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2011年6月30日

CCBよもやま話

いやー笑いの絶えない面白い現場である。

とある曲(何の曲なのか忘れたが)を歌ってた田口くん、
歌いながらいきなり泣き出した。

「いやーいろんなこと思い出しちゃってさあ・・・」
と涙ぐむ田口くんに米川くん、英樹くん大爆笑!!

「お前は女の子かっ!!」
とか
「よりによってこの曲かい!!」
とかそりゃさんざん!!

いやー田口くんってバンドの中では「天然」なのね。
爆風で言うと河合みたいなもんか・・・(笑)

まあメンバー仲が非常によいので休憩中にちらっと聞いてみた。
「CCBって何で解散したの?」

聞いた相手はたまたま米川くん。
マジな顔してきょとんとして、
「さあどうして解散したんでしょうね? 全然覚えてないんですよ・・・」

「また俺は米川くんが言い出したのかと思ったよ」
と言うと、
「何で僕なんですか!!」
と大反論。

まあ米川くんとは2年前からいろんなセッションで一緒になり
それから非常にシンパシーを感じている。

共に
「自分はこれだけの腕があるのにバンドの名声のせいで正当に評価されてない」
という思いが強かったというところが特にである。

ワシなんか事務所のトップの人間に
「末吉くんとは爆風でビジネスしたいのであって、
その他の部分には何も興味がない!!」
と断言されているのでなおさらである。

爆風の活動停止は完全にワシのせいである。
所属事務所であろうが長年やって来たバンド仲間であろうが、
もうこれ以上自分の音楽を妨害されたくなかったというのが大きな原因だろう。

CCBの場合はそんな問題児がいたわけではなく、
何かうやむやに解散になったみたいな・・・

まあ言うならばみんながみんな「もう限界だった」のだろう。

それは爆風も同じだし、プリプリから誰からみんな一緒だったろう。
だからあれからばたばたといろんなバンドが解散した。

ワシらは言わばバブルの申し子。
それぞれのバンドの楽曲はそれぞれ「時代」を表している。

プリプリは
「ここでヒット曲が出なければ私たち終わっちゃうの」
と「ダイヤモンド」を生み出した。
ワシはあの曲を聞く度に若かりし彼女達のことを思い出して胸が熱くなる。

CCBの数ある楽曲も今聞くと非常に切ない・・・
と言うか甘酸っぱいと言うか、
あのベタなマイナーコード進行に乗って、
あの笠くんのあの甘ったるいような歌声が聞こえて来るだけで「時代」を感じさせる。

不思議なことにそのパートを英樹が歌っても同様な「空気感」があるのだ。
きっと同じ「空気感」を持っているからか。

周りがみんな売れてゆく。
自分たちだけが取り残されてゆく焦燥感と、
売れるために仲違いをして去ってゆく仲間のこと、
そしてそれでも走り続けなければならない「時代」を
同様に「Runner」という楽曲は表しているのだろう・・・

売れたら売れたで「もっと売れないと」終わってしまう。
「死ぬ気で山を越したらまだまだ先にたくさんの山がある」
みたいな生活がいつまでも続くわけがない。

爆風の場合はワシが一番最初に「もう限界!!」と思っていたようだ。
ある日のこと、
事務所の会長がハッパをかけようとメンバーを食事に誘い、こう言った。

「お前らはこれぐらい金持ちになったぐらいで満足してるのか!!
桑田圭祐はもっと金持ちだぞ!! 悔しくないのか?!!」

「僕、頑張ります!!」
とパッパラー河合が目の色を輝かせて答えているその隣で、
ワシひとりだけが
「もう十分だ。俺は自分の音楽を自由にやれればそれだけでいいんだ」
という気持ちをビールと共に飲み込んでいた。

人間はそれぞれ器の量が違っていて、
それより多い量を入れたら溢れ出してしまうと言うが、
CCBの人達はワシなんかよりもっと多い量をぶちこんでいた。

爆風のファンクラブはせいぜい1000人とかだったが、
CCBは何と2万人!!
コンサートでのグッズは1回で数千万売れてたというから凄い!!
(当時CCBの事務所の女の子と付き合ってて聞いた話)

いくらその器の量が多いと言っても入れ過ぎたらやっぱ溢れてしまう。
誰が言い出したか「もう限界」・・・
これは想像に難くない。

また、米川くんを筆頭に
「腕を正当に評価されない」
という悩みもあったかも知れない。

渡辺米川のことはワシは時々ブログでも触れるが、
田口くんはもともとマッチのバックバンドだったし、
笠くんに至っては爆風銃と同期でコンテストに出ていて、
その時に何とベストドラマー賞を受賞していたと聞く。

ワシを蹴落として(悔)・・・

その後彼らは「ココナッツボーイズ」としてデビューし、
「ペンタスタジオ」という貸しスタジオで、
爆風の隣でリハーサルしてたらしい。

この話はCCBと初対面の時、
どっかのテレビ番組の楽屋で聞いた。

笠くんはドラマーでもあるし、
キャラがしっかり立っているので覚えているが、
もうひとり一生懸命ワシに話しかけていたのは果たして誰だったのか・・・

米川くんは結構シャイなところがあるから、
きっと「喋りかけて来る」と言ったら渡辺英樹だったのだろう・・・

しかしそれからどういういきさつで渡辺英樹とセッションをやるようになったのか、
今となっては全然記憶がない(笑)

どういういきさつで野村義男と3人でデーモン小暮のオールナイトニッポンに乱入し、
「このメンバーでバンドやろうぜ!!」
と盛り上がったりしてたのか・・・

小姑並みに記憶力のいい小暮に今度会ったら聞いておこう。

そんなこんなでワシは今だに関口くんの印象がほとんどない。
「早くに脱退したんだよね」
と聞くと、逆に4人で活動したCCBなんか数年だったらしい。

CCBと言えば「髪の毛を染めた」というイメージがあるが、
それもたかだか1年ちょっとだと言う。

同様に爆風スランプには江川ほーじんは7年しか在籍してないのに対して、
20年在籍している和佐田は今だに「新メンバー」である。

人のイメージなんてたかだかそんなもんである。
そんなイメージに振り回されながら「時代」を駆け抜けた。

それがワシらのいわゆる「青春」だったのかも知れない・・・

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