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2012年5月26日

日本超級VSOP2日目:寧夏省銀川ライブ

夕べはライブ終了してそのままホテルチェックインしたのが1時を回っていたのに、
朝5時起きという過酷なスケジュールで銀川に出発!!

どうして飛行機がこんなに早いかと言うと、
同様に「朝が早くてしんどいよ」という人が多いのでチケット代が安いのだ(笑)

文句も言わずに中国さいはての地まで来てくれた日本の一流ミュージシャン達!!

VSOP_YinChuan.JPG

・・・に混じってデブのキーボード張張(ジャンジャン)がいるのは、
昨日飛び入りでセッションしたそのあまりの超絶な皆様の演奏に感激して、
「僕も銀川一緒に行きます!!」
と自腹で当日チケットを正規料金で購入してやって来たのだ。

正規料金だったらもっと楽な便があるのに・・・(笑)

VSOP_ChaoHuiRou.JPG

着いてそのまま市内で「炒烩肉(ChaoHuiRou)」を食す!!

こればかりはここに来なければ北京でだって食うことが出来ない絶品である。
既に食事の度に昼からであろうと白酒がテーブルに並ぶ風習になっている(笑)

何せ納浩一、大高清美のお二方は昨日ろライブ前のラムしゃぶで、
白酒の小瓶を二人とも一本空けてから演奏しているのだ(驚)

ステージのMCでワシが
「このふたり、白酒小瓶一本空けてこの演奏してるんですよ」
と言うと客席がざわめき立っていた・・・

その後すぐに車に揺られて沙湖に連れてゆき、砂漠で遊ぶ!!

ほぼ徹夜でこんな辺境なところまで来て遊べる体力があるというのがミュージシャンの強さだと思います。

へとへとになってホテルのチェックイン。
会場はホテルの隣のライブバー。

VSOP_YinChuanLiveBar.JPG

ご大層に垂れ幕まで作ってくれたのはいいのだがセッティングが間に合わない。
北京から連れて来たアホなアシスタントが悲鳴を上げている。

だいたいライブの前にドラムクリニックを入れようというのが間違っているのだ!!
(入れたのはワシ自身なのだが・・・)

まあ羊肉好きの納さんに是非「世界で一番美味い羊肉」を食ってもらいたかったからね。
単発でライブやって北京からの移動費とギャラを捻出するためには仕方ないのだ・・・

というわけでワシがクリニックやってる間に「手づかみ羊肉」を堪能してもらう!!

VSOP_ShouZhuaYangRou.JPG

この街出身の老呉(LaoWu)に超高級日本料理屋の寿司を奢ってやった時、
トロを食って
「美味い!!まるで寧夏の羊肉のようだ!!」
と叫んだのが記憶に新しいが、
要は脂身と赤身のバランスの問題なのだ。

地元の人間が「この部分が一番美味しいよ」と選んでくれたやつは、
確かに歯ごたえとジューシーさが一体となってトロのような食感である。

大高さんも「羊肉は太らないのよ」とパクついている。
見ればまた傍らに寧夏の赤ワインがどどんと置かれている。

「赤ワインは太らないのよ」
とがんがんに飲む女王様に突っ込める勇気のある僕(しもべ)はいません!!!

かくしてライブは終了!!
これが盛り上がった・・・

昨日のライブはどちらかと言うと「音楽好き」が集まっている。
若いミュージシャンや、「超絶プレイ」を見たいと思って来ている客層である。

ところが北京と違って寧夏省は中国でも一二を争う「田舎」である。
客は手っ取り早く言うと「酔いどれ」。

しかしその酔いどれが大高さんや納さんの超絶ソロに惜しみない拍手を送る。

30分ステージが3回というライブだったが、
1ステージ目は張張(ジャンジャン)をゲストに迎え、
2ステージ目は地元ではもう有名ロッカーである老呉(LaoWu)をゲストに迎え、
最終ステージで三科かをりさんが出て来る頃にはもう客席は完全に出来上がってしまっている。

何せその歌声が聞こえた瞬間に拍手が起こるのだ。
有名歌手がヒット曲を歌うのとはわけが違うのだ。
田舎者の酔いどれ客が、本当にその歌声に感激し、
その超絶ソロに歓迎し、惜しみない拍手を送る。

音楽は高度になれば高度になるほど、大衆から遊離してゆく。

爆風がヒット曲を連発出来なくなった時に
周りは過去にヒット曲を数曲書いているワシにプレッシャーを与えた。

「だいたい末吉の曲は音楽性が高過ぎるんだよ」
とミーティングでダメ出しされたりもした。

「俺に○○みたいなクソみたいな音楽を書けと言うのか!!」
怒ってテーブルを叩くワシに中野はこう言って諭したことがある。

「音楽性が高い低いの問題じゃない。
○○の音楽が今売れてるということは、
○○の音楽に大衆を惹き付ける魅力があるということだ。
末吉もその辺だけは否定しちゃだめなんじゃないのか?」

しかし結局ワシはその世界に背を向けて今がある。

そんなミジメな思いをしてまで音楽をやらなくたってこうしてちゃんと理解してくれる人達は世界中どこにでもいるのだ!!

これでいいのだ!!中国辺境の地は楽しいのだ!!

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