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2012年8月26日

ラウドネス中国のイベントドタキャンについて

Yahooニュースにも載ってたなぁ・・・

ニューアルバムの宣伝にもなるし、
いち友人としては喜ばしい騒ぎだとは思っているのですが、
それにしても日本で流れる全てのニュースは、
そのソース元が二井原のブログでしかないのには呆れるな。

どの記事も「二井原実のブログによると」である。
これが「取材」と言えるのか?

日本で中国の記事が正しく報道されたことがないのは、
報道する側にジャーナリズムのかけらもないからである。

誰も主催者にコメントを取ったわけではない。
ラウドネスの事務所にコメントを取ったわけではないのだ。

人のブログを見てその裏も取らず、
それをそのまま転用して記事にし、
その記事をネットユーザーが貼付けて広める。

これでは正しい記事が伝えられるわけがない。


このイベントはMIDIフェスティバルという、
今中国では一番動員数が多いフェスティバルの一環である。

もともとはMIDI音楽学校という、
中国で初めてロックを教える学校の文化祭として始まった。

校長は張帆(Zhang Fan)という。
知り合った頃はただのひとりの「ロック好き」の青年であった。

90年代半ばにMIDIが設立した時に、
ワシも数回呼ばれて講師をしに行ったこともある。

地方のロック好き、まあ日本でもそうだが、
ドラ息子が学校も行かずにギター弾いてブラブラしてるならということで、
親はこの学校ならということで入学させる。

そんな連中が集まってバンドを組んだり、
中には有名なアンダーグランドバンドを結成する卒業生も出て来ることとなるが、
そんな卒業生や、在校生のバンドで始めた文化祭。

それがだんだん規模が大きくなってフェスティバルとなった。

ちなみに出演者にひとりも有名人はいない。
全部が全部アンダーグランドバンドである。

それがこのイベントの凄いところである。
出演者のネームバリューで客を呼ぶのではなく、
「MIDI」であるというところでのべ10万人集めるようになったのである。

当然ながら昔はフリーコンサートであった。
張帆(Zhang Fan)も学校の宣伝になればぐらいに思っていたのだろう。

ところが規模が大きくなるに従って、
少ないながら入場料を取るようになった。

そうすると今までノーギャラで出てたバンド達も
「儲かってんだったらギャラをよこせ」
ということになる。

ちなみにワシが二井原や田川くんなんかと出演した時はノーギャラであったが、
その後からギャラが出るようになったと言う。

そして今では結構な額のチケット代を取って、
そしてラウドネスにギャラを払って出てもらうという現状に至るわけである。


さて日中関係の話に触れてゆくとするが、
このイベント、実は曰く付きで、
2003年にブラフマンというバンドがこのイベントに出た時、
観客から生卵を投げつけられたという事件があった。

全国から不良が集まるイベントである。
こんなアホがいたとしても不思議ではない。

さて、尖閣諸島問題で騒がれている現在、
みんさんが張帆(Zhang Fan)だったらどう考えます?

ちなみに中国では出番が突然変わったり、
ドタキャンになったりは日常茶飯事であることを踏まえてである。

日本のように予定されていた公演が中止になっても騒いだりしない。
日常茶飯事なのである。

ワシも翌年の2008年の出演の時には、
いきなり出番が変わって、怒ってドタキャンしている。

ドタキャンにするのに何の抵抗もないお国柄の中で、
何万人もいる観客の中にまたアホがいて、
せっかく日本から呼んだラウドネスの方々に生卵など投げつける輩がいたとしたら・・・

そう考えるのが普通ではないだろうか。

政府筋の通達により中止と言うが、
実際政府がそんな通達をするのは「文化部」である。

文化部の役員がこんなド田舎のコンサートにまで視察しに来るだろうか?

この国は施設も何もかも全て「国のもの」である。
当然ながら張帆(Zhang Fan)も政府機関の人と一緒にこのイベントを作り上げる。

この国では政府機関と離れてあらゆるイベントを行うことは不可能なのである。

ちなみにワシにドラムクリニックツアー
(転じて今ではファンキー末吉全中国巡演コンサート)
にもその土地土地の「打楽器協会」という国家の機関が協賛についている。

今からライブだというのに必ず偉い人と食事をせねばならないのはこのせいである。

まあワシのコンサートで生卵を投げつけるアホはいない。
だから全ての人間がそれを中止させようとは思わない。

でも過去にこんなことがあったイベントで、
もし張帆(Zhang Fan)がラウドネスのことを大切に思っているなら、
「せっかく来て頂いたのだけれども」
ということになるのは当然ではないだろうか。

しかもドタキャンに何の抵抗もないお国柄・・・


「中国政府からの要請」というのは、
当然ながら「文化部」でなかく、
張帆(Zhang Fan)と一緒にイベントを作っている相手方である。

「張帆(Zhang Fan)さん、生卵ならまだしも、
うちの管轄で暴動なんか起こったら、
私のクビが飛びますんでひとつよろしくお願いしますよ」
などと話し合われたのはきっと事実だろう。

そういう点では二井原の
「中国政府の本音は
観客の暴動から反政府抗議運動に発展するのを回避する
・・・やろなきっと」
というのは当たらずとも遠からずであろう。

しかしマスコミがこれをそのまま引用するというのは
あまりに「職場放棄」というか「プロの仕事」というには遠すぎやしないか?


さて今度はその記事を読む日本人のみなさん、
日本では「中国国家が中止命令を出した」と思われてるかも知れないが、
この裏を知って、なおそのように考えることが出来ますか?

「公安が尾行している」と言うが、
それは二井原のブログに書いてあるだけのことで、
それも「メンバーがそう言ってた」というだけで、
それの裏は誰もとっていない。

張帆(Zhang Fan)が、余っているスタッフに、
「ラウドネスの方々にアホが危害を加えないように」
と申し付けてたのかも知れないし、
ひょっとしたら現地のファンが遠巻きにしてただけかも知れない。

ワシも含めて誰も取材をしてないんだから「真実」は誰にもわからない。

二井原は「外出禁止」とスタッフに言われたと言う。
「中国って日本人にはとても危ないところなんだな」
と思ってるとしたら、
その数日前に「日本人名義」のドラムコンサートを同じ土地でやっている日本人のことを思い出して欲しい。

「ラウドネスはホテルに軟禁されている」
というイメージを持つ人がいたら、
もう一度その事実関係を疑って欲しい。

スタッフは日本人である。
しかも元X.Y.Z.→Aのマネージャーであった堀内がついているのであろう。

彼の性格もわかるし、また中国経験も少ないスタッフがその責任において、
「何があるやらわからないから外には出ないで下さい」
と言うことは容易に想像出来る。

そこから「中国政府が軟禁」というイメージを膨らませるのはあまりにも読み手の「勝手」である。


この事件に関して、
ワシは単に張帆(Zhang Fan)がラウドネスに気を使っただけだと想像してるし、
あらゆる日本人は中国政府がラウドネス公演を中止にしたと想像している。

誰か金を賭けてもいいと言うなら中国の文化部に問い合わせますか?
きっと文化部の人は誰もこんな田舎のイベントで、
ラウドネス(すらも知らんじゃろ)に中止命令を出したなどという事実は知らんはずである。

マスコミさんよ、記事を載せる時にはちゃんと「取材」をしてから載せなはれ!!
何なら主催者の電話番号教えてあげるから・・・(笑)

日本のみなさんも裏を取ってない記事をあんまし鵜呑みにしなはんなや!!


PS.今しがた二井原からメールが来て、ライブ中止の件、詳しくは書けないけど、現状はワシの想像以上の模様だそうです。
ワシは20年反日感情に出会ったことがないから、ワシの想像は一番楽観的な方向性かも知れんな。
これも含めてみなさん、鵜呑みにはせんように。

ちなみにワシは今月31日に北京でライブです。
ワシの名義なので「日本人のコンサート」です。
それがどうなるのか楽しみです。

そこで現実を詳しくレポート出来ると思います。

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