
2009年1月 1日
謹賀新年
と言うわけで正月は高知の実家である。
おりしも大晦日の高知新聞では一面全部使ってのワシの記事が掲載された。
「あんた!新聞一面にでっこう出ちょったでぇ」
と親戚一同からは犯罪者扱いである。
まっこと犯罪でもせにゃあこんなに大きくは扱うてはくれんじゃろうと・・・
神戸からは嫁と子と嫁の母がやって来た。
千客万来でうちの母、大喜びである。
おせち料理は地元の有名ホテル「城西館」で注文した。
天皇が来た時にはここに泊まるという名家で、
実はうちの親戚筋にあたる。
当然ながら「末吉んくは城西館でおせちを注文した」と親戚筋に知れ渡ることとなる。
何故それほど大騒ぎになるかと言うと、
城西館のおせちと言うのはそれはそれは豪勢で、
庶民は一度は食べてみたいのじゃが、
値段もそれはそれはお高くて頼むことが出来ないと言うしろものなのじゃ。
大晦日に人が集まって来たので、
「ほしたらおせちは今から食べましょう」
と城西館に「すぐ持って来てや」と電話した母。
しかし持って来てくれてお金を払う段になると母がいない!!
「しゃーないなぁ・・・おいくらですか・・・」
と値段を聞いてワシの目が飛び出てしまった。
しぶしぶなけなしの金を払いつつテーブルに並べる。
これが噂の「城西館のおせちと皿鉢料理」である。
やけ食いにやけ酒で年を越した。
このおせちがなくなるまで飲み続ける所存である。