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2011年5月19日

昔のJazz仲間セッション

MukashinoJazzNakama.JPG

写真にはメンバーでない人も映っているが、
いつもブルースJamをやってくれてる西村ヒロさんや、
岡崎トリオの岡崎はんや、
早い話いろんな人を呼び集めてセッションもやったのだ。

往々にしてワシがJazzをやったってこれがまたお客さんが来ない!!
中国では別にそうでもないのだが、
日本では「ロックをやる人」というイメージが強過ぎるのか・・・

「ほな楽器持って遊びに来んか」
とみんなを呼び集めたのじゃが、
これが全員ステージに上がると客席に客が2人しかいない(笑)

しかし店としてはそこそこ売り上げが上がるんだから恐ろしい!!
この人達、もらったチャージバックの数倍飲んで行くのだ(笑)
呼び集められた人達からはチャージこそ取らないが、
その人達もしこたま飲んでいくのだ(笑)

そしてみんな本当に楽しんでセッションをする。

Jazzの一番の魅力は初対面の人でも一緒にセッションすることが出来るところである。
ハープの西村ヒロさんはジャバや竹野くんとは初対面だが、
Jazzの世界は別にリハーサルも面識も要らない。
決められたフォームとコード進行があって、
それに沿って即興で演奏が組み立てられてゆく。

ギターやピアノと違って、
ドラムという職業はその楽器単体で音楽を奏でることは出来ない。
メロディーもなければコードもない。

必然的に「バンド」を組まねばならないのでこんな性格になってしまった。
(いや、こんな性格だからこの楽器を選んだのか)

ところがJazzを習得してしまえばスティックだけ持って乱入出来る。

「言うは易しするは難し」である。
これがまた習得するのに数年はかかるという代物。

爆風スランプという看板が大きくなり過ぎて、
どこに行っても芸能人としか見られないことにより、
アイデンティティーが崩壊し、悩んでいた頃、
SOMEDAYというJazzクラブのJamセッションに飛び込んで、
そこで出来たJazz仲間がジャバであり、岡崎はんであった。

彼らはワシにとって「戦友」であり、「師匠」であった。

その頃はえっちらほっちらでやっと叩いていた4beatも、
今では楽に叩くことが出来る。

ある時はプレイ中にマスターに、
「こらドラムぅ!!ピアノが聞こえんやないかボケ!!」
と怒鳴られ、そのままマスターはワシの首根っこを捕まえて、
「おい、こいつのドラムをどう思う? 正直に言え」
と客のひとりひとりのところに連れて行った。

まるでシゴキである(笑)

北京でもJazzクラブに乱入すると従業員が、
「頼みますよ」
という顔でワシを睨む。

音がウルサイのである・・・

そんなワシも修行の末、やっと音量をセーブして叩くことが出来るようになった。
ここまで来るのに30年かかっているわけだ!!(驚)

昔のようにジャバに睨まれることもなく、
ストレイトアヘッドなスウィングナンバーをセッション出来る。
それだけでワシは幸せなのじゃよ。

終わって飲みながらジャバがちらっとこう言った。
「こうやって昔の仲間が集まってまたJazzでもやろうかってんだから素敵なことだよ」

いや、ワシも本当にそう思う!!

ジャバやワシに限らず、金を稼いでいる音楽は必ずしもJazzではない。
人のバックをやったり別の音楽をやったり、
それはそれで素晴らしいことである。
音楽やって生活出来ていること自体が素晴らしい。

しかしJazzだってワシらの音楽の一部である。
金にならないからと言ってそれを捨ててしまう人生にはワシは疑問がある。

昔一流のジャズメンを連れてツアーに出たことがある。
高知の親戚のところで
「それでいくばくかの金になっとるのか?」
と聞かれたことがある。

首を横に振ったワシに親戚は言った。
「ほなそれは"遊び"やの」

「遊び」と対峙する日本語が「真剣」だったとしたら、
ワシほど真剣にJazzをやってた人間もいない!!
「命がけ」と言ってもいいだろう。

ワシはドラマーとして、いや「楽器奏者」として、
「これは出来るけどこれは出来ない」と言い訳するのがイヤなのである。

またこれがJazzという音楽は(ロックも一緒か?)
ひとりで練習してたからと言って必ずしも上手くはならない!!
必ず人と一緒にプレイをしなければ何の進歩もないのだ!!

だからワシはこのようなJazz仲間に出会えたことを誇りに思うし、
そんな仲間とまた思い出したように
「久しぶりにまたJazzでもやんない?」
というのがとても幸せに思うのだ。

またみんな集まってやりたいね。
夏ぐらいにまたブッキングします。

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全中国ドラムクリニックツアー2011年 河南省「焦作」
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