ひとりドラムの軌跡

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X.Y.Z.→A オフィシャルサイト 八王子 ライブバーX.Y.Z.→A 爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump
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OmakeCompleteJacket.jpeg 爆風スランプトリビュート盤を既にご購入されている方は、このCDを買えば「完全版」となり、更には他のCDには収録されていないファンキー末吉の「坂出マイラブ」も収録されてます。
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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2010年10月29日

ぷらっとこだまに縁がない・・・

田川ツアー初日、ワシは朝5時に起きて準備をしてた。

一週間分の着替えとステージ衣装・・・
バンダナはステージ数ぶん入れたか?
譜面は入れたか?
とんぼ返りの二井原R&Bの準備もしたか?
ツインペダルはどう運ぶ?

など念入りにチェックして出発を待つ。

うちから八王子駅まではバスで20分ほどなのじゃが、
ちょうどその時間は嫁が子供の保育園の面接に行くというのでバスで行くつもりじゃった。

田川くんからメールが来る。
「ファンキーさんはどうやって駅まで行きますか?
私は仮谷さんに送って行ってもらいますけど・・・」

「ほな俺もそれに便乗する!!」
と言ったところで田川くんから
「私は身障者割引でのぞみなんですが
ファンキーさんはひょっとして違う新幹線じゃないですか?
私は10時50分の横浜線ですけど・・・」
と言われ、二日酔いの頭で考える。

確か和佐田と10時半に新横浜で待ち合わせしたから、
調べたらワシも9時50分の横浜線に乗ろうと思っていた。
同じ便やないの・・・「うん、同じ便や、ほな一緒に行こか!!」

1時間違っとるやないの!!!

前回の和佐田ツアーでも乗り遅れたぷらっとこだま、
安いチケットなので乗り遅れると即無効となる。

10時半に和佐田から電話が来た。
「着いた?・・・どこにおる?・・・」

「八王子に田川くんとおりますが・・・」

また今回も自腹で新幹線チケット買ってツアーに来た。
来月の「秘蔵っ子対決ツアー」、ワシは和佐田にこう言った。

差額は自分で出すからもうぷらっとこだまは取らんでくれ・・・・

Posted by ファンキー末吉 at:09:38 | 固定リンク

2010年10月28日

大江戸温泉

やるべき仕事も一段落したので、
嫁と子供(2歳半)を連れて大江戸温泉にやって来た。

ここはもう「温泉」というより
温泉をテーマにした「お江戸のテーマパーク」のようなもんである。

木戸でお金を払い、浴衣をもらって脱衣場へ・・・
そこを抜けるともうお江戸・・・

OedoOnsen.jpg

前回来た時にワシは素っ裸のまま子供を追いかけてここに飛び出した(恥)。

普通脱衣所出たら風呂じゃろ!!
ここは違う!!まず脱衣所で浴衣に着替え、
このバーチャルお江戸から更に風呂へと向かうのだ・・・。

特筆すべきは水、木、金は託児施設が営業している。
子供を預けてゆっくり遊べるというわけだ。

昭和の居酒屋とか屋台とかもあり、
なんと宿泊施設も完備している。

今度は泊まりがけで来るぞー!!!

というわけで体力回復!!
今から田川くんのツアーに出発します。

Posted by ファンキー末吉 at:08:24 | 固定リンク

2010年10月27日

ツアー前日

橘高25周年ライブも無事(?)終わり、
次の日は筋肉痛と二日酔いでダウンし、
昨日はたと気がついた。

「すぐ田川くんのツアー始まるやん!!」

28日に出発して3日まで続くこのツアー、
私だけ30日に東京に戻って二井原実R&Bライブもやる。

その譜面も書かないかんやん・・・

そんな時に仕事が重なるもんで、
とある声優さんが歌う曲を作ってくれという発注・・・
これは実はメロとコードだけを既に打ち込んでいて、
自分では形にする体力がなかったので仮谷くんに頼んでいた。

ところがその直し!!

今日やらんともうツアーに出てしまいまんがな・・・
ツアー楽日はそのままLive Bar X.Y.Z.→Aに飛び込んでファイナル、
その次の日は同じく店でライブ、
そしてその次の日からまた中国!!
途中大阪に1日だけ帰って二井原R&Bライブの後また中国・・・

するってーとこの2日間でやってしまわねば時間がない・・・

日本で作曲の仕事をやるのは久しぶりだが、
中国と違って「現金」が派生しないから辛い。
日本は「曲の発注」は「タダ」なのだ。

その代わりそれが発売されて売れた分だけ著作権料が支払われる。
(いくらになるかは売れ行き次第だからわからんが・・・)

中国では著作権料は実質無視されるが、
香港や台湾なんかでは「アドバンス」と言って、
ある程度の売り上げ枚数分の著作権料を前払いしてくれる。
しかも売り上げがそれに満たなくても返さなくてよい。

日本もこんなシステムにならんかなあ・・・

まあなるわけないのでとりあえずノーアレンジで提出したわけじゃが、
「直し」というのが来てこれがよくわからん。

1、もっとテンポ感を
2、もっとライブでノレるように

などはメロディーの問題ではなくアレンジの問題じゃと思うのじゃが・・・

「あのう・・・この曲が通った場合、アレンジはこちらに発注して頂けますか?・・・」
おそるおそる聞いてみる。

「それは後にまた検討致します」

うーむ・・・どうもちゃんとアレンジをせねば聞く人には伝わらないし、
しかしそのためアレンジ料金は「作曲」に含まれてもらえそうにもない。

最近の日本のアレンジ料金は知らないが、
一生懸命アレンジして提出しても、
あちらの子飼の若いアレンジャーに数万円で同じように作らせれば発注元としてはそれが一番いいのだから何かモチュベイションが下がるシステムである。

まあいい!!金のために音楽をやってるのではない!!
頑張って作らせて頂こう!!

田川くんの曲も譜面にし、二井原の譜面も作って、
作曲のDEMO送って温泉に行くのじゃ!!!
年をとると筋肉疲労は1日では抜けないのじゃよ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:12:22 | 固定リンク

2010年10月24日

橘高25周年前夜

我がLive Bar X.Y.Z.→Aでは6Fが江川ほーじんのライブ、
5Fでは翌日の橘高25周年ライブを見るために地方から遠征して来た人達も含め、
20人ほどの人間が集合していた。

KittakaFans.jpg

聞けば八王子に宿を取って遠征しに来た人々もいると言う。
八王子から恵比寿リキッドルーム・・・遠いぞ・・・

ま、八王子に来たら北島三郎の豪邸を見るよりも、
ファンモンのゆかりの地を廻るよりも、
やはりLive Bar X.Y.Z.→Aに一度は来なければならない、
これが今の「ロック界」の新しい常識なのじゃ!!!

ファンが作った橘高フィギュア!!

KittakaFigure.jpg

まっこと橘高ファンというがは義理堅い!!

うちの店にはメンバーの名前をつけた泡盛カクテルがあるが、
橘高ファンは「橘高文彦カクテル」ひとすじである!!

またこれが強いのよ・・・

べろんべろんになりながら、
「私は橘高文彦しか飲まん!!
これが私の橘高ちゃんへの愛情なの!!」
とか言いながらひたすらそれだけ飲んでいる。

客単価なんとゆうに上の倍以上・・・

筋少のDVDやら門外不出の秘蔵ビデオやらいろいろ見ながら飲んでたが、
6Fで江川ほーじんのライブが始まるといきなりの爆音。
DVDの音よりも上の音・・・しかもベースの音ばっかりが爆音で聞こえて来る。

HojinSetting1.jpg

様子を見に行ったが、こころなしかステージがすっきりしている気が・・・

お、お前・・・ベースアンプがないやないかい!!
あのPAよりでかいベースアンプが・・・

HojinSetting2.jpg

なんとステージから一番遠い壁際に・・・
そこから遠くステージにまで爆音で音を鳴らしているわけね・・・(涙)

ほーじんファンでもあり橘高ファンでもある人々は、
上に行ったり下に行ったり忙しく楽しんでくれたようである。

メンバーの名前をつけたカクテルが人気だったゆえ、
(と言っても橘高文彦だけでしたが)
調子に乗っていろいろミュージシャンの名前をつけたカクテルを作ってみたいと思う。

江川ほーじん(下戸だからノンアルコールだけどむっちゃ辛い)とか、
衛藤浩一(見た目は可愛いが飲んでみたら中身がなかった)とか、
力石理江蔵(見た目は美しいが中身はおっさん)とか、
どんどん開発してご本人が出演の際にお出ししたいと思う今日この頃である。

Posted by ファンキー末吉 at:12:11 | 固定リンク

2010年10月20日

橘高25周年記念ライブのリハ開始!!

いやー帰国早々大仕事ですなあ・・・
一生懸命コピーせねば・・・
橘高の曲はもうたいがい叩いたことがあると思ったらまだまだあるのね・・・

リハ初日はX.Y.Z.→Aから。
しばらくやってない曲もあるが、
何せ修羅場を積んだ曲なので身体が覚えている。

「自転車は10年乗らなくても乗ったら乗れる」
という言葉を思い出した。

その他いろいろコピーせねばならん曲がぁ!!!
筋少がぁ!!ユーフォリアがぁ!!!

明日の朝やろっと。

コアな曲も多く、皆さんこのライブ見ものですぞ!!

●Fumihiko Kitsutaka 25th Anniversary Live〜Dream Castle〜@LIQUIDROOM
10月24日(日) 
OPEN 16:30 START 17:30
出演;Vo.大槻ケンヂ(筋肉少女帯)Vo.二井原 実(X.Y.Z.→A)Vo.山田晃士(AROUGE)Vo.tezya (Euphoria)他
お問い合わせ HOT STUFF  TEL : 03-5720-9999 03-5720-9999

Posted by ファンキー末吉 at:21:18 | 固定リンク

2010年10月17日

中国の結婚式

日本ではほとんど人の冠婚葬祭には出ない!!
出ようにも「礼服」とやらを持ってないのだ!!

中国では別に葬式も普段着でよいので出たりするが、
結婚式にはなかなか縁がなくて列席出来なかった。

古くは唐朝のギタリストの結婚式に出たのが6年前、
この時は純中国風だったが、その後仕事仲間の結婚式に出た時は純正洋風だった。

今回はこちらで秘書をやってくれてた石蘭が結婚するという連絡をもらい、
重慶を日帰りで帰れば参加出来るとばかりよろこんで参加させてもらった。

お相手は元その上司であった横澤さんと言うが、
長い付き合いじゃがそんなこと全然知らんかったぞ!!!!

ま、いい!!めでたいことである。
いくら普段着でいいと言っても日本人も多く列席するであろうから、
先日香港で買った中国服を着させて頂いた。

ShiLanJieHunYiFu.jpg

しかしズボンは持ってないのでいつものジャージである。
許せ!!!

まあいい、服装は別に「自由」なんだからジャージが悪いとは言わせないが、
問題は「紅包(HongBao)」つまりご祝儀である。
日本でもこの辺はほんとによくわからないのだが中国でもなおさらである。

とりあえず「紅包(HongBao)」の封筒を買ってタクシーに飛び乗る。

ShiLanJieHunHongBao.jpg

タクシーの運転手に
「結婚式行くんだけどいくらぐらい包めばいいかねえ」
と聞くと、
「800元から始まって1800でもいいし、2800でも、
要はその人との関係がどれだけ深いかによるなあ」

そんなに高いんかい!!

数年前まで300元ぐらいだったのにもう数倍にも値上がっているぞ・・・
しかもタクシーの運転手のような「庶民」がそう言うなら、
業界人の石蘭なんていくら包めばいいんじゃ?・・・

ちなみに「八」という数字が末広がりで縁起がいいというので「八」に絡む数字にすると言う。
日本では2万とか「2で割れる」数字は縁起が悪いと言うので、
じゃあ日本円なら「1万円」か?・・・少なければ次は「3万円」やのう・・・

どの道困った問題である。
ワシは社会常識がないのじゃ!!
「社会常識を勉強するヒマがあったら音楽理論でも勉強してた方がなんぼかいい」
と思ってこの年になってしまったんだからもう取り返しがつかない。

とりあえず「1万円」にしたが少なかったかのう・・・

会場はホテルの宴会場、式は純然たる西洋式だったが、
ところどころに中国式な儀式があって興味深かった。

ShiLanJieHunDaoCha.jpg

まずは新郎新婦のご両親を舞台に上げて、
新郎が新婦の両親にお茶を飲ませる。
そして新婦が新郎の両親にお茶を飲ませる。
新郎の父君はお亡くなりになっていたので母君だけだったが、
石蘭が日本語で、
「お母さん、お茶をどうぞ」
と言ってたのが興味深かった。

中国では「結婚」というのは「家と家との結びつき」という意識が強いんだなあと改めて思った。

そしてお決まりの乾杯!!
ここで新郎新婦が手を交差して酒を飲むのが中国式!!

ShiLanJieHunGanBei.jpg

「なんでこうするの?」といろんな中国人に聞いたが何故だかわからない。
「マレーシアの中国人もこうしてましたよ」と聞いたので、
きっと中国の昔からの何かのしきたりなのであろう・・・

あとは新郎新婦が各テーブルを周り、
誰もシメをしないうちに三々五々帰って行って終わりである。

どうしてシメをしないのかも不思議であるが、まあそれも「中国」なのであろう。

今回の結婚式は平和だった。
誰も酔い潰れてないし、名物の「1対何百」のイッキ大会もない。

通常中国の結婚式だと新郎側と新婦側でイッキ大会になり、
特に新郎側は「うちの大事な娘を持って行きやがって」というのもあり、
命がけで飲まされるものだと言う。

だからだいたい結婚式にはひとりやふたり「酒飲み」の友人を必ず用意する。
酒を飲むためだけにブッキングされるのだ。

私の友人にもひとりいる。
寧夏省の友人「馬向東(マーシャンドン)」である。

YinChuanDEBU.jpg

今度は寧夏の結婚式にも出席してみたいものだ・・・

お幸せに、横澤さん、石蘭さん!!

Posted by ファンキー末吉 at:20:22 | 固定リンク

全中国ドラムクリニックツアー2010年 重慶市

重慶は縁のある街である。

布衣のツアーでも来たし、BeiBeiのツアーでも来たし、
重慶雑技団の音楽でも来たし、
何よりも私が映画音楽を手がけて大ヒットした「疯狂的石头」は重慶を舞台にした映画だったのだ。

今回の行程は何と日帰り!!
朝7時の飛行機で重慶に来て、
2時間半かけて重慶に着いて、
セッティングしてライブやって、
そのまま火鍋食って8時半の飛行機で北京に帰る。
そんな行程である。

毎度のごとく着いたら知らない人が空港まで迎えに来てて、
車に乗せられて会場まで運ばれる。

何と今回の開場はライブハウスであった。
布衣やBeiBeiの時に演ったライブハウス
重慶のロックの殿堂である。

会場には月末に来る布衣のポスターが貼られていた。

VisionChongQingBuYiPoster.jpg

こいつらこんなにツアー廻るのかぁ・・・
スケジュールが合ったら一緒に行きたかったなあ・・・

さていつものこのクリニックツアーはパール倶楽部、
すなわち現地のドラム教室が主催するので会場は会館、
もしくは劇場などわりとお固い所が多かったが、
今回はロックの殿堂、しかも子供達のドラム演奏もなし!!

正真正銘の「ファンキー末吉のロックドラムコンサート」だった。

客も全て若いロック好きの男女、
雰囲気も既にドラムクリニックのそれではない。

VisionChongQingLiveHouse.jpg

メニューも急遽X.Y.Z.→Aのナンバーを増やし、ロック系にした。
客も大喜びである。

しかし4人のバンドや5人のバンドでここに来たが、
ひとりの方が客入るやん・・・

いや、それは言うたらいかん!!
これはパールドラムを広める布教活動、
タダやから来てくれてるんやと思とこう・・・

終了後はそのまま火鍋屋に駆け込む。
重慶に来たら訪れる地元の有名チェーン店である。

VisionChongQingQiHuoGuo.jpg

北京に帰っても「重慶行った」と言うと必ず「火鍋食ったか?」と聞かれるぐらい、
同じ火鍋なのに本場の味は何か違う!!
Live Bar X.Y.Z.→Aでも同じような火鍋を時々出したりもしているが、
我ながら「日本で一番本場に近い味」とは自負しているものの、
やっぱり本場のにはあとひとつかなわない。

「食は広州にあり!!味は重慶にあり!!」
と地元の人は自慢してたが、その通りかも知れない。

味の街、重慶・・・
この火鍋の味を越える日はまだまだ遠い・・・

VisionChongQingHuoGuo2010.jpg

ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら

Posted by ファンキー末吉 at:18:00 | 固定リンク

2010年10月15日

イベントキャンセルの実情

今日はレコーディングの途中でひとりの魑魅魍魎がラップ歌手「爽子(Shuangz)」を連れてやって来た。

先日「9月までにアルバムを完パケ」という無茶な要求をして来た男である。
当然ながら今は10月なのでその話はとっくに流れている。
今度は「来年の4月までに完パケ」という話である。

もともとこの男も少々うさんくさい。
先日
「じゃあ1曲アレンジするからそれ聞いて決めようよ」
ということで1曲アレンジしたのじゃが、
結局本人は大喜びだったもののどこからもギャラが支払われていない。

まあこっちの仕事は金をもらわなければ絶対に「使える」形にしては渡さないので問題はない。
間違っても「カラオケ」なんぞは渡さない。
そのままライブで使われて金も払わないような
そんな目に合ってたまるもんかという感じである。

アレンジ聞いて、
「ああ、ファンキーさんいいな・・・やってもらいたいなあ・・・」
と思ったらどうしても金を払わねばならないのだ。

この辺、まあこちらで覚えた処世術・・・

当然ながら本人はワシにやってもらいたいと思う。
会社もそう思うのだが、根本的な問題として実は彼とまだ契約してなかったのだ。

よくある話、よくある話・・・

いろんなところからワシに爽子(Shuangz)の話が出る。
「ファンキーさん今度爽子(Shuangz)やるんだって?」
はまだいいものの、
「爽子(Shuangz)のことでお会いしたい」
という会社も現れる始末。

今では爽子(Shuangz)はラップを歌うアンダーグランド歌手としては頭ひとつ飛び抜けた存在である。
そこにいろんな金の亡者がまとわりついて来るのは仕方のないことである。

要は「誰がワシに金を払うのか」ということである。

1曲無償でやったアレンジをエサに魑魅魍魎達を手玉に取る。
これもこちらで覚えた処世術である。

その魑魅魍魎のほとんどは「演出公司(イベンター)」である。
この国はコンサートでしか金を稼げないんだから仕方がない。
コンサートのギャラを吊り上げるまえに立派な名刺が欲しい、
つまりレコードは名刺なのである。

「大丈夫、金さえ払えばこいつに最高の名刺を作ってやるぜ」
ってなもんである。

そんな魑魅魍魎から今日聞いた話、
「どうして最近イベントがことごとくキャンセルになるのか」

中国経済は今バブル。
昔は国の組織しか企画出来なかった音楽イベントも今では誰でも企画出来るようになった。

しかし「音楽が国のプロパガンダ」だったのは今も昔、
今では「音楽は金儲け」の時代なのである。

国が金を出して企画するイベントはまだいい。
個人が能力もないのにイベントを企画して、
蓋を開けてみたらステージも作れなくてキャンセルになる、
そんなことが今日び日常茶飯事。

ワシだけでこの夏3つのイベントがドタキャンになっているが、
ベーシストの韓陽なんて一ヶ月に9つドタキャンになっているというからもの凄い。

もともとこの北京だけで1年で100近いイベントがあるというので。
全国では何百、しかもその全ての出演者は同じバンド。

じゃあと言ってその全てのバンドが儲かっているわけではない。
ひどい話になると、出演バンドが現地に着いた。
ステージは出来てない、イベントも開催出来ない。
主催者は逃げた、帰りの切符ももらえない。

そんなイベントが相次いでいると聞く。

中国のバンドの諸君!
音楽は決して「金」ではない。
しかし自分の身を守るために最低限「金を確保する術」を知らねばならない。

金のない奴ぁ俺んとこに来い!!
俺もないけどいろいろ教えてやるぜ!!

Posted by ファンキー末吉 at:23:24 | 固定リンク

不思議な現場

映画音楽制作も佳境に差し掛かり・・・と言うか全然佳境に差し掛からないんですが・・・

ワシだったら今月末に〆切だったら今頃うちでせっせこコンピュータと格闘し、
何日に監督に聞かせるからOKが出たらミュージシャン押さえてレコーディング・・・
と来るところ、ミュージシャンと一緒にあーでもないこーでもないと、
結局数日間のんびりと時間が過ぎている気がするのはワシだけだろうか・・・

ドラムなんかそんなに出番はないので、
ヒマなもんで走り書きのメモからちゃんと譜面にしてあげて、
気がついたら今日はバイオリンの人が来てちゃんとそれをレコーディングしていったり、
まあ進んでないように見えて進んでるのかも知れない。

今日は昼間に香港から知り合いが来てたので、
昼飯でビールを飲んでスタジオ入りした。
「酔っぱらっちゃったよー」
ってなもんでスタジオ入りしたところで誰もとがめる人もおらず、
ワシ抜きで制作はどんどんと進んでいるような進んでないような・・・

MusicFactry.jpg

結局ワシは酔い潰れて寝てしまった・・・

目が覚めたら目の前においしそうなつまみが・・・
「ビールあるよ」と言うので結局また飲んでしまう・・・

「晩飯はじゃあラムしゃぶでも食うか!!」
と一同レコーディングそっちのけで食いに行く。

RecordingShuanYangRou.jpg

これがレコーディング中の食事ですか?!!
ビールどころか白酒まで出て来てみんなでイッキしとるし・・・

ひとりだけ車で来ていた張張以外はもうガンガンに飲んでいる。
結局そのままスタジオに帰るんで張張以外は仕事が出来る状態ではない。
「ワシら監督するからお前仕事頑張れ!!」
ってなもんで結局飲んでいる。

DrinkingStudio.jpg

ワシはまた酔い潰れて寝てたら気づいたらみんなで録音したやつを並べて聞いていた。
17日には監督が聞きに来るそうな・・・

出来てたんや・・・

ワシが映画音楽制作をする時はシーンごとに曲番号を振って、
台本のページもつけて表にしてから片付けてゆくのじゃが、
そんなもんが全然ないんだから進んでるのか進んでないのかも全然わからない。

「明日は車で来るなよ、ガーンと飲むからな」
と言われても今日も飲んでたんだからよくわからない。

まあお役に立っているんだったらそれでいいじゃろう。
明日は明後日の重慶の用意をして行かねばならんのう・・・

Posted by ファンキー末吉 at:03:25 | 固定リンク

2010年10月12日

ところ変われば音楽制作変わる

映画音楽とかを「劇バン」と言って、
日本のスタジオ仕事では
「劇バンだからギャラはごめんね」
と言って1日で数十曲まとめて録ったりする。

ワシはやったことないが和佐田なんかはオーケストラと一発録りで、
誰かがミスをしたら全員でやり直しなので、
譜面初見でノーミスで演奏という過酷な仕事となる。

それもこれも日本はスタジオ代が世界一高いのだから仕方がない。

ところが最近では音楽ソフトウェアの充実と、
誰でも自宅スタジオを持てる環境となったので少し違って来たのは日本も中国も同じである。

ワシも北京にスタジオを作った時に「元が取れますか?」と人に聞かれたが、
音楽制作をする人間にとってよそにスタジオ代を支払わなくてもいいのはとても大きい。

今回映画音楽を一緒にやっているLuanShuも自分でスタジオを持っているので、
言ってみればスタジオは使い放題!
予算に入らないというわけである。

今回は大監督の仕事で予算もあるということで、
「生バンドでやる!!」
ということで集められたこのメンバー、
考えてみたら非常に効率的なメンバーである。

ギタリストの趙衛はそうでもないが、
キーボードの張張はピアノプレイだけでなくテクノ系のアレンジに長けているミュージシャンだし、
ベースの李劍もMacを操って器用にアレンジをするミュージシャンである。

そうなるとこの制作現場は考えてみれば非常に効率の良い音楽工場のようである。
趙衛がギターを録音してる隙に張張が音色を探し、
隣では李劍が電子系のループ等を作っている。
ワシはドラムが終わればブラスをアレンジし、
サンプルを出力してメインコンピュータに貼付ける。

ひとりの力では出来ないものをみんなの力を借りてもっとレベルが高いものを作ろうとするなんて、
団体競技の苦手な中国人らしからぬやり方である。

ここで発覚したのが最近ヤツらの使っているソフトウェアが変わって来ていることである。

録音はProToolsを使ってやるのは変わらないが、
以前はWindowsPCでCuBaseを使うのが主流だったが、
最近はMacでLogicを使うのが主流なようだ。

当然ながら海賊版である。

もう10年近く前になるが、
売れっ子アレンジャーが近々ソフトウェアを一新するのに
ハッカーの若い衆に最速のパソコンと共にシステムを発注してたので
ワシも便乗して作ってもらった。

10万そこそこの金で世界中の優秀なソフトと音色が入って届けられた時には肝をつぶしたが、
それよりも何よりもそれを使いこなすのに半年ぐらい徹夜せねばならないのが辛い。

何せループだけで何万音色あるのだ。
それぞれのソフトでどんな音色があるのか試すだけで数ヶ月かかってしまう。

それを今から全部Logicに変えてまた最初からやるのは気が遠くなるが、
しかし周りがみんなそうなって来ているなら互換性の問題でワシもそうならざるを得ない。

Logicのソフトウェアと音色は60G以上あるというのでワシのMacProにはもう入らない。
それより何よりワシはもう海賊版生活からは足を洗って、
今では日本でちゃんと正規版を買っている。
海賊版をひとつ入れてトラブルに見舞われるよりは
正規版買って業者に文句言う方がはるかに楽なのである。

「ファンキーさん、この際パソコンごと買い替えちゃいなよ」
とみんな言う。
代わりに買ってソフトも全部入れてあげるよ、と・・・
見ればMacは日本より中国の方がはるかに安いのだ・・・

いかんいかん!
そうやってまた半年間眠れない生活になるのはもうよそう・・・

アレンジャーという仕事は多かれ少なかれこのように機材の進歩についてゆかねばならないのが非常にめんどくさい。

当分ドラムだけ叩いて生活するしぃ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:15:21 | 固定リンク

2010年10月11日

ドラムだけや言うたやん!!

北京に着いてそのままスタジオに行って撮ったばかりの映画を見せられる。
まだ編集したてでこれから更に30分ほど削らねばならないという段階のものである。

画面の隅には「音楽制作のサンプル」とずーっと字幕が入っている。
データなんぞ渡したらそれが次の日には海賊版になってすぐに出回る国だから仕方ない。
零点の6万人コンサートの映像を編集している時に、
外部にどうしてもデータを出さねばならないとなった時、
「ほなお前ずーっとアホなこと喋っとけ!!」
と、音に合わせて若い衆に喋らせてた記憶がある。

「冯小刚」という監督は今では中国のナンバーワンの映画監督で、
前回の映画は7億元(約100億円)の大ヒットとなり、
その前の北海道を舞台に撮った映画は、
おかげで中国人旅行客が大挙して押し寄せて来て北海道が感謝状を贈ろうとしたほどの大監督である。

ラッシュを見てそれを記者に喋ったりしないように、
データを渡された瞬間に秘密を守る契約書にサインするほどである。

今日ラッシュを見るために集められたのは、
ドラムにワシと、キーボードに張張
ギターに輪廻楽隊趙衛
ベースは韓陽が呼ばれるのかなと思ってたら艶楽隊李劍が呼ばれている。
打ち込みが出来てアレンジにも長けているからということらしいが何で?・・・

まずみんなで2時間を越える映画を見るのだが、
字幕のない外国語の映画を2時間見るのはワシとしては非常に疲れる。
実は半分ぐらいしか聞き取れてないのよ・・・

見終わったらみんなで意見を言う。
この部分はこうしたらいいよ、とか・・・

「ファンキーさん、あなたの意見は?」
と聞かれても、せめてデータもらって何度も見て一週間ぐらいくれないとアイデアなんか出まへんがな・・・

「困るなあ、ファンキーさん。
今回はドラムはあんまりないからあんたにももっと一生懸命頑張って欲しいんだ」

あーた!!前回酒飲んでこの話持って来た時
「今回は手伝って欲しいんだ。あなたのグルーブが必要だ」
とか言ってたやん!!

早い話、この大仕事をみんなで手分けして今月中に終わらせてしまえというわけなのね・・・
みなさんの後ろに隠れてこそこそしときます・・・

Posted by ファンキー末吉 at:09:54 | 固定リンク

2010年10月 9日

米川英之渡辺英樹セッション

YonekawaWatanabeSession.jpg
(右手にキーボードの新澤くんもいるのじゃが映ってなくてすまん!!)

先日はで米川英之のセッションだったのだが、
そのベースが今回も渡辺英樹だった。

渡辺英樹と野村義男と五十嵐公太で
「美喜屋野村モータースバンド」
というのをやっているが、
もともとはワシと英樹と義男とボーカルにデーモン小暮という面子で、
小暮のオールナイトニッポンで「やろうやろう」と盛り上がったのがきっかけである。

その後各事務所から「そんな勝手は許さん!!」とクレームが来て、
「じゃあとりあえず小暮を外しとけばそんなに大問題にならんのでは・・・」
と3人で時々ライブをやってたのだが、
結局ワシが中国に行ってドラムがゼルダのアコちゃんになり、
公太になって今の形になったというのがいきさつである。

というわけで英樹と前回久しぶりに再会し、
ワシとしては何とか彼にに来てもらおうといろいろ画策していたのじゃ。

おりしも今日(10月9日)に米川くんが自分のセッションでワシと英樹をブッキングし、
一昨々日(10月6日)にリハーサルを組んでたので、
「それだったらそのままうちでライブやろうよ」
というわけで、公開リハのようなプレライブのようなライブが実現した。

実はあーちゃんは英樹の大ファン!!

「渡辺英樹さんが本当に来るの?!!」
これを毎日聞かされるワシもたまらない。
せっかくだからと英樹にこう紹介した。

「彼女はねえ、CCBの大ファンでねえ、
沖縄のコンサートにも行ったんだよ」
その瞬間思わぬところから声が!!

「えー!!俺、何回もここに出てるけどそんなこと今までいっぺんも言ったことなかったじゃん!!」

米川くんである。
一同大笑い!!

「米川くん、それはそれ、バンドにはよくあることです」
と笑いをこらえながら慰めた。

米川英之も渡辺英樹もどちらも歌えるので、
「じゃあSuperstitionはどっちが歌う?」
みたいに歌を割り振ったり、なかなか楽しいセッションである。

今日横浜でまたこのセッションをやったらワシはそのまま羽田から北京に飛ぶ。
英樹くん、朝まで酒でも付き合ってくれんかのう・・・


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2010年10月 6日

昔住んでいたアパート

夕べは小林エミさんのCD発売ライブで高田馬場に行った。
いつもは車で行くのだが初めて電車で行ったので、
帰り道にふと昔住んでたアパートの前を通ってみた。

東京に来て初めて借りたアパート。
陽の当たらない台形の5.5帖のその部屋はまだあった。

OldApartment.jpg

飲み屋と飲み屋の間の暗い廊下を入っていった突き当たり右手の部屋がそうである。

この部屋の手前を右に入ったところが飲み屋のトイレにあたり、
1階の唯一の住人であるうちのトイレもここということになる。

うちの部屋はいつもカギをかけてなかったので、
知り合いはいつもうちに来て宴会をしていた。
そのまま酔い潰れて雑魚寝は日常茶飯事だった。

そんなある日、ワシはバイトに出かけるので雑魚寝の友人達をまたいで玄関まで来た。

陽の当たらない部屋なので電気を付けなければ朝でも真っ暗である。
起こしたら悪いと思って手探りで玄関まで来て靴を探す。

玄関には絨毯運びのバイトでもらって来た絨毯の端切れを足拭きに使っていたのだが、
そこに足をかけた途端なにやら湿っているような・・・
そのまま気にせず靴を履いてドアをあけた。

廊下の向こうの道からの光がわずかに差し込んで来てワシが見たものは・・・

・・・辛子明太子?・・・

何故玄関のたたきに辛子明太子が置かれているのかがよくわからない。
しかもその辛子明太子には野沢菜がまぶされている。

野沢菜入りの辛子明太子を誰が玄関に放置した?・・・

よくわからないことだらけである。
外の廊下のその外の明かりだけなのでよくはわからんが、
常識で考えて野沢菜入りの辛子明太子を、
いくらカギがかかってないからと言って外部の人間が人んちの玄関にそっと置いて帰るわけはない。

これはどう見てもウンコである・・・

しかし誰が玄関先でウンコをする?・・・
これも謎だらけである。

ワシはあきらめてバイトに行った。
犯人はきっと夕べ野沢菜を食べた人間なのだ!!

ワシは家で雑魚寝している人間にかたっぱしから電話した。
「あんた夕べ野沢菜食べた?!!」と・・・

ところが全員が全員
「食べてないよ、それどころか朝起きてからウンコしたよ。いっぱい出たよ」
と言う。

そこに雑魚寝していた人間ではないのか?・・・

考えてみれば変である。
ワシが「何やら湿っている」と感じたのは恐らく・・・おしっこ・・・

部屋の中で雑魚寝していた人間が犯人だとすると、
その人間は寝ぼけてトイレに行こうとして玄関でウンコをした・・・
ついでにおしっこをしたと考えると、
当然ながらウンコは部屋側、おしっこはドア側にあるのではないか?・・・

この状態でウンコとおしっことをするためには、
寝ぼけて部屋を出ようとして玄関で身体を反転させねばならない。
そんな理性のある人はやっぱちゃんとトイレに行くのではないか・・・

犯人が外部の人間である可能性もある。
飲み屋で泥酔している客は「トイレはどこだ?」と聞くと、
「そこの廊下を入って行って奥の右側にあるわよ」
と答えられる。

ワシの部屋の手前の路地を通り越して突き当たりの右側のドアがうちなのだ。

しかしそれも不自然である。
ふつうトイレに入った人間はウンコをしたら紙で拭くであろう。
うちの玄関には野沢菜入り辛子明太子はあったが拭いた紙はなかったぞ・・・


その謎はいまだに解けてないが、
この部屋にはその他にもいろんなドラマがあった。

爆風銃のイーストウェストでグランプリをとった楽曲もこの部屋で生み出されたし、
恋もしたし失恋もしたし、
この部屋の向かいの工事現場で爆風銃のメンバーと泣きながら大喧嘩をして爆風銃は解散した。

思い起こせば大学を勝手に中退して東京に出て来て、
公衆電話に30円だけ入れて
「今、東京、大学やめた」
とだけ家に電話して電話が切れた。

その後、母親は血眼になってワシを探したと言うが、
ワシはどこ吹く風で日雇い土方のバイトをやりながらその日ぐらしをしてた。

金もなく、職もなく、家もなく、
その日泊まる家は早稲田のキャンパスで仲良くなったヤツに酒を飲ませて泊まらせてもらってた。

それはそれは身軽で楽しかった。

でもこの部屋を借りてから生活が一変した。
金がなくなって初めてバイトすればよい生活が、
「たかが1万4千円の家賃を払うために毎日バイトする」生活になってしまった。

ふられた女にバカにされ、
「どうしてもドラムセットが欲しいんだ」
と言って親に手紙を書いた。

「そんなことよりあんたはどんな生活をしてるの?!!」

そうやって母親が初めて上京して来た時、
おりしも爆風銃が小さなコンテストに参加し、
偶然にもそこでグランプリを取ることが出来た。
手にした20万円の賞金を
「お世話になった人達みんなで飲もう」
と言ってどんちゃん騒ぎをしていた。

自分の息子には何不自由なく育てて来たという母親が見たその息子の生活は、
およそ人に自慢出来る生活ではない、
言わば世の中の底辺のような生活だった。

でも我が息子は「輝いていた」・・・そう思ったのかも知れない。
母親はこう言って高田馬場を後にした。

「あんたがどんな生活をしようがお母さんはもう何も言わん。
あんたにはあんなに素敵な友達がたくさんいる。
それだけでお母さんはもう安心や。
もうこれからはあんたは自分の力で思い通りに生きなさい」

そう言って当時のお金で数十万のお金をぽんとくれた。
「これであんたの欲しいというドラムセットとやらを買いなさい」
と・・・


念願のドラムセットは手に入ったが、
生活は何も変わらなかった。

悲しいことも楽しいこともいっぱいあったけど、
でももしも一度だけ昔の自分に戻れると言うならば、
一番売れてたあの頃ではなく、この頃に戻りたい。

そう思ってアパートの廊下をちょっとだけ中に入って行った。
傘立てに傘が置いてあるところを見ると今も誰かが住んでいるのだろう。

どんな人間が住んでるのだろう・・・
こんな部屋に住んでいるんだから社会的に弱者であることは間違いない。
今日び風呂付き、トイレ付きじゃないと学生すら部屋を借りないご時世なので、
本当に世の中の底辺の人なのかも知れない・・・

ドアをノックしようとしてやめた。

この部屋はタイムマシン・・・
きっと俺のような人間がきっと俺のように夢を持って、
きっと同じように楽しく生きているのだ。

「生まれ変わるならその時代に戻りたい」
彼がそう思うのはまだまだ何年も先のことなのだ・・・

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2010年10月 3日

黒茶屋

いつも中国の旨い物を紹介しているので今日は日本の旨い物を・・・
というわけで黒茶屋!!

八王子のうちの自宅から車で走ること30分、
五日市線武蔵五日市駅下車送迎バス有り。

昨日は贅沢にも家族全員でそこに食事に行ったのぢゃよ!!

嫁のお母さんがいつも子守りに来てくれているのでお礼がてらと思ったのぢゃが、
これが予想以上に喜んでくれて嬉しかった。

秋川上流の河っぺり一帯に敷地があるこの自然公園のような立地条件もさることながら、
何百年も歴史がある古い民家を改造したたたずまいが素晴らしい!!
なにせあまりに素晴らしいのでうちの子供達が出て来た料理を残せない気分になって、
嫌いなはずのナスの天ぷらまで食ってしまったというほどである。

古い民家の座敷に通され、そこは我が家族だけ!!
基本的に部屋貸しの完全予約制のようである。

お値段はバカ高かと思ったら実はそうでもない。
温泉付きのセットで4000円からのコースがあるというからなかなかリーズナブルでもある。

しかし高級であることには変わりない。
中ぐらいのコースを頼んでお品書きを見た途端に子供がぶったまげた。

KurochayaMenu.jpg width="400" height="298" class="mt-image-none" style="" />

どんなのが出て来るのだろうと思ったらまずは前菜でこれである!!

KurochayaZensai.JPG

まずはビールを頼んでいたのぢゃが、
とりあえずはこれは「日本酒ぢゃろう!!」ということで、
「岩魚(いわな)の骨酒」というのを注文した。

KurochayaIwanahonezake.JPG

まあコンセプトは河豚のヒレ酒と同じなのぢゃが、
これが焼き魚の香ばしさと熱燗の旨さで絶品!!
つまみいらずである。

しかし料理はどんどんと出てくる。

KurochayaKonnyakusashimi.JPG

とりあえずこの辺の名物でもあるこんにゃくを刺身でもらう。
これは別売りで1人前500円。
この竹の器も外の売店で売ってある。

もともと風情とかには興味もない人間だが、
酒飲みとしてはこれは何か嬉しい限りである。

KurochayaYamame.jpg

そしてメインディッシュの中で一番楽しみだったのは、
階下を流れる川魚の塩焼き!!
今日は鮎はなかったので山魚(やまめ)。

この網はちゃんと魚を焼くための串の溝もあり、
魚だけでなく自然野菜や肉まで出てくる。

一緒に焼く!!
この魚の焦げ目が食欲をそそるぜ!!

KurochayaBBQ.jpg

この焼き魚の味が「やっぱビールぢゃろ!!」ということでビールを追加、
その他地元野菜の天ぷらとかも出て、
子供の残したものも食ってたらもう腹一杯である。

主食は炊き込みご飯とよもぎうどんとを選べるが、
どちらも食いたいので人数の半々で頼んでたのぢゃが、
結局みんな完食出来ず、ワシと真ん中の子供で全部平らげた。

もう満腹!!もう食えん、もう飲めん!!!
・・・と思ってたら個室だと思ってほったらかしてた下の息子が、
気がつけば高級和室の障子を片っ端から破って歩いてた。

KurochayaShoujiyaburi.JPG

やっべー!!!!弁償すんのいくらかかるんやろ・・・

お勘定の時に平謝りに謝る。
「修繕費をお勘定に乗せて下さい」
こんな怖い人相をしてても謝るときは真剣に謝るワシである。

しかしレジの女性定員は一言、
「そのお金は受け取れませんので大丈夫です」

タダかよ!!

というわけでワシは思った。
「高級な店はサービスも高級である」

超高級な店ではあるが、考えてみればひとり1万円もかかってない。
料理も食いきれないぐらい出た。
サービスも満点、料理も酒も最高!!

みなさんよかったら行ってやって下さい。

黒茶屋

Posted by ファンキー末吉 at:19:47 | 固定リンク