
2016年9月29日
譜面のデジタル化
物忘れが激しいのは歳のせいではない!!(キッパリ)
小学生の時のあだ名は「忘れ物の帝王」!!
まあせっかちが災いして注意力散漫っつうかなんつうか、
譜面を書いては書いてはどこかに忘れてしまう(>_<)
渡辺英樹さんとやってたVoThMというバンドでは、
ツアーの度に書き込みした譜面が見つからない見つからないと大騒ぎし、
結局都合3回最初から書き込み直したもんな・・・(涙)
先日の推乐队The Pushのライブの時なんか、
そのコンサート会場に譜面を忘れて帰って紛失(>_<)
次のライブの時には最初っから全曲書き直さなければならない・・・(涙)
そこで考えた!!譜面をデジタル化してデータ保存しておこう!!
・・・というわけでゲットしたのがScanner Proというアプリ!!
譜面を書いては書いてはこれでスキャンしてデータ化していってた・・・
このソフトの優れたところは、
カメラを書類っぽいものにかざすだけで自動的に歪みや角度を変換してちゃんと画面からスキャンしたような切り取りをしてくれることである(驚)
ところが譜面というのはリハとかするとどんどん変更点や注意点などが出て「書き込み」をしてゆくものである・・・
仕方ないので譜面もリハに持って行って、
何か書き込みがあったら譜面の方に書き込みをしてそれをScanner Proでいちいちスキャンし直してたりした。
ところが先日よねまりゅうセッションのリハの時に、
サックスの人がpiaScoreというアプリを紹介してくれたのでさっそくゲット!!
なんとこのアプリは譜面にデジタル書き込みが出来るのだ!\(^o^)/
というわけでScanner ProのデータをpiaScoreに移行しては使っているのだが、
最初のうちはScanner Proと同じように幾つかの譜面がひとつのPDFファイルになったそのページ順を並べ替えてライブで使っていたのだが、
ふと見ると「セットリスト」という便利なものがあるではないか!!
というわけで譜面は全部1曲ごとに分けて保存し、それを読み込んでセットリストで曲順にする。
セットリストで開かれている譜面に書き込みをすると、
大元の譜面が書き込みによって変更されているので便利である(驚)
1曲ごとの譜面ファイルには表紙がついて、
その表紙は好きな画像に変更出来るのでその歌手の写真にでもしとけばファイルを探す時にわかりやすい・・・
(いろいろと小技が用意されてて楽しめる)
そしてありそでなかった特筆すべき機能は「メトロノーム」!!!(◎_◎;)
いやお恥ずかしい・・・「譜面」と言いながらこんな書きなぐりのメモだけでもワシにとってはとても大事な「譜面」なのじゃよ・・・
この懐かしい首振りメトロノームがちゃんと左右に振れながらテンポを出してくれる!(◎_◎;)
但し現状バージョンでは本当に首振りメトロノームをちゃんと平らなところに置かなかった時のようにちょっとリズムがヨレる・・・
何もそんなところまでシミュレーションしなくても(笑)と思うのだが、
まあメモリーの専有率によるバグであろう、
ワシとしては別に音は出さずに振れるのを見ながらカウントをそのテンポで出せればいいのでこのままでも良いが、まあ次のバージョンアップでは改善されるだろう・・・
しかも、このメトロノームのテンポは楽曲、つまりひとつの譜面ファイルに対して紐付けされていて、
セットリストによって譜面をめくる、つまり次の楽曲になるとちゃんと次のテンポになる!!!(◎_◎;)
これ、ありそでなかった便利な機能・・・
コンサートなどでテンポ出しのためにメトロノームアプリは色々使っていたが、
せいぜいテンポがメモリー出来ても数個までで、
例えばコンサート全部20数曲が全部メモリー出来るアプリなんか存在しないが、
このソフトだと譜面に紐付けされるので全曲大丈夫である!(◎_◎;)
テンポを見るだけのために使っても便利じゃ・・・
ただ、現状でひとつのセットリストでメトロノームを使うか使わないかのオンオフだけなので、打ち込みの曲でクリックを聞きながら叩く曲などメトロノームが必要ない曲でも表示される。
仕方ないのでそんな曲は一番遅いテンポにしといて、
ゆーっくり動くメトロノームを気にせずに眺めるようにしているが・・・(笑)
ところでこのブログを書くためにいろいろ調べてたら、
どうもこのソフトは大きな音楽会社などが開発したのではなくひとりの個人が開発したようで(天才かっ)、
おそらくこの開発者はクラシックのピアノ譜面とかを念頭に置いてソフトを開発したのだろう、こうして変なドラマーがそれと全く違う使い方をするので面食らっているところだと思う・・・
まずこのソフトは譜めくりが簡単になるようにいろいろ機能を開発しているが、
(最終的には首を振っただけでカメラでそれを感知して譜めくりが出来るらしい!(◎_◎;))
そもそもがバンド譜面なんかそもそもなるだけ1ページ譜面にまとめて書いて、
まあ長くてもせいぜい2ページまでにまとめるように書く。
ドラマーは1曲終わったらすぐにカウントを出さねばならなかったりするので、
そんな曲つなぎの場合は2つの譜面を並べてファイリングしておく。
当然ながらテンポ出しのメトロノームは複数用意しておいて、
すぐさま次のテンポでカウントを出せるようにしておくのだが、
それがこのソフトで全く必要なくなるは素晴らしい!!
1ページ譜面を数曲セットリストに取り込むと画面の左右に2曲が並び、
そうするとこのソフトのメトロノームは左のページの譜面のテンポに紐付けされるようなので、ワシの場合1ページ譜面の左側には白紙ページを挿入して2ページ譜面に変換している。
ドラマーの場合、譜面は左側に置くので、
画面の右側が白紙で左側が譜面の場合はより大きく首を捻らなければならないので都合が悪いのよ〜ん。
左側の白紙ページもただ白紙じゃもったいないので曲順のテキストを貼り付けてみたら、これがまた「曲順表」も貼り付けなくて良くなるので思わずむっちゃ便利\(^o^)/
今まで
1、紙の譜面をファイリングした冊子
2、複数のメトロノーム
3、それぞれの曲のテンポを記入した曲順表
という3つのモノが譜面台の上にところ狭しと並んでいたのがこのiPadProひとつで良くなったわけだ!(◎_◎;)・・・
しかも紙の譜面と違って野外イベントで風が吹いても飛ばない!(◎_◎;)
暗いステージでも譜面灯が必要ない!(◎_◎;)
もういいとこばっかじゃありませんか〜!!(感涙)
というわけで今後はもう手書きの譜面はやめようと、
次の現場からは新しい譜面も全部このソフトの書き込み機能で作成した。
しかしこのpiaScoreって譜面作成ソフトではないので、
なにぶん1ステージ全部が手書き譜面だとさすがに読み込みに時間がかかるようだ・・・
(こんな使い方してたらそのうちバグるな・・・笑)
デジタル譜面制作がだんだん楽しくなって来て、
さすがに「夏休みの宿題をやる前に鉛筆を削るところから始める」というワシは、
iPadで手書き譜面を書くためにこのアイテムを購入した!!
そう、アップルペンシルね!!
でも買ってみてから思った・・・
ワシって別に絵やイラストを描く人間でもないし、
譜面を書く以外には全く使わないのにこんなもんに1万円以上出すってどうよ・・・(>_<)
それよりも心配・・・こんな小さいもん・・・絶対失くすぞ、これ・・・
あ、そこで突然今気がついたこの事実!!
・・・そもそもがiPad失くしたら・・・っつうかiPad現場に持って行くの忘れただけでもうライブ出来んぞ!(◎_◎;)
・・・うーむ・・・これだけの金と労力をかけたがいきなり冒頭より便利になっとる気がせんなった・・・(>_<)