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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2010年11月24日

ご自由にお使い下さい

昔の知り合いから突然メールが来て仕事をしている。
とある声優に曲を書いてくれと言うのだ。

「ランナーみたいなライブで盛り上がる曲」
という注文である。

日本で作曲の仕事をするのは10数年振りである。
「仕事」としてみると、「作曲」という仕事はお国柄によってまちまち。

まず中国では基本的に「買い取り」である。
作曲してそれがOKになった段階で即金でお金をくれ、
それが売れようが売れまいがそれ以上お金にはならない。

相場は人によって違うが、ワシ程度でも日本円で10万円以上はもらえ、
1曲でもヒット曲があるとその値段はもっともっと高くなる。

日本はその真反対で「印税」が全てで、曲を書いた時点では一銭にもならない。
売れたら売れた分だけ入って来て、
ランナーやリゾラバぐらいヒットするとヘタしたら小さな家ぐらいは建つ。

しかし売れなければ悲惨である。
累計で数千円、いやヘタしたら千円いかないかも知れない。

だから日本の作家は大御所になって来ると相手を選ぶ。
売れてる人のしかもシングルでなければ書かないとか、
アルバム曲だったらわざとストックの中からそれなりのを選んで渡したりすると言う。

香港や台湾ではもっとシステムが進んでいて、
基本的には「印税」なのだが、
「アドバンス」という「前渡金」をくれる。

「じゃあアドバンス1万枚分ね」ってな感じで、
1万枚以上売れたらそれ以上の印税をもらえるし、
それに満たなくてもそのアドバンスはお返ししなくてよい。

まあ作曲という仕事は
「お金のために」やってると思えばこんな世知辛い仕事もないので、
ドラムもそうだがワシは「自分の表現」のためだと思って一生懸命やらさせて頂いている。

「ランナーみたいな」という発注なのだからそれなりに一生懸命考えた。
何をもって「ランナーみたいな」と感じるかは人によって違うが、
ある人はサビのキャッチーなメロディー、
またある人はあのドンパンドンパンというリズムパターン、
など様々なのだが、ワシ自身にとってはあの無茶な転調がイメージとして強い。

キャッチーなメロディーを作って、
それを無茶な転調で持って行って、
そしてリズムもドンパンドンパンのあのリズムにすれば極めつけなのだが、
あいにくドラマーとしては個人的にあのリズムは嫌いである。
やってて楽しくない。
だからとりあえずリズムパターンだけは変えて簡単なDEMOをお送りした。

返事が来た。

1、テンポ感を速めて欲しい
2、音数をもうちょっと詰め込んでほしい
3、もっとライブでノレる感じ

ではということで返信を返す。

1、テンポ感というのはテンポを上げればよいですね。
2、メロはもうちょっと詰め込んでみましょう。
3、ライブでのれる感じというのはメロというよりはアレンジの問題ですね。
ちょいと手を加えてみます。

ということでそこで初めて「アレンジ」という作業も加えてみる。

こんな感じ

アレンジは今は日本で相場がいくらなのかわからないが、
中国だとやっぱ10万円以上はもらえるので、
結果いくら稼ぎ出すかわからない「作曲」という仕事に、
その楽曲が採用されたら別の人に発注がいくだろう「アレンジ」という仕事も加えると「仕事」としては非常にロスがあると感じるのだが、
まあ楽曲が採用されて初めて「仕事」なので、
まあ四の五の言わずに頑張らせて頂く。

1、テンポを上げました(120から135)
2、字数を増やしました(サビのみ)
3、サビ始まりにしました。
4、ライブでノレるようにリズムをアレンジしました。

まあ「自分の音楽」としてはこれで「完成」である。
我ながら「よく出来た作品だ」とまで思っている。

返事が来た。

デモ確認しました。
全体的にメロは良い感じですが、ノリが重すぎるような感じです。
基本アイドルソングなので、「足踏み」ではなく
「サイリウム」を振る合いの手が入るようなノリでお願いします。

ここでもうワシには何が何だかわからなくなっている。
これはもう「アレンジ」の範疇であって「メロ」の問題ではないのではないか・・・

ワシが思う作曲という作業はメロディーを作ること。
つまりコードとメロディーぐらいがあるこの段階

ちなみに中国だとこの段階で現金をもらって
それで収工(仕事はおしまい)である。
アレンジは「アレンジという仕事」を受けてから新たに始まる。
そこからが「アレンジャーの仕事」なのだ。

また個人的にはオーダーを受けてメロの音数を増やしたことが気に入っていない。
音数を増やす前の方がメロディーとしては出来上がっている気がしてならないので、
どうもこれ以上直しをやるには気が進まない。

言うことを聞けば聞くほどどんどん曲が悪くなるように思えて仕方がないのだ。

そこで考えた。
このメロディーに愛情のかけらも持ってない人にいじられて曲がどんどんと悪くなるぐらいなら、
これをネットにUPしますので、
「この曲はいい」と思った人がご自由にお使い下さい!!

その方がせっかく生み出されたこの曲のためです!!

どうぞこちらからご自由にお使い下さい!!

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