ひとりドラムの軌跡
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2009年3月31日

若手の育成

北京に帰って来てPairというユニットのリハーサル。

このユニットはBeiBeiというギタリストのユニットで、
ワシがプロデュースしたゼロ・ポイント6万人コンサート
ギターアンプの後ろでエフェクターを踏んでた若造が
「ファンキーさん、僕アルバムを出したいんです」
と言い出したところから始まる。

「ほう、君が歌うのかい?」
と聞くと、
「いえ、ボーカルがいないんです。
誰か紹介して下さい」

アホか!!

というところから苦節5年。
うちの院子でレコーディングし、
アメリカからWyn Davisを呼び出してミックスしてもらい、
この度やっとアルバムが出るのか出ないのか・・・

最近わかったのじゃが、
「自分のためには使えないまれに見る強運」
を持ったワシが助けてあげた人はほとんど大成功している。
しかしこの
「不運を絵に描いてゲゲゲの鬼太郎みたいな顔にした」
ようなこの男にはどうも通じないようである。

「アルバム発売の前に全国ツアーをやりたい」
と言うので、
まあ「助けてやるなら最後まで」という気持ちでOKした。

しかしワシとて毎回そんなスケジュールを空けられるとは限らない。
また、中国は土壇場でいきなりスケジュールが変わるのでなおさらである。
ここは別のドラマーを育成して、将来は独り立ちさせてやるに限る。

ということで青島から梁棟(Liang Dong)というドラマーを呼び寄せた。
彼は先日日本に遊びに来たLuanShuから
「うちの親戚がドラム叩いててお前に教えを請いたいと言ってるんだ。
よろしく頼む」
と言われたので遠慮なく呼び出した。

ワシがドラムを教えるにはまず一緒に飲んで語る。
「音楽とは何ぞや?!」ってなもんである。

日本でもそうじゃが、
だいたい若いドラマーは目先のテクニックにしか興味がない。
中国人には「どうやったら金が稼げるか」という話が一番分かりやすいので、

「俺がスタジオ仕事でそんな超絶テクニックを使うことがあるか?
一番大事なのはリズム、グルーブ!それが一番金が稼げるの!!」

と言うのじゃが、
それでも目先のテクニックにしか目がいかないのが常である。

Pairの曲の中で一番簡単な曲を叩かせる。
基本リズムだけの簡単な曲なんかが実は一番難しい。
「オカズを入れるな!」
と言ってるのにほっとくといろいろ小手先に走っている。

「お前!リズムもちゃんと叩けんくせにオカズを入れるな!
クリックからヨレてるのがわからんか!!
オカズはリズムがちゃんとヨレなくなってからじゃ!!」

まあ鬼太鼓座が入団してすぐに10km走らされ、
ちゃんと走れるようになるまでスティックは持たさないよりはマシである。

LiangDongPractice.JPG
(えんえんクリックとリズムだけをやらされる梁棟)

まあ何とかサマになったかなと言う頃、
ワシは市内に出て行ってLuanShuのレコーディング。
勉強になるだろうと彼を連れて行った。

今日の仕事は映画音楽のロック版で、
オーケストラががんがん入ってて
テンポも指揮に従って変わりまくるオケに合わせてドラムを叩く。
リットやアクチェルなどを完璧に合わすのは至難の業だったが、
何とかパンチインを繰り返して録り終えて、
シンバルロールをダビングしている時に気がついた。

梁棟(Liang Dong)がドラムブースの中でらんらんと目を輝かして見ているのである。

「お前・・・ずーっとここにいたの?・・・」
「は?・・・見させて頂いてましたが・・・」
「んで?・・・勉強になった?・・・」
「はい!とっても勉強になりました!」

「お前!音楽が聞こえなくてドラムの音だけ聞いてて何が勉強になるの!!
ここでずーっといてどんな曲なのかもわかんないだろ!!
俺が音楽に対して何を苦労してどう乗り越えたかがドラムだけ聞いてたんじゃ全然わかんないだろ!!」

朝まで説教である。
全くもって若手を育てるのは難しい。
今日からリハーサルが始まる。

若手だらけである。
先が思いやられる・・・・

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