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2015年12月11日

中国式ビジネスミーティング

昔馴染みの王暁旭(Wang XiaoXu)という若い衆から久しぶりに連絡が来た。

なんか「久しぶりに会いたい。迎えに行く」とまで言うので、
本当はそんなヒマはなかったのだが、
まあこいつも最近は偉くなっていろいろ仕事もくれたりするので
「しゃーないなぁ・・・」
という感じで出かけて行った(笑)

「中国ビジネスは胃袋でやる」とよく言われるが、
ワシにとってはこれが「ビジネスミーティング」だと思ったことはない。
「朋友と酒飲んで、気がついたらいつの間にか一緒に仕事をしてる」という感じである・・・

わざわざうちまで迎えに来てくれて、連れて行かれた店が「麻辣香锅(MaLaXiangGuo)」という激辛汁なし鍋」のチェーン店、
思えばこの望京店に初めて行ったのも彼とである。

あの時は彼に頼まれてアレンジした女性歌手が連れて行ってくれたのだが、
「辛いの大丈夫?」
と聞くので、
「大好きだよ。大辛頼もう!!」
と答えていたのだが、
出て来たこの鍋がむっちゃ辛くて食えないほどだった。

「やっぱ大辛は違うねぇ・・・辛くて食えないや」
と汗だくになってそう言ったら、その歌手が笑ってこう言った。

「実はね、初めての人に大辛は無理だと思って微辛にしたの(笑)

そんなワシもそこに通い詰め、今では胸を張って「大辛」を頼むことが出来るようになった・・・

MaLaXiangGuo.jpg

もうこれはビールなしでは食える代物ではないのでビールも頼む・・・
気がついたら「会わせたい人がいる」というその人が来るまでにふたりで4本空けているではないか・・・

いろいろ昔話に花を咲かせる・・・

「あいつは今なにしてんの?」
とかの質問に、意外と
「あいつとはあれ以来会ってないよ」
と渋い表情で答えられることが多かったことがびっくりした。

若い頃はといえば貧乏で、
彼は裏方としてそんなバンド仲間を何とかデビューさせてやろうとワシまで引っ張り出して来て、
全く金にはならないのだがワシも一生懸命やったげたりして、
まあ終わってメシ食って酒飲んで、笑ってそれで終わり・・・

ワシなんかはそんな楽しかった日々を思い出すのだが、
みんな大人になって、それぞれいろんな方面で偉くなって・・・

そうすればみんないろいろあってぶつかって仲違いするのな・・・(悲)

まあそれでもワシはと言えばこいつがこんなに偉くなってもこうして懐かしがって声をかけてくれる・・・
思えばワシほど中国の音楽界の中で全ての人に好かれてる人間はいないらしい・・・

どの国でもそうなのだろうが、
「派閥」みたいな感じでいつも誰かと誰かが対立している世知辛い世の中で、
ワシだけはその全ての派閥の人間から悪口を言われたことがない・・・

「でもなぁ・・・あいつの性格は一生治らないよ。
性格ってのは小さな信仰(XingYang)みたいなもんだからな」
と毒づく彼の言葉を聞いてはっと思った。

中国に来て25年、今でもこうしてこの異国の地で仕事が出来ているのは何もワシのドラムの腕だけではない。

「才能」とは「音楽」だけのもんではないのだ。
こうして昼から辛いもん食って酒が飲める「胃袋」だってそうだろうし、
何よりも日本では「変わり者」でしかないワシの「性格」がこの国の人間に非常に合っていた。

ワシが信じて来た「信仰(XingYang)」、それは日本語に訳すと「生き様」のようなものなのだろうか・・・
この年になって今更もう変えることなんか出来ないし、
もう死ぬまで一生このまま生きてゆくしかないのだが、
それをこんなに多くの人が愛してくれてることが何よりもワシがここで一番嬉しく思うことである。

4本目のビールが空き、追加注文をする頃に「会わせたい人間」とやらがやって来た。

「すみません、先にもう飲んで食ってやってました」
と一応礼を尽くして深々と頭を下げる。

向こうは何か頼みごとがあるからワシを紹介してもらったのだろうし、
当然ワシの方が年上で、音楽業界でも大先輩なはずなのに、
日本で生まれ育ったワシはついついここで偉そうにすることが出来ない。

これがまた中国人の琴線に響くのだろう・・・

「Funkyさんに最初に油麦菜(YouMaiCai)を食べさせたのはこの俺なんだ」
王暁旭(Wang XiaoXu)が変な自慢をする(笑)

そうそう、最初にこいつが「ご馳走したい」と言ってメシに連れてってもらった時、
まあ当時はヤツも貧乏だったので小さなその辺のレストランだったのだが、
そこで日本では滅多に見ることのなかったこの野菜を初めて食べてしばらくハマってしまったのだ・・・

「黄家強を俺に紹介してくれたのもFunkyさんなんだよ」

そうそうBEYOND復活コンサートの最終日に呼ばれてこいつと一緒に香港まで行ったっけなぁ・・・

「あの時、打ち上げにまで連れて行ってくれて、周りは黒豹だBEYONDだスターばかりだろ、俺なんか緊張しちゃって大変だったんだから・・・」

そんな彼も今ではその黒豹だのBEYONDのベーシスト黄家強だのをブッキングするイベンターとなっている。

「確かあの時は貧乏旅行でなぁ・・・」
ワシもついつい思い出話に参加する。

当時香港直航便は高かったので深センまで飛んでそこから陸路で香港入り、
ふたりでバックパッカーが泊まるような安宿に泊まってまた陸路で深センから帰った。

「当時は再婚直前でお前にいろいろ悩みを聞いてもらったよなぁ・・・」
そうそう、そんな時代もあったのである。

その「会わせたい人」というのは何やらダンスとファッションショーと音楽を融合したみたいなことを考えていると熱く語る。

もう既に酔っ払って辛さでハイになっているワシは酔いに任せてこう言った。

「新しい朋友よ、私はあなたともしそのプロジェクトを一緒にやって、
成功しようと失敗しようと構わない。
ただ10年後、20年後にお互いに悪口を言うこともなく、
あなたとこうして楽しく酒を飲んでいたい。
それだけですよ!!」

新しい友とまたビールを何杯か乾杯して、
そしてその日一日は終わってしまった・・・(>_<)

まあいい、こうして中国の仕事は回って行くのだ(笑)

20151210BusinessMeeting.jpg

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