ひとりドラムの軌跡

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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2012年7月28日

悟り切った人

お隣の仮谷さん、
昨日は武蔵小山のジャムセッションにセッションリーダーとして出かけて行ってた。

そしてその帰りに店に寄ってあーちゃんと私とえとーさんを迎えに来てくれた。

「ほな帰ったら一杯飲みますか?」
と言うと、
「困ったなあ・・・一杯だけですよ」
とビール片手にニコニコしながらスタジオにやって来る。

どうも何か人に話したくてうずうずしてることがあるようだ。

「今日のジャムセッションでね、凄い人と会ったんですよ」
聞けば、そのジャムセッションに参加した、ちょっとメタボのベース弾きの話である。

「いやー人生は何て楽しいんだ〜!!」
その人は酔っ払ってベースを弾きながらそればっかり言ってたらしい。

「そんなに楽しいんですか?」
と仮谷くんは聞いてみる。

満面の笑みを浮かべて彼はこう答える。

「いやー人生はホントに楽しいっ!!
金がないのと嫁がキツいのを除いては!!」

これについつい笑ってしまった仮谷くん、更に聞いてみる。

「嫁、やっぱりキツいっすか・・・」
それに答えて彼、やはり満面の笑顔でこう答える。

「いや〜キツいっすよ〜(ニッコリ)」

この笑顔に仮谷くんは参った。
「なんて幸せなんだ〜」
を連発しながら酔っ払ってベースを弾く彼のことがもう忘れられない。

当時の値段で50万はしたであろうYAMAHAの6弦ベース、
まあ中古で購入したにしても大枚はたいて買ったであろうその「宝物」を持って、
彼は「自分で金を払って」音楽をやりに来る。
そしてこう叫ぶのだ。

「いや〜人生はホントに楽しいっ!!」

いや、ホントに楽しいのだろう。
金がないと言ってるのだからこのベースを買うのも大変だったろうし、
嫁がキツいと言うんだからその時にはさぞかし風当たりも強かっただろう。

でも彼は「本当に」楽しいのだ。幸せなのだ。

考えてみれば日本人のほとんどの家庭は金がなく、
ほとんどの嫁は旦那に毎日キーキー言っているのだ。
それは「当たり前のこと」なのだ。

人が「幸せ」かどうかというのは「金」のせいでも「嫁」のせいでも、
はたまた自分をそのように追い込んだ「世の中」のせいでも何でもない。

幸せな人はどんな環境でも幸せだし、
不幸な人はどんな環境でも不幸なのだ。

そして幸せな人は連鎖的に人を幸せにする。

みんなこのベーシストのように、
「目の前の幸せなこと」を探そう。
そしてそれに没頭しよう。

「いやー人生はホントに楽しいっ!!
金がないのと嫁がキツいのを除いては!!」

これはある種の「悟りの境地」と言えるだろう。

「いや〜ねぇ〜・・・嫁に言ったんですよ。
そんなに毎日キーキー言うんだったら離婚すれば〜ってね。
でもね、それが別れないんですよ〜(ニッコリ)」

これにはワシもえとーさんもひっくり返って笑った。

いや、こんなことをブログに書くとまたうちの嫁が、
「パパ、私は違うわよね。パパにキーキー言ったりしないわよね!!」
とまたキーキー言うかも知れない。

だが、逆にワシは全世界の嫁族にも彼のことを伝えたい。

考えてみなさい。
全世界ほぼ全ての旦那族は「稼ぎがない」のだ。
そしてほぼ全ての旦那族は「どうしようもないアホ」なのだ。

金がない、旦那がアホだと愚痴っても仕方がないではないか!!

断言しよう!!
あなた方嫁族がどれだけ旦那のケツを叩いたって稼ぎは上がりません!!
どれだけ旦那にキーキー言ったって旦那のアホは直りません!!

それならばそんなことは考えずに自分の好きなことをやろう!!
バンドが好きな人はうちの店に来て
仮谷主催の「酔いどれジャム」で酒飲んで好きなロックをやればいい!!
他の趣味がある人は旦那なんぞ忘れてそれに没頭すればよい。

悟りを開いている人は偉大である。
その「教え」は人から人へと伝わって確実に人を幸せにする。

世の悩める旦那族よ!!
この言葉をお経だと思って毎日唱えるのぢゃ!!

さすれば幸せは必ず訪れる!!
信じる者は必ず救われるのぢゃ!!

さあ、みんなでこの言葉を唱えよう!!!

「いやー人生はホントに楽しいっ!!
金がないのと嫁がキツいのを除いては!!」

Posted by ファンキー末吉 at:09:55 | 固定リンク

ファンキー末吉の遺伝子

我が家は嫁以外「全員同じ顔」と言われる。

ある日家族でドライブしてて、
信号待ちで隣で停まった車に乗ってた子供が、
こちらを見ていきなり泣き出した。

「パパの顔が怖かったがで〜」
と娘。
「そーだそーだ」
と長男、
「バブバブ」
と当時まだ言葉の喋れない次男。

それを見てた嫁、
「何言うてんねん、全員同じ顔してるやん・・・」


「顔が似ている」というのは小さい頃が特に顕著であるらしく、
そう言えば元嫁の時代、
初めて実家(当時は香川県坂出市)を訪れた元嫁、
まだ1歳にも満たない娘を乳母車に乗せて商店街を散歩してた。

もちろん産まれて初めて訪れる土地である。

近所の人が、
「あら可愛い・・・」
と乳母車を覗く。

そして娘の顔をまじまじと見た瞬間、元嫁にこう言った。
「あんた、ひょっとして末吉さんとこの奥さん?」

同様のことがコンサート会場でもあった。

横浜スタジアムでの年越しイベント、
オムツを換えようと娘を連れてトイレに入った嫁。

いきなりファンに囲まれた。
「あ、ファンキーさんの子供だ〜・・・」

これにはさすがに元嫁もあきれた。
「私・・・要らんやん・・・」


今では嫁が産んだ子供と元嫁が産んだ子供とが一緒に暮らす生活であるが、
母親が違っても3人の子供達の顔は見事に「同じ」なのである。

「私の遺伝子・・・ない・・・」
嫁が落胆するのもよくわかる。

ちなみにうちの娘が昔の写真を見つけて来て、
それを一番下の子の写真と並べて送りつけて来る。

EriAndRyu1.jpeg
Eri1.jpegRyu1.jpg

おうっ!!これはっ!!!

親の目で見ても区別がつかんぐらい似ておる・・・
しかも性別を越えて、母親の違いを超えてである・・・(驚)


そんなだからお互い「顔」の悪口を言ってはいけない。
何せ「同じ顔」なのだから・・・

高度な言葉を喋り始めた下の子が、
「ママは?」と聞かれて「可愛い」と答える。

「パパは?」と聞かれて「変な顔」と答える。

息子よ、お前も同じ顔なのだ!!
パパが「変な顔」ならお前も「変な顔」なのぢゃよ!!

トドメに「パパは残念なんだよ」と来る。

この話をFacebookにUPしたら、
「それは嫁がそう言ってるのを覚えたんですよ」
と皆コメントするが、
嫁は「断じて違う!!」と言う。

そんなことは言ったことはない。
それはテレビか保育園で覚えたのだ、と。


しかし嫁はこんなことを言ったことがある。

よく親子は同じ寝相で寝ると言うが、
ワシと下の子が同じ顔して同じ寝相で寝ているのを見て、
ふたつの顔をまじまじと見比べてこう言った。

「顔が同じなのに何故に小さいと可愛いのか?・・・
と言うことはこっちも小さい頃は可愛かったのか?・・・」

これに関しては隣のバーベキューで話題になったらしい。

「奥さんも前の奥さんも素晴らしい解毒作用をお持ちだ」と・・・。

つまり
「産む時にファンキー末吉の毒を十分デトックスしてるからこの子達は可愛いのだ」
と・・・

もうええです!!
何とでも言うて下さい!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:03 | 固定リンク

2012年7月25日

Chick Rodgers とのセッション

今日は菊田俊介さんのセッションで、
初めて「Chick Rodgers」という黒人女性歌手と一緒に演った。

ChickRodgers.JPG

いや〜勉強になったな!!

彼女、ツアーでちょっと体調を崩していて、
リハの時にちょっとしんどそうやったので、
「別にリハはバンドでやっとくからええですよ〜」
と言ってはいたのだが、
いざやってみるとそうはいかない。

何せイントロの長さとか、
歌の回数とか、その時の気分でどんどん変わる上に、
エンディングはいきなり腕を振り下ろして終わったり、
まるでJBバンドのドラマーになったような気分である。

まあ「リハやっといてよかった〜」のであるが、
本番が必ずしもリハと同じとは限らない。

初めてのドラマーに対していろいろ要求もあるようだ。
「Aメロになったらもっとブレイクダウンしてよ」
とかいろいろ注文も来る。

それも含めて本番で「セッション」である。

ドラマーは「バンドの指揮者」である。
歌の機嫌ばかり取って叩いていたのではアンサンブルにならん。

音を小さく叩くところは小さく叩くが、
「スローボールは必ずしも力のないボールではない」
という原則の通り、
思いっきり「力強く小さい音で」叩かねばならない。

大リーグボール3号を編み出した星飛雄馬は、
力一杯スローボールを投げて野球生命を台無しにしていったが、
ドラマーも命を削りながら思いっきり「小さい音」を叩かねばならない。

歌を聞きながら「どう叩いて欲しいのか」を常に感じ取りながら叩かねばならないが、
決して「ついてゆく」になってしまってはいけない。

あくまで「ドラマーが主動」なのである!!

例えば小さく叩いてる部分でボーカルが小さな強弱をつけるとする。
ドラマーは決してそんな小さなものについていってはいけない。

「お、行っとるな。まだ早い、帰って来なさい」
ぐらいの気持ちで大きく包み込んでやらねばならない。

歌を聞いてればわかる、大きな波がどこに来るのか。
そこに向かって自分のペースで盛り上げてやるのだ!!

ドラマーは「どっしり構えて」叩かねばならない。
思いっきり繊細な神経で思いっきりどっしりと構えるのだ(ムズカシイ)。

ボーカルの後ろをついていってはイケナイ、
ボーカルを後ろから押してやらねばナラナイ。

難しいど〜・・・

何回か一緒にやったことのあるボーカリストだと、
その「クセ」がだいたい分かるのでやりやすいが、
初めて一緒にやるボーカリストはお互いがそれを探りながらやるので大変である。

終わったらヘトヘト・・・体力ではない、神経がすり減ってヘトヘトになるのだ。

でも気持ちがいい。
何か「やっとここまで叩けるようになったか・・・」という気持ちである。

彼女は果たして歌い易かったかな?
次にセッションやる時はもっと分かり合えるようになると思うよ。
「心がもっと通じ合う」みたいにね。

セッションは素晴らしい。
ドラムが上手くなると楽しい。
もっともっといいセッションをしてもっともっとドラムが上手くなりたいもんだ・・・

Chick Rodgersさん、ありがとう!!
また一緒にやろうな!!

いっぱい勉強になって幸せである。

Posted by ファンキー末吉 at:00:37 | 固定リンク

2012年7月23日

1万円落として幸せ気分

高校2年生の長女が夏休みにひとりでアメリカに行くというので、
いろいろ買い物に付き合っていた。

店を移動する時に、駐車場に停めた車も移動せねばならないので、
1万円札を1枚渡して先に店に行っててもらった。

そして娘がベソをかいて戻って来る。
「1万円落としたぁ・・・」
ポケットに入れていたはずの1万円がなくなってしまったというのだ。

1万円と言えば大金である。
警察に届けるか、いや現金なら戻って来ることはあるまい、
とかいろいろ考える・・・

娘もそうだろうがワシの金であるのでワシも段々凹んでくる・・・

いかんいかん!!
ここでマイナスモードになると全てのことが悪い方に動いてゆくことになってしまう!!!

娘が隣のまーくんちの草刈りとかで稼いだバイト代から返すと言うので、
「よっしゃ〜!!ほなその金で贅沢なランチでも食おう!!」
ということにした。

娘にしてみたら虎の子の1万円でたまたま来ている小畑くんにメシを奢る。
ワシにしてみたら娘に渡したはずの1万円で小畑くんにメシを奢る。
どのみち得をするのは小畑くんだけなのだが、
まあ「人に盗まれた」とかイヤな思いで損した気分になるぐらいなら、
貧乏なロックミュージシャンに豪勢な昼飯を食わせてやると思った方が世界平和のためである。

小畑くんに何が食いたいかを聞くと、
「焼肉か寿司かラーメンかトンカツがいいでありMAX!!」
と言うので結局はトンカツにした。

トンカツ屋に向かうべく車に乗ろうとしたら娘が大喜びでこう言った。
「パパぁ〜1万円見つかった〜!!」

ポケットの中でiPhoneのケースの中にすっぽり入ってしまって無くなったと思ってしまってたのだ。

1万円を返してもらってワシは得した気分で小畑くんにメシを奢った。
娘も無くしたと思った1万円が出てきた上にメシを食って得した気分である。

結局小畑くんを含め、みんなが得をした。
幸せな気分で娘はアメリカに旅立った。

うむ、いい旅になるに違いない・・・

Posted by ファンキー末吉 at:17:35 | 固定リンク

艾敬(Ai Jing)北京コンサート

艾敬(Ai Jing)というシンガーソングライターがいる。

1990年代半ばに香港返還の女心を歌った「我的1997」という曲が日本に紹介されて話題になった。

彼女とは10年に一度ぐらい会う。
最後に会ったのは五星旗の香港公演の時か?・・・

いや、一度電話かかって来て北京の事務所に呼び出されたこともあったような・・・

とにかくゆうに10年は経ってるだろうが、
またひょこっと彼女から電話がかかって来て呼び出されたのが半月ほど前のこと。

「私の工作室(仕事場)で会いましょう」
というので、てっきりレコーディングスタジオだと思ったら画廊だった。

画家になったんか?・・・(驚)

詳しいことはわからんが、
とにかく11月に北京博物館でコンサートをやるので手伝ってくれと言う。
しかも日本から東京フィルハーモニーオーケストラを呼んで演ると言う。

バンドの部分も日本人ミュージシャンでということで、
ワシにそのバンドの部分をお願いしたいと言うのだが、
この話がまたちょっと分かり辛い。

ドラムを叩くのかと思ったら
「BOOMって今何をやってる?彼らとやりたいんだけど」
と来る。

そう言えば彼女の日本コンサートはBOOMがバックを務めたが、
ワシとてもう日本の業界のことはようわからんぞ・・・

というわけで、成田に着いたら担当者に連絡を取ってみる。

その人は昔はBOOMの担当ではあったがもう外れていて、
まあ結果としてはBOOMとしては無理だということである。

ワシは企画書に載っている制作会社に電話をしてみる。

「制作はそちらだという話ですが?」
クラシック界のことはよくわからんがそこは大きな事務所で、
これはそこの北京事務所の仕事で、
基本的には東京フィルハーモニーのブッキングはすることになっているが、
まだ詳細が出てないのでよくわからないということらしい。

まあとにかく、
「じゃあオーケストラ部分だけじゃなく、
バンド部分もそちらで仕事として受けてもらえますね」
と強く念を押す。

だいたいにして北京博物館でソロコンサート、
しかも日本からオーケストラを呼んでというのは中国人初のことである。
よくある話で、日中の間に立ってそれがドタキャンにでもなった日にゃぁ目も当てられない。

中国の仕事は土壇場になるまで本当にやるかどうかなんてわかりゃしないのだ・・・

日本の状況をメールで説明すると、
今度はその制作会社の中国事務所のスタッフからぶーぶー言われる。

「何で私じゃなく日本事務所に連絡取るのよ!!」

やっぱワシに日本との間を取らそうと思っとったんか?(苦笑)

「じゃあ東京フィルハーモニーがお前と直接連絡取るか?
同様に日本のミュージシャンは直接お前に連絡取れんから、
必然的に全部ワシんとこに来るじゃろ!!
日本側の責任者がいない仕事はワシは絶対やりまへん!!!」

かくして艾敬(Ai Jing)が日本に来て、
明日はその事務所の人とミーティング、
今夜はミュージシャンとアレンジャー紹介して
「一緒に居酒屋で食事でもしましょう」
ということに相成った。

人助けはやぶさかじゃないし、
酒を奢ってくれることも全然やぶさかじゃない。

運転手に小畑秀光を雇って、都内へごー!!!

Posted by ファンキー末吉 at:07:09 | 固定リンク

2012年7月22日

酒飲んでドラムを叩いてはいけない

今日はX.Y.Z.→Aのプリプロ5日目。

二井原はどうもプリプロが終わったらバーベキューをやるというモードになってるらしく、
終わったらそそくさと肉を買いに行く(笑)

ワシは実は中国から2曲ドラムの依頼があったのだが、
「まあバラードだからいいか」
と思って二井原に付き合って酒を飲んでしまった。


いつ頃からかドラムを叩く前は酒を飲まない。

昔は飲んで叩いて平気だったのだが、
ある日ふと気がついた。

気持ちいいから自分でわかってないだけで、
「実は叩けてない」のだと・・・

それ以来ドラムを叩く前は酒を飲まない。
ライブでも、もちろんレコーディングでもそうである。

まあ「気のゆるみ」というヤツかな、
「驕り」とも言う・・・

「バラードだからまあいいか」と思ってた仕事は、
前回極上の羊肉をご馳走してくれた老五(LaoWu)の仕事。

酔っ払ってファイルを開いてみると、
曲はこの時歌ってくれた「想你」や「告诉我」など、
彼が零点(ゼロポイント)在籍中に歌った曲。
(1曲は彼のオリジナル、1曲は外モンゴルの曲)

ワシがアレンジしたバージョンはもちろん零点(ゼロポイント)がそのアレンジ料を支払ったのだから彼がそれを使用するわけにはいかない。

自分でやったのか、また他のアレンジャーに頼んだのか、
その仮歌とアレンジには「魂」がこもっていて圧倒された。

「こいつ・・・本気やな・・・」

零点(ゼロポイント)を脱退して、
これを引っさげて勝負をかけるつもりなのだ。

彼が今、何をやって金を稼いでいるかは知らない。
しかし、前回奢ってくれたあの羊代だって庶民には払えないぐらい高額である。
そして中国で一番高いワシにレコーディングを頼む・・・

本気や・・・

彼の歌っている仮歌やアレンジがワシにこう語りかけて来る。
「ファンキー、これはお前にしか叩けないんだ・・・」

短い間だったが一緒に仕事をしてた間に、
彼はワシのことを本当に理解した。

彼の頭の中でははっきりとワシのドラムが聞こえているのだ。

羊肉の恩もある。
そして何よりも「友情」がある。

ワシは酔いが醒めるまで何度も何度もドラムを叩いた。

気がついたらこんな時間である。
何とかそれに答えられるような「魂のドラム」が叩けたと思う。


酒はもう醒めた。

まことにもったいない・・・
そして今から飲み直すのか?・・・
それなら最初から飲まない方がいいのだ。
飲まずにドラム叩いて、終わって美味しい酒飲んだ方がよっぽどいい。

酒飲んでドラム叩いたっていいことはひとつもないのだ。

Posted by ファンキー末吉 at:00:38 | 固定リンク

2012年7月20日

貧乏に負けるな!!お前の戦う相手は他にある!!

小畑秀光(Twitterはこちら、Facebookはこちら)と突然連絡が取れなくなって心配しておった。

仕事なし、住むとこなし、
友人の家を点々として日々何とか生きているこの男、
携帯をついに止められ、
ネットがつながるところでは何とかつぶやいていたがそれもついに途絶えた。

まあこの日本という国で飢え死にすることはなかろうが、
貧乏は人を「憂鬱」にするからな。
金がないと人間ろくなことを考えんから、
結果、運命はそのようなろくなことしか起こらんようになってしまう。

まあ「貧乏に負けた」というのはこういうことやな。

この小畑秀光という男、普段はうっとーしーぐらい「ハイ」なのじゃが、
一旦「ロー」に入るとそれは酷いらしい。
(幸いまだ見たことないが)

まあ戦う相手が貧乏ではヤツにとってはもうどうしようもないからな。
せめて世界平和のためにもっと戦ってから玉砕して欲しいもんじゃと思い、
Twitterでヤツの友人に消息を尋ねたら、
何のことはない、人の電話からひょっこりと電話がかかって来た。

まあいい、元気ならばそれでいい。

明後日うちの娘がアメリカに旅立つので、
成田まで運転手して乗せて行ってくれ〜
電話料金ぐらいは払ってやるぞ〜

あ、そうそう、探してた要件はなあ〜
8月13日と20日の店のスケジュールがまだ埋まっとらんから、
君のバンドか、もしくは「ひとりメタル」でいいから何かやってくれ〜

よろしく頼んだぞ!!ほな!!!!

Posted by ファンキー末吉 at:14:54 | 固定リンク

2012年7月14日

小畑秀光のプロフィール

アジアを股にかけて活躍していたビジネスマンのMさんが、
「老後は古巣のマレーシアで暮らそうと思うんですよ」
と永住のビザの申請を始めたと聞いて、
「ほなマレーシアでまた何かおもろいことやりまひょか」
と盛り上がった。

手っ取り早いのは、
マレーシアでも有名なBEYONDのドラマーWINGのエージェントをやることである。

あれからしばらくマレーシアにも行ってないので、
バンバン仕事取って来てくれる人がいたらWINGも嬉しいはずである。

「ほな挨拶代わりに何か仕事取って来ておくんなはれ」
と言うとMさん、さっそくひとつ仕事を取って来た。

「安売りするつもりはないんですけどねえ、
このぐらいのギャラしか出ないそうなんです・・・」

さっそくWINGに連絡してみる。
「安いそうじゃがやるか?」
「没問題!!」

中国人はまっこと決まれば仕事が早い。
まあなかなか決まらんだけのことなのじゃが・・・

かくして正式にプレゼンするのに、
バンドのメンバー全員のプロフィールが必要ということになった。

バンドって香港のんは取り寄せて、
あとはワシと・・・小畑くんは行くのか?・・・

一応あの日
「どや?このギタリスト?」
と言ったら
「ええなあ」
と言っていたではないか・・・

「あいつも連れて行きまっか?」
と電話したら、
「是非そうしてくれ」
と言うのでさっそく小畑くんにプロフィールを送って来させる。

日本語で送られてもワシが翻訳せねばならんので、
「大きなミッション!!
マレーシアをブッキングするのに君のプロフィールが必要です。
英語もしくは中国語で作成しなさい!!
・・・無理か・・・(~_~;) 」
とつぶやいておいた。

まあ無理であろうが、
Twitterでつぶやくと英語が出来るファンが助けてくれるかも知れない。

数日たって、英文のDMが送られて来た。

「Hidemitsu JET Obata The best vocalist & guitarist in Japan!
You've never seen a show like this before.
Bringing world peace through ROCK!」

一生懸命考えたのだろう。
しかしこれは「プロフィール」ではない!!

「宣伝文句を書くのでなく音楽経歴を書くのじゃー!!!!
日本語でええから送って来なさいー!!」

まあここまでは予定通り。
本人も「了解致しました\(^o^)/」としばらくしてから送られて来たのがこれ。

「1979年産まれ1998年日本デビュー
2000年最強激メタルバンドFULLAHEAD結成
ヤングギターにインタビューでほぼカットされる
2008年最強激バンドSTEEL ANGEL結成
2012年北京で自分の居場所発見
ファンキー末吉さんの後を追って絶賛世界平和中!」

お前なあ・・・これを訳してマレーシアに送って仕事が取れるか?・・・

「アメリカツアーしたやろ? CD何枚出したとかそういう事実をたくさん書くのぢゃ!!」

と言って送って来たのがこれ。

「アメリカでは私だけ社長に付き合わされ一人で何処かわからない場所でギターを弾く。
CD1万枚擦ったのにJASRAC登録をせず現在9000枚の在庫CDが倉庫に眠る」

お前なあ・・・(涙)

「こういう風に書くのです。
何年デビュー 何年ツアー 何年アメリカ 何年二井原 何年それが発売」

そしたらやっとそれらしいのを送って来たのじゃが・・・

「1998年デビュー
1999年全国ツアー120本制覇!
2005年アメリカギター引き倒し
原住民に君ならハリウッドの山に素手で登れると言われる
2008年二井原実SOLO LIVE参加
2008年二井原実SOLO LIVE参加それがCDとして発売!!!」

もうええです・・・こっちで適当に作っときます・・・(涙)

「つたない文書でしたが1週間分の脳みそをフルに使ったでMAX\(^o^)/」

はいはい・・・(涙)

Posted by ファンキー末吉 at:21:03 | 固定リンク

森達哉「A3」

出版社が「こんな本も出版してるんでよかったら」と言って何冊か本をくれた。

その中でもこの本は飛び抜けて面白くて、
山東省ツアーの時も合間合間にずーっと読んでいた。

A3MoriTatsuya.jpeg

この本が第33回講談社ノンフィクション賞を受賞して、
いろんな抗議が寄せられたという。

こことかこことか・・・

「どんな本を出そうが人の勝手だが、
売れないぶんにはいいが、
賞なんかあげたらこんな本が売れちゃうだろバカヤロー」
と言ってるように思えるのはワシだけか・・・

まあ真実は誰にもわからないが、この本に書かれている通り
きっと麻原がもう頭がおかしくなっていて、
糞尿を垂れ流しながら面会に来た娘の前でもオナニーをしたりするのは事実で、
それを目の前で見ながらも司法は
「いや頭はおかしくない!!」
と言い張り続けているというのも事実だろう。

戦後最大の大犯罪である。
死刑になるのは当然だと思うが、
国を挙げて
「オウムはこうなんだ!!他の見方は許さん!!」
みたいのは怖いな・・・

ワシが思ったのは、
「大学入学を拒否された麻原の娘さんや、
義務教育を拒否された息子さんなんかと、
ワシがひょんなことから縁があったりしなくてよかった」
ということだ。

「あんな人達に人権はない」
とワシも素直に思えたらいいのだが、
「いや、それは間違っとる!!」
と思ってしまったら、そりゃワシまた何やりだすかわからんからなあ・・・

日本国籍の子供を入学拒否した北京の日本人学校や、
ライブハウスから集めた著作権料を絶対に公開しないブラックボックスに入れて違う人に支払っている、もしくは支払ったと言ってるだけで誰も確かめられないという著作権団体に対しては、
ワシが「アホかお前は!!」と言っても味方は多い。

でもオウムはなぁ・・・難しいな・・・

まあたまたまここには「縁」がなくてまだ平穏に暮らせてるんだな、とつい思ってしまうのう・・・

まあ事実にはいろんな側面があるから、
これもひとつの側面だというだけで、
何も麻原やオウムを弁護するつもりも何もない。

「読み物としてはショッキングで面白かったよ」
としか言えないのである。

まあ興味がある人は読んでみて下さい。
ワシは読み終わったので二井原んちの玄関先にそっと置いておこう。

Posted by ファンキー末吉 at:19:56 | 固定リンク

2012年7月11日

全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」羊づくし

本来ならば次の「烟台」に行くための移動日なのだが、
着いてから初めてそれがドタキャンだと聞かされていたので、
てっきりそのまま北京に帰れるのかと思ったら、
そこはこのツアーの大事なところ、
「地元の人と飲む」
という大きな「仕事」が出来た。

「もともとスケジュールを押さえてたんだからヒマでしょ、
じゃあせっかく来たんですから美味しいものでも食べて飲んで観光して帰って下さい」
ということである。

まあこのメンタリティーはほぼ全ての土地でそうで、
断ると怒る人もいたし泣いた人もいた。

しゃーないな〜しゃーないな〜
ほな飲みまひょか〜食いまひょか〜

というわけで連れて行かれたのが「全羊」と書かれた店。
店先には捌いたばかりの羊肉がぶら下がっている。

Vision2012LinYiHitsujiniku.JPG

肉自体はいいのだが、
後ろに転がっている捌いた残りカスはあかん・・・
さすがのワシもちょっと食欲がなくなって来た・・・

しかし料理が出てくるとそれを忘れてしまうから不思議である。

豚足ならぬ羊足〜

Vision2012LinYiHitsujiAsi.jpg

羊のキンタマ〜

Vision2012LinYiHitsujiKintama.JPG

羊のちんぽこ〜

Vision2012LinYiHitsujiChinpoko.JPG

別にワシはゲテモノばかり食べているわけではない。
普通の料理にスポットライトを当てても面白くなかろうというわけで、
わざとこれらのものをフィーチャリングしているだけである。

そしてこれは絶品!!
羊のホルモンスープ〜

Vision2012LinYiHitsujiSoup.JPG

ついでに牛タン〜舌のザラザラまでついてます〜

Vision2012LinYiGyutan.JPG

ところがトイレに行く時に見てしまった。
捌かれる前の羊〜

Vision2012LinYiHitsuji.JPG

いっぺんに食欲がなくなってしまった(~_~;)

近くの山で育った羊をそのまま捌いて出しているというこの店、
それは美味なはずである。

羊さんの生命、美味しく頂きました。
ご馳走様です。合掌・・・

ファンキー末吉ひとりドラムツアーの軌跡(こちら

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2012年7月10日

全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」

「临沂」は「枣庄」から100kmほどというので当日出発である。

昼前に会場に着いた。
キャパ1300人という会場、26台のドラムが並んでいる。

Vision2012LinYiStage.JPG

TwitterとFacebookでつぶやいたらみんなびっくりしてたが、
確か去年の「徐州」では50台以上あった・・・

これがいっぺんに叩かれるのだからそれはそれはウルサイ・・・

会場は照明とかもあって非常に暑く、
ワシは着いてそうそうイヤになった。

李浩はリズムトラベラー、
王鵬はVisionを叩くということになったので、
ワシは「ほな王鵬の叩くわ」と宣言した。

前回彼のセッティングで叩いてみて、
まあスネアとHHの位置ぐらいを動かせばいい。
ワシはSabianのモニターなのでシンバルは変えねばならないが、
まあ新たにドラムセットひとつセッティングするよりは楽である(ワシが)。

担当者のShaも
「ほなサウンドチェックもしとくからホテル帰って休んどきなはれ(中国語)」
と言うのでそうすることにさせて頂いた。

そうなのだ。
本番ギリギリに着いたって問題なく(でもないけど)演奏出来るのだ、
丸一日こんな暑くてウルサイところで待ってて体力を消耗させる必要もない。

伴奏を出すシステムも彼らと同じ、
だったら同じドラムで同じシステムから出した方が間違いがなくていい。


ゆっくり寝てから会場に向かった

Vision2012LinYiAudience.JPG

キャパ1300が見事に埋まっておる!!(驚)

まあこのイベントは地元のパール倶楽部の発表会でもあり、
地元のテレビ局の公開録画でもある、そんなイベントなのであろう・・・
・・・と着いて初めて理解する・・・

いくつかの子供の演目があって、
その合間にワシら3人の演目がある。

ワシの演目の前にはシンバルを総取っ替えせねばならないので、
出番が終わった李浩、王鵬と共に待機。
誰もいつが出番か教えてくれないので、
ひとつ演目が終わったら立ち上がって、
違ってたらまた座って、
そんなことを何度か繰り返しながら待つ。

司会者に名前を呼ばれたので飛び出してゆく。
客には見向きもせずにひたすらセッティング。

ワシは伴奏の音が出るかをチェック、
音が表に出てるのを確認してからドラムの微調整。

イヤホンをつけて演奏開始!!
しかしクリックの音が小さい!!
プロトゥールスが火ぃ吹いたので今回のシステムはミキサーに音を通してるのだが、
そのミキサーが手の届かない場所にあるので自分で調整出来ないのだ。

3曲のところを2曲に切り上げて何とか無事に(でもないけど)ステージを終えて考える。

やっぱ楽したらあかんなあ・・・
ちょっと反省・・・

状況はよくなるわけはないからもうちょっとシステムを簡略化するか・・・

プロトゥールスシステムはトラブルも多いし重いし、
音声はモノラルになってしまうが、
これで新しいシステムを作ってしまうべきか・・・

まずイヤホンジャックをパラでわけて、
ひとつを自分でイヤホンで聞いて、
もうひとつのR側を表に出してもらう。

これならミキサーも要らんしiPadだけ持って行けば事足りるぞ・・・

うーむー・・・
橘高さんが命かけてダビングしたギターが左右に振れないともったいない気もするが・・・
誰もそこまで聞いとらんかも知れんしなあ・・・

ことしは何本かもうブッキングされとるからなあ。
来月の洛陽までゆっくり考えよう。

まずはプロトゥールスの修理やな・・・

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全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「枣庄」

初めて行く街であるが、
だいたいがどう読むのかわからな・・・(笑)

「枣庄(Za03Zhuang1)」と読むらしい・・・
枣(zao)」という食べ物があるらしく、その産地なのだろう。
辞書を引くと「ナツメ」と出る。

済南のライブが終わってメシを食ってビールを飲んで酔っ払って車に乗り込む。

2012VisionJiNanToZaoZhuang.PNG

iPadのマップによると3時間ちょいで着くというが、
やっぱそうはいかん・・・なかなか着かんぞ・・・

腰を言わした・・・(涙)

自分が年をとったとは思いたくないが、
昨日ライブ終了後にいつものようにサインを書いている時に、
子供に「爷爷,给我签名吧」と言われてガクっとなった。

こらガキ!!「爷爷」じゃなくて「叔叔」じゃろうボケー!!

まあ「おばちゃん」と言われて「お姉ちゃんでしょ」と怒るようなもんじゃが、
「おじさん」が「お爺さん」じゃアカンじゃろ・・・

というわけで子供の何気ない一言で腰を言わしてしまった・・・(涙)


というわけで着いたらまた飲み直そうと思ってたがこてん。
ゆっくり寝て次の日会場に向かう。

2012VisionZaoZhuangStage.JPG

いやーそれにしてもここも広い会場やなぁ・・・
このプロジェクト、だんだんスケールUPしてるような気がするなあ・・・

昨日の若いふたりのドラマー、
「李浩」と「王鵬」も今回はずーっと一緒である。

夕べはアドバイスを求められたのでいろいろ言ってやったら、
二人とも非常に感激して「弟子」のようである。

「こいつらもなかなか敬老精神を持っとる、よしよし」
とまたそんな風に考えてしまうのを打ち消しつつセッティング。

昨日は全然時間がなくてばたばたセッティングしてたが、
夜のコンサートに昼からセッティングしてると、
またこれはこれで非常に疲れる・・・

「ええやん、直前に来てまたばたばたセッティングすれば」
と考えてしまうのが中国的である・・・

Vision2012ZaoZhuangPlayDrums.JPG

ひとりでやってた演奏時間を3人で分けているので、
ワシの持ち時間も必然的に短くなる。

まあ短いから楽かというとそうでもなく、
短距離だと全力疾走せねばならんので逆にしんどかったりする。

今日は若いふたりのドラマーのためにメニューを変えた。
昨日アドバイスした部分を実際にお手本として示してやろうというためである。

今や「クリニックツアー」ではなく「ソロドラムコンサート」になってしまっているが、
彼らのための「クリニック」も交えてやろうという「親心」である。

メタルドラマーの「李浩」のために、
X.Y.Z.→Aの「Spreading of Fire」をやる。

「ロックはなあ、命懸けでやるもんじゃ!!
お前みたいにステージ降りてまだ歩ける余裕があるようじゃいかん!!
二十歳そこそこのお前が53歳のワシより枯れててどないすんねん!!」

と夕べ説教してたので命懸け・・・(涙)

手数系ドラマーの「王鵬」のために、
フリードラムソロがある「Canal Street Samba」をやる。

「手数系のフレーズはなぁ、そのひとつひとつが武器じゃ!!
お前みたいに乱発してたら感動するもんも感動せん!!
スペシウム光線は最後に出すんじゃ!!
ド最後にこれ以上叩けんというぐらいの手数をまとめてぶちかまさんかい!!」

と夕べ説教してたのでまた命懸け・・・(涙)

3曲しか叩いてないのにステージ降りたらほんとに歩けんぐらいヘロヘロでした・・・
明日は1300人のホールらしい。
若いもんにお手本見せるべくまた53歳の生き様を見せてやるぞ!!

注:私は数日後の7月13日に53歳になるが、
中国では数え年なので53歳と言ってます。
(50も過ぎて一歳ぐらい気にするなボケ!)

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2012年7月 8日

全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「済南」

前回来た時にはホテルにイヤホンを忘れて大変だったが、
どうもこの街は大変なことが起こるらしい・・・

まず、渡された切符で駅に降り立ったら誰も迎えに来ていない・・・

担当者のShaは前日から来ているはずなので電話を入れてみるが・・・
・・・出ない。

だいたい前日から来るということは飲んでるわけだからきっと酔い潰れているのだろう・・・

まあ会場さえわかれば自力でタクシーででも向かうことが出来る。
本人もワシが中国語を喋れるのだからと安心して酔い潰れているのだろう。

ところがワシは今日どこで演るのか会場の場所も知らないので、
タクシーを拾おうにも行き先を告げられないのである(> <)

途方に暮れて待つこと十数分ほど、
地元の人がやっと迎えに来て車に乗る。

そしてそこで初めて知らされるのである。
「今日はないよ。明日になったから」
と・・・

夕べの最終便で北京にやって来て、
滞在時間8時間、朝6時起きで北京南駅まで向かい、
ひとりなので寝過ごさないように、
眠気眼をこすりながらやっとこの時間に着いているのは何のためだったのだろう・・・

とりあえずはこの日はパール倶楽部の慰問して酒飲んで寝る。

2012VisionJiNanHall.jpeg

そして翌日朝に会場入り、ここで初めて聞くこととなるのである。
「今回のステージは3人のドラマーでやるのだ」
と・・・

「一人はお前が審査員したドラマーズチャンピオンシップで2位を取ったドラマーだから覚えてるだろ」
と言うが、そんな4年も前のことを覚えているはずがない・・・

まあ誰と一緒にやろうがやることは一緒である。
先に来ている彼らに続いて(同時に)セッティングを始める。

去年最後のツアーで車上荒らしにあい、
パスポートを始め、機材も全部盗まれてしまったので、
今回からはMboxProを使ってProtoolで音源を走らせる。

しかしセッティングを始めて大きな問題に気がついた。
変圧器がない!!
このMboxは日本仕様で電圧が100Vなのだ・・・

「変圧器買って来て〜」
地元の人にそう頼む。

昔だと変圧器ひとつ探すのに一日がかりだったけど、
モノが溢れている今の中国だと簡単にゲット出来る。

地元の人が買って来てくれた変圧器にMboxをつなぐ。

ボっ・・・とイヤな音がして電源アダプターが火を噴いた・・・
その辺じゅうにイヤな臭いが充満する・・・

ワシはその変圧器を見た。
「何やこれ!!100Vを220Vに変換する変圧器やん!!」

つまり500V近い電圧がMboxに流れたわけね・・・(涙)

一瞬身体中の力が抜けたが、へこたれてはいけない。
とりあえずドラム部分をセッティングしながら考える・・・

客はもう入場して来ている。
客の前でセッティングをして、
公開サウンドチェックをするぐらいのことはもう慣れ切っている。

問題はサウンドチェックをするにもそのサウンドを出す機材がないことである。

ワシは考えた。
いろんな場合を想定していろんなバックアップは取ってあるはずだ。
この国では何が起こっても不思議ではないのだから。

パソコンの中から
「DrumClinic2MixDATA」というフォルダを見つける。
確かこれは全ての曲を
「L側にクリック、R側にオケ」
という形式で保存しているのだ。

これを使ってオケを流せば演奏は出来る!!

この国ではどんなことがあっても不思議ではない。
何が起こっても人のせいにしてはいけない。
全てのことに想定して対処してない自分がいけないのである。

司会者が出て来ていつの間にやらずるずると本番が始まる。
客はもう入ってしまっているのでサウンドチェックが終わればすぐに始まれるのである(笑)

2012VisionJiNanStart.JPG

毎度の如く地元のちびっ子ドラマーの演奏が披露されるが、
今回面白かったのはこの少女!!

椅子に座ってと言うよりは立ってツーバスを踏む少女!!

2012VisionJiNanDrumGirl.jpg

まあそんなこんながあって2人の若いドラマーとワシとのステージが始まるのであるが、
「ひょっとして今回のツアーはこの3人で廻るの?」
という疑問は一笑に伏される。

「見ればわかるだろ」
ってなもんである。

明日は「枣庄」、明後日は「临沂」、
そして最終日の「烟台」は中止になったと今初めて聞くこととなる。

これが中国!!これでいいのである!!(苦笑)

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2012年7月 6日

著作権に関する質問を私に送って来ないで下さい!!

いろんな方がこのブログを読んでくれて、
応援したり支持したりしてくれて本当にありがたく思ってます。

「ファンキー末吉」と検索したら「北朝鮮」や「JASRAC」がヒットするという奇異な人生ですが、
北朝鮮の少女達の笑顔と違って、ことJASRAC問題なんか楽しいことなどひとつもなく、
その全てが嫌なことばかりと言っても過言ではありません。

思い出したらヘドが出そうになったり、
怒りで眠れない夜もあります。

あちらの担当者はそれをお金をもらってやってて、
こちらはお金と膨大な労力を使ってそれをやっていることが
余計にやるせなさとなって私の上にのしかかって来ます。

私は著作権のプロではありません。
理不尽なことに目をつぶれないこの性格が災いして、
不幸にもこんな争いに巻き込まれてしまったいちミュージシャンに過ぎません。

一日は誰にでも平等に24時間しかありません。
私が大切な音楽の時間を犠牲にしてまでこれをやっているのは、
ひとえに音楽を愛する全ての国民にとってもっとよりよい世の中になって欲しいからです。

やるだけのことをやって余った時間には絶対にこんなことなど考えたくないし、
出来ればもっと楽しいことに使いたいと思ってます。

ネットで誰でもがすぐに私に連絡出来るようになり、
素朴な疑問を「ファンキーさんならわかるだろう」と思って送りつける気持ちはわからなくもない。

私は店の出演者からの素朴な質問には、
それこそ知っている全ての情報を全身全霊で説明します。

何故ならば私は彼らが払った著作権料が正しく分配される為に戦っているのです。
私は命がけでそれを守らなければならない。
もしそれが正当に著作権者に分配されないなら、
私は例え牢屋にぶち込まれてもそれをJASRACに渡してはならない。

その為に一日の時間のどれだけを割いてもいいと思っています。

また、ひょっとしてJASRACに訴訟されたりして、
戦って戦ってどうしようもなくなって助けを求めて来た人には、
恐らく命懸けでその人を助けるでしょう。

しかしネットで見て素朴な疑問を安易にぶつけて来る見知らぬ人の為に、
どうして私はその貴重な時間を割く義務があるのでしょうか。

この人達は少しでも自分の力で戦ったのでしょうか。

疑問があればネットで調べればよい。
それでもわからなければJASRACに電話すればいい。
ヤツらは「仕事」なのだからそれはそれは懇切丁寧に教えてくれます。
(これホント)

こんな性格なので過度に遠慮をする必要はありません。
店で会って酒飲み話でならいくらでもお話しします。

もしも
「それは気が引けるけどメールなら気が楽だ」
という考えならそれはむしろ「逆」です。

メールを送りつける前にもう一度読み返しましょう。

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2012年7月 5日

うちの二人の息子たちとドラム

うちには子供が3人いて、
一番上は女の子で高校二年生。

その下に中学二年生の長男と4歳半の次男がいる。


よく中国で
「子供達にドラムを教えてないんですか?」
と聞かれて、
「ない」
と答えると、
「それはせっかくの才能がもったいない」
と言われてつい首を傾げてしまう。

ワシはもともと「才能」たるもんを信用してないし、
それが「遺伝」するなんてことはさらさら信用しない。

そもそもワシに音楽の才能などありはしないのだ!!

ワシにあったのは
「好きなことは何があってもやらねば気が済まない偏執的な性格」
と、
「それをやるための行動力」
だけの話である。

その証拠にワシの親や先祖、親戚一同探したって、
音楽をやってる人間なんかワシ以外にいやしない。

まあドラムの腕なんかにしても、
こうして40年近く偏執的にドラム叩いてりゃそりゃ人よりちょっとは上手くなるし、
好きで始めたアレンジやプロデュースも、
まあこれだけ偏執的に人よりも多く仕事をこなしてればそこそこは上手くなる。

大事なのはそれをやり続けてこれたこの肉体!!
「何でも食べれてどこでも眠れる」
こればっかりは親が与えてくれた大きな「才能」だとつくずく思う。

感謝・・・


ところでうちの息子たち、
上の息子は小さい頃ばーちゃんに育てられたので、
「音楽なんてとんでもない!!パパみたいになったらどうすんの!!」
と半ば家庭内では「タブー」であった。

必然的に楽器も触るぐらいしか出来ないのであるが、
ある朝突然、
「パパ、ドラムロールってどうやるが?」
と聞いて来たのでびっくり。

「うちの息子もついに音楽に目覚めたか」
と思ったが、その時はあいにく仕事で手が離せない。

息子はそのままスタジオに入って行って、
「ドタバタドタバタ」とスネアを連打する。

こん棒のようにスティックを持って、
シングルストロークでスネアを連打したって
「ドタバタドタバタ」にしか聞こえやしない。

要はバズロールと言って、
スティックをスネアに押し付けて転がして音を出せばいいのだが、
「よっしゃ今度教えてやるわ」
とばかりその場は取り合わなかった。


しばらくこのことは忘れていて中国に行ってたのであるが、
帰って来てからご近所で話題騒然。

「この前の中学校での運動会でさぁ・・・」
お隣の仮谷さんが笑いをこらえながらワシに話す。

「運動会の最後に赤組と白組の成績発表をするのね。
そしたらね、
赤組〜とか言ったらドタバタドタバタってドラムの音が聞こえるのよ。
そいでまた白組〜とか言ったらまたドタバタドタバタ・・・
誰が叩いてるのかなぁと思ったらそれが・・・」

うちの息子やったわけやな。
この話にはその現場を見てた二井原も大爆笑。

「あれはさとくんやったんか・・・
いやぁ・・・あれはいくら何でも下手くそやった・・・」

そりゃそうだ!!
息子はドラムも叩いたことのないずぶの素人なのだ。
それを学校側はきっと
「ファンキー末吉の息子だから」
という理由で息子をこの役に抜擢したのだ。

ワシもその「ドタバタドタバタ」を聞いているので、
その現場を想像するだけで笑いがこみ上げて来て大変である。

息子よ!!
来年までにはじっくりドラムロール教えてやるからな!!
リベンジしろよ〜


というわけで今度は下の息子。
これは母親が大のメタルファンなのでちょっと環境が違うようだ。

X.Y.Z.→Aのビデオを見ながら橘高ちゃんのマネをすると思えば、
先日は嫁に連れられて「酔いどれ楽器Jam」に参加してドラムを叩いて来たらしい。

RyunosukeDrumingAtYoidoreJam.jpeg

親が6Fで命懸けのセッションを繰り広げている時に、
息子は5Fで叩けもしないドラムを叩いて、
親よりも拍手をもらっているという「現実」にワシは一抹の寂しさを感じる・・・

またBGMでX.Y.Z.→Aがかかるとそれに合わせて叩くと言うから驚きである。
(嫁の英才メタル教育・・・)

しかしもっと驚くのはMCである。

RyunosukeTalkingAtYoidoreJam.jpeg

「さて問題です!!好きな動物は何でしょう?」
などわけのわからないMCで爆笑を誘う。

問題なのは客がウケるのに息子が気をよくして大喜びであるということである。

拍手の味は蜜の味・・・
この子がこのまま客にウケる喜びに邁進したとしたら・・・

そしてその親のように自分の人生ででもウケを取ろうとし出したら・・・

往々にして親からはそんなところばっかり「遺伝」するのだ。
この偏執的な性格・・・
遺伝したとしても頼むから平和利用してくれよ〜・・・

Posted by ファンキー末吉 at:16:33 | 固定リンク

ついに弁護士が出動!!

成田に向かう途中に顧問弁護士の事務所を訪ねて来た。

この弁護士は北朝鮮プロジェクトの模様が最初に放送される時から、
不測の事態に備えてずーっと顧問となってもらっている。

だがJASRAC問題に関しては、
実は相談するぐらいはしてたが稼働はしていない。

何故かと言うとワシは自分の能力で出来ることはまず自分でやりたかったからである。

ワシとて人よりは少々頭がよいと自負している。
まずはその能力で一生懸命肉弾戦を戦って、
スペシウム光線は最後の最後に使うべきなのだ。

だって最初に使っては「番組」が成り立たないではないか・・・

ワシは前回の調停でJASRACが送りつけた文章を弁護士に見せた。
JASRACの担当者もいい加減腹に据えかねているのだろう、
難解な法律用語の合間合間にワシへの個人攻撃が見え隠れする。

いい気なもんである。
あなた方は会社から給料もらって「仕事」としてこれをやっている。
ワシは世界平和のために自ら金を払ってこれをやっている。
あなた方はいいが、ワシがあなた方を攻撃しようにも
どうせ上司からの命令でやってるだけなので何の意味もないのだ。

あなた方が戦ってるのは「個人」だが、
ワシが戦っているのは「組織」なのだ。

というわけで、
「目には目を」では話は進まんので「プロにはプロを」である。

さすがはプロ、弁護士はその難解な法律用語の中から
「この1行をこのように解釈すると、
JASRACは末吉さんの思ってるようにちゃんと著作権者に著作権料を分配をしないということになります」
という項目を見つけた。

冗談じゃない!!
ワシが全力で読んで難解なこんな文章を、
通常の商店主に送りつけて理解が出来るわけがない。

弁護士は言う。
「末吉さん、これひょっとしたら大きな社会問題になりますよ・・・」

よーし!!ついにその時が来たようだ。
次の調停からはワシの代わりにもっとワシより頭のいい人をぶつけよう!!

スペシウム光線というよりはカプセル怪獣ミクラスに近いかもわからんが、
弁護士の先生!!何とかハッピーエンドで「番組」を終わらせてくれ〜

世界の平和はまだまだ遠い・・・

Posted by ファンキー末吉 at:14:25 | 固定リンク