ひとりドラムの軌跡

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2012年5月30日

歯が抜けた

夕べ参鶏湯を食べてたらぽろっと歯が抜けた。
鶏の骨かと思ったら確かに歯だった。

別に老化でぽろっと抜けたわけではない。この歯は曰く付きなのである。

Haganuketa1.jpg

よく見ると歯の横の部分が削れているのがわかるだろう。

ワシは親不孝をしてるせいか(?)親知らずの生え方が特殊で、
通常下の歯は上に向かって生えるのが世の常なのだが、
ワシの場合下の両方の親知らずはどちらも横に向かって、
隣の奥歯の横っ面を狙って生えているのだ(驚)

ちなみにこれは歯が抜けてしまった後のレントゲン!!

Haganuketa2.JPG

この親知らずの尖った部分がこの歯の凹んだ部分に食い込んでいたということやな。

痛くないか?ってそりゃ痛かったですよ。
特に若い頃は右側の親知らずが奥歯を粉砕してしまい、
大手術の末、親知らずと共に、粉々になった奥歯も一本摘出した(痛!!)

ここに来て左側も同じように奥歯を粉砕しかけてたが、
なにぶん年をとったのか親知らずもそうは早く成長せん(笑)

数年前ちょっと痛んだので歯医者に行ったら、
「もうこれは神経も死んじゃってますねえ・・・
このまま親知らずによってぐさっと支えられている状態で、
このまま親知らずが生えて来たら粉砕するか押し出されて抜けるか・・・」
と言われた。

かくして粉砕ではなく抜けたわけで、
めでたく役目を終えたこの奥歯を持って先ほど歯医者に行ったら、
「自然に抜けたんですか?痛みもなく?出血もなく?」
と非常に驚かれた。

「そんなこともあるんですねえ・・・」と歯医者さん(笑)
「抜けたのは夕べのことですか?もう塞がってますよ・・・」と驚いていた。

人体の神秘である・・・


というわけで記念にこの歯を持って帰って来たが、
親知らずからの攻撃にずーっと耐え、
持ち上げられて神経を抜かれる羽目になっても少しの痛みも感じさせず、
ワシを守ってゆっくりゆっくりと死んでいったこの歯・・・

よく見るとえぐれた部分が口で、歯の汚れが目に見えて、
笑っているように見えないこともない。

Haganuketa3.jpg

ご苦労さん奥歯!!
これからはお前なしでこのろくでなしの親知らずと一生暮らしてゆくよ。

Posted by ファンキー末吉 at:12:39 | 固定リンク

2012年5月28日

またもやパスポートを紛失?!!!

菊田さんのライブは19時からというのに、
その会場であるホテルに着いたのは19時をとっくに過ぎていた。

高級ホテルのロビーのラウンジに小さなドラムセットとギターアンプ、ベースアンプ、そして気持ちばかりのボーカルアンプが置かれている。

「これってラウンジのハコバンやん!!」

目の前にはオーナーらしきアメリカ人が時計を見ながら睨みをきかせている。
「お前の国ではどうだか知らんが少なくとも中国ではお前が考えてるほど物事は思い通りに進まんのじゃい!!」
と逆に睨みをきかせながらドラムをセッティングする。

大体この状況でタダでさえ音の大きなワシにドラムを叩かせるのが間違っている!!
はるばる日本からやって来た納さんに45分ステージを3回もこんなところでやらせるのが間違っている!!

40分遅れて始まった1ステージ目はワシはずーっと腹が立ってしょうがなかった。
アメリカ人オーナーが腰を抜かすぐらいの音量でぶっ叩いてやろうかとも思ったが、
そしたら「仕切り」ではなくワシの「音楽」が悪いと言われるので、
苦手ではあるが最上級の小さな音で叩く。

ドラマーにとって小さな音で叩くことは大きな音で叩くことよりも数倍も難しい。

レコーディングをする時など、
90%の音量でずーっと叩きながらところどころ100%のアクセントを入れる
(もしくは100%で叩いてアクセントでは「根性」をプラスして120%)
などワシにとってはもう普通に出来るテクニックなのであるが、
10%の音量でずーっとバラけずにキープしながら、
アクセントを毎回20%で打つなど至難の技である。

何倍もの集中力と冷や汗をかきながら1ステージ目を終えた途端にJohnに対して怒りがこみ上げて来た。

ワシはまだいい!!友達だからね。
でも菊田さんは初対面でしょ?!!
納さんは初対面でしょ?!!
何でお前がこの人たちをこんな目に合わせるの?!!・・・

電話だとケンカになるのでSMSで
「こんなのはブルースフェスでも何でもない!!
タダの酒場でのハコバンじゃないか!!
そんなのはハコバンミュージシャンにやらせればいいんだ!!
いい加減にしろ!!」

折り返し電話がかかって来たらうっとーしいので電話を切って2ステージ目を叩く。

要は「修行」なのである。
Jazzを始めて数十年、やっと音量をコントロール出来るようになって更なるステップに進んでいる、そう思えばよいのだ。

そういう点での経験値があるので8ビートよりもSwingモノの方が叩きやすい。
ドラムソロさえなければ結構この音量でもコントロール出来そうだ。

「ワシも上手くなったもんじゃのう・・・」
などと自画自賛しながら2ステージ目終了!!
見れば客席の隅っこの方に張張(ジャンジャン)が小さくなって座っている。

「よっ!!来たか!!じゃあお前もピアノ弾くか?」

客席に弾き語り用のピアノもあるので一応そう誘って見るが、
「無理です〜!!こんな厳粛な雰囲気なところで弾けるわけありません!!」
と恐れをなす。

そりゃそうだ!!ワシでさえこれは大きな「戦い」なのだ・・・

携帯の電源を入れると老呉(LaoWu)からメッセージが入っている。
「両個好朋友で10時から羊の丸焼きやるよ〜」

こりゃハコバンの演奏なんて早く切り上げて行かねばならない。
羊肉好きを豪語する納さんに、
日本では絶対に食べられない羊の丸焼きを食べさせてあげるのだ・・・

「元々7時から45分、8時から45分、9時から45分の予定だったから、
休憩短くして詰めれば何とか10時には終わりますよね?」

菊田さんにそう聞いてみれば
「オーナーがアメリカ人なんで契約にウルサイんですよね。
始まったのが契約より40分遅れてるんでちょっとナーバスになってるみたいですが聞いてみます」
と困り顔。

でもさすがにシカゴで20年以上ブルースマンとして活躍している人は違う。
オーナーと流暢に英語で話して、
「10時前に客がいなかったらその時点で終わっていいが、
ひとりでも客がいたら契約通り10時までは演奏してくれ」
ということで話がついた。

まあ元々は9時45分には終わると思ってたんだからまったくもってJohnの話とは違っていたのだ・・・
などと考えてたらちょうどJohnからメッセージが入った。

「ファンキー、お前がなるだけLIVEブッキングしてくれって言うから俺も頑張ったんだぜ。
どんな場所だと駄目だとか言われてないんだから俺だってコントロール出来やしないよ。
俺だって苦労してやっとこのブルースフェスティバルに協力してくれるところを見つけたんだ。
ここのオーナーはとてもブルース好きで、俺たちの活動にも賛同してくれてて、
そんなところで演奏することの何がそんなに気に食わないんだ?
俺はこれっぽっちもそれが悪いことだとは思わないよ」

自分勝手な理論だとは思ったが、
「まあお前の意見は参考にはするけど」
と付け足しているところに友情も感じてちょっと考えてみた。

こいつだって一生懸命このフェスティバルを成功させようと頑張っているのだ。
菊田さんが泊まるホテル代を協賛するのにそのホテルで一回演奏するぐらいの話も必要だろうということも想像出来る。

昨日の「照明もなく真っ暗で演者の姿も見えなければ譜面も見えないので演奏不能」というのと違って今日は少なくとも演奏は出来る。
ワシが怒ってばっくれたりしたら今度はJohnだけではなく菊田さんにも迷惑がかかってしまうだろう。

まあワシがこれまで叩いたことのないぐらいの小さな音量で叩くことが出来ればそれでいいのだ!!
その昔ライブハウスでやる気なさそうに叩いている若いドラマーに説教したことがあったではないか!!

「やるんだったら全力でやれ!!
そんなみっともない姿を見せるぐらいだったらドラマーなんてやめちまえ!!」

Johnには
「お前の頑張りは重々わかっている。
俺は俺で与えられた任務を頑張るから。
でも国外の音楽家の中にはこういう環境を嫌がる人もいる。
もしやるなら莫大なギャラを取るだろう。
そのことも分かってやってくれ。
まあとにかくいろいろお疲れさん!!」
とメッセージを送って3ステージ目を頑張る!!


「スローボールは力のないボールじゃないんだ」
これは若い衆によく説教垂れる時に使う例えだが、
「思いっ切り」小さな音で叩くのは「命懸け」なのだ。
やってやろうじゃないか!!!

と思ったら菊田さんがいきなり客席に飛び出してそれぞれの客のテーブルの前でソロを弾く。
BGMよろしく雑談をしてた客が喜んで拍手をする、写真を撮る。

最後にオーナーのところに行って煽る。
オーナーも喜んで親指を立てる。

この菊田さんのパフォーマンスにワシの目からウロコが落ちた。

この人は違うんだ!!
どんな国のどんな場所で演ったって、
この人はいつも「ブルース」を心から演奏してるのだ。

「Do you enjoy BLUES?」

ブルースを心から愛し、
ブルースで聞く人を同じように幸せにしたいと思っている、
そんな素晴らしい歌が、ギターが、MCがそこにあった。

「ドラムソロ振らないでね、今日は無理だからね」
と言ってたのだが盛り上がって最後には振られてしまった。

ワシのドラム歴の中で一番小さな音量のドラムソロに、
それをかき消すぐらいの大きな拍手が来た。

曲が終わって菊田さんはちらっと時計を見ながらオーナーに言った。
「どうですか?時間ですけど終わっていいですか?」

「いいじゃないですか、もう一曲やろうじゃないですか」
ワシもつい盛り上がってそう言った。

とっても小さな音の、とっても熱いステージが幕を閉じた。

ドラムを片付けているワシにオーナーが寄って来て
「あなたはいつもどの店で叩いてるの?」
と聞いた。

「僕はハコバンのミュージシャンではありません。
レコーディングミュージシャンですから」
と答えながら我ながらちょっと恥ずかしくなった。

ミュージシャンにハコバンもスタジオミュージシャンもない。
あるのは音楽を愛するか愛さないかだけのことなのだ。


「何かいろいろ考えさせられる日だったなあ・・・」
と思ってその場を後にしようと思ったら、
パスポートや現金、クレジットカードや実印まで入れているポシェットがない!!

携帯はドラムのケースの上に置いてあるのだが、
その携帯でいろいろメッセージ送ったり大高さん達のピックアップなどを指示してたのでポシェットをそこに置いて来たのだ!!

さっき座っていたロビーのソファーを血眼になって探す!!
今回はパスポートだけでは済まない!!
全てのものを再交付せねばならないのだ。

おまけに今日は土曜日、
明後日まで大使館は空いてないので6月のやっちんのツアーには絶対に間に合わない!!!!

「俺が演奏している間にこのソファーに誰か座ったか?!!」
ホテルのボーイに血眼でそう聞くが、
「ロビーなので沢山の人が座って行きましたが・・・」

ワシは頭を抱えてソファーに座り込んだ。
前回はまだそれをギャグにして笑い飛ばす元気があったが、
今回はもう完全に打ちのめされた。

そもそもワシがハコバンだの何だの下らないことを考えるからこんなことになったのだ。

神様はいるのだ!!自分の心の中にいるのだ!!
そして自分の甘えた心に容赦なく罰を与えるのだ!!

ホテルじゅうの人が大捜索をしてくれている。
監視カメラの映像をプレイバックして見てくれると言う。

でも無理だ・・・きっと見つからない・・・
これは俺が悪いんだ・・・
音楽の神様に対して邪な考え方を持ってしまった俺が悪いんだから・・・

力なくうなだれているワシにオーナーのアメリカ人が寄って来て言った。
「あなたの探しているモノはこれですか?」

見れば確かにワシのポシェットである。
ロビーではなく張張(ジャンジャン)のテーブルに行った時に忘れて来てウェイターが忘れ物として処理してくれてたのだ。

助かった〜!!!


その日は羊肉の丸焼きを食ってしこたま飲んだ。
納さんは翌日の朝一番で帰った。

次の日はブルースフェスティバルの最終日で
菊田さん、John、そして張張(ジャンジャン)や三科さんも飛び入りしてセッションした。

全部が終わってJohnと笑顔でハイタッチした。

全ては「ミュージシャンシップ」である。
「フレンドシップ」のない「ミュージシャンシップ」なんてあり得ないのだ。

よく若い衆に説教垂れる時に使う自分の言葉を思い出した。

「俺はな、こうしてこの年になって今でもドラム叩いて生活していることを本当に幸せだと思うよ。
お前らぐらいの若い頃の俺の仲間はもうほとんど音楽をやめてしまっている。
でも俺がこの年になってもまだドラムを叩いてられるのは、
金がいくらだっていい、こうしてドラムの仕事をくれる人がいるからだろ。
だからどんな仕事だって手を抜いちゃいけない!!
今日もこうしてドラムを叩いてられることを心から幸せだと思わなきゃならない!!」

何年ドラム叩いてたって自分はまだまだなのである。
偉そうに人に説教垂れてたってまだまだなのである。


その日予定されていた両個好朋友のライブは中止になったので、
大高さんと三科さんにはいっぱい観光してもらった。

「ファンキーさんにいっぱいお金使わせちゃったね」
と大高さんは言うが、
まあ二つ分のセッションをしてるので皆様にご馳走ぐらいはそのギャラで十分まかなえる。

たかだかこのぐらいの金を後生大事に持ってたって墓場まで持っていけるわけじゃない。
「友遠方より来たりて酒を飲む」
中国人なら例え家計が破綻しようが仕事をクビになろうが誰だってそうするだろう。

ワシはそれよりも大高さんや、三科さんや、納さん、
そして菊田さんのような素晴らしいミュージシャンと一緒にやれたことによってまた少しドラムが上手くなった。
それこそがお金で買えないほど大事なことなのだ。

あんな小さな音でもドラム叩けるようになったしね(笑)


ブルースフェスティバルの全ての演目を終えたJohnから電話があった。
「夜中にごめんね。一言お礼を言いたくてね」

ミュージシャンシップ溢れる素晴らしい仲間から、
お金では買えないフレンドシップを沢山もらった。

ありがとうみんな。
また世界のどっかで一緒に楽しいセッションをしよう!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:12 | 固定リンク

日本超級VSOPブルースフェス本番終了!!

菊田俊介さんがブルースフェスティバルに参加するため北京にやって来た。
ドラムはワシなので大変忙しい・・・

納浩一さんはバークレーでの先輩らしく、
紹介がてら一緒に北京ダックを食べに行く。

いや〜日本人同士は言葉が通じるからええね〜

この日は17時から日本超級VSOP(大高清美、納浩一、三科かをり、ファンキー末吉による一応バンド名やが・・・また御大層な名前つけたもんやな〜・・・)のメインステージでの本番(本番までが遠かったのう・・・)、
そしてちょっと時間が空いて21:45から例によって別のホテルで菊田さんのライブと聞いている。

ベースはBig John自身が弾くと聞いてたが、
菊田さんの話ではライブは19時からで、しかも
「Johnは自分のバンドがメインステージで本番なので来れない」
と言う。

「ベースは納さんという話ですが・・・」
と言う菊田さんの話を聞いてびっくりしているのはワシだけではない。
当の本人の納さんが一番びっくりしている(驚)

早速JohnにSMSを打って確認する。

昨日からアシスタントなどを使って、
昨日の仕切りがどれだけ悪かったか、
それがミュージシャンに対してどれだけ悪いことなのかを散々伝えているので電話をかけるよりSMSの方が気兼ねしないと思ったのだ。

SMSメッセージも心なしかちょっとキツめの書き方である。

「リハの時に確認したよね!!
菊田さんのステージは21:45からで、
ベースはお前本人が弾くんだよね!!」

何せ19時にはレストランを予約してて、
四川料理大好きな納さんに本場の麻婆豆腐を食べてもらうのだ・・・

すぐにJohnから折り返し電話がかかって来た。

結局は菊田さんの情報が正しく、
例によって予めスケジュールを確認してようが無駄であったのだが、
もっとしょげた声で電話が来るのかと思ってたら予想外に明るい声だったので念のためちょっと確認してみた。

「今日のそのステージとやらは昨日みたいなんじゃないだろうね!!」

ワシも性格がねちっこいのかまた散々昨日の仕切りの悪さをねちねちと喋り出したが、
「アイヤー、Funky!!その話はもうやめようぜ!!」
と言うので一応鉾を収めた。

アメリカ人相手に契約不履行とかで訴えられるのはワシらではなく彼なのである・・・


メインステージに戻って日本超級VSOPの本番!!

「この雰囲気はちょっと違うからオリジナル曲のインストはやめましょうよ」
と大高さんは言ってたが、ワシは大高さんのオリジナル曲を推した。

酒を飲んで簡単なブルースの曲で踊って騒いでいる客がし~んとしたって構わん!!
こんな所にまで来て別に客に迎合する必要はないのだ!!

オルガンという楽器を見たこともない、どうやって弾くのかも知らない客にその超絶テクニックを見せてやればいいのだ。
大高さんの曲は素晴らしいのだから自身持ってそれをやればいいのだ、と。

結果、予想通り客はぽかんとしてたがそれでいい。
遅れて出て来た三科さんが一発で客を持ってゆく。

ライブは大成功!!アンコールまで来た。


納さんとワシは終了後すぐにホテルに駆けつけて菊田さんのステージである。
しかしこの時点でもう既に大きな「無理」が待っている。

そもそもこのスケジューリングで19時にホテルに着けるわけはないのだ!!

ワシはポンコツ車を走らせて初めてのそのホテルまで飛んでゆく・・・

続く・・・

Posted by ファンキー末吉 at:07:22 | 固定リンク

2012年5月26日

日本超級VSOP3日目:ブルースフェスティバル無事に(?)開幕!!

だいたいにしてこの悠久の大地でどうしてこんなに分刻みに行動せねばならないのか・・・

まあ自分が入れてしまったスケジュールなので仕方ないが、
この偉大なミュージシャン達に対して「悪いなぁ」と思うことしきりである。

現代音楽学院でのクリニックを終えて、
とりあえず皆様にホテルにチェックインしてもらう。

その後にワシは19時30分からメインステージでオープニングセレモニー、
後のお三方は19時15分からサブステージで演奏と聞いている。

この時点でワシにはもう「サウンドチェック」とか「リハーサル」とかいう概念はない。
お三方もどうせそんなもんはないだろうと思っている。

人間「それで出来るんだ」と思ってしまうと二度とそんなものに出会うことはなくなるのだ・・・(悲)

ところがホテルに着いた頃から主催者のBig Johnがひっきりなしに電話をかけてくる。

「ファンキー!!どこにいるんだ?!!
すぐ来てくれ!!お前がいないとサウンドチェックが始まらない!!」

考えてみれば不思議な話である。
オープニングセレモニーの曲はドラムがもうひとりいて2台のドラムが並んでいるはずなのだ。

それよりワシはオープニングより何よりお三方のピックアップの方が気になる。
誰かがピックアップに来てくれるという話だったが、
案の定「誰もピックアップに来れない」と言う。

「ファンキー、お前が連れて来てくれ」
と言われたってワシもその場所がどこかも知らない。

結局Big John本人が来てくれてとりあえずサブステージの方に向かう。

着いたところは会場のすぐ近くのホテルの中庭。
何かのパーティー会場のような感じでワインなど飲物がビュッフェ形式で並んでいる。
そこに申し訳程度のみかん箱のようなステージがあるだけなのである。

(慌ただしかったので写真がないのがまことに残念です)

「ここでやるの?・・・」
三人ともちょっと固まる・・・

ワシもこの状況には少々戸惑ったが、
「ワインとか飲み放題だから・・・」
と取りあえず矛先を胃袋に換えてからメインステージに向かう。


メインステージでは他のバンドがリハーサルをしていた。
だいたいにしてそれだったらワシを慌てて呼ぶ必要はないのだ!!(泣)

仕方なくぼーっとそれが終わるのを待つ。
まったくもって中国では「時間を有効に使う」ということが出来ないのだ・・・

オープニングセレモニーが始まる予定の19時半近くになってやっとそのリハーサルが始まる。

BluesFestexival2012Opening.JPG

仕切りも何もあったもんじゃない。
さすがのワシも少々イライラして
「今何待ち?!!」
とか怒鳴ったりする。

ダンサーも入って4つのパートに分かれている楽曲を、
それぞれのパートごとに演奏してサウンドチェックをするのだが、
「それじゃあ最初からやりますから」
と言われたって、
もう客がみんな入って来てしまっているのだがそれが本番なのかリハーサルなのかもわかりゃしない!!(涙)

まあどっちにしたってやることは同じなのだ。
最初っから通してやってみたら何とそれが本番だった!!(驚)

まあ終わればいいのよ、終われば・・・

さっさとステージを降りるワシの電話が鳴った。
みれば三科さんの電話である。

「もうやめちゃっていいですか?演奏出来る状態じゃないんです」

ワシは急いでサブステージの方に向かった。
気が気でなかった。
何せあの状況は「サブステージ」でも何でもない。
単なる「ホテルのハコバン」なのだ・・・

せっかく今までキツいスケジュールながら楽しんでやって来てくれたのが、
この一発で全て台無しになってしまったらワシは皆さんに合わす顔がない・・・


緊張しながら現場に着いたら大高さんがワインを飲みながら座っていた。
隣で三科さんが笑い転げながら
「私もワインもらっていいですか?まだ飲んでないし・・・」

ワシはまだ事情を呑み込めてないので助手を使って機材を片付けさせならが責任者を探した。
「いや〜私たちも音響で呼ばれただけですから何もわかってないんです」

もう有無も言わさず撤収!!

ワインを飲み干さないうちにホテル側の責任者と思われる外国人がやって来て英語で「コントラクト」だの「ノーペイ」だの捲し立てるのを無視して撤収して帰る。

誰も見てないパーティー会場のみかん箱の上で、
ステージライトもなく真っ暗で譜面も見えない状態で演奏が出来るわけがないのだ。


「取りあえずメシを食おう!!」
会場近くのレストランにとりあえず案内する。

道々三科さんはまだ笑いこけていてハイになっている。
「ファンキーさん、もうダメ!!今日また大高さんと2人部屋だったら朝まで笑いこけて寝れない!!」

聞けば、着いてとりあえずサウンドチェックをしてたらホテルの人に
「マスク取りなさい!!」
と怒られる。

サウンドチェックでマスクしてちゃダメなの?と取りあえずマスク取ると、
今度は「6時半に客入れなんだから今頃何やってんの」と怒られる。

「来たのが6時半過ぎてるんですけど・・・」
と思いながら「とりあえず音が出ればいいや」と即終了!!

「何時からやるんだっけ?」
と音響スタッフに聞くと、ある者は「7時から」と言い、ある者は「7時半」と言い、
うーむどうしたもんか・・・と思ってると、
「何やってんの!!早く演奏しなさい!!」
とホテルの人間にまた怒られる。

「じゃあ演奏しましょう」と思ったら客は全部セレモニーに行ってしまい人っ子一人いない。

「じゃあ待ちましょう」・・・と客が帰って来るまで待って演奏を始めると、
最初のインストの段階で誰かがステージに上がって来て、
「何やってるんだ!!ボーカルはいないのか?!!早く歌を歌え」
と言う。

大高さん、すぐさま納さんに「終わるからね」と叫んでインスト終了!!
すぐさま三科さんの歌モノを演奏し始めるが、
その頃にはもう野外である中庭は真っ暗。
ステージライトもないので譜面は全然見えない。

また譜面台がないので椅子をステージに置いてそれを譜面台代わりにしているのだが、
もうそれでも暗くて全然見えないのでベースソロを弾きながら窮屈に身体を折り曲げて譜面に目を近づけて一生懸命譜面を見ようとしているその姿が三科さんのツボに入ってその後すーっと笑いこけているというわけだ。

また屋外で風も強いので譜面がすぐに飛んで行ってしまう。
三科さんが自分のiPhoneを重し代わりに譜面上に置くのだが、
何せダルセーニョなどした時にはそのiPhoneの位置を動かさねばその部分が読めないのだから、
窮屈な格好で見をよじらせながらベースを弾きながらiPhoneの位置を移動する姿がまたツボに入って笑いっぱなしというわけだ。

赤ワインを飲みながら大笑いでこんな話をしている皆さんに
「いやー・・・普通これって怒るところなんですけどねえ・・・」
と言うと大高さん、
「もしこれが去年だったら絶対に出来なかっただろうけど・・・
人間力上がったのかな・・・(大笑)」

そうかぁ・・・この国で生きてゆくというのは「人間力」だったのか・・・

中国を大嫌いになる人はまずこんなことがあったら「腹が立つ」のである。
逆に中国を大好きになる人は「笑う」のである。

大高さん、既に中国にハマって来ているご様子である。

今日のお詫びに明日は昼食に北京ダック、
夕食に納さんが食べたいと言ってた四川料理をブッキングしております。
女王様の大好きな中国ワインも白酒もいくらでも飲んで下さい。

一応明日のメインステージでこのメンバーでは最終ステージです。
翌日は納さんが先に帰ってしまうので地元のミュージシャン呼んで馴染みのライブハウスでセッションしましょう。

Posted by ファンキー末吉 at:10:13 | 固定リンク

日本超級VSOP3日目:現代音楽学院にてクリニック!!

寧夏省銀川から北京に帰る飛行機も、
「それが一番飛行機代が安い」
ということで朝一番の飛行機である。

毎日ライブをやってその後毎日5時起きを強いるのはこの偉大なミュージシャン達に対して非常に心苦しいのではあるが、
悪いことにこの日は昼間に音楽学校でのクリニックも入れてしまっている。

VSOP_Clinic.JPG

電光掲示板に歓迎されながら、結局現場に着いたのはクリニック開始時刻の15分前。
満席の生徒達の目の前でセッティングをしてそのままクリニックライブ。

元々はワシではなく大高さんと納さんをメインにいろいろ語ってもらおうと思ってたのだが、
いかんせんしょっぱなに中国語で喋ってしまったので当然ながら質問は全部ワシに来る・・・

ワシの中国語力なんて知れてるのだから、
会話の流れで予想されている話題とまるで違う単語をぶつけられると脳の処理能力をオーバーしてしまって何を言ってるのか全然聞き取れなくなってくる。

「それでは何か質問があればどうぞ!!」
というクリニックの場で、
「毎月いくら稼いでるんですか?」
という質問をいきなり言われても何を言ってるのかわからんぞ!!(笑)

クリニック終了後も機材を片付けながら質問攻めにあうのだが。
用意してくれてた英語の通訳は一切役に立たず、
結局はワシが納さんや大高さんの通訳にかけずり回ることとなる。

「オルガンという楽器を初めて見て感激しました。
とどのつまりシンセとの違いというのは何なんですか*」
という質問はまあよかろう。

「それでこれっていくらするんですか?」
とか、納さんのところでは
「このベースはいくらで買えるんですか?」
とか、

中国の若者よ。そんな質問ばっかりするな!!!!!

そう言えば昨日の寧夏でも若いベーシストが、
「あのベーシストのプレイには本当に感激したよ。
僕もあの五弦ベースを買うことにしよう」
と言うので、
「アホか!!あのベースを買ったからあのプレイが出来ると思うなよ!!」
と釘を刺しておいた。


帰り道、大高さんがやけにご機嫌である。

「凄いわぁ・・・
何をやっても"初めて見た"っていう反応って日本ではなかなかないもん・・・」

そうなのだ。こちらでは「オルガン」という楽器を誰も知らないのだ。
エレクトーンもあんまり普及してないので足鍵盤すら見たことがない。

張張(ジャンジャン)にアレンジを頼んだ時、
オルガンのチャンネルにはPADと同じく棒弾きの白玉が入ってたので、
「アホかオルガンっつうのはそうやって弾くんとちゃうんじゃ!!」
と説教したことがある。

何せ見たこともないんだから奏法がわかるわけがないのだ。

「ファンキーさん、ローランドに言うからふたりで全中国ツアーしよう!!」
とご機嫌な大高さん・・・

その後に「こんな国もうイヤー!!!」と言いかねないほどの仕切りと遭遇することをこの時点でまだ誰も想像だにしていない・・・

Posted by ファンキー末吉 at:09:35 | 固定リンク

日本超級VSOP2日目:寧夏省銀川ライブ

夕べはライブ終了してそのままホテルチェックインしたのが1時を回っていたのに、
朝5時起きという過酷なスケジュールで銀川に出発!!

どうして飛行機がこんなに早いかと言うと、
同様に「朝が早くてしんどいよ」という人が多いのでチケット代が安いのだ(笑)

文句も言わずに中国さいはての地まで来てくれた日本の一流ミュージシャン達!!

VSOP_YinChuan.JPG

・・・に混じってデブのキーボード張張(ジャンジャン)がいるのは、
昨日飛び入りでセッションしたそのあまりの超絶な皆様の演奏に感激して、
「僕も銀川一緒に行きます!!」
と自腹で当日チケットを正規料金で購入してやって来たのだ。

正規料金だったらもっと楽な便があるのに・・・(笑)

VSOP_ChaoHuiRou.JPG

着いてそのまま市内で「炒烩肉(ChaoHuiRou)」を食す!!

こればかりはここに来なければ北京でだって食うことが出来ない絶品である。
既に食事の度に昼からであろうと白酒がテーブルに並ぶ風習になっている(笑)

何せ納浩一、大高清美のお二方は昨日ろライブ前のラムしゃぶで、
白酒の小瓶を二人とも一本空けてから演奏しているのだ(驚)

ステージのMCでワシが
「このふたり、白酒小瓶一本空けてこの演奏してるんですよ」
と言うと客席がざわめき立っていた・・・

その後すぐに車に揺られて沙湖に連れてゆき、砂漠で遊ぶ!!

ほぼ徹夜でこんな辺境なところまで来て遊べる体力があるというのがミュージシャンの強さだと思います。

へとへとになってホテルのチェックイン。
会場はホテルの隣のライブバー。

VSOP_YinChuanLiveBar.JPG

ご大層に垂れ幕まで作ってくれたのはいいのだがセッティングが間に合わない。
北京から連れて来たアホなアシスタントが悲鳴を上げている。

だいたいライブの前にドラムクリニックを入れようというのが間違っているのだ!!
(入れたのはワシ自身なのだが・・・)

まあ羊肉好きの納さんに是非「世界で一番美味い羊肉」を食ってもらいたかったからね。
単発でライブやって北京からの移動費とギャラを捻出するためには仕方ないのだ・・・

というわけでワシがクリニックやってる間に「手づかみ羊肉」を堪能してもらう!!

VSOP_ShouZhuaYangRou.JPG

この街出身の老呉(LaoWu)に超高級日本料理屋の寿司を奢ってやった時、
トロを食って
「美味い!!まるで寧夏の羊肉のようだ!!」
と叫んだのが記憶に新しいが、
要は脂身と赤身のバランスの問題なのだ。

地元の人間が「この部分が一番美味しいよ」と選んでくれたやつは、
確かに歯ごたえとジューシーさが一体となってトロのような食感である。

大高さんも「羊肉は太らないのよ」とパクついている。
見ればまた傍らに寧夏の赤ワインがどどんと置かれている。

「赤ワインは太らないのよ」
とがんがんに飲む女王様に突っ込める勇気のある僕(しもべ)はいません!!!

かくしてライブは終了!!
これが盛り上がった・・・

昨日のライブはどちらかと言うと「音楽好き」が集まっている。
若いミュージシャンや、「超絶プレイ」を見たいと思って来ている客層である。

ところが北京と違って寧夏省は中国でも一二を争う「田舎」である。
客は手っ取り早く言うと「酔いどれ」。

しかしその酔いどれが大高さんや納さんの超絶ソロに惜しみない拍手を送る。

30分ステージが3回というライブだったが、
1ステージ目は張張(ジャンジャン)をゲストに迎え、
2ステージ目は地元ではもう有名ロッカーである老呉(LaoWu)をゲストに迎え、
最終ステージで三科かをりさんが出て来る頃にはもう客席は完全に出来上がってしまっている。

何せその歌声が聞こえた瞬間に拍手が起こるのだ。
有名歌手がヒット曲を歌うのとはわけが違うのだ。
田舎者の酔いどれ客が、本当にその歌声に感激し、
その超絶ソロに歓迎し、惜しみない拍手を送る。

音楽は高度になれば高度になるほど、大衆から遊離してゆく。

爆風がヒット曲を連発出来なくなった時に
周りは過去にヒット曲を数曲書いているワシにプレッシャーを与えた。

「だいたい末吉の曲は音楽性が高過ぎるんだよ」
とミーティングでダメ出しされたりもした。

「俺に○○みたいなクソみたいな音楽を書けと言うのか!!」
怒ってテーブルを叩くワシに中野はこう言って諭したことがある。

「音楽性が高い低いの問題じゃない。
○○の音楽が今売れてるということは、
○○の音楽に大衆を惹き付ける魅力があるということだ。
末吉もその辺だけは否定しちゃだめなんじゃないのか?」

しかし結局ワシはその世界に背を向けて今がある。

そんなミジメな思いをしてまで音楽をやらなくたってこうしてちゃんと理解してくれる人達は世界中どこにでもいるのだ!!

これでいいのだ!!中国辺境の地は楽しいのだ!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:35 | 固定リンク

日本超級VSOP初日終了!!

Org.大高清美、Bass.納浩一、Dr.ファンキー末吉にVo.三科かをりを加えたメンバーで「日本超級VSOP」と銘打っての中国ツアー、
中国のことだからいろいろぐちゃぐちゃなのはワシはもう慣れっこであるが、
訪中2回目の三科さんはともかく初めての大高さん、納さんには耐えられるのか・・・

まあ何がぐちゃぐちゃかと言うと、
まずはその招聘元であるブルースフェスティバルがぐちゃぐちゃである(笑)

シカゴのブルースマン菊田俊介さんも招聘されているが、
「何日から何日まで」という話は聞いていても、
「何時にどこで誰と何をやるのか」ということは全然聞いてないのでワシにメールで聞いて来る(笑)

ワシだってわかんないのよ~ん・・・

この日の午後には「オープニングセレモニーの曲を演奏する」というリハーサルが入っていたので、
「まあ詳しいことはその時にBig Johnに聞けばいいや」
と思っていたが、蓋を開ければ下記のようなものであった。

25日、19:15~21:15 サブ会場のホテルのラウンジにて三科かをりのステージ
しかしその横を見るとメインステージでは同じ時間にオープニングセレモニーが入っている(驚)

「ワシはどっちに行けばいいの?」・・・
もちろんリハまでやっとるんだからオープニングセレモニーに行けということだろう。

「ほな誰がドラム叩くの?」
ホテルなんでドラムは叩けないんでドラムレスでやれ、と・・・

うーむ・・・これはお三方にどうやって伝えるべきか・・・

まあ取りあえず飲ますのだ!!食わすのだ!!
それで「中国」というのが少しは分かって来てくれた時に、
「何気なくさらっと」普通のように言えばすっと身体に入って来てくれるだろう。

問題は初中国の第一食目である。
ここで素晴らしいメシを食って頂ければ後の流れはずいぶんスムーズになるはずだ・・・


というわけでお三方が着く前に既に
「晩飯は何を食うべきか」を考えながらリハをする・・・

ブルースフェスティバルのオープニングセレモニーのためのリハなのだが、
またこのリハが段取りも何もあったもんじゃない。

何せドラムが2台、ベースがふたり、ホーンセクションが5本も入っているのに譜面ひとつ渡されないのだ。

3曲を乱暴につないだデモテープが送られては来たが、
現場に入ってみると構成も何もあったもんじゃない。

だいたいこの大人数のリハを譜面なしで行うというのが無理な話なのだ・・・

BluesFesReh.JPG

みんな勝手に耳コピしてるから好き勝手なコード弾いとるし、
ブラスに至っては誰も譜面を書いてないのでセクションなど吹けるわけがない!!

仕方ないのでドラマーのくせにワシがコードを確認し、
ブラスに口ずてでフレーズを伝授する。

何故ワシが呼ばれたかわかったぞよ・・・


さてリハが終わって初日のライブ会場に行って、
ひとりドラムをセッティングしながらお三方の到着を待つ。

ちなみに三科さんはお二人とは初対面。
飛行機の中で譜面を渡して、それを初見で演奏しようと言うのだから
いくらワシでもこのお二方でなければこんな無茶振りは出来ない。

これが日本だったら「なるだけリハをやりましょう」となるのだが、
着いたら「とりあえず音が出たらすぐメシに行きますからね!!」(笑)

飛行機の到着が遅れ、飛び込みで会場に入ったお三方、
持ち込みシンセの電源コードを忘れたりトラブルはあったが、
まあこの国はトラブルがある方が当たり前なので「なんとかなる」のである。

第一食目のメシは考えたあげく「ラムしゃぶ」!!

VSOP_ShuanYangRou.JPG

これだととりあえず辛いものを食べれない人も大丈夫!!
いきなり辛いもので腹壊されても困るからね。

「ワインはないの?」と赤ワイン好きの大高さん。
でも「ラムしゃぶには白酒ですよ」と言うワシの勧めに従って、
納さんと共に二人とも小瓶の白酒を注文し、
何と食い終わる頃には二人ともそれを全部飲み干している(凄)

これはワシがステージのMCで言ったところ会場がざわついたほど凄いことなのである・・・

「この人たち、白酒を一本空けてこの超絶な演奏をしてるのか?!!」
本番は全て初見のぶっつけ本番なのにライブは大盛り上がりで幕を閉じた。

2回目の三科さんは経験があるのでいいが、
「こんな音楽がウケるの?」と不安げだった納さんと大高さんにはライブ前にこう言って安心させていた。

「ブワーっと弾きまくってドピャーっと叩きまくって、
フンギャーとシャウトしまくればドッカーンとウケますから!!」

ライブが終わってワシは胸を張って言った。
「ほらね、ウケたでしょ(笑)」

「私もうこっちで活動する!!
日本なんてもうダメ!!こっちはこれでいいんじゃない!!」
と大高さん。
とっくにこちらの仕切りの悪さのことは忘れてしまっているようだ(笑)

よしよし、これでこのツアーも楽しくなるだろう。
今晩は3時間しか寝れずにそのまま5時起きで寧夏省に飛ぶのだが、
今のところクレームが出る状況ではなさそうだ(笑)

寧夏省では美味いもんバンバン食って頂いて、
「中国らしさ」をもっと満喫してもらおう(オー!!)

Posted by ファンキー末吉 at:08:17 | 固定リンク

2012年5月22日

友遠方より来たりて仕事これ手につかず・・・

中国と日本のメンタリティーの一番大きな違いは「友達」という点ではあるまいか。

社会主義の影響か、中国では
「遠方から友が来ますんで仕事休みます」
というと大概通ってしまう。

上司も「それやったらしゃーないな〜」ということで平気で休ませるし、
それが1週間とか続いて、
「お前一体何が起こってんねん!!早う仕事に来んかい!!」
となっても、
「いや、とっても遠いところなんですよ。しかも外国」
とかなったら、また「しゃーないな〜」になってしまう(笑)

ワシはいわゆる
「仕事のためなら家族も犠牲」
みたいなちゃきちゃきの日本人の性格なのであるが、
ここは北京なのである!!
昨日はタイ、一昨日はミャンマーにいたがここは中国なのである!!

そう、中国らしく今日の今日までそんなことは全く忘れて南国で一日5食と毎食ビールの生活をしていたが、
しかしもう明日が本番なのである!!ぼちぼち段取りを決めねばならない。

とりあえず明日23日は愚公移山っつうライブハウスでライブ。
24日は寧夏省に行ってライブ。
25日は戻って来て昼間音楽学校でライブしてブルースフェスティバル。
26日もブルースフェスティバル(やと思う)
27日は納さんは日本に帰って残りで両個好朋友でライブ

ということは決まっているのだがその詳細はどれも未定である。

探したらポスターがネットで出回っている。

YuGongYiShanPoster.jpeg

ふむふむ、夜の9時半開始なのね・・・

三科さんの名前がないのは、
ブルースフェスティバルで彼女を招聘したBig John
「フェスティバルの前に彼女が北京で歌われては困る」
と言うからである。

日本人的にはこれを杓子定規に取るが、
「要は名前が出なければいいんでしょ?」
ということで「名前を出さずに歌う」ということで話がついている。

この辺が「中国」である。

そして「北京」でなければフェスティバルの前でもいい、
というわけで24日には「北京以外の場所」ということで寧夏省をブッキングしている(笑)

ポスターがあった。

2012YinChuanJazzNight.jpeg

ふむふむ・・・これはきっとワシのバンドとして出演するのじゃな。
そう言えばその前にドラムクリニックやってくれと言うとった・・・

次の日帰って来てからはワシの仕切りではないのでBig Johnに任せておけばいいだろう。
明日はフェスティバルのオープニング曲のリハだとか何とかでリハーサルに呼ばれているのでその時に本人に聞けばよい。

問題は、まず差し当たってのこの2日間の「美味い飯」である。

これだけのメンバーをギャラで呼んだら大変な額になるが、
みなさん「美味いもんをご馳走しますんで」ということで手弁当で来てくれている。

ワシは命懸けで美味いもんを食わせねばならんのじゃよ!!!!!

というわけでみなさんの到着時間を調べてみると午後16時半。
リハをやってるのでワシは空港まで迎えに行けんので若い衆をブッキングする。

「お前、車手配してこれ持って空港に迎えに行け!!」

KuukouPickingup.jpeg

いや〜これほど完璧な手配が出来るのは日本人だけやな、よしよし!!

というわけで入り時間等の打ち合わせをしてたが、
16時半に飛行機が着いたら会場にはやっぱ18時は過ぎるなあ・・・
21時半からライブが始まるとしたらその間4時間のうちにサウンドチェックもしてリハもしてメシも食わねばならない・・・

うーむ・・・リハはええか・・・2時間メシに取ろう!!
飛行機が遅れたらサウンドチェックもなしで直で東直門の鬼街に来てもらおう・・・

ライブが終わって暴飲暴食してもらいたいところだが、
次の日は朝5時に起きて寧夏省に飛ばねばならんのでここは我慢でゆっくり寝てもらおう。

そして7時の飛行機に乗って10時に着いて(国内なのに遠っ!!)、
そのまま沙湖に遊びに連れてゆく!!

問題は「メシ」である。
観光地のメシって高いだけで決して美味くはないのよね・・・

よっしゃちょっと遠回りになるが、まず銀川市内に行ってメシ食ってから沙湖に行こう!!
午後はホテルでゆっくり休んでもらってリハは・・・まあええか・・・

ワシがドラムクリニックを先にやっとくのでそれが終わるぐらいに来てもらえば・・・

よっしゃ、次は楽器の手配やな、
「おーい!!ワシの機材全部梱包して準備しとけよ!!」
とアシスタントに言った途端、嫌なことを思い出した・・・

ワシの機材は年末にパスポートと共に全部盗まれたやないの!!!

うーむ・・・こりゃ今晩じゅうに全部システムを新しく作らないかんのやな。
データ残っとるかなぁ・・・確かバックアップしてたと思うけど・・・

ま、なかったらなかったで何とかなるか・・・(笑)

つづく・・・

Posted by ファンキー末吉 at:22:01 | 固定リンク

ミャンマー街角フォト

MyanmarSulePagoda.jpg

ミャンマーはいろんな寺院で有名なだけあって仏教国である。
街の真ん中にはワシでも知ってる何たらいう寺院が(知らんやないかい!!)どどんとそびえている。

僧侶は基本的には物を作ったり売ったり生産的なことを一切しないので「托鉢」によって生きる糧を得る。

物乞いとは基本的に違うのだ。
彼らは自分の人生をかけて世の中すべての人の幸せを願い、
自分が一生懸命修行してそれを実現しようとする。
市民は世俗の生活に追われてそれが出来ないから、
せめてその活動を応援することによって救われようというわけだ。

それは子供とて同じである。
この子達はそれに一生を捧げて生きてゆく。

MyanmarBuddistKids.JPG

それでも世界にはなかなか平和は来ない。

裕福な人はますます裕福になり、
貧しい人はますます貧乏になる。

MyanmarKeiyakuseiritsu.jpg

居酒屋「勝」のミャンマー店は先日ついに大家さんと契約を締結し、
今日から内装工事に着工したが、
この大家さんの家に現金を持って契約しに行ったのだが、
それが高級車が何台も停まっている大屋敷で、
召使いを何人も使って育ったそこの坊ちゃんもいれば、
家もなく家族で路上で物を売って夜はそこで寝ているような子供もいる。

MyanmarStreetKids.jpg

でもこの子達が不幸せなのかというとそうではない。
人の幸せなんて「物質」が決めるものではない、
「精神」が決めるものである。

北朝鮮だってどこの国だって、人々はたくましくしたたかに生きている。
寒い国に比べて暑い国の人々はのんびり暮らしているように見えるのは気のせいだろうか・・・

MyanmarObachanSleeping.jpg

市場のおばちゃんは店先でぐっすり熟睡していた(笑)
まあホンマにむっちゃ暑いから仕方ないわな・・・

MyanmarBeer.jpg

暑い時にはビール!!

初めての土地に行くと必ず現地のビールを飲む。
日本食には日本のビールが一番合うのと同じように、
現地の食事には現地のビールが一番合うのだ!!

MyanmaCurry.JPG

一番美味かったのがこれ!!ビルマカレー!!
野菜は各テーブルのどどんと置かれ、カレーのルーだけを持って来て食す。
美味!!

MyanmarFood.jpg

朝の散歩の時に路上の屋台でふらりと食ってみた得体の知れない食い物。
ビーフンに何やらドロドロした液体をかけて食うのだが、
それがタイのナンプラーみたいにえらく魚臭い!!

しかしまあそれに唐辛子をかけて食うとなかなか美味で、
まあ世界中こんな屋台で現地の食い物を食って腹を壊さない自分が我ながら凄いと思う(笑)

MyanmarIceCreamShop.JPG

現地のアイスクリーム屋さん。

ここのマンゴーアイスクリームが絶品で、
ふつうシャーベットのように作るのだろうがこれが完璧に「アイスクリーム」。
ここの店だけのオリジナルの味だそうだ。

困るのはご覧のようにミャンマー語が独自の文字を使っているためメニューが全然読めないのだ。

数字もアラビア数字もあるけれどもミャンマー文字で書かれていたりするので値段もいくらか全然わからない。
まあ日本のメニューが全部漢数字で書かれてたら外国人には一切読めなくなるのと同じである。

MyanmarObachan.jpg

市場を歩いてたら地図とか切手とか昔の紙幣とか売っているおばちゃんがしきりに声をかけてついて来るので一緒に写真を撮った。

女性はこのように顔に泥みたいなのを塗っているのを街でよく見かけるが、
聞くところによると日焼けなどお肌が荒れるのを防ぐ効果があるらしい。

実際お肌はすべすべになるのだと言うが、
四六時中これを塗って生活しているのだったら別にお肌がすべすべになっても仕方がないと思うのは男の野暮な考えか・・・(笑)

MyanmarOneWay.jpg

どこの街にも不思議な光景はある。
この道路は真ん中に中央分離帯があるのに何故か一方通行で両方同じ方向に車が走る(笑)

MyanmaDoCoMo.JPG

「DoCoMo」という名の携帯ショップ(笑)
まあアジアはどこ行ってもバッタもんがあります・・・

まあこんなのはテレビの投稿ネタみたいなもんなので置いといて、
スーチーさんが開放されてまだ日が浅いが、
もうスーチーさんの公式グッズショップがオープンしていた。

MyanmarSucchiGoodsShop.JPG

去年では考えられないことである・・・
Tシャツを数枚購入させて頂いた。
お土産で配ろうか店で売ろうか・・・(笑)

さて、ワシらが投宿しているホテルの近くには映画館がとても多く、
街角にはいろんな映画のポスターらしきものが貼られているのだが、
よくわからんがやたらとヘビと絡んだポスターが多いのは国民性なのだろうか、
もしくはそれとは全然関係ない「流行り」なのだろうか・・・

MyanmarMoviePoster1.jpgMyanmarMoviePoster2.jpgMyanmarMoviePoster3.JPGMyanmarMoviePoster4.JPG

そして最後に街のど真ん中に掲げられているどでかいポスター!!

MyanmarRockBand1.jpg

「Rock On」と書かれているんだからこりゃどう見てもロックバンドだろう・・・

これもそう!!

MyanmarRockBand2.JPG

ミャンマーのロックバンドと言えば20年前にイベントで一緒になったことがある。
当時は黒豹などアジアのロックバンドと一緒にいろいろイベントがあったからなあ・・・

これがそのバンドなのかどうかはわからないが、
どうもミャンマーはロック、しかもちょっとヘビーなロックが流行っているという噂である。

これは居酒屋「勝」の3階は是非Live Barにして欲しいものだ。

7月末にオープン予定!!
これはミャンマーが熱く(暑く?)なりそうな予感である・・・

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2012年5月20日

ミャンマーでドラムをぶっ叩く!!

全世界どこに行っても初めての国ではまずドラムを叩く。
これファンキー末吉流「世界平和」である。

アメリカ、イギリス、東ドイツから始まって、
アジアは中国、韓国、北朝鮮、タイ、マレーシア、シンガポール、そして今回ミャンマーと、
ドラムを叩かなかった国を挙げる方が難しい。

音楽は国境を越えるとはよく言ったもんで、
ボーカルだと言葉の壁があるし、
楽器だとそれがないので容易に国境を越えることが出来る。

但し相手がどんなジャンルのミュージシャンかどうかは定かではないので、
とりあえずは全てのジャンルの音楽を叩けるようになっておかねばならない。

ロックにはロックの様式美があり、
JazzにはJazzの複雑な「規則」がある。
でもそれさえ熟知していればどんなところに行ってもスティックひとつ(厳密にはふたつ)さえあれば交流出来るのだ!!

というわけでさっそく
「どっかドラム叩けるとこない?」
と美冬嬢のダンナ様に言ってみる。

彼が連れて行ってくれたところはバンドの入ったホテルのバー。
バンドメンバーとは皆友達のようだ。

懐かしい・・・
北京に最初に行ってドラムを叩いたところがこんなところだった。
フィリピンバンドが演奏しているそのバンドに入って何曲かドラムを叩いた。

その時のドラマーのドミニクはまだ北京にいて、
相変わらずいろんなバーでドラムを叩いてフィリピンにいる家族に仕送りをしている。
10数年も北京にいてまだ中国語も喋れんけどね(笑)

「どんな曲を叩きたいの?」
と言われるので
「Any music OK!!」
と答えておく。

こちらのジャンルに相手を合わせてもらうようじゃなかなかこんなセッションは実現しないのだ。

どんな曲が始まるかわからんが、
とりあえず彼が
「ワン・トゥー・スリー」
とカウントを出せばそのテンポでドラムを叩けばよい。

あとは音が出た瞬間にどんなジャンルかを見極め、
「そんな感じ」で合わせてゆけばよい。

キメとかあってみんなが一斉に止まっても、
ワシだけがそれを知らないもんだから止まれなくたってくじけちゃいけない。
ハミ出したらハミ出したで逆にオカズなどで埋めてしまうのだ!!

セッションなどとどのつまり萎縮したらおしまいなのだ。
萎縮しないためにどんなジャンルにも対応する知識とテクニック、
そして「場数」が必要になるということだ。

特にアジア諸国でのセッションなんて恵まれた状況なんてアテにしてはダメである。
とにかく叩く!!そしてちゃんと終わる!!
そしたら一緒にやってるメンバーには何かが伝わるものなのだ。

それを「ミュージシャンシップ」と言う。

ワシが全世界あらゆる国で築いて来たのはその「ミュージシャンシップ」に他ならないのだ。

今までハコバンちっくに演奏していたプレイヤーの「音」が変わる。
終わった後のミュージシャン達の態度が変わる。
踊りに来てただけのミャンマー人おばちゃんの反応が変わる。

それだけでワシは満足なのよ~

映像UP出来たらUPしてみるけどネット環境悪いから無理ならまた出国してからね~

1曲目:知らない曲

2曲目:カムトゥギャザー(ビートルズ)


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2012年5月19日

ミャンマー着!!ネット接続や闇両替との戦い!!

噂通りミャンマーのネット環境はよくない。
空港でSIMを売ってたので買おうと思ったが、
どのSIMもネットにはつなげないというのであきらめた。

噂によると最近ネットにつなげるSIMが発売されたと言うが、
その値段は日本円で3万円と高く、
それでもどこも売り切れで入手困難である。

ホテルのネットは部屋にはなく、ロビーにWi-Fiが飛んでいるのだが、
その速度があまりに遅くて使えない。

現地の比較的速い速度であるというネットカフェに行って、
そのWi-Fiのパスワードを500円で買って試してみたら何とかツイキャス配信が出来た。
見てた人の書き込みによるとぶれた静止画が紙芝居のようにペラペラ変わるだけのレベルらしいが・・・

まあ週刊アスキーの担当者が見ていて
「ミャンマーからツイキャスは日本初、ひょっとしたら世界初ですよ!!」
と書き込んでたのでとりあえずよしとしよう・・・

またチャンスがあったら配信します。
こちらにて)


さて街に繰り出す。
経済制裁を受けている国にしては物が豊かである。
北朝鮮もそうだったが、
世界中が一生懸命経済制裁をしようが中国がどんどん物を流すので意味がないのである・・・

しかしいくら警備だとは言え街中に銃を持った警備員がいるのはいかがなもんか・・・

MyanmarKeibiin.jpg

でもスッチーさんは噂通り国民には大人気らしい・・・
(ノートブックの表紙はスッチーさん)

MyanmarSuchi.JPG


さて、まずは闇両替屋を探さねばならない。
ホテルや銀行ではドルやユーロしか扱っておらず、
日本円や人民元の両替は闇両替に頼るしかないのだ。

ホテルの近所のマーケットを歩いていると日本語が堪能な男の子が声をかけて来る。

MyanmarMarket.JPG

彼に連れられて行ったところはマーケットの中の普通の商店。
その店が闇両替をしてくれるのであろう、
彼は流暢な日本語でレートを交渉。

Kさんは「ネットで調べたレートより安い」と言うと、
「ここはヤンゴンね!!これはヤンゴンのレートだから仕方ないね!!」
と反論。

いくつか別の闇両替屋も行ってみたがまあどこも似たようなもんだったのでとりあえず数万円ばかし両替!!
1万円が10万ミャンマーチャットで、最高紙幣は千円程度なので札束がどんと来る。

数えるのが大変である・・・
相手はその間それが偽札かどうか調べるのが大変である・・・

MyanmarSatutabaCheck1.jpg


かくして現地の美冬嬢と合流、新店舗となる物件をチェックに来る。
彼女はKさんと一緒にミャンマーに店を出す長谷川さんの従姉妹で、
ミャンマー人に嫁いで言葉も達者な美女である。

MyanmarTenpoCheck.JPG

物件は3階建てで非常に広く、
3階スペースは住居にしようとか言ってたので、
「いや、ここはライブが出来るようにしてLive Bar X.Y.Z.→Aの支店にするのじゃ!!」
と強く押す!!

八王子でライブをやったミュージシャンはバンコクの店でライブをやって、
そのままミャンマーでライブをやって、
帰りに上海に寄ってライブをやって帰ればよい。

もしよければそのまま数ヶ月居残ってくれてもよいが・・・(笑)


そのまま一行は電気街にある楽器屋に向かった。
音響設備も楽器も品揃えが豊富である。

MyanmaGakkiya.JPG

ライブをやるからこの楽器屋に来たのかと思ったら大間違い!!
実はここは美冬嬢のダンナ様の友達で、
日本から楽器を輸入しているので多額の日本円を闇両替出来るというのだ。

開店資金として持って来た日本円を両替したら何とこのむちゃくちゃな現地紙幣の量!!

MyanmarYamiryougae2.JPG

数えるのも大変である・・・

MyanmarSatutabeCheck2.JPG

運ぶのも担いで運ぶ・・・(笑)

MyanmarKatsuidehakobu.jpg

続く・・・

Posted by ファンキー末吉 at:22:55 | 固定リンク

なぜか(やっぱり?)ミャンマーへ・・・

本当はミャンマーに着いてから「ミャンマーなう」とか言いたかったのだが、
どうもネット事情がそんなによくないらしく、
ネットが出来る現地のSIMも入手困難だと言うし、
海外パケ放題も出来なさそうだし、
まあバンコクの空港でヒマなので先に書いておこうということである。

しかし好きやなぁアジアの共産国(笑)
いつになったら北京に帰れるのだろう・・・

Posted by ファンキー末吉 at:07:39 | 固定リンク

2012年5月18日

タイプロジェクトの思い出

タイは大好きな国のひとつである。

最初に来た時は爆風スランプのアジアツアーの時、
まあSONY所属の「おもしろ系」バンドの先駆けとしてデビューした爆風スランプを使って、
SONYが「何かもっとおもろいことは出来んか」というわけでブッキングされたツアーである。

中国のことわざで
「后上船者先上岸(後から船に乗った者は先に岸に降りる)」
というのがある。

文字通りSONYは
「こんなバンドがデビューして売れるのか?」
というところから始まって、
まずは爆風スランプで実験をしてから、
成功した部分は後の聖飢魔II、米米クラブなどに使い、
失敗した部分はそのまま爆風スランプの失敗として笑って飛ばした。

このツアーは「無理だ決定版」のプロモーションビデオを撮影するという部分で会社としては何とか元をとったが、
まあ後続のバンド達が続いてないところを見ると明らかに「失敗」である。

でもこのツアーをコーディネートした香港のSam JoeとQueenyは、
その後ワシのなくてなならないブレインとなり、
それは彼らがアミューズ香港の責任者となってその後アミューズと対立してやめた後もずーっと続いた。
(最近会ってないけど元気かな〜)

タイでの受け入れ先であるタイSONYの社長であるピーターガンは、
その後ワシのタイプロジェクトで再会し、
その後タイポップスのリミックスなどいくつか仕事をした。

SONYが、爆風スランプが捨ててしまったこのプロジェクトは、
形を変えてワシだけの人生に大きな基盤を作ってくれたのだ。


時は流れて15年、
2000年になってアミューズをやめたひとりの社長がタイでTSUTAYAを立ち上げたところからこのタイプロジェクトは始まる。

どんなサバイバルな環境でも仕事が出来るプロデューサーということでワシが選ばれた。
何度もバンコクに呼ばれ、
その度に音楽を演奏しているレストランに連れて行ってもらった。

その中で一番感激したのがここである。

アメリカ人(やったか?)ミュージシャンがタイに来て大好きになり、
現地の女性と結婚してこの店を始めたと言う。

2000人は入れるだろう巨大な店内にこれまた巨大なステージがあり、
その当時は2部構成で第一部がそのオーナーのステージだった。

今で言う「ワールドミュージック」かな、
現地の民族音楽をふんだんにつかった彼の音楽が非常に心に残った。

ワシが中国に傾倒し始めて「五星旗」を結成し、
Jazzとロックと中国民族音楽の融合を試みたように、
彼の音楽には溢れんばかりのタイへの愛情がにじみ出ていて非常に心を打った。

第二部は歌謡ショーになっていて、
特に後半の現地の民族音楽「ルークトゥン」で客席が総立ちになって踊り狂う姿には涙した。


日本人、特にワシの時代から後の人間は民族教育を受けていない。
生活は全てアメリカナイズされて聴く音楽はアメリカの音楽ばかりである。

前の嫁(中国人)が、五星旗の資料としてワシが聞いていた民族音楽を聞いて、
「これどこそこの何々よね」
と言ってたのにびっくりした。

「だって自分の国の民族音楽じゃない。日本は学校で習わないの?」

習わないわけじゃないだろうが明らかに馴染みは薄いな・・・
中国人と違ってミュージシャンであるワシでさえ日本の民族楽器である琴や三味線や尺八を演奏したことがない。

中国に行って「ドラマーです」と言うと
「そうですか。あなたの叩く日本太鼓を聞いてみたいわ」
と言われた時は絶句した。

我々日本人は自分の民族楽器さえ演奏したことがないのだ・・・

ポップスに積極的に民族楽器を取り入れようとすると
「奇をてらってる」
と感じる人がほとんどの日本と違い、
中国ロックの創始者「崔健」は、
「どうして君はロックに中国の民族楽器を多用するの?」
というワシの質問に対して不思議そうに
「どうしてったって・・・そりゃ俺は中国人なんだ当たり前だろ?」
と言い放った。


そんなこともあってワシはこのアメリカ人オーナーのステージにとても心躍った。

十数年振りにやって来たこのレストラン
平日だと言うのに相変わらず客は満席だった。

ThaiTawandang1Stage.JPG

残念ながら彼の音楽は1曲だけですぐにカラオケのステージとなってしまったが、
第二部はもう歌と踊りのミュージカルの域まで来ていてびっくりした。

ThaiTawandang2Stage.JPG

今夜もまた現地の人達と行く予定である。
しこたまビール飲んでこう言おう。

こんなパフォーマンスレストランをやるなら何ぼでも力貸しまっせ!!

私をまたタイに連れてって〜!!!

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2012年5月16日

何故かタイ・・・

ワシは中国への渡航チケットは北京で購入している。
人民元を稼ぎに行くわけだからその費用は人民元で出すべきだというわけで北京発東京往復をブッキングするわけだが、
日本から中国に入る時には帰りのチケットのブッキングがちゃんとなされてないと入国出来ないことがあるというので大変である。

またこれが年末にパスポートを盗まれて日本に帰れなくなり、
便を変更、ということは行きの便を変更ということで、
チケット自体を一度キャンセルして取り直したりいろいろ大変である。

そんなこんなで今回の中国への渡航は北京への戻り便がうまく取れなくて上海行きということになってしまっていた。

まあ上海にはLive Bar X.Y.Z.→AのオーナーでもあるKさんの店があるので、
そこで飲み食いも出来れば自宅に泊めてもらえるので楽である。

上海に着いて、まあしこたま飲んで次の日にでも事故で有名になったあの新幹線にでも乗って北京に帰ればいいやとばかり成田に出発した。

八王子から成田までがまた大変である。
この日は中央高速が大渋滞ということで中央線と成田エキスプレスを乗り換えて成田に着いた。

予約していたデルタ航空のカウンタに行くと、
「この便がオーバーブッキングのため、
中国国際航空の便に変更して下さるお客様を募っております」
と言われた。

別にええよ、急ぐ旅やなし・・・
中国国際航空やとANAのマイレージもつくしな・・・

カウンターで待たされること少々、
中国国際空港のチケットと共にクーポン券が渡された。

「この400ドルのクーポン券は1年有効で、
次にデルタ航空をご利用になる時に提出して下さい」

ふっぎゃー!!これむっちゃええやん!!!

まあ但し旅行会社がチケットを取る時には使えずに、
必ずデルタの窓口に自分で連絡をしてチケッティングせねばならないと言う。

ええやんええやん、400ドルもくれるんやったら・・・

というわけで上機嫌で中国国際航空に搭乗し、
Kさんの店で焼酎を飲みながら考えた。

「どうせこのまま北京に帰らないかんからなあ・・・
それやったらこのクーポン使ってどっか第三国に行って、
そいで帰りの便を上海ではなく北京戻りにすればバッチシではないか・・・」

そいでもって成田空港でタイ料理を食ったのが悪かった。

「久しぶりにタイに行きたいなあ・・・」

それを聞いたKさん、
「バンコクにうちの支店がありますよ。一緒に行きますか?」

「うちの支店」と言うからには即ちLive Bar X.Y.Z.→Aの系列店というわけである。
何せKさんの店はどれも内装からメニューからとても似ているのだ。

よっしゃー!!!

というわけで翌朝いそいそと上海のデルタ航空に出向いてゆく。
クーポン券をどんと出して、
「今日か明日かバンコクに行く便はあるか?」
と聞く。

さすがは中国、お姉ちゃんの態度はすこぶる悪いが便はあるらしい。
同じ会社でも成田のお姉ちゃんとは雲泥の差である。

「便はありますよ〜1万8千元になります」

ふんぎゃー!!そんなに高いの?!!
ひょっとしたらディスカウント効かんから正規料金っつうこと?・・・

「上海ーバンコクは高いのよ。
あんたこのクーポン使うんだったら東京から、
アメリカにでもどこにでも行く時に使ったら?
どうせ1年有効期限があるんだから」

ぶっきらぼうなお姉ちゃんの言い方に思わず大きくうなずいてしまう。

とぼとぼとデルタ航空を後にしながら考える。
一度モードがタイ料理になってしまったらなかなか元に戻せないのだ・・・

「ほな僕が金出しますから一緒に行きましょうか?」

Kさんが突然天使のようなことを言い出した。
ちょうど翌日の便でバンコクに行く予定だったらしく、
ついでにワシの上海ーバンコクー北京のチケットも手配してくれたのだ。

凄いぞKさん!!

というわけでワシは今バンコクにいる。
本場のタイ料理をたらふく食って、
ホテルの部屋で仕事をする。
北京に残してあるテレビドラマの音楽やらいろいろ・・・

「ほな家で仕事してても変わらんやろ!!」
という嫁の声も聞こえてきそうだが、
これでいいのだ!!本場のタイ料理が美味いのだ!!!

Posted by ファンキー末吉 at:18:15 | 固定リンク

2012年5月14日

香港のお仕事

香港のプロデューサーJAMESから仕事の依頼が来た。

JAMESと言えば「アワビ」の話が仲間内では有名であるが、
この話をブログにUPした時には彼の奥さん(日本人)から
「香港の日本人学校の父兄にもファンキーさんのブログ見てる人がいるんですからね!!」
とこっぴどく怒られた。

というわけでリンクを一応貼ってはおくが、
香港の日本人は決してこれをクリックしないように!!

などとアホな話は置いといて、
今回は、彼がプロデュースして大ヒットした男性デュオ「SHINE」が復活するというのでそのリズムレコーディングをワシと和佐田に頼まれたというわけである。

「香港のモーニング娘」こと「Cookies」や、「香港のKINKIキッズ」こと「SHINE」や、
果てはウルトラマンの香港での主題歌とか、
いろんなレコーディングに必ずワシらX.Y.Z.→Aリズムセクションを呼んでくれて感謝感謝なのだが、
奥さんに言わせると、
「いえいえ、この厳しい香港の音楽業界の中で、
こうして少しでも特色を出さないと生き残っていけませんので、
そのサウンドの大きな部分でこうしてご協力願えているということはこちらこそ感謝に絶えません」
ということらしく、まことに嬉しくすぐったし(何じゃそりゃ)である。

おかげで一時期は香港のヒットチャートはワシらリズムセクションばかりで、
広東省などに行った時も流れている香港ポップスを聞いて、
「こりゃ俺のドラムに叩き方が似てるなあ」
と思ったら自分がレコーディングした曲だったということもあった。

当時はワシらが香港にいる時に録ったり、
わざわざJAMESが日本までやって来て録ったり、
そのうちに「お任せ」で勝手に録って送ったりしてたが、
今となってはシステムが非常に発達しているので面白いレコーディングが出来る。

まず音楽のデータはMP3でネット経由で送られて来る。
それをDLしてProtoolsに取り込み、
ドラムとベースを録音する。

ここで今までと違うのが、
その模様をSKYPEで(FaceTimeでもいいのだが)つないで、
現場でJAMES自身がディレクションしてレコーディング出来ることである。

これによって今までのように、
「こんなアプローチもあるから一応録っておこう」
みたいなことが必要なくなる。

香港で一応レコーディングの模様はテレビ電話形式でずーっと見てはいるのだが、
一応録り終わったらそのデータをMP3に落としてメールで送る。

彼がそれを聞いてOKを出せばレコーディングは終了というわけである。

そして録り終わったProtoolsセッションを自分のiDiskに放り込み、
そのURLをメールで送ったらおしまいである。

問題はギャラの送金方法なのだが、
一応ワシも香港の口座は持ってはいるが、
もう10年以上使ってないのでキャッシュカードのありかさえわからない。

中国の口座に送金しても日本の口座に送金してもバカ高い手数料を取られるだろうし、
次に香港に行く時に手渡しでもらうか、
WINGに渡しといてもらって彼が北京に来た時にもらうか、
もしくはバッキーさんのように香港と日本に口座がある人に頼むか、
ようわからんがPaypalなんかも使えるのか?

この方面もどんどん進化していくなぁ・・・

もう現実的には香港だ日本だ「国境」というものはないに等しいな。
JAMESさん、更なる発展をお祈りしております!!

Posted by ファンキー末吉 at:13:16 | 固定リンク

2012年5月 8日

サンプラザ中野くん受難(笑)

中国のTwitter「微博(WeiBo)」にこんな書き込みがあった。

@史玉柱
东京大街上,有几个日本姑娘找我签名,我暗自得意,就签了。
对方接到签名后,表情怪异。
向日本友人询问才知道,日本有个著名笑星和主持人,中野先生,长得和我酷似。
找我签名的日本姑娘认错了人。
这回我的脸丢大发了,还丢到了外国。
这里附的照片是中野,不是我,但长得和我一样丑.

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訳すとだいたいこういうことである。

「東京の街角で何人かの女子にサインを求められた。
私は得意になってサインしたよ。
相手はサインをもらってちょっとけげんな表情。
日本の友人に聞いてわかったのは、
日本にはとても有名なお笑いスターで司会者の中野先生というのがいて、
私とルックスが酷似しているらしい。
私にサインを求めた女子達は見間違えたんだね。
今回私はメンツを失ったよ。しかも外国でね。
この写真は私ではなく中野です。
私と同様にブサイクでしょ」

おいおい・・・言うにことかいてブサイクとは・・・(苦笑)

次のつぶやきにはこのような写真が・・・

638b4670gw1dshxerfhcnj.jpeg

「さっき私のこの写真を撮りました。
さっきの中野先生の写真と比べてみて下さい。
どうですどのぐらい似てますか?」

うん、確かに似てるが・・・決してブサイクではないぞ・・・(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:18:53 | 固定リンク

2012年5月 5日

やっちんツアー開始!!

と言っても途中ちょっと空いて6月1日から再開ですが、
今日の「横浜club Lizard」が初日!!

やっちんのオリジナルからTHE GOOD-BYEのナンバー、
果ては(ネタバレ注意)爆風トリビュートの「それから」まで、
いろんなナンバーを演奏するわけですが、
実は一番ワシが頭を悩ませるのがTHE GOOD-BYEのナンバー。

やっぱ「バンド」っつうのは何か違うのな!!

例えばスタジオミュージシャンが録音した曲なんかだと、
まあ「ワシが叩くんならこうやな」と変えることが出来るのだが、
それが「バンド」となるとそうはいかない。

やっちん自身は
「そんなことないですよ、バンバン変えちゃって下さい」
と言うがワシ自身としてはそうもいかん・・・

何か「衛藤浩一」の顔が浮かんでしまうのな・・・(笑)

大昔ドラムマガジンでモノを書く時に、
クイーンのロジャーテイラーのことやったかな、
「別に彼は上手いドラマーじゃないけれども」
と書いた時に、編集部から鬼のように訂正が来た。

「そんなこと書いたらクイーンのファンを全部敵にまわしちゃいますよ!!」

まあクイーンどころかビートルズやストーンズのファンを敵に回す覚悟で言うが、
「ロジャーテイラーやリンゴスターやチャーリーワッツは決して上手いドラマーじゃない!!」

あ、言うてもうた・・・(笑)

例えて言うと中国の、いや今や世界的な女優さんになってしまったが、
「巩俐(コン・リー)」というそれはそれは素晴らしい女優さんがいる。

中国にハマり始めた頃、彼女の写真を部屋に貼っていて、
その後ワシの妻になることになる中国人女性がそれを見た時に、
「そんなに巩俐(コン・リー)が好きなら彼女と結婚すればいいでしょ」
とプンと拗ねて言ったのが可愛らしかった・・・

・・・と前の嫁の思い出話をしてる場合ではないのだが、
この「巩俐(コン・リー)」という女優さん、
ワシなんかは「こんな美しい人は世の中にいない!!」と思っていたのだが、
こと中国ではこのように評価されている。

「彼女は決して美人ではない。でもあの演技力は神業だよ」と・・・

同じようにワシが
「クイーンやビートルズやストーンズのドラマーは決して美人ではない」
というような発言をしたところでそのファンがワシを敵視するのはお門違いである。

彼らは決してテクニシャンではないし、
おそらくスタジオ仕事が出来るほどの多方面のテクニックは持ち合わせてない。

しかし彼らはそのバンドサウンドではなくてはならないものを作り上げた偉人である。

昔かまやつひろしさんのスパイダースセルスカバーアルバムのプロデュースをした時、
「いつまでもいつまでも」という曲の原曲を初めて聞いた。

メロディーはあんなに有名なのだが原曲を聞いたのは初めてであったのだ。

今は田辺エージェンシーの社長となっている田辺さんのドラムが、
これがまた「味」というものからはほど遠いほど「ヘタ」である(笑)

ところが平気で1拍ぐらいどっかになくなってしまっているようなその「ヨレたオカズ」が、
何度もこの曲を聞いてゆくうちに「なくてはならないもの」になってしまっているのだ(驚)

同様にBEYONDという香港のバンドのWINGというドラマーのバックをやる時に、
「真的爱你」という彼らの代表曲のオカズがあまりにイモっぽくて、
やる度に何とか自分のオカズに変えようと努力するのだが、
結局何を叩いてもやっぱそのイモっぽいオカズを越えられないので、
もう今ではあきらめてそのオカズを精一杯コピーさせて頂いている(笑)

要は既に「オカズが曲の一部になっている」のである。

音楽学校の副校長をやっていた時、
新入生にいつもこんな訓話をたれていた。

「お前ら将来音楽でメシを食いたいんだろ?
だったら分かっておいて方がいい。
それには大きく分けて2種類の道がある。
ひとつはプレイヤーとして個人で成功すること、
もうひとつはバンドで成功すること。
プレイヤーで生きてゆきたかったら腕を磨け!!
どんなジャンルの音楽の、どんなプレイでも出来るようにしておけ。
バンドで生きてゆきたかったら、
極端な話テクニックなんて要らん!!
ただそのバンドのサウンドが他の何よりもかっこいいものにしろ!!」

まあバンドは楽しいけどシンドイもんなので、
爆風スランプの時も何度も
「こんなもんやめて俺はスタジオミュージシャンとして生きるんだ」
と思ったことがあるが、
当時のプロデューサーN氏にこっぴどく叱られた。

「お前はアホか!!
全てのスタジオミュージシャンはバンドで売れたいんだ!!
どんなに一流のミュージシャンだって音楽業界にしか名前は売れてない。
バンドが売れれば全ての人がそのバンドの名前を知ることになる。
みんなトドのつまりお前みたいになりたいんだよ!!」

幸か不幸か中国に渡ってスタジオミュージシャンとなり、
二井原や橘高と和佐田とX.Y.Z.→Aというバンドをやり、
腕でもメシを食いながらその唯一無二のサウンドを墓場まで持っていこうとしている。

思えば奇異な人生である・・・(シミジミ・・・)

話がそれてしまったが、
前述の全てのドラマーはスタジオミュージシャンが出来るほどの腕を持ってるかと言うと・・・持ってない。

しかしその「サウンド」を作り上げた偉大なるミュージシャンであることだけは間違いがない。

「決して上手いドラマーじゃない。でも素晴らしいドラマーなんだよ」
というわけである。

ロジャーテイラーも、リンゴスターも、チャーリーワッツも、
WINGもそして・・・衛藤浩一も・・・

いやー今やファンキー村の末吉家の長男と呼ばれているこの男のことを褒めるのは少々・・・いやとても気が滅入るのだが(笑)、
例えば今日やった数曲のTHE GOOD-BYEの楽曲、
その中のいくつかの彼が叩いているオカズは、
やっぱ「そのオカズじゃないと」というものがあって大変である。

要は「衛藤浩一の顔が浮かんで来る」のである。

これをやられたらもうどんなスタジオミュージシャンも太刀打ち出来ない!!
それが「オリジナル」となって、どんな「カバー」も「オリジナル」を越えられないのである。

気が滅入りはするが仕方がないので(笑)一生懸命コピーさせて頂く!!(涙)

まあ衛藤浩一のことをこれだけ知っているワシとしては
「なんでここでこんな叩き方をするかね・・・」
とため息をつく(笑)

要は彼の「性格」がそうさせるのだ・・・あの性格が・・・(涙)

いや〜音に「性格」が出てしまったらもう誰もそれをマネすることも出来ない!!
大したもんですよ・・・(ため息)

えとーさんには会う度に相変わらずいろいろ説教するけど、
嫁に言わせれば「あんたはホンマにえとーさんに甘いな(笑)」とあきれられる。

世の中に「完璧な人間」がいないように、
「完璧な性格」はあり得ないし「完璧なドラム」もあり得ない。

要は好きか嫌いかということである!!

これだけ多くの人を魅了した音楽にその「性格」が大きくにじみ出している限り、
たかだか「完璧を目指している」だけの不完全なワシがどれだけ頑張ったって、
それを越えることなど出来ないのだ・・・

というわけで今回は「ワシが考えるTHE GOOD-BYE」を一生懸命叩かせて頂いている。
(あ、もちろんやっちんのソロ曲もね)

筋少と時と言い、米田渡のCCBと言い、
リスペクトとせめぎ合いというのはそれはそれで非常に楽しいミッションである。

明日はさいたま新都心 HEAVEN'S ROCK 
(さいたま市中央区上落合4-1-1)
<埼京線・北与野駅/京浜東北線・さいたま新都心駅より>

【時間】OPEN 16:30 / START 17:00

【料金】前売5,500円/当日6,000円(全自由/整理番号入場/D代別途)

【発売日】2/26(日)より

【プレイガイド】
ローソンチケット (Lコード:78352) 0570-084-003
e+(イープラス)http://eplus.jp/(パソコン・携帯)
HEAVEN'S ROCK 店頭にて販売 048-858-7251

【お問合せ】ヘブンズロック 048-858-7251

その後は6月からツアーに出て、

◇神戸公演

【日程】6月1日(金)

【会場】神戸 チキンジョージ 
(神戸市中央区下山手通2-17-2-B1F)

【時間】OPEN 18:30 / START 19:00

【料金】前売5,500円/当日6,000円(全自由/整理番号入場/D代別途)

【発売日】2/26(日)より

【プレイガイド】
神戸チキンジョージHPオンラインショップ
http://www.chicken-george.co.jp/
HPにて2/26(日)AM12:00よりチケット販売コーナーで発売開始
チケットぴあ   (Pコード:161-182)0570-02-9999
ローソンチケット (Lコード:59881) 0570-084-005

【お問合せ】
チキンジョージ 078-332-0146 / webmaster@chicken-george.co.jp 


◇枚方公演

【日程】6月2日(土)

【会場】枚方 P×9 cafe 
(大阪府枚方市町樟葉1‐4‐1)
<京阪本線淀屋橋方面行「樟葉駅」徒歩2分>

【時間】OPEN 17:30 / START 18:00

【料金】前売5,500円/当日6,000円(全自由/整理番号入場/D代別途)

【発売日】2/26(日)より

【プレイガイド】
P×9cafe 072-857-9911(16:00~21:00)にて予約受付
チケットぴあ   (Pコード:163-312)0570-02-9999
ローソンチケット (Lコード:53713) 0570-084-005
e+(イープラス) http://eplus.jp/(パソコン・携帯)

【お問合せ】P×9cafe 072-857-9911

◇名古屋公演

【日程】6月3日(日)

【会場】名古屋 ボトムライン 
(名古屋市千種区今池4-7-11)

【時間】OPEN 16:30 / START 17:00

【料金】前売5,500円/当日6,000円(全自由/整理番号入場/D代別途)

【発売日】2/26(日)より

【プレイガイド】
チケットぴあ   (Pコード:161-436)0570-02-9999
ローソンチケット (Lコード:47898) 0570-084-004
e+(イープラス) http://eplus.jp/(パソコン・携帯)

【お問合せ】ボトムライン  052-741-1620


◇東京公演

【日程】6月9日(土)

【会場】渋谷BOXX       
(渋谷区神南2-1-1)

【時間】<昼の部>OPEN 14:00 / START 14:30
<夜の部>OPEN 18:30 / START 19:00

【料金】前売5,500円/当日6,000円(全自由/整理番号入場/D代別途)

【発売日】2/26(日)より

【プレイガイド】
FLIP SIDE ONLINE TICKET http://www.flipside.co.jp
チケットぴあ (Pコード:161-336)0570-02-9999
ローソンチケット (Lコード:78017) 0570-084-004
e+(イープラス) http://eplus.jp (パソコン・携帯)

【お問合せ】FLIP SIDE 03-3466-1100


見に来れる方は是非おいで下さい!!
ベースはバーベQ和佐田、ギターとキーボードは田川ヒロアキです〜

Posted by ファンキー末吉 at:00:38 | 固定リンク