ひとりドラムの軌跡

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X.Y.Z.→A オフィシャルサイト 八王子 ライブバーX.Y.Z.→A 爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump
今回新録された楽曲のみを
おまけComplete」
としてCD化しました。
OmakeCompleteJacket.jpeg 爆風スランプトリビュート盤を既にご購入されている方は、このCDを買えば「完全版」となり、更には他のCDには収録されていないファンキー末吉の「坂出マイラブ」も収録されてます。
「完全版」としてセットで買うと500円お得な2枚で3500円のセット販売もあります!!
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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2012年2月29日

小畑秀光100時間配信アゲインの予定変更!!

当初4月15日から再び100時間配信を始めようということになってましたが、
今しがた急遽小畑秀光をX.Y.Z.→Aのツアーにオープニングアクト&ローディーとして参加させようということになり、スケジュールが下記のような前倒しになります。

初日は4月2日(月)18時に開始!!

そのまま100時間配信し、4月6日(金)22時に終了!!

サライの大合唱の中、店に集まって頂いた皆様に見送られてながら夜行バスに乗り、

4月7日(土)X.Y.Z.→A TOUR 2012 「X.Y.Z.→A IS BACK → THE ROAD #2」豊橋にて合流!!

4月8日(日)X.Y.Z.→A TOUR 2012 「X.Y.Z.→A IS BACK → THE ROAD #2」名古屋

4月10日(火)X.Y.Z.→A TOUR 2012 「X.Y.Z.→A IS BACK → THE ROAD #2」広島

4月12日(木)X.Y.Z.→A TOUR 2012 「X.Y.Z.→A IS BACK → THE ROAD #2」京都

4月13日(金)X.Y.Z.→A TOUR 2012 「X.Y.Z.→A IS BACK → THE ROAD #2」岡山

4月14日(土)X.Y.Z.→A TOUR 2012 「X.Y.Z.→A IS BACK → THE ROAD #2」神戸

が終了後、再び夜行バスに乗って東京にとんぼ返り、
最終日の爆風トリビュートJamアゲインに参加します!!

最初の100時間配信、最終日の爆風トリビュートJamアゲインだけでなく、
いつどこで何を配信するかがわからない彼のこと、
この2週間は配信から目が離せませんぞ!!!

こちらを常にチェーック!!!!

Posted by ファンキー末吉 at:14:51 | 固定リンク

パパこれ買って〜

平壌では別れの時の部長の涙が心に沁みた。

現代っ子でイヤなものはイヤと言い、
機嫌が悪いとお客さんの前であろうが露骨に不機嫌な顔をする。
仲間内でのあだ名が「お天気屋」というのだからこの娘には振り回されないはずがない!!

北京に着いて相方と、
「部長、機嫌よくてよかったですねえ」
と言いながら、
「おっさん二人が小娘の機嫌で一喜一憂してるんやからなあ」
と笑った。

そうそう、無事に出国出来たと嫁にメールをしとかねば!!
空港でせっせこメールを送る。
返事が来る。

「よかった〜嫁が機嫌いいみたいです〜」
と言うと相方が大笑い。

「ファンキーさん、平壌では部長の機嫌に一喜一憂して、
日本帰っても奥さんの機嫌に一喜一憂するんですねえ」

そりゃそうである!!
「世界平和」はまず「家庭平和」からなのである!!(笑)

昼は北京でロック仲間達と火鍋食って酔っぱらい、
再び北京空港戻って飲んで酔っぱらい、
夜の飛行機乗って酔っぱらい、
やっとこさ八王子に着いてで酔っ払う。

嫁が機嫌がいいと安心して飲めるのよ〜ん!!

店に来てたお客さん(主婦)がこんなことを言ってた。
「私んとこなんて今日3000円渡されて飲みに行っておいで〜って、
ダンナはそれで嫁がご機嫌なら安いもんだと思ってるみたい〜」
と言っていたが、
まあ最初は3000円で一日持ってたが、
そのうち数時間しか持たなくなって来るから厄介である。

今では嫁もワシ決算のクレジットカードを持っているので、
ネットでいろいろポチっているようだが、
まあそれで嫁の機嫌がよければいいと思うしかない。

そして真夜中に家に帰って来たら、
パソコン机の上にこんなもんが置かれていた。

PapaKatte.JPG


く、く、車ですか・・・


3000円で一日持ってたのが数万円になり、
そしてケタにゼロが二つ増えるハメとなるのね・・・(涙)

3000円で一日持ってたのならケタが二つ増えたのなら1年ぐらいは持って欲しいものなのじゃが、
これが嫁と部長ばかりはそうはいかない・・・

いいのである!!
働くのである!!
「世界平和」はまず「家庭平和」からなのである!!

世界に平和が来る日はまだまだ遠い・・・・(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:11:05 | 固定リンク

2012年2月28日

無事出国!!北京空港にて

北朝鮮への旅は基本的に女っ気がない。
嫁が一緒に行ってた頃はまだいいが、
子育てで行けなくなってからは基本的に相方とふたりっきりの「おっさん二人旅」である。

今回の宿泊はポトンガン(普通江)ホテルだったので、
自然発生的に「スミノフバー」と昔から呼んでいるホテルのバーでおっさん二人が毎晩飲むことになる。

そのバーで今回この美女と遭遇!!

NorthKoreanBuety2012.JPG

ロシアのウォッカ「スミノフ」がグラスから無くなろうとすると、
バーカウンターからやって来てグラスに注いでくれるので夜な夜なつい飲み過ぎてしまったほどである!!
(アホです)

そう言えば数年前、
まだ北朝鮮の隠し撮り写真や映像がテレビ局や写真週刊誌に高く売れてた頃、
平壌で遭遇した目つきの悪い2人組の日本人がこのような美女の写真を
「北朝鮮のキャバクラに潜入」
とかいうタイトルで写真週刊誌に売りつけていたのを見た。

ヒドい話である。

中国だったら酒場でこんな美女が英語で話しかけて来たら
おっさん達は十中八九ボラレて泣きを見ることになるが、
この国ではホテルで外国人を接客するなんてエリート中のエリート、
「外国の方に喜んで頂いて我が国を好きになってもらい、
そして我が国に必要な外貨を落としてもらう」
という「国を背負っている」重要な職業であり、
彼女達はそのプライドを背負って一生懸命仕事をしている。

その低俗な写真週刊誌には、
「拉致問題について彼女達に質問したら通訳が訳さなかった」
とか何とかエキスキューズをつけて
「だからこんな記事を出しても許されるだろ」
と言わんばかりに面白おかしく書いていたが、
拉致などをやらかした卑劣な国家を糾弾するのはよい、
核開発をして国際的に孤立する国を非難するのはよい、
でも「人間の尊厳」をわざと地に落とすようなマネをするのはどうかと思う。

そのような輩すらこの国にやって来なくなってもう数年になる。

前回来た時に
「日本がこの国に対してやっている経済制裁は効果がない」
ということを書いたが、
今回の旅でもやはりそれを強く肌で感じた。

もっと言うと日本政府は「経済制裁」という名の
「臭いものに蓋をして放っといた」
だけだったではないのだろうかと思えて仕方がない。

日本国政府がもっと他の効果的な方法を考えて次々と打ち出してゆかねば拉致問題など解決するわけがないじゃろ・・・

こちらに来たこともない「専門家」と呼ばれる人達が、
数年前の聞きかじった情報や
「北朝鮮と独自のパイプ」とやらの情報だけでものを語り、
取材もしてないマスコミがちょびっとだけそれを報道して来たのがこの数年である。

日本国民が誰も知らないうちにこの国はもの凄いスピードで変わり続けているというのにである・・・

「この国は自国に植民地を持っていると考えると分かりやすい」
と言う人がいたが、それを聞いた時、
「ああそんなモノの見方もあるのか」
と思ったことを覚えている。

平壌の街には更に人民元が溢れていた。

「日本が経済制裁をしてくれたおかげで、
あの猜疑心の強い金正日がやっと私たち中国を平壌に受け入れてくれた。
日本国よどうもありがとう」
という中国の学者の話も聞いたことがあるが、
「中華というのは世界の中心」と勢力を南下させている隣の大国は、
決してその貧困部を支援するために国家予算を投じているわけではない。

人民元という武器で取って食おうとしているのは首都「平壌」、
即ち中国にとっては「平壌こそが北朝鮮」なのである!!

平壌に「庶民」が住み、
「昨日より今日、今日より明日が豊かに」という「庶民」が、
一党独裁体制のこの国のデノミ政策を失敗させたのは記憶に新しい。

その「庶民」の生活を知らなければどうやってこの国に対する対策など考えられる?

敵国だと思うんだったら尚更である。
知らなくて戦えるわけはないのだ!!
蓋をしてもっと見えないようにしてどうする!!

・・・いかんいかん、また重苦しい話をしてしまった・・・

ワシは美女の話をしたかったのだ・・・
「彼氏はアナウンサーなのよ、とてもハンサムなのよ」
と言うこの美女が幸せになればいいなと思うだけなのだ・・・

いつもクールな「部長」が別れの時、
「卒業したらもう会えなくなるけど新しい学校でも頑張ってね」
と言ったら突然涙ぐんでくれて心を鷲掴みにされたその「涙」を、
この国の指導者がそれを米韓合同演習の報復によって「悲しみの涙」に変えてしまうことがないよう願うだけなのだ。

人からいろいろ言われながらももう足掛け6年続けている
この平壌の子供達とのほんの小さな音楽交流が、
いつかはいつでも誰にでも簡単に出来るような世の中になることを願うだけなのだ。

そしてこの国が中国に呑み込まれてしまって38度線に中国の最新軍備が並ぶその前に、
日本政府が「臭いものの蓋」を取り去って、
拉致被害者が家族の元に戻って来るためのもっと効果的な対策を打ち出してくれることを心から願ってやみません。

Posted by ファンキー末吉 at:12:29 | 固定リンク

2012年2月21日

豊年の春

この映像は2007年の年末に訪朝した時に、
アコーディオンとドラムのために私が書き下ろした楽曲の小さな発表会の時の映像である。

アコーディオンは北朝鮮では楽器の花形で、
それは何故かということは北朝鮮という国の中で音楽というものがどのようなものであるかを説明せねばならない。

共産主義国ではよくあることだが、
音楽というのは「革命を推進させる大きな武器」と位置づけされていることが多い。

まあ日本で言うと戦時中の「軍歌」のようなものである。

当時の日本では恋愛の歌だの国民の意欲を上げるものではない音楽は禁止されていたというが、
まあ同じようなもんなのではあるのだが、
ところが日本の軍歌のように重苦しいものばかりではなく、
この国の音楽は楽しく高揚する音楽が多い。

共産主義国なのだから労働者は一番偉いわけであるが、
その労働者が例えばビルを建てている時には音楽家はそこに行って「頑張れ」と演奏する。
この子達も農繁期には農村に行って「頑張れ」と演奏することもあるらしい。

「演奏なんかせんでええから手伝えよ」と突っ込みそうなところであるが、
まあそうなのであるからそうなのである。

そこで活躍するのは持ち運びに便利なアコーディオン!!

左手のボタン鍵盤は慣れなければ大変だが、
慣れれば歌う人に合わせてすぐにキーも変えられるし、
伴奏も出来てメロディーも弾けるし、
何よりも電源が要らないのが便利である。

私は何度か平壌で停電を経験しているので、
このアコーディオンという楽器には本当に重宝した。

そこで、持ち歩けはしないが電源はいらない「ドラム」という楽器と、
アコーディオンのための楽曲を作ってはどうかと思い立ったわけである。

メンバーはムルンピョの頃にはギターを弾いていたオデコちゃんと、
キーボードのボンボンちゃん。
二人ともアコーディオンの名手である。

ポップスのレコーディングと違って、
このように「気を合わす」ところが最も大切である音楽は、
彼女達と本当の意味での「心の交流」が必要となって来る。

でも実際は
「こんな国の子供が本当に全部心を開いてくれてんのかな」
などと考えてしまうワシと違って、
彼女達は実は最初っからワシに対して心を全部開いていたんだということが分かって逆の意味でショックだった。

子供は素晴らしい!!
大人になればなるほど見えなくなってくることが多いのである。

当初このプロジェクトは彼女達に新しいロックというのを「やらせる」ものであったが、
すぐにそこに疑問を感じてそれから軌道修正をしている。

それは最初に行った時のアネゴの「涙」を見た時からである。

この国では「日本人は悪い人です」と学校で教わっている。
そして彼女達が生まれて初めて実際に会った日本人は他ならぬ私であった。

それに対して心を開いてくれた私が実は日本人的な「壁」を少しでも持っていたことを、
私はあれから大きく反省したのだ。

だからこの時には「一緒にプレイ出来る曲」をやりたかった。

「豊年の春」というのは、
ムルンピョとかと同じくこの学校の先生が書いた一編の詩である。

豊作を願う農民や、
それを応援する子供達の楽隊、
いろんな情景をこの詞は私に思い起こさせてくれてこのメロディーが出来た。

当初は「音楽を作りに行く」というプロジェクトだったのが、
この辺から「交流をする」ということがメインとなった。

その結果にその時ごと「音楽」があるのだ。

この辺はちょうど北朝鮮が核実験を行った後かな・・・
両国が敵対関係にある時代に、
民間交流の小さな結果としてこの小さな曲が生まれた。

もちろんこの曲もちゃんとレコーディングしてある。

これは「音の写真」なのである。
これが集まれば文字通り「アルバム」となる。

そんなアルバムを可能な限り綴ってゆきたいと思う。

Posted by ファンキー末吉 at:10:07 | 固定リンク

5回目の訪朝

昨日の夜北京に着いて、北朝鮮の幹部の人とメシを食った。
相方の親友で、この人がいるからこそワシが平壌を自由に歩けたり、
本当はやってはいけないはずのこのような活動が出来ると言える。

北朝鮮の幹部と言うとみんなどんなヒドい人かと想像するだろうが、
人民は人民、幹部は幹部でみんなそれぞれ「生きてゆくのが大変なんだな」と思う。

これ、どこの国でも同じである。

中国の幹部の人とメシ食ったこともあるが、
なんか中国の幹部の方が嫌な人が多かったな。

まあ、どこの国でもいい人もいるし悪い人もいる。
日本だってどこだって同じなのである。

前回の訪朝の後にすぐ金正日が死去したので、
奇しくもワシは体制が変わる最後の北朝鮮を見た日本人であり、
そして今回の訪朝で恐らく新体制を見た最初の日本人となるであろう。

そんなことはどうでもいい。
ワシは部長をはじめ、向こうにいる「ファンキー末吉ロック学校の生し徒達」に会いに行くだけなのだ。

「新体制はどうですか?」などとアホなことは聞かない。
「元気かい?頑張ってるかい?」と聞くぐらいである。

恐らくは壁にかけられている将軍様の写真が一枚増えたぐらいで、
何も変わらない平壌の街で現代っ子らしく飄々と暮らしていることだろう。


まあこういう「交流」をよろしく思わない人々もたくさんいることは知っている。

アメリカと日本が戦争をしてた頃、
日本のJazzミュージシャン達は「敵国の音楽」を隠れてラジオで聞いて、
チャーリーパーカーのソロを聞き取れるだけ聞き取って譜面にして同じミュージシャン仲間同士で交換して譜面を完成させていったと言う。

特高に見つかったら「非国民」として投獄されてたであろう時代にである。

まあその頃の事情は本人達でないと詳しくは分からないであろうが、
どちらかというとワシは、それを咎めたり密告したりする側の人間になるくらいなら、
そうまでしてJazzを追求する側の人間になりたいと思う。

最初に北朝鮮に行ってそれがテレビのニュースになろうという時に、
うちの嫁は「子供達がそれによっていじめられたらどうしよう」と心配した。

再婚によって当時いきなり小学生の子供がふたりも出来た嫁は、
その新しい子供達のことを一生懸命心配してくれた。

それに対して、
「何言うてんねん、ファンキー末吉の子供として生まれたんやから、
それによって虐められたりすることがあっても胸張ってたらええねん。
自分の父親がどうやって生きてどうやって死んでいったかはワシが死ぬ頃には本人達にもわかっとるやろ」
と言い放って大顰蹙を買った。

まあでもファンキー末吉という人間はそれほど無謀でもなく、
それなりにブレーキも働く。

もう20年ぐらい前の話になるかな、
中国でこんなことがあった。

当時はアジアブームなるものが始まっていて、
音楽業界は猫も杓子も中国に進出しようとしていた。

ワシはワシで何とか爆風スランプが中国でコンサートが出来ないか画策していたが、
所属事務所はそれには一切手を貸さず、
降って湧いたようにいきなりサザンオールスターズの北京公演が決定したと思ったら、
偶然にもそれがワシが当時アンダーグランドだったロック仲間と一緒に爆風スランプをブッキングした日と同じ日だった。

誰も手を貸してくれない中、
ワシはそれでもがむしゃらにそれを実現させた。

まあ当時この国の鼻つまみ者であった「ロック」の連中と一緒に実現させたんだから、
何億も金積んで実現したサザンと比べたらみすぼらしいもんである。
共産主義独特の許可関係とかにも当然ながら穴がありまくりである。

2日間開催されるラジオ局の45周年オムニバスイベントの初日、
爆風スランプは「客を煽り過ぎた」という理由で突然PAを落とされ、
PAスタッフが警察に羽交い締めにされながら連れて行かれるのを、
また、それを止めようとしたスタッフが殴られているのを、
ブッキングしたロック仲間がその象徴である長髪を掴まれてPA席から引きずり出されてゆくのを、
生音でドラムを叩きながら見ていた。

ワシらは結局ステージを降りなかった。
申請を出した曲を最後まで生音で演奏した。

事務所としては「2日目は中止!!」という決定だったが、
ワシの周りの連中は「強行」を薦めた。

「見たか?今日の観客の興奮を?
許可関係は問題がないんだから明日は出るのよ!!
そしたら爆風スランプの名前は永遠に中国のロック史に刻み込まれる!!」

事務所は当時アウトオブコントロールだったワシにすぐに釘を刺した。
「絶対にダメだからね!!中止だからね!!」

それだけならよかったのだ。
その人は言わなくていい一言をワシに言った。

「そんなことして明日のサザンのコンサートまで中止になったらどうすんの!!」

ワシは激怒した。
「俺はサザンのために音楽をやってるんじゃない!!
お前らは知らんが俺はサザンに養ってもらってるわけでも何でもないだろ!!」

しかし結局は我慢した。

そして数ヶ月後、ワシはひょんなことからビクターの人と食事をしていて、
その人が実はサザンの担当であることを初めて聞いた。

ワシが北京で一悶着あったその話を知らないその人は、
「いや〜あの北京公演が失敗だったら私はクビでしたよ」
と笑いながら言う。

ワシがあの時自分にブレーキをかけなかったら、
子供のこと、家庭のことを嬉しそうに喋っているこの人の家庭はなくなっていたのかなあ・・・

そんなことを考えながら「これでいいのだ」と酒を飲みこんだ。


話が大きくそれてしまった。

そんな時代は今は昔、今では中国でも自由にロックが出来る。
たかだか数年でこの国でロックはアンダーグランドではなくなったのだ。

別に「ロックがこの国を変えた」わけでも何でもない。
「時代がそうなった」だけの話である。

今ワシが北朝鮮の子供達とやっている「民間交流」が、
いつでも誰でも出来るようになる日がきっと来るとワシは信じてやまない。

「時代」がそう動けばワシと中国の時みたいに全てが笑い話になる。
そう動かなければワシはただ戦時中のJazzメンのように地下でそれをやるだけの話である。


出発までまだ時間があるのでもうひとつ書いておこう。
中国に入れ込んでた頃、ある人からこんなことを言われた。

「でも末吉が付き合ってる人達って、
楽器買ったり出来るぐらいだからやっぱり金持ちでしょ。
中国にはその日のご飯も食べられない人がたくさんいるのよ。
末吉は中国のことを全然わかってない!!」

ちなみにその人は一度も中国に行ったことはない(笑)
友達が農村に行ってそんな話をしたからそれを持ってワシにそう言っただけである。

当時日本のマスコミは中国の貧しい部分にしかスポットを当てなかった。
ワシがどれだけ
「中国には日本人より金持ちな人間が1億人以上いるんだ!!」
と言っても誰も耳を貸さなかった。

ところが今となってみると手のひらを返したように今度はバブルに湧く中国にしかスポットを当てない(笑)

今度はワシが言ってやろう!!
「中国の農村にはその日のご飯が食べられない人が何億人もいるんですよ」
と・・・(笑)

北朝鮮はご存知の通り貧しい国である。
しかし前回の渡航でワシは
「平壌は中国マネーのバブルが始まっている」
と書いた。

このことに「?」と思う人も多いと思う。

中国が今や世界第二の経済大国であるというのも「事実」だし、
今だに学校に行けない子供達がそれはそれはたくさんいることも「事実」なのである。

ひとつの部分だけを切り取ってそれが全てだということは出来ないのである。

テレビで見たほんのちょっとの映像や、
人が話していたほんのちょっとの会話だけで全てをわかったような気になってはいけない。

北朝鮮が今どうなのか、
そんなことはワシだって全てを言い表すことは出来ない。

でもワシは平壌のあの子達はどうだったのか、
それだけは言える。

彼女達を通して今の平壌を見ることは出来るし、
北朝鮮全体を想像することも出来る。

自分の目で何も見ずに情報だけを集めて専門家面している評論家の言うことを信じてはいけない!!
自分で取材もせずに放送しているマスコミを信じてはいけない!!

ワシは自分の目で見たことだけしか信じないからこんな人間になってしまったのだ(笑)


中国で初めて黒豹のヤツらに接した時、
「俺たちはロックをやることも聞くことも出来ないんだ」
と言ってた連中に感動して、
その後楽器やCDやいろいろ持って行ってやった。

特に当時ワシがハマっていたピンクフロイドのCDは全作持って来た。

そのせいかどうかわからないが、
北京の有名ロックミュージシャンがインタビューで
「影響を受けたミュージシャンは?」
という質問にピンクフロイドと答える人が多い(笑)

北朝鮮の体制がどのように変わってゆくのかはワシにもわからない。

だけどこの子供達が大きくなって、
また特にこの国は音楽がとにかく生活に大きく関わってる国なので、
いろんな時にまたワシと一緒にやった音楽を思い出してくれればそれでいい。

現在ほんとはやってはいけないことかも知れないけど、
ワシを信用して子供達を預けてくれてるこの幹部の人や、学校の先生や校長先生、
もしそれが悪い結果に出てしまったら自分の身さえ危ないにも関わらず、
それをこうして一緒にやり続けてくれているこの人達が望んでるこたは、
ひとえに「この子達の幸せ」なのである。

ワシはもちろん自分の家族や友達、
日本の友達はもちろんのこと中国や、
そして北朝鮮の友達の幸せも願う。

サザンオールスターズがもう二度と北京でコンサートをやることはないだろう。
でもファンキー末吉はあれからずーっと北京にいる。

6年前に初めて平壌に行った。
そして今もチャンスがあったら行き続けている。

ただそれだけのことなのである。

ほないってきます〜

Posted by ファンキー末吉 at:08:31 | 固定リンク

2012年2月20日

第一回爆風トリビュートJam終了!!

いや〜凄かったな。
100時間配信から始まって爆風トリビュートJamも大盛り上がりだった。

一番おもろかったのが、
二井原が遊びに来たので一緒にリゾラバをやって、
その後に無茶振りでまた「ひとりメタル」をやらせた時である。

彼はいつも2音下げのギター、
つまり6弦の開放がEではなくCというチューニングのギターを使っているのだが、
無茶振りしてワシが客席に戻る時にチラ見したのだが、
どうもギターを交換している様子がない。

「ああノーマルギターバージョンのひとりメタルもあるんだ・・・」
ぐらいに思ってステージを降りたのだが、
始まって声を聞いてすぐにわかった。

こいつ2音下げギターで歌う曲をノーマルチューニングで弾いて歌っている!!(笑)
全部のキーが2音上がるので歌えるわけありまっしぇん!!(大笑)

また本人はそれに気付きながらも
「もう引き返せない」とばかり一生懸命出ない高音をシャウトしてるのがワシにはツボに入った。
嫁に至っては笑いを通り越して涙流して感激してたぞよ!!

そして一番盛り上がったのがこの曲!!

爆風スランプのナンバーの中ではアルバム曲と言うか捨て曲と言うか、
御本家がほとんどライブでも演奏したことのない曲なのじゃが、
これはもう今や「小畑秀光のナンバー」と言っても過言ではない!!

小畑くん、君をもう「ミスター爆風トリビュート」と命名しよう!!

好評につき第二弾は4月15日!!
この日の開演時間の遡ること100時間、
4月11日の午後2時より小畑くんには今度は店の5Fに寝泊まりしてもらって、
また延々100時間このために練習してもらおう!!

それに先駆けて3月2日には100時間配信の中でも人気だった「深夜枠」のみをの5Fにて公開配信します!!

配信サイトはこちら!!

配信で見るもよし、に来て一緒に参加するもよし!!

また笑かしてもらいましょう!!!

Posted by ファンキー末吉 at:12:31 | 固定リンク

2012年2月19日

100時間練習し続ける男(無事終了!!)

いや〜おもろかった!!
ワシの周りでは「社会現象」と言っても過言ではない!!

喜国雅彦という漫画家がいるのだが、
ロック好きのこの漫画家もこの一連の配信にハマってしまい、
のべ5日間ずーっとこの配信を見続けて、
「おかげで仕事の能率が著しく低下した」
とライブで会った時にこぼしていた。

ライブというのはワシが出演した44マグナムのポールのイベントである。

喜国夫妻は今日で配信が100時間となってどうやって終了するのか、
後ろ髪を引かれるような思いでポールのライブにやって来た。

ワシやえとーさんも心の中ではそうである。

ライブ会場であるライブステイションにパソコンを設置して、
この小畑秀光が今何をやっているのかをひたすら配信を視聴する。

この配信には何故か「中毒性」があるのじゃよ・・・

ちょうど100時間を迎える瞬間、
一連の爆風トリビュートの曲を最初から全て練習し終わって、
ツイッターのTLの100人以上の物好き(失礼)の人達と一緒に「サライ」を歌って涙涙で配信を終えた。

その後、
「マッド大内が店でライブやっとるから行って美味しいもんでもご馳走してもらえば」
と言ったのはワシであるが、
彼はそのままパソコンを持って行って同じように「打ち上げ」を配信しておる!!(笑)

またそれを変わらず100人以上の人間が見ているのだから笑える!!

ワシはまたそれを後ろ髪を引かれるような思いでぶっちしてポールのライブの打ち上げに行き、
今しがた自宅に帰って来たのだが、
実のところワシは
「よし、こいつがスタジオで寝てるうちにこっそりまた寝姿を配信してやれ!!」
と計画していた。

しかし家に戻って来てみると、
こいつは同じようにスタジオに布団を敷いて、
同じようにパソコンを置いて自分の寝姿を配信しておる!!

またそして数十人の人間がそのままパソコンでこいつの寝姿を凝視しておる!!(大笑)

いや〜見ている方にもやってる方にもこれってかなり中毒性があったのな!!(笑)

というわけでこのまま数時間後にはまた何十人の人がこいつの寝起きする瞬間を今か今かと凝視する中、
起きてライブをやってこの企画は終了である!!(キッパリ)
このままこいつにスタジオに住み着かれても困るのである!!!

しかし既にまた次の100時間企画を練ってたりするワシであったりする。

皆の衆!!
次にいつまたこの企画をやるかは明日(日を越えて今日)のライブで発表する!!
(本人のスケジュールも聞かず)
のでライブに集合!!

爆風トリビュートJam2月19日18時!!Live Bar X.Y.Z.→Aに集合!!

Posted by ファンキー末吉 at:05:28 | 固定リンク

2012年2月18日

100時間練習し続ける男(最終日)

夕べはのライブ出演者がひとつドタキャンになったので配信場所を店に移してやっていた。

ワシは久々にゆっくり仕事が出来ると思ったらつい配信を見てしまった!!(泣)

いやーこの配信はちょっと中毒性があるな。
二井原もライブ前日だというのに夜中まで見てしまったらしいし・・・(笑)

もう深夜帯はカラオケ歌ったり、
あとツイッターのTL見て答えたりちょっとした「深夜放送」な。

ワシも仕事一段落して店に駆けつけたが、
こいつと一緒に歌ったりしてたらむっちゃ疲れるのな。

こいつこれを4日間やり続けてんのか・・・(驚)

今日の夜8時で一応(?)終了!!
ワシは目黒でポールのイベントなので、
後はでライブやってるマッド大内に任せてこいつにメシでも食わせてくれるようにお願いした。

いやーマッド大内もこいつの「中毒者」な。
毎日TLに現れては「こいつのおかげで生活時間帯ぐしゃぐしゃ」とつぶやいておる。

まあ今日終わったらそのまま明日爆風トリビュートライブですので、
皆様お時間のある方はおいで下さい。

来れない方はエンチケさんがこの配信見て感激して
限定100名に3カメで無料配信してくれるそうなのでよかったらチェックして下さい。

いやー小畑秀光、君を「ミスター爆風トリビュート」と任命しよう!!

Posted by ファンキー末吉 at:10:42 | 固定リンク

2012年2月17日

100時間練習し続ける男(3日目)

配信時間50時間を越え、現在は何かカルトな状況である。

実は初日に朝までやってて次の日に起きた時は彼はトイレに起きただけであって、
本人はそのまま二度寝しようと思ってたのが、
ワシが「おう!!起きたか!!これ食え!!」とかやってしまったがために、
そのまま起きて練習に入ってしまったらしい。
ですので実はそんなに寝てなかった。

ゆえに3日目は寝たら全然起きない!!
昼過ぎても起きて来ないもんだからみんな
「死んだか?」
と思ってずーっと寝姿の配信を見続けている。

かく言うワシも朝からずーっと見てた。
仕事が手につかん・・・(涙)

なんとその寝姿を見てる人が70人以上いる!!(驚)

目覚めて練習始めた頃には常時視聴者が常に100人を越えておる・・・(もっと驚)

声はもう初日でガラガラ!!
歌など歌える状況ではないのだが、
夜中には安全地帯のカラオケをかけて大熱唱しておる!!(笑)

またUstreamというのは見てる人がリアルタイムにResを送れるので、
それを見ながらいろいろ要望に応えていてまるで「深夜放送」(笑)

まああと50時間、
どのように使って頂いてもいいのでお好きに頑張って下さい!!(笑)

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2012年2月15日

100時間練習し続ける男(2日目)

人を動かす、感動させるというのはそもそもこういうことなのだ。

昨日いち日でたくさんの人が小畑秀光ひとり練習の配信を見ていた。
中には「電波少年みたいですね」と言う人もいたが根本が違う!!

こいつは好きでこれをやっているのだ!!

アマチュアの頃は
「バイトなんかやめて朝から晩まで音楽だけやりたい」
とみんな言っていた。

だが実際それが出来るとなっても誰も決してそれをやろうとはしない。

思うにこいつはよく言えば「純粋」、悪く言えば「単純」なんだな、
32歳にもなってその気持ちをそのまま持ち続けているのな、きっと。

朝7時頃起きて来たらスタジオの床の上で爆睡してた。

布団を2階に用意していたのだが、
きっと取りに行く力がなかったのだろう、そのまま床で寝てた。

もちろん寝姿も配信している(笑)

朝むくりと起き上がった時に声がガラガラで出てなかった。
そりゃそうだ!!初日から全力で歌いまくるからじゃ!!

お前はギター練習しに来たんじゃなかったんか!!(笑)

嫁が「小畑くん大丈夫?」と心配そうに聞くと、
いつもの人懐っこい笑顔のガラガラ声でこう言った。

「ただ音楽してただけですから大丈夫ですぅ!!」

アホである!!
しかしアホもここまでいくと気持ちがいい。

まるまる24時間が過ぎ、ちょっと心折れそうになってたのでついつい、
「ほなワシが付き合うたろか?!!」
と言ったのが間違い!!

爆風トリビュートの難曲をまるまる彼と付き合って全力でドラムを叩く羽目になってしまった(笑)

しかしへとへとで風呂に入ってビールを飲むと非常に気持ちがいい。
練習したところで別に何の収入にもならないのだが、
昔は金を払ってでも練習したかった。

いつの間にやら忘れてしまうのな・・・
何かこのアホに何やら大切なものを思い出させてもらったわい。

まだ一日目を過ぎたばかり!!
あと3日間このまま続くのか?

まあ好きでやっててそのまま死ぬなら本望であろう。
明日はバンドでちょっと付き合ってやるか!!

Posted by ファンキー末吉 at:23:20 | 固定リンク

2012年2月14日

100時間練習し続ける男!!

アホは世界を救うと言うが、なるほどなと思う。

爆風トリビュートにも参加してくれた小畑秀光(32)、
西の三井はんに負けずとも劣らぬアホなのじゃが若いぶんそのパワーでアホさも倍増する。

「デェヤアアアーー俺の年収は12万ーー!!!」
と初対面の時にステージで叫んでいたが、
数年後に一緒にやった時も同じことを叫んでいたのできっと年収は上がってないのであろう。

当然ながらかどうなのか、聞くところによると住んでたアパートを追い出されたらしい・・・

まあうちに住まれても困るので
「練習しに来るならいつでもうちのスタジオ使ってや!!」
とは言ってたのじゃが、
どうもアホには社交辞令というのは通じないらしい(笑)

今日から週末まで100時間、
「寝る食うクソをする以外の時間はずーっと練習したい!!」
とアンプを持ってやって来た。

住むのと一緒やん・・・(笑)

現在だいたい5時間ほど経過したところ、
嫁が作った簡単な晩飯を食った以外はずーっとギター弾いて歌っておる(驚)

しかもそれをずーっとユーストリームでだだ漏れ配信してるんだから面白い。

ファンからツイッターでいろいろ書き込みが来ると、
楽しいもんだからリクエストに答えて歌いまくっておる(笑)

やっぱアホやから「ペース配分」とかいうことを知らんのな、もう最初っから全力!!

ワシはもう先に寝るが、ひょっとしてこれ、朝起きた時にまでこの状態?・・・(不安)

これ100時間やったら普通の人間は死ぬな、きっと・・・
でもアホは死なんか・・・

先が長いのでワシは遠巻きに見させて頂くが、
週末の爆風トリビュートのライブまでこれが続いたら、
ワシはひょっとして泣いてしまうかも知れんな!!(いろんな意味で)

みなさま、お暇な方は命いらんアホの勇姿を見て世界平和を真剣に考えましょう!!

http://www.funkyblog.jp/tribute/でだだ漏れ配信中!!

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2012年2月12日

凄い時代になったもんじゃ・・・(Gtalk編)

いやー年末のX.Y.Z.→Aライブを日中をネットでつないで敢行した時も凄かったが、
今回はレコーディングである!!

もともとは「急ぎの仕事」ということで電話が来たのが始まりである。
中国語で子供の歌を録音してくれと言う。

日本で中国語をネイティブに歌える子供を探すのは至難の業じゃが、
中国ならいくらでもいる。

ゆえにそのレコーディングは北京でやる!!

・・・とここまではいつもの仕事のやり方なのでいいのじゃが、
ところがそのレコーディングの日にワシはおふくろの入院とかがあって北京に行くわけにはいかん。

しかしいつも一緒に仕事をしている仲間達がいるので別にワシがわざわざそっちに行かなくてもおそらくは完璧にやりこなしてくれるだろう・・・

ということで段取りだけすることにして「お任せ」していた。

日本の古いアニメ曲だというのでまず向こうで歌われている歌詞を取り寄せる。
日本には出版社とかいろいろ難しい関所がたくさんあるので、
クライアントさんとしてもなかなか一筋縄にはいかない。

「その中国語詞は日本語の元詞と比べたらちょっと意味が違うところがあるじゃないか!!」
というわけで結局全部作り直すことになる。

まあこの辺も作詞家ならたくさん知り合いもいるし、
LaoWuもよくそんな仕事を振ったことがあるので慣れたもんである。

アレンジは日本で制作スタッフ側がやるというので完成したバッキングデータを取り寄せて、
メロ譜も取り寄せて送りつけてある。

これで詞のOKが出たらそれで問題なし!!

というわけだがまあこの辺は紆余曲折あって何とかOK!!

ところがクライアントの北京支社のお偉いさんが、
「じゃあ私もそのスタジオに見学に行きましょう」
となって日中が大慌て!!

日本側の制作スタッフも
「制作側だけでお任せしてもらうことになってたのに・・・」
と慌て気味。

往々にしてこんな時には「お偉いさんの一言」によってこれまでやって来たことが水泡と化すことも珍しくないのだ。

しかも中国側に実際に仕事を振っているワシ自身がその人のことを全然知らない。
中国側に取っては「どこの誰やら全くわからない人」が現場に来るのだ・・・

うーむ・・・すぐにチケット取って北京に飛ぶか・・・
と考えたが間に合わない。

よし!!ということでまたネットでつなぐことにした!!

前回はFacetimeというAppleのシステムを使ったが、
これはお互いがApple製品、しかもパソコンにはOS Lionが入ってないと使えない。

どんなパソコンのどんなシステムでもつながるやり方はないのか・・・
と探すこと数日、
Gtalkというのがよさそうだというので試してみた。

Gmailアドレスさえ持っていればパソコンは選ばない。
うちのアシスタントのWindowsパソコンでも大丈夫なのじゃ!!

中国携帯のSMSなどでやりとりしながらスタジオにGtalkをつないだ。

よくストリングスをレコーディングしたり、
ドラムで中国ロックの名盤に参加したりしたスタジオが映像に現れた。

GtalkCapture.png

懐かしい・・・

そう言えばパスポート盗まれてから今年になってまだ一度も北京に帰ってないのだ・・・

懐かしい仲間とお喋りしているうちにふと気がついた。
日本側の制作会社も同じ時間にパソコンの前でずーっと待機しているではないか・・・

何とかその人達にもこの映像を見せてやりたい。
何とか3人でビデオチャットが出来ないものか・・・

しかし基本的にパソコンのカメラをひとりに独占されてしまうのでそれは不可能のようだ・・・

じゃあ何とかiPad2を使ってつなげないものか・・・

というわけで探してみるとVtokというアプリが見つかった。
これはGtalkをiPad2で使うことが出来るというものだったのだ。

自分のパソコンとiPad2をつないでみるとこれがバッチシつながる。

ところが日本の制作側のパソコンとはうまくつなげなかった。
他のシステムはないものか・・・

一番オーソドックスなシステム「Skype」があるではないか!!

というわけでiPad2と制作会社のパソコンをSkypeでつないで、
うちのパソコンの画面の前に置いて北京の映像を見せる。

制作側の声はiPad2から出るので、
必然的にワシのパソコンのマイクで拾って北京のクライアントにも聞こえる。

ワシも含めて3者が相談しながらうまくレコーディングが出来たぞ!!

最終チェックは大音量で歌を流してもらい、
それを聞いて3者がOKを出してレコーディング終了!!

後は北京から送られて来る歌データを転送して日本でミックスダウンが行われて完成!!というわけだ。

いやー凄い時代になったもんじゃ・・・

いや、この分じゃとこれからもっともっと凄いものが出て来るぞ!!
楽しみじゃ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:00:05 | 固定リンク

2012年2月11日

写真嫌い

うちには小さい頃から「アルバム」というものがなかった。
カメラを向けたらぷいと横を向いてしまうのだから親も写真を撮ろうなどと思わなくなったのだろう。

別に容姿にコンプレックスを持っているとかいうわけでもないのだが、
「何となく」写真を撮られることが嫌いだったのだ。

そんなわけだからデビューして「取材日」なるスケジュールが非常に苦痛だった。

アマチュアの頃は日々アルバイトに明け暮れて週に何度かリハーサルをしていて、
「プロになったら音楽以外のことはしなくていいんだ」
と思ってたら何てことはない。

芸能界というところは「音楽以外の仕事」の方が多いのである・・・

「取材」なんて毎回毎回同じことをインタビュアー相手に喋って、
わけのわからん服を着さされて変なポーズをさせられて写真を撮る。

新譜が出た時なんて最悪である。

ミックスまで何度も聞いたその音源をテレコで流しながら、
あーでもないこーでもないとカメラマンからポーズの指示が来る。

撮影スタジオってただでさえ反響が凄くて聞き取り辛いのに、
音楽なんかかかってたらまずまともに聞き取れるはずがない。

「伝えたいことがあるんなら音楽止めて大声で喋らんかい!!」
とキレたこともある。

「そもそも何でこんな反響の凄いところでBGMなんか流さなあかんねん!!」
とクレームをつけると、
「ご自身のアルバムを流した方が気持ちが盛り上がると思いまして・・・」
と雑誌社は悪そうに言い訳する。

だいたい気持ちなんか盛り上がるわけがないのである。
「仕事」なのであるから能率よくさっさとやってさっさと帰りたい。
楽しくもないのに楽しそうな顔して写真に収まること、
情けないなくていやんなるがこれがワシらの「仕事」なのだから仕方ない。

でもまあそんな「仕事」も長くやってると慣れるもんで、
今では別にファンに写真をせがまれても全然苦痛ではない。

「何があってもそれをせねばならない」状況と、
「好きでやってる」状況とは根本的に精神状態が全然違うのだろう。

まあ今では自分でせっせと写真を撮ってブログなどのUPしてるのだからあの「写真嫌い」は一体何だったんだろうとまで思えて来る。

さて今週は母が入院したために高知に来て、
中1になる息子の面倒をずーっと見てたのだが、
ふとブログにでも載せようとカメラを構えた瞬間に息子がぷいとそっぽを向いた。

「お前は写真撮られるのが嫌いなんか?」
と聞くと
「うん」
と言う。

そう言えば昔からこいつもあまり写真を撮らせない。

「何で嫌いなんや?」
と聞くと、
「さあ・・・何となく・・・」

これって遺伝するんか?!!不思議じゃのう・・・

Posted by ファンキー末吉 at:09:24 | 固定リンク

2012年2月 9日

ゴキブリとの戦い

笑い事ですんでよかったのじゃが、
高知の母が玄関でこけて腕の骨を折って入院したので、
母に預けていた長男の面倒をみに高知に来ている。

別に洗濯も苦痛ではないし、
掃除も基本的に汚さなければ苦痛ではない。

料理はどちらかと言うと好きな方なのじゃが、
ここで困るのがこのゴキブリの多さ・・・

いや〜ワシは元々はあんまし気にならんかったのよ、ゴキブリ・・・

びっくりしたのはうちの親戚がひょいとゴキブリを手で捕まえて
そのままぐしゃっと平気で手で潰してたのには度肝を抜かれたが、
まあ素手では無理じゃがティッシュなんかで捕まえてぐしゃっとは出来る。

まあでも数が多過ぎてそうもいかないのよね・・・(涙)

殺虫剤ゴキジェットプロというのが強力で、
プシュっとやればすぐにもんどうり打ってひっくり返るのだが、
そんな強力な毒を台所でまき散らすのにも少々抵抗がある。

ここはひとつ嫁を見習って
「ゴキブリのエサをなくす作戦」
に出てみた。

うちの嫁の実家にはゴキブリもハエもいない。

ご飯は食べきれる料だけを炊くし、
料理で出た生ゴミはその場でビニールに入れて密封するので
「三角コーナー」なるものも存在しない。

八王子で子供達と一緒に暮らし始めた時に、
うちの子がアイスクリームを食べてそのゴミをゴミ箱に捨てたのを見て卒倒した。

「ちゃんと洗ってからゴミ箱に捨てないとゴキブリが来るでしょー!!!」

当然ながらコンビニ弁当から何から、
ゴミ箱に入れる前にはちゃんと洗われているのでゴキブリはエサにしようがない。

ワシは嫁を見習って前回来た時にゴキブリのエサになりそうなものは全て抹消した。
三角コーナーも熱湯消毒し、
ゴミ箱から何からエサになりそうなところには全てゴキジェットを噴射!!
エサというエサはまるで存在しない状態にして高知をあとにした。

息子も親戚のところから学校に通ってたので、
エサも人間も誰もいないまま1週間ほどたってまた帰って来たら・・・

なんとまだゴキブリがいるのである・・・(驚)

きっと御馳走の山だったこの部屋に、
まだきっと御馳走があると思って通い続けてるんではないのか・・・

自炊禁止!!基本外食!!見つけたらすぐ殺せ!!

で、まだまだ毎日熾烈な戦いを繰り広げている。
いつまで続くんじゃろ・・・この戦い・・・

Posted by ファンキー末吉 at:08:07 | 固定リンク

2012年2月 7日

二井原はん相変わらずおもろいなあ・・・

隣に住みながらここ最近顔を合わせてない。
子供達や奥さんとはよく会うけどな(笑)

そのわりにはワシの行動をよく熟知しているのはワシのツイートやブログを常にチェックしとるのな(笑)

自他ともに認めるファンキーウォッチャーである!!

さて今回、ワシがブログでツーバスの話をUPしたら、
ブログでこのようなコメントを・・・

あんさん10年間ウラのビート聞きながら歌ってたんかい!!(大笑)

かと言って左側のバスドラだけを聞いてたら、
3連系のリズムでは右足から踏み始めるからまたそれはそれで困るじゃろ。
やっぱバスドラは両方モニターしとかなあかんで!!(笑)

まあ左右どちらからでも踏める人でもスネアが頭で入るツーバス連打は左足から踏み始めるようやな。
3連系やフィルなどはほとんどの人が右足から踏み始めるようじゃ。

問題はスネアがウラで入るビート、
例えばコージーパウウェルのキルザキングパターン、
「ドンタンドコタンドコタコドコタン」
というビートは、
ワンバスから始めた人とツーバスから始めた人は大きく分かれる。

KillTheKing2BassScore.jpg

ワシの場合は最初のひとつ以外は全部左足から踏む。
つまり二井原の耳には
「ドンタンンドタンンドタドンドタン」
と聞こえるわけやな。

いきなりツーバスから始めたドラマー、
ちなみにコージーパウウェルもそうだろうが全てを右足から踏む。
二井原の耳には
「ドンタンドンタンドンタンドンタン」
と聞こえるというわけだ。

本人は
「ドンタンドンタンドンタンドンタン」
と聞こえるじゃろうと思って聞いているのに、
「ドンタンンドタンンドタドンドタン」
と聞こえてたらそれは歌いにくいと思う!!(笑)

更にはツーバスの連打!!

X.Y.Z.→Aの全てのツーバス連打を聞いてみればよい。
実はワシは叩き始めだけ右足なので、
「ドンタコドコタコドコタコドコタコ」
と二つ目が必ず抜けている!!(知らんかったやろ!!)

右足から踏み始める人にはそれはない!!

まあ多くの場合シンバルを頭に叩いてからスネアの16分を連打する場合も2拍目は叩かれない場合が多く、
その方がアクセントが強調されるのかそんな感じなのであまり気にされなかったのな。

これ、ワシのヒミツ!!
二井原はん、まだいろいろヒミツあるかも知れんでぇ〜

・・・ってお互いブログで会話せんと直接話しなはれ!!っつう感じですな・・・

Posted by ファンキー末吉 at:11:35 | 固定リンク

2012年2月 3日

渡辺英樹バースデーライブ

英樹ももう52歳なのね〜・・・

ちなみに誕生日はうちの龍之介と同じ2月1日、
うちは4歳になったから何と干支まで同じ!!
4周り歳上なんですな。

そんなことはいいとして、
米田渡プレゼンツということで盛大なバースデーライブが行われた。

会場に着いてみると楽屋が「喫煙楽屋」と「禁煙楽屋」とに分かれていた。
ワシは禁煙楽屋なのじゃが、
まあ米田渡の3人は全員タバコ吸うので禁煙者は「少数派」である。

早めに入ったのだが、禁煙楽屋に来る人来る人みんなデブ・・・(笑)

YonetawataruGakuya.jpg

この時点でデブ率なんと100%!!
(でも次にトロンボーンの吉田さんが来て80%に下がる)

ライブは英樹の昔やってた「GATES」というバンドから始まり、
三喜屋野村モータースバンド(ドラムは五十嵐公太の替わりにワシ)、
Bluffと続いて米田渡。

アンコールの最後には全員出て来たので、
ワシはドラムを岡本さんに任せてステージの上から写真を取りまくってた。

岡本さん
YonetawataruOkamoto.JPG

デブその1(笑)ベースのTak斉藤

YonetawataruTak.jpg

その2(笑)BluffのボーカルTommy

YonetawataruTommy.jpg

その3(笑)川㟢さん含むBluffホーンズ

YonetawataruHorn.JPG

Gatesの丸ちゃん

YonetawataruMaru.JPG

義男

YonetawataruYoshio.jpg

そして米田渡の「米」

YonetawataruYonekawa.jpg

米田渡の「田」

YonetawataruTaguchi.JPG

そして「渡」

YonetawataruWatanabe.JPG

満場のお客さんもどうもありがとう御座いました!!

YonetawataruAudience.JPG

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2012年2月 2日

今日の難関(ツーバス)

昨日の米田渡のコンサートも無事終わり、
相変わらずの大爆笑の打ち上げで泥酔し、
二日酔いで目が覚めて今日もライブであることを思い出す。

爆風トリビュートで「人間はなぜ」を歌ってくれている小畑秀光のライブ・・・
すっかり忘れておったが、Steel Angelのこれまた難しい曲が何曲かある。

特に叩けないのがこれ!!

2BassPlayScore.jpg

いや〜X.Y.Z.→Aの曲もドラムが難しいと言われたりするが、
叩いてる本人は手癖足癖で叩いてるわけで本人からしてみれば「簡単」である。
それを違う人間が違う手癖足癖で叩くと非常に難しいと感じるというわけだ。

そもそもワシはツーバスドラマーではない!!
(これホント!!)

爆風時代からバスドラを2台並べてはあったが、
実は2バス踏んでる曲なんて「無理だ」と「たいやきやいた」と、
まあ他少々の曲ぐらいで基本的にはワンバスの曲が多かった。

元々「ファンキー末吉」というのだから「ファンクドラマー」である。
これだけツーバスを踏むようになったのは橘高文彦というギタリストとバンドをやり始めたからである。

ところが同じメタルでもSteel Angelは橘高文彦のメタルとは全然違う!!

そこに長谷川浩二という素晴らしいツーバスドラマーがそれを手癖足癖で叩き方を考えるもんだからこのように「難しい」フレーズとなってしまうのだ。


ところで「元々ツーバスドラマー」と、
「ワンバスからツーバスになったドラマー」と、
足癖が一番違うのは、
連打を「右足から踏み始める」か「左足から踏み始めるか」というところである。

ワシはワンバスドラマーから始まったので、
左足をオモテで踏んで右足はファンクビートのように裏で入る癖がついている。

だからツーバスの連打は必然的に左足がオモテ、右足がウラ、
つまり「左足から踏み始める」足癖である。

ところがこの譜面のようなツーバスフレーズはどうしても右足から踏み始めないと叩けない。
この辺はクセの是正なので少々時間がかかるが、
今日の今日でいきなりこれが叩ける自信はない。

しかし「人が出来てることが出来ない」というのはワシにとっては非常にクヤシイことなので、
自分なりに叩き方を変えるなりしてでも何とか叩き切りたいと思っている。

一昨日はJAZZ、昨日はポップス、今日はメタルに命をかけるのぢゃー!!

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2012年2月 1日

大高清美(Org)布川俊樹(Gt)納浩一(Ba)セッション

Jazz界の大御所達と久しぶりのセッション。

変拍子の難曲だらけで頭がウニになりそうなセッションではあったが、
非常に楽しくミッションを遂行出来たような気がする。

何よりもこのメンバーは、
こんな難曲を譜面を見ただけですぐ演奏出来るというのが凄い!!

ロック界にもいろんな考えを持った方々がいるが、
ワシとしては「これが出来て初めて入り口」みたいな考えはある!!

譜面ということに関しては、
もちろんワシもバンドミュージシャンから始まったのでそんなに強くはなかったのだが、
爆風銃というバンドがいつもベーシストがメンバーチェンジするので、
リーダーであるワシがいつもその新メンバーのために譜面を書いてたのでいつの間にやら強くなった。

しかしそのままワシは「譜面を書く人間」となってしまい、
その譜面を「初見で演奏する人間」ではなくなっていった。

思えばとあるスタジオ仕事の時、
確か「鋼鉄アニメメドレー」とかなんかのスタジオ仕事だったと思う、
和佐田がベースでワシがドラムで仕事を受けた。

当時和佐田は
「譜面は全然あかんねん」
と言ってたような時代だったが、
ワシは
「譜面ひとつ読めんで何がミュージシャンじゃい!!」
と言ってた。

ところがいざスタジオに来てみると勧進帳のようなメドレー譜面、
それを初見で完璧に演奏せねばならない・・・

気がついてみればワシはいつの間にやら
「譜面を書くけれども初見で演奏することはないミュージシャン」
になってしまっていたのだ。

和佐田に助けられてそのレコーディングは何とか終了したが、
いつの間にやら「初見力」は、
いつも譜面を見ていた和佐田に追い抜かれてしまっていたというわけだ。

まあ言ってみれば譜面なんぞただの「共通言語」に過ぎない。
譜面なんぞ読めなくても素晴らしい演奏をしているミュージシャンもたくさんいるが、
やっぱり「共通言語」が喋れればそれはそれで便利やな。

米田渡のリハーサルも譜面で進行する。
コード進行や構成を話し合う「共通言語」として非常に便利なのだ。

また今日のセッションの譜面の難しさは群を抜いてたな。

こんな一流のミュージシャンとセッション出来て幸せこの上ない。
また是非一緒にプレイしたいものである。

3月ぐらいにまた是非〜

Posted by ファンキー末吉 at:01:09 | 固定リンク