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2012/06/14

news every最終話

番組でも言ってたように、とりあえず今回で北朝鮮プロジェクトは一区切りとなります。

現在は今までの北朝鮮プロジェクト全てを本にまとめて出版すべく、
いろんなところでドラムも叩きながらその合間に執筆に勤しんでいます。

足掛け7年に渡るこのプロジェクトを本にまとめるということは想像以上に大変な作業です。
もう「記憶力との戦い」に他ありません(笑)

自分の書いたブログを読み返しながら、
そこに書けなかったいろんなこともどんどん書いていってます。
(但し本国にいる人達に危害が加わらない程度に)


私が今日の放送を見て個人的に一番心に残ったのは部長の最後の言葉でした。

実は部室を後にしたときに
「もう卒業したら会えなくなるけど元気でね」
と言った時に、まさかの部長の涙を見てしまったのです。

あの現代っ子の飄々とした部長が涙を見せるなんて意外でした。

「またいつか会える日がきっと来るから」
そう言って別れた時の部長の最後の言葉が
「お元気で」
だったので、その普通の挨拶が逆に心に沁みたのです。


本を書きながらアネゴやカレンや、
オデコやボンボンや末っ子のことをいっぱい思い出しました。

幸いオデコにだけは会えたけど、
みんな卒業してしまったら私のコネの届かないところに行ってしまうので、
体制が劇的に変化するか、もしくは日朝関係が劇的に変化するか以外、
どれだけ彼女達に会いたいと思ったってもう会うことは出来ないのです。

そしてそんな世の中にしてしまったのは全て私たち「大人」なのです。


最初にこのプロジェクトがテレビで流れた時、
当時高知にいた二人の子供が私に
「パパは何しに北朝鮮行きゆうが?」
と聞きました。

上の子は当時小学生、あの子達よりちょっと下ぐらいの年齢でした。

「日本人が誰も知らないお隣の国で、
お前達と同じぐらいの年の女の子が、
同じように笑ったり泣いたりしながら暮らしている。
パパは大人達がぐちゃぐちゃにしてしまったこの世の中を、
お前達の時代にはもっといい世界にして欲しい、
そんなお手伝いが出来たらいいなと思って行ってるんだよ」
と答えました。

そんな話をインタビューで言ったのですが残念ながらカットされてましたね(笑)。


このプロジェクトはハリウッドの映画「スクール・オブ・ロック」のように、
「あの国をロックに染めるんだ」というバカな発想から始まりました。

でもやり続けてゆくうちにだんだん変わって来ました。
この旅は実は私自身が成長してゆくための旅だったんです。

そしてこの旅で得たいろんなことを、
私は自分の「音楽」で表現してゆきます。

北朝鮮ロックプロジェクトは私が音楽をやめない限り、
私の中では永遠に続いてゆくのです。

to be continue....


いかんいかん・・・本の結びの言葉を先にブログに書いてもた(笑)


北朝鮮ロックプロジェクトまとめはこちら

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