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X.Y.Z.→A オフィシャルサイト 爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump
今回新録された楽曲のみを
おまけComplete」
としてCD化しました。
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1999年12月11日

XYZのCDが軒並み品切れ

こんなMailを頂いた。

>友人からこんな話を聞きました。
>
>去年、レイジーの赤坂ブリッツでのコンサートに行きました。
>開演前にいきなり2階席がザワザワ言うので見たら、
>ソバージュ頭の男の人がみんなの注目を浴びながら席に座りました。
>「誰なの?」
>一緒に来た友達に聞くのですが、
>私たちの席からはどうもはっきりとわかりません。
>一生懸命目をこらして見るのですがわからず、
>社交的な友達は周りの人に聞いて情報を集めてくれました。
>「なんかどっかのプロレスラーだそうよ」
>プロレスに興味のない私はそこで一件落着しましたが、
>後で聞いたらその人こそ「二井原実」その人だったそうです。


さて、今日のお題
「X.Y.Z.のCD、ついに品切れ・・・」

----------------------------------------------------------------------

すんません。
ついに全国のCDショップで完全に品切れとなってしまいました。

もとはと言えば11月26日に出したシングルです。
このテのジャンルのシングルなんぞほんの名刺代わりの、
それこそごくファンの人のためだけに作るアイテムだと思って
それはそれはほんのスズメの涙程度しか作ってなかったのが悪かった。
このジャンルのファンは、
いわゆるお茶の間歌謡等のファンから比べるとほんのスズメの涙だが、
しかし、いざCDをプレスして流通させようとすると以外に多い上に、
またそのファンと言うものは他に類を見ないほどパワーが凄い!

通常レコード業界では
「品切れ起こすとは何事じゃ!」
と大問題にされる。
あるアーティストのCDを買おうとCDショップに行って、
目的のCDが品切れなら、
そのお金で別のアーティストのCDを買ってしまうからである。

ところがこのジャンルのファンは根性が違う!
ある店に行ってなければ次の店に行き、
そこでもなければ何件でもまわる。
それでもなければインターネットで情報を交換し、
またそれをファンが見るもんだから余計不安になり、
1週間後のアルバム発売までに回れるだけのショップを回って情報収集をしておく。

ショップに人にしてみたら、
TVでCMを打っとるわけでもなく、バラエティー番組のタイアップがあるわけでもなく。
そもそも「X.Y.Z.」だけではどこの新人バンドなんやらさっぱりわからん。
問い合わせようにも「X.Y.Z.レコード」たるもんが何なんやらさっぱりわからん。
わからんのに毎日のように入れ替わり立ち代わり問い合わせが殺到する。
やっとのことで「キングレコードのアイテムなんだ」とわかったら、
「あの火傷しそうに熱い客どもの再来襲に備えて数枚は入れとこう」
とそこで初めてそう思う。

ところが時すでに遅し。
注文とは発売日の1ヶ月前が〆切なのである。
厳密に言うとそれより後の注文は「バック」と呼ばれる。
まあ何が違うかと言うと、
大きな違いは私たちがキングレコードに対して商品を納める場所と、
伝票の書き方がちょっと違うだけなのだが、
売れ行き枚数を推量する術としてはこの1ヶ月間の空白と言うのが落とし穴となる。

バックと言うのは厳密に言うと、
発売後、毎日のように全国のCDショップから
「何枚仕入れます」と言うオーダーが来るその数のことである。
私たちで言うとシングル発売後、毎日のように
「今日は100枚、今日は数十枚」
などと数が報告されるが、
実質キングが私たちに注文した数はこう言うバックの数も計算して決めているので、
発送センターの倉庫からそれが日々それらのショップに発送され、
それを管理しているキングから
「ぼちぼち在庫が足りなくなるんでさらに何枚注文します」
と来るわけである。
しごく健康的である。

さて、そんな中でシングルの注文を小出しに受けながら
1週間後ついにアルバム発売日を迎えたわけだが、
その日にキングから慌てて電話がかかって来た。
「末吉さん、在庫が全然ないんです。すぐに1000枚送って下さい」
ちょうど今月から始まるツアーで売るために
1000枚以上の在庫は事務所にストックしてあったのですぐに送って事なきを得たが、
大体にして実際にショップから注文があった数に数割を上乗せして私たちに発注するそうで、
そうするとその数百枚(俺は1000枚近いと見ているが・・・)
の数がこの1週間のうちに動いたことになる。
(それ以前に動いたのならシングル発売でこれだけ騒ぎにならんじゃろう)
このファンのパワーたるやおそるべしである。

まあ在庫もあったし、めでたしめでたしとばかりゆっくり構えていたら、
今度は本当のバックの数字が出て来た。
それまでの数字はバックと言うよりは発売前に足らなくなった数なので、
いわゆるバックと言うのはこの数字のことを指すんだろうと思うが、
これが平気で1000枚ほど来てしまった。

ひえー・・・
当然キングはまた慌てて電話をかけて来る。
先日頼んだ在庫が初日でまたすぐなくなったのである。
「末吉さん、すぐに発送できる商品何枚あります?」
ここで全部商品を出したらライブで売る商品がなくなってしまう。
「プレスじゃプレス!すぐに発注せい!」
そうのこうのしているうちに、それでも毎日のように全国のCDショップからバックが来る。
バックとは基本的に毎日来るものなのである。
「これじゃあ間に合わん!ライブ用のやつ、とりあえずすぐキングに送れ!」
「そしたら明日の前橋ライブどうするんですか?」
「しゃあない。ドラム部屋行って取って来い!」
目黒の事務所と、武蔵小山のドラム倉庫との間で箱積みされた商品が飛び交う。
「12日のY2Kどうするんですか?」
「集客人数より多く売れるはずはない。その枚数残して全部キングに送れ!」
「ツアーどうするんですか?ツアーは・・・」
「さっき発注したやつ、工場からいつ発送出来るか聞いとけ!
ついでにさらに1000枚多めに追加発注せえ!」

生まれて初めて「CDのプレス」なるものをやったのだが、
その時に業者さんがいいアドバイスをくれていた。
「ファンキーさん、通常ジャケットと言うのはプレス数よりも多く刷っておくんです。
その方が単価が安くなるし、
何よりジャケットがすでにあると、プレスして製品にするのも早いんですよ」
いいこと言うねえ・・・
そうそう、そのおかげでこの緊急事態に対処出来ると言うわけだ。

「末吉さん、えらいこってす!」
「どした?」
「ジャケットも底をつきました」
ひえー・・・
ミスプリ問題とかもあり、慎重になっていたのでそんなに枚数を発注してなかったのである。

かくしてライブでの手売り分を残して全ての在庫がなくなった。
そんな中でも毎日のようにバックが来る。
何枚残っているのかキングの在庫数と、
それでも数枚まだ在庫があるショップ以外では、
この世にこのX.Y.Z.のCDはまったく存在しなくなってしまった。

そしてついにこんなMailが来た。

>Asian Typhoon まだ手に入りません。
>今日は店の人に「品切れでいつ入荷するかわからない」と言われました・・・

品切れとはつまり品が切れたことである。
キングの営業の方々が、お店の方にそう説明せざるを得ない現状となったわけである。
いつ入荷するかとは、すなわち私どもがいつ出荷するかと言うことである。
これがわからんと言う状況になったと言うことである。
・・・俺にもわからん・・・

迷惑かけてどうもすんません。


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