ひとりドラムの軌跡

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今回新録された楽曲のみを
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OmakeCompleteJacket.jpeg 爆風スランプトリビュート盤を既にご購入されている方は、このCDを買えば「完全版」となり、更には他のCDには収録されていないファンキー末吉の「坂出マイラブ」も収録されてます。
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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

2011年10月29日

また北朝鮮に行って来ま〜す

などと明るく書いていたらまた心ない人達から
「何と不謹慎な!!」
というメールが来るかも知れないので強く言っておこう。

何が悪い?!!

確かに昨日成田出国する時に
「北朝鮮に行く方はそれがどんな理由であれ自粛して下さい」
と書かれていた。

確かに
あの娘たちは今どうしてるかな?」
と会いに行くことは理由にもならん下らないことであるかも知れない。

この文章をワシはネットが通じるうちにと北京の自宅で書いているが、
ワシはこの中国という国がどのように変わって来たかをずーっと見て来たし肌で感じて来た。

今の北朝鮮は中国の文化大革命の頃とよく似ていると思う。

と言ってもワシはその頃に中国に来たことはなかった。
「自粛」どころか「冷戦」の時代である。

しかし中国が開放されてワシのような人間が気軽に渡航出来るようになって、
ワシは実はそれ以前にもたくさんの日本人がここに来ていたことを知った。

「どんな理由があるにせよ国交のない国に渡航するということはいけないことだ」
という考えもわかる。
しかし今の日中関係は、国交もないそんな敵国に
そのような民間交流をした人達によって築かれて来たということも事実である。

そう、ワシがやっていることは単なる「民間交流」である。
北朝鮮の未来を担う若い娘たちに「ロック」を教えているだけである。

実際今までの数度の渡航で何人か日本人とも会ったことがある。
ひとりは関西弁丸出しの商売人だった。

「テポドンなんか飛ばしよったから今は日朝関係最悪ですわ。
でも商売っつうのはピンチのときこそチャンスでっからな、は、は、は」
と言ってはホテルのバーで北朝鮮の幹部達と夜な夜な商談していた。

外国でたくましい日本人を見ると
だいたいそれは関西弁で話しているから面白い。

核実験を行った直後に渡航した時にも日本人と会った。

ワシが一緒に行った相方(彼が私をいつも連れて行ってくれる)が、
「こんな時にここに来る日本人なんて
どうせうさん臭い奴らに決まってんだから絶対接触したらダメですよ」
と警戒していたぐらいうさん臭かった。

「ほなそんな時に来ているワシらもうさん臭い人間っつうことですな」
と笑って切り返したが、実はそうではない。

いつも飯を食いに行くホテルのレストランの
支配人のおばさんが最終日にワシらにこう言った。

「ご旅行は楽しめましたか?
私はいろんなお客様を接待しますが、
あなた方のことは一番印象に残りました。
だってこのように奥様を連れて来られる方は非常に少ないですので」

そう、うちの嫁は韓国には一度も行ったことがないが、
北朝鮮にはもう2度も行っている。

そんなこんなでワシら御一行にはいつも笑顔があった。
カレンちゃんの、アネゴの、末っ子ちゃんのことを話しながら、
いつも笑顔で飯を食い、酒を飲んでいた。

しかしワシがそこで会ったその日本人は違った。

最終日に焼肉屋(北朝鮮は牛は労働用なので焼き肉はダックであるが)で、
偶然彼らに隣り合わせた時、
ひとりがもう一人をこずいて「カメラを回せ」と言った。
もう一人は店内を撮る振りをしてワシらを撮った。

相方はプロなのですかさず笑顔でカメラに挨拶をしたら、
彼らはチッという顔をしてカメラを止めた。

どういうことなのかはその後帰国した時にわかったが、
彼らはそこで撮ったいろんな写真や映像を、
写真週刊誌やいろんなところに売る「商売」をしている人達だったのだ。

北朝鮮のレストランはそれこそ絶世の美女達が給仕をしてくれるが、
その美女達の写真を
「北朝鮮のキャバクラに潜入」
という記事を捏造して載せていた。

ワシは見つけ出して殴ってやろうかと思った。

ワシだとて、まあ誰だとてあの「国」のことは好きじゃない。
しかしあの国に住んでる「人」に罪はない。

この人達は自分のやっていることを自分の子供達に胸を張って喋れるのだろうか。

ワシの活動がテレビで放送された時に、
「パパは北朝鮮行って来たが?」
と聞く、当時小学生だったワシの子供達にワシは胸を張ってこう言った。

「お隣の国にはお前達と同じような子供達がいる。
パパはその子供達にロックを教えに行ってるんだよ。
今は大人達がいがみ合って大変なことになってるけど、
お前達とその子供達の時代には、
きっと今とは違ういい関係になってて欲しいと思ってね」

そのうさん臭い人達は帰りの飛行機も一緒だった。
いい年したおっさん二人が一度も笑顔を見せず、
最後に一度だけニヤっと笑ったのは
成田に着いて荷物を降ろす時だった。

そのうさん臭い笑顔を
彼らは自分の子供に胸を張って見せられるのだろうか。

ワシは今からまたボロボロの高麗航空の飛行機に乗って北朝鮮に行くわけだが、
今回はさすがに嫁はいないが、
ワシは笑顔であの国の「人」達と会って来る。

ガイド(という名の監視員とも言われる)ももう何代目かになっていて、
今では現代っ子のヘギョンちゃん。
上げ底のスニーカーを履いてバリバリ携帯でメールしているという噂である。
もう結婚したかな?・・・

「経済制裁」だと言いながら、
アジア最後の手つかずのレアメタルの発掘権を狙って、
日本以外のあらゆる国の商売人がこぞってやって来ているので、
道路は整備され、ホテルは改装され、
日本だけが蚊帳の外で世界中の多額の金が北朝鮮じゅうを廻っているという噂もある。

別にジャーナリストでも何でもないのでワシには関係ない話だが・・・

ネットも通じない、携帯電話も持ち込み禁止だというので、
まあこれは飲むしかない!!

あのロックの生徒達は幸せに暮らしてるのだろうか。
あの街はいまどのように変わったのだろうか。
そして今度はまたどんな楽しい出会いがあるのか。

そんなことを肴にのんびりと酒でも飲んで来よう。

Posted by ファンキー末吉 at:09:09 | 固定リンク

2011年10月28日

AJ -米田渡- 田口智治Birthday Live 「田口★祭」終了!!

いや〜今回も楽しかったな。
あんまり楽しかったんで告知してもらうの忘れた。

「爆風スランプトリビュートアルバムで、
C-C-Bの4人が集まってRunnerをレコーディングしたよ」
と一言言ってもらえれば今日来たお客さんはみんな予約してくれたのに・・・(笑)

と思いつつもリハから楽しかったんでついつい言い忘れてしまってました(涙)。

まあいいです!!C-C-Bファンのみなさん!!
是非口コミで広めて下さい!!

あと、渡辺英樹も参加して作ったiPhoneアプリが、
キャンペーンで期間限定値下げしてるそうです。

iPhone音楽アプリ「Xproduce」が
「iPhone4S 発売記念キャンペーン」として、価格を170円に値下げ!
11月30日までの期間限定価格となります。(通常価格:600円)
詳しくは下記各サイトをご覧ください。

■AppStore
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■Twitter
http://twitter.com/Xproduce

これってもうちょっと売れてくれたらオプションとして米川くんや山本恭司さんや、
その他いろんな人のプレイも追加出来るのよ。
この機会に是非お買い求め下さい。

さて私は明日(日が明けてもう今日か・・・)は北京、
明後日はネットの通じない国に行きます。

帰るまでつぶやきも何も出来まっしぇーん!!
耐えられるやろか・・・

Posted by ファンキー末吉 at:02:48 | 固定リンク

2011年10月25日

難聴と老眼

最近日本語も中国語もあんまし聞き取れなくなって来たので
てっきり「頭が悪くなった」と思ってたら「耳が悪い」のだと言う。

先日セッションであった昔なじみのミュージシャンがこんなことを言っていた。

「大音量によって耳が破壊されて6kHzあたりの音が聞こえなくなると、
子音が聞こえなくなって言葉が聞き取れなくなる」

まああんな至近距離でシンバルがんがん叩いてたらそりゃ耳も破壊されるわのう・・・

不思議なもんでバンドで一緒に音を出してると、
別にシンバルだスネアのカンカンだ全然気にならないのだが、
サウンドチェックとかで「シンバルの音下さ〜い」とか言われて、
シンバル単体で叩くと耳に痛い。

こんなことをもう40年近くやり続けてるんだから、
そりゃ耳が壊れない方がオカシイ・・・

耳を守るために耳栓をしてドラムを叩く人もいるが、
そうするとドラムの音質も変わって聞こえるのでキモチワルイ。

まあハイ落ちしてるのは今に始まったことではなく、
ミックスなどをしてても必ず最後に仮谷くんとかにチェックしてもらわねば、
ピーという高音ノイズが入っていてもワシの耳には聞こえない。

ただ仮谷くん曰く、
だからと言ってワシのミックスが高音を聞こえないから無理に上げてたり
そんなことはないらしい。

思うに40年かけて徐々にこうなっているのでもう耳が慣れているのじゃろう。

まあ少々ボケの入ったおふくろと話す時とか、
パーキンソン病で少々コントロールが効かないポールと話す時とか、
そんな時以外は別に不自由でもないのでほっといている。

耳が悪くなって来ると
自分の話す声が聞こえないので必然的に大きな声になると言うが、
まあその辺も今に始まったことではないので別に不自由はない。

まあ人は迷惑かも知れんがの・・・

老眼も進んではいるようじゃが、
現状で別に譜面を見るのには不自由ないのでメガネはかけない。

まあメガネかけてたらドラム叩いて頭振れんしな。

それより何より身につけるものはすぐなくすから危険である。
腕時計やアクセサリーも身につけたことがない。

結婚指輪も初回(一回目の結婚)は1週間でなくしたし、
今の嫁は首輪のようにネックレスにつるしてくれたがそれもなくした。

どうも靴下も嫌いらしく、
仮谷バーに上がり込んで靴下を脱いだら、
またこれが必ずと言っていいほど忘れてゆくらしい。

まあ頭も悪くなってるのね・・・
ま、ドラム叩けるうちはいいか・・・

本日は米田渡の最終リハ。

AJ -米田渡-
田口智治Birthday Live「田口★祭」
プレイガイドにてチケット発売中!

■10/27(木) Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
OPEN 18:30/START 19:00


チケットぴあ 0570-02-9999(P-コード143-868)
ローソンチケット 0570-084-003(L-コード73764)
イープラス http://eplus.jp
★INFOディスクガレージ 03-5436-9600 (平日12:00-19:00)

◆MEMBER 渡辺英樹(B/Vo) 田口智治(Key/Vo) 米川英之(G/Vo) ファンキー末吉(Ds: Support)
◆TICKET指定席\5,500/1F後方立見\5,000 ドリンク代別途必要
◆一般プレイガイド発売日 2011年9月10日(土)各プレイガイド一斉発売

明日は爆風トリビュートのレコーディング。
昼間は王様のギター(おしゃれな東京タワー)、
夕方から船長の歌う「45歳の地図」を録る。

その後は船長の持って来たマグロのカマを持ってで打ち上げじゃー!!

と言いながらまた酒で頭も破壊されてゆく・・・

Posted by ファンキー末吉 at:06:47 | 固定リンク

2011年10月21日

母が振込詐欺?!!

御年80歳を越え、高知に住んでる母ももう少しボケが入っている。
喋りもちょっとモゴモゴになって来ているので、
シンバル強打による職業病的難聴のワシには
もう言ってることが少し聞き取りにくい状況である。

そんな母から昨日突然電話がかかって来て長々と話を聞いた。

母:「あんたなあ、みずほ銀行のエバラ支店っつう人から電話があってなあ」
ワシ:(ああ、武蔵小山のみずほな・・・)
母:「いやな、おかしい思たんや、そんな銀行知らんし!!」
ワシ:(ああ、おふくろ忘れてるんやな、昔口座作ったで・・・)
母:「ほら、今なんたら詐欺って流行っとるやろ、ピンと来たんや」
ワシ:(いや、それホンマに銀行の人やと思うで・・・)
母:「だっておかしいやろ、その口座に459円入っとるとか言うんやで」
ワシ:(そりゃ銀行の人やったらわかるやろ・・・)
母:「最初な、女の人やったんやけど最後には男の人に電話かわるんや」
ワシ:(そりゃ銀行の人も大変やったな・・・)
母:「そいでな、電話切ってすぐ高知のみずほ銀行行って来たんや、そしたらな・・・」
ワシ:(ほう・・・)
母:「ホンマに口座があってな・・・」
ワシ:(そりゃあるやろ・・・)
母:「そんでホンマに459円入ってたんやで、怖いなあ・・・」
ワシ:(そりゃ入ってるやろ・・・)
母:「なんたら詐欺の人ってそんなことまで知っとるんやなあ・・・」
ワシ:(銀行の人やったらそりゃ知っとるって・・・)
母:「もう恐ろしいから全部解約してキレイにして来たから・・・」

ワシ:「よかったな、おふくろ。振込詐欺にひっかからんでよかったな。次からも気をつけるんやで!!」

みずほ銀行の職員さん、どうもお手数かけました!!(ぺこり)

Posted by ファンキー末吉 at:11:14 | 固定リンク

2011年10月20日

ついでに四方山話

中国人で嫌いな人というのはあまりいない。

こんな性格だから人に騙されたりもするが、
日本人にはヒドい目に合わされたことはあるが不思議と中国人にはない。

まあ「いけ好かないヤツ」と言えばまず挙げるのがひとりのモニターエンジニア。

零点(ゼロポイント)スタジアムコンサートのサウンドチェックの時、
モニターから突然何も聞こえなくなったので一生懸命ジェスチャーで伝えていたが、
今度は突然爆音で鳴ったので慌ててまたジェスチャーで伝えた。

「何やってんだよ〜」
とその後彼に言うと
「そりゃ器材の問題だ!!俺のせいじゃない!!」
と胸を張られたのには非常に腹が立った。

そんなヤツがワシよりも高いギャラで仕事をする大御所なのが気に食わない!!
(金が絡むと人間突然心が小さくなるのよ・・・笑)

それから若い衆と飲んでるとよくこんな話をする。

「お前ら間違ってもあんなヤツにはなるなよ。
日本のエンジニアを見てみろ!!
X.Y.Z.→Aで100本ツアーを廻ってた吉田くんなんて、
毎回毎回ライブが終わると必ず楽屋に来て、
"今日はモニターどうでしたか?"と聞く。
例え小屋の器材が悪くったって絶対そんなせいにしない。
それが"音楽"ってなもんと違うか?!!」

「爽子(Shuangz)」のライブの打ち上げでまた別のいけ好かないヤツと会った。

映画音楽家Yはもともとはとあるバンドのキーボーディストとして知り合ったが、
2006年に「予算がないんです〜」と泣きつかれて映画音楽を担当した
「疯狂的石头(クレイジーストーン)」の最終音入れの時に監督が連れて来て再会した。

監督の要求は高く、
結局いくつかのBGMは作り切れないということで監督が彼を呼んだのだ。

結局彼が作った部分はほんの少しなのだが、
クレジットには「音楽」というところにワシと共に彼の名前が載っている。

まあ今にして思えば監督の音楽に対する要求はそれはそれは高く、
ワシは何度も直しをし、それを何度も監督に聞かせ、
彼の場面においてはそんな作業を彼もやってくれるかと思ったら、
まあ中国人にはよくあるのだけれども
「電話に出ない」「メールを返さない」
で結局ワシが全部やった。

まあいい。
ワシが音楽監督なのだからそれも含めて全て「ワシの音楽」である。

怒濤の如く音楽制作が終わり、
その映画は結局中国でタイタニックを上回るほどの動員記録を樹立した。

ワシは一躍「映画音楽家」として時の人となったが、
その後年に数本の映画やドラマの音楽をやる生活に突入する羽目になり、
スティックではなく毎日マウスを握る生活が嫌になって日本に逃げて来た。

YもYでその後いろんな映画の仕事をやったのだろう。
そのひとつの大型映画がまた大ヒットして、
今ではトップクラスの映画音楽家となった。

まあそれはそれでいい。
その後彼は会社を立ち上げ、
10人の若い衆に音楽を作らせ、
それを自分の作品として仕事を量産していると聞く。

まあワシとてその後、
張張(ジャンジャン)やら若い衆と映画音楽をやったりしているが、
根本的に違うのは、
「俺は別に映画音楽家になろうと思っているわけでもない。
お前がこの仕事を将来やりたければ、
これをチャンスだと思って頑張れ!!
監督とはお前が打ち合わせをしろ!!
気に入られたら後はお前が自分の仕事としてやっていけばいい」
というところである。

若い衆のうちひとりは北京オリンピックの閉幕式の音楽(の一部)を任されるなど、
今では音楽家としてトップクラスに躍り出たのもいるが、
相変わらずワシはこのままである。

ワシはYと違って「人の上前をはねる」ということが出来ないのだ。

この日、打ち上げに現れた彼の服装が気に食わなかった。
ブランドもののシャツにゴールドのネックレス、
ブランドもののバッグに腕時計。
それにスーツではなくGパンを履いているところが
「これは普段着ですよ。いつも普通にこれを着てますから」
という感じで腹が立つ。

またそのGパンのベルトがブランドものっぽいのがトドメである。

だいたいこのアンダーグランドのラッパーの打ち上げに、
そこまでブランドもので着飾って来る必要があるのか?
みんなTシャツにジャージ(ラッパーやからね)、
「ロック」なんだからスタッフだってスーツ着てるやつもおらんぞ!!

ワシも中国のスター達に知り合いも多いが、
ヤツらが公の場に姿を見せる時にスーツなので着飾るのはわかる。

でもお前は「裏方じゃろが!!!」

まあ「金」のことになると人間心が小さくなってしまうので、
ひょっとしたらこれは完全にワシの「ヒガミ」なのかも知れない。

でも昨日行ったジャニーズの芝居、
IkemenDesunePoster.jpg
を見て改めて思う。

汗みどろの稽古をして来た若きジャニーズのスター達、
それに携わる本当に演劇を愛するたくさんのスタッフ達、
そんな人達と彼はやっぱ「何か」が違う。

人間どう生きようが人の勝手なのでワシがとやかく言うことではないが、
ワシはやっぱり「こういう世界」で生きて来たし、
「こういう世界」でずーっと生きてゆきたいと思うから、
「こういう世界」の人間の方が一緒にいて居心地が良い。

舞台「美男ですよ」
11月末まで全国廻りますので行ってやって下さい。

http://www.ikemen-desune.com/

素晴らしい舞台でした!!
(私は楽器指導として少しだけご一緒させて頂きました)

Posted by ファンキー末吉 at:09:22 | 固定リンク

2011年10月16日

「爽子(Shuangz)」のライブ

ShuangzAndFunky.jpg

中国のラップ歌手「爽子(Shuangz)」のライブに参加して来た。

仕切りも何もあったもんじゃない。
一昨日着いてから誰も「何時にどこに行け」という連絡すらないのだから・・・

まあこのままばっくれたところで罪はないが、
やはりちゃんと調べて自分で行ってしまうのがワシである。

着いたらドラムセットがふたつ置いてあった。

ShuangzFaBuHui2Drums.jpeg

聞けば3人のドラマーが代わる代わる叩くと言う・・・

しかしドラムセットはあってもシンバルが1枚もない・・・
「取りに行ってます」
まあこの辺はよくあることなのでいいだろう。

しかし「この曲はプログラム聞いて叩いて下さい」と、
ぽんとiPod touchを渡されるのはどうしたものか・・・

ShuangzFaBuHuiProgram.JPG

音響スタッフに言ってミキサーは持って来させた。
PAにつなぐべきシールドもあった。

しかしヘッドホンがない!!

「もうひとりのドラマーが持って来てるからそれを借りよう」
と言うのだがそいつのはミニジャックでこのミキサーにはつなげない。

仕方がないのでクリックでミキサーのレベルメーターが振れるのを見ながらリハーサルする。
よっぽどテクニックがなかったらこんなこと出来まへんで!!

しかし考えてみたらメーターをガン見せねばならんので譜面を見れない!!

他にも同期を使わない曲で「テンポが遅い」だの「速い」だのクレームが来たので、
「よっしゃ!!全曲クリック聞いて叩いてやる!!」
とイヤホンをはじめ自分のシステムを取りに帰る。

まあ考えてみれば歌う人と違ってラップの人は、
テンポがちょっと速いだ遅いだっつうのはとても気になることなんやな。
でもそやったらあらかじめ言っとけよと言いたい。

リハもそこそこでシステムを取りに帰り、
戻って来た時には既に満場の客が入っていた。

客前でセッティング・・・まあこれも中国では慣れたもんである・・・

そんなこんなでやっと楽屋に着いたらプロデューサーDが現れた。
左手をいつもポケットに隠していて、
一説によると「ヤクザともめて指を切り落とされた」とか噂される謎の人物である。

「この前の会社は結局どうなったの?」
ワシは聞いた。

もともとワシは前の会社から仕事を頼まれたのだ。
しかし仕事が始まったら彼が暴走してコントロール不能となり、
最後には前金だけもらったままこの仕事は流れた。

なのにこの左手のない男はまたここにいる。
「またあんたが金出してこのアルバム作ったの?」

彼は言う。
「あいつは俺にしかコントロール出来ないからな。
でもそれもまたロックだろ?」

まあワシはそんな輩と直で仕事をやる気はないが、
誰かがちゃんと金を払ってくれれば逆に相手がどんなヤツでも構わない。

「実はなあ・・・」
彼は小声でこんなことを話した。

「お前の作ってくれた世界観なあ、
ありゃ全くもってニュービー(Fuckin' great!!の意)だった。
でもなあ、あいつもガキだからなあ、どうしても消化不良になっちまったんだ。
それで今回は自分たちだけでアルバム作ったというわけさ」

日本でバンドやっててもよく
「大衆はバカなんだからそんな高度なことやったって誰もわかんねーよ!!」
なんてことを言われて言い争いをして来た。

結局そんなバカな音楽しかやれない世界はイヤになって「芸能界」とやらを後にした。

爽子(Shuangz)に最初に作ったDEMOは妥協せずに高度な転調を盛り込んでいた。
ラップは基本的に同じ音程でずーっと歌うわけだからバックが絶え間なく転調すればその場面場面で色が変わる。

ただそれを理解して完璧に演奏出来るJazzミュージシャンが北京にはあまりいないというだけの話である。

この日ワシがドラムを叩くことになっている曲にはこの曲も入っていた。
それほど複雑ではないにしろサビになると転調してみんなで大合唱出来るようになっている。

それどころかアメリカ持って行ってWyn Davisにミックスを頼むとか、
基本的には全部ワシが敷いたレールに乗って全てが作られている。

しかしライブが始まってみてワシはちょっと考えるところがあった。

ShuangzFaBuHuiAudience.JPG

爽子(Shuangz)のファンは強力である。
始まる前から待ちこがれて熱狂し、
そんな熱いオーディエンスをワシは、
10年前の許魏(Xu Wei)、20年前の崔健(Cui Jian)で体感したことがある。

そんなオーディエンスが中国の音楽界を変えていった。

この日は崔健(Cui Jian)の曲を爽子(Shuangz)も歌った。
きっとプロデューサーDが彼を説き伏せて歌わせたのだろう。

彼も、オーディエンスもまだ生まれてなかった頃に、
中国じゅうの若者が熱狂した歌を、
80年代生まれの若者達がまた熱狂して歌う。

爽子(Shuangz)はそんな「大人達」のいうことを、
自分なりに一生懸命消化してここまで来ている。

ワシの作った2曲は形を変え、
それなりに彼が一生懸命に消化しながら、
やっぱライブではワシの力が必要だからワシを呼んだのではあるまいか。

アンコールに彼がネットで最初に発表した曲をやった。

最初っから最後までずーっと同じリズムとアレンジ、
そんなどうしようもなくアンダーグランドな曲にオーディエンスが熱狂した。

もともとはワシは「この曲を何とかしてくれ」と頼まれたのだ。

今なら
「この曲はどうにもならん!!このままが一番なんだ!!」
と言うだろう。

でも「大人達」は彼をもっと上に連れてゆきたいと思う。

彼をはじめ、ステージ上に立つ全てのミュージシャン、
そして客席のほとんどの若者はタトゥーを入れている。

入れてないのはワシぐらいのもんである。

爽子(Shuangz)は二の腕に両足、
背中には今の彼女の顔と全身の絵を彫っている。

「大人達」がそんな彼に未来のレールを敷く。

例えばワシが布衣羊肉麺という曲を書いた。
ずーっと自分たちの音楽しかやって来なかった彼らは最初戸惑い、
でもボーカルのLaoWuだけは最後までワシのことを信じて歌い続け、
結果この曲は今では彼らの代表曲となった。

それは例えて言うと、彼らにワシが
「階段を一足飛びに飛び越えられるハシゴ」
を与えたというだけではないのか。

「大人達」には彼らの未来が見える。
しかし爽子(Shuangz)には決してそんなものは見えはしない。

そんなもの見えてたら今の彼女の顔を自分の背中一面に彫りますか?!!

彼が見ているものは「今」だけ。
そして同じように「今」しか見られない若者達がそんな彼の歌に熱狂する。

そして彼らがまた「新しい中国」を作ってゆくのだ。

プロデューサーDは打ち上げでワシに言った。
「お前との付き合いは永遠だからな!!
こいつの二枚目と三枚目、またお前の力を借りるぞ!!」

ワシはまた彼に「一足飛びに階段を飛び越えるハシゴ」を与えるだろう。
そして彼はまた苦労して、
そのハシゴを解体して低いハシゴにしてしまい、
ワシは怒り、あきれ、あきらめ、
彼は「大人達」の思惑とは別に彼なりの人生を歩んでゆくだろう。

プロデューサーDはワシに
「こいつを中国を代表するロッカーにしてやってくれ」
と言う。

でもそれをするのはワシではない。
とどのつまりは「彼自身」なのである。

Posted by ファンキー末吉 at:03:19 | 固定リンク

2011年10月10日

エナロックフェスティバル

外道のドラムのそうる透さんが急病のため、
急遽ワシが外道のドラマーとして参加することになった。

自分が高校の頃にコピーしてたバンドのメンバーとして野外ステージに立つのは何か不思議な感覚であると共に非常にありがたき幸せである。

前の日はX.Y.Z.→Aのファンクラブライブだったので、
今回はファンと共に痛飲するのはあきらめて夜走りで中津川に向かった。

中津川にはよく行った記憶があるが、
それはどれもX.Y.Z.→Aのツアーである。
100本ツアー、全都道府県ツアー、更には何度か行ったことがあり、
自分の中ではなかなか思い出深い街である。

X.Y.Z.→Aもあれからツアーの数も減って、
とんと地方に行くチャンスがなくなったので非常に久しぶりである。

昼間はそのライブハウスを探索しに行った。

確か階下が接骨医で控え室がそこになってた記憶があるので、
その接骨医の名前をナビに打ち込んだが見つからない。

何とかネットで住所だけ調べてその小屋にたどり着いた。

NakatsugawaBreath.jpg

おうっ!!!懐かしいこの感じ・・・ツアーの記憶が蘇る・・・

写真を撮ったりしてると中から誰やらスタッフが出て来た。
「ひょっとして・・・ファンキーさん?・・・」

お顔こそは覚えてなかったがオーナーのWさんに違いない。
久しぶりの挨拶をしてエナロックに来たことを伝えた。

「そうなんですよ。僕も行くつもりまんまんだったんですけどね」
とWさん。
「でも急にイベントが入っちゃってね、
7月が不景気だったんでこりゃイベント優先かな、と」

聞けばこの店も来月で開店15周年だという。
「地元のミュージシャン達に支えられてやっと15年ですよ・・・」
そう照れ笑いをするWさんにちょっと胸キュン(死語)・・・

思えばまだ2年半しかやっていなうちの店も、
いつかは同じような言葉を人に言う時が来るのだろうか・・・

「バンドを育てる」のではなく、
チケットノルマを課して「バンドを食い物にする」ライブハウスだけが収益を上げ、
本当に音楽を愛する小屋ばかりが潰れてゆく昨今、
Wさんの15年を想像すると本当に頭が下がる。

「いやー、本当は今頃は会場で酒飲んで盛り上がってる頃なんですけどね・・・」
と頭を掻くWさんに深々と頭を下げ、会場に向かった。

EnaRockFestival2011.JPG

会場は手作り感満杯のイベント会場だった。
思えば「中津川フォークジャンボリー」の頃からこの街はきっとこうだったのだろう。
スタッフは皆地元の音楽好き、
参加アマチュアバンドのステージではまさに「中津川フォークジャンボリー」の頃そのままのスタッフがドラムを叩いていた。

会場を歩いてたら若者(でもないか?)に声をかけられた。
「ファンキーさん、今日のステージ楽しみにしてます」

ワシはたかだかそうる透さんのトラで来ただけの「ただのドラマー」である。
そのドラムを楽しみにしている人がいるところが「中津川らしい」とちょっと感激。

田村直美、Ichiroさんや鮫島さんのSonsに続いてアースシェイカー。
いきなり工藤ちゃんのドラムソロが入る。

後にMCでマーシーも言ってたが、
「イベントっつうのは時間が短いからね、
普通はドラムソロなんかメニューに入れないんだけどね、
クドーにちょっとだけやりーやと言うたらたっぷりやってしまいましたね(笑)」

これが「バンドだなあ」とちょっと感激。

思えばワシがいた世界ではライブはやはり「ヒット曲」であった。
ライブに関するミーティングで、
「お前のドラムなんて誰が聞いてるんだ!!
客が聞きに来てるのはRunnerでありリゾラバなんだ!!」
と喧嘩になったこともある。

トリの外道のステージではメンバーでもないのにドラムソロを振られ、
そんな思いも込めてぶっ叩かせてもらった。

アンコールは出演者入り乱れてのセッションというので、
潔くドラム台を降りて工藤ちゃんとロジャーにドラムを任せて、
カウベルを叩いたりステージをうろうろしたり遊んでたら、
ふと客席におもちゃのギターを持ってエアギターしている子供を発見!!
うちの息子も一緒にステージにひっぱり上げたら一緒に大はしゃぎ。

思えば昔は人のイベントに出て勝手にこんなことやるなんて想像出来なかったが、
中津川のこの自由な雰囲気、
そしてきっと親からの影響なんだけどエアギターでイベントを楽しむ小さな子供、
そしてドラムを叩かずにステージをただうろうろしてても許される雰囲気、
そんなこんなでつい中国のイベントのように好き勝手に遊んでしまった。

子供達よ、大人を食う素敵なステージをありがとう!!

RyunosukeInEnarock.JPG

そしてエナロックのスタッフのみなさん、参加したロック好きのお客さん、
みんなどうもありがとう!!

来年は是非X.Y.Z.→Aも呼んでね!!

Posted by ファンキー末吉 at:08:59 | 固定リンク