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2018年4月29日

布衣春のツアー2018湖南省

海口から長沙への移動〜

HaiKou-ChangSha.jpg

国内線で2時間っつうからやっぱ中国はデカイのう・・・

さて今回で初の飛行機乗り打ちでのライブだが、
気温も25度、海南島と違って空気が乾いていて過ごしやすい!!

体力も十分なので元気にリハーサルも終え、
本番前にちょいと布衣の物販を覗いてみた・・・

2018BuYiBuppan1.jpg

2018BuYiBuppan2.jpg

ところ狭しと物販が並ぶ中に私の物販も混ぜて売ってもらってるのだが、
どれも売値が安い!(◎_◎;)

一番高いTシャツやCDでさえ80元(日本円で1200円ちょい)というのだから、
私のTシャツ2500円などが売れるわけがない(>_<)

値札はつけておらず、口頭で値段を言ったら客はスマホをQRコードにかざして電子マネーで決算する。
日本のようにお釣りを探して右往左往する必要もない。

この辺に関しては、
日本のIT関連のライターさんとやらがいくら負け惜しみを書いたって、
中国の方が数段進んでいるのだけは事実なのだからどうしようもない・・・


さて本番が始まる・・・

BuYi2018ChangSha.jpg

楽屋が無駄に広い(笑)

8時半から開始なのだが、
予約した客がまだ100人ほど来てない!(◎_◎;)というので待つ!!

中国のライブハウスにはまだ「開場、開演」という概念がなく、
「8時半」と書かれていても日本人にとってはそれが「開場時間」なのか「開演時間」なのかよくわからない・・・

まあ「差不多(ChaBuDuo:まあだいたいね)」という文化なので、
「8時半ぐらいに始まるからそのぐらいにおいでよ」
という感じである。

「8時半って書いてあるから9時頃行けばいいか」
などとサバ読んで来る客もいるのでいちいち待ってられない。

10分押しでとっととスタート!!

BuYiChangShaLive2018.jpeg

演奏の調子はいい・・・
ところが中盤に差し掛かったところで突然電源が飛んだ!(◎_◎;)

これぐらいの小屋だと私はもうモニターに何も返してないので、
外音からPAのドラムの音やらエフェクトやら聞こえて来るのだが、
明らかに外音がプツンと落ちた感じである。

ギター2台の音とボーカルマイクは全部落ちたが、
何故かベースの音だけは出ているので電源関係のトラブルだろう。

幸いエンディングだったのでドラムとベースだけで演奏を終え、
さてどうしたもんか・・・

マイクが死んでいるので喋りでつなぐことも出来ないし、
しゃーないなぁ・・・ドラムソロでもやったるか!!
・・・でも外音が出てないんじゃあまりにしょぼいかのう・・・

などと一瞬悩んでいたが、昔
「武道館ぐらいの会場だったら一番後ろまで生音で届かせてやるわい!!」
と豪語してたのを思い出し、気合充填!!スティックを振り上げたところで電源が入った・・・

何事もなかったかのように次の曲に入ったのだが、
こんなトラブルがあるとバンドも燃えるし客も盛り上がるよね。

スーパーウーファーは飛んだままで、外音は完璧なものではなかったらしいが、
ライブとしては非常に盛り上がった!!

この日のドラムソロ〜


アンコールも終わり、物販のサイン即売会も終わり、
楽屋に帰ってビールを飲んでいたら、
マネージャーが物販売り上げを計算しながら笑いながらこう呟いた。

「今日は売り上げさっぱりだったわ・・・ネットが繋がらないんだもの」

この小屋は地下なので電波が届かない上に、
店のWi-Fiはこの観客が全員ネットに繋いだためパンク!(◎_◎;)

スマホ決済が出来なければ現金払いということになるが、
今の中国人、誰も現金なんて持ち歩いてないのよ(笑)

はてさて便利になったのか不便になったのか・・・

Posted by ファンキー末吉 at:08:30 | 固定リンク

2018年4月28日

布衣春のツアー2018海南省

今回初の飛行機移動!!
広東省恵州から海南省海口まで〜

途中南昌にてトランジット〜・・・ってむっちゃ大回りしとるやん!(◎_◎;)

まあチケットが安かったんやろなぁ・・・空港で4時間待ち(>_<)
しゃーないなぁ〜・・・

今回ツアーで初の飛行機移動!! 広東省恵州から海南省海口まで〜 途中南昌にてトランジット〜・・・ってむっちゃ大回りしとるやん!(◎_◎;) まあチケットが安かったんやろなぁ・・・空港で4時間待ち(>_<) しゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

というわけで中国最南端の省「海南省」の省都「海口」に着いた!!
空港には「更衣室」などもあって南国情緒を醸し出している・・・

2018HaiNanAirport.jpg

海南島と言えば前回島南の街三亜に来たが、
前回が大リゾート地だったのに対して今回は大都市・・・

まあアンダーグラウンドのロックバンドがリゾート地でライブはせんわのう・・・(笑)

というわけでライブハウスのオーナーが迎えに来てくれてメシに連れて行ってくれた\(^o^)/

海南島と言えば「海南鶏飯」と思うところだが、
Wikipediaによると実はこれはシンガポールの料理らしい!(◎_◎;)

こちら本場である海南島では文昌鶏である!!

2018HaiNanChicken1.jpg

これを使い捨て手袋でむしって食べるのであるが、
めんどくさいので店の人にむいて持って来てもらう・・・

2018HaiNanChicken2.jpg

なんと一匹1000円ほど!(◎_◎;)

2018HaiNanChicken3.jpg

味がしょっぱいので席についたらすぐにお粥が出て来るのだが・・・

2018HaiNanChickenOkayu.JPG

この漬物もむっちゃ美味く、ついついこちらで満腹になってしまう(>_<)

白粥とよく合うということはビールにも合うということで地ビール!!

2018HaiNanBeer.JPG

というわけでこの日は大移動だったのでそのままホテルでバタンQ(死語)、
次の日はLaoWuの2番目のお兄さんが海口に住んでいるということで海鮮をご馳走になる・・・

なんとまず出て来たのがオオサンショウウオ!(◎_◎;)

味は身がしまっていて美味なのだが、現物の写真を探したらこんなん(>_<)

続いてはタウナギ!!

これも現物の写真はこんなん(>_<)

その他いろいろ

いっぱいいっぱいご馳走になってサウンドチェック!!
しかし私は実はもう暑さというより湿気にやられていてダウン(>_<)

ドラムのところに扇風機を用意してくれたのだが・・・

2018HaiNanFan.JPG

いや、髪の毛がこれだけたなびかされると、逆に本番は気が散って仕方がないので本番は扇風機をLaoWuに譲っていつものように灼熱のステージ!!

扇風機には慣れてないけど暑さには慣れてるからな・・・
・・・などと言いながら暑さと湿気で朦朧としていて一回曲順間違えたし(>_<)

でも最終的にはなかなかいいライブだったと思う。
やっぱロックのライブには修羅場が似合うな(笑)

こんな感じ〜

この日のドラムソロ!!

ライブ後には打ち上げには参加せずに、
ネットTVで南北首脳会談のニュースを見ながらもの凄いことになっているステージ衣装を洗濯するのであった・・・

Posted by ファンキー末吉 at:06:01 | 固定リンク

2018年4月26日

布衣春のツアー2018広東省

福建省アモイから広東省深センまでの移動は新幹線で4時間。
「移動日があってよかった・・・」
という距離である。

深セン北駅に着いて、私はそのままひとり地下鉄で香港へと渡った。

まあその話はおいおいこぼれ話で書くとして、
次の日の昼に深センに帰って来てそのままサウンドチェック!!

日本でも昔、バスドラ、スネア、ハイハットで叩くリズムばっかり外に出ていて、
タムの音が全然出てなかったりしてたこともあったので、
この叩き方でチェックすると全てのタム、シンバルなどを網羅しているので、
ライブでタムの複合リズムなどを叩いても外音は大丈夫だろうということで、
サウンドチェックではいつもこのようなフレーズを叩く。

通常はタムがひとつ少ないので、
フロアタムの位置にバスドラが入ることになる。

この日はタムはひとつ多かったのだが、
せっかくのPearlの最高級機種なのにヘッドが死んでてチューニングが大変(>_<)

ドラムはやっぱメーカーよりもヘッドやチューニングが大事やなぁ・・・シミジミ・・・

そしてライブ!!
いや〜この日もよう入ったのう・・・

この日のドラムソロ!!


よーしーずはここで日本に入ってしまい、8人旅から7人旅となって広州へ〜

広州では女性歌手のゲストが入るということで、
その話はこちらに書いたのでここでは省略。

いや〜ここもよく入った〜・・・

ライブはこんな感じ〜

この日のドラムソロ

そして珠海へ移動〜
ここは週末の3連チャン乗り打ちである。

それまでは数百人入る巨大な「ライブハウス」だったのだが、
ここの小屋はちょっと小さい酒吧(JiuBa:バーの意)みたいなところ。

でも箱バンの演奏が入っているらしく機材は立派・・・
ドラムもDWの立派なドラムセットで、
ヘッドは見たことないようなヘッドだったが鳴りはバッチシ!!

体調もすこぶる良く、ドラムソロは今まで叩いたことないようなフレーズが自然に出て来た!!!(◎_◎;)

だいたいステージ上で頭真っ白になりながら「ウォー!!」ってな感じで叩いてるのである。
「何を叩こう」などと考えてないのだから、出て来るフレーズは「完全に身体に入っているフレーズ」だけである。

リハとか遊びで叩けてるフレーズなどを意図的に
「今日はこれを叩こう」
などと思っても大概「崩壊」してしまうのが常なので、
このように新しいフレーズがとっさに出て来ることは非常に少ない・・・

\(^o^)/

今日のドラムソロの録画を楽しみにステージを降りたら・・・
「Funkyさん、今日は録画してないんです」
とスタッフ!(◎_◎;)

・・・(>_<)・・・

しゃーないなぁ・・・
もう自然とこのフレーズが出ることもないだろうから、
また自然に身体の中に入ったのが出て来るのを待つしかないなぁ・・・(涙)

人生そんなもんです!!と楽屋でビールを飲む・・・

新しいフレーズ・・・いつかソロで使ってやろうと思っても、あの頭真っ白の状態でなかなか出て来るものではない。 だから「叩ける」フレーズはまだまだあるけど、ソロでは実際その一部しか使ってないということなのだ。 ところが今日突然、前々からやろうと思ってたバスドラ32分音符のフレーズを叩いてるではないか!(◎_◎;) 「やったー!!」\(^o^)/・・・と思ったら今日に限って誰も録画してない(>_<) 次に意図的に「やるぞ」と思っても出来ないのよねぇ・・・まあ人生こんなもんです(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

ところでアモイでのドラムソロの映像が中国のネットにアップされ、
もう既に20万人を超す閲覧があるという・・・!(◎_◎;)

おもろいのか?おもろいのだな?(笑)・・・

まあ残して欲しい映像は残らず、こんなアホな映像は残るのです!!(笑)
これに懲りずに、いいドラムソロもアホなドラムソロもどんどん残していこうと思います〜<(_ _)>


ところでライブ終了後にLaoWuがこんなことを言った。

「今天感觉有点不一样・・・你也觉得这样吗?(今日はちょっと感じが違ってた気がしたんだけど、あんたもそんな感じあった?)」

きっとそれまで何百人の前で大盛り上がりの「ロック」なライブだったのが、
ここの客は「バーの客」なので、フロントに立ってるLaoWuにとってはちょっと感覚が違ってやりにくかったのだろう・・・

またムカデの話をして、
「考え過ぎないことだよ」
とアドバイスをする・・・

はははと笑って二人とも同時に小畑の方を見た。

「ああ、あいつは客なんか関係ないよ。
ただステージに上がったら客を煽るのみ!!
脳みそがムカデぐらいしかないからな・・・(笑)」


さて、次の日はオフ!!
移動日でもなく、現地でそのまま何もないオフ日は先日の蘇州でもあったのだが、
私はレコーディングのために北京に飛んだので、
実質今回のツアーで私にとっては初めてのオフ日となる。

いや〜別に毎日ドラム叩くのは全く苦にならんけど、
「移動」っつうのは本当に疲れる「労働」やな・・・

本当は対岸のマカオにでも遊びに行こうと思ったのだが、
身体がもう「移動」を拒否していて、
その日は食って飲んでのんびりさせてもらった・・・

昼メシは近所のミシュラン星を持つという中華料理屋。
中国では今「習近平とトランプ首脳会談」という料理が流行っているらしく・・・

とりあえずここで「トランプ大統領」を頼んでみた(笑)

ビール飲んで撃沈〜
ホテルで昼寝して夜は海鮮〜

今日は初の移動日でもないOFF日!!(前回の蘇州では北京に飛んでレコーディングをしてたため) 昼は広東料理でビール、夜は海鮮で白ワインを頂きます!! https://twitter.com/livebarxyz/status/988381955908513792?s=21 - Spherical Image - RICOH THETA

白ワインで撃沈〜恵州へと向かふ・・・

次の日も「移動日」でライブはないので、
着いたらゆっくりとマッサージ!!

今日は広東省恵州への移動日〜着いてすぐさまみんなでフットマッサージ〜 田舎のマッサージは時々「抜き系」だったりするのでみんなと一緒だと安心(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

恵州の小屋もちょっと酒吧(JiuBa:バーの意)みたいなところだったが、
LaoWuも雰囲気に負けることなくいつものプレイをしている。

ところがこのドラムセット、
バスドラが踏めば踏むほど遠くに逃げて行って、
ブレイクの度に手で引っ張り戻すのだが、
もうそれが気になって仕方ない(>_<)

スタッフのヤオヤオを呼んで、
叩きながらジェスチャーで「止めろ」と指示するのだが、
ガムテープ片手にどうやってバスドラを固定するのかがわからずぼーっとしている。

「お前この前教えただろ!!」
と一瞬思ったのだが、教えたのは2軍ベーシストのDaWeiで、
今はステージでベースを弾いている(>_<)

しゃーないなぁ・・・

MCの時に「バスドラの足をガムテープで止めるんだよ!!」と指示したりしながらドラムソロ・・・

まあ気合で乗り切ったが、こんな偉そうなブログ書いておきながら、
自分こそがその「準備」が出来ておらん(>_<)

人間に出来ることなんか「努力」と「準備」しかないのだから、
その「準備」さえちゃんと行っていればこんなトラブルなんか起こらなかった。

いやひょっとしたらこのトラブっている時間に「神様が降りて来た」かも知れないではないか・・・(>_<)

まだまだ修行が足りんのう・・・
次からはリハの時にバスドラが動かなくても一応ガムテープで止めておくことにしよう・・・

「奇跡」が起こるまでにはまだまだ遠い・・・(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:08:58 | 固定リンク

2018年4月25日

誰がためにドラムを叩くのか

このツアーが始まってから、どこだっけか・・・おそらく紹興かどっかのライブ終了後に、
「哎呀,今天的演出真好啊!!(今日のライブよかったねぇ)」
LaoWuに言ったことがあった。

バンド用語で「初日が出た」という言葉があるが、まさにそれである。

ライブ終了後の物販販売サイン会も終わり、
スタッフが機材を片付けている間、楽屋でビールを飲みながらそう言って、
続けてLaoWuにこんなブラックジョークを投げかけてみた。

「どうだい?お前の新しい(この)バンドは?前のバンドと比べてどうだい?(笑)」

まあ気の置けない仲間同士の冗談なのであるが、
LaoWuはちょっと苦笑いをしながらこんなことを言った。

「好太多了(良すぎるよ)・・・记得那天一起演出的鼓手吗(あの日対バンしたドラマーのこと覚えているか)?」


あの日対バンしたドラマー・・・

あれはLaoWuの住む院子に私が引っ越して来てすぐの頃・・・
その頃の布衣はライブをやったって数人ぐらいしか客が集まらないバンドだった。

全くと言っていいほど金にならないバンドだったので、
メンバーも何か用事を入れては来られないということが多く、
その日もドラマーが来られないということで私が駆り出されて行った。

その日のライブは何と一晩に2つのライブハウスをハシゴするというもの・・・

でもひとつ目のライブハウスにもほとんど客はいない(笑)
そちらの出番は一番最初にしてもらって、終わったらすぐにふたつ目のライブハウスに車を飛ばす・・・

そしてふたつ目にもほどんど客はおらず(笑)、
それでも汗だくでドラムを叩いた後に、ビールを飲みながら対バンの演奏を見ていた・・・

ちなみにその日もらったお金は、2つのライブ合わせてバンドみんなで20元、
私の飲んでるビールはもちろん自腹で20元・・・

まあこの日の収支は15元の赤字である(笑)

それでも命がけでドラムを叩いた後のビールは旨い!!
この一杯のビールのためにドラムを叩いていると言っても過言ではない!!(笑)

ところが対バンのドラマーを見てたら、そのビールも不味くなってしまうようでむっちゃ腹がたった。

そのドラマーは、後ろの壁にもたれてやる気がなさそうにドラムを叩いていたのだ・・・

リズムが悪い、グルーブが悪いという次元ではない。
「態度」が悪い!!

何やら自分が大切にしている何かを冒涜されているような気がして、私は腹がたって腹がたって仕方がなかった・・・

こいつがステージから降りて来たらこってり説教してやろう・・・
と思ったのだが、大人気ないと思い直して「帰ろうぜ」と言ってその場をあとにした。

帰りの車の中でも怒りが収まらない。
LaoWuに言ったところでどうしようもないのだが、
「何なんだ!!あのドラマーは!!」
と愚痴が止まらない・・・

「俺なんか5元もらって20元のビール飲んで、15元の赤字でも命がけでドラム叩いてんのに、何だあいつは!!そんなに金が欲しけりゃ三里屯の箱バンの店でも行って流行歌でも叩いてろ!!」

・・・ってそこかい!!(笑)


まあその時の思い出話を語りながら、
「バンドのメンバーみんながあの時のドラマーみたいな状態だったんだ・・・」
LaoWuは苦笑いしながらそう言った。

まあ難しいよねぇ・・・

これだけ長いツアー廻って、
毎日同じ曲、同じ曲順、同じような客の反応・・・

モチベーションをどこに置くかを見失ったら誰にだってそこに陥ってしまうだろう。

LaoWu自身だって容易に陥ってしまう状態のところを、すんでのところで踏みとどまっているにすぎないのだ。

彼の中にはいつもあの時の私の姿がある。
「Funkyさんはあのドラマーとは違う」
だから自分もそうなってはいけないんだ・・・

じゃあこの私はどうしてこんなに頑張ってるんだろう・・・
楽屋でビールを飲みながらふとそんなことを考えた・・・


話はちょっと変わって、重い話ではなく「神様」の話・・・
私にはちょっとバカみたいな「宗教心」がある。

中学生の頃、姉を事故でなくしてから漠然とこんなことを考えている・・・

人は死んだら雲の上で穏やかに暮らしている。
そこにはテレビがあって無限のチャンネルがある。

そのチャンネルにはそれぞれ、まだ生きてる人の人生が放映されていて、
あるチャンネルでは、この人はこの人の人生の「脇役」、
でもチャンネルを回すと、この人がそのチャンネルの「主人公」。

各チャンネルには「視聴率」があって、
面白い人生を送った人は、死んだ時にその雲の上に上がった時に神様みんなに拍手で迎えられる。

だからもっと面白い人生を送りたいな、と・・・

まあ当初は死んだ姉のぶん、
楽しいことも2倍、悲しいことも2倍、人の倍生きてやろう・・・
みたいに考えていたのかも知れないが、
いかんせんこの歳になって来ると、
友達がいっぱいいっぱい先にそこに行ってしまい(笑)
もうね、今では
「お前のぶんまでは何倍も生きられんよ、まあせいぜいこのチャンネルを楽しんでおくれ」
程度である(笑)

そんな、先に逝った友達の中にこいつもいる。

生きてるうちは酒ばっか一緒に飲んで、
ただの「バカな酒飲み友達」だったのが、
死んでから本当に中華圏のロックの「神様」になりよった!(◎_◎;)


当時一緒に飲んでた頃、
私は日本という国では「爆風スランプ」のイメージが強すぎて、
好きなJazzなんかやっても誰も見向きもしなかった。
(今でもそんなに見向かれてはいないが・・・(笑))

ところが彼はある日、そんな私のライブを初めて見に来てこう言った。

「凄いよ!!全く素晴らしい!!毎月やってんのか?次のライブも絶対に見に来るからな!!」

そしてそれが彼と交わした最後の会話となった・・・

だからなぁ・・・毎回ライブではヤツが見てると思うとさぁ・・・・

誰でも大切な人がライブ見に来てたら頑張るだろ?
俺の場合、いっぱいいるんだよなぁ・・・あそこから見に来てる人(笑)

しゃーないなぁ・・・


まあ昔は、こんな風に自分は先に逝っちまったこいつらの為に頑張ってんのか、と思ってたのだが、
先日こいつの墓参りの時にちょっとしたことに気がついた。

タクシーが墓地の入口までしか行ってくれず、
重いリュック背負って汗だくになってこいつの墓まで山道を歩いて、
幸い平日の午前中なので誰も墓参りに来ていない。

休憩がてら墓の前で座り込んで、ひとりこいつに色々と話しかけてる自分がいる。
「どうだい?俺の人生は?笑ってもらえてるかい?(笑)」

ところがしばらくして、
「自分は誰に話しかけてるんだろう」
と思って来た。

もちろん死んだ人の魂がここにいて眠ってるわけではない。

となると、私は自分自身に向かって話している?・・・
つまりは「自問自答」である。

言い換えれば、こいつはこの墓の中にいるわけじゃない。
こいつは私の心の中にいるのである。

別に「ステージを見に来てる」なんて言ったって、
ステージの天井の照明の梁んとこにこいつがいるわけではない。
ドラムを叩いてる自分の心の中にいるのである。

だから「こいつのために」とかいうのはちょっと違う・・・
しょせんは「自分のために」なのである。


中国語で「信仰(XinYang:シンヤンと読む)」という言葉がある。

言うならば私は「私の信仰(XinYang)」のためにドラムを叩いているのであるが、
この「信仰(XinYang)」という中国語は、日本語の「信仰(しんこう))」とはまたニュアンスが違っていて、日本語で言い表すのが非常に難しい・・・

強いて言えば「自分の信じる道」、「生き様」、
私流に言うと「武士道精神」みたいなものだろうか・・・

重要的就是"信仰"!・・・私はLaoWuにそう言った。
「大切なのは"信仰(XinYang)"、それさえあればあの日のあのドラマーみたいにはならないんだよ」
と言ったのである。


例えばこういうことである。

私たちはまだ神じゃない、小さな人間なんだから、
モーゼのように海を真っ二つに割ったり出来ないし、
キリストのように死んで生まれ変わったりも出来ないし、
ブッダのように悟りを開いたりも出来ない。

「神業」なんてまだまだ出来っこないけど、
何かの「偶然」が重なって、ひょっとしたら「神が降りて来る」みたいなことがあるかも知れない・・・

「偶然」・・・それは神様のほんの小さな「いたずら」なのかも知れないが、
それを掴むためには、ちっぽけな「人間」なんかがやれることといったら、しょせんはこのふたつだけしかない。

「努力」と「準備」・・・ただそれだけなのである。

でもこのままそれを続けてゆけば、
いつかは神様の「いたずら」で、ほんの「偶然」に「奇跡」のようなライブが出来るかも知れない・・・

「奇跡」は信じてれば必ず起こるし、
信じてなければ絶対に起こらない。

考えてみれば俺たちはいつか「奇跡」を起こすためにライブやってるんじゃないか?・・・
客はその「奇跡」を見るためにこうして金払って足を運んでんじゃないか?・・・

そんな風に思ってやり続けてゆく限り、
俺たちはもうあの日のあのドラマーみたいになることはない。
但し、そのままくじけたり、諦めたりしなければね・・・

だから「くじけないこと」、「諦めないこと」、それを「ROCK」と言うんだ!!

这就是我的"信仰"!!

今日もそう言って気合入れてステージに立つ!!
「初日」が出てからまだそれを超えるステージは出ていない。

「奇跡」はまだまだ手の届かない遠いところにあるのかも知れない。
でも必ず「奇跡」は起こる!!

信じること・・・それを「ROCK」と言うんだよ・・・

这就是"摇滚的精神"!!

おりゃー!!今日もやるどーーー!!!

Posted by ファンキー末吉 at:17:38 | 固定リンク

2018年4月24日

ツアーこぼれ話:温州(洗濯との戦い)

温州は昔から一度は訪れたかった街である。

私の中国での作家プロデューサーとしてのキャリアをスタートさせることとなった女性歌手「李慧珍(Li HuiZhen)」の出身地がここだったから地名がずーっと頭に残ってたのよねぇ・・・

なんか懐かしい感じの街並み・・・

昨日は移動日でゆっくり寝たので早起きして、中国全国スマホをかざすだけですぐ乗れるレンタル自転車(1元)で初めての街を探索・・・ ちなみに温州みかんはこの街の名前を使ってますが日本のみかんです〜 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウンシュウミカン - Spherical Image - RICOH THETA

「生まれ変わり」とかあるんだとしたら、
私は前世はきっと北京ではなく、こんな中国南方ではないかと思うことがある。


ツアーの移動日でこんなにゆっくり出来たのもひとえに風邪がだいぶよくなったからである・・・

行ける時に行っとかないといつ行けるかわからないので美容院に髪染めにも行っとく・・・

異国の地で飛び込みてわ髪染め〜 金毛狮王転じて最近は白毛狮王と言われるので金色も入れてもらいました〜 ピンクも入ってるように見えるのは壁の色とで錯覚?・・・ まあええけど・・・ピンク毛獅子王(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

もともとは黒髪だった頃、根元から生えて来る白髪が気になって、
金髪にしたら気にならなくなるだろうと思ったら、
今度は生えて来る黒髪が気になって結局は毎月染めに行かねばならないのよねぇ(>_<)

まあ意外と「黒が多かった」ということなのであったが、
ここに来てやはり「白が増えて来た」のかも知れない・・・

黒髪は脱色すれば金髪になるが、白髪は白いままなので、
「金髪獅子王」と呼ばれてた時期を経て、
最近では「白髪」に見られることも多く、列車などで席を譲られることも(>_<)

この日は時間があったので脱色した後に金色を入れてもらった・・・

でも写真ではよくわからんかも知れんが「赤」もちょっと入ってるような・・・


つかの間の休息を経て、夜はやっぱライブ!!

「移動日」はしょせん「移動」をする日なので、着いたその日はバタンQ(死語)、
次の日のライブまでの半日だけがOFFなのよねぇ・・・

この日の会場が狭かった(>_<)
この会場に300人ぐらい外までぎゅーぎゅーに詰まってるんだから終わったら汗だくである・・・

洗濯!!

街中どこにでもコインランドリーがある日本と違って、中国での長いツアーは洗濯との戦いやな(服を洗わない小畑は別として) 今日はさすがに汗だくなのでパンツまで洗う!! 明日は福建省まで大移動〜・・・乾くかな・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

もうね、どこにでもコインランドリーがある日本と違って、
服をほとんど洗わない小畑は別にして、中国での長いツアーは「洗濯」との戦いな・・・

3泊ぐらい連泊するならホテルのクリーニングサービスに出せるのかも知れないが、
やはりライブが終わったらそのまま流しで手洗いというのが現実である。

そのために日本からパック入りの洗剤を持って来た。

旅先で買った旅行用のシャンプーとリンスのセットが、
やはりリンスの方が先になくなるので余ったシャンプーで洗ったこともあるが、
やっぱ洗濯用の洗剤は落ちが違うな・・・
流しの水が真っ黒になるもん・・・!(◎_◎;)


ところが洗っても乾燥機がないので部屋干ししか選択肢がない。

ホテルが日当たりのいい部屋だといいのだが、
日当たりが悪いと次の日までに乾いてないこともしばしば(>_<)

少しでもよく乾くようにと、
洗濯もんをまずバスタオルに挟んで包んでおく。

このまましばらくバスタオルに水分を吸わせてから干すのであるが、
酒を飲んでるのでこのまま寝落ちすることも多く、
そしたら朝方まだ生乾きのままトランクにぶっこむことになる(>_<)

まあ移動時間が短いツアーなので、
次のホテルに着いたらすぐに干すのだが、
結局ライブ始まる直前まで湿ってたりすることもしばしば・・・

考えてみるとこのステージ衣装のFunkyTシャツ・・・
乾いたと思ったらそのままスタージで汗だくになるので、
結局一日中ずーっと湿ってるわけね(笑)


さて私はよい、問題は服を洗濯をしない小畑秀光である。

その昔、王様ツアーの時だったと思うけど、
ホテルからメンバーが出て来て車に乗り込む時に、
「ん?・・・何か臭いぞ?」
と渡辺英樹さん・・・

いわゆる梅雨時に雑巾が腐ったような匂いである・・・

乾き切ってない服は車の中に干すのだけれども、
みんなそれぞれその干した服を匂ってみる・・・

「これじゃねえなぁ・・・」

干している服が臭くないとしたら、臭いのは着ている服ということである。
それぞれ自分の服をくんくんと匂ってからみんな一斉に小畑の方を見る・・・

「え?僕ですか?服はちゃんと洗ってますし全然臭くないっすよ!!」
慌てて弁解する小畑・・・

「どれどれ・・・」
小畑に近寄ってTシャツの匂いを嗅ぐ英樹さん・・・

「くっセー!!オメーが原因だよ!!」
例の大きな声がホテル前の路上にこだまする(笑)

「そんなことないですって!!全然臭くないですって!!」
自らまた匂って見せる小畑だが、
試しにと鼻を近づけてみた私も絶叫した。

「これは服ではないー!!雑巾じゃー!!」

そのまま路上で着替えさせて車に乗り込んだのだが、
「全然臭くないのになぁ・・・」
とまだ不満気な小畑・・・


今回のツアー中に、小畑と同部屋の人間が、
小畑が服を着たままシャワーを浴びているのを目撃した!(◎_◎;)

まあ身体を洗ったついでに服を洗うのもよかろう(笑)、
問題はそのまま髪の毛から落ちて来たシャンプーで服の汚れがちゃんと落ちるのかということと、
「それってちゃんと乾かしてるの?」
ということである。


英樹さーん〜何とか言ってやって〜!!!(涙)

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2018年4月23日

若者よ、もっと経験を積んで帰って来い!!

もう30年近い付き合いで「家族」のような関係であるLaoLuanからツアー先に電話があった。

「この前レコーディングしてもらったあの歌手なんだけどさぁ・・・」

一瞬あまり愉快ではない記憶が思い出されて来た・・・
この歌手である・・・

その後、この歌手の全国ツアーとかをやってくれとかの話もあったが、
私自身がもうこの布衣のツアーで出ずっぱりなので話が立ち消えになっていた。

「Funkyさん、请帮个忙(QingBangGeMang)!!」

つまり「ちょっと助けて下さいよ」・・・中国ではよく出て来る単語であるが、
この言葉から始まる会話は往々にして厄介な話が多い・・・(>_<)

「布衣のツアーにゲストで参加させてやって欲しいんだけど・・・」

いや、私は単なるドラマーとして呼ばれているだけであって、
私が布衣に対してゲストを入れさせる権限など持ってないよ・・・

「その辺の話はボーカルのLaoWuかマネージャーに言ってもらわないと・・・」

「いやそこには話を通してある」
というので、それだったら私がとやかく言う筋合いはない。
LaoWuが「やれ」と言えばやるし、断ったとしたら私の出る幕ではない・・・

・・・ってまあLaoWuも業界の重鎮であるLaoLuanから頼まれたら断れんわのう・・・(笑)

「那拜托了(Na BaiTuoLe:じゃあよろしく頼むよ)!!」
で電話は切れた・・・


かくしてその当日がやって来た。
場所は広東省広州・・・

毎度の如く他のメンバーより早く会場入りしてドラムのチューニングをしてたらマネージャーから連絡が入る。

「歌手がプログラムの件で打ち合わせをしたいらしいのでそちらに行かせます」

ジャンルは歌謡曲なのでギタートリオで再生出来る音ではない。
「プログラム走らせるからそちらで用意しといてね」
と予め伝えてある。

レコーディングでは、あれやこれや自分の作ったDEMOと同じようにしてくれと大きな「こだわり」を見せたので、当日リハでバンドに対してそれと同じ要求をされたんじゃたまったもんじゃない。

プログラムでほとんどの音を流してドラムとベースぐらいを生演奏、
ギターは入っている音に合わせて弾くぐらいでよい。
あわよくばそのままカラオケ流して「あてぶり」にしたいぐらいである(笑)


歌手がやって来た。

「声卡(サウンドカード)は?」
私は真っ先にこう聞いてみた。

通常プログラムを流す時には、
コンピュータを声卡(サウンドカード)と呼ばれるオーディオインターフェイスという機械につないで、
そこから外に出すLRのステレオのプログラム音源、
そしてドラマーだけが聞くクリックのトラックを出力する。

通常コンピュータはステレオでしか再生出来ないので、
もう1chドラマーが聞くクリックを再生しようとすると、
どうしてもこの声卡(サウンドカード)が必要となるのだ。

「声卡(サウンドカード)はFunkyさんのを使うって話ですけど・・・」

足掛け3ヶ月に及ぶ長いツアーで、布衣みたいなロックバンドでは使いもしない声卡(サウンドカード)なんて持ち歩きませんって(>_<)

LaoLuanにしてみたら、私がバンマスの仕事では私がそのプログラムを出す仕事もするので、当然ツアーにも持って来ているだろうと思ったのだろう・・・

まあサバイバルな現場を多くこなしているとわかって来る。
どんな状況ででもやり方はあるのである!!

「じゃあ君の持っているプログラムのデータを、
左側はクリック、右側を音源にしてステレオのmp3で出力してメールで送って」

ちなみにこのやり方は私がひとりドラムとかでやっているやり方で、
外に出す音をモノラルにすることによって、
音を出す機械はiPadでもスマホでも何でもよく、
あのしちめんどくさい声卡(サウンドカード)とか持ち歩かなくてもすむのだ。

「それだったら出力がモノラルになっちゃうじゃない」
などと言おうものなら、
「お前が声卡(サウンドカード)持って来ないのが悪いだろ!!」
と叱り飛ばしてやるところだが、
幸い彼女はその辺をスルー(ほっ)、ところが今度はこんなことを言い出して来る。

「それってどうやって作るんですか?
私出来ないんでFunkyさんやってくれませんか?」

(>_<)

「请帮个忙(QingBangGeMang)」で始まって、
「拜托了(BaiTuoLe)」で終わる要件なんて往々にしてこんなもんである(涙)

サウンドチェックを中断してデータ作り・・・

今日は女性歌手のゲストが入るんですと・・・ この若きシンガーソングライター(>_<) http://www.funkyblog.jp/2017/11/post_1204.html 業界の重鎮LaoLuanから「頼むよ」の電話。 「俺はただのドラマーだからバンドのマネージャーに言ってくれないと」 ボーカルのLaoWuから「頼むよ」(>_<) まあ曲コピーしてドラム叩けばいいんでしょ、バンドがそれでいいなら俺は別に・・・ 「プログラム走らすなら用意しといてね」 いざ蓋を開けてみたら・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

幸い彼女が使っているソフトがLogicだからよかったものの、
私が使ったことのない他のソフトだったら一体どうなったことだろう・・・

まあ私がその新しいソフトを一瞬で使えるようになればいいわけね(>_<)

中国の仕事は往々にして、このように日本では想像出来ないぐらいに私の経験値を上げてくれるのだ・・・(笑)


さて無事に音源も出来上がってリハーサル。

見ればLaoWuのマイクをそのまま使って歌うようなので、PAエンジニアにこう助言する。

「お前らの持ち歩いてるシステムのイヤモニって4chあったよなぁ。
俺がイヤモニ使ってないからそのシステムを彼女にそのまま使わせてやればモニターし易いんじゃない?」

ドラマーは少々モニター環境悪くても演奏出来るけど、
歌う人はモニター悪かったらもう歌えんからね・・・

そしたらPAエンジニアが、彼女がすぐそばにいるにも関わらず私にこんなことを聞いてくる・・・
「彼女はイヤホン持ってますか?」

まあちょっとイライラしてたのだろう、
「俺は彼女の父親じゃねえ!!お前中国語話せるんだろ?俺に聞くな、直接彼女に聞かんかい!!」
などと口走ってしまい、ちょっと反省・・・(>_<)

まあ笑い話で終わってリハーサル開始!!

「プログラムの音が大き過ぎる、ちょっと下げてちょうだい」
彼女もまた私に向かってそう言うので、
「あそこにPAエンジニアのおじさんがいるでしょ?あのおじさんに直接言いなさい」

・・・とこれが後々大きな問題になるとはこの段階で想像だにしていない・・・


本番が始まる。

彼女の歌う曲は、布衣で女性ベーシストのLinNaが歌ってた「彩虹」、
そして彼女のオリジナルで「再見19歳」、
そして中国ロックの創始者「崔健(CuiJIan)」のカバーで「新長征路上的揺滾」の3曲。

LaoWuから
「彩虹は世事难料の次ね」
と言われていたので、
いつものようにど頭からド派手に始まろうと勇んでステージに上がって行ったら、
どういうわけかLaoWuがステージに上がって来ない!(◎_◎;)

「どうしたんだよ〜」
とステージ袖にひっきりなしに合図を送るが、
どういうわけかLaoWuではなく彼女が上がって来て客に向かってMCを始める!(◎_◎;)

「ここで歌うのか?」
大慌てでプログラム再生の準備をして、
ぽかんとしている小畑に日本語で指示を出す。

ベースはよーしーずではなく2軍の中国人ベーシストなのだが、
さすがは中国人、全く慌てていない。
慌てているのは私と小畑、日本人だけである(笑)

「では先輩方の前にちょっとだけ私が歌わせてもらいますのでお付き合い下さい」
私が聞きそびれていたか勘違いしていたか・・・まあそういうことだったのね?・・・

「最初はとってもロックな曲です」
と言って「崔健(CuiJIan)」の「新長征路上的揺滾」を紹介する。

私は「その紹介はあかんじゃろ」と思ったが、
譜面とかプログラム再生の準備でしっちゃかめっちゃかだったのでそのままカウントを出して曲が始まる。

どうして「あかんじゃろ」と思ったかと言うと、
布衣のファンはいわゆる「ロックファン」で、
この日も会場に5〜600人ほど集まってぎゅーぎゅーにひしめき合ってる観客はみんながみんな、布衣の曲を聞いて大暴れに暴れに来ているのである。

またLaoWuの声は崔健(CuiJIan)によく似ている。
きっとLaoWuがこの曲をカバーしたら客は狂喜乱舞することであろう。

ところが女性歌手である。
あんな野太い声やロック的な歌い回しをするわけでもなく、
アレンジもどっかの歌番組でどっかの女性歌手がカバーしたという音源が送られて来たので、その打ち込みのどうしようもない(失礼)バージョンでコピーしている。

客はこのMCで一気に期待度がマックスに上がっている。
おそらくはLaoWuがオリジナルと同じアレンジでこの曲を歌うような、そんな世界を想像してしまっただろう。

盛り上がるに盛り上がれない雰囲気で1曲目が終了!1
2曲目は布衣の曲だったらLaoWuがここで出て来てまた引っ込むことになるので、ここは彼女のオリジナルであることは間違いない。

この曲はプログラムを使うので、
私は再生ボタンに手をかけて彼女のきっかけを待つ・・・

曲タイトルを言ったのですかさず再生ボタンを押してカウントを出す。
そしたらイントロの途中で彼女が曲を止めた!(◎_◎;)

「プログラムの音が出てないんじゃない?」
後ろを向いて私にそう聞く。

私に聞かれたって外に出ているかどうかドラムの位置でわかるわけはない。
もう一度プログラムだけを走らせて「出てるか?」とスタッフに確認する。

「出てる」ということで演奏を再開・・・その間、客はぽかんと待っている・・・

続いて布衣の「彩虹」を歌うのかと思ったら彼女は挨拶してステージを降りたので、
ああ、あの位置で歌うのは「彩虹」1曲なんだな・・・とやっと理解(>_<)


いつものような感じで布衣のステージが始まる・・・

こんな感じ・・・

もうこれだけの客が何事もなかったかのように大暴れ(笑)

途中に彼女のゲストコーナーも布衣の曲なので大盛り上がり。
最終的には何も・・・問題ない。

中国の仕事は始まる時は「どうなるんだろう」と心配になることは多いが、
いつも「必ず終わる」のである。


ライブ終わってPAエンジニアに聞いた。
「プログラムの音、出てたの?」

「ずーっと出てましたよ」

きっとリハーサルでモニターの音量を下げたので、
本番は客が入ってかき消され、それで彼女は「出ていない」と思ってしまったのだろう・・・

老婆心がまたむくむくと湧き出て来て、打ち上げの席で彼女に優しく説教した。
「お前は创作歌手(シンガーソングライター)なんだろ?」

以下お説教本編(実際は中国語でとても優しく語ってます)


お前が客に聞かせたいのは何だ?完璧なアレンジか?
それだったらライブではまず不可能だ。
ライブなんて毎回どんなトラブルが起こるかわからないからね。

演奏まで中断して「プログラム出てる?」なんて聞く必要がどこにある?
ステージ上で俺に聞いたところで俺にだってわかるわけはないだろ?
「もしエンジニアがボリュームを上げ忘れてたとしたら?」
なんて考えてたとしたら、
それって同じ「チーム」の一員であるエンジニアを全く信用してないってことだよね。

でもね、お前は创作歌手(シンガーソングライター)なんだろ?
しかもギター弾きながら歌ってる。
プログラムがなくったって、それだけで最低限「歌」と「楽曲」は伝えることは出来るんじゃないのか?

お前が伝えたいのがお前の「歌」と「楽曲」だとしたら、
もうそれで最低限は伝えることが出来るんだよ。
わざわざ演奏を止めてまで客を待たせる必要はないだろ?

ついでに言わせてもらうと、
たとえバンドのメンバーが演奏間違えたとしたって、
例えばLaoWuだったらギター弾きながら指板見せて「違う!このコード!!」とかやるだろう。
それが「创作歌手(シンガーソングライター)」の底力だよ。

ボーカルはステージに立って最前線で「観客」と対峙する。
誰も助けてなんかくれないんもんなんだよ。
俺に頼って来たって残念だけど何にも助けてあげられない。

お前も创作歌手(シンガーソングライター)だったらお前が自分で戦って、
そして後ろにいる俺たちを引っ張っていってくれ!!

(以上お説教内容)


「説教をする」ということは一種の「愛情」である。
言いながら、「何とかこいつも一人前になってくれればいいのにな」と思って来る。

悪いけど、彼女がレコーディングでこだわったアレンジの細かい部分、
実はライブではいくつか無視させてもらっている。

例えば2番の頭からドラムが入る?
その前の間奏どうすんの?ドラムぼーっとしとくの?
間奏から入るでしょ、ここは・・・

しゃーないなぁ・・・

実は間奏からドラムはしっかり叩いている。
この方が「自然」なので彼女はきっと変えたことすら気づいてないだろう。

その他、レコードバージョンでは色んな部分が「自然」ではない。

そりゃそうだ。
ライブをやって何度も何度も観客と戦って、
打ちひしがれて何度も泣いたことなどない。

「これがいい!!」
自分でパソコン弄って打ち込んで、
それをそのまま生楽器に入れ替えただけの音源がライブでそのまま通用するか?

いや、「ライブバージョン」と「レコードバージョン」というのは存在してしかるべきだろう。
でも、今回初めて知ったであろう「ライブバージョン」のいい部分、
それをレコーディングの時にもし少しでも知ってたら、
いや、ちょっとでも想像出来てたら・・・
レコードバージョンだってこんな形では終わってなかったんじゃないのか・・・

生楽器は「人間」が演奏する。
その「人間」が演奏しにくい不自然なフレーズには「魂」を込めることは出来ない。

そんな「人間」が何人ステージで雁首を揃えたって「1+1」は「2」にもなりやしないよ・・・


年寄りの話も聞いとくもんだ・・・

いや、先輩の話だけを鵜呑みにして自我のないような若者なんかにこれっぽっちも魅力はないが、
年寄りはお前の持ってない「経験」を持っている、
話ぐらい聞いといて参考にしてみたって「損」にはならんぞ。

姥捨山に捨てるにはまだまだ惜しい「年寄り」だと思わんか?(笑)

次は5月の青島。
プログラムのデータを自分で作ってみることから初めて、
この老兵を一番活躍させるようにステージを考えてみたらどうだい?

お前は19歳、まだまだ若い。

もっともっと「矢面」に立って、
もっともっと悔しい思いをして、
流した涙の数だけ成長するだろう・・・

だから若者よ、甘えるな!!
ひとりで立ち向かって全部それを「経験」にしろ!!

少しは成長したお前を青島で待ってるぞ!!

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2018年4月20日

布衣春のツアー2018福建省

福建省への思い入れに関してはここに書いたのでまずそれを読んで頂きたい。

福建省はここ一本だったので、今回は布衣の先進的なツアーシステムについて書きたいと思う。

もともと
「バンドはやっぱライブだよ」
というのは私がLaoWuと出会った頃から言い続けていたことであるが、
売れない頃から彼らはそれをずーっと実践してきた。

今ではアンダーグラウンドながら年間に100本以上のツアー(しかもそれが全てペイされているというのだから驚かされる)をこなすバンドとなった。

まずずーっとツアーを廻っているので組み方が絶妙である。

基本的に電車移動!!
1時間ぐらいで移動できる近いところを繋げてゆくので移動が非常に楽である。

そしてホテルを会場の近くに取るので、
現地に着いてスタッフがセッティングをやっている間、
そしてリハが終わって本番までの間はメンバーはホテルで休むことができる。
(ワシなんかはここでちゃんと睡眠まで取る)

そして特筆すべきところは彼らの持ち込むPAシステムである!(◎_◎;)

もともとはメンバー4人とマネージャーだけで廻っていたのだが、
すぐにPAエンジニアを連れてゆくようになった。

中国のLive Houseは「酒吧(JiuBa:バーの意)」と言われているぐらいで、
そのほとんどがバー営業をメインとしていて毎日ライブが行われているわけではなかったりする。

ご大層なPAシステムがあったとしてもそれを操れるエンジニアが常駐していなかったり、
ひどいところになるといざ蓋を開けてみたらPAから音が出なかったり・・・

そんな状況に嫌気がさしたのだろう・・・
また時代が進歩して高性能な機材が安価で手に入るようになって、
彼らはなんとPAシステム自体を持ち込んでいる!(◎_◎;)

BuYiPASystem1.jpg

これが彼らが持ち歩いているシステム。
最近ではあのどデカイPAコンソールがこんなコンパクトなラック式になってるのねぇ・・・!(◎_◎;)

ラック式なので卓自体はなく、
パソコンやiPadなどでコントロールする。

つまりPAエンジニアはもうPA卓に張り付いている必要はなく、
パソコンやiPadを持って会場のどこででも仕事が出来るわけだ。

モニターに関してはスタッフがiPadを持って小畑のところにやって来て、
ほいとiPadを差し出せば小畑が自分でフェイダーを上げ下げするので「言葉の壁」とやらが全くない!(◎_◎;)

このシステム、日本でも安価で売られているので見てみると、
「Wi-Fiによってこの機材とiPadなどの遠隔機材とを接続する」
らしいが、中国の小屋に必ずしもWi-Fiがあるとは限らない。

どうしてるのかと思ったら・・・

BuYiPASystem2.jpg

Wi-Fiルーターそのものをマウントして持ち歩いているのだ!(◎_◎;)

なるほど・・・これらの機材が同じWi-Fiに繋がっていることが大事であって、
必ずしもそのWi-Fiが外部のインターネットに繋がっている必要はない(驚)

そしてこのラック上部にマウントされているのは2台のワイアレスモニターシステム。

それぞれがステレオなので全部で4ch、
つまりメンバー全員がイヤモニでモニターが出来るので、
小屋のモニターが使えないものである場合は最悪イヤモニだけでモニターシステムを構築することが出来る!(◎_◎;)

ちなみに私自身はイヤモニを使わないのでこのツアーでは3chしか稼働していない。
(マイケルジャクソン風に言うと、「俺の時代にはこんなものはなかったので違和感がある」(笑))

つまりは、PAエンジニアは会場に着いたらまずパワー・アンプの位置を探し、
そのシールドを全部引っこ抜いてこの卓に直接繋ぎ直す。

これでこの小屋のシステムは全部このシステムで乗っ取ることが出来るというわけだ!(◎_◎;)

パワー・アンプは大体メインスピーカーの近く、すなわちステージの近くにあるので、必然的にこのミキサーシステム自体はステージ近くに置かれることとなる。

つまりはマイクがたくさん必要なドラムなどから、長い長いケーブルを卓まで引っ張ってゆく必要がない!(◎_◎;)

しかしケーブル自体を小屋のモノを使うとすると、
ケーブルの断線とかによってトラブルが発生する可能性も高い。

そこでこのチームはケーブル一切、スネークケーブルまで全部持ち込んでいるのである!(◎_◎;)

BuYiPASystem3.jpg

もちろんマイクも全部持ち込んでいるので、小屋のものを使うのはマイクスタンドぐらいである。
(ドラムのマイクはタム等にそのまま取り付けられるものなのでオーバーヘッド以外はスタンドは必要ない)

これだけの機材、運ぶのが大変じゃないですか?
と思ったのだが、実際はラックひとつとケーブルのスーツケースだけなのでそうでもなさそうだ・・・

ツアーメンバーは総勢8人。
メンバー4人とチーフマネージャー、ロードマネージャー、PAエンジニアと2軍ベーシスト(笑)

チーフマネージャーは各小屋との連絡やお金のやり取り、そして物販を抱えて、
(それも手持ちぐらいの小さいバッグで、大きな物販は各小屋に郵送されて送られて来る)
PAエンジニアはケーブルの入ったスーツケースと自分の荷物をバックパックで、
前説もやり(笑)PAエンジニアの助手もやるロードマネージャーは一番重いこのPAシステムのラックと私のシンバル、
(中国の小屋はシンバルを常備してないところが多い)
あともうひとりは、よーしーずが来れない現場でベースを弾く2軍(笑)
よーしーずがいる場合はスタッフとして荷物持ち・・・

こいつが自分のベースも持って、よーしーずの重いベースも持って私の物販満載したスーツケースも引こずってくれる・・・

私のツインペダルはLaoWuかPAエンジニアが持ってくれるので、
私は結局いつものキャスター付きリュックひとつを引こずって移動するのみである!(◎_◎;)

まことに敬老精神(笑)旺盛なツアーメンバーで非常に助かっている。
感謝感謝・・・

というわけでツアーは続く・・・

福建省アモイでのドラムソロ・・・

次はもっと南下して広東省を廻ります!!

Posted by ファンキー末吉 at:05:20 | 固定リンク

2018年4月19日

布衣春のツアー2018浙江省と上海

布衣のツアーは続く・・・

江蘇省を廻ったところで2日の移動日、
ここで北京にて仕事を入れていたために、
北京の寒さでやられて完璧に風邪をひいた(>_<)

いや、兆候はあったのだ・・・この時!!

いや〜日本人ライブバーのオープニングパーティーに乱入して、
投げ銭でドラム叩いてしこたま飲み過ぎたのよねぇ・・・

次の日にはちょっとお腹がゆるかった(>_<)・・・

まあ単なる飲み過ぎだろうと思ってそのまま北京に行って寒さにやられて風邪・・・というよりもう風邪の兆候はあったんやろうな・・・

今年の入ってからキャンピングカーで70本日本ツアーとか結局毎日飲んでたわけやから、身体がいいかげん
「風邪でもひかせて休みましょうや」
と主張してたのかも知れない・・・


そして北京から紹興に着いたらいきなり気温が30度(>_<)
これじゃあ身体も悲鳴をあげるわのう・・・

それでもドラムは叩く!!

いや〜腹がゆるいと踏ん張りがきかんからドラム叩くん大変やけど、
風邪ぐらいじゃあリングに上がるボクサーと一緒で、命がけのテンションで鼻水なんか止まってしまうから大丈夫と思ってたら、
そんな命がけのテンションなんて1ステージずーっと続いてるわけじゃないから、
ある曲でいきなり大きなくしゃみが出てスネアが一発抜けてしまったことはナイショ(笑)

まあでも暖かくなったら体調もだいぶ良くなったので、
やはり紹興に来たら紹興酒!!!

実はこれが悪かった・・・

通常ひき始めの風邪ぐらいだったらドラム叩いて大汗かいて、
酒でも飲んでこてんと寝ればすぐ治るのだが、
やっぱり無錫からずーっと続いている風邪なのでここで一気に悪化(>_<)

次の日の寧波でも風邪を吹っ飛ばすべく叩きまくる!!

次の日は上海への移動日!!
居酒屋勝でバンドみんなにご馳走してくれるというのでここで逆療法で飲む!!

シメの皿うどん!!

ちゃんぽん!!

そして満腹へべれげのまま上海の極楽湯日本の極楽湯のチェーン店)に直行!!岩盤浴で汗を流す!!

2018GokurakuyuGanbanyoku.JPG

ビタミンを補給!!

2018GokurakuyuPafe.jpg

これで風邪は撃退!!ここから次第によくなってゆくというのが末吉式(笑)

次の日には体調も改善し、上海ライブ!!
またこの会場がデカかった・・・・!(◎_◎;)


客もよう入ったなぁ・・・知り合った頃は北京でも10人も入らんかったバンドが・・・(笑)

ドラムソロ!!

ところで上海での毎度のサイン会の時に、
ある人が「これにサインして下さい」というのでびっくり!!

AsianDream1.JPG

AsianDream2.JPG

なんと五星旗の香港で発売されたCD!(◎_◎;)
返還前の香港では「五星旗」という名前が中国共産党をイメージしてよくないということで、「Asian Dream」というバンド名で発売されたのよねぇ・・・シミジミ・・・

ワシ自身初めて見たしぃ〜(笑)

でももしこれをワシが入手して日本でライブの物販で売ってたら、
JASRACはまた
「末吉は海賊版を売るようなひどい人間である」
と裁判所に提出するのかな・・・

ほんまヒドい話であった・・・詳しくはこちらで・・・


さて次の日は義烏(YiWu)という街。
体調もよくなったので買い物に行く・・・

iPad Proのスマートキーボードがまた認識されなくなったのよ〜
前回も同じ症状で日本のApple Storeに持って行ったら新品に交換してくれたばかりなのに〜(>_<)

これってワシの使い方が悪いんやろか・・・凹むわ・・・

YiWuShuMaCheng.JPG

見るからに怪しげな電脳城・・・ここで探しに探してゲットしたiPhone用のキーボード!!

YiWuKeyboard.jpg

日本に戻ってまたApple Storeで交換してもらうまではとりあえずこれを使っておこう・・・

というわけでドラムソロ!!

もうね、人が一生懸命ドラムソロやってる間に客はダイブ(跳水(TiaoShui):飛び込みとこちらでは言う)をやりよるし(>_<)

こちら

ホテルの朝食の環境が豪華だったのでゆっくりさせて頂いて杭州へ移動!!

珍しくホテルの朝食バイキングの環境が素晴らしかった件について・・・ 食ったら杭州へ移動!! - Spherical Image - RICOH THETA

杭州では映像のシューティングも入り、音もマルチで録ると言うので、
スネアの裏のヘッドを交換しようとしたのだがいいヘッドがなく、
思えばここにはパール楽器の中国工場があるではないか!!

というわけでいきなり連絡をとってみたのだが、
総経理の玉造さんは本社に帰ってしまい、
ドラムと中国をこよなく愛する深井くんも帰ってしまったということで断念(>_<)

でも玉造さんから連絡をもらったということで、田中さんと大塚さんがライブを見に来てくれた\(^o^)/

今後は直接連絡致します〜今後ともよろしくお願い致します〜

というわけでドラムソロ!!


そして浙江省最終地の温州!!

「温州みかん」というのが日本では有名だが、
実はこれは名前だかここ温州から取っただけで日本産のみかんである!(◎_◎;)

Wikiより

じゃあ当時有名だったという温州の柑橘類って何なん?
・・・というわけで地元の人に探してもらったが・・・

UnshuMikan.JPG

何のこっちゃないネーブルね・・・って別に大して美味しくないし(笑)

というわけでライブ!!
・・・って実はこの会場がとてつもなく狭い(>_<)

12畳ぐらいのスペースで、ステージも狭いのでドラムを端っこに置くしかないというぐらいである・・・

今日の会場は歴代で一番狭い・・・ だいたい12畳ぐらいでステージも狭いのでドラムを真ん中に置けない(>_<) しかしこのツアーの今までの経験では会場の大きさに関係なく同じ人数が来るのよな・・・ 聞くところによると予約だけで200人!(◎_◎;) だからPA席に金網???(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

そこでのドラムソロ!!

打ち上げで海鮮!!

明日も早いし福建省まで大移動やし疲れてるから寝ようと思ったんやけど海鮮で打ち上げやったらしゃーないなぁ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

ここの酢がむっちゃ美味かった〜・・・(涙)

というわけで福建省アモイへ向かふ〜

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2018年4月10日

若きアレンジャーにお説教

中国での本職は「スタジオミュージシャン」なので、長い長いツアーに出ててもやはりレコーディングの呼び出しを食らう・・・

まあスタジオ仕事なんてある時には寝るヒマないぐらい来るが、
ない時には全くないので必然的にある時にどんな無理してもやっとかねばならない・・・

というわけでツアーの合間にひとり北京に戻ってレコーディングをする!!

レコーディングはもともとは1曲だったんだけど「北京におるんか?ほなうちのも〜」「ほなついでにうちのも〜」で結局3曲に〜・・・ いやありがたいことです〜仕事のあるうちにやれるだけやっとかんと、ない時には全くないのがこの商売ですからなぁ・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

いや〜足掛け4ヶ月ぶりに院子に帰って来て、
バカ犬どもが相変わらずのバカだったのと、
バカ鶏がまだ生きてたのに癒される・・・

セッティング終わってプロデューサー待ち〜足掛け4ヶ月ぶりの院子だがバカ犬も元気だったようぢゃな、バカ鶏も老衰で死なず食われもしなかったようぢゃな・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この院子も壊されてビルになってしまうためまた立ち退きである(>_<)

昔ながらの北京の長屋風情ももう今の北京にはどんどんなくなって来て、
貧乏なミュージシャンは住むところを追われた天然記念物のトキのように(?)どんどんと人里離れたところに移り住まなければならないのだな・・・シミジミ・・・


さて、感傷に浸っているヒマはない。
1曲目の依頼はBeyondのドラマーWingさんから、
元Beyondの敏腕プロデューサーLeslieんとこの歌手のレコーディングだそうである・・・

1曲目はWingさんからの依頼で元BEYOND敏腕プロデューサーLeslieんとこの歌手!!なんとシャッフルの2バスでした!(◎_◎;) 続いて香港のJamesさんのお仕事・・・って友達ばっかやな(笑) いや、どんな仕事も基本そんなもんです。中国は友達からしか仕事は来ません!!友達いないと生きてゆけません!! - Spherical Image - RICOH THETA

敏腕プロデューサー、オーストラリアで隠居してたと思ったら業界に復帰するのな!(◎_◎;)

それでWingがそれを助けて、大スターでありながらこうしてレコーディングを手伝っていると・・・相変わらずやな(笑)

2曲は香港のJamesさん!!

「1曲ドラムレコーディングして欲しいんだけど」
と言われても
「この日しかスケジュールないよ」
と言うしかない。

それならばということでこの日に一緒にレコーディングしてしまおうとなった・・・

1曲目のレコーディングで音もモニターも決まってしまっているので、
それならば同じ日に何曲でも録った方がよい。

・・・というわけでそれも順調に録り終わり、
3曲目は若きプロデューサーWangWeiの仕事!!

他のスタジオでレコーディングだとまたゼロからセッティングと音作りとシステムを組み直さねばならないのでわざわざうちの院子まで来てもらうことにした。


ところでこのWangWeiからは実は旅先でこんな仕事の依頼もあった。

「アコースティックギターのレコーディングをしたいんだけど・・・」
ということで、前回北京に呼んだ三好3吉さんを紹介してくれと言うのだ。

私はイヤな予感がして、3吉さんではなく、キョンマのライブで一緒になった長谷川くんを紹介した。

3吉さんは自宅にレコーディング設備を持ってないので、
プロデューサー本人が立ち会わないこのようなレコーディング形式では、
わざわざ外のスタジオを借りてレコーディングすることになる。

「イヤな予感」とはそこである・・・

そもそもが「紹介してくれ」なんて言いながら、結局やり取りは全部私を介して本人同士は直接やり取りはしない。
つまりは通訳業務からディレクション、スタジオなんか借りてたらそのブッキングからエンジニアとのやり取り、料金の支払いまで全部私がやらねばならないのだ(>_<)

長谷川くんなら腕は確かだし、自宅にスタジオがあるなら対処出来るかもと思ったのである・・・


このような日中の間のディレクション作業はもう既に何本もやっているが、
蓋を開けてみたら今回が今までの中で一番トラブった(>_<)

仕事の内容は、ギタリストにDEMO音源を送って、
「押尾コータローのように弾いて下さい」
というもので、
まあ押尾コータローじゃない人に「押尾コータローみたいに弾け」というのがそもそも失礼なのだが、まあそれは中国なので大目に見てそのように長谷川くんにお願いした。

ところが出来上がってみたら、
「これだとDEMOの弾き方と同じじゃないですか、押尾コータローみたいに弾いて欲しいんです!!」
って・・・(>_<)

あのねぇ・・・コイン入れたらジュースが出て来る自動販売機じゃないんだから、
参考音源送って自分の思い描く音がすぐに出来上がって来るわけないじゃろ!!

「わかりました、こちらのレコーディング終わったらそちらに行きますので、その時にFunkyさんに詳しく説明します」
・・・って俺に説明してどないすんねん!!
お前もアレンジャーやったら譜面でも何でも用意して、出してもらいたい「音」をギタリストに伝えんかい!!

こんなギター一本だけの曲やったらそりゃギタリストにアレンジさせてるのと同じやないかい!!一曲ぶんのアレンジ料払いやがれ!!


あちらのレコーディングとやらが終わって夜の11時に院子に着いたWangWeiは、
とりあえず私に平謝りに謝って、最後に長谷川くんとやり取りをしてこの件は一件落着・・・
こんこんと説教してからドラムのレコーディングを開始する・・・

「今から3曲って大丈夫ですか?」

夜中の11時から3曲ドラムかぁ・・・まあ10年前はよくやってたなぁ・・・(笑)

思えばあの頃はひと握りの有名アレンジャーと、私を含むひと握りのミュージシャンが中国国内の全ての仕事をやっていた・・・

その後、彼のような若いプレイヤーが台頭して来て、
第一線だったミュージシャン達は「高過ぎるから」と言って敬遠されるようになって来る。

彼はもともと、いつもバンドメンバーが揃わない布衣のベースのトラとしてLaoWuが連れて来てワシに紹介した。

「Funkyさんと一緒にプレイ出来て光栄です。とても勉強になりました。
安い仕事でよかったら僕の仕事もやってもらえませんか」
というわけで、今では一流どころよりも彼のような世代のミュージシャンの仕事が多い。

「お前、一体いくつ仕事受けてんの?」

彼のノートの中のメモ書きを見たら、それこそ1ページが真っ黒になるほどのプロジェクトが詰め込まれている!(◎_◎;)

無理じゃろ・・・(笑)


昔、日本がバブルだった頃、
私の師匠に当たるN氏が同様に手当たり次第に仕事を受けては、それを片っ端から若い衆に振っているのを見ている・・・

「Nくん、何よあの仕事は!!そんなことやってたらもうこの世界から干されちゃうわよ」

怖〜い怖〜いスタジオミュージシャンのトッププレイヤーがN氏にクレームを言ってるのを聞いたことがある・・・

干されるも何もその後バブルは数年で弾け散ってしまった日本と違って、
私が中国でスタジオミュージシャンとして一番忙しかった10年前のあの時代と同じく、
今も世代を超えたミュージシャンが同じように寝るヒマもなく仕事をしている・・・

中国のバブルは長く、そしてはじけない・・・いやこうなってくると、単にこれは中国の音楽ビジネスの「普通の姿」かも知れんな・・・

日本のあの頃と同じく、10年前のあの頃は毎日徹夜・・・
というより2日間寝ずにぶっ続けに仕事をして数時間仮眠をして・・・
そんな生活をしてて学んだことがある。

「おい、徹夜はなぁ・・・結局効率が悪いぞ!!」

2日間寝なかったらミスも多くなり能率も下がり・・・
結局夜はちゃんと寝て朝早く起きて仕事をする方が効率がいいのだ。

リズムが全くアレンジされてない曲のドラムを手探りであーでもないこーでもないと一緒に考えて2曲録り終わった頃、彼がため息をついてこう言った。

「もう今日は2曲で終わりにして、あとはまた後日叩いてもらえますか?」

・・・それがいいそれがいい。
ツアー先からまた帰って来てレコーディングしてやるからとにかく寝ろ!!
そして頭の中をクリアにしてもっと「準備」をちゃんとしておけ!!

その方がよっぽど効率よく仕事が出来るぞ!!
(つまりもっと仕事が受けられるぞ)

いやいや、お前の場合は仕事の量はもっと減らした方がいい!!
・・・と言っても減らさんやろうなぁ・・・

日本がバブルの頃にそう言われて仕事減らした人はおらんかったもんな(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:06:54 | 固定リンク

2018年4月 9日

布衣春のツアー2018江蘇省

江蘇省は安徽省の隣である。

布衣のツアーはまことに効率よく組まれている。
初日の稲毛ー淮南の大移動(笑)以外は、
新幹線で1時間程度の移動ですむ街をうまくつないでいる。

淮南ー合肥:33分
合肥ー安慶:45分
安慶ー黄山:57分と乗り換えて更に56分
黄山ー銅陵:62分

そして
銅陵ー南京:83分
と来てこの日・・・さすが江蘇省の省都、客が600人はいたんじゃないかな!(◎_◎;)

よーしーずが日本かどっかで仕事だということで、
ここから数本はローディーをしてたDaWeiがベース!!

南京だおら〜 今日はよーしーずがいないのでベースは2軍が弾きます(笑) ええなぁ〜このシステム・・・ 秋のツアーは何本か日本のJazzツアーとぶつかっているのでドラムも2軍を養成しておこう(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

この日は打ち上げはザリガニ!!

打ち上げでは小龍蝦(中国語で「小さな伊勢海老」を召す)!! - Spherical Image - RICOH THETA

次の日は移動日なので昼から「烤鱼(KaoYu)」を食ってビール!!

昼メシは烤鱼(KaoYu)!!魚をパリッパリに焼いたあと辛いタレで煮るという四川料理(今は全中国で流行)〜 ニンニク味とマーラー味と2種類頼んだけどやっぱマーラー味でしょ!!ビールが進む・・・ 今日は移動日やからしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この「烤鱼(KaoYu)」という料理、
魚をパリッパリに焼いたあと辛いタレで煮るという四川料理(今は全中国で流行)で、こんなにビールが進む料理も珍しい!!

ほろ酔いで新幹線に乗って55分、無錫に着いて移動日。

無錫と言えばひとりドラムアジアツアーでお世話になったチャッピーさんがお隣の蘇州にいるので連絡してみたら、何やら日本人バーのリニュアルオープンに携わっているということで訪ねて行った(物販持って(笑))。

今日は移動日でライブがないので無錫の日本人街に来てドラムを叩きます!! 日本人の皆さん物販買ってや〜!!! - Spherical Image - RICOH THETA

いや〜物販が売れた売れた(笑)

日本人駐在員おそるべし!!
・・・というわけで皆さんと一緒にバカやって深酒し過ぎて翌日から体調を崩してしまう(>_<)

飲み過ぎ二日酔い腹下しで無錫ライブ!!

翌日は20分だけ新幹線乗ってお隣の蘇州でライブ!!

ここの楽屋でLaoWuが私にこんなことを言う・・・

「DaWeiが緊張してんだよ。ほら、あのウーゴンの話をしてやってくれよ」

・・・と言うのだが何の話か全くわからない。
よくよく聞いてみるとWuGong、つまり蜈蚣,中国語でムカデのことである。

どこで聞いた話か忘れたがいい話で、
布衣が最初のレコ発ライブの時に緊張しているLaoWuに私が話してやった話らしい・・・(すっかり忘れている(笑))

こんな話である。

ムカデが相変わらずたくさんの足を動かして歩いている。
それを見たアリさんはムカデにこう言った。
「ムカデさん凄いですねぇ。。。そんなたくさんの足をコントロールしてちゃんと歩いてるなんてホント凄い!!」

ムカデをそれを聞いて、
「はて、俺はどうやってこんなにたくさんの足をコントロールしてるんだろう」
と思った瞬間に足がもつれて歩けなくなってしまいましたとさ・・・

「お前は虫けらと同じだよ。虫けらが頭使って考えてどうする?
いつも歩いてるように道を歩いたらそれでいいんだよ」

吹っ切れたのかDaWeiはこの日はいいプレイをしていたように思う。

一行はそのまま蘇州に残って移動日、
私は移動日を利用して北京にトンボ帰りします〜

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2018年4月 4日

布衣春のツアー2018安徽省

70日近くにも及ぶ日本ツアーを終え、最終地の稲毛から終電で羽田へ向かふ・・・
成田ならよかったのに上海行きの夜中便は羽田なのよね〜(>_<)

羽田でチェックインした後はお決まりの寿司!!
しかし「掃除のため休業」!(◎_◎;)

板前さんに頼み込んで何とか開けてもらう・・・

羽田に来たら必ずバッテラと大トロを頼む寿司屋のフードコートが清掃のため休み(>_<) もうね、寿司屋の職人さんに泣いて頼みましたよ・・・ そしたら特別に開店準備してこれだけ握ってくれました\(^o^)/ 日本万歳〜でも2ヶ月中国ツアーです!! http://funkyblog.jp/s/2018/03/post.html - Spherical Image - RICOH THETA

朝5時に上海浦東空港に着いて、タクシーで虹橋へ向かふ・・・

上海は浦東が成田、虹橋が羽田みたいなもんか?
浦東がむっちゃ遠いのよ・・・この移動が何気に辛い(>_<)

途中中国第二の物販倉庫(笑)勝山邸に物販の補充に行き、
結局虹橋に着いたのは8時前・・・

11時10分発の列車まで待つこと3時間半・・・これがまた辛い(>_<)

3時間半も待つんやったらしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

やっと新幹線に乗り込んでそこから4時間・・・これがまた辛い(>_<)

ふう・・・やっと新幹線乗り込んだ頃にはへとへとです・・・こてん - Spherical Image - RICOH THETA

稲毛を出発して20時間後にやっと淮南東駅(どこや?笑)に着き、
迎えに来てくれた地元の人の車で30分、
ホテルに着いたらもうヘロヘロでした・・・

疲れた身体にムチ打って稲毛ライブで腐っている洗濯モンを洗濯!!

久しぶりにゆっくり寝て、洗濯して今日のリハの譜面起こし〜 ひとり部屋万歳!!ゆっくり仕事が出来る\(^o^)/ 小畑はワシと同部屋になってもいつもタバコを吸いにユッコちゃんの部屋でいるので「ほなお前ら二人部屋でええやん!!間違いが起きたらその方が面白いし」と言ってたが、どうやら中国人と同部屋になったようだ・・・残念(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

ひとり部屋万歳!!\(^o^)/
このツアーは行く先々のホテルが私の仕事部屋となります・・・

北京から着いたLaoWuグループと合流してメシ!!
「酒肉店」というお碗で飲む酒と肉の塊をかぶりつく店で肉食ってバタンQ(死語)、
寧夏から来るスタッフチームを待たずにこの日はもう寝ました・・・

長い長い移動も終わり、北京から来たLaoWu達と合流してメシ!! 「酒肉店」お碗で飲む酒と肉の塊をかぶりつく店なう〜 食うだけ食って飲むだけ飲んだら寝る〜 - Spherical Image - RICOH THETA


今回この移動になったのは、
このツアーの演奏曲には最新アルバムからの新曲が多く、
やはり当日リハでは無理だろう、でも一度北京まで飛んでからではロスがあるだろう・・・

・・・ということで翌日の会場を借りてリハーサル!!

ツアー初日のライブハウスを借りてゲネプロ、いやニューアルバムの曲は初めて演奏するのでリハーサル〜(笑) 中国のライブハウスはシンバルを常備してないところが多いので持ち込むならクラッシュ2枚の軽装備、タムも1タムでやりまする!! - Spherical Image - RICOH THETA

これ、サウンドチェックにもなって助かるのよね〜
日本だとライブハウスに毎日ライブが入っていてそうもいかないけど、
中国ではバー営業が常で、この日は夜はライブが入ってないので機材もセッティングもそのままに出来るので助かります・・・

ところでこの辺の名物は「牛肉湯」!!
「湯」は「スープ」という意味なので、いわゆる「牛肉スープ」です。

昼メシは淮南名物の牛肉湯!! - Spherical Image - RICOH THETA

スープと言っても中に春雨や豆腐麺が入っていてこれだけで結構満腹になる。

聞くところによるとこの辺は世界で最初に「豆腐」というものが発明された場所でもあるらしく、夜は豆腐料理の店!!(肉料理もあるけど・・・)

まだツアーが始まってもないのにこの宴会!!(笑) 淮南は世界で初めて豆腐が発明された場所らしく、(肉料理もあるけど)豆腐料理!! 向こう側の料理はトンカツかと思ったら豆腐カツでした!(◎_◎;) - Spherical Image - RICOH THETA

ちなみにぐるりと回して向こう側の料理はトンカツかと思ったら豆腐カツでした!(◎_◎;)


ツアー初日!!大盛り上がりのまま終わりました!!
日本では借金で首が回らないらしいがステージでは首が回りまくる日本人ギタリスト(笑)

この日のドラムソロ!!


さて次の日は安徽省の省都、合肥へ移動!!
ひと月ぶんのチケットの量がハンパないのよ・・・!(◎_◎;)

失くしたら終わるな・・・(笑)

さてと隣町の合肥まで移動〜総勢8名全員グリーン車!(◎_◎;) いや何よりひと月分渡された新幹線チケットの量がハンパない!!(◎_◎;)・・・失くしたら終わるな(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

合肥でのドラムソロ!!

ライブ終了後には同じ経営者が経営しているJazzクラブにて飛び入りセッション!!

いや〜片田舎だと思っていた安徽省でこんな店があって、
Jamセッションが出来るJazzミュージシャンがいるっつうことがびっくりやね・・・

安徽省は10数年前には中国で一番貧しい省だったのに、
ひょっとしたら今は開発が一番目覚ましいところかも知れんね・・・

その後ツアーはこの店の系列店ばっかりです!(◎_◎;)

次の街「安慶」では若者がダイブやモッシュや大変(>_<)
決してそんなタイプの音楽じゃないんやけどなぁ・・・(笑)

安慶でのドラムソロ!!

毎回ドラムソロをアップしてると「今日は違ったフレーズにしよう」と欲が働くのでだんだん辛くなって来る〜(笑)

ところで今回のツアースタッフは、チーフマネージャー、現場マネージャー、PAエンジニア、そしてよーしーずが他の現場に行く日に代わりにベースを弾くベーシスト兼荷物持ち楽器等何でもスタッフがこいつ!!

いや〜楽しいヤツで、小屋によって回線が余ってる時は客席からはちゃんと見えてる場所に影マイクを設置してこいつがコーラスを取る。

言ったらX.Y.Z.→Aでローディーのみーやんがステージでコーラスを取るみたいなもんで、日本だったら何やら不思議な感じだろうけど、何でもありの中国では全然OK!!

盛り上がったら現場マネージャーも出て来て一緒にコーラスを取る。
こういうところがまた中国らしくていいと思うな・・・

黄山ドラムソロ

はい、だんだんネタがなくなって来ました(笑)

翌日は移動日ということで、昼メシは元の時代から営業しているという老舗のレストラン!!

元の時代から営業しているという「南山巷3号」というレストランで地元料理をご馳走になります!! いや、ひとりで食うわけではないんですけどね・・・(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

名物は「臭鳜鱼(ChouJueYu)」という、まあくさやの干物の新鮮なやつみたいな・・・臭い!!(>_<)

安徽省最終地は銅陵という街!!

こいつが現場マネージャー!!

ある時はPAエンジニアの助手をしたり、もちろんメインマネージャーの助手もしたり、
何よりライブが始まる前は「前説」までして客を煽る(笑)

こんなん(笑)

昨日はこいつライブ終了後に物販売り場まで来て
「FunkyさんのTシャツなんかどうですか?あなただったらLぐらいで」
とか物販売りまで手伝ってくれた(笑)

思うに中国は日本ほど「役割分担」っつうのが厳密ではなく、
「出来ることを何でもやろう」、
まあ悪く言うと「仕事」よりは「遊び」、
いや、これはこれでいいと思うぞ・・・楽しい(笑)

銅陵でのドラムソロ!!

毎日アップしてるので今日は違うことをやろうとタム回しから入ってみたが、
やはりバスドラがないと客がよくわからないらしく、
急遽いつものバスドラ4分→8分→16分→右手と6連に戻す(笑)

右手だけ奏法で拍手を取ってからキメぐらいは別のフレーズにして納めてみた・・・

でもまあ客が盛り上がることが大事なんだから、
やっぱ欲かかずに今日からは定番フレーズでまとめよう・・・

南京へ移動して今日から江蘇省ツアー!!

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2018年4月 3日

布衣(BuYi)の内乱

もう10年以上北京での生活を共にする布衣(BuYi)の全中国ツアーに参加している。

知り合った頃は10人も客がいなかったバンドが、
今ではどの地方に行っても100人以上は動員するバンドとなったのは驚きである・・・

今回のツアーメンバーはドラムが私ファンキー末吉、
ベースがよーしーずこと渋谷有希子、
そしてギターは小畑秀光というラインナップで、
「寧夏のバンドだった布衣が今は日本のバンドじゃねぇか!!
いっそのこともうボーカルも日本人に変えちまえ!!(笑)」
と冗談を飛ばす・・・

実はこのメンバーは、私がプロデュースした新しいアルバムのレコーディングメンバーで、まだアルバムは発売前ではあるが、今回のツアーはその新しいアルバムの曲を中心に演奏されるツアーである。

・・・と、このように書くとバンドも順風満帆にと思われることだろうが、実は数ヶ月前にとても大きな事件が勃発していたのである・・・


事件の発端はある日のこと、
「エンジニアの方言(FangYan)がツアー先で酔っ払って足の骨を折ってねぇ・・・」
寧夏から車チャーターして北京の病院に運び込んだんだよ・・・と、共に暮らす北京の院子でLaoWuがそう言った。

「あいつも飲むと酒癖が悪いからなぁ・・・」
その時にはそれぐらいにしか思ってなかったのだが、それが後に大きな問題となって取りだたされるなるとはその頃には夢にも思っていない・・・


前回のツアーの最終地、内モンゴルの赤峰というところに呼ばれた。

その時のブログにも書かれているように、
もともと私は「大太鼓を叩く」ということで呼ばれている。

つまりは「いてもいなくてもライブは出来るのだが、よかったら来て大太鼓でも叩いてよ」という立場である。

ところがその日は結局ドラマーも来なかったので私がドラムを叩いた。

その時には「何か用事があって来れなくなったのね」ぐらいにしか思ってなかった。
何せこのバンドは昔から「メンバーが急に来れなくなったから」と言って代わりのメンバーとして私や他いろんなミュージシャンが駆り出されることはよくあったからである。

まあ当時は全くと言っていいほど金にならないバンドだったので、
何か金になるオイシイ仕事があったらそちらを優先することは「しゃーないなぁ・・・」という状況だったのだから仕方がない。

ところがここ数年は布衣の方が見入りがいいのか、当時は「Funkyが忙しくて来れないから」と言って駆り出されていた芳芳(FangFang)が正式メンバーとして居座って(笑)いるので全く呼ばれなくなったなぁ・・・と思っていたのだ。


その時に言われたメンバーチェンジの話も、今から思えば私にとってはちょっと引っ掛かる話だった・・・

何せこのLaoWuという男、自分から「バンドをやめてくれ」と言うことが出来ない男なのだ。

最初のドラマーをクビにする時にも一年言い出せずに待っていたと言うし、
ベースのLinNaが妊娠した時も「バンドは新しいベースを探す」とは言えずに「じゃあその間休んでいてくれ」ということにしていたことも私は知っている。

ある時、日本にLaoWuを呼んでどっかのバーで一緒に飲んでた時にこんなことを言ったことがあった。

「実はギターのZhangWeiがバンドをやめちゃうんだ」

LaoWuのとても悲しそうな表情が印象的だった・・・
私は逆にとても明るくこのように言い返した。

「そりゃよかったなぁ!!これでバンドはもうお前ひとりのもんだ!!
今までみたいにZhangWeiに譲歩しながらやってゆく必要はない。
もうこれからはお前の思うようにバンドをやっていけばいいんだよ。
おめでとう!!(笑)」

LaoWuはとてもびっくりしたような顔で私を見て、
そして何か吹っ切れたようにちょっと笑って私と乾杯した。

布衣というバンドは元々ZhangWeiのバンドで、
そこにLaoWuは後から加入して来た。

当時寧夏の田舎街でいち早くロックをやってたZhangWeiは、
当時LaoWuを含め、田舎の若者たちの憧れの存在だったのだ。

だからLaoWuはいつもこう言ってた。
「俺はバンドで歌わせてもらってるんだから・・・」

どこかで聞いたことがあると思ったら二井原が私にこう言ったことがある。
「俺はな、こんな素晴らしいミュージシャン達と一緒に音を出して、そこで歌わせてもらってることを本当に幸せに思うんだ」

歌手(Singer)とボーカリスト(Vocalist)の違いというブログでも書いたが、
私にとって本当に「こいつってバンドのボーカリストなんだな」と思うのは二井原とこのLaoWuだけである。

二井原がバンドのレコーディングリハの時に他の誰よりも早くスタジオに来て、
いそいそとマイクをセッティングしてリハを録音し、
それに自分のアイデアを家でダビングしていそいそとバンドみんなにメールしている姿と、
朝早くからZhangWeiの機材を積み込んで会場入りして、
ZhangWeiが来るまでにその機材をセッティングしてあげてるLaoWuの姿はいつもダブって見えてたのだ。

バンドのリハーサルでいつもLaoWuとZhangWeiが喧嘩してたのは見てたし、
そんなZhangWeiがバンドをやめるとなったらむしろホッとするんじゃないの?
それでもLaoWuは悲しいのか・・・いいヤツだな(笑)などとその時は思っていたのだ。

だからバンドのメンバーがまとめて3人も脱退するなんて私にはちょっと信じられない事実であったが、
「まあバンドには他の人が知らないいろんなことがあるからな」
とその時はそれぐらいに思っていた・・・


脱退した後に、実は私はギターのMiaoJiaとLaoWuとを同じイベントにブッキングしていた。

「もう一緒にステージには立てないから」
とLaoWuが言うので
「こいつみたいなヤツでもここまで人と揉めるんだなぁ」
とびっくりした。

布衣としてはギターに小畑秀光を呼ぶのでそれでよいが、
爽子のバックバンドとしてもMiaoJiaをブッキングしているので外すわけにはいかない。

まあ呼び出したんだから私としてはMiaoJiaと酒でも飲む。
「バンド脱退したんだってねぇ・・・」
そう聞く私に彼は
「いや〜ギャラが安くてやってらんね〜よ」
と笑いながらそう言った。

「子供も生まれて今俺は最低でも月に2万元の稼ぎが必要なんだ。
とてもじゃないけどやってらんね〜」

多い時にはバンドを9つ掛け持ちしていたこいつだが、
最近は布衣ひとつになったので生活してゆけなくなったのかな・・・

その時はそのぐらいに思っていた・・・


しばらくして、親しくしている業界人LaoLuanから電話が来てこんなことを言う・・・

「おい、知ってるか?LaoWuとFangYanのこと・・・
実はあれはツアー先で二人が酔っ払って喧嘩して、LaoWuがFangYanの足をへし折ったってよ・・・」

!(◎_◎;)

「このことはFangYanは何も言わないんだけど業界の噂でね」
と言い足してから電話は切られたが、私にはちょっと信じられないような話である。

10年以上一緒に暮らしていて、LaoWuは人と喧嘩をするようなそんな人間ではないのである・・・ましてや人の足を折るほどの暴力を振るうなんて・・・

私はすぐにLaoWuを呼び出して詰問した。

「お前と俺は家族だ。
最終的には人が何を言ったって、最終的には俺はお前の言うことを信じる。
俺にだけは本当のことを言え。それがどんな事実だったとしても俺は家族としてお前を守る」

LaoWuの反応は、私から突然そんなことを言われてびっくりしたのと共に、
今から思えば「状況はそこまで来たか・・・」という表情もあったようにも思える。

「そんなことはあり得ないよ!!その現場は寧夏の友達がみんな見てたし」
真っ正面から否定するLaoWuの表情にウソはないように思える。
いや、そもそもそんなウソをついたり出来るような男ではないのだ・・・

「じゃあ誰がそんな噂を流した?FangYanは自分からはそんなことは言ってないと言ってるぞ」

答えを聞くまでもない。
その場にいたのは当事者であるLaoWuとFangYanと寧夏の友人たち、
そして「バンドのメンバー」だけである・・・

「MiaoJiaか?」
私はとっさにギタリストの名前を口に出した。

他の二人のやめたメンバーは性格的に攻撃的な人間ではないので、
そんな悪意を持った中傷を流すならこいつかな、と私は思ったのだ。

「ちょっと彼と膝付き合わせて話に行くよ・・・」

とLaoWuが言ってそれでこの話は終わっていた・・・
しかしそれから後に、想像もしなかった大きな問題が起こるのであった。


今年に入って私は70本近くの日本ツアーを行っていた。
そのツアー先で、とある業界人がこんな文章が出回ってると送って来てくれた。

声明:布衣楽隊は正式にボーカルのLaoWuをクビにします!!

!(◎_◎;)

全くもって理解に苦しむ声明である・・・
私の見解では、布衣はZhangWeiが脱退した後にはもう「LaoWuのバンド」なのである。

誰がこんな声明出したの?・・・

この声明には、LaoWuがどれだけ酷い人間か、
マネージャーと結託してバンドの収入を独り占めしてるとか、
暴力的な人間でエンジニアのFangYanの足を叩き折ったとか、
まあ目を覆うようなことが書かれていて、
最後には脱退したメンバー3人の名前が連盟で書かれている・・・

私はツアー先からすぐにLaoWuに電話をした。
「何なの?これ・・・」
正直全く意味がわからなかったのだ。

こんなことして誰が得をすんの?・・・

私は真っ先にそれを思った。
何せ布衣の詞曲のほとんどを作っているのはLaoWuで、
その3人がLaoWuをクビにして布衣を名乗ったところで、
別のボーカルがそれらを歌って今よりも歓迎されるはずがない。

つまり今まで2万元も稼げなかったんだとしたら、
これを断行したところでもっと稼げるようになるわけがないのだ!!

明らかにこれは「嫌がらせ」・・・
誰も得をしないんだったら憎っくきLaoWuに損をさせる目的以外の何ものでもない。

布衣側としては正式に声明を出して、当然の如くこれを否定した。


その後、何事もなかったかのようにツアーが始まっている。

ツアー前の取材で
「今回のツアーは大幅にメンバーが変わってその影響などはありませんか?」
という質問に対してLaoWuはこう答えている。

「何言ってんですか、今回のドラムはアジアドラムキングのFunkyですよ。
布衣の1枚目のプロデューサーでもあります。
レベルが上がることはあっても下がることは決してない!!」

つまり「Funky」という名前を「品質保証」に使ったわけだ(笑)

よいよい、いくらでも使うがよい!!
私の仕事はその期待を裏切らないプレイをすることである。

ずーっとそれをやって来たから今がある・・・

やめた3人のメンバーにも言いたい。
お前たちが戦うのはそんなところではない、「音」で戦うべきなのである。

今回のツアーで
「やっぱ昔のメンバーの方がよかったよね」
と言わせられればお前らの勝ち、
「今回の布衣は前の布衣より数段よかったよね」
などと言われたとしたらお前らの惨敗である。

まあ悪いけど惨敗で終わるじゃろうな・・・(笑)

そんな人を陥れるような文章を考えるヒマがあったら、
どうして「他のプレイヤーには絶対に出来ない音」
(テクニック的にという意味だけでなく、独自のスタイル、サウンドという意味で)
ををもっと頑張って作り上げとかない!!

少なくとも日本人のギタリストにコピーされて「そっちの方がよかった」などと言われたとしたら、ボーカルをクビにする文章を送りつける前に、お前はバンドで何をやっていた?

悪いが私は今回のツアー終わって次に別のドラマーが代わって叩いたとしても
「やっぱFunkyさんの方が凄かったな」
と言われるようなプレイをしてる自身はあるぞ!!

まあ今から言ってももう遅いだろう。
お前も次の自分のバンドで頑張ってそれを成し遂げろ!!

何か助けが必要なら遠慮なく言え!!いつでも助けに行ってやるぞ、説教付きでな(笑)


今回の事件で私が真っ先に考えたのは、私がこの争いに「巻き込まれ」たりしないかということだったが、どうやらそれも杞憂に終わったようだ。

昔もっと大きな事件零点(LingDian)のボーカルとのメンバーとの訴訟劇があった時も、私は「中立」の立場を貫いた。

ボーカル小鸥(XiaoOu)のバックもやるし、零点のアレンジもやる!!
そもそもスタジオミュージシャンなんて究極にはゴルゴ13みたいなもんなんだから(笑)、請け負った仕事は思想、宗教などに関係なく完璧にミッションを遂行すればそれでよい。

この敵ばかりを作りたがる中国人社会の中で、
長年に渡って誰からも敵視されない希有な立場にいられるのもこのポリシーがあってのことである。

大事なのは仕事、音楽!!・・・そして「人間性」である・・・


LaoWuが酔っ払ってケンカしてFangYanの足を叩き折ったなんて誰がそんな話信用するだろう・・・

もし信用したとしたらそれはLaoWuの「日頃の行い」である。

かく言う私も日本でとある大きなプロジェクトのミーティングでこんなことを言われたことがある。
「問題なのはお前の性格だ!!お前はキレやすい!!」

私は悩んで色んな人に相談したが、みんな笑って取り合わない。

「末吉は仲間うちの中では相当温厚な方やと思うよ」と和佐田。
「もし末吉さんがキレたとしたら、それはその人はきっとよっぽど酷いことをしたんでしょうね」と沼澤。

だから人と争ったりしてはダメなのだ。
(JASRACとの戦いは別にして・・・(笑))

LaoWuにもこう言って説教をした。
「お前ももう昔みたいな無名のアンダーグラウンドミュージシャンじゃない。
人はな、有名人のいいところなんて見やしない。
悪いところを見つけてはそればっかり吹聴するんだよ。
だからもうお前も人と争うな」

これは自分にとっても大きな戒めとなる。
いい歳こいて人と争って人生何が楽しい?・・・


余談として、長年LaoWuやFangYanと暮らした院子が取り壊しのため出て行けと言われている。

LaoWuは今まで通りみんなで一緒に暮らそうと思っているようだが、
FangYanの方はもうLaoWuと一緒には暮らしたくないようだ。

きっとべろんべろんで何も覚えていない状態で、人から
「LaoWuがお前の足を叩き折ったんだよ」
などと言われて
「そうかも知れない」
などと思っているのかも知れない(笑)

まあ「人の感情」ばかりはいくら兄貴分の私としても立ち入ってコントロール出来たりするもんではない。
問題はどちらもが「Funkyは自分と一緒に住むだろう」と思っていることである。

私は迷わずFangYanを選んでLaoWuにそう通達した。

「お前の周りにはもう色んな人がいて、俺がいなくたって十分楽しく暮らしていけるだろ?
FangYanは俺がお前んとこ行ったとしたらきっと寂しく思うだろうからな」

ロックとは「強い」音楽である。
だからロックを志す者は常に弱い者の味方でなくてはならないと思っている。

足を折って数ヶ月働くことが出来なかった「家族」のひとりを、
今度は私が助けてやらなきゃなんないんじゃないかな・・・

性格的にはめんどくさいヤツなんやけどな・・・しゃーないなぁ・・・(笑)

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2018年4月 2日

3ヶ月ぶりの中国は壁越えとの戦い(>_<)

3ヶ月も中国を留守にしてたらすっかり忘れてしまってた・・・

中国ではTwitterやFacebook、YouTubeなどにアクセス出来ないようにされている。
これを万里の長城になぞらえて「グレートファイアーウォール」とか呼ばれている。

一番困るのがGoogleもこの対象で、検索どころかGmailとかにもアクセス出来ないことである(>_<)

私は友人である奥野龍太郎氏の紹介で「12vpn」というのをメインで使って「壁越え」というのを行なっている。

まあこのグレートファイアーウォールを飛び越えて、海外の規制されてないサイトに直接接続するみたいなニュアンスである。

ところがiOSにインストールしていたプロファイルが期限切れ(>_<)
それを更新するためには12vpnのサイトに行って最新のプロファイルをダウンロードせねばならない・・・

でもね、上記サイトと同様に、それに裏技でアクセス出来るようにするサイトに中国政府がアクセスさせるわけがない(>_<)

当然ここに繋ぐにも12vpnのような「VPNソフト」を使わねばならないのだが、
その12vpnのサイトにアクセスするためのVPNをダウンロードしたいのにそこには12vpnがないとアクセス出来んという本末転倒(>_<)

しゃーないので予めインストールしてあった「VPN express」というソフトを久しぶりに開いてみる・・・

中国ではこのように壁越えのアイテムをいくつか用意してないといざっつう時に困るのよねぇ・・・

・・・ってか長くこれにもアクセスしてないのでいざっつう時にサインイン出来ん(>_<)

困った時の奥野龍太郎頼みで連絡を取ってみたら「ワンコインVPN」っつうのを紹介してくれた。

これが試してみたら爆速で、もう12vpnすら全く繋いでいない!(◎_◎;)

通常vpnソフトに繋いだら、逆に中国国内のサイトにアクセスするのがむっちゃ遅くなるのだが、このvpnは全くそれが気にならない・・・!(◎_◎;)

vpnを繋いでることを忘れてしまうぐらいなのである・・・

というわけで、じゃあ結構な費用がかかる12vpnを解約しようかと思ったらやはりそうはいかない。
この「壁越え」は中国政府の規制との「イタチごっこ」なので、いつ何時そのサーバーをブロックされるやらわからないのだ・・・

しゃーないなぁ・・・しばらく3つとも使い続けますか・・・

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