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2011/04/28

朝日新聞の取材

ヒロキ君のことで一度朝日新聞の取材を受けた。
後に違うセクションから取材依頼を受けたがその旨を話して社内で解決してもらうことにした。


しかし今回は内容が違う。
「二井原実さんのことに関して」
と言う。

聞けば先日震災後二井原がライブを決行して
「自粛被害」にあったことの追加取材のようだ。

まあこの「自粛被害」というのは今ワシが考えた日本語であって、
もちろん「中立」を固持して取材せねばならない朝日新聞の記者が言い出したことでも何でもない。


ワシは思うのだが、
それにしてもこの新聞記者という人達のバイタリティーはもの凄い!!

この人は昼過ぎにワシのところに電話をくれた。
「今私は大阪にいますが、よろしければ今から八王子まで飛んで行きますから」
と。

「すんません、私は今高知にいるんです・・・」
そしたらこの人は本当に高知まで飛んで来た。

キチガイである・・・(笑)

この人はワシに聞いた。
「あの二井原さんのライブの顛末は一体どうだったんですか」

とどのつまり「インタビュー」であるからして、
ワシは自分の意見を2時間とくとくと喋った。
これはワシが喋った内容であって、
記事にどのように載るかはワシの知るところではない。

だがワシはここに、この記者に喋った内容をここに記しておこうと思った。
それはこの記者が非常にクレイバーで、
ロック魂に対抗すべき記者魂を持っていたことと、
ぼちぼちこの「自粛被害」からこの国は立ち直るべきだと思ったからである。


ことは震災の数ヶ月前、
(ワシが思う)二井原実の真骨頂とも言うべき、
ルーツとも言うべきR&Bのセッションでバースデーライブをやろう、と。

しかしその日の前々日に震災は起こった。

うちの店は「出演する人」の立場でモノを考えているので、
その後にいろんな人が
「キャンセルします」
という出演者は当然ながら無条件にキャンセルを受け付けた。

当然である!!

うちの店は仮にもX.Y.Z.→Aという「バンド」がやっている店である。
出演者の立場になって店を運営しなくてどうする!!
どうせ赤字の店なのである。
その日にキャンセルされて別に商業的にどうでもない。

しかし逆を考えてみろ。
「震災があっても俺はライブをやりたい」
という人を拒絶してそれで店をやっていけるのか!!

ワシはキャンセルする人には何も言わず、
ライブをやりたいという人のためには発電機まで買いそろえて
この店の「生き様」を示した。

その生き様に共鳴してくれるミュージシャン
(例えばこの人)とかがいるからこの店は赤字でもまだ潰れずにいる。


話を二井原に戻そう。
あの時、二井原は決行するかどうか悩みに悩んだ。
ワシは「お前のライブじゃ、お前が決めろ」と言った。

もちろん「中止にする」と言ってもワシは何も言わない。
そりゃ予約で満席になってる二井原ライブが
中止になったりしたら店の売り上げとしては大赤字だが、
ミュージシャンに負担をかけてまで営業をしてたのでは、
当初のこの店を作った「生き様」が問われるところである。

記者にも言ったが、
ワシは二井原はまずキャンセルするだろうと思っていた。

なぜなら二井原はワシと違って「優しい人間」である。
ワシなんかは例えば、
ワシが何かをやることによって誰かが傷ついて、
でも誰かが救われるなら迷わず「やる」ことを選択する。

でも二井原は違う。
「誰かが傷つくんだったら」
と考える人間である。


そこでちと考えてみて欲しい。
二井原は関西人である。
当然ながら関西大震災は自分の故郷がやられた災害である。
ヤツはそれなりに考えたのであろう。

「俺がこれをやると被災地の人々が悲しむのか?」

この考えはワシらにとって一番大切な考えであり、
また逆にクレームを言ったアホどもにとっても共通の考えなのだろう。

普段から好戦的で強気なワシだが、
もしもクレームを言った人間が被災者であってたとしたら、
「それは気分を概して申し訳ありません」
と答えるしかない。

「私はロックを職業とするものです。
それがあなたをこれほど悲しませるなら・・・」
ワシはその場で日本を捨てて中国に永住するだろう。

しかし考えてもみてくれたまえ!!
二井原を誹謗中傷した全ての人間は被災者ではないのだ!!


この記者はこう言った。
「僕は震災のその日に会社のヘリに載せられて福島に飛ばされました。
原発から3kmまで行きました。
次の日に原発が爆発しました。
電話も通じません、ひたすらラジオを聞きました」

そんな人間がワシに言った。
「被災者が東京で今日ロックをやったって何も思いません!!
むしろ関係ありません!!
被災者は自分の生きてゆくことで一生懸命なんです」


ここで話を整理してみよう。
二井原の掲示板に誹謗中傷を書き込んだアホも、
「とにかくお前は謝れ」とメールを送ったアホも、
誰もひとりとして被災者ではないのだ!!
お前らが言ってる「自粛しろ!!」という発言は、
どれだけ日本の経済に損失を与えてる?!!

武道館クラスのコンサートは1本キャンセルしたら数千万の赤字が出るんじゃぞ!!

うちの嫁は関西大震災の被災者だが、
「あの時、電気もガスも水道もない中で、
私の心の支えはロックだった」
と言う。

二井原は運悪く誹謗中傷の的となったが、
シンディーローパーがその矛先を変えた!!

アホどもも、みなも今になってみたらこうは思わんか?
自粛は人の勝手じゃが、
自粛してこれだけの損害が出たら、
それだけ復興が数年送れるんじゃぞ!!

あの頃、日本国民はあまりのショックで頭が変になっていた。
誰も喜ばない「自粛」を、
何百億も損害を出して一体誰のためにやっていたのか・・・


いろんな判断はその時には正しいかどうかは誰にもわからない。
だけど「歴史」というものが最終的にそれを評価する。

お前ら、こんなことを想像してみぃ!!
二井原は震災後2日目にライブを決行した。
シンディーローパーはもっとその後だ。

あらゆるアーティストが二井原と同じ時にライブを決行してたとしたら、
この国が抱える赤字は数億、数十億単位で軽減された。

すなわち復興は数年早くなったんだ!!


過ぎたことをとやかく言っても仕方がない。
ワシらがやるべきことは何か?

働け!!金稼げ!!金使え!!飲め!!食え!!笑え!!ロック聞けぇ!!

よろしい!!
日本人は世界最優秀の民族やと思う!!
戦後の焼け野原をここまで持って来た。
関西大震災もその他あらゆる困難も乗り越えて来た。

アホどもよ!
もうぼちぼち頭も落ち着いたじゃろ。
もう金輪際「自粛をしろ!!」という「暴力」を人にするのはやめようぜよ。

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