ひとりドラムの軌跡

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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2015年12月29日

前渡金ゲット!!

ここだけの話、北京では現在仕事の数に対してミュージシャンが絶対的に足りていないのだ。

先日もリハーサル中にそのバンドのベーシストからいきなり
「12月29日にリハで1月3日本番の仕事が出来ないか」
と耳打ちされた。

29日はこうして日本戻り、
そして1月3日は豊橋でイベントが入っているので無理である。

悲しそうに頷いてまたベースを弾く彼・・・
そして昨日には「キーボードが見つからないんだ」と泣きが来た。

有希子(よーしーず)はキーボードでこんな仕事受けてくれないかなぁ・・・」

ライブで左手でベース右手でキーボードを弾くのを見てた彼は藁をも掴む思いでそんなことを言う・・・

「あ、大丈夫大丈夫!!スケジュール聞いとくから」
勝手に安請け合いするワシ(笑)

日本でもキーボードとして仕事をしてたみたいだから大丈夫じゃろう。
スケジュールは大丈夫そうなので勝手にOKしておいた(笑)

あとは言葉の問題のみ!!
頑張って覚えたての中国語で直接コミュニケーション取るよーに!!・・・

・・・とまあ、こんなに数日後のスケジュールがぽんと決まるんだから全てのミュージシャンがそれに合わせられるはずがない。
いつもどこかで誰かがミュージシャンを探しているというのが現状である・・・


さて前置きはさておいて、
前回のテレビの収録のバックバンドの話・・・

国内有名歌手の曲をアメリカやイギリスの有名アレンジャーにアレンジさせて、
それを日本の一流ミュージシャンに演奏させようという企画・・・

ネット番組などで国内全てのミュージシャンが駆り出された話は書いたが、
結局のところこの数多い(ネットも含む)テレビ番組が、
それぞれ国内トップのミュージシャンを片っ端から押さえていったら、
そもそもいくら若手のミュージシャンが育って来たと言ったって足りるわけがないのだ。

そこで日本人ミュージシャンに目をつけた・・・

ここは敢えて胸を張って自慢させてもらうが、
「日本人ミュージシャンは腕がよくて仕事が真面目である」
という中国の音楽界での評判はワシが25年間の活動の中で築き上げて来たものである。

だから「日本人ミュージシャンを集めてくれ」と言われたところで、
ヤツらは別にそれぞれのミュージシャンの音源など必要としない。

「ファンキーが一流と言うのだからそれは一流に違いない」
と暗黙のうちに思われてしまっているのである。

いわば「ブランド」である。

だからその期待に応えられるであろう友人を集めた。
彼らなら私の25年間に泥を塗ることは絶対にないだろう。

しかし初めての「中国の仕事」がの方が彼らとワシの友情に泥を塗る可能性はある(涙)

だからワシは
「スケジュールを大決定にするには必ず前渡金を支払うこと」
という条件をつけた。

それなら例えドタキャンになったとしても、その空白のスケジュールに対して報酬を支払っているわけなので少なくとも友情にはヒビは入らないだろう(笑)

ところがこの「中国人から金を取る」ことこそがどんな難曲を初見で演奏するよりも難しいことなのである。

というわけで「中国人には中国人を」で間にLaoLuanを立てた。
そしたら何と彼がちゃんと前渡金を取ってくれたのである(驚)

ワシがリハーサルをしているスタジオにLaoLuanが金を届けに来た。
リハを中断して分厚い封筒を受け取る(恐)

周りに気付かれないようにそっと中を覗くと、
日本円だけではなく中国元も混ざっている。

「明日日本に帰るから日本円に両替して持って来てね」
と言ってたのだが、中国人の日本爆買いツアーのおかげで近頃では日本円に両替は数日待ちという状況らしい・・・

中国元の最高紙幣は100元で日本円でたかだか2千円程度なので、
こうしてちょっとまとまったギャラとかになると札束いくつにもなるのだ・・・

日本人のミュージシャンを紹介して、
彼らへの前渡金に中国人がどさっと札束を渡す・・・

凄い時代になったもんじゃのう・・・

問題はその「額」が日本人ミュージシャンにとって満足出来る額なのかということである。

封筒の中身を確認したいのはマウンテンマウンテンなのだが、
いかんせんスタジオの中では他のミュージシャンの目がある。

今日の過酷な移動のまず最初、北京駅では、
ただでさえ置き引きやスリが多いので札束の封筒なんて出せやしない・・・

トイレの中でとも思ったが、大きなトランクを外に置いてたら置き引きにあってしまう・・・

天津までの寝台車の中でカーテンを引いてこっそり金勘定しようと思ったが、
日本の寝台車と違って仕切りのカーテンがない・・・

天津駅に着いて駅前のホテルで仮眠を取ろうと思ったが外国人宿泊禁止(>_<)

タクシー捕まえて天津空港まで行く途中にとも思ったが、
運転手に見られた日にゃぁノックアウト強盗されてしまって目も当てられない・・・

結局天津空港に着いて障害者用の大きなトイレの中で封筒を開いてみた。

なんとその額は立派に日本人ミュージシャンが満足出来る額であろうとワシにはそう感じた。

まあLaoLuanがいくら取ってるかは知らんが、
そもそもLaoLuanがいなければこの金は取れなかったわけだから、
結果ミュージシャンが満足する額が残ればそれでよい。

かくして帰国したらこの金を各ミュージシャンに振り込む!!

そしたら1月には彼らが北京にやって来て、
それこそ期待通り以上の演奏をしてくれるだろう。

すると北京のミュージシャン達はきっとワシにこう言い出すのだ。
「ファンキーさん、ほんとミュージシャンが見つからないんです。困ってるんです、日本から呼んでもらえません?」

日本人は世界一真面目で腕のいい民族だと思っている。

ところがそのギャランティーはワシの知る限りこの30年上がっていない。
北京は年々上がっているだけでなく、ここに来ての円安人民元高。

上海バンスキングの時代のように、
活動の場がない日本に見切りをつけて中国に稼ぎに来る・・・
いや、渋谷有希子(よーしーず)のように中国に引っ越して来るようなミュージシャンがどんどん増えて来たとしても不思議ではないと思うぞ・・・

中国人はその昔、戦乱の続く祖国に見切りをつけて、
新たな場所へ飛び出して行ってそこの言葉と文化を学び、
「華僑」となってそこを新天地としていった。

島国根性に見切りをつけて
日本人も飛び出していって「倭僑」となってそこを新天地としてゆけばいいのだ!!

ワシがよく講演会などで話している「倭僑のススメ」である。

中国人なら「華僑」?
日本人なら「倭僑」?

じゃあフランス人なら「仏教」?・・・

おあとがよろしいようで・・・

Posted by ファンキー末吉 at:05:29 | 固定リンク

2015年12月28日

銃を持ったコンサート警備員

先日行われた内モンゴル自治区「包頭(BaoTou)」での布衣(BuYi)のコンサートに呼ばれて参加して来た。

彼らもちゃんとしたドラマーがいるのだからワシを呼ぶ必要は全然ないのだが、
まあきっと「楽しいから一緒に行こう」というノリなのだろう、
「とりあえず中国太鼓とロートタム叩いてね、ゲストでドラムも数曲」
という居ても居なくてもいいような存在として呼ばれて行った(笑)

ところが会場についてびっくり!!
なんとこの街最大の大劇場である!(◎_◎;)

BuYi20thBaoTou2.jpg

暗くてちゃんと写ってないが2階席にもちゃんと人が入っている!(◎_◎;)
・・・いや〜偉くなったのう・・・

まあでもそんなでかい会場でのワンマンコンサートでも、
普段着でジャンバー着たまま自分でセッティングをしているのが老呉(LaoWu)らしくてよい(笑)

舞台監督もローディーもいない、
同行スタッフはファン上がりの女性マネージャーと、
PAエンジニア(中国では録音エンジニアがPAもする)の方言(FangYan)とその助手だけ。

舞台にはドラム台とアンプなどの楽器しかなく、
ただバックに大きな電光掲示板があるのでそこそこ大会場の雰囲気は出る・・・

BuYi20thBaoTou1.jpg

まあこんな巨大な会場でも手作り感満載のまるで高校時代の自主コンサートのような雰囲気なのだが、
ひとつだけ大きな違いが警備員!!

中国ではコンサート会場は全て「国」の持ち物。
特に大勢の人間が集まるような会場は全て中国共産党が管理する。

そりゃそうだ、どっかの団体が大勢の人間集めて反政府集会なんかやられたら中国共産党としては黙っちゃいられないからね・・・

そこで(だと思うのだが)警備として派遣されるのは人民解放軍だったりして、
ワシも大きなコンサートなどでは迷彩服着た人民解放軍の一糸乱れぬ警備風景に背筋が冷たくなる思いをしたりする・・・

というのも、
1992年に爆風スランプを北京に連れて行ってラジオ北京の45周年記念イベントで演奏した時、
4曲演奏の予定だったのが1曲目で煽り過ぎたのか司会者が出て来て送り出しを始める。

構わずに2曲目のカウントを出して演奏を始めると司会者はすごすごと帰ってゆくのだが、
ステージから見下ろす位置にあるPA席で異変が起きた。

その迷彩服の人民解放軍(だと思う)が二人、PA席にやって来て音を全部落とさせようとするのだ。

日本から来たエンジニアは真面目なので必死に抵抗する。
そこでこのイベントをブッキングしてくれた中国のロック仲間がそれを止めようとやって来て間に入るのだが・・・

当時、長髪の若者が街を歩いているような時代ではなかった。
彼のような長髪は文字通り「ロックのシンボル」であった。

人民解放軍は止めに来た彼が中国人だと認識した瞬間に、
外国人PAエンジニアに対する態度とは明らかに違う態度を示した。

いきなり彼に殴る蹴るの暴行を行ったのだ。

中国のコンサートはアリーナに客を入れず真ん中に円形ステージを作るが一般的なのだが、
PA席はアリーナにあってその様子は2万人の観客全てから見えている。

そんな状況の中で人民解放軍は彼をめった打ちにし、
うずくまった彼に容赦なく軍靴で蹴りを入れた。

客席は騒然となり、ペットボトルが投げつけられて飛び交う中、
人民解放軍はもう動けなくなった彼の、ロックのシンボルとも言える長髪をつかんでボロ雑巾のように引きずって出て行った。

PAを完全に落とされ、音の出なくなったマイクと、
アンプの生音とドラムの生音だけで届け出を出した4曲を演奏し、
胸を張ってステージを降りたら・・・

そこには銃を持った人民解放軍が待ち構えていてワシらを別室に軟禁・・・

「さてどうなったでしょう・・・続きはを買ってお読み下さい」
とワシはいつも「ひとりドラム」の時にそうやって話を締めるが、
こんなことが実際にあった時代、そんな時代も今は昔・・・

この日の布衣のコンサート、終わったらCDの即売会が行われ、
ワシも呼ばれて一生懸命サインなどをしてたのだが、
ファン達との記念撮影が終わって、最後にこの警備員達が恥ずかしそうにサインを求めて来た。

BuYi20thBaoTou3.jpg

ご覧の通り、手には銃を持っている。
一番左の若者は写真撮影のためにわざわざ銃を構えてポーズをした・・・

腕章には「特警」と書かれている。

「武警(武装警察)」やこの「特警(特殊警察部隊)」などは人を射殺する権利を有すると聞く。
もしもこのコンサートで反政府的な活動をして暴動と発展したとしたら、
この人たちはお国のためにきっと容赦なく「暴徒」達を射殺するのだろう・・・

そんな「純粋な」若者がニコニコしてCDを買ってサインを求め、
こうして一緒に記念撮影をして笑顔でワシに握手をして帰ってゆく・・・

これが「中国」・・・今の「中国」なのである・・・

Posted by ファンキー末吉 at:09:34 | 固定リンク

2015年12月24日

日本の一流ミュージシャンばかりでバックバンドを!(◎_◎;)

怒涛の年末年始の移動スケジュールの第一弾、
無事に成田ー関空ー煙台ー北京の移動を終えたワシは、
その夜ほぼ徹夜で20曲ほどの譜面起こしをしてそのまま6時出発でリハーサル・・・

ダンス系の歌手らしくドンチキものとバラードばかりなのでその辺は楽だったのだが、
問題はそのままリハ終わりの別ミーティング!!

実は数日前にこんな発注があったのだ・・・

1)仕事の性質:テレビの娯楽番組が、ライブスタイル。
2)収録時間:2015年1月14日リハーサル、15日午後予備放送帯 の収録 、夜は視聴者付きの撮影。
3)仕事内容:6人の中国歌手が1人2~3曲の伴奏(全部で15曲ぐらい )
4)作品の背景:流行音楽のジャンルを経て、作品はアメリカとイギリス著名な音楽プロデューサーが新たに編曲して,そして米英両国の専門のプロミュージシャンスタジオで録音しました。
5)バンドの要求:いつも有名な歌手のコンサートで伴奏する、専門のバンド 。
6)時間ノード:2015年12月20日夜8時前に、参加することができるかどうか 返事しなければならない、確認後歌のオーディオ資料を送りします。
時間が厳しいから、よろしくお願いします。 ありがとうござい❗️@有希子

日本語が少々変だが、これは渋谷有希子に送られて来た原文!!(笑)
そして回り回ってワシのところにこれと全く同じ中文が送られて来る。

トドのつまりは要するにみんなでよってたかったワシを捕まえたかったようだ・・・
ワシの中国の携帯は日本にいる時は方言(FangYan)に転送されるが、
同じ内容で方言(FangYan)の電話がいろんな知り合いからの電話で鳴りまくる(笑)

そうしてプロデューサーがついにワシにたどり着いて、
「至急に」ということでワシがこのスケジュールが空いている日本の一流ミュージシャンを探すという羽目になったのだ・・・

ちなみにワシはその日は全中国ひとりドラムツアーの活動で连云港(どこや?笑)に行っているので参加出来ない。

ベースはバンマスで渋谷有希子は大決定ということで、
キーボード二人とギター二人は何とか見つけたが、
(決定になったらお名前出しますが、まあいつものセッション仲間の一流ミュージシャンです)
問題はドラマー!!(>_<)

何せもともとはワシに頼もうとしてたのだから、
ファンキー末吉レベル、もしくは「それより上手い」ドラマーを求められている・・・!(◎_◎;)

いや〜「何ぴとたりともワシより上手いドラムは叩けまい!!」という思い込みだけでここまでやって来たので自分より上手いドラマーを探すのは骨が折れるのよね〜(笑)

以前WINGの仕事でワシのスケジュールが合わなくて、
菅沼孝三と長谷川浩二に打診したことがあったのでこの二人には真っ先に連絡したがスケジュールがNG(>_<)

岡本敦夫さん、そうる透さんにも連絡したがNG(>_<)

あ、今年のサマードラムスクールに参加して下さった長谷部徹さんがいるぢゃないか!!
と電話をかけたがNG(>_<)

サマードラムスクールと言えば衛藤浩一さんがいるが、
去年のような「おいた」をされた日にゃぁワシが25年間築いて来たものを一瞬で無にしかねないので彼だけはハナから外した(笑)

あと誤解のないように言っておかねばならないのが、
ワシの友人のドラマーで「俺には声かかってないよ」という人も多々いるが、
別に「一流じゃない」とか「ワシより下手」とか思ってのことではない。

この仕事は「バックバンド」の仕事である。
例えばひぐっつぁんが生きてたとしても決して声をかけることはなかっただろう。

バックバンドに長けてる人、すなわちスタジオミュージシャンの中から色々探していたのである・・・

やっぱね、住んでたところが「ロック界」なのでスタジオミュージシャンにそんなに知り合いおらんな・・・
仕方がないので渋谷有希子に「ワシより上手いドラマーを探せ!!」ミッションを出す。

「もし探せられなかったら村上ポン太さんを呼ぶからお前が仕切れよ!!」

ひえ〜!!!!!

村上ポン太さんはワシの憧れのドラマーで、
日本のドラマーの中でワシが一番影響を受けた人ではあるが、
何せ「大御所」過ぎて、また「あの時代」の人なので酒や女の武勇伝が物凄過ぎて、
まあワシら世代のミュージシャンでポン太さんを「仕切れる」人間はいない(笑)

思えば今の若い人もワシのことをこんな風に思ってるのかなぁ・・・

まあ結局はいろんな人からの紹介で、ワシとは直接の面識はないとある一流スタジオミュージシャンにお願いしたのだが、まあこれも大決定となるまではまだお名前は伏せておこう・・・

さてそれまではずーっとそのプロデューサーとWeChatという中国のLINEみたいなツールでやり取りをしてたのだが、
「じゃあ北京に帰って来たら会って話をしようじゃないか」
ということになってこの日にミーティングが行われたわけだ。


指定された店はなんと「羊の足の丸焼き」の店!(◎_◎;)

「何でワシの好物を知っている?!!」
とびっくりしたが、
「ファンキーさん白酒は飲みますか?」
と来たので少々雲行きが怪しくなって来た・・・

「ミーティング」と称して結局は酒を飲まされていろんなことをうやむやにされることがこの国では本当に多い・・・

ワシは自分が紹介したミュージシャンに少なくとも「前渡金」を取ることを何よりも優先するミッションとせねばならない。

ドタキャンの多いこの国の仕事で、
前渡金も取らずにこの一流ミュージシャンのスケジュールを移動日も合わせて4日間も押さえ続けることは、すなわち
「衛藤浩一を中国に放り込む」
のと同じぐらい危険なことなのである・・・(笑)

こういう話し合いは中国人同士の方がいい場合が多いので方言(FangYan)も同席させる。

ところが
「ついでにLaoLuanのスタジオ行ってワシのiPhoneの充電ケーブル取って来て〜」
と別ミッションを命じたのがいけなかった。

「じゃあ僕は7時半にはスタジオに行かねばならないので最初に顔出したらすぐ出ます」

ってあーた!!それだと全く役に立たんじゃろ!!!
充電ケーブルなんていつでもいい!!今日はとにかくここにいろ!!

兎にも角にも方言(FangYan)と二人でその店に出かけて行ってそのプロデューサーと会った。
乗りがDongLinとちょっと似ている・・・

HitsujiMeeting.jpg

まあDongLinも爽子(Shuangz)の仕事とかをくれたりもしたが、
その大半は会って熱くロックを語って終わるだけである。
今回も前渡金の話をはぐらかされて飲んで終わったのでは、
スケジュールを押さえて待ってくれてる日本のミュージシャン達に申し訳が立たない・・・

ところがビールを頼んで羊を焼いて、
世間話に花が咲いて「これから本題に」という時に方言(FangYan)がこんなことを言い出した。

「じゃあ僕はあなたの充電ケーブル取りに行きますのでここで失礼します」

って行くなー!!!肝心の本題の話をしてから行け!!!

どうもこの時間しかスタジオには人がいないらしい・・・
充電ケーブルなんかいつでもいいし、最悪捨ててしまったっていい!!

お前は頑張って金の話をするのぢゃー!!!!!

「だってこのためだけにLaoLuanがスタジオの鍵開けに来てくれるんですよ・・・僕から今更断れませんよ・・・」

ところがこの「LaoLuan」という言葉にプロデューサーが反応したので
「知り合いですか?」
と聞いてみた。

「ああ、マブダチだよ」

じゃあ話は早い!!中国人には中国人、しかも音楽業界のドンみたいなLaoLuanに間に入ってもらったらどんな人間ももうトラブルを起こせない\(^o^)/

早速LaoLuanを電話で呼び出した。

まあもともと充電ケーブルみたいなどうしようもない用事でこの中国音楽界のドンみたいな男を呼び出しているのだ。
「仕事だ」と言ったら来てくれないわけはない。

LaoLuanが来る前にプロデューサーといろいろ世間話をしてみる。

LaoLuanと知り合いなら、こんなに色んな人に声をかけなくてもいっぺんで私と連絡取れたじゃないですか」

「いや〜日本、日本というのが頭にあったのでLaoLuanのことは全く思いつかなかったよ〜(笑)」

「そもそもがどうして有希子(よーしーず)と繋がってるの?」

「俺は眼鏡蛇楽隊(COBRA)のスタッフでもあるからさぁ・・・」

そうかぁ・・・有希子(よーしーず)もどんどんこの業界に深く入り込んでいってるんだなぁ・・・
と感心しつつ、とりあえず彼女がバンマスを務める今回のバックバンドのレベルは大したもんだよと説明しておいた。

「日本人ミュージシャンは真面目だしね。その仕事にはきっとあなたも満足すると思うよ」

「わかってますよ。俺が何年あなたの熱烈なファンをやってると思ってるんですか!!」

ドラマーだったのか!(◎_◎;)・・・

ドラム話で花が咲いている頃、LaoLuanがやって来た。
日本人ミュージシャンにギャラを払った場合の税金や会社間のやり取り、領収書の発行など業務的な話は一瞬で終わり、話題は先日のあわや強制送還話で盛り上がった。

どこの国の人にも絶対にウケるネタをたくさん持っている人生って素晴らしい(笑)

まあこの仕事はLaoLuanの会社が間に入ってうまくまとめてくれるだろう。

前払金さえ受け取ったらこの仕事は「決定」である。
日本の一流プレイヤーが中国のバックバンドの世界に大挙して進出して来るのである!!

「俺はね・・・中国のミュージシャン達に彼らの一流の仕事を見せてやりたいんだ」
酔っ払ったワシはまたLaoLuanにこんこんと語る。

ワシがこの国でスタジオミュージシャンとして仕事をし始めた時、
レコーディングで譜面を用意したりDEMOを聞かせたりすることすらなかった。

時間通りスタジオに来るのなんて今でもワシぐらいである。

この国の色んなことをワシが変えていった・・・
「だってそうした方が結局最終的に音楽のレベルが高くなるからいいだろ?」

ひと握りのミュージシャンが全ての仕事を独占している時代は終わって、
今ではワシも会ったことのない若手ミュージシャンがいっぱい仕事をしている。

「そいつらにこの日本の一流ミュージシャンの仕事を見せてやりたいんだ。
そうすればこの国の音楽のレベルがまた上がる!!」

ひいては「この国のロック」のレベルが上がるのだ。
これも全て「中国ロック」のためなのである。

実現するといいなぁ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:04:07 | 固定リンク

2015年12月22日

年末年始の移動スケジュール

張張(ZhangZhang)と李夏(LiXia)が来日してたので忙しかったが、
今日から年末年始にかけてもっと忙しくなる。

まず今日は岡崎亭から二日酔いで成田に行くところから始まる・・・
北京に行くのではない、なんと関空に飛ぶのだ!(◎_◎;)

それというのも中国の便利過ぎるネットでのチケット押さえにより、
先月「今から大阪やけど飛行機やと安いかな」と検索してポチっとしてしまったチケットがなんと一ヶ月後、
つまり今日のだったのだ(>_<)

このチケットを生かすために今日の北京行きは関空からのを取った・・・

朝6時に岡崎亭を出て、10時のフライトだと思ったら11:55のフライト(>_<)
3時間待ってやっとチェックインして更に1時間半待つ・・・

そして関空から煙台経由で北京に飛んで20:20着!!

それからである。
明日23日は歌手のバックのリハーサルなので今晩全曲譜面起こしをして、
なんと朝9時からという無謀な時間なのでヘタしたらほぼ徹夜でリハ!!

翌日24日は内モンゴル自治区の包頭(BaoTou)に飛んで
25日は包頭(BaoTou)で布衣(BuYi)のライブ!!

26日北京に戻って27日はまた歌手のバックのリハ。
28日もリハだが、終わったら天津に移動しておく。

というのも、またうっかり一ヶ月違いでポチっとやってしまった関空ー北京便を生かすために、
なんと心ある人が29日で大阪で講演会を入れてくれたのだ!!(感謝感謝)

29日になるだけ早く関空に着く安い便ということでなんと天津から関空に飛ぶ!!

本当は28日に北京でライブが入っていたのだがドタキャンでよかった。
さもなくばライブ終わりで有希子嬢が車で天津まで送る予定だったのだ・・・(笑)

29日は大阪着いて講演会やって、
30日は朝一番で北京に帰る。

このチケットを生かすためだけのために講演会を入れてくれたというわけだ・・・

関西方面の皆様、年末のお忙しい時ですがおヒマがあれば是非来て頂きたい!!

講演会

ファンキー末吉"中国ロックを語る"

〔日時〕'15年12月29日(火)午後7時
〔会費〕1,500円(一般),1,000円(アジア図書館会員) 
〔お話〕ファンキー末吉 〔定員 30名〕

日本の人気バンド「爆風スランプ」のドラム担当。
ヒット曲「Runner」を作曲するなど活躍。
中国ロッカーたちに出会ったのをきっかけに現在は、中国と日本を行ったり来たりしながら音楽活動を続けるファンキー末吉さんが今年、『ファンキー末吉 中国ロックに捧げた半生』を出版。ファンキーさんに、中国ロックの魅力を語ってもらいます。

※この日、ドラム演奏はありません 。※あったか~い中国茶サービスあり。
※要予約(電話、FAX、メール)※ファンキーさんの著書お持ちの方にサインプレゼント!

〔主催/問合せ/申込み/会場〕
 アジア図書館
TEL06(6321)1839
FAX06(6323)1126
〒533-0032 大阪市東淀川区淡路5-2-17
阪急京都線・千里線、地下鉄堺筋線「淡路」下車、西口より徒歩4分。

HPはこちら
E-mail:info@asian-library-osaka.org


さて29日にこれが終わったら30日朝イチで北京に飛んで、
何とかその日のうちに江西省まで移動して、
31日は江西省新余というところで歌手のコンサート!!

そこからが大変である。
次の日1月1日は湖北省武漢というところでパールの活動でドラムを叩かねばならない。
31日のコンサートが終わったら車で5時間かけて向かうか、
もしくは1日の朝一番の列車が取れたらそれに乗って向かう!!

1日にドラム叩き終わったらその日のうちに北京に戻らねばならない。
一応最終の飛行機を押さえてある。

2日は朝一番の飛行機で関空に飛び、うにちゃんところで新年会お歌のライブ!!


ファンキー末吉お歌のライブ&新年会!

Tesoroグループの新年会に、爆風スランプのドラマー「ファンキー末吉」さんがやってきます!
お店でドラムが叩けないので、今回はなんと、末吉さんがお歌Liveをやってくれます。
こんなレアなイベントありませんよ〜
*末吉さんは中国から当日移動の為、万が一来られなかった場合は、チャージを返金させて頂きます。

開催日:2016年1月2日

OPEN 18:00〜
末吉さんは19:00頃ご来店予定です。

チャージ¥1000

詳細はこちら


そして3日は豊橋AVANTIでライブという行程である!!

【ロックセッション#48~新春拡大版 & ファンキー末吉参加決定~】

   2016年1月3日(日)
   場所【AVANTI新店舗】
         豊橋市三弥町元屋敷128-3
   開場16:00
   開演17:00  

   演奏者・観客共 1000円 1ドリンク制

       ※ 時間・料金にご注意ください。

詳細はこちら


毎日が移動!!・・・これが我が人生である!!(笑)

Posted by ファンキー末吉 at:14:16 | 固定リンク

2015年12月11日

中国式ビジネスミーティング

昔馴染みの王暁旭(Wang XiaoXu)という若い衆から久しぶりに連絡が来た。

なんか「久しぶりに会いたい。迎えに行く」とまで言うので、
本当はそんなヒマはなかったのだが、
まあこいつも最近は偉くなっていろいろ仕事もくれたりするので
「しゃーないなぁ・・・」
という感じで出かけて行った(笑)

「中国ビジネスは胃袋でやる」とよく言われるが、
ワシにとってはこれが「ビジネスミーティング」だと思ったことはない。
「朋友と酒飲んで、気がついたらいつの間にか一緒に仕事をしてる」という感じである・・・

わざわざうちまで迎えに来てくれて、連れて行かれた店が「麻辣香锅(MaLaXiangGuo)」という激辛汁なし鍋」のチェーン店、
思えばこの望京店に初めて行ったのも彼とである。

あの時は彼に頼まれてアレンジした女性歌手が連れて行ってくれたのだが、
「辛いの大丈夫?」
と聞くので、
「大好きだよ。大辛頼もう!!」
と答えていたのだが、
出て来たこの鍋がむっちゃ辛くて食えないほどだった。

「やっぱ大辛は違うねぇ・・・辛くて食えないや」
と汗だくになってそう言ったら、その歌手が笑ってこう言った。

「実はね、初めての人に大辛は無理だと思って微辛にしたの(笑)

そんなワシもそこに通い詰め、今では胸を張って「大辛」を頼むことが出来るようになった・・・

MaLaXiangGuo.jpg

もうこれはビールなしでは食える代物ではないのでビールも頼む・・・
気がついたら「会わせたい人がいる」というその人が来るまでにふたりで4本空けているではないか・・・

いろいろ昔話に花を咲かせる・・・

「あいつは今なにしてんの?」
とかの質問に、意外と
「あいつとはあれ以来会ってないよ」
と渋い表情で答えられることが多かったことがびっくりした。

若い頃はといえば貧乏で、
彼は裏方としてそんなバンド仲間を何とかデビューさせてやろうとワシまで引っ張り出して来て、
全く金にはならないのだがワシも一生懸命やったげたりして、
まあ終わってメシ食って酒飲んで、笑ってそれで終わり・・・

ワシなんかはそんな楽しかった日々を思い出すのだが、
みんな大人になって、それぞれいろんな方面で偉くなって・・・

そうすればみんないろいろあってぶつかって仲違いするのな・・・(悲)

まあそれでもワシはと言えばこいつがこんなに偉くなってもこうして懐かしがって声をかけてくれる・・・
思えばワシほど中国の音楽界の中で全ての人に好かれてる人間はいないらしい・・・

どの国でもそうなのだろうが、
「派閥」みたいな感じでいつも誰かと誰かが対立している世知辛い世の中で、
ワシだけはその全ての派閥の人間から悪口を言われたことがない・・・

「でもなぁ・・・あいつの性格は一生治らないよ。
性格ってのは小さな信仰(XingYang)みたいなもんだからな」
と毒づく彼の言葉を聞いてはっと思った。

中国に来て25年、今でもこうしてこの異国の地で仕事が出来ているのは何もワシのドラムの腕だけではない。

「才能」とは「音楽」だけのもんではないのだ。
こうして昼から辛いもん食って酒が飲める「胃袋」だってそうだろうし、
何よりも日本では「変わり者」でしかないワシの「性格」がこの国の人間に非常に合っていた。

ワシが信じて来た「信仰(XingYang)」、それは日本語に訳すと「生き様」のようなものなのだろうか・・・
この年になって今更もう変えることなんか出来ないし、
もう死ぬまで一生このまま生きてゆくしかないのだが、
それをこんなに多くの人が愛してくれてることが何よりもワシがここで一番嬉しく思うことである。

4本目のビールが空き、追加注文をする頃に「会わせたい人間」とやらがやって来た。

「すみません、先にもう飲んで食ってやってました」
と一応礼を尽くして深々と頭を下げる。

向こうは何か頼みごとがあるからワシを紹介してもらったのだろうし、
当然ワシの方が年上で、音楽業界でも大先輩なはずなのに、
日本で生まれ育ったワシはついついここで偉そうにすることが出来ない。

これがまた中国人の琴線に響くのだろう・・・

「Funkyさんに最初に油麦菜(YouMaiCai)を食べさせたのはこの俺なんだ」
王暁旭(Wang XiaoXu)が変な自慢をする(笑)

そうそう、最初にこいつが「ご馳走したい」と言ってメシに連れてってもらった時、
まあ当時はヤツも貧乏だったので小さなその辺のレストランだったのだが、
そこで日本では滅多に見ることのなかったこの野菜を初めて食べてしばらくハマってしまったのだ・・・

「黄家強を俺に紹介してくれたのもFunkyさんなんだよ」

そうそうBEYOND復活コンサートの最終日に呼ばれてこいつと一緒に香港まで行ったっけなぁ・・・

「あの時、打ち上げにまで連れて行ってくれて、周りは黒豹だBEYONDだスターばかりだろ、俺なんか緊張しちゃって大変だったんだから・・・」

そんな彼も今ではその黒豹だのBEYONDのベーシスト黄家強だのをブッキングするイベンターとなっている。

「確かあの時は貧乏旅行でなぁ・・・」
ワシもついつい思い出話に参加する。

当時香港直航便は高かったので深センまで飛んでそこから陸路で香港入り、
ふたりでバックパッカーが泊まるような安宿に泊まってまた陸路で深センから帰った。

「当時は再婚直前でお前にいろいろ悩みを聞いてもらったよなぁ・・・」
そうそう、そんな時代もあったのである。

その「会わせたい人」というのは何やらダンスとファッションショーと音楽を融合したみたいなことを考えていると熱く語る。

もう既に酔っ払って辛さでハイになっているワシは酔いに任せてこう言った。

「新しい朋友よ、私はあなたともしそのプロジェクトを一緒にやって、
成功しようと失敗しようと構わない。
ただ10年後、20年後にお互いに悪口を言うこともなく、
あなたとこうして楽しく酒を飲んでいたい。
それだけですよ!!」

新しい友とまたビールを何杯か乾杯して、
そしてその日一日は終わってしまった・・・(>_<)

まあいい、こうして中国の仕事は回って行くのだ(笑)

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2015年12月 8日

日本のアレンジャーは優秀やなぁ・・・(驚)

前回ブログでこんな募集をしたらたくさんの人が応募してくれた(驚)

いや〜一般論としては
「ネットで募集なんかやめとけやめとけ!!ロクな人間集まらんから」
と言われるが、それがそれが皆さんとても優秀な人ばかりで本当にびっくりした!!

おかげで本当に週末までに新たな発注曲15曲が全て終わってしまったのだ!(◎_◎;)

また驚くべきはそのクオリティー!!
その中の数曲は
「Funky老師、この曲のメロディーは本当に素晴らしい!!」
と滅多に褒めないはずの制作側が手放しで絶賛する・・・

ワシも当然何曲か作ったが、
そういう曲に限って自分の作ったのではなかったりして実は心の中には少々の「敗北感」などが渦巻いたりする・・・(笑)

まあ「外国語習得」でもそうなのだが、
例えば「ここまで喋れる」となると「それ以上のレベルの会話」が求められ、
いつまでたっても「自分は下手なんだ」と思わされてしまうのと同じように、
「ここまで出来るんだ」と思われたら「ほなこれも!!」と言われてしまうから大変である。

「こんなに素晴らしい曲なんだからオーケストラは是非生で録音してちょうだい!!」

もうね・・・「ガビーン!!」(涙)
この人たちね・・・生オーケストラの録音がどれだけ命がけかがわかってない!!(号泣)

まず、それぞれの優秀な助っ人さんが作って下さった音楽を、
指揮者よろしくワシが全部把握する必要がある!!(涙)

譜面だけ出力してもらって「この通り弾いてね」というわけにはなかなかいかないのだ・・・

もうね・・・「飛行機代出すから皆さん北京に来て自分の曲は自分でディレクションして」と言いたくなる(涙)

どれどれ何曲生で録るのかな・・・とメールを確認してみると・・・

我们也考虑了一下这15首音乐里哪些用的多,挑选出了7首希望能录制真乐器的:1个人情感描述 2牺牲 3悲壮 4卓妍爱情主题 5卓妍悲伤主题 6队长爱情主题 7队长悲伤主题。

・・・って7曲も生で録るんかい!!!!(◎_◎;)


あのね、労力だけではない、予算も当然ながらハンパじゃないのよ・・・

予算を司っているのはLaoLuanなので、
「おいおい、制作側こんなこと言ってますよ」
とメールを送っておく。

「予算がないから」と断ってくれたら言うことないのだが、
「じゃあ金曜日にスタジオ取るから全部の分数出しといて〜」

実際にレコーディングする分数によって値段が変わるんだろう、
7曲全部聞いてストリングス部分の分数を計る・・・

「全部で21分ぐらいだけど・・・」

恐る恐るそう返事を返しておくと・・・
「じゃあ金曜日にスタジオ取ってオーケストラ押さえとくから」

あと3日間!!!!(◎_◎;)

しゃーない・・・やるしかないか・・・
ワシの曲は2曲、これはまあ今からやれば今晩出来るとして、
助っ人さんがやってくれた5曲、
これは別ギャラとして譜面を出力してもらうとして、
全ての曲のマルチを取り寄せて、
それに譜面番号に合わせて「BaoHao」という中国ならではの「小節番号つぶやきトラック」を録音せねばならない・・・

それから受け取った譜面を指揮者よろしく完全に理解して当日ディレクション・・・

・・・って助っ人さんひとり作品納めてもらってから全然連絡取れんし(涙)←イマココ

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2015年12月 4日

もうね、映画音楽手伝ってくれる人大募集!!(涙)

「まだやっとったんかい!!」と思われるでしょうが、やってもやっても終わらんのです!!(涙)

空港に18時間足止めされて、
やっと出られたと思ったらそのままミーティングへ・・・

そのまま強制送還になったらこのミーティング飛ばすしかないと思ってたら、
1時間遅れで間に合うのな(>_<)

大プロデューサーからみんなワシを待ってましたがな・・・

もうね、18時間寝ずに空港で足止めされてる方がこの2時間のミーティングより気持ちが楽っ!!(>_<)

お偉い人は挨拶だけしてどんどん帰って行って、
残されたのは映像編集の女の子と方言(FangYan)とワシ・・・

この前の予想では、きっと映像編集はどっか大手の会社に丸投げしてしまって、
そこのチーフはベテランの恐いオッサンか何かで、
それが偉そうにワシの音楽に片っ端からダメを出しているのかと思ったらこんな可愛い小娘????

寝不足の頭で状況を整理してみるに、
このミーティング場所はおそらくこの映画(テレビドラマやけど)の関連会社。

見ればホワイトボードには
今年の仕事として十何本の映画と数十本のテレビドラマのタイトルが並んでいる。

「不可能的任務」というのもあったので、
ひょっとしたら今年公開されたミッションインポッシブルの仕事もしてたのかも知れない。

映画見に行ったらタイトルに中国の会社の名前がバンバン入ってたのよねぇ〜
予算がなくって制作が一度頓挫したという噂は聞いたけど、
きっとバブルの中国の会社が再投資して公開にこぎつけたのかなとか邪推してたらひょっとしてこの会社?・・・!(◎_◎;)

なんて感心してる場合じゃない!!

もう現場には監督の姿はない・・・
つまり全権は既にこの女性プロデューサーに移っているのではないのか・・・

「映画は監督のもの」が崩れて「この映画はこの女性プロデューサーのもの」

そしてこの女性プロデューサーのところの女性スタッフ、
連絡を取ってる女の子からこの映像編集のスタッフは女性ばかりのひとつのチーム?!!

「私は音楽のことはよくわからないから」
というこのプロデューサー、自分のチームのこの女の子たちの意見を絶対的に信用してたとしたら・・・(恐)

今まで連絡係の女の子が状況を大きく左右するような意見を言ってたり、
この映像編集の女の子が既にOKの出ているワシの音楽を平気でボツにしたりも頷ける・・・(>_<)

方言(FangYan)が一生懸命映像編集の女の子に食い下がっている。

「あんたねぇ、この部分の音楽どうして新しいの書かなくちゃいけないの!!
既にOK出てるこの曲当てればそれでいいでしょ!!」

方言(FangYan)ははっきし言って女だし若いしというのでこの娘をナメている。
そしてそのナメている相手が自分たちが一生懸命作った音楽をぽんぽんとボツにするのが許せないのだ・・・

しかしワシはそうは考えない。
女だろうが小娘だろうが、現在この娘が音楽に関する決定権を持ってるのならば、
この娘こそが「クライアント」である。

・・・涙・・・

もうね、いいの!!仕事が早く終わればそれで!!(泣)
方言(FangYam)もね、早く帰ろ!!

映像に参考曲を当てて「こんなのを作ってね」と言ってるんでしょ。
お前が「この曲の方がいい」と思うのならそれ当てて提出して、
ダメなら新しいの作ればいいじゃん・・・(涙)

さすがにその夜はぐっすり寝て、
また寝ずにずーっと音楽を作っている・・・

もうね、あそこは「映画工場」なので、
「こんな音楽をつけて欲しいな」という参考音楽は莫大な数の楽曲がデータとして揃っているのだ。

この娘はその莫大なデータの中から自分の感性に合うやつをどんどん選んで貼り付ける・・・

通常テレビドラマの音楽は映画と違って全部に音楽をつけない。
(中国ではそうだが日本ではどうなの?・・・)

まあ5〜6集ぶん、多くても9集ぶん音楽つけて、
あとはそれを使い回して最後までうまくまとめてね、みたいな・・・

通常の仕事は50分ぶんぐらい書いたらそれで仕事納め、
しかしワシは既に90分ぐらい作って、
それでも足りないから同じぐらいまた作れと言ってるのだ。

それもこれも、プロデューサーが、
「この音楽、前に使ったわねぇ・・・もう使えない」

・・・って何回も使ってよ!!

映画だと2時間びっちりと音楽をつけるが、
それでもまあ90分を超すことは少ないだろう・・・

つまりこの人たちはテレビドラマの音楽を映画と全く同じように作ろうとしてるのだ・・・

45分ドラマの44集・・・
つまり「33時間の映画」の音楽を作れと・・・(号泣)

作業を始めてから思うのだが、
無尽蔵にある世界中の音楽のストックの中からこの娘が選びに選んで参考曲というのは、
当然ながら世界的によく出来た曲ばかりである。

それを「これよりいい音楽を作ってね」というのだから「無茶」である(涙)

そこでもうワシは頭にきた!!
あっちが「映画工場」ならこちらは「音楽工場」になって、
そのミッションを人出を借りて全部こなしてやる!!

・・・というわけで映画音楽出来る人!!
ミッションを分け与えるのでメール下さい。

但しオーケストラが書ける人が欲しいです。

だって参考曲って全部オーケストラ入ってるし・・・(>_<)
これ全部生でやったら赤どころか破産してしまうので、
サンプリング音源でなるだけ生と同じように作れる人が必要なのよ〜・・・

ギャラいっぱいあげたいところだけど曲が多過ぎてこちらが破産してしまうので、
とりあえず安い値段でやってもらえる人〜

おりましたら是非手伝って下さい〜

・・・ってなブログ書いてへんで曲作らんかい!!←イマココ


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2015年12月 1日

強制送還その後・・・

前回の続き・・・

いつの間にやら夜が明けつつある・・・

監視のためかずーっと付き合ってくれてる職員さん(夜中の部)は非常に人当たりのいい人で、
デバイスを充電するのにコンセントのところにへたり込んでいたら椅子を持って来てくれたり、
また、朝になったら「腹が減っただろう」と外に出て食べるものまで買って来てくれた(涙)

ちなみに職員たりともペットボトル等の水は持ち込み禁止らしく、
身体が温まるようにとインスタントミルクティーを買って来てくれて、
わざわざ職員の部屋からお湯まで入れてくれた。

身体が温まるより何より心が温まったぞ(涙)

しかし状況は全然進展していない(>_<)

何せ頼みの綱の中国国際航空は「パスポートのない人間は乗せません」とはっきりと断ったと言うのだ。

これはますます映画「ターミナル」みたいになって来た・・・

でも映画の主人公は空港に一ヶ月住んで美女と恋をするが、
ワシの周りには女っ気のカケラもない(>_<)

映画では主人公は母国が内戦状態なので帰るに帰れなかったが、
ワシの場合は乗れる飛行機さえあれば帰れるのである!!

しかしその飛行機がなかなかない(>_<)

煙台経由は一度入国することになるのでダメ、
直航便は結局明日の朝までないのだ・・・(涙)

JALとのシェアコード便はあることはあるが、
「あれはJALだからうちの便ではない」
とかわけのわからんことを言う・・・

「じゃあJALに聞いてみたらどうかなぁ。日本の航空会社だったら便宜を図ってくれるかも知れないよ」
とワシはその職員にそう言った。

「そうだねぇ・・・その線も聞いてみよう・・・」
職員はそのまままた外に出て行ったまま帰って来ない・・・

きっと交代の時間だったのだろう、代わりに来た人はその人に比べるとあまりやる気のなさそうな人だった(>_<)

中国のLINEみたいなWeChatにも書き込んだらLaoLuanが心配して電話をくれた。

ひと通り事情を説明したら、
「航空会社に知り合いがいるから調べさせよう」
と言う。

まあ北京で3回調べて出て来なかったと言うのだ、
出て来ないとは思うけど、飛行機が飛んで行った青島でももう一度探してもらいたいものだ・・・

新しい職員さんにもう一度青島に電話をかけてもらっても
「そんなものないってよ」
でおしまいなので、ダメ元で何とかもう一度ちゃんと探して欲しい・・・

それと同時に帰国する便の手配である。
乗れる便がなければ本当に映画のようにここに暮さねばならない(涙)

時間は9時を回った。
大使館が開く時間なので藁をもつかむ思いで電話してみた。

そう言えば前回電話をした時もパスポート紛失の時だった・・・

「うーむ・・・これは初めてのケースですねぇ・・・」
大使館の人も頭を抱えながらいろいろ親切にアドバイスをくれる。

要は飛行機に乗せてくれさえすれば日本には帰れるのだ!!

JALとANAなら日本の航空会社なので何かと便宜を図ってくれるかも知れないということで電話番号を調べてくれたのでかけてみた。

電話口に出た日本の女性も非常に親切で、

1、夕方の東京行きには空きがある
1、外に出れなくてどのように購入するか
1、ボーディングパスの受け渡しはどうするか
1、T2からT3までの移動をどうするか

等いろんな問題を真剣に考えてくれた。
中でも一番の問題はT2からT3の移動だったが、
なんと職員さんが連れて行けば大丈夫だろうということになった。

職員さんもね、寝ずにずーっと交代で監視して、
ほんともう早く出て行って欲しいのよね。

じゃあクレジットカードで購入してボーディングパスを中で受け渡しということで何とか問題はクリア出来るのではということになった\(^o^)/

あとは空港関係と問題を詰めれば乗れると言う・・・

「それでお値段の方なのですが・・・」
一応確認のための値段を聞いて腰を抜かしそうになった。

12000元!!

つまり正規料金で買うことになるので20数万円が片道だけで飛んで行ってしまうのだ(号泣)

もうね、普段往復している片道切符7回分が一回の帰国で消えるのよ・・・
「もう帰るのやめて空港で住もうかな」
などと思い始めた時に一本の電話が鳴った。

LaoLuanである。
「パスポート青島で見つかったよ!!」

もうね、言葉ではいい表せない感激よ!!
誰もいない空港のイミグレーション前で小躍りしたもんね(涙)

きっと「3回探した」と言ってもちゃんと探してなかったのだろう。
LaoLuanがコネを使ってちゃんと探させたら出て来たということなのだろう。

今はパスポートが青島から届くのを待っている・・・←イマココ

あと2時間・・・いや〜14時間待ったのだ。それぐらいどうってことない!!
皆さんもくれぐれもパスポートの紛失には気をつけましょう!!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:16 | 固定リンク

強制送還・・・

2015年11月30日、X.Y.Z.→Aのライブを終えたワシは中国東方航空MU526に乗るべく関西空港へと向かった。
その日はあまり腹が減ってなかったので関空のバーでシャンパンを2杯とワイン1杯、
出国してからビールを1杯飲んで搭乗口へと向かった。

飛行機は45分遅れだったので酎ハイを1本買ったのだが、それがいけなかったのかも知れない・・・

飲み干さずに酎ハイ片手に搭乗・・・
片手でパスポートと搭乗券を手渡しチェックしてもらう・・・

そのまま座席、確か32のJに座ったまではよかった。
新しく買ったスケボー付きのリュックが座席の下に入らないのでごぞごぞするためにパスポートと搭乗券を座席前のポケットに放り込んだ・・・

そしてお決まりのようにそれを機内にそのまま忘れて来たのである(>_<)

まあ前にも同じようなことはあった。
「あ、忘れた」と気付いてそのまま飛行機に取りに帰ったり、
スチュワーデスさんが持って来てくれたこともあった・・・
(結構やっとるやないかい!!)

ところが今回は飛行機から降りてバスでターミナルに向かったので取りに帰ることが出来ない(>_<)

職員さんに事情を話すと
「ここで待て」
と言って探しに行ってくれた・・・
(と言うか別にその人が探しに行くわけではない、電話で航空会社とかに探させるのだろう・・・)

そしてこう通告された・・・「見つかりません」

当然ながらワシのポシェットやリュック、服のポケットまで他人の手によってちゃんと調べられる。
見つからなかったら彼らだってむっちゃ面倒くさいのだ。
飛行機の中から掃除したゴミの中まで何度も調べたらしい・・・

「中国語は分かるか?」
役人のような担当者が何人か来てそう聞くが、
まあ言われる前からどうなるかは分かっている。

「強制送還」である。

「機内に行って自分でもう一度探してみることは出来ませんか」
そう尋ねたが、飛行機はもう別の便として青島に飛んで行ったとのことである。

ほんの少しの可能性としては、
青島で機内清掃した時に見つかるということもあるかも知れないが、
まあ3度探して見つからなかったと言うのだから可能性は低いだろう・・・

どっかに紛れ込んでなくなったのか、
見えにくいところに落ち込んで見つからないのか、
どっちにしろ今パスポートがないのだから入国は出来ないのだ。

朝いちの便で日本に帰るしかないのだが、
「じゃあこのベンチで朝まで待つの?」
と聞くと
「別の小さな部屋を用意します」
とのこと。

強制送還の人間にもある程度優しいのね・・・(笑)

「パスポートがないのに飛行機に乗れるの?」
と聞くと
「その手続きはこちらでやるから」
とのこと。

一応パスポートチェックのカウンターで入国カードを提出する。

「日本のIDは持ってるか?」
と言うので運転免許証を出したらやはりそれではダメなようだ。

日本ではマイナンバーを巡って色んな意見が飛び交っているが、
政府が発行した写真付きのIDがない国って先進国では日本ぐらいちゃうか・・・

ただiPhoneの中にはパスポートスキャンのデータが入っていたので、
それを見せたら何とか順調に手続きは出来たようだ。

何でもデータで持ち歩いとくもんだ・・・

手続きが終わるまでワシは入国審査のところのベンチで待っているのだが、
見ればひとり職員さんが残って座っている。

きっとワシを監視しているのだろう・・・

そりゃそうだ、考えてみれば十分アヤシイわのう・・・
このまま人が見てない隙にゲート乗り越えて入国しちゃうかも知れんし・・・

今回長くここにいたので初めてわかったことぢゃが、
飛行機が着いてない時間ってカウンターの職員はみんな引っ込んでしまって数人しか職員がおらんのな・・・

Kyouseisoukan1.jpg

隙を見て入国したら中国での仕事キャンセルせんでもええがな・・・
・・・ってもう二度と出国出来んわい!!!

はてさて、長い待ち時間の間この文章を書いているのだが、
「帰りのチケットを自分で取れ」
と言われていろいろ探しているが、
条件が厳しくて便が取れない・・・

まず「乗って来た空港と同じ空港へ」
そして「直航便で」
(まあそりゃそうじゃわのう、パスポートなしで乗り継ぎ出来んし)

そして面倒くさいのが「T3はダメ、今いるT2から出る便」
・・・ってこのターミナルって乗って来たMUぐらいしか飛んでないんですけど・・・

それじゃあいつまでたっても送り返せんということで、
日本国内の他の土地、そしてT3発着でも空港内を通って何とか入国せずに乗れるよう考えてくれてるようだ・・・
もうチケットはこの人達に任せた!!

ちなみに当然ながら自腹で取らねばならん(>_<)

待つこと5時間、何やら偉そうな人がやって来てワシにこう言う。
「どこも経由しなくて直接日本に行く1日の我が社の便はない。2日ならあるがどうする?」

ワシは「部屋を用意してくれる」と聞いてたので「それもよかろう」と答えた。
まあ明日の朝8:45になったら他の航空会社の便も聞いてみてくれるということで安心してまたそのまま待つ。

隣には相変わらずワシの監視のためかひとりの職員がついている。
そのまま待つこと2時間、さすがにワシは聞いてみた。

「部屋を用意してくれるとか言ってたけどそこへはいつ行けるの?」

するとその職員は笑ってこう答えた。
「部屋なんかないよ」

え?!!!(◎_◎;)
「するってーと2日まで待つってずーっとこのベンチで待つの?・・・」

職員はゆっくりと首を縦に振った・・・←イマココ

Kyouseisoukan2.jpg

速報はこちら

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