をプログラムしてるのに・・・
おかげで初っ端から送迎スケジュールがぐっしゃぐしゃ・・・(>_<)
夜は夜で酒飲んではしゃぎ過ぎて、最後には声が出なくなって授業どころじゃないし、
最終日は二日酔いで起きれなくて自分のドラムセットも片付けず、
結局中国人が手分けして片付けてくれたという有り様・・・
えとーさん、来年もお誘いしますが、宣言しときましょう・・・減棒!!!
えとーさんのギャラを減らして、
そのぶん浮いた金でみんなでもっと美味しいものを食いましょう\(^o^)/
そうそう美味しいものと言えば一番大変だったスタッフは厨房スタッフでした。
50人分を超える食事を毎食作らねばならないということで、
上海から居酒屋勝グループの総帥Kさん、通称「被告勝山」(笑)
(Live Bar X.Y.Z.→Aのオーナーということで私と共にJASRACに告訴されてます)
を呼びました。
中国人は有り余るぐらい料理を出さなければ満足しないし、
イスラム教だのいろいろ難しい部分があるのでこの人以外無理だろうということで、
「ほな頼むわ〜」というと総勢5人で上海からやって来た。
それにLive Bar X.Y.Z.→Aからあーちゃんと赤間くんとまさえもん、
この8人が不眠不休で料理を作る・・・
朝ご飯が7時なので毎日4時起きで、
夜はえとーさんはじめワシも含めて2時や3時までガンガンに飲んでいるので寝られない(スマン)
しかしこの頑張りのおかげで中国人も大喜び!!
海苔や漬け物など日本のものだけでなく腐乳や皮蛋など中華の小鉢も用意してるし、
中華が恋しくなった頃にはちゃんと中華も作ってくれる。
途中で出た「西红柿炒鸡蛋」や「麻辣烫」などは日本人にも嬉しいメニューだったのではなかったかな・・・
終止天候には恵まれず、
準備のため前乗りした私と調理スタッフは逆に死ぬほど暑かったので心配してたが、
結果的にはずーっと雨だったので涼しかったのでよかったのではないか・・・。
毎日キャンプファイヤーで野外ライブの予定が、初日以外は全部屋内になってしまったが、
結果ワイワイ騒げる感じでよかったのではないかと思う。
今回の課題曲はJASRACからクレームが来ることを念頭に置き、
全曲JASRAC管理楽曲ではない曲を選んだ。
私の曲が中国語の曲が2曲あり、それを生演奏となると誰かが歌わねばならない。
小畑秀光と衛藤浩一に一応カタカナ中国語で歌えるようにとミッションを与えていたのだが、
中国から参加の生徒の中に歌える人間がいて、
結局は毎日生バンドの生歌でのセッションとなった。
初心者ドラマーが石川俊介さんのベースと田川ヒロアキさんのギターで一緒に演奏出来るなんて夢のようですぞ・・・
・・・と言うのもワシは中国のドラム教育の実情を垣間みて、
ワシがやるんだったら絶対に「生演奏」と決めていたのだ。
全中国を50カ所以上廻って、多いところにはひとつのドラム教室で1000人を超える生徒がいる(驚)
当然ながら天才ドラム少年少女も多数いるわけだが、
そのほとんどがバンドというものを経験せずに大人になる。
そんな中のひとりに相談されたことがある。
「私もファンキーさんみたいにレコーディングやコンサートの仕事をしたいの!!」
彼女は出会った頃は17歳の天才ドラマー少女だったが、
結局はずーっとクリックと伴奏のみでしか演奏したことがない。
そんな彼女が今や先生になってまた100人以上の生徒を教えて、
そんな天才ドラマー少年少女をたくさん育ててゆく・・・
ワシは彼女にアドバイスをした・・・「バンドをやりなさい!!」
しかし「住んでるところが違う」というのはいかんともし難い。
「バンドってどうやればいいの?・・・」
だからこのスクールでは「バンド」を体験してもらう。
しかも一流の演奏で、だ。
日替わりでゲストを呼んで、一流の演奏というのを聞いてもらう。
「ああバンドって楽しいんだな・・・」
そう思ってもらえば、このファンキー校長が一番教えたい部分はもうクリアである。
日中関係が冷え込んで久しい昨今、
日中のロックを愛する人達、ドラムを叩きたい人達が、一緒になって拳を上げ、一緒になって酒を飲む。
ワシは日本のアホなメディアの方々に聞きたいが、それってこの日中関係で「少数派」か?
いや違う!!ヘイトスピーチをする日本人団体が日本で多数派ではないのと同じように、
日本企業を焼き討ちする中国人は決して多数はではない。
世界中でこのような人間こそが「多数派」であることを私たち人類は絶対に忘れてはいけない!!
子供は一緒になって遊ぶ・・・
今年はその半数近くは日本語も中国語も喋れる子供だった。
ワシは「日中友好」なる言葉が大嫌いで、
「ファンキーさんは日中友好の架け橋ですね」
などと言われると虫酸が走った。
ワシは別に日の丸背負ってロックをやってるわけではない!!
ワシは普通に「ロック」をやってるわけであって「日中友好」をやってるわけではないのだ。
ワシは偶然中国にいっぱい「仲間」がいるだけの話であって、
「日中の架け橋」と言うならばうしろこんな子供たちこそではないか・・・
尖閣問題やいろんなことがあって、ワシは今回初めて「日中友好」という言葉を自分から使った。
でも参加した人は全て思うだろうが、
アホな日本人(講師含む)とアホなワシの仲間の中国人が集まってロックやって楽しく時を過ごしただけのことである。
来年は100人規模での開催が決まった。
この時期は中国でドラムのイベントが多いという問題や、
お盆の近くは飛行機代がベラ高いという問題があるので開催日はまたゆっくり検討します。
とにかく中国側は来年は当初の予定通り50人で来ることが決定!!
日本人は50人集まるかな?・・・
集まったら集まったで送迎スタッフと厨房スタッフが死ぬな(笑)
今回集まってくれた方々、ボランティアの方々、
協賛して頂いたたくさんの企業の方々、差し入れをしてくれたたくさんの方々、
本当にどうもありがとう御座いました!!
来年もまた盛り上がりましょう!!
こちらにギャラリーをUPしました。
参加された方でいい写真をお持ちの方がおりましたらこちらにお送り下さい。
掲載させて頂きます。
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2014年8月 6日
カラムーチョZ〜秘密組織コイケヤのテーマ〜制作秘話
知り合いからこんな仕事が廻って来た。
作曲と音楽制作依頼
内容:コイケヤの新製品カラムーチョZの音楽
歌う人:水木一郎
水木さんとは一度アウェイインザライフの舞台でご一緒した。
奇しくもあの「マジンガーZ」のテーマをバンドで演奏したではないか!!
その時の資料でもらった「マジンガーZ」を聞き返しながら考える・・・
ワシの音楽のルーツはひょっとしたらアニソンかも知れない・・・
小学校の頃、統計かなんかを勉強する時の材料だったと思うが、
「昨日何時間テレビを見ましたか?」というアンケートに、
みんなは「30分」とか「1時間」とか書いているのに、
先生が1枚の紙を取り出して「これは長いですねぇ・・・」と言うので、
それはてっきりワシだと思ったら「2時間」とかで、
それだけでも教室は「凄〜い・・・誰なの?」と騒然としてたのに、
ワシの書いた紙を取り出した瞬間に先生が絶句した。
6時間・・・
いや、別に毎日それだけテレビを見ているわけではない。
うちは両親が商売をしてたので家には誰もいないし、
その日は確か風邪気味で学校から帰ったらテレビの前に布団を敷いてずーっと寝っ転がっていたのだ。
そしていつの日かテレビの内容よりも(まあそれもあるのだが)そのテーマソングに興味を持つようになって来る。
覚えている一番古い記憶で「子連れ狼」、
このテーマソングを一生懸命テープレコーダーに録音してた。
録音と言ってもテレビのスピーカーの前にテレコを置いて、
エアダビングでテレコのマイクで録音していたのだ(笑)
その後アマチュア無線などをやり出して電気に興味を持ち、
家にあったステレオを分解し始める。
そこでスピーカーが左右にあることを発見し、
よく聞くとブラスセクションがひとつのスピーカーからしか聞こえず、
反対側はそのリバーブ音だけが聞こえてたり、
右と左のコードをショートさせると音が真ん中から聞こえて来たり、
片方を逆につなぐと今度はベースとか真ん中の音が逆相で打ち消しあって消えて左右に定位している音だけが聞こえたり、
そんなことをやって遊ぶようになり出した。
その時によく聞いていたのが仮面ライダーやバビル二世や、
その辺のアニソンだったのだ。
その頃のアニソンはオーケストラで一発録音のが多く、
音に興味を持ち始めたばかりの末吉少年は必然的にブラスだストリングスだとオーケストラに興味を持つ。
その後中学生になってからロックの洗礼を受けることになるが、
今にしてみればドラマーの分際でオーケストラのアレンジが出来たりするのはこの頃の原体験があるからだと思う。
話が横道に逸れたが、だからワシにとっては
ストリングスはサビでタリラリラーンと走るもの!!
ブラスはパパラパパーと歯切れよく!!
など自分のオーケストラアレンジはアニソンの影響は大きい。
だからアウェイインザライフでマジンガーZを演奏するとなった時には血湧き肉踊った。
あの歌のキモはティンパニであるが、
子供の頃はわからんかったが今聞くとあれが大きくリズムがズレてるのな(笑)
ティンパニを打ち込んで同期させてもどうしても雰囲気が出なかったので、
あのオケをそのまま使ってリズムを補正して、
EQとかでティンパニ以外の音を目立たないようにして使ったもんなぁ・・・
そうそう、「時代」なのであるが、冒頭のピューンという安っぽいシンセ、
あれが入るだけで当初はむっちゃ「新しいマシン」というイメージやったのが、
今となってはあの音を再現するのは難しいからあれもそのまま使ったような記憶がある。
もちろんサビで走るストリングスもそのままのラインを打ち込んで使ったぞよ(笑)
そんなこともあってワシはマジンガーZをかなり分析し切ってたので、
今度の仕事は漠然とあの頃のアニソン、
つまりオーケストラ一発録音でブラスがリズムを刻み、ストリングスが走り回るサウンドをイメージしていた。
さて歌詞が届いた。
蓋を開けてみたらこの仕事は「詞先」の仕事だったのだ。
燃えあがれ 勝負だゼ
パリッとしようぜ男なら
夢を掴むその日まで
カラムーチョ Z!
地球を愛す おーおーノンフライ
時空を超えたレッドサタン
激辛バトルだ 涙を拭くな
ナ・リ・マ・ス、成増
世界一に
火を噴くぜ (おしりがいたーい)
秘密のサンカク (教えてあげないよ)
デンセツ! 伝説の! 秘密組織コイケヤ
おうっ!!やはり「Z」という部分が入っている!!
これはやはりマジンガーZのように「ゼーット!!」と叫んでもらわねばならぬ(笑)
当然ながらそこが一番盛り上がる部分になるのだが、
ところがマジンガーZと違ってこの詞の場合は冒頭にそれがある。
「詞先」の場合その詞が「構成」までも支配してしまうということがやっかいな部分である。
そこでマジンガーZを聞き返してみて分析するに、
この曲もおそらくは「詞先」だったのだろう。
AーBーAの形式のようで、最初のAは8小節使って低いところからゆっくりサビまで盛り上がってゆくのに対して、
最後のAは一瞬で「ゼーット」まで持ってゆく。
これは「曲先」で詞もなく純粋にメロディーだけを作る人のアイデアとしては非常に奇妙である。
「詞がこうだから」という理由でそうなったと考えると心なしか納得する。
(真実のほどはわかりませんが)
そこでワシも頑張る!!
詞の並びが自分の考えていた構成と違ってたって、
純粋にその詞が「歌いやすい」ように組み合わされてさえいれば、
マジンガーZのような「黄金比率」の構成になるのだ!!!
というわけで詞とにらめっこの日々が続く・・・
まあワシはドラマーが本業なので日々はセッションだひとりドラムだの生活の中で、例えば電車や車や飛行機(これが一番多かったりするが)に乗っている時間や、
その他うんこや日々の余った時間を活用してまずは大雑把に考えるのだ。
そんなこんなで第一回目のミーティングの日が近づいて来たので本格的に考える。
理数系なので物理的に消去法などを使って考えるに、
「ゼーット」が冒頭にあるのならもう何をどうしようがサビ始まりしかない!!
問題は、そうなるとこの詞は4部構成となってメロディーがつけにくくなってしまうということである。
マジンガーZのようにストリングスが走るあのBメロはどの部分になる?・・・
当初は「火を噴くぜ」の部分をこのような展開にして、
マジンガーZよろしく最後はAメロに似た一節だけで終わろうと思ったのだが、
そうするとAメロが長すぎてどうも間持ちがしない・・・
そこでまた詞とにらめっこをしながらふと見ると、
(おしりがいたーい)とかはメロディーではなく子供の掛け声でよいではないか!!
ではそこからまた最初のサビと同じメロディーではどうだろう・・・
試しに最初のサビのメロディーに乗せてみるとこれが偶然見事に乗った!!
「カラムーチョZ」と「秘密組織コイケヤ」は字数が違うが、
それはまあ「最後だけはちょっと違うんですよ」で十分成り立つだろう・・・
ちなみにワシが曲を作る時はまずサビから作る。
これはRunnerやリゾラバや、
当時の「必ずヒットする曲を作れ!!」という無茶苦茶なミッションの中で体得した一種の手法論なのだが、
サビの次に作るのはAメロの歌い出しである。
まあサビの歌い出しとAメロの歌い出しさえキャッチーであれば、
まああとはヒットするかヒットしないかはプロモーション次第だよと開き直れる(笑)
この曲のAメロはフック(引っかかり)を作るために、
わざとドレミファソラシド以外の音を使っている。
キーがCの場合はメロディーは鍵盤の白鍵だけで弾けるものとなるが、
わざとそうではない音を使うためにそれ用のコード付けがある。
キーがCの場合のB7などがそうなのだが、
歌い出しの小節1拍目にちょうどレ#、つまり黒鍵で弾く音が来るようにしている。
ちょっと「あれ?」という感じでいいツカミになるのよ〜にであるが、
ちなみに単調なサビメロにちょっと変化をつけるために、
サビのコード付けのところにもこの手法を使っていてる。
キーがAmの場合Fのコードは通常Fメジャー7になるのだが、
わざとF7にしてちょっとオルタードな雰囲気にしているのだ。
まあメロディーこそここには落ちてないが、
このサビのようにベタな五音階旋律の場合やはりちょっとフックをと思ってミの音をわざとフラットさせているのである。
まあこのミbはメロディーでは歌ってないが、後にストリングスとかブラスで強調するという計画である。
さて理屈はさておいて、サビーAメロと来たら自然に流れるBメロを作るが、
この時にあまり欲をかいてはいけない。
Aメロ、Bメロ、サビのことを英語でVerse Bridge Chorusと言う。
つまりBメロは「橋渡し」をする部分であり、
そこにサビのようなキャッチーなメロディーを持って来る必要はない。
要はAメロから自然に受け継いで、サビに入った時に気持ちよければそれでよい。
さてこうして一応メロディーは出来た。
ここからワシの最大の難関が始まる。
「デモ作り」である・・・
二井原はワシに言った。
「せっかくいいメロディーなんやからお前が歌うな!!
お前が歌えばどんないいメロディーも悪く聞こえる」
・・・(涙)・・・
しかし往々にして「クライアント」というのはシンセメロでメロディーを聞かせてもイメージ出来ないものである。
それは例えて言うと新製品のお菓子のプレゼンでワシなんかに、
「これはまだ完成品ではないのですが、これに手を加えてこのようになることを想像して食べてみて下さい」
と言われてもワシら素人にはそれが最終的にどのような味になるかは皆目見当がつかないのと同じである。
だからせめて「仮歌」で歌ってやらねば「歌」に聞こえないのだから歌うしかない・・・(涙)
アレンジの方向性はワシの頭の中にはあるもののまだ決定ではないので、
まあ「メロディーのプレゼン」ということでギターと歌(とこれをシンセメロにしたもの)だけでデモを作る。
またこの「プレゼン」っつうのが緊張するのな・・・(恐)
ワシにこの仕事を紹介してくれた会社の人と、
コイケヤの担当者とが雁首並べて店にやって来てくれた。
恐る恐るとりあえずシンセメロバージョンを聞かせる・・・無反応・・・
あかんやん!!・・・というわけで禁断のワシの仮歌による歌入りデモ・・・
これ・・・ホンマ博打やな(笑)
シンセメロで「うんなかなかいいじゃない?」と思ってた人達にヘタしたら冷水を浴びせかけることになりかねない(笑)
結果はその時には結局結論は出ず、
とりあえずちゃんとしたデモを作って送ってくれということになる。
さてそうなるとそこからが「アレンジ」という作業である。
このアレンジによって曲のイメージが固定されるから、
「こんな風に」が「違う風に」なってメロディー自体を否定される可能性も出て来る。
あのう・・・
ワシは自分のルーツである昔のアニソン、
オーケストラ同時録音風でラッパがパパラパーと鳴ってストリングスがタリラリラーンと走る、
そんな感じのイメージを一生懸命説明する・・・
いやっ!!
クライアントがきっぱりとそれを否定した。
「曲のイメージはヘビーメタルにして下さい!!」
げっ!!!
しかしメタルというのは得意分野なので逆に気が楽である。
メタルアレンジというのは即ちギターアレンジ、
つまりギタリストによってそのサウンドは大きく変化するので、
取りあえずはワシはこのギターを弾いてもらう候補として思い付いた田川ヒロアキの映像を見せる。
一同唖然・・・
よっしゃー掴んだ!!
これで田川くんに発注決定!!
〆切を決めてそれまでにアレンジ込みのデモを作成することになる。
さてアレンジであるが、
これに一番大切な部分は「イントロ」である。
イントロにキャッチーな掴みを作ることがアレンジ作業の一番のキモであるので、
ここにたっぷり数日時間をかけてイントロのフレーズを考える。
ロック系のイントロには、
1、メロで持ってゆく
2、リフで持ってゆく
等いろんな手法があるが、
歌メロがアニソンよろしくポップに作ってあるのでドイントロはやはりリフで攻めることにした。
「田川さんのギターもフィーチャリングして下さいね」
というクライアントの意見も取り入れ、
とりあえずその次にすぐにギターメロに行くようにしてとりあえずイントロは完成!!
ちなみにこの時点でワシはそのギターメロまで作ってデモ(田川くんに渡す段階)にしているが、
それは「指定」ではなく自由に変えていいようにする。
ギターも弾けないアレンジャー(ワシのこと)がいろいろ指定するよりも、
ギタリストが自分のフィーリングで弾いた方がより「ロック」になったりするからである。
さてイントロさえ出来ればワンコーラスまではすんなりアレンジ出来たが、
ワンコーラス終わってからはたと頭を抱える。
この詞の構成は2番も1番と同じく
サビーAメローBメローサビ
となっている・・・
本当は1番がサビで終わった場合は流れとしては次はAメロから入るのが一番流れがいいのよーん(>_<)
2番は冒頭のサビをカットするか・・・いやいやそれではキモである「ゼーット!!」がなくなってしまう・・・
しばらく悩んでいるうちにひょっとクライアントの要望を思い出す。
「出来ればファンキーさんのドラムもフィーチャリングして頂ければ嬉しいのですが・・・」
そこで決断!!
通常のポップス構成、いわゆる2ハーフという
1番ー2番ー間奏ーBメロもしくはサビ
という構成はあきらめてもっと変則的な構成にしよう!!!
1番が終わったらとりあえずドラムをフィーチャリングして、
そこから長いギターソロ!!!
たっぷりと田川くんをフィーチャリングした後に仕切り直してまたサビ始まりでワンコーラス歌う!!
これしか物理的に方法がないのだ!!
もし「これはちょっと・・・」と言うならもう歌詞を削るしかない。
せっかくイントロを作ったのだから一回だけしか聞かせないのももったいないので、
それをそのままエンディングに持って来てフルコーラスのデモ(田川くんに渡す段階)完成!!
「田川くーん〜これにギター入れて〜」
とメールでデータを送りつける。
打ち込みのギターではどうしても「メタル」感が出ないので、
デモ段階と言えどホンモノで弾いてもらわねばならない。
「デモやからね〜大体でええからね〜」
そしてこの言葉を必ず付け加えねばならない。
「ついでに仮歌も入れといて〜」
これが何より大事!!
一生懸命作ったデモでもワシの仮歌ではそれが原因でイメージが悪くなりボツになってしまう(笑)
こうして田川くんの完璧な仮歌によるデモが完成した(笑)
構成やアレンジのOKを待つ・・・
ところがこれがなかなか返事が来ない・・・
「ひょっとしてボツになったかなぁ・・・」
と思って待つこと数日、
「水木さんからOKが出ました!!これで本チャンレコーディングして下さい!!」
え?水木さんがOK出すの?・・・
・・・と不思議に思ったのだが、クライアントは既にOKを出していても、
やはり歌ってもらう水木さんが乗り気でなければこのプロジェクト自体が成功しないということだろうか、
兎にも角にもこのテの仕事では非常に珍しく「一発OK!!」
私も田川くんも飛び上がらんばかりに喜んで次の作業に入る。
まずはドラム録り!!
それが終わらなければベースとかギターとか上モノは被せられないのでこれだけは早急に録音する。
まあドラムは本職だし自宅スタジオでちょちょいと(でもないが)出来るのでツイキャスしながら録音した。
ドラムのデータを田川くんところに送って、あとは本チャンギターと、
ベースはエンジニアとして発注した仮谷くんに「弾く?」と聞いたら、
めんどくさがったのか「弾かない」と言うのでそれも田川くんに頼んだ。
ワシはここからは単なる「こだわり」なのだがやはりルーツである昔のアニソン風のストリングスと、
まあ現代っぽく(という言い方が既に古い)デジタルモノのシンセ等を被せる。
まあ「ダビンガー」が二カ所で同時にダビングしているようなものである(笑)
ストリングスは将来(あるんか?)本物を録音する時にも対応出来るように、
バイオリンパートとチェロパートで作っておく。
まあこの辺も「こだわり」なのだが、
「こだわり」がなくては100%「仕事」である。
「こだわり」があって初めて「音楽」になるのだから、
この「仕事」としては無意味なことにも思いっきり時間を使わせて頂く。
これにてワシの作業は終了!!
あとは田川くんの作業が終わり次第歌入れ!!!
というわけで初めてアニソンの帝王水木一郎さんの歌入れとやらをディレクションする羽目となった(緊張)
いや〜何も申し分ありません!!冒頭の「ゼーット!!」で全てOKでした。
その時に水木さんがおっしゃった。
「アニソンの流れを世襲しながら新しいものを大胆に取り入れた新しいアニソンの世界・・・名曲です!!」
恐縮です。
何千曲もレパートリーがあるアニソンの帝王が、
ここまでこの曲を気に入ってくれて、
私としては本当にこだわった甲斐がありました!!
この曲は本日こちらより配信開始!!
レコチョクはこちら〜
プロモーションビデオはこちら〜
Posted by ファンキー末吉 at:13:00 | 固定リンク
2014年7月26日
日中友好こども(大人も可)サマードラムスクールまであと2週間!!
このドラムスクールを思い立ったのは全中国ひとりドラムツアーでの中のこと。
担当のShaは10数年前に一度パール楽器のドラムスクールを中国から視察に来たことがある。
「あれはよかったなぁ・・・また行きたいなぁ・・・」
と言うので調べてみたら最近は開催されてないと言う・・・
「ほな自分らで立ち上げまっか!!」
という誠にファンキー末吉らしい発想で始まった(笑)
いや〜「言うや易しやるは難し」と言うが、意外にもこの企画はトントン拍子に進んでいった。
まずは小屋押さえ!!
日中から100人を集めようというこの企画、
100人を超える合宿場などなかなかないだけではなく、
見つかってもそんなところは各大学の軽音楽部等のリピーターで毎年毎年埋まってしまっている(>_<)
まあワシは「人を見る(笑)」方なので、
電話の応対が悪いところは徹底的に排除してゆき、
そんな中、music house Neverlandというところの対応がすこぶるよく、
「うちでは小さ過ぎて受け入れ出来ないのですが、近くにキャンプ場がありますのでそこを紹介します」
と非常に親切にされた。
それが今回のこの会場、埼玉県児玉郡神川町城峯公園キャンプ場である。
この会場を8月8日〜11日まで全部借り切って、
そうなれば音も出し放題!!100人収容も問題なし!!という感じである。
日程を決めてまずは講師の選定・・・
まあ選定と言っても基準は「一緒に飲んでて楽しいヤツら」である。
飲んでて楽しいと言えば衛藤浩一を筆頭に、
シェイカーの工藤ちゃんやマッド大内さんなど全てワシの飲み仲間である。
ジャズ系から誰か・・・と思ったが怖そうな人達ばかりなので、
いつも店に出てくれている佐々木隆さん、これならば問題なし!!
ついでにゼノン石川こと石川俊介のベース講座、
弾き方が特殊なので習う人がいるのかどうかはわからんが田川ヒロアキのギター講座、
この二人がいれば毎夜のキャンプファイヤーフリーコンサートの演奏はお手のものなので助かる・・・
そして北京で知り合ったAKBの作曲家、河原嶺旭の作曲DTM講座と来れば、
これはもうドラムスクールと言うよりは「総合音楽教室」である!!
準備万端で中国側の参加者を煽る。
公募などせず、ワシが廻っている全中国に既に100を超える「パール倶楽部」に連絡を取ればそれですむ。
募集をかけてあっと言う間に30人が集まり、
「今年は初回なのでどんなトラブルが起こるやらわからんので」
ということでここで即〆切!!
あとは日本側から同数ぐらい集めて全部で50人ぐらいからスタートし、
今年が成功したら来年からは一気に日中100人ドラムクリニックとなる・・・\(^o^)/
・・・と、ここまではよかったのだが、ここで問題発生!!
それは中国側の旅行会社の問題だったのだ・・・
・・・と連載なら「次に続く・・・」でいいのだが、
ブログなのでさっさと簡単に書いてしまうのだが、
中国から出国したり日本のビザを取ったり、
それを全部こちらでやると忙殺されてしまうので中国の旅行会社を使ったのだが、
土壇場になってそこが法外な旅行代金を突きつけて来た(>_<)
「これでは普通の応募者が払える額ではない」
ということで「中止もしくは延期」という話が出たが、
それをやられると日本でのワシのメンツが丸つぶれということで、
どうしてもキャンセルした15人を除く、今回参加する15人は全部ワシと関係の深いパール倶楽部の人達ばかりである。
その人達が今年喜んで帰ってゆきさえすれば、
来年は予定通り100人ドラムクリニックとしてそれこそワシが死ぬまで毎年開催出来るということになる\(^o^)/
さて今度は予算繰りであるが、
実は蓋を開いてみたら「通訳」というのは実はヘタしたら講師達よりもギャラが高い(>_<)
まともなギャラを払っていたら破産してしまうということでボランティアを募った。
そしたらまあ集まってくれた大勢のボランティア通訳の方々・・・
ある人は北京から、ある人は上海から自腹で飛行機代払ってまで手伝いに来て下さる・・・
みんなこんな冷え込んだ日中関係の中で日中の間で仕事をしてて、
こんな話だけでもやっぱ応援したいと思ってくれてるのな・・・
ほんま感謝感謝です!!
しかしこうなって来るといろんなボランティアも合わせたら日本側でもう60人を超えている(>_<)
中国側も入れると既に100人近いイベントになってしまっとるぞ・・・
そうなったら今度は悲鳴をあげたのが、
料理長として上海からブッキングした「被告勝山(笑)」ことLive Bar X.Y.Z.→AのオーナーKさん・・・
何せ食材も上海から手荷物で運ぼうとしてた矢先、
当初は40人ぐらいのメシを作ればいいのだろうと思ってたらいきなり倍(>_<)
勘弁して下さいよ〜・・・と言われても勘弁するわけにはいかない(笑)
そこでさすが商売人やね、協賛してくれる会社を探して来てくれた!!
まずはまずは長崎チャンポンなどの麺を作っている会社「狩野ジャパン」!!
凄いっすよ〜・・・業務用焼そば麺(LL麺) ソース焼きそばスープ
業務用長崎皿うどん 長崎皿うどん特製スープ 島原そうめん(乾麺)
などをそれぞれ何百食ぶん!!!(◎_◎;)
これはホンマ助かるのよ〜・・・狩野ジャパンさん、本当にありがとう御座います!!
またこれに続いて尼崎の「田中海苔店」!!
海苔って実は中国人はそのまま食べないのよね・・・
スープなんかに入れてダシを取るもんで食べるもんではないと思っているのでしょう。
時々ファンキー村に海苔を送って来てくれるが、
ここの味付け海苔食ったら中国人の世界観が変わるかも知れんな・・・
その他、いろいろ協賛をお願いします!!
そんな企業さんとかではなく、少々の気持ち程度の差し入れでも結構です。
今困っているのが100人分のご飯を炊く炊飯ジャー・・・
大きなジャーを持っている方がいたら貸して下さい!!
あと中国人が喜びそうなもの・・・
そう言えば前回張張(ZhangZhang)が来日した時に日本のレトルトカレーに感激してたなぁ・・・
それと日本酒とかの差し入れも歓迎です。
8月7日必着で、
埼玉県児玉郡神川町城峯公園キャンプ場
0495-77-2111
まで送って下さい。
あなたが送ってくれた差し入れは将来の日中関係、
ひいてはアジアの、いや世界の平和のために役立ちます!!(キッパリ)
今年が成功したら来年は100人規模で行いますので、
今回は差し入れしか出来ない人も次回は是非ご参加下さい〜
今年参加出来る方はまだまだ土壇場まで参加受付しております〜(こちら)
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2014年7月22日
アーリー爆風トリビュートツアー
ひとりドラムツアー豊橋で一緒になったバンド「お色気の秘宝館」、
まあコアなことにワシ自身も忘れてしまっている爆風デビュー前の音源をコピーしてるバンドだということで、
江川ほーじんに「そんな音源ばかり演奏するバンドをやろうぜ!!」ということで限定結成されたバンド
「江川ほーじんファンキー末吉アーリー爆風トリビュートバンドwith小畑秀光」
(Ba.江川ほーじんDr.ファンキー末吉Gt.Vo.小畑秀光)
見事にツアースケジュールが決定致しました!!
「人間性根は変わらんなツアー」
8/31(日)豊橋AVANTI 公開リハーサル
OPEN/START 19:00 前売り限定チケット ¥2,000 (1drink付) ※整理番号付
演奏指導:お色気の秘宝館
9/1(月)浜名湖WATTS 初日
OPEN19:00/START20:00 前売:3500円 当日:4000円
9/2(火)名古屋ell Fitsall 2日目
OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円
9/3(水)神戸チキンジョージ 3日目
OPEN1830/START19:00 前売:3500円 当日:4000円l;
9/4(木)京都RAG 4日目
OPEN18:00/START19:30 前売:3500円 当日:4000円
9/5(金)四日市EAST 5日目
OPEN1830/START19:30 前売:3500円 当日:4000円
9/6(土)浜松窓枠 最終日(解散)
OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円
O.A.お色気の秘宝館
9/7(日)八王子Milky Way 再結成前夜
OPEN18:30/START19:00 前売:3500円 当日:4000円
9/8(月)渋谷ルイードk2 再結成
OPEN18:00/START19:30前売:3500円 当日:4000円
9/9(火)佐野ケン 再結成ツアー初日
OPEN18:00/START19:00前売:3500円 当日:4000円
9/10(水)新横浜New Side Beach 再結成ツアー楽日前
OPEN18:00/START18:30前売:3500円 当日:4000円
9/11(木)八王子Live Bar X.Y.Z.→A 本当に解散!!もうしません!!
OPEN18:30/START19:30 当日のみ:4000円(前売はありません)
なんで一度解散してまた再結成ツアーをやらねばならないかと言うと、
「うちでもやって下さい!!」というオファーが多かったためである。
しかしワシらいい年こいてそんなに大人ではないので、
やってるうちにまた仲違いして予定全てキャンセルして解散!!
ということもあり得なくはありませんので、
見に来れるスケジュールはなるだけ早く見に来て下さいね〜(笑)
ところでここで名古屋の対バン大募集!!!
9/2(火)名古屋ell Fitsall 2日目
ですが、小屋が(私たちにとっては)とても大きいため、
一緒にやってくれる対バンを大募集します。
爆風のコピーバンド、
もしくはアーリー爆風に大きな影響を受けた地元バンドで、
「客を呼べること」が大前提となります。
我こそはと思う地元バンドはこちらにメール下さい!!
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2014年7月18日
またまたひとりドラムやらせてくれるところ大募集!!
さて北京での濃ゆい生活を経て日本に帰って来た。
「長期的展望」などないワシの生活ゆえ、いきなり目先のスケジュールのチェックを始める。
今月の21日にひとりドラムをやらせてくれるところをブログで募集したところ、
何と浜松と八王子という2カ所からオファーがあり、見事にスケジュールが埋まった(驚)
7/21(月)
会場 Hal-sonic Hスタジオ
開場 12:30 開演 13:00 サイン会 14:30〜
料金 一般 2,500円 学割 1,500円
詳細はこちら
7月21日 月
会場 八王子MilkyWay
〒192-0082 東京都八王子市東町12-6 OSプラザビルB2F
TEL : 042-649-3925
開場 18:30
開演 19:00
前売 1500円 入場時ドリンク500円別
当日 2000円 入場時ドリンク500円別
出演:ファンキー末吉
OA 有り
BAR TIME 有り
2DOGS×Hachioji MilkyWay presents...
『KIZUNA-絆-』
ファンキー末吉ひとりドラムin八王子
思うにSNSの発達により「ブッキング」という概念が変わって来ているのではないのか?・・・
もういちいちこちらからライブハウスに
「何月何日にお宅でやらせてくれませんか」
と連絡を入れるより、このブログで、
「何月何日やらせてくれるところ〜」
と公募した方が早いという現実である。
ひとりドラムももう「芸」として確立し、
今やフルバージョンは90分の完璧なメニューもあるし(もっと長いのも可)、
アマチュアバンドのオープニングアクトでは、開場時間から開演時間までの間、それこそ客入れの間にやらせてもらう30分のメニューもある。
ドラムセットと伴奏を再生する簡単なPAシステムさえあれば、
ちょっとしたバーや、客さえ入れば貸しスタジオでも出来るぞ!!
再生装置がなければ容量の大きなベースアンプでも出来る。
これはタイのバンコクでも経験済・・・
おう・・・立派に居酒屋でも出来るではないか・・・
お?・・・ヘタしたら電源さえ何とかなれば公園や商店街でも出来るぞ!!
騒音問題と道路使用許可さえ取ってもらえれば・・・(笑)
というわけで、ざっとスケジュールを見るに、
次のスケジュールが埋まれば完璧なのぢゃが何処かやらせてくれるところはありませんか・・・
8月14日(木):東京から名古屋までの間のどこか
8月18日(月):大阪から東京までの間のどこか
8月20日(水)21日(木):東京から日帰り圏、もしくは1泊して2日間出来るところ
8月28日(木):東京から大阪の間のどこか
9月18日(木)19日(金)に盛岡で決まっているのぢゃが、それ以前のスケジュールで東京から盛岡までのどこか
(その後は北京に飛ぶので後ろにつながりません)
おっ!!ひとりドラム初の東北です。
ひとりドラムツアーの軌跡にまた新しいアイコンが埋まるのか!!!
上記ぜひどなたか是非よろしくブッキングをお願いしたい!!
こちらにご連絡下さい〜
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2014年7月 5日
7月21日(祭)ひとりドラムやらせてくれるところ募集!!
すんません、突然で恐縮ですが、東京帰って来てスケジュールを眺めたら、
中国ぎっしりで当分ひとりドラムを入れるスケジュールがない(涙)
ふと見ると7月20日(日)が小田原で、
翌日21日(祭)が何もしてないというのはあまりにもったいない!!
ゆえに小田原から八王子の間で(別に八王子から日帰り圏やったらええけど)どこかやらせてくれるところはありませんか〜
ドラムセットと伴奏を再生する簡単なPA設備があったらどこでもやります〜
どうしてもPAがないところはベースアンプとかあれば大丈夫です〜
・・・ってそれやったら電池式アンプ買うたら路上で出来るやん・・・
既にイベントが入っているライブハウスのオープニングアクトでも結構!!
客入れから本番までの間でやらさせて頂きます〜
(実際米子でそれやった笑)
でも出来れば90分時間くれれば北朝鮮の2曲も含めたええフルメニューがありまっせ〜
やらせてくれるところが見つからなかったら路上でやります(笑)
どっか大音量で出来る路上紹介して〜
情報はこちらへ
ps.UPして半日でやらせてくれるところが見つかりました〜
ブログの効果抜群!!!どうもありがとう御座います!!
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2014年7月 3日
ひとりドラムツアー西日本編最終日浜名湖
いや〜この浜名湖WATTSっつう小屋は初めて来たけど凄い小屋やなぁ・・・
このようにステージの後ろには浜名湖が臨める、恐らくワシの知る限り最高に風光明媚なライブハウスなのです。
マスターの佐藤さんは以前豊川の「かごやはうす」という小屋の人で、
今回ワシがまた
「高松から東京の間でどこかやらせてくれるところ〜」
と募集したら手を挙げてくれた。
対バンはこちらからの要望でまたアーリー爆風スランプのカバーバンド「お色気の秘宝館」。
いや〜この小屋には一番似合いません!!(笑)
まあしかし彼らのおかげで江川ほーじんと廻るアーリー爆風トリビュートツアーの概略が決まった!!
8月31日(日)豊橋AVANTI(公開リハーサル)
9月1日(月)ここ浜名湖WATTS(ツアー初日)
9月2日(火)〜5日(金)やらせてくれるところ大募集!!
9月6日(土)浜松窓枠
また1200Wのアンプを持ち込むであろう江川ほーじんが現地ローディー募集中!!(説教付)
我こそはと思わん方はメール下さい。
いや〜ひとりドラムツアーとっても楽しかったです。
お世話になった方々本当にありがとう御座いました!!
またやりましょう!!
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
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2014年6月30日
ひとりドラムツアー西日本編その9高松
尾道から在来線で岡山まで行き、
マリンライナーで高松まで行くのに坂出で途中下車してみた。
生まれ育った坂出元町商名店街〜
右手3番目のビルが中華料理店平和園だった。
ワシはここの3階で産婆さんによって生み出されたと言う・・・
平和園は奥に土地を買収して細長く拡張してゆき、
次には奥の右側に拡張してL字型となった。
ワシが物心ついた時には右手手前の路地入ったところに裏口があり、
そこから自宅への出入りをしていた。
裏口の真上の3階がワシの部屋であった。
この部屋にドラムセットを置いて、
アンプ類も集まって来てリハーサル場になっていた。
ちなみにこの右隣の家がS君の家である(笑)
まあ思い出に浸っててもしかたがない、そうそうに引き上げて高松へ向かう・・・。
今回のひとりドラムは大嶋さんという方がブッキングしてくれた。
ドラマーだそうで、前々回の王様ツアーを見に来てくれたらしい。
場所はBEATLESというライブハウスで、
五星旗でも一度お世話になったことがあると記憶している。
突然のブッキングで、しかも対バンもなくひとりドラムのワンマンである。
集客の方を心配してたのだが、たくさんの人が来てくれて感謝である。
ちなみにここでも後ろに客を入れた。
オッサンばかりだが全員ドラマーだということだ(笑)
でもドラムを叩くのを後ろから見れるチャンスはないのでドラマーにとっては特等席やと思うぞ・・・
さて、今回フルライブのひとりドラム、メニューをどうしようかと一瞬迷ったが、
まあだんだん喋りもまとまって来て長くなってるし、
対バン付でも1時間ぐらいやったりしてるんで、
ここは持ちネタ全部やってまえ!!ということで全ての商品の実演販売(香川県なので坂出マイラブも含む)ということで1時間半を超えるフルメニューがここに完成した!!
(坂出マイラブ熱唱ちう)
ここにセットリストをUPしておこう。
商品番号1:
演奏曲「Vision Rocks」映像、譜面、伴奏データ一式1000円
商品番号2:
演奏曲「Spreading Your Fire」収録X.Y.Z.→Aベストアルバム3900円
商品番号3:
演奏曲「Initiation」収録X.Y.Z.→A最新版SEVENTH HEAVEN(2CD版)3200円
商品番号4:
演奏曲「びっくりミルク」収録、爆風トリビュート初回版3000円
商品番号5:
歌唱曲「坂出マイラブ」収録、爆風トリビュートおまけComplete1000円
商品番号6:
演奏曲「ムルムピョ」にまつわる著作本「平壌6月9日高等中学校軽音楽部」1600円
商品番号7:
演奏曲「豊年の春」にまつわる朗読CD「平壌6月9日高等中学校軽音楽部」ライブ特価2000円
商品番号8:
演奏曲「天界への7番目の扉」収録、ファンキー末吉ソロアルバム1000円(中国直輸入版)
商品番号9:
演奏曲「炎の靴」収録、五星旗3rdセルフカバーベスト2500円
以上1時間半を超える完璧なメニューがここに出来上がったぞ!!
(坂出マイラブは香川県以外の土地では歌唱しませぬ)
更にアンコールでやれる商品のない曲もまだ数曲残っているんだから我ながら大したもんぢゃ・・・
さて明日7月1日は10日間に渡るツアーの最終日、坂出マイラブを除く全てのメニューを演奏する予定です!!
浜名湖WATTS
open19:00/Live20:00~
Charge:¥2000(order)
お集りあれ!!
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ひとりドラムツアー西日本編その8米子
尾道からTakahashiさんに車に乗せてもらって米子に着いた。
熊本のドン西郷さんとか、
全くもってこのように次の土地まで送ってくれると助かるのよ〜
物販でぱんぱんのクソ重い荷物引きずらんでええし、
乗り換えもなければ後部座席でふがーっと寝てれば会場まで着いてしまう。
本当にお世話になりました!!
全くもってこの「ひとりドラムツアー」は各地の「人」によって成り立っている。
もともとは尾道が終わったらどこかの空港から北京に発とうと思ってたのじゃが、
北京の仕事がドタキャンになったので、また
「尾道から東京までの間でどっか組んでくれる人〜」と募集したら、
まず先に一日空いて高松、その次の浜松が決まってしまい、
ぽこっと空いてたこの日を鳥取の倉さんという方が手を挙げてくれた。
会場に着いたらこんなポスターが・・・
素敵な手作りポスターではないか!!・・・
これを見てワシは大体理解した。
今日は開場時間から開演時間までの客入れの時間で演奏する「完全なるオープニングアクト」なのだと・・・
構いまへんでぇ〜何でもやりまっせ〜!!
というわけでセッティング終わったらすぐ開場なのですぐ本番(笑)
この日の出演バンドは7つ(>_<)
呼んでくれた倉さんのバンドは5つ目だった。
ワシは開場時間の17時からドラムを叩いて、
全部終わったら23時近く・・・(>_<)
例によって客に酒を奢ってくれと言うのでこんなに飲む羽目になる・・・
これだけ飲んで更に打ち上げ(笑)
ギターボーカルの周作さんもとても面白い人で、
聞けば明後日カレー&ラーメンの店をオープンするとのこと。
「今度は是非うちの店でやって下さい」
とのことじゃが、それは願ってもないことである!!
もともと
「ドラムセットと伴奏を流す簡単なPAさえあればどこにでも行きます」
というものなのぢゃから、カレー&ラーメンの店なんて願ったり叶ったりである。
次は是非そこでお願いします〜
いっぱいご馳走してもらってありがとう御座いました〜
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2014年6月29日
ひとりドラムツアー西日本編その7尾道
尾道にはThe東南西北のメンバーやピアノの八ちゃんやたくさん友達はいるのだが足を踏み入れるのは今回が初めてだった。
宇部から在来線と新幹線を乗り継いで、
広島で途中下車してお好み焼きを食って(笑)
そこからまた在来線に乗って初めて尾道駅に着いた。
目の前には海、そして後ろはすぐ山・・・
なんじゃこの城みたいなもんは・・・
よく朝「ここに登るぞ!!」と宣言して撮った写真じゃが、
あえなく2合目ぐらいで断念!!(>_<)
聞けばこれな歴史上の建造物ではなく民間によって建てられた建造物で今は廃城になってるそうな・・・
(尾道城Wikipedia)
駅からは長い商店街が続いていて、そのはずれは飲屋街。
昔は船着き場で赤線とかが広がっていたそうで、
10人も座ればいっぱいの小さな飲み屋がひしめきあっている。
そんな中に今回演奏する店があった。
ここをブッキングしてくれたのはTakahashiさんという方で、
実は手数セッションと五星旗3rdのジョイントツアーの福山のライブハウスの前のラーメン屋で隣に座ってたのが縁で、
「今度是非尾道にも来て下さいよ」
ということで実現した。
以前小畑秀光とのツアーで移動日をライブで埋めるため尾道の友人達に
「どっか尾道で演奏出来るとこない?」
と聞いたところ、
「尾道ではないですねぇ〜福山だったらありますが」
ということで紹介されたのが福山Cableだったのだが、
尾道にもこんないい店があるではないか!!
聞けばここのマスターKazさんは昔ライブステーションで一緒にセッションをしたことがあるそうな(驚)
オープニングアクトで弾き語りで歌を歌ってくれた。
いや、別にドラムを叩きながら歌ってるわけではない。
実はこの日はドラムを一番前にセッティングして後ろにも客を入れたのぢゃ。
いや〜フルバージョンでやらせて頂いたが盛り上がったなぁ〜
物販もむっちゃ売れて売り切れ続出!!
おまけにマスターのKazさんが
「打ち上げどうします?」
と言うので、
「もちろん店でやって客に飲ませて売上に貢献しましょうよ」
と言うと、
「でもうちはパスタとかピザとか洋食ばっかなんで地元の美味しいもんも食ってもらいたいんでねぇ・・・」
ということでわざわざ地元の寿司屋から「穴子の刺身」なる珍味や
その他地元の食材の天ぷらやらいろいろ出前して頂いた。
ブログにもいろいろ書いて頂いて感謝感激です。
店のTシャツも頂いて、これを来てどっか風光明媚なところで記念撮影しようと思ったのですが、
尾道城まで登ろうと思ったら力尽きて2合目で記念撮影しました。
尾道よいとこまた絶対来ます!!!
Takahashiさん、わざわざ米子まで送って来てくれてどうもありがとう御座います!!
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Posted by ファンキー末吉 at:19:12 | 固定リンク
ひとりドラムツアー西日本編その6宇部
熊本から1日空いて尾道が決まっていたのだが、
ただの移動日だと面白くないということで、
また「その間の土地でどこかやらせてくれるところ〜」と募集したら手を挙げてくれたのがここである。
Live&Itarian Dining Bar BURLESQUE/バーレスク
なんでも最近オープンしたばかりのライブハウスで、
誰か有名な人に来てもらいたいと思っていたところだったらしい。
ワシでよかったのか?・・・(笑)
小屋に着いたらドラムセットがふたつセッティングされていた。
しかもドラム台の前にセッティングされていたので
「お、なかなかオープニングアクトっぽくてええやん」
と思ってたら、実はフロントアクトで、ワシの前に地元のバンドが2つ対バンで出た。
店長さんのアニメソングバンドは5人バンドなのでまだいいが、
3ピースのバンドにはこのドラムセットは邪魔じゃのう・・・(笑)
かくしてワシの出番が始まった!!
時間を気にしなくていいのでたっぷり喋れる(笑)
最後には地元ミュージシャンとセッション!!
ベーシストは爆風スランプのJungleを全曲フルコピーしたという江川ほーじんフリーク!!
なんか地方に行くとよく出会うなぁ江川ほーじんフリーク(笑)
こりゃ「アーリー爆風トリビュートツアー」もマジで実現ささないかんな・・・
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Posted by ファンキー末吉 at:18:06 | 固定リンク
ひとりドラムツアー西日本編その4と5熊本
今回のツアーはもともとはこの熊本のブッキングから始まった。
ブログでブッキングを煽ったら熊本の「ドン西郷」こと渡邊さんという方が手を挙げてくれて、
「よしこれにくっつけて・・・」ということで今回のツアーとなったのだ。
行ってみて初めてわかることだが、
熊本の地元ミュージシャンが毎月イベントをやっているらしい。
今回はそれを2DAYSに拡大して私を呼んでくれたというわけだ。
むっちゃ盛り上がったぞ!!
特筆すべきは主催者のひとり、通称三平さんことコナキー(末吉命名)の圧倒的パフォーマンス。
(左がドン西郷、右がコナキー)
いや、別にワシはギターで参加しているわけでも何でもない。
彼らのステージ中にギターのチューニングが狂ってしまい、
あまりにチューニングが合わないのでステージに上がって代わりにチューニングしてやっている図なのぢゃ(笑)
「ファンキー末吉とセッションコーナー」も設けられていて、
1日目はツェッペリンの曲をということになっていたが歌う人が来れず、
急遽曲を変えてその場で覚えて叩いた。
2日目は予め曲を送られていたのぢゃが、
その中の1曲が爆風トリビュート版の「東の島にブタがいたVol.3」である。
(こちらに映像もUPされてます)
江川ほーじんのベースを完コピして来た若干20歳の美人ベーシストYukitan、
なんかもうすぐ東京に出て来るというので江川ほーじんにありがたい説教をしてもらおうということになっている(笑)
打ち上げも盛り上がったぞよ!!
毎日馬刺!!馬レバー!!
そして何より感謝したいのが、翌日ドン西郷どんは、ワシを車で次の公演地宇部まで送って行ってくれたことである(感激)。
しかも3時間半かけて送ってくれて、そのままとんぼ返りで熊本まで帰って行かれた(感涙)。
熊本のみなさん、本当に何から何までありがとう御座います。
また行きます!!すぐ行きます!!しょっちゅう行きます!!
よろしくお願い致します。
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
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2014年6月26日
ひとりドラムツアー西日本編その3福岡
唐津ではさんざん飲み食いさせて頂いて、
そのままキャラバン河上さんの車で福岡まで送って頂いた。
この福岡のライブは通称「ヤンズ」こと元Jazz屋北京のスタッフだったYokoさんがブッキングしてくれて、
唐津の暴飲暴食まで付き合ってくれた(笑)
このVoodoo Loungeという小屋は実は縁があって、
その昔WINGのツアーを組む時にお世話になろうとしていた小屋で、
オーナーさんはバンドを組んで北京でコンサートもやったことがあるという話だ。
この日の対バンは個性的なバンドばかりで、
まあ写真だけ見てもらえばわかると思う・・・
「あれ?何で最後のバンドにファンキーさんが?」
と思う方のいるだろうが、もういつもの、
「みなさんのお金で私に酒を奢って下さい!!
その一杯が店の寿命を一日延ばす一杯となります」
によって最後のバンドの時には既にべろんべろん(>_<)
なんか即興的な要素の多いバンドで、
ギタリストは時々持ち替えてキーボードも弾くし、
しょっぱなから即興でリズムに乗せて「えらいこっちゃ」とか爆風曲のフレーズなども歌っていたので、「ほな乱入しちゃろう」という気になっていきなりステージに上がった。
いやまたこれが1曲目に上がったもんで降りるタイミングがなくなって結局最後まで弾いていたぞ(笑)
ギタリストがキーボードを弾くパートでは
ワシは仕方がないのでそのギタリストのギターを弾き始めるという悪ノリぶり・・・
いや、知らん曲やし、コードがEになった時のみ「E7+9」を押さえてピートタンジェントばりに腕を回して弾くだけなんですが・・・迷惑やったかなぁ(笑)
バンドも怒るどころか曲が始まる前に「キーはE」とか教えてくれたので、
まあ役には立たんじゃろうが邪魔にはならんように演奏出来た・・・(かも知れん)
もうステージ終わったらべろんべろんである。
ギターやキーボードってドラムと違って手先だけでやってるから楽なのかと思ったら大間違い!!(笑)
打ち上げではもつ鍋の味も覚えてないほど泥酔でした・・・(>_<)
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
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ひとりドラムツアー西日本編その2唐津
今回の唐津は「食」に関して書くことが多いので、
まずはライブのことはおいといて「食」のことだけ書きたいと思う。
まず佐賀と言えば「佐賀牛」である。
しかし前回は王様ツアーで来たため、
締まり屋の王様に「高いからヤだ!!」と一括されて一度も食することが出来なかった。
今回は遠慮なく頂こうとばかり、
前回非常に気になっていた小屋の近くにあるステーキ屋さんに飛び込んだ。
いや〜オーナーシェフの河上さんが楽しいお人で、
愉快なお喋りと肉の解説と、肉をやく素敵なパフォーマンスで魅了してくれた。
ちなみにここてゃお店のPVがある(笑)
この河上さんが翌日は休みだということで、
いろいろ地元観光へと連れて行ってくれた。
まず佐賀と言えば「イカ」であるが、
一番の名所「呼子(よぶこ)」まで車で乗せて行ってくれて、
超有名なレストラン「萬坊(まんぼう)」に連れて行ってくれた。
海に浮かぶこのレストラン、実は「いかしゅうまい」発祥の店らしく、
当然の如く食したのではあるがこれもまた絶品!!
そしてお目当ての「イカの姿作り」
これは前回の王様ツアーの時に偶然福岡のライブハウスの隣の居酒屋で初めて食したのであるが、
後に佐賀バルーンフェスタの打ち上げで同じのが出て来たので、
「これって福岡でも食べました」
と言うと、
「何言ってんですか、これは佐賀の名物ですよ」
と笑われたことがあったが、
佐賀は佐賀でもここ呼子の名物であり、
その中でもこれを食す一番有名なレストランがここだということで、
その「本場中の本場」に舌鼓を打つ。
ちなみに食い残った足とかは天ぷらにして「ゲソ天」もしくは塩焼きにしてくれる。
これがまた絶品!!
そしてこれだけではない、河上さんは私を更に魅力的なところに連れて行ってくれた。
波戸岬・・・
波戸と書いて「はと」と読むということから、観光地によくある「恋人達の聖地」(笑)
一緒に写真を撮ってみる・・・
ガチホモかい!!と突っ込まれそうですが、いえいえ初対面です(笑)
そんなことよりこの岬には素敵な屋台が建ち並んでるのですよ・・・
例えばおばちゃんのやってるこんな屋台!!
ちなみに前に並んでいる瓶詰めなどは試食用にタダ!!
これをツマミにサザエのつぼ焼きなどが焼かれるのを待つ・・・
サザエだけではない!!アワビの踊り焼きというのが残酷だがまた絶品!!
(映像はこちら)
その他いろいろ観光地とか連れて行って頂いて、
最終的には福岡まで乗せて行ってくれてどうもありがとう御座いました。
また唐津に行った時には必ずCaravanに食べに行きます!!
さてさて「食」の話はこれぐらいにして、肝心のライブの話を書きたいと思う。
前回王様に紹介されて王様ツアーでお世話になったFunkyというバー。
オーナーの田代さんには非常によくして頂いて、
今回も「熊本までの間でどこかつなげてくれる人〜」とブログに書くと真っ先に手を挙げてくれた。
今回は「自分のバンドでご一緒させて頂きます」ということだったのだが、
「恐ろしく下手ですんでそれをブログに書いて下さい」とおっしゃる。
いやいや、なかなかのもんでしたよ〜
面白かったのは奥さんがボーカルとして参加した時のMC、
「うちの嫁さんは私たちのバンドがあまりにヘタクソなんで、
こんなバンドとは一緒にやれないと脱退したのだけれども、
今回は特別にアンタ達でもいいわと妥協して一緒にステージに上がってくれました」
っつうのが微笑ましくて笑ったなぁ・・・
奥さん「緊張して心臓が破裂しそうでした」とおっしゃってたが、
いや〜なかなかのもんでしたよ。
ひとりドラムツアー、何とか物販売って移動費宿泊費を捻出しているが、
目的の中心は「旅」である。
「旅」の一番の楽しみは「食」と「出会い」である。
そして音楽も旅も楽しければそれでいい。
バンドが上手いヘタは関係ありませんぞ。
次に唐津に来る時にはこのバンドで数曲ドラムを叩かせて頂きます!!(キッパリ)
またよろしくお願いします〜
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
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2014年6月25日
ひとりドラムツアー西日本編その1富士市
かなり前からオファーがあったのでブッキングしてはいたが、
次につながったのが佐賀県唐津なので、
まあ富士市に泊まってぷらっとこだまででものんびり九州に入ろうと思ってたら、
新幹線代って意外と高い(>_<)
それに反して飛行機っつうのが安いのがいっぱいあるので、
取りあえず悔しいけど(笑)この日は富士市まで行って、
泊まって翌朝か、もしくはその日のうちに帰れたら一度東京に戻ってから福岡に飛ぼうということにしてた。
なんか一回行ってまた逆戻りすんのってどうも悔しいのよねぇ・・・
じゃあ車で往復するのがいいか、いやそれなら飲めないぞ、
じゃあ富士に泊まるか、いやそれなら翌日羽田に行ったら車をどうやって捨てる?
とりあえずこの10日間の最終日浜松まで乗って行って捨てるか?
とかいろいろ考えていたのぢゃが、
何とこの日のイベントには東京から呼ばれている対バンがいるという情報が入った!!
しかもマッド大内プロデュースのバンド!!
おう!!!マッドさんとこの若い衆やったらワシの若い衆も同じやな(笑)
ということで面識も何もないけれどもTwitterでアカウント探してフォローしてみたら早速返事が来た。
@livebarxyz フォローいただきありがとうございます!!
日曜日の富士、メンバー一同楽しみにしております♪どうぞよろしくお願いいたします!
ほう・・・釣れた(笑)
早速たたみかけて見る・・・
よろしくです〜ところで当日機材車で行く?日帰り?ワシが乗れるスペースある?(笑)
"@VELLzFIRE:
@livebarxyz フォローいただきありがとうございます!!
日曜日の富士、メンバー一同楽しみにしております♪どうぞよろしくお願いいたします!
あとはDMでのやり取りでなし崩しに同乗決定!!!(笑)
いや〜面識もない人達の車に乗るのも勇気がいるが、
面識もない人を車に乗せる彼らもなかなか勇気があるぞ!!(笑)
しかしまあ周りの下馬評
「むっちゃいいヤツらなんで絶対気に入ると思いますよ」
の通り、本当に楽しいヤツらでいっぺんで仲良くなった。
彼らのCDなどをBGMに東名高速を車は爆走ワシは爆睡して、
「着きましたよ」
と言うので車を降りたら、
「ここがライブハウス?まるでレストランやな・・・」
と思って入ったらメシ食いに来たレストランだった(>_<)
見れば前回VoThMのツアーでご馳走になり、
今回浜松のライブ終了後でも爆食した「さわやか」ではないか!!
静岡県人なら必ずここを薦めるという「げんこつハンバーグ」が名物のチェーン店。
「お前らよう分かってるなぁ」と思ったが、
彼らも地元の人に「メシ食うならどこがいいですか?」と聞いて
ここが美味しいということでやって来たということだ。
いや〜この「げんこつハンバーグ」、
渡辺英樹曰く「静岡県人はハンバーグを生で食うのか!!(怒)」というぐらい(どんなや?)のインパクトがあり、これはこれで絶品なのであるが、
ワシは密かなマイブームでここの「さわやかステーキ」を注文した。
いや〜肉はやっぱ美味い!!!!
これでバンドの連中とも完全に意気投合して、
「お前ら8月8〜11日ヒマか?」
ということで日中サマードラムスクールにもご招待した。
毎夜のキャンプファイアーコンサートも楽しくなりそうじゃ・・・
いや〜乗せてくれたお礼にここはワシが払うぞ!!
と言って結局は新幹線代ぐらい使ってしまったが、
まあこれも「心意気」ということで会場に着いた。
地元バンドの歓迎を受け、みんないいヤツらだったので非常に嬉しい。
旅の喜びはやっぱ「出会い」やねぇ・・・
ひとりドラムはもうMCも含めて「芸」として完成されつつあり、
いつも最後にはこんなMCを言う。
「このひとりドラムツアー、私はギャラなんか当てにしてません!!
当てにしているのはみなさんが奢ってくれる酒で御座います!!
私もライブバーなどをやっていてライブハウスの経営が大変だろうことが重々わかります。
ここはひとつ皆様が店から一杯ドリンクを買ってそれを私に奢って下さい!!
この一杯がこのライブハウスの寿命を一日延ばすことになる!!」
などと言って終演後対バンのライブを見ながら物販売り場で飲むのだが、
いや〜こんな風に対バンに歓迎される日には酒が5杯や10杯じゃきかないのな(>_<)
結局打ち上げの記憶もほとんどなく、
また粗大ゴミのようにVELLzFIREの車に放り込んでもらい、
気がついたら八王子まで送ってもらってた。
今回これを皮切りに始まる10本連続のツアー、
初日は「飲み過ぎ」にて始まったが、
いやいや実はここからが大変!!
何せここからは美味いものが豊富な九州ツアーなのであったのぢゃ・・・続く
ひとりドラムツアーの軌跡はこちら
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2014年6月17日
アーリー爆風トリビュートバンドを組もう!!
いや〜ひとりドラムの最終地の豊橋と浜松盛り上がった〜!!
特に豊橋は100人を超える動員数で、
いろんなバンドが出たのだけれどもその中で目についたバンド
「お色気の秘宝館」
まあバンド名からしてコミックバンドなのだが(笑)
彼らがレコーディングもされていないアーリー爆風スランプのコアなボツ曲の数々を演奏してた。
ポックリ倶楽部
ふんだりけったり
希望
希望?・・・そんな曲あったっけ?・・・
ベースとギターのリフから始まるのだけれども、
そのリフはどう聞いても江川ほーじんそのもの。
曲を聞き進むにつれ、ある歌詞の部分で思い出した。
「ハゲになりたいぜ!!完璧なハゲに!!10円ハゲにはなりたくない!!
つむじはどこなんだ!!つむじがないぜ!!つむじのとこだけハゲている!!」
何だこの歌詞は!(◎_◎;)
サンプラザ中野が一番天才だった頃とちゃうか・・・
思い出した思い出した・・・リハで大笑いしてたもんなぁ・・・
その後歌うのが辛くなってやらなくなったとか・・・(笑)
ワシは「ええじゃないか」という曲で1曲セッションした。
確か爆風結成して初めて書き下ろした曲である。
いつもライブでやってた初期の代表曲ではあるのだが、
確かこの曲もレコーディングはされてないはずやが?・・・
聞けば彼らは84年のELLでのライブを録音したカセットを持っていて、
それを元にこれらの曲をコピーしているのだと言う・・・
そのテープ〜デジタル化して送ってくれ〜!!!(笑)
次の日の浜松の対バンも彼らだと言うので、
是非ワシも忘れているこれらの曲を演奏してくれとリクエストしたのだが、
この日はドラマーが違うドラマーなので演奏出来ないと言う。
ベースは来ると言うので「じゃあワシがドラム叩く」ということで、
何と30年ぶりにこれらの曲を演奏してしまった・・・
いや〜構成も何も覚えてないのに、
ポックリ倶楽部の
「週に一度〜全力疾走〜ダッシュ!!ダッシュ!!ダッシュ!!」
というところは身体が自然に合わせてシンバル叩いてしまうし、
その後の
「血圧急上昇・・・すなわち」
の後の
「ポックリ」
の時にはついついブレイクしてしまうのな(笑)
人間30年経ってもアホなことだけは身体が覚えてるのな・・・(感心)
そんなこんなで彼らと飲みながらまたアホなことを思い付いた。
これらアーリー爆風スランプの曲を江川ほーじんに演奏してもらったらどうだろう・・・
アマチュアバンドなので好きなことばっかやっとる。
すなわちこのバンドがコピーしたいような江川ほーじんフレーズ満載なのである!!
あいつはどうせメール送っても返さへんし、
電話しても出んし留守電も返さへんからここで通達しよう!!
9月か10月にアーリー爆風トリビュートバンド組んでツアーするからお前ベース弾け!!(キッパリ)
メジャーな曲一切やりません!!
発売もしなかった下らない曲中心でやりましょう!!(笑)
どうせ中野や河合に声かけてもやるわけないからなぁ・・・
誰かギターと歌と探す必要があるなぁ・・・
ギターはともかく歌はなかなかこのテのアホな曲を歌いたがるボーカルはおらんからなぁ・・・
いや冗談抜きでホンマに恥ずかしい曲ばっかしやからなぁ・・・
頭が悪くてその辺の恥ずかしさがないボーカリスト・・・
あ、ギターも弾けて一番アホなボーカリストがおった!!・・・小畑秀光!!!
3人でやるなら経費も削減になってええかも・・・
後はリハーサルが必要やなぁ・・・
そや!!先日お世話になった豊橋のAVANTIは宿泊も出来るから、
ツアー初日はここで2日間公開リハーサル!!
対バンはお色気の秘宝館!!(笑)
いや、彼らの持っている秘蔵音源がなかったらワシらも練習出来んからな。
おまけに江川ほーじんに
「違う違う!!お前は84年はこう弾いとった!!」
と教えてやるぐらいして欲しいな(怖)
そいでまあ1週間ぐらいツアー廻って、
最終日は浜松で解散(笑)
ええなぁええなぁ・・・
ほなそういうことで江川ほーじんさん、小畑秀光さん、お色気の秘宝館さん、よろしく!!!
Posted by ファンキー末吉 at:18:55 | 固定リンク
2014年6月16日
朝鮮学校の秋祭りでドラムを叩こう!!
6月11日朝関空に降り立ったワシはさすがに一日寝ていたが、
翌日12日からは活動開始!!
まずは朝いちで朝鮮学校を慰問!!
今回朝鮮総連のイベントに出演するに当たって、主催者も
「ポスターに朝鮮総連という文字が3つも入ってますけど大丈夫ですか?」
と度々心配のメッセージを頂いたが・・・
いや、3つでもひとつむしろ一緒やろ(笑)
ニュース等で悪い報道が多く、イメージを損ねてはという配慮なのだろうが、
いや、別に団体のイメージが悪くても、
政治的宗教的に利用されるイベントでさえなければ、
ワシは別に悪名高い著作権団体からイベントに呼ばれても出演するぞ!!(キッパリ)
まあこれが「仕事」やからな、出来れば胸張ってドラム叩きたい。
「告知はやめて下さい」とかはよう言わんな・・・ワシの場合・・・
同様に朝鮮学校の慰問もワシにとっては胸を張って門をくぐりたい。
だって鶴橋でよく一緒に飲むおっちゃんやおばちゃんや、
その子供たちの母校であったり、現在通ってる現役であったり・・・
なんかここ「中大阪朝鮮初等学校」は一番歴史が深い学校らしく、
ちょっとした歴史博物館みたいのがあって見学させてもらったが、
「日朝の歴史に翻弄された学校やな」というのが素直な感想である。
「この朝鮮学校を救え」とか「こんな学校潰してしまえ」とか、
そのテのことはワシにはよう言わんし考えもつかんな・・・(>_<)
まあ隣の人達ともっと仲良うやれんかな・・・と思うのみである。
夜のイベントもそういうつもりで参加させて頂いた。
この辺にお住まいの在日のおっちゃんおばちゃんの手作りイベントである。
いや、むしろ仕切り的には中国よりもよっぽどよかったぞ(笑)
最後に修学旅行で平壌6月9日高等中学校に修学旅行で行く人達がいるというので、
ステージに上がって来てもらって一緒に記念撮影して、
それを唯一ワシの教え子でまだクラブに在籍しているドラムの一平くんに渡してもらおうという趣向である。
ビデオメッセージを録音してる時につい感極まって泣いてしまった(>_<)
そしてこの場で勝手に発表!!
10月26日(日)の中大阪朝鮮初等学校の秋祭りイベントに出演します!!
何やらこの日は学校の行事ではあるけれども酒類も販売したりなんかしてて
昼から飲んだりもしてるらしく、そこにドラムセット持ち込ませてもらって、
平壌6月9日高等中学校の子供たちと作り上げたこの曲を同胞であるこの学校の子供たちと一緒に生で演奏しようという趣向である。
どうやって演奏しようか・・・
聞くところによると地元の朝鮮吹奏楽団には日本人の演奏者も参加してるというし、
参加出来て一緒にやれたらええけどな・・・
まあ近づいて来たらいろいろ考えよう・・・
この日お世話になったおっちゃんおばちゃん、
いろいろ本当にありがとう!!
またこの辺行ったら一緒に飲みましょう!!
Posted by ファンキー末吉 at:21:04 | 固定リンク
2014年6月13日
誰か6月28日の尾道前後で「ひとりドラム」ブッキングして〜
18日間のひとりドラム亜洲巡演を終えて関空着いて死んでいた(笑)
「ひとりドラムの軌跡」を見るに、いや〜世界中いっぱい廻っとるなぁ・・・
今日は大阪で朝鮮総連のイベント、
明日は豊橋、明後日は浜松でとりあえずひとりドラムツアーは一段落。
この「ひとりドラムの軌跡」にアイコンを埋めるのが密かな楽しみになってしまったぞ〜(笑)
さてと、ということで自分のスケジュールを整理してみると、
そのまま横浜でParadise Cafeでライブをやって帰京!!
その後は店で3連続やってライブをやってからまたひとりドラムツアー!!
20日に柏でやって、21日が空いているのはまあよい。
溜まった仕事などもあるのでこの日に全部仕上げてしまおう。。。
22日の富士市からまたツアーに出て、
次の日23日の唐津への移動はまあ大変やけど大丈夫でしょう。。。
24日に福岡、25、26日に熊本は非常によいのだが、
一日空いて28日に尾道というのがどうも気になる・・・
出来れば27日に誰か熊本と尾道の間でブッキングしてくれんか・・・
山口とか広島とか・・・どなたかおらんか〜
元々入ってるライブにOAとして参加させてもらっても
「うちの店ドラムセットあるけどスケジュールがぽっこり空いてて」でもええのよ〜
あと29日から本当は北京に飛ぼうと思ってたのでスケジュールがぽっこり空いているのじゃが、
29日、30日、場合によっては7月1、2日に尾道から東京までの道のりで誰かブッキングしてくれんか〜
高知に実家があるので四国方面でもええけど・・・
あとねぇ〜世界中もっとアイコンを埋めたいの〜(笑)
世界各国のみなさん、ドラムセットと伴奏を再生する簡単なPA装置(出力のでかいベースアンプでもよし)さえあればどんな国にでも行きます!!(紛争地でもよし)笑
よろしかったらご連絡下さい〜こちら
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2014年5月 5日
同窓生
先日のブログで書いた我らがヒーロー「エロ本屋の亀井くん」、
このブログを見て同窓生が電話番号を調べてくれました。
今回のライブは「同窓会」がメインなので、
まずオープニングは各同窓生とマイクを使って昔話、
そこで亀井くんに電話をかける。
「ほな今から」
ということで亀井くんの到着を待たずにライブ開始!!
まずはひとりドラム、そして「ファンキーぱんと大村はん」、
MCでは初恋の人の話とかいろいろしてたらいろんなことを思い出した。
同窓生で泉本圭介という男がいて、
彼んちが自分ちにでっかいオーディオシステムがあって、
そこでガンガンにロックを聞かせてくれた。
レッドツェッペリンもディープパープルも、
いわゆるワシらの時代が通らねばならなかったクラシックロックの全てのレコードがあった。
後に彼とバンドをやることになるのだが、
彼がいなければワシはロックなんてものと縁なく別の職業を選んでたかも知れんな・・・
あとニチイの中にレコード店があって、
そこの店員さんも若かりしワシに大きな影響を与えたひとりである。
当時レコード店のジャンルには、クラシック、演歌、ニューミュージックぐらいしかなかった時代である。
店員さんとしてはロックを仕入れたいのだが、売れないレコードを入荷したのでは店長に怒られてしまう。
そこでこのロック好きのこの高校生に目を付けた。
ミュージックマガジンという音楽雑誌のページを開いて、
「お前ロック聞くんやったらこのレコードを聞かないかん!!」
と言ってそのレコードを注文させるのだ。
そうすればその店員が聞きたくて仕方なかったそのレコードを入荷出来る。
注文なのだから必ずこいつに売れるし店長にも怒られない。
そしてレコードが入荷したらそれを店でヘビーローテーションして、
ワシが店に来たら感想と共にワシに売り付けるというシステムである。
ワシは小遣いもらったら必ずここに行って何かレコードを買わされてたなぁ・・・
店員さん、名前忘れたけど、おかげであの高校生はこんな道を歩んでおります!!(ぺこり)
人生どんなことでどんな風に人に影響を与えるかわからんからなぁ・・・
店員さん、あなたのロックへの思い(?)は間接的に日本の、いや世界の(大き過ぎるか?)、
まあ少なくとも中国のロック界には大きな影響を与えました(笑)
そんなこんなで「ファンキーぱんと大村はん」で何曲か歌って、
その後は同窓生と飲んでこの日はお開き。
久しぶりに会う亀井くんはまるで変わってなくて嬉しかった。
次は泉本圭介とイオンのレコード店の店員さんに辿り着くまで定期的にこのライブやろうかな・・・
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
Posted by ファンキー末吉 at:22:10 | 固定リンク
KINGDOMでファンキー末吉を応援しNgiht
岡山在住の方の呼びかけで、ここCRAZYMAMA KINGDOMで開催されたこのイベント、
いろいろ動いて下さった関係者の皆様どうもありがとう御座いました。
みなさんよくして頂いて、着いたらまず楽屋にワシ専用の冷蔵庫がある(驚)
中に入っている「ドリンク」とはすなわち「酒」である(驚)
その他オードブルとか寿司まで入っておった(感涙)
そして楽屋にはこんな貼り紙も・・・
これ・・・全ての出演者がMCで言うんか?(驚)
おかげで募金箱んところは酒ばっか・・・
いや、飲めませんってこんな・・・飲んだけど・・・
さてライブですが、オープニングアクトのオープニングアクトとして
地元ちびっ子ドラマーYukiちゃんのひとりドラム(写真撮り忘れた)
に続いてワシのひとりドラム。
これは客席に2台のドラムを向かい合わせにセッティングして行われた。
(写真撮り忘れた)
その後ドラムバトル。
今日出演するD-Driveのドラマーちーこちゃん(ワシの初恋の人と同じ名前やん)も加わってバトル。
それが終わったら客席のドラムは片付けてステージ上で地元のバンド。
VOWWOWのカバーバンドと、ジューダスプリーストのカバーバンド、
笑かせて頂きました。
まあこのぐらいの時間になって来るとワシは既にべろんべろん(笑)
しかし最後のD-Driveでいっぺんに酒が醒めた。
もの凄いバンドじゃったぞ・・・
まず女性ギターが真ん中なのでギター弾きながら歌うのかと思ってたら、
超絶テクニックでインストナンバー!!
これはイントロダクションで2曲目から歌うのかと思ってたらやっぱインスト!!
いや〜最後までロックインストだったのぢゃが、
これが超絶でもの凄かった。
特にツインリード!!上下のハモりがニュアンスまで全く同じ(驚)
リズム隊も完璧で、ワシは思わず
「北京に来い!!ライブをブッキングしてやる!!」
と言ってしまった。
実現すれば一ヶ月以内には北京で一緒にライブやるぞ!!(ホンマ)
いや〜北京のワシの音楽仲間に見せてやりたい。
日本にはこんな素晴らしい「ロック」があるんだぞ、と。
こいつらもまたひとつの日本のロックの「宝」じゃ!!
最後まで歌わずにステージを降りたフロントギターのYukiちゃん、
ルックスも可愛いので「歌えばいいじゃん」と言うのは簡単だろう。
いや、その方が手っ取り早いからワシもそう思う。
でもやりたいことをやっていけばいいんじゃないかな、と最後にはそう思った。
人生はやりたいことをやるにはあまりにも短いけど
やりたくないことを我慢してやるにはあまりにも長過ぎる。
頑張れ日本の若いロッカー達!!
応援するぞ!!
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
Posted by ファンキー末吉 at:04:52 | 固定リンク
2014年5月 4日
高槻ジャズストリート
こんな素敵なイベントが開催されてるなんて知らなかった!!
前日は私を高槻に呼んでくれた米倉さんの自宅に泊まる予定だったが、
おめでたいことに奥さんがお子さんを出産し、夜泣きがひどいということでホテルをとってくれた。
朝起きてホテル周辺を散歩してるだけでもうだんだん街がジャズに変わっていっている・・・
ワシは18時半からの出演なので、
ホテルのチェックアウトを16時まで延長しようと思ったら満室(>_<)
だったらどっかでドラムを叩こうと米倉さんと交渉に廻る。
知り合いの店がよかろうということで、
まずBirth Actという店に行って店長さんにご挨拶。
しかしドラムの乱入は店が決めるわけではないので出演者さんに聞かないととのこと。
そりゃそうやわなぁ・・・
「じゃあ乱入させてもいいという出演者がいたら連絡下さい」
と次の店に行く。
エルカフェというお店、なんと
「14時から1時間枠が空いてますよ」
とのこと・・・
ついでに13時からの枠に出演のThe Double Bogeyというバンドにはドラムがいないということで乱入!!フルステージドラムを叩く!!
その後14時からの枠ではTwitter、Facebookで
「ミュージシャン集まれ!!セッションしよう」
と呼びかけていたぢゃが、誰も来なかったのでひとりドラム!!
まあゆるーく普段やらない曲などやってればいいかと思ってたら、
大音量なのでどんどん人が集まって来て最後には満席!!
命がけの1時間越えひとりドラム・・・死ぬかと思いました・・・
「今日はこのぐらいにしといたろ〜♪」
と思って夜の会場の下見に行こうと街を歩いてたら、
今からまさにライブをやるよというバンドが米倉さんの知り合いということで乱入!!
このバンドはストレートなスタンダードJazzのバンドだったので、
久々にスウィング叩いて楽しかったぞ〜
そして最後にT-Trueという店でひとりドラム!!
4ステージ目!!死ぬか?!死ぬのだな!!!!
死んだ・・・(笑)
お客さんから奢って頂いたハイボール(ビールは通風予防のため控えてます)を飲みながら物販を売る。
基本的に全ての店はノーチャージなので当然ノーギャラ。
収入を得ようとすると物販を売るしかない。
しかしノーチャージなのでお客さんは自由にどの店に行ってもいい。
街中が音楽という素晴らしいイベントです!!
来年も来ます!!必ず来ますので4ステージと言わずずーっと叩き続けてられるようブッキングして下さい〜
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
Posted by ファンキー末吉 at:06:37 | 固定リンク
2014年5月 3日
エロ本屋の亀井く〜ん!!!
5月5日に香川県宇多津市のKeseraという店でひとりドラムをやる。
前回は同窓生も何人か集まったので、
今回は「同窓会ライブ」ということでもっと集まってもらおうと思いながら、
今になるまでこの告知を回せんかった(>_<)
これを見た方〜是非ワシの同窓生、知り合いの皆様に回して下さい〜
香川県に来たらやはり「坂出マイラブ」を歌わないかんやろうということで、
今回はギタリストとしてザビエル大村をブッキングした。
「ひとりドラム」と「ファンキーぱんと大村はん」の2ステージでやりたいと思うのぢゃが、
この日のメインはやはり昔話・・・
前回はS君の童貞喪失話を長々と喋ったが、
今回は何を喋ろうかなぁ・・・と考えてたら、
ひょんなことから「エロ本屋の亀井くん」の話を思い出した。
インターネットのなかった時代、
ワシらの性教育は「エロ本」だけやった・・・シミジミ
その中で本屋の息子「亀井くん」が、
自分ちの本屋からエロ本を盗み出して来て学校に持って来てくれた。
もうヒーローやったな・・・(涙)
それから決して実家は「エロ本屋」ではないのぢゃが、
あだ名が「エロ本屋の亀井」(笑)
ワシらのヒーローに会いたいなぁ・・・シミジミ・・・
もしどなたかが亀井くんを探し出して連れて来てくれたら、
ワシは彼をステージに上げてひとしきり当時の話をした後、
「青春りっしんべん」を歌いたいと思う!!
歌うことが決して好きではないワシが、
自分からこうして「歌を歌いたい」と思うことは10年に一度やぞ!!(キッパリ)
みんな〜この情報を同窓生に回して亀井くんを連れて来てくれ〜!!!
Posted by ファンキー末吉 at:07:33 | 固定リンク
財産の〜食い潰すことの簡単さよ〜増やすことの難しさよ〜
ひとりドラムでツアーを廻っている。
毎回知らない人のお誘いメールを受けてひとりで行き、
「初めまして」でライブをやって飲む・・・
思い起こすのは中国でのひとりドラム。
「何時何分の何々に乗れ」
とSMSを受け取ってeチケットで飛行機に乗り、
着いても誰も迎えに来ずに、担当のShaに電話しても出ない。
ぼーっと待ってたら知らない人がやって来て、
「ファンキーさんですか?迎えに来ました」
聞けばその土地のドラム教室の、
先生の友人のまた友人の誰々・・・
全然関係ない人やん!!(笑)
「そいでその先生とうちの担当は何やってんねん!!」
と聞くと、
「いや〜夕べ飲み過ぎて二人とも酔い潰れてます」
「そいでワシがドラム叩くのは今日なん?明日なん?」
明日だと言うので
「ほなもう今日は飲むだけやな、行こう!!」
と知らない人達と飲みに行く(笑)
まあ中国語でこんなことやって来たんやから、
日本語通じるところでなんてロイチョロイチョ!!である。
昨日の高槻では、
「一緒に爆風スランプの曲をセッションしたいんですけどいいですか?」
というメールが来てたので二つ返事で、
「何でもやりまっせ〜ほな当日〜」
と返事をしていた。
オープニングアクトとしてひとりドラムが終わって、
ドラムのセッティングの関係もありすぐにそのセッション。
1、週刊東京少女A
2、リゾ・ラバ
3、Runner
譜面もないし音源も聞いてないのでうろ覚えだったのぢゃが、
やっぱ身体が覚えてたな・・・ちゃんと叩けた。
譜面見て叩いてる曲は何年やってようが絶対譜面なしでは叩けんが、
最初っから譜面見ずに叩いてる曲ってやっぱ身体が覚えてるんやな・・・(感心)
いや、感心している場合ではない。
ワシはRunnerを叩いてる頃にはちょっと不思議な気分になってきた。
何故かこうしてリクエストに答えてRunnerなどを叩いている自分に何の抵抗もないのだ・・・
北京でJazzのライブをやった時、日本人のお客さんから
「楽しみにしてます。もちろんRunnerはやってくれるんでしょ?」
と言われてショックを受けた話は書いた。
別にRunnerを嫌がっているわけでも何でもない。
世界中でドラムを叩いてて、日本人だけがこんな考えを持つということが不思議でたまらないのだ。
でも昨日ここでRunnerを叩きながら何も抵抗がなかった。
どうしてなのか・・・
それは地元の人と2軒目に飲みに行った時の一言で理解出来た。
その人はライブ終わって他のところに飲みに行ってたが、
是非ということで合流して乾杯したところ開口一番にこう言ったのだ。
「いや〜ドラム凄かったっす!!
あんなに上手いとは思ってもいませんでした。
はっきし言って爆風スランプなめてました!!」
思わずぷっと笑ってしまったが、
「そうなのか・・・この国の人はそうなのね・・・」
と何か納得した。
結論から言うと、ワシはひとりドラムをやりに来ているのであって、
Runnerを叩くことが決してメインではなかった。
だからなのである。
過去のバンドのヒット曲を
「地元の人と一緒に演奏しませんか」
で金もらって全国廻ってたら、こんなミジメな人生はない。
そして大きく言えば、
そんな行為は「爆風スランプの財産」を食いつぶしている行為だと思う。
手数セッションと五星旗3rdのジョイントツアーファイナルで、
お恥ずかしながらワシが歌ってほーじんと「えらいこっちゃ」を演奏したが、
あれだってそれぞれの超絶な演目があっての「余興」だからこそ、
決して爆風を円満退社したわけではないほーじんがワシと笑って「遊び」であれをやれるのだ。
もしあれがメインだったらワシもほーじんもやらんだろう・・・
まあ昨日のこの一言はほんの小さなことだったけど、
「ああ自分は決して財産を食いつぶしてない、むしろそれを増やしているではないか」
と思えたから非常に嬉しかったし、
改めて自分のこの活動「ひとりドラム」っつうのを見直した。
音楽なんぞしょせん「どう生きてどう死んだか」を表現するだけのものだと思っている。
オケを流してそれに合わせてドラムを叩くなんてのは
所詮は「テクニックの品評会」である。
ところがワシの場合、その演奏する楽曲はそのほとんどがワシの楽曲であり、
その自分の生み出した楽曲を
「ひとりドラム」という「演奏形態」を使って「表現」している
というところがこの「芸」が他と違うところである。
またそれで中国全土を廻っている。
「芸」なんて所詮は「経験値」なのだから、
2008年から足掛け7年、何の財産もない外国でドラムひとつで作り上げた「芸」なんだからそりゃ磨かれてるわ・・・(笑)
前回のブログで募集したらさっそく盛岡と尾道からオファーが来た〜
もう自信持ってどこにでも行けるな。
ひとりドラムで来て欲しい方〜
遠慮なくこちらにメール下さい〜
そんなこんなで飲み過ぎで早起きして今日は高槻Jazzストリート。
街じゅうでJazzをやってるらしい。
乱入するで〜
まさか「Runnerやりましょうよ」とは言われないだろうが(笑)
この国でのセッションだけは8ビート系の曲をやらされることが多い。
一度
「だったらローリングストーンズのブラウンシュガーやりましょう」
と言われてガクっとなったことがある。
Jazzやりに来たんやで、Swingやろや〜ブルースやろや〜
まだまだ貯金が足りんなとシミジミ思う・・・(涙)
おヒマな方は高槻Jazzストリートに来て下さい〜
その辺でJazz叩いてます〜
叩く時にはTwitterでつぶやきます〜
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
Posted by ファンキー末吉 at:05:28 | 固定リンク
2014年5月 1日
大自然の中でひとりドラム
いや〜三重県というのがこんなに大きな県だとは知らなかった・・・
同じ三重県でも四日市とかは行ったことがあるのでその辺かと漠然と思ってたら、
三重県度会郡大紀町滝原870-4・・・
なんと松阪よりもっと南なのな(驚)
でも地元の人が松阪駅まで迎えに来てくれると言うので、
まあ鶴橋から90分というとまあまあではないか・・・
そこから車で1時間、
ワシのSoftBankのWi-Fiはとっくに県外となってしまう山の中にそこはあった・・・
薪ストーブを売っている店だと聞いていたが、入り口にはちゃんと楽器みたいなオブジェも・・・
こんな会場・・・
もちろんストーブも売ってます!!
奥には楽器屋も・・・
何とこの方が抱えているのは1800年代に作られたギターケース。
ちなみにここの在庫は趣味が高じて自身で集めたコレクションのギターを売っている。
つまり仕入れなしでギターショップが開けたと言う(驚)
地元の檜で作った手作りギターもあるし、
メンテもちゃんとしてくれると言う。
そして何と地元の檜で作ったカホン!!!
凄いわ・・・
そして宿泊先は親戚が経営している山小屋。
道が細く、大きな車は入って来れないところで、
この周りの檜を切って、その檜で20年前に自身で建てたというロッジ!!
今日はライブ終わったらここにご近所に人が集まって一緒に飲む予定である\(^o^)/
凄いぞ凄いぞ!!
地元の人は「こんな田舎に・・・」と悪そうに言うが、むしろ逆!!(キッパリ)
この活動がなかったらこんな素晴らしいところに来るチャンスなんかなかったわけやから、
むしろ全国の田舎の方〜是非ワシを呼んで下さい〜!!!
ドラムセットと伴奏を大音量で再生させる装置さえあればどんな田舎にも行きます!!
ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら)
Posted by ファンキー末吉 at:17:34 | 固定リンク
2014年4月20日
手数セッションvs五星旗3rdツアーファイナル
11本のツアーを経てついにファイナルを迎えました!!
今回は先日対バンして知り合ったマレーシアのニューメタルバンド「ESTRANGED」をオープニングアクトに呼びました。
前説(笑)の時にも言ったけど、
どうしてかって言うと、彼ら自費で日本ツアー廻ってるって言うから、
ここで仲良くなって今度は是非ワシらをマレーシアに呼んで欲しい(笑)と・・・
3曲ほどやって頂き、恒例の順番決めバトル!!
ツアーでは各バンドからひとりずつ選出して楽器対決だったのぢゃが、
今日は漫談対決!!(笑)
でも五星旗側は岡崎はんを出したので完敗(?)
まあ勝ち負けではないけど五星旗3rdが先攻となりました。
恒例の菅沼孝三さんとのドラムバトルも今日が最後かと思うと寂しい・・・
バンドの入れ替わりの時には、江川ほーじん、ファンキー末吉、田川ヒロアキによる今日だけのユニット「屁数セッション」を組んで、爆風スランプの「えらいこっちゃ」をやりました。
あいつ30年前に作ったリフをよう覚えとるなぁ・・・
出番が最初になった場合には、ドラム叩き終わったら飲めるぞと思っていたら、
今日はマレーシアのバンドの機材を運んであげなきゃなんないので飲めん・・・
・・・と思ったら免許取りたての娘が見に来てくれたので運転任せて飲んだ\(^o^)/
手数セッションに五星旗3rdの進藤陽悟が飛び入りした時には悪ノリ!!
どっかで見た光景やなぁと思ったら、
爆風スランプが最初に草月ホールというところで原田真二さんがゲストでやった時、
キーボードソロの時に中野と河合が原田真二さんのキーボードを持ち上げてステージじゅうを練り歩いてたなぁ・・・
懐かしい・・・
アンコールは恒例の「何が出て来るやらわからないセッション」
マレーシアのドラムAndy、ギターHanafi、ボーカルRichをステージに引っ張り上げ、
ついでに「ワシ英語が喋れんからステージ上がって通訳してくれ」と二井原実を引っ張り上げた。
もちろん歌ったけどな・・・(笑)
大団円!!!
ところが実はここから想像もしない大きな問題が勃発した!!
この吉祥寺の小屋は繁華街の中にあり、
搬入口に面した道路は非常に狭い!!
ワシがマレーシアのバンドの機材を満載して会場に着いたら、
既に搬入を終えて汗だくになったほーじんが車を停めて帰って来た。
「駐車場どこ停めた?」
「店の駐車場が2台あったけど俺とこーぞーさんでもう停めてもた」
「ほうか、ほなどっかコインパーキング探すわ」
「ちょっと待って、店の人に聞いて来るわ」
というわけで調べてくれたら、
この店の系列にスタジオがあって、ちょっと遠いけどそこなら停めれる、と。
でも遠いところまで停めに行くなら近くのコインパーキングでええわ、
とそれを断ってコインパーキングを探すところからこの話が始まる。
店から近いところは上限2000円、
ちょっと離れたところは上限1500円、
この辺は一方通行が多く、ぐるぐる廻ってるうちに見つけたのが上限1200円!!
まあちょっと遠いけどここにしようと車を停めた。
はてさて打ち上げも終わって運転手の娘を連れて駐車場に行く。
娘が車に積んだ初心者マークを車体に貼付けている間に駐車料金を払う。
え?・・・6100円・・・????!!!!
何かの間違いかと思って管理会社に電話をかけようとして見つけた1行。
「平日上限1200円」・・・
今日は土曜日、上限適用されんやん!!!!
涙ながらにワシは6100円払った(号泣)
恐ろしや恐ろしや、吉祥寺は恐ろしいところじゃ・・・・
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2014年1月27日
ひとりドラムでアマチュアバンドのOAツアー初日終了!!
町田The Play Houseというライブハウスで行われたアマチュアバンドのイベントでオープニングアクトして来ました!!
(ともしーのFacebookから拝借)
開演前の会場はお客さんの数もまばらだったけど、
叩き始めたら何かごぞっと増えたぞ!!・・・と思ったら対バンの人達が見に来てるのね(笑)
すかさず
「こんなん見て勉強しようと思っても役に立たんからな!!」
と毒舌を吐いて始まる。
人の仕事でこんな7拍子だ5拍子の曲叩くことなんかないのよ〜ん。
こんなん出来たって何の役にも立たんよ〜(笑)
みっちり4曲、全曲ドラムソロ入りの汗だくでステージを終え、MCで、
「ギャラは全く期待してません!!むしろ酒奢って下さい!!通風が怖いのでスミノフかジーマ!!」
と銘柄指定までしてたら、楽屋に帰ったら本当にスミノフが2本差し入れられてた\(^o^)/
1本は対バンのスタッフ、もう1本はなんとライブハウスの店長さんからである。
中国でもドラム叩いたら感激されてビール奢ってもらったりするけど、
マニュアル社会の日本でこれされるとむっちゃ嬉しいなぁ・・・
それから物販席に座って飲みながら対バンのライブ見てたら、
いろんな人がどんどん酒奢ってくれて、
結局スミノフ6本ジーマ1本、自腹でウイスキー2杯飲んでべろんべろん(笑)
ついでにMCで、
「終わったら近所の串カツの田中で飲みますんで奢って下さい」
と言ってたらそこでも本当に奢ってくれた(驚)。
チャージバックは入り口で「ひとりドラムを見に来ました」と言ったお客さんはふたり!!
いや、ふたりもおったことが逆にびっくりしたが、
店長さん、イロつけて2000円もくれた\(^o^)/
物販はそんなに売れんかったけど本とTシャツを買ってくれた人がいて、
結局この日の収入は5575円とスミノフ6本とジーマ1本と串カツ、
支出は自腹でウイスキー2杯で600円・・・
4975円お持ち帰りかぁ・・・まあまあな滑り出しですな(笑)
次決まっているのは、
2月4日(火)Live Bar X.Y.Z.→A
2月22日(土)さいたま副都心Heaven's Rock
2月23日(日)新宿ワイルドサイド
そしてメールでオファーが来て決定しているのは、
4月29日(火)大阪の障害者施設
5月2日(金)3日(土)大阪高槻市
5月4日(日)岡山
5月9日(金)京都
6月14日(土)豊橋
6月15日(日)浜松
6月26日(木)熊本
うん、こうなると4月30日と5月1日、
あと5月5日から8日を何とか埋めたいもんじゃのう・・・
6月26日の熊本前後で九州も求む!!
Posted by ファンキー末吉 at:08:28 | 固定リンク
2013年10月12日
Fチョッパーkoga10周年記念ライブ
誘われたので行って来た・・・
いや〜相変わらずkogaちゃん凄いな・・・
よくあれだけ頭振って踊ってチョッパー弾けるもんじゃ・・・
もともとガチャピンのことを知ったのは、
中国のTwitter「微博(WeiBo)」でkogaちゃんの教則ビデオの映像が廻って来たからである。
「中国人のレベルもここまで来たか・・・」
と驚いて日本のTwitterで廻したら、
「これは日本人ですよ」と熱心なファンがガチャピンのことを教えてくれた(笑)
北朝鮮に行く時に、ベースのペコちゃんにチョッパーを教えようと、
この教則DVDを持って行ったのだが、
「外国のものを生徒に見せるのは困ります!!」と言われ、
仕方ないので夜にはホテルでこのDVDを見て自分で奏法を覚え、翌日それをペコちゃんに教えるしかなかった。
毎晩毎晩一緒にいたのでもう他人ではないような感覚になってしまってたが(笑)
さすがに本物を見た時には少々緊張したな・・・
Live Bar X.Y.Z.→AのオーナーであるKさんがガチャピンの大ファンで、
ワシの上海ライブにガチャピンをねじ込んでブッキングしたのだ。
いや〜彼女たちのパフォーマンスには中国人も度肝を抜かれたな・・・
しかしワシと小畑はそのステージを袖から見てたので、
別の意味で二人で顔を見合わせてしまった。
「こいつら・・・戦士じゃ・・・」
前に向かって笑顔を振りまきながら後ろに向いた時に吐きそうな表情を見せる。
彼女たちは文字通り前に向かって「戦って」いるのである。
その時の彼女たちのスケジュール、
前の日まで日本で数日連続でライブをやっていて、
朝5時起きとかで上海にやって来てそのままライブ、
次の日はまた5時起きで北京に飛ぶのぢゃが、
それなのにちゃんと打ち上げに参加して、
打ち上げが始まると各メンバーが各テーブルに飛んで笑顔を振りまく。
「こりゃそのうち必ずブレイクするわ・・・」
ワシは自分の昔の生活を思い出して少々いたたまれなくなった。
数多くのブレイクしたバンド達は影で必ずこのような努力をしている。
ワシの場合は当時の事務所の社長から徹底的に叩き込まれたのであるが、
彼女たちを見ると、同行したマネージャーも事務所の社長もそのような素振りはない。
きっとkogaちゃんがグラビアアイドルだった頃から培ったものなのであろう・・・
苦労しとるな・・・
そんなこんなでワシはあれからもう「戦友」という感覚になってしまい、
名古屋でフェロモンオールスターズと同じellで一緒になった時もメシには誘わなかった。
行ったらまた彼女たちはワシのところに来て気を使うのだ。
「戦士よ、今日も戦ったのだ。ゆっくり休め!!」
そう言いたい。
彼女たちのブレイクを心から祈っているぞよ。
さて話は戻ってこの日の10周年記念ライブ。
小娘(笑)がベースを弾き始めてたかだか10年と言ってもなかなか歴史があるのな・・・
昔やってたユニットの曲などをやった時にはとあるエピソードを思い出した。
先日上海での打ち上げの席で、ワシのテーブルに来てくれたはなちゃんが言ってくれたのだが、
そのユニットでデビューが決まってたkogaちゃんが、事務所の
「欲しいのはお前らのルックスだけなんだからベースもはじかなくていいし、音楽もこっちで全部作るからあてぶりだけしとけ!!」
という方針に反発してデビューを蹴ってガチャピンを結成したというエピソードである。
そう言えばワシが個人活動で所属事務所ともめた時、
「我が社がビジネスをしたいのは爆風スランプの末吉くんであって、末吉くんの個人活動には一切興味がない」
と日本を代表する音楽事務所のトップからそうはっきり宣言されたことも思い出したなぁ・・・(笑)
小娘(笑)の10周年記念ライブを見ながら
「ワシも何かやろうかな・・・」
とまたふつふつと悪い虫が頭をもたげて来た・・・
「ドラムを始めてから」と言うならワシは15歳で始めたから来年で40周年である!!(凄っ)
デビューしてからと言うと30周年だし、
X.Y.Z.→A結成からと言うと15周年である。
来年の7月13日で55歳になるし、キリもいいので何かやりたいな・・・
55歳になった瞬間から55日連続ライブとか・・・(笑)
また55本連続ツアーと言うと一緒に廻ってくれる人がいなくなるので、
とりあえず相手を換えればいいのだ。
来年の7月13日は都合のいいことに日曜日だから、
また北京でマラソンライブでもやって、
翌日14日には朝いちで帰国して店でライブ、
飛行機がまた遅れるかも知れんので、
とりあえずこの日はリハが要らないJazzトリオぐらいにしといて、
次の日は爆風銃ぐらいから始めて53本ツアーを廻る・・・
さすがに王様も英樹も全部は付き合ってくれんやろうから、
途中X.Y.Z.→Aのツアーとも合流し、
和佐田のツアーも入れ込んでとにかく自分だけは55本連続ライブ出来たらええんとちゃうか・・・
よし!!ユニット数を増やすべく、あと半年間はもっといろいろセッションしよう!!
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2013年7月30日
Pearlリズムトラベラー(ファンキー末吉仕様)
本日の菅沼孝三vsファンキー末吉投げ銭ライブ、
ドラマー同士のバトルのように見えて、
その実はYAMAHAとPearlの持ち運び用小さなドラムセット同士の戦いという意味も持っていた。
YAHAMAはHipGigという小さなドラムセットを売り出しているし、
Pearlは同様にリズムトラベラーというドラムセットを売り出している。
ところがHipGigは20万を越える高級品なのに対して、
Pearlのリズムトラベラーは6万円台の廉価版である。
真っ当に戦えば勝負にならないということで、
こちらはこちらで少々手を加えさせて頂くことにした。
菅沼孝三はもともとHipGigについているスネアをタム代わりにして、
自分モデルのスネアを加えていたのだが、
こちらは逆にバスドラである。
もともとついていたバスドラはその大きさがあまりに小さいため、
18インチのバスドラを加えさせて頂いた。
新しいバスドラの場合、そのフロント側のヘッドに穴を穴を開けなければならない。
口径が小さいので手近にあった灰皿を置いて、
それに沿って丁寧にカッターで切ってゆく・・・
もともとが不器用なワシが自分でこんなことするから・・・失敗(>_<)
今度はそれより大きな皿を持って来て、
直接カッターで切るのではなくマジックで下書きをする。
ちょっとギザギザで左に寄ってしまったが気にしない(>_<)
ところがヘッドを貼り終わって発覚したのだが、
フープには打面用とフロント用があり、
打面用にはちゃんとフットペダルをマウントする部分がついていて実は逆に使ってしまっていたことが発覚(>_<)
ヘッドを外してフープを交換して貼り直す(>_<)
バスドラだけでこれだけ苦労するのだから先が思いやられるが、
次はリズムトラベラーのバスドラをフロアタムとして使う。
もともとバスドラとして使われるものなので、
ついているヘッドには穴が開いている(>_<)
その上、貼ってから発覚したのだが、
これも実は打面と裏側が逆であった・・・貼り直し(>_<)
逆だとどうしてダメかと言うと、
もともと付けられている舟形をそのまま利用して、
手前の2本はフロアタムの足を、
そして反対側は市販のタムホルダーで足代わりにしたかったのだ。
そうするともともとタムをマウントするための2つのホルダーをシンバルとかいろいろ利用することが出来る。
このようにひとつのホルダーにはライドシンバル、
もうひとつのホルダーにはタムをマウントして全部を組んでみたのだが、
いざセッティングの微調整をしようとすると、
フロアタムの位置を動かしただけでタムやらシンバルやらいろんなものをまた微調整せねばならぬので変更!!
こうしてフロアタムからは2つのシンバルが、
バスドラからはスネアとタムが、
そしてスタンドから2つのタムとシンバルがマウントされる最終形へと相成った!!!\(^o^)/
菅沼孝三のHipGigと並ぶとなかなか壮観である!!
こうして始まった菅沼孝三vsファンキー末吉ゲスト川口千里の投げ銭制ドラムバトル、
お歌のライブだと数人しか集まらないのに噂が噂を呼んで立ち見も出る満員御礼である。
ジャンケンで先攻後攻を決め、最初に先行になったワシは、
いつも全中国ドラムクリニックツアーで演奏しているVisionRocksから演目を始める。
この時点で、もともとリズムトラベラーについていたシンバルがこのような有り様に(笑)
これにはさすがに客席中が大爆笑。
同じシンバルがハイハットとしても使われていて、
それもライブ終了後にはベコベコである(笑)
まあ廉価版なのだから仕方がない。
YAMAHAのHipGigにはもともとシンバルはついてないが、
6万円台で一応シンバルもついてますよという形のコンセプトなのだ。
もちろんワシもこうなることは想定の上でマウントしてあるので問題ない。
最初に買ったPearlの廉価版のセットの思い出が浮かんで来てむしろ懐かしかったぞ(笑)
その後菅沼孝三の怒濤のドラムソロ、
そして川口千里ちゃんのソロ、そしてツインドラム、とラウンドは進み、
投げ銭も1ラウンド1万円を越える盛況振りで、
結局は勝者は札束のレイまでもらった菅沼孝三ということで、
本来は罰ゲームとして用意していた松田聖子の赤いスイトピーを勝者なのに歌わされる(笑)
ちなみに後ろでひそかにドラムを叩いているのはワシである(笑)
非常に楽しくてお客さんの評判もすこぶるよかったのでまたやりたいのであるが、
これでツアーにも廻りたいな・・・
全国のライブハウスのオーナー方々、よかったらブッキングしておくんなはれ!!
またやりましょう〜
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2013年6月21日
ファンキースタジオ八王子が中国の音楽工場になる日々
王様のツアーの最終日に中国から電話がかかって来た。
「この2〜3日どんな感じ?」
最近どうしてる?と聞いてるのかと思って、
日本でツアーしてるだの次は無錫だ上海だ香港だの、
北京にはその帰りに汪峰のレコーディングで1日だけ北京行くけどねぇ〜とか話してたら、
「違う!!この2〜3日のスケジュールを聞いてるんだ。
メドレーのアレンジを頼みたいんだよ。ギャラもちゃんと出るし・・・」
と来た。
また例のよってネット番組の仕事である。
このブログでも時々紹介しているが、
最近の中国ではテレビなんかよりネットの方が視聴率がよい、
つまり宣伝費が集まるということで制作費が出る、
というわけで1本の番組に2000万以上の制作費を出して、
それを毎週毎週製作しては放送したりしてるんだから制作側も大変である。
ついに来たな・・・
もう正味回っていかないのだ・・・
あちらのトランぺッターのアルバムをプロデュースしてるのだが、
キーボードの張張(ZhangZhang)がこの番組に掛かりっきりにされているので、
全ての仕事は張張(ZhangZhang)待ちというわけで全然進まない。
頃は同じくして江建民(Jiang JianMin)という、
北京に引っ越して来た台湾で一番売れてたアレンジャーからの仕事の連絡が来る。
「6月28日から7月4日までの間でどっかレコーディングしてくれ〜」
何と日本からの渡航費まで出すと言う(驚)
6月28日は高田馬場で王様のツアーファイナルやし、
29日には無錫まで飛んで全中国ひとりドラムやし〜
7月1日に上海でライブやって、2日から香港やから無理〜・・・
忙しい時ほど仕事が入ると言うけど、
汪峰のレコーディングもここ最近飛び込んで来て、
「香港から日本への飛行機をキャンセルしても来てくれ」
と言うのだからよっぽどミュージシャンが回ってないのだろう・・・
まあ北京まで行くのは無理だが、こっちで録ってもいいなら出来るぞ・・・
というわけでメドレーの仕事は引き受けた。
ところがネット番組っつうのは毎週生放送で流してるんだから〆切がキツい(泣)
「ひとりの歌手は20日しかスケジュールがないから、
その曲だけでも20日までに仕上げてくれ」
メドレーは全体を作らないとその1曲がどうなるやらわからんので、
こりゃ王様ツアーから帰ったら徹夜やぞ・・・
・・・と思ったらやはり疲れていたのかすぐ寝てしまった・・・
今朝起きてうむと考えた。
誰か代わりにちゃちゃっとアレンジしてくれる人はいないもんか・・・
早起きして仮谷くんにメールを書いてみるが、
夕べは岡崎トリオだったので深酒しているのか起きて来ない。
でもメドレー仕事はワシや仮谷くんのような人は機械で打ち込まねばならないので非常に手間がかかるが、キーボーディストだったら早いぞ・・・
・・・ふと思い出したらうちの近所にHeysukeさんというキーボーディストが住んでいるではないか・・・
電話番号は知らないのでメールと、
ついでにTwitterでつぶやいたらすぐに連絡が来た(驚)
「忙しいところすみませんが・・・」
というわけでさっそくかけつけてもらう。
それまでに仮谷くんと手分けして8曲のメロディーを打ち込んでおく。
それを聞きながらクリックに合わせてピアノでも入れといてもらえれば何とか形になる。
中国から連絡が来た。
「北京時間6時には伴奏を送ってくれ」
うーむ・・・Heysukeさんは5時には出て他の仕事に行くので、
そこから2時間で歌を歌えるオケを作るにはドラムなんか打ち込んでたら間に合わんなぁ・・・
というわけで生でドラムを叩く・・・
ベースも仮谷くんに生で弾いてもらう・・・
曲の長さが15分以上あるのでBounceに時間がかかる・・・
ファイルを送るのも時間がかかる・・・
向こうは向こうで受け取って全部聞くのにも時間がかかる・・・
その間にギタリストをブッキング・・・
西野やすしさんが24日にうちで何かレコーディングするとか言うとったんで、
「その前の日とか徹夜する気ありますか?」
と聞いたら、それより何よりそうなると早く来るために京都から徹夜で車運転せなあかんので危ないのでやめた。
田川くんに「徹夜する気ある?」と聞くと、
「面白そうだから徹夜します」
と来たのでとりあえずキープ・・・
中国側から直しが来る・・・
直してまた中国に送る・・・
あれ?・・・〆切から逆算すると、
ギターを録る前に必ずドラムは録り終えとかないかんから、
結局ワシが徹夜?・・・
うーむ・・・直しの決定が来るまでとりあえず今寝とくか・・・
それよりも今回うまくいって「また来週も」となったらどうしよう・・・と取らぬタヌキの皮算用・・・
誰かに振るか?・・・
いや、やり取りは全部中国語やし、
曲の長さをカットするには必ず歌詞をチェックして切らないと大変なことになるので中国語が分かる人が大前提・・・、
何より中国人受けするアレンジってそこの空気吸ってる人じゃないと無理なのよねぇ・・・
やっぱ次来たら断ることにしよう・・・(笑)
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2013年6月15日
2ヶ月間出ずっぱりツアーブッキング中・・・
王様ツアーをやりながら一生懸命他のことをやっている・・・
7月1日の上海ライブのこともそうなのじゃが、
Wingが11月3日に九州にイベントで来ると言うので、
まずはそれにつなげて日本ツアーを組めないかと画策しているところから始まった。
BEYONDは日本で数年活動をしてたが、
これからという時にボーカルの黄家駒がバラエティー番組の収録中に事故死。
結局BEYONDとしては一度も日本でツアーを廻ることなく帰国した。
20年経ってWingが日本ツアーでも廻れたら素敵じゃないかと思ってあーでもないこーでもないといろいろ企画している。
ツアーは11月4日福岡から始まって、
一応11月16日の東京で終わろうと思って組んでおる。
まあこのツアーが決まったら是非、
日本に住むBEYONDファンの中国人に集結してもらわねばならん。
スケジュールが決まったらこのブログを見ている中国関係の方々には是非ご協力願いたい。
さて、そんなこんなでいろんなことを平行してやりながら王様ツアーが連続9本目を迎えているのじゃが、
「秋にもまた廻ろう」ということになってそれもブッキングしている。
Wingか香港に帰ってからすぐに八王子を起点にして、
中央道を廻って中部関西経由で四国まで行き、
帰りは関西中部経由で東名を通って戻って来る。
今回は運転手の小畑秀光が結構へばっているので、
(毎日腹筋100回やっとるせいか?)
今回は全箇所移動距離が数時間ですむという芸術的な組み方をしてみた。
八王子→甲府→飯田→岐阜→四日市→大阪→神戸→岡山→高知→香川→松山→徳島→京都→豊橋→名古屋→静岡
おうっ!!何と芸術的なっ!!!!
移動日なしの連続16本やけど・・・まあええか(笑)
そんなこんなで話していたら、
「Wingのツアーが九州起点やったら、バンドメンバーであるワシと小畑くんが車を運転して九州まで持って行かないかんがな・・・」
ということが発覚した。
ライブも何にもなくただ車を持って行くためだけに九州まで運転するのもイヤやなぁ・・・
ということで隣に座っている王様と渡辺英樹と目が合う。
「そや!!この二人を乗せてツアーしながら行って、
Wingツアーが始まったら二人には飛行機で帰ってもらえばいい!!」
ブッキング〜ブッキング〜・・・
「あかん、ファンキーさん、その日大阪で仕事が入ってまんねん」
営業王の王様が既にスケジュールが入っている〜
「ほなその次の日に姫路ブッキングしといたし〜」
でもよく考えたらそのためだけに3人で姫路まで車を運転して行くのも面白くないなぁ・・・
「よっしゃ!!渡辺英樹と小畑秀光とワシのトリオでライブやりながら南下しよう!!」
名付けて小畑辺英吉(おばたなべひできち)!!(笑)
名古屋→京都→大阪→滋賀→王様と合流
姫路→鳥取→米子(仮)→広島→山口→佐賀(仮)→熊本→長崎→福岡→大分(仮)→宮崎(仮)→鹿児島(仮)
と16本ほど廻ったらちょうどWingが来日するなぁ(^O^)/
「あのう・・・」
と小畑秀光、
「そうすると僕は10月半ばから12月半ばまで2ヶ月間毎日移動日なしでライブということですか・・・」
安心しろ小畑秀光、ライブだけではない!!お前は毎日運転もするのぢゃ!!!
デヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
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2013年6月 4日
Initiationの中国語バージョンを作ろう
X.Y.Z.→Aの新譜に収録されている「Initiation」という曲がある。
レコーディングで全く叩けなくて苦労した曲である。
まあ「息子よ歯を磨け〜」と歌ってはいるものの、
内容は
「若者よ、戦って生きるのだ!!幸せはその戦いの向こうにある」
という歌なので、
まあ若者を代表して小畑秀光に次の7月1日の上海ライブで中国語バージョンを歌わせてみてはどうだろうと考えていた。
もちろん二井原実のキーはヘタな女性歌手よりも高いのでキーを下げなければならないのだが、
都合のいいことに小畑秀光はドロップC、
つまり通常のギターよりも2音低いギターでプレイしているので、
X.Y.Z.→Aの演奏をノーマルチューニングのギターでコピーして、
それをそのまま自分のギターで弾けば歌うキーもちょうどよい高さになる。
・・・などと漠然と考えていたのじゃが、
昨日老呉(LaoWu)から歌詞が届いてびっくり!!
何と素敵なロックの詞ではないか!!
A
没收你的房子你的钱(お前の家と金を没収する)
没收你的自由和尊严(お前の自由と尊厳を没収する)
没收你的食品你的田(お前の食い物と畑を没収する)
没收你的一切永不还(お前の全てを永遠に没収する)
B
喔 为了谁的世界谁的钱(誰の世界のために誰の金のために)
为了谁的自由和尊严(誰の自由と尊厳のために)
为了谁的食品谁的田(誰の食べ物と畑のために)
收回你的一切你的天(お前の全てと天を取り戻すのか)
握紧你的双手你的眼(お前の両手と両目をしっかりと掴む)
握紧你的自由和尊严(お前の自由と尊厳をしっかりと掴む)
收回你的一切你的天(お前の全てと天を取り戻すのだ)
C
打翻这 束缚的枷锁禁锢 (この束縛する鎖を殴り倒せ)
唤醒这 颗属于自由的不死之心(くじけない自由の心を呼び覚ませ)
冲破这 红色的警戒线 (この赤色の警戒線を突破しろ)
幸福的 世界就会出现在眼前(幸せな世界は目の前に現れる)
二井原と新幹線の中でこの詞を見ながら話していたが、
「これ・・・ヤバくないか・・・共産党に殺されんか?・・・」
と二井原。
「いや、今はもう締め付けも厳しくないから・・・」
と言いながらちょっと不安なワシ・・・
ま、ええわ。とりあえず小畑秀光が歌ってみて無事やったらX.Y.Z.→Aバージョンをレコーディングしよう(笑)
X.Y.Z.→AとしてはWingsという大曲を中国語バージョンにしたことがあるが、
この詞もロックな詞じゃったが、
このInitiationも仕上がりが楽しみじゃぞ!!
明日から王様のツアーでしばらく東京を離れるので、
まずは今日じゅうに小畑秀光のキーでDEMOを録音し、
それを北京に送って老呉(LaoWu)に歌ってもらい、
その音声ファイルだけを送ってもらって発音を勉強する。
二井原はラウドネスで数々の英語曲も歌ってるし、
何よりもこのWings中国語バージョンを4日かけて録音した経験を持っているのでまあ大丈夫じゃろうが・・・
問題は小畑秀光やな・・・(笑)
またWingsの時のようにアンチョコを作ってやるか・・・
これが実は大変なのである。
ちなみにWingsの時はこんな感じ・・・
翅膀「チーバンg(チーは舌を丸めて喉の奥から発音)」
(Wingsの意)
A1
我:ウォー
(私は)
希:シー(歯先で発音)
望:ワンg(ワングと語尾を飲み込む気持ちで)
(願う)
如:Ru
果:グォ
(もしも)
生:ションg(舌を丸めて喉の奥でシェングと発音するつもりで)
命:ミンg(ミングと語尾を喉で飲み込むつもりで)
(生命が)
还:ハイ
可:カ(カとケとコの間、語尾は喉で飲み込む感じ)
以:イー
(~してもいい)
再:ズァイ
来:ライ(Lの発音)
一:イー
次:ツー(イの口でツーと言う)
(もう一度来るならば)
我:ウォ
(私は)
绝:ジュェ
不:ブー(プーに近い)
会:ホェ
(もう絶対にしない)
再:ズァイ
让:Rang(英語のRほど舌を巻かない)
你:ニー
(もう一度あなたを)
哭:クー(口を尖らせて発音)
泣:チー(歯先で発音)
(泣かせたり)
悲:ベイ
伤:シャンg(ちょっと舌を丸めて喉の奥でシャングと語尾を飲み込む感じで発音)
(悲しませたり)
也:イェー
(さらに)
不:ブ(プに近い)
会:ホェィ
(しない)
让:Rang(英語のRほど舌を巻かない)
你:ニー
(あなたを)
迷:ミー
失:シー(舌を丸めて喉の奥でシーと言う)
了:ラ(Lの発音ラとレとロの中間。喉の奥で発音)
(失わせる)
方:Fang
向:シアンg(シャではなく歯先で発音し、シとアをはっきり。語尾は喉で飲み込む感じ)
(方向を)
A2
我:ウォー
曾:ツァンg(ツとツェとツォの中間。語尾は喉で飲み込む感じ)
经:ジンg(語尾は喉で飲み込む感じ)
(私はいつも)
在:ズァイ
不:ブ(プに近い)
知:ジー(舌を丸めてジーと言う)
不:ブー(プーに近い)
觉:ジュェ
中:ジョンg(舌を丸めてジョンと言い、語尾は喉で飲み込む感じ)
(意識せずに)
学:シュェ
会:ホェ
了:ラ(Lの発音。ラとレとロの中間。喉の奥で発音)
(身につけてしまいました)
说:シュオ(舌を丸めてシュオと言う)
谎:ホアンg(喉の奥で発音)
(嘘を)
用:ヨンg(語尾は喉で飲み込む感じ)
伪:ウェイ
装:ジュアンg(舌を丸めて喉の奥で発音、語尾は喉で飲み込む感じ)
(偽装を用いて)
去:チュィー(ウの口でチーと言う)
对:ドェ
待:ダイ
(対処する)
别:ビエ
人:Ren(英語ほど舌を巻かない)
的:ダ(ダとデとドの中間。喉の奥で発音する)
(他の人の)
善:シャン(舌を巻いて発音して英語のNで終る感じ)
良:リャンg(Lの発音で始まり、語尾は喉で飲み込む感じ)
(良心に)
还:ハイ
学:シュェ
会:ホェィ
(さらに身につけてしまった)
慢:マン(語尾はNで終る感じ)
慢:マン(語尾はNで終る感じ)
地:ダ(ダとデとドの中間、喉の奥で発音する)
(ゆっくりと)
习:シー(歯先で発音)
惯:グアン(語尾はNで終る感じ)
了:ラ(ラとレとロの中間、喉の奥で発音する)
(慣れてゆく)
孤:グー
独:ドゥー
(孤独)
B1
和:ハー(ハとヘとホの中間、喉の奥で発音する)
(と)
遗:イー
忘:ワンg
(忘却)
这:チャー(舌を丸めて喉の奥で発音する)
个:ガ(ガとゲとゴの中間、喉の奥で発音する)
(この)
世:シー(舌を丸めてシーと言う)
界:ジエ(ジェではなくジとエをはっきりと。歯先で発音)
(世界は)
到:ダオ
处:チュー(舌を丸めて喉の奥からチューと言う)
(到る所で)
都:ドウ
(全て)
充:チョンg(舌を丸めて口をすぼめ、息を強く吐きつつチョンと言う)
满:マン(語尾はNで終る感じ)
了:ラ(Lの発音ラとレとロの中間。喉の奥で発音する)
(充満している)
危:ウェイ
险:シエン(シェンではなくシとエをはっきりと。歯先で発音)
(危険)
B2
和:ハー
(と)
欲:ユィー(イの口でユーと言う)
望:ワンg
(欲望)
不:ブー(プーに近い)
经:ジンg(語尾を飲み込む感じ)
(至らない)
意:イー
间:ジエン(ジェンではなくジとエをはっきりと。歯先で発音)
(意の中に)
理:リー(カタカナのリと同じ)
想:シアンg(シャンではなくシとアを歯先ではっきり発音し、語尾を飲み込む感じ)
(理想は)
就:ジオウ(ジョウではなく、ジとオを歯先ではっきり発音)
会:ホェ
(もう)
很:ヘン
快:クアイ
(すぐに)
被:ベイ
埋:マイ
葬:ザンg(語尾を飲み込む感じ)
(埋葬されてしまう)
C1
给:ゲイ
我:ウォー
(私に下さい)
一:イー
双:シュアンg(舌を丸めて喉の奥からシュアンと言う。語尾を飲み込む感じ)
(一対の)
坚:ジエン(ジェンではなくジとエを歯先ではっきりと発音する)
硬:インg(語尾を飲み込む感じ)
的:ダ(ダとデとドの中間。喉の奥で発音する)
(強固な)
翅:チー(舌を巻いて喉の奥からチーと言う)
膀:バンg(語尾を飲み込む感じ)
(翼を)
能:ノンg(口を開き目で喉の奥で発音する)
够:ゴウ
(~出来る)
自:ズー(イの口でズーと言う)
由:ヨウ
(自由に)
在:ズァイ
天:ティェン
空:コンg(口をすぼめて言う)
(天空を)
飞:フェイ
翔:シアンg(シャンではなくシとアをはっきりと発音し、語尾は飲み込む感じ)
(飛ぶことが)
你:ニー
也:イエ
(あなたにも)
有:ヨウ
双:シュアンg(舌を丸めて喉の奥からシュアンと言う。語尾を飲み込む感じ)
(一対ある)
可:カ(カとケとコの中間、喉の奥で発音する)
以:イー
(~出来る)
保:バオ
护:フ(FuではなくHu。喉の一番奥で発音する)
(守ることが)
别:ビエ
人:Ren(英語のRほど舌を巻かない)
的:ダ(ダとデとドの中間、喉の奥で発音する)
(別の人の)
翅:チー(舌を丸めて喉の奥から発音する)
膀:バンg(語尾を飲み込む感じ)
(翼を)
不:ブ
再:ズァイ
(もう二度とない)
让:Rang(英語のRほど舌を巻かない)
爱:アイ
人:Ren(英語のRほど舌を巻かない)
(愛する人に)
感:ガン
到:ダオ
(感じさせる)
脆:ツェイ
弱:Ruo
(壊れやすい弱さ)
受:ショウ(舌をちょっと巻いて発音)
到:ダオ
伤:シャンg(舌をちょっと巻いて喉の奥から発音)
害:ハイ
(傷つく)
学:シュエ
会:ホェ
(学ぶよ)
坚:ジエン(ジェではなくジとエをはっきりと、歯先で発音)
强:チアンg(チャンではなく、チとアをはっきりと歯先で発音し、語尾は飲み込む感じ)
(強さを)
2番A1(一番と同じですが)
我:ウォー
希:シー(歯先で発音)
望:ワンg(ワングと語尾を飲み込む気持ちで)
如:Ru
果:グォ
生:ションg(喉の奥でシェングと発音するつもりで)
命:ミンg(ミングと語尾を喉で飲み込むつもりで)
还:ハイ
可:カ(カとケとコの間、語尾は喉で飲み込む感じ)
以:イー
再:ズァイ
来:ライ(Lの発音)
一:イー
次:ツー(イの口でツーと言う)
我:ウォ
绝:ジュェ
不:ブー(プーに近い)
会:ホェ
再:ズァイ
让:Rang(英語のRほど舌を巻かない)
你:ニー
哭:クー(口を尖らせて発音)
泣:チー(歯先で発音)
悲:ベイ
伤:シャンg(ちょっと舌を丸めて喉の奥でシャングと語尾を飲み込む感じで発音)
也:イェー
不:ブ(プに近い)
会:ホェィ
让:Rang(英語のRほど舌を巻かない)
你:ニー
迷:ミー
失:シー(舌を丸めてシーと言う)
了:ラ(Lの発音ラとレとロの中間。喉の奥で発音)
方:Fang
向:シアンg(シャではなく歯先で発音し、シとアをはっきり。語尾は喉で飲み込む感じ)
2番A2(ここから1番と違います)
是:シー(舌を丸めて喉の奥からシーと言う)
不:ブー(プーに近い)
是:シー(舌を丸めて喉の奥からシーと言う)
(そうじゃないのか?)
灵:リン(Lingに近い)
魂:フン(唇ではなく喉の一番奥からフと言い舌を噛んでNを発音する感じ)
(魂が)
可:カー(カとケとコの中間。喉の奥から発音する)
以:イー
不:ブー(プーに近い)
再:ズァイ
(もう二度と)
去:チュィ(ウの口でチと言う)
追:ジュイ(舌をちょっと丸めてジュイと言う)
求:チウ(歯先でチとウをはっきりと発音する)
信:シン(末尾がNで終る感じ)
仰:ヤンg(語尾を飲み込む感じ)
(宗教を追及しなくても)
这:チェイ(舌を丸めて喉の奥からチェイと言う)
样:ヤンg(語尾を飲み込む感じ)
也:イエ
(それでも)
能:ノンg(口を開き目でノンと言い、語尾を飲み込む感じ)
够:ゴウ
(~ことが出来る)
被:ベイ
放:ファンg(語尾を飲み込む感じ)
(追放される)
逐:ジュー(舌を丸めて喉の奥からジューと言う)
到:ダオ
天:ティェン
堂:タンg(語尾を飲み込む感じ)
(天国に)
人:Ren(英語ほど舌を巻かない)
世:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う)
间:ジエン(ジェンではなく歯先でジとエをはっきり)
(人の世は)
我:ウォー
(私は)
依:イー
然:Ran(英語ほど舌を巻かない。最後はNで終る感じ)
(依然)
像:シアンg(シャンではなく歯先でシとアをはっきり。語尾は飲み込む感じ)
(似ていると思う)
一:イー
叶:イエ
(一枚の)
浮:Fu
萍:Ping
(浮草に)
2番のB1(1行目以外は1番と同じです)
在:ズァイ
飘:ピャオ
荡:ダンg(語尾は飲み込む感じ)
(漂っている)
这:チャー(舌を丸めて喉の奥で発音する)
个:ガ(ガとゲとゴの中間、喉の奥で発音する)
(この)
世:シー(舌を丸めてシーと言う)
界:ジエ(ジェではなくジとエをはっきりと。歯先で発音)
(世界)
到:ダオ
处:チュー(舌を丸めて喉の奥からチューと言う)
都:ドウ
充:チョンg(舌を丸めて口をすぼめ、息を強く吐きつつチョンと言う)
满:マン(語尾はNで終る感じ)
了:ラ(ラとレとロの中間。喉の奥で発音する)
危:ウェイ
险:シエン(シェンではなくシとエをはっきりと。歯先で発音)
B2(1番と同じです)
和:ハー
欲:ユィー(イの口でユーと言う)
望:ワンg
不:ブー(プーに近い)
经:ジンg(語尾を飲み込む感じ)
意:イー
间:ジエン(ジェンではなくジとエをはっきりと。歯先で発音)
理:リー(カタカナのリと同じ)
想:シアンg(シャンではなくシとアを歯先ではっきり発音し、語尾を飲み込む感じ)
就:ジオウ(ジョウではなく、ジとオを歯先ではっきり発音)
会:ホェ
很:ヘン
快:クアイ
被:ベイ
埋:マイ
葬:ザンg(語尾を飲み込む感じ)
C1(繰り返しの前の行までは1番と同じ)
给:ゲイ
我:ウォー
一:イー
双:シュアンg(舌を丸めて喉の奥からシュアンと言う。語尾を飲み込む感じ)
坚:ジエン(ジェンではなくジとエを歯先ではっきりと発音する)
硬:インg(語尾を飲み込む感じ)
的:ダ(ダとデとドの中間。喉の奥で発音する)
翅:チー(舌を巻いて喉の奥からチーと言う)
膀:バンg(語尾を飲み込む感じ)
能:ノンg(口を開き目で喉の奥で発音する)
够:ゴウ
自:ズー(イの口でズーと言う)
由:ヨウ
在:ズァイ
天:ティェン
空:コンg(口をすぼめて言う)
飞:フェイ
翔:シアンg(シャンではなくシとアをはっきりと発音し、語尾は飲み込む感じ)
你:ニー
也:イエ
有:ヨウ
双:シュアンg(舌を丸めて喉の奥からシュアンと言う。語尾を飲み込む感じ)
可:カ(カとケとコの中間、喉の奥で発音する)
以:イー
保:バオ
护:フ(FuではなくHu。喉の一番奥で発音する)
别:ビエ
人:Ren(英語のRほど舌を巻かない)
的:ダ(ダとデとドの中間、喉の奥で発音する)
翅:チー(舌を丸めて喉の奥から発音する)
膀:バンg(語尾を飲み込む感じ)
不:ブ
再:ズァイ
让:Rang(英語のRほど舌を巻かない)
爱:アイ
人:Ren(英語のRほど舌を巻かない)
感:ガン
到:ダオ
脆:ツェイ
弱:Ruo
我:ウォー
要:ヤオ
坚:ジエン(ジェンではなく歯先でジとエをはっきり発音)
强:チアンg(チャンではなく歯先でチとアをはっきり発音し、語尾を飲み込む感じ)
2番のC繰り返し1
我:ウォー
是:シー(舌を丸めて喉の奥でシーと言う)
(私は)
多:ドゥォー
么:モ(マとメとモの中間)
(こんなにも)
多:ドゥォー
么:モ(マとメとモの中間)
的:ダ(ダとデとドの中間。喉の奥で発音する)
(こんなにも)
爱:アイ
(愛している)
你:ニー
(あなたを)
虽:スイ
然:Ran(英語ほど舌を巻かない。語尾はNで終る感じ)
(~ではあるけれども)
你:ニー
的:ダ(ダとデとドの中間。喉の奥で発音する)
(あなたの)
爱:アイ
(愛が)
让:Rang(英語ほど舌を巻かない。語尾は飲み込む感じ)
我:ウォー
(私を)
受:ショウ(舌を丸めて喉の奥で発音する感じ)
伤:シャンg(舌を丸めて喉の奥で発音する感じ、語尾は飲み込む感じ)
(傷つけても)
尽:ジン(語尾はNで終る感じ)
管:グアン(語尾はNで終る感じ)
(いくらでも)
这:チェイ(舌を丸めて喉の奥でチェイと言う)
样:ヤンg(語尾は飲み込む感じ)
(このように)
2番の繰り返し2
我:ウォー
(私は)
对:ドェ
你:ニー
(あなたに対して)
依:イー
然:Ran(英語ほど舌を巻かない)
(依然)
坚:ジエン(ジェンではなくジとエを歯先ではっきり発音する)
持:チー(舌を丸めて喉の奥でチーと言う)
(堅持する)
不:ブ(プに近い)
放:ファンg(Fang)
(あきらめないことを)
你:ニー
是:シー(舌を丸めて喉の奥でシーと言う)
(あなたは)
我:ウォー
(私の)
最:ズイ
(最も)
美:メイ
丽:リー(カタカナのリと同じ)
的:ダ(ダとデとドの中間、喉の奥で発音する)
(美しい)
向:シアンg(シャンではなくシとアを歯先ではっきり発音し、語尾は飲み込む感じ)
往:ワンg(語尾は飲み込む感じ)
(あこがれである)
那:ナー
么:マ(マとメとモの中間)
(それほどまでに)
爱:アイ
你:ニー
(あなたを愛する)
所:スオ
以:イー
(だから)
我:ウォー
(私は)
飞:フェイ
翔:シアンg(シャンではなくシとアを歯先ではっきり発音し、語尾は飲み込む感じ)
(飛ぶんだ)
高く飛び上がれの部分
我:ウォー
必:ビー
须:シュィー(ウの口でシーと言う)
不:ブー(プーに近い)
断:ドゥアン
地:ダ(ダとデとドの中間。喉の奥で発音する)
高:ガオ
飞:フェイ
上記をもう一回繰り返した後
才:ツァイ
能:ノンg(口を開き目でノンと言い、語尾は飲み込む感じ)
抓:ジュア(舌を丸めて喉の奥でジュアと言う)
住:ジュー(舌を丸めて喉の奥でジューと言う)
太:タイ
阳:ヤンg(語尾は飲み込む感じで)
光:グアンg(語尾は飲み込む感じで)
辉:ホェィ
M10に続く・・・
凤凰「フォン・ホアンg」
(フェニックス)
A1
孤:グー
独:ドゥー
时:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う感じ)
(孤独な時)
我:ウォー
(私は)
总:ゾンg(口をすぼめてゾンと言い、語尾は飲み込む感じ
(いつも)
在:ズァイ
想:シアンg(シャンではなくシとアを歯先ではっきり発音。語尾は飲み込む感じ)
(思っている)
为:ウェイ
什:シェン(舌を巻いて一気にシェンと言う)
么:マ(マとメとモの中間。ここは早口なのでちょっとぼやかして言えばよい)
(どうして)
世:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う)
界:ジエ(ジェではなく歯先でジとエをはっきり)
(世界は)
不:ブー(プーに近い)
是:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う)
(~ではない)
我:ウォー
(私が)
想:シアンg(シャではなく歯先でシとアをはっきり発音し、語尾は飲み込む感じ)
象:シアン(シャではなく歯先でシとアをはっきり発音し、語尾は飲み込む感じ)
的:ダ(ダとデとドの中間だが、ものすごい短いのでちょっとだけ何か発音すればより)
(想像した)
天:ティエン
堂:タンg(語尾を飲み込む感じ)
(天国)
无:ウー
力:リー(カタカナのリ)
(力がない)
改:ガイ
变:ビエン
(それを変える)
只:ジー(舌を巻いて喉の奥でジーと言う)
有:ヨウ
(ただあるのは)
悲:ベイ
伤:シャンg(舌を巻いて喉の奥でシャンと言い、語尾は飲み込む感じ)
(傷つき悲しむ)
A2
世:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う)
界:ジエ(ジェではなく歯先でジとエをはっきり)
是:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う)
(世界は)
如:Ru
此:ツー(イの口でツーと言う)
(~のようなものだ)
无:ウー
常:チャンg(舌を丸めて喉でチャンと言い、語尾は飲み込む感じ)
(きまぐれ)
是:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う)
不:ブー(ブーに近い)
是:シー(舌を巻いて喉の奥からシーと言う)
(そうなのか?)
我:ウォー
(私は)
就:ジウ
应:インg(語尾を飲み込む感じ)
该:ガイ
(~すべきである)
学:シュエ
会:ホェイ
(学習する)
遗:イー
忘:ワンg(語尾を飲み込む感じ)
(忘却を)
勇:ヨンg(語尾を飲み込む感じ)
敢:ガン(語尾がNで終る感じ)
(勇敢に)
去:チュィ(イの口でチーと言う)
爱:アイ
(愛しよう)
感:ガン(語尾がNで終る感じ)
受:ショウ(舌を巻いて喉でショウと言う感じ)
(受け取ろう)
光:グアンg(語尾を飲み込む感じ)
芒:マンg(語尾を飲み込む感じ)
(輝きを)
B1
我:ウォー
(私は)
不:ブ(プに近い)
断:ドゥァン
(休みなく)
奔:ベン
跑:パオ
(走り続ける)
追:ジュイ(舌を巻いて喉でジュイと言う)
赶:ガン(語尾がNで終る感じ)
(追い続ける)
耀:ヤオ
眼:イエン
的:ダ(ダとデとドの中間、喉の奥で発音する)
(まぶしい)
太:タイ
阳:ヤンg(語尾を飲み込む感じ)
(太陽を)
B2
用:ヨンg(語尾を飲み込む感じ)
尽:ジン(語尾がNで終る感じ)
(使い切る)
我:ウォー
(私の)
力:リー(カタカナのリ)
量:リャンg(語尾を飲み込む感じ)
(力を)
就:ジウ
像:シアンg(シャンではなく歯先でシとアをはっきりと。語尾は飲み込む感じ)
(~のように)
涅:ニエ
盘:パン(語尾はNで終る感じ)
的:ダ(ダとデとドの中間。喉の奥で発音する)
(涅槃の)
凤:フォンg(口を開き目でフォンと言い、語尾は飲み込む感じ)
凰:ホアンg(喉の奥で発音する感じ、語尾は飲み込む)
(火の鳥)
C1(喉の奥で発音する感じ、語尾は飲み込む)
生:ションg(喉の奥でションと言い、語尾を飲み込む)
命:ミンg:(語尾を飲み込む)
(生命は)
像:シアンg(語尾を飲み込む)
(似ている)
北:ベイ
极:ジー(歯で発音する)
光:グアンg(語尾を飲み込む)
(北極の光)
短:ドゥアン
暂:ザン(語尾がNで終る感じ)
(あっと言う間に)
却:チュエ(歯で発音する)
很:ヘン
明:ミンg:(語尾を飲み込む)
亮:リャンg(語尾を飲み込む)
(明るくなくなるのと)
有:ヨウ
梦:モンg(口を開け気味モンと言い、語尾を飲み込む感じ)
想:シアンg(シャンではなく歯先でシとアをはっきりと。語尾は飲み込む)
(夢があるなら)
别:ビエ
(決して)
彷:ファンg(Fang)
徨:ホアンg(語尾を飲み込む)
(彷徨ったり)
不:ブー
回:ホェ
头:トウ
(振り返るな)
拒:ジュィー(ウの口でジーと言う)
绝:ジュエ(歯先で発音)
(拒絶しろ)
捆:クェン(口をとがらしたクから、一気に舌を噛むぐらいのNに)
绑:バンg(語尾を飲み込む)
(束縛を)
C2
我:ウォー
(私は)
愿:ユエン
(願う)
做:ズオ
(~になる)
不:ブー
死:スー(イの口でスーと言う)
鸟:ニャオ
(死なない鳥)
就:ジウ
像:シアンg(シャンではなく歯先でシとアをはっきりと。語尾は飲み込む)
(~のような)
凤:フォンg(口を開き目でフォンと言い、語尾は飲み込む感じ)
凰:ホアンg(喉の奥で発音する感じ、語尾は飲み込む)
(フェニックス)
一:イー
样:ヤンg(語尾は飲み込む)
(と同じく)
为:ウェイ
了:ラ(Lの発音、ラとレとロの中間、喉の奥で発音する)
爱:アイ
向:シアンg(シャンではなく歯先でシとアをはっきりと。語尾は飲み込む)
前:チエン
闯:チュァン(舌を巻いて喉の奥でチュアンと言う。語尾は飲み込む)
没:メイ
有:ヨウ
人:Ren(英語ほど舌を巻かない)
能:ノンg(口を開き目でノンと言い、語尾を飲み込む)
够:ゴウ
阻:ズー(口をすぼめてズーと言う)
挡:ダンg(語尾を飲み込む)
ひえぇ〜・・・・
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2013年5月30日
移動の日々
自分のHPのスケジュール欄を更新していてクラクラと来てしまった・・・
いっぱいツアー入れとるのう・・・
6月5日から18日まで出ずっぱりの王様のツアー、
帰って来てからは店で数本ライブをやった後、
また24日から王様の都内近郊ツアー・・・
6月29日には上海に飛んで無錫でひとりドラムやって、
7月1日に上海でライブやって、
そのまま香港行ってWingのライブやって、
帰って来たら米田渡のリハやってライブやって、
終わったら翌日14日から和佐田とブルースツアー・・・
途中に店でお歌のライブなど入れつつも22日にツアー終わったらまた店でちょこちょこライブやりーの・・・
仮なのでスケジュールUPしてないが北京と長沙でライブやりーの、
戻って来たら8月10日から25日までやっちんのツアー・・・
実はその後に台湾が入っているのぢゃよ・・・
神戸終わって次の日には香港でリハーサルをして、
31日に台湾でコンサートなので、
帰りは9月1日の朝でそのままやっちんの新宿の会場に飛び込み・・・
マネージャーの清水さんと相談したら
「13時に入れば間に合うから大丈夫じゃないですか〜」
と言うが・・・清水さん知らんな・・・ワシの飛行機運の悪さ・・・
しかもまたここに来て中国から打診が来た。
「8月の週でどっか中国に来れるスケジュールはないか?」
今のところやっちんの仙台終わって次の日仙台発、
もしくは夜バスで東京戻って朝いちで中国飛んで、
その日、もしくは次の日にひとりドラムやって、
名古屋の当日朝いちの飛行機で会場に飛び込むなら大丈夫・・・
いや、どうせ中国の辺鄙なところやろうから国際空港まで行けるか?
・・・いや1000kmぐらいなら終わって車で走って朝いちの飛行機に間に合わせたこともあるなぁ・・・
こう考えたら中国ももう狭くなったもんぢゃが・・・
何故にやっちんのツアーにばかりぶつかる?(笑)
やっちんのツアーが終わったら今度は9月8日から五星旗3rdのツアー・・・
どうしてこんなにツアーを入れてしまったかと言うと、
ツアー王の和佐田が
「もう今年はあんましツアーせえへんねん」
と言うから、
「ほなワシが代わりにやったろ!!」
と奮起したのぢゃが、
それが終わったらまた9月21日からまた和佐田のツアーやん!!
お前もようけやっとるやん!!
まあこの合間にまた北京が入るやろうからまた結構行ったり来たりなのぢゃが、
昔一度だけやったあの移動に比べたらその移動距離が世界規模になっただけでまだまだ全然大丈夫である。
爆風スランプのある日、
前の日に移動して札幌でロックイベント、
出番を午前中にしてもらってすぐさま千歳に向かい、
飛行機で大阪に飛んでその空港にヘリコプターを手配し、
それに乗って和歌山に飛んで会場の近くの河原に降りて、
サウンドチェックなしでいきなり本番をやって、
終わったらそのまま車に乗って岡山蒜山公園に走り、
朝方着いて仮眠をしてたらデーモン小暮がステージで高い所から落ちて足を骨折してた・・・
この移動に比べたらまだまだましであろう・・・
地球は狭くなった(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:14:44 | 固定リンク
2013年5月24日
税関で捕まった(>_<)
先日の北京ライブのことを書きたいのだが、
残念ながらこんなおもろいネタが飛び込んで来たのでこれからUPさせて頂きます(笑)
そもそもがどうしてワシが身銭の中国元を払って中国でこの小畑秀光のグッズを制作せねばならないのか・・・
「幸せの壷」なるものを売り歩く輩がいると聞くが、
この無名のギタリストはそれと同様の才能があるらしく、
可哀想なのもあり、何やら本当に幸せになれるような気がしたりするから、
ついついとよけいなおせっかいを焼いてまたこちらまで貧乏になってしまうのだ・・・
ワシはもともとは音楽の仕事などなくなってしまったに等しい日本の音楽業界ではなく、バブル真っ盛りの中国での仕事で人民元を稼いでいるのだから、
当然ながら人民元がダブついて来る。
高い手数料など払って両替などしてはいられない。
中国で必要な経費、
例えばFunkyスタジオ北京は持ち家ではなく借りているのでその家賃やら、
アホではあるが今ではなくてはならない大切なスタッフになってしまった方言(FangYan)などを住まわせてスタジオ自体を維持しているわけなのだからその結構な維持費などは全て中国の仕事で賄っている。
日本は日本でセッションなどして、また忘れた頃に入って来る印税などで嫁子供が暮らしている。
両方面の収入はまあ低空飛行ながら順調で、
幸いながらここ数年、日本円から両替だの中国元から両替だのしなくてはならなくなったことはなかったのだが、
ここに来てこの小畑秀光のせいで久しぶりに日本円から中国元に両替した。
何せこんなアホなグッズを思い付いては山ほど作るのだからその支払いで人民元が底をついてしまったのだ(涙)
今回は更に小さな旗とステッカーを作ったので、
前回持って来れなかった半分のTシャツと合わせるとまたとんでもない量である。
今回の滞在は3日間だったが、
こんなことも想定してちゃんと大きなトランクを持って来ている。
前回はトランクに入り切らず、
ズタ袋にまでTシャツを入れて持って帰って来たので、
今回はそれも想定して機内持ち込み出来る小さなトランクまで持って来ている。
しかし、グッズを詰めながらふとイヤな予感がして、
その更に半分のTシャツをたまたま上海から来ていたLive Bar X.Y.Z.→AのオーナーKさんに託してしたのがよかった。
何と今回初めて日本の税関で止められたのである。
「3日間でこの荷物は多過ぎですねぇ・・・中を見せてもらえますか?」
若い税関職員がこう言った。
開けたら中身はこれである・・・
(涙)!!!!
税関職員の呆れたような情けないような、そんな表情が忘れられない・・・
絞り出すように彼は言った。
「これは・・・何ですか?・・・」
ワシは二日酔いの頭をフル回転させて考える・・・
まずは相手の質問に答えることである。
「ティ・・・Tシャツです・・・」
それは見ればわかる!!
税関職員が聞きたいのはそうではなくて、
こんなものをたくさん持ち込んでどうしようという気なのかということなのである。
「これは・・・中国で作ったんですか?」
ワシは二日酔いがいっぺんに冷めてしまって、
錆び付いた頭がオーバーヒートするまで考えた。
だいたい「大ウソ」というのはよっぽど悪人でない限りなかなかつくことは出来ない。
つけるとしたらせめてその中にいくらかでも本当のことを入れておかねば、
小市民ではなかなかそれを突き通すことが出来ないのだ。
「昨日ライブで売ろうと思って持って行ったんですけど・・・結局売れませんでしたねぇ・・・」
ちなみに昨日ライブがあったということは本当で、あとはウソである。
「売れませんでしたねぇ」の部分に大きく頷いて税関職員は真顔でこう聞き返す。
「これは日本で作って持って行ったんですか?」
そもそもワシはそこまで大ウソをつけないからこそこのような回りくどい言い方をしたのだ。
それを税関職員は真っ正面から突いて来るんだから真っ正面からウソをつくしかない。
「はい、日本で作って持って行きました」
この時点でワシの心臓はもうばっくんばっくんである。
ひとつのウソが次のウソを生む。
こうやって世の中ではいくつも
「小さな犯罪を犯した小市民が大犯罪者になってしまう転落劇」
が起こってしまうのだろう・・・
「ちょっと開けさせてもらっていいですか?」
税関職員は手慣れた手つきでTシャツの袋を開けて中身を広げる。
タグを広げてそこに書かれている「Made in CHINA」という文字を、
わざわざワシに見せつけるようにしながらこう言った。
「これは中国で作られたものですよね」
犯罪者の心理というのはおおよそこのようなものであろう・・・
ウソをつくならとことんつき通さなければならないのだ。
そのウソが本当になるまでつき通さなければならないのだ。
「いや、これはバンドのメンバーが日本で作ったもので、
それを私が北京でライブがあるんで売って来ようと持って行ったんです」
頭の中ではこの小畑秀光という無名のギタリストと一緒にバンドをやってる姿を一生懸命シミュレーションする。
「バンドのメンバー・・・ですか?」
税関職員が理解に苦しむような顔をするのですかさず胸を張ってこう言う。
「この太陽の顔の本人です!!彼と一緒にバンドをやっていて、
このTシャツは彼が作ったグッズなんです!!」
ここでもかなりの割合でウソを散りばめているのであるが、
頭の中ではそれを「本当だ」というまで信じ込まなければならない。
「でもこれはMade in Chinaじゃないですか!!」
税関職員は冷静にそのように言い放つ。
「さ、さぁ・・・日本で発注した業者が実は中国で製作してたんじゃないでしょうか・・・」
そのような事態が可能性としては起こり得るという自信と共になるだけ胸を張ってそう言い張る。
「つまり、中国で作ったものが日本に入って来て、
それをまた中国に持って行って、またそれを持って帰って来たということですか?」
税関職員が分かり易くそれを言い直すが、
ワシはそれを一生懸命シミュレーションしてそのように心から思い込むしかない。
「その通りです!!」
何やらそのような気がして来た。
このTシャツは全て自分と一緒にバンドをやっている小畑秀光という人間が、
ワシの知らないところで作って、それがたまたまMade in Chinaであっただけなのだ!!
しかしいくらシミュレーションだとは言え、
あんな男と一緒にバンドをやっている50男が、
こんなわけのわからないモノを日本で作って、
それを山ほどトランクに入れて中国に行ってライブをやり、
それを一生懸命売ろうとして結局売れず、
そのままトランクに詰めて帰国している図は悲し過ぎるぞ・・・
今にして思えば「宗教」にしてやればよかったのだ!!
「太陽神」を崇める「MAX教」かなんかで、
「これを崇めればあなたもきっと幸せになります!!」
とでも言って一生懸命お祈りでもしてやればよかったのだ・・・
「とりあえず別室へ!!」
税関職員が荷物と共にワシを別室に連れてゆく・・・
まるで取調室に連行される犯罪者のような気分である・・・
別室と言っても普通の税関のカウンターと全く同じで、
ただそれが小屋のようになっていて外から見えないようにされてあるだけである。
「全部開けさせてもらっていいですか?」
ワシはうなずいて全ての荷物、バックパックからポシェッットまで全てをそのカウンターに並べる。
小さなトランクにはワシの着替え、
バックパックにはパソコン類、
ポシェットにはWi-Fiやディバイス系、
・・・とまずは大旨確認した後、
税関職員はまずは問題の一番大きなトランクの荷物を全部取り出す。
37枚のTシャツを取り出した後に現れるのは旗である。
「こ、これは何ですか?・・・」
またもや税関職員の呆れたような情けないような、そんな表情が忘れられない・・・
ワシは何もウソをつく必要がないので胸を張ってこう答える。
「旗です!!!」
それは見ればわかる!!
税関職員が聞きたいのはそうではなくて、
こんなものをたくさん持ち込んでどうしようという気なのかということなのである。
売り物ですと言うとまためんどくさそうなのでこう言った。
「これはステージ上に並べるんです!!
毎回ライブではステージ上が旗ばかりになります!!」
ワシはその様子を頭に浮かべてシミュレーションの中に組み込みながら、
だんだんと情けない気分になって来るのを隠せない・・・
「これも日本から持ち込んだんですか?」
税関職員はそのように聞くが、
小市民のワシはもうこれ以上ウソを積み重ねてゆくことに精神がついてゆけなくて折れてしまう。
「これは・・・向こうのバンド仲間が作ってくれたんですけど・・・
ライブで売ってみたら・・・やっぱ売れないですよねぇ・・・」
税関職員はその「売れないですよねぇ・・・」というところで大きくうなずいてまた仕事を続ける。
「これは何ですか?」
次に取り出したのはステッカー。
また「中国の仕事」であるからして、
切れ目を入れてるのが図柄の位置より中になっているところが情けない。
頭をかしげている税関職員に捲し立てる。
「これも向こうのバンド仲間が作ってくれたんですけど・・・
こんな作りじゃぁ・・・やっぱ売れませんよねぇ・・・」
また「売れませんよねぇ・・・」というところで大きくうなずくものの、
もともと税関職員が頭をかしげるのが、
「何故にこのような売れないものばかりをこんなに多量に日本に持ち込もうとするのか」
という「作り手の頭の中」が不思議でならないのだ・・・
次に取り出したのはアホのアシスタント方言(FangYan)がキム姐さんに頼まれて買った中国のタバコ・・・
こればっかりは税関職員は鬼の首を取ったようにこう言った。
「これは持ち込み制限数を越えてますよねぇ・・・」
二日酔いだったので何カートンあるかも考えずにそのままトランクに放り込んでいたのだ。
「あ、友人に頼まれたのですが、
すみません、自分はタバコを吸わないのでうっかりしてました」
これは素直に罪を認めるしかない。
本当に自分はタバコを吸わないのでうっかりしていたのだ。
「ご自分で買われたのですか?」
ここでハッとして気付く、
知らない人から荷物を頼まれて、
そこに麻薬なんかが入ってたりして知らぬ間に「運び屋」にされてる事件が多いと聞くではないか。
まあ相手が方言(FangYan)なのだから実際にはその恐れはないのだが、
問題はそう思われたら取り調べがもっと大変になるということである。
「私が買いました」
これは100%ウソなのだがそう答えるしかない。
ヘタしたらそのタバコを全部開けられて一本一本全部調べられる羽目になってしまうだろう・・・
「ウソをつく」ということは大変なことである。
ひとつウソをつけば、それを本当にするためにもっとたくさんのウソをつかなければならないのだ。
税関職員は更に荷物を調べる。
文字通り「隅から隅まで」である。
そして税関職員はトランクのサイドポケットに入れている雑誌の切り抜きを見つけた。
ワシが北朝鮮に行って少女たちにロックを教えている記事である。
それを取り出して今度はもっと真顔でこう聞いた。
「今回行って来たのは本当に中国だけですか?」
いや〜前々回北朝鮮から帰った時に同じことを聞かれて、
全ての北朝鮮での購入物を没収されたことを思い出す。
犯罪者の心理というものは大旨こんなもんであろう。
こうやって次から次へと過去の犯罪が連鎖的に暴露されてゆくのだ・・・
一瞬目の前が真っ暗になったが、ワシの頭は二日酔いながら更にフル回転して、
このような言葉を税関職員に浴びせかけた。
「お兄さん、今回北朝鮮行ってそれが今こうして記事になってるわけないでしょ!!」
それもそうだ・・・と税関職員はその記事をしまった。
そもそもこの変な男が北朝鮮まで行ってそれでこんなわけのわからないものを持ち込んで来ているとしたら更にもっとわけのわからないことになってしまうのだ(笑)
実は税関職員が探していたのはそんなものではない。
伝票・・・だったのだ。
中国でモノを作って日本に密輸入している「業者」は、
必ずそれを証明する伝票のようなものを持っている。
それが「商売」なのだから必ずそれに関するものを持っている。
しかしワシの荷物にそれらしきものは一切ない。
そりゃそうだ、ワシは中国のロック仲間にグッズ製作を頼んで、
出来上がったら現金でそいつに金を払い、
領収書だの伝票だのそんなものは一切持ち合わせてないのだ。
そしてトランクの中から税関職員が見つけたのは、
無造作に放り込まれているレポート用紙の束。
往々にしてこのように「伝票」は発見されるのだ。
税関職員はそれを開いて見たのだが、
更にわけがわからないような表情をしてこう聞いた。
「これは何ですか?・・・」
税関職員が首を傾げるのも仕方がない。
これは喜国雅彦先生が書いてくれた激鉄♪MAXの絵コンテだったのだ。
税関職員、もうますますわけがわからない。
この変なルックスの50男は一体何をやってる人間なのだ・・・
ワシは助け舟を出すつもりで優しくこう言った。
「いや、税金だったらいくらでも払いますから・・・」
以前タバコや酒を規定量以上持ち込んだ時にも、
ちゃんと申請して税金を払えば何も問題はなかったではないか。
要は税金さえ支払えばそれでいいのである。
税関職員の仕事はもう大詰めとなり、
あとは税金の額を決めて支払ってもらうだけである。
しかしタバコは別として、
この怪しげなグッズが一体いくらの値打ちがあるかが皆目わからない。
伝票さえあれば細かい金額が出るのだが、
それがないのだからだいたいでここで決めてしまうしかない。
「Tシャツ1枚いくらぐらいで作りましたか?」
そもそもワシはまとめて金をどんと払うだけなので1枚いくらまではとっさに出て来ない。
「うちのボーカルが作ったんでそこまではわかりませんが・・・
まあだいたい500円ぐらいじゃないですか・・・」
税関職員はTシャツを500円として計上、
問題は山ほどの「旗」である。
「この旗はいくらで?・・・」
と言いかけて税関職員はあきらめた。
きっと「こんなものいくらも値打ちがないだろう」と踏んだのだ。
「旗と・・・このステッカーは・・・いいです」
かくしてTシャツとタバコの持ち込み税金ぶん、合わせて1万円ほど支払って無事に取り調べ終了!!!
ワシは最後に税関職員に聞いた。
「麻薬とか摘発したこともあるんですか?」
税関職員は言った。
「ここではしょっちゅうですよ」
日本国家のために税関職員はこうして一生懸命仕事をしている!!
彼らの仕事に敬意を表するぞ!!
そんな皆様のお手を煩わせてどうもすみませんでした!!
というわけで噂の太陽神グッズ
■TシャツS、M、L、XL、3,000円(現在は黒のみです)
■ハチマキ白、黒 各1,000円
■旗 大2000円 ← 一番偉い、中、小 ← 安い 発売未定
お問い合わせ、ご注文はコチラから↓
>>> http://hidemitsu.jp/mail.html
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2013年3月 3日
iPadによる新しい同期システム
またもや機械ネタで失礼!!
今日は新宿で「AJ-米田渡-」のツアーファイナルなのだが、
同期(コンピュータ等で音楽を流しながらそれに合わせて演奏するシステム)を使う曲が何曲かあり、そのシステムをどうしようかとここ最近悩んでいた。
今までのシステムは、全中国ひとりドラムツアーでProtoolsシステムが燃えてしまったために、苦肉の策でこの日から使い始めたiPadを使ったシステム。
iPadはいつも持ち歩いているので、
このシステムだとケーブルだけを持ち歩けばいいのでこんな楽なことはない。
しかし欠点は出力がモノラルであること・・・
まあ小さな会場ではモノもステレオもそんなに関係あるまいと割り切っていて、
都内やトランポが出るライブでは今度はdigi003というバカでかいインターフェイスを持ち込んで、それをMacBook Proで動かしてステレオで音を出していた。
先日の爆風トリビュートでもこのシステムを使ったのであるが、
リハーサルの時にエラーが出て止まってしまった。
本番では問題なく動いていたのでよかったのだが、
一度でも止まっことがあるというのは信頼性に欠ける。
ワシは「トラブルというのは人災である」という考え方を持っていて、
あらゆるトラブルに対処する道を出来るだけたくさん用意しておくことこそが、
この「同期システム」を使う人間の「仕事」なのだと思っている。
Protoolsというシステムはレコーディングではもう標準のツールとなっているが、
ライブとなるとやはり信頼性に欠けるという評判ではあったのだが、
過去に他のシステムは止まったことはあったがこのシステムでは止まったことがなかったので使い続けていただけである。
ちょっとでも止まる可能性があるのだったらもう使えない。
今度はLogicとDigi003を使ったシステムをしばらく使っていた。
ところが先日の「AJ-米田渡-」の京都ライブでそれが止まってしまったのだ。
この日のライブを見てたお客さんはラッキーだと思うが、
ワシは止まった瞬間にドラムを叩きながらスタッフを呼んで田口くんに伝令を飛ばした。
それを受けた田口くんは「よっしゃー」とばかり最後のシーケンスの部分を手弾きで弾いて事なきを得たのだ(感動)
ライブはこういうアクシデントが起こるところがまた「見逃せない」部分なのであるが、そうなると今後はこの「Logic+digi003」のシステムもどうも信用がおけない・・・
だいたいワシのMacBook Proはソフトを入れ過ぎてしまったのか、
何か日増しに処理速度が落ちているような気もする・・・。
そこでいろいろ試行錯誤をしたのだが、
この度、島村楽器京王八王子K8店のDTMチームの強力によりiPadによる新システムが出来上がった。
まずは4800円もするのだが「Auria」というDTMソフトをiPadにインストールした。
「Garageband」をはじめとしていろんなDTMソフトは数あるのだが、
このソフトだけはマルチ出力に対応しているのだ。
そしてここからが「博打」なのだが、
本当は今まで使っていた「iRiffPort」を使って、
ソフトがこれを2chの出力、そして本体イヤホンを別の2chと認識してくれれば申し分なかったのだが、こればかりは買ってみなければわからない。
結局4800円払って買ってみたが、
iPadのコネクター部分にオーディオ系の何かを接続すると、
iPadは自動的にオーディオをそちらに切り替えてしまって本体のイヤホンへの出力を切ってしまうのだ。
負けた・・・
仕方ないので本体イヤホンジャックのことは忘れて、
コネクター部分につないでマルチ出力できるインターフェイスを探す。
iPadに対応しているオーディオインターフェイスはいくつか発売されているが、
その全てはステレオアウトのみで、マルチ出力には対応していないのだ。
そこで島村楽器京王八王子K8店のDTMチームが頑張ってくれた!!
店にあるほとんどのインターフェイスをiPadにつないで動作確認する。
問題は電力なのである。
iPadからの電力供給ではそれが動作するには足りないので認識する以前の問題なのだ。
そこでUSBハブを使って、
そのハブから電源供給をするように考えてみるのだが、
これがiPadが認識するハブと認識しないハブがある。
長い時間かけて彼らはiPadが認識するハブとオーディオインターフェイスを探してくれたのだ!!(感涙)
ところがリハーサルで発覚した問題点。
iPadは自身がスリープした瞬間にコネクター部分への電源供給をストップしてしまうらしく、その瞬間にアウトプットから「ブチッ」っとノイズが出てしまうのだ。
スリープしないように設定すればよいのだが、
このハブは今度はiPadには電源供給してくれないらしく、
サウンドチェックから本番までずーっとつけっ放しだと今度は電池の問題がおきて来る。
「PAの方でミュートしといてもらって使う直前にONにしてもらえばいいじゃん」
と人は言うが、
実際過去にも本番になるとPAがそれを忘れて音が出なかったこともあるし、
そもそも同期モノを扱う人間は「リスク」を人に委ねてはならない。
全てを自分の責任の下に行うのが「プロ」たる仕事なのである。
アウトプットにボリュームペダルをかまして、
自分でボリュームを最小にしてもよいのだが、
このシステムの中で一番大きなものがボリュームペダルになるのも悔しい・・・
スイッチャーというのがあって、
インプットの信号をAチャンネルからBチャンネルに切り替えてくれるボックスもあるのだが、ステレオのものを手に入れてみたらこれが結構重かった。
いつぞや全中国ひとりドラムツアーで使ったMDシステムのミキサーがあったなと引っ張り出してみたら、これが以外と軽くてよかったのでそれを使うことにした。
このインターフェイスをiPadではなくMacBook Proにつなぐのだったらスリープしないのでこんなミキサーは要らないのだが、
パソコンというのは宿命的に裏でいろんなソフトが動いているが、
iPadは機内モードにすればとりあえずそれが一番安定しているのではないか・・・
というわけで現在のところまだトラブルはなし!!
後は本番を待つのみである。
もしトラブった場合は田口くんまた頼む!!
新システムいざ出陣!!!
Posted by ファンキー末吉 at:12:23 | 固定リンク
2013年2月15日
本の即売飲み会アジアツアーを終えて
今回は上海、タイ、ミャンマー、ソウルと現地で暮らすいろんな人達と出会えて、その人達のいろんな話が聞けて非常に興味深かった。
ワシ自身2000年から北京で暮らしてたし、八王子に拠点を移したと言っても相変わらず仕事は北京が中心なのであるが、なにぶん中国の音楽界の中に身を投じているもんで日本人と出会うことはほぼない。
外国で暮らすワシ以外の日本人がどんなことを考えてどんな苦労をしながらどのように楽しく暮らしているかなどまるで想像も出来ないのだ。
輸送業の人やIT関係の人、建築業の人や自分で商売をしている人など職種は様々なのだが、
共通して言えるのはみんな「たくましい」ということだ。
ワシも時々「講演会」なるものに呼ばれて「倭僑のススメ」と称して持論を喋ることがある。
日本人は「島国根性」と言うか、「親方日の丸」と言うか、
「お上の言うことを聞いてればそれが一番間違いない」
と潜在的に考えているようだ。
ところが中国という国は日本のように長く平定されたことがないので、
戦乱などで「自国が住みにくい」と思ったら、
どんどんと外国に出て行ってそこを新天地にする。
「華僑」に対抗して我々も「倭僑」となってどんどん世界に出てゆこうではないか!!
そんな話をしてたのももう一昔前、
今ではこんなにたくさんの人達が外国に根を張って頑張っている。
「華僑通れば草木も生えぬ」と言われてたのはもう既に大昔。
倭僑通ればインフラが整備され、技術が向上し、マナーが上がって民度が上がる。
日本人とはなんと素晴らしい民族よ〜(絶賛!!)
まだ「倭僑」という言葉が今ほど定着してなかった頃から、
日本人ビジネスマンに関わるこんな都市伝説がまことしやかに伝えられている。
エスキモーに最初に冷蔵庫をセールスしたのはどこの国のビジネスマンか知ってるか?
中国人は「あんなところに冷蔵庫なんて必要ない」と誰も開拓しなかったのに、
ある日本人ビジネスマンはエスキモーのところに行ってこう言ってセールスしたんだ。
「この箱があれば今までみたいに肉がカチカチに凍ることはありません
ん」
すげー!!!
頑張れ日本人ビジネスマン!!
全ての国でその国民に愛されながら、
自国の世界一優秀なモノと技術を売って酒を飲むのぢゃ!!!
また何か理由つけてそっちに行くからまた面白い話を聞かせてや〜
Posted by ファンキー末吉 at:17:49 | 固定リンク
2013年2月 4日
黒幕ついに立ち上がる!!
明日から上海ータイーミャンマーー韓国の旅なので、
羽田まで運転させる小畑秀光を呼び出していろいろ話してたら、
例の激鉄オムニバスの企画が進んでるようで進んでない!!
まあまあ、それもいた仕方あるまい!!
10近くあるバンドを全部まとめて、
スタジオのスケジュールを押さえてブッキングしてっつうのもなかなか大変じゃろう・・・
しかし何よりもちょっと参加バンドがワシに対して「遠慮」があるようにも見受けられたな・・・
まあ
「ネットからファンキースタジオのスケジュール見て勝手にブッキングして書き込んどけばいいよ」
なんて言われてもさすがに悪くてなかなか自分では書き込めないかも知れない・・・
しゃーないなぁ・・・じゃあこの場を借りて、
ワシが参加バンドに激を飛ばそう!!
2月16、17、24、25日
とりあえず早いもの勝ちで誰かとっととレコーディングしなさい!!
あと、3月はワシが後半は北京でいるので、
我こそはと思うバンドは北京に来なさい!!(超激)
往復の渡航費さえ自分で出せば、
最大半月分の飲み食いと宿泊先(貧民街となりますが)は全部ワシが出す!!
しかもバンド全員で来るならそのバンドのライブを北京でブッキングしてやろう!!
そりゃバイトとか生活も大変じゃろうが、
北京のあの生活を経験出来て、ライブも出来てレコーディングも出来て、
しかも滞在中は一切自分の金を使わずにファンキー末吉お薦めのあの最高の中華料理を毎日食えて飲めるという経験はなかなか出来んぞ!!
勇気のある人はバイトやめて生活リセットして一度来なさい!!(超超激)
こんな経験若いうちしか出来んぞ!!(キッパリ)
まあバンドが全員そんな状態とは限らんので、
別にバラ録りすればいいからドラムだけとかギターだけとか、
来れる人だけ来てもええよ〜
まあそうなると北京ライブは出来んがレコーディングは十分出来る・・・
生活が大変な人は2泊3日でもええけどね〜・・・
もともとこの企画は、
無事に発売されればバンドはそのCDを売って20万の現金が入るのぢゃ!!
それを先に全部渡航費で使って飲み食い奢ってもらうのもいい経験ぢゃぞ!!
あと、な・・・
黒幕立ち上がっても参加バンドが知り合いじゃなければいろいろ激も飛ばしにくい・・・
みんながみんなこんな無茶な申し出を受けられる状態でもあるまい・・・
ということで一度みんなが集まってライブをやろう!!
3.31
4.21
5.4
5.5
5.12.19.26
のうちどれかライブ可能なスケジュールを各バンドは全て小畑秀光にメールするのぢゃ!!
昼間っからマラソンライブやるぞ〜!!決起集会じゃ〜!!
店に迷惑はかけられないので飲物はみんなボランティアで手伝え〜!!
食い物は夕方にスタッフが出勤するまでワシが中華料理を作ろう・・・
チャージはもちろん無料!!
もちろん参加バンドには一銭の収入もありません!!
出演順は公開ジャンケンで決めます!!
出演バンドが出揃ったら一斉にグーかチョキかパーかをメールで送って、
あいこの場合は発表しますのでまたもう一度送って、
恨みっこなしで順番決定!!
これでどぢゃ!!
出来れば参加バンドの全てが集まれるイベントにしたし!!
返信は小畑秀光へ〜!!
ほな!!こてん!!!!
Posted by ファンキー末吉 at:02:13 | 固定リンク
2013年1月30日
ロリータ18号
実は別にロリータ18号がLoftでワンマンがあるからと言って
「これは行かねば!!」というような気持ちではなかった。
ちょうどその日、
新宿高田馬場での老呉(LaoWu)と張張(ZhangZhang)の最後のライブ、
つまり彼らの日本での全ての仕事が夕方終わるということなので、
そのまま彼らを新宿界隈にでも連れて行って、
「ついでに何か日本のバンドのライブでもあったら見せてやろう」
ぐらいの気持ちであったのだ。
だいたいが、中国でロックが始まったのが1986年、
まあその歴史が30年もないのだから
「25年アンダーグラウンドでバンドを続ける」
ということ自体が中国ではまずあり得ない。
利に聡い中国人、そんなことで人生の大半を無駄に使うよりは、
もっと手っ取り早く金になる道をすっと選ぶのだ(笑)
「日本にはなぁ、もう25年やってる女性パンクバンドがあるんや、見に行くか?」
ふたりに聞いてみて連れてゆくことになった。
まあ平ったく言うと、「そんなに期待せずに」見に行ったライブである(スマン)。
ところがそれが会場で数曲聞いただけでぶっ飛んだ!!!
文章でそのインパクトを表現するのは非常に難しいが、ひと言で言うと
「何じゃ、こいつら!!!バケモンか!!!」
という感じである。
特にボーカルのマサヨ姐はもう「妖怪」の域に行っとる!!(キッパリ)
あの人の声はもう酒とタバコで潰れてしまっているので、
「歌う」というよりは「絞り出す」という感じ。
「強くあれ!!強くあれ!!何もかも笑えるくらい」
そう絞り出して叫ぶマサヨ姐の表情にもぶっ飛ばされた。
あの日スタジオで、
「今度飲みに行こうぜ!!」
と誘った時、自分の手帳とにらめっこしながら、
「すみません、スケジュールが全部合わないんです」
とバツが悪そうに答えたマサヨ姐、
「お前らそんなに忙しいんかい!!どんだけライブやってんねん!!」
そう突っ込んだら、
「いや、ライブじゃなくて・・・バイトが・・・」
と照れながら笑った。
40過ぎてまだバイトやりながら、
自分らで車運転して全国津々浦々ライブを廻る。
バンドがなければライブもやれないから、
そりゃバンドを維持するためにはいろいろあるだろうけど、
頑張って、それでもバンドをやって来てよかった・・・
そんな気持ちがマサヨ姐の歌から表情からありありと読み取れるのだ。
「ワンマンやって本当によかった!!
ライブ最高!!ロリータ最高!!」
そんな気持ちがビシビシ伝わって来るのだ。
気がついたらワシは号泣しながらライブを見てた。
前の方で押し合いへし合いしているパンクスに混じって、
おっさんがひとりぽつんと号泣しながらライブを見ている図・・・
最後の曲のエンディングで、
バンドの音がピタッと止まって無言になり、
マサヨ姐はひとり客席に降りて来て、
客席の真ん中のテーブルの上に登って生声でこう叫んだ。
「だけど、そんなPUNKが・・・私は大好きなのですーー!!!」
そう叫んででエンディングのかき回し。
見れば老呉(LaoWu)も張張(ZhangZhang)の頬にも涙が光る。
言葉が全然通じないのに「気持ち」が通じているのだ。
誰でも何かを好きになることがある。
大好きになることがある。
でもこれほど「好き」になること、心から「大好き」であること、
そしてそれをやり続けること、
そしてそれが「幸せ」だと心から感じること、
その純粋さこそがPUNKなのだ。
彼女たちの演奏は、聞く人をそんな気持ちにさせるのだ。
「すっげーよ、このボーカル。
涙を浮かべながら笑いながら歌ってんだぜ!!
あの人のパフォーマンスには少しもウソがない。
こんなバンド中国にはひとつもないよ。
俺は中国じゅうのパンクバンドにこのライブを見せてやりたい」
そう言って老呉(LaoWu)はすぐさま中国のTwitter微博(WeiBo)にそれを書き込む。
そしたら中国じゅうのパンクスからRTが来るのだ。
「彼女たちの北京でのライブを見に行ったよ。最高のバンドだよ!!」
そうかぁ・・・ヤツら・・・中国でもライブやってたのか・・・
「おい、ヤツらを中国呼んでお前らと一緒にツアー廻ったらどのぐらい客が来る?」
老呉(LaoWu)にそう聞いてみる。
「そうですねえ・・・日本からの渡航費は難しいにしても、
とりあえず国内移動と飲み食いぐらいは出るんじゃないですかねぇ・・・」
よっしゃー!!ヤツらの全中国ツアー組むぞ!!!
老呉(LaoWu)にそう激を飛ばして帰国させたが、
しばらくしてこんなメールが届いた。
「北京、上海、银川、兰州、西安、呼和浩特、宁波、南京、武汉、成都、广州、
この辺は確実に200人以上は集客出来ると思います。
天津、昆明、深圳、郑州、济南、重庆、苏州、常州,太原、丽江、大理、西宁、沈阳、鄂尔多斯、乌鲁木齐、长沙、
この辺は100人以上。
これは最低でもという数字で、実際はもっと多く集まると思いますよ」
そりゃそうだ。
彼ら布衣単独でも今やそのぐらいの動員力はあるのだ。
北京での1stアルバム発売ライブは800人は動員してたではないか!!
北京じゅうのパンクバンド動員してロリータ呼んで1000人も夢ではないぞ!!
というわけで、渡航費を出してくれる協賛企業大募集!!
彼女たちがその企業を上記の27都市で宣伝します!!
(ワシが勝手に言ってるだけですが)
まあ協賛企業が見つからんかったらワシが渡航費を出そう!!
横浜から船に乗って3日間、上海に着いたらそのままツアー開始しよう!!
全中国27カ所、布衣の出身地寧夏省や、お膝元の北京、
ロックが熱い四川省や西安なんかは数本ライブやれるから・・・
だいたい2ヶ月のツアーかな・・・
やるぞ!!ロリータ!!!中国じゅうのパンクスの度肝を抜いてやってくれ〜!!
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2012年12月24日
セネガルのモハメッド君
先日、電車で都内に・・・と言っても八王子も一応都内なのだが・・・行ってた時、
八王子駅で黒人のお兄ちゃんに片言の日本語で声をかけられた。
聞けばバス乗り場を探しているらしい。
手には住所を書いた紙を持っている。
漢字書けるんか?・・・いやどうも別の日本人が書いてあげた住所らしい・・・
八王子駅にはバス路線が多く、
住所を見て路線を探すのも非常に骨が折れる。
聞けばその場所にある「ヤマト運輸」にバイトに行くらしい。
見ればその下に電話番号が書いてあるではないか。
電話してバス乗り場の場所を聞く。
どうも路線バスではなく、
ヤマト運輸専用のバスが運行しているらしい・・・
またその場所が駅からえらい遠いのである・・・
仕方がないのでそこまで連れて行ってあげる・・・
いや、親切ですねとかそういう問題ではない。
聞けばセネガルから来た留学生、
知り合えば何かとオモロいことに遭遇するかも知れないではないか・・・
道々片言の日本語と英語でコミュニケイションを取る。
名前はモハメッド・・・ほなイスラム教か?・・・
「バイトやったらうちの店でやってもろてもええで」
と言おうと思ったが、うちは豚肉を扱うので調理場はちょっとなぁ・・・
いや、それ以前に基本的にイスラム教は酒は飲まんのでBarでバイトっつうのもなぁ・・・
バス停はなかなか見つからず、
と言うよりバス停などなく、
「時間が来たらこの辺に迎えのバスが来る」
というだけなのでこりゃ非常に難しい。
乗る予定だった2時の便はとっくに出てしまい、
次の3時の便に乗れるようにその場所に案内して写真を撮って別れた。
メアドを交換して、
「ワシは実はむっちゃ有名なドラマーなんじゃぞ」
と言ったが信じているのかいないのか・・・
3時を過ぎて
「バスに乗れました。どうもありがとう」
というメールをもらってそれ以来やりとりはしてなかったのだが、
今日になっていきなりメールが来た。
「メリークリスマス!!」
あかんやろ・・・
昔NHKのアジア番組のクリスマス特番の収録でシンガポールに行った時、
最後に「メリークリスマス!!」と言ってシャンパンで乾杯するシーンで、
「私はイスラム教徒なのでメリークリスマスは言えません」
という歌手が現れて大変だった(笑)
「ほなメリークリスマス言わんでもええからせめて乾杯だけでも・・・」
と言うと、
「イスラム教徒はお酒は飲みませんので乾杯は出来ません」
ぎゃふん・・・
まあ宗派によって戒律は様々で、
全中国ひとりドラムツアーで一緒に廻っているShaは中国の回族で、
生まれながらに回教(イスラム教)なのだが、
豚肉は御法度だが酒はガンガン飲む。
イスラム教は一夫多妻が認められてるという噂を聞いて、
別のイスラム教の友人に聞いてみたことがある。
「お前はガンガンに酒飲むし、俺も豚肉だけやめたら一夫多妻出来るんか?」
その時の彼の答えが深かった!!!!
彼:「ファンキーさんは奥さんはいますか?」
ワシ:「はい、ひとりいますよ」
彼:「それがふたりになるんですよ。欲しいですか?」
ぎゃふん・・・
まあホント、宗派によっていろいろだろうが、
厳しい人はホントに厳しい戒律を守る。
昔バンドをやってたABUDUという新彊ウィグル自治区の友人は、
最後には音楽をやめて「和尚になる」つまり宗教の伝道師となるべく田舎に帰って行った。
まあ音楽も「人を救おう」という部分が大きくなると宗教と変わらんわのう・・・
まあホントにホントに宗派によっていろいろなのだが、
ゆるい宗派では酒やタバコも許されているし、
でも豚肉だけは食べないというのと、
アラーの神への一神教なので他の宗教行事を祝うというのはあり得んと思う・・・
だからこそモハメッド君の「メリークリスマス」には非常に衝撃を受けたのだ。
ワシはさっそく返事を書いた。
「今日は家族で店で食事をしてるし、ヒマやったらおいで〜な」
すぐさま返事が来た。
「ごめんなさい。今日は友達とパーティーがあるんです」
クリスマスパーティーか?・・・あかんやろ・・・
ワシ・・・がぜんとモハメッド君に興味津々なんですけど・・・
この分やと別にBarでバイトもええんとちゃうか?・・・(笑)
来年あたり、店で背の高い黒人がバイトをしてたらそれはモハメッド君です(笑)
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2012年12月 8日
魂入れに来て下さい
本の即売ツアーから全中国ドラムクリニックツアー、
そしてそのまま母を迎えに高知まで行って帰って来たらX.Y.Z.→Aのアルバムのレコーディングがもう大詰めになっていた。
この日は最後にメンバーが集まってコーラスを入れるというスケジュールだったが、
「ワシ、ちょっとおふくろの入居のこととかあるから先に始めといて〜」
とメールを回しておいた。
どだいコーラスもメロディー部分は二井原が自分で入れてしまってるし、
そうじゃない部分もどうせライブでもコーラスパートは橘高と和佐田なんだし、
まあワシが参加するのはせめてギャングコーラスぐらいのもんなのだが、
今回はそれ用に小畑秀光や赤間くん、店の常連のようちゃんなども助っ人でブッキングしている。
ワシなんかおってもおらんでも一緒やん〜・・・
ところが橘高のメールの返信、
「いや末吉さんもぜひ魂入れに来て下さい」
いや〜ええ言葉やなぁ〜・・・「コーラス入れに」やのうて「魂入れに」やもんな〜・・・
ミックスダウンももうほぼ終わっている。
デッドラインはなんと明後日だと言うではないか(驚)
明後日もう完成でっせ!!完成!!!!
いや〜橘高はよく働く!!
いつの間にやら自分で〆切を決め、自分を追い込んで完成に邁進しておった!!
ワシも遅ればせながら今日からミックスに参加させてもらうぞよ。
昔と違ってみんなでフェーダー持ってせーのーでやる時代ではない。
昨日の状態やその前の状態に即座に戻せる時代なのだ。
全部やり直すみたいなことはもちろんやらんが、
遅ればせながら少々でも意見を言ってそれこそ「魂」を入れさせてもらおう。
ところが橘高がこんなことを言っていた。
「ファンクラブ用のボーナストラックですけどアレでいいですよね!」
確認魔の橘高である。
自分の考えたアイデアは必ずメンバーに確認を取るのでどれが「アレ」だかよくわかってない。
そもそもこのアルバムはボーナストラックが多いのだ。
ライブ会場で売っているバージョンと、一般流通のバージョン、
そしてファンクラブだけが聞けるボーナストラック・・・
何やったっけ?・・・確かワシのデモテープがどうのと言ってたような・・・
その曲の本チャンバージョンを聞きながらふと思い出す。
「これの末吉さんの仮歌バージョンをファンクラブに出しますからね」
と言ってたような違うような・・・
そのデモテープをそのままボーナストラックで出すのかと思ってたら、
このオケを録る時に最初に入れたワシの仮歌でわざわざミックスしてボーナストラックを作るらしい・・・
あかんやろ・・・(恥)
まあファンクラブなのだからケツの穴を見せたって別にかまわんのだが、
二井原がここまで歌い上げ、オケもこれほどまでに完成された楽曲の、
ボーカルが突然ワシになって、しかも1オクターブ下で歌ってるなんて・・・(赤面)
魂入れるどころか・・・魂抜かれるやろ・・・
「いいですね!!聞きましたよ!!それで決定しますからね」
確認魔の橘高が何度も念を押したのを思い出した・・・
ファンクラブの皆さん・・・脱会するなら今!!・・・
・・・いや、魂抜かれたい人はむしろ入会して下さい・・・(恥)
今更ながら入会はこちら・・・(苦笑)
Posted by ファンキー末吉 at:07:31 | 固定リンク
2012年11月30日
本の即売飲み会ツアー終了!!せずにまだまだ続く・・・
11月25日、朝4時起き。
秀光レコーディングのためにうちに泊まっていた小畑秀光の運転にて羽田に向かう。
8時半に福岡着。
10時の電話インタビューまでどこかで休めるところを探す。
やっぱ温泉かな、ということで「ゆの華」に行く。
露天風呂にでも浸かりながら電話受けるかと思ってたら、
浴室内は電話持ち込み禁止!!(≧∇≦)
ロビーは異様なほど静かなので、
裸足で門の外まで出て行って電話を受ける。
寒かった・・・
午後は本屋など廻りつつ、
西日本新聞の取材をしてからLoveFMの生放送!!
そこで夜の即売飲み会の告知も入れる。
放送を聞いて駆け付けてくれた人や、
手ぐすね引いて待っててくれた中国オタク(失礼)仲間や、
みんなで楽しく飲んで本売って夜バスに乗り込む。
本当はこのまま京都に行く予定だったのが、
あまりにも売れ行きがよかったのと、
本屋にサイン本を10冊置いて来たりして手持ちがなくなり、
予め送っておいたキム姐の在庫を取りに行くべく大阪で途中下車。
鶴橋の「延羽の湯」に興味があったのだが、
あいにくの雨のためキム姐んちで少し仮眠、
そのまま鶴橋お好み焼き「風月」!!
季節モノのカキの塩焼きが素晴らしかった〜
ほろ酔い気分で京都へ向かう〜
FM京都のビルのB1いつものHubでまた一杯〜
FM京都α-Stationの収録してから即売飲み会〜
大村はんちで撃沈して翌朝はFM大阪の生放送、
そしていくつか番組を収録させて頂き、そのまま鶴橋へ〜
念願の「延羽の湯」で休息を取って朝鮮学校へ慰問!!
そして怒涛の即売飲み会!!
(但しこれは本チャンの始まるプレ飲み会。本チャンはかなりディープでした)
泥酔して夜バスに乗り込みそのまま高知へ・・・
さすがに自宅で仮眠して午後から高知放送の収録、高知新聞の取材、テレビ高知の収録をして、またもや怒涛の即売飲み会!!
そのまま夜バスに乗って東京に帰り着きましたが、
予想以上に即売が売れるもんで常に在庫が足りない。
キム姐に預けていた在庫も売り切っちゃったし、
ゴールデン街のAce'sや八王子のKayo'sBarに置かせてもらってたのも売り切れたと言うし、
追加するにはどうしてもサイン本でなくてはならないので、
八王子までとんぼ返りして家の在庫にサインをしてすぐさま成田へ!!
そして翌朝ワシはまた飛行機に乗って揚州、寧波へとドラムクリニックツアーへと旅立った・・・
北京に帰ったらまた12月4日には北京にて即売飲み会なのだ!!
そして来年はXYZ Barの世界中の系列店を廻るぞ〜!!
名付けて「本の即売飲み会アジアツアー」!!
2月4日(月)5日(火)6日(水)上海
7日(木)8日(金)9日(土)バンコク
10日(日)11日(月)ミャンマー
12日(火)ソウル
ん?ソウルには系列店はないぞ・・・
誰か日本人が集まるソウルの飲み屋紹介して〜・・・
ps.そう言えば12月9日(日)にはディスクユニオン池袋店にてサイン即売会を行います!!(詳細はこちら)
数百人集まれる大きな会場だそうですが、
これは飲みません!!ディスプレイで映像見せて喋るだけです!!
その後どっか都内で即売飲み会やってもええけど・・・
我こそはと言うお店がありましたらメール下さい!!
ps.ちなみに上海方面の方、上海藍屋に本があります。
先に買って、読んでから飲み会に参加もありですよ〜
★藍屋Ai-Ya 上海市延安西路2892号
+86-21-62619970
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2012年9月12日
日中関係悪化のため初の「中止」
6連チャンのブルースツアーを終え、
戻って来てそのまま7連チャン目の「江川ほーじん山本恭司ファンキー末吉セッション」。
JASRACとの調停裁判のために上海からオーナーのKさんが来てたので、
そのまま一緒にメシを食いに行った。
テレビではニュースで、また中国漁船が尖閣諸島にどうのこうのと報道している。
「上海はどうなの?」
「いや〜このまま悪化したらアホが生卵投げつけて来るかもわかりませんねぇ(笑)」
「まあ上海は都会やから田舎と違うてなかなかないやろけどな」
「末吉さんの方はどうですか?」
「ワシは不思議と一度もないなぁ・・・」
などと話してたらいきなりメールが入った。
「关于9月的两场活动'由于最近中日关系比较紧张'我们将推迟本次活动的演出时间'
(9月のライブは最近の日中関係の緊張を受けて延期することにしました)」
ついにキター!!!
反日デモが大規模に行われている同じ街でもライブをやってたワシが、
ついに日中関係悪化が理由で初めてのドタキャン・・・
まあドタキャンはいいのだが、
X.Y.Z.→Aのレコーディングのために上海から日本に飛んで北京に戻るチケットを買ったばっかりやったりして、
実は来月の上海楽器博覧会での演奏が会場の設備の問題で中止となったりして、
チケッティングがもうぐっしゃぐしゃ・・・
もともとは北京で日本往復のチケットを買っていたのじゃが、
今では日本発券のチケットと一緒になってぐっしゃぐしゃである。
9月19日北京行き(日本発券デルタ航空の行き)無錫寧波のライブのため
20日無錫行き寧波回る予定が今回中止
9月24日上海ー北京(中国発券による中国国際航空の行き)X.Y.Z.→Aドラム録りのため
25日日本にてX.Y.Z.→Aのドラム録り
9月27日羽田ー北京(24日の戻りチケット)北京でのJazzライブのため
9月28日北京での疆进酒でのJazzライブ
10月5日北京ー東京(中国発券による中国国際航空の行き)
10月9日東京ー北京(5日の戻りチケット)上海楽器博覧会のため
10月11、12、13日の上海楽器博覧会中止
10月15日北京ー東京(9月19日の戻りチケット)
つまり、日本で買った9月19日行き10月15日戻りのチケットは、
今回の無錫寧波がキャンセルになったからキャンセルしようと思うと、
他のチケットは全て中国で買ったやつなので、
その全ての便は乗れないということになる!!
何故ならば行きを乗らずに帰りだけを乗ることは不可能なのだ・・・
かと言ってそのためだけに何も用事がないのに北京に行くのもどうかのう・・・
こりゃ一度9月28日の疆进酒でのJazzライブをキャンセルして、
一度スケジュールをまっさらにして仕切り直すべきかのう・・・
キャンセル料いくらかかるんやろか・・・(困)
Posted by ファンキー末吉 at:07:45 | 固定リンク
2012年7月14日
小畑秀光のプロフィール
アジアを股にかけて活躍していたビジネスマンのMさんが、
「老後は古巣のマレーシアで暮らそうと思うんですよ」
と永住のビザの申請を始めたと聞いて、
「ほなマレーシアでまた何かおもろいことやりまひょか」
と盛り上がった。
手っ取り早いのは、
マレーシアでも有名なBEYONDのドラマーWINGのエージェントをやることである。
あれからしばらくマレーシアにも行ってないので、
バンバン仕事取って来てくれる人がいたらWINGも嬉しいはずである。
「ほな挨拶代わりに何か仕事取って来ておくんなはれ」
と言うとMさん、さっそくひとつ仕事を取って来た。
「安売りするつもりはないんですけどねえ、
このぐらいのギャラしか出ないそうなんです・・・」
さっそくWINGに連絡してみる。
「安いそうじゃがやるか?」
「没問題!!」
中国人はまっこと決まれば仕事が早い。
まあなかなか決まらんだけのことなのじゃが・・・
かくして正式にプレゼンするのに、
バンドのメンバー全員のプロフィールが必要ということになった。
バンドって香港のんは取り寄せて、
あとはワシと・・・小畑くんは行くのか?・・・
一応あの日、
「どや?このギタリスト?」
と言ったら
「ええなあ」
と言っていたではないか・・・
「あいつも連れて行きまっか?」
と電話したら、
「是非そうしてくれ」
と言うのでさっそく小畑くんにプロフィールを送って来させる。
日本語で送られてもワシが翻訳せねばならんので、
「大きなミッション!!
マレーシアをブッキングするのに君のプロフィールが必要です。
英語もしくは中国語で作成しなさい!!
・・・無理か・・・(~_~;) 」
とつぶやいておいた。
まあ無理であろうが、
Twitterでつぶやくと英語が出来るファンが助けてくれるかも知れない。
数日たって、英文のDMが送られて来た。
「Hidemitsu JET Obata The best vocalist & guitarist in Japan!
You've never seen a show like this before.
Bringing world peace through ROCK!」
一生懸命考えたのだろう。
しかしこれは「プロフィール」ではない!!
「宣伝文句を書くのでなく音楽経歴を書くのじゃー!!!!
日本語でええから送って来なさいー!!」
まあここまでは予定通り。
本人も「了解致しました\(^o^)/」としばらくしてから送られて来たのがこれ。
「1979年産まれ1998年日本デビュー
2000年最強激メタルバンドFULLAHEAD結成
ヤングギターにインタビューでほぼカットされる
2008年最強激バンドSTEEL ANGEL結成
2012年北京で自分の居場所発見
ファンキー末吉さんの後を追って絶賛世界平和中!」
お前なあ・・・これを訳してマレーシアに送って仕事が取れるか?・・・
「アメリカツアーしたやろ? CD何枚出したとかそういう事実をたくさん書くのぢゃ!!」
と言って送って来たのがこれ。
「アメリカでは私だけ社長に付き合わされ一人で何処かわからない場所でギターを弾く。
CD1万枚擦ったのにJASRAC登録をせず現在9000枚の在庫CDが倉庫に眠る」
お前なあ・・・(涙)
「こういう風に書くのです。
何年デビュー 何年ツアー 何年アメリカ 何年二井原 何年それが発売」
そしたらやっとそれらしいのを送って来たのじゃが・・・
「1998年デビュー
1999年全国ツアー120本制覇!
2005年アメリカギター引き倒し
原住民に君ならハリウッドの山に素手で登れると言われる
2008年二井原実SOLO LIVE参加
2008年二井原実SOLO LIVE参加それがCDとして発売!!!」
もうええです・・・こっちで適当に作っときます・・・(涙)
「つたない文書でしたが1週間分の脳みそをフルに使ったでMAX\(^o^)/」
はいはい・・・(涙)
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2012年6月 6日
ミャンマーROCK!!
やっちんツアーから車で東京に帰る間、
ミャンマーで買ったロックバンドのCDを田川くんと聞いていた。
「いや〜こんなギター弾いてて許されるんですねえ(笑)」
と田川くん。
むっちゃくちゃメタルなギターからそのライブアルバムは始まった。
現地のミャンマー人に嫁いだ美冬嬢のダンナ様、
MYO MYOがワシのために選んでくれたお気に入りのROCKのCDは、
その辺のスーパーのCD売り場で買ったやつなので当然ながらマニアックなやつではない。
日本ではROCKのCDを聞く人は「ROCKファン」であり、
一般人民は「J-POP」というジャンルの音楽だけを聞く。
当然ながら品揃えが薄い店には「ROCK」というジャンルのCDは置いてない。
在庫がハケ易い「J-POP」、しかもチャートの上位のCDしか置いてないということである。
ミャンマーがどれだけ特殊な国だとしてもこの辺の事情に変わりはないだろうから、
必然的にこのメタルな音楽はミャンマーでは、
「限られた人だけが聞く音楽」ではない!!
これがこの国で売れている音楽だとしたら、
この国では一般人民、すなわち知識階級から農民まであらゆる人達がメタルを聞くのだ!!
何と素晴らしい国ではないか!!
ワシは感激しながらCDを聞き進めていった。
売れ線のバラードや、民族的なメロディーの曲もあるものの、
そのライブCDは基本的に「メタル」であった。
ヘビーでちょっとメロディアスなROCKはアジア各国でも人気である。
中国でもそうだったしタイでもマレーシアでもそうであった。
でもミャンマーのこれはあまりにもメタル過ぎてないか?!!
ワシはわくわくしながらCDを聞き進めた。
ワシが初めて中国に行った1990年頃、(天安門事件の翌年)もそうだったが、
上から押さえつけられている民衆は「大きな音で叫ぶ音楽」つまり「ROCK」を愛する傾向があるとワシは感じている。
軍事政権で世界中から経済制裁を受け、
貧困と政治不安にあえぐこの国の人民がROCKを愛したとて何ら不思議はない。
「凄いぞ!!ROCKはこの国ではこれほど民衆に愛されているんだ!!」
前回行った時にその空気から
「この国ではROCKが流行っている」
と感じたのはやはり間違いではなかったのだ!!
田川くんとそんな話をしながら聞いていたら
「あれ?・・・これ・・・バンヘイレンの曲ですよ。しかもミャンマー語で歌ってます(笑)」
と田川くん。
CDのインデックスを見てみるがクレジットはミャンマー文字なので読めないが、
確かにライブ音源なのでこの膨大なオーディエンスは全員その曲をミャンマー語で大合唱している・・・
その他、
「あ、この曲もうちにCDあります。誰の曲だったっけなあ・・・」
と田川くん。
つまりこういうことだ!!
こいつらは欧米のゴリゴリのROCKをコピーして、
それをミャンマー語に訳して歌っている?!!
ひょっとして自分らの曲だと言い張ってCDを出している?・・・
まあさすがにバンヘイレンも自分の曲がこのアジア辺境の地でどのように勝手に使われているかは管理し切れんわのう・・・(笑)
まあ著作権的にはそれは大きな問題なのではあるが、
何よりもワシは「それほどまでしてメタルをしたいのか?」ということに更に感激してしまう。
売れるためにビートルズのメロディアスな音楽をパクっているではない!!
ヤツらがやっているのは「メタル」なのだ!!
その辺がワシを感激させてやまない・・・
売れたいのならビートルズでええやん!!
何で好き好んでこんなメタルなプレイをせなあかんねん!!(笑)
ROCK少年ならまあそれもよくある話だろう。
しかしそんな音楽でスタジアムを満杯にして、
そんな音楽に熱狂するその満杯のオーディエンスが凄いと思う。
ROCKを知らない人民がそれこそが「ポップス」だと思い、
それに熱狂し、支持している。
理由はどうであれミャンマー人民はこれほどまで熱狂的にメタルを求めているのだ!!
勝山さん、こりゃミャンマー店の3Fは是非ともLive Barにせないかんでしょ!!
小畑秀光を1年ぐらい放り込んで更なるメタルムーブメントを作るらせるのぢゃ!!
ワシと田川くんが熱狂したバンド(基本的にはソロシンガーとバックバンドらしいが)の映像をネットで探したらたくさんヒットした。
ちなみにCDに書かれていた彼のキャッチコピーは
「俺はもう13年ROCKをやっている!!」
だった。
ミャンマー熱いぜ!!!
Posted by ファンキー末吉 at:13:53 | 固定リンク
2012年4月22日
ドラムを叩くということ・・・
響太という高校生ドラマーがいる。
小畑秀光というキチガイが
「こいつは見どころがあるんですよ」
と言って連れて来たので相当のキチガイかと思ったが、
まあワシの印象としたらおとなしくて可愛い普通の「子供」である。
人はワシと北朝鮮の子供達との交流の番組を見て、
「ファンキーさんって子供好きなんですねえ」
とか言ったりするが、
誤解なく言うとどちらかと言うと子供は「嫌い」である。
「自分の子供は例外である」と言うが、
その例外がファンキー村の7人の子供達、
そして北朝鮮の「ロックの生徒達」に広がっているだけで、
どちらかと言うと子供好きかどうかと言われれば嫌いだと思う。
「子供ドラマー」というのがまた嫌いで、
全中国をドラムクリニックで廻っていると、
「これでもか」というほど中国の「ちびっ子天才ドラマー」と出会うが、
その親や先生などから
「ファンキー先生、どうですかねえこの子は?プロになれますかねえ」
と質問される度にうんざりする。
「ちょっと見どころがあるなあ」と思った子供に世話を焼いたところで、
そのほとんどが10年もすればドラムなんて叩いてないのである。
世話を焼くだけ無駄である・・・
と言いながらどちらかと言うと「出会い」は大切にする方なので、
大人ドラマーだ子供ドラマーだは関係なく、
それはそれでひとつぐらいドラマーとしてのキーワードを与えておいたりする。
それが心の底から理解出来たドラマーだけが次のドアを開けることが出来る、
そんな「宿題」を与えてたりするのだ。
そもそもが「音楽」に大人だ子供だは関係ない!!
子供ドラマーのそのほとんどが「子供である」ということで拍手をもらっている。
中国で「スーパーちびっ子ドラマー」の演奏を見た後も、
必ず惜しみない拍手を与えなければならない。
「お前のドラムは音楽以前の問題だよ!!」
などと「本当のこと」を言おうものなら、すぐさま
「何て大人げない」
と総攻撃を受けることとなる。
これは一種の「暴力」である。
「拍手は芸人を殺す」という言葉があるが、
そんな拍手が子供ドラマーの「才能」を容赦なく殺してゆく。
あのアホな大人ドラマーを見ればわかるだろう。
有名であるがだけでちやほやされているドラマーにろくにドラムが叩けるヤツがいないのは、
「その人であればそれだけでいい」
というミーハー共の拍手によってその「芸」が殺されてしまったからに他ならない。
「いや、響太は違うんです!!
こいつはもう自分は音楽で生きてゆくしかないと思ってますから!!」
と小畑秀光のキチガイは言う。
「何言うてんねん!!子供ドラマーである限り、
ステージで失敗したってシマッタという顔したらみんなカワイイと思って許されるだろ。
お前や俺がステージでそれやって許されると思うか?
ステージは何だ?!!戦場だろ!!俺らは生きるか死ぬかでステージやっとるんじゃ」
とかつい「本当のこと」を口走ってしまうと、小畑秀光のようなキチガイでさえ、
「そんな大人げない・・・」
という目でワシを見る・・・
「いいよ、わかったよ!!21日のX.Y.Z.→Aのライブに連れて来い!!
ドラムの後ろでずーっとその命懸けの戦いを見させとけ!!
それで何かを感じることが出来たら一生音楽でも何でも好きにやればいい!!」
というわけで昨日のライブは響太がずーっとドラムの後ろで見ていた。
リハの時に
「ここに座って1ステージずーっと俺のドラムを見とけ」
と言ったらドラムの後ろでちょこんと正座して見てたので、
「楽にしてみてたらいんだよ」
と言い直した(笑)。
どうもワシは「顔が恐い」らしくよく人にこのような緊張感を与えるらしい・・・(笑)
本番が始まる前にワシは響太にこう言った。
--------------------------------------
間違ってもオカズなんか聞いてんじゃないぞ。
「これどうやって叩いてるんだろう」なんてこと考えた瞬間に、
もう「音楽」を聞く状態になってない。
オカズなんて何叩いたって「音楽」になるんだ。
注意深く聞くのはむしろ「スネア」だよ。
「パーン」って音が鳴るだろ、
その「パーン」を全部呑み込むつもりで叩くんだよ。
「ン、パーン、ン、パーン」と音が続くだろ、
それを全部呑み込みながら叩いてるんだ。
オカズ叩いてる時にもその「パーン」が聞こえてるようなつもりで叩く。
その「感覚」を覚えておいて、
次に自分がドラムを叩いた時に同じように「パーン」を呑み込むように聞きながら叩く。
「あれ?何か違うなあ・・・何が違うんだろう・・・」
と思ったらそれこそが「音楽への入り口」よ。
スネアの音にはいろんな「表情」があるからそれを聞くんだ!!
特にバラードなんかではその音色がとても「悲しい」ものになったりする。
「どうやったら叩けるんだろう」は次の段階だ。
要はその「表情」が「感じ取れる」かどうかよ。
感じ取れなかった一生それを叩くことは出来んからな。
例えばAメロとBメロ、そしてサビは全部その「表情」が違う。
オカズを叩く。
何を叩いたっていい。ただ「今からサビですよ」という「気持ち」が大切だ。
そしてサビに行く。
「パーン」というサビの「音色」を、
今度はサビの間じゅう「同じ音色」になるように踏ん張って叩く。
それを「聞く」んだ。それを「感じる」んだ。
ドラムなんて所詮は「同じ音量」の「同じ音色」を「同じタイミング」で叩くだけに尽きるんだよ。
それに命を賭けてるだけの話だよ。
--------------------------------------
要は「責任感」の問題である、とよく人に説明する。
オカズを叩く、人間なんだから当然ちょっとヨレる、
次のスネア一発でそれを強引に、
いや強引だとは気付かれないように命懸けでそれを修正する。
「あ、今度はちょっと強過ぎた」それを次の一発で修正する。
一発一発を命懸けで「キープ」するのだ!!
その繰り返しを「リズム」と言う。
だからリズムには「人生のドラマ」がある。
「戦いの連続」なのだ!!
チャラチャラした性格のとある大人ドラマーにこう説教したことがある。
「お前、今その瞬間にヘラヘラ笑って誤摩化しただろう!!
何でそれを次の一発で命懸けで取り戻そうとしない?!!
お前はずーっと人生をそうやって生きて来たんだ。
ヘラヘラ笑ってたら今まで全て許されて来たんだ。
俺は違う!!俺がそれをやってたらもう周りに誰もいなくなる。
だから俺は戦って生きるしかなかったんだ!!
だから今も命懸けで戦う!!それだけだよ!!」
ちんちんに毛も生えてない子供には分かるはずもないので今回は言わなかったが、
中国の若い衆にはこれをよく「初恋」に例えて説明する。
「初恋の感覚を思い出せ!!
強く抱きしめたら壊れてしまう。
弱く抱きしめたら逃げてしまう。
じゃあお前はどうする?
あ、強かった・・・死にもの狂いで次の一発で何とかするだろ?
弱かった・・・命懸けで次の一発を何とかするだろ?
その連続がリズムなんだ!!
要はどれだけ"愛してるか"だよ・・・」
こんな話をしていると昔プロデュースした萌萌(MengMeng)という歌手を思い出す。
「恋の歌が歌えないの・・・だって私・・・恋したことないから・・・」
と言ってた彼女、華々しくデビューして以来そう言えばあまり噂を聞かないなぁ・・・
「ママなんて捨ててもいい。何を失っても、全て捨てても私はこの人と一緒にいたい」
そんな気持ちになったことがない人間に人の心を打つ歌なんか歌えるわけなんかないじゃろ・・・
「人生」とはそんなにうまいことばっかいくもんではない。
その証拠に現実の「恋」はそのほとんどが「大失敗」に終わる。
だからドラムを叩くときぐらいは失敗はしたくない。
ここは自分だけの「ドリームキャッスル」なのだ!
「失敗するぐらいなら死んだ方がまし」なのだ!!
「戦場」なのだ!!戦って生きるのだ!!
それを人は「ロック」と言う。
響太は素直な男の子である。
怖い顔した変なオッサンにわけのわからんことを言われて、
緊張してドラムの後ろに正座して、
ひょっとして言われた通り結局はスネアだけ聞いて何も理解出来なかったかも知れない(笑)
でもいいのだ!!ワシはこう言った。
「今日俺が言ったことが理解出来なくてもずーっとこれを覚えとけ!!
いつかひょっとしたらわかる時が来るかも知れない。
ああ、あの時に聞いたことはこれこれだったんだ、と」
ワシは響太の父親でも何でもないので、
「お前はこう生きろ」などということは出来ない。
自分の人生なのだ。
子供だろうが何だろうが、自分で決めて自分でそれに向かって戦ってゆかねばならない。
社会に出ればいずれわかるだろう。
恋をすればいずれわかるだろう。
まっとうに生きたってどうせ人生なんてシンドイもんなのだということを。
そしてキチガイとして世間と戦って生きたってシンドイもんなのだということを。
神様はこの部分だけは人間を平等に作った。
「人生はどんな人間にも平等にシンドイ」のである!!
初恋をして、熱病のように「この人といれたら何も要らない」と思うような同じ気持ちで、
「何を捨ててもいい、一生貧乏でもいい、僕はロックで生きるんだ!!」
と思った時にまたワシのところに来ればいい。
その時にまたドラムの後ろで正座してこのドラムを聞いてみろ。
初めてこのオッサンがどう生きて、
どう死んでゆくのかを「感じる」ことが出来るだろう。
頑張れ響太、お前の人生はまだまだ長い!!
逃げてはいけない!!戦って生きるのだ!!
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2012年1月 5日
ワシの正月はまだ遠い・・・
「帰国のための渡航書」というペラペラの臨時パスポートを持ってやっとの思いで帰国した。
まあこんなもんをカウンターに出して
「東京まで」
と言ってもいぶかしがられるのも当然である。
チェックインカウンターでいぶかしがられ、
パスポートチェックでいぶかしがられ、
出国カウンターはまだしも、
最後の手荷物検査入り口にいぶかしがられた時にはさすがに言った。
「なあ、姉ちゃん、考えてもみてみぃ、
これが非合法なもんやったらワシがどうしてここまで来れとる?!!
全てのカウンターでこれを通しとるんや、お前がとやかく言うな!!
四の五の言わずに通しなさい!!」
いやーこの一連の事件は気疲れがもの凄かった!!
でも「物は考えよう」である。
中国人はみんなこう言ってワシを慰める。
「破财免灾」
つまり「財産を失ったら災難が免ぜられる」というような意味である。
それと共に
「12月でよかったねえ、1月だったらその一年大変だろうけど、
今年の悪いことは全部終わったんだから来年はいい年になるよ」
ともよく言われる。
まあこの辺は日本の感覚と同じやな。
考えてみるに、
「命より大切なパソコンバック」
とは言ってはいたが、
そのバックアップは日本にちゃんとあるし、
パスポートデータはちゃんとスキャンしてメールサーバーにあったし、
免許証はいつも持ち歩いとるポシェットに入っとるし、
クレジットカードやキャッシュカードも全部その中なので無事である。
逆だったらもっと大変やったんちゃうの・・・
要は失った物は金と手間さえかければ全部戻って来る物ばかりである。
唯一戻って来ないのはいつも全中国ドラムクリニックツアーで着ていたポスターと同じステージ衣装であるが、
器材の中に入っていた汗でぐっちょぐちょのパンツと共に泥棒さんにくれてやろう!!
「金で買えるもの」だったら、もっと金を出せば「もっといいもの」になる。
ワシはまず北京でiPadを購入した。
盗まれたやつは初期型だが、迷わずiPad2にする。
しかも3G版の64G!!
前よりも悪いやつを買ったとしたら、
それを使う度にこの事件のことを思い出して悲しい思いをするが、
一番いいやつを買っといたらその時にはお金がなくなって悲しい思いをするが、
それを使う時には少なくとも気持ちはいいはずだ。
破财免灾、破财免灾・・・
同じ理論で嫁に
「MacBookPro買っといて〜現状で一番ええやつ!!」
とメールしといた。
「もうちょっと待てば新しいのが出ますよ」
などというアドバイスには耳も貸さない。
今使うパソコンが必要なのだから仕方ないのだ!!
ということで大晦日ぎりぎりに日本に帰り着いた。
世は年越しの瞬間をどう迎えるかと騒いでおるが、
ワシには関係ない!!
ワシの失ったシステムが全て復旧して初めて「新年」なのじゃ!!
というわけで嫁が買って来てくれたパソコンをバックアップから復旧!!
およそ70時間の間パソコンは使えない。
ということはこれが終わるまで正月ではないが、
パソコンが使えないのだから仕事にならない。
飲むか・・・
三日三晩何もせずにひたすら飲む毎日なのじゃ・・・
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2010年12月28日
何よりも大切なのはパソコン?データ?
前回のシステム総取っ替えで買った新しいパソコンが朝起きたらお亡くなりになっていた・・・
「まだ買って一ヶ月やん!!」
と怒るよりも先に困り果ててしまった。
ワシは知っている〜Macの修理は非常に時間がかかるのよ〜
今日は明日幕張で行われるカウントダウンジャパンの筋肉少女帯のリハ。
そのままリハ終わりに会場の近くに用意してくれたホテルに泊まり、
翌日はX.Y.Z.→Aのライブ終了後にそのままマレーシアに行ってしまう。
そのまま年を越してしばらく滞在するのだが、
その間パソコンがなければ仕事どころか何も出来ないのだ・・・
メールやTwitterなどはiPhoneやiPadでも出来るが、
何よりも前回のシステム総取っ替えでインストールしたLogicを使ってアレンジの仕事や、
Finaleを使って譜面作業が出来なくなってしまう・・・
旅ばかりやっているワシはパソコンさえあれば全てが出来るようになっているが、
逆にパソコンがなければ何も出来ないのだ・・・
新しいのを買うか・・・
一応嫁に相談してみる。
「ええよ、買うたら」
となかなか反応はいい。
ちなみに末吉家は家計は嫁ではなくワシが握っている。
結婚当初、北京で住んでた頃は嫁が握っていたが、
ミュージシャンという浮き草稼業、
仕事がある時は1ヶ月寝ずに仕事をしてるが、
ないときは1ヶ月何もないというのざらである。
ある時「パパ〜今月家賃も払えんよ・・・」と泣きが入る。
「んなもん何とかなるがな」
実際何とかなって来たから今こうして生きてられるのだが、
嫁は精神的にこれが性に合わない。
「毎月こんな思いをするのは心臓に悪い」とばかり財布を返上、
今に至る・・・
またワシが四国生まれのくせに落語に出てくる江戸っ子ばりに宵越しの金を持たないのよ・・・
よし!!ビックカメラに買いに行こう!!
一応お亡くなりになったパソコンも持ってゆく。
修理より何より、「初期不良」で新品に交換してくれるならそれにこしたことはない。
パソコンにはかなり強い方だが、
インストールディスクで初期化も出来ないというのは異常である。
昔ビックカメラで初期不良のパソコンをすぐに交換してくれたことがあったので、
持ち前の「言ってみるもんや」の精神である。
慌てて家を飛び出す。
なぜならリハに行くべく橘高王子がもうすぐ車で迎えに来てくれることになっているのだ・・・
着くや否や「時間がない!!」とまくしたてる。
「ワシはパソコンには強い!!
週刊アスキーで連載してるほどである。
そのワシが言ってるのだ!!これは初期不良である!!」
店員がびびって上の者を連れてくる。
ワシは更に捲し立てる。
「初期不良ですぐ交換してくれるならそれでよし。
さもなくば新しいのを買って帰るのですぐに返事をしろ!!
ワシは時間がないのじゃ!!王子がもうすぐ迎えにくるのじゃ!!」
上の者はびびりながら
「初期不良かどうかはお預かりして調べなければならないので」
と丁重に説明してくれるが、
「あ、そう。じゃあ買うわ。これの上位機種のこれね。
カードで払うとポイントが減る?ほな金引き出しに行ってくるから!!」
立ち去ろうとするワシを呼び止める。
「お客様、在庫があるかどうか確認して来ますのでしばしお待ちを」
「待たん!!時間がないんじゃ!!お前が調べとけ!!
その機種がなかったらその下位機種な、ほな!!」
嵐のように去ってゆき、また嵐のように戻って来た時には
商品は既に用意されていて店員はお亡くなりになったMacを調べている。
「ほなこれ買うし、それは修理しといてや!!」
嵐のようにレジに行く。
店員が金魚のウンコのように着いて来て、
隣で一生懸命梱包してるが、
「梱包なんかいらん!!それより修理の預かり証持って来い!!
金払ったらすぐ帰るぞ!!王子が迎えに来るのじゃ!!」
と一括する。
「あのう・・・Macはうちでは修理はお受けしてないんです。
銀座のMacセンターに持ち込んで頂かないと・・・」
言い終わるか終わらないかぐらいですかさず一喝する。
「お前んとこで買うたんやお前んとこが何とかせい!!
不良品売りつけてそれをたらい回しにするつもりか?!!」
店員がまた上の者を呼ぼうとするので、
「とりあえず電話番号置いとくからどうなるか決まったら連絡せい!!」
電話番号を置いて、
買ったばかりのパソコンを持って嵐のように去って行った。
パソコンのデータはAppleのタイムカプセルにバックアップしている。
無線LANルーターにもなって、
接続している間に自動的にバックアップしてくれるスグレモノである。
これを引っこ抜いて筋肉少女帯のリハに持ってゆき、
ドラム叩いてる横でゆっくり復元していればそれでよい。
ところがここに来て大問題が発生!!
なんとパソコンがタイムカプセルを認識しないのだ!!
データが復元出来なければパソコンなんてワシにとってただの「箱」ではないか!!
いろいろ試行錯誤してみるがやはり駄目。
困り果てている頃に電話がなった。
先ほどのビックカメラである。
「先ほどはどうもすみませんでした」
君に謝られるような覚えはないが・・・
と突っ込む前に店員はこう言った。
「先ほどのMacですが、直りました!!」
げっ!それでは24万かけて買ったこの「箱」は・・・
と一瞬思ったが、よく考えたら前のんは13インチで老眼のワシには少々使い辛かった。
15インチに買い替えたということで、
後は13インチからデータを移行すればそれでいいではないか・・・
「ワシ八王子に戻るわ!!電車で幕張入るし・・・」
リハ会場の高井戸から東京の西にある八王子まで京王線で行き、
パソコン取ってJRで東に向かう。
新宿も東京も通り過ぎてもっと東の千葉県まで・・・
立派に東京を横断しとるやないの・・・
まあいい!!
ただの箱と認識しないタイムカプセルを持ってホテルに入った日にゃぁ、
ワシはきっと徹夜でそれを認識させようとしてしまうのだ!!
ホテルに着いたらゆっくりデータ移行しよう・・・
ビックカメラに着いた。
心なしか店員がワシにびびっている。
ワシは意識して笑顔を作りながら店員に聞いた。
「どうやったら直りました?」
店員は自信ありげにこう言った。
「インストールディスクから無事に初期化出来ました!」
ガーン!!!するとデータはもう残っておらんではないか・・・
いやいかん、顔に出てしまった。店員がまたびびっている。
君のせいではないのじゃよ。タイムマシンが悪いのよ!!
ワシはおとなしくお礼を言ってビックカメラを後にした。
今からひとり電車で東京を横断するのだ・・・
背中には今朝買ったばかりの「箱」を背負い、
手には新たにゲットした「箱」を持って・・・
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2010年11月 1日
田川ツアー中
現在田川ヒロアキのツアーを廻っている。
初日は名古屋、次は京都と廻り、
ワシだけ二井原R&Bライブで東京にとんぼ返り。
そして昨日岡山でまた合流し、今日下関で田川ヒロアキ凱旋ライブ。
明日は大阪で一応旅は終わり、
そのまま八王子に直行して店でファイナルライブを行う。
まあ7本っつうたらワシにとってはもう「普通」だが、
思えばX.Y.Z.→Aではひと月近く出ずっぱりっつうのもやったなあ・・・
まあ中国に行くのもツアーだとするとワシは11月はほとんどツアーに出ていることとなる。
田川ファイナル終わって翌日大高清美さんやチャカさんとセッションやったら、
その翌日に北京に飛ぶ。
次の日の朝にはパール全中国ドラムクリニックツアー、
二井原R&Bセッション大阪のためだけに帰って来て、
そのまま関空から飛んでパール全中国ドラムクリニックツアー、
戻って来て江川ほーじん6Daysで米川くんとセッション、
そしてそのまま是方さんと和佐田の「秘蔵っ子ツアー」に出るのじゃ!!
いや、別に家が嫌いなわけじゃない!!旅が好きなのである!!!
かと言って観光旅行とかは嫌いである。
別にどこを見るわけでもなく、
初めて行く土地を散歩したり、
懐かしい地元の知り合いと美味しいもん食ったり酒を飲んだり、
まあ何よりも毎日ドラム叩いて暮らしていけること自体を神に感謝する。
こぼれ話はまた後ほど書くとして、
まずは下関のふく(ご当地ではフグではなく「ふく」というらしい)を堪能!!
それにしても楽屋にこんな差し入れが来るんやからご当地やなあ・・・
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2009年6月11日
ドタキャンの嵐でセッションを
BeiBeiの上海ツアーがドタキャンになってからというもの、
次から次へとドタキャンの連絡が来る。
まず先週末に予定されていた大連の2本のツアーもキャンセルになった。
これは上海をブッキングしていたのと同じイベンターで、
とどのつまり能力もないのに「俺に任せろ」とばかりブッキングしたものの
蓋を開けてみたら「やっぱダメでした」ってなもんだと想像している。
今週末に予定されていた蘇州は、
「ちょっと急がずにちゃんと仕切り直して始めよう」
とばかり自主的にキャンセルにしたと言う。
まあ長いことスケジュールを押さえられてたワシはたまったもんじゃないが、
まあ近所にいつでもドラムが叩ける店が出来たので、
ドラムを叩こうと思えばいつでも・・・と思ったら明日は二胡とピアノのライブじゃった・・・
・・・いくらなんでも無理じゃ・・・
明後日はJazzボーカルなんで大丈夫じゃろう。
ギターとのデュオというが、まあワシは別にそれにドラムでもかまわんが、
隣の仮谷くんもヒマなら連れて行こう。
今さらながら近所にベーシストがいると便利である。
それにしてもこの三科かをりというボーカリスト、
始めてJazzのセッションで呼ばれて一緒になって、
あまりの歌のうまさにぶっ飛んだ。
ワシが狂ったようにJazzセッションをしてた頃、
あの頃にもいろんなボーカリストと一緒にやったが、
これほどド肝を抜かれたのはいなかったなあ・・・
二井原が
「近頃のボーカリストはどれをとってもとてつもなくうまくなっとるなあ」
と言ってたことがある。
二井原が手探りで10年かけて作り上げた
「ロックとはこう歌うんや!!」
を、若いボーカリストは歌い始めた時から聞いて知っているのである。
Jazz界とてそうである。
家庭では普通の歌好きの少女が、
「これぐらいのことは誰でも出来るだろう」
と思ってそのまま就職してOLになり、
ある日それが特殊技能だと気づいて初めて歌手になったと言う。
あんなもの凄いハイトーンは「誰でも出る」と思ってたのであろう。
「アドリブでスキャットで歌う」
なんてことは彼女にとっては「ごく普通」のことなのであったのであろう。
ワシみたいなドラマーが乱入して来てそれでも「普通」に歌えるとでも思っているのだ。
若い芽は早いうちに摘み取る・・・いやいや、音楽の、人生の厳しさを教えに行ってやるぞよ。
(本当はドラム叩いた後のビールの旨さを楽しみにしてるだけじゃが・・・)
来週は江川ほーじんが来るので是非20年ぶりにセッションをしたかったのじゃが、
残念ながら大阪で仕事である。
日本の仕事はドタキャンにならんので残念である。
またの機会に是非!!
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2008年12月27日
北京戻りのはずか・・・
末吉家民族大移動である。
嫁は生まれたばかり(と言ってももう10か月じゃが)の子供を連れて神戸の実家に、
そしてワシはふたりの子供を連れて北京へ。
と言うのも、前回春休みの時に、前の嫁から
「北京のお父さん身体悪い。孫に会いたい言う。
連れて来てくれるよろしか」
と言うので(厳密には元嫁は今アメリカにいて英語でemailなので全然ニュアンスは違うが)、
それじゃあと言うわけで、
高知まで行って子供たちを連れて関空に行き、
いざチェックインしようとしたら、
「パパ、パスポートどこにあるが?」
と言われ愕然となる。
結局パスポートを高知の自宅で紛失してしまい渡航不能。
その後その父は夏には他界し、結局孫には会えなかった。
「そんなことはお前が気にすることはない」
といろんな人は言う。
別れたら母親とも会わさない家庭も多い中、
その別れた嫁の両親に孫を会わす義務は当然ワシにはない。
子供たちも春休みは春休みで忙しいので、
その予定をキャンセルしてわざわざ北京に行くのもめんどくさい。
でもワシは言った。
「うちのじいちゃん去年死んだけど、
あんた達に会えて嬉しかったやろ。
北京のじいちゃんももう長くないんやて。
あんた達に会えたらとっても嬉しいと思う。
人を怒らせることは誰でも出来る。
でも喜ばせることはめったに出来んから、
よかったら北京に行ってやってくれんか」
親に似ず素直な子供たちである。
喜んで行ってくれると言うのに行けなかった。
結局は北京のじいちゃんは孫に会えずに逝ってしまった。
まあそれもワシのせいではないこともわかっている。
でもまあちょっとでも縁があった人が少しでも幸せでいてもらえることは、
ワシにとっても嬉しいことなのでちょっと心残りだった。
そんなこんなで今度は、
「うちのお母さんショックでちょっと元気ないあるよ。
孫に会いたい言うから連れて来てくれるあるか」
(厳密には英語メールなので全然ニュアンスは違うが)
と言うのでそれではと言うことでまた3人分のチケットを買って成田まで行ったのじゃ。
もちろん子供たちのパスポートもちゃんと再交付してである。
ところが今回は
「このお名前では予約がありません」
と窓口で言われる。
旅行会社に問い合わせる。
どうもWingのマレーシアやシンガポールツアーのチケットとかと一緒になって、
どれをキャンセル、どれをOKとなってたのがぐしゃぐしゃとなり、
結局このフライトはキャンセルになってしまってたらしい。
「ほな今からチケットブッキングしてーな!!」
しかし年末である。どのフライトも満席。
仕方がないので北京で待つ元嫁に電話する。
事情を話して子供たちに電話を代わる。
娘の目から一筋の涙が・・・
「ママ・・・泣いてたの?・・・」
うん・・・と子供はうなずく。
よし!しゃーない。
例えワシにその責任がなくても、
ワシは子供を北京に連れて行かねばならんじゃろ。
というわけで旅行会社にまた電話をする。
年を越したらブッキングが出来るということで、
年明けの便を押える手配をして、
後は今日これからどうするかである。
年末に北京から帰って来てすぐに高知に行って年始を過ごす予定だったので、
まずそのチケットが変更できるかどうかを調べたら出来ると言う。
翌日の高知行きは3席だけ空いているというのでそれを取って、
成田から羽田にバスで行き、ビジネスホテルに一泊。
そのまま朝いちの飛行機で高知に帰って来た。
そのまま「ひろめ市場」に直行。
娘が
「パパ、これが飲まずにやってられっかぁ!でしょ?」
と言うので
「それ何?」
と聞くと、
「パパ、前回もそう言ってたよ」
と言うので喜んで飲ませて頂いた。
ちなみに日本酒ワンショット1杯100円。
ワシは年末年始は高知で飲んだくれるのじゃ!!
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2008年12月 9日
ちょっと悲しかったこと
去年は父親が死に、今年はひぐっつぁんである。
しかもどちらも癌。
父が死んで去年はワシもいそいそと人間ドッグに行ったが、
「どっこも悪いところありません!健康体そのものです!!」
でおしまいである。
XYZの100本ツアーの時も、
「こりゃもう身体ボロボロじゃろう」
と山梨の知り合いの先生に精密検査をしてもらったが、
「問題なし!!健康そのもの!!」
であった。
昔からそうである。
身体がいくらしんどくても実は健康体そのものなのである。
今回実は胃が痛かった。
全中国ドラムクリニックツアーでしこたま飲んでいるのだからそのせいだと思っていたのじゃが、
どうも周りでこれだけ癌で死ぬ人間が出て来たらやっぱり不安である。
ワシは実は医者に行く時にはいつも最悪の覚悟をして行くのである。
そう言えばエイズが流行り出した頃もそうだった。
ニューヨークから帰って来たワシはエイズが発症した症状と同じ水疱が出来、
熱でうなされながら救急車で運ばれた。
「先生・・・エイズなんでしょ・・・」
ワシは遺言から自叙伝の執筆までシュミレーションしながら医者に聞いた。
医者は症状を調べて、「このお年で珍しいですねえ・・・」と付け加えながらこう言った。
「水ぼうそうです」
30過ぎての水ぼうそうはそれはそれは大変である。
寝がえりを打てば背中の水疱をつぶしてシャツを膿だらけにし、
熱にうなされながら静岡と仙台のコンサートをこなし、
ステージでバク転を失敗し、おでこの水疱をつぶし・・・
そんな話はいい。
水ぼうそうは別に命には影響しない。
年取ってやると熱で精子が死んでしまい不妊症になる可能性があるとも言うが、
幸い3人も子供を作ってその世話でてんてこ舞いである。
しかし癌となればシャレにならない。
日野元彦さんというこれも偉大なるJazzドラマーは、
死ぬまで自分の店でドラムを叩き続けてたと言うので、
「こりゃ遺書より先に自分の店作る必要があるなあ・・・」
とばかりまたヒロイックなシュミレイションをしながら精密検査に向かった。
まあ「胃が痛い」のはまぎれもなく「飲み過ぎ」なのであったが、
胃カメラの写真を見せながら医者がこう言った。
「ピロリ菌がいますねえ・・・」
ピロリ菌?・・・
そう言えば爆風でそんな歌をやってたなあ・・・
「年取った人は70%以上の人がこの菌を持っているとも言われてます。
若い人が持ってないことから、衛生状態とかいろんなものが原因とも考えられてますが・・・」
衛生状態・・・
思い当たる節もなきにしもあらず・・・
しかし衛生状態が問題だとするとうちの村の連中は全てピロリ菌と共存してるのか・・・
「今は薬を飲めばまず除菌は出来ますんで薬を出します。
ちょっと多いですけど頑張って飲んで下さいね。
それと・・・便なんですが・・・」
検便のデータを見ながら医者の顔が曇る・・・
「先生・・・大腸癌とかなんかでしょうか・・・」
「いや・・・これは恐らく肛門からの出血だと思われますが・・・」
こ、肛門?・・・・
つまり・・・痔?・・・
「ピロリ菌の除菌の薬が終わったら胃酸を抑える薬を飲んで、
それが終わったら来月の検診までに痔を治してからまた検便して持って来て下さいね」
痔・・・の治療・・・ですか・・・
むっちゃくちゃたくさんの薬を持って帰るワシ・・・
いっきに「年寄り」になったみたいでちょっと悲しい・・・
しかもお医者さん・・・ワシの名前「マサル」になってんですけど・・・
ま、ええか・・・痔ぃ治してからまた医者行こう・・・
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2008年10月 7日
10月5日サンプラザ中野くんライブ
芸名を「サンプラザ中野」から「サンプラザ中野くん」に変えたと言うからややこしい。
イベントの司会者なんかワシを紹介するのに
「ファンキー末吉さん」
和佐田を紹介するのに
「バーべQ和佐田さん」
なのに中野が登場する時には
「それではお待ちかね!サンプラザ中野くんの登場です!」
これって変なんちゃうん!!
中野はメールする時に必ず「末吉さま」と冒頭に書いてくるので、
ワシもちゃんと「サンプラザ中野くん様」と書いて返信する。
司会者も敬語を使うなら
「それではお待ちかね!サンプラザ中野くんさんの登場です!」
と言うべきではないのか!!
まあそんなことはどうでもいい。
ライブは非常に楽しく終わった。
面白かったことが、
ステージはトラックの荷台を全面開放し、
客は後ろからも見ることが出来ることである。
嫁いわく、「末吉ファンは全員後ろから見てた」そうである。
そりゃそうだ。
ドラムと言うのは後ろから見るのが一番どう叩いているのかがわかりやすいのである。
「ああ、ここで足を踏み変えているのか」
とか
「ああ、ここで手がこのように動いているのか」
とか、
ワシも自分のアイドルドラマーがここで演奏するなら絶対後ろから見たい!!
ところが演奏終わってふと素朴な疑問が浮かんだ。
これがX-Japanだったらヨシキのファンは後ろから見るか?・・・
微妙なところである。
ワシだったらヨシキの華麗なドラムはやはり前から見たい。
つまり・・・
末吉ファンはワシの「顔」などどうでもええのである。
まあいい。
ドラムはしょせんは「顔」である。
Wingのバックでドラムを叩く。
1時間半とか一生懸命叩かせて頂いて、
後半の盛り上がりの起爆剤としてWing自身によるドラムソロ。
ワシはそこにピークを持っていくべくドラムを叩く。
ワシのソロが終わって大盛り上がりの中、
ステージ後方からせり上がり台に乗ってドラムを叩きながらWingが登場。
キャー!!
ドラムソロと言うよりはサウンドチェック(失礼)ぐらいのソロなのに、
観客はこれ以上ないほど狂喜乱舞する。
ワシ・・・今まで何を頑張ってたんやろ・・・
ちょっと虚しさが心をよぎるが、まあいい!
こういうのを「スタードラマー」と言う。
BeyondファンにとってWingはいつまでたっても「ドラマー」なのである。
まあドラマーの背中しか見れないのに
わざわざ後ろからステージを見ようという末吉ファンは逆に言えばありがたい。
ワシは来週マレーシアでWingに会ったらこう胸を張って言おう。
「ふ、ふ、ふ・・・名役者は背中で演技するのさ」
ちょっと負け惜しみである。
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2001年10月 8日
日本に帰って来るも、食って飲むのはやはりDeepなアジア街
北京で住んで日本に仕事に帰って来る生活である。
日本に仕事がないと帰ってこないので、
帰れば必ず飛行機代ぐらい稼げるので問題ない。
中国にいると逆に仕事が引く手あまたなので生活費は稼げるので問題ない。
長年思い描いていた理想の生活である。
今回の日本での仕事は、
香港プロジェクトのレコーディング、
そして11月に発売する「未唯with XYZ」のジャケ写撮り。
まず香港プロジェクトだが、
前回某スタジオで24時間1ヶ月毎日レコーディングしていた時、
朝方未唯さんのコーラスを録音してる時、香港からMailが入った。
「日本のミュージシャンを使ってレコーディングしたい」
日本人を妻に持つ香港のテクノアーティスト、J氏である。
「俺は今ピンクレディーの未唯さんとスタジオにいるところさ」
と返事を打つと
「それは羨ましい」
と即答。
「お前未唯さんを知ってるの?」
「ピンクレディーの人でしょ。大好きだよ」
とのこと。
とにかく非常に日本通である。
「レコード会社がKinki KidsみたいなBoysグループを作る
っつんでプロデュースを頼まれたんだ」
とのこと。
数日後に彼が来日して1曲レコーディング。
その時に和佐田や橘高と録音した曲が評判で、
今回はさらにアルバムをと言うものである。
横浜のスタジオを押えて、今回は1日で5曲録った。
俺も和佐田もレコーディングはばっちしだが、英語はからっきしである。
彼のネイティブは広東語、私の学んだ北京語とは似ても似つかない。
仕方ないので彼との言語は英語となる。
時々わからない言葉は強引に北京語、
そして彼が奥さんから学んだ片言の日本語を混ぜながら、
いつものようにレコーディングが進んでゆく。
実は1日5曲も叩くとギャラにしても相当なもんで、
俺は十分飛行機代が出るっつうんで内心ほくほくである。
いい気になって、
「CD-Rにデータを焼くのは俺がやっといてやるから先に帰れ」
とローディーと共に彼を先に送り出す。
その間、エンジニアに仕事を任せて俺は横浜中華街へひとりで繰り出した。
まだ中国に全然興味がない頃から俺は、この街が大好きであった。
異国情緒でがちゃがちゃしてて、何となく溢れて来るパワーが好きだった。
「いつかこの街に住みたい」
そう思っていた。
1時間ほど歩いて、ふと興味深い屋台を見つけた。
豚足や焼き豚をつまみにビールで一杯。
ぐでんぐでんになった頃、エンジニアが焼きあがったCD-Rを届けに来た。
翌日はまた、二日酔いで顔を腫らしてジャケ写撮りに向かった。
XYZのジャケ写撮りでは「末吉の顔待ち」と言うわけのわからん時間が必要なので、
ディレクターの橘高もカメラマンのK氏も大変である。
イビキの手術の時に入院中に書いたプログレ大曲が未唯さんのお気に入りで、
こうして今回初めてXYZとのコラボレートだが、
考えて見れみれば非常に平均年齢の高いプロジェクト(失礼)である。
未唯さんと会うのはROCOCOのレコーディング以来なので、
相変わらず会えば緊張し、会わねば寂しい、そんな人である。
撮影終了後に火鍋に誘って見る。
「いいわねえ。私、辛いものには目がないの」
よし、それじゃあ本場の四川火鍋を食べさせてあげよう。
やって来たのは新大久保。
ちょっとディープなアジア屋台村である。
昨日のCD-Rを渡すためにJ氏も呼び出した。
憧れの未唯さんと会えて彼も感激である。
「ワタシ、ピンクレディーの英語版のアルバム持ってます」
つくづく日本通な男である。
屋台村のシステムと言うのは、
酒は大家さんしか売ることが出来ないので、
各屋台は自分とこの料理を注文してもらうのに必死である。
この屋台村では俺はちょっとした顔で、
特に中国人は平気で仲間内のような口を叩いてくる。
「ちょっと例の四川火鍋作ってくれる?思いっきり辛くしてよ」
中国語でまくしたてる。
当時は日本人客なんか全然いなかったこの屋台村だが、
今はちょっとブームになって日本人も多い。
現地の人のために本場の味を誇ってたこの火鍋のようなメニューも、
今や俺のような奴が特注するのみの裏メニューとなってしまった。
こんな激辛鍋など日本人は誰も食わん。
それでも未唯さんは「辛さが足りん!」とご立腹なので、
さらに激辛に作り直してもらって、
一般的辛さの舌を持つ未唯さんのマネージャーは一口も食えない辛さとなった。
あとは大好きなタイ料理を注文する。
マネージャーはもう蚊帳の外である。
この屋台村、各屋台のオーナーはそれぞれの国の人なのだが、
ひとつだけ日本人の女の子が経営するタイ料理屋台がある。
彼女のルックスのため、絶対タイ人だと思っていたが、
実はタイに旅行に行ってハマったと言う日本人であることを後に知る。
タイ語を流暢に操り、タイ人のバイトを使って店を切り盛りする。
名前が「田井」と言う姓だそうで、恐ろしい偶然と言うか運命であろう・・・
最近では片言の北京語まで操るので恐れ入る。
彼女が店をはけた後友達と羊肉串を食べに行くので一緒に行こう
と言うのでJ氏と一緒にのこのこ着いて行った。
未唯さんはあきれてマネージャーさんと先に帰った。
明日も元モー娘の中澤なんたらとV6の坂本なんたらとの
ミュージカルの舞台なのである。
着いたところは朝鮮族中国人が経営する炭火焼の店。
中国語で注文を取る。
もう新大久保は日本であって日本でないのである。
俺は日本にいてもこんなとこばっかししか行かない変態である。
彼女の友達がやって来た。
みんなマレーシア人である。
日本語が喋れる人もいれば全然喋れない人もいる。
必然的にここにいる7人の共通言語は北京語となる。
J氏も頑張って北京語で話すが、
彼らが広東語も話せることがわかって大盛り上がり。
やはりネイティブな言語に勝るものはない。
ある人とある人は広東語で喋り、
ある人とある人はネイティブの潮洲語で喋り、
俺と彼女とは日本語で話す。
「彼氏なの」と言って紹介してくれた彼は全然日本語が喋れない。
片言の北京語だけが彼らの共通言語である。
それでよくコミュニケイション・ブレイクダウンにならないのが不思議であるが、
それはそれで1年間とてもハッピーに過ごしているそうだ。
「前の彼はねえ。タイ人だったんで言葉のギャップは全然なかったんだけどねえ。
今は言葉なんていらないって感じ。
彼と初めて会った時、
お互い全然言葉通じないのにふたりで3時間喫茶店で喋ってたり。
もう一緒にいて喋ってるだけで時間を忘れちゃうの」
恋とは素晴らしいものである。
J氏がいきなりこんなことを言い出した。
「凄いねえ、みんなカルチャーがふたつあるねえ。
ワタシはワイフが日本人で広東語と日本語。
ファンキーさんはワイフが北京人で日本語と北京語。
彼女はもっとたくさんねえ」
この飲み会、非常にマルチ・カルチャーである。
ここに未唯さんがいたらこれに英語が加わるだけで、
なんか言葉や文化や国境など関係ないと思えて来る。
ここに更にイスラム文化圏の人間がいたりしたら、
こうして戦争が始まろうなどとはしないのではなかろうか・・・
世界中の人々が恋をしよう。
人種を超えて文化を超えて恋をしよう。
そしたら世の中から戦争なんぞなくなってしまうかも知れない・・・
などと考えながらJ氏のホテルの床で酔いつぶれるのであった。
ファンキー末吉
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2001年7月22日
宿無しなので24時間1ヶ月のレコーディングをやっている
タイから帰ってきた友人が、「東京の夏はバンコクよりも暑い」と言っていた。
北京の夏も40度を越える暑さだが、湿度が低い分カラッとしていて過ごしやすい。
気温が40度を越すと学校とか企業とかが休みとなるので、
政府の発表が常に「39度」が毎日続くと言う北京の夏を今年は経験することなく、
この夏は俺はひたすら日本にいる。
8月中旬までは都内某スタジオで24時間体制でレコーディングなのでである。
日本にいると言っても家はない。
住んでたマンションには借り手がついて、
その家賃収入で北京の家族に仕送りが始まる。
俺はと言えば別に日々のライブ等をやってその日暮らしをすればいい。
長年思い描いてた理想の生活である。
一応家財道具は「ドラム部屋」と呼ばれている木造のアパートに放り込んでいる。
と言ってもほとんどが嫁の荷物で、俺の荷物なんぞ段ボールに半分ぐらいのもんだが・・・
ドラム部屋には南波と言う住人がいる。
Jazz屋をやってた男だが、今独立をして店を出す準備をここでやっている。
俺もここで寝ることは出来るのだが、クーラーはないし、風呂もないので、
よしとばかり24時間体制のレコーディングに突入したと言うわけだ。
実はレコーディング開始直前にスタジオが変更となった。
予定していたスタジオが日々の俺のレコーディングプランを聞き及ぶにつれ、
「エンジニアが死ぬのですみませんがお断り致します」
とドタキャンされた。
仕方がないので某スタジオの社長に相談したら、
「わかりました。じゃあひとりデブのエンジニアをあてがいましょう」
と快諾してくれ、
かくして俺はそのエンジニアのダイエットの手伝いをしていると言うわけだ。
「じゃあとりあえず初日は五星旗とROCOCOのリズム!
せめてドラムだけでも20曲録るぞ!」
かくして朝6時までドラムを叩いている俺である。
翌日からは未唯さんがやって来てROCOCOの歌入れ。
3日後には記者会見でマキシの楽曲がお披露目となるので、
その時に配る表題曲の完パケとカップリング曲2曲のカラオケが必要である。
四国からやって来たROCOCOの二人に歌唱指導を施し、
まずはカップリング曲からレコーディング。
「何で表題曲から録らないんですか?」
素朴な疑問をぶつけてみたが、
「あれは先にコーラス入れてからにしましょ」
下敷きの中で微笑んでた笑顔で軽く返されてしまう。
まあプロデューサーは未唯さんである。
お任せしよう。
完璧主義者の未唯さんのレコーディングは厳しく、
声の出し方から息の合わせ方まで何から何までを指導する。
6~7時間かかってやっと1曲録り終えてROCOCOを帰らせて、
それから未唯さんがコーラスを自身で歌って録ってゆく。
いきなりひとりで12本かぶせてゆくのだ。
「末吉さん・・・ボク・・・あの集中力についていけません・・・」
夜も更けてエンジニアから泣きが来た。
「ダイエット、ダイエット!全ては君のダイエットのためよ」
見ると未唯さんのテンションは落ちることもなく、
朝6時になっても同じテンションでコーラスを入れ続ける。
次の日は午前からスタイリストと衣装合わせだが、
それに遅刻することもなく平然と現れる。
あれはバケモンじゃ・・・
ROCOCOにとっては3度目の東京。
「街歩いてたら人とぶつかるんですよ」
とびっくりしていた田舎もんである。
スタッフも忙しいので「自力で来い」と指示していたら、
山手線を逆に乗って大遅刻。
2日目にして未唯さんを激怒させた。
翌々日は記者会見。
やることは山積みである。
しかもROCOCOのスケジュールはこの週と次の週しかいないので、
録れるやつは全部録っとかねばならない。
その合間を縫って記者会見で配るべき表題曲のTD。
その間には未唯さんはROCOCOに振り付けをして伝授する。
文字通り寝るヒマはない。
記者会見の前日となって、突然双子の片割れ、愛子がトイレで泣き出した。
ついていけなくなったのだ。
「どうしたの?もうやめる?」
優しい未唯さんの言い方がよけい胸に響く。
泣いても笑っても翌日には記者会見なのである。
「私たちの頃はね、2、3時間寝る時間あったらそれを削って練習してたのよ」
未唯さんは優しくそう諭す。
素直なだけがROCOCOの取り得である。
6時に帰って、あと2時間しか眠れない睡眠時間をどうする?
「今やっても頭が働いてないから1時間だけ寝てからおさらいしましょ」
けなげな練習をやっていたと言うその頃。
俺は朝9時までかかってその日に歌う曲のカラオケをTDをしている。
未唯さんのテンションはまだ落ちることなく、
「末吉さん・・・あの人・・・人間じゃないですよ・・・」
エンジニアが泣きを入れる。
「お前んとこにピンクレディーのごみ箱があったって言ってたでしょ?
そう、あの人は人間じゃないの。ごみ箱の絵柄なの。
だから寝なくても生きていけるの。
君は人間だからね。ダイエット、ダイエット・・・」
数時間後には記者会見が始まった。
簡易ステージで楽曲を披露する彼女たちは、
あまりの緊張のあまり歌詞と振りつけを間違えてしまう。
裏方もどったんばったんで、
うちの社長の綾和也も睡眠不足で死にそうである。
「愛子が昨日トイレで泣いたらしいでぇ・・・」
と社長に言うと、すかさず一言。
「ワシが泣きたいわい!」
その後は当初の予定ではそのままレコーディング。
しかしもうみんなヘトヘトである。
元気なのは人間ではない未唯さんだけである。
「未唯さん、今日はもうやめましょうよ・・・」
俺の一言を聞いてスタッフはほっとする。
かくしてその日はトラックの整理と次週の打ち合わせをして解散!
ホテルに帰って今度は奈央子が号泣したと言う。
思うようにこなせなかった欲求。
とっさのトラブルに対処出来なかった自分のはがゆさ。
瀬戸の海のようにおだやかなこのふたりには初めての荒波である。
ドラム部屋にはいつの間にやら簡易シャワーがついていた。
洗濯機を置く防水パンのところに南波が湯沸し機を取り付けていたのだ。
中国の風呂などはこれが多いのだが、流石は北京帰り!発想が中国人である。
しかしドラム部屋にはガスを引いてないので水しか出ない。
クーラーのない部屋で目覚めての水風呂・・・
サウナ好きの俺にはなかなか快適であった。
さて、地元香川県では知らない人がいないROCOCOであるが、
週末と言えばやはりイベントやら何やらで忙しい。
それでも東京の大海原よりは楽なのか、かなりリフレッシュして帰ってきた。
ようやくいつもの明るさを取り戻したようだ。
スタジオにはいつの頃か枕と布団が運び込まれている。
基本的にこのスタジオは寝泊り禁止で、
ソファーもわざと寝転がれないソファーにしているが、
どこででも寝られる俺は
作業の合間にスタジオの床で十分な仮眠を取る。
スタジオにとっては迷惑な話である。
しかし未唯さんがうたた寝したり眠そうにしているのは見たことない。
さすがは文房具の絵柄である。人間ではない。
あと残り3曲。
ROCOCOのスケジュールは2日。
今日2曲録れば最終日は1曲でいい。
ゴールが見えたぞ!
別室で未唯さんが歌唱指導している間、
エンジニアは録った曲のチャンネルをまとめ、
俺は布団で仮眠をする。
夜中の2時を越えた頃、スタッフが起こしに来た。
「ファンキーさん、大変なんです。来て下さい」
別室では愛子が泣きじゃくり、
俺の顔を見た途端、奈央子も号泣した。
「私たちね、歌が好きで、歌っているだけで楽しかったの。
でももう歌の表現力もいらないし、うまくもならなくていい。
プロになんかならなくてもいい・・・」
未唯さんと目くばせして、
「ほな今日はもうやめましょ。明日残りの2曲録れば工程的には同じですから」
泣きじゃくるROCOCOを車に乗せて送っていく。
物言わずふたりは窓から夜の東京の街並みを見つめている。
「四国でやってたらそりゃ楽しいやろ。その選択肢もあるでぇ。
でも現実的には録らなアカン曲は2曲、スケジュールは1曲。
これをクリアせにゃ、マキシは出てもアルバムは出ん。
とりあえずこれをクリアして四国に帰るもよし、放棄して帰るもよし。
君らの人生や。自分で選びなさい。
俺らは明日2時からスタジオ入っとくから、
来るなら来るでええし、来んなら来んでもええがな。君らで決めなさい」
ドラム部屋の簡易シャワーは、周囲に簡易防水壁とカーテンが設置され、
シャワーの水が飛び散って壁や床を濡らすのが防がれていた。
ドラム部屋の居住性がどんどん高まって来る。
これなら住めるぞ!
翌日スタジオで待つ俺たちの前にROCOCOが現れた。
未唯さんは何事もなかったかのように歌唱指導を始め、
夜中過ぎには最後の2曲も録り終えた。
ROCOCOの顔に生気が戻る。
何かを乗り越えた後の笑顔は格別である。
あの笑顔のためにはもう少し徹夜してもええなあと思う俺であった。
トラックの整理をし、ROCOCOの歌う部分が本当に全て終了したことを確認して、
俺はみんなをJazz屋に連れて行った。
「よかったよかった。終わってよかった・・・」
乾杯をする。
「あら、まだよ。まだ4曲コーラスが残ってるじゃない」
エンジニアがビクッとしてカクテルをこぼす。
未唯さんのテンションが一番上がるのが、コーラス入れとTDなのである。
カウンターでは未唯さんがおもちゃの絵柄よろしく微笑んでいた。
ドラム部屋にてしばしの仮眠をとっていたら、
朝の9時頃おばはんのけたたましい声で起こされる。
「防水パンは洗濯機置くところでシャワーにするところではありません!」
階下に水漏れがして怒鳴り込んで来た大家であった。
「すんません、すんません」
働かぬ頭で一生懸命言い訳をする。
40面下げてシャワーで怒られて頭を下げる人生・・・
これでいいのだぁ・・・
今日は千葉LookでのXYZのライブ。
俺はもうホテルを取った・・・
ファンキー末吉
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2000年9月30日
岡崎猛が動脈瘤によるクモ膜下出血で緊急手術
先日、五星旗のライブで愛知県犬山市に行った。
その時の打ち上げことである。
ギターの岡崎はんが酒飲みながら、
「あれ?変やなあ、右半身が何か痺れて来たなあ・・・」
とつぶやいた。
「またまたー・・・酔っ払ってるんちゃうん!」
と俺たち。
「あれ?目も何かおかしいなあ、物がふたつに見えたりするなあ・・・」
「それ飲み過ぎ!」
そしてホテルに帰る頃には
「何かふらふらするなあ・・・」
「それ完璧に飲み過ぎ!」
と俺たち。
そして東京に戻って来た次の月曜日、
彼は医者に行った。
そしてこの話はそこから始まる。
「入院せなアカンねん」
電話がかかって来た。
病名は動脈瘤。
脳の動脈の壁のある部分に血圧がかかり、
そこがぷくっとふくれて瘤になる。
血管の一部が風船のように膨れてるんだから
当然ながら破れ易い。
破れればクモ膜下出血となって死に至る。
そして彼の動脈瘤は脳の一番奥深い所に出来ていて切開手術は不可能。
しかも1.7センチと言う巨大な動脈瘤である。
医者に「破裂したら死にますよ」そう言われてビビリまくって
とりあえず仕事関係の人に電話を入れたと言うわけだ。
命に関わる病気なのだから仕方がない。
10月9日の沖縄のイベントと、
突然ブッキングされた10月21日のマレーシアには、
トラとして名ギタリスト、団長をブッキングする。
そんな事務処理をしてたある朝、突然胸騒ぎがして早く目覚めた。
カラスがカーカー鳴いている。
縁起でもないなあ・・・
「ちょっと病院行って来るわ」
早朝から出かけて行った。
受け付けで部屋番号を聞いて上がってゆくと、
何のこっちゃないいつものブサイクな寝顔で彼が寝ていた。
まあ寝かせておこう・・・
座って本を読んでいると
「わっ、びっくりしたー」
突然目が覚めてびっくりされてもこちらがびっくりする。
「あんた別に入院しても家でおっても変わらんなあ。
何するでもなく朝からゴロゴロと・・・」
得意の毒舌のひとつも言ってやる。
「ほんまやなあ・・・」
と彼。
「何か欲しいもん、あるか?家まで取りに行ったるで」
「いや、オカンが来とるからかまん」
「オカンが来とるんかいな」
「医者が家族呼べ言うて」
「ひょっとしてオカンってあんたのあの部屋で寝とるんかいな」
「せやで」
「そりゃオカンも災難やなあ」
などやりとりがあった後、
「たいくつでしゃーないからギターとラジカセ取って来てや」
と頼まれる。
ふらふらっと自転車で来てそのまま入院になったんで、
その放置自転車も家まで持って行ってくれと言う。
玄関に行ってみると、自転車には張り紙がしてあって、
「ここに放置しておくとケガ人が出ますのですみやかに移動しなさい」
と書かれている。
ケガ人どころか重病人の自転車なんやけどなあ・・・
家には初めて会うオカンがいた。
「初めまして」
ギターとラジカセとCDを持ってオカンと共に病院に戻る。
CDは「暗いんはいらんでぇ、気が滅入る」と言うが、
どのCDが暗いかようわからんので、
棚にあるJazzのCDのうち自分の聞きたいものを物色した。
そして病室でせっせとパソコンに取り込む。
俺は一体何をしに来たんやろ・・・
「ほな!」
目ぼしいのを取り込んだ後、仕事に出かけた。
まるでCD取り込みに来ただけである。
「岡崎はんが入院してなあ・・・」
仕事先では会う人会う人に笑い話である。
だいたいこのテの病気は40の若さでは珍しいらしい。
「老人病や、老人病。普段家でゴロゴロしてギター弾いて酒飲んで・・・
せやからこんな病気になんねん」
そんなこんなで夕方まで仕事してたら、
後から見舞いに行った事務所社長の綾和也から連絡があった。
「WeiWeiと見舞いに行ってなあ、
元気に待合室まで一緒に行って喋ってたら突然ロレツがまわらんようになって、
アカン、頭が痛いわ、言うてベッドに戻っていったでぇ。大丈夫かなあ・・・」
夕方連絡を回していたジャズクラブSのマスターが見舞いに行って連絡が来た。
「末吉か、シャレんならんでぇ、クモ膜下出血や。破裂したらしいんや」
とんぼ返りで病院に戻った。
京都の家族、親戚に招集がかけられる。
絶対安静の病室には家族は付き添うわけにはいかず、
本当はロビーも人が泊まってはいけないのだが、
オカンが悔いが残らんようにどうしても息子のそばを離れたくないと言うので、
特別にロビーでいる分には認めてくれた。
しかしロビーは夜9時には消灯。
真っ暗なロビーの中で不安でどうしようもない年寄りひとりでおらすわけにはいかんので、
結局俺も夜通し付き合うことにした。
本人よりもとりあえずオカンの方が心配である。
少しでも気を紛らわすように岡崎はんのアホ話をたんとしてるうちに、
京都からご家族ご一行が到着した。
ロビーで泣き出すご親族もいる。
「まあまあ、今は特別にここでいさせてもらってるんで何とぞお静かに・・・」
聞けば途中の新幹線で居ても立ってもいられなくてビールを飲んだらしい。
少々取り乱していた。
酒かあ・・・
家族が来たら俺は必要ないので病院を後にする。
病院内は携帯電話禁止なので、外に出てメッセージを聞くと、
ジャズクラブSのマスターから留守電が入っていた。
「末吉か、これ聞いたらすぐ電話くれ。店でおる」
ただごとではなさそうなので店に直接向かう。
マスターはひとりでライブの後片付けをしていた。
「おう、来たか。飲むか?」
ビールが出てくる。
おかしい。ガメツイので有名なこのオッサンが店のビールをタダで出すわけがない。
「実はなあ、あの病院の医者とか看護婦とかうちの客やねん。
そいで電話して調べたら、明日の手術の担当っつうのがうちの常連やったんや。
たまたまそいつは今日休みでなあ、自宅に電話かけていろいろ聞き出した」
医者曰く、最善を尽くしてはみるが、見込みは少ないと言うことであった。
まず場所が非常にやっかいなところなんで切開手術が出来ないと言う。
それにこんなに大きな動脈瘤が出来てて、
本人がこんなに正常だと言うのがそもそもおかしいらしい。
そしてすでに破裂してしまった。
破裂したら死にますと言われてたんだから、
考えてみたらまだ生きてるだけでももうけもんである。
「何で破裂する前にすぐ手術せんかったんや!
破裂したら死ぬから入院せぇと言いながら病院で破裂するとは何ごとや!」
当然ながらマスターは怒る。
しかし医者としては、
「だいたいあんな大きな動脈瘤を持ちながら
自分で自転車乗って病院まで来たと言うのが不思議なぐらいなんです。
普通だったらそのまま路上で破裂して倒れて死ぬ場合が多い。
行き倒れで死んだ人が、
調べて見たら実は動脈瘤が破裂してたと言うことはよくある話なんです。
だからと言って、病院では例えば検査とかをしますよね。
血管の検査をしている時に突然破裂する可能性もある。
それは患者さん側から見たら検査したから破裂した、なんですよ。
どう言うわけかわからんが本人が何故か正常なんですから、
安静にしてゆっくり調べるより他なかったんですよ」
その実、もう運び込まれた時点で
この場所のこの大きさの動脈瘤だともうお手上げで、
現実的に効果的な処置が見つからなかったと言うのもあったらしい。
とにもかくにも破裂した。
今本人は薬で眠らされている。
目が覚めて興奮したりするとさらに大破裂して死に至る。
「今すぐ手術するわけにはいかんのかなあ・・・」
「何か足らん道具があって至急取り寄せとるから、どうしても明日の夕方になるらしい」
裏事情通のマスターである。
「手術まで眠らせとくわけにはいかんのかなあ・・・」
「そやなあ、明日もういっぺん電話してビシっと言うといたる。
ちゃんとせんかったらジャズクラブS出入り禁止やぞ!」
出入り禁止ぐらいが脅しの材料になるとは思えんがなあ・・・
でもこうなったらとにかく医者を信じるしかないのである。
後は神か?
「俺、もう助からんのちゃうかなと思うねん」
飲みながらぼそっとそうつぶやいてみる。
中学生の頃、姉が亡くなった時の感覚に物凄く似ているのだ。
「確率的にはそやろ、まず助かる確率は低い。医者も手遅れや言うとった」
裏情報通のマスターである。
今は五星旗の2枚目のアルバムが仕上がったばかりである。
ミキシングやマスタリングで今回はいつになく積極的に頑張ってやってた彼である。
「遺作んなるんかぁ、シャレんならんのう・・・」
岡崎はんとの思い出が浮かんでは消え、浮かんでは消えてゆく。
最初に会ったのはジャズクラブSのジャムセッション。
新大久保に住んでると言う立地条件もあって、いつも泊まらせてもらってた。
そうじゃなくても酒飲む時にはいつも呼び出して飲んでた。
当時人は、自分で思ってるほど俺のことをJazzミュージシャンだとは思ってくれず、
たまにお誘いがあっても、爆風スランプの名前で動員数を稼ごうとする輩ばっかりだった。
純粋に腕を買われて○○カルテットとかのドラマーで呼ばれたかったが、
そんな酔狂な輩はいなかった。
そんな中、岡崎はんだけが自分のカルテットに俺を呼んでくれた。
客の入らん小さいライブハウスから、
新宿のカクテルバーの夜中の生演奏までやった。
当時の俺はヘタなJazzメンよりもJazzのライブが多かった。
街角の超マイナーな場所でストレイト・アヘッドなJazzを叩く俺を偶然見かけた
近所に住むJazzミュージシャンなどがびっくりして声をかけたりした。
そうして俺はJazz界でやっとJazzミュージシャンとして認められていった。
ある日のラウンジでの演奏で、
突然ある曲で偶然ブラシを使うコツを習得した。
「どしたんや、オッサン。突然ブラシがうもうなったなあ、別人みたいやで」
演奏後の彼の嬉しそうな顔を思い出す。
思えば彼こそが俺のJazzの師匠であった。
彼から、そして彼と一緒に俺はJazzのいろんなことを学んでいった。
ロックや中国音楽の要素も混ぜて五星旗を結成した時、
やはり俺はギタリストとして彼に声をかけた。
それからは彼に彼の知らないJazzではないいろんなことを教えてあげた。
CDデビューが決まり、評判もよく、
プロデューサーのN氏は
「五星旗が売れたら次は岡崎さんのソロアルバムを作りましょう」
と言っていた。
「それが岡崎はんの幸運期とちゃうん!」
数年前のJazzツアーの時、四国のとある占い士が岡崎はんに
「あなたは数年後に人生最大の幸運期が訪れます」
と言ったのが、仲間内ではずーっと酒の肴になっていたのだ。
でも実際今のなってみれば、彼の人生最大の幸運と言うのは、
飲み友達のアルバム2枚でギターを弾いただけやったんか?・・・
「こんなことやたらさっさとソロアルバム録っといたらよかったなあ・・・」
と俺。
「俺もそう思とったんや、何でやっといたらんかったやろってな」
とジャズクラブSのマスター。
俺が事務所やレコード会社の契約で悩んでいたある時期、
ある人が俺にこうアドバイスことがある。
「そんな大会社がそりゃお前のやりたいそんな音楽をやるわけはない。
でもなあ、その音楽は来年にはない。きっと今しかやれん音楽や」
結局俺は日本ではなく中国でそれを発売し、そして今に至る。
五星旗の前身と言える姿がそこにあった。
そう、音楽っつうのは空気を震わせて、そして消えてなくなるもんである。
レコードと言う「記録」をせん限りはそれでおしまいなのである。
でもヤツが死んでもうたらもうそれを記録出来るチャンスは永遠になくなる。
ヤツとの数々のセッションは、
俺にとったらほんまにかけがいの無いVSOP
(Very Special Onetime Performance)
やったんやと実感した。
「岡崎ぃ、死ぬなよなぁ」
とマスター。
「しゃーないでぇ、人間がどうのこうの出来る問題ちゃうし」
と俺。
「岡崎死んだら追悼Jamセッションブッキングしたる」
「マスター、間違うてもそれで儲けたら許さんでぇ」
「当たり前じゃ!いくらワシでもそこまではせんわい」
ガメツイので有名なマスターと5時まで飲んだ。
すでにべろんべろんだが、やっぱ気になるので病院まで行ってみる。
ところが家族がいるはずの待合室には誰もいない。
「アカン、とうとう死んだんや」
あわてて病室に飛び込んでみると、岡崎はんひとりが薬で寝ていた。
「ご家族の方はみなさんお帰りになりましたよ」
面会時間外に酒臭い息を絶対安静の病室に持ち込むふとどきな輩を
看護婦さんがそう言ってたしなめる。
「すんません」
待合室に帰って来て、俺は結局そこで寝た。
朝になると入院患者でいっぱいの待合室。
目が覚めると、病院の待合室で酔いつぶれてる変な男を、
みんなはけげんそうな目で見て見ぬふりをしていた。
しゃきっとしたふりをしながらご家族の到着を待つ。
「おはようございます」
まるで今来たかのようなふりをしながら挨拶を交わす。
「じゃあ僕は仕事に行きますんで・・・」
病院を出て携帯の留守電をチェックする。
病院内が携帯禁止なのでまことに不便である。
ふと見ると隣にホテルがある。
そそくさとチェックインした。
「今晩からホテルに泊まるから」
嫁と事務所に連絡する。
「そこまでする必要があるんか?」
「やかましい!いつ死ぬかわからんのやでぇ。
もしもの時に病院が俺の携帯に連絡くれるか?
ご家族にそんだけの余裕があるか?
ホテルに詰めて、1時間に一回でも様子を見に行くだけでそれでええんやがな」
新大久保から仕事に通う毎日が始まった。
ホテルは携帯が通じるだけでもかなり便利である。
それに、もしもの時には待合室ではなく、ここを関係者の溜まり場にすることが出来る。
コマが死んだ時のことを思い出す。
XYZのライブステイションでのゲリラライブにリハと本番の間にまた病院に戻って来た。
手術が予定より2時間早く始まっていた。
「道具が早く揃たんやな・・・」
裏事情を推測する。
「一度目が覚めてから手術室に入ったんですか?
それともあのまま寝たまま手術室に?」
話を聞くとそのまま寝たまま手術らしい。
結果的に理想の形である。
安心してライブステイションに引き返す。
本番が終わって山手線に飛び乗ると携帯が鳴った。
ジャズクラブSのマスターである。
「今電車の中やから着いたらかけ直します」
こんな時にもマナーにはウルサイ俺である。
「今ちょっとだけ聞いてくれ」
電話を切らせないマスター。不吉な予感が頭をよぎる。
「4時に手術室に入って、たった今まで4時間。
手術は成功してその担当医が今からジャズクラブSに飲みに来る。
成功や。わかるか。とりあえずすぐ死ぬことはもうない」
興奮してそうまくし立てる。
病院に行くと、ご家族が偉い先生から話を聞いていた。
「動脈瘤は塞ぎましたが、
クモ膜下出血は基本的にいろんな合併症を引き起こすので安心は出来ません。
現在は意識障害や麻痺などがあり、最悪はこのまま植物人間になることも考えられます。
脊髄液に血液が混ざって循環が悪くなると水頭症になって、
脳内の圧力が上がって脳を圧迫して痴呆になる可能性もあります」
そのままジャズクラブSに飛び込む。
今日の出演者は「岡崎ブラザース」。
トランペットの岡崎好朗とサックスの岡崎正典のグループである。
マスター手書きの入り口の看板を見ると、
「本日の出演者」のところに
「岡崎好朗」ではなく、「岡崎猛」と書かれていた。
しかもご丁寧に「岡崎猛 Gt」である。
おいおいオッサン、岡崎猛は今病院じゃろ。
今日の出演者にギタリストがおるんかい!
オッサン、何じゃかんじゃクールに装っててもよっぽどパニックしてたんやなあ・・・
店に入ろうとすると、マスターがそれを制止する。
「店に入ったらミュージシャンの手前チャージを取らんわけにはいかん。
俺は岡崎のことでは出来る限りのことは全部やった。
公私混同はしとないし、最後にケチつけとうないんや。
ライブ終わるまで外で待っといてくれ」
ガメツイと評判のマスター。
でもそれはミュージシャンの千円二千円のチャージバックを守るためだったりもする。
「かまへんで。チャージ払うがな。お祝いにええ演奏聞かせてもらうわ」
店に入ると、1ステージ目の最後の曲をやっていて、
一角だけやたら大盛り上がりのテーブルがある。
いかしたオブリには「イエイー!」、
いいソロが終わると「ウォー!」、
曲が終わると「ワーワー!」、
まるでキチガイである。
「あれがお医者さん?」
「せやで」
見ると、すでにテーブルの上にはバドワイザーの空き缶が所狭しと並べられている。
「初めまして」
M氏と言うその担当医と、そのアシスタントに挨拶をした。
「いやー、Jazzギタリストだと聞きましてね。
出来る限りのことはやりました。
後は本人の体力と頑張りです」
病院で聞いた偉いお医者さんと同じ説明をしてくれる。
「素人質問で悪いんですけど、
切開手術が出来なくてどうやって手術するんですか?」
この際なので素朴な質問をぶつけてみる。
「腰あたりの血管の中からテグスみたいな糸を入れて、
それをレントゲン見ながら患部まで何とか到達させるんです」
「ちょっと待って下さい。腰から頭言うたらえらい距離がありますがな。
なんで首からとか入れんのですか?」
「場合によっては首から入れる時もありますけど、
頭に近ければ近いほど危険だと言うのもありまして、
だいたいの場合は腰からが一番いいとされてます」
「でも動脈言うたらいろいろ枝葉に別れてて、
道を選ぶだけでも大変やのに、患部までの正しい道のりにテグスを導くって大変でしょう」
「いやー、ほんと指先ひとつですよ。
入り口のところでテグスをちょこっと回すんです。
そしたらテグスの先がちょこっと方向転換するんです。
それをレントゲンで見ながら患部まで持って行くんですね」
「そりゃ確かに大変ですわなあ。4時間っつうたら、よく集中力が続きますねえ」
「いやー、根性ですよ。何回もくじけそうになりますけどね」
「でも患部に到達してからどうするんです?」
「このテグスは到達したら先っぽが丸まるんです。
それで動脈瘤の中でくるくるとテグスをコイル状に丸めていくんです」
「丸めたら何のええことがあるんです?」
「例えば川のほとりに水溜りが出来たとするでしょ。
そこに水が流れ込むようになれば水溜りはどんどん大きくなる。
これが動脈瘤です。
ですからその水溜りを小石かなんかで埋めてしまうんです。
そうすると水が流れ込まないので川の流れはそのままと言うわけです」
「でもコイル状になったはええけど、
そのままテグス抜いたらコイルもほどけて抜けてしまうやないですか」
「そのテグスには、電流を流すとあるところで切れてしまうように作られてるんです。
その部分まで丁重にコイル巻きして詰めてやるわけです」
すんごい作業やなあ・・・・
「先生はトランペットを吹かれると言う話ですけど、
そんな器用な指先っつうのはトランペットによって鍛えられたとかありますか?」
まるでインタビュアーのような質問をしてみる。
「トランペットがどうのこうのと言うより、手術はそもそもJazzと同じですよ」
「は?・・・と言いますと・・・」
「Jazzのコード進行と同じように、
手術にも確固たる守らなければならないセオリーがあります。
でもそれだけでは手術は出来ないんです。
患者の反応とか状況を見ながら、それに合った風に変えていかなければならない。
つまり人のプレイに反応するJamセッションと同じなんです」
「そりゃすごい。ほなセンスの悪い人に当たったら最悪ですね」
驚く俺にアシスタントが耳打ちする。
「この先生、こう見えてもこのジャンルでは日本で3本の指に入る名医なんですよ」
ひえー・・・
岡崎はんの大幸運期はこの人とめぐり合うっつうことやったんか・・・
今後のこともいろいろ聞いてみる。
「今まではいつ大破裂するかわからない状態だったんで、
集中治療室で外界からの刺激を一切なくして薬で眠らせたりしてましたが、
もう破裂することはまずないですから、
今度はどんどん刺激を与えてあげなければなりません」
「それって、ほな例えばJazzとか聞かせるのってええことなんですか」
「そうですね。でも実は僕の手術の時にはいつもJazzかけながらオペしてるんですよ」
ほな岡崎はんも4時間Jazz聞きながら手術受けてたんかぁ。
そりゃ本人幸せやなあ・・・
とか何とか言ってるうちに2ステージ目が始まった。
「ワーワー、ギャーギャー、イエイ!」
このふたりはまことにウルサイ。
でも俺もステージで演奏する側として、
こんな客が実は一番嬉しい客であることを知っている。
的確なところで的確に騒いでミュージシャンを盛り上げてくれる。
言わば客席にてミュージシャンとセッションしてるようなもんである。
「そうかぁ。このセッションで岡崎はんは助かったんかぁ・・・」
何だか気が抜けて酔いがまわった。
ステージでのご機嫌な演奏を聞きながら、
「ああ、俺も岡崎はんもこの世界に住んでる人間なんやなあ」
と実感する。
そして偶然にも岡崎はんの命を救ったこの医者も同じ世界で住んでいた。
それをその媒介にここのマスターがいた。
みんな同じ世界に生きているのである。
俺もいろんなトラブルを起こして今の環境で音楽をやっているが、
いつも感じてたのが、「住んでる世界が違う」と言うことだった。
そしていつもこんなJazzクラブやライブハウスに戻って来た。
そして今は何の因果かレコード会社までやっている。
何のためにレコード会社をやっているのか・・・
そりゃXYZのために作ったのではあるが、
でも大きく考えると、リリースしたい物をリリースするためにやっとるんではないか・・・
最初にこの五星旗の前身とも言える音楽を持って行った先はSONYレコード。
俺は契約上SONY以外からリリースすることは出来なかったのだ。
爆風スランプのメンバーのソロプロジェクトと言うことで、
偉い部長がじきじきにJazzクラブまで来てくれて、
そして会議室でミーティングまで開いてくれた。
そして最後に一言。
「これが50万枚売れるんですか?」
この人達とは生きている場所が違うんだ!
そう強く感じた。
「よし、岡崎はんのソロアルバム作るぞ!」
現状、彼が再びギターが弾けるようになるのはまだまだ先だろう。
まずは健常な生活に戻れることからである。
それからリハビリが始まる。
運が悪ければ合併症で死ぬ。
このまま意識障害で社会復帰出来ないかも知れない。
でも運が良ければまた元通りギターが弾ける。
5年後なのか、10年後なのか、
でもひょっとしたら半年後かも知れない。
生きてると言うことは素晴らしい。
またギターを弾ける可能性があると言うことである。
死んでしまえばそれは永遠にゼロである。
岡崎ぃ。生きててよかったなあ・・・
しかし生きてゆくには大変なことも多い。
努力もいるし、金もいる。
岡崎はんの過去のライブ録音の中から名演と呼ばれるのを集めて、
「岡崎えーど(関西弁風に上がり口調で読む)」と題してソロアルバムを作ろう。
プレス代等リスクは全部俺が被ろう。命拾いした岡崎に対するご祝儀じゃ。
ガメツイので有名なマスターにも今度ばかりは無料でマスタリングしてもらおう。
問題は音源である。
本人の家、友人の家のテープ類を漁るが、
もしみなさんの中で、岡崎はんのライブの隠し録りのテープがあったら、
その中で「名演」と言えるものを是非無料で提供して欲しい。
ミュージシャンへの許諾は俺がとる。
もちろんギャランティーは泣いてもらおう。
「これが50万枚売れるんですか?」
いえいえ500枚がええとこでしょう。
でも500枚を越したら利益が出る。
そしたらヤツのリハビリの大きな役に立つやないかい。
これが俺の生きてるところである。
そんなことを考えてるうちに2ステージ目は終了した。
「いかした演奏をありがとう」
メンバーに挨拶に行く。
「先生もどうもありがとう御座いました」
先生にも丁重に礼を言うが、
「いやー、当然のことをやっただけですよ」
と謙遜する。
「でも先生の腕がよかったから彼の命があるんですよ」
「オペがうまくなるよりもトランペットうまくなりたいんですけどね・・・」
いやいや、オペの腕がよくって本当によかったっすよ。
Jazzキチの周りにこのJazzキチあり。
飲んだビールは2人で18缶。
支払いをしようとする先生を制止しながら
今日だけはガメツイので有名なマスターが支払う。
ミュージシャンへのチャージもマスターがちゃんと支払う。
人はとやかく言うけど、俺はこんなマスターが大好きである。
「まさか18本も飲むとは思わんかったなあ・・・」
「ええやん、それで岡崎はんが助かったんやから・・・」
現在岡崎はんは、手術後の経過も順調で、
麻痺しとるはずの手足もばたばた動かすし、
ロレツのまわらん口で
「こんなことやっとる場合とちゃうがな」
と口走ったとか口走らないとか・・・
死にかけて初めてやる気っつうもんを出したなあ、こいつ。
・・・と言うわけで友人のみなさん、ファンのみなさん。
今のところまだ家族以外は面会謝絶ですので見舞いには行けません。
集中治療室から出て病室に移ったらまた連絡しますが、
岡崎はんに関することへの問い合わせも真に勝手ながらかんべんして下さい。
以上の情報が全てです。
また今回のこのメルマガに対する返事は結構です。
次号からまたアホネタに戻ります。
五星旗は当分ギターに千葉”団長”孝を迎えて活動します。
「岡崎えーど(関西弁風に上がり口調で読む)」への音源提供の方は、
住所と連絡先を書いて下記の住所まで送って下さい。
まずそちらの方で厳選してから送って頂くと助かります。
ただでさえ今から莫大な量のテイクを聞いていかねばならないので・・・
153-0064
目黒区下目黒3-24-14目黒コーポラス405
ファンキーコーポレーション
「岡崎えーど(関西弁風に上がり口調で読む)」音源提供係まで。
・・・と言うわけで今回は特別な「ひとり言」でした。
失礼!
ファンキー末吉
ps.この原稿を書いた後、岡崎は無事退院し、ちょっと後遺症は残っているものの元気にギター弾いてす。
タバコは自主的にやめたが、酒は相変わらず飲んでます。
医者曰く、別にほどほどにする分には何をやってもええそうな・・・
よかったよかった・・・
Posted by ファンキー末吉 at:16:50 | 固定リンク
2000年4月11日
中傷Mailを受けて・・・
X.Y.Z.はただ今ツアー中。
広島から始まった今回のツアーも、
お好み焼きから始まって、各地の名産ブタの元である。
(太るのよ、これが・・・)
そんな中で、広島のお好み焼き屋での和佐田と友人との会話。
「いやー、サンフレッチェが勝ててなかった頃なあ、
森安に向かって”やる気ないプレーすんな”言うたサポーターがおってなあ、
さすがの森安もそれに切れて乱闘や」
スポーツ無知の俺もちょっとは会話に入りたい。
「なに、なに?何の話?」
話に交ぜてもらおうとする俺を和佐田が遮る。
「末吉っさんに話しても無駄やで。
何せラモスとジーコを知らんかった人やからなあ。
食べるもんやと思てたらしいで」
バカにすんな!
そりゃサンフレッチェは食べもんかなあとは思とったけど・・・
まあその日の話で俺がわかったことと言えば、
「サッカーも野球もロックも同じや。
スタジアムに人集めて熱狂させる。
それだけや!」
わかるようなわからんようなである。
と言うわけで、
今回はスポーツの話題とはまるで関係なく、
X.Y.Z.の海外進出について。
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先日いきなり一本のMailが来た。
「X.Y.Z.は海外進出すると言いながら、現状では何もやってないのと同だ」
この1行だけである。
もちろんどこの誰ともわからん。
俺はカチンと来てResを書いたねえ。
「何も知らずに中傷だけをしたいならMailなんか送ってくんな!」
しかしそのMailはReturn Mailとして戻ってきた。
アドレスを見ればdocomoメールなので、
携帯から送って、受けるのは出来ないようになっているのだろう。
いやー、森安の気持ち、わかったねえ。
(森安と言う人が誰なのかはわかっとらんが)
サポーターとて「頑張って欲しい」のを気持ちにして言ってることなのであろう。
ところが選手とて、頑張ってないはずがない。
江夏が言うとった有名な言葉
(江夏と言う人も実はあんまりよう知らんが)
「江夏、頑張れよ」
と言う言葉に対して、
「頑張ってまんがな」
この一言である。
なんや、スポーツっつうのもロックとよう似てるかも知れんなあ・・・
さて世界進出を目標に結成されたX.Y.Z.であるが、
実際ファースト・アルバムはL.A.でレコーディングされたものの、
その時に予定されていたL.A.でのライブも結局実現せず、
去年山のように予定されていたアジアでのイベント、
上海、北京、シンガポール、韓国、etc.
全て見事に流れてしまった。
結果X.Y.Z.はこの狭い日本でしかライブをやっていない。
まあこれ事実。
熱いサポーターともすれば、
じれったくってMailの一本も送りたくなろう。
でもまあ、わたしゃもう慣れてますわ、この海外のイベントのいいかげんさ。
二井原なんかに聞くと、アメリカなんかでも
あんなでっかいイベントが、どうしてこんな間近になってからじゃないと決定にならんの?
っつうことが多々あるらしい。
いわんやアジアである。
(アジア蔑視な発言ですまんのう。でもまあ、この俺が言うんやから許して欲しい)
それでもラウドネスはアメリカに住んどったからええ。
別にイベントが没ってもどの道アメリカでおる。
中国の歌手は別に直前にイベントが決まろうが流れようが、
空いてたら行くし、忙しければ断る。
ただそれだけのことである。
ところが俺達と来たら、
数ヶ月前からスケジュールを押えて、
プロフィール作って資料送って、
ビザを取って、チケット予約して、
そいでもってぎりぎりになってドタキャンである。
話は全然変わるが、
伊達弦と言うパーカッショニストがいる。
あるミュージシャンのところに電話をして、その奥さんが電話に出た時の話。
「もしもし、伊達弦です」
「は?」
「伊達弦ですが・・・」
「はあ、そうですか・・・」
「?・・・」
「ちょっとお待ちください。あんたー、あんたー、ドタキャンらしいでぇ」
ドタキャンちゃう!伊達弦やっつうねん!
失礼しました。
そんなこんなで、海外のイベントは鵜呑みにして信じていると、
その押えられているスケジュールの間は何も活動が出来ないので、
結局ある一定の期間を棒に振ってしまうこととなっていまう。
結成間もない新人バンドがそう言うわけにもいかないので、
結果海外イベントは犠牲にして国内ツアーのようなはっきりした活動を最優先にする。
仕方ない。今スケジュールを遊ばせるわけにもいくまいよ。
まあ後は海外に住むかである。
まったくもって二井原実と言う人間は器がでかいと言うかアホと言うか。
当初日本のレコード会社をあきらめていた俺は、
アジア最大のレコード会社、Rock Recordをはじめとして、
香港の俺のエージェントにこう言っていた。
「どこの国のレコード会社でもええ。
手ぇ挙げるとこあったらその国に住むから。
とりあえずはボーカリストだけ送り込んどけばえやろ」
まったくもって無茶を言っていたもんだ。
当の二井原も、「別に歌うたえるんやったらどこで住んでもええで」と気楽なもんである。
まかり間違えば俺らは今、台湾とかマレーシアで暮らしているとこだった。
まあ縁あって(縁なくて)こうして日本に住んでいるが、
なんじゃかんじゃと海外進出のための準備は着々と進んでいる。
まあ海外にライセンスするためには、まず英語版のレコーディングであろう。
現在ツアーの合間をぬって二井原は全曲英語版をレコーディング中。
しかしこれとて経費はかかる。
また100万単位で経費が出てゆくのね・・・
X.Y.Z.レコードは今のところ順調で、
キングレコードの同じセクションの中ではダントツの売上なのだそうだが、
いかんせん何をやるにも金と言うものは出て行ってしまう。
キングが立て替えてJASRACに支払った著作権料も、
いきなり100万単位で請求が来る。
自分がもらうべき金をなんで自分で払わなアカンのか合点がいかんが仕方がない。
挙句の果てにはキングに送る計算式が違っていたらしく、
「末吉さん、多く支払い過ぎてますんですぐ返して下さい」
「おいくらですか?」
「130万円」
「あるかい!」
まあそんなこんなでやっとキングからの入金が始まり出した今日この頃であるが、
気が付いたら次のアルバムのレコーディング費用を支払わなければならない。
また何万ドルも要るのよ・・・
資金を集めてくれた嫁よ、そして嫁の親族よ。
俺ら攻めつづけとる限り借金は返せんわ!
すまんのう・・・
ファンキー末吉