デブが来りてピアノ弾く
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2010年06月28日(月)
7月1日(木)張張お疲れさんライブ(激辛火鍋1000円食い放題)に集まれ!!

アウェーインザライフのために来日したデブのキーボード張張も
2ヶ月以上の滞在を経て7月2日には帰国!!
今日の田川ヒロアキのセッションと7月1日のお別れライブで最後となります。

TagawaZhangZhangSession.jpg

今日天才田川ヒロアキにガチでついていってるデブに涙!!

思えばこの2ヶ月はデブを大きく進歩させた2ヶ月であった。
この芝居で三柴理のピアノを死にものぐるいでコピーし、
和佐田ツアーでは素晴らしくもアホな仲間達と日替わりセッションをくりひろげ、
ヒマがあるとLive Bar X.Y.Z.→Aに来て一流のミュージシャンとセッションした。

大高清美さんの超絶プレイに絶句した
納浩一Jamセッションで揉まれて落ち込んで、
そしてまた這い上がってセッションする。

「世の中にはこんな凄いミュージシャン達がいるのか?!!」
目を白黒させるデブはワシはこう言った。

中国に帰ってこの話をしてみな、
みんなまずこう聞くぜ。
「ほう、その人達は有名なのかい?」
と。
そのキーボーティスとは坂本龍一や小室哲哉より有名なのか、と。
お前はその時に胸を張って言ってやれ!
「無名です!!」
とな。

中国の才能のあるミュージシャンはある程度金が稼げるようになるとみんな「名声」に走る。
「音楽と心中しよう」なんて輩はひとりもいない。
だから人を「有名かどうか」で判断しようとする。
つまり一方方向の価値観しかないのだ!!
だから人をその価値観で判断しようとするし、
自分もその価値観で判断されようとする。

幸いバブルも終わった日本にはそれだけではない価値観が存在する。
売れるだけが正しい、金持ちだけが正しい、
そんなアホな価値観に振り回されてみんなが不幸になってしまった国なのだ、ここは。

昔ワシが日本で知り合った中国人はワシからドラムを教わりたいと言って、
ちょこっとだけ教わった後こう言った。

「ここで教わったことは僕だけのもんです。
中国に帰っても絶対誰にも教えません!!」

もったいないということか?
これは自分が人を押しのけて有名になるための、
お金持ちになるための手段ということか?

残念ながら「芸」に「近道」はない!!

デブは少なくとも今は身体で理解している。
アウェーインザライフの役者さん達が
あの「芸」を習得するのにどれだけの時間を費やしているのか、
あの緻密な仕事をミスなくこなす裏方さんだけがどれだけの人生をこの仕事に懸けているのかを。

それがデブの一番勉強になったことだと思う。
「一芸に秀でた人」とはどういう人なのか、
その「人生」とはどういうものなのか、
それを体感出来たのは彼の人生で一番大きな体験なのではないか。

中国人は日本に旅行ビザが簡単に取れるようになったと言うが、
100万円近い現金を国家に預けて無事に帰って来たら返してやるよというやり方では、
まだまだ彼のような若いミュージシャンが日本に来るチャンスはほとんどないと言って過言ではない。

舞台が終わったのだから泣いても笑ってもデブは帰らねばならない。
次にいつまた来れるのかはわからないのだ。
せめてその最後の夜ぐらいそんな素敵な日本の友人達が大騒ぎをしながら送り出してやりたい。

ということで7月1日(木)は張張お疲れさんライブを企画しました。

Dr.ファンキー末吉
Dr.高仁範
Ba.仮谷克之
Ba.和佐田達彦
Kb.進藤陽悟
Gt.田川ヒロアキ
等彼が日本で知り合ったミュージシャン達がJamセッションで彼を送り出します。

みなさんお時間がありましたら是非一緒に彼を送り出してあげようじゃありませんか!!

なお、餞別はレトルトカレーが喜ばれます。
「こんな旨いものが世の中にあったのか」
というので毎日食わしていますが今だに飽きてません。

ではみんな!!
7月1日(木)張張お疲れさんライブ(激辛火鍋1000円食い放題)にレトルトカレー持って集まれ!!


カテゴリ:Live Bar X.Y.Z.→A, デブが来りてピアノ弾く
 
デブが来りてピアノ弾く
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