Pさんの話
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2009年10月10日(土)
Pさん無事に御到着!!

出演者、スタッフの全てが
「河合さん来るかなあ」
と言うのが朝の挨拶になっていた頃、
京都駅新幹線ホームで待ち構えてたスタッフから伝令が走った。

「河合さん無事GETしました!!」

その伝令は平安高校じゅうの関係者に即座に伝わり、
一堂安堵の空気に包まれていたが
「水をさして悪いが、
ギターを忘れるとかエフェクターを忘れるとか、
とかくあの人に関して安堵は御法度やでぇ」
とワシ。

しかし本人さえ来ていれば楽器は何とかなる。
例え持って来たギターに弦が張られてなくても何とかなるのである。

本人が着いた。
みんな拍手で迎える。
思えば来るだけでこんなに大騒ぎされるギタリストはいない。
これを人は「スター」と言うのである!

ギターは持って来たか?
持って来た!
弦は6本ちゃんとあるか?
ちゃんとある!
エフェクターは持って来たか?
持って来た!!

順調過ぎるほど順調である。
これでもうステージでミストーンを出そうが例えギターが全然弾けなくてもそれでもいいのだ。

何故ならば彼は「スター」なのだから!

大きな安堵の中リハーサル。
これでちゃんとギターを弾いてるのだから順調過ぎる!!

「河合さん到着」のニュースはスタッフや出演者のみならず
心配してくれた多くの友人達の間を駆け巡り、
「よかったですね」と多くのメールを頂いた。

しかしワシは安心いていない!

全てが順調である時ほど何か大きな事件が起こるのだ。
例えば・・・

「出番まで4時間もあんの~?」
とPさん、
ひょっとしてどっかに出かけて行ってそのまま寝てしまったらどうする?!!
そんな時に限って携帯を置いて行って、
結局出番まで帰って来ないとか・・・

まさかそんなことが・・・
と人は思うかも知れない。
しかしその「まさか」が起こり得るのがPさんなのである。

「こりゃ河合に外出禁止や言うとかないかんなあ」
と三井はん。
河合を探すが見当たらない。

「西本願寺見物に行かれましたよ」
とスタッフ。

「なぜ止めない!!」
とワシ。
言われてきょとんとするしかないスタッフ。

みんなまだまだPさんをわかっていない。


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