
2011年7月31日
中国の新幹線
巷で噂の中国の新幹線、
中国人に言わせても「安全性に問題がある」そうだが、
ワシにしてみれば飛ばない飛行機よりは確実に出発する陸路の方がよっぽどよい。
まあ前の日は結局もう一泊してしまったので
飛ばないかも知れない飛行機より朝一番の新幹線で帰るしかないのだ。
初めて行った上海紅橋鉄道駅、でか過ぎ・・・
そのわりには飲食店があまりないのでワシはもう腹ぺこである。
また列車は乗車直前にホームの入り口が開くので油断もへったくれもあったもんじゃない。
ホームへの入場口が開くや否や並ばない中国人の列に割り入ってホームへ行く。
おうっ!!これが巷で噂の危険な乗り物!!
まあ入り口で乗務員のお姉ちゃんが出迎えてくれるので何も危険な感じがしない・・・
例の事故を受けてチケットのキャンセルが相次いでガラガラだという噂だったが、
何のことはない普通に満席近い、まあ乗車率90%というところか・・・
発車していきなり速度は300kmを越える!!
そりゃそうだ!!
北京ー上海1400kmを越える距離を5時間ちょいで走り抜けるのだ!!
常に時速300kmは出してなければならない計算となる。
しかし不思議と揺れが全然ない。
腹が減ったので食堂車に行くが、揺れてよろけるということさえ全くないのだ。
思うに日本は山だらけで直線で線路を引くのが難しいが、
こっちは見渡す限りの大地だし、
土地買収は半ば国家命令なので簡単だし、
とにかくまっすぐに線路を引いてるから揺れないんじゃろうなあ・・・
食堂車!!
懐かしいのう・・・昔は東海道新幹線なんかにもあって、
ワシは結局席に帰らずにずーっとここで飲んでたこともあった。
しかし中国なので座ってても誰も注文を取りに来たりしない。
自分で奥のカウンターに行って注文して持って来なければならない。
しかもメニューもへったくれもない。
忙しそうにしている服務員に何があるかを聞いて、
しかも返事もしないその服務員にそれを注文して持って帰らねばならない。
まあメニューもへったくれもないのは、
食うモノは結局このパックの弁当ぐらいしかないのだ。
あと飲み物は冷蔵庫に並んでるもの。
メニューも要らんわのう・・・
まあまた並ばない中国人の列の一番前に陣取って、
100元札を片手に「食いもん出せ!!」と叫び続けるしかない。
世界第二の経済大国がまだこんなことしとるんかい!!
というわけでやっと飯をゲット!!
ビールも飲んだのでそのまま熟睡した。
いやー揺れんから寝心地はええぞ!!
値段も500元(6000円)というから安い!!
だいたい日本で言うと福岡から札幌まで6000円って安過ぎやしないか?!!
しかもそれを5時間ちょいで突っ走る(笑)
まあこれで工事が手抜きやったら事故も起こるわのう・・・(笑えない)