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2001年1月 4日

高知よいとこ早う独立しなはれ

謹賀新年 謹賀新年 謹賀新年 謹賀新年 謹賀新年 謹賀新年 謹賀新年 謹賀新年 謹賀新年
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21世紀最初のお題:
「高知よいとこ早う独立しなはれ!」
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香川県坂出市で生まれた俺も、
今や母親が生まれ故郷の高知に帰って来たので、
必然的に実家が高知になってしまった。

高知と言えば俺は小さい頃からしょっちゅう行き来をし、
あの難解とされる土佐弁も喋ることは出来ないが聞き取るには問題ない。

土佐の「いごっそ」と言うと酒をたくさん飲むと言うイメージがあるが、
実際高知には「ベグハイ」と言う杯があって、
例えば円錐形になっていて、
あるいはひょっとこのお面の形をしていて口のところに穴が空いており、
そこを指で押さえて酒を注ぎ、
いわゆる注がれた酒は飲み干してしまわないと置けないのである。

皿鉢料理と言う料理もある。
大きなお皿にこれでもかと料理をてんこもりにして、
三日三晩それを魚に酒を飲み続けるのである。

日本のおせち料理と言うのが
主婦を台所から解放するために作られたと言う話があり、
作り置き出来る料理を年末にたくさん作って置いて
正月三が日はそれだけをつまんで主婦を楽にさせると言うものだが、
土佐の皿鉢料理と言うのはその大型版なのではあるまいか。
これが正月だけではなく、何かお祝い事があるごとに出て来るのである。

しかし、おせち料理と違って皿鉢料理が主婦を解放するかと言うとそうでもない。
三日三晩続く宴会の世話はやはり主婦がやる。
当然酔いつぶれた男どもの世話も主婦である。

おふくろの田舎が宇佐と言う猟師町だが、
幼い頃そこの何かの宴会の時に遭遇したことがある。
赤ら顔をした大人と酔いつぶれた男達と、そして甲斐甲斐しく働く女たち・・・
そんな光景が来る日も来る日も続いていた。

実際、親戚のおじさんはアル中で死んだ。
いわゆる日本ではアル中だと人生の落伍者のようなイメージがあるが、
別に高知では
「○○はアル中じゃきぃしょうがないがよね」
と別に何事もないかのように酒を酌み交わす。
いつも赤ら顔をして飲んでいたそのおじさんを思い出す。

かくしてそんな高知で今回年越しをしたわけだが、
とにかく酒も飲まず、紅白も見ず、
毎日子供と共に9時には寝る生活をしていたのだが、
正月そうそうやはり電話でお呼びがかかる。
「何しゆうがぁ?伊勢海老がどっさりあるきぃ、お母さんと一緒に出て来ぃや」
高知の親戚の中でも最上級にファンキーなおばはん、
バーバー山下のアキちゃんである。

ちなみに高知では男性名詞の「いごっそ」に対抗して
女性の場合は「はちきん」と言う言葉を使うが、
このアキちゃんこそは「はちきん」の典型的なおばちゃんである。
言語はちゃきちゃきの土佐弁しか喋れず、
例えばXYZのメンバー等が来た時にも、
二井原曰く「何を言うとるんか全然わからん」と言うほど土佐弁がきつい。
アキちゃんとうちの母がふたりで東京のJazz屋で飲んでいると、
バーテンの南波が
「あのー・・・、どうしてお二人は喧嘩なさってるんですか・・・」
と聞いたと言う。
普通に喋っているのだが・・・

「あんた鍵持っちゅうが?ほいたら先に上がって待っちょいたらわ?」
と言われ、下の子供を連れて先におじゃまする。
アキちゃん一家は初詣に出かけ、母は上の子供を連れて初詣に行っている。
下の子と一緒に鍵を開けて中に入ると、
縦に長いそのビルの2階にある客間にはテーブルとグラスが用意され、
客人のお越しをところ狭しとお待ちしている。

しばらくしてアキちゃん一行が戻って来て、
一番乗りでそこに座っている俺にまくし立てる。
「あんたここやないわね、上へ上がりや」
中二階の台所をかすめながら3階の居間に行くと、
そこにはすでにところ狭しと皿鉢料理が盛られていた。
つまり宴会場が2つ用意されていたのである。
「何飲むがぁ?ビール?お酒もあるでぇ」
はちきんはせっせと酒を振舞い、
到着した宇佐の大ばあちゃんと大じいちゃんを中心に酒盛りが始まる。
「この子が下の子かね?たんまー大きゅうなってぇ」
ちなみに中国語でも感嘆詞として「他 女馬 的(タマーダ)」と言うのを使い、
いわゆる英語で言うFuck'n言葉だが、
用法やシチュエーション等土佐弁とまるで同じである。

下の子を見ると極度の人見知りをしていたって無口である。
聞けば、どうも何を話しているのか全然わからないと言うことである。
土佐弁はすでに彼にとっては第3の言語なのである。
上の子が到着した。
上の子はすでに土佐弁も理解している。
日本語、中国語、土佐弁を解するトリリンガルであった。

親戚がどんどん集まって来る。
アキちゃんの長男の嫁は去年横浜から嫁いで来た。
「何を喋ってるか分かる?」
聞いてみると彼女は小さい声で、
「まだ半分ぐらいしか分からないです・・・」
「あんた外国に嫁いだ嫁と同じやねえ・・・」

人はどんどん増えてゆき、
一家の主であるアキちゃんの旦那さんは、
下に下りて客間の客人をもてなしている。
上の居間には酔いつぶれた親戚がマグロのように寝ている。
よく見る光景である。
アキちゃんは上へ下へとかいがいしく料理を、そして酒を運ぶ。

「あんた何しゆうがぁ?早うおいでや。
これっば大きい伊勢海老がこじゃんとあるがやきぃ」
さすがは猟師町である。
生きた伊勢海老が台所でぴんぴん跳ねている。

「たんまー、カツオがどっさり来たぁ」
頼んだ量を間違えたか食いきれないほどのカツオが大皿に乗ってテーブルに並ぶ。
「残しなやぁ。どっさりあるきねぇ」
ちなみに「残しなやぁ」と言うのは、
残せと言う意味ではなく、残すなと言う意味である。

早々と帰る客にはせっせと車を手配する。
「車はおいちょきや。それっば飲んだき運転せられん!」
「せられん」とはしてはいけないの意味で、
ちなみに高知の標語はちゃんと土佐弁で
「飲んだら乗られん、乗るなら飲まれん」である。

代行運転はさすがに盛んで、
酒が文化である街に相応しい。
聞けば高知県、人口ひとりに対する飲み屋の割合が日本一高いらしく、
また、貯蓄やタンス預金等よりも、
地元でお金を落としていく割合も一番高いらしい。
高知で稼いで高知に落とす。
ここはひょっとしたら独立国家としてやっていけるんではないか・・・

数年前、民放のテレビ局は高知放送しかなかった。
高知放送は高知新聞を発行している。
高知新聞のシェアが他紙を圧倒して90%と言うから凄い。
あの時期、高知放送がクーデターを起こしていたら、
情報を一気に統制出来るので独立出来たかも知れない。

しかし独立したところでどうなのであろう・・・
ここの人達は別に毎日が楽しければそれでいいのではあるまいか・・・
「こんな小さい街に競馬と競輪と競艇とみっつ全部あるがですよ」
土地の人が笑い話でそう言う。
(まあひとつは鳴門にあって券を高知で買えると言うことらしいが)
「年寄りはみんな老後の蓄えやとばかり年金をそれに貯蓄しゆう」
冗談でそう言うが、そう言えば
「ハワイで屋台のたこやき屋をやる」
と言って出て行った俺の従兄弟は今何をしてるのだろう・・・
そんな従兄弟が年寄りになればきっと似たような感じになるだろう・・・



子供が「おうち帰る」とわめくのでそうそうにおいとました。
「もう帰るがかえ?ようけ残っちゅうきぃ、明日も食べに来ぃやぁ」
明日も明後日も、酒と料理が続く限りこの宴会は続くのであろう。
「そんなヒマはない。アキちゃんに頼まれた
”バーバー山下顧客管理データベース”を構築せなアカンがね!」

髪の毛をカットしてもらったがために、
専門家がやれば10万20万とるような仕事を引き受けてしまった・・・
今は子供が寝静まった後に、
「Access完全攻略本」を片手にプログラム作りに没頭している。

「末吉さん、XYZレコードの会計データベースの方を先にお願いしますよ」
事務所の西部嬢の顔が目に浮かぶ。

「末吉さん、原稿はまだですか?」
「中国語で歌おう!カラオケで学ぶ中国語」第2弾の原稿を待つ、
アルク出版の古市さんの顔が目に浮かぶ・・・

「末吉曲のストック、いつになったらCD-Rに焼いてくれるんや」
次のプロジェクトのプロデューサー、バーベQ和佐田の巨体が目に浮かぶ・・・

「末吉さん、原稿お願いしますよ」
週刊アスキー末吉担当、神野女史の顔が浮かぶ・・・

「末吉ぃ、2枚目のアルバム作る言うて曲が足りんでぇ」
三井はんと大村はんのブサイクな顔が目に浮かぶ・・・

「原稿締め切りは12日でいいですね」
タウン情報かがわの担当編集者のナイスバディーが目に浮かぶ・・・

「WeiWeiさんのアルバムの文字稿を・・・」
腰の低いデザイン会社の担当者の引きつった笑顔を思い出す。

「ヨーロッパのライセンス契約、その後の詰めはどないなった?」
二井原の下ネタを喋る時の至福の表情を思い出す。

「20日の北京での演奏曲は?」
綾社長の離れた目と目を思い出す。

「Would you like to do other thing on Press Conference Day?
For Example, you play guitar...」
ドラム以外は勘弁してくれぇ!・・・
・・・そや、高知から帰ったらすぐ10日からタイに行くんや!
岡崎はん連れて1週間・・・そこで全部やったれ!

・・・とばかりこんなどうしようもない文章から先に書いているアホな俺であった・・・

いやー・・・やっぱ南国がええわ・・・
次は早うタイに行こ・・・・

ファンキー末吉

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