ひとりドラムの軌跡

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X.Y.Z.→A オフィシャルサイト 八王子 ライブバーX.Y.Z.→A 爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump
今回新録された楽曲のみを
おまけComplete」
としてCD化しました。
OmakeCompleteJacket.jpeg 爆風スランプトリビュート盤を既にご購入されている方は、このCDを買えば「完全版」となり、更には他のCDには収録されていないファンキー末吉の「坂出マイラブ」も収録されてます。
「完全版」としてセットで買うと500円お得な2枚で3500円のセット販売もあります!!
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爆風スランプトリビュートアルバム WeLoveBakufuSlump

1999年12月11日

XYZのCDが軒並み品切れ

こんなMailを頂いた。

>友人からこんな話を聞きました。
>
>去年、レイジーの赤坂ブリッツでのコンサートに行きました。
>開演前にいきなり2階席がザワザワ言うので見たら、
>ソバージュ頭の男の人がみんなの注目を浴びながら席に座りました。
>「誰なの?」
>一緒に来た友達に聞くのですが、
>私たちの席からはどうもはっきりとわかりません。
>一生懸命目をこらして見るのですがわからず、
>社交的な友達は周りの人に聞いて情報を集めてくれました。
>「なんかどっかのプロレスラーだそうよ」
>プロレスに興味のない私はそこで一件落着しましたが、
>後で聞いたらその人こそ「二井原実」その人だったそうです。


さて、今日のお題
「X.Y.Z.のCD、ついに品切れ・・・」

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すんません。
ついに全国のCDショップで完全に品切れとなってしまいました。

もとはと言えば11月26日に出したシングルです。
このテのジャンルのシングルなんぞほんの名刺代わりの、
それこそごくファンの人のためだけに作るアイテムだと思って
それはそれはほんのスズメの涙程度しか作ってなかったのが悪かった。
このジャンルのファンは、
いわゆるお茶の間歌謡等のファンから比べるとほんのスズメの涙だが、
しかし、いざCDをプレスして流通させようとすると以外に多い上に、
またそのファンと言うものは他に類を見ないほどパワーが凄い!

通常レコード業界では
「品切れ起こすとは何事じゃ!」
と大問題にされる。
あるアーティストのCDを買おうとCDショップに行って、
目的のCDが品切れなら、
そのお金で別のアーティストのCDを買ってしまうからである。

ところがこのジャンルのファンは根性が違う!
ある店に行ってなければ次の店に行き、
そこでもなければ何件でもまわる。
それでもなければインターネットで情報を交換し、
またそれをファンが見るもんだから余計不安になり、
1週間後のアルバム発売までに回れるだけのショップを回って情報収集をしておく。

ショップに人にしてみたら、
TVでCMを打っとるわけでもなく、バラエティー番組のタイアップがあるわけでもなく。
そもそも「X.Y.Z.」だけではどこの新人バンドなんやらさっぱりわからん。
問い合わせようにも「X.Y.Z.レコード」たるもんが何なんやらさっぱりわからん。
わからんのに毎日のように入れ替わり立ち代わり問い合わせが殺到する。
やっとのことで「キングレコードのアイテムなんだ」とわかったら、
「あの火傷しそうに熱い客どもの再来襲に備えて数枚は入れとこう」
とそこで初めてそう思う。

ところが時すでに遅し。
注文とは発売日の1ヶ月前が〆切なのである。
厳密に言うとそれより後の注文は「バック」と呼ばれる。
まあ何が違うかと言うと、
大きな違いは私たちがキングレコードに対して商品を納める場所と、
伝票の書き方がちょっと違うだけなのだが、
売れ行き枚数を推量する術としてはこの1ヶ月間の空白と言うのが落とし穴となる。

バックと言うのは厳密に言うと、
発売後、毎日のように全国のCDショップから
「何枚仕入れます」と言うオーダーが来るその数のことである。
私たちで言うとシングル発売後、毎日のように
「今日は100枚、今日は数十枚」
などと数が報告されるが、
実質キングが私たちに注文した数はこう言うバックの数も計算して決めているので、
発送センターの倉庫からそれが日々それらのショップに発送され、
それを管理しているキングから
「ぼちぼち在庫が足りなくなるんでさらに何枚注文します」
と来るわけである。
しごく健康的である。

さて、そんな中でシングルの注文を小出しに受けながら
1週間後ついにアルバム発売日を迎えたわけだが、
その日にキングから慌てて電話がかかって来た。
「末吉さん、在庫が全然ないんです。すぐに1000枚送って下さい」
ちょうど今月から始まるツアーで売るために
1000枚以上の在庫は事務所にストックしてあったのですぐに送って事なきを得たが、
大体にして実際にショップから注文があった数に数割を上乗せして私たちに発注するそうで、
そうするとその数百枚(俺は1000枚近いと見ているが・・・)
の数がこの1週間のうちに動いたことになる。
(それ以前に動いたのならシングル発売でこれだけ騒ぎにならんじゃろう)
このファンのパワーたるやおそるべしである。

まあ在庫もあったし、めでたしめでたしとばかりゆっくり構えていたら、
今度は本当のバックの数字が出て来た。
それまでの数字はバックと言うよりは発売前に足らなくなった数なので、
いわゆるバックと言うのはこの数字のことを指すんだろうと思うが、
これが平気で1000枚ほど来てしまった。

ひえー・・・
当然キングはまた慌てて電話をかけて来る。
先日頼んだ在庫が初日でまたすぐなくなったのである。
「末吉さん、すぐに発送できる商品何枚あります?」
ここで全部商品を出したらライブで売る商品がなくなってしまう。
「プレスじゃプレス!すぐに発注せい!」
そうのこうのしているうちに、それでも毎日のように全国のCDショップからバックが来る。
バックとは基本的に毎日来るものなのである。
「これじゃあ間に合わん!ライブ用のやつ、とりあえずすぐキングに送れ!」
「そしたら明日の前橋ライブどうするんですか?」
「しゃあない。ドラム部屋行って取って来い!」
目黒の事務所と、武蔵小山のドラム倉庫との間で箱積みされた商品が飛び交う。
「12日のY2Kどうするんですか?」
「集客人数より多く売れるはずはない。その枚数残して全部キングに送れ!」
「ツアーどうするんですか?ツアーは・・・」
「さっき発注したやつ、工場からいつ発送出来るか聞いとけ!
ついでにさらに1000枚多めに追加発注せえ!」

生まれて初めて「CDのプレス」なるものをやったのだが、
その時に業者さんがいいアドバイスをくれていた。
「ファンキーさん、通常ジャケットと言うのはプレス数よりも多く刷っておくんです。
その方が単価が安くなるし、
何よりジャケットがすでにあると、プレスして製品にするのも早いんですよ」
いいこと言うねえ・・・
そうそう、そのおかげでこの緊急事態に対処出来ると言うわけだ。

「末吉さん、えらいこってす!」
「どした?」
「ジャケットも底をつきました」
ひえー・・・
ミスプリ問題とかもあり、慎重になっていたのでそんなに枚数を発注してなかったのである。

かくしてライブでの手売り分を残して全ての在庫がなくなった。
そんな中でも毎日のようにバックが来る。
何枚残っているのかキングの在庫数と、
それでも数枚まだ在庫があるショップ以外では、
この世にこのX.Y.Z.のCDはまったく存在しなくなってしまった。

そしてついにこんなMailが来た。

>Asian Typhoon まだ手に入りません。
>今日は店の人に「品切れでいつ入荷するかわからない」と言われました・・・

品切れとはつまり品が切れたことである。
キングの営業の方々が、お店の方にそう説明せざるを得ない現状となったわけである。
いつ入荷するかとは、すなわち私どもがいつ出荷するかと言うことである。
これがわからんと言う状況になったと言うことである。
・・・俺にもわからん・・・

迷惑かけてどうもすんません。


ファンキー末吉

Posted by ファンキー末吉 at:03:20 | 固定リンク

1999年12月 4日

イニシャルとは何ぞや!

風邪をひいた・・・

この寒空の下、ジョギングの格好をして、
その実、足を引き摺りながら歩いてるんだから風邪をひいて当然か・・・

鼻水をすすりながら現在Accsess2000と格闘中。
X.Y.Z.レコードの会計や受注発注、金銭管理までをやってのけるデータベースを構築中
(パソコンお宅の腕が鳴る)なのだが、
アルバム発売日に慌てて追加注文の電話がキングからかかって来て、
「こいつぁあ幸先いいぜ」
とばかり入金管理のデータベースに打ち込んでる時に、
ふと素朴な疑問に直面した。
「そもそもキングから受注を受けたぶんって言うのはいつ入金されるの?・・・」

さっそく契約書を取り出して来て読み返す。
「甲は乙に納めた商品を毎月20日を以って締切り、乙に報告します。
乙は、翌月16日に振出日起算92日手形にて代金を支払います」
相変わらず文章が硬くて何を言うとんのかようわからんが、
要は請求書を起こさなアカンと言うわけやと判明。
「誰か・・・キングに請求書・・・起こしとるわけないわな・・・」
俺がやらな誰もやるはずはない。
つまり誰も請求書を起こしてないと言うことは
いつまでたってもお金は振り込まれないと言うわけである。
「がっちょーん・・・」
データベースを組むより前に資金繰りからやり直しであった・・・
素人仕事はこれやから怖い・・・

さて、今日のお題
「イニシャル(初回流通枚数)」

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前回のまぐまぐを読んだ読者からこんなMailを頂いた。
なんと同じくタ○ーレ○ードにお勤めだと言う・・・


> 同じチェーン店に働く者として、恥ずかしいです。内々の事情は別として、お客
> 様に対する説明として体を成していません。在庫する、しないは、各店バイヤー
> の判断なので、私がとやかく言える立場ではありませんが、お客様に不愉快な思
> いをさせたことについては、同じタワーレコードに働く者として、お詫びさせて
> いただきます。
>
> アーティスト自らレコード店にファックスを流すほどの、ファンキーさんの並々
> ならぬ力の入れ様が、J-POPバイヤーになかなか伝わらないのが、傍で見ていて
> 歯がゆいです。うちの店でもアルバムは在庫するようですが、シングルは置いてま
> せん。ごめんなさい。洪水のようなリリースの中から、良いものをピックアップ
> して御紹介するのがバイヤーの仕事のはずなのですが、今はどこもバイヤーがそ
> の洪水の中で溺れてしまっているのが現状です。自戒すべきですね。
>

いえいえ、こちらこそ恐縮のきわみである。
無断転載すんまそん!

ちなみに先日、
ここにあるように全国のCDショップにFaxを流した。
「X.Y.Z.と言うバンドがリリースされます。
これこれこんなメンバーで、これこれこんなルートで販売します。
一枚でも入荷して頂けると幸いです。
よろしくお願いします。サンプルがご入用の方はこちらまで」
とか2000店ほどに流したのだが、
ある店からは「二度とFaxなど送りつけるな」とお叱りを受け、
ある店からは「ヘビメタ好きの従業員です。応援します」と頂いた。
まあこれも素人仕事のひとつなので、
結局パパママショップのように、まるで興味のないところにしてみたら、
これも一種の暴力であったのかと少し反省・・・

しかし俺は商売下手なのか、どうも「売って頂いてる」と言う意識が抜けない。
同じドラマーでも樋口っつぁんなんかだと、
「お前、これだけのメンツが集まっとるんやで、
イニシャル○○枚は行かな許されへんでぇ」
とぶちかますところだろうが、
気の弱い俺なんぞ最初っから
「無理のない数字から始めましょ」
と来とるもんやからイニシャルなど増えるはずはない。
その結果全国で品切れ続出・・・
まあ当然やわな。

でも去年、夜総会バンドの時にはイニシャルとの戦いだった。
営業所や支店の人達が本当に頑張ってくれて、
その時期の爆風よりもヘタしたら入っていたかも知れない。

イニシャルを突っ込むと言うことは、
それだけの在庫が発送センターの倉庫に、
そしてCDショップの倉庫に溢れると言うことである。
当然ながらそれが売れないと在庫がダブつき始める。
発送センターでは在庫数によって一日いくらのリスクが発生し、
小売店からの返品などあろうものなら、
そのリスクは全てレコード会社に、
ひいてはそのアーティストが振りかぶることとなる。

在庫がダブつき始めると、
レコード会社としては返品が怖いので、
次のシングル等でもっとイニシャルを突っ込んで勝負に出る。
営業としても必死である。
「○○ちゃーん、このアーティスト、売れるって言うから何枚仕入れたのに、
全然売れないよ」
と言う小売店に対して、
「大丈夫です。次のこのシングルでブレイクしますから。
今回のも同じだけか、もっと多く入荷して下さいよ。絶対保証しますから・・・」
こんな戦いが日々、
レコード会社のセールスマンと小売店との間で繰り広げられるわけである。

レコード会社の制作が売れる物を余儀なくされて大変である話はすでに書いたが、
営業やセールスマンにとってもこれは死活問題なのである。
自分は大好きだが売れない物よりは、
確実に売上を伸ばせるアイテムを売っていかないとクビになってしまう。

小売店とてこれは同じである。
巷で噂になっているバラエティー番組の企画物に力を入れないCDショップなど、
どこでその莫大な家賃と人件費を払って維持できよう・・・

でもこれは今に始まったことではない。
中学生だった俺に無理やりロックのレコードを買わせていた
近所のレコード屋のあんちゃんだとて、
「いやー、売れるんは演歌か歌謡曲ばっかりやなあ」
とボヤいていた。
「でもここってよそのレコード屋よりロックのレコード多いよねぇ」
と言う俺に対して、
「そりゃそうや。あんなつまらん歌謡曲ばっか売っとるんやったら俺こんなとこで働かん。
でもなあ、この街でロックのレコードなんて買うていくような人はおらへんのや。
けど店長からはな、なんで売れんレコードなんて仕入れるんや、言うて怒られるからな。
ボクみたいなんがロック買うてくれなこの店も
よそみたいに演歌と歌謡曲しか置かんようになるでぇ」
「あんちゃん、ボク買うわ。一番お勧めのやつちょうだい!」

まあ、おかげでうちの家にはロックの最新版(そのあんちゃんが聞きたいやつ)は
全部あった。


大人になると言うことはいいことである。
反面、そのあんちゃんの手口が読めるようになって夢もへったくれもなくなるが、
反面、そのあんちゃんの気持ちがよくわかるようになる。

爆風がデビューする時、
アンダーグランドの帝王であったパンクバンドの爆風を守ろうとする俺と、
売れるようにしようとするSONYの間に確執があった。
「あちら側の言い分はそうやけどなあ・・・」
SONYに対してあからさまに不満をぶちまける俺を、中野がこう諭した。

「末吉ぃ、あちら側、こちら側ってそれは何なんだ。
SONYだって俺たちを売ろうと頑張ってる。
俺たちだって頑張ってる。
このレコードは俺たちだけのレコードじゃないんだ。
ディレクターはもちろんのこと、
各小売店にセールスに行く全てのスタッフまで含めてみんなのレコードなんだ。
あちら側なんてどこにもないんだよ」

その言葉に感じ入り、それ以降爆風のイニシアチブを中野に譲って裏方に回った。

今ふとこんな風に思う。
イニシャルなんて少なくていいです。
その代わり「買いたい」と言う人には注文してあげて下さい。
そして店員さんがもし俺たちのこと好きなら、
1枚でいいから置いてやって下さい。
その街にもきっと俺たちのこと好きな人がいます。
それが売れたらまた1枚だけ入れて下さい。
今度はきっと2人が買いに来ます。
そしたらその時に2枚注文して下さい。

当然ファンの方々はCD入手困難になる。
でもね、みなさん。
俺たちはライブに行くじゃないの。
経費の問題もあるけど、全国いろんなところにブッキング中。
ライブに行けば必ず俺たちに会えるしCDも手に入る。

インターネットやダウンロード配信を目前に控えて、
世界的に著作権ビジネスの崩壊が危惧されている昨今。
信用出来るものはと言えば「ライブ」だけである。
俺たちにはそれがある。

ライブと言うものが楽しいのは、
そこにいるオーディエンスと共にひとつの空間を作り出しているからではあるまいか。
つまり、ライブと言うのはバンドだけのものではない、
客とバンドと、そしてPAや証明、ひいてはスタッフみんなと作り上げてるものである。
レコードとてそうあるべきではあるまいか。

多くのメーカーが、タイアップがないとリリースをしないと言う今日この頃・・・
多くのバンドが新曲が出ないとツアーをやらないと言う今日この頃・・・
そんな中で、タイアップなどひとつもなく、
無理してイニシャル突っ込むでもなく、
それでも店の片隅にそっと置いてくれてるCDがこのX.Y.Z.のCDなのである。

数年前テレビで見た「沖縄ブーム」の特集で、
ナレーターがシメにこんなことを言っていた。
「今、沖縄がブームである。
日本の一番南の島の音楽が、今日本を一番代表する音楽となろうとしている。
ある人はこう言った。
文化とは小が大を凌駕するときに生まれるものである、と」

四国の中学生であった俺が、
そのレコード屋のあんちゃんからしか聞くことが出来なかった「ロック」と言う音楽も、
今では一番多くの棚に並ぶ音楽となってしまった。
何かに対するアンチテーゼのためにありったけのパワーを込めていたロックと言う音楽も、
今ではその巨大になった存在を守るためにそのパワーの全てを費やさねばならない。

情報が溢れてるからなあ・・・
その情報の海で溺れているのはバイヤーばかりではない。
俺たちだってきっと同じだと思う。
「なんで売れたんやろ」
「わからん、仕掛けがよかったんちゃうん」
「なんで売れんかったんやろ」
「わからん、宣伝が悪かったんちゃうん」
なんて世界で俺はずーっともがいていたように思う。

幸か不幸か今は極端にも逆の生活を送っている。
音楽が悪かったら絶対にCDは売れんし、
ライブが悪かったら客は絶対に増えん。
全ては自分らが悪い。
は、は、は、わかりやすくていいではないか。

今後も「大」に対して誇りを持って「小」であれる存在でいたいもんやね。

ファンキー末吉

Posted by ファンキー末吉 at:16:10 | 固定リンク

1999年12月 1日

鬼太鼓座と一緒に10km走ったら足がボロボロ・・・

X.Y.Z.のシングルが発売されたのだが、これが非常に手に入りにくいらしい。
「入荷予定はない」とか、「知らない」とか、「注文は出来ません」とかはまだいいとして、
こんなMailもファンから頂いたりした。

>町○のタ○ーレ○ードに電話して入るかどうか聴いてみたのですが、ひどい対応でした。
>最初は「入荷枚数が少ないから予約は受け付けられない」って言われ、
>その後「前は入荷したんですけど今回は発注してない」って訳のわからないことを・・・
>あんまりくやしかったので「えっ??前ですか?」って言ったら
>「前にアルバム出したときに売れなかったから今回は取ってないんです」って・・・。
>「こいつアホか」って思って「前に出してるんですか??」
>って言ったら引き下がらず「95年にアルバム一枚だしてますよ」って・・・
>「明日デビューなんですけど」って言ったら「あれ、じゃぁ違うバンドですかねぇ」
>ってしどろもどろになってました。
>適当なことは言わないでほしいです・・・。二度と町○のタ○ーには行きません。

そうか・・・俺らは95年にアルバム出してたんか・・・

ちなみに二井原は
ラウドネス、ソロ、デッド・チャップリン、SLY、そしてX.Y.Z.と5度目のデビュー。
俺は、
爆風、ソロ、夜総会BAND、五星旗、そしてX.Y.Z.とやはり5度目のデビュー。
ひょっとしたら一枚ぐらい出してたかも知れんなあ・・・(笑)


まあでもね、
在庫が余るぐらい仕入れてくれとは言いません。
ひどい話、返品と言う事態になっちゃうと、
納めるのに100円、引き上げるのに100円、
1枚につき合わせて200円の損害は俺達レコード会社が被らなければならないのである。
メジャーに所属の時代には
「何で品切れなんか起こすんじゃ!
その時に店になかったら別のCD買うて終わりやないかい!」
とレコード会社に怒ってたが、
今となっては「品切れより返品が怖い」と言うメーカーの理論もよくわかる。

でもね、レコード店って、27%も利ざや取っといて、
売れ残っても返品したら損でもないし、
しかもそのリスクもメーカーが被ってるっつうシステムなんやから、
せめてお客さんからの注文ぐらいには答えておくんなはれや。
欲しいと言う人には仕入れてあげようよ。
たのんます。

でもまあこれほど差別されてる音楽でもあります、このテのジャンルは・・・
しかし俺らはライブで売りますから・・・
100本やるし・・・
あとインターネットでも通販してます。
(詳しくは私のHPを)
あと、12月8日からコンビニでダウンロード配信されるようにもなります。
(詳しくはHPの更新をお待ちください)
まあ手に入らない人はこれらのルートもご活用下さい。

しかし何ですなあ・・・
私の若い頃は(年寄り口調)、
ロックのCDなんて探して探して注文してやっと手に入れたりしてたんで、
ここ数日のファンからの苦情等を聞いてると、
なんやら昔を思い出してほんわかした気持ちになって来たりして・・・
(なんて言うとファンの方々に失礼?)
特にうちは四国やったし情報なんて何にもないから、
レコード屋のロック好きなあんちゃんの薦めるままに小遣い叩いてレコード買うとった。
今にして思えばあのあんちゃん、
自分の聞きたいレコードを俺をダシに使うて仕入れとっただけやったんやな。
あんちゃん、今でも元気ですか?
まだレコード屋やっとるかなあ・・・
もしまだやっとったら、ひょっとして小さい頃の俺みたいな子供捕まえて、
「これ聞け」
言うてX.Y.Z.注文させとるかも知れん。
そんな子供が俺みたいに道踏み外してロックミュージシャンになったりしてね・・・


さて今日のお題

「足が痛い・・・」

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足が痛い・・・
まだ階段を下りることが出来ん・・・

世界的に有名な和太鼓を中心としたパフォーマンス集団
「鬼太鼓座」
の熱海の合宿所に行って、
よせばいいのに彼らの日課である朝6時半の走りこみに付き合った。

もともとあの大太鼓と言うものには興味があったのだが、
いかんせん縁がない。
レナード衛藤と言うアバンギャルド太鼓奏者とセッションするした時に、
「ちょっと叩かせてーな」
と言ったことがある。
「末吉さん、そんなに酔っ払ってちゃあ鳴ってくれないよ。
太鼓ってのは生き物なんだからね。
俺らや、俺らの両親や、ヘタしたらご先祖様よりも長く生きてるんだから・・・」
この言葉にびびって叩くのをやめた。

「太鼓とは走ることと見つけたり!」
そのレナード衛藤が在籍していた「鼓童」の、
そのさらに大もとである鬼太鼓座の総帥である、
田耕(でん・たがやす)さんの「走楽論」による。
太鼓を叩くことと、走ることと、そして人生までをその理論に乗っ取って論じてゆく。
「走ることによって両の足がしっかと大地に根ざして初めて太鼓が叩けるのじゃ!」
ほう・・・それってヘビメタのツーバス連打にも言えるかも知れんなあ・・・

それより何より、あの大太鼓を叩く筋肉美たるやいかんせん。
二井原のぽっちゃり飛び出た腹を叱咤しながら、
そう言えば俺とて五十歩百歩である。
「よっしゃ!つまり鬼太鼓座に入座すればこのような筋肉美になれるわけやな」
・・・と思いつきまではいつもいいのだが、
普段走るどころか歩くこともせん中年のオヤジがいきなり10kmはキツい。
折り返し地点からは膝の痛みにつき歩くことを余儀なくされた。

皆に遅れてとぼとぼと宿舎に歩いて帰り、
温泉(この宿舎は温泉があるんじゃよ)につかり、
「ご飯ですよ」
と言う声とともに今日のご飯当番の作った朝メシを食う。
やはり運動の後のメシは美味い!
しかし俺は膝痛のためその後一歩も動くことが出来なくなり、
結局はそのまま温泉に入って療養する。
「ご飯ですよ」
と言う声とともに今日のご飯当番の作った昼メシを食う。
やはり温泉の後のメシは美味い!

しかし何が彼らをこのようなストイックな生活に追い込むのだろう・・・
禁酒禁煙はもちろんのこと、
完全な合宿生活のため、プライバシーもへったくれもない。
飯も粗食だと言うので、自慢の中華料理を作ってあげた。
得意の豚の角煮である。
美味い!
やはり素敵な仲間と同じ釜の飯を食うのは美味い!

温泉に入って早めに床に入る。
彼らは隣の部屋で三味線の練習をしていた。
子守唄には贅沢過ぎる調べだった。

翌日はみんなに迷惑かけないように、
みんなより早く走り出して途中で追い抜いてもらおうと思ってたら、
やはり膝が痛くて一歩も動けなかった。
「無理しないで寝てて下さいな」
彼らはそう言っていつもの通り軽々と走って行く。
仕方がないので温泉でリハビリ。
あれって不思議と温泉に浸かってる間だけは痛くないのね。
温泉の中で走ったつもりで足踏みしてみる・・・

「ご飯ですよ」
と言う声とともに今日のご飯当番の作った朝メシを食う。
やはり運動の後のメシは美味い!
・・・と思ったが、よく考えてみると何も運動してへんやないかい!
まるまる24時間以上、何もせずに食っちゃ寝食っちゃ寝の生活である。
しかも飯が美味いのでたくさん食べている。

結局・・・太って帰って来た・・・

あれから数日、
俺はまだ走っている。
痛い足を引き摺りながら、走ると言うよりは這いずっているに近い。
もしちゃんと走れるようになったら、
来年の彼らの中国公演に参加して北京から上海まで一緒に走ってみたいなあ・・・

ファンキー末吉

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みの吉和尚のひとり言
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みの吉和尚とは・・・・

日本人、いやアジア人が初めてアメリカで大成功を収めたハードロックバンド
「ラウドネス」
のボーカルとして、
当時は
「アメリカのハイスクールで今一番流行っていることは何?」
と言う質問に
「ラウドネスの変な英語をマネて歌うこと」
とまで言わしめた、
二井原実のペンネーム。

「アメリカ人は日本製の車に乗り、
日本製のカーステレオで、
日本のハードロックバンドの音楽を聞く」
と大パッシングを受けたその張本人は実はただのアホやった。

「お前英語で喋っててもこんなにアホなんか」
と言う質問に
「自慢やないけどなあ、
バンヘイレンも、モトリークルーも、AC/DCも、
みーんな俺のことアホやと思てるで」
と答えた男。

こんな日本の恥を世界に送り出したのは誰じゃ!

文責:ファンキー末吉
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みの吉12月1日分

12月3日は
記念すべきデヴューアルバム『ASIANN TYPHOON』の発売です!(狂気乱舞!)
皆買ってくれましたか?何?手に入らん?
中には「うちでは取り扱ってません」と言うショップもあると言う噂ですが、
これは間違いです!
もしそう言う場合は「キングレコードのXZDS-1001(シングルの場合)」、
もしくは「キングレコードのXZCS-1(アルバムの場合)」と告げて下さい。
その際には
「あんたX.Y.Z.知らなきゃ遅れてるよ。ダッサーイ!」と言い残すこともお忘れなく。(笑)
注文してくださ~~~~イ!


あっという間に12月になってもうた・・・
今年1999年が明けた時は
「Sly活動休止なってもうたし、
いったいおれはこの一年、いやこの先どうやって暮らして行けばええん。」
と思い悩んでいたのだが、嘘のように早い一年やった。

XYZ・・・
思い起こせば今年の初めに本気でロックシンガー引退を考え、
本当に気のおける人間にE-mailで「今後の身の振り方」を相談したりしたのが
そもそもの切っ掛けやた。
ほんの数人の友人に「人生相談」という形で送ったと思う。
どう言う基準でその友人を選出したかは不明だが心の声に従って送ったと思う。
内容は
「現在の業界を考えてみると、わしのスタイルの音楽、ヴォーカルは
もう必要無いのでは無いか。
わしの居るべき場所が見つからん・・・」
みたいな完璧に落ち込んだ内容だったと思う。

ファンキー末吉・・・
その数人の友人の中にファンキーの名前があった。
雑誌等のインタヴューで答えている通り彼とは10年以上の付き合いである。
とにかく一緒によく飲んだな。
ただ海外へ進出していた頃の数年は全く音信が途絶えていた時期もあったけれども、
節目節目に何故か彼の存在はあった。
一番記憶に残っているのはやはりLOUDNESS脱退時、
傷心帰国した時の彼からの留守電のメッセージが一番印象に残っているな。
このことはいつぞや既に書いたと思うが。
彼はそのこと全く覚えておらんから困ったもんじゃ。
とにかく、そんな彼に「人生相談」したのがXYZのはじまりと言ってもよいだろうな。
メッセージ送信後すぐに彼から電話があって、すぐに会う事となった。

「まー人生色んな事がありまっせ、二井原」・・・

彼がその当時どんな活動をしているかはあまりよく把握していなかったが、
裏方さん的動きに徹していた(そうしたい?)ような気がする。
「夜総会バンド」もその一つですな。映画音楽とか、出版物も手掛けておったり、
飲食産業事業にも精を出したりと、とにかくバイタリティーの塊のようなお人であった。

「なんでや。生活の為に仕事探すんやったらおれの店でもやるか?
それしながら音楽出来るで。」・・・

優しい言葉やったな。その時なんかほっとした感じだったな。
彼のその気持ちで十分やった。
それ以上仕事の話はせず、中国の話やら、将来の音楽の事やら、
セラピーを受けるがごとく流れるままに会話していた。
よくよく考えてみると、
わしはその頃数週間以上人と会話らしい会話をしておらんかったのでは無いかと思う。
多分そんな生活から精神的に鬱状態にまでなっていたのかもしれない。
とにかく人と話す事で随分と気が晴れたのは言うまでも無い。
その夜別れ際に、「おれ、ソロの為に曲ためてあるねん」と話した。

「テープすぐ聞かせてや」・・・

わしはソロ用に数十曲近くためていたが、
次の日暇だったので早速テープを彼のところへ持って行った。
それで彼とこれからどうなる話しでも無いのだが、
感想でも聞けたらええかな、なにかこれからのよいアドバイスでもくれたらな
と思っていたぐらいだった。
その内容はおおむねスローな曲が多かった。
それこそヒーリングミュージックの様なものまであったり、
コンピューターで打ち込んだソウル、ポップスヴォーカルものが中心だった。
激しいメタルっぽいものはほとんど作っていなかった。
内心自信があって、ファンキーからの感想を聞くのが楽しみだった。

「悪いとは言わんが、何かちゃうやろ」
「やっぱり皆が聞きたいのは激しいギターのサウンドにのった二井原のシャウトちゃうの?」
「ロックバンドやるで!」・・・・

有無も言わさない衝撃的な発言であった!
バイタリティーの塊である。
わしはめまいがした。(笑)
「何言うねんこのおっさん!」(爆笑)

続く・・・・


****今日の一言!******

モロの毛・姫

愛は地球を巣食う

ERP = Early Retirement Program = リストラ

飢え様 お食事でございまする

夏の孝行野球     -両親のために一生懸命さ

フリントン大統領

うちの不良細君もなんとかして!    -大蔵大臣殿

無断転載すんまそん!

みの吉

Posted by ファンキー末吉 at:21:00 | 固定リンク