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2010年3月26日

あえなく解決

日本人学校に行って来た。
初めて来たが、想像事情に厳重な警備である。

Nihonjingakkou.jpg

ここは治外法権。
一歩入れば中国ではなく言わば「日本」である。

だから脱北者が駆け込んで来たり、
いろいろ問題があるので警備を厳重にせざるを得ない。

入るのにパスポートの提示が必要と書かれているが、
あいにく持って来てなかったので運転免許証を見せて取り次ぎをお願いする。
アポを取ってなかったのでちょっと手間取ったが、
担当者が出て来るまでそんなに待たされなかった。

「すみません、脱北者の問題とかいろいろあって、
アポのない人をそう簡単に中に入れるわけにはいかないんです」
ということで門のところでお話をした。

「飛鳥ヒロキ君ですか? 昨日面接に来ましたねえ・・・」

聞けば話はこういうことである。
まず日本人学校のシステムはそれぞれの国によって事情が違うので様々であるが、
北京の日本語学校ではとりあえず先生の話をちゃんと理解するレベルの日本語が必須であり、
そのレベルに達しない生徒を入学させるわけにはいかない。

ところがこれが杓子定規な日本で話されると
「日本国籍を持つ子供に教育を受けさせないつもりか!!」
と噛み付かざるを得ないが、
さすがは中国で仕事をしている日本人はニュアンスがちょっと違う。

「ヒロキ君は今一生懸命日本語を勉強してますので、
昨日面接をした時にもレベルは上がってたのですが、
まだもう少しだなということをお母さんにも話させて頂きました」

「もうすぐ4月じゃないか?
入学には間に合わないじゃないか、どうするんだ?」
とワシとか母親とかは焦っているのじゃが、
この担当者の受け答えを聞いていると全然大丈夫だと感じた。

つまり、
「このまま日本語の勉強を続けて頂いて、
面接も定期的に続けて、
レベルに達したと判断した時に随時入学すればよい。」
ということである。
別に親の日本語レベルの問題ではない、本人のレベルである。

「1年経ってもレベルに達さなければ2年から入れてくれるのか?
もしくは小学校からいきなり浪人で1年からやり直すのか?」
という質問は愚問であった。
もともと
「子供なんてすぐに言葉覚えるんだからとりあえず入学させろ」
と怒鳴り込んで来たわけなんだから・・・

どんな不器用な子供でも数ヶ月あればまあ日本語を聞き取るぐらいにはなるじゃろう。
とりあえず聞き取れるレベルにくれば、
学校内には専門に日本語の先生もいてマンツーマンで教えてくれるシステムもあるらしい。

いろいろ雑談で聞いてみたら、
公立の日本人学校の場合は言葉が出来なくても受け入れるところはあるけれども、
北京の日本人学校は大使館直属ではあるもののあいにく私立であり、
過去このような受け入れによりいろんな問題が起こって来たことから、
一応規則としてはそのような規則になっていると言う。

まあ、「上に政策あれば下に対策あり」の国である。
「別にどうしても4月に入学しなくてもいいんじゃないの?」
ってな感じにこっちも思えて来る。

ワシは著作権料を別の人に払われるとブーブー文句言うが、
別に4月が7月になろうが文句を言う筋合いはないぞよ!!

門の前で記念撮影して帰路に着く。

NihonjingakkouKinensatsuei.jpg

ヒロキ君、頑張って日本語を勉強するのじゃ!!
恵美子ねえさんが7月に北京に引っ越して来るまでにはちゃんと日本語学校に通えるようになるんじゃぞ!!
お姉ちゃんが頑張ってお父さんの店を再建させてあんた達を立派に養ってゆくからな!!

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