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2021年7月 7日

最先端の中国ミュージックビジネス

まあ私とてたかだか、ロックバンドのドラマープロデューサーとして全中国をツアーで周り、馴染みのクライアントから来た中国歌手のアレンジやプロデュースをやり、映画音楽のヒット作もあるのでたまに映画やテレビドラマの音楽をやってる程度の人間なのだから、「中国音楽界の中心」でいるわけでもなく、「末端で仕事をさせて頂いてる」程度の人間である。

しかしわかる!!これは間違いなく中国では、いや世界でも類を見ない最先端の音楽ビジネスであろう・・・

日本は遅れている。
これは私は何度でも言いたい!!

アジアブームの時代、アジアの大スター達を演歌班に配属する・・・
テレサテンが日本発でアジアの大スターになったからそうするのだろうが、もう彼らは日本なんか憧れの国でもなんでもない。
ただただ1億人のマーケットであるだけである。

彼らは日本なんかすっ飛ばしてマジソンスクエアガーデンを中国人だけで満杯にするし、私もドラム叩いたりしたけど、ワールドツアーが組める日本人アーティストなんてそうそういないでしょ?!!

日本人が全くいない現場で中国語で仕事をしながら、「日本の音楽業界の人たちは一体何を考えているんだろう」と本当に心配になる。

日本のアサヤンみたいなオーディション番組が中国版にリメイクされて大人気になったりしたのも今は昔・・・

湖南電視台が製作した「超級女声」という番組は国民的ムーブメントを起こしたお化け番組になった・・・

その頃の話・・・MengMeng(モンモン)の物語

日本の業界人は、下に見ているアジアの国で自分たちのアイデアがコピーされて「嬉しい」とでも思っていたのか、はたまた、彼らがオリジナルである日本に頭を下げて教えを乞いに来るとでも思ってたのか、本当にバカである。

この辺は上記のブログを見て貰えばわかると思うが、これらのムーブメントは既に中国の特殊な社会システムに乗っかって独自の発展を遂げている。

断言しよう!!遅れているシステムを守って守って生きてる日本なんて小国は、彼らに取っては全く必要がない!!

昨日見学したこの学校の考え方は、おそらく中国だけでなく世界でも最新鋭のシステムではないかと私は思う・・・


その話をする前にひとりの人物を紹介したい。
沈永革、通称「小沈(シャオシェン)」と呼ばれていた、当時は日本の留学生、後に日本のレコード会社「ビクター」に就職して国際部で働くようになる・・・

そして今、彼を「小沈(シャオシェン)」と呼ぶ人間は中国にはいない。
強引なやり方で敵も多いので、恐れ慄いてる人も多いのではなかろうか・・・

でも今や中国の音楽界の重鎮となった彼は、私のような古い友人や、お世話になって色んなことを勉強させてもらったビクターの先輩などから「小沈(シャオシェン)」と呼ばれることを嬉しがってるように見える。

時を超えて、自分があの頃の「小沈(シャオシェン)」に戻って、しばしこの大国の厳しいミュージックビジネスの世界の膨大なストレスをバカ話で笑って忘れようとしているように感じる・・・

まあだからなのかどうなのか、私が彼と会うといつも「昔話」で花が咲く。
ほんまにアホな話ばかりである。

あの女とヤったとか、ヤらせてもらおうと家まで送りに行ってヤれなくて帰れなくて駅で寝たとか(笑)

久しぶりに一緒に温泉入ってバカ話!!

でも俺たちが毎日一緒に飲んで熱く語っていたのは、「中国を取る」!!・・・

私は日本から中国に渡って、彼は日本で勉強したことを持って中国に帰って、それぞれのやり方で「天下を取る」みたいな話である。

「三国志」や「項羽と劉邦」などの古典を引用してそんなことを本気で毎晩話してた。

そして昨日、この学校を見て、「こいつ、本当に天下を取るわ」と私は思った・・・

そのビジネスモデルを話す前に、その後の彼の経歴を話しておこう・・・

当時日本はアジアブームに沸いていて、例に漏れずビクターも中国の大物ロックアーティストと契約を交わした。
彼はその日中の間に立って、黒豹やアゲインなどのレコードを製作して、それこそ中国のロック界に大きな一石を投じた中心人物のひとりとなった。

その後「竹書」というプロダクションを設立して、陈琳や杨坤などのスターを世に送り出した。

酒場で一晩100元で歌ってたしゃがれ声のシンガーソングライターの杨坤は、その声が特殊だったが為に当時はどのプロダクションにも相手にしてもらえなかったが、この小沈(シャオシェン)と出会ったが故に瞬く間に一晩何万元の大スターとなった。

「実は10年経つけどあれからあんなに当たった歌手はずっといなかったんだよ」
と彼は言う。

「当たった」という日本の業界用語を使うが、まあ杨坤ぐらいの歌手こそが10年に一度出るか出ないかの大歌手となったわけだから、そんな歌手をぽんぽん量産出来る方がおかしいことである。

その後に彼が大スターを世に送り出すのは、私とそんなに会わなくなってた頃、彼が湖南電視台のプロダクション部門の社長をやってる時かな・・・

「名前言ってもFunkyさんは知らないと思うけど」・・・

そう、昔はロックバンドだって数える程しかいなかったけど、今は時代が違う。
それでもロック界だとイベントで一緒になったり「縁」があるけど、文字通り「住むところが違う」、アイドル系はそのバックでもやらない限り出会うチャンスは全くないのだ。

それに今の時代はテレビなど誰も見ない。みんなネットである。
携帯を開き(というのも古い表現か?笑)ネットで流行っている音楽を聞く。

私はその若者が覗いてるサイトすら知らないのだ・・・(>_<)

当然ながら一緒に学校見学に行った中国の若者ヤオヤオ君は目を丸くする程の大スターだが、私にはもう皆目わからない・・・

そんな私が大きく取り残されているような、この世界のど真ん中で彼は考えた。
「学校を作ろう!!」

日本人ならすぐに「沖縄アクターズスクール」のことを思い出すだろう。

あれも日本では一世を風靡した。
日本の音楽会の台風の目となったビジネスモデルであろう。

しかし中国では「教育」に対する実情がちょっと違う・・・

「ゆとり」が叫ばれてた日本の教育状況と違って、中国は驚く程の競争社会である。
私なんかは「さすが科挙の国」と思うのだが、今では小学生の頃から受験生のような塾三昧が当たり前である。

そんな中で若い頃の夢を実現させてあげたいと「専門学校」などに入れるという選択肢は親にはない。
やるとしても「学校行きながらやりなさい」と言うしかない社会がここにある。

だったら「学校」を作ろう!!

これが小沈(シャオシェン)の考え方である。
この学校はちゃんとした「高校」なのである。

卒業すればちゃんと「高校卒業」の資格がもらえる。
音楽の道を諦めてもちゃんと進学出来るのだから親御さんだって安心して子供をここに預けられる。

当然ながら午前中には普通の学校のような普通の授業がある。
堀越学園などの芸能高校を想像するだろうが、日本と違ってそこにも中国独特の競争社会があるとしたらその学生生活はとんでもないものであろう・・・

そこでも当然ながら競争があるのは当たり前として、午後はスターになるための過酷なレッスンと、この学校には劇場があり、そこでの発表会、そこに出れるのは成績優秀な4組のみ。
毎月行われるこの発表会にずっと出れない生徒は当然ながら落ちこぼれ、進級することは出来なくなる。

この過酷な競争を勝ち抜いた生徒だけが卒業でき、そのままこの学校(イコールプロダクション)と8年の契約を結び、デビューすることとなる。

つまりこの学校は、純粋培養で長い時間かけてスターを作り出して、それで商売する「プロダクション」なのだ。

ちなみに学費は無料!!
中国の学校は全寮制だったりするがそれも当然ながら無料!!
だけれども入るのは非常に難しい。

全国からオーディションを勝ち抜いて来たスター予備軍が、
最終試験で小沈(シャオシェン)自ら面接を行ない、「こいつはイケる」と彼が感じた人間だけが入学することが出来る。

しかし莫大な投資である。
彼と数人の投資家はそこに賭けた!!

彼らは知っている。その中からひとり「当たれば」そんな金ぐらい一発で回収出来るんだ、と・・・

彼もビジネスマンなのだから「リスク」は計算する。
「リスクがあるとしたら、それはここから一人もスターが出なかったということだよね」

そうなれば彼はもう自分の「眼」が衰えたということで業界を引退するだろう。
私が「ドラムが叩けなくなった」のと同じだ・・・と彼は言う。

しかし「絶対に大丈夫だ」と私が感じる事実がある。

ここからは中国ならではなのだが、その学生たちの「発表会」は既にネットで生放送されている、つまりそれ自体が「番組」になっている・・・
湖南電視台でお化け番組を作ってスターを世に何人も生み出して来た人間が、それと同じことをこの学校でやっているというわけだ。

人気のある生徒は既に80万人のフォロワーがいるらしい。

ちなみにフォロワーが50万人いればその人は1年働かなくてもその広告収入で食っていけるという世の中である・・・

中国のネット配信システムは日進月歩で、TwitterとFacebookを一緒にしたようなWeiBoなんかにはもう若者は見向きもしなくなったと言う・・・!(◎_◎;)
TikTukからビリビリ、そして今では快手というのが人気らしい。

ちなみに日本でもTikTukは人気らしいが、国際版と中国版は全く違う。
と言うより中国では国際版は全く使えず、私もカンボジアで作ったアカウントは中国ではVPNを使ったって一才開けない。

これは情報統制の中国のお国柄が投影されていて、反中国の書き込みなどをFacebookやTwitterで中国人が書き込んだとしても中国政府は外国なので手が出せないが、国内のSNSなら情報を開示して逮捕することが出来る。

そのような事情もあり、中国独自のSNSが発達してるという現状がこの国ではあるわけだが、日本にはそれがない。

沖縄アクターズスクールが堀越学園のような学校を作って、毎月発表会をやってネットで既にプチスターを作ったとしたって、それはたかだかYouTubeとか外国のシステムに乗っかるしかない。
(国内にもシステムがあるだろうが、外国のシステムにまだまだ負けている)

小沈(シャオシェン)が「次のイチオシはあなたの配信会社とタイアップしたいんですが」と、その配信会社のトップ(ここが朋友となる)と飲みながら話すこととかは簡単に出来るが、日本でYouTubeの社長とこれをやるのは無理な話である。

全てが遅れている・・・


来年やっと50人ぐらい卒業生が出るのか?
ジャニーズJr.と同じで、その中には既に何十万人もファンを持つプチスターがもう何人もいることだろう・・・

卒業生全員がデビューすると言うが、売れてる順にデビューさせればいいわけで、これってほんまリスクはないようにワシは感じるぞ・・・

こいつ・・・ほんまに天下取るかも知れんな・・・

歌のレッスン室

ダンスレッスン室

図書館

日本の音楽業界の皆さん、これ見てどう思う?・・・

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