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2013年2月18日

愛のチャンピオン

北京に着いてずーっと寝ていた・・・
飲み過ぎやな、きっと・・・(笑)

朝起きたら中国のTwitter微博(WeiBo)でこんな動画が廻って来てた。

懐かしいなぁ・・・誰がこんな映像作ってたんやろ・・・


当時爆風スランプはサポートメンバーを入れずに4人で演奏出来る方法を模索していた。
ワシがピアノを弾いたりトリガーでシンセを鳴らしたり・・・

結局は「客にいらぬ緊張感を生む」ということで元のスタイルに戻ってゆくのだが、
個人的にはそのスタイルを突き進めて行ったとしたら
爆風スランプはある種の新しいテクニカルなジャンルを打ち立てることが出来たのではと思っている。


さてこの曲だが、黄家駒の追悼曲として作った記憶はある。

ライブアレンジの時に中野が「ここにドラムソロを入れろ」と言い出して、
「なんて突拍子もないことを言い出すんだ」
と思ったのを覚えている。

もともとワシが音楽的に高いことを言い出して、
中野が「それは客層にそぐわない」ということで修正することが多かった当初、
その真逆にこんなことを言い出したのが不思議だったのを覚えている。

当時Jazzに傾倒し出して久しかったし、
「どんなテンポのどんな曲想の曲にもドラムソロが入れられる」
と豪語してたので、負けず嫌いのワシは二つ返事でそのアイデアを採択したのだ。

ドラムソロはテンポに合わせて叩くソロとフリーのソロに大別されるが、
試行錯誤の末にこのソロはリズムのないフリーソロにした。

今にして思えばこの時に既に今のドラムスタイルが確立してしまっている。
要は「気持ち」なのである。


ツアー初日の千葉県文化会館でこれを初お披露目した時、
今はアミューズの社長になっている当時マネージャー部門トップのT氏が、
「スゲーよ!!末吉ぃ!!ホントにドラムが泣いているみたいだったよ」
と絶賛した。

それと同時に古くからのワシの友人は、
「末ちゃんひとりが別のところを見ている」
と複雑な表情をした。

結果・・・ワシだけが自分が見ているところに進んでいって今がある。
この曲を皮切りに爆風スランプと違う道をワシは歩み始めたのだ・・・


あれから20年・・・
黄家駒がワシらを置いて行ってからもう20年になる・・・

アジア圏での彼の地位と相反して、
日本でのマスコミの報道は寂しい限りであった。

そんなマスコミや日本が嫌いになって中国に逃げたり、
中国が嫌いになって日本に逃げたり・・・

いろんなことがあったがワシはまだ「そこ」にいる。


そう言えば昨日、WINGからメールが来てた。
「6月10日はヤツの誕生日なんだ。
あれから20年だよ、何かライブやんないか?」

残念ながら日本でスケジュールを入れてしまってたので断りのメールを入れたら
何とワシのためにわざわざ日にちをずらしてくれた(驚)

それを皮切りに今年は全世界ツアーを組みたいのだと言う。
11月には日本でもツアーを組んでくれよ、と・・・(笑)

面白くなりそうだ。
BEYONDなんぞ、そのドラマーのWINGなんぞ、
相変わらず日本では誰も知らない「無名人」なのだ。

小畑秀光がギタリストなのでヤツに運転させて、
彼らと日本じゅう津々浦々ライブハウスツアーを廻るのも楽しい。


死んだ人は歳をとらないが、
ワシも相変わらずあの時と同じものを見て、
まだ同じものを追いかけている・・・

彼は相変わらずの笑顔でそこからワシを見守っている・・・

気がついてみたらワシは、
人生のもうほぼ半分近くを彼と一緒に過ごしているのだ・・・

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