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2006年7月17日

ドラムクリニック

ちょっとしたリハーサルならうちの院子で出来るのだが、大きなコンサートのゲネプロ等だとそうはいかない。
ひと昔前の北京だとリハーサルスタジオなんぞ皆無に等しかったが、最近はいくつかプロユースのスタジオが出来て非常に便利になった。

そんな中のひとつ、FiERCEは、社長が元ドラマーだと言うことでドラム機材が充実しているので結構好きである。
ある日、リハーサルの合間にドラムお宅の社長とダベっているうちにこんなアイデアが飛び出した。

「ファンキーさん、ヒマな時あったらここでドラムクリニックやって下さいよ」

もちろんふたつ返事で引き受けた。
条件など別に無い。
北京のドラマー、ひいては北京ロックのために何かが出来ればそれでよい。

若いドラマーのMuWeiがポスターを作ってくれた。

DrumClinicPoster.jpg

見ると、なんと入場料はタダ!!!
つまりワシへのギャラもタダだと言うことである。

ま、いいのよ・・・中国の音楽シーンのために何か出来ればそれで・・・(涙)・・・

さてその日が近づいて来たある日、パール楽器の中国での代理店にいたSさんから電話が来た。
「次の週、1週間で毎日いろんなドラマー呼んでクリニックをしてもらおうと考えてるんだけど来てもらえないかなぁ・・・」

ワシは確かにここのドラムスクールが開校する時に、
「パール楽器のためになるんだったら何でもやるよ」
とは言った。
しかしその学校のパンフレットに「講師」として名前を載せてよいとは言った覚えは無い!

まあしかし彼はまだいい方である。
去年趙明義から電話があり、大々的にオープンする音楽学校の教師として名前を貸してくれと言うので、
「名義貸しだったら、まあ年に5万元ぐらいでどうだい?」
と言った途端に烈火のごとく怒り出した。

黒豹葉世榮もタダでやってんのにお前だけ金くれとは何事だ!!!」

あまりの剣幕に恐れをなしたワシは、「いいよ、いいよ・・・じゃあ・・・」と渋々承諾した。
そして当然ながらその開校式には呼ばれる。
校門を入ったところにはでかでかとワシの写真・・・

・・・これってサギじゃないですか・・・

ま、いい・・・これもなんじゃらかんじゃらで中国の商売なのであろう・・・
しかしSさんのドラムスクールは勝手にワシの名前を使っているわけなので、
いくら何でもその上タダでクリニックをするのもナンじゃろ・・・

「私はひとりではなくミュージシャンを連れて行ってデモ演奏を聞かせたいんだけど、少しでいいからギャラなんてのは出ますか?・・・」

だいたい、ものを頼んでいる人間が全然ギャラの話なんか出さず、
頼まれた方が悪そうにその代償を尋ねるなんてのがワシはどうも腑に落ちん・・・

まあそれでもメンバーに交通費ぐらいのギャラは出ると言うので出かけて行った。
そのために自宅スタジオで中国最高度の演奏が出来るまでリハーサルをつんで・・・

DrumClinic1.jpg

着いて見たら生徒はガキばかりである!!!

Sさん曰く、「びっくりしたかい?子供の生徒と言うのが一番商業的には一番いいもんで・・・」
確かに子供の教育のためになら親はいくらでも金を使うからのう・・・
・・・まあ勝手に生徒が中国ロックを背負う若いドラマーばかりだと思ってたワシが悪い・・・

かと言って今さら用意した1時間半のプログラムを変更するわけにはいかん。
ドラムのチューニングから始まってスティックの効率的な振り方まではよかったが、
さすがにポリリズムの話まで行くと生徒は半分寝ていた。

そしてせっかくミュージシャンに楽器まで持って来てもらったのだから用意した高度なデモ演奏・・・
・・・感動して食い入るように見ているのはこのスクールの先生達だけである・・・

・・・そして記念撮影とサイン会・・・

SignToChildren.jpg

お前ら俺が誰だかわかっとんのかい!!!

かくして教える側と教わる側のギャップの多いドラムスクールは無事(?)終了し、
今度はもともと予定していたちゃんとした(?)ドラムスクールである。

ミュージシャンはこの日はまた別のメンバーを呼んだので、ちょっと早めに入ってリハーサル。
そしてちょっと早めに来た生徒達も早く開場に入れて、リハを見たい奴にはとことん見せる。
コンサートではなく、クリニックなのである。
ミュージシャンに指示をするワシ、譜面を整理するワシ・・・それを見ることこそ全部彼らにはためになるクリニックであろう。

しかし毎回定期的にやる「授業」と、1回限りの「クリニック」とは根本が違う。
どうしても内容はテクニック的なものに偏らざるを得ない。
中国のドラマーは「急ぎすぎる」と言うか、上っ面だけを勉強して「もう叩ける」と思ってしまう輩が多いので、
途中の喋りでそれを常に修正しながら何とか最後まで演目を演じ切った。

DrumClinic2.jpg

汗だくである。
喋りが多いぶん、ライブよりも疲れる・・・

しかしこの一夜はきっと将来の中国のミュージックシーンにとっても有意義な一夜となったに違いない。
そう強く感じて締めの言葉を述べてお辞儀をした後に、
司会もつとめたこのスタジオのオーナーから一言。

「では最後にここにいるみなさんを代表してファンキーに一言聞きたいことがある。
来月もまたもう一度ここでクリニックやってくれるかな?」

「いいとも!!」

と言ってしまった自分に後悔・・・
せめて交通費ぐらいは欲しい・・・いやほんま・・・


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