2019/04/15
真夜中に酔っ払ってドラム教室
初めての街、安徽省六安でのライブが終わって、
打ち上げは出前でも取って店でやろうということになった。
ライブバーなので酒はあらゆる種類がある。
いつもはレストランで飲むとビールの次は白酒しかないので困ったのよねぇ・・・
飲んでると地元のドラマーがやって来て色々質問する。
「パラディロルを練習してるんですが、実際にはどうやって使うんでしょうか」
お前なぁ・・・
優しく説教を開始!!(笑)
だいたいこんな質問をするヤツに上手いヤツはいない。
熱を込めて説教しているうちに、「じゃあ」ということでステージに上がって教え始めた。
まずは
「お前が使いたいフレーズはこんなだろ?」
と、叩いてみせる・・・
これ系のソロは今回のツアーではアモイでやったことがある。
でもねぇ・・・ダブルで叩く部分って、その分音量が下がるからロックコンサートではなかなか使えんのよねぇ・・・
やっぱ客が「ワー!」っと来てる場合だとシングルストロークにかなうものはない!!
それだったら「フラム」が一番いいんじゃない?
両手、右手、左手の3つを組み合わせるので、必然的に16分音符で叩くと「16分の3つ取り」という「ポリリズム」になる。
そんな「16分の3つ取り」の中で、違ったテンポのシャッフルに聞こえるフレーズ。
もっと難しい3連符の4つ取り!!
6連符でダブルパラディロルを使うフレーズもあるよ。
でもね、こんなものは通常ドラマーとしての仕事では滅多に使わない!!
ドラマーで一番大切なのはリズム!!
テンポが狂わず音量にバラつきがないこと。これに尽きるよ!!
一番よく使うシェイクのリズム、
例えば2拍目4拍目のボリュームが100だとして、
ゴーストノートを20だとしたら、それをずーっとキープ!!
次の小節も全く同じにせよ!!
そして譜面にしたら全く同じだけど、
ゴーストノートのボリュームを変えたら、グルーブが全く異なる!!
これもそのようなボリュームにしたら次の小節も全く同じにせよ!!
だいたいねぇ〜若いドラマーに一生懸命教えても、
「ああ、それなら僕は出来てます」
みたいな・・・ソロとか派手なことにばっかり気が行く(>_<)
まずね、リズムは一定!!ボリュームも一定!!
これから始めなさい!!
・・・という酔っ払いドラム教室でした〜