
2021年3月 9日
ファンキー末吉のクメール語教室その9(A子音⇄O子音)
これまでで一応(基本的な)全ての母音と子音を勉強しました。
その1:1行目の子音「カ行」
その2:2行目の子音「チャ行」
その3:3行目の子音「ダ行」
その4:子音の4行目と母音の1行目
その5:母音の2行目
その6:子音の5行目と母音の3行目
その7:子音のラス前と母音のラス前
その8:子音と母音のラスト
その他に特殊文字とか独立母音とか色々例外的な文字があるのですが、その前に!!
・・・まず子音の一覧を見て下さい〜
末吉覚さんの投稿 2021年3月9日火曜日
まず「カ行」で説明すると、
ក とគは、同じ無気音同士のA子音とO子音です。
ខとឃは同じ有気音同士のA子音とO子音です。
ちょっと行は跨ぎますが、ណとន、ឡとលもA子音とO子音のペアになってます。
例えばそれぞれに母音ាを付けたとすると、កとគで言うと、
កា:無気音の「カー(Ka)」
គា:無気音の「キア(Kiə)」
同様にិを付けた場合、
កិ:無気音の「ケ(Ke)」
គិ:無気音の「キ(Ki)」
ところが、図に書いた青色の文字にはペアがありません。
クメール文字はアルファベットのような表音文字で、日本語なんかよりははるかに外来語を表現しやすい文字だと思うのですが、例えば私のお隣の仮谷さん、「Kariya」はどのように書けばいいでしょう・・・
ការិ『KaRi」までは問題なし!!
ところが「Y」を表す子音「យ」にាを付けると、これはO子音なので
យា「イヤ(Yiə)」になってしまいます。
យាのA子音があれば問題ないのですが、生憎そのペアがない・・・
だったら作ってしまおう!!というわけで、O子音の上に៉を付けてそれをA子音にする・・・
យ៉ា「ヤ(Ya)」
同様にមもO子音で、これにはA子音のペアがありませんので、「マリヤ(Mariya)」をそのまま書くと
មារិយ៉ា:「ミヤリヤ(MiəRiYa)」になってしまいますので、៉を付けてA子音化して、
ម៉ារិយ៉ា
「マリヤ(Mariya)」
逆にA子音をO子音にせねばならない場合もあります。
例えば「イオン(AEON)」はそのまま書くと、
អិអនでは「エオン'」になってしまいますので、៊を付けて
អ៊ិអន「イオン」!!\(^o^)/
(本当は音が伸びるので「អ៊ីអន「イーオン」)
ただめんどくさいのが、៉とか៊とか付いたその上に更にិとか上から被せる母音が付く場合、上にふたつ乗るのを嫌うためか、៉とか៊とかがុに変化することがある・・・
សに៊が付いてស៊、更にីが付いてស៊ី「シー(Si:)」:(動物などが)食べるの意
ってこれ母音の「ុ:A子音だと「オ(o)」、O子音だと「ウ(u)」どちらも短く発音します」と同じやん!!(>_<)
そうなのよ〜ややこしいのよ〜・・・
でも上に被る母音とこの下に付く母音が同時に付くことはあり得ないので、上と下に付いたら、A子音とO子音を変化させるんだと思うしかない・・・
あと更にめんどくさいのが、ព:ポー(無気音)とりあえずPoと表記します(O子音)
これもペアであるべき無気音のA子音の位置にはបが鎮座していてペアが存在しません。
だからと言って何故だかわかりませんが、ពの上に៉を付ければいいものを、わざわざបの上に付けるのです!(◎_◎;)
すなわちប៉は「ポー(Po:無気音)のA子音!!
例:ជប៉ុន:「チョポン(ChoPon)」日本の意
このុはこの場合は母音です〜(ややこしい(>_<))
ជពុន だと「チョプン」になってしまうのでពをA子音化したわけですな。
また更にややこしいのは、同じくបはA子音なのでそれをO子音に変化させたប៊、
何故かこの文字だけ上に子音をかぶせてもុに変化せず、
ប៊ិច:「ビッチ(Bich)」ペンの意
もうね、ややこしいと言ってもこれだけ!!
・・・いや、更に特殊文字や独立母音やら色々ありますが、それはまた今度!!(涙)
学びの窓も一か月が過ぎ、気がついたらもう教科書も半分進んでいる!(◎_◎;) 昨日は宿題で、習った単語を使っての作文。それを読み上げてもらって難しい発音を覚える。 そして今日の例文は不動産賃貸し物件探し・・・ってか無理!!(>_<...
末吉覚さんの投稿 2020年6月2日火曜日
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