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2012年1月11日

落合みつをレコーディング

落合みつを君というシンガーソングライターがいる。
うちの店にも時々出てくれている実力派である。

今回彼のアルバムでドラムを叩いてくれということで一日かけて8曲叩き、
次の日にはまた別のドラマーが2曲叩いてそのまま一緒に「打ち上げ」と称してみんなで飲みに行った。

ワシは彼と飲むのは初めてであったが、
お隣の仮谷君が長年の付き合いだということで、
一緒に飲んでるうちにいろんな「縁」が浮かび上がって来た。

なんと彼らの「縁」を作ったのは何と他ならぬワシだったらしい。

当時落合くんはとある大手プロダクションに所属していて、
そのプロダクションというのがまあよくある話で
「給料は払うが仕事はさせない」
といういわゆる「飼い殺し」状態であった。

ワシの知り合いも今だにそんな状態のミュージシャンもいて、
その話を聞くと「そりゃ羨ましいですねえ」という人もいるけれども、
それに甘えて何年も遊んで暮らす人もいれば、
損を覚悟でその状態を脱却しようと戦う人もいる。

落合くんの場合は「歌を歌いたい」という気持ちが強く、
喧嘩覚悟で事務所と掛け合ってやっと1曲レコーディング出来ることになった。

その時にプロデューサーとして事務所の人から薦められたワシだったらしいのだが、
当時のワシのスタッフが提示した金額が高すぎたがためにその仕事は流れてしまったらしい。

まあワシはそんなことは知る由も無かったのだが、
その時スタッフが
「じゃあもっと安くて優秀なアレンジャーがいますよ」
と言って紹介したのが仮谷くんだったらしい。

その後彼らはずーっと親交を温めてたらしいが、
ここに来て今回のレコーディングでやっとワシとの「縁」が形となったというわけだ。

いや〜落合くんも飲むけどアレンジャーはじめ周りの人も飲むなぁ〜・・・

特に今回のこのアルバムで2曲だけドラムを叩いた人というのが彼の出身地である新潟でライブハウスをやってるYさん、
これがなかなか強烈なキャラクターで面白かった。

高校を卒業して就職しようと言う落合くんを、
「お前みたいな歌の上手いヤツがそれを捨てるのは許さん」
ということで、彼はすぐに電話機をとって女に電話する。

そして落合くんに
「今日からお前はここで住め!」
とその女のところに放り込んだというから面白い。

「勘弁して下さいよ〜」というふたりの関係がそれから何年も続くことになるわけだが、
そんな感じが自分の若い頃と被って見えて非常に面白い。

またこの見るからに親分肌のYさんが、
ワシを見るなり初対面で「親分!」と呼ぶのだからどうもこそばゆい。

そう言えば最近店のスタッフとか地元の若い衆とかみんなワシのことを「親分!」と呼ぶ。
それが仲間内で流行ってるのか菅沼孝三までが「親分」と呼ぶ。

もちろんみんな子分でも何でもないのじゃぞ!!
この日飲んだ新しい仲間達も含めて、な。

いや〜久しぶりに一杯飲んだ!!
アルバムが仕上がったらまた集まって飲もう!!

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