日本に帰ってファンキーStudio八王子ではいろんなレコーディングが行なわれた。
まず小林エミさんのレコーディング。
今回は東京に来る度にレコーディングしてアルバムを作ろうではないかという企画である。
まずはパソコンで作ったDEMOに仮歌を歌ってもらってKeyやTempoを決める。決まった頃、関西から重鎮ギタリスト西野やすしさんもやって来た。
空手の師範代も務めるという変わり種である。
エミさんの昔のレパートリーのリアレンジバージョンのガイドギターを録音し、この日は終わり。
もう1曲録音する予定だったが、
翌日ベーシストと一緒に演奏して録るのがよかろうということで翌日に持ち越しである。
ベーシストはバーベQ和佐田。
これがまた・・・太い・・・。
エミさんも・・・太い・・・。
ワシも・・・太い・・・。
うちのスタジオ・・・狭いのよ・・・。
現役の空手の師範代である西野さん以外はみんな・・・デブである・・・。
ドラムがブースを占領してしまうので、
狭いコンソールルームに身を寄せ合ってレコーディングし、
無事に3曲のガイドラインは仕上がった。
「空気が薄くて苦しい・・・」
と西野さんが逃げ出す場面も・・・
翌日はXYZの新曲レコーディング。
毎月新曲をリリースするというのは予想外に大変な作業である。
リハーサルで構成も決め、ギターとベースのガイドも録ってあるので、
それを聞きながらひとりでドラムをレコーディングする。
ひとりで録音すると往々にして終わらない。
「ちょっとヨレてるかな」
などと思いだしたら無尽蔵に録り直しが出来るのだから・・・。
やはり「今のちょっとヨレてた?」と聞いて、
「いや、別にヨレてませんでしたけど」
と答えてくれる人が必要なのである。
ちょっとツボに入って夜には2曲叩き終わった。
今度もなかなかいい作品が仕上がりそうである。
そして次の日は私がドラムではなく長谷川浩二くんのバンド「Steel Angel」がやって来た。
ファンキースタジオにXYZドラム以外がセットされるのは初めてのことである。
おうっ!!!Pearlの垂れ幕の前にTAMAのドラムがぁ!!!
「Steel Angel」はエンジニアも連れて来たので私は用なし。
嫁を連れて西寺実の追っかけしに名古屋まで車を飛ばす。
「Steel Angel」よ!素晴らしいアルバムを期待する!
5月のツアーでまた会おう!!