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2012年10月11日

若い衆のリハーサル

北京に帰って来ていろいろ仕事を整理してたが、
半月で仕上げなければならないテレビドラマの音楽は、
その後直しに直しが来て4ヶ月もやり続けていたが、
無事に2本とも終わったようである。

「ようである」というのは、
結局は今回の仕事は最初にテーマ曲を何曲か作った後は、
方言(Fang Yan)と若い衆達が全部作り上げてくれたから知らないのである。

まあワシがやってたらとっくの昔にケンカしてテーブルひっくり返していただろう。

アホだとばかり思っていた方言(Fang Yan)もいつの間にか大きく育ち、
契約書の問題でキレそうになったのも我慢し、
主題歌を誰が歌うかでまたひと揉めし、
その頃にはもう悟りの域にまで行って、
仕事とは太極拳のようなもの」と言い出す始末。

若い衆が一番苦手な金の回収も、あと残す所2万元のみであると言う。

まあワシなんか
「それぐらいやったらばっくれられてもしゃーないな〜」
と思うところだが、彼はやはり最後までちゃんと仕事をやりたいようだ。

金が無事回収出来たらテーブルの上に並べ、
スタジオの維持費と日本に遊びに来る金を残して頑張ってくれた若い衆と山分けしてちゃんちゃんである。

若い衆も思ったより多くもらえて嬉しがっている。
そりゃそうだ、頑張った人間から多く持っていけばよい。
ワシはこのスタジオが回っていけばそれでいいのよ〜ん。

もうこの「映画音楽家」っつうのをずーっと続けるつもりもないし〜(笑)


若い衆と言えばBeiBeiというギタリストが今うちにリハーサルしに来ている。

WakaishuRehearsal.jpg

派儿(Pair)」というユニットでCDを出したが、
ボーカリストが妊娠して休業していたのが復帰して活動再開するらしい。

レコーディングはワシがドラムを叩いているのだが、
今回は若いドラマーを連れて来てそのリハーサルをうちでやっている。

まあ何でわざわざこんな遠くまでリハしに来るのかよくわからんが、
ワシが帰って来てることも知らなかったのできっと「タダ」だからだろう(笑)

まあいい、若い衆がリハしたらワシが損するわけではない。

「金のない奴ぁ俺んとこへ来い!!」である。
「俺もないけど心配するな!!」である。

「ファンキーさん、いるんですか?そりゃいい!!」
彼はついでに若いドラマーにドラムを教えてくれと言う。

まあいい、若い衆が上手くなったらワシが損をするわけではない。
40年近くドラムを叩いているワシを追い抜くにはあと30年は頑張らねばならんのだ。

頑張りなはれ!!頑張りなはれ!!

というわけでレコーディングではどう叩いているか、
君のテクニックではこう変えた方がいいよとか、
大事なのはフレーズではないリズムであるとか、
まあ大事なことをいろいろ教えてやる。

ボーカルはアコギを弾きながら歌うようだ。

昔はワシや張張(Zhang Zhang)などがライブを手伝ってたが、
もっと活動を広げるためには編成を小さくして、
ボーカルもギターを弾いた方がライブがいっぱい出来るぞということらしい。

いいことである。

ワシとかのスケジュールを待ってたのではいつまでたってもライブなんか出来ない。
若いドラマーを育てて、ボーカルもギター練習してというのは素晴らしい。

ギターの弾き方も含めてアレンジしてやる。

もともと彼らの曲は全てワシがプロデュースしたのだ。
言うならば「ワシの作品」なのである。

せっかく作品を生み出しても、
「売れなければもう歌わない」
とかご無体な現実が多いのはどの国も同じである。

どうせなら自分たちでいつまでも歌い継いで欲しい。
そしてどうせなら高いレベルで頑張って欲しいもんじゃ。

頑張りなはれ!!頑張りなはれ!!

頑張った人はそのあとワシにビールを奢りなさい!!
今日はお前らの金で飲むからな!!

まあビール1本30円やけど・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:17:13 | 固定リンク

2009年10月27日

太ったがな・・・

帰り着いて体重計に乗ったらびっくり!!
当たり前か・・・あれだけ飲み食いしてたら・・・

出発前の銀座Swingの日まではよかった。
6時半に子供達と朝飯を食い、
12時頃昨日の残り物で昼飯を食い、
夕方に楽屋でステーキ丼を食ってからその日は食ってない。

Swingからの車での帰り道
「ラーメンでも食ってくか?」
と言うと仮谷くんに
「もう3食食ってるのに4食目も食うんですか?」
と言われてやめた。

ところが仮谷くんはそのまま寝ればいいが、
ワシは徹夜したので腹が減ってたまらない。
その日の残り物のおでんをつまみ食いしたが、
これは「1食」になるのかなぁ・・・。

次の日(というかそのまま続いているが)は、
成田でまず朝の6時半からレストランでビールとおつまみセット。
規則正しい朝飯と言えば規則正しいのじゃが、
ちゃんと朝からビールセットがあるということは、
成田ではワシのような人が多いということか・・・

しかしここでちょっと飲み過ぎ、食い過ぎが始まった。
寝てないし、飛行機に乗る頃にはべろんべろんである。
搭乗口近くの寿司屋にもはしごして更に食い、そして飲んでいる。

飛行機に乗ってすぐバタンQ(死語)だったが、
機内食が出ると夢遊病者のようにまた食っている。

北京空港では乗り換え時間が短く飯を食うことが出来なかったが、
成都行きの飛行機で軽食を食い、
着いてサウンドチェックしたらすぐライブ。

そして名物のマーラータンと言われる激辛鍋。

PairChongQingMaLaTang.JPG

これがいかん!!
辛いので食欲を増進していくらでも食える。

朝から重慶に移動
胃が広がっているので朝から腹が減っているが、
列車の中ではろくなもんがないので軽く軽食。
そして仮眠。

鍋しか食ってないので重慶に着いたら炒め物料理
ここでまたしこたまビールを飲んで昼寝している。

サウンドチェックが終わって本番までに軽くメシを食おうということになって、
またここであまりに旨いので食い過ぎてしまう。

本番終わって、
「やっぱ重慶火鍋でしょ」
ということになって、誰も腹が減ってないのに鍋を食いに行く。

これがまた激辛で旨いので食えてしまうところが恐ろしい・・・

そのまま酔い潰れて寝て、
飛行機で北京に帰って今度は北京料理。
村のレストランで久々に食うのでついつい頼み過ぎてしまうが、
激うまなので全部食ってしまう。

ビールも飲んで酔っぱらってそのまま寝てしまう。

起きて1日の二胡コンサートの譜面を書き、
それを届けるついでに北京名物のラムしゃぶ。

これが旨いのでつい食べ過ぎてしまい、
ビールも飲み過ぎてしまい撃沈。

翌朝起きてまた村のレストランで食べ過ぎて、
そのまま空港行って飛行機で寝る。

成田空港の食事から、
結局11食中、10食は食ってすぐ寝てるのである。
ブロイラーのような生活なので1日1kg太るのも夢ではない。

じゃあダイエットするかというと、
やっぱ旨いもの我慢してまで痩せたいとも思わないのでする気がない。
ただ、せめて腹へってない時ぐらいメシ食うのやめようや・・・

二井原ほどではないがちょっと生活改善する気になってしまった今日この頃である。

Posted by ファンキー末吉 at:07:04 | 固定リンク

2009年10月25日

重慶「堅果倶楽部(NutsClub)」

縁あって中国じゅうのいろんなライブハウスに行ったことがあるが、
今までで一番とんでもなかったのが重慶である。
なにせライブハウスではない、ただの箱だったのだから・・・

古ぼけた廃墟のようなビルの地下室、
看板はあるにはあるが普段は営業していない。
ライブがある時だけそこに灯がともるのである。

灯がともると言っても別にネオンが輝くわけでもない。
ネオンどころか舞台照明すらないのだから・・・

ステージなのかただの台なのかわからないところにぼろぼろの器材が置かれていて、
音響設備もままならないところでロックをやる。

バー営業もへったくれもない。
ライブの日だけビールやコーラなどを箱買いして入り口で売るだけである。

営業してるわけでもないのに警察が来て営業停止にする。
そしたらまた新しい場所に引っ越してまた同じように営業するのだから、
リフォームとか設備に金をかけろと言うのがそもそも間違いである。

しかし重慶にもロックファンはいる。
どこに引っ越しても重慶のロックファンはここを探し出してライブを見に来る。

そうまでしてロックを聞きたいのだ。

まさしくロックシティーの重慶、
今日の演奏場所はこのライブハウスだと聞いていたので別の意味で楽しみにしていた。
「言っとくけど覚悟しといた方がいいよ」
メンバー、スタッフ全員にずーっとそう言っていた。
場所はまた引っ越しててもそんな営業してて根本が大きく変わろうはずがない。

・・・と思ってたら現場に着いたらびっくり!!
こんな立派なライブハウスに変身していた。

ChongQingNuts.JPG

聞けば前回行った武漢のライブハウスのオーナーが見るに見かねで投資したらしい。

中国全土でロックを愛する人間の気持ちは同じなのである。
ワシも出来ることがあったら何でもやってやるぞ!!

ま、ワシの出来ることと言ったら一生懸命ドラムを叩くぐらいのことなので、
気合入れで叩いたら一発目のスネアでヘッドが破れてしまった。

一曲目でライブは中断。
予備のスネアは・・・ない・・・
予備のヘッドは・・・ない・・・
店は立派になってもこういうところはおなじである。

ステージ上で右往左往してたら一人の少年がスネアを持って上がって来た。
「僕、隣の楽器屋で働いてます。ファンキーさんの大ファンです。
店からスネア持って来ました。使って下さい!!」

日本も昔はそうだった。
歌手よりもメロディーよりも、
何よりも楽器が大事だという時代があった。

さしずめワシなんかは村上ポン太さんが大好きで、
ポン太さんが叩いている曲なら何でも聞いた。
ワシの音楽性が多様になったのはこういうところにも原因があるのかも知れない。

日本は言うまでもなく、中国の音楽もだんだん、
「楽器なんかどうでもいい、歌が曲がよければそれでいい」
みたいな世界になってきている。

しかしロックは違う。
楽器がヘタではロックは語れない。
楽器を極めた人間が楽器を極めたい人間に尊敬される社会がここにはある!!

だからワシは生きて行ける。
誰に媚びるわけでもなく、自分の信じることをやって、
それを信じる若者は世界中にまだまだいるのぢゃ!!

ロックシティー重慶、素敵な街だぜ!!

というわけでその伝説の(ワシの中では)マスターと記念撮影。

ChongQingNutMaster.JPG

警察とのいたちごっこで数限りなく引っ越しを余儀なくされ、
その度にロックファンは彼に電話をかけて新しい場所を探してロックを聞きに来たという、
これを伝説と言わずして何と言おう!!
世の全てのロックという「文化」はこういう人達が作り上げて来たもんなのじゃよ!!

Posted by ファンキー末吉 at:02:16 | 固定リンク

2009年10月24日

重慶ですなあ・・・

ワシ:重慶ですなぁ・・・
BeiBei:重慶ですねぇ・・・
ワシ:君はもう得意中の得意じゃろ。
BeiBei:何せもう4回も来ましたからねぇ・・・
ワシ:4回も来たんかい?!!
BeiBei:足掛け3ヶ月もやってましたから・・・あなたの仕事・・・
ワシ:そうかぁ・・・3ヶ月もやってたかぁ・・・
BeiBei:雑疑団の団長さんが言ってましたよ、ファンキーさんは何で来ないんだって・・・
ワシ:・・・(そんな仕事やってられんじゃろ・・・)
BeiBei:何せ最初に一回来ただけですぐに逃げちゃいましたからねえ・・・
ワシ:ビール飲むか?ビール?・・・
BeiBei:今からプロモーションですけどファンキーさんはサウンドチェックまで寝れるんでしょ、だったら付き合いすよ。
ワシ:まあ飲め飲め!!
BeiBei:だいたいあの団長の言うことっていつもよくわからんのですよ。
ワシ:そやなぁ・・・「もっと優美に」とか言われてもなあ・・・
BeiBei:ある時なんてシンバルが要らないって・・・
ワシ:シンバル消しちゃいなさい!
BeiBei:シンバルを消したら今度はスネアが要らないって・・・
ワシ:スネアも消しなさい!!
BeiBei:そしたら今度はバスドラも要らないって・・・
ワシ:バスドラも消しなさい!!
BeiBei:そしたらリズムがないから迫力がないって・・・
ワシ:全部やり直しなさい!!
BeiBei:いきなり電話があって構成が変わったからすぐ重慶に来いって・・・
ワシ:来なさい!!来なさい!!
BeiBei:いやー・・・大変でしたよ・・・
ワシ:そうかぁ・・・飲め飲め!!四川料理食え食え!!
BeiBei:僕・・・プロモーションなんでもう行きます。
ワシ:そうかぁ・・・じゃあ俺は残りの食っとくわ・・・ホテルで風呂入ってサウンドチェックまで寝とくから起こしてね。
BeiBei:はい、じゃあ行って来ます。
ワシ:いってらっしゃーい!!

Posted by ファンキー末吉 at:13:45 | 固定リンク

重慶に向けて出発ぅ

まことに慌しい。
着いてすぐライブをやって。
辛いもの食ってビール飲んで、
安宿でバタンQ(死語)・・・
と思ったらもう出発である。

安宿歓迎!!
風呂も入らず着替えもせず、
たった4時間の仮眠を取るのに高級ホデルは必要ない!!

山のような器材をみんなで手分けして駅まで運び、
8時の列車に乗って重慶まで行くのじゃ。

ChengDuCheZhan.JPG
(早朝だからまだ暗いのじゃ・・・)

何でこんなに出発が早いかと言うと、
BeiBei達は着いてすぐプロモーションがあるからだ。
バックバンドはきっと夕方までホデルで仮眠出来るに違いない。

安宿歓迎じゃが写真もUPしたいしメール処理もしたいし、せめてネットのつながるホデルだといいなあ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:08:01 | 固定リンク

2009年10月23日

成都着いた

いやー来れるもんですなあ・・・

北京空港に着いて入国手続きもスムーズで、
預けた荷物もすぐ出て来たし、
迎えに来た美人スタッフは少々トロかったが、
国内線に乗り継いで待ち時間なしで飛行機に乗る。

まあギリギリっちゃギリギリじゃが
楽勝っちゃ楽勝である。
(なんのこっちゃ)

成都に着いたらメールが入っていて、
「自力でタクシー乗って小酒館まで来い」
おうっ!小酒館と言えば前回布衣で演ったライブハウスではないか!!
懐かしいなぁと思っているうちにすぐ着いた。

XiaoJiuGuan.JPG

メンバーはワシを待ち構えていて、
着くや否やすぐ譜面を渡される。
この状態で新曲をやろうと言うんだからいい根性をしている。

またこの譜面というのがキタナイ・・・

KitanaiFumen.JPG

というかおよそドラマーに渡す譜面ではないのだが、
まあ一度叩いてみていろいろ書き加えて、
まあこれでちゃんと叩けるんだから我ながらいやになる(笑)。

リハはその曲だけやってもう客入れ。
オープニングアクトの地元のバンドが演奏している間に譜面を見ながら曲を思い出す。
これで本番ちゃんと叩けるんか?・・・

叩けるんやろうなぁこれが・・・

Posted by ファンキー末吉 at:21:14 | 固定リンク

2009年7月21日

Pair全中国ツアー山東省青島2日目

8人部屋というのは初めて体験したが、
住人が全て仲間なのでそんなに違和感がない。

まあ強いて言えば女性ボーカルがいるので少々気を使うが、
まあ気を使うのはむしろこちらではなく本人なのだから気にしない。

中国人は寝る時は服を着ないという人が多い。
だからいつもこのようなデブの寝乱れ姿と遭遇することとなるが、

PairQingDaoDebu.JPG

果たしてそれは女性も同じであるらしく、
前回の鄭州のツアーでは、
デブが起きたら隣でボーカルの安安(アンアン)が同様の寝乱れ姿であったらしい。

女性とバンドをやるもんではない。
女性も我々を男と思っとらんし、我々も誰も彼女を女と思っとらん・・・

ホテルがビーチ沿いだったので海に出て見た。

PairQingDaoBeach.JPG

さすがは中国で一番有名な海水浴場である。
人が・・・多過ぎ・・・

泳ぐのはあきらめてホテルに帰った。

PairQingDaoLobby.JPG

ステージはこのホテルのロビーにあるステージである。
そう言えば梁棟(Liang Dong)から、
「この環境はファンキー先生がドラムを叩くにはちとひどいので別のライブハウスを当たります」
とメールが来たので、
「アホか!!これは奴らの事務所がブッキングした仕事じゃ!!
勝手にそんなことしてたら業務妨害で訴えられるぞ!!」
と返信した記憶がある。

ワシにとっては「仕事」は「仕事」、
別にどこでドラムを叩こうが、どんなドラムセットを与えられようが、
その中でベストを尽くしていい演奏をするだけのことさ・・・

などと言ってたら運ばれて来たドラムセットは相当なもんだった。

ま、いい。
目の前にドラムセットがあれば叩くだけのことである。

PairQingDaoDruming.JPG

いやー・・・それにしてもこの人の顔・・・おもろいのう・・・

ワシなんかXYZのビデオを音を消して流しながら酒飲んでた時、
ドラムソロになった瞬間に
「こいつ・・・笑かしようのう・・・」
と思ってしまったよ。

二井原がよくブサイク、ブサイクと言うが、
いやこれはそう言ったレベルのものではない!!
「笑かしよんのう・・・」
と言うレベルのものでもない。

なんかもう・・・別もんである。
ある種・・・神の域に行っとんのう・・・別の意味で・・・

まあ自分の顔に感心してても仕方ない。
こんな顔のドラムに(こんな顔やからか?)人々は感動し、
割れんばかりの拍手の中、ライブは終わった。

この日は別の場所で謝天笑(Xie TianXiao)と、
更には私がこうして中国にいるきっかけとなった張楚(Zhang Chu)も青島に来ていると言う。
20年前、初めて中国に来た私をロックパーティーに連れて行ってくれたから今があるのである。

合流して一緒に飲む。
しかし地元の若い衆やBeiBei達は徐々に引いてゆく。
周りがあまりに偉い人ばかりなので気後れしてゆくのだ。

北京から来たレコード会社の社長までが
「偉大なる私たちの先輩と乾杯させて下さい」
と来る。

「ファンキーさん・・・あんたは特別(スペシャル)なんだ。
北京の全ての音楽関係者があんたのことを尊敬している・・・」

気後れすることはないぞ!!
奴らだって最初に出会った頃はド貧乏だった。
お前らが明日、彼らのように大スターにならないと誰が断言出来る?!!

お前ら、頑張れよ!!
頑張って・・・せめて渡航費に足りるぐらいギャラちょうだい・・・

Posted by ファンキー末吉 at:06:00 | 固定リンク

2009年7月18日

Pair全中国ツアー山東省青島初日

青島と言えば青島ビールである。
ここの青島生ビールはここでしか飲めない。
前回来た時もしこたま飲ませて頂いた。
数々の地ビールを飲んで来たワシじゃが、
いまだにこれを超える地ビールに出会ってない。

今回も北京経由の飛行機をとって、
ついでに北京で仕事をと思ったのじゃが、
旅行会社の言うことにゃぁ
直接青島に行くより北京経由の方が高いらしい。
地図を見て納得。
日本からだと青島の方が北京より近いのである。

ディスカウントチケットは2泊3日からじゃないと発行出来ないというので、
ライブの前日に入ってライブの次の日に帰るという行程となる。

そうなると着いた日に何もしないのはもったいない。
地元の若い衆、梁棟(Liang Dong)にメールする。
北京でさんざんシゴいたドラマーである。

「せっかく前の日に着くんだからさぁ。何かドラム叩けるとこない?」

この一本のメールが現地では大変なことになる。
空港から連れて行かれたのは地元のラジオ局。

PairQingDaoSession.JPG

ラジオ局を巻き込んでの大掛かりな「交流会」になってしまっている。
ワシはどっかのJazzクラブででもちょこっとセッション出来ればそれでよかったのよ・・・

おまけにそれが終わった後には夜7時からのラジオの生放送まで入っている。
ワシはドラムさえ叩ければそれでよかったのよ・・・

PairQingDaoRadio.JPG

ドラムを叩く前は酒を飲まないワシじゃが、
ラジオ出演なら別に酔っぱらっててもいいじゃろうと、
結局5時頃から青島生ビールを煽ることとなる。

PairQingDaoBeer.JPG

これがまた旨い!!!

そしてまた料理が旨い!!

PairQingDaoFood.JPG

手前は浅蜊炒め、右は海鮮スープ。
そして絶品だったのがその向こうにある白菜炒め。
なんとこの白菜炒めには牡蠣が入っていて、
白菜の味がもう全然違うのよ!!!

おかげでビールは進むわ、
ラジオ番組は酔っぱらって喋りまくるわ、
結局生放送で「中国ロックの歴史」を延々喋りまくってしまった。

PairQingDaoBeerStreet.JPG

そのまま青島ビール街に直行!!

ここは世界的に有名な青島ビール工場の裏にあるレストラン街で、
8月の中旬には「青島ビールフェスティバル」というイベントがあり、
生バンドが入ったりそれはそれは賑やかである。
毎年「箱バンド」のお誘いが来るがスケジュールの関係で行けたことがない。

是非一度参加してみたいもんじゃ・・・

PairQingDaoSeaFood.JPG

青島のレストランはだいたいこのスタイル。
所狭しと並ぶ海鮮の中から自分の好きなものを選んで、
それを自分の好きなスタイルで料理してもらう。

満腹になった頃、PAエンジニアの吉田くんがやって来た。

PairQIngDaoYoshida.JPG

彼は謝天笑(Xie Tianxiao)というロックシンガーのツアーでやって来た。

なんと蘭洲からクーラーの効かない2等寝台で36時間かけて・・・

凄い日本人もいたもんじゃ・・・
ワシなんかまだまだ甘い甘い・・・

と思いながらホテルに帰るとそこは何と8人部屋のユースホステルであった。

PairQingDaoHotel.JPG

続く・・・

Posted by ファンキー末吉 at:14:02 | 固定リンク

2009年7月11日

Pair全中国ツアー湖北省武漢

先月のツアーは運良く(運悪く)全部ドタキャンになってしまったが、
今月のツアーは運良く(運悪く)ドタキャンにならなかったようである。

湖北省、内陸部長江のほとりにある武漢という街、
日本から直行便は出てないので北京経由の便にした。
他のメンバーは列車で一晩かけて既に向かっている。
私はちょいと深酒してしまい、朝6時に飛び起きて空港に向かった。
これでは酔いつぶれてそのまま寝台車で寝れる列車の旅の方がまだ楽である。

飛行機に揺られること2時間。
全くもって中国は広すぎる。
これでは九州ぐらいまでは帰れるではないか・・・

初めて降り立った武漢の空港。
空港施設から一歩外に踏み出すと・・・暑い!!!!
「中国で一番暑い街」だという噂を聞いたことがあるが、
湿った空気が肌にへばりついてくるように暑い!!

日本で一番暑い街は最南端の沖縄ではなく、
むしろ内陸部の前橋や熊谷であるように、
この街が「中国で一番暑い」というのはあながち嘘ではなさそうである。

空港から市内からはえらく遠いという話である。
強いて言えば成田のようなもんか・・・
タクシー乗り場に行ってみると、
今日に限って何故かタクシーは空港出入り禁止らしい。

何があったのか知らないが、仕方ないのでバスで行くしかない。
このちょっとした移動だけで汗が噴き出して来る。

PairWuHanMap.JPG

ライブハウスの場所を調べてみると、
どうもバスの終点近くであるらしい。
市内からはちょっと離れている。
強いて言えば八王子のようなものか・・・

バスに揺られること2時間。
飛行機だと北京まで帰れている。
やっと終点まで着いて、タクシーでライブハウスへ。
このタクシー待ちの時間だけでもう身体じゅうの皮膚がネバネバしている。

ライブハウスに着いた。

PairWuHanVox.JPG


「Voice Of Freedom」なんて名前を付けた時点で
昔だったら即、政府からお取り潰しになってたところである。
中国も少しは平和になったということである。

部屋の中に入っても暑い・・・
店を開けたばかりなのでクーラーがまだ効いてないのか、
もしくはクーラーが効かないぐらい暑いのか、
とにかく「外よりはちょっとまし」というぐらいの状態なので、
ステージに転がっていた大型扇風機をドラム専用に使わせてもらう。

よくドラムの備品として扇風機を持ち歩いているドラマーがいるが、
ワシは自慢じゃないがそんなことをしたことがない。
「ステージが暑いのは当たり前!!」
とばかり根性で乗り切るのじゃが、
ここの暑さは「種類」が違う。
ステージの暑さが「サウナ」だとすると、
ここの暑さは「ミストサウナ」。
辛いもの好きにワサビを食べさせて悲鳴を上げさせるようなものである。
(喩えがよくわからんか?・・・)

ステージが始まった。

PairWuHanStage.JPG

「80后」という80年代に生まれた同世代の若者に対して歌う歌では、
お決まりの「座って歌う」コーナーとなるのじゃが、
相変わらず座ったら遠慮ない撮影大会である。

一台しかない扇風機は悪いけどドラム専用にさせてもらったので、
フロントのみんなは汗だくである。
汗が吹き出して来て・・・というより、
空気中の全ての水分が皮膚の上で玉になるという感じで、
流れ出すというよりも皮膚から流れ落ちずにずーっと留まっている感じである。

ステージが終わったらさっさとホテルでシャワーを浴びる。
一日に何度もシャワーを浴びなければやっていけない。

それ以前に外に出るのがイヤである。
ずーっとクーラーの効いてるところでいたい!!

香港は外は暑いのに部屋の中が寒くてイヤになるが、
今となってはあれは正しい!!
部屋の中までむしむししてたら死んでしまう!!

というわけで今回はライブハウスとホテル以外、
それ以前に屋外には出てないので、
それも何だということでホテルの前の夜市でビールを飲むことにした。

でも夜中というのにやっぱり暑い・・・

香港の夜市でもこんなに暑くなかったと思う。
ふと見るとデブのキーボードのZhangZhangは汗だくである。

PairWuHanDebu.JPG

基本的にデブは暑さに弱い。
そして自身の身体は非常に熱い。

誰かが言った。
「おいおい・・・見てみろよ、汗かいてんの俺たちだけだぞ・・・」

見てみると地元の人達は涼しげに座っている。
暑いのはデブがいるという理由だけではない。

地元の人はこの暑さに慣れてるのである!!

その証拠にどの店もホテルもそんなにクーラーをがんがんに効かせない。
翌日のタクシーなんぞ
「窓閉めてクーラーかけてくれぇ!!」
と頼むと、
「こんなに涼しい朝なのにクーラーなんかいらねーだろう」
と来る。

お前らは暑くなくてもワシらは暑いんじゃぁ!!!

やっとの思いで灼熱の武漢を後にする。
北京の夏も40度を超えるが、
空気が乾いているだけ武漢よりましである。

Posted by ファンキー末吉 at:09:16 | 固定リンク

2009年5月29日

Pair全中国ツアー上海


X.Y.Z.→Aの店も無事にオープンし、
上海から手伝いに来てくれたキヨちゃんも一段落したので帰ると言うので、
ひょっとして同じ飛行機かと思ったらあっちは羽田こっちは成田である。

八王子~成田・・・遠い・・・

ワシは乗り物に乗ったらすぐ寝る習性がある。
離陸前に寝て着陸後に起きることもざらである。
時にはスチュワーデスさんに「着きましたよ」と起こされることもあるが今回は違った。
宇宙服に身をまとったエイリアンにレーザー光線で額を撃ち抜かれたのである。

PairShanghaiBougofuku.jpg

よくよく見れば防護服を着た検疫官が赤外線を額に当てて体温を測ってまわっているのだ。

びっくりするやん!!

上海に着いてキヨちゃんの店に直行する。
キヨちゃんも投資しているからX.Y.Z→Aの店はこの店の支店であるとも言える。
うちと同様に木材をふんだんに使った落ち着きのある沖縄料理店である。

キヨちゃんはもう働いていた。
東京に手伝いに来てそのまま怒涛のファンクラブ会。
朝8時にやっと寝て次の日は結婚式のパーティー。
3時まで働いて仮眠をとってすぐ上海に帰ってまた働いている。

頭が下がる思いで一杯飲ませてもらう。
上海ライブは週末じゃが、
ワシは北京でパールの楽器フェアーのデモ演奏があるので
どうしても一度北京に帰らねばならない。
また上海に戻って来て、ライブの翌日は横浜でライブなので、
必然的に上海から朝いちの飛行機でギリギリに飛び込まねばならない。

そうなれば日本からのチケットは上海往復にせねばならず、
翌日の北京までの移動は会社が用意した10時間の列車の旅である。

ほどほどに飲んでぐっすり寝てしまうと10時間が寝れずに退屈だし、
飲み過ぎてしまうと10時間がしんどいし、
微妙なさじ加減で店をあとにした。

さて10時間の列車の旅、
昼間の列車は寝台車がない。
夜中のはあるけど着いてすぐ仕事も嫌なのであえて昼間にしてもらった。

想像以上に退屈である。

iPhoneでビデオを見たり、
本を読んだりうたた寝したりしてやっと北京に着いた。

自分にご褒美!!
ワシは焼肉屋に直行する。
肉でも食ってビールでも飲まないとやってられない。

ひとりじゃ何なのでデブのキーボードを呼び出した。

「週末は寝台車だからしこたま飲もうな」
などと話していたらデブが悪そうにこう言う。

「ファンキーさん、ひょっとしてまだ聞いてませんか?」

悪い予感・・・ビールが喉にひっかかる・・・
デブは心を決めて改まってワシにこう言った。

「上海のライブ・・・ドタキャンになりました・・・」

ぱたっと箸を落とすワシ。
悪そうにうつむくデブ。
「ワシ・・・何のために上海入りにして10時間も列車乗って来たの・・・」
同情の気持ちを身体中の脂肪に充満させて暑苦しくうなずくデブ。
「そいで帰りも上海発やからまたひとりで10時間寝台車乗って上海まで行くわけね」
慌てて首を振りながら立ち上がるデブ。

「ファンキーさんにだけ辛い目に合わすわけにはいきません。
僕も一緒に上海行きます!
寝台車でしこたま飲みましょう!!」

いや、遠慮するわ・・・
ワシは29日の仕事終わったらそのまま北京から帰る!!

まったくもってこのPairのギタリストBeiBeiと付き合っててろくなことがない。

Posted by ファンキー末吉 at:09:32 | 固定リンク

2009年5月18日

Pair鄭州ツアー

まったくもって何の因果か週末になると大移動をせねばならない。

八王子から北京まで、ドアtoドアで10時間・・・
アメリカまで行けるやないかい!!

しかも今回はBassの韓陽(ハン・ヤン)は都合が悪くて来られないと言う。
日本からワシがこれだけ頑張って駆けつけと言うのに北京の人間が来られないとは何事ぞ!!
「ほなワシも都合が悪いから次から来ん!」
と言いたいところじゃが、
ワシがプロデュースしたこのアルバム、
このドラムはやっぱワシじゃないとちと叩けんわのう・・・。
まあ「人のアルバム」ではあるが「自分の音楽」である。
頑張って通うとするか・・・。

北京に着いて一泊し、次の日の朝の列車に揺られて鄭州まで。
中国も昔は日本のローカル線のようなボックス席の列車だったが、
今では新幹線のような特急列車になっている。
ちょいとビュッフェで一杯・・・

PairZhengZhouTrainBeer.JPG


そのままこてんと寝てるうちに鄭州に着いた。
片道6時間の旅・・・東京から九州まで行けるやないかい!!


ライブハウスに着いたら彼らのポスターが貼ってあった。
しかしタイトルは「Pair楽団&Funky末吉」。
バックバンドのドラマーの名前を使わにゃ集客が出来んようじゃまだまだじゃのう・・・

PairZhengZhouPoster.JPG


サウンドチェックが始まるが、
例によって小屋のエンジニアは態度が悪い。
ボーカルは「自分の音が聞こえない」と悲鳴を上げる。

「俺がやる!どけ!!」

こんな時にPAの吉田くんが来てないのは痛い。
仕方がないのでワシがモニターを作る。
スピーカーを動かして、
EQを調整して・・・。

中国では自分で何でもやらねばならないので倍疲れる・・・。

河南省と言えば麺が有名ということで、
リハ終わりで近所のラーメン屋に飛び込んだ。

いわゆる普通の牛肉麺。

PairZhengZhouNoodle1.JPG

日本のラーメンと違って麺にはコシがないし、
スープもダシと言えば具の牛肉のダシぐらいじゃん・・・
全然気合い入れずに食ってたらいつの間にか全部たいらげてしまった。
気がつけばスープまで全部飲もうとしている・・・。

これって・・・実は旨いの?・・・

なんかわけもわからず満腹になって本番。
非常に盛り上がってアンコールがかかるが、
あいにくアルバムの11曲以外にレパートリーがない。

ステージの前っつらに全員で出て挨拶してたら、
「ファンキー!!ドラムソロやれー!」
ファンキー!ファンキー!

結局引っ張りだされてソロをやって、
しまらないままステージは幕を閉じた。
後でとことん説教してやろう。
「これは誰のコンサートじゃ!
ちゃんと最後まで自分たちでやってシメろ!」
と・・・。

夜はそのまま平頂山の王先生達が来てたので一緒に飲みに行く。
地元ならではの屋台である。

PairZhengZhouYeShi.JPG

「地元名物」と言って頼んでくれた「粉奨麺条」。

PairZhengZhouNoodle2.JPG

何か伸びきったラーメンが片栗粉たっぷりのタレにまぶしてあるような麺である。
味も結構変わった味で、うまいのかまずいのかわからないまま、
気づいたらまた全部食ってしまっていた。

これって・・・やっぱり旨いんか・・・

地元のビールも飲んだ。
これも結構旨い!!

PairZhengZhouBeer1.JPG

メンバーに呼ばれたので合流したらヤツら鄭州まで来て広東料理屋でメシ食ってやがった。
これだから素人はイヤである。
しかし得体のしれない美女がいて、それだけはうらやましかった。

美女が勧めてくれた地ビール

PairZhengZhouBeer2.JPG

翌日は列車で7時間かけて北京まで、
そして今、北京からドアtoドアで10時間かけて八王子に戻っている。

次のツアー先は上海。
日本からちょっと近いのが救いである。

Posted by ファンキー末吉 at:03:14 | 固定リンク

2009年5月 9日

戻って来たら北京は夏だった

前回は寒くてコタツにくるまってたというのに、
ほんの2週間ちょい留守にしてただけでもう夏になってた。
ほんと北京は春だ秋だの過ごしやすい期間は非常に短い。

今朝は早く起きて
1週間の和佐田ツアーで溜ってたメール仕事をこなしながら、
コタツを片付けたり毛布を片付けたり、
夏支度をしてたらあっと言う間に集合時間である。

今日はPairの全中国ツアーの初日。
もともとは大連から始まる予定だったが、
やはり最初は北京の小さいところで肩ならしをしてからということで
今回突如ブッキングされた。

ワシは和佐田ツアーの最終日の高知から直入りしてるので、
大連だったら間に合わなかったかも知れないのでよかったと言えばよかったのじゃが、
それにしてもこのギリギリの移動、
はっきり言って老体にはもうしんどい・・・

会場に着いたらポスターが貼られていてそこにはワシの名前も・・・

PairPoster.JPG

なになに?・・・2009年度巡演城市・・・

上海、広州、シンセン、成都、重慶、西安、武漢、長沙、杭州、天津、フフホト、長春、大連、青島、ハルビン、貴陽、包頭、南宁、銀川、岳陽、常徳、蘇州・・・

こんなに廻るんかい!!!

このテの小型ツアーはライブハウスを廻るので必然的に客が入る週末だけがブッキングされる。
つまりワシは今年じゅう毎週末このギリギリの移動をせねばならんというわけか・・・

6月からはパールのドラムクリニックツアーも始まると言う。
それもスケジュールは全て週末である。

どうなるワシのスケジュール・・・

久しぶりに合ったメンバー達、
「今回はいつまでいられるんだい?」
にこやかに聞かれてもついどよーんと答えてしまう。
「明日もう帰りまんねん」
目を白黒させながら再びこう聞くメンバー達。
「じゃあ今回はこのライブのためだけに帰って来たの?」
力なく頷くワシ。

やりとりを聞いてたBeiBei、
悪そうに近寄って来てこう耳打ちする。
「今回はライブハウスなんで300元しか出ないんですけどいいですか?」

いいですかも何ももう来てしまってますがな!

PairKanban.JPG

入り口の看板にはライブの値段が書かれている。
成人40元、学生30元
それでも学生10人分のチケット代をワシにくれると言うんだから
それでもかなり頑張ってくれたのだと思うしかない。

サウンドチェックの合間にMengMeng(モンモン)から電話が入る。
「社長のスケジュールが今しかないの。今から会社に来れないの?」

行けまへん!!

だいたいどんだけ偉い人か知らんが、
ワシはこういうスケジュールの人間なんやから、
そちらが合わせてくれんと一緒に仕事は出来まへん!!

めんどくさいので全部デブのキーボートプレイヤーZhangZhangに振ってぶっちする。
この親娘と付き合ってたら身体がいくつあっても足りないのじゃ。

汗をだらだらかきながらデブが電話で話し終わって、
泣きそうな顔で哀願する。

「MengMeng(モンモン)の次のアルバムなんですが、
会社の社長はもう張亜棟(ジャン・ヤードン)にお願いしてるんですけど、
彼女はどうしてもファンキーさんにお願いしたいと言うので、
是非社長に一度会って欲しいとのことなんです」

張亜棟(ジャン・ヤードン)とは中国で一番売れているプロデューサーで、
当然ながら値段も一番高い。

「張亜棟(ジャン・ヤードン)に払える金があるんだったらそれでいいじゃん!
ワシは金のない奴の面倒見るので忙しいの!!」

また泣きそうな顔で哀願するZhangZhang。
「あの人達の申し出を断る労力を考えたら、
一度だけでも社長に会う方が全然楽なんですけど・・・」

仕方がない、来週末の来北京は予定を一日早めることにする。
社長がそのスケジュールじゃ駄目ならワシゃもう知らん!!

レコーディングするならもう八王子に来てやってくれ!!

Posted by ファンキー末吉 at:09:21 | 固定リンク