
2023年3月 3日
布衣劇場ツアー2023番外編BlueNote北京
ツアーの合間に飛び込んで来たこのスケジュール、楽器と照明スタッフはそのままの行程で舞台設置をやり、メンバーと数名スタッフで手持ち楽器で北京に行く・・・
ドラムはと言うと、小屋にはツインペダルはあるがシンバルはないと言うが、持って行くスタッフもいないので何とか北京で借りられないか、と・・・
ついでにギターアンプも1台しかないのでどっかで借りられないか、と・・・
ちょうどいい、Wingのドラムスクールにファンキースタジオのマーシャルもあったはずなので、そこでシンバルも借りれば一番手っ取り早い・・・
ってスケジュールがスケジュールなのでそれでも大変なのよ〜
北京着いたら布衣の親会社んとこ行ってアンプが積めるジープに乗ってWingさんのドラムスクールへ〜
そしてその後飲み会へ〜
翌日は朝から取材〜
そしてやっと会場入り〜!!!
Blue Noteと言えばJazz界で一番老舗のライブハウスで、Jazzを志す全てのミュージシャンの憧れの店である。
私はNew Yorkの本店のJamセッションは行ったことあるが、もちろんJazzミュージシャンとして出演したことはない・・・
ここ北京のBlue Noteには歌手のバックで出演したことがある。
店に出演するアーティストは、本店と同じく世界レベルのアーティストであるべきというお達しは来ているだろうが、いかんせん中国でJazzだけで小屋が埋まるほどまだまだ世界的なJazzアーティストは育っとらん・・・
というわけでJazzの小屋なのにまあ「ポップスもOK」ということだろう。
ここ北京のBlue Noteには歌手のバックで出演したことがある。
まるでディナーショーのように全席着席の豪華な食事のライブだった・・・
中に入ってみると、何とドラムが隅っこに置かれてる〜!(◎_◎;)
まあステージの横幅はそこそこあるけれども、奥行きがないので、ドラムを真ん中に置くとボーカルやギターのスペースがかなり限られてしまうわけね、ええよ〜
というわけでセッティング完了!!
タムもあるだけ全部並べてロック的な音にチューニングしました〜
あとはプログラムを出すRoland SPD Oneをセッティングすれば〜・・・ってそれ置いて来たツインペダルのケースの中やん!!!(>_<)
どうする?・・・いや、機械に強いドラマーとしては何か方法があるはず・・・
そや!!パソコンにデータが残ってるから、左クリック右プログラムのデータを新たに作ってやればパソコンからモノ出力で出せるぞ!!
・・・ってパソコンも卓で録音出来るから持って来てないやん!!!(>_<)
うーむ・・・ほなiPadならあるからこれで作れんか?・・・
GarageBandを開いてみる・・・
Roland SPD Oneのデータは、古いのんがまだDropboxに入ってるやろ〜
クリックとプログラムがそれぞれ別のフォルダにステレオで入ってるから、それを読み込んでLRに振ったらそれで作成出来るやろ〜・・・
ってこれ二つの速度が同期しまへんがな!!!'(>_<)
きっと音質優先で何やらの変換が掛けられてるんやな・・・(涙)
途方に暮れてたら思い出した!!
確かAURAというソフトが入ってたはず!!・・・それを使ってみよう!!!
見事同期!!そして古いデータなので二胡ソロが入っているのをカット!!
これで無事にプログラムデータ完了!!
あとはこれをモニター卓に出力して、そこからイヤホンでモニターって・・・イヤホンも忘れてますがな!!(涙)
しゃーないなぁ〜モニターエンジニアが使ってる大きなヘッドホンなら使えるか〜・・・
レコーディングやないんやからステージで大きなヘッドホンって(>_<)
まあちゃんと演奏出来たらカッコはどうでもええわ〜そこだけヘッドホン被ろう〜
というわけでメンバー来てセッティング!!
リハーサル〜!!
リハ終わったら楽屋へ〜・・・みんな疲れてるのよ(笑)
他の国のBlue Noteには出たことないから知らんけど、Blue Noteって賄いがつくのね!!(◎_◎;)
しかもステーキ!!(◎_◎;)!(◎_◎;)
しかも中国ではライブハウスの楽屋には必ずと言っていいほどビールが振る舞われる!!
やる前に酔い潰れてまうやん!!(>_<)
あと、どこの国でも花束は届いたりするけど、中国では稲穂を贈るんか?(笑)
なんやかんやで本番!!
こんなに客入ってええんか?!(◎_◎;)・・・Jazzクラブやろ・・・
椅子テーブル全部取っ払ってオールスタンディングやし!(◎_◎;)
ダイブまでやっとるし・・・Blue Note本社からクレーム来んのか!(◎_◎;)
ヘッドホンを被っているのはこの曲だけプログラムを出しているからです・・・
大盛り上がりで終了!!
ドラムソロは歴代「牛逼コール」が一番強烈なソロでした〜(1'43"辺りから)
ロードムービー
心配なのはBlue Note北京がNew Yorkの本社から「老舗のJazzクラブでこんなライブやりよって!!」と怒られないかどうかということである(笑)