ひとりドラムの軌跡

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2017年7月27日

水増し請求

JASRACはいろんな裁判で「被害額」と称して著作権侵害された損害額を請求して来るが、これは果たして正しいものなのだろうか。

「被告第3準備書面」において我々はこう主張した。

---引用---

このデータは決して「無作為に抽出したデータ」ではなく、明らかに「不自然な偏向の見られる調査結果」である。

原告が甲15で摘示した7つのライブは、いずれも管理楽曲の演奏数が2ケタ以上あったとされるものである。
ところが、各ライブの該当月において、10曲以上の管理楽曲が演奏されたライブの占める割合は、上記のとおり、
24.0%(2月20日)
34.5%(3月4日)
34.5%(3月8日)
26.1%(7月10日)
26.1%(7月19日)
26.1%(7月28日)
32.1%(9月20日)
である。そこで、7回のライブ調査がすべて「10曲以上の演奏ライブ」に連続で当たり続ける確率は、上記の7回分の個々の割合を掛け合わせたものとなるから、その値は
0. 016%(0. 00016)
となる。 つまり、無作為に抽出したライブの調査において、上記のようにいずれも管理楽曲が10曲以上演奏されるライブに偶然当たり続けることは、1万回に1~2回程度しか起こりえない奇跡的な事象である。

---引用ここまで---

また、「被告第9準備書面」p7、8では更に法則性や基準の欠缺について論証している。

---引用---

① 2月 20日 「アコースティック・ライブ ACE単独犯?第二アジト」
② 3月 4日 「IKUYO」
③ 3月 8日 「梅原"Paul"達也 アコースティックナイト」
④ 7月 10日 「ラウドネス愛好会八王子支部」
⑤ 7月 19日 「TaNaBE」
⑥ 7月 28日 「ブチヤス」(5階)
⑦ 9月 20日 「うとうと(仮称)TOTOを演りますよ?!」

上記のとおり、原告の調査は、2月に1回、3月に2回、4月~6月 は 0回、7月に3回、8月は0回、9月は1回行われたことになっている。

(中略)

上記の7ライブのうち、④と⑦については、各タイトルの「ラウドネス愛好会八王子支部」「うとうと (仮称) TOTOを演りますよ?!」 から、著名バンドの「ラウドネス」と「TOTO」 のコピーバンドが出演することは明らかであり、調査以前の時点で 、管理楽曲が多数演奏されるライブであることが一見して明らかである。また、出演者に着目しても、①の「ACE」は著名バンド「聖飢魔II」のギタリストであり(乙50の1及び2)、 ③の「梅原"Paul"達也」は著名バンド「44マグナム」のリーダー兼ボーカルであり (乙 51)、 ⑤の 「TaNaBE」は著名バンド「C-C-B」の元メンバー (渡辺英樹、田口智治) のユニットであり (乙 52、 乙45, 46)、 ⑥の「ブチヤス」は著名バンド「ハウンドドッグ」の元メンバー (橋本章司、八島順一)のユニットであるから(乙53の1及び2)、 各ライブにおいてそれぞれのヒット曲(原告管理楽曲)が演奏されることが容易に推測される。 このように、原告が調査を行った各ライブは、そのタイトルや出演者名から原告管理楽曲が多数演奏されることが容易に推測されるものばかりであるから、原告がこれらの事実を認識しながら調査対象として選択していたことは明らかである。

ーーー引用ここまでーーー

‪(補足するが②のIKUYOさんは「ボサノバを歌います」というライブなので必然的に管理楽曲が多いのが明白である)

「サンプリング」というものは「無作為」に行われて初めてその全体像を表すものとなる。
本当に無作為に行われたのであるならば、JASRAC管理楽曲の演奏が10曲以上のライブと、それより少ないライブを比べれば2倍から3倍多いのだから、サンプリング日に管理楽曲が10曲以下のライブがひとつも当たらないというのはどう見ても不自然である。

またそのような出演者の楽曲などはライブ中に曲タイトルを言わないと絶対に曲名などわかるはずがない。そうすると提出するリストは「不明曲」ばかりになってしまう。
調査した全てのライブの全ての楽曲を特定出来ているところも不自然である。
我々は「被告第9準備書面」p16で次のように問題点を突いた。

---引用---

だからこそ、原告は、管理楽曲の利用された (または利用されることが明らかな)ライブの調査報告書以外、公表することができないのである(「不明曲」との記載で埋め尽くされたアマチュアのライブ報告書を作成しても、訴訟で使用できないからである。)。

---引用ここまで---

もし他のライブも調査に入っていて、調査してみたら不明曲が多いのでそのデータは捨てたとしたならば、これは明らかに「水増し請求」ということになる。

なにせこちらには出演者が提出した千枚を超える楽曲リストがあるのだ。
それを分析すればJASRACの調査がどれだけ不自然であるかは一目瞭然である。

常識的に考えても「たまたま」調査したライブが「偶然」全てJASRAC管理楽曲がほとんどのライブばかりで、そのタイトルも全部特定出来るなんてことが普通で考えてあり得ることなのか?

これに対する反論としてJASRACが出して来たのは
「出演者が書いたその楽曲リストは全部ウソである」
という主張である。

「被告らは自分らが調査したライブと同じ楽曲数を毎日演奏している。だからこの損害額に営業日数を掛けた額を支払え」と。

演奏者は毎回毎回ちゃんと自分で楽曲リストを作成し、JASRAC管理楽曲に対して1曲140円を支払い、それを店は毎月毎月法務局に預け続けて来た。
自分の楽曲を演奏しても出演者はその曲に対して140円を支払った。

しかしその金が演奏者自身のところに戻って来ることはない。
何故ならその楽曲リストは全部ウソなのだから・・・
ウソじゃないならJASRACが行なった調査は確率として無作為ではなくなるわけだからそう言わざるを得ない。

JASRACは今回高裁の判決を受けて、万が一最高裁でそれが覆される可能性があったにも関わらず、すぐに私の印税の支払いを差し押さえて返済に充てた。
(兵糧攻めにでもしているつもりだったのであろうか)
もちろん法務局へ預けている出演者が支払ったお金は受け取らない
何故ならこれは「全部ウソ」なのだから。

我々は法務省に預けた金は返却手続きをしてJASRACに納めることになる。
そしてJASRACはその金を現状でのシステムのまま、ライブハウスの「モニター店」とやらの「サンプリング結果」というブラックボックスに入れて、誰かわからない人に分配してそれを発表もしないのだ。

実際に自分の楽曲を演奏してちゃんと140円払った出演者の元に戻って来ることは金輪際ないということになる!!だってあれだけ皆様が一生懸命書いた楽曲リストは全て「ウソ」だというのだから・・・

日本の音楽が危ない!!

・・・執筆中、こちらで発売支援をお願い致します。

Posted by ファンキー末吉 at:09:47 | 固定リンク

2017年7月26日

JASRACが見る悪夢とは

先日こんなニュースが流れて来た。

JASRAC、著作者が自分の作品を使用料請求なしに使える範囲を拡大

こんなもの全くもってライブハウスにとっては何の意味もない!!

何せ、ライブハウスはJASRACと包括契約を結んでいるのだから、著作者が自分の作品をタダで使えるなどと言ったって、既にライブハウスが月々著作権料を払っているではないか!!


今回の私とJASRACの裁判は
「演奏したのは誰なのか」(カラオケ法理という理論をどんどん拡張させていって、何でもかんでも"店が歌っている、店が演奏している"でいいのか)
という問題と共に、
「オリジナル曲演奏の不法行為性」(JASRACに管理を委託した自作曲をアーティストが演奏した場合、信託契約違反の問題を超えて、不法行為にまでなるか)
ということにについても触れられた。

そもそもが、自分の楽曲を演奏してJASRACに訴えられるとはどういうことなのか?
「許諾」って言うけどそもそも自分の曲を自分で演奏するんだから自分で許諾出してるでしょ?

そして「損害賠償」って一体どこに損害があるの?
音楽出版社も基本的にそうなのであるが、JASRACは著作権料を徴収して手数料を頂くのが「仕事」であって、演奏者が自分で許諾を出して自分で演奏して自分でその対価をもらったとしても、JASRACが損したのはその「手数料」だけであって、そもそもその「徴収」という「仕事」を行ってないのだから何の損害もないでしょ。

ところが裁判の中でJASRACはこんな我々の主張を次のような言い方で嘲り笑う。

「このような考え方は、通常の法律家には理解することのできないものである」(原告第3準備書面)

「お前んとこの弁護士は通常以下の法律家だから」
つまりは
「アホの言うことを聞く耳はない」
ということである。

これは「弁護士職務基本規定第70条の法曹間の名誉尊重義務」に違反していると強く抗議するのだが、一向にこの論調は改善されることはなく、「初歩的心得がない」などという言葉も飛び出して来る始末・・・

ところがいざ裁判が終わってしまうと、やはりそのアホの言うことにも耳を傾けざるを得なかったのであろう。著作者が自分の作品を使用料請求なしに使える範囲を拡大・・・つまりは「突かれて痛かった」部分なのである。

このアホを完膚なきまでに叩き潰しても、そのアホの屍を乗り越えて戦いを仕掛けて来るアホも現れるかも知れない。
形だけでも整えてそれに備えておこうということなのであろう。


他にも似たような話がある。
先日こんな記事が流れて来た。

JASRACが音楽教室からも著作権料を徴収したい本当の理由とは? 今後は葬式場まで狙われる!?

JASRACはこの時代においてもまだ、「紙に手書きで楽曲リストを書かせて提出させ、それを職員が手打ちでコンピューターに入力する」というシステムを頑として続けている。

国会質疑による文化庁・長官官房 審議官の答弁

においてJASRACを管轄する文化庁・長官官房 審議官は、「ライブハウスで演奏されたすべての曲を報告するのは利用者にとっても大きな負担である」ことを理由に、著作権料は「サンプリング調査」に基づいて分配していることを証言した。
しかし、その報告を「大きな負担」にしているのはJASRAC自身なのである!!

我々は裁判の中で
「原告は、このようなシステムを構築しようとせず、旧態依然とした「包括許諾・包括徴収・サンプリング分配」の包括契約によるブラックボックス処理を存置する運用を頑なに維持している。」(被告準備書面11)
などと強く指摘して来た。

そんな中で私の旧友江川ほーじんが「RIS演奏楽曲入力システム」を立ち上げた。
IT好きの私としては早速使ってみたのだが、ここでレポートしているように、大元の楽曲データベースであるJASRAC楽曲検索システムが他のデータベースからのリンクを拒絶しているため、使用者はわざわざJASRAC楽曲検索で検索した楽曲の詳細を「RIS演奏楽曲入力システム」に手打ちで入力せねばならないのが一番の欠点となっている。

しかしこの検索システムの登場はJASRACにとっても「痛かった」のだろう、JASRACが延々「構築が難しいから手書き」として来たシステムを、全く素人である有志の手でいとも簡単に構築されてしまったのであるから。

JASRACは慌ててすぐにJ-OPUSというシステムを構築した。

しかしこれも全くもってライブハウスにとってはまるで役に立たない!!

これは既に包括契約を交わしているライブハウスしか使えないシステムなのである。
既に毎月「みかじめ料」みたいに著作権料を支払わされてるライブハウスが、何を好き好んで報告する義務もない利用曲目を報告せねばならない?!
ライブハウスにとっては全く「有名無実」というしかないシステムであろう。

ではどうしてJASRACは包括契約を結んでいるライブハウスだけでなく、このシステムを全てのユーザーに使わせようとしないのか?
そしてどうして江川ほーじんのような他のデータベースにJASRAC楽曲検索システムをリンクさせないのか?

ライブハウスでは出演者はどうせ曲順表をPAや照明、そしてバンドのメンバーのために手書きで書いてコピーしたりする。
JASRAC管理楽曲をこれらのデータベースで簡単に検索出来てそれを印字、もしくはデータでライブハウスに送ったりすることは全くもって手間でも何でもない。

そして将来、他の著作権団体がこの演奏権の徴収に参入して来た時に、ユーザーはシームレスにどの著作権団体の楽曲かも意識せずに楽曲報告書を作成してネットで課金、そしてその著作権料はそのデータベースを通して各著作権団体へ・・・

これこそがJASRACの見る悪夢であり、逆にユーザーにとっての夢(と言うより、本来あるべき正しい姿)であるのだ。

技術的には今の時代、そのシステムを構築することは全くもって簡単なことである。
おそらく音楽教室で、例えば「この曲を教材に使うから・・・ポチり」みたいなことも簡単なことであろう。
その「悪夢」を実現させないために、「売り上げの何パーセント」という「みかじめ」のような徴収法を、出来るうちに出来るだけ囲い込んでおきたい、それが本音であろうと私は思う。

「日本の音楽が危ない~JASRACとの死闘2862日」執筆中、こちらで発売支援をお願い致します。


Posted by ファンキー末吉 at:09:22 | 固定リンク

2017年7月23日

「テロ等準備罪」ならぬ「演奏準備罪」

この裁判はJASRACの不透明な分配方法に対して行われたものではない。
「こんなやり方じゃ正しく著作権者に分配されないではないか!!」
と声を上げたら、「ライブハウスの経営者」として訴えられたのである。

ではそもそもJASRACはどうしてライブハウスの経営者を訴えるのか?
それは「カラオケ法理」と呼ばれている法律的な解釈により、「カラオケは客ではなく店が歌っている」という考えによるもので、カラオケ店から著作権料を徴収する方法として苦肉の策として考えられた法解釈である。
デジタル時代の昨今においてもこの考えはまかり通っていて、それに対しては問題視する声を上げる著作権学者は少なくない。

逆に言えばJASRACにとってこんな便利な法解釈はない。
カラオケ屋からもライブハウスからも、店から毎月決まった額を徴収していればよいし、そのような「包括契約」を結んでしまえば、もう他の著作権業者がこの「演奏権」という分野に新たに参入出来る余地はなくなる。
ライブハウスからすればもう「みかじめ」のようなお金は毎月払っているのだ。どうしてまた新たな業者に毎月いくらか払わねばならない!? じゃあその新しい業者の曲はもううちでは演奏させない!! となるのは当然である。
放送業界では同じようなことが起こって、JASRACは最高裁で敗訴している。


それでも「演奏権」という分野ではまだまだJASRACの独占状態で、今のうちになるだけ「囲い込み」をしときたいという考えもあるのだろう。この「カラオケ法理」というもの解釈をJASRACはどんどん広げてゆく・・・
そして今回のこの裁判の判決である。

それに関してはいろんな著名な著作権学者が法律会で意見を出されているが、特に東洋大学法学部の安藤和宏教授は最高裁に対してこのような意見を書いて下さった。

【判例評釈】
飲食を提供するライブハウスにおいて演奏者が主催するライブ演奏の主体はライブハウスの経営者であるとして演奏権侵害が肯定された事例
知財高判平成28年10月19日(平成28年(ネ)10041号)Live Bar事件
東洋大学 法学部 安藤和宏


この先生が危惧してらっしゃるように、これがまかり通れば、「レンタル・スタジオ、リハーサル・スタジオ、レコーディング・スタジオや、楽器が設置されている公民館、市民センター、市民集会所、あるいはマンシ ョン等が提供している楽器設置型の共有スペース等の経営者にとっても演奏主体性が認められる可能性がある」・・・つまりJASRACは今後、音楽教室に続いて練習スタジオや公民館にも「売上の何パーセントよこせ」などという主張をして来る可能性があるということである。

私は、市民センターで音楽を演奏して金銭をもらうこともある。たとえばとある企業のイベントに出演してギャラをもらってドラムを叩いた。
毎年夏に開催している「日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール」は、今年は合宿出来る貸しスタジオで行われる。
このスタジオではウェブサイトで「日頃お世話になっているファンをつれて一緒にリハツアー!最終日は80畳で打ち上げスタジオライブ!」といった使用を歓迎しているが、料金を取ればそれは立派な商業活動である。
JASRACはコンサートホールでは演奏の主体を「出演者」ということにしていて、ライブハウスでは全く逆である「小屋の経営者」としている。
ライブハウスとコンサートホールのはっきりとした線引きはない。
コンサートホールより大きなライブハウスもあるし、飲食を出すコンサートホールだってある。
JASRACがライブハウスだと思えばライブハウス。そこで演奏するなら経営者が金払え!!
(後の項で触れるが、JASRACは「出演者からの使用許諾は認めない」とこの裁判でも明言していたが、これは実は重大なる違法行為である)
まあJASRACにしてみたらとにかく何でもかんでもライブハウスと同じように扱ってしまえば確実に毎月決まった「上がり」が来るし、そこにはもう他の著作権業者は入れないし万々歳なのである。

この判決が確定したことをいいことに、音楽教室の次には楽器さえ設置しれいれば市民センターや貸しスタジオの経営者などを訴えて来る可能性もあるということだ。
「テロ等準備罪」ならぬ「演奏準備罪」のようなものである。

日本の音楽が危ない!!

・・・執筆中、こちらで発売支援をお願い致します。

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2017年7月21日

全国のJASRAC会員の皆様に警告!!

この「活動報告(https://camp-fire.jp/updates/36399#menu)」のページで、執筆中の本の内容を少しずつご紹介しようと思っている。何より裁判の中で私が体験した「これは危ない」ということを先に書かせて頂きたい。

私は昔、事務所の人間から「会員になっておけば色々得だよ」と言われていたので、何のことかあまりわからないまま「JASRAC会員」とやらになっていた。
知り合いの音楽家の中にも会員は多いが、私のように何が得なのかもわからないままいつの間にか会員になっている人も多い。
いや、自らが会員かどうかもわかってない人も多いようだ。

私がこの契約の存在を強く認識したのはこの時である。
ファンキー末吉ブログ「ご自由にお使い下さい」
http://www.funkyblog.jp/2010/11/post_563.html

これは
「著作権登録したって自分で演奏しても著作権料取られるわけだし、ライブハウスなんかで演奏されても自分にちゃんと戻って来やしないんだから、だったら人に自由に使ってもらえばいいじゃん」
という考え方なのであるが、実はこの時点で私は初めて弁護士にこの会員契約のことを聞かされた。

会員の方が作った全ての楽曲は、作った瞬間に未来永劫JASRACのものです!!
あなた方は知らず知らずのうちに、そのような契約を交わしているのです!!

つまりこういうことである。
あなた方の全ての楽曲はあなたのものではなくJASRACのものなので、勝手に「自由にお使い下さい」などと言うとそれは「違法行為」!!
それだけではない。作詞作曲などでは印税制度ではなく「買取り」というやり方で一括でお金を受け取る支払い方もあるけれども、当然ながらあなた方に権利はないので勝手に「買取り」などでお金を受け取ることは「違法行為」!!

当時は著作権業者はJASRAC独占の時代だったのだから「あなたが作った作品は将来に至るまで全てJASRACのもんとなりますよ」と言われたって、どうせJASRAC以外にお預けする著作権団体はなかったのだから誰も気にしていなかったが、今のこの時代にこんな契約がまかり通っているのもおかしな話である。

当然ながら弁護士は「そんな契約はもう解約しておいたらどうですか」と勧めたが、JASRACのような団体はこれを盾に著作者を告訴したりしかねない団体である。
「もし私が先に解約したとしたら、何も知らない他の会員の方々がいつかJASRACに訴えられることになる」・・・そう思ってわざとそのままにしていた。

そしたら裁判の中で案の定やって来たのだ。

ーー引用ここからーー

「原告第3準備書面」p33、34
5 原告に作品届を提出しなくても著作権が移転すること
被告らの主張には、ほかにも,著作権法の規定を無視し又は自ら締結している契約の条項を無視するものが多数存する。そのようなものの一つとして、原告と著作権信託契約を締結していても、委託者には自ら著作した著作物を委託しないこととする裁量権を有するとの趣旨の主張を挙げるこ とができる。
すなわち、委託者は信託契約約款31条1項6号によって「委託者が新たに著作物を著作したとき」は原告に対してその旨を通知すべき義務を負っている(同義務の履行の方法は「作品届」を提出する)のであるが、被告末吉は、この通知義務を負っていることを無視して、委託者である被告末吉が「作品届」を提出しなければ、その著作物は自己管理に属するという主張を繰り返す(調停時の準備書面である甲31の2~8頁,乙28の 1~ 2頁)。
そもそも、委託者は、信託契約約款3条1項において「将来取得するす べての著作権を・・・・・信託財産として受託者に移転」することを約しているのであるから、被告末吉のいうようなご都合主義がまかりとおるはずはない。しかし、他を非難するのに急な被告らは、このように初歩的な誤りにも気づかないようで、本件訴訟においても誤解に基づく主張を繰り返している。
この誤解は,被告末吉が 「作品届」を原告に提出することさえしなければ、誰がどこで当該著作物を演奏利用しようとも、原告の著作権を侵害することにはならないとの恣意的な議論に結びついてゆくことになる。

ーー引用ここまでーー

作品届けなど、そもそも発売でも決まって共作者の同意がなければ出せないではないか!!作ってすぐ提出など到底不可能である・・・
それに今のこの時代、共作者が別の著作権団体に預けたいと思ったらどうすればいいと言うのだ?!(また、JASRACがこの裁判で「著作権侵害」として提出した楽曲の中には北朝鮮の作詞曲もあり、今の国際情勢でこの団体が権利を管理することは不可能である:https://youtu.be/Q05d_mX5hwU

そう、JASRACがここで言ってるのは「契約違反」などではない。裁判には「著作権侵害」として提出して来たのである。
つまり自分の作った未発表楽曲を勝手に演奏したら「著作権侵害」、こんなことがまかり通ったら「まだ未完成だけど試しに演奏してみよう」なんてことも出来ない話になる。

今までJASRACがこれを盾に著作者を訴えたことはない。
しかし今回、JASRACは私が他のライブハウスで演奏している現場にまでやって来て、著作権登録していない曲なども「著作権侵害」として裁判所に提出した。

つまりこれは「会員になってる音楽家をいつでも訴えることが出来るんだぞ」と主張しているようなものである。
末吉はJASRACに逆らったからやってやったが、従順なヤツは訴えないでおいてやろう、私にはこの団体がこう言って薄ら笑いを浮かべているようにしか思えない。

従順な音楽家はそのままでいいだろう。
私は「役目を終えた」とばかりさっそくこのバカな契約は即座に解約した・・・

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Posted by ファンキー末吉 at:18:17 | 固定リンク

2017年7月20日

全中国ひとりドラムツアー2017年 安徽省「宿州」

WeChatのメッセージで
「7月16日SuZhou大丈夫か?」
と言われたのでてっきり「蘇州」かと思っていた。

蘇州(Su1Zhou1)と宿州(Su4Zhou1)とは四声(音の上がり下がりのイントネーション)が違うだけで発音のエレメントとしては全く同じである。

その後15日に中国東北地方の長春でイベントの仕事が入っていたので、
「蘇州だったら長春からその日に飛んで行けるよね」
と確認しようとしたら
「蘇州じゃないよ宿州だよ」
と言われて大慌て。

何せ誰も宿州というのがどこにあるのか知らないのだ・・・

調べてみたらどうやら安徽省らしい・・・
最寄りの飛行場は徐州だと言うが、直行便は夜の便しかない(>_<)
乗り換え便はとてもじゃないけど間に合わない(>_<)

結局そのイベント出演は辞退させてもらって、
日本からは茨城空港から上海に飛んで、そこから高速鉄道で宿州に入った。

茨城空港は上海便が飛ぶこの時間はまるで中国の地方都市の空港のようである・・・ ここでは公用語は中国語(笑) 今日は上海まで飛んで明日には宿州というところに行く・・・どこや?と思って調べたら安徽省?!(◎_◎;)・・・まあ一日あったらたどり着くじゃろ(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

2時間半ちょい、まあ近いではないか・・・

IMG_8028.JPG

また例によって迎えに来てた地元の老師の車に乗せられ、
例によって全員初対面の酒席で歓迎を受ける・・・

初めての宿州〜安徽省だというからむっちゃ遠いのかと思ったら人馬は進む徐州の近くなのね・・・ 例によって会ったことない人が迎えに来て初対面の人ばかりに接待を受ける・・・

Spherical Image - RICOH THETA


そしてこの酒宴の中でふと思い出したのだ・・・

「ひとりドラム用のシールド忘れた(>_<)」

普段ならいつもリュックに入れているのだが、
帰りがこのように上海戻りでLCCに乗る可能性があるから、
なるだけ荷物を軽くしようと思って整理する時に一度外に出してから入れてない・・・

「まあ電気屋で簡単に購入出来るもんだし・・・」
と思ってタカをくくっていた。

次の日昼間の会場に着いた。
昼間はドラム教室で、きっとPearl倶楽部の中でやるのだろうと思ってたら、300人がとこ集めるというのでホテルの宴会場を借り切ってやるということだ。

Vision2017SuZhouClinic.JPG

結婚式場になっていて、どうやら直前まで結婚式をやってたようだが、
PA設備はその結婚式の時に使うであろうこの宴会場備え付けのPA設備///

そして・・・そのPAにはDI(ダイレクトボックスといって、これに音源からのシールドを挿せばそこからPAまでマイクケーブルで引っ張ってゆける)など用意していない(>_<)

通常だったらフォーンケーブルのメスに出力出来るケーブルを持ち歩いているのだが、まとめて全部忘れて来たのだから仕方がない(>_<)

伴奏を流すマーシャルPhoneをPA席のところに置いて音を出す・・・
ということはイヤホンでクリックを聞くことも出来ないので、
モニタースピーカーからクリックを出してもらおうと思ったら結婚式場にそんな本格的なモニター設備など置いてはいない(>_<)

仕方ないので長いひとりドラムの歴史の中で初めて会場のスピーカーからクリックも出しながら、それを頼りに演奏!!

いつもはクリックを爆音で聞いているので、
こんな微かな音では自分の大きなドラムの音でかき消されてしまい、
2度ほどリズムがずれたことがあったがしゃーない!!(>_<)

今後は忘れ物には最新の注意を払いたいと思う!!!
(毎回忘れ物する度にそう誓ってるんですけどねぇ・・・)


さて夜のステージは屋外!!
朝から降っていた雨がやみ、予定通りの屋外ステージでやることとなったのだが、
雨が降ってたらまたこの会場でやることになってたのでひとまず胸を撫で下ろす・・・

今日の会場は野外!! 朝は雨が降ってたけど晴れててよかった〜 当然リハは公開リハとなります(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

PAはドラムのすぐ後ろ部屋の中にあり、
これでは客席で聞こえる音などモニターしようはないが、
逆に客席の一番後ろなんかにあったらまたケーブルが届かないので大変なことになるところだった〜

気をつけよう〜夏の暑さと〜忘れ物〜

Posted by ファンキー末吉 at:16:06 | 固定リンク

2017年7月12日

最高裁上告棄却

2017年7月12日、最高裁判所から上告を棄却するという通達が来ました。
これによって法曹界ではいろいろと問題視されていた先日の高裁での判決が確定することとなりました。

【鑑定意見書】
平成28年12月26日神戸大学大学院法学研究科教授 島並良
http://www.newsbattle.ws/wp-content/uploads/2017/04/1a58befff3c81d6c400ae236cd1d1e0d.pdf

【判例評釈】
飲食を提供するライブハウスにおいて演奏者が主催するライブ演奏の主体はライブハウスの経営者であるとして演奏権侵害が肯定された事例
知財高判平成28年10月19日(平成28年(ネ)10041号)Live Bar事件
東洋大学 法学部 安藤和宏
http://www.newsbattle.ws/wp-content/uploads/2017/04/5b2fc5e5ad8f285d5cd13ebf30dc5469.pdf

お時間のある方は是非この論文をじっくりお読み下さい。

私ファンキー末吉はこの裁判中「貝」になって口を塞ぐことを余儀なくされて来ましたが、もし「ファンキー末吉の口を塞ぐこと」が大きな目的だったとしたらそれも今日までの話です。

この裁判は店に著作権料を支払えというものでしかなく、
その集めた著作権料をどのように分配されているか、
「包括契約」という「ブラックボックス」に入れられて闇から闇へと葬られて来たことについては一切触れられておりません。

むしろ新たな戦いは今日この瞬間から始まるのです!!

もう誰も私の口を塞ぐものはいない!!
手始めに私はこのJASRACとの死闘全2862日の記録を本に綴ります!!
どんな世の中になってもペンの力は何よりも強いと信じています。

また、裁判中は何か発言すると全て揚げ足取りのように裁判で利用されて来たのでちゃんとお礼を言うことが出来ませんでしたが、ここに改めてファンキー末吉支援者の会の皆様、そして今まで支援して下さった方々に心から御礼を申し上げます。

皆様のお陰で私は今も元気です。
戦う余力もまだまだあります。

まずは本の執筆です。
「勝つためには手段を選ばない」と言われたJASRACが実際どんな汚い手法を使って裁判を行なって来たのかを白日の下に晒します。

そして次の戦いはもうすぐ始まります。

ps.クラウドファンディングで本の出版を宣言しました!!

ご支援のほどよろしくお願い致します!!

Posted by ファンキー末吉 at:15:19 | 固定リンク