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2015年6月30日

砂漠の羊工場で飲む!!

零点故郷に錦を飾る大コンサートは盛況の中無事に終わり、
打ち上げの大宴会の中、キーボードの朝洛蒙(Chao LuoMeng)がこんなことを言う・・・

「明日帰るのか?帰るなよ!!
ここまで来たら明日草原行って美味しい羊食って飲もうじゃないか!!」

また一緒になったテーブルが悪かった(>_<)
そのテーブルのほとんどはモンゴル族で、
朝洛蒙(Chao LuoMeng)とはモンゴル語で会話をする!(◎_◎;)

「ここは中国か!!」と思いつつも明日の張張とのレコーディングをキャンセル!!
零点のマネージャーにチケット変更をお願いするのであった・・・


翌日は10時半に集合して車に乗り込んだ・・・

BaYanNaoErCarView.jpg

左右は草原(というよりはもっと木が生えているが)、
道はその真ん中にまっすぐ・・・というのは、
その昔同じく朝洛蒙(Chao LuoMeng)に連れられて行った草原の感覚と同じである。

その時の話・・・これが凄い!!)

ところが前回のように数時間車を運転するわけでもなく、
30分ぐらいで目的地に着いた・・・

BaYanNaoErSabaku1.jpg

BaYanNaoErSabaku2.jpg

草原って・・・むしろ砂漠やん!!!

というわけでラクダになど乗せてもらう・・・(笑)

BaYanNaoErSabaku3.jpg

・・・とまあ、ここは実は目的地ではなく、
また車に揺られて目的地へ・・・

BaYanNaoErSheepFactry.jpg

何とここは養豚場ならぬ養羊場!!
牧草の生えない砂漠地帯のここでは飼料で羊を飼育しているのだと言う・・・

つまり羊の工場!!
ここで何百匹の羊が養殖され、出荷してゆくのだと言う!(◎_◎;)

その羊工場のバラックで宴会が始まる・・・

BaYanNaoErEnkai.jpg

実はテーブルはこれだけではない、
この隣にも同じぐらいのテーブルに同じぐらいの人がいる・・・(>_<)

あのねぇ・・・酒を飲むのに何でこんなに人を呼び集めないかんわけ?!!

特筆すべきはこの写真の一番向こうに見える水タンクのようなもの・・・
(アップ写真)

BaYanNaoErBaiJiu.jpg

あのう・・・これ・・・飲料水じゃないんですよ・・・白酒なんですよ・・・(涙)

テーブルにはこの地に来た時から全ての食卓に並んでいる「零点白酒」(よくこんなもん作ったよなぁ・・・笑)も並んでいたが、
LingDianBaiJiu.jpg
地元の人曰く、「こんな市販の酒より自分たちで作ったこの白酒の方が美味しいに決まっている!!こっち飲め!!」

まあドブロクみたいなもんか・・・飲んでみる・・・

BaYanNaoErDrunk1.jpg

何が「こっちのは全然強くないから大丈夫」じゃい!!
飲むと内臓が焼けただれて、
どこが食道で胃の形がどんなんかまで全部わかるやないかい!!

ちなみに零点白酒は56度、この自家製白酒は46度らしい・・・変わらん(>_<)

外では女たちが羊の肉を串に挿している・・・
車の中ではく朝洛蒙(Chao LuoMeng)
「どの羊がいいか自分で選んでそれをさばいてくれるよ」
と言ってたがさすがにそれはなかったので安心した・・・

BaYanNaoErYangRoouChuan.jpg

面白いのは金串だけでなく枝で作った串に挿しているところである。
味が違うらしい・・・焼き上がりが楽しみである・・・

BaYanNaoErKaoYangRouChuan.jpg

さてバラックの中は大宴会になっていて、
アニメーションGIFを作ってみるとこんな感じ・・・
(ディバイスによっては動いてみえないかも・・・)

BaYanNaoErDrinking.gif
(天に一滴、地に一滴、自分に一滴、そしてイッキ)

そしてモンゴルではお決まりの、酔っ払ってくるとみんなで歌を歌い始める!!

ところが今回はちょっと勝手が違った!!
昨日一緒に飲んでたおじさんが実はこのオカリナのような笛の名手だったのである・・・

カラオケに合わせて彼が吹き始めたら馬頭琴も加わってセッションとなる!!

ちなみにこのオカリナは自家製だそうで、
吹く穴は3つあるし、指で押さえる穴も複雑にたくさん並んでいて、
きっとあらゆるキーに対応しているのだろう・・・

BaYanNaoErDiz12.jpg

BaYanNaoErDiz1.jpg

セッション(というか酔いどれの宴)はどんどん進んでゆく・・・

このねぇ・・・曲を聞いててなんか涙が出て来た・・・

ワシは東京に出て来て「ドラムが上手くなること」だけを目標に生きて来た。
自分より下手な人間は見下して来たし、
それが自分が名声が出来て来たらいつの間にやら自分より無名な人を見下して来たかも知れない・・・

そりゃ弱肉強食の世界だから人を踏み台にしてのし上がって来たし、
踏み台にされる人間は弱いんだからそれでいいと思って来た。

上に行けば行ったでどこまで行っても自分より上手い人間はいて、
それを乗り越えるためにもっと「音楽的に」と高みを目指した。

誰よりも「音楽的」に、そして誰よりも「上手く」、
ワシはずーっと神様に近づこうとして生きて来たのだ。

まるで神に近づこうとして建設されたバベルの塔がその罰を受けて崩壊したように、
ワシの精神はこのモンゴルのおっさんの笛の音で崩壊しようとしている・・・

日本の、中国の、いや世界の一流ミュージシャンとセッションして来て自分を磨いて・・・
どんな一流なミュージシャンとも互角に「戦う」ことを目標として生きて来た・・・

ところがこのモンゴルの名も知れぬアマチュアミュージシャンが、
それをあざけり笑うかのようにこの「音」を奏でている。

「アマチュアは低い、プロは高い」そんな位置決めをした人間をあざけり笑うかのように、
モンゴルの人たちはみんなでこの曲を演奏し、歌い、そして踊る・・・

そして・・・飲む・・・

日本に住むいろんな人は「プロ」という言葉を使うが、
「プロ」は偉くて「アマチュア」は偉くないのか?・・・

世の中は決して平等に出来ていない。
しかし神様はどんな恵まれた人にも恵まれてない人にも、
平等に一日は24時間しか与えていない・・・

その24時間をどう使おうとそれはその人の「自由」なのである。

そして神様は平等に人々に「音楽」・・・つまり「音」を「楽しむ」権利を与えている。
それを楽しもうが楽しむまいがそれはその人の「自由」なのである。

そしてこの曲を聞いて飲み過ぎてるワシの涙腺は崩壊した・・・

ワシは一体何をやっているのだろう!!

この曲を作曲した人は誰なんだ・・・
何でこんなメロディーを書くことが出来るんだ・・・

ワシも世にヒット曲などを残すことが出来た作家の端くれとして、
あまりにもこの作家とレベルが違い過ぎてないか・・・

昔FMでアジアの音楽を紹介するラジオ番組をやってた時、
台湾の少数民族の「郭英男」という歌手(?)にインタビューをしたことがある。
(当時もかなりご高齢だったが、Wikiによると2002年に亡くなられてるという・・・ご冥福をお祈りします)

世界的に大ヒットした「エニグマ」の「リターントゥーイノセンス」という曲の、
その歌声をサンプリングされたその本人である。
これ

もちろん勝手にサンプリングされただけなので世界的にヒットしたと言っても彼のところには一銭の金も入っていない。

彼は台湾の少数民族で、その民族はその民族の「文字」を持っていない。

その民族の中から歌の上手い人間が選ばれて、
代々その民族の風習とかを歌にして次の世代に「歌い継いで」来た・・・

これとかこれとかきわめつけはこれ

彼は中国語はうまく喋れないが、
日本統治時代の影響で日本語を少し喋る。
番組のシメに「ではリスナーの皆さんに一言」という時に、
最後に彼はたどたどしい日本語でこう言った。

「私は歌がずっと好きで、
ずーっと歌を歌ってて、そして今も歌ってて、
とても幸せです」

その言葉を聞いた時にも同じ感情が湧き上がって来たのを覚えている。

モンゴルの草原で、厳しい気候の時も、生きるか死ぬかの時も、
この曲を作った人は「音楽」をやって生きていた。

そこで生み出された「音楽」は何百年もの歴史を越えて、
今もこうしてその民族の人たちに歌い継がれている。

同じように辛い時も、どうしようもない時も、
人々はこの歌を歌って、こうして笑って酒を飲んで「今日」を生きて来た・・・

音楽とはすなわち「生き方」を映し出す「鏡」のようなものである!!
その人間の生活が曇っていれば決してこんなレベルの作品を生み出せるわけがないのだ・・・

曲を作る時に「売れよう」などと思って作ってないか?・・・

同様に歌を歌うこと、楽器を奏でること、
それは誰にでも楽しみながらやっていいことであり、
決して「売れるため」に演奏しているのではない。

「プロになる」などというモノの考えがどれだけ浅ましい考えなのかをひしひしと実感する。

「音楽」を愛する者は、例えどこに住んでいても、どんな生活を送っていてもそこに愛する「音楽」がある。

貧しい者にも豊かな者にも平等に与えられているこの「喜び」を、
心から享受して楽しく「今日」を生きるのも、
曇った考えで苦しい「今日」を生きるのも、
全てはその「人」の自由なのである・・・

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