ひとりドラムの軌跡
ドラムセットと伴奏をPA設備さえあれば全世界どこにでも行きます!!
呼んで下さい!!こちら


ファンキー末吉BLOG モバイル版はこちら
最新のひとりごと
布衣劇場ツアー2023江西省吉安市保利大剧院
布衣劇場ツアー2023湖南省长沙梅溪湖国际文化艺术中心大剧院
布衣劇場ツアー2023湖南省株洲神农大剧院
布衣劇場ツアー2023浙江省温州大剧院
布衣劇場ツアー2023江蘇省常州大剧院
全中国ドラムクリニックツアー2023年河南省固始
全中国ドラムクリニックツアー2023年江蘇省徐州
布衣劇場ツアー2023浙江省杭州临平大剧院
布衣劇場ツアー2023江蘇省蘇州张家港保利大剧院
布衣劇場ツアー2023山東省聊城保利大剧院
カテゴリー
JASRACとの戦い
Live Bar X.Y.Z.→A
Pさんの話
おもろい話
おもろい話(中国のその他の地方)
おもろい話(北京)
おもろい話(日本)
おもろい話(最優秀作品)
おもろい話(香港とその他の外国)
アウェーインザライフの素敵な仲間たち
カンボジア希望の星プロジェクト
キャンピングカーにて国内ツアー!!
クメール語講座
デブが来りてピアノ弾く
ドラムの叩き方
ファンキースタジオ八王子
全中国Pairのツアー
全中国ドラムクリニックツアー
北朝鮮ロックプロジェクト
布衣全中国ツアー
日本人なのに教育を受けられない問題について
李漠(LiMo)の話
筋肉少女帯
重慶雑技団
零点(ゼロポイント)復活計画
バックナンバー
バックナンバーを表示

このブログのフィードを取得

powered by ウィズダム

X.Y.Z.→A オフィシャルサイト 爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump
今回新録された楽曲のみを
おまけComplete」
としてCD化しました。
OmakeCompleteJacket.jpeg 爆風スランプトリビュート盤を既にご購入されている方は、このCDを買えば「完全版」となり、更には他のCDには収録されていないファンキー末吉の「坂出マイラブ」も収録されてます。
「完全版」としてセットで買うと500円お得な2枚で3500円のセット販売もあります!!
ファンキー末吉関連グッズ
(書籍)











ファンキー末吉関連グッズ
(CD、DVD)


















ファンキー末吉関連グッズ
(その他)

ファンキー末吉楽曲配信サイト

2012年6月27日

モンゴルパオで酒を飲む

零点(ゼロポイント)復活計画はこの後すぐに座礁に乗り上げた。

大毛(DaMao)、二毛(ErMao)という兄弟が、
結局はギャラを全部持って行ってしまい、
新加入のボーカリスト「老五(LaoWu)」や、
オリジナルメンバーである「朝洛猛(Chao Luomeng)」にまでギャラを渡さないという始末。

こうなると「バンドの問題」というより「人間性」の問題である。

それからも「アレンジしてくれ」という電話は来ていたが、
「金を払ったらやってやる」
と言って口座を確認するが一向に振り込まれないので相手にしていない。

そうやって彼らは「誰にも相手にされない」まま1年が過ぎた。

新ボーカリストの「老五(LaoWu)」はそのまま零点(ゼロポイント)を脱退したと聞くが、
そんな彼からいきなり「メシでも食おう」と電話があった。

時を同じくして「零点(ゼロポイント)のマネージャー」と名乗る女性から電話があった。
ワシは彼らの仕事のやり方を非難し、
「お前がその辺の仕事を責任持ってちゃんとやるなら仕事してもいい」
と強く言った。

折しもこの日は、
昼間はその零点(ゼロポイント)のミーティング、
夜はそこを脱退した老五(LaoWu)と食事というスケジュールとなった。

ところが昼間のミーティングはドタキャン。
メンバーである朝洛猛(Chao Luomeng)が、
「ファンキーをミーティングに呼んでどうすんだ。
バンドがミーティングして、決まったことを仕事として発注すれば終わりだろ。
俺は夜ファンキーと会うから俺から伝えておくよ」
ということになったそうだ。

さて、夜の食事の場所はワシも行ったことがない超高級モンゴル料理屋さん。
羊が何匹も機械で回されて焼かれている。

99DingZhanFangYangRou.JPG

その広大な敷地にはモンゴルパオがたくさん立ち並び、そのひとつに通される。

99DingZhanFangMengGuBao.jpeg

宴会の開始である。

ごらんのように飲めや歌えやで全然仕事の話はしていない。
こちらでは「仕事」=「飲む」なのである。

最後に朝洛猛(Chao Luomeng)が一言こう言った。

「ファンキー、老五(LaoWu)のこと、頼むよ」
これだけが数時間かけて行われた「仕事」、
これだけがこの高級料理の代償なのである。

もちろん「友達」のためなら何でもする。
ワシらはこうして酒を酌み交わし、「同じ釜のメシ」を食った「仲間」なのである。

零点(ゼロポイント)の話は結局出なかった。
仕事として動き出したら正式に発注が来るだろう。

何ぴと様からの仕事でも金さえくれたら「仕事」である。
ちゃんと仕事として整うのを待つばかりである。


ただひとつ気がかりなのは、
彼が今日歌ってくれた「思念」というモンゴルの曲・・・

これは外モンゴル、つまりモンゴル共和国のロックバンドの曲だったらしいが、
彼らから版権を買い取り、零点(ゼロポイント)復活のシングル曲としてワシがアレンジした。

ボーカルも脱退してしまったので、
あの曲が世に出ないというのだけが残念で仕方がない・・・

«新しい記事
制作会社と金のトラブル
前の記事»
小畑秀光北京ライブ