
2009年10月16日
DuoRama
北京のケイゾーとなるみちゃん夫妻が店に遊びに来るというので、
「どの日がいい?」
と聞かれて、昨日をお薦めした。
北京ではめったに聞くことが出来ないJazzのトップクラスの演奏を味わってもらって、
北京じゅうのミュージシャンにもの言ってもらいたいもんだ。
ワシは飲む気満々で、
嫁までやって来て北京話で大宴会である。
家が近所である納浩一さんもハナから飲む気で、
ギターの布川さんにも「電車で来るように」と言ってあったと言う。
ライブ前から大騒ぎになってたが、
演奏が始まった途端に水を打ったように静かになり、名演を聞き入る。
いやー・・・上手いわ、やっぱこの人たち・・・
日本のJazzのレベルは既に世界級だと思う。
日本人特有の真面目さ、勤勉さで、
その緻密な演奏力はひょっとしたら本場アメリカのレベルを抜いているかも知れない。
しかしMCで納さんがこんなジョークを飛ばす。
「今やJazzミュージシャンという職業はありません!
何故なら食えないから。
ただJazzが好きで弾いている物好きなプレイヤーがそこにいるだけです!!
ちなみにスタジオミュージシャンという職業も今はありません!
何故なら今はスタジオという仕事もないから」
まあロックも似たようなもんである。
世界中で「お金を稼げる音楽」というのは1種類しかないと言われているのだ。
それは「流行歌」。
しかし別に「お金を稼げる音楽」=「いい音楽」というわけではない。
売れなくては音楽も出来ないような世の中に思われているが、
実際はそうではない。
こんな素晴らしいJazzミュージシャンがここで演奏してたり、
うちの近所にもあんな素晴らしいロックミュージシャンが生息しているではないか!!
「この店はロックの店のイメージが強いですが、
何とか頑張ってJazzの店にしたいと思います」
と言う納さん、
26日にはJazzのジャムセッションを開催してくれる。
かく言う私もジャムセッションで恥をかきながらやっとJazzが叩けるようになった。
Jazzばっかは自宅でしこしこ練習してても上手くはならん。
上手い人と一緒にやることが一番上達の近道なのじゃよ。
ステージに呼び出されて1曲叩く。
いやー・・・酔っぱらって叩くもんじゃない・・・上達もへったくれもないが・・・
でも上手い人とやるととてもやり易い。
Jamセッション、ワシも参加してまた揉んでもらおう。