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2022年2月 3日

Roland電子ドラム使用レポート2(複合セット)

前回の続き・・・)

コロナのためお借りしている電子ドラムを引き取りに来れないということでずーっとお借りしている(笑)

私が詰めているドラムスクールには、現在私しか叩いていない校長の生ドラムと、ステージにどどんと置かれた電子ドラムセット・・・

私の使い方と言えば、ドラムの練習は生ドラムでやって、基礎練習は電子ドラム!!
100万円以上する高級機種が練習台に(笑)

いやこのメッシュパッド(?)っつうのの叩き心地が普通のドラム練習台より気持ちいいのよねぇ〜
まあ生ドラムから比べたら全く同じではないけど、生ドラムではリズムは叩いても、基礎練習する気にはならんなぁ〜・・・ウルサイし(笑)

しかし、私とてこのような高級機種をただの練習台として埋もれさせておくつもりはない(キッパリ)!!

考えるに、電子ドラムはこれほど高性能になったとしても、やはり生ドラムではない!!
言うならば、アコースティックギタリストが、まあエレキも弾くけどやっぱアコギやな〜というのと同じである。

いや、でも世界では今では逆の現象も見られている・・・

例えばRoland社が世界に誇る電子ピアノ!!
調律は要らないしマイキングも要らない、シンセと違ってタッチも限りなくアコースティックピアノに近い!!

今ではもうステージにアコピがあるという状況の方が珍しく、クラシックや一部のアコースティックJazzを除いては、もう完璧にアコピに取って変わっているのが現状である。

ドラムの世界もいつかそうなるんやろか〜・・・

現状では多くのピアニスト達も、調律の問題やマイキング、ステージでのモニターはPAでの最終的な音作りの難しさを考えると、やはり電子ピアノの方が結果よいということでそちらを選ぶ傾向にある。

しかし、そういうピアニスト達も、家に生ピアノがあったら電子ピアノ弾かんでそっち弾くやろ〜(笑)

ただし、音楽が多様化している昨今、生ピアノだけで表現出来ない音楽もある。
ロックやポップスやJazzでもフュージョンチックな音楽には、今ではシンセサイザーのサウンドが不可欠であったりする・・・

そうすると、生ピアノの上や横にちょこんとシンセを置いたり、私にとってのエレドラはそんな感じの使い方かな・・・と思い立ち・・・組んでみた・・・

リハで使ってみる・・・

・・・ってこれが大変!!まず音色を選ばないかん(>_<)

これがこのTD50Xの音色ってむっちゃ多いのよね〜(涙)
ライブの録音を聞きながら、「この曲ならこの音色かなぁ〜」とか考えながら割り当ててゆく・・・

不累:68 Ana Hybrid
等不急:49 Back Street
啤酒:48 Sharp Popper
1,羊肉面:同
2,怎么办:43 Euro Studio
出发:41 Rock Maple
在你身旁:13 Loud Rock
5,莲花:不用
6,好风:04 Modern Jazz
7,荒野:12 Jazz Gig
8,就在那:17 Organic DnB
9,绿韭菜:同
我爱你:24 Jazz Machine
酒:68 Ana Hybrid
秋天:53 Forged Wood
罗马表:20 COmpreSS
丢:62 Space Disco
三峰:66 Plugs&Layers

ちなみに左側にあるのはプログラムの番号、これもRoland社のSPD-ONEという、叩いたらステレオでプログラムが出て、更にクリックがステレオで出るというスグレモノ!!

ツアー中にPAエンジニアとミーティングを重ね、最終的には彼がいじりやすいように、クリックチャンネルの右側もソロ楽器等を入れて、私はクリックの左側だけを聞くようにしている・・・

・・・てか、曲終わって電子ドラムのプログラムも変えて、同期のプログラムも変えてからカウント出してって大変やなぁ〜・・・・と思ってたら、予想通り初日にはプログラム番号を間違えたりしとるし〜(涙)

(混合セット初日のレポートはこちら〜)

いやね、複合セットはとにかく見栄えが壮観なのよ〜(笑)

左足がいつも迷う(笑)

布衣のようなアンダーグラウンドバンド(それでも食っていけるのだから中国は凄い!!)では、毎回自分のドラムセットを持って行くというわけにもいかず(っつうかこの広い中国では無理(>_<))、生ドラム部分は毎回その小屋のドラムを使わせてもらうので、当然ながら左右の色が違うようになるわけだが、なんか高校生の頃寄せ集めでツーバスセットを組んでた時(当時はツインペダルというものはまだ発明されてなかった)を思い出して懐かし〜(笑)

中国では(って日本でもそうか?)いわゆる多点セットってのは流行ってないらしく、見に来た人はこのルックスだけで度肝を抜かれる〜・・・

ワシらの時代はツインペダルもなかったからバスドラふたつ並べるだけで「スゲー!!」ってなもんで、タムなんかたくさん並べた日にゃ「なんて凄いドラマーなんだ!!」ってなもんやったけどなぁ・・・・(笑)


まあ初日なので色々問題は噴出するだろうなとは思ってたが・・・

一番大きなのは「モニター」の問題!!
表の音はPAエンジニアに任せるとしても、演奏してる人間が、電子ドラムと生ドラムを行き来する時に音量が同じじゃないとキモチワルイ(>_<)

またモニターというのは演者の前にあり、ドラムセットは後にある。
ある時は後ろから聞こえて、ある時は前から聞こえるというのもちとキモチワルイ(>_<)

また、私の生ドラムの音はデカいらしく、この数百人ぐらいの小屋なら、モニターからなんか返さなくてもステージ上どこにいても生音で聞こえて来るが、エレドラはモニターの前から離れると聞こえて来なくなる・・・

そこで解決策として、次からエレドラ用のアンプも用意してもらって、それをドラムんとこから爆音で発音させればどうかということになる。

結論から言うと、ひとつではやっぱ足りんかった!(◎_◎;)
どんだけ大きいねんワシの生音(>_<)

・・・というわけで2つ持って来てもらおうともなったのだが、それより先にメンバーの方がこの状況に慣れてしまった(笑)


問題は他にも色々と噴出した・・・

まず基本的な使い方として、メタル系のヘビーな音色は、生ドラムよりエレドラの方が迫力あるかなと思っていたのだが、実はそれが逆で、盛り上がる時に生ドラからエレドラになると逆に盛り下がるという・・・

原因には大きく分けて二つあるのだが、まず生ドラムの迫力がエレドラより凄いということ(ワシだけか?笑)。

ボリュームを上げれば誰が弾いても大きな音になるのとは違って、力の限り叩いて相手に届かせようとする(ワシだけか?笑)生ドラムの音の方がはるかに「説得力」があるのだ。

「表現力」という点でもそうである。

MIDIで言うと、ベロシティー(強さ)というのはたかだか127段階しかないのだ。
しかもその全てにそれぞれ127種類の音色を割り当てているわけではない。

それに反して生ドラムは無限にあるのだ・・・

このブログでも書いたが、私はスネアの音色だけでも大きく分けて4種類、それを大きく振り下ろすのと小さく振り下ろして力を入れるのも加えると8種類、そしてそのベロシティーは無限に細分化されていることを考えると、「表現力」という点においてはエレドラが生ドラムに勝るわけはない。

要は「使い方を誤った」のである。

誰がアコギや生ピアノの泣かせる独奏をエレキやシンセでやりますか?
「楽器」にはそれぞれの「持ち味」があるのだから、そこを「奏者」が上手く「持ち替え」なければならんということであった(>_<)

この教訓から、「派手な曲は基本生ドラ!!」ということで方針は決まり、その代わり、ちょいと何もせずに遊んでいる左足でサビとかにエレドラのバスドラも一緒に踏んでやるとか・・・(これなかなか良い)
手は足りないのでスネアとかを足すのはこの曲では出来んが、他の曲ならこのような考え方で全く別の「アディショナルな使い方」は出来そうだ・・・

それより何より、逆にレコーディングではループやループっぽい叩き方をしている部分をエレドラで叩くと、これがなかなか良い!!

ループでもないし、かと言って生ドラムでもないといった「エレドラ独特の良さ」を表現出来る・・・

こうなると「音色選び」が何よりも重要になって来るのだが、ちなみに私はクリックを聞くイヤホンと一緒にエレドラもイヤホンで聞いているのだが、実際にPAスピーカーから出てる音が楽曲に対してよかったのかどうかは、唯一下で聞いているPAエンジニアにしかわからない。

「あ、あの曲のエレドラがとても良かったよ」
と終わった後の打ち上げ(この年になっても年間100本のツアーで必ず打ち上げをする笑)でエンジニアが言ってたので、
「どの曲?どの曲?」
と聞いたが・・・・「忘れた」と(>_<)

まあ最終的に音色を決めるのにはまだまだ長い長い時間が必要です。
それに70音色もあるのだ、まだ全部理解出来てない(涙)


さてそれより他に、ライブで使うならではの問題が噴出して来た・・・

エンジニアがこう言う・・・
「エレドラの音をもっと出そうと思ってもねぇ〜そしたら他の音がマスキングされちゃったりさぁ〜生ドラだと全部それぞれをEQして上手く調整してんだけどねぇ・・・」

これはタムのチューニングのやり方とかを聞かれた時にいつも言うことなんだけれども、
「レコードで聞いてるタムの音は生のタムの音ではない」
ということである。

中音域にはギターやボーカルなどのメイン楽器が密集していて、それにマスキング、もしくはそれを際立たせる為にタムのその辺の周波数をカットする。
結果聞こえて来るのはアタックとボーンという「鳴り」の部分だけで、生のタムでそんな音を作ろうとするからヘッドをベコベコに緩めて全く鳴らないチューニングにしてしまう・・・

みたいな現象がPA席では逆のこととして起こってるわけである。

生ドラムの音はもうサウンドチェックでそれなりのEQをかけて作り上げているのだが、どの曲でどんな音色が出て来るやらわからんエレドラを目一杯上げることは出来んということだ・・・

解決策としては、全音色それぞれをPAの意見を聞いて内部で全部EQするのはあまりにも現実的ではない。
というわけで、とりあえずとしては「パラで出す!!」ということである。

現状の2ミックスだけでは、ざっくり中音域をカットするとスネアの音色にも影響するし、パラで出しとけば、まあ音色は曲によって変わるにしろ、全体的にミックスするための必要な周波数帯域をあらかじめ空けておくことが出来る・・・

というわけでそうなると今度は結線が大変!!
これから更に「バスドラ」「スネア」「ハイハット」の単独回線が増えるということである(笑)

出力先を変えるのはここ〜

ここでDirect1をバスドラ、Direct2をスネア、Direct3をハイハットにして、残りは全部マスターアウトにしとく。
まあエフェクトとかもマスターに行くけど、それはまあ致し方あるまい・・・

布衣は全てのライブをマルチで録音しているので少々バランスが悪くても後で調整出来る・・・

というわけで色々あったけど、Roland海外支社の人が「こんな使い方してる人いない」と言うからには世界初の複合セットでのドラムソロ!!

いや、これRolandさんが運んでくれてセッティングまでしてくれるから出来るんであって、毎回コンサートでこれは無理!(>_<)


はい、そして次はRoland中国のお膝元、上海!!

実はこの日は車のトラブルで電子ドラムが時間通りに着かなかったのよね〜(>_<)
(詳しいレポートはこちら

せっかく用意してもらった「叩いたらプログラムチェンジ」パッドも結局使えんかった〜(>_<)

でも複合ドラムソロはいつもと同じ〜!!

さて次の蘇州では、ついにオープニングに「ひとりドラム」!!Vision Rocksの複合ドラムセット版です!!

今回の目玉は叩いたらプログラムをチェンジしてくれる便利なパッド!!
(スネアの向こうの小さな三日月型のやつ)

複合セットでは音源モジュールがちょっと手元から遠くになるのでこれあると助かる〜

ドラムソロは同じような感じ〜(笑)

(この日の詳しいライブレポートはこちら

終演後に電子ドラム嫌いな私をここに引きずり込んだ張本人のインタビュー!!

ここにはRolandの製作の方も来て下さって一緒に飲んだんだけど、興味深い色んな話を聞かせてもらった・・・

やっぱ一番苦労したのはハイハットなんですと!(◎_◎;)
そう言えばあれは複雑極まりないコントロールやろうなぁ・・・

じゃあ次に複合セット置けるステージは北京公演か?
その時にはじっくり彼の苦労を感じ取って叩かせて頂こう・・・・と思ってたらコロナで北京公演延期?!(◎_◎;)

・・・続く

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