
2010年5月11日
特別感謝!!江川ほーじん先生!!
江川ほーじんという男は変わった男である。
どちらかというと変であるワシから変と言われてもどうかと思うが、
やっぱかなり「変」であろう。
爆風銃関係で連絡を密にせねばならないマーシーから、
「ねえねえ、ほーじんってさあ・・・」
と連絡が取れなくて泣きが入ることもある。
「ああ、あいつはなあ、時々携帯も持たずに旅に出たりするから・・・」
ただの連絡無精かと思ってたら、
そんなヤツがいきなり電話をかけて来たりする。
時間帯はまちまちであるが、
夜起きて朝寝るどころではなく、
夕方頃やっと寝付くような生活をしているというから、
午前中の電話は間違いなく「まだ起きている」状態である。
「あのなあ・・・知り合いのPA屋が潰れましてなあ・・・」
ほーじんの知り合いのPA屋が潰れようがどうしようが
ワシには何も関係ないはずだと思いながら「ふんふん」と言って聞く。
「スピーカーとかなあ、格安で手に入るんや!!
何やったらパワーアンプも一緒にゲット出来るでぇ!!」
つまり店の今のPAシステムでは大音量が出ないから、
自分が手配してやるから新しいシステムを入れろ、と・・・
そうまでして雑居ビルの一室でそんなに大音量を出したいのか、と・・・(涙)・・・
普段ものぐさなくせにこうなったら行動が速い!!
「今日は確かライブは落語やな、リハがないやろうから今日機材運ぶわ!!」
結局はその機材が届くのが遅れて自分のライブの日に搬入となるが、
こうなったら普段連絡無精のくせにひっきりなしにメールが届く。
「むっちゃええで!!パワーも十分!!余裕で音もクリアやで!!」
普段写メとかやってるわけではないやろうに、
こんな時に限ってちゃんと写メ付きである。
更にミキサーつないで各ワイアリングしたらもっと使いやすくなる、と・・・
だからミキサー買え、と・・・
まあワシとしてもタダでこんな機材入れてもろて、
自分は何もしないというのは心苦しいので
ミキサーぐらい買わせてもらうのはやぶさかではないが、
ただ近所で住んでいて月に一回ライブをやっているというだけで何が彼にここまでさせるのか・・・
ライブ当日、更に彼は木材を持ち込んで客の前で日曜大工をやっている。
昨日デブを店に送りに行ったら客席の隅に作りかけの得体の知れない物体が転がっていた。
「これ・・・何?・・・漫画居酒屋にするための本棚?」
ワシはバイトにそう尋ねるが詳細を知っている者はいない。
「さあ・・・ほーじんさんが何やら一生懸命作ってましたが・・・」
どうもこれをラックにしてこれにパワーアンプやらミキサーを収納するんだと・・・
そこまでやるか・・・
ヤツのこだわり症は昔からよく知っているが、
ここは別に江川ほーじんの店でも何でもない。
ただ月に一度出演して頂いているだけである。
でもまあ、月に一度であろうが、そこの音がちゃちかったら我慢出来ないんじゃろうなあ・・・
あと、彼はうちをホームグラウンドのように思ってくれてるのではあるまいか・・・
先日爆風銃のライブの時にマーシーが、
「次はもっと交通の便利な都内でライブをしよう」
と言うと、
「何言うてんねん!!ここでもやってから都内でもやんねん!!」
と間髪入れずに言っていた。
「結線やら何やらヒマみてちょくちょくやりに行きますわ」
ありがたい話である。
また騒音問題で苦情が来たら、不肖私が刑務所に入るつもりで頑張ります!!