ひとりドラムの軌跡

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2009年3月31日

若手の育成

北京に帰って来てPairというユニットのリハーサル。

このユニットはBeiBeiというギタリストのユニットで、
ワシがプロデュースしたゼロ・ポイント6万人コンサート
ギターアンプの後ろでエフェクターを踏んでた若造が
「ファンキーさん、僕アルバムを出したいんです」
と言い出したところから始まる。

「ほう、君が歌うのかい?」
と聞くと、
「いえ、ボーカルがいないんです。
誰か紹介して下さい」

アホか!!

というところから苦節5年。
うちの院子でレコーディングし、
アメリカからWyn Davisを呼び出してミックスしてもらい、
この度やっとアルバムが出るのか出ないのか・・・

最近わかったのじゃが、
「自分のためには使えないまれに見る強運」
を持ったワシが助けてあげた人はほとんど大成功している。
しかしこの
「不運を絵に描いてゲゲゲの鬼太郎みたいな顔にした」
ようなこの男にはどうも通じないようである。

「アルバム発売の前に全国ツアーをやりたい」
と言うので、
まあ「助けてやるなら最後まで」という気持ちでOKした。

しかしワシとて毎回そんなスケジュールを空けられるとは限らない。
また、中国は土壇場でいきなりスケジュールが変わるのでなおさらである。
ここは別のドラマーを育成して、将来は独り立ちさせてやるに限る。

ということで青島から梁棟(Liang Dong)というドラマーを呼び寄せた。
彼は先日日本に遊びに来たLuanShuから
「うちの親戚がドラム叩いててお前に教えを請いたいと言ってるんだ。
よろしく頼む」
と言われたので遠慮なく呼び出した。

ワシがドラムを教えるにはまず一緒に飲んで語る。
「音楽とは何ぞや?!」ってなもんである。

日本でもそうじゃが、
だいたい若いドラマーは目先のテクニックにしか興味がない。
中国人には「どうやったら金が稼げるか」という話が一番分かりやすいので、

「俺がスタジオ仕事でそんな超絶テクニックを使うことがあるか?
一番大事なのはリズム、グルーブ!それが一番金が稼げるの!!」

と言うのじゃが、
それでも目先のテクニックにしか目がいかないのが常である。

Pairの曲の中で一番簡単な曲を叩かせる。
基本リズムだけの簡単な曲なんかが実は一番難しい。
「オカズを入れるな!」
と言ってるのにほっとくといろいろ小手先に走っている。

「お前!リズムもちゃんと叩けんくせにオカズを入れるな!
クリックからヨレてるのがわからんか!!
オカズはリズムがちゃんとヨレなくなってからじゃ!!」

まあ鬼太鼓座が入団してすぐに10km走らされ、
ちゃんと走れるようになるまでスティックは持たさないよりはマシである。

LiangDongPractice.JPG
(えんえんクリックとリズムだけをやらされる梁棟)

まあ何とかサマになったかなと言う頃、
ワシは市内に出て行ってLuanShuのレコーディング。
勉強になるだろうと彼を連れて行った。

今日の仕事は映画音楽のロック版で、
オーケストラががんがん入ってて
テンポも指揮に従って変わりまくるオケに合わせてドラムを叩く。
リットやアクチェルなどを完璧に合わすのは至難の業だったが、
何とかパンチインを繰り返して録り終えて、
シンバルロールをダビングしている時に気がついた。

梁棟(Liang Dong)がドラムブースの中でらんらんと目を輝かして見ているのである。

「お前・・・ずーっとここにいたの?・・・」
「は?・・・見させて頂いてましたが・・・」
「んで?・・・勉強になった?・・・」
「はい!とっても勉強になりました!」

「お前!音楽が聞こえなくてドラムの音だけ聞いてて何が勉強になるの!!
ここでずーっといてどんな曲なのかもわかんないだろ!!
俺が音楽に対して何を苦労してどう乗り越えたかがドラムだけ聞いてたんじゃ全然わかんないだろ!!」

朝まで説教である。
全くもって若手を育てるのは難しい。
今日からリハーサルが始まる。

若手だらけである。
先が思いやられる・・・・

Posted by ファンキー末吉 at:10:52 | 固定リンク

2009年3月30日

ラテンのドラム、Jazzのドラムとは・・・

3月28日SOMEDAYのラテンJazzのビッグバンドに呼ばれて叩いてきた。

前回の時はパーカッションの伊達弦以外は全員初対面だったのでかなり面喰ったが、
今回は半数が顔見知りなので気が楽である。

このバンドは鬼瓦みたいな顔したSOMEDAYのマスターがバンマスで、
何故か毎回毎回メンバーが変わるので大変である。

もともと、「末吉くん、やってみるか?」で始まったのであるが、
人のプレイにいろいろケチをつける厳しいバンマスなのが何より大変。
でももともと私はこうしてJazzドラマーとして育ててもらったんだから、
これが実は何よりありがたいことなのである。

前回は「バスドラとパーカッションがぶつかる」と文句を言われ、
挙句の果てには「バスドラを踏むな」と指示が来る。

まあJazzの人もラテンの人もバスドラはオカズに入れるぐらいで、
基本的にはリズムパターンに必ず入れるものでもない。
ジャンルが変われば叩き方は180度変わるのである。

ラテンもオルケスタ・デラルスの連中とのセッションでいろいろ勉強させてもらったので、
今回は北京からティンバレスを持って帰って来た。
嫁の荷物なんかも頼まれて持って帰ったので超過料金2万円・・・・。
勉強代もいろいろかかって大変である。

ローディーの関山くんと早めにSOMEDAYに入って、
あーでもないこーでもないといろいろセッティング。
前回の感じでは必ずしもラテンの曲ばかりではないし、
必ずしもJazzの曲ばかりでもない。
ソロになればタムも叩かねばならんし、
ティンパレスを中心にラテンセットを組むはずだったのが、
こんなに大所帯のマルチセットになってしまった。

LatinDrumSet.JPG

叩いてみてこれが非常にフィットして気持ちよかった。
ラテンの曲は身体をちょっと右向きにしてカウベルを中心に叩き、
Swingの曲は正面に向けてSOMEDAYのJazzセットを中心に叩き、
ソロになるとちょっと左に向けてロートタムを中心に叩く。

ただラテンのティンバレス奏者のように、
ラテンになるとバスドラを抜いて
完全に手だけで叩いてリズムを叩こうと思ったが無理だった。
1小節ぐらいでもたなくなってしまいつい足を入れてしまう。

ワシはパーカッション奏者なのではなくドラマーなのだと実感。

おかげでリズムパターンが変わる瞬間の数小節はリズムが定まらない状態が続いたが、
マスターの評判は上々だった。

「末吉くん、なかなかよかったで。
普通ロックの人がJazz叩いたらな、レガートだけで全部ぶち壊しや。
でもな、今日はある程度形になってたで。
ある種の匂いがある。
末吉くん、Jazz好きやろ。
この匂いが出せたら基本的にはOKや。
頑張りや!」

鬼瓦のようなマスターに褒められたのは久しぶりである。
残念ながら5月のこのセッションはXYZとぶつかって参加出来ないが、
次のセッションではまた精進したいと思う。

Posted by ファンキー末吉 at:10:54 | 固定リンク

レコーディングの日々

日本に帰ってファンキーStudio八王子ではいろんなレコーディングが行なわれた。

まず小林エミさんのレコーディング。
今回は東京に来る度にレコーディングしてアルバムを作ろうではないかという企画である。

まずはパソコンで作ったDEMOに仮歌を歌ってもらってKeyやTempoを決める。決まった頃、関西から重鎮ギタリスト西野やすしさんもやって来た。
空手の師範代も務めるという変わり種である。

エミさんの昔のレパートリーのリアレンジバージョンのガイドギターを録音し、この日は終わり。
もう1曲録音する予定だったが、
翌日ベーシストと一緒に演奏して録るのがよかろうということで翌日に持ち越しである。

ベーシストはバーベQ和佐田。
これがまた・・・太い・・・。
エミさんも・・・太い・・・。
ワシも・・・太い・・・。

うちのスタジオ・・・狭いのよ・・・。

現役の空手の師範代である西野さん以外はみんな・・・デブである・・・。
ドラムがブースを占領してしまうので、
狭いコンソールルームに身を寄せ合ってレコーディングし、
無事に3曲のガイドラインは仕上がった。

「空気が薄くて苦しい・・・」
と西野さんが逃げ出す場面も・・・


翌日はXYZの新曲レコーディング。
毎月新曲をリリースするというのは予想外に大変な作業である。

リハーサルで構成も決め、ギターとベースのガイドも録ってあるので、
それを聞きながらひとりでドラムをレコーディングする。

ひとりで録音すると往々にして終わらない。
「ちょっとヨレてるかな」
などと思いだしたら無尽蔵に録り直しが出来るのだから・・・。

やはり「今のちょっとヨレてた?」と聞いて、
「いや、別にヨレてませんでしたけど」
と答えてくれる人が必要なのである。

ちょっとツボに入って夜には2曲叩き終わった。
今度もなかなかいい作品が仕上がりそうである。


そして次の日は私がドラムではなく長谷川浩二くんのバンド「Steel Angel」がやって来た。
ファンキースタジオにXYZドラム以外がセットされるのは初めてのことである。

SteelAngelRecording.JPG

おうっ!!!Pearlの垂れ幕の前にTAMAのドラムがぁ!!!

「Steel Angel」はエンジニアも連れて来たので私は用なし。
嫁を連れて西寺実の追っかけしに名古屋まで車を飛ばす。

「Steel Angel」よ!素晴らしいアルバムを期待する!
5月のツアーでまた会おう!!

Posted by ファンキー末吉 at:09:59 | 固定リンク

2009年3月18日

汪峰のレコーディング

久し振りの北京でのレコーディング仕事。
オリンピックもあり、金融危機の煽りもありで、
音楽業界はしばし沈黙状態であったが、
ここに来てまたぼちぼち活動が活発化し始めたようである。

汪峰と言えば中国を代表するロック歌手であるが、
バンド出身というのもあり、自分の音楽は自分で全てプロデュースする。
ドラム録音でこれほど意見を言う歌手は二井原実か彼ぐらいであろう。

もちろんブッキングも彼自身が自分でやる。
日本にまで電話かけて来て
「いつ帰るんだ?!それじゃあ間に合わない」
とすったもんだあったが、
結局ワシが帰るまで待っててくれたんだな、と思ったら、

なんと既に録音してあるドラムをボツにして録り直すのであった!!

それほどまでしてワシのドラムが欲しいのか!
それほど他のドラムでは満足出来ないのか!

ドラマーにとっては嬉しいことこの上ないことである。

WangFengRecording.JPG

写真右は彼んとこの若いアレンジャーなのじゃが、
これがよくある話でなかなか要求が難しい。
「ここでハイハットを裏で踏んでくれ」とか無理難題が来るのじゃが、
それは彼らの世代ではドラムマシンしか知らないのでこうなるのである。
謹んで無茶な要望を実現してあげる。

パンチインを繰り返しながら最後まで録り終え、
「じゃあこれキープして最初っからもう一度叩いていい?」
これもいつものやり方である。

だいたいにしてドラムというのは、
このように頭を使って叩いても結果がよくないものである。
OKになったオカズももう身体が覚えてしまっているので、
ステージでのライブ演奏のように最初っから最後まで一気に叩く。

「ファンキー!!最高だよ!!」

汪峰がガラスの向こうで叫ぶ。
「本当はこう叩いて欲しいのに」と思ってるアレンジャーも、
プロデューサーが大満足しているのに文句は言えない。

2曲目は最初っから最後まで思い通りに叩く。
もう誰も文句を言わない。
あっと言う間にレコーディングが終わった。

「次はいつ北京にいるんだ?」
別れ際に彼が聞く。
これはすなわち「またドラムをお願いしたい」ということじゃが、
実はドラムはもう既に全部録音し終わっていることをワシは知っている。

既に録音が終わっているオケというのは、
そのドラムのヨレに合わせてリズムが微妙に揺れているので難しい。
自分のリズムで同じようにヨレながら叩いてやらねばならないからである。

中国広しと言えどこれが出来るのはワシぐらいであろう!(自慢)

それにしても汪峰の曲というのは悪く言えばどれも同じ、
よく言えばひとつのスタイルが確立している。
帰り際にはサビのメロディーが頭に残って離れないということはキャッチーであるということでもある。
人のことは言えないが
「よく同じリズムで同じコード進行で曲が作れるよなあ」
ってなもんである。

このアルバムもまた大ヒットするのであろう。
また中国のロックの名盤に参加してしまったという実感である。

Posted by ファンキー末吉 at:11:00 | 固定リンク

2009年3月16日

北京で仕事がてんこもり

XYZのライブが終わってすぐ北京に帰って来た。
いろんな人が待ちわびていて電話が鳴りっぱなしである。

今日から毎日BeiBeiの全国ツアーに向けてのリハーサル、
加えて明日はロック歌手汪峰のレコーディング。
その合間をぬってパールドラムの全中国ツアーの打ち合わせをせねばならない。

リハーサルはうちの院子で行われることになった。
BeiBei達が住む市内からはちと遠いが、
スタジオ代が要らないということと、ワシに気を使ってのこともあるとは思う。

何せこのBeiBeiと来たらとかく時間を守らない。
デビューアルバムのレコーディングリハでワシは切れたことがある。

「お前、助けてやってるワシが時間通りに来て、
助けてもらってるお前が遅刻するとは何事ぞ!!」

デブのキーボードのZhangZhangっつうのもまた時間を守らない。
ある時ふたりがとある友人と飲み屋で待ち合わせして、
夜の7時という約束なのにその友人ひとりしかいない。
10時頃ZhangZhangが遅れてやって来て、
ふたりで飲んでたら夜中の2時頃やっとBeiBeiがやって来たという逸話もある。

自分ちでやるなら誰が遅れようが来るまで自分の仕事が出来るので時間が無駄にならない。
遅れること1時間以上たってやっとリハーサルが始まった。

BeiBeiRhearsal.JPG
(今回はうちのリハーサル室ではなく、隣の布衣のリハーサル室を借りた)

6時からパールドラムの全中国ツアーの打ち合わせが入っている。
そこにBeiBeiを連れて行って紹介し、
彼がブッキングしようとしている彼らの全国ツアーと、
パールのクリニックツアーとを連携させたいのじゃ。

何せふたつとも
「じゃあ週末はツアーね」
とブッキングが乱暴なので絶対にスケジュールががっちんこするばかりか、
ヘタしたらどちらもワシのスケジュールを見ずにブッキングしたりするから大変である。

クリニックはだいたい昼間行われるので、
昼間クリニックをやった土地で夜BeiBeiのライブが出来れば言うことない。

しかし1時間以上遅れてリハをやってるんだから時間通り5時に終わるわけがない。
「5時半に黒タク(中国では白タクをこう言う)を呼んでるから一緒に行こう」
まあ5時半なら順調なら間に合う時間なので5時半まできっちりリハをする。

そしたら今度はその黒タクが待てど暮らせど来やしない。
打ち合わせの時間を遅らせようとするが今日はもう時間がないと言われる。

明日はリハをやめて打ち合わせとレコーディングである。

万事がこんな調子でBeiBeiとパール、ふたつの全国ツアーがブッキング出来るのか?!
ワシは毎週末過酷な移動で泣かねばならないのではないか?!

ここ中国では蓋を開けてみなければ何もわからない。

Posted by ファンキー末吉 at:18:59 | 固定リンク

2009年3月11日

Wing江蘇省ツアー

大陸のツアーはまことにめんどくさい。
アメリカのようにこの広い大地を器材と一緒にツアーバスかなんかでじゅんぐりに廻って行ければ言うことないのだが、
何せコンサートをやる体育館とか公共施設は「国」の持ち物なんだから始末が悪い。
何月何日に決まっていたはずのコンサートが1か月前に「国」の催し物が入ったとかで日程が変更になることもしょっちゅうである。

だからツアーと言えば現地に飛行機で行って帰り、
また次の土地に行って帰り、
全てがこのように単発のツアーの連続となる。

当然自分のドラムセットなんぞ使えるわけもなく、
ワシのようにドラムはパール、シンバルはセイビアンのモニターにとっては、
現地に行かねばどんなセットかわからない状況はまことに頭が痛い。

主催者にやいのやいのと要望を出すのだが、たいがいの場合は
「没問題(メイウェンティー:No problemの意)」
で終わってしまう。
ところが現地に着いたら往々にしてそのようにはなっておらず、
「没辧法(メイバンファ:There is no choiceの意)」
で全てが終わってしまうのだからたまらない。

その昔、北京に初めてやって来たWyn Davisというアメリカのエンジニア
ChoiceがないんだからそりゃProblemもないじゃろ
という名言を残したが、
今となっては少しはChoiceがあるのだから中国も進歩した。
北京には3つ器材会社があり、
こんな土田舎にもちゃんと北京から器材が要望通り届くようになったのである。

WingJiangSuDrumset.JPG
(パール最高級のマスターシリーズ。言うことなし!)

当然の如くワシはその3つとも付き合いがあるので、
ワシがドラムを叩くというとどんなドラムとシンバルが必要なのか彼らは全部わかっている。
聞けば彼らは上海にも器材を分けて置いてあり、
中国のあらゆる土地への配送に対応していると言う。

便利な時代になったもんじゃ・・・
と手放しでも喜んではいられない。
PAは現地調達なのでボロボロである。
スピーカーなんかロープで結えつけている。

WingJiangSuSpeaker.JPG
(おとろしや、おとろしや・・・)

マイクは平気でカラオケのマイクなんかが来ていたりするので、
さすがはWing、香港からちゃんと何本かマイクを持ち込んでいる。

PA卓はこの会場では何故か会場の中にあるのではなく舞台袖にある。
舞台監督も兼ねているWing、
「今回はボクが自分でエンジニアもやりながら歌わなあかんかも・・・」
と不安になってたので北京からエンジニアの吉田くんを呼び寄せた。
彼ももう北京生活が長いので少々のことでは驚かない。

ワシもたいがいのことでは驚かないが、
地元のゲストとして呼ばれたアイドル歌手の歌のヘタさには驚いた。

WingJiangSuPoster.JPG
(客席でファンが掲げるポスター)

吉田くん曰く、
「地方行ったらそりゃいろんな歌手がいますよ」
・・・苦労のほどが伺える・・・

お決まりの地ビールで乾杯して帰って来た。

WingJiangSuBeer.JPG
(隣街、上海で人気のサントリービール)

上海まで移動してリニアモーターカーで空港に行く途中電話がなった。
「Funkyサン、去年のVisionツアー、今年もやるあるよ。よろしか?」

今年もいろんなところの地ビールと暮らす毎日になりそうである。

Posted by ファンキー末吉 at:08:17 | 固定リンク

2009年3月 3日

James Tingという男

「友達がいる街は楽しい街」と言うが、
香港にはWingの他にも楽しい仲間が多い。

中でも毎回必ず連絡を入れて食事でもしたい友人が彼である。

JamesTing.jpg

もともとは日本人である彼の奥さんから「彼氏」として紹介されたのであるが、
その後「Cookies」という「香港製モーニング娘」を大ヒットさせ、
続いて「SHINE」という「香港製Kinki Kids」を大ヒットさせた名うてのプロデューサーとなる。

彼の作品には必ずワシと和佐田のリズムセクションが参加しているので、
ある時期などはヒットチャートで生ドラムが入っている曲は全てこのリズムセクションであった。

想像に難くなく、大の日本通である。
一度日本でミーさんと一緒に食事に誘った時など、
「ピンクレディーのミーさんだ!!僕レコード持ってます」
と大はしゃぎ。
こんな香港人も珍しい。

出会った頃はワシは北京語で話し、彼は英語で答えるという奇妙な会話をしていたが、
今では日本語も流暢に話すので、
めんどくさいのでワシも全部日本語で通す。

「ワタシの日本語、ダイジョウブ?」
と彼は聞くが、いやいやこれがなかなか大したもんで、
昨日なんか彼が使った日本語の面白さがツボに入って、
リハーサルの間ずーっと思い出し笑いをしていた。

まあこの話はちょっと下品な話なのであるが、
別にワシらは会えばこんな話ばかりをしているわけではない。
「香港の音楽業界はどうだい?
日本はこうだよ、北京はこうだよ」
などと情報交換をしているのだが、
この日は彼が
「香港のアイドルはもう全滅ネ」
と言いだしたことからこの話が始まった。

エジソン・チャンというカナダ出身の男性アイドルがいる。
「売れてるアイドルみんな食っちゃったヨ」
と言うのだが、
この「食っちゃった」という表現ががまずツボに入ってしまう。

まあ「ヤっちゃった」というのが正しい日本語なのかどうかはわからんが、
変なところでいやに的確な日本語が出るのがひじょうに面白い。

そしてこの話の内容がもっと面白い。
彼はその女性アイドルの淫らな姿を写真に収め、
それが入ったノートブックパソコンが壊れ、
それを修理に出したことからその写真が流失してしまったと言うのだ。

「もうスッポンポンよ!」
・・・ってあーた!そんな日本語どこで・・・

「アワビも丸見えよ!」
・・・ってあーた!よりによってアワビってあーた!!

ワシはツボに入ってもう笑いこけるしかない。
彼は深刻な顔して続ける。

「日本でこうなったらどーする?!
松田聖子と、中森明菜と、柏原よしえと、
みんなアワビ丸見え!!
これもう日本のアイドル全滅ネ!!」

・・・ってあーた!例えが古すぎ!!
ワシはその後リハでドラムを叩きながら「アワビ」でずーっと思い出し笑いをしていた。
目が覚めてもその思い出し笑いはまだ続く。
Jamesよ、ワシを何日も幸せにしてくれてありがとう。
今から日本に帰るからな。
今度は日本で飲もうな!

PS.
アワビの中にはマフィアとつながってるアイドルもいるわけで、
当然ながらマフィアは彼を殺そうとやっきになってると言う。
彼はカナダに帰って芸能界を引退した。
海鮮が絶品の香港であるが、
「アワビ食っちゃってアイドル全滅」とはこれいかに。

Posted by ファンキー末吉 at:09:26 | 固定リンク

2009年3月 1日

懐かしいなあ・・・クソちびりの街、香港・・・

昼飯ついでに街を散歩したら、
Wingが今回とってくれたホテルは尖沙咀(チムシャーチュイ)にあった。
まさにあの日クソをちびった街である。

悲しくも爆笑のその話

奇異な運命の人生だとは思っているが、
40過ぎて街中でウンコちびりながら疾走する経験なんかなかなか出来るものではない。

下痢便をまき散らしながら疾走した(とみられる)街角
HongKongKusochibiriStreet.jpg

クソまみれになったパンツをティッシュにくるんで捨てた(と思われる)ゴミ箱
HongKongKusochibiriGomibako.JPG

もの凄い悪臭のまま帰り着いた当時宿泊していたホテル
HongKongKusochibiriHotel.JPG

全てが懐かしい思い出である(涙)。

警備員に制止されながら飛びこんで踊り場でウンコしたビジネスビルは、
残念ながら見つけることは出来なかった。
ワシ・・・あまりに遠くまで走って行ったのか、
もしくはその後つぶれたのか・・・

トイレを求めて駆け抜けた(と思われる)公園
HongKongKusochibiriPark.JPG

の中には何と公衆トイレを発見!!

HongKongKusochibiriToilet.JPG

あの時はどうして目に入らなかったのか・・・
もしくはあの時にはなくって、
この悲惨な事件を目にした香港政府が新たに作ったのか・・・

いろんな思い出を胸に、今日はリハーサルスタジオまで歩いて行くのじゃ・・・

Posted by ファンキー末吉 at:14:40 | 固定リンク

Wing(葉世荣)という男

この男と知り合ってもう17年になる。
先日のLuanShuもそうじゃが、
海外の友達とこれほど長い間友達であり続けるというのはよっぽど縁があるのじゃろう。

今回はいきなり
「3月8日空いてるか?江蘇省でのコンサートでドラム叩いてよ」
と電話が来たことから始まった。

6日にSOMEDAYが入っているので、
とりあえずリハーサルで一度香港に往復して、
次は本番のために日本から飛び込みで江蘇省に入るしかない。
チケット代を負担するだけでも大きな出費じゃろうが、
「いつも移動で大変だろうから」と、
今回はホテルもふんぱつして日航ホテルをとってくれた。

バックバンドのギャラや、
その日本からの渡航費などは全部自腹じゃろうから、
彼は自分のギャラの中からワシのためにそれを自腹で払うことになる。

大変な出費である。

先日は突然電話があって、
「マレーシアから毎月ライブやってくれとオファーがあったんだ。
お前ドラム叩いてくれよ。
Wingバンドのドラムはファンキーだとレギュラー化したいんだ。
その方がプロモーション的にもいいしね」
と言ってたので、それを受けて嫁に自慢した。

「パパも大したもんやな。
彼も中華圏では知らない人はいないスタードラマーやからな、
並大抵のドラマーでは満足出来んのやろうな」

ところが意外にも嫁の反応は冷ややか。

「違うよ。Wingは単にパパのこと大好きなだけよ。
ドラムは関係ないと思う」

何でやねん!!

歴代嫁は男性であるのに彼に嫉妬心を燃やし、
彼は彼でインタビューで
「ファンキーのこと好きなんでしょ」
と言われて顔を赤らめたと聞く。

いや!断じて彼はホモではない!!
しかしワシのことを大好きだというのは当たっているかもと思う・・・

「いい時も悪い時も」と言うが、
彼が人生でどん底の時にはいつもそばにいたからなあ・・・
いい時にもきっとそばにいて欲しいのじゃろう、うん、うん。

夜の10時からリハだというのに
「7時から飯食おう」
というのもちょっと早すぎではあるが、
久し振りなので一緒にゆっくり飯でも食いたいのじゃろう。

彼は歌を歌うし、ワシはドラムを叩くので今日はお茶で乾杯!

WithWing.JPG

それにしてもこのふたり、年齢が4歳しか違わないというのは・・・

Posted by ファンキー末吉 at:11:29 | 固定リンク