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2013年8月31日

ドラマーとして金を稼ぐ2つの方向性

音楽学校の副校長をやっていた時、表題のテーマで何度か生徒たちに話をした。

キャバレーなどでハコバンをやるとかを除いて、
「メジャーの仕事でお金を稼ぐには大きく分けて次のふたつの方向性がありますよ」
ということである。

ひとつは私が北京でやってるような仕事、
「スタジオミュージシャン」
である。

これをやるためには幅広いテクニックと音楽性が必要である。
ロックからJazzから、あらゆるドラムが叩けて、
プロデューサーの要求に即座に答えられなければならない。

まあ北京の仕事ではいいが日本の仕事では読譜力も必要だろう。
究極には
「与えられた譜面を一瞬で理解して、
その通りのプレイがクリックに合わせて完璧に出来るテクニック」
があれば最高峰。

そしてもうひとつが「バンドのドラマー」である。

メタリカのドラマーを例に挙げると、
彼は決して上手いドラマーではないが、
他の人では絶対に替わることが出来ない「凄いドラマー」である。

サイモンフィリップスは彼のプレイのようなドラムは全部叩けるだろうが、
メタリカのドラマーがサイモンフィリップスに替わったとしても、
バンドはグレードアップするどころが一部ではブーイングが出るかも知れない。

要は「メタリカのドラマー」であれば別に「何でも叩ける」必要はないということだ。
あの「音楽」だけが神業に凄ければあとはどうだっていい。

大事なのは「スタジオミュージシャン的なテクニック」ではなく、
その「メタリカ」というバンドを最高峰にしてゆく「プロデュース能力」が必要だということである。

「バンド」というのは面白いもので、
その特殊な「合議制」によってそのサウンドが作られてゆく。

上手い下手ではなく、
その「サウンド」が他に類を見ないほど「かっこいい」ものならそれでいいのだ。

そのバンドのドラマーであることは、
時にはそのドラムプレイだけではなくバンドサウンド全体に影響を与えることも多い。

バンドのサウンドを決めるということは、
まあワシのようにコードやメロディーを指定するということだけではない。

「なんかこう・・・もっとかっこよくなんないかなぁ・・・」
という意見の提示で「バンド」というのは成り立っているのだ。

ギターが弾けなくてもいい、
コードや音楽理論なんか知らなくてもいい、
「仲間」がやったフレーズに反応して
「それそれ!!かっこいいじゃん!!」
とドラムを叩く。

そうやって「バンドサウンド」が出来上がってゆく・・・

だからスタジオミュージシャンとして言わせてもらえば、
そんな「バンドサウンド」を再現する仕事ほど難しい仕事はない。

サイモンフィリップスがメタリカの曲をやったって「サマにならない」のと同じで、
このファンキー末吉がやったって(大きく出たな)どうしても越えられないものがあるんだから困ったもんである。

スタジオミュージシャンが逆立ちしたってかなわないのは、音楽には
「オリジナル至上の原則」
というものがあるからである。

これは20年以上前になるが、かまやつひろしさんのスパイダースカバーアルバムをプロデュースさせて頂いた時に感じたことである。

「いつまでもどこまでも」という曲をアレンジしていて、
原曲を何回か聞いてゆくうちに、
そのドラマーの田辺さん(何とあの田辺エージェンシーの創始者ですぞ)のドラムのある部分のオカズが、
リズムがコケて半拍ぐらいなくなってしまっているところでハマってしまった。

まあ当時はひょっとしたらバンドで「せーの」で録ってたり、
今みたいにドラムだけ差し替えたり出来なかっただろうから、
「ま、いーか」
でそのままOKテイクになったのだろうが、
何度も聞いてゆくとその部分のオカズはもうそれでなければならなくなってしまうのだ。

もちろん現代のレコーディングではわざと半拍なくなって叩くわけにもいかず、
「ああ、やっぱオリジナルは越えられないなぁ・・・」
と思ってレコーディングした記憶がある。

さて今日台湾で一緒にやるWINGさん、
そして明日東京に飛び込みで参加するやっちんのライブの曲でもこんなエピソードがある。

まずWINGに関してはアジア圏で最も成功したロックバンド「BEYOND」のドラマーでもあるし、
中国ではよく「WINGさんのドラムに関してファンキーさんはどう思われますか」という質問も来る。

その時に必ず答えるエピソードがこれである。

今回のコンサートではドラムは1台だが、
数年前の大陸ツアーでは2台用意して、
ワシが先にドラムソロをやって、その間に衣装換えをしたWINGが、
次にはドラムソロをしながら下からせり上がって来るという演出だった。

2時間一生懸命ドラム叩いて、ドラムソロも命賭けて叩いて、
「よっしゃー場も暖まっただろう!!WINGよ、満を持して出て来るのぢゃ!!」
とばかりバスドラを踏みながらWINGの登場を煽る。

スポットライトを浴びながらスネアロールをやって舞台真ん中のせり台からせり上がって来る。

上がり切ったらワシはバスドラを踏むのをやめてそこからWINGのドラムソロになるのだが、
まあ長年の友人だから歯に衣着せずに言わせてもらうと、
まあ「ドラムソロ」というよりは「サウンドチェック」(笑)

まあ本人も歌手になってドラムはほとんど叩いてないし、
当日もスティックもワシから借りてるし、
ドラムセットのチューニングもセッティングも全部ワシ任せである。

しかしそのサウンドチェックのような
「ドンドンドン、バンバンバン、ガシャーン、ドタドタ」
で数万人の観客は狂喜乱舞するのである。

中華圏のロック史上、
最初に中国語(広東語だが)でロックを歌って数々のヒット曲を世に送り出した、
その伝説のバンドのドラマーが目の前でドラムを叩いている・・・

ファンにとってはただそれだけでいいのだ。

まあ言うならばビートルズのリンゴスターのお歌のコンサート行ったら、
途中のコーナーでドラムソロを叩いてくれたようなもんである。

狂喜乱舞する何万人のオーディエンスを見ながら
「ワシ・・・今まで2時間一生懸命ドラム叩いて何なんやろ(苦笑)」
と思うこともあるが、
ワシは別にドラマーとしてWINGと張り合いに来たわけではない、
WINGのコンサートを成功させるミッションを遂行しに来たのである。

でも完璧に遂行するって結構大変よ(笑)

例えばBeyondのヒット曲に「真的爱你」という曲がある。
オリジナル版が見つからなかったがこれは当て振りなので音はオリジナル版であろう。

このサビに入る前のオカズ、特に3:50あたりのこのイモっぽいオカズ・・・(涙)
「お前〜よりによって何でこれやねん!!」
と同じドラマーとして本人に突っ込みたくなる(>_<)

しかしこの曲を何度となく演奏して来て、
それこそいろんなオカズをこの部分で叩いてみたけれども、
結局どんなかっこいいオカズを叩いてもこのオカズにはかなわないのだ(涙)

今ではもうすっかりあきらめて、
この部分ではいさぎよくこのオカズをそのまま叩くようにしている(笑)

言うならばこれは「ワシの作品」ではないのだ。
Beyondの・・・つまり「WINGの作品」なのである。

ワシがどれだけドラムが上手かろうが、
どれだけそのプレイに命をかけて叩こうが、
この曲を演奏する限りオリジナルであるWINGのそれにはどう逆立ちしたって絶対にかなわないのだ。

同様にやっちんツアーでよく演奏しているTHE GOODBYEのこの曲

イントロのテーマ部分の八分のウラで入るこのセクション、
3回繰り返すエンディング部分ではちゃんとドラムも合わせているが、
イントロと1番終わりに出てくるセクションではえとーさんはわざと合わせていない。

またご丁寧にクラップを重ねている(時代やなぁ・・・)オカズ、
「ドタントタッタタ」
というのがワシにしてみたら合わせているような合わせていないような、
何か非常にキモチワルイ・・・(笑)

当然ながらリハーサルでは何度となく別のオカズを試してみたが、
結果的にはやはりこれを越えられないのでもうあきらめてこれしか叩いていない!!(キッパリ)

リズムパターンにしてもそうである。

X.Y.Z.→Aだったら同じR&Rのリズムなら、
ハイハットを半開きにして4分で叩いて疾走するのだけれども、
THE GOODBYEの曲はこのようにHHは8分でバスドラは頭でシンプルに入れる場合が多い。

それが「えとーさん風」とでも言うべきか、
THE GOODBYEが解散してからのやっちんのソロ曲でも、
何やらそっちのリズムパターンの方がしっくり来てついつい「えとーさん風」に叩いてしまう。

言うならば叩き方を「コピーする」のがスタジオミュージシャンの仕事だとすると、
「コピーされる」のがバンドのドラマーである。

さあ若いドラマー諸君、あなたはどちらになりたいですか?!!

まあ実際のところどちらかを選ばなければならないことはない。
同じような立場のドラマーには今まで会ったことがないが、
ワシは一応それを両方をやっている。

まあどちらが儲かるかと言うと「バンド」は当たれば大きいが、
宝くじと同じで当たらない人の方が多い。

まあスタジオミュージシャンの方が「ツブシはきく」けれども、
今日び音楽の仕事で、それもドラムだけで食ってゆくのも難しいかもな・・・

まあどっちも金にはならんのぢゃ!!
それだったら好きな方をとことんやりたまえ!!!


ps.ワシは今から台湾でWINGのライブをやって、
そのまま5時起きで東京帰ってやっちんのツアーファイナルでドラム叩きます。

ファンキー末吉の「えとーさん風ドラム」を聞きたい人はこちらに集まれ〜

2013年09月01日(日)
曾我泰久LIVE!LIVE!LIVE!JAPAN TOUR 2013東京ファイナル

Vo.Gt.Pf.曾我泰久
Gt.Kb.田川ヒロアキ
Ba.和佐田達彦
Dr.ファンキー末吉

【会場】新宿 BLAZE
(東京都新宿区歌舞伎町1-21-7-B2)
【時間】OPEN 16:00/ START17:00
【プレイガイド】
チケットぴあ(Pコード:200-951) 0570-02-9999
ローソンチケット(Lコード:79131) 0570-084-003
e+(イープラス) http://eplus.jp/
【お問合せ】NEXTROAD 03-5712-5232(平日14:00~18:00)

【料金】前売り4,800円/当日500円増し(税込み/自由席/D代別途)
  ※整理番号入場  ※未就学児童入場不可

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お前、慢心してただろ・・・