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2012年4月23日

中国の連続テレビドラマの音楽の仕事

前回「映画音楽」だと聞いていた話は実は連続テレビドラマの音楽だった。

まあ映画だろうがテレビだろうがやることは同じなのだが、
映画の長さは長くても高々2時間たらず、
テレビは1時間ドラマが30本とかその量がハンパじゃない。

まあ仲間内では
「テレビドラマなんて主題歌作ってそれを何バージョンかアレンジして、
適当にそれを散りばめときゃそれでいいのさ」
などと言われている。

そりゃそうだ!!
2時間の仕事を同じように30時間やったら死んでしまう・・・(泣)

それに30時間もあったら台本の量だけでハンパじゃないのだ!!(大泣)

ワシは外国人なのでこの「台本を読む」という仕事が一番シンドイ。
2時間の映画の台本でさえ読み終わるのに1週間はかかる。

ましてや30時間と言うと・・・(恐)

というわけで前回北京に来た時にアホのアシスタントに、
「お前が全部読んで、最終日にどんな話か要約して俺に伝えろ!!」
と命じていたのだが、
「ファンキーさん、無理です!!中国人の僕が必死に読んでも1週間はかかります」
と泣きが入った。

この方言(Fang Yan)という男、昔は全く使えなかったと思ったら、
惚れた女にかっこいいところを見せようと水深15cmの湖に飛び込んで頭を打ってから何だか少しずつ使えるようになって来ている気がするので、
ワシはいっそのことこう命じてみた。

「よし、じゃあ俺はまずDEMOを何曲か作るので、
お前が台本の何ページのどの部分に合うかを考えて、
"これはこのシーンのために作った曲です"と監督に提出しろ」

日本の映画業界は知らないが、
中国の映画音楽では「音楽監督」というのと「作曲」というのがある。

つまりこいつに「音楽監督」をやらせて自分は「作曲」だけやろうという魂胆なのである。

しかしそれ以前に彼には大きな使命がある。
「ちゃんと契約書を交わして前金を取る」
という重大な任務である。

往々にして中国で仕事を受けても、
いざ仕事を始めてみたらその話はお蔵入りして金は取れないということがしょっちゅう起こる。

実際ワシも何本かの映画音楽の仕事はギャラが未払いである。
制作会社が借金抱えてトンズラしてしまったら一体どこから金を取れと言うの?!!(号泣)

というわけで映画音楽やアルバムのプロデュースなど制作が長期にわたる仕事では必ず「前金」をもらうことにしている。

ただ、いくら中国の映画音楽界に名前があると言っても、
一緒に仕事したこともない相手にぽんと大金を払うというのも会社としては腰が重い。

だからとりあえずちょびっとだけタダで仕事をするのだ。

スケッチ程度のDEMOと主題歌候補曲、
今回はX.Y.Z.→Aの「WINGS中国語版」を出してみたのだが、
これが見事に監督の心にヒット!!

よくある話で、仕事も正式にまだ始まってないのに「直し」が来る(笑)

「ちょっと長過ぎるから短くしてくれ」
とかいう要求は方言(Fang Yan)のところで切り貼りして処理する。
そして「どうしてもそれ以上」ということになったら胸を張ってこう言う。

「じゃあ前金半分振り込んで下さい。そしたら正式に取りかかりましょう」

というわけで今回ワシが北京に来る前にめでたく前金が振り込まれた。
正式に仕事開始である!!(メデタイ)

まあここからが大変なのである。
何せ最初に彼らが言ってたのは
「上海バンスキングのようなJazzの楽曲」
だったのだ。
それがいつの間にやらメタルになってしもとる(笑)

今後もこのように言うことがころころ変わることは想像に難くない。

まあ前金さえもらっていれば後は何回直しをしようが、
「〆切」があるのはこっちではなくあっちの方なので気が楽である(笑)
本輿入れてお付き合いしましょ!!

そして最後の難関!!後金の集金!!

これはレコーディングでもそうであるが、
最終的にOKが出た音源は後金がもらえなければ絶対に渡さない!!
それまでに渡す音源にはわざとノイズを入れておくとかいろいろ工夫をこらして本チャンでは使えないようにしておく(笑)

ほんと、中国で仕事するのは、
その仕事の内容よりも「集金」の方が大変なのよ・・・(苦笑)

というわけで今回は集金も監督との刷り寄せも全部方言(Fang Yan)がやる!!
頑張れ方言(Fang Yan)!!
辛い仕事は全部お前がするのじゃ!!(笑)

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