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2010年2月25日

ドリスの思い出

飛行機に乗って海外に行く時、ワシはいつも寿司を食う。
日本を懐かしむのと、飛行機が落ちでもしたらもう二度と食べられないから、
と理由をつけてひとりで贅沢をしているのじゃが、
今では座れば板前さんに「毎度いらっしゃいませ」と言われるまでになっている。

昨日もいつもの席にひとりで座って飲んでたら、
隣に金髪の妙齢の美女が座った。

二井原と違って金髪美女には知り合いがいないのじゃが、
ふと頭の中に「彼女はドリスではあるまいか・・・」という考えがよぎった。

金髪美女というとドリスしか知り合いがいないのだから仕方がない。
しかしそんな知り合いが偶然隣に?・・・
そんなはずはないことがよく起こるのがワシの人生だから妄想は止まらない。

ドリスと会ったのは25年前。
爆風スランプがデビューし、
そこそこ人気はあったがどうしようもなく貧乏な時代だった。

東京駅で地図を見ながら途方に暮れているバックパッカーに声をかけた。
それがドリスである。
「May I help you?」
英語がさほど得意ではないのだが仕方がない。
聞けば彼女もドイツ人だったので英語はネイティブではなく、
「Can」を「キャン」ではなく「カン」と発音してたのを覚えている。

友人とはぐれて大使館を探しているということだったが、
その「Embassy」という単語が分からず、
結局うちの4畳半のアパートに連れて帰った。

近所は大騒ぎである。
今でこそ二井原や仮谷くんと「村」を作って暮らしているが、
当時もやはりそうだった。

村の住人はマーシー(シェイカーのマーシーではない)。
そして現在のその奥さんであるかおりちゃん。

いつものようにどんちゃん騒ぎが始まる。
ドリスはバックパックの中に玉ねぎを忍ばしていて、
それをいつも生でかじってた。
マーシーがそれをマネして辛くて吐き出したのを覚えている。

当然風呂なんかないので銭湯に連れてゆくが、
女の子はかおりちゃんしかいないのだから手取り足取り日本の銭湯の入り方を教えた。
出て来た時に男どもがこぞって聞いたのは
「下の毛も金髪なのか?」
だったのが今更ながらあきれる。

四畳半の部屋はベッドとこたつで既にいっぱいなので、
とりあえずベッドにドリスを寝かせ、
ワシと居候のかずまささんはこたつで寝た。

何故か手を出そうとは誰も考えなかった。
外国人に慣れてない当時のワシたちは、
「自分たちは日本を代表してドイツ人を助けてるんだ」
みたいな意識があったのだ。

渋谷エピキュラスで爆風のライブというか
番組の収録かなんかがあったのでドリスを連れて行った。
とても喜んで「ヨーイ!!ヨーイ!!」と歌ってたのを覚えている。

当時は爆風も人気が出て来た頃だったので、
あんな貧しい暮らしをしている若者が、
ステージに立つといきなりスターになることも面白かったに違いない。

好きなバンドやって、
金はないが、友達がいっぱいいて、
毎日酒飲んで大騒ぎして、
そんな若者の生活が、同じ若者としてドリスも楽しかったのだろう。

数日うちに泊まっただろうか、
大使館に行ってはぐれた友達とも会えたというので、
その友達も連れて来た。

ドリスはお人形さんのように可愛かった記憶があるが、
その友達はお世辞にも可愛いとは言い難かった。
だから名前も覚えていない(笑)。

四畳半のワシの部屋を見た時に
「アンタはこんなところで知らない男の人と何日も暮らしてたの?」
みたいな感じでドリスを咎めてたのを覚えている。
ドイツ語で話してたのでよくわからんが、
ひょっとしたら
「よくこんな汚いところで住めるわよね」
ぐらいのことだったのかも知れない。

結局その彼女も一泊していったが、
それを最後にふたりとも帰って行ってしまった。
その彼女と違ってドリスがとても名残惜しそうにしてたのを覚えている。

あれからドリスはどうしてるだろう・・・
この年になってもまだバックパッカーをしてたら素敵だな・・・
などと考えてるうちに隣の妙齢の金髪美女がお会計に立ち上がった。

声をかけようか・・・やっぱりやめとこう。
あれはきっとドリスだったんだと思っておこう。
きっと彼女もワシのことを
「きっとあの時の貧乏な若者なんだわ」
と思っとこうと思って声をかけなかったんだ。

妄想は素敵だ。
いい酒を飲めた。

おかげで北京初日は二日酔いである。

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