2017/09/14
尖閣諸島でロックフェスティバル
いやね、最初に言っとくけど酒の上の話ね、酒の上の(笑)
私のように外国で暮らしている人たちの中にはやっぱり「変わってる」人がいっぱいいるが、もう20年以上の付き合いである北京のN嬢も相当変わっている人間だと思う。
私と同じく中国人の血が入っているわけではない純粋な日本人だが、
「私はもう日本には帰らない。死ぬ時は中国で死ぬ」
(どっかで聞いた話やな・・・笑)
と豪語してやまない。
旦那も中国に来てもう長いが、同じくもう日本に帰るつもりもなくここ北京を終の住処と考えているのだろう・・・
そんなご夫婦とある日一緒に飲んだ時(よく一緒に飲むのだがその時は)、
たまたま私が北朝鮮に初めて渡航する前の夜であった。
北朝鮮にロックを教えに行く・・・
私にとってはそれは「死」を覚悟して行くようなもので、
帰って来れない可能性もあるということから、その日はまるで「遺言」のように色んなことを話したのだろうと思う。
当時は尖閣諸島の問題が日中関係を大きく揺り動かしていてその話にもなった。
「私はね、尖閣諸島は日中友好のシンボルとして永遠にどの国も不可侵な存在にすればいいと思うの!!」
とN嬢(酒の上での話よ、酒の・・・笑)。
「北朝鮮が核兵器とテポドン開発してるなら、まず尖閣諸島に落として島をなくしてしまえばいいと思うの!!」
(全く酒の上だけの話ですよ!!笑)
など酒宴は死地に赴く友人を送るべく(笑)なんか変な風に向かっていたのだろう・・・
香港の活動家が尖閣諸島に上陸して逮捕されたという事件の話になって、
「中国や日本やに限定するからダメなのよ、いろんな国がいっぺんに上陸するのよ」
とN嬢・・・(うんうん、酒の上の話ね・・・笑)
そこから話が
「じゃあ色んな国の人がいっぺんに上陸して平和のためのロックイベントをやろう!!」
になったのだと思う。
「じゃあ俺は北朝鮮からバンド連れて来る!!」
「僕は中国のロックバンドに声をかけます」
「韓国のおっさんメタルバンドならひとつ知ってるぞ」
船の手配をどうするかとか音響業者がとかも話したかなぁ・・・もう昔過ぎて覚えとらん(>_<)
とにかくむっちゃ盛り上がって楽しい酒宴だったのを覚えている。
ところが先日、ひょんなことから久しぶりにまたN嬢と飲むことがあって、突然こう言われたのだ。
「尖閣諸島でロックフェスティバルの話、どうなりました?」
・・・って俺がやるん?・・・!(◎_◎;)
「いや〜ファンキーさんに言っとけば何とかなるかと思って(笑)」
ならん!!(キッパリ)
まあその日には北朝鮮出身の北京に住む在日コリアンもいて、あわやまた大きな話になりそうだったので早々と退散させて頂いた(笑)
そして数日後、今度はN嬢の旦那さんと会った時の話・・・
「ファンキーさん、聞きましたよ、いよいよやるんですって?尖閣諸島でロックフェスティバル・・・」
!(◎_◎;)・・・お前ら夫婦の中でどんな話になってんねん!!!
やるならお前らでやりなさい!!
お前らがやるならドラムなら叩きに行ってやる!!・・・ってやるんかい(笑)
やらんよ〜これは酒の上だけの話やからね〜酒の上の話よ〜(笑)