ひとりドラムの軌跡

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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2014年7月13日

布衣@保利剧场

このライブはネットで生中継され、こちらでアーカイブも見れるようなので、
おヒマな方はそれを見ながら(聞きながら)ででも読んで頂きたい。

布衣はそもそもがこんな大きな会場でやるようなバンドではない。

ライブ盤にもなったレコ発ライブには数百人集まって、
「俺たちのどこにこんだけファンがいたんだ?」
と本人達がびっくりしてたぐらいだ(笑)

まあその後動員数は伸びてゆき、
今ではバーなどでやるとコンスタントに100人以上は確実に集まると言うが、
この保利剧场というところは座席数1500・・・

アカンやろ・・・ケタが違い過ぎや・・・(笑)

しかも入場料VIP席が800元(約1万2千円)言うたら高過ぎやろ!!
それまで50元でライブやってたバンドが・・・(笑)

どうしてこんな場違いなブッキングになったかと言うと、
この会場では毎年アンダーグラウンド(とは限らないが)ロックバンドのアンプラグドコンサートを何日間かに渡って催しており、
その主催者と一緒にこのイベントをやっているのがLaoLuanという私に一番仕事を振ってくれてる人間。
(20数年来の付き合いで、ワシの院子の引っ越しのため100万円近い金をぽんと貸してくれる人でもある)

今年は5日間連続で開催ということでいろんなバンドをブッキングしてたのだが、
ちょうど一日埋まらない日があって、それじゃぁということで布衣がブッキングされたということらしい・・・

まあなれそめはどうあれ、こんな大きなチャンスを得たわけだ。
頑張るしかあるまいということで何となく(笑)ワシもブッキングされていた。

そしていざ北京に来てみたらドラマーは3人いる(笑)

ひとりは現在の布衣のドラマーである方方(ファンファン)、
そしてデビューアルバムの頃のドラマーである武鋭(ウールイ)、
そして何故かワシ・・・(笑)

まあ武鋭(ウールイ)はワシが書いた彼らの大ヒット曲「我爱你亲爱的姑娘」を歌っている本人だし、
コーラスも出来るしなかなか役に立つ。

でもワシ・・・何すんの?・・・

というわけで、ワシがこの国に初めて持ち込んだロートタムを探し出して来て、
ついでに「中国大鼓も用意してくれ!!」と言って用意させた中国の大太鼓!!

ちなみに日本の大太鼓はレナード衛藤という太鼓奏者とセッションした時、
酔っ払って「ちょっと叩かせてよ」と言ったら、
「末吉さん、酔っ払って叩いたって鳴ってくれないよ。なにせ俺たちよりも長く生きてる木で出来てるんだからね」
と笑ってたしなめられた。

ひとりの太鼓奏者が一生かけて鳴らしこんで、
その代で無理なら次の代の太鼓奏者がまた一生かけて鳴らして初めて、
何百年も生きたその木がその太鼓奏者に反応して鳴ってくれる・・・

・・・と説明されたようにとても神聖なものであるのに対し、
中国の大太鼓はその辺のスタジオの倉庫に埃まみれでほっぽり出されている・・・。

こいつは別に酔っ払って叩いてもちゃんと鳴るのよ〜(笑)

というわけでこのセッティング!!

BuYiBaoLiSeting.JPG

おうっ・・・我ながら惚れ惚れするのう・・・

布衣の曲は民族的な曲が多く、それは中国大鼓を叩かせて頂き、
現代的な曲はロートタムを叩かせて頂くことにした。

そして特筆すべきは3人のドラマーだけではなく、
もともとはバンドに中国琴の奏者がいたのでそれは外せないとして、
同じく中国民族楽器の笛奏者!!

許魏のコンサートツアーの時に一緒だったのだが、
これがまた美人でワシだけでなくみんな結構メロメロだったぞ(笑)

今回はLaoLuanが
「あれから音沙汰なかったから久しぶりにブッキングしたんだ」
と言ってたが、ワシは覚えているぞ!!

ツアーの最終日近くに現場に男を連れて来たのぢゃ。
いや、男と言ってもマネージャーだと紹介してたのぢゃが、
何となくワシら・・・面白くなかったな・・・(笑)

そんなこんなで音沙汰なくなったのかどうかは定かではないが、
いや〜あれから10年かぁ・・・
久しぶりに会ったがついつい見とれてしまうなぁ・・・

というわけでベースの林娜と共に美女3人組!!

BuYiBaoLiMeiNv.JPG

残念ながらステージのワシの一番遠い方・・・(涙)

というわけで運命のライブが始まる。
今回ワシに代わって全てのアレンジや仕切りをやってたのはギタリストの苗佳(MiaoJia)。

彼は爽子のバンドでもバンマスをしていたが、
いや〜今回の頑張りは褒めてやりたいぐらいぢゃった。

それに比べてボーカルの老呉(LaoWu)はのんびりしていた。

数年前、何かのライブの時に彼が緊張していたのでこんなアドバイスをしたことがある。

何をいっちょ前に緊張してやがる。ワシがムカデの話をしてやろう。
ある日なぁ、蟻がムカデを見てこう言ったんだ。
「ムカデさん、あなたは凄いですねぇ。
そんなにたくさんの足を全部コントロールしてそんなに上手く歩いてらっしゃる。
私にはとてもマネ出来ません。凄いですよ!!」
それを聞いて、「そうなのか」と思った途端、ムカデは足がもつれて歩けなくなったんだとよ。
お前は所詮はまだまだ虫けらだよ。考えてどうする?!!歌えなくなるだけじゃないか。
今日まで客もいないライブハウスで歌って来て、
今日たまたま客がたくさんいる会場で歌う。
そしてまた明日から客がいようがいまいが歌ってゆく。
それだけだよ。

ワシが見る限りヤツはあれから「緊張する」ということをしたことがない。

客がいようがいまいが、どんな大事な場面でもどうでもいい場面でも、
ただいつもと同じように自分が歌える歌だけを歌って来た。

そして今日も歌う・・・それだけのことなのである。

結果・・・布衣のコンサートは大成功に終わった。
客の入りもまあ満杯とはいかないが3日間の中では一番多かったと言う。

何よりも関係者が大喜びで拍手喝采を送っていたと言う。

チャンスはどんな人間にも平等にある。
チャンスがないと思ってる人間にも実は平等にある。

チャンスがない人間ほど「自分はチャンスがないから浮かばれない」と思っているが、
そんなヤツほど実はそのチャンスをモノに出来ていなかったりする。

毎日毎日同じように歌ってて、その上にチャンスが来て、
そしていつの間にかそのステージが上がってゆく。

そういうのこそが「実力」というのではないか・・・

老呉(LaoWu)よ、布衣はこのチャンスを見事にモノにし、
そのステージがいちランク上がった。

このまま何も考えずに歌い続けたら、
いつの間にやら最高のステージまで上がれるかも知れんぞ。

月末の寧夏と青海もよろしくな!!

BuYiBaoLi.jpg

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